(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記中央処理装置(36、40)の各々が、前記第1および第2のメモリの各々の中にデータを格納するように構成されている、請求項1に記載の個人用情報端末(9、33)。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、これら欠点の全てまたは一部を解決することを目的とする。
【0006】
その目的のために、第1の態様によれば、本発明は携帯型個人用情報端末に関し、個人用情報端末は、
第1の画面を備え、第1の中央処理装置が第1のメモリを管理する携帯電話と、
少なくとも1つの第2の画面を備え、第2の中央処理装置が第2のメモリを管理するケーシングであって、内部に携帯電話の少なくとも一部を取り外し可能に受容し保持するように構成された凹部を含むケーシングと、
ケーシングの中央処理装置と携帯電話との間の通信手段と、を含み、
中央処理装置の内の少なくとも1つは、第1および第2のメモリの各々の中にデータを格納するように構成されている。
【0007】
上記構成により、少なくとも1つの中央処理装置の内周辺機器、例えば画像センサ、キーボード、タッチ感知式画面、および通信ネットワークとの通信手段は、2つのメモリにデータを提供することができる。従って、データの共有がより容易になり、携帯電話をケーシングから分離したときに、ユーザは必要とする格納されたデータを有する。
【0008】
実施形態では、中央処理装置の各々が、第1および第2のメモリの各々の中にデータを格納するように構成されている。
【0009】
上記構成により、ケーシングおよび携帯電話の2つの中央処理装置は、ユーザの指示に従ってデータを共有することができる。
【0010】
実施形態では、携帯電話は第1の画像センサを含み、ケーシングは、携帯電話がケーシングの凹部内に少なくとも部分的に挿入され保持されたときに画像センサが位置する位置において、凹部から横切る開口部を含む。
【0011】
上記構成により、携帯電話の同じ画像センサが、携帯電話がケーシング内に挿入されていないときには携帯電話用にも使用され、携帯電話が少なくとも部分的にケーシング内に挿入されているときには、ケーシング用に使用される。
【0012】
実施形態では、ケーシングは、開口部から5〜8センチメートルの距離に配置された第2の画像センサを含む。
【0013】
上記構成により、2つの画像センサは、成人ユーザの目の瞳孔間の離間距離に実質的に等しい視点の離間距離を有する3次元画像を撮ることができる。中央処理装置の内の少なくとも1つは、第1および第2のメモリの各々の中にデータを格納するように構成されており、メモリの内の1つは、両方の画像センサからの画像を受信することができ、従って立体画像を保持することができる。
【0014】
実施形態では、第2の画面は自動立体視タイプである。
【0015】
上記構成により、2つの画像センサによってキャプチャされた立体画像をケーシングの画面上で見ることができる。
【0016】
実施形態では、ケーシングはそのハウジング内に、携帯電話が少なくとも部分的に凹部の中に挿入されたときに、携帯電話のコネクタに接続するように構成された少なくとも1つのコネクタを含む。
【0017】
上記構成により、中央処理装置の間の通信手段はこのコネクタを含む。従って、エネルギー消費量が削減される。更に、ケーシングは、携帯電話のバッテリに給電し、かつバッテリを再充電することができる。
【0018】
実施形態では、ケーシングはキーボードを含み、第2の画面は、ケーシングの外側に向いているときはキーボード上をスライドし、キーボードを覆っていないときは回転し、またはケーシングの内側を向いてキーボードを覆うように取り付けられている。
【0019】
上記構成により、ユーザは、画面がキーボードを覆っていないときは、傾けることのできる画面を有する携帯型コンピュータを有し、画面がキーボードを覆いケーシングの外側に向いているときはタブレットを有する。
【0020】
実施形態では、第2の画面は2つの対向する側面上に2つの側部スタッドを含み、ケーシング内の第2の画面の支持体が2つの対向する側面上に、第2の画面のスタッドの並進移動をガイドする2つのレールを含み、支持体はまた、上記側面上に2つの側部スタッドを含み、第2の画面は上記側面上で支持体の側部スタッド用のガイドレールによって囲まれている。
【0021】
上記構成により、画面はキーボードを含む支持体上をスライドし、このキーボードを隠すか、またはユーザにとってアクセス可能とするかのいずれかとすることができる。
