【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、表示情報送信方法が提供され、
ネットワークデバイスによって第1の表示情報を入手するステップと、第1の表示情報を端末デバイスへ送信するステップとを含み、第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を示すために使用され、または第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力を示すために使用され、第1の信号は、同期信号、測位基準信号、およびブロードキャスト信号のうちの少なくとも1つである。
【0006】
ネットワークデバイスは、第1の表示情報を端末デバイスへ送信し得る。したがって端末デバイスは、第1の表示情報、第1の信号の受信電力、および基準信号の受信電力に基づいて第1の受信電力を入手し得る。第1の受信電力を使用することによって測定されるセルの信号強度は、従来技術において測定されるセルの信号強度よりも正確であり、それによって端末デバイスは、正しい選択を行うことが可能であり、それにより、通信プロセスにおける信号伝送品質を改善するのを支援する。
【0007】
第1の態様によれば、可能な設計においては、第1の信号および基準信号は、サービングセルの信号であり、第1の表示情報は、基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、または第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力であり、または第1の表示情報は、第1の指数であり、第1の指数は、第1の信号の伝送電力、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用される。
【0008】
本出願のこの実施形態においては、サービングセルは、端末デバイスが現在配置されているセル、具体的には、端末デバイスに現在サービス提供しているセルであるということを理解されたい。
【0009】
たとえば、第1の指数は、基準信号の受信電力に対する第1の信号の受信電力の比率に対応する。たとえば、基準信号の受信電力に対する第1の信号の受信電力の比率が1.2である場合には、対応する指数は5である。指数と比率との間における対応が、端末デバイスおよびネットワークデバイスにおいて事前に構成され得る。加えて、指数と比率との間における対応の表が、代替としてネットワークデバイスにおいて事前に構成され得、ネットワークデバイスおよび端末デバイスが同じ対応表を使用するならば、ネットワークデバイスによって端末デバイスへ配信される。具体的な実施態様は、本明細書においては限定されない。第1の表示情報が第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差である場合には、状況は同様であり、詳細がここで再び記述されることはない。
【0010】
第1の態様によれば、可能な設計においては、第1の信号および基準信号は、隣接セルの信号であり、第1の表示情報は、基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、または第1の表示情報は、第2の指数であり、第2の指数は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用される。
【0011】
端末デバイスへ送信される第1の表示情報は、隣接セルにおける基準信号の伝送電力に対する隣接セルにおける第1の信号の伝送電力の比率、または隣接セルにおける第1の信号の伝送電力と隣接セルにおける基準信号の伝送電力との間における差を示し、第1の表示情報は、ネットワークデバイスによってサービングセルにおいて端末デバイスへ送信される。したがって、サービングセルにおける信号が隣接セルにおける信号に比較的大きく干渉する場合に端末デバイスが隣接セルから第1の表示情報を直接入手することが不可能であるケースが回避され、端末デバイスの電力消費が低減される。
【0012】
第1の態様によれば、可能な設計においては、第1の表示情報は、第1のパラメータ値および第2のパラメータ値を含み、第1のパラメータ値は、第1の指数であり、第1の指数は、第1の信号の伝送電力、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用され、または第1のパラメータ値は、サービングセルにおける基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくはサービングセルにおける第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、第2のパラメータ値は、第2の指数であり、第2の指数は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用され、または第2のパラメータ値は、隣接セルにおける基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは隣接セルにおける第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差である。
【0013】
第1のパラメータ値が第1の指数であり、第2のパラメータ値が第2の指数である場合に、第1の指数および第2の指数の両方が
【0014】
【数1】
【0015】
という値に対応するならば(この場合、W
1は第1の信号の受信電力であり、W
2は基準信号の受信電力である)、第1の指数および第2の指数は、1つの指数表を共有し得る。
【0016】
第1の態様によれば、可能な設計においては、ネットワークデバイスは、第2の表示情報を端末デバイスへ送信し、第2の表示情報は、第1のパラメータ値が第2のパラメータ値と同じであるかどうかを示すために使用される。
