【実施例】
【0334】
以下、実施例及び参考例を用いて本発明を詳細に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0335】
なお、実施例化合物の合成に使用される化合物で合成法の記載のないものについては、市販の化合物を使用した。以下の実施例及び参考例中の「室温」は通常約10〜約35℃を示す。NMRデータ中に示される溶媒名は、測定に使用した溶媒を示す。また、400MHzNMRスペクトルは、JNM−ECS400型核磁気共鳴装置又はJNM−ECZ400S型核磁気共鳴装置(日本電子社)を用いて測定した。ケミカルシフトは、テトラメチルシランを基準として、δ(単位:ppm)で表し、シグナルはそれぞれs(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、quint(五重線)、sept(七重線)、m(多重線)、br(幅広)、dd(二重二重線)、dt(二重三重線)、ddd(二重二重二重線)、dq(二重四重線)、td(三重二重線)、tt(三重三重線)で表した。
1H−NMRにおいて、水酸基、アミノ基、カルボキシル基等のプロトンが非常に緩やかなピークであった場合は記載していない。ESI−MSスペクトルは、AgilentTechnologies1200Series、G6130A(AgilentTechnologies社)を用いて測定した。シリカゲルは、シリカゲル60(メルク社)を用い、アミンシリカゲルは、アミンシリカゲルDM1020(富士シリシア化学社)を用い、フラッシュクロマトグラフィーは、YFLCW−prep2XY(山善社)を用いた。マイクロウェーブ合成装置は、Monowave300(アントンパール社)を用いた。
【0336】
(参考例1)(5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−イル)メタノールの合成:
【化8】
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5−ブロモー6−クロロニコチン酸メチル(15.0g)をテトラヒドロフラン(150mL)に溶解させた後、−78℃で1mol/L水素化ジイソブチルアルミニウム/トルエン溶液(150mL)をゆっくり加えた。反応混合物を0℃まで昇温させた後、1.5時間撹拌した。氷冷下、反応混合物に飽和酒石酸カリウムナトリウム水溶液(150mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮することで表題化合物(13.0g)を白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.54(2H,d,J=5.0Hz),5.52(1H,t,J=5.0Hz),8.15−8.16(1H,m),8.37−8.38(1H,m).
MS(ESI)[M+H]
+:222.
【0337】
(参考例2)3−ブロモ−2−クロロ−5−(クロロメチル)ピリジンの合成:
【化9】
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参考例1で合成した(5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−イル)メタノール(13.0g)をジクロロメタン(100mL)に溶解させた後、0℃で塩化チオニル(13.1mL)を加えた。反応混合物を室温まで昇温し、3時間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再び減圧濃縮することで表題化合物(14.1g)を白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.55(2H,s),8.01(1H,d,J=2.3Hz),8.35(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:240.
【0338】
(参考例3)2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化10】
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参考例2で合成した3−ブロモ−2−クロロ−5−(クロロメチル)ピリジン(14.1g)及びフタルイミドカリウム(12.2g)をDMF(100mL)に溶解させた後、40℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、水を加えた。析出した固体をろ過し、n−ヘキサン/酢酸エチル(1/1、v/v)で洗浄した。得られた固体を五酸化二リン存在下、減圧乾燥することで表題化合物(18.6g)を白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.82(2H,s),7.74−7.78(2H,m),7.87−7.89(2H,m),8.03(1H,d,J=2.3Hz),8.45(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:351.
【0339】
(参考例4)2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化11】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(14.0g)、4−クロロフェニルボロン酸(6.9g)、炭酸カリウム(33.0g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.65g)を1,4−ジオキサン(200mL)に懸濁させ、系中をアルゴン置換した後、80℃で7時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を少量のクロロホルムに溶解させた後、撹拌しながらn−ヘキサン/酢酸エチル(1/1、v/v)を加えて再結晶させることで表題化合物(14.2g)を白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.88(2H,s),7.36(2H,d,J=8.6Hz),7.42(2H,d,J=8.6Hz),7.73−7.76(3H,m),7.84−7.89(2H,m),8.50(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:383.
【0340】
(参考例5)2−((6−クロロ−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化12】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.20g)及びフェニルボロン酸(0.076g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(0.14g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.88(2H,s),7.41−7.45(5H,m),7.74(2H,m),7.75(1H,d,J=2.4Hz),7.86(2H,m),8.49(1H,d,J=2.4Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:349.
【0341】
(参考例6)2−((6−クロロ−5−(3−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化13】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.20g)及び3−クロロフェニルボロン酸(0.093g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(0.17g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.88(2H,s),7.29−7.32(1H,m),7.38−7.41(3H,m),7.73−7.75(3H,m),7.87(2H,m),8.52(1H,d,J=2.4Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:383.
【0342】
(参考例7)2−((6−クロロ−5−(2−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化14】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.20g)及び2−クロロフェニルボロン酸(0.093g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(0.20g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.89(2H,s),7.24−7.26(1H,m),7.31−7.39(2H,m),7.49(1H,m),7.72(1H,d,J=2.2Hz),7.74(2H,m),7.87(2H,m),8.55(1H,d,J=2.4Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:383.
【0343】
(参考例8)2−((6−クロロ−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化15】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.80g)及び4−メチルフェニルボロン酸(0.37g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(0.51g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.41(3H,s),4.88(2H,s),7.25(2H,d,J=8.2Hz),7.33(2H,d,J=8.2Hz),7.73(3H,m),7.86(2H,dd,J=5.4,3.2Hz),8.47(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:363.
【0344】
(参考例9)2−((6−クロロ−5−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化16】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.0g)及び4−メトキシフェニルボロン酸(0.45g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(0.84g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.86(3H,s),4.87(2H,s),6.97(2H,d,J=8.8Hz),7.37(2H,d,J=8.8Hz),7.73(3H,dd,J=5.4,3.2Hz),7.86(2H,dd,J=5.4,3.2Hz),8.46(1H,d,J=2.4Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:379.
【0345】
(参考例10)2−((6−クロロ−5−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化17】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.80g)及び4−シアノフェニルボロン酸(0.37g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(0.30g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.89(2H,s),7.55(2H,d,J=8.6Hz),7.74−7.76(5H,m),7.87(2H,dd,J=5.4,3.2Hz),8.56(1H,d,J=2.7Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:374.
【0346】
(参考例11)2−((6−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化18】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.50g)及び4−フルオロフェニルボロン酸(0.22g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(0.32g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.88(2H,s),7.11−7.16(2H,m),7.38−7.42(2H,m),7.73−7.76(3H,m),7.84−7.88(2H,m),8.49(1H,d,J=2.7Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:367.
【0347】
(参考例12)2−((6−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化19】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(2.0g)及び4−トリフルオロメチルフェニルボロン酸(1.2g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(1.7g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.89(2H,s),7.55(2H,d,J=8.2Hz),7.71(2H,d,J=8.2Hz),7.73−7.76(3H,m),7.87(2H,dd,J=5.7,2.9Hz),8.54(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:417.
【0348】
(参考例13)2−((6−クロロ−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化20】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.50g)及び4−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸(0.32g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(0.34g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.88(2H,s),7.29(2H,d,J=8.6Hz),7.46(2H,d,J=8.6Hz),7.73−7.76(3H,m),7.85−7.88(2H,m),8.51(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:433.
【0349】
(参考例14)2−((6−クロロ−5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化21】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.50g)及び4−イソプロポキシフェニルボロン酸(0.28g)を用い、参考例4と同様にして、表題化合物(0.31g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.37(6H,d,J=7.8),4.57−4.63(1H,m),4.87(2H,s),6.94(2H,dt,J=9.4,2.5Hz),7.35(2H,dt,J=9.4,2.5Hz),7.71−7.76(3H,m),7.84−7.88(2H,m),8.45(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:407.
【0350】
(参考例15)2−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化22】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.0g)、4−クロロフェニルボロン酸(0.82g)、炭酸カリウム(1.1g)及びテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(0.30g)を1,4−ジオキサン(26mL)に懸濁させ、系中をアルゴン置換した後、100℃で16時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(1.0g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.94(2H,s),7.07(2H,d,J=8.2Hz),7.20−7.28(6H,m),7.73−7.75(3H,m),7.85−7.89(2H,m),8.78(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:459.
【0351】
(参考例16)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−フェニルピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化23】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.10g)、フェニルボロン酸(0.064g)、炭酸カリウム(0.11g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.021g)を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させ、系中をアルゴン置換した後、100℃で17時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.060g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.95(2H,s),7.08(2H,dd,J=6.6,2.0Hz),7.22−7.31(6H,m),7.72−7.76(3H,m),7.85−7.88(2H,m),8.79(1H,d,J=2.2Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:425.
【0352】
(参考例17)2−((6−(3−クロロフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化24】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.10g)及び3−クロロフェニルボロン酸(0.082g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.10g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.95(2H,s),7.03−7.14(4H,m),7.22−7.28(3H,m),7.43(1H,t,J=1.8Hz),7.73−7.77(3H,m),7.86−7.89(2H,m),8.78(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:459.
【0353】
(参考例18)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化25】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.20g)及び4−メチルフェニルボロン酸(0.14g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.22g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.31(3H,s),4.93(2H,s),7.04(2H,d,J=7.8Hz),7.09(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.16−7.20(2H,m),7.22−7.25(2H,m),7.71−7.75(3H,m),7.87(2H,ddd,J=11.5,6.1,2.2Hz),8.77(1H,d,J=2.2Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:439.
【0354】
(参考例19)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化26】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.050g)及び4−メトキシフェニルボロン酸(0.040g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.046g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.78(3H,s),4.93(2H,s),6.77(2H,d,J=8.2Hz),7.09(2H,d,J=7.7Hz),7.23−7.26(4H,m),7.71−7.75(3H,m),7.85−7.88(2H,m),8.75(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:455.
【0355】
(参考例20)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化27】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.30g)及び4−シアノフェニルボロン酸(0.17g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.12g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.94(2H,s),7.03(2H,d,J=8.6Hz),7.25(2H,d,J=8.2Hz),7.40(2H,d,J=8.6Hz),7.52(2H,d,J=8.2Hz),7.72(2H,m),7.77(1H,d,J=2.3Hz),7.85(2H,m),8.78(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:450.
【0356】
(参考例21)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化28】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.30g)及び4−フルオロフェニルボロン酸(0.16g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.32g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.94(2H,s),6.91−6.95(2H,m),7.07(2H,dt,J=8.8,2.3Hz),7.24−7.30(4H,m),7.72−7.75(3H,m),7.85−7.88(2H,m),8.77(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:443.
【0357】
(参考例22)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.10g)及び3−フルオロフェニルボロン酸(0.073g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.12g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.95(2H,s),6.96(1H,m),7.01(1H,m),7.06−7.10(3H,m),7.16−7.21(1H,m),7.24−7.27(2H,m),7.72−7.77(3H,m),7.88(2H,dd,J=5.4,2.7Hz),8.78(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:443.
【0358】
(参考例23)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化30】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.51g)及び4−トリフルオロメチルフェニルボロン酸(0.38g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.32g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.96(2H,s),7.05−7.09(2H,m),7.25−7.28(2H,m),7.43(2H,d,J=7.6Hz),7.51(2H,d,J=8.3Hz),7.72−7.78(3H,m),7.85−7.89(2H,m),8.80(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:493.
【0359】
(参考例24)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化31】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.60g)及び4−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸(0.65g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.62g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.95(2H,s),7.08−7.15(4H,m),7.24−7.27(2H,m),7.32−7.35(2H,m),7.74(2H,m),7.76(1H,d,J=1.8Hz),7.87(2H,m),8.78(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:509.
【0360】
(参考例25)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.20g)及び3−フルオロ−4−メチルフェニルボロン酸(0.16g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.19g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.23(3H,d,J=1.4Hz),4.94(2H,s),6.90(1H,dd,J=7.8,1.4Hz),7.02(2H,m),7.09(2H,m),7.24−7.27(2H,m),7.74(3H,m),7.85−7.88(2H,m),8.77(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:457.
【0361】
(参考例26)2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化33】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.20g)及び2−フルオロ−4−メチルフェニルボロン酸(0.16g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.24g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.32(3H,s),4.95(2H,s),6.68(1H,d,J=11.0Hz),6.95(1H,dd,J=7.8,0.9Hz),7.07(2H,m),7.21(2H,m),7.29(1H,d,J=7.8Hz),7.72−7.76(2H,m),7.78(1H,d,J=2.3Hz),7.85−7.89(2H,m),8.79(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:457.
【0362】
(参考例27)2−((6−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化34】
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参考例4で合成した2−((6−クロロ−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.40g)及び4−クロロ−2−メトキシフェニルボロン酸(0.39g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.32g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.28(3H,s),4.95(2H,s),6.66(1H,d,J=1.8Hz),6.99(1H,dd,J=8.2,1.8Hz),7.03(2H,m),7.20(2H,m),7.32(1H,d,J=8.2Hz),7.72−7.77(3H,m),7.87(2H,m),8.77(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:489.
【0363】
(参考例28)2−((6−(4−クロロフェニル)−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化35】
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参考例5で合成した2−((6−クロロ−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.13g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.12g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.15g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.95(2H,s),7.14(2H,dd,J=6.6,2.9Hz),7.18(2H,d,J=8.8Hz),7.24−7.29(5H,m),7.73(2H,dd,J=5.5,3.0Hz),7.77(1H,d,J=2.2Hz),7.87(2H,dd,J=5.5,3.0Hz),8.77(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:425.
【0364】
(参考例29)2−((5−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化36】
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参考例6で合成した2−((6−クロロ−5−(3−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.12g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.088g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.083g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.95(2H,s),6.95(1H,dt,J=7.6,1.3Hz),7.16−7.28(7H,m),7.73−7.76(3H,m),7.86−7.89(2H,m),8.79(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:459.
【0365】
(参考例30)2−((5−(2−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化37】
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参考例7で合成した2−((6−クロロ−5−(2−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.040g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.033g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.046g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.95(2H,s),7.09(1H,dd,J=7.7,1.8Hz),7.17(3H,t,J=8.6Hz),7.22−7.26(3H,m),7.36(1H,d,J=8.2Hz),7.73−7.75(3H,m),7.88(2H,dd,J=5.2,3.4Hz),8.82(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:459.
【0366】
(参考例31)2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化38】
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参考例8で合成した2−((6−クロロ−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.050g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.043g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.056g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.34(3H,s),4.94(2H,d,J=5.9Hz),7.02(2H,d,J=8.2Hz),7.08(2H,d,J=8.2Hz),7.19(2H,d,J=8.8Hz),7.27(2H,d,J=8.5Hz),7.73(2H,dd,J=5.4,3.2Hz),7.75(1H,d,J=2.3Hz),7.86(2H,dd,J=5.7,2.9Hz),8.74(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:439.
【0367】
(参考例32)2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
参考例9で合成した2−((6−クロロ−5−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.13g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.080g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.11g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.80(3H,s),4.93(2H,s),6.81(2H,d,J=9.5Hz),7.05(2H,d,J=9.4Hz),7.20(2H,d,J=8.9Hz),7.27(2H,d,J=8.9Hz),7.73(2H,dd,J=5.5,3.0Hz),7.75(1H,d,J=2.2Hz),7.87(2H,dd,J=5.5,3.0Hz),8.73(1H,d,J=2.2Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:455.
【0368】
(参考例33)2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化40】
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参考例10で合成した2−((6−クロロ−5−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.30g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.19g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.20g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.96(2H,s),7.22(4H,d,J=1.4Hz),7.24−7.27(2H,m),7.58(2H,d,J=8.6Hz),7.74(2H,dd,J=5.4,3.2Hz),7.78(1H,d,J=2.3Hz),7.88(2H,dd,J=5.7,2.9Hz),8.82(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:450.
【0369】
(参考例34)2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
参考例11で合成した2−((6−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.32g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.21g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.30g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.94(2H,s),6.95−7.00(2H,m),7.08−7.12(2H,m),7.19−7.26(4H,m),7.72−7.77(3H,m),7.87(2H,dd,J=5.4,3.2Hz),8.77(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:443.
【0370】
(参考例35)2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
参考例12で合成した2−((6−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.40g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.23g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.45g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.96(2H,s),7.20−7.32(6H,m),7.55(2H,d,J=8.2Hz),7.73−7.76(2H,m),7.78(1H,d,J=2.3Hz),7.85−7.88(2H,m),8.81(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:493.
