【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するため、本発明に係る模型車両の速度制御システムは次の手段をとる。
まず、本発明の第1の発明は、模型車両の走行制御システムであって、
走行路と、走行路を走行する模型車両と、走行許可装置を備え、
前記模型車両は、電源と、電源スイッチと、走行停止制御装置と、駆動モータと、駆動モータにより駆動する車輪を備え、
前記模型車両の走行停止制御装置は、照度測定部と、動力源制御部を備え、
前記走行許可装置は、電源と、走行路に配置され可視光又は赤外線を発する発光部と、遮蔽物検知部と、発光制御部を備え、
前記走行許可装置の発光制御部は、前記遮蔽物検知部が遮蔽物を検知しない時は、前記発光部を発光状態とさせ、該遮蔽物検知部が遮蔽物を検知した時は、所定の期間は該発光部を非発光状態とさせた後に該発光部を発光状態とさせ、
前記走行停止制御装置の動力源制御部は、前記照度測定部が測定した照度が所定の基準照度よりも低い時は、前記電源スイッチと前記駆動モータの間を電気的な接続状態とし、該照度測定部が測定した照度が該基準照度よりも高い時は、該電源スイッチと該駆動モータの間を電気的な切断状態とし、
前記走行路の、前記走行許可装置の発光部が配置された位置に、前記模型車両を置いたとき、該発光部が発光状態の時は、前記走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が前記基準照度よりも高く、該発光部が非発光状態の時は、該走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が該基準照度よりも低く、
前記発光部は前記走行路を前記模型車両が走行する方向に長さを有する、模型車両の走行制御システムである。
【0012】
この第1の発明によれば、模型車両は、照度測定部が測定した照度が基準照度よりも低い時は、電源スイッチと駆動モータの間が電気的な接続状態となり、駆動モータが回転して、走行路を走行する。そして、模型車両は、照度測定部が測定した照度が基準照度よりも高い時は、電源スイッチと駆動モータの間が電気的な切断状態となり、駆動モータが停止して、走行路で停止する。
そして、走行許可装置の遮蔽物検知部が遮蔽物を検知しない時は、走行路に配置された発光部が発光状態となる。そして、走行許可装置の遮蔽物検知部が遮蔽物を検知した時は、走行路に配置された発光部が所定の期間は非発光状態となった後に発光状態となる。
よって、遮蔽物検知部に遮蔽物が無ければ、発光部が発光状態となるので、走行路を発光部が配置された位置まで走行してきた模型車両は、照度測定部が測定した照度が基準照度よりも高くなるため、発光部で停止する。そして、模型車両が発光部で停止した状態で遮蔽物検知部を遮蔽物で覆うと、遮蔽物検知部が遮蔽物を検知して、発光部が非発光状態となる。すると、照度測定部が測定した照度が基準照度よりも低くなるため、模型車両は走行を始める。また、模型車両が発光部の手前に来たときに、遮蔽物検知部を手などで覆って遮蔽物を検知させ、発光部を非発光状態にすれば、模型車両は停止することなく発光部を通過する。
したがって、第1の発明によれば、簡易な構成で、模型車両の走行及び停止を制御することができる。
【0013】
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る模型車両の走行制御システムであって、
前記走行許可装置の遮蔽物検知部が、前記発光部から離れた位置で、前記走行路に配置され、
前記発光部は、該発光部が発光状態を継続する時、前記模型車両が該発光部で停止することができる長さを有し、他の模型車両が前記遮蔽物検知部で遮蔽物として検知された時は、該発光部で停止した該模型車両が該発光部から離脱することを特徴とする、模型車両の走行制御システムである。
【0014】
この第2の発明により、遮蔽物検知部に遮蔽物が無く発光部が発光状態で、発光部に到達した模型車両Aの照度測定部が基準照度よりも高い照度を測定して、模型車両Aが発光部で停止しているとき、別の模型車両Bを遮蔽物検知部の手前から走行させる。ここで、模型車両Bが遮蔽物検知部に到達すると、遮蔽物検知部が模型車両Bで覆われ、遮蔽物検知部が模型車両Bを遮蔽物として検知し、発光部が非発光状態となる。すると、模型車両Aの照度測定部が測定する照度が基準照度より低くなるため、模型車両Aが走行を開始する。そこで、模型車両Aが発光部から離脱するまでの期間は発光部を非発光状態とし、その後に発光部を発光状態とする。すると、模型車両Aが離脱した後、発光状態となった発光部に到達した模型車両Bは、発光部で停止する。
