(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記筐体が周辺部を有し、前記視覚的出力デバイスが前記筐体の前記周辺部の周りに延在し、前記制御回路が前記筐体の前記周辺部の周りに前記視覚的出力デバイス上の前記視覚情報をスクロールするように構成されている、請求項2に記載の電子デバイス。
前記視覚的出力デバイスが、光ガイド層と、前記光ガイド層に光を供給する発光ダイオードと、を備え、前記光ガイド層は、前記光ガイド層から前記光を散乱させる光散乱構造体を含み、前記筐体は、前記光が前記光ガイド層から散乱した後に前記光が通過する開口部を有する構造体を含む、請求項1に記載の電子デバイス。
前記制御回路が、前記視覚的出力デバイス上にオンライン情報を表示するように構成され、前記オンライン情報は、天気情報、スポーツスコア、及びニュースからなる群から選択されるオンライン情報を含む、請求項1に記載の電子デバイス。
無線ローカルエリアネットワーク内の無線リンクを介して前記制御回路とテレビとの間の通信をサポートするように構成された無線通信回路であって、前記制御回路は、前記マイクロフォンを用いて受信した音声コマンドに基づいて、前記無線リンクを介して前記テレビにチャネル変更調整を通信することによって、前記テレビの遠隔制御として機能するように構成されていること、
を更に備える、請求項10に記載の電子デバイス。
無線ローカルエリアネットワーク内の無線リンクを介して、前記制御回路とホームオートメーション照明コントローラとの間の通信をサポートするように構成された無線通信回路を更に備える、
請求項10に記載の電子デバイス。
前記筐体が円筒形状を有し、長手方向軸の周りに回転対称性を呈し、前記電子デバイスは、前記長手方向軸に巻き付くディスプレイを更に備える、請求項18に記載の電子デバイス。
【発明を実施するための形態】
【0019】
電子デバイスは、ユーザ及び環境からの入力を収集するための構成要素を備えることができる。この情報に基づいて、電子デバイスは、ユーザに出力を提供することができる。例えば、ユーザは、タッチコマンド、音声コマンド、ボタン押下入力、又は他の入力をデバイスに供給することができ、デバイスは、対応する音声及び視覚的出力を提供することができる。
【0020】
入力を収集し、対応する出力を供給することができるタイプの、例示的な電子デバイスを
図1に示す。
図1の電子デバイス10は、音声制御アシスタント、ラップトップコンピュータ、組み込み型コンピュータを含むコンピュータモニタ、タブレットコンピュータ、携帯電話、メディアプレーヤ、その他のハンドヘルド若しくはポータブル電子デバイスなどのコンピューティングデバイス、腕時計デバイス(例えば、リストストラップを有するウォッチ)などの小型デバイス、ペンダントデバイス、ヘッドホン若しくはイヤホンデバイス、眼鏡に組み込まれたデバイス若しくはユーザの頭部に着用されたその他の機器、又はその他のウェアラブル若しくはミニチュアデバイス、テレビ、組み込み型コンピュータを含まないコンピュータディスプレイ、ゲーミングデバイス、ナビゲーションデバイス、ディスプレイを有する電子機器が、キオスク若しくは自動車に搭載されるシステムなどの組み込み型システム、これらのデバイスのうちの2つ以上の機能を実装する機器、又はその他の電子機器であってもよい。
図1の例示的な構成では、デバイス10は、音声制御アシスタントデバイス(例えば、カウンタートップスピーカ)である。これは単なる例示にすぎない。所望であれば、デバイス10に関して他の構成を使用することもできる。
図1の例は、単なる例示にすぎない。
【0021】
図1の例では、デバイス10は、1つ以上の視覚的出力デバイス14を含む。いくつかの構成では、視覚的出力デバイス14は、画像を表示する画素のアレイを含んでもよい。他の構成では、視覚的出力デバイス14は、状態表示灯として機能し、パターン化された開口部(例えば、アイコンの形状の開口部など)に対して照明を提供し、かつ/又は別の方法で光ベースの出力を提供し、必ずしも画像が表示可能である必要はない。視覚的出力デバイス14の実施形態は、画像を表示するための画素アレイを含み得るので、視覚的出力デバイス14は、ディスプレイ14と呼ばれることもある。これは単なる例示にすぎない。所望であれば、デバイス10は、1つ又は少数の発光ダイオード、ランプ、又は画像を表示しない他の発光構成要素に基づく視覚的出力デバイスを含んでもよい。
【0022】
図1に示すように、ディスプレイ14などの発光デバイスは、筐体40などのデバイス10内の支持構造体によって支持されてもよい。例えば、筐体40の上面44及び/又は筐体40内の筐体構造体の側壁面42上にディスプレイが形成されてもよい。エンクロージャ又はケースと呼ばれることもある筐体40の筐体構造体は、プラスチック、ガラス、セラミック、織物、繊維複合材、金属(例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、チタン、金など)、他の好適な材料、又はこれらの材料の任意の2つ以上の組み合わせから形成され得る。筐体40は、筐体12の一部又は全部が単一の構造体として、機械加工又は成形された単体構成を用いて形成されてもよいし、又は複数の構造体(例えば、内部フレーム構造体、外部筐体表面を形成する1つ以上の構造体、など)を用いて形成されてもよい。
【0023】
ディスプレイ14は、タッチ感知ディスプレイであってもよいし、又はタッチに反応しなくてもよい。タッチ感知ディスプレイは、導電性の静電容量式タッチセンサ電極又は他のタッチセンサ構成要素(例えば、抵抗式タッチセンサ構成要素、音響式タッチセンサ構成要素、力ベースのタッチセンサ構成要素、光ベースのタッチセンサ構成要素など)の層を組み込んでもよいし、又はタッチ感知式でないディスプレイであってもよい。静電容量式タッチスクリーン電極は、インジウムスズ酸化物パッド又は他の透過性の導電性構造体のアレイから形成されてもよい。所望であれば、(例えば、ユーザが、ディスプレイを下向きに押圧することによって力ベースの入力コマンドを供給できるように)力センサはディスプレイ14と重なり合ってもよい。
【0024】
各ディスプレイ14は、液晶ディスプレイ(LCD)構成要素から形成された画素のアレイ、電気泳動画素のアレイ、プラズマ画素のアレイ、有機発光ダイオード画素又は他の発光ダイオード(例えば、マイクロ発光ダイオード、プラスチックパッケージの発光ダイオードなど)のアレイ、エレクトロウェッティング画素又は他の表示技術に基づく画素のアレイを含むことができる。
【0025】
図1の例では、電子デバイス10の筐体40は、円筒形状を有し、長手方向(垂直)軸46周りに回転対称性を呈する。デバイス10は、所望であれば、他の形状を有してもよい。例えば、デバイス10は、矩形の箱形状、角錐形状、例えば、上面44が傾斜した
図1のデバイス10によって示されるタイプの円筒形状などの切頭円錐又は切頭円筒形状、球面形状、半球面形状などを有してもよい。動作中、ユーザは、音声コマンド及び他の入力をデバイス10に供給することができ、それに応じて、デバイス10は、(例えば、無線接続された家庭内機器を介して)ホームオートメーション機能を制御することができ、音声及び映像などのコンテンツを再生することができ、オンラインデータベース検索要求(例えば、インターネット検索)を処理することができ、製品及びサービスの注文を処理することができ、ユーザにカレンダー情報を提供することができ、電子メールを受信及び処理することができ、ゲーム又は他のソフトウェアを実行でき、音声コミュニケーション(例えば、電話)、映像通話(例えば、音声を付随するライブ映像通信)を対処することができ、かつ/又は他のタスクを対処することができる。