【0371】
(参考例36)2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
参考例13で合成した2−((6−クロロ−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.34g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.18g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.40g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.95(2H,s),7.11−7.18(4H,m),7.19−7.25(4H,m),7.71−7.78(3H,m),7.87(2H,dd,J=5.4,3.2Hz),8.79(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:509.
【0372】
(参考例37)2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
参考例14で合成した2−((6−クロロ−5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.31g)及び4−クロロフェニルボロン酸(0.18g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.35g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.34(3H,s),4.50−4.56(1H,m),4.93(2H,s),6.78(2H,td,J=5.8,3.5Hz),7.00−7.03(2H,m),7.20(2H,dt,J=8.8,2.2Hz),7.26−7.29(2H,m),7.71−7.75(3H,m),7.84−7.88(2H,m),8.73(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:483.
【0373】
(参考例38)2−((5−(4−メトキシフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
参考例9で合成した2−((6−クロロ−5−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.12g)及び4−メチルフェニルボロン酸(0.065g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.052g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.30(3H,s),3.79(3H,s),4.93(2H,s),6.79(2H,d,J=8.6Hz),7.03(2H,d,J=8.2Hz),7.07(2H,d,J=8.6Hz),7.21(2H,d,J=8.2Hz),7.70−7.74(3H,m),7.86(2H,dd,J=5.7,2.9Hz),8.72(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:435.
【0374】
(参考例39)2−((6−(4−メチルフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
参考例12で合成した2−((6−クロロ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.0g)及び4−メチルフェニルボロン酸(0.65g)を用い、参考例15と同様にして、表題化合物(0.91g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.31(3H,s),4.95(2H,s),7.04(2H,d,J=8.2Hz),7.17(2H,d,J=8.2Hz),7.28(2H,d,J=8.2Hz),7.52(2H,d,J=8.2Hz),7.71−7.76(3H,m),7.85−7.89(2H,m),8.80(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:473.
【0375】
(参考例40)S−メチルイソチオ尿素ヨウ化水素酸塩の合成:
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
チオアミド(10.0g)をメタノール(100mL)に溶解させた後、ヨウ化メチル(19.0g)を加えた。1時間加熱還流した後、反応混合物を減圧濃縮することで表題化合物(27.6g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:2.57(3H,s),8.89(4H,s).
【0376】
(参考例41)N−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
参考例40で合成したS−メチルイソチオ尿素ヨウ化水素酸塩(28.0g)及びトリエチルアミン(18mL)をジクロロメタン(250mL)に溶解させた後、二炭酸ジ−tert−ブチル(28mL)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した後、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた固体を酢酸エチルで洗浄することで表題化合物(24.0g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),2.46(3H,s).
【0377】
(参考例42)N−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
水素化ナトリウム(ミネラルオイル中55重量%,2.5g)をDMF(100mL)に懸濁させた後、参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(10.0g)を加えた。4℃に冷却した後、塩化ベンゼンスルホニル(8.1mL)をゆっくり滴下した。反応混合物を室温まで昇温させた後、3時間撹拌した。反応混合物を氷水/酢酸エチル/n−ヘキサン(100mL/50mL/50mL)に加え、有機層を分液した。水層を酢酸エチル/n−ヘキサン(1/1、v/v)で抽出し、有機層をあわせた後、水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(4.8g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.52(9H,s),2.29(3H,s),7.50−7.62(3H,m),7.93−7.96(2H,m),10.33(1H,s).
【0378】
(参考例43)N−(2−フルオロフェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.50g)と塩化2−フルオロベンゼンスルホニル(0.61g)を用い、参考例42と同様にして、表題化合物(0.31g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53(9H,s),2.30(3H,s),7.21(1H,t,J=9.1Hz),7.29(1H,t,J=7.7Hz),7.56−7.62(1H,m),7.98(1H,td,J=7.6,1.6Hz),10.39(1H,brs).
【0379】
(参考例44)N−(3−フルオロフェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.5g)と塩化3−フルオロベンゼンスルホニル(0.61g)を用い、参考例42と同様にして、表題化合物(0.24g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53(9H,s),2.30(3H,s),7.27−7.32(1H,m),7.51(1H,td,J=8.1,5.3Hz),7.65(1H,dt,J=8.1,2.0Hz),7.74(1H,dq,J=7.8,0.8Hz),10.26(1H,brs).
【0380】
(参考例45)N−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.50g)と塩化4−フルオロベンゼンスルホニル(0.61g)を用い、参考例42と同様にして、表題化合物(0.25g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53(9H,s),2.28(3H,s),7.17−7.23(2H,m),7.93−7.98(2H,m),10.27(1H,brs).
【0381】
(参考例46)N−(2−チオフェンスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.20g)と塩化2−チオフェンスルホニル(0.23g)を用い、参考例42と同様にして、表題化合物(0.1g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.52(9H,s),2.34(3H,s),7.08(1H,dd,J=5.0,3.8Hz),7.61(1H,dd,J=5.0,1.3Hz),7.68(1H,dd,J=3.8,1.3Hz),10.20(1H,brs).
【0382】
(参考例47)N−(3−チオフェンスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.20g)と塩化3−チオフェンスルホニル(0.23g)を用い、参考例42と同様にして、表題化合物(0.10g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.52(9H,s),2.32(3H,s),7.42(2H,d,J=2.3Hz),8.03(1H,t,J=2.3Hz),10.28(1H,brs).
【0383】
(参考例48)N−(フラン−2−スルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.20g)と塩化フラン−2−スルホニル(0.21g)を用い、参考例42と同様にして、表題化合物(0.11g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53(9H,s),2.34(3H,s),6.52(1H,dd,J=3.6,1.8Hz),7.08(1H,dd,J=3.6,0.9Hz),7.57(1H,dd,J=1.8,0.9Hz),10.25(1H,s).
【0384】
(参考例49)N−(フラン−3−スルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化56】
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参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.20g)と塩化フラン−3−スルホニル(0.21g)を用い、参考例42と同様にして、表題化合物(0.10g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.52(9H,s),2.33(3H,s),6.71−6.72(1H,m),7.48(1H,dd,J=4.5,2.7Hz),7.98(1H,dd,J=1.8,0.9Hz),10.20(1H,brs).
【0385】
(参考例50)N−(ベンゼンカルボニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化57】
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参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.20g)をジクロロメタン(3mL)に溶解させた後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL)及び塩化ベンゾイル(0.15mL)を加えた。室温で一晩撹拌した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.091g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53(9H,s),2.59(3H,s),7.43−7.48(2H,m),7.50−7.57(1H,m),8.27−8.29(2H,m).
【0386】
(参考例51)N−(2−チオフェンカルボニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素の合成:
【化58】
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参考例41で合成したN−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.20g)と塩化チオフェン−2−カルボニル(0.19g)を用い、参考例50と同様にして、表題化合物(0.27g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.52(9H,s),2.55(3H,s),7.11−7.13(1H,m),7.58(1H,dd,J=4.9,1.2Hz),7.89(1H,dd,J=3.9,1.2Hz),12.39(1H,brs).
【0387】
(参考例52)2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化59】
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1.脱保護反応
参考例15で合成した2−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(9.5g)をメタノール(40mL)に懸濁させた後、ヒドラジン一水和物(6mL)を加えた。2時間加熱還流した後、反応混合物を室温に冷却して酢酸エチルで希釈し、ろ過した。ろ液を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮することで(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(5.3g)を得た。
2.グアニジノ化反応
先に合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(3.5g)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶解させた後、参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(3.9g)を加えた。反応混合物を60℃で6時間撹拌した後、減圧濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(6.4g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.4Hz),6.99−7.00(2H,m),7.23−7.27(6H,m),7.35−7.39(2H,m),7.44−7.49(1H,m),7.55(1H,d,J=1.8Hz),7.80−7.83(2H,m),8.55(1H,d,J=1.4Hz),8.99(1H,t,J=5.4Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:611.
【0388】
(参考例53)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−フェニルピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化60】
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参考例16で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−フェニルピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.058g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.049g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.042g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),6.99(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.23(2H,dt,J=8.8,2.3Hz),7.26−7.30(5H,m),7.35−7.39(2H,m),7.44−7.48(1H,m),7.55(1H,d,J=2.3Hz),7.80−7.84(2H,m),8.56(1H,d,J=2.3Hz),8.99(1H,t,J=5.4Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:577.
【0389】
(参考例54)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(3−クロロフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化61】
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参考例17で合成した2−((6−(3−クロロフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.10g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.081g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.12g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),6.97−7.04(3H,m),7.14(1H,t,J=7.7Hz),7.24−7.27(3H,m),7.35−7.40(2H,m),7.42(1H,t,J=1.8Hz),7.45−7.49(1H,m),7.56(1H,d,J=1.8Hz),7.80−7.83(2H,m),8.56(1H,d,J=2.3Hz),9.00(1H,t,J=5.7Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:611.
【0390】
(参考例55)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化62】
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参考例18で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.092g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.084g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.085g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.50(9H,s),2.32(3H,s),4.59(2H,d,J=5.9Hz),7.00(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.06(2H,d,J=7.7Hz),7.16−7.19(2H,m),7.21−7.26(2H,m),7.34−7.39(2H,m),7.43−7.47(1H,m),7.52(1H,d,J=2.3Hz),7.80−7.83(2H,m),8.54(1H,d,J=2.3Hz),8.98(1H,t,J=5.4Hz),9.99(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:591.
【0391】
(参考例56)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化63】
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参考例19で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.045g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.036g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.055g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.50(9H,s),3.80(3H,s),4.59(2H,d,J=5.9Hz),6.79(2H,d,J=8.2Hz),7.01(2H,d,J=7.7Hz),7.22−7.27(4H,m),7.35−7.39(2H,m),7.44−7.48(1H,m),7.51(1H,d,J=1.4Hz),7.82(2H,d,J=8.2Hz),8.53(1H,d,J=1.4Hz),8.97(1H,t,J=5.4Hz),9.99(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:607.
【0392】
(参考例57)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化64】
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参考例20で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.10g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.081g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.098g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.61(2H,d,J=5.9Hz),6.98(2H,d,J=8.2Hz),7.25−7.29(2H,m),7.38(2H,t,J=8.2Hz),7.41(2H,d,J=8.6Hz),7.47(1H,tt,J=7.5,1.6Hz),7.56(2H,d,J=8.6Hz),7.60(1H,d,J=2.3Hz),7.81−7.83(2H,m),8.59(1H,d,J=1.8Hz),9.01(1H,t,J=5.4Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:602.
【0393】
(参考例58)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化65】
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参考例21で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.18g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.15g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.21g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),6.93−7.00(4H,m),7.24−7.29(4H,m),7.37(2H,t,J=7.7Hz),7.46(1H,t,J=7.5Hz),7.55(1H,d,J=2.3Hz),7.81−7.83(2H,m),8.55(1H,d,J=2.3Hz),8.99(1H,t,J=5.4Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:595.
【0394】
(参考例59)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化66】
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参考例22で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.12g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.098g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.13g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),6.96−7.01(4H,m),7.07(1H,dq,J=10.0,1.4Hz),7.17−7.23(1H,m),7.23−7.26(2H,m),7.38(2H,t,J=7.7Hz),7.47(1H,t,J=7.2Hz),7.56(1H,d,J=2.3Hz),7.80−7.83(2H,m),8.56(1H,d,2.3Hz),9.00(1H,t,J=5.7Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:595.
【0395】
(参考例60)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化67】
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参考例23で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.30g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.22g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.30g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.61(2H,d,J=5.4Hz),6.99(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.24−7.28(2H,m),7.36−7.48(5H,m),7.53(2H,d,J=8.2Hz),7.59(1H,d,J=2.3Hz),7.81−7.84(2H,m),8.58(1H,d,J=1.8Hz),9.01(1H,t,J=5.7Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:645.
【0396】
(参考例61)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化68】
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参考例24で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.30g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.21g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.35g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.4Hz),6.99(2H,d,J=8.6Hz),7.11(2H,d,J=8.6Hz),7.24−7.27(2H,m),7.32−7.39(4H,m),7.47(1H,t,J=7.5Hz),7.57(1H,d,J=1.8Hz),7.82(2H,d,J=7.7Hz),8.56(1H,d,J=1.8Hz),8.99(1H,brs),10.00(1H,s).
【0397】
(参考例62)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
参考例25で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.050g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.040g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.058g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),2.25(3H,d,J=1.4Hz),4.59(2H,d,J=5.9Hz),6.89(1H,dd,J=7.8,1.8Hz),7.02(4H,tt,J=9.1,3.1Hz),7.25(2H,dd,J=6.2,3.9Hz),7.37(2H,td,J=6.9,1.7Hz),7.44−7.49(1H,m),7.53(1H,d,J=2.3Hz),7.79−7.83(2H,m),8.54(1H,d,J=2.3Hz),8.99(1H,t,J=5.5Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:609.
【0398】
(参考例63)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
参考例26で合成した2−((5−(4−クロロフェニル)−6−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.050g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.040g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.049g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),2.34(3H,s),4.61(2H,d,J=5.9Hz),6.71(1H,d,J=11.4Hz),6.96−6.99(3H,m),7.20(2H,dd,J=6.6,2.1Hz),7.26(1H,t,J=7.8Hz),7.37(2H,td,J=6.7,1.5Hz),7.43−7.49(1H,m),7.56(1H,d,J=2.3Hz),7.80−7.83(2H,m),8.56(1H,d,J=1.8Hz),9.00(1H,t,J=6.2Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:609.
【0399】
(参考例64)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
参考例27で合成した2−((6−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.15g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.11g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.18g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),3.30(3H,s),4.61(2H,d,J=5.9Hz),6.68(1H,d,J=1.8Hz),6.97(2H,dt,J=9.0,2.3Hz),7.01(1H,dd,J=8.2,1.8Hz),7.20(2H,dt,J=8.8,2.3Hz),7.31(1H,d,J=8.2Hz),7.37−7.40(2H,m),7.45−7.49(1H,m),7.56(1H,d,J=1.8Hz),7.84(2H,td,J=4.8,2.7Hz),8.54(1H,d,J=1.8Hz),8.98(1H,t,J=5.7Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:641.
【0400】
(参考例65)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
参考例28で合成した2−((6−(4−クロロフェニル)−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.11g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.094g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.12g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),7.05−7.07(2H,m),7.19−7.30(6H,m),7.36(3H,t,J=7.6Hz),7.45(1H,t,J=7.4Hz),7.57(1H,d,J=2.2Hz),7.80−7.83(2H,m),8.54(1H,d,J=2.2Hz),8.98(1H,t,J=5.5Hz),9.99(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:577.
【0401】
(参考例66)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化73】
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参考例29で合成した2−((5−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.048g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.062g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.048g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),6.89(1H,dt,J=7.7,1.3Hz),7.11(1H,t,J=1.8Hz),7.17−7.22(2H,m),7.27−7.30(2H,m),7.34−7.53(5H,m),7.80−7.82(2H,m),8.57(1H,d,J=2.2Hz),8.99(1H,t,J=6.0Hz),9.98(1H,d,J=7.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:611.
【0402】
(参考例67)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(2−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化74】
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参考例30で合成した2−((5−(2−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.045g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.036g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.047g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.62(2H,d,J=5.9Hz),7.01(1H,dd,J=7.7,1.8Hz),7.17−7.24(5H,m),7.29(1H,dd,J=7.5,1.6Hz),7.33−7.43(4H,m),7.52(1H,d,J=1.8Hz),7.80−7.82(2H,m),8.59(1H,d,J=2.3Hz),9.00(1H,t,J=6.1Hz),9.98(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:611.
【0403】
(参考例68)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化75】
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参考例31で合成した2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.050g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.041g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.050g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.50(9H,s),2.36(3H,s),4.59(2H,d,J=5.4Hz),6.95(2H,d,J=7.7Hz),7.09(2H,d,J=8.2Hz),7.21(2H,d,J=8.6Hz),7.24−7.27(2H,m),7.37(2H,t,J=7.5Hz),7.44(1H,d,J=7.2Hz),7.55(1H,d,J=2.3Hz),7.81(2H,d,J=7.2Hz),8.52(1H,d,J=2.3Hz),8.97(1H,t,J=5.4Hz),9.98(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:591.
