特許第6925556号(P6925556)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6925556
(24)【登録日】2021年8月5日
(45)【発行日】2021年8月25日
(54)【発明の名称】角塗り台
(51)【国際特許分類】
   B43M 11/00 20060101AFI20210812BHJP
   B43L 7/12 20060101ALN20210812BHJP
【FI】
   B43M11/00 Z
   !B43L7/12
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2021-71437(P2021-71437)
(22)【出願日】2021年3月4日
【審査請求日】2021年3月4日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521171416
【氏名又は名称】大塚 光
(72)【発明者】
【氏名】大塚 光
【審査官】 藤井 達也
(56)【参考文献】
【文献】 実開平4−5276(JP,U)
【文献】 特開平7−323699(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0191041(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B43M 11/00−11/08
B43L 3/00
B43L 7/00− 7/14
B05C 7/00−21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角形などの角を持つ形で平板状の媒体の角部に塗り具を使って塗料を塗るための角塗り台であって、
角部で直角に交わる第1辺と第2辺を有し、前記媒体を設置するための土台と、
前記媒体を前記土台上で位置決めするために、前記土台の第1辺と第2辺に沿って設けられた壁部と、
前記塗料を前記角部に塗る際に、前記塗り具が前記土台の外側にはみ出すことを防止するために、前記土台または前記壁部に連結し、前記土台の前記角部の外側に位置するように設けられたガードとを備える角塗り台。
【請求項2】
前記ガードは、前記壁部の上辺から前記壁部と平行に前記土台の角部の方向に延伸する部材であることを特徴とする請求項1に記載の角塗り台。
【請求項3】
前記延伸する部材は平板であって前記壁部に対して折り畳み可能であり、前記壁部は前記土台部に対して折り畳み可能であり、前記平板および前記壁部は前記土台部上に重置されることを特徴とする請求項2に記載の角塗り台。
【請求項4】
前記土台は、第1辺に沿って延びる第1土台と第2辺に沿って延びる第2土台と、第1土台及び第2土台を互いに回転可能に支持する軸支部とを備え、第1土台及び第2土台の挟角が90度のときに前記媒体が土台に設置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の角塗り台。
【請求項5】
前記壁部が前記土台上で第1辺及び第2辺に沿ってスライド移動可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の角塗り台。
【請求項6】
前記媒体が用紙であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の角塗り台。
【請求項7】
前記塗り具がスティック状であり、前記塗料が糊であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の角塗り台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙の角に糊を塗ることが出来る糊塗布用の角塗り台に関する。
【背景技術】
【0002】
用紙に糊を用いてノート等に接着する際、用紙の端まで糊を付けられないと、そこから用紙が剥がれてしまう。この場合主に用いられるのはスティック糊と、棒状容器に入った液体糊であるが、これらの大半は円形であるため、用紙の角は特に塗るのが難しい。
【0003】
紙の端や角にスティック糊を塗るときは、下に別の紙を敷いてから塗るのが一般的である。そうでないと、机などの台の表面にのりが付いてしまうからである。しかし、わざわざ敷く紙を用意することが手間であり、敷く紙も無駄である。さらには、敷いた紙に付いたのりが別の所に付着して厄介になることもある。
【0004】
文房具の糊はスティック糊のほかにテープ糊が存在する。多くのスティックのりが丸いのに対して、こちらは紙に対して直線状に糊を付けられるため、角に塗るのが比較的やりやすい。しかし、テープのりではのりを引きたい場所へ引くのは難しく、角や淵を正確に引くには慣れが必要である。
【0005】
特許文献1の発明は、糊容器の糊の部分にプラスチックの板を設置することで、用紙の端に糊を塗る際に紙の下のものに糊が付着するのを防ぐことを提案している。しかし、この発明は使うのが難しく、さらにプラスチックの板に糊が付着して使えなくなる可能性が高いように見える。
【0006】