【0022】
実施形態では、支持体の各レールは、その端部の内の一端に、第2の画面の縁部に位置する電気接点に対応する円弧状の電気接点の組を有する円形の開口部を有し、第2の画面の電気接点は画面の傾斜中に支持体の電気接点上をスライドする。
【0023】
上記構成により、第2の画面は、様々な傾斜位置において、表示される画像の信号と、その光源から電力を受ける。
【0024】
実施形態では、支持体の各レールは、レールの端部の内の他端に、第2の画面がケーシングの外側を向いてキーボードを覆っているときに、第2の画面の電気接点を支える電気接点を有する。
【0025】
実施形態では、ケーシングは、第2の画面の内側のスロット内に格納された第3の画面を含み、第3の画面は引っ張ると第2の画面から出て、次いで第2の画面と縁が揃うように配置される。
【0026】
上記構成により、第2の画面の表面積は第3の画面によって2倍になる。
【0027】
実施形態では、光結合素子は第2の画面および第2の画面の支持体にそれぞれ固定され、光結合素子は画面が画面支持体に対して回転運動している間は、対向して配置されている。
【0028】
上記構成により、画面とその支持体との間の通信は、より信頼性が高くなり、かつ非常に迅速になる。
【0029】
実施形態では、ケーシングは、携帯電話が凹部内に収容されていて電話を受けるときに、通話するためのキーを含む。上記構成により、ユーザはケーシングの凹部から携帯電話を取り出す必要なく着信を受けることができる。
【0030】
実施形態では、中央処理装置の内の少なくとも1つは、ケーシングと携帯電話との共同動作を命令するように構成され、それにより3次元画像を伴う写真デバイスまたはカメラ動作モードにおいて、
−画像センサは両方とも、任意選択的にデジタルズームを介して、同じ視野を有し、かつ同期される。
−2つのキャプチャされた画像の組み合わせによって得られた立体画像は、第1および第2のメモリの内の少なくとも1つのメモリ内に保持される。
【0031】
上記構成により、センサの内の1つが可変焦点対物レンズ(ズーム)を有していても、画像取得は自動的に行われ、寸法および時間に対して同期される。
【0032】
実施形態では、中央処理装置の内の少なくとも1つはケーシングと携帯電話との共同動作を命令するように構成されており、それによりタブレット動作モードにおいて、スマートフォンの第1の中央処理装置が第2の画面を管理し、第1および第2のメモリが同じアプリケーションデータを含み、オフのままの第1の画面がタッチスクリーンに置き換わり、第2の画面が携帯電話として機能する。
【0033】
上記構成により、タブレット動作において、特に電力および計算速度の点で携帯電話のリソースが活用される。
【0034】
実施形態では、中央処理装置の内の少なくとも1つは、コンピュータ動作モードにおいて、ケーシングがテキスト処理およびインターネットブラウジングを含む従来のコンピュータ機能を実行するように、ケーシングと携帯電話との共同動作を命令するように構成される。
【0035】
従って、ユーザはコンピュータの典型的な機能を有する。
【0036】
タブレットおよびコンピュータ動作モードを実施する実施形態では、コンピュータ動作モードはタブレット動作モードと同じオペレーティングシステムを実施せず、オペレーティングシステム間の切り替えはケーシングの画面の位置の変更中に自動的に行われる。上記構成により、ユーザがこれらオペレーティングシステムを自分で切り替える必要はない。
【0037】
実施形態では、中央処理装置の内の少なくとも1つは、第2の画面が表示用および触覚的な押圧のキャプチャ用の周辺機器として使用され、キーボードはテキスト入力用に使用される、拡張された携帯電話動作モードにおいて、ケーシングと携帯電話との共同動作を命令するように構成される。従って、ケーシングは、特にマイクロプロセッサの電力および速度の点では限られたリソースを有することができる。従って、個人用情報端末は安価である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
図15および
図16に見られるように、個人用情報端末9は、2つの主要部分、すなわちケーシング1および一般的にはスマートフォンである携帯電話7を含む。ケーシング1の凹部6は、スマートフォン7の少なくとも一部の外形と、スマートフォン7を凹部6内の所定位置に保持する手段とを有する。スマートフォン7は、第1の画面16を含む。ケーシング1は、第2の画面3を含む。
【0041】
図15および