【0026】
電子デバイス10の概略図を
図2に示す。
図1に示すように、電子デバイス10は、通信リンク28を用いて電子機器30などの外部機器と通信することができる。通信リンク28は、無線ローカルエリアネットワークリンク、携帯電話通信リンク、他の短距離若しくは長距離無線リンクであってもよく、有線リンク(例えば、イーサネットリンクなど)であってもよく、かつ/又は任意の他の好適な通信経路であってもよい。電子機器30は、(例えば、機器30がゲーミングユニット、セットトップボックス、テレビ、ディスプレイ、コンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話などである場合)デバイス10によって制御されてもよく、ピアデバイス(例えば、デバイス10などの別の音声制御アシスタントデバイス)であってもよく、かつ/又はデバイス10のコントローラ若しくは他のアクセサリであってもよい。外部機器30は、ホームオートメーション機器、及び他の家庭用又はオフィス機器(例えば、照明コントローラ、デバイス10によって制御される加熱及び空調機器,セキュリティ機器、灌漑機器、視聴覚機器など)を含んでもよい。
【0027】
デバイス10は、通信回路26を使用してリンク28を介した電子機器30との通信をサポートすることができる。通信回路26は、有線及び無線通信回路(例えば、無線ローカルエリアネットワーク送受信機及び/又は携帯電話送受信機、アンテナなどの無線送受信機)を含むことができる。通信回路26を使用して、デバイス10は、インターネットを介してサーバ又は他のオンライン機器(例えば、機器30)から情報を収集することができる。例えば、デバイス10は、天気サーバから現在の天気に関する情報を取得することができ、ニュース、株価、スポーツスコア、交通機関のスケジュールなどの旅行情報を取得することができ、デバイス10などによってサポートされる受信箱に電子メールをダウンロードすることができる。
【0028】
現在の天気、現在の温度に関する情報、及び/又は他のセンサ情報(例えば、気圧、湿度など)は、デバイス10内のディスプレイ及び/又は他の発光デバイスをどう調整するかを決定する際に使用することができる。例えば、温度が低温である場合、デバイス10は、ディスプレイ14又は他の光源を使用して、寒色(例えば、青色)を表示してもよい。温度が温かいことを(例えば、オンライン天気ソースからオンライン温度情報を取得することによって、温度計を使用することによって、など)検出したことに応じて、デバイス10は、ディスプレイ14又は他の光源を使用して、暖色(例えば、黄色)を表示してもよい。デバイス10はまた、他のパラメータ(例えば、屋内温度、時間帯、受信したテキストメッセージ数、電子メール受信箱のメッセージ数、スポーツスコア、株価、天気、ニュースなどのオンライン情報)に応じて変化する、ムード照明、装飾パターン、及び/又は他の視覚コンテンツ(棒グラフ、アイコン、テキストなど)を表示してもよい。例として、デバイス10は、着信メッセージの数が増加するにつれて、輝度が増大して光ってもよい。別の例として、所与のスポーツチームが試合に勝った場合に、チームロゴが表示されてもよく、所定閾値の価格を超えた場合に株価が表示されてもよく、晴天が予報された場合に日照アイコンが表示されてもよく、かつ/又は他の情報がデバイス10上に表示されてもよい。ユーザは、どのタイプの情報(天気、スポーツのスコア、スポーツの結果、株価、着信電子メールの抜粋又は件名、テキストメッセージコンテンツなど)が表示されるかを事前選択することができる。
【0029】
図2に示すように、デバイス10は、制御回路16を有することができる。制御回路16は、デバイス10の動作をサポートする記憶及び処理回路を含むことができる。記憶及び処理回路としては、ハードディスクドライブ記憶装置、不揮発性メモリ(例えば、ソリッドステートドライブを形成するように構成されたフラッシュメモリ、又は他の電気的にプログラム可能な読み出し専用メモリ)、揮発性メモリ(例えば、静的又は動的なランダムアクセスメモリ)などの記憶装置が挙げられる。制御回路16内の処理回路を使用してデバイス10の動作を制御することができる。処理回路は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、ベースバンドプロセッサ、電力管理ユニット、オーディオチップ、特定用途向け集積回路などに基づいてもよい。いくつかの構成では、制御回路16は、オンライン制御回路(例えば、1つ以上の遠隔サーバ、ローカルエリアネットワーク内のネットワーク化されたコンピューティング機器、結合されたピアデバイス、又は他の遠隔記憶及び処理回路と協働して動作することができる。
【0030】
入出力デバイス12などのデバイス10内の入出力回路は、デバイス10へデータを供給することを可能にし、デバイス10から外部デバイスへ、データを提供することを可能にするために使用できる。入出力デバイス12は、発光構成要素を含み得る。例えば、入出力デバイスは、ディスプレイ(単数又は複数)及び/又は他の光源などの視覚的出力デバイス14を含むことができる。視覚的出力デバイス14は、発光ダイオード(単数又は複数)、レーザー(単数又は複数)、及び/又はランプ(単数又は複数)などの1つ以上の個々の発光デバイスを含んでもよい。視覚的出力デバイス14はまた、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、それぞれの結晶性半導体ダイ上の発光ダイオード(マイクロLED)から形成されたディスプレイなどのディスプレイを形成する画素のアレイも含んでもよい。画素アレイは、任意の好適な数の画素(例えば、少なくとも100個、少なくとも1000個、少なくとも10,000個、1,000,000個未満など)を含むことができる。
【0031】
入出力デバイス12は、ボタン、タッチセンサ(例えば、容量性タッチセンサ、光学タッチセンサなど)、力センサ、並びに/又は、ボタン押下入力及び/若しくはタッチ若しくは力センサ入力などの入力を受信するための他のデバイスなどの入力構成要素を含んでもよい。
【0032】
センサ20は、環境測定値及び/又はユーザ入力を収集する際に使用することができ、周囲光センサ(可視光センサ、色感光性光センサ、紫外光センサなど)、光近接センサ、容量性近接センサ、(例えば、周囲温度を測定するための)温度センサ、(例えば、生体情報を測定するための)力センサ、ガス圧センサ、心拍センサ、(例えば、放出された光及び検出された光に基づく)血液酸素レベルセンサ、心電図センサ(例えば、ユーザの身体上の電気信号を測定するためのセンサ)、微粒子センサ(例えば、空気中の粒子濃度を測定するための光測定値及び/又は他の測定値を使用するセンサ)、画像センサ(カメラ)、ガス圧センサ、二酸化炭素センサ及び/又は、他のガス濃度を測定するセンサ、位置及び/又は姿勢センサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、及び/又はコンパスなどの1つ以上のセンサに基づく慣性測定ユニット)、エコー位置を用いて(例えば、超音波信号を放出し、マイクロフォンを用いて対応する超音波エコーを検出することによって)距離を測定する超音波センサ、ユーザタップ入力を収集する加速度計、(例えば、光感知、静電容量感知などを用いて)ハンドジェスチャ及び他の3次元ジェスチャ入力を収集するセンサなどを含むことができる。音声及び/又は映像フィードバックは、センサがユーザ入力を収集するときに提示されてもよい。例えば、検出されたハンドジェスチャは、ハンドジェスチャがデバイス10によって正常に検出されたことをユーザに知らせるフィードバックとして機能する、可聴クリック音及び/又は光出力の変動を伴うことができる。