特許文献2の発明は、液体糊の容器の先端のスポンジ及び、スティック糊の平面の形状を角を持った形にすることで、用紙の角にも糊を塗りやすくすることを提案している。この発明では、厳密に用紙の角に糊を塗りきることが出来ず、角の部分から用紙が剥がれ始める可能性がある。
【0007】
特許文献3の発明は、スティック糊を四角くすることで糊を直線的面で塗れること及び、用紙の淵に糊を塗りやすくすることを提案している。この発明では、厳密に用紙の淵や角に糊を塗りきることが出来ず、角の部分から用紙が剥がれ始める可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平09−136499号公報
【特許文献2】実用新案登録第3045112号公報
【特許文献3】実用新案登録第3049952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明の目的は、用紙などの媒体の角に、簡単且つ美しく糊を塗れる台となる器具を開発することである。さらには、筆箱などへ収納することができるコンパクトな上記器具を開発することである。
【課題を解決するための手段】
【00010】
前記課題を解決するため、本発明に関わる請求項1に記載の角塗り台は、四角形などの角を持つ形で平板状の媒体の角部に塗り具を使って塗料を塗るための角塗り台であって、角部で直角に交わる第1辺と第2辺を有し、前記媒体を設置するための土台と、前記媒体を前記土台上で位置決めするために、前記土台の第1辺と第2辺に沿って設けられた壁部と、前記塗料を前記角部に塗る際に、前記塗り具が前記土台の外側にはみ出すことを防止するために、前記土台または前記壁部に連結し、前記土台の前記角部の外側に位置するように設けられたガードとを備える、ことを特徴としている。
また、本発明に関わる請求項2に記載の角塗り台は、請求項1に記載の角塗り台であって、前記ガードは、前記壁部の上辺から前記壁部と平行に前記土台の角部の方向に延伸する部材である、ことを特徴としている。
そして、本発明に関わる請求項3に記載の角塗り台は、請求項1または請求項2に記載の角塗り台であって、前記延伸する部材は平板であって前記壁部に対して折り畳み可能であり、前記壁部は前記土台部に対して折り畳み可能であり、前記平板および前記壁部は前記土台部上に重置される、ことを特徴としている。
そして、本発明に関わる請求項4に記載の角塗り台は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の角塗り台であって、前記土台は、第1辺に沿って延びる第1土台と第2辺に沿って延びる第2土台と、第1土台及び第2土台を互いに回転可能に支持する軸支部とを備え、第1土台及び第2土台の挟角が90度のときに前記媒体が土台に設置される、ことを特徴とする。
そして、本発明に関わる請求項5に記載の角塗り台は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の角塗り台であって、前記壁部が前記土台上で第1辺及び第2辺に沿ってスライド移動可能である、ことを特徴とする。
そして、本発明に関わる請求項6に記載の角塗り台は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の角塗り台であって、前記媒体が用紙である、ことを特徴とする。
そして、本発明に関わる請求項7に記載の角塗り台は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の角塗り台であって、前記塗り具がスティック状であり、前記塗料が糊である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
この発明の角塗り台は、用紙などの媒体を位置決め部の壁に沿ってセットするだけで、確実に用紙などの媒体の角部だけを確実に且つ綺麗に塗ることができる。それゆえ、用紙などの媒体や角塗り台を設置した机などの平面を汚すことがない。
【0012】
角塗り台の壁にはガードが設けられているので、用紙などの媒体の角を通り過ぎるまで糊が塗られることが防止される。この点でも用紙や角塗り台を設置した机などの平面を汚すことが防止され、不器用な人でも安心して角塗り作業を行うことができる。また、壁にガードを設けることで、一つの部材で用紙などの媒体の位置決めとガードの機能を持たせることができる。
【0013】
土台を構成する平板は互いに軸支部を中心として回転可能であるので、互いに閉じて平行にすることで、持ち運びに便利な長さになり、筆箱などに収容できる。また、壁も境界を境に折りたたみできるので、高さ方向の嵩張りもなくなる。
【0014】
土台を構成する平板を互いに離れるように開いて直線状にすることで定規として使用することができる。また、壁部は土台に対してスライド可能であるので、大きさの異なる用紙などの媒体や塗り具に応じて位置を調節することができる。
【0015】
角塗り台は、塗料として糊だけではなく、クレヨンやマジックなど種々の塗り具により、用紙や種々の媒体の角部を確実にきれいに塗ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明を角塗り台として使うときの立体の概要図である。
図2】本発明を角塗り台として使うときの平面図である。