【0404】
(参考例69)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化76】
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参考例32で合成した2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.026g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.015g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.014g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),3.82(3H,s),4.59(2H,d,J=5.9Hz),6.81(2H,d,J=9.2Hz),6.98(2H,d,J=9.1Hz),7.22(2H,d,J=8.6Hz),7.26(2H,d,J=8.8Hz),7.36−7.39(2H,m),7.44−7.48(1H,m),7.56(1H,d,J=2.2Hz),7.81−7.83(2H,m),8.51(1H,d,J=2.2Hz),8.97(1H,t,J=5.6Hz),9.99(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:607.
【0405】
(参考例70)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化77】
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参考例33で合成した2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.10g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.081g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.12g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),7.18−7.27(6H,m),7.39(2H,t,J=7.9Hz),7.48(1H,t,J=7.0Hz),7.58(2H,d,J=8.2Hz),7.61(1H,d,J=2.3Hz),7.82(2H,d,J=7.7Hz),8.60(1H,d,J=2.3Hz),9.01(1H,t,J=5.7Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:602.
【0406】
(参考例71)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化78】
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参考例34で合成した2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.19g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.16g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.22g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),6.96−7.05(4H,m),7.23(4H,s),7.35−7.40(2H,m),7.45−7.48(1H,m),7.56−7.57(1H,m),7.81−7.84(2H,m),8.55(1H,d,J=2.3Hz),8.99(1H,t,J=5.7Hz),9.99(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:595.
【0407】
(参考例72)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化79】
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参考例35で合成した2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.20g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.13g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.21g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.61(2H,d,J=5.9Hz),7.19(2H,d,J=7.7Hz),7.23−7.27(4H,m),7.36(2H,t,J=7.7Hz),7.44(1H,t,J=7.5Hz),7.55(2H,d,J=8.2Hz),7.58(1H,d,J=1.8Hz),7.82(2H,d,J=7.7Hz),8.59(1H,d,J=2.3Hz),9.01(1H,t,J=5.4Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:645.
【0408】
(参考例73)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化80】
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参考例36で合成した2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.20g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.14g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.19g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),7.08(2H,d,J=8.6Hz),7.14(2H,d,J=8.6Hz),7.22−7.25(4H,m),7.34−7.39(2H,m),7.42−7.48(1H,m),7.57(1H,d,J=1.8Hz),7.82(2H,d,J=8.2Hz),8.56(1H,d,J=1.8Hz),8.99(1H,t,J=5.4Hz),9.99(1H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:661.
【0409】
(参考例74)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化81】
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参考例37で合成した2−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.19g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.14g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.21g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.36(3H,s),1.50(9H,s),4.51−4.57(1H,m),4.59(2H,d,J=5.4Hz),6.79(2H,dt,J=9.4,2.5Hz),6.93−6.98(2H,m),7.20−7.23(2H,m),7.25−7.28(2H,m),7.35−7.40(2H,m),7.46(1H,tt,J=7.5,1.6Hz),7.55(1H,d,J=2.3Hz),7.81−7.84(2H,m),8.50(1H,d,J=2.3Hz),8.97(1H,t,J=5.7Hz),9.98(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:635.
【0410】
(参考例75)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−メトキシフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化82】
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参考例38で合成した2−((5−(4−メトキシフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.030g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.025g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.032g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.48(9H,s),2.30(3H,s),3.79(3H,s),4.56(2H,d,J=5.9Hz),6.77(2H,d,J=8.6Hz),6.98(2H,d,J=8.6Hz),7.03(2H,d,J=7.7Hz),7.19(2H,d,J=8.2Hz),7.35(2H,tt,J=7.5,1.6Hz),7.43(1H,tt,J=7.2,1.6Hz),7.51(1H,d,J=2.3Hz),7.78−7.81(2H,m),8.48(1H,d,J=2.3Hz),8.93(1H,t,J=5.7Hz),9.96(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:587.
【0411】
(参考例76)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−メチルフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化83】
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参考例39で合成した2−((6−(4−メチルフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.060g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.046g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.074g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),2.33(3H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),7.06(2H,d,J=8.2Hz),7.18(4H,dd,J=11.8,8.2Hz),7.36(2H,t,J=7.7Hz),7.44(1H,t,J=7.5Hz),7.52(2H,d,J=8.2Hz),7.55(1H,d,J=1.8Hz),7.81(2H,d,J=8.2Hz),8.58(1H,d,J=2.3Hz),8.99(1H,t,J=5.7Hz),10.00(1H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:625.
【0412】
(参考例77)3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロベンゼンスルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化84】
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参考例52で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.020g)及び参考例43で合成したN−(2−フルオロフェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.028g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.031g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.52(9H,s),4.59(2H,d,J=5.9Hz),6.92−6.97(1H,m),7.00(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.17−7.29(7H,m),7.39−7.45(1H,m),7.57(1H,d,J=2.2Hz),7.93(1H,td,J=7.6,1.7Hz),8.54(1H,d,J=2.2Hz),9.09(1H,t,J=5.9Hz),10.04(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:629.
【0413】
(参考例78)3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(3−フルオロベンゼンスルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
参考例52で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.020g)及び参考例44で合成したN−(3−フルオロフェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.021g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.034g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.60(2H,d,J=5.9Hz),7.00−7.04(2H,m),7.15(1H,tdd,J=8.3,2.6,0.8Hz),7.24−7.28(6H,m),7.34(1H,td,J=8.0,5.4Hz),7.49(1H,dt,J=8.0,2.1Hz),7.55(1H,d,J=2.2Hz),7.61(1H,dq,J=7.8,0.8Hz),8.55(1H,d,J=2.2Hz),9.05(1H,t,J=5.6Hz),9.92(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:629.
【0414】
(参考例79)3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化86】
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参考例52で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.020g)及び参考例45で合成したN−(4−フルオロフェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.028g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.034g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.58(2H,d,J=5.9Hz),6.98−7.06(4H,m),7.24−7.29(6H,m),7.54(1H,d,J=1.8Hz),7.79−7.84(2H,m),8.55(1H,d,J=1.8Hz),9.01(1H,t,J=5.9Hz),9.94(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:629.
【0415】
(参考例80)3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(チオフェン−2−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
参考例52で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.020g)及び参考例46で合成したN−(2−チオフェンスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.022g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.035g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.50(9H,s),4.63(2H,d,J=5.4Hz),6.94(1H,dd,J=5.0,3.6Hz),7.05(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.24−7.28(6H,m),7.39(1H,dd,J=5.0,1.4Hz),7.53(1H,dd,J=3.6,1.4Hz),7.63(1H,d,J=1.8Hz),8.58(1H,d,J=2.3Hz),9.04(1H,t,J=5.9Hz),9.86(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:617.
【0416】
(参考例81)3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(チオフェン−3−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化88】
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参考例52で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.020g)及び参考例47で合成したN−(3−チオフェンスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.022g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.032g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.50(9H,s),4.61(2H,d,J=5.9Hz),7.04(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.22−7.30(8H,m),7.59(1H,d,J=1.8Hz),7.83(1H,dd,J=3.2,1.4Hz),8.58(1H,d,J=1.8Hz),9.01(1H,t,J=5.7Hz),9.94(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:617.
【0417】
(参考例82)3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(フラン−2−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
参考例52で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.020g)及び参考例48で合成したN−(フラン−2−スルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.021g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.034g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.63(2H,d,J=5.6Hz),6.37(1H,dd,J=3.5,1.8Hz),6.92(1H,dd,J=3.4,1.0Hz),7.07(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.22−7.30(7H,m),7.64(1H,d,J=2.2Hz),8.57(1H,d,J=2.2Hz),9.11(1H,t,J=5.4Hz),9.88(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:601.
【0418】
(参考例83)3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(フラン−3−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
参考例52で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.020g)及び参考例49で合成したN−(フラン−3−スルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.021g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.031g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.50(9H,s),4.61(2H,d,J=5.6Hz),6.54(1H,dd,J=2.0,1.0Hz),7.05(2H,d,J=8.3Hz),7.22−7.31(7H,m),7.62(1H,d,J=2.0Hz),7.80(1H,t,J=0.7Hz),8.59(1H,d,J=2.0Hz),9.02(1H,t,J=5.5Hz),9.87(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:601.
【0419】
(参考例84)3−((6−(4−メチルフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(チオフェン−2−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化91】
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参考例39で合成した2−((6−(4−メチルフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.060g)及び参考例46で合成したN−(2−チオフェンスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.047g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.061g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.50(9H,s),2.33(3H,s),4.64(2H,d,J=5.9Hz),6.92(1H,dd,J=5.0,3.6Hz),7.06(2H,d,J=8.2Hz),7.18(2H,d,J=8.2Hz),7.23−7.26(2H,m),7.36(1H,dd,J=4.8,1.1Hz),7.51−7.55(3H,m),7.63(1H,d,J=2.3Hz),8.61(1H,d,J=2.3Hz),9.04(1H,t,J=5.4Hz),9.86(1H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:631.
【0420】
(参考例85)2−(ベンゼンカルボニル)−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化92】
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参考例52で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.020g)及び参考例50で合成したN−(ベンゼンカルボニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.020g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.033g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.88(2H,d,J=5.9Hz),7.04(2H,dt,J=8.9,2.2Hz),7.21−7.29(6H,m),7.38−7.41(2H,m),7.48−7.49(1H,m),7.76(1H,d,J=2.0Hz),8.19−8.21(2H,m),8.74(1H,d,J=2.2Hz),9.02(1H,t,J=5.5Hz),12.51(1H,s).(上記スペクトルデータは、アミド結合に起因する異性体の内、主異性体の値を表記した。)
MS(ESI)[M+H]
+:575.
【0421】
(参考例86)3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(チオフェン−2−カルボニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化93】
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参考例52で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.030g)及び参考例51で合成したN−(2−チオフェンカルボニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.030g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.51g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.50(9H,s),4.81(2H,d,J=6.1Hz),7.05−7.10(3H,m),7.21−7.28(6H,m),7.46(1H,dd,J=4.9,1.2Hz),7.79(2H,dd,J=4.9,1.7Hz),8.75(1H,d,J=2.2Hz),8.99(1H,t,J=5.9Hz),12.23(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:581.
【0422】
(実施例1)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化94】
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参考例52で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(6.4g)をジクロロメタン(50mL)に溶解させた後、トリフルオロ酢酸(40mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮することで表題化合物(以下、実施例1の化合物)(5.3g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.44(2H,d,J=5.4Hz),6.46(2H,brs),6.66(1H,brs),6.95(2H,d,J=7.7Hz),7.18−7.23(6H,m),7.30(2H,t,J=7.7Hz),7.42(1H,t,J=7.0Hz),7.49(1H,s),7.72(2H,d,J=8.6Hz),8.49(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:511.
【0423】
(実施例2)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド塩酸塩の合成:
【化95】
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実施例1の化合物(5.3g)の酢酸エチル(20mL)溶液に、4mol/L塩化水素/酢酸エチル溶液(2.4mL)を加えた後、減圧濃縮した。得られた粗生成物を再結晶(n−ヘキサン/酢酸エチル、v/v)することで表題化合物(以下、実施例2の化合物)(5.1g)を白色固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD)δ:4.63(2H,s),7.18(2H,d,J=8.8Hz),7.37−7.42(6H,m),7.47−7.53(3H,m),7.77(2H,m),8.47(1H,brs),8.77(1H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:511.
【0424】
(実施例3)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−フェニルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化96】
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参考例53で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−フェニルピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.046g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例3の化合物)(0.035g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.42(2H,d,J=5.4Hz),6.43(2H,brs),6.95(2H,dd,J=8.4,1.6Hz),7.18(2H,dd,J=8.2,1.4Hz),7.22−7.25(5H,m),7.27−7.32(3H,m),7.38−7.43(1H,m),7.49(1H,d,J=2.0Hz),7.72−7.75(2H,m),8.47(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:477.
【0425】
(実施例4)N−(アミノ(((6−(3−クロロフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化97】
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参考例54で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(3−クロロフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.12g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例4の化合物)(0.10g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.46(2H,d,J=5.9Hz),6.37−6.63(3H,m),6.94−7.00(3H,m),7.10(1H,t,J=7.7Hz),7.20−7.25(3H,m),7.31(2H,t,J=7.7Hz),7.38−7.45(2H,m),7.51(1H,d,J=2.3Hz),7.73−7.76(2H,m),8.50(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:511.
【0426】
(実施例5)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化98】
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参考例55で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.081g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例5の化合物)(0.067g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.30(3H,s),4.40(2H,d,J=5.4Hz),6.38(2H,brs),6.94−6.98(2H,m),7.03(2H,d,J=8.2Hz),7.11−7.15(2H,m),7.20(2H,dd,J=8.6,2.7Hz),7.24−7.33(3H,m),7.38−7.43(1H,m),7.48(1H,d,J=2.1Hz),7.73−7.76(2H,m),8.45(1H,d,J=2.1Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:491.
【0427】
(実施例6)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化99】
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参考例56で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.055g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例6の化合物)(0.029g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.76(3H,s),4.40(2H,d,J=4.1Hz),6.43(2H,brs),6.74(2H,d,J=8.6Hz),6.96(2H,d,J=8.2Hz),7.16−7.21(4H,m),7.26−7.31(3H,m),7.40(1H,t,J=7.5Hz),7.46(1H,d,J=1.6Hz),7.73(2H,d,J=8.2Hz),8.43(1H,d,J=1.6Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:507.
【0428】
(実施例7)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化100】
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参考例57で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.095g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例7の化合物)(0.078g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.44(2H,d,J=5.4Hz),6.91(1H,brs),7.11(2H,d,J=8.6Hz),7.35−7.48(7H,m),7.64(1H,d,J=2.0Hz),7.66(2H,brs),7.78(2H,d,J=8.6Hz),8.57(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:502.
【0429】
(実施例8)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化101】
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参考例58で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.21g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例8の化合物)(0.17g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.45(2H,d,J=5.4Hz),6.33−6.64(3H,m),6.89−6.97(4H,m),7.20−7.25(4H,m),7.31(2H,t,J=7.5Hz),7.42(1H,t,J=7.5Hz),7.50(1H,d,J=2.3Hz),7.73−7.76(2H,m),8.49(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:495.
【0430】
(実施例9)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
参考例59で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.13g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例9の化合物)(0.10g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.49(2H,d,J=5.9Hz),6.25(3H,brs),6.95−7.00(4H,m),7.05(1H,dt,J=9.7,2.2Hz),7.16−7.26(3H,m),7.34(2H,t,J=7.7Hz),7.44(1H,t,J=7.5Hz),7.54(1H,d,J=2.3Hz),7.78−7.80(2H,m),8.52(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:545.
【0431】
(実施例10)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化103】
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参考例61で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.35g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例10の化合物)(0.24g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.51(2H,d,J=5.9Hz),6.11(3H,brs),6.98−7.01(2H,m),7.10(2H,d,J=8.6Hz),7.25−7.38(6H,m),7.45(1H,t,J=7.5Hz),7.56(1H,d,J=2.0Hz),7.80−7.83(2H,m),8.55(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:561.
【0432】
(実施例11)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化104】
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参考例60で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.30g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例11の化合物)(0.24g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.49(2H,d,J=5.4Hz),6.38(3H,brs),6.96(2H,d,J=8.6Hz),7.23(2H,d,J=8.6Hz),7.29−7.55(8H,m),7.75(2H,d,J=8.2Hz),8.54(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:545.
【0433】
(実施例12)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
参考例62で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.058g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例12の化合物)(0.044g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,55℃)δ:2.23(3H,d,J=1.8Hz),4.47(2H,d,J=5.5Hz),6.02−6.10(3H,brm),6.88(1H,dd,J=7.8,1.8Hz),6.99−7.02(4H,m),7.23(2H,m),7.33(2H,m),7.40−7.45(1H,m),7.51(1H,d,J=2.3Hz),7.70(2H,m),8.51(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:509.
【0434】
(実施例13)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化106】
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参考例63で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−クロロフェニル)−6−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.049g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例13の化合物)(0.029g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,55℃)δ:2.31(3H,s),4.47(2H,d,J=5.9Hz),6.13(3H,brs),6.69(1H,d,J=11.0Hz),6.92(1H,d,J=8.2Hz),6.98(2H,m),7.16−7.21(3H,m),7.33(2H,m),7.42(1H,m),7.54(1H,d,J=2.3Hz),7.80(2H,m),8.50(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:509.