【0033】
デバイス10は、1つ以上のスピーカ(例えば、ツイータ、中間レンジスピーカ、ウーファ、サブウーファなど)及び1つ以上のオーディオセンサ(例えば、音声コマンド入力を収集するためのマイクロフォン、ノイズキャンセルシステムの一部として周囲ノイズを測定するマイクロフォン、エコー位置センサ内のマイクロフォンなど)などのオーディオデバイスを含んでもよい。
【0034】
所望であれば、デバイス10は、デバイス24などの他の入出力デバイス(例えば、視線検出システム、熱画像システム、触覚出力デバイスなど)を含んでもよい。触覚出力デバイスは、圧電デバイス、電磁アクチュエータ及び/又は触覚出力を収集する他のアクチュエータを含んでもよい。
【0035】
デバイス10は、1つ以上のバッテリを含んでもよく、主電力を内部直流電力に変換するための電力変換器を含んでもよく、かつ/又は他の電力回路(例えば、無線で伝送された電力を受け取るための無線電力回路、近くのデバイスに無線電力を伝送するための無線電力回路など)を含んでもよい。
【0036】
いくつかの構成では、筐体40の外側表面の全ての一部は、音に対して透過可能であってもよい。例えば、穿孔若しくは他の開口部を有する織物、金属、ガラス、若しくはポリマー層、及び/又は音を通過可能にする他の構造体は、筐体40の側面42上の側壁、筐体40の上面44の壁、及び/又は他の筐体構造体を形成する際に使用することができる。所望であれば、筐体40の壁を形成する際に、音に対して透過可能である複数の材料層を使用することができる。例えば、デバイス10は、音に対して透過可能である外側織物層、及び音が通過可能な開口部を有する内側プラスチックフレームを有してもよい。これらの音透過性構造体により、筐体40の内部のスピーカからの音をデバイス10の外部に通過させることができ、デバイス10の外部からの音をデバイス10の内部のマイクロフォンに通過させることができる。
【0037】
デバイス10はまた、光を放出するように構成されてもよい。例えば、筐体40は、
図3の例示的な層50及び52などの1つ以上の層を有してもよい。これらの層は、例えば、外側の音透過性織物層(例えば、層52)、及び内側の音透過性層(例えば、音を通過させる穿孔若しくは他の開口部を有するプラスチック、ガラス、又は金属構造体)を含んでもよい。
図3に示すように、光源56は、音透過性層50及び52などの層を通過する光58を放出することができる。光58は、例えば、層50及び/又は層52の開口部60を通過することができる。開口部60は穿孔であってもよく、透明材料で充填されてもよく、かつ/又は空気で充填された開口部であってもよく、織布又はニット織物中の材料の撚線間の開口部であってもよく、ガラス、金属、ポリマー、若しくは他の材料の層の開口部であってもよく、かつ/又は他の好適な開口部であってもよい。
【0038】
開口部60は、光58及び音の両方が、デバイス内部62とデバイス外部64との間を通過することを可能にすることができ、かつ/又は光58のみが通過することを可能にする開口部であってもよい。開口部60が音に対して透過できない構成では、かつ/又は、音に対してより透過性である他の開口部が、筐体40の筐体壁を形成する材料の層(単数又は複数)に存在する構成では、音が開口部60とは別個の音透過性開口部を通過することができる(例えば、音68が内部62のスピーカ70から外部64へと通過可能な音開口部66を参照)。開口部60及び/又は開口部66は、開口部60及び/又は開口部66を有する織物を織る、編成する、又は編むことによって形成されてもよいし、レーザー切断及び/又は他の孔形成技法を用いて形成されてもよい。
【0039】
図1のディスプレイ14などの視覚的出力デバイスを形成する際に使用され得るタイプの例示的な発光デバイスを
図4、5、6、及び7に示す。
図4の例では、発光デバイス56は、光58を放出する構成要素76などの発光構成要素を有する。構成要素76は、(パッケージ化された又はパッケージ化されていない)発光ダイオードであってもよく、レーザーダイオードであってもよく、ランプであってもよく、エレクトロルミネッセンスデバイスであってもよく、かつ/又は印加電流に応答して光58を放出するための他の好適な回路であってもよい。構成要素76は、基板72上の金属トレース74に電気的に結合された電気端子を有してもよい。基板72は、フレキシブルプリント回路又はリジッドプリント回路基板などのプリント回路であってもよい。
【0040】
図5は、発光デバイス56が、導光導波路82の縁部内に光80を放出する発光構成要素78(例えば、発光ダイオード、レーザーなど)を有する様子を示す。導波路82は、平坦な光ガイド層(例えば、透明ポリマーシートから形成された光ガイド層)であってもよく、光ファイバ(例えば、長さに沿って内部に光を伝達する円筒形ファイバ)であってもよく、かつ/又は別の好適な光ガイド構造体であってもよい。動作中、全内部反射の原理により導波路82内の内部に伝達される光80は、導波路82内の光散乱構造体によって外向きに散乱されることができ、したがって可視照明58(例えば、デバイス10のユーザに見える光)として機能し得る。所望であれば、光58は、液晶ディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、又は他のディスプレイ用のバックライトとして機能し得る(例えば、
図9のバックライト付きディスプレイ84を参照)。光58はまた、逆光アイコン、テキストなどをユーザに提供するために、パターン化された不透明構造体(例えば、アイコン又は英数字を形成する開口部を有する黒色インクの層)を通過してもよい。導波管82は、(例えば、光が開口部を通過できるように)筐体40内の単一の開口部と重なり合ってもよく、かつ/又は筐体40の壁の一部若しくは全てと重なり合ってもよい。例えば、導波路82は、(例えば、デバイス10の円筒形表面に巻き付く画素のアレイをバックライトで照らし、筐体40などを取り囲む開口部を通じた照明を提供するように)筐体40の円筒形側面にバックライトを提供する円筒形状を有してもよい。所望であれば、デバイス10は、導波路82などの複数の導波路を含んでもよく、これらの複数の導波路のうち2つ以上が重なり合ってもよい。
【0041】
図6は、発光デバイス56が、構成要素61などの発光構成要素(例えば、発光ダイオード、レーザーダイオード、エレクトロルミネッセンス構成要素、ランプなど)を含み得る様子を示す。構成要素61は、導電撚線59など導電性材料撚線に電気的に結合された端子を有してもよい。撚線59は、中実金属ワイヤ、金属でコーティングされたポリマー撚線、又は他の導電性材料撚線であってもよく、所望であれば、筐体40内の織物層に組み込まれてもよい。
図6の構成要素61及び