図3】本発明をコンパクトにするときの平面図である。
図4】本発明を定規として使うときの平面図である。
図5】壁とガードの可動イメージを示した図である。
図6】本発明の側面を示した平面図である。
図7】本発明を角塗り台として使うときの用紙の位置を示した立体のイメージ図である。
図8】器具を角塗り台として使うときの用紙の位置と、糊の動きを示した平面のイメージ図である。
図9図1〜8に示した角塗り台の改良例であり、塗り具の径によってガードの位置をスライド可能にした角塗り台を示す概念図である。
図10】角塗り台の壁部とガードが別々に構成された本発明の別の実施形態を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら、角塗り台の構造と使用方法を説明する。
【0018】
角塗り台は、図1及び2に示すように、用紙の少なくとも角部を載せる土台10と、土台10上に取り付けられた用紙の位置決め部20と、スティック糊のような糊を塗る際の行き過ぎを防ぐためのガード30とを主に有する。
【0019】
土台10は、数mm程度の厚さを有する二つの細長い平板である第1土台及び第2土台10a、10bとそれらの端部を互いに回転可能に支持する軸支部10xとを有する。図1では、用紙の角に糊を塗るための状態であり、第1土台及び第2土台10a、10bは互いに直交している。第1土台10aの端部には、第1土台10aの長さ方向の第1辺Cxと、それに直交する第2辺Cyとから形成された直角の角部Cを有する。角部Cには後述するように用紙の角が位置決めされた状態で設置される。
【0020】
位置決め部20は、10a、10bの表面から立ち上がるように取りつけられた壁20a、20bを有する。壁20a、20bは、それぞれ、第1土台及び第2土台10a、10bと同じ方向に延びている。特に、壁20aは、その延長線が角部Cの第1辺Cxと重なるような位置に取り付けられている。また、壁20bは、その延長線が角部Cの第2辺Cyと重なるような位置に取り付けられている。壁20a、20bを第1土台及び第2土台10a、10bのこのような位置に取り付けることで、図7に示すように、用紙を壁20a、20bに沿って設置したときに用紙の角が、角部C上に重なることになる。すなわち、壁20a、20bは、用紙の直交する辺を支持することで土台部10に対して用紙の角を位置決めするための機能を有する。
【0021】
壁20a、20bはある程度の長さがあれば、用紙を土台部10に対して位置決めすることができ、第1土台及び第2土台10a、10bと同じ長さに設ける必要はない。むしろ、スティック糊などの塗り具が用紙の角を塗るために通過する通路を確保するために、壁20a、20bは第1土台及び第2土台10a、10bの上で、糊の直径の√2倍以上隔てた位置に配置されている。壁20a、20bは、後述するガード30a、30bと同様に、糊を土台の第1辺及び第2辺からはみ出すことを防止し、また、角部Cを塗るときに糊を角部Cに導くガイドとしても機能する。
【0022】
壁20a、20bは、それぞれ、その上部にガード30a、30bを有する。ガードは後述するように、糊を塗るときに、糊の行き過ぎを防ぐための部材であり、壁20a、20bからさらに軸支部に近い側に伸び出している。ガードの長さについては、図8に示すように、糊の中心がちょうど用紙の角に位置するようなところで糊を停止させるようにするとよい。
【0023】
壁20a、20bとガード30a、30bは、いずれも、折り畳みが可能な構造となっている。壁20a、20bは、図5に示すように第1土台及び第2土台10a、10b上に取り付けられており、第1土台及び第2土台10a、10bとの境目において折り目が付いている。その折り目が図5に示すようにヒンジのような働きをする。また、壁20a、20bとガード30a、30bとの間も折り目が付いているおり、その折り目部分はヒンジのような働きをして第1土台及び第2土台10a、10b上に重置することが可能である。このため、角塗り台は高さ方向の嵩張りがなくなり、比較的平坦になり、収容や持ち運びに便利となる。
【0024】
この角塗り台の使用方法について説明する。最初に、角塗り台を図1のように第1土台及び第2土台10a、10bが直交するようなL字形に配置する。そして、図7図8のように紙を位置決め部20の壁20a、20bに沿ってセットする。こうすることで、用紙の角と角塗り台の直角部分が合わさる。次に、図8に示すようにスティック糊のような塗り具を角塗り台上の用紙の角に向かって移動させながら糊を塗る。それによって、紙の角を簡単に且つ確実に塗ることが出来る。そして、図8が示すように、ガードがあることで糊が行き過ぎて台からはみ出てしまうのを防ぐことが出来る。それゆえ、角塗り台が置かれている机の表面を糊で汚すことはない。さらに、ガードに沿わせるように用紙の角付近の縁部を塗ることも出来る。このため、器用な作業が苦手な方でも簡単に作業を行える。
【0025】
次に、角塗り台を収容する操作について説明する。最初に、壁20a、20bを折り目に沿って第1土台及び第2土台10a、10bに対して折りたたむ。そして、ガード30a、30bを折り目に沿って壁20a、20bに重なるように折りたたむ。こうすることで、図5の折りたたんだ状態となって、器具が縦方向に比較的薄い状態となる。次に、軸支部の周りに第1土台10aを第2土台10bに対して回転して、図3図6に示すようにそれらを接触させる。こうすることで、角塗り台はL字型から短い長方形となる。それゆえ、この状態で筆箱などに収納して持ち運びに便利となる。