【0017】
ネットワークデバイスは、第2の表示情報を端末デバイスへ送信する。第2の表示情報を受信した後に、端末デバイスは、第1のパラメータ値が第2のパラメータ値と同じであるということを決定した後に第1のパラメータ値に基づいて隣接セルの第1の受信電力を直接入手し得、第2のパラメータ値は、デコーディングを通じて入手されることを必要としない。通常、第2の表示情報をエンコードすることは比較的シンプルであり、それによって、隣接セルの第1の受信電力を測定する様式を簡略化するのを支援する。
【0018】
第2の態様によれば、受信電力測定方法が提供され、
ネットワークデバイスによって送信された第1の表示情報を端末デバイスによって受信するステップと、第1の表示情報、第1の信号の受信電力、および基準信号の受信電力に基づいて第1の受信電力を決定するステップとを含み、第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を示すために使用され、または第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力を示すために使用され、第1の信号は、同期信号、測位基準信号、およびブロードキャスト信号のうちの少なくとも1つである。
【0019】
第1の信号およびパラメータ信号が同じセルに属する場合には、第1の受信電力は、そのセルの信号強度を示すために使用されるということを理解されたい。
【0020】
端末デバイスは、第1の表示情報、第1の信号の受信電力、および基準信号の受信電力に基づいて第1の受信電力を入手し得、第1の受信電力を使用することによって測定されるセルの信号強度は、従来技術において測定されるセルの信号強度よりも正確であり、それによって端末デバイスは、第1の受信電力に基づいて正しい選択を行うことが可能であり、それにより、通信プロセスにおける信号伝送品質を改善するのを支援する。
【0021】
第2の態様によれば、可能な設計においては、第1の信号および基準信号は、サービングセルの信号である。
【0022】
第1の表示情報は、基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、または第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力であり、または第1の表示情報は、第1の指数であり、第1の指数は、第1の信号の伝送電力、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用される。
【0023】
本出願のこの実施形態においては、サービングセルは、端末デバイスが現在配置されているセル、具体的には、端末デバイスに現在サービス提供しているセルであるということを理解されたい。
【0024】
たとえば、第1の指数は、基準信号の受信電力に対する第1の信号の受信電力の比率に対応する。たとえば、基準信号の受信電力に対する第1の信号の受信電力の比率が1.5である場合には、対応する指数は2である。指数と比率との間における対応が、端末デバイスおよびネットワークデバイスにおいて事前に構成され得る。加えて、指数と比率との間における対応の表が、代替としてネットワークデバイスにおいて事前に構成され得、ネットワークデバイスおよび端末デバイスが同じ対応表を使用するならば、ネットワークデバイスによって端末デバイスへ配信される。具体的な実施態様は、本明細書においては限定されない。第1の表示情報が第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差である場合には、状況は同様であり、詳細がここで再び記述されることはない。
【0025】
第2の態様によれば、可能な設計においては、第1の信号および基準信号は、隣接セルの信号であり、第1の表示情報は、基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、または第1の表示情報は、第2の指数であり、第2の指数は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用される。
【0026】
第1の表示情報は、隣接セルにおける基準信号の伝送電力に対する隣接セルにおける第1の信号の伝送電力の比率、または隣接セルにおける第1の信号の伝送電力と隣接セルにおける基準信号の伝送電力との間における差を示し、第1の表示情報は、ネットワークデバイスによってサービングセルにおいて端末デバイスへ送信される。したがって、サービングセルにおける信号が隣接セルにおける信号に比較的大きく干渉する場合に端末デバイスが隣接セルから第1の表示情報を直接入手することが不可能であるケースが回避され、端末デバイスの電力消費が低減される。
【0027】
第2の態様によれば、可能な設計においては、第1の受信電力は、第1の信号の受信電力と基準信号の受信電力との線形平均である。
【0028】
第2の態様によれば、可能な設計においては、第1の表示情報は、第1のパラメータ値および第2のパラメータ値を含み、第1のパラメータ値は、第1の指数であり、第1の指数は、第1の信号の伝送電力、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用され、または第1のパラメータ値は、サービングセルにおける基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくはサービングセルにおける第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、第2のパラメータ値は、第2の指数であり、第2の指数は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用され、または第2のパラメータ値は、隣接セルにおける基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは隣接セルにおける第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差である。