図4の構成要素76などの構成要素は、所望であれば、(例えば、堆積された発光ダイオードの一部が金属トレース及び/又はワイヤに電気的に接触でき、その他の部分は電気的に接触しないように)スラリ中に堆積された(印刷された)発光ダイオードであってもよい。スラリベースのダイオードの搭載方式を使用して、プロセスの複雑さを低減することができる。所望であれば、溶接部又ははんだ接合部を、構成要素61を導電撚線に結合する際に使用することができる。
【0042】
図7の実施例では、発光デバイス56は、光58を生成するように個々に制御された画素Pのアレイを有する。
図7のデバイス56の画素アレイは、
図7のデバイス56がユーザに対して画像を表示することを可能にする(例えば、
図7のデバイス56はディスプレイであってもよい)。画素Pは、基板55(例えば、ポリマー層、ガラス層など)などの共通基板上に形成することができ、かつ/又は個々にパッケージ化された発光ダイオードから、かつ/若しくはそれぞれの発光ダイオードを含む、むき出しの個々の結晶半導体ダイから形成することができる。画素Pがデバイス10に個別に搭載された構成では、
図4及び
図6の例示的な搭載構成などの搭載構成を使用することができる(例えば、
図4及び
図6の構成要素76及び61は、画素のアレイ内の画素Pとして機能し得る)。
【0043】
図8は、デバイス10を形成する際に使用され得る織物層の一部分の斜視図である。
図8に示すように、織物層86は、織られているか、又は別の方法で(例えば、編み技法、編組技法などを用いて)編み合わされた材料88の撚線から形成されてもよい。織布又は織物層86などの他の織物は、開口部を有してもよい(例えば、
図8の実施例では、発光デバイス56を受容する開口部を参照)。これらの開口部は、
図3の開口部60及び66などの音響及び/又は光学開口部を形成することができる。音(及び所望であれば、光)も、織物層86内の隣接する撚線88間の間隙を通過することができる。
【0044】
織物層86は、筐体40内の外側筐体層(例えば、
図3の層52)を形成してもよく、かつ/又は筐体40内の1つ以上の内側筐体層(例えば、
図3の層54を参照)を形成してもよい。
図8の例示的な構成では、開口部が織物層86内に形成されており、それは、対応する発光デバイス56(例えば、発光ダイオードなど)を受容する。発光ダイオードなどの発光デバイス56は、(例えば、デバイス56がディスプレイ内の画素として機能できるように)画素アレイ内に画素Pを形成することができ、かつ/又は低解像度の光ベースの出力デバイス(例えば、状態表示灯、パターン化された不透明層内のアイコン用のバックライトなど)を形成することができる。発光デバイス56は、1つ以上の異なる基板(例えば、1つ以上のプリント回路)に搭載されてもよく、かつ/又は基板上の他の回路と一体的に形成されてもよい。例えば、発光デバイス56は、フレキシブル有機発光ダイオードディスプレイ基板上の有機発光デバイスであってもよい。
【0045】
1つの例示的な構成では、発光デバイス56は、パッケージ化されるか、又はパッケージ化されていない矩形デバイスであり、横方向寸法D1は、約50ミクロン〜200ミクロン、少なくとも30ミクロン、少なくとも50ミクロン、少なくとも100ミクロン、500ミクロン未満、300ミクロン未満、又は他の好適なサイズである。織物層86内の対応する開口部のサイズは、同一であってもよいし、より大きくても小さくてもよい(例えば、層86内の開口部の横方向寸法は、少なくとも50ミクロン、少なくとも100ミクロン、少なくとも200ミクロン、少なくとも300ミクロン、500ミクロン未満、又は他の好適なサイズであってもよい)。
【0046】
発光デバイス56から形成された画素Pのアレイに、画像を表示するのに十分な解像度を提供するために、デバイス56のデバイスとデバイスとの間隔(間隔距離D2)は、(例として)少なくともD1の1〜2倍であり、少なくともD1の1倍であり、少なくともD1の2倍であり、少なくともD1の3倍であり、D1の4倍未満であり、D1の2倍未満であり、又はD1の1倍未満であることが望ましい場合がある。発光ダイオード又は他の画素Pのアレイは、(例として)少なくとも10個の発光ダイオード若しくは他の画素P、少なくとも100個の発光ダイオード若しくは他の画素P、少なくとも1000個の発光ダイオード若しくは他の画素P、少なくとも10,000個の発光ダイオード若しくは他の画素P、1,000,000個未満の発光ダイオード若しくは他の画素P、又は1000個未満の発光ダイオード若しくは他の画素Pを含むことができる。
【0047】
いくつかの構成では、織物層56などの複数の織物層は、デバイス10用の織物を形成してもよい。例えば、筐体40内の筐体壁は、
図8の層86などの複数の織布層を含む織物層から形成されてもよい。多層織物壁は、接着剤を用いて一体に積層される複数の個々の織物層を含んでもよいし、単一の多層織物(例えば、縦糸及び横糸の撚線の複数の層が互いに織られた織物)を含んでもよい。
【0048】
織物層86内の材料の撚線は、ポリマー撚線、綿及び他の天然材料の撚線、並びに金属及び他の導電性材料を含む撚線を含んでもよい。導電性撚線は、金属ワイヤ又は金属若しくは他の導電性材料の層でコーティングされたポリマーコアから形成することができる。導電性撚線は、金属などの導電性材料が露出するようにむき出しでもよいし、ポリマー絶縁コーティング及び/又は他のコーティングで被覆されてもよい。絶縁撚線は、ポリマー又はガラスなどの誘電体から形成することができる。
【0049】
いくつかの構成では、デバイス10内の材料の織物又は他の層は、透明材料の撚線(光ファイバ)を含んでもよい。透明撚線は、光を運ぶための導波路として機能し得る。これらの導波路は、それらの長さに沿った1つ以上の場所で粗雑化されて、光を導波路から選択的に放出させる光散乱構造体を作成してもよい。例えば、1つ以上の透明なポリマー撚線又はガラス撚線は、
図5の導波路82などの導波路として機能することができ、結合された発光ダイオード又は他の発光構成要素78からの光が提供されてもよい。発光ダイオードからの光を誘導するファイバ導波路又は光ガイド層の部分は、デバイス10の筐体40内の織物層及び/又は他の材料層内の1つ以上の開口部と重なってもよい。いくつかの構成では、発光デバイス56は、エレクトロルミネセントワイヤ又は他の発光構造体を含んでもよく、それは、筐体40のための織物又は他の材料層に織られるか、あるいは別の方法で組み込まれ得る。
【0050】
図9は、
図1のデバイス10などの例示的な電子デバイスの側面図である。
図1に示すように、側壁部分44などのデバイス筐体40の部分は、発光ダイオード、画素アレイなどのような光ベースの構成要素(例えば、光源56を参照)を用いて視覚的出力が提供されてもよい。所望であれば、筐体壁44の異なる部分は、異なるタイプのコンテンツが提供されてもよい。例えば、部分44−1は、テキストが提供されてもよい。テキストは、方向90に自動的にスクロールすることができ、所望であれば、デバイス10の周囲のほとんど又は全ての周りに水平にスクロールすることができる(例えば、部分44−1は、デバイス10の周囲を取り囲むリング形状のバンド又は他のリング形状の領域を形成してもよい)。テキスト若しくは他の視覚情報を方向90に水平にスクロールすることに加えて、又はその代わりに、テキスト若しくは他の視覚情報は垂直にスクロールされてもよい。筐体40の側面の部分44−2は、テキスト、アイコン、及び他のグラフィック要素、(付随する音声を有する)映像、並びに/又は他の視覚コンテンツを含む静止画像及び/又は動画像が提供されてもよい。いくつかの構成では、光のパターン(例えば、音声認識機能がアクティブであること及び/又は処理中であることを示す変動する波形)は、必要なときに、領域44−2内に表示されてもよい。デバイス10の側壁部分44及び/又は頂部の追加領域はまた、静止画像及び/若しくは動画像又は他のコンテンツが提供されてもよい。