図16に示す実施形態では、ケーシング1はまた、キーボード2を含む。好ましくは、画面3は、キーボード2に対して移動可能であり、それにより
図7に示すよう外側を向いて、または
図8に示すように内側に、すなわちキーボード2の方向を向いているのいずれかで、画面3はキーボード2を覆う。
【0042】
ここで、
図1〜
図6を参照して、ケーシング1の6つの面を説明する。
図1は、
図6、
図9および
図20に示す、ケーシング1の画像センサ4およびスマートフォン7の画像センサ4’、の内の少なくとも1つの画像センサで得られた画像を取得するためのマン/マシンインタフェースを示す。キー21は、静止画または動画の、画像取得の起動を可能にする。キー23を実行することによって選択される写真モードでは、キー21を押すと写真のキャプチャが起動され、長押しするとバーストを撮ることができる。キー23を実行することによって選択されるビデオモードでは、キー21を押すとビデオのキャプチャが開始され、それを2回目に押すとビデオのキャプチャは停止する。キー20によって画像センサ4の光学セットが展開され取得機能が起動される。キー20を2回目に押すと、画像センサ4の光学セットが後退し取得モードが停止する。キー23は、2D写真、3D写真、2Dビデオ、3Dビデオの4つの位置を有するスライダである。3D写真およびビデオの場合、キー21は、センサ4による画像のキャプチャおよびセンサ4’による画像のキャプチャを同時に命令し、3D写真モードではフラッシュ5(
図6)の起動を指令する。
【0043】
キー31は繰り返しタッチすることで、フラッシュ5を自動モード、または強制モード(フラッシュが常に発光される)、またはフラッシュレスモードのいずれかに調整することが可能になる。選択されたモードはロゴを介して画面3上に表示される。デフォルトでは、オンにするとフラッシュは自動モードに設定される。取得デバイスの、他の更に高度なパラメータはタッチスクリーン3を介して入力され、スマートフォン型のデバイスおよびカメラに関して当該分野で行われていることと同等である。
【0044】
キー22は、取得モードにおけるスイッチであり、画像センサ4のズーム対物レンズ(光学ズーム)に作用し、左を押すと焦点距離が拡大し、右を押すと縮小する。最初は光学ズームが起動され、限界閾値(例えば、5倍)に到達すると、デジタルズームに取って代わる。画面3上のカーソルは、ズーム対物レンズの焦点距離を示す。3D画像を撮るためには、2つの画像センサによってキャプチャされた画像の光学画角が等しくなるように、センサ4’によってキャプチャされた画像にデジタルズームが適用される。
【0045】
非撮影モードでは、キー22はケーシング1のスピーカの音量に作用する。
【0046】
図2は、反対側の面を示し、その右側には個人用情報端末9の動作を停止または開始する一般的なオン/オフキー17を有する。個人用情報端末9がオンのときに、キー17を2回押すとスピーカ機能が起動する。
【0047】
図3は一組の電気接点8を有するキーボード2を示し、画面に給電し、表示されるデータを画面に供給し、画面から触覚関連データを受信することを可能にしている。
【0048】
図4は、スマートフォン7を少なくとも部分的に受容し保持することを可能にする凹部6、およびスタイラス(図示せず)用の凹部20を示す。また右側には、雌コネクタ31を見ることができ、ケーシング1のバッテリ(図示せず)を、また凹部6内に保持されている場合にはスマートフォン7のバッテリを再充電することを可能にしている。
【0049】
図5は、イヤホン用の、および任意選択的にマイクロフォン用の接続ジャック32を示す。
図6は画像センサ4および4’、ならびにフラッシュ5を示す。スマートフォンが凹部6内に収容された状態でスマートフォン7の画像センサ4’が写真を撮るために、貫通開口部が
図6に示す面の壁を横切っている。好ましくは、画像センサ4と4’との間の距離は、成人の目の瞳孔間の距離、または5〜8センチメートル、好ましくは6〜7センチメートルに対応する。従って、3Dまたは立体画像は、成人の標準的な視野を表す。
【0050】
図7は、キーボード2を覆い、外側に向いた画面3を示す。この構成では、個人用情報端末9はタブレットとして使用される。
【0051】
図8は、キーボード2を覆い、内側に、すなわちキーボード2の方向に向いた画面3を示す。この構成では、画面3は保護され、個人用情報端末9をポケットに入れることができる。
【0052】
表示画面30は、スマートフォン7が凹部6内にある間に着信があった場合に、発信者の番号と、任意選択的に発信者の名前を見ることを可能にする。また