【0029】
第2の態様によれば、可能な設計においては、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された第2の表示情報を受信し、第2の表示情報は、第1のパラメータ値が第2のパラメータ値と同じであるかどうかを示すために使用される。
【0030】
端末デバイスは、第1の表示情報における第1のパラメータ値と、サービングセル内にある第1の信号の受信電力および基準信号の受信電力とに基づいてサービングセルの第1の受信電力を決定し、第1のパラメータ値が第2のパラメータ値と同じであるということを第2の表示情報が示している場合に、第1のパラメータ値と、隣接セル内にある第1の信号の受信電力および基準信号の受信電力とに基づいて隣接セルの第1の受信電力を決定し、または第1のパラメータ値が第2のパラメータ値とは異なるということを第2の表示情報が示している場合に、第2のパラメータ値と、隣接セル内にある第1の信号の受信電力および基準信号の受信電力とに基づいて隣接セルの第1の受信電力を決定する。
【0031】
第1のパラメータ値が第2のパラメータ値と同じであるということを第2の表示情報に従って決定した後に、端末デバイスは、第1のパラメータ値に基づいて隣接セルの第1の受信電力を直接入手し得、第2のパラメータ値は、デコーディングを通じて入手されることを必要としない。通常、第2の表示情報をエンコードすることは比較的シンプルであり、それによって、隣接セルの第1の受信電力を測定する様式を簡略化するのを支援する。
【0032】
第3の態様によれば、情報送信方法が提供され、
ネットワークデバイスによって第1の表示情報を決定するステップと、第1の表示情報を端末デバイスへ送信するステップとを含み、第1の表示情報は、第1の受信電力の測定様式を端末デバイスに示すために使用され、第1の受信電力は、セルの信号強度を示すために使用される。
【0033】
ネットワークデバイスは、第1の受信電力の測定様式を端末デバイスに示し得、それによって、端末デバイスがセルの信号強度をより正確に測定するのを支援する。
【0034】
第3の態様によれば、可能な設計においては、端末デバイスによって第1の信号受信電力を測定する柔軟性を改善するために、第1の受信電力の測定様式は、基準信号に基づく測定、基準信号および第1の信号に基づく測定、ならびに第1の信号に基づく測定を含み得る。第1の信号は、同期信号、測位基準信号、およびブロードキャスト信号のうちの少なくとも1つである。
【0035】
たとえば、基準信号に基づく測定中には、基準信号の受信電力が、第1の受信電力として使用され、基準信号および第1の信号に基づく測定中には、第1の受信電力は、基準信号の受信電力および第1の信号の受信電力に基づいて決定され、第1の信号に基づく測定中には、第1の受信電力は、第1の信号の受信電力に基づいて決定される。
【0036】
第4の態様によれば、情報受信方法が提供され、
基地局によって送信された第1の表示情報を端末デバイスによって受信するステップと、第1の表示情報に基づいて第1の受信電力を測定するステップとを含み、第1の表示情報は、第1の受信電力の測定様式を示すために使用され、第1の受信電力は、セルの信号強度を示すために使用される。
【0037】
端末デバイスは、第1の表示情報によって示されている第1の受信電力の測定様式に基づいて第1の受信電力を測定し得、それにより、ネットワークデバイスによって送信された信号の信号強度を端末デバイスがより正確に測定するのを支援する。
【0038】
第4の態様によれば、可能な設計においては、端末デバイスによって第1の信号受信電力を測定する柔軟性を改善するために、第1の受信電力の測定様式は、基準信号に基づく測定、基準信号および第1の信号に基づく測定、ならびに第1の信号に基づく測定を含み得る。第1の信号は、同期信号、測位基準信号、およびブロードキャスト信号のうちの少なくとも1つである。
【0039】
たとえば、基準信号に基づく測定中には、基準信号の受信電力が、第1の受信電力として使用され、基準信号および第1の信号に基づく測定中には、第1の受信電力は、基準信号の受信電力および第1の信号の受信電力に基づいて決定され、第1の信号に基づく測定中には、第1の受信電力は、第1の信号の受信電力に基づいて決定される。
【0040】
第5の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、処理モジュールおよびトランシーバモジュールを含む。処理モジュールは、第1の表示情報を入手するように構成されており、第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を示すために使用され、または第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力を示すために使用され、第1の信号は、同期信号、測位基準信号、およびブロードキャスト信号のうちの少なくとも1つである。トランシーバモジュールは、処理モジュールによって入手された第1の表示情報を端末デバイスへ送信するように構成されている。
【0041】
第5の態様によれば、可能な設計においては、第1の信号および基準信号は、サービングセルの信号であり、第1の表示情報は、基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、または第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力であり、または第1の表示情報は、第1の指数であり、第1の指数は、第1の信号の伝送電力、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用される。