【0435】
(参考例87)N−(アミノ(((6−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化107】
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参考例64で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.18g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(0.14g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.27(3H,s),4.47(2H,d,J=5.5Hz),6.21(3H,brm),6.67(1H,d,J=1.8Hz),6.95−7.00(3H,m),7.19(2H,d,J=8.2Hz),7.27(1H,d,J=6.4Hz),7.34(2H,t,J=7.5Hz),7.44(1H,t,J=7.5Hz),7.54(1H,d,J=1.6Hz),7.80(2H,d,J=7.3Hz),8.49(1H,d,J=1.6Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:541.
【0436】
(実施例14)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
参考例65で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.12g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例14の化合物)(0.073g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.46(2H,d,J=5.6Hz),6.27(2H,brs),7.04(2H,dd,J=7.8,1.7Hz),7.17(2H,d,J=8.8Hz),7.22(2H,d,J=8.8Hz),7.25−7.33(6H,m),7.41(1H,t,J=7.3Hz),7.54(1H,d,J=2.2Hz),7.77(2H,d,J=7.3Hz),8.50(1H,d,J=2.2Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:477.
【0437】
(実施例15)N−(アミノ(((5−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化109】
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参考例66で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(3−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.048g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例15の化合物)(0.023g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.50(2H,d,J=5.9Hz),6.15(2H,brs),6.89(1H,dt,J=7.9,1.6Hz),7.12(1H,t,J=1.6Hz),7.19(1H,t,J=7.9Hz),7.23(4H,s),7.25−7.30(2H,m),7.34(2H,m),7.43(1H,tt,J=7.5,1.6Hz),7.53(1H,d,J=2.3Hz),7.81(2H,m),8.55(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:511.
【0438】
(実施例16)N−(アミノ(((5−(2−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化110】
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参考例67で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(2−クロロフェニル)−6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.047g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例16の化合物)(0.022g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.51(2H,d,J=5.4Hz),6.16(2H,brs),7.03(1H,dd,J=7.5,1.6Hz),7.15−7.19(2H,m),7.20−7.23(3H,m),7.25−7.32(2H,m),7.33−7.43(4H,m),7.50(1H,d,J=2.3Hz),7.79−7.82(2H,m),8.57(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:511.
【0439】
(実施例17)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化111】
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参考例68で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.050g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例17の化合物)(0.033g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.36(3H,s),4.48(2H,d,J=5.4Hz),6.13(3H,brs),6.95(2H,d,J=8.2Hz),7.08(2H,d,J=7.7Hz),7.21(2H,m),7.23−7.26(2H,m),7.34(2H,t,J=7.5Hz),7.43(1H,t,J=7.5Hz),7.55(1H,d,J=2.3Hz),7.81(2H,m),8.49(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:491.
【0440】
(実施例18)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化112】
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参考例69で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.013g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例18の化合物)(0.008g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.82(3H,s),4.48(2H,d,J=5.9Hz),6.10(3H,brs),6.81(2H,d,J=8.6Hz),6.98(2H,d,J=8.6Hz),7.21(2H,d,J=8.6Hz),7.25(2H,d,J=8.2Hz),7.34−7.37(2H,m),7.44(1H,m),7.55(1H,d,J=2.3Hz),7.81−7.83(2H,m),8.48(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:507.
【0441】
(実施例19)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化113】
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参考例70で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−シアノフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.12g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例19の化合物)(0.069g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.44(2H,d,J=5.4Hz),6.86(1H,brs),7.25(2H,d,J=6.8Hz),7.30(2H,d,J=6.8Hz),7.35−7.39(4H,m),7.46(1H,t,J=7.0Hz),7.64−7.67(3H,m),7.83(2H,d,J=7.2Hz),8.57(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:502.
【0442】
(実施例20)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化114】
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参考例71で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.22g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例20の化合物)(0.18g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.46(2H,d,J=5.9Hz),6.30−6.56(3H,m),6.93−7.02(4H,m),7.19(4H,s),7.32(2H,t,J=7.7Hz),7.42(1H,m),7.52(1H,d,J=2.3Hz),7.76(2H,m),8.50(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:495.
【0443】
(実施例21)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化115】
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参考例72で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.21g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例21の化合物)(0.16g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.48(2H,d,J=5.4Hz),6.38−6.57(3H,m),7.15(2H,d,J=8.2Hz),7.19−7.22(4H,m),7.30(2H,m),7.40(1H,t,J=7.5Hz),7.50(2H,d,J=8.2Hz),7.53(1H,d,J=2.3Hz),7.74(2H,d,J=7.2Hz),8.54(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:545.
【0444】
(実施例22)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化116】
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参考例73で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.23g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例22の化合物)(0.16g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.51(2H,d,J=5.4Hz),6.13(3H,brs),7.09(2H,d,J=8.2Hz),7.13(2H,d,J=8.2Hz),7.21−7.24(4H,m),7.34(2H,m),7.43(1H,t,J=6.6Hz),7.56(1H,d,J=1.8Hz),7.81(2H,d,J=8.2Hz),8.54(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:561.
【0445】
(実施例23)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化117】
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参考例74で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.21g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例23の化合物)(0.13g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.35(6H,d,J=5.9Hz),4.48(2H,d,J=5.9Hz),4.51−4.58(1H,m),6.07(3H,brs),6.78(2H,d,J=8.6Hz),6.95(2H,d,J=8.6Hz),7.19−7.22(2H,m),7.24−7.28(2H,m),7.35(2H,t,J=7.7Hz),7.44(1H,t,J=7.5Hz),7.54(1H,d,J=2.1Hz),7.80−7.83(2H,m),8.48(1H,d,J=2.1Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:535.
【0446】
(実施例24)N−(アミノ(((5−(4−メトキシフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化118】
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参考例75で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−(4−メトキシフェニル)−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.032g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例24の化合物)(0.027g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.31(3H,s),3.81(3H,s),4.45(2H,d,J=5.9Hz),6.05(3H,brs),6.79(2H,d,J=8.6Hz),7.00(2H,d,J=8.6Hz),7.04(2H,d,J=8.2Hz),7.19(2H,d,J=8.2Hz),7.35(2H,m),7.43(1H,m),7.53(1H,d,J=2.1Hz),7.82(2H,d,J=7.7Hz),8.44(1H,d,J=2.1Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:487.
【0447】
(実施例25)N−(アミノ(((6−(4−メチルフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド塩酸塩の合成:
【化119】
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参考例76で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−(4−メチルフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.075g)を用い、実施例1及び実施例2と同様にして、表題化合物(以下、実施例25の化合物)(0.058g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.31(3H,s),4.54(2H,s),6.79(2H,brs),7.03−7.07(4H,m),7.22(2H,d,J=8.2Hz),7.32(2H,t,J=7.5Hz),7.40(1H,t,J=7.2Hz),7.53(2H,d,J=7.7Hz),7.64(1H,brs),7.77(2H,d,J=7.7Hz),7.97(1H,brs),8.71(1H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:525.
【0448】
(実施例26)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−2−フルオロベンゼンスルホンアミドの合成:
【化120】
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参考例77で合成した3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロベンゼンスルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.030g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例26の化合物)(0.023g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.47(2H,d,J=5.9Hz),6.34(3H,brs),6.92−7.00(3H,m),7.13(1H,t,J=7.7Hz),7.19−7.27(6H,m),7.40(1H,dd,J=12.4,6.6Hz),7.55(1H,d,J=2.0Hz),7.83(1H,t,J=6.8Hz),8.52(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:529.
【0449】
(実施例27)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−3−フルオロベンゼンスルホンアミドの合成:
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
参考例78で合成した3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(3−フルオロベンゼンスルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.033g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例27の化合物)(0.028g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.48(2H,d,J=5.6Hz),6.27(3H,brs),6.99(2H,d,J=8.5Hz),7.11−7.15(1H,m),7.20−7.25(6H,m),7.29−7.34(1H,m),7.45−7.58(3H,m),8.52(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:529.
【0450】
(実施例28)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−4−フルオロベンゼンスルホンアミドの合成:
【化122】
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参考例79で合成した3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.033g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例28の化合物)(0.027g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.46(2H,d,J=5.6Hz),6.26(3H,brs),6.98−7.02(4H,m),7.21−7.33(6H,m),7.52(1H,s),7.76−7.79(2H,m),8.52(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:529.
【0451】
(実施例29)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)チオフェン−2−スルホンアミドの合成:
【化123】
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参考例80で合成した3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(チオフェン−2−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.034g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例29の化合物)(0.026g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.45(2H,d,J=5.0Hz),6.41(3H,brs),6.87(1H,s),7.00(2H,d,J=8.6Hz),7.15−7.24(6H,m),7.31(1H,d,J=5.0Hz),7.40(1H,s),7.53(1H,s),8.51(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:517.
【0452】
(実施例30)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)チオフェン−3−スルホンアミドの合成:
【化124】
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参考例81で合成した3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(チオフェン−3−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.032g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例30の化合物)(0.027g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.43(2H,d,J=5.4Hz),6.46(3H,brs),6.99(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.14−7.25(8H,m),7.51(1H,d,J=2.3Hz),7.70(1H,dd,J=2.7,1.4Hz),8.50(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:517.
【0453】
(実施例31)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)フラン−2−スルホンアミドの合成:
【化125】
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参考例82で合成した3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(フラン−2−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.033g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例31の化合物)(0.024g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.48(2H,d,J=5.9Hz),6.24−6.40(3H,brs),6.34(1H,dd,J=3.6,1.8Hz),6.81(1H,dd,J=3.6,0.9Hz),7.04(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.21(4H,s),7.24−7.28(3H,m),7.60(1H,d,J=2.1Hz),8.54(1H,d,J=2.1Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:501.
【0454】
(実施例32)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)フラン−3−スルホンアミドの合成:
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
参考例83で合成した3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(フラン−3−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.030g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例32の化合物)(0.023g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.46(2H,d,J=5.9Hz),6.31(3H,brs),6.49(1H,s),7.02(2H,dt,J=8.8,2.3Hz),7.21(4H,s),7.24−7.28(3H,m),7.56(1H,d,J=2.3Hz),7.73(1H,s),8.53(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:501.
【0455】
(実施例33)N−(アミノ(((6−(4−メチルフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩の合成:
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
参考例84で合成した3−((6−(4−メチルフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(チオフェン−2−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.061g)を用い、実施例1及び実施例2と同様にして、表題化合物(以下、実施例33の化合物)(0.052g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.35(3H,s),4.61(2H,d,J=5.4Hz),6.85(2H,brs),6.90(1H,q,J=4.2Hz),7.12(4H,t,J=9.1Hz),7.29−7.33(3H,m),7.47(1H,td,J=3.4,1.2Hz),7.58(2H,d,J=6.8Hz),7.99(1H,brs),8.24(1H,brs),8.83(1H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:531.
【0456】
(実施例34)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンズアミドの合成:
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
参考例85で合成した2−(ベンゼンカルボニル)−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.032g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例34の化合物)(0.026g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.60(2H,brs),7.03(2H,d,J=8.2Hz),7.21−7.26(7H,m),7.35−7.39(2H,m),7.43−7.47(1H,m),7.68(1H,s),8.15(2H,d,J=7.7Hz),8.63(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:475.
【0457】
(実施例35)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)チオフェン−2−カルボキシアミド塩酸塩の合成:
【化129】
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参考例86で合成した3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(チオフェン−2−カルボニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.050g)を用い、実施例1及び実施例2と同様にして、表題化合物(以下、実施例35の化合物)(0.035g)を得た。
1H−NMR(CD
3OD)δ:4.94(2H,s),7.25−7.29(3H,m),7.39−7.48(7H,m),7.99(1H,dd,J=5.0,0.9Hz),8.13(1H,m),8.51(1H,s),8.91(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:481.
【0458】
(参考例88)(5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−イル)メタンアミンの合成:
【化130】
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参考例3で合成した2−((5−ブロモ−6−クロロ−ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.60g)をメタノール(16mL)に懸濁させた後、ヒドラジン一水和物(0.25mL)を加え、4.5時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈した後、ろ過した。ろ液を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮することで表題化合物(0.19g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.91(2H,s),7.99(1H,d,J=1.4Hz),8.29(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:221.
【0459】
(参考例89)2−ベンゼンスルホニル−3−((5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化131】
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参考例88で合成した(5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−イル)メタンアミン(0.19g)をテトラヒドロフラン(17mL)に溶解させた後、参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.62g)を加えた。反応混合物を60℃で16時間撹拌した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.35g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.52(9H,s),4.45(2H,d,J=5.9Hz),7.43−7.47(2H,m),7.52−7.56(1H,m),7.74−7.77(3H,m),8.18(1H,d,J=1.8Hz),8.98(1H,t,J=5.2Hz),9.97(1H,s).
【0460】
(参考例90)2−ベンゼンスルホニル−3−((6−クロロ−5−(クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化132】
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参考例89で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.068g)、4−クロロフェニルボロン酸(0.023g)、炭酸カリウム(0.11g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.006g)を1,4−ジオキサン(0.6mL)に懸濁させた後、80℃で16時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.046g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.53(2H,d,J=5.9Hz),7.25−7.27(2H,m),7.36−7.50(6H,m),7.75−7.77(2H,m),8.26(1H,d,J=2.3Hz),8.99(1H,t,J=5.4Hz),9.98(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:535.
【0461】
(参考例91)N−(アミノ(((6−クロロ−5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化133】
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参考例89で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5−ブロモ−6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.10g)、3−フルオロ−4−メトキシフェニルボロン酸(0.037g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.008g)を1,4−ジオキサン(5mL)に溶解させた後、2mol/L炭酸ナトリウム水溶液(1.2mL)を加え、80℃で16時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.032g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),3.96(3H,s),4.52(2H,d,J=5.9Hz),7.00−7.10(3H,m),7.36−7.41(2H,m),7.46−7.50(2H,m),7.74−7.78(2H,m),8.24(1H,d,J=2.3Hz),8.98(1H,t,J=5.7Hz),9.97(1H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:549.
【0462】
(実施例36)N−(アミノ(((6−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化134】
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参考例90で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((6−クロロ−5−(クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.050g)、4−クロロ−2−フルオロフェニルボロン酸(0.024g)、炭酸カリウム(0.039g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.008g)をアセトニトリル(3mL)及び水(1.2mL)に溶解させた後、90℃で17時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)で精製することで表題化合物(以下、実施例36の化合物)(0.042g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.48(2H,d,J=5.9Hz),6.44(2H,brs),6.61(1H,brs),6.95−6.89(3H,m),7.13(1H,dd,J=8.4,1.6Hz),7.19(2H,d,J=8.2Hz),7.31(3H,m),7.42(1H,t,J=7.5Hz),7.54(1H,d,J=1.8Hz),7.73(2H,d,J=7.2Hz),8.51(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:529.
【0463】
(実施例37)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化135】
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参考例91で合成したN−(アミノ(((6−クロロ−5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド(0.061g)、4−クロロフェニルボロン酸(0.032g)及びテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(0.008g)を1,4−ジオキサン(5mL)に溶解させた後、2mol/L炭酸ナトリウム水溶液(1.4mL)を加え、90℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(メタノール/クロロホルム)で精製した後、得られた固体を再結晶(酢酸エチル)することで表題化合物(以下、実施例37の化合物)(0.019g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.89(3H,s),4.45(2H,d,J=5.4Hz),6.34(3H,brs),6.72−6.86(3H,m),7.19−7.24(4H,m),7.33(2H,t,J=7.7Hz),7.43(1H,t,J=7.2Hz),7.50(1H,d,J=1.8Hz),7.76(2H,d,J=7.7Hz),8.48(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:525.
【0464】
(参考例92)4,5−ジクロロピコリン酸メチルの合成:
【化136】
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4,5−ジクロロ−ピリジン−2−カルボン酸(0.50g)をジクロロメタン(10mL)に懸濁させた後、氷冷下、DMF(0.020mL)及び塩化オキサリル(1mL)を加え、室温で5.5時間撹拌した。反応混合物を氷冷し、メタノール(4.1mL)を加え、さらに室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.24g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.03(3H,s),8.23(1H,s),8.73(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:206.