図8では、画面3に給電するための一組の電気接点13を認めることができる。画面3がタブレット機能に戻ると(
図7)、電気接点8(
図3)と13のセットが電気的に接触し、ケーシング1の電子装置が画面3に給電して、表示されるデータを画面に供給し、代わりに触覚的な入力データを受信することができる。
【0053】
着信モード(スマートフォン7が凹部6内にある)では、発信者の番号または名前は画面30上に現れる。この状況でキーを短く押すと、通話状態になり、ユーザはケーシングを握って耳に当てる。同じ状況(着信モード)で長押しすると、通話が拒否される。
【0054】
上記の状況では、着信中および非通話中はいつでも、ユーザはスマートフォン7の目に見える縁部を押して、通話拒否を解除することができる(プッシュプルデバイス)。ユーザはスマートフォン7での会話を切断せずに継続しながら、同時にケーシング1は別の用途のために利用可能になる。
【0055】
図9は、ケーシングの背面、ケーシングの対物レンズ4、スマートフォン7の対物レンズ4’、フラッシュ5、スピーカ29およびマイクロフォン28を示す。
【0056】
図10は、画像センサ4の対物レンズが展開されたケーシングを示す。
【0057】
図11は、画面3とケーシング1の画面支持体との間の連結部を示し、スタッドは支持体に固定され、スタッドは画面3に固定され、画面3および支持体のレールによってそれぞれガイドされる。
【0058】
画面3の開放システムは、2つの並置されたレール25および27の原理に基づいている。レール25および27の各々は、その端部の内の一端にスタッド26および24をそれぞれ備えている。一方のスタッドは他方のレールによってガイドされる。これらのレールおよびスタッドは、画面3の小さい方の各側面上に対称的に配置される。従って、2つのレール27は画面3の各側面上に固定され、画面支持体各側面上の2つの他のレール25はキーボード2に固定される。
【0059】
画面3が画面支持体に組み立てられると、画面3に固定された2つのレール27の2つのスタッド24は画面支持体の2つのレール25に係合し、画面支持体に固定された2つのレール25のスタッド26は画面3の2つのレール27に係合する。開放されると、画面3は、
図19最上部の閉鎖ケーシング位置から、
図19最下部のタブレット位置まで、その移動の全体にわたってガイドされる。中間位置は、
図19の最上部から最下部に連続して示されている。
【0060】
図12は、画面支持体上の画面3の回転、および対向する電気接点を示しており、画面に給電し、画面とデータを交換することを可能にしている。開放ケーシング位置では、画面3は、ユーザが望むように、いくつかの回転位置をとることができる。この目的のために、画面3の基部上に配置された一組の電気接点10は、別の電気接点11のセットと電気的に接触しており、円弧を形成し、いくつかの回転角度に応じて画面3への給電を可能にする(
図11)。ケーシングの電子装置は並行して、電気接点11および8に供給する。電気接点10および13の組は、導体の束(図示せず)によって接続されている。画面3が閉じられているか、または一定の開放角度を超えると、電気接点10とコネクタ11は分離し、画面3が消灯する。従って、ケーシング1と画面3は、円弧を形成する一組の電気接点11上で回転しながらスライドする、画面3の基部上に位置する一組の電気接点10のおかげで電気的に接触したままであり、それにより画面3は広い角度範囲にわたって連続的に接続されている。
【0061】
ケーシング1の境界上に配置された別の一組の電気接点12(
図14)は、一組の電気接点8と置き換えるか、または一組の電気接点8と並列に使用することができ、ケーシングがタブレットモードに置かれたときに、画面3の一組の電気接点10’との接続が可能になり、画面3の基部上に配置された一組の電気接点10と並列に接続される。
図13は、凹部6内に収容されたスマートフォン7、および剛性の電気接点18によってスマートフォン7に接続された可撓性の電気接点19を示す。
図14は、電気接点10と並列接続された剛性の接点10’と電気的に接触した、支持体の境界上の一組の電気接点12を示す。
【0062】
従って、個人用情報端末9は、小型コンピュータのキーボードに匹敵する人間工学的な実際の機械式キーボード2(
図3)を有するケーシング1(
図7)と、長時間の使用に快適なサイズを有する画面3(