【0042】
第5の態様によれば、可能な設計においては、第1の信号および基準信号は、隣接セルの信号であり、第1の表示情報は、基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、または第1の表示情報は、第2の指数であり、第2の指数は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用される。
【0043】
第5の態様によれば、可能な設計においては、第1の表示情報は、第1のパラメータ値および第2のパラメータ値を含み、第1のパラメータ値は、第1の指数であり、第1の指数は、第1の信号の伝送電力、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用され、または第1のパラメータ値は、サービングセルにおける基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくはサービングセルにおける第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、第2のパラメータ値は、第2の指数であり、第2の指数は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用され、または第2のパラメータ値は、隣接セルにおける基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは隣接セルにおける第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差である。
【0044】
第5の態様によれば、可能な設計においては、トランシーバモジュールは、第2の表示情報を端末デバイスへ送信するようにさらに構成されており、第2の表示情報は、第1のパラメータ値が第2のパラメータ値と同じであるかどうかを示すために使用される。
【0045】
第6の態様によれば、本出願の実施形態の第5の態様において提供されているネットワークデバイスにおいては、処理モジュールに対応する物理デバイスは、プロセッサであり得、トランシーバモジュールに対応する物理デバイスは、トランシーバであり得る。
【0046】
第7の態様によれば、本出願の実施形態は、前述のネットワークデバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されているコンピュータストレージメディアを提供する。このコンピュータストレージメディアは、前述の態様を実行するように設計されているプログラムを含む。
【0047】
第8の態様によれば、端末デバイスが提供され、処理モジュールおよびトランシーバモジュールを含む。トランシーバモジュールは、ネットワークデバイスによって送信された第1の表示情報を受信するように構成されており、第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を示すために使用され、または第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力を示すために使用され、第1の信号は、同期信号、測位基準信号、およびブロードキャスト信号のうちの少なくとも1つである。処理モジュールは、第1の表示情報、第1の信号の受信電力、および基準信号の受信電力に基づいて第1の受信電力を決定するように構成されている。
【0048】
第8の態様によれば、可能な設計においては、第1の信号および基準信号は、サービングセルの信号であり、第1の表示情報は、基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、または第1の表示情報は、第1の信号の伝送電力であり、または第1の表示情報は、第1の指数であり、第1の指数は、第1の信号の伝送電力、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用される。
【0049】
第8の態様によれば、可能な設計においては、第1の信号および基準信号は、隣接セルの信号であり、第1の表示情報は、基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、または第1の表示情報は、第2の指数であり、第2の指数は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用される。
【0050】
第8の態様によれば、可能な設計においては、第1の受信電力は、第1の信号の受信電力と基準信号の受信電力との線形平均である。
【0051】
第8の態様によれば、可能な設計においては、第1の表示情報は、第1のパラメータ値および第2のパラメータ値を含み、第1のパラメータ値は、第1の指数であり、第1の指数は、第1の信号の伝送電力、もしくは第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用され、または第1のパラメータ値は、サービングセルにおける基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくはサービングセルにおける第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差であり、第2のパラメータ値は、第2の指数であり、第2の指数は、第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における大きさ関係を指数化するために使用され、または第2のパラメータ値は、隣接セルにおける基準信号の伝送電力に対する第1の信号の伝送電力の比率、もしくは隣接セルにおける第1の信号の伝送電力と基準信号の伝送電力との間における差である。