【0465】
(参考例93)5,6−ジクロロピコリン酸メチルの合成:
【化137】
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5,6−ジクロロ−ピリジン−2−カルボン酸(1.0g)を用い、参考例92と同様にして、表題化合物(1.0g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.01(3H,s),7.93(1H,d,J=7.7Hz),8.03(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:206.
【0466】
(参考例94)5,6−ビス(4−クロロフェニル)ニコチン酸メチルの合成:
【化138】
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5−ブロモー6−クロロニコチン酸メチル(10.0g)、4−クロロフェニルボロン酸(18.7g)、炭酸カリウム(16.6g)及びテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(4.6g)を1,4−ジオキサン(200mL)に懸濁させた後、100℃で21時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(9.5g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.99(3H,s),7.13(2H,dt,J=8.8,2.3Hz),7.25−7.28(2H,m),7.29−7.35(4H,m),8.29(1H,d,J=2.3Hz),9.25(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:358.
【0467】
(参考例95)4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピコリン酸メチルの合成:
【化139】
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参考例92で合成した4,5−ジクロロピコリン酸メチル(0.15g)、4−クロロフェニルボロン酸(0.27g)、炭酸カリウム(0.60g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.12g)を1,4−ジオキサン(3mL)に懸濁させた後、90℃で一晩撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.057g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.05(3H,s),7.09−7.14(4H,m),7.29−7.33(4H,m),8.17(1H,d,J=0.5Hz),8.72(1H,d,J=0.5Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:358.
【0468】
(参考例96)5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピコリン酸メチルの合成:
【化140】
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参考例93で合成した5,6−ジクロロピコリン酸メチル(0.82g)を用い、参考例96と同様にして、表題化合物(0.55g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.03(3H,s),7.10−7.13(2H,m),7.23−7.34(6H,m),7.84(1H,d,J=7.7Hz),8.16(1H,d,J=7.7Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:358.
【0469】
(参考例97)(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタノールの合成:
【化141】
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参考例94で合成した5,6−ビス(4−クロロフェニル)ニコチン酸メチル(7.0g)をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解させた後、−78℃で1mol/L水素化ジイソブチルアルミニウム/トルエン溶液(49mL)をゆっくり加えた。反応混合物を0℃に昇温し、1時間撹拌した。氷冷下、反応混合物に酒石酸カリウムナトリウム水溶液(100mL)をゆっくり加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮することで表題化合物(6.5g)を白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.03(1H,t,J=5.7Hz),4.83(2H,d,J=5.5Hz),7.11(2H,dt,J=8.8,2.2Hz),7.23(2H,dt,J=8.4,2.1Hz),7.26−7.30(4H,m),7.73(1H,d,J=2.3Hz),8.66(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:330.
【0470】
(参考例98)(4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタノールの合成:
【化142】
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参考例95で合成した4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピコリン酸メチル(0.11g)を用い、参考例98と同様にして、表題化合物(0.064g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.54(1H,s),4.86(2H,s),7.05−7.09(4H,m),7.26−7.29(5H,m),8.56(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:330.
【0471】
(参考例99)(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタノールの合成:
【化143】
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参考例96で合成した5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピコリン酸メチル(0.75g)を用い、参考例98と同様にして、表題化合物(0.70g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.82−3.85(1H,m),4.85(2H,d,J=5.0Hz),7.08−7.11(2H,m),7.23−7.32(7H,m),7.70(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:330.
【0472】
(参考例100)5−(クロロメチル)−2,3−ビス(4−クロロフェニル)ピリジンの合成:
【化144】
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参考例97で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタノール(6.5g)をジクロロメタン(40mL)に溶解させた後、氷冷下塩化チオニル(4.3mL)を加えた。室温で3時間撹拌した後、反応混合物を減圧濃縮した。得られた粗生成物にトルエンを加え、再び減圧濃縮することで表題化合物(6.8g)を白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.80(2H,s),7.14(2H,d,J=8.2Hz),7.39(4H,dd,J=8.7,2.7Hz),7.45(2H,d,J=8.7Hz),8.30(1H,s),9.02(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:348.
【0473】
(参考例101)2−(クロロメチル)−4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジンの合成:
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
参考例98で合成した(4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタノール(0.078g)を用い、参考例100と同様にして、表題化合物(0.081g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.75(2H,s),7.05−7.11(4H,m),7.26−7.30(4H,m),7.49(1H,s),8.57(1H,s).
【0474】
(参考例102)6−(クロロメチル)−2,3−ビス(4−クロロフェニル)ピリジンの合成:
【化146】
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参考例99で合成した(4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタノール(0.69g)を用い、参考例100と同様にして、表題化合物(0.68g)を得た。
【0475】
(参考例103)2−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化147】
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参考例100で合成した(5−(クロロメチル)−2,3−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン(0.45g)及びフタルイミドカリウム(0.26g)をDMF(5mL)に溶解させた後、80℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、水を加え、トルエンで抽出した。有機層を1mol/L水酸化ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.56g)を得た。
【0476】
(参考例104)2−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
参考例101で合成した2−(クロロメチル)−4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン(0.080g)を用い、参考例103と同様にして、表題化合物(0.090g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:5.10(2H,s),7.00−7.06(4H,m),7.24−7.30(5H,m),7.75(2H,ddd,J=11.6,6.1,2.0Hz),7.91(2H,ddd,J=11.6,6.1,2.0Hz),8.50(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:459.
【0477】
(参考例105)2−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成:
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
参考例102で合成した6−(クロロメチル)−2,3−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン(0.68g)を用い、参考例103と同様にして、表題化合物(0.74g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:5.12(2H,s),7.04−7.07(2H,m),7.12−7.15(2H,m),7.18−7.21(2H,m),7.25−7.27(3H,m),7.62(1H,d,J=7.7Hz),7.76(2H,ddd,J=11.4,6.0,2.2Hz),7.91(2H,ddd,J=11.3,5.9,2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:459.
【0478】
(参考例106)5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミンの合成:
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
参考例103で合成した2−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(9.5g)をメタノール(40mL)に懸濁させた後、ヒドラジン一水和物(6mL)を加えて、2時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却した後、酢酸エチルで希釈し、ろ過した。ろ液を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮することで表題化合物(5.3g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.01(2H,s),7.11(2H,d,J=8.2Hz),7.24−7.27(6H,m),7.69(1H,d,J=1.4Hz),8.63(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:329.
【0479】
(参考例107)(4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタンアミンの合成:
【化151】
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参考例104で合成した2−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.090g)を用い、参考例106と同様にして、表題化合物(0.064g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.07(2H,s),7.04−7.10(4H,m),7.23−7.32(5H,m),8.55(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:329.
【0480】
(参考例108)(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタンアミンの合成:
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
参考例105で合成した2−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.74g)を用い、参考例106と同様にして、表題化合物(0.39g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.07(2H,s),7.09(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.24(2H,dd,J=6.6,2.0Hz),7.27−7.35(5H,m),7.66(1H,d,J=7.7Hz).
【0481】
(参考例109)1−(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)エタノンの合成:
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
参考例94で合成した5,6−ビス(4−クロロフェニル)ニコチン酸メチル(0.30g)及びN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.11g)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解させた後、0℃で3mol/Lメチル臭化マグネシウム/ジエチルエーテル溶液(1.4mL)をゆっくり加えた。反応混合物を室温に昇温し、2時間撹拌した。氷冷下、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.20g)を白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.60(3H,s),7.11−7.15(2H,m),7.25−7.34(6H,m),8.06(1H,d,J=1.8Hz),9.03(1H,d,J=1.8Hz).
【0482】
(参考例110)1−(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)エタノールの合成:
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
参考例109で合成した1−(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)エタノン(0.14g)をメタノール(2.0mL)に溶解させた後、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(0.022g)を加えた。反応混合物を室温に昇温し、1時間撹拌した。氷冷下、反応混合物に酒石酸カリウムナトリウム水溶液、酢酸エチルを加え、室温で2時間撹拌した後、分液した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.077g)を白色固体として得た。
MS(ESI)[M+H]
+:344.
【0483】
(参考例111)5−(1−アジドエチル)−2,3−ビス(4−クロロフェニル)ピリジンの合成:
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
参考例110で合成した1−(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)エタノール(0.077g)をトルエン(2.0mL)に溶解させた後、ジフェニルリン酸アジド(0.067mL)及びジアザビシクロウンデセン(0.047mL)を加え、18時間撹拌した。反応混合物を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.042g)を白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.64(3H,d,J=6.8Hz),4.78(1H,q,J=6.8Hz),7.11−7.13(2H,m),7.23−7.32(6H,m),7.65(1H,d,J=2.3Hz),8.64(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:369.
【0484】
(参考例112)1−(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)エタンアミンの合成:
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
参考例111で合成した5−(1−アジドエチル)−2,3−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン(0.042g)をテトラヒドロフラン(1.0mL)に溶解させた後、トリフェニルホスフィン(0.060g)及び水(0.020g)を加え、50℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(アミンシリカ、メタノール/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.036g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.48(3H,d,J=6.8Hz),4.29(1H,m),7.11(2H,q,J=8.2Hz),7.24−7.27(6H,m),7.71(1H,d,J=2.3Hz),8.65(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:345.
【0485】
(参考例113)フェニルスルホニルカルボンイミド酸ジフェニルの合成:
【化157】
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ジクロロジフェノキシメタン(5.7g)及びベンゼンスルホンアミド(7.3g)を酢酸エチル(25mL)に懸濁させた後、反応混合物を25時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をジクロロメタンに懸濁し、不溶物をろ別した。ろ液を減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製した後、得られた固体を再結晶(n−ヘキサン/酢酸エチル)することで表題化合物(2.4g)を得た。
1HNMR(CDCl
3)7.07−7.09(m,4H),7.27−7.29(m,2H)7.35−7.39(m,4H),7.46−7.50(m,2H),7.55−7.59(1H,m),7.94−7.96(m,2H).
MS(ESI):354(M+H).
【0486】
(参考例114)N−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−N’−(フェニルスルホニル)カルバムイミド酸フェニルの合成:
【化158】
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参考例106で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.065g)をテトラヒドロフラン(1mL)に溶解させた後、参考例113で合成したフェニルスルホニルカルボンイミド酸ジフェニル(0.073g)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.12g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.72(2H,d,J=5.9Hz),6.92−6.96(2H,m),7.08(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.24−7.41(11H,m),7.49(1H,ddd,J=10.0,5.0,2.3Hz),7.64(1H,d,J=2.3Hz),7.73−7.75(2H,m),8.09(1H,t,J=5.7Hz),8.67(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:588.
【0487】
(実施例38)N−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−N’−(フェニルスルホニル)ヒドラジンカルボキシイミダートの合成:
【化159】
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参考例114で合成したN−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−N’−(フェニルスルホニル)カルバムイミド酸フェニル(0.030g)をアセトニトリル(1mL)に溶解させた後、ヒドラジン一水和物(0.012mL)を加え、80℃で1.5時間加熱撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をジイソプロピルエーテルにてスラリー洗浄することで表題化合物(以下、実施例38の化合物)(0.015g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.43(2H,s),4.61(2H,s),7.11(2H,d,J=8.3Hz),7.27(2H,d,J=8.5Hz),7.32−7.46(7H,m),7.62(3H,d,J=7.3Hz),8.14(2H,brs),8.56(1H,d,J=1.5Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:526.
【0488】
(実施例39)N−((((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)(ヒドロキシアミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化160】
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参考例114で合成したN−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−N’−(フェニルスルホニル)カルバムイミド酸フェニル(0.060g)及びトリエチルアミン(0.28mL)をアセトニトリル(1mL)に溶解させた後、ヒドロキシアミン塩酸塩(0.14g)を加え、80℃で4時間加熱撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)で精製することで表題化合物(以下、実施例39の化合物)(0.027g)を得た。
1H−NMR(CD
3OD)δ:4.55(2H,s),7.07(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.24−7.27(2H,m),7.29−7.32(6H,m),7.42(1H,tt,J=7.4,1.4Hz),7.67−7.69(2H,m),7.72(1H,d,J=2.2Hz),8.52(1H,d,J=2.2Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:527.
【0489】
(実施例40)N−((((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)(メチルアミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化161】
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参考例114で合成したN−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−N’−(フェニルスルホニル)カルバムイミド酸フェニル(0.030g)をアセトニトリル(1mL)に溶解させた後、2mol/Lメチルアミン/テトラヒドロフラン溶液(0.052mL)を加え、80℃で2時間加熱撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)で精製することで表題化合物(以下、実施例40の化合物)(0.015g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:2.74(3H,s),3.17(1H,d,J=5.2Hz),4.04(1H,s),4.45(2H,s),7.10−7.12(2H,m),7.24−7.45(8H,m),7.59−7.70(4H,m),8.53(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:525.
【0490】
(参考例115)N−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)−N’−シアノカルバムイミド酸フェニルの合成:
【化162】
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参考例106で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.20g)をジクロロメタン(3mL)に溶解させた後、シアノカルボンイミド酸ジフェニル(0.15g)を加えた。反応混合物を2時間撹拌した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.24g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.65(2H,d,J=5.9Hz),7.05(2H,d,J=7.2Hz),7.10(2H,dt,J=8.8,2.3Hz),7.24−7.33(7H,m),7.41(2H,t,J=7.0Hz),7.73(1H,s),7.83(1H,brs),8.71(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:473.
【0491】
(参考例116)1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−シアノグアニジンの合成:
【化163】
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参考例115で合成したN−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)−N’−シアノカルバムイミド酸フェニル(0.15g)をアセトニトリル(3mL)に溶解させた後、28重量%アンモニア水(0.007mL)を加え、80℃で一晩撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)で精製することで表題化合物(0.075g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.41(2H,d,J=5.9Hz),5.89(2H,s),6.49(1H,brs),7.05(2H,d,J=8.6Hz),7.17−7.26(6H,m),7.57(1H,d,J=1.8Hz),8.54(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:396.
【0492】
(実施例41)1−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ウレア塩酸塩の合成:
【化164】
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参考例116で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−シアノグアニジン(0.040g)を濃塩酸(1mL)に溶解させた後、50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、減圧濃縮した。残渣をアセトニトリルでスラリー洗浄することで表題化合物(以下、実施例41の化合物)(0.034g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.69(2H,brs),7.22(2H,d,J=8.2Hz),7.29−7.33(3H,m),7.39(2H,dd,J=8.6,1.4Hz),7.44(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.92(1H,brs),8.72(3H,s),9.53(1H,brs),10.23(1H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:414.
【0493】
(参考例117)2−ベンゼンスルホニル−3−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化165】
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参考例107で合成した(4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタンアミン(0.020g)と参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.022g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.027g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53(9H,s),4.71(2H,d,J=4.9Hz),6.97−7.07(4H,m),7.20(1H,s),7.24−7.29(4H,m),7.38−7.42(2H,m),7.45−7.52(1H,m),7.86−7.88(2H,m),8.55(1H,s),9.48(1H,t,J=4.6Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:611.
【0494】
(参考例118)3−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)−2−(チオフェン−2−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化166】
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参考例107で合成した(4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタンアミン(0.022g)と参考例46で合成したN−(2−チオフェンスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.025g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.024g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53(9H,s),4.74(2H,d,J=5.0Hz),6.96−6.98(1H,m),7.02−7.05(4H,m),7.24−7.29(7H,m),7.42(1H,dd,J=5.0,1.4Hz),7.56(1H,dd,J=3.2,1.4Hz),8.57(1H,s),9.56(1H,t,J=4.5Hz),9.85(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:617.
【0495】
(参考例119)2−ベンゼンカルボニル−3−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化167】
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参考例107で合成した(4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタンアミン(0.022g)と参考例50で合成したN−(ベンゼンカルボニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.024g)を用い、参考例52と同様にして、表題化合物(0.032g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53(9H,s),4.99(2H,d,J=5.1Hz),7.04−7.07(4H,m),7.22−7.28(4H,m),7.38−7.41(3H,m),7.47−7.51(1H,m),8.21−8.23(2H,m),8.61(1H,s),9.42(1H,t,J=4.8Hz),12.50(1H,s).(上記スペクトルデータは、アミド結合に起因する異性体の内、主異性体の値を表記した。)
MS(ESI)[M+H]
+:575.