【0051】
デバイス10の視覚的出力デバイスにより(例えば、デバイス10の側部、デバイス10の上部などに)提供されるコンテンツは、画素アレイ上に表示される画像を含んでもよく、アイコン、英数字、及び、記号形状の開口部を有するバックライト付き不透明構造体及び/又は、記号形状の光ガイド若しくは発光デバイスのアレイなどの記号形状のバックライト構造体を用いて表示される、記号形状を含んでもよく、装飾的な縁取りパターン(例えば、筐体40の上縁部に沿って走る赤色円)を含んでもよく、かつ/又は他の視覚的出力情報を含んでもよい。
【0052】
いくつかの構成では、デバイス10内のディスプレイ又は他の光源(単数又は複数)によって表示される情報は、メディア再生に関連付けられてもよい。例えば、メディア再生音量インジケータは、デバイス10の外周部の周りのバンドに提示されてもよい。音量インジケータは、例えば、デバイス10の全部に巻き付くことができ、デバイス10が静止している表面の上方に、デバイス10の現在のオーディオ再生音量に比例する高さを有してもよい。再生音量が増加すると、デバイス10の領域44内の照明されたバンドの高さは、比例して増加してもよい。再生音量がミュートされると、照明されたバンドは(例として)色が取り消されたり、変更されたりしてもよい。
【0053】
デバイス10は、ディスプレイ、独立型ディスプレイ、テレビ、又はディスプレイを有する他のデバイスを有するコンピュータなどのディスプレイデバイスと通信することができる。例として、1つ以上のデバイス10は、映画コンテンツを表示しているテレビシステムに無線でリンクされてもよい。映画再生中に、明るい閃光(例えば、映画が爆発を含む場合、橙色の閃光)があってもよい。現在再生中の映画又は他のメディアに存在する橙色の光を強調するために、デバイス10上のディスプレイ14又は他の視覚的出力デバイスは、同期したコンテンツを提示することができる(例えば、ディスプレイ14は、テレビ又は他のディスプレイ上の橙色のコンテンツと同期して、明るい橙色を点滅させることができる)。デバイス10は、周囲光の色変化(例えば、テレビでの爆発による橙色の出現)を自動的に感知することができ、それに応じてディスプレイ(単数又は複数)14上の出力光の色を調整してもよいし、デバイス10はテレビ又は他のデバイス上に表示されているコンテンツの知識に基づいた、同期した照明スケジュール(例えば、1分間70%強度で橙色、17分間5%強度で黄色など)を備えてもよい。
【0054】
いくつかの構成では、デバイス10は、複数のユーザによって同時に使用されてもよい。例として、
図10に示すデバイス10の例示的な上面図を検討する。この構成では、デバイス10は、ゲーム又は他のソフトウェアを実行している。ゲームは、ユーザ94及び98などのユーザから入力を受け取ることができ、視覚的出力デバイス(例えば、筐体40の側壁44及び/又は他の部分のディスプレイ)に対応する出力を供給することができる。ユーザは(この例では)デバイス10の両側に位置しているので、デバイス10の制御回路は、デバイス10内の視覚的出力デバイスを使用して、方向96でデバイス10を見ているユーザ94が閲覧するために、領域44Bに第1のコンテンツを表示し、方向100でデバイス10を見ているユーザ98が閲覧するために、領域44Aに第2のコンテンツを同時に表示することができる。第1のコンテンツは、第2のユーザの視界から隠されてもよく、第2のコンテンツは、第1のユーザの視界から隠されてもよく、それによって、第1及び第2のユーザは、各ユーザに表示された情報が秘密であり、共有されていないゲームをすることが可能になる。
【0055】
デバイス10内のセンサ92(例えば、カメラ、近接センサなど)を使用して、領域44A及び44Bの位置を動的に調節できるように、ユーザ94及び98の位置を監視することができる。所望であれば、表示された画像内の台形ひずみ(例えば、ユーザの立ち位置によるひずみ)は、ディスプレイ10上の視覚コンテンツの提示中に動的に補正することができる。例えば、ユーザ94が、座って領域44Bを正面から閲覧している場合、台形ひずみを補正しない画像が、領域44B内に表示されてもよい。しかし、ユーザ98が、デバイス10に隣接して立っており、ある角度で領域44Aを閲覧している場合、ユーザの視野角を補償するために領域44Aに表示されているコンテンツ上で、台形画像補正動作が実行されてもよい。このように補償された画像は、補償されていない画像よりも歪んでいないように見えるであろう。所望であれば、デバイス10は、ゲーム中に複数のユーザに対して共有情報(例えば、カラオケゲーム中の歌詞、運動ルーチン中のヨガアシスタント情報など)を表示することができる。
【0056】
デバイス10は、通信デバイスとして使用することができる。例えば、デバイス10は、電話(例えば、ボイスオーバーインターネットプロトコル電話)として動作することができ、映像通信(例えば、付随する音声を有するライブ映像通話)を対処することができ、又はマルチ端末家庭内インターコムシステム内の1つの端末として機能することができる。デバイス10は、例えば、家庭の他の部屋内の他のデバイス10と、家庭内有線又は無線ネットワークを介して通信することができる。これにより、ある部屋のユーザが別の部屋のユーザに話しかけることができる。ユーザは、別の部屋の適切なデバイス10と音声リンクを形成するように、デバイス10に指示する音声コマンドを用いて互いに電話することができる。デバイス10はまた、(例えば、第1のデバイス10を用いて乳児の部屋の音声及び/又は映像を拾い上げ、その音声及び/又は映像を、親に提示するために別の部屋の対応する第2のデバイスにリアルタイムで送信することによって)乳児監視システムを形成するために使用することもできる。
【0057】
ユーザは、所望であれば、携帯電話又は他の外部機器(例えば、
図2の機器30)を使用して、タッチスクリーン入力をデバイス10に供給することができる。例として、複数のユーザが、デバイス10を閲覧しているシナリオを検討する。この状況では、デバイス10内の側壁ディスプレイ又は他のディスプレイは、共有出力デバイス(例えば、デジタルホワイトボード)として使用することができる。ユーザは、ユーザの外部機器のタッチセンサ(例えば、携帯電話又はタブレットタッチスクリーン、ラップトップコンピュータ内のタッチセンサなど)を用いて、ディスプレイ(単数又は複数)14上に表示されるオブジェクトを描くことができる。所望であれば、ユーザは、デバイス10のディスプレイ(単数又は複数)を使用して、機器30に記憶されたグラフィックプレゼンテーションを表示してもよいし、別の方法で機器30からの情報を表示するようにデバイス10に指示してもよい。
【0058】