【0026】
最後に、角塗り台を定規として使用する方法を説明する。最初に、壁20a、20bと第1土台及び第2土台10a、10bを、上記の角塗り台を収容する操作と同様に折りたたむ。次に、軸支部の周りに第1土台10aを第2土台10bに対して回転して、図4に示すようにそれらを広げる。こうすることで、角塗り台は長い直線形となる。それゆえ、この状態での長い辺となる部分を定規として使用することが出来る。
【0027】
以下、具体的な機構や材質の詳細について補足説明する。
【0028】
壁20a、20bとガード30a、30bを、いずれも、折り畳みが可能なように柔軟なプラスチック材料もしくは樹脂で形成することでヒンジ機能を持たせることができる。このとき、壁20a、20bには、図5に示すように第1土台及び第2土台10a、10b上に貼り付けるための基部を追加してもよい。壁20a、20bとガード30a、30bの間の折り目および、壁20a、20bと第1土台及び第2土台10a、10bとの境目の折り目の部分に機械的なヒンジ(蝶番)を用いてもよい。機械的なヒンジを採用することで、樹脂を折り曲げる構造と比べて繰り返し使用した際の劣化の影響が少なくなると考えられる。
【0029】
上記実施形態では、壁20a、20bが第1土台及び第2土台10a、10bに固定されていたが、壁20a、20bを第1土台及び第2土台10a、10b上でスライド可能にしてもよい。この場合、図9のように、第1土台及び第2土台10a、10bに溝を設けて、壁20a、20bをその溝にはめ込むようにして設置する。このような構造にすることにより、壁とガードを土台と並行な方向にスライドにして、塗り具のサイズに応じて一対のガードの位置を調整することができる。前記実施形態では、壁20a、20bに折り目を追加することで図5のような折りたたむ機能を維持していた。壁20a、20bを第1土台及び第2土台10a、10b上でスライド可能にする場合には、第1土台及び第2土台10a、10bにおいて、溝の後ろの土台の高さを前の土台より少し高くして、追加した折り目に沿って壁20a、20bが奥に倒れることを防止している。
【0030】
本発明の角塗り台を上記実施形態によって説明したが、特許請求の範囲内で改良することができることもまた、本発明に含まれる。例えば、上記実施形態では、塗り具としてスティック糊を使って説明したが、それに限らず、クレヨン、クレパス、マジックなど任意の塗り具を使用できる。そして、上記実施形態では、四角形などの角を持つ形で平板状の媒体として用紙を使って説明したが、それに限らず、布、ビニール、プラスチックの平板などの任意の媒体に任意の塗り具を使用できる。また、上記実施形態では、ガードが壁部に連結されていたが、別々に設けてもよい。例えば、図10に示すようにガードを、土台から延伸させて角部の延長上、すなわち、第1辺及び第2辺と135度の角度に位置させてもよい。この場合、ガードは塗り具の行き過ぎた移動を停止させるストッパと、ストッパと土台とを連結する連結部材からなる。連結部材は、例えば入れ子式にして不使用時には短縮されてガードが土台に接近して全体をコンパクトになるようにすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明の角塗り台の使用によって、用紙などの媒体の角を簡単にかつ机などの平面を汚すことなく塗ることが可能となる。そして、用紙がはがれることを防止するために糊を強く用紙に塗り付けることや、下に別の紙を敷いてから用紙の角に糊を塗ることの必要が無くなる。そのため、手間の削減や見た目的に美しい用紙を作成できるだけではなく、糊や紙等の資源の削減を達成することが可能である。
【符号の説明】
【0032】
10 :土台部
20 :壁部
30 :ガード部
10a :第1土台
10b :第2土台
10x :軸支部
20a、20b:壁
30a、30b:ガード
C :角部
Cx :第1辺
Cy :第2辺
【要約】
【課題】 用紙の角に、簡単且つ美しく糊を塗れる機能を持ち、なおかつ筆箱などへ収納することができるコンパクトな器具を提供すること。
【解決手段】 本発明の角塗り台は、用紙の少なくとも角部を載せる土台と、用紙を土台上に位置決めする位置決め部と、糊を塗る際の行き過ぎを防ぐためのガードを有する。土台は二つの平板とそれらの端部に取りつけられて平板の一方を他方に対して回転可能に支持する軸支部を有する。使用時は、二つの平板を互いに直交する(90°)ように開いた状態で、用紙を位置決め部にセットしたときに、用紙の角と平板の直角部が重なるように位置決め部が平板の位置と形状が決定されている。それゆえ、土台上で糊を用紙の角に確実に塗れる。収納するときには平板を互いに平行に(0°)閉じて折りたたむことができる。平板を互いに完全に(180°)開くことで定規としても使用することができる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10