【0496】
(参考例120)2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化168】
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参考例108で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メタンアミン(0.030g)と参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.033g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.054g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.56(9H,s),4.72(2H,d,J=4.5Hz),7.09−7.12(2H,m),7.20−7.24(3H,m),7.27−7.32(2H,m),7.40−7.53(5H,m),7.63(1H,d,J=8.2Hz),7.91−7.93(2H,m),9.93(1H,t,J=4.5Hz),10.00(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:611.
【0497】
(参考例121)2−ベンゼンスルホニル−3−(1−(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)エチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化169】
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参考例112で合成した1−(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)エタンアミン(0.034g)と参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.033g)を用い、参考例52のグアニジノ化反応と同様にして、表題化合物(0.026g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.56(3H,d,J=6.9Hz),1.61(9H,s),5.02−5.05(1H,m),7.08−7.11(2H,m),7.22−7.29(6H,m),7.46−7.60(4H,m),7.90−7.93(2H,m),8.63(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:625.
【0498】
(実施例42)N−(アミノ(((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化170】
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参考例117で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.027g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例42の化合物)(0.016g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.54(2H,d,J=5.6Hz),6.96−7.04(4H,m),7.21−7.23(2H,m),7.28−7.44(6H,m),7.82(2H,d,J=7.3Hz),8.43(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:511.
【0499】
(実施例43)N−(アミノ(((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)メチレン)チオフェン−2−スルホンアミドの合成:
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
参考例118で合成した3−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)−2−(チオフェン−2−スルホニル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.024g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例43の化合物)(0.021g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.56(2H,d,J=5.6Hz),6.90(1H,dd,J=4.9,3.3Hz),7.00−7.05(4H,m),7.23−7.29(4H,m),7.33(1H,dd,J=4.9,1.3Hz),7.44(1H,s),7.47(1H,d,J=3.3Hz),8.44(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:517.
【0500】
(実施例44)N−(アミノ(((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンズアミドの合成:
【化172】
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参考例119で合成した2−ベンゼンカルボニル−3−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.032g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例44の化合物)(0.018g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.57(2H,brs),7.03−7.07(4H,m),7.26−7.30(5H,m),7.34−7.39(3H,m),8.17(2H,d,J=6.1Hz),8.52(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:475.
【0501】
(実施例45)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド塩酸塩の合成:
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
参考例120で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.050g)を用い、実施例1と同様にして、N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドを得た。得られた生成物を酢酸エチルに溶解させた後、4mol/L塩化水素/酢酸エチル溶液を加え、室温で2時間撹拌した。析出固体をろ取し、酢酸エチル/n−ヘプタン(1/5、v/v)で洗浄することで表題化合物(以下、実施例45の化合物)(0.038g)を得た。
1H−NMR(CD
3OD)δ:4.74(2H,s),7.17−7.20(2H,m),7.38−7.45(6H,m),7.50−7.52(3H,m),7.70(2H,d,J=7.2Hz),7.87(1H,d,J=8.0Hz),8.43(1H,d,J=8.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:511.
【0502】
(実施例46)N−(アミノ((1−(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)エチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
参考例121で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−(1−(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)エチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.020g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例46の化合物)(0.014g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53(3H,d,J=6.9Hz),4.95(1H,s),6.12(2H,s),6.99−6.97(2H,m),7.21−7.42(11H,m),7.52(1H,d,J=2.3Hz),7.72(2H,d,J=7.3Hz),8.57(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:525.
【0503】
(参考例122)1,1−ジメチルエチルN−((((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)(((1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル)アミノ)メチレン)カルバミン酸の合成:
【化175】
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参考例106で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メタンアミン(0.90g)をテトラヒドロフラン(14mL)に溶解させた後、N,N’−ビス(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−1−カルボキサミジン(0.93g)を加え、7時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(1.54g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.49(9H,s),1.51(9H,s),4.71(2H,d,J=5.9Hz),7.11(2H,d,J=8.7Hz),7.22−7.30(6H,m),7.71(1H,d,J=2.3Hz),8.65(1H,d,J=2.3Hz),8.73(2H,t,J=5.5Hz),11.52(1H,brs).
【0504】
(参考例123)1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジンの合成:
【化176】
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参考例122で合成した1,1−ジメチルエチルN−((((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)(((1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル)アミノ)メチレン)カルバミン酸(1.5g)をジクロロメタン(27mL)に溶解させ、0℃に冷却後、トリフルオロ酢酸(15.3mL)を加えた。反応混合物を室温で12時間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣に水を及び1mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加え、中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮することで表題化合物(1.0g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.33(2H,brs),6.99(2H,d,J=8.7Hz),7.12(4H,s),7.19(2H,d,J=8.7Hz),7.23(2H,brs),7.52(1H,d,J=2.3Hz),8.42(1H,brs),8.48(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:371.
【0505】
(実施例47)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−3−シアノベンゼンスルホンアミドの合成:
【化177】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)をテトラヒドロフラン(1.4mL)に溶解させた後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液(0.4mL)及び3−シアノベンゼンスルホニルクロリド(0.030g)を加え、2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(以下、実施例47の化合物)(0.023g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.46(2H,d,J=5.4Hz),6.43(3H,brs),7.00(2H,dd,J=8.4,2.9Hz),7.20−7.26(6H,m),7.44−7.52(2H,m),7.69(1H,d,J=7.7Hz),8.00(1H,d,J=7.7Hz),8.08(1H,d,J=1.4Hz),8.50(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:536.
【0506】
(実施例48)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−3−クロロベンゼンスルホンアミドの合成:
【化178】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び3−クロロベンゼンスルホニルクロリド(0.031g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例48の化合物)(0.010g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.45(2H,d,J=5.9Hz),6.39(3H,brs),6.98(2H,d,J=8.2Hz),7.20(4H,s),7.22−7.26(3H,m),7.37−7.40(1H,m),7.50(1H,s),7.62−7.65(1H,m),7.76(1H,d,J=1.8Hz),8.50(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:545.
【0507】
(実施例49)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−2−メトキシベンゼンスルホンアミドの合成:
【化179】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び2−メトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.056g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例49の化合物)(0.028g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.62(3H,s),4.41(2H,d,J=5.5Hz),6.65−6.74(3H,m),6.86−6.90(3H,m),6.94(1H,brs),7.14−7.19(6H,m),7.35(1H,t,J=7.8Hz),7.46(1H,s),7.77(1H,d,J=7.8Hz),8.47(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:541.
【0508】
(実施例50)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−3−メトキシベンゼンスルホンアミドの合成:
【化180】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.15g)及び3−メトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.18g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例50の化合物)(0.072g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.70(3H,s),4.42(2H,d,J=5.4Hz),6.53(2H,brs),6.79(1H,brs),6.91−6.94(3H,m),7.15−7.21(7H,m),7.24−7.27(2H,m),7.46(1H,s),8.47(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:541.
【0509】
(実施例51)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−3−エトキシベンゼンスルホンアミドの合成:
【化181】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.040g)及び3−エトキシベンゼンスルホニルクロリド(0.071g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例51の化合物)(0.011g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:1.27(3H,t,J=6.9Hz),3.99(2H,m),4.44(2H,d,J=10.0Hz),6.90(2H,brs),7.01(1H,d,J=6.9Hz),7.11(2H,d,J=8.7Hz),7.19−7.29(6H,m),7.37−7.42(4H,m),7.67(1H,s),8.55(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:555.
【0510】
(実施例52)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−6−シアノピリジン−3−スルホンアミドの合成:
【化182】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.058g)及び6−シアノピリジン−3−スルホニルクロリド(0.035g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例52の化合物)(0.019g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.51(2H,d,J=5.0Hz),6.19(3H,brs),7.06(2H,d,J=8.6Hz),7.25(4H,s),7.30(2H,d,J=8.2Hz),7.58(1H,d,J=2.3Hz),7.70(1H,d,J=8.2Hz),8.25(1H,dd,J=7.9,2.0Hz),8.52(1H,s),9.04(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:537.
【0511】
(実施例53)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミドの合成:
【化183】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリド(0.027g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例53の化合物)(0.011g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.78(3H,s),4.43(2H,d,J=5.4Hz),6.41(2H,brs),6.63(1H,brs),7.02(2H,dt,J=8.8,2.3Hz),7.18−7.22(4H,m),7.23−7.25(2H,m),7.55(1H,d,J=2.3Hz),7.59(1H,s),7.63(1H,s),8.50(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:515.
【0512】
(実施例54)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−5−クロロチオフェン−2−スルホンアミドの合成:
【化184】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び5−クロロチオフェン−2−スルホニルクロリド(0.032g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例54の化合物)(0.007g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.45(2H,s),6.45(1H,brs),6.71(1H,d,J=4.1Hz),7.02(2H,d,J=8.6Hz),7.18−7.26(7H,m),7.56(1H,s),8.52(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:551.
【0513】
(実施例55)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゾ[b]チオフェン−2−スルホンアミドの合成:
【化185】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び1−ベンゾチオフェン−2−スルホニルクロリド(0.063g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例55の化合物)(0.032g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.47(2H,d,J=4.1Hz),6.99(2H,brs),7.05(2H,d,J=7.8Hz),7.22(2H,d,J=8.7Hz),7.32−7.36(4H,m),7.42−7.49(2H,m),7.60(1H,brs),7.65(1H,s),7.80(1H,s),7.88(2H,d,J=8.2Hz),8.57(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:567.
【0514】
(実施例56)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)シクロヘキサンスルホンアミドの合成:
【化186】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びシクロヘキサンスルホニルクロリド(0.049g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例56の化合物)(0.046g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.01(1H,t,J=12.6Hz),1.14(2H,m),1.31(3H,m),1.73(2H,d,J=13.7Hz),2.05(2H,t,J=6.2Hz),2.70−2.77(1H,m),4.45(2H,d,J=5.5Hz),6.29(2H,brs),6.42(1H,brs),7.08(2H,dt,J=8.8,2.3Hz),7.20−7.23(4H,m),7.25−7.28(2H,m),7.64(1H,d,J=1.8Hz),8.58(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:517.
【0515】
(実施例57)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)シクロペンタンスルホンアミドの合成:
【化187】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びシクロペンタンスルホニルクロリド(0.045g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例57の化合物)(0.041g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.27(1H,m),1.50(1H,m),1.64(2H,m),1.82−1.92(4H,m),3.36(1H,m),4.44(2H,d,J=5.9Hz),6.29(2H,brs),6.38(1H,brs),7.07(2H,dt,J=8.8,2.2Hz),7.20−7.24(4H,m),7.27(2H,dt,J=8.2,2.5Hz),7.63(1H,d,J=1.8Hz),8.57(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:503.
【0516】
(実施例58)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)シクロプロパンスルホンアミドの合成:
【化188】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びシクロプロパンスルホニルクロリド(0.038g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例58の化合物)(0.025g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:0.82(2H,m),1.04(2H,m),2.42(1H,m),4.47(2H,d,J=5.5Hz),6.19(2H,brs),6.27(1H,brs),7.08(2H,dt,J=8.8,2.2Hz),7.21−7.24(4H,m),7.24−7.28(2H,m),7.65(1H,d,J=1.8Hz),8.58(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:475.
【0517】
(実施例59)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−1−フェニルメタンスルホンアミドの合成:
【化189】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びベンジルスルホニルクロリド(0.051g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例59の化合物)(0.014g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.13(2H,s),4.27(2H,s),5.99(2H,brs),6.40(1H,brs),7.06(2H,d,J=8.2Hz),7.17−7.23(9H,m),7.24−7.28(2H,m),7.51(1H,s),8.48(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:525.
【0518】
(実施例60)((2−アミノ−2−(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−アザビニル)スルホニル)ジメチルアミンの合成:
【化190】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びジメチルスルファモイルクロリド(0.039g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例60の化合物)(0.006g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.58(6H,s),4.45(2H,d,J=5.4Hz),6.25(2H,brs),6.39(1H,brs),7.07(2H,d,J=8.2Hz),7.19−7.27(6H,m),7.64(1H,s),8.58(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:478.
【0519】
(実施例61)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)チアゾール−2−カルボキシアミドの合成:
【化191】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び1,3−チアゾール−2−カルボニルクロリド(0.042g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例61の化合物)(0.022g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.59(2H,m),7.18(2H,s),7.30−7.40(6H,m),7.59(1H,s),7.81(1H,s),7.90(1H,s),8.72(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:482.
【0520】
(実施例62)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−4−シアノベンズアミドの合成:
【化192】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び4−シアノベンゾイルクロリド(0.047g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例62の化合物)(0.035g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.68(2H,s),7.08(2H,d,J=8.6Hz),7.23−7.29(6H,m),7.68(2H,d,J=8.2Hz),7.70(1H,d,J=2.3Hz),8.26(2H,d,J=8.6Hz),8.70(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:500.
【0521】
(実施例63)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−2−メトキシアセトアミドの合成:
【化193】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びメトキシアセチルクロリド(0.031g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例63の化合物)(0.018g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.38(3H,s),3.97(2H,s),4.52(2H,s),7.08(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.22−7.28(6H,m),7.66(1H,d,J=1.8Hz),8.62(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:443.
【0522】
(実施例64)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ブチルアミドの合成:
【化194】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びブチリルクロリド(0.030g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例64の化合物)(0.035g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:0.92(3H,t,J=7.2Hz),1.60−1.69(2H,m),2.33(2H,t,J=7.5Hz),4.54(2H,s),7.08(2H,d,J=8.2Hz),7.22−7.29(6H,m),7.67(1H,s),8.63(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:441.
【0523】
(実施例65)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ヘキサンアミドの合成:
【化195】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びヘキサノイルクロリド(0.038g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例65の化合物)(0.038g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:0.86(3H,t,J=6.9Hz),1.25−1.29(4H,m),1.56−1.60(2H,m),2.42(2H,t,J=7.3Hz),4.70(2H,d,J=6.4Hz),7.20−7.23(2H,m),7.28−7.32(2H,m),7.36−7.39(2H,m),7.44(2H,dd,J=6.4,1.8Hz),7.86(1H,d,J=1.8Hz),8.70(1H,d,J=1.8Hz),9.52(1H,brs),11.75(2H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:469.
【0524】
(実施例66)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−4−フルオロベンズアミドの合成:
【化196】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び4−フルオロベンゾイルクロリド(19μL)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例66の化合物)(0.025g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.64(2H,s),7.01−7.08(4H,m),7.23−7.28(6H,m),7.71(1H,d,J=2.3Hz),8.16−8.20(2H,m),8.67(1H,d,2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:493.
【0525】
(実施例67)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−2−フルオロベンズアミドの合成:
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び2−フルオロベンゾイルクロリド(19μL)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例67の化合物)(0.028g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.58(2H,s),7.03−7.14(4H,m),7.23−7.28(6H,m),7.38(1H,m),7.70(1H,d,J=2.3Hz),7.92(1H,td,J=7.7,1.8Hz),8.64(1H,d,2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:493.
【0526】
(実施例68)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)チオフェン−3−カルボキシアミドの合成:
【化198】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びチオフェン−3−カルボニルクロリド(0.043g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例68の化合物)(0.020g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.61(2H,s),7.06(2H,d,J=8.2Hz),7.22−7.28(7H,m),7.59(1H,dd,J=5.0,1.3Hz),7.70(1H,d,J=2.3Hz),8.08(1H,dd,J=3.0,1,3Hz),8.65(1H,d,J=2.3Hz),.
MS(ESI)[M+H]
+:481.
【0527】
(実施例69)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−4−メトキシベンズアミドの合成:
【化199】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び4−メトキシベンゾイルクロリド(0.046g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例69の化合物)(0.014g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.84(3H,s),4.64(2H,s),6.88(2H,d,J=9.1Hz),7.06(2H,d,J=8.6Hz),7.23−7.28(6H,m),7.73(1H,d,J=2.3Hz),8.14(2H,d,J=9.1Hz),8.67(1H,d,2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:505.
【0528】
(実施例70)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)シクロペンタンカルボキシアミドの合成:
【化200】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びシクロペンタンカルボニルクロリド(18μL)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例70の化合物)(0.024g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.53−1.88(8H,m),2.68(1H,m),4.48(2H,s),7.09(2H,d,J=8.6Hz),7.23−7.30(6H,m),7.68(1H,d,J=2.3Hz),8.64(1H,d,2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:467.