いくつかの構成では、機器30はデバイス10によって制御されてもよい(例えば、デバイス10は、機器30の遠隔制御として機能することができる)。例えば、ユーザは、デバイス10がリンク28を介して機器30に伝達する音声コマンド、タッチセンサ入力、又は他の入力をデバイス10に供給することができる。コマンドは、機器30のディスプレイ及びスピーカで再生するためのメディアを選択して、音量調整を行い、ディスプレイの輝度調整を行い、チャネルの変更調整を行い、かつ/又は機器30の動作に他の変更を行うように機器30に指示することができる。デバイス10がメディア再生機器(例えば、オーディオシステム、テレビ、又は他の視聴覚機器)の遠隔制御として機能する場合、ディスプレイ(単数又は複数)14は、メディア再生情報(例えば、曲名及びアーティストなどの現在再生中のトラック情報、次の再生トラック情報、代替のテレビチャンネルのショー、現在アクティブなテレビチャンネル上の後続のタイムスロットでスケジュールされているショー)を表示するために使用されてもよい。デバイス10内のスピーカ及びディスプレイ(単数又は複数)14を用いて音声情報及び/又は映像情報を提示中に、デバイス10は、ディスプレイ(単数又は複数)14を使用して、現在再生中のメディアトラック、今後再生するトラック、歌詞、レーティング情報、アーティスト情報、現在のチャンネル若しくはサービス名に関する情報、並びに/又はユーザに提示されている音声及び/若しくは映像に関連する他の情報を提示することができる。
【0059】
所望であれば、センサ92は、エコー位置センサを含んでもよい。エコー位置センサ(例えば、音を発し、マイクロフォンを用いて反射音を受け取るセンサ)及び/又は他のセンサ(例えば、カメラ、近接センサ、色周囲光センサ、周囲音及び他の音を測定するマイクロフォンなど)を用いて、デバイス10は、近くの外部物体に対するデバイス10の位置及び向きを判定することができる。近くの物体は、家庭内の壁又は他の障害物を含み得る。デバイス10は、これらの障害物の位置を感知することができ、視覚表示デバイス(例えば、ディスプレイ14)のどの部分が妨害されていないかを判定するために、障害物位置に関する情報を使用することができる。次いで、視覚コンテンツは、デバイス10の妨害されていない部分に表示することができる。デバイス10はまた、デバイス10の周囲に関する情報(例えば、デバイス10が静止しているカウンタの色、デバイス10に隣接するカウンタバックスプラッシュの色など)を使用してもよい。デバイス10の周囲の外観(色、質感など)に関する情報に基づいて、デバイス10は、ディスプレイ14上のコンテンツに適切な調整を行うことができる。例えば、デバイス10は、外部物体の色を模倣するようにディスプレイ14の部分を調整することができ、それにより、デバイス10がその周囲に視覚的に溶け込むことを可能にする。別の例として、デバイス10は、デバイス10を取り囲む外部物体の色と対照をなす、ディスプレイ14上のコンテンツを提示することができる。
【0060】
デバイス10の視覚的出力デバイス上に提供されるコンテンツは、グラフィック確認応答(例えば、ユーザに、起動コマンド又は他の音声コマンド若しくは入力がうまく受信されたこと及び、デバイス10が現在、更なる音声入力を待っているなどの所望のタスクを実行していることをユーザに示すグラフィックパターン)を含んでもよい。抽象的な視覚的パターン及び/若しくはテキストの形態の視覚的フィードバック、又は他の視覚的フィードバックは、デバイス10の現在の動作状態(例えば、デバイス10が入力を受信する準備ができているか否か)をユーザに知らせるのに有用となり得る。これは、デバイス10と相互作用する際にユーザを支援し得る。
【0061】
デバイス10のディスプレイ14に表示されるコンテンツは、現在発話されている音声コマンド又は他の音声入力のテキスト転写を含んでもよい。これは、デバイス10との音声対話中に、ユーザに視覚的フィードバックを提供するのに有用となり得る。テキストは、垂直及び/又は水平にスクロールされてもよく、かつ/又は、ユーザに対向する、かつ/又は近くの壁若しくは他の外部障害物などから離れる方向に対向する、デバイス10の側面に表示されてもよい。追加の視覚的フィードバックを、アニメーションアシスタントの形態で提供してもよい。アニメーションアシスタントは、合成音声に同期して唇を動かしている、生きているような又は漫画アバター(例えば、人間の顔のコンピュータ生成グラフィック表現)であってもよい。合成音声は、ユーザに入力を供給するように促すために、ユーザの音声コマンド又は他のユーザ入力に応じて、措置がデバイス10によってとられたことを確認するために、かつ/又は他の方法でユーザに音声出力を提供するために使用されてもよい。付随する視覚的フィードバックは、人間のような視覚的形態を有してもよく、光の抽象パターン(例えば、合成された発話又は他の出力と同期して外見を脈動する又は別の方法で変更するカラフルなグラフィック画像)であってもよく、かつ/又は他の好適な視覚的形態を有してもよい。所望であれば、視覚アシスタント(例えば、アバターなど)は、デバイス10上に(例えば、デバイス10の側壁又は視覚的出力デバイスとの他の表面上に)静的に表示されてもよい。いくつかの実施形態では、合成音声は、付随するテキスト(例えば、聴覚障害のユーザを支援するための合成音声のテキスト)を備えてもよい。テキストは、ユーザデータベース照会(例えば、オンラインデータベースへの音声照会、タッチセンサ、キーボード、又は他の入力デバイスからの入力など)に応じて供給されるインターネット検索結果及び他のデータベース情報を含んでもよい。
【0062】
ユーザのためにメディアを再生する場合、デバイス10は、現在再生中のメディア(例えば、オーディオトラック、映像など)を表すテキスト及び/又は他の視覚的出力を表示してもよい。通知(例えば、着信電子メールメッセージ又は他のメッセージの通知、カレンダーイベントの通知など)はまた、デバイス10の視覚的出力デバイスによって表示されてもよい。例として、デバイス10は、ユーザのオンラインアカウント(例えば、電子メールアカウント、カレンダーアカウントなど)にリンクされてもよく、かつ/又は他の方法でユーザに関連付けられたパーソナライズコンテンツを受信してもよい。デバイス10内のカメラ又は他のセンサが、ユーザがデバイス10の近傍に存在することを認識したときに、ユーザのアカウントに関連付けられた情報を自動的に取り出してもよい(例えば、デバイス10は自動的にユーザのアカウントにログインしてもよい)。ユーザのアカウントに関連付けられたパーソナライズコンテンツ(通知、メッセージ、カレンダー項目など)を、デバイス10の側面又はデバイス10内の他の場所に表示してもよい。
【0063】
デバイス10は、異なる動作モードでユーザへのコンテンツの提示を対処することができる。例えば、デバイス10などのデバイスは、職場に配置される場合、仕事モードで動作することができ、家庭環境に配置される場合、家庭モードで動作することができる。コンテンツは、デバイス10の現在の動作モードに基づいて、プライバシーの異なる量及び/又は他の属性で表示されてもよい。例えば、デバイス10が娯楽モードで動作するとき、現在再生中のメディアに関する情報が、ディスプレイ14上に表示されてもよいが、ユーザが明示的に要求しない限り、電子メールメッセージ及びテキストメッセージなどのパーソナルコンテンツは、表示されなくてもよい。別の例として、デバイス10が家族モードで動作する場合、家族のメンバーに由来するメッセージは、表示してもよいが、他のメッセージは抑制してもよい。更に別の例示的なシナリオでは、デバイス10は、ユーザのアカウントで利用可能な全てのメッセージ及び他のコンテンツがディスプレイ14に表示され得るパーソナルモードで動作してもよい。