図6)の形態をとっている。しかし、いったん閉じられると、ケーシング1はジャケットのポケット、またはシャツに収容するのに適したサイズを有している。このケーシングは、現在のスマートフォンのような通信手段、ならびにスマートフォンのあらゆる属性、内部メモリ、外部メモリ、「Bluetooth(登録商標)」、Wi−Fi(登録商標)、NFC(近距離無線通信:Near Field Communicationの略称、登録商標)などの通信手段および通信プロトコルに従う近接接続を有し、実際の従来型カメラまたは3Dカメラを組み込んでいる。
【0063】
スマートフォン7は、最新世代のマルチコアマイクロプロセッサを有する高度な電子装置を有し、少なくとも1つのSIM(subscriber identity module、加入者識別モジュール)カードを受容することができる。ケーシング1は、一組の電気接点および/または光リンクを介して、スマートフォン7の電子装置の中に統合された演算能力を活用することによって、その電力および性能を引き出す。しかし、ケーシング1の電子装置は、Wi−Fiネットワークを介したインターネット接続、パーソナルアシスタント、ならびにビデオ再生または音楽の聴取などの、日々の自律的な使用のために設計されている。
【0064】
ケーシング1およびスマートフォン7は各々、専用のバッテリを有する。スマートフォン7が凹部6内に収容されているときには電源が接続されており、一方では、ケーシング1とスマートフォン7とを単一の電源で充電することができ、他方では、必要に応じて適切なソフトウェアのおかげで、2つのバッテリの充電の均衡を保つことができる。一例として、スマートフォン7のバッテリが弱くなった場合、凹部6の中に挿入することで部分的な再充電が可能になり、逆に、ケーシング1のバッテリをスマートフォン7のバッテリで再充電することができる。
【0065】
ケーシング1にはまた、実行されたときにケーシング1から出るように設計され(
図8)、光学ズームを有する高品質の対物レンズ4などの、静止画または動画を撮影することができる手段、ならびに例えばキセノンタイプの実際のフラッシュ5が備えられている。ケーシングの内側ではテレスコープ式対物レンズを使用することも可能であり、その像は45°ミラーによって外部に送られる。
【0066】
更に、ケーシング1は、対物レンズ4’を有するそれ自身のカメラを備えるスマートフォン7を受容するように設計された凹部6を一体化し、それによりセンサ4’の対物レンズの光軸とケーシング1の対物レンズ4の光軸との間の距離が、成人の目の瞳孔間の平均離間距離と対応する(
図7)。
【0067】
記載された実施形態では、ケーシング1は3つの位置をとることができる(
図19)。
−閉鎖ケーシング位置(最上部)。2D、3Dの写真デバイス/カメラ、およびスマートフォンのみが機能する。
−開放ケーシング位置(
図19最上部から3つ目の配置)。この位置では、携帯型コンピュータと同様にキーボード2および画面3の使用が可能になる。この開放は同様に、ユーザが選択した傾斜に至るまで、画面3を回転軸26(
図11)上で旋回させることにより行われる。
−タブレットモード位置(
図19の最下部)。
【0068】
閉鎖ケーシング位置(1番目の図)からタブレット位置(6番目の図)に移動するには、画面3を180°に開く必要がある。画面3とケーシング1はこの時同じ平面にある(4番目の図)。次に、画面3がケーシング1に完全に重なり合うまで(6番目の図)、画面3を並進移動させる(5番目の図)。
【0069】
上述の3つの位置をとるときの、画面3の極めて大きな変位を想定すると、早期損傷の危険性があるため、画面3に給電するための導体の束の使用はあまり推奨されない。従って、画面3は、一方がキーボードの上側部分に、他方が閉じたケーシング13の下部に配置された、一組の電気接点8によって給電される。画面3がタブレット機能に戻ると、電気接点8と13の組が電気的に接触し、ケーシング1の電子装置が画面3に給電することが可能になる(
図3および
図8)。
【0070】
実施形態では、ケーシング1の画像センサ4およびスマートフォン7の画像センサ4’によって同時に入力された静止画または動画の取得により、両目の各々に入る画像をシミュレートするので、立体視を可能にする信号を生成することが可能となる。このため、2つの対物レンズを隔てる距離は平均瞳孔間距離、すなわち65mmに対応し、適切な処理によって立体の写真またはフィルムを生成することが可能となる。
【0071】