【0052】
第8の態様によれば、可能な設計においては、トランシーバモジュールは、ネットワークデバイスによって送信された第2の表示情報を受信するようにさらに構成されており、第2の表示情報は、第1のパラメータ値が第2のパラメータ値と同じであるかどうかを示すために使用される。処理モジュールは、第1の表示情報における第1のパラメータ値と、サービングセル内にある第1の信号の受信電力および基準信号の受信電力とに基づいてサービングセルの第1の受信電力を決定し、第1のパラメータ値が第2のパラメータ値と同じであるということを第2の表示情報が示している場合に、第1のパラメータ値と、隣接セル内にある第1の信号の受信電力および基準信号の受信電力とに基づいて隣接セルの第1の受信電力を決定し、または第1のパラメータ値が第2のパラメータ値とは異なるということを第2の表示情報が示している場合に、第1の表示情報における第2のパラメータ値と、隣接セル内にある第1の信号の受信電力および基準信号の受信電力とに基づいて隣接セルの第1の受信電力を決定する。
【0053】
第9の態様によれば、本出願の実施形態の第8の態様において提供されている端末デバイスにおいては、処理モジュールに対応する物理デバイスは、プロセッサであり得、トランシーバモジュールに対応する物理デバイスは、トランシーバであり得る。
【0054】
第10の態様によれば、本出願の実施形態は、前述の端末デバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されているコンピュータストレージメディアを提供する。このコンピュータストレージメディアは、前述の態様を実行するように設計されているプログラムを含む。
【0055】
第11の態様によれば、本出願の実施形態は、前述の実施形態におけるネットワークデバイスおよび端末デバイスを含む通信システムを提供する。
【0056】
第12の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、処理モジュールおよびトランシーバモジュールを含む。処理モジュールは、第1の表示情報を決定するように構成されている。トランシーバモジュールは、第1の表示情報を端末デバイスへ送信するように構成されており、第1の表示情報は、第1の受信電力の測定様式を端末デバイスに示すために使用される。
【0057】
第12の態様によれば、可能な設計においては、第1の受信電力の測定様式は、基準信号に基づく測定、基準信号および第1の信号に基づく測定、ならびに第1の信号に基づく測定を含む。第1の信号は、同期信号、測位基準信号、およびブロードキャスト信号のうちの少なくとも1つである。
【0058】
たとえば、基準信号に基づく測定中には、基準信号の受信電力が、第1の受信電力として使用され、基準信号および第1の信号に基づく測定中には、第1の受信電力は、基準信号の受信電力および第1の信号の受信電力に基づいて決定され、第1の信号に基づく測定中には、第1の受信電力は、第1の信号の受信電力に基づいて決定される。
【0059】
第13の態様によれば、本出願の実施形態の第12の態様において提供されているネットワークデバイスにおいては、処理モジュールに対応する物理デバイスは、プロセッサであり得、トランシーバモジュールに対応する物理デバイスは、トランシーバであり得る。
【0060】
第14の態様によれば、本出願の実施形態は、前述のネットワークデバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されているコンピュータストレージメディアを提供する。このコンピュータストレージメディアは、前述の態様を実行するように設計されているプログラムを含む。
【0061】
第15の態様によれば、端末デバイスが提供され、トランシーバモジュールおよび処理モジュールを含む。トランシーバモジュールは、基地局によって送信された第1の表示情報を受信するように構成されている。処理モジュールは、第1の表示情報に基づいて第1の受信電力を測定するように構成されており、第1の表示情報は、第1の受信電力の測定様式を示すために使用され、第1の受信電力は、セルの信号強度を示すために使用される。
【0062】
第15の態様によれば、可能な設計においては、第1の受信電力の測定様式は、基準信号に基づく測定、基準信号および第1の信号に基づく測定、ならびに第1の信号に基づく測定を含む。第1の信号は、同期信号、測位基準信号、およびブロードキャスト信号のうちの少なくとも1つである。
【0063】
たとえば、基準信号に基づく測定中には、基準信号の受信電力が、第1の受信電力として使用され、基準信号および第1の信号に基づく測定中には、第1の受信電力は、基準信号の受信電力および第1の信号の受信電力に基づいて決定され、第1の信号に基づく測定中には、第1の受信電力は、第1の信号の受信電力に基づいて決定される。
【0064】
第16の態様によれば、本出願の実施形態の第15の態様において提供されている端末デバイスにおいては、処理モジュールに対応する物理デバイスは、プロセッサであり得、トランシーバモジュールに対応する物理デバイスは、トランシーバであり得る。
【0065】
第17の態様によれば、本出願の実施形態は、前述の端末デバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されているコンピュータストレージメディアを提供する。このコンピュータストレージメディアは、前述の態様を実行するように設計されているプログラムを含む。
【0066】
第18の態様によれば、本出願の実施形態は、前述の実施形態におけるネットワークデバイスおよび端末デバイスを含む通信システムを提供する。