そして、模型車両Aが走行路を周回して遮蔽物検知部に到達すると、発光部が非発光状態となり、発光部で停止していた模型車両Bが走行を開始する。よって、模型車両Aと模型車両Bの走行速度が違っても、衝突する事はない。また、衝突を回避するために人が模型車両の走行制御システムを操作する必要もない。
したがって、この第2の発明によれば、簡易な構成で、同一の走行路で複数の模型車両を、衝突を回避して走行させることができる。
【0015】
次に、本発明の第3の発明は、上記第2の発明に係る模型車両の走行制御システムであって、
前記走行許可装置を2つ以上備え、
各走行許可装置の遮蔽物検知部と発光部は、前記模型車両の進行方向の後方に遮蔽物検知部が配置され、進行方向の前方に該発光部が配置され、
前記走行路の、1つの走行許可装置の遮蔽物検知部が配置された位置から前記模型車両の進行方向で見て発光部が配置された位置に至る区間には、他の走行許可装置の遮蔽物検知部及び発光部のいずれも配置されないことを特徴とする、模型車両の走行制御システムである。
【0016】
この第3の発明によれば、複数の走行許可御装置の遮蔽物検知部と発光部を組として、走行路の進行方向で、走行許可装置毎に順番に並んでいる。したがって、ある遮蔽物検知部を通過する模型車両は前方の発光部に停止している別の模型車両を走行させ、発光部に到達して停止する。発光部から走行を開始した模型車両は次の遮蔽物検知部を通過するとき前方の発光部に停止している別の模型車両を走行させ、発光部に到達して停止する。これの繰り返しにより、走行許可装置の数よりも1多い台数の模型車両をリレー方式で衝突を回避して、同一の走行路を走行させることができる。
したがって、この第3の発明によれば、走行許可装置を追加して走行路に遮蔽物検知部と発光部を設置することで、衝突を回避して同一の走行路を走行できる模型車両の台数を増やすことができる。
【0017】
次に、本発明の第4の発明は、模型車両の走行制御システムであって、
走行路と、走行路を走行する模型車両と、速度制御装置を備え、
前記模型車両は、電源と、電源スイッチと、走行停止制御装置と、駆動モータと、駆動モータにより駆動する車輪を備え、
前記模型車両の走行停止制御装置は、照度測定部と、動力源制御部を備え、
前記速度制御装置は、電源と、走行路に配置され可視光又は赤外線を発する発光部と、発光制御部を備え、
前記走行停止制御装置の動力源制御部は、前記照度測定部が測定した照度が所定の基準照度よりも低い時は、前記電源スイッチと前記駆動モータの間を電気的な接続状態とし、前記照度測定部が測定した照度が該基準照度よりも高い時は、該電源スイッチと該駆動モータの間を電気的な切断状態とし、
前記速度制御装置は、前記発光制御部に制御されて、前記発光部が発光状態と非発光状態を所定の時間間隔で繰り返し、
前記走行路の、前記速度制御装置の発光部が配置された位置に、前記模型車両を置いたとき、該発光部が発光状態の時は、前記走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が前記基準照度よりも高く、該発光部が非発光状態の時は、該走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が前記基準照度よりも低く、
前記発光部は前記走行路を前記模型車両が走行する方向に長さを有する、模型車両の走行制御システムである。
【0018】
走行している模型車両は、駆動モータへの電源の供給を止めると、減速しながら一定の時間走行した後に停止する。また、停止している模型車両は、駆動モータに電源を供給すると、一定の時間加速した後に通常速度となる。
この第4の発明によれば、走行路で発光部に到達した模型車両は、発光部が発光状態の時は照度測定部が測定する照度が基準照度よりも高くなるため、駆動モータへの電源の供給が止められて停止に向けて減速する。そして、停止する前に発光部が非発光状態となると、照度測定部が測定する照度が基準照度よりも低くなるため、駆動モータへの電源の供給が再開されて、通常速度に向けて加速する。そして、模型車両が通常速度に達する前に発光部を発光状態にすれば、模型車両は停止に向けて減速する。
したがって、発光部の発光状態と非発光状態を一定の時間間隔で繰り返すと、発光部を走行する模型車両は速度が低下した状態で減速と加速を繰り返す。そこで、発光状態と非発光状態の短時間での繰り返しを行うことにより、模型車両は速度の変化の目立たない速度が低下した状態で、発光部を走行することができる。
したがって、この第4の発明によれば、簡易な構成で、模型車両の走行速度を制御することができる。