センサ4およびセンサ4’によって入力された画像の両方を統合する3D信号は、画面3が自動立体視タイプである場合には、すなわち、右目で知覚された画像と左目で知覚された画像とを区別するように設計されたレンズ状の層をその表面上に備えて立体視を再構成する場合には、ケーシング1に組み込まれた電子回路および専用のソフトウェアによって可能となった処理のおかげで、画面3によって直接活用することができる。
【0072】
画面3が自動立体視でない場合は、ケーシングの電子装置によって処理された3D画像は、この時点で既知の技術、例えば、偏光または色付き眼鏡(パッシブ)、同期式(アクティブ)を用いて、眼鏡を用いて感知することができる。
【0073】
3D信号をスマートフォンおよび/またはケーシング1のメモリ内に記録して、ビデオプロジェクタ、テレビなどの3D用に設計された表示システムによって活用することができる。
【0074】
図17および
図18に示す実施形態では、第3の画面14が、画面3の内側のスロット内に格納され、引っ張ると画面3から出て、画面3と縁が揃うように配置され、従ってタブレット画面の表面積を2倍にすることができる。この第3の画面14は、2組の電気接点15を有する。この構成では、2つの画面の給電はケーシングの境界上の電気接点12の組によって行われなければならず、電気接点12は第3の画面の底部に位置する一組の電気接点15と電気的に接触することになる。この第3の画面は次いで、電気接点10の組と電気的に接触することになる、第3の画面の上部に配置された電気接点の別の組を画面3に提供する。
【0075】
タブレットの画面はタッチ感知式タイプであり、適切なスタイラスが画面と協働するように設計されている。スタイラスは、専用の凹部17内に格納される。
【0076】
凹部6内に収容されるように設計されたスマートフォン7は、ケーシング1内に配置された一組の適切な可撓性の電気接点19と協働するように設計された一組の電気接点18を有する。電気接点18の組は後退しており、ケーシングの絶縁材料から作られたコームによって保護されている。電気接点の組は水平面に対して傾斜しており、それによりスマートフォン7をその凹部6に対して差し込みおよび取り出しの各操作の際に、硬い電気接点18と可撓性の電気接点19との間の擦れにより電気接点のクリーニングがなされる。
【0077】
実施形態では、スマートフォン7とケーシング1との間の電気接点18および19は、光接続によって置き換えられる。信号は次いで多重化され、光学部材によって伝送され、次いで解読されてケーシング1およびスマートフォン7の電子装置によって利用される。特定の電気接点は、特にケーシング1のバッテリによるスマートフォン7の再充電に関連するものは、従来のままである。
【0078】
写真モードでは、ケーシング1には、人間工学的使用のために右側に配置された、画像取得を起動させるためのキーであるオンオフキー20、2つの位置の間を切り替えて焦点距離(ズーム)を調整することを可能にするキー21などの、特定のマンマシンインタフェースが備えられている。スライドキー23は、写真、ビデオ、3Dビデオ、3D写真の4つの位置の内の1つを選択することを可能にする。
【0079】
ケーシング1は、スマートフォン7が凹部6内に収容されている場合には電話として使用してもよく、その場合には、電話の全ての機能はスマートフォン7からケーシング1に向けて移行され、ケーシング1はマイクロフォン28とスピーカ29とを有している。着信があった場合、画面3の背面に配置された表示画面30上に、発信者の番号または発信者の名前が表示され、画像取得の起動にも使用されるキー21を押すことによって、電話を受けることが可能である。ケーシング1で受けた電話の通話中、ユーザはいつでも、スマートフォン7を凹部6から取り外すことができ、通信はスマートフォン7から継続することができる。
【0080】
スマートフォン7とケーシング1は「プッシュプル」装着機構によって機械的に接続され、スマートフォン7を凹部6の内側に向けて押すだけで取り外すことができ、スマートフォン7を再び同じ方向に2回目に押し込むと、ケーシング1とスマートフォン7を固定することができ、同時に2つのコンポーネントの電子回路間を接続することができる。
【0081】
形状、色、材料、組み立て部品の配置、およびマンマシンインタフェースの要素に関する本発明の代替形態は全て、本発明の範囲内にある。
【0082】
好ましくは、画面3の上方に、従来の定義のウェブカメラが組み込まれている。好ましくは、安定して画像取得するため、スレッドによりケーシングを写真用三脚上に固定可能にする。好ましくは、個人用情報端末9の側面上に、例えばUSB(Universal Serial Busユニバーサルシリアルバス)プロトコルを実装したいくつかのコネクタが配置される。好ましくは、これら面の内の1つにはまた、マイクロHDMI(登録商標)端子が付いている。