【0064】
コンテンツ提示は、家庭内のデバイス10の場所、時間帯及び日付、デバイス10までの個人の近接さ、デバイス10の現在の動作モード(家族モード、娯楽モードなど)並びに/又は他のコンテンツ提示基準などの基準に基づいてカスタマイズされてもよい。例として、平和的な視覚コンテンツを表示してもよく、夜間のリビングルーム環境で平和的な音楽を再生してもよく、精力的視覚コンテンツを表示してもよく、精力的な音楽を朝のキッチン環境で再生してもよい。休日には、休日に固有の視覚コンテンツを表示してもよく(例えば、休日のモチーフに従った色、休日特有のスクリーンセーバ画像)、休日特有の音楽を自動的に再生してもよい。ユーザの誕生日には、ユーザの存在を検出したときには、バースデーソングを再生してもよく、ハッピーバースデーの挨拶を表示してもよい。コンテンツは、ユーザがデバイス10に近接したことを検出するとすぐに、又は他の提示基準を満たすとすぐに、提示されてもよい。
【0065】
所望であれば、デバイス10の移動(例えば、慣性測定ユニット(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、及び/又はコンパス)で検出された動き)は、デバイス10を用いてユーザに視覚情報及び/又は音声情報を提示する方法を決定する際に使用されてもよい。例えば、デバイス10の移動は、デバイス10の外観がデバイス10の新しい周囲状況を反映するように更新されるべきかどうかをユーザに(例えば、コンピュータが生成した音声によって)尋ねるようにデバイス10に促すことができる。
【0066】
いくつかの状況では、複数のユーザがデバイス10の近傍に存在してもよい。このタイプのシナリオでは、デバイス10上に視覚的に提示される情報及び/又はユーザのために再生される音声情報は、複数のユーザの属性及び好みに基づいて選択されてもよい。例として、第1のユーザが、第2のユーザよりもデバイス10の近くにいると検出された場合、第1のユーザに関連付けられた音楽の好みは、第2のユーザに関連付けられた音楽の好みより優先されてもよい。聴覚障害又は視覚障害を有するユーザが、デバイス10の近傍にいることを検出したことに応答して、デバイス10は、(例えば、再生音量を増加させることによって、表示されたコンテンツの輝度又は鮮明度を向上させることなどによって)適切な補正措置をとることができる。色認識欠陥を有するユーザは、デバイス10の視覚的出力デバイス(単数又は複数)上に表示された視覚情報に対して、色盲画像補正動作を実行することによって、適応することができる。
【0067】
デバイス10までのユーザの近接さは、近接センサ又は他の機器を用いて測定することができる。所望であれば、デバイス10の近傍の個人のアイデンティティは、顔認識を用いて(例えば、デバイス10内のカメラでキャプチャされた画像に対して画像処理動作を実行することによって)決定することができる。カメラデータも使用して、デバイス10までのユーザの距離を測定することができる。所望であれば、デバイス10までのユーザのデバイス(単数又は複数)の距離を測定することによって(例えば、飛行時間又は受信信号強度の高周波測定を使用して、第1のユーザの腕時計が第2のユーザの腕時計よりもデバイス10の近くにあるかどうかを判定することによって)、かつ/又は他の技法(エコー位置、赤外線カメラ、視線検出システム、容量性近接センサ、光近接センサなど)を用いてユーザの場所を測定することによって、デバイス10までのユーザの距離を測定することができる。
【0068】
デバイス10は、(例えば、ユーザが、データベース照会及び/又は他のコマンドなどの音声コマンドをデバイス10に供給している場合)ユーザの音声を分析することができる。キャプチャされた音声情報内で発声ストレスが検出された場合、デバイス10は、ユーザに提示されているコンテンツに対して調整を行うことができる。例えば、音声の大きさ又はストレスパターンが、ユーザがストレスを受けていることを示す場合、デバイス10内の視覚的出力デバイス上の照明パターンの色及び/又は輝度は、それに応じて(例えば、上昇したストレスを反映するように、又は、穏やかな環境を作り出すことによってストレスを緩和しようとするために)調整されてもよい。デバイス10がデジタルアシスタントを表すアバターを表示している構成では、アバター(例えば、ヒューマニスティックアバター、絵文字ベースのアバターなどのデジタルアシスタントの簡略化されたグラフィック表現など)が、ユーザのムードに応じて適合されてもよい。例えば、悲しみがユーザの声の中で検出された場合、アバターは、それに応じて(例えば、ユーザの悲しみを表現するための悲しい絵文字に、又は検出された悲しみを打ち消すための楽しい絵文字に)変化してもよい。アバターはまた、現在ユーザに提示されているコンテンツの性質に応じて変更することもできる。例えば、ユーザが、誕生日のギフトの購入に関する情報をデジタルアシスタントに尋ねる場合、デジタルアシスタントは、楽しい絵文字を使用して、結果を提示することができる。
【0069】
メッセージコンテンツは、アバターを用いてユーザに提示されてもよい。例えば、仮想アシスタントを表すアバターは、受信した電子メールのテキストに対して音声合成動作を実行することができる。音声合成動作は、電子メールのテキストを可聴形態(発声された単語)で提示することができる。ディスプレイ(単数又は複数)14は、合成音声に同期した顔の動く表現を同時に提示することができる。顔の表情(悲しみ、楽しさ、怒りなど)は、メッセージ内の送信者が選択した感情設定に基づいて、かつ/又はメッセージのテキスト内のキーワードの分析に基づいて選択されてもよい。
【0070】
図11は、デバイス10の使用に関する例示的な動作のフローチャートである。
【0071】
ブロック102の動作中に、デバイス10はセンサ20と、ボタン18などの他のユーザ入力デバイスを使用して、ユーザからの入力と、デバイス10を取り囲む環境からの入力を収集することができる。音声入力などのユーザ入力及び周囲音に関する情報は、ブロック106の動作中に収集され得る。ブロック108では、デバイス10は、(例えば、天気、電子メール、ニュースなどのオンライン情報を収集するために)外部機器30と通信することができる。ブロック104の動作中に、カメラ情報を収集することができる(例えば、デバイス10を取り囲む個人の顔を検出し、デバイス10の動作環境に関する情報を収集するために、1つ以上のカメラを用いて画像をキャプチャすることによって)収集され得る。
【0072】
ブロック110の動作中に、デバイス10はブロック102,106,108,及び104中に収集された情報に応じて、好適な措置をとることができる。例えば、デバイス10は、スピーカ22を用いて音声出力を供給することができ、かつ/又は視覚的出力デバイス14を使用して視覚的出力を供給することができる。遠隔機器30の制御信号も生成されてもよいし、デバイス10が別の方法で外部機器30と相互作用してもよい。
【0073】
実施形態によれば、側壁を有する筐体と、筐体内のマイクロフォンと、筐体に巻き付く側壁上の視覚的出力デバイスと、筐体内のスピーカと、音声コマンドをマイクロフォンで収集し、音声コマンドに応じてスピーカを用いて音を生成し、視覚的出力デバイス上に視覚情報を提示するように構成された筐体内の制御回路と、を備える電子デバイスが提供される。