【0019】
次に、本発明の第5の発明は、模型車両の走行制御システムであって、
走行路と、走行路を走行する模型車両と、停止指示装置を備え、
前記模型車両は、電源と、電源スイッチと、走行停止制御装置と、駆動モータと、駆動モータにより駆動する車輪を備え、
前記模型車両の走行停止制御装置は、照度測定部と、動力源制御部を備え、
前記停止指示装置は、電源と、走行路に配置され可視光又は赤外線を発する発光部と、遮蔽物検知部と、発光制御部を備え、
前記停止指示装置の発光制御部は、前記遮蔽物検知部が遮蔽物を検知しない時は、前記発光部を非発光状態とさせ、前記遮蔽物検知部が遮蔽物を検知した時は、所定の期間は該発光部を発光状態とさせた後に該発光部を非発光状態とさせ、
前記走行停止制御装置の動力源制御部は、前記照度測定部が測定した照度が所定の基準照度よりも低い時は、前記電源スイッチと前記駆動モータの間を電気的な接続状態とし、該照度測定部が測定した照度が該基準照度よりも高い時は、該電源スイッチと該駆動モータの間を電気的な切断状態とし、
前記走行路の、前記停止指示装置の発光部が配置された位置に、前記模型車両を置いたとき、該発光部が発光状態の時は、前記走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が前記基準照度よりも高く、該発光部が非発光状態の時は、該走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が該基準照度よりも低く、
前記発光部は前記走行路を前記模型車両が走行する方向に長さを有する、模型車両の走行制御システムである。
【0020】
この第5の発明の模型車両は第1の発明の模型車両と同様に、発光部が発光状態の時は発光部で停止し、発光部が非発光状態の時は発光部を通過する。そして、遮蔽物検知部が遮蔽物を検知しない時は発光部が非発光状態となり、遮蔽物検知部が遮蔽物を検知した時は、所定の期間は発光部を発光状態とした後に発光部が非発光状態となる。
よって、遮蔽物検知部に遮蔽物が無ければ発光部が非発光状態となるので、模型車両は発光部を通過する。そして、模型車両が発光部まで走行してきたときに遮蔽物検知部を手などで覆って遮蔽物として検知させ、発光部を発光状態にすれば、模型車両は発光部で停止する。そして、所定の期間を経過すれば、発光部が非発光状態となり、模型車両は走行を再開する。
したがって、第5の発明によれば、簡易な構成で、模型車両の走行及び停止を制御することができる。
【0021】
次に、本発明の第6の発明は、上記第5の発明に係る模型車両の走行制御システムであって、
前記停止指示装置は、電源と、第1発光部と、第1遮蔽物検知部と、第2発光部と、第2遮蔽物検知部と、発光制御部を備え、
前記走行路は第1進入路と第2進入路が交差する交差部を有しており、
前記第1進入路の前記交差部の手前に前記第2発光部が配置され、該第2発光部の模型車両の進行方向の後方に前記第1遮蔽物検知部が配置され、
前記第2進入路の前記交差部の手前に前記第1発光部が配置され、該第1発光部の模型車両の進行方向の後方に前記第2遮蔽物検知部が配置され、
前記発光制御部は、前記第1進入路に配置された前記第1遮蔽物検知部が前記模型車両を遮蔽物として検知した時は、該模型車両の検知から該模型車両が前記交差部を通過するまでの期間を第1進入路通過期間として前記第1発光部を発光状態とさせ、該第1進入路通過期間の経過後に該第1発光部を非発光状態とさせ、
前記発光制御部は、前記第1進入路通過期間の経過中に前記第2進入路に配置された前記第2遮蔽物検知部が他の模型車両を遮蔽物として検知した時は、前記第1進入路通過期間の経過後に前記第2発光部を発光状態とさせ、他の模型車両が前記交差部を通過後に該第2発光部を非発光状態とさせ、
前記発光制御部は、前記第2進入路に配置された前記第2遮蔽物検知部が前記模型車両を遮蔽物として検知した時は、該模型車両の検知から該模型車両が前記交差部を通過するまでの期間を第2進入路通過期間として前記第2発光部を発光状態とさせ、該第2進入路通過期間の経過後に該第2発光部を非発光状態とさせ、
前記発光制御部は、前記第2進入路通過期間の経過中に
前記第1進入路に配置された前記第1遮蔽物検知部が他の模型車両を遮蔽物として検知した時は、前記第2進入路通過期間の経過後に前記第1発光部を発光状態とさせ、他の模型車両が前記交差部を通過後に該第1発光部を非発光状態とさせることを特徴とする、模型車両の走行制御システムである。
【0022】