【0529】
(実施例71)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)シクロプロパンカルボキシアミドの合成:
【化201】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びシクロプロパンカルボニルクロリド(15μL)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例71の化合物)(0.026g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:0.75(2H,m),0.94(2H,m),1.63(1H,m),4.50(2H,s),7.09(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.23−7.30(6H,m),7.67(1H,d,J=2.3Hz),8.63(1H,d,2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:439.
【0530】
(実施例72)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)シクロヘキサンカルボキシアミドの合成:
【化202】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びシクロヘキサンカルボニルクロリド(18μL)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例72の化合物)(0.038g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.18−2.36(11H,m),4.50(2H,s),7.08−7.30(8H,m),7.69(1H,d,J=2.3Hz),8.64(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:481.
【0531】
(実施例73)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)シクロヘキサンカルボキシアミド塩酸塩の合成:
【化203】
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実施例72の化合物(0.038g)のメタノール(1mL)溶液に、10重量%塩化水素メタノール溶液(0.3mL)を加えた後、減圧濃縮した。得られた粗生成物を再結晶(エタノール/ジエチルエーテル)することで表題化合物(以下、実施例73の化合物)(0.028g)を白色固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD)δ:1.16−1.99(10H,m),2.40−2.44(1H,m),4.85(2H,s),7.23−7.25(2H,m),7.36−7.46(6H,m),8.36(1H,d,J=2.3Hz),8.83(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:481.
【0532】
(実施例74)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−3−フェニルプロパンアミドの合成:
【化204】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び3−フェニルプロピオニルクロリド(36μL)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例74の化合物)(0.018g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.65(2H,t,J=7.9Hz),2.95(2H,t,J=7.9Hz),4.50(2H,s),7.08(2H,d,J=8.6Hz),7.15−7.30(11H,m),7.66(1H,d,J=2.3Hz),8.63(1H,d,2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:503.
【0533】
(実施例75)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−2−フェニルアセトアミドの合成:
【化205】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びフェニルアセチルクロリド(36μL)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例75の化合物)(0.009g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.64(2H,s),4.47(2H,s),7.07(2H,d,J=8.6Hz),7.20−7.30(11H,m),7.62(1H,d,J=2.3Hz),8.61(1H,d,2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:489.
【0534】
(実施例76)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−4−クロロベンズアミドの合成:
【化206】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び4−クロロベンゾイルクロリド(0.049g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例76の化合物)(0.011g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.61(2H,s),7.04(2H,d,J=8.2Hz),7.23−7.25(6H,m),7.34(2H,m),7.68(1H,d,J=2.1Hz),8.09(2H,m),8.64(1H,d,J=2.1Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:509.
【0535】
(実施例77)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−4−トリフルオロメチルベンズアミドの合成:
【化207】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び4−トリフルオロメチルベンゾイルクロリド(0.05g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例77の化合物)(0.027g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.59(2H,s),7.02(2H,d,J=8.7Hz),7.22−7.24(6H,m),7.61(2H,d,J=8.2Hz),7.67(1H,s),8.24(2H,d,J=7.8Hz),8.61(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:543.
【0536】
(実施例78)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)フラン−2−カルボキサミドの合成:
【化208】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び2−フロイルクロリド(0.037g)を用い、実施例47と同様にして、表題化合物(以下、実施例78の化合物)(0.022g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.57(2H,s),6.41(1H,dd,J=3.2,1.8Hz),7.03(2H,d,J=8.7Hz),7.08(1H,m),7.21−7.24(6H,m),7.39(1H,s),7.68(1H,s),8.61(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:465.
【0537】
(実施例79)3−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−1,1−ジメチルウレアの合成:
【化209】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)をジクロロメタン(1.4mL)に溶解させた後、トリエチルアミン(0.04mL)及びジメチルカルバモイルクロリド(0.02g)を加えた。室温で6時間撹拌した後、反応液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)で精製することで表題化合物(以下、実施例79の化合物)(0.020g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.92(3H,s),3.04(3H,s),4.54(2H,s),7.07−7.10(2H,m),7.22−7.29(6H,m),7.67(1H,d,J=1.8Hz),8.63(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:442.
【0538】
(実施例80)1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(エトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化210】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.030g)をジクロロメタン(1.0mL)に溶解させた後、トリエチルアミン(0.020mL)及びクロロギ酸エチル(0.010g)を0℃で加えた。0℃で1時間撹拌した後、反応混合物を減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)で精製することで表題化合物(以下、実施例80の化合物)(0.016g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.20(3H,t,J=7.2Hz),4.06(2H,q,J=7.2Hz),4.55(2H,s),7.07−7.09(2H,m),7.23−7.30(6H,m),7.67(1H,d,J=2.3Hz),8.64(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:443.
【0539】
(実施例81)1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)−2−(エトキシカルボニル)グアニジン塩酸塩の合成:
【化211】
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実施例80の化合物(0.016g)を用い、実施例73と同様にして、表題化合物(以下、実施例81の化合物)(0.014g)を白色固体としてを得た。
1H−NMR(CD
3OD)δ:1.34(3H,t,J=7.2Hz),4.33(2H,q,J=7.2Hz),4.84(2H,s),7.23−7.24(2H,m),7.35−7.44(6H,m),8.30(1H,s),8.79(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:443.
【0540】
(実施例82)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ピコリンアミドの合成:
【化212】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)、ピコリン酸(0.033g)及びCOMU(0.12g)をテトラヒドロフラン(1.0mL)に溶解させた後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL)を加え、3時間撹拌した。反応混合物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を加え、4時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)で精製することで表題化合物(以下、実施例82の化合物)(0.023g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.57(2H,s),7.08(2H,d,J=8.2Hz),7.22−7.28(6H,m),7.41(1H,m),7.74(1H,d,J=2.1Hz),7.82(1H,m),8.21(1H,d,J=7.8Hz),8.63(1H,d,J=4.1Hz),8.69(1H,d,J=2.1Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:476.
【0541】
(実施例83)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)チアゾール−4−カルボキシアミドの合成:
【化213】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及びチアゾール−4−カルボン酸(0.035g)を用い、実施例82と同様にして、表題化合物(以下、実施例83の化合物)(0.013g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.64(2H,brs),7.17(2H,brs),7.28(2H,d,J=8.2Hz),7.34−7.41(5H,m),7.92(1H,brs),8.72(1H,s),9.01(1H,d,1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:482.
【0542】
(実施例84)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミドの合成:
【化214】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び3,3,3−トリフルオロプロピオン酸(24μL)を用い、実施例82と同様にして、表題化合物(以下、実施例84の化合物)(0.003g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.15(2H,q,J=10.8Hz),4.55(2H,s),7.08−7.11(2H,m),7.24−7.31(6H,m),7.66(1H,d,J=2.3Hz),8.64(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:481.
【0543】
(実施例85)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−4,4−ジフルオロシクロヘキサンカルボキシアミドの合成:
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び4,4−ジフルオロシクロヘキサンカルボニルクロリド(18μL)を用い、実施例82と同様にして、表題化合物(以下、実施例85の化合物)(0.023g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.61−2.29(9H,m),4.54(2H,s),7.08−7.10(2H,m),7.23−7.30(6H,m),7.67(1H,d,J=2.3Hz),8.64(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:517.
【0544】
(実施例86)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−2−メチル−2−フェニルプロパンアミドの合成:
【化216】
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参考例123で合成した1−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)グアニジン(0.050g)及び2−フェニルイソ酪酸(0.022g)を用い、実施例82と同様にして、表題化合物(以下、実施例86の化合物)(0.016g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.55(6H,s),4.41(2H,s),7.06(2H,d,J=8.7Hz),7.15(1H,t,J=7.3Hz),7.23−7.30(8H,m),7.36(2H,m),7.58(1H,d,J=1.8Hz),8.57(1H,d,J=1.8Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:517.
【0545】
(参考例124)1,2−ビス(4−クロロフェニル)エタノンの合成:
【化217】
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塩化アルミニウム(8.0g)をクロロベンゼン(25mL)に懸濁させた後、4−クロロフェニル酢酸クロリド(7.0mL)を0℃で加えた。50℃で5時間撹拌した後、反応混合物を室温まで冷却し、粉砕した氷に注いだ。有機層を2mol/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をn−ヘキサンで洗浄することで表題化合物(11.4g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.43(2H,m),7.27−7.29(2H,m),7.37−7.39(2H,m),7.61−7.63(2H,m),8.01−8.07(2H,m).
【0546】
(参考例125)1,2−ビス(4−クロロフェニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オンの合成:
【化218】
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参考例124で合成した1,2−ビス(4−クロロフェニル)エタノン(1.00g)をDMF(12mL)に溶解させた後、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(2.0mL)を加え、100℃で12時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、減圧濃縮により得られた粗生成物を精製することなく、そのまま次の反応に用いた。
【0547】
(参考例126)(4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)エタンアミンの合成:
【化219】
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参考例125で合成した1,2−ビス(4−クロロフェニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オン(1.3g)をエタノール(20mL)に溶解させた後、2−アミノアセトアミジン二臭化水素酸塩(1.1g)及びナトリウムエトキシド(1.4g)を加え、80℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、ろ過し、ろ液を濃縮した。残渣にジエチルエーテルを加え、1mol/L塩酸で抽出した。水層を1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(アミンシリカ、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.17g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.21(2H,s),7.12−7.14(2H,m),7.28−7.41(6H,m),8.67(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:330.
【0548】
(参考例127)2−ベンゼンスルホニル−3−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化220】
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参考例126で合成した(4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)エタンアミン(0.040g)を用いて、参考例52のグアニジノ反応と同様にして、表題化合物(0.060g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.56(9H,s),4.85(2H,d,J=4.5Hz),7.13−7.15(2H,m),7.26−7.28(2H,m),7.36−7.38(2H,m),7.43−7.48(5H,m),7.91−7.93(2H,m),8.66(1H,s),9.84(1H,s),10.01(1H,2).
【0549】
(実施例87)N−(アミノ(((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化221】
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参考例127で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((4,5−ビス(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.050g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例87の化合物)(0.036g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.69(2H,s),6.54(1H,s),7.10−7.13(2H,m),7.33−7.42(9H,m),7.90−7.93(2H,m),8.64(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:512.
【0550】
(参考例128)5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリルの合成:
【化222】
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水素化ナトリウム(ミネラルオイル中55重量%,1.7g)をDMF(20mL)に懸濁させた後、参考例125で合成した1,2−ビス(4−クロロフェニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オン(5.5g)及び2−シアノアセトアミド(1.6g)のメタノール(1.5mL)/DMF(40mL)溶液を加えた。95℃で2.5時間撹拌した後、反応混合物を室温まで冷却し、10重量%クエン酸水溶液を加えた。析出した固体をジエチルエーテルでスラリー洗浄することで表題化合物(4.1g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:7.08(2H,d,J=8.2Hz),7.28(2H,dd,J=8.6,0.9Hz),7.33(2H,dd,J=8.6,0.9Hz),7.43(2H,d,J=8.6Hz),8.27(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:341.
【0551】
(参考例129)5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メトキシニコチノニトリルの合成:
【化223】
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参考例128で合成した5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(0.50g)及び炭酸セシウム(0.62g)をDMF(10mL)に懸濁させた後、ヨウ化メチル(0.12mL)を加えた。60℃で2.5時間撹拌した後、反応混合物を室温まで冷却し、水を加え、トルエンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.14g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.14(3H,s),7.05−7.08(2H,m),7.25−7.34(6H,m),7.87(1H,s).
【0552】
(参考例130)2−クロロ−5,6−ビス(4−クロロフェニル)ニコチノニトリルの合成:
【化224】
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参考例128で合成した5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(0.50g)をオキシ塩化リン(5.0mL)に懸濁させ、120℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、減圧下過剰のオキシ塩化リンを留去し、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.073g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:7.09−7.11(2H,m),7.26−7.36(6H,m),7.97(1H,s).
【0553】
(参考例131)トリフルオロメタンスルホン酸5,6−ビス(4−クロロフェニル)−3−シアノピリジン−2−イルの合成:
【化225】
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参考例128で合成した5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(0.20g)をジクロロメタン(2.0mL)に懸濁させ、ピリジン(0.24mL)及び無水トリフルオロメタンスルホン酸(0.15mL)を加え、24時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1mol/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.24g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:7.12−7.14(2H,m),7.29−7.33(4H,m),7.38(2H,d,J=8.7Hz),8.09(1H,s).
【0554】
(参考例132)5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−フルオロニコチノニトリルの合成:
【化226】
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参考例130で合成した2−クロロ−5,6−ビス(4−クロロフェニル)ニコチノニトリル(0.050g)をDMSO(1.0mL)に懸濁させ、フッ化カリウム(0.020g)を加え、マイクロ波照射下、140℃で10分間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.040g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:7.09−7.11(2H,m),7.25−7.36(6H,m),8.03(1H,d,J=8.2Hz).
【0555】
(参考例133)5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メチルニコチノニトリルの合成:
【化227】
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参考例131で合成したトリフルオロメタンスルホン酸5,6−ビス(4−クロロフェニル)−3−シアノピリジン−2−イル(0.14g)を1,4−ジオキサン(1.5mL)に溶解させ、炭酸カリウム(0.079g)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(0.033g)及びトリメチルボロキシン(0.040mL)を加え、80℃で12時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題化合物(0.025g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.86(3H,s),7.07−7.09(2H,m),7.25−7.32(6H,m),7.88(1H,s).
【0556】
(参考例134)(5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メタンアミンの合成:
【化228】
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参考例129で合成した5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メトキシニコチノニトリル(0.14g)をメタノール(4mL)に懸濁させた後、塩化コバルト(II)(0.10g)及び水素化ホウ素ナトリウム(0.36g)を加えた。室温で4.5時間撹拌した後、反応混合物をセライトろ過した。ろ液を減圧濃縮し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮することで表題化合物(0.078g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:3.87(2H,s),4.05(3H,s),7.05−7.09(2H,m),7.20−7.33(6H,m),7.51(1H,s).
【0557】
(参考例135)(5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−フルオロピリジン−3−イル)メタンアミンの合成:
【化229】
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参考例132で合成した5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−フルオロニコチノニトリル(0.040g)を用い、参考例134と同様にして、表題化合物(0.040g)を得た。
【0558】
(参考例136)(5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メチルピリジン−3−イル)メタンアミンの合成:
【化230】
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参考例133で合成した5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メチルニコチノニトリル(0.047g)をテトラヒドロフラン(1.0mL)に溶解させた後、1mol/Lボランテトラヒドロフラン錯体/テトラヒドロフラン溶液(0.69mL)を0℃で加え、室温で20分間撹拌した。反応溶液に、2mol/L塩酸を加え、70℃でさらに2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で中和し、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮することで表題化合物(0.047g)を得た。
【0559】
(参考例137)2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化231】
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参考例134で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メタンアミン(0.078g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.079g)を用い、参考例52のグアニジノ反応と同様にして、表題化合物(0.088g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,d,J=5.9Hz),4.04(3H,s),4.52(2H,d,J=5.9Hz),6.93(2H,dt,J=8.9,2.3Hz),7.19−7.33(8H,m),7.39−7.43(2H,m),7.80−7.82(2H,m),9.08(1H,t,J=5.6Hz),9.92(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:641.
【0560】
(参考例138)2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−フルオロピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化232】
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参考例135で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−フルオロピリジン−3−イル)メタンアミン(0.040g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.079g)を用い、参考例52のグアニジノ反応と同様にして、表題化合物(0.037g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:1.51(9H,s),4.57(2H,d,J=6.4Hz),6.93−6.95(2H,m),7.22−7.35(8H,m),7.42(1H,m),7.65(1H,d,J=9.1Hz),7.78−7.80(2H,m),9.03(1H,m),9.95(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:629.
【0561】
(参考例139)2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジンの合成:
【化233】
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参考例136で合成した(5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メチルピリジン−3−イル)メタンアミン(0.047g)及び参考例42で合成したN−(フェニルスルホニル)−N’−(tert−ブトキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(0.079g)を用い、参考例52のグアニジノ反応と同様にして、表題化合物(0.050g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.57(3H,s),4.47(2H,d,J=5.9Hz),5.91(2H,s),6.96−6.98(2H,m),7.27−7.37(10H,m),7.82−7.84(2H,m).