【0083】
バッテリの再充電、およびケーシング1の携帯電話7への再充電容量に関しては、携帯電話7が例えば30%未満の充電レベルに達していると、携帯電話7をケーシング1の中に挿入することで、ケーシング1がスマートフォン7を再充電することが可能になる。逆に、ケーシング1が例えば10%未満の不十分な充電レベルを有している場合は、スマートフォン7を挿入するとケーシング1の電子装置に電力が供給され、充電レベルが低いケーシング1自身のバッテリと電源が交換される。この構成では、スマートフォン7のバッテリは、ケーシング1の動作に対してのみ役割を担い、ケーシング1のバッテリには電力を供給しない。つまり、スマートフォン7のバッテリは、ケーシング1を再充電せずに、ケーシング1の電子装置に給電するためだけに使用される。
【0084】
好ましくは、スマートフォン7はダブルSIMカードを有する。2つのデバイス、すなわちスマートフォン7およびケーシング1は、ミラーになるようにプログラムされた256GBの大型SSDハードドライブを有する。すなわち、スマートフォンがケーシングに挿入されるたびに、両方のメモリがそれぞれのデータを交換し、それにより各メモリが両方の電子デバイス(スマートフォンとケーシング)のデータを含有するようになる。
【0085】
2つのデバイスは、大容量SDカードを受容するように設計された凹部を有する。好ましくは、個人用情報端末はFMラジオチューナおよび/またはTNTチューナを含み、それにより実際の小型テレビをもポケット内に有する。格納式アンテナの使用が好ましい。更に、このデバイスではヘッドセット不要のラジオモードが可能になる。
【0086】
画面3とケーシング1内のその支持体との間のデータ通信を保証するために、光結合素子によるリンクが使用されることが好ましい。ケーシングのデータは多重化され画面3に送られ、画面3とケーシングは極めて短距離の双方向光リンクを介して通信しており、データは転送前に多重化され、転送後に多重分離される。この構成では、電気供給用の接点のみが使用される。2つの光結合素子は、表面実装コンポーネント(surface−mounted component:SMC)タイプのコンポーネントであり、その内の一方は画面3内に配置され、他方はケーシング1の画面支持体に配置され、これらの2つのコンポーネントは互いに向かい合って位置しデータを交換する。
【0087】
立体の写真および動画を作成するために、ケーシング1の凹部6内に収容されたスマートフォン7のセンサ4’の対物レンズが開口部より現れている(
図6および
図9参照)。これらの2つの対物レンズの同期した画像取得により、静止または動画のネイティブ3D画像を生成することが可能になる。
【0088】
ケーシングの画面3は、好ましくは自動立体視であり、ユーザが自ら取得した画像を直接に立体で見ること、もしくは適切なテレビまたはプロジェクタを介して3Dソースを活用することが可能になる。
【0089】
実施形態では、ケーシング1およびスマートフォン7は、有線接続無しで互いに通信するための通信手段を含む。
【0090】
以下では、以下の動作モードの少なくとも2つを含む動作モードに従って、ケーシング1とスマートフォン7の間の機能的相互作用を概説する。
【0091】
A/写真デバイスまたはカメラモード
−2D画像取得では、ケーシングの画像センサのみが使用され、あるいは携帯電話の画像センサのみが使用される。
−3D画像取得では、両方の画像センサは、任意選択的にデジタルズームを介して、同じ画角を有し、かつ同期される。
−フラッシュは写真モードでは同期される。
−立体画像(2つのキャプチャ画像の組み合わせ)はデバイス、すなわちケーシング1とスマートフォン7、の内の少なくとも1つの中のメモリ内に記憶されている(任意選択的に、ケーシング1が表示することができ、その場合、立体画像はケーシングの画面3上に表示される)。
【0092】
B/タブレットモード
−スマートフォン7の中央処理装置がタブレットを管理しながら、ケーシングはタブレットの従来の機能を実行しており、2つのケーシング間の接続がこの機能を可能にしている。例えば、スマートフォン7とケーシング1は両方ともAndroid(登録商標)で動作する。
−ケーシング1とスマートフォン7とは、一度分離されると別々に動作することができる。
−ファイルは任意選択的に、ケーシング1のメモリからスマートフォン7のメモリ、すなわちミラーメモリに転送され、指示され構成されることがない限り、第1のメモリおよび第2のメモリは同じアプリケーションデータを含む。換言すれば、使用されるデータはコンピュータアプリケーションおよびプログラムによって生成される。