【0074】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、側壁に重なり合う織物を含み、織物は、音が通過する第1の開口部と視覚的出力デバイスからの光が通過する第2の開口部とを有する。
【0075】
別の実施形態によれば、視覚的出力デバイスは、発光ダイオードのアレイを含み、視覚情報はテキストを含む。
【0076】
別の実施形態によれば、テキストは曲名を含む。
【0077】
別の実施形態によれば、筐体は周辺部を有し、視覚的出力デバイスは筐体の周辺部の周りに延在し、制御回路は、筐体の周辺部の周りに視覚的出力デバイス上の視覚情報をスクロールするように構成されている。
【0078】
別の実施形態によれば、発光ダイオードのアレイは、少なくとも100個の発光ダイオードを含む。
【0079】
別の実施形態によれば、筐体は円筒形であり、側壁は筐体の円筒形表面を形成する。
【0080】
別の実施形態によれば、制御回路は、視覚的出力デバイス上に音声コマンドのテキスト転写を表示するように構成される。
【0081】
別の実施形態によれば、視覚的出力デバイスは、光ガイド層と、光を光ガイド層に供給する発光ダイオードと、を含み、光ガイド層は、光ガイド層から光を散乱させる光散乱構造体を含み、筐体は、光が光ガイド層から散乱した後に光が通過する開口部を有する構造体を含む。
【0082】
別の実施形態によれば、制御回路は、視覚的出力デバイス上にオンライン情報を表示するように構成されており、オンライン情報は、天気情報、スポーツスコア、及びニュースからなる群から選択されるオンライン情報を含む。
【0083】
実施形態によれば、円筒形筐体構造体を有する筐体と、円筒形筐体構造体内に搭載されたスピーカと、円筒形筐体構造体を覆う織物と、織物を通して英数字を表示するように構成された発光ダイオードと、マイクロフォンと、マイクロフォンで受信した音声コマンドに基づいてスピーカを用いてメディアを再生するように構成された制御回路と、を備える電子デバイスが提供される。
【0084】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、ハンドジェスチャを収集するセンサと、無線ローカルエリアネットワーク内の無線リンクを介して制御回路とテレビとの間の通信をサポートするように構成された無線通信回路とを含み、制御回路は、マイクロフォンを用いて受信した音声コマンドに基づいて、無線リンクを介してテレビにチャンネル変更調整を通信することによって、テレビの遠隔制御として機能するように構成されている。
【0085】
別の実施形態によれば、制御回路は、無線通信回路を用いて、加熱コントローラ及び照明コントローラを含むホームオートメーション機器と通信するように構成される。
【0086】
別の実施形態によれば、制御回路は、発光ダイオードを使用して、時間帯に応じて変化する英数字を表示するように構成される。
【0087】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、音声起動コマンドがマイクロフォンによって受信されたことを確認通知するために、光のパターンを放出するように構成された発光デバイスを含む。
【0088】
別の実施形態によれば、ハンドジェスチャを収集するセンサは、光近接センサを含む。
【0089】
別の実施形態によれば、ハンドジェスチャを収集するセンサは、容量性近接センサを含む。
【0090】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク内の無線リンクを介して制御回路とテレビとの間の通信をサポートするように構成された無線通信回路を含み、制御回路は、マイクロフォンを用いて受信した音声コマンドに基づいて、無線リンクを介してテレビにチャネル変更調整を通信することによって、テレビの遠隔制御として機能するように構成されている。
【0091】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、ハンドジェスチャを収集するセンサを含む。
【0092】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク内の無線リンクを介して制御回路と加熱コントローラとの間の通信をサポートするように構成された無線通信回路を含む。
【0093】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク内の無線リンクを介して制御回路とホームオートメーション照明コントローラとの間の通信をサポートするように構成された無線通信回路を含む。
【0094】
実施形態によれば、筐体と、筐体内に搭載されたスピーカと、筐体を覆い、スピーカから音を通過させるように構成された織物と、マイクロフォンと、無線ローカルエリアネットワーク内の無線リンクを介してテレビとの通信をサポートするように構成された無線通信回路と、マイクロフォンを用いて受信した音声コマンドに基づいてスピーカでメディアを再生するように構成され、マイクロフォンで受信した音声コマンドに基づいて、無線リンクを介してテレビにチャンネル変更調整を通信することによってテレビの遠隔制御として機能するように構成された制御回路と、を備える電子デバイスが提供される。
【0095】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、時間帯に応じて変化する織物を通して英数字を表示するように構成された発光ダイオードを含む。
【0096】
別の実施形態によれば、筐体は、円筒形状を有し、長手方向軸の周りに回転対称性を呈し、電子デバイスは、長手方向軸に巻き付くディスプレイを含む。
【0097】
実施形態によれば、筐体と、筐体内に搭載されたスピーカと、筐体を覆う織物と、ハンドジェスチャを収集するセンサと、マイクロフォンと、マイクロフォンで受信した音声コマンドに基づいてスピーカでメディアを再生するように構成された制御回路と、を備える電子デバイスが提供される。
【0098】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク内の無線リンクを介して制御回路と、ホームオートメーション照明コントローラとの間の通信をサポートするように構成された無線通信回路を含む。
【0099】
別の実施形態によれば、無線通信回路は、無線ローカルエリアネットワークを用いて制御回路とテレビとの間の通信をサポートするように構成される。
【0100】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、時間帯に応じて変化する織物を通して英数字を表示するように構成された発光ダイオードを含む。
【0101】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、音声コマンドがマイクロフォンによって受信されたことを確認通知するために、光のパターンを放出するように構成された発光デバイスを含む。
【0102】
別の実施形態によれば、電子デバイスは、制御回路によって制御されている間に織物を通って光を放出するように構成された発光構成要素を含む。
【0103】
前述は、単なる例示に過ぎず、説明された実施形態に対して多様な変更を行うことができる。前述の実施形態は、個別に又は任意の組み合わせで実施することができる。