MS(ESI)[M+H]
+:625.
【0562】
(実施例88)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化234】
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参考例137で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.085g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例88の化合物)(0.057g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.01(3H,s),4.38(2H,d,J=6.3Hz),6.42(2H,brs),6.92(2H,d,J=8.5Hz),7.17−7.28(9H,m),7.38(1H,t,J=7.4Hz),7.52(1H,s),7.76(2H,dd,J=8.4,1.3Hz).22
MS(ESI)[M+H]
+:541.
【0563】
(実施例89)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−フルオロピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化235】
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参考例138で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−フルオロピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.030g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例89の化合物)(0.024g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.47(2H,d,J=5.9Hz),6.93−6.95(2H,m),7.24−7.27(8H,m),7.39(1H,m),7.67(1H,d,J=9.1Hz),7.74−7.75(2H,m).
MS(ESI)[M+H]
+:529.
【0564】
(実施例90)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化236】
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参考例139で合成した2−ベンゼンスルホニル−3−((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)−1−(tert−ブトキシカルボニル)グアニジン(0.048g)を用い、実施例1と同様にして、表題化合物(以下、実施例90の化合物)(0.019g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:2.56(3H,s),4.48(2H,d,J=5.4Hz),6.94−6.96(2H,m),7.26−7.38(10H,m),7.81(2H,d,J=7.7Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:541.
【0565】
(実施例91)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化237】
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実施例88で合成したN−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド(0.020g)を1,4−ジオキサン(1mL)に溶解させた後、4mol/L塩化水素/1,4−ジオキサン溶液(0.92mL)を加え、10時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物を酢酸エチルでスラリー洗浄することで表題化合物(以下、実施例91の化合物)(0.013g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.16(2H,d,J=5.9Hz),6.78(1H,brs),6.94(2H,d,J=6.8Hz),7.21−7.47(12H,m),7.70(2H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:527.
【0566】
(実施例92)N−(アミノ(((6−フェニル−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化238】
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実施例21で合成したN−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド(0.060g)をメタノール(1mL)及び2mol/L塩化水素/酢酸エチル溶液(0.28mL)に溶解させた後、10重量%パラジウム炭素(0.01g)を加え、水素雰囲気下で一晩撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、ろ液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)で精製することで表題化合物(以下、実施例92の化合物)(0.041g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.47(2H,d,J=5.9Hz),6.33−6.36(3H,brm),7.16(2H,d,J=7.7Hz),7.21−7.32(7H,m),7.40(1H,m),7.47−7.54(3H,m),7.76−7.77(2H,m),8.54(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:511.
【0567】
(実施例93)N−(アミノ(((5−フェニル−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化239】
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実施例11で合成したN−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド(0.14g)を用い、実施例92と同様にして、表題化合物(以下、実施例93の化合物)(0.10g)を得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:4.53(2H,d,J=6.0Hz),6.14(3H,brs),7.06(2H,d,J=7.6Hz),7.25−7.49(10H,m),7.61(1H,d,J=2.4Hz),7.82(2H,d,J=7.6Hz),8.56(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)[M+H]
+:511.
【0568】
(実施例94)N−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−ヒドロキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド塩酸塩の合成:
【化240】
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実施例18で合成したN−(アミノ(((6−(4−クロロフェニル)−5−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド(0.019g)をジクロロメタン(0.4mL)に溶解させた後、−78℃で1mol/L三臭化ホウ素/ジクロロメタン溶液(0.1mL)を加えた。反応混合物を0℃まで昇温し、1時間撹拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物を酢酸エチル(0.4mL)に溶解させた後、4mol/L塩化水素/酢酸エチル溶液(0.02mL)を加えた。10分間撹拌した後、反応混合物を減圧濃縮した。得られた粗生成物を再結晶(酢酸エチル/n−ヘキサン)することで表題化合物(以下、実施例94の化合物)(0.018g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.45(2H,s),6.72(2H,d,J=7.3Hz),6.90(2H,d,J=6.9Hz),7.32(2H,d,J=5.0Hz),7.37−7.41(4H,m),7.48(1H,m),7.67(2H,s),7.75(1H,s),8.53(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:493.
【0569】
(実施例95)N−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド塩酸塩の合成:
【化241】
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実施例6で合成したN−(アミノ(((5−(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド(0.020g)を用い、実施例94と同様にして、表題化合物(以下、実施例95の化合物)(0.012g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.47(2H,d,J=5.5Hz),6.74(2H,d,J=8.2Hz),6.98(2H,brs),7.14(4H,d,J=8.2Hz),7.38(2H,t,J=7.5Hz),7.46(3H,dd,J=12.8,7.8Hz),7.56(1H,s),7.67(2H,d,J=5.9Hz),7.94(1H,brs),8.60(1H,s),9.94(1H,brs).21
MS(ESI)[M+H]
+:493.
【0570】
(実施例96)N−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−3−ヒドロキシベンゼンスルホンアミド塩酸塩の合成:
【化242】
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実施例69で合成したN−(アミノ(((5,6−ビス(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)−3−メトキシベンゼンスルホンアミド(0.073g)を用い、実施例94と同様にして、表題化合物(以下、実施例96の化合物)(0.059g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.44(2H,d,J=5.9Hz),6.83−6.86(3H,m),7.08−7.17(6H,m),7.28(2H,t,J=4.3Hz),7.39(4H,dd,J=10.6,8.4Hz),7.71(1H,s),8.57(1H,s).
MS(ESI)[M+H]
+:527.
【0571】
(実施例97)N−(アミノ(((6−(4−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミドの合成:
【化243】
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参考例87で合成したN−(アミノ(((6−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)メチレン)ベンゼンスルホンアミド(0.080g)をジクロロメタン(1.5mL)に溶解させた後、−78℃で1mol/L三臭化ホウ素/ジクロロメタン溶液(0.89mL)を加えた。反応混合物を30℃まで昇温し、5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール)及び再結晶(酢酸エチル)で精製することで表題化合物(以下、実施例97の化合物)(0.054g)を得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:4.43(2H,d,J=5.5Hz),6.73(1H,s),6.84(2H,d,J=8.2Hz),7.05−7.15(4H,m),7.34−7.48(6H,m),7.59(1H,s),7.68(2H,s),8.48(1H,s),10.01(1H,brs).
MS(ESI)[M+H]
+:527.
【0572】
(実施例98)MALT1のプロテアーゼ活性阻害評価:
グアニジン誘導体(I)又はその薬理学的に許容される塩が、MALT1のプロテアーゼ活性を阻害することは、文献(Cancer Cell、2012年、第22巻、p.825―837)記載の方法に準じ、in vitroの実験系で評価した。すなわち、リコンビナントMALT1が蛍光標識した人工ペプチド基質を切断することで生じる蛍光値の上昇に対する、化合物による蛍光値の低下の度合いを測定することで評価した。
【0573】
A)リコンビナントGST融合MALT1の作製:
PCRにて増幅したヒトMALT1遺伝子(GenBankアクセッション番号:AB026118.1)の全長cDNAを、pGEX6P3ベクター(GE Healthcare)のGST遺伝子の下流に存在するSalIサイトにインフレームとなるよう組み込んだベクター(以下、pGEX6P3―MALT1ベクター)を作製した。次いで、pGEX6P3―MALT1ベクターをタンパク質発現用大腸菌(BL21−RIL−codon plus−DE3、Agilent)にトランスフォームした後、アンピシリン耐性スクリーニング及びコロニーPCRによる解析を行って、リコンビナントGST融合MALT1を発現する大腸菌株を得た。タンパク質の発現誘導はイソプロピル−β−チオガラクトピラノシドで行った。発現誘導後、大腸菌の培養液から遠心により大腸菌沈殿物を回収し、大腸菌沈殿物を破砕後、遠心して上清を得た。上清を、GSTrap FFカラム(GE Health Care)を用いて精製し、リコンビナントGST融合MALT1を得た。
【0574】
B)MALT1のプロテアーゼ活性阻害評価:
1検体当たり、89μLの酵素溶液(4.8μg/mL GST融合MALT1、50mmol/L MES、150mmol/L NaCl、10% sucrose、0.1% CHAPS、10mmol/L ジチオトレイトール、1mol/L tri−ammonium citrate)に、各濃度の被験化合物(DMSO希釈溶液)を1μLずつ添加し、混合液とした。混合液を、室温で30分間インキュベートした後、混合液の蛍光値を測定した(1回目測定の蛍光値)(Ex:380nm、Em:460nm;Envision(Perkin Elmer))。次に、混合液に200μmol/Lの基質(Ac−LRSR−AMC、SM Biochemicals)を10μL添加し(最終濃度:20μmol/L)、30℃で80分間インキュベートして反応させた後、その反応液の蛍光値を測定した(2回目測定の蛍光値)(Ex:380nm、Em:460nm;Envision(Perkin Elmer))。なお、「被験化合物非添加(DMSOのみ添加)、酵素非添加かつ基質添加のウェル」、及び、「被験化合物非添加(DMSOのみ添加)、酵素添加かつ基質添加のウェル」を設けた。
【0575】
1回目測定の蛍光値を「F1」、2回目測定の蛍光値を「F2」とした。「被験化合物非添加(DMSOのみ添加)、酵素非添加かつ基質添加のウェル」のF2―F1を「Fback」とし、「被験化合物非添加(DMSOのみ添加)、酵素添加かつ基質添加のウェル」のF2―F1を「Fpositive」、「被験化合物添加、酵素添加かつ基質添加のウェル」のF2―F1を「Fsample」として、被験化合物によるMALT1のプロテアーゼ活性阻害率(%)を次の式で算出した。
阻害率(%)=100×(1―(Fsample―Fback)/(Fpositive―Fback))
【0576】
各被験化合物のIC
50値を表2−1〜表2−3に示す。表2−1〜表2〜3の結果から明らかな通り、本発明のグアニジン誘導体(I)又はその薬理学的に許容される塩が、MALT1のプロテアーゼ活性を阻害する作用を有することが示された。
【0577】
【表2-1】
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【0578】
【表2-2】
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【0579】
【表2-3】
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【0580】
(実施例99)イミキモド誘発乾癬モデルマウスにおける耳介の肥厚の抑制効果:
グアニジン誘導体(I)又はその薬理学的に許容される塩が、自己免疫疾患の一つである乾癬に対して治療効果を発揮することは、文献(The Journal of Dermatological Science、2014年、第76巻、第2号、p.96−103)に準じた方法により、イミキモド誘発乾癬モデルマウスを用いたin vivoの実験系で評価した。すなわち、イミキモド誘発乾癬モデルの症状進行に伴って増加する耳介の厚みを指標として、耳介の肥厚に対する化合物による抑制効果を検証することで評価した。
【0581】
7週齢のBALB/c系雄性マウス(日本チャールス・リバー株式会社)を、予備飼育の後、8週齢で使用した。乾癬様症状の誘発の為、イミキモド初回投与日(以下、誘発後0日目)から、誘発後7日目までの8日間、1日1回、マウスの両耳に5mgずつ、ベセルナクリーム5%を、塗布した(イミキモド投与量0.25mg/body/day)。投与溶媒は、0.5%(w/v)メチルセルロース水溶液に最終濃度0.025%(v/v)となるようTween20を加え作製した。被験化合物は、投与溶媒に懸濁し、投与薬液とした。投与薬液を、誘発後4日目から7日目までの4日間、午前及び午後の1日2回、経口投与した(投与容量は10mL/kg)。被験化合物として、実施例2の化合物を用い、実施例2の化合物を投与した群を実施例2の化合物投与群とした。なお、投与溶媒のみを同様に投与した群を溶媒投与群として設けた。
【0582】
誘発日のイミキモド投与前(誘発前)の耳介の厚みと、誘発後8日目の耳介の厚みを、デジタルマイクロメーター(株式会社ミツトヨ)を用いて測定し、その変化(誘発後8日目の耳介の厚み−誘発前の耳介の厚み)を薬効評価の指標とした。統計解析は、統計解析ソフトEXSAS(ver.7.6)を用い実施した。各群間でBartlet検定により等分散性を検討した結果、分散が均一であったため、パラメトリック型Dunnet検定(両側)を実施した。また、耳介肥厚に対する実施例2の化合物の薬効の用量依存性については、溶媒群および化合物投与各群間について、Bartlet検定により等分散性を検討した結果、分散が均一であったため、Williams検定(両側)を実施した。いずれの場合もP<0.05で有意差ありと判断した。
【0583】
実施例2の化合物の評価結果を
図1に示す。図の縦軸は、耳介の厚み変化(μm)を示し、横軸は各投与群を示し、「実施例2の化合物」は実施例2の化合物投与群を示す。図中の「*」は、溶媒投与群と比較して統計学的に有意(P<0.05)な差であることを示す。
【0584】
溶媒投与群の耳介の厚みは198μm増加した。これに対し、実施例2の化合物を7.5mg/kg(1日2回)、15mg/kg(1日2回)、又は30mg/kg(1日2回)で経口投与した群の耳介の厚み変化はそれぞれ179μm、131μm、118μmの増加に留まり、15mg/kg(1日2回)及び30mg/kg(1日2回)投与群では、溶媒投与群の耳介の厚み変化と比較して、有意に減少した。
【0585】
この結果から、本発明のグアニジン誘導体(I)又はその薬理学的に許容される塩が、乾癬に対する治療効果を発揮することが示された。
【0586】
(実施例100)オキサゾロン誘発アトピー性皮膚炎モデルマウスにおける耳介の肥厚の抑制効果:
グアニジン誘導体(I)又はその薬理学的に許容される塩が、アレルギー性疾患の一つであるアトピー性皮膚炎に対して治療効果を発揮することは、文献(Plos One、第8巻、第7号、e6614)に準じた方法により、オキサゾロン誘発アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いたin vivoの実験系で評価した。すなわち、オキサゾロン誘発アトピー性皮膚炎モデルの症状進行に伴って増加する耳介の厚みを指標として、耳介の肥厚に対する化合物による抑制効果を検証することで評価した。
【0587】
7週齢のBALB/c系雄性マウス(日本チャールス・リバー株式会社)を、予備飼育の後、8週齢で使用した。アトピー性皮膚炎様症状の誘発の為、オキサゾロンをアセトン・オリーブ油1:1混液に0.5w/v%となるように添加した溶液を初回投与日(誘発後0日目、以下、誘発日)の単回と、誘発後7日目から誘発後27日目まで、週3回、マウスの右耳に20μLずつ塗布した。投与溶媒は、0.5%(w/v)メチルセルロース水溶液に最終濃度0.025%(v/v)となるようTween20を加え作製した。被験化合物は、投与溶媒に懸濁し、投与薬液とした。被投与薬液を、誘発後21日目から誘発後27日目までの7日間、午前及び午後の1日2回、経口投与した(投与容量は10mL/kg)。被験化合物として、実施例2の化合物を用い、実施例2の化合物を投与した群を実施例2の化合物投与群とした。なお、投与溶媒を同様に投与した群を溶媒投与群として設けた。
【0588】
誘発日のオキサゾロン投与前(誘発前)の耳介の厚みと、誘発後28日目の耳介の厚みを、デジタルマイクロメーター(株式会社ミツトヨ)を用いて測定し、その変化(誘発後28日目の耳介の厚み−誘発前の耳介の厚み)を薬効評価の指標とした。統計解析は、統計解析ソフトEXSUS(ver.7.6)を用い、t検定を実施した。
【0589】
実施例2の化合物の評価結果を
図2に示す。図の縦軸は、耳介の厚み変化(μm)を示し、横軸は各投与群を示し、「実施例2の化合物」は実施例2の化合物投与群を示す。図中の「*」は、溶媒投与群と比較して統計学的に有意(P<0.05)な差であることを示す。
【0590】
溶媒投与群の耳介の厚みは515μm増加した。これに対し、実施例2の化合物を30mg/kg(1日2回)で経口投与した群の耳介の厚み変化は419μmの増加に留まり、溶媒投与群の耳介の厚みの変化と比較して、統計学的に有意に減少した。
【0591】
この結果から、本発明のグアニジン誘導体(I)又はその薬理学的に許容される塩が、アトピー性皮膚炎に対する治療効果を発揮することが示された。