−ケーシング1の画面3は携帯電話7として機能し、タッチスクリーンが第1の画面に置き換わることになる。
−スマートフォン7がハウジング6に収容された状態で着信があった場合には、発信者の番号が閉じたケーシングの小型画面上に、または開いたケーシングの画面3上に表示される。ケーシングには通話するためのスピーカとマイクロフォンが備えられているが、いつでもスマートフォンをケーシングから取り外してスマートフォンだけで会話を続けることができる。
【0093】
C/コンピュータモード
−ケーシングは、少なくともテキスト処理およびインターネットブラウジングを含む、従来のコンピュータ機能を実行する。
−任意選択的に、ケーシング1は、ユーザによる構成に応じて、スマートフォン7と同じオペレーティングシステムでは動作せず、オペレーティングシステムの切り替えは自動的に、キーボードが露出された状態で行われる。
−ファイルは任意選択的に、ケーシングのメモリから携帯電話のメモリに転送される。
【0094】
好ましくは、個人用情報端末が2つの異なるオペレーティングシステムを用いて、タブレット動作モードおよびコンピュータ動作モードを実施する場合、オペレーティングシステム間の切り替えはケーシング1の画面3の位置変更中に自動的に行われる。
【0095】
D/ケーシングから分離された携帯電話モード
立体視の写真およびビデオ機能の他に、近距離通信(例えば、Bluetooth(登録商標)またはNFC)により、上述のモードの動作を継続することができる。
【0096】
実施形態では、これらの動作モードに加えて、拡張された携帯電話モードが追加されており、このモードでは、ユーザのスマートフォンよりも大きな画面と、より素早い文字入力のためのキーボードとを有し、ケーシングが、表示用および触覚的な押圧のキャプチャ用の周辺機器として使用され、任意選択的にキーボード上へのテキスト入力および画像キャプチャが行われるスマートフォンを、ユーザが所有しているかのように全てが行われ、
ケーシングの画面3は、携帯電話の画面を複製し、タッチ感知式画面から携帯電話にデータを戻し、
キーボードは任意選択的に使用され、
ファイルは任意選択的に、携帯電話のメモリからケーシングのメモリに転送され、
電話がはめ込まれている状態で着信があった場合には、発信者の番号が閉じたケーシングの小型画面上に、または開いたケーシングの画面3上に表示される。ケーシングには通話するためのスピーカとマイクロフォンが備えられているが、いつでもスマートフォンをケーシングから取り外してスマートフォンだけで会話を続けることができる。
【0097】
図20は、携帯型個人用情報端末33を示しており、
第1の画面45を備え、第1の中央処理装置40が第1のメモリ41を管理する、携帯電話39と、
少なくとも1つの第2の画面35を備え、第2の入力処理装置36が第2のメモリ37を管理する、ケーシング34とを含む。
【0098】
ケーシング34は、内部に携帯電話39の少なくとも一部を取り外し可能に受容し保持するように構成された凹部を含む。
【0099】
通信手段は、ケーシング34の中央処理装置36と携帯電話39の中央処理装置40との間で、電気コネクタを介した有線方式で、もしくは光コネクタまたは無線通信コネクタを介した無線コネクタでのデータ交換を可能にする。
【0100】
中央処理装置36および40の内の少なくとも1つは、第1および第2のメモリ41および37の各々の中にデータを格納するように構成されている。好ましくは、中央処理装置36および40の内の各々が、第1および第2のメモリの各々の中にデータを格納するように構成されている。
【0101】
図20はまた、携帯電話39の第1の画像センサ42、およびケーシング34の第2の画像センサ38を示す。ケーシング34は、携帯電話39がケーシング34の凹部内に少なくとも部分的に挿入され保持されたときに、第1の画像センサ42が配置される位置において、凹部から横切る開口部46を含む。画像センサ38、40の光学軸は平行であり、5〜8センチメートルの間、好ましくは6〜7センチメートルの間を含む距離で離れている。好ましくは、第1および/または第2の画面35は自動立体視である。
【0102】
コネクタまたは短距離の送受信機で構成された通信手段43および44は、ケーシングの中央処理装置と、携帯電話との間の通信を可能にする。ケーシング34は、好ましくは、英数字素早く入力するためのキーボード47を含む。