この第6の発明によれば、第1進入路から模型車両が交差部に進入するとき、第1進入路に配置された第1遮蔽物検知部が模型車両を遮蔽物として検知してから模型車両が交差部を通過するまでの期間(第1進入路通過期間)は、第2進入路の交差部の手前に配置された第1発光部が発光状態となり、第2進入路からの他の模型車両の進入を抑止するので、模型車両は他の模型車両と衝突することなく交差部を通過できる。
そして、第1進入路通過期間の経過中に第2進入路に配置された第2遮蔽物検知部が他の模型車両を遮蔽物として検知した時は、第1進入路通過期間の経過中は第1進入路に配置された第2発光部は非発光状態のままなので、模型車両は第2発光部で停止することなく交差部を通過できる。
そして、第1進入路通過期間が過ぎると、第2進入路に配置された第1発光部が非発光状態となり走行可能となって、第1進入路に配置された第2発光部が発光状態となるので、他の模型車両は衝突を回避して交差部を通過することが出来る。そして、他の模型車両が交差部を通過後は第2発光部が非発光状態となるので、第1進入路から交差部への進入が可能となる。
先に第2進入路から模型車両が進入する場合も同様の制御により、交差部での衝突が回避される。
したがって、第6の発明によれば、簡易な構成で、走行路の交差部で模型車両の走行及び停止を制御し衝突を回避して、交差部を通過させることができる。
【0023】
次に、本発明の第7の発明は、模型車両の走行制御システムであって、
通電されるレールが敷設された走行路と、走行路を走行する模型車両と、走行許可装置を備え、
前記模型車両は、レールから電気を取得する電力取得部と、走行停止制御装置と、駆動モータと、駆動モータにより駆動する車輪を備え、
前記模型車両の走行停止制御装置は、照度測定部と、動力源制御部を備え、
前記走行許可装置は、電源と、走行路に配置され可視光又は赤外線を発する発光部と、遮蔽物検知部と、発光制御部を備え、
前記走行許可装置の発光制御部は、前記遮蔽物検知部が遮蔽物を検知しない時は、前記発光部を発光状態とさせ、該遮蔽物検知部が遮蔽物を検知した時は、所定の期間は該発光部を非発光状態とさせた後に該発光部を発光状態とさせ、
前記走行停止制御装置の動力源制御部は、前記照度測定部が測定した照度が所定の基準照度よりも低い時は、前記電力取得部と前記駆動モータの間を電気的な接続状態とし、該照度測定部が測定した照度が該基準照度よりも高い時は、該電力取得部と該駆動モータの間を電気的な切断状態とし、
前記走行路の、前記走行許可装置の発光部が配置された位置に、前記模型車両を置いたとき、該発光部が発光状態の時は、前記走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が前記基準照度よりも高く、該発光部が非発光状態の時は、該走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が前記基準照度よりも低く、
前記発光部は前記走行路を前記模型車両が走行する方向に長さを有する、模型車両の走行制御システムである。
【0024】
この第7の発明は、模型車両を駆動する電力を走行路に敷設され通電されるレールから取得することを除いて、上述の第1の発明と構成が共通するので、第1の発明と同様の効果が得られる。
したがって、この第7の発明によれば、簡易な構成で、模型車両の走行及び停止を制御することができる。
【0025】
次に、本発明の第8の発明は、上記第7の発明に係る模型車両の走行制御システムであって、
前記走行許可装置の遮蔽物検知部が、前記発光部から離れた位置で、前記走行路に配置され、
前記発光部は、該発光部が発光状態を継続する時、前記模型車両が該発光部で停止することができる長さを有し、他の模型車両が前記遮蔽物検知部で遮蔽物として検知された時は、該発光部で停止した該模型車両が該発光部から離脱することを特徴とする、模型車両の走行制御システムである。
【0026】
この第8の発明は、模型車両を駆動する電力を走行路に敷設され通電されるレールから取得することを除いて、上述の第2の発明と構成が共通するので、第2の発明と同様の効果が得られる。
したがって、この第8の発明によれば、簡易な構成で、同一の走行路で複数の模型車両を、衝突を回避して走行させることができる。
【0027】
次に、本発明の第9の発明は、模型車両の走行制御システムであって、
通電されるレールが敷設された走行路と、走行路を走行する模型車両と、速度制御装置を備え、
前記模型車両は、レールから電力を取得する電力取得部と、走行停止制御装置と、駆動モータと、駆動モータにより駆動する車輪を備え、
前記模型車両の走行停止制御装置は、照度測定部と、動力源制御部を備え、
前記速度制御装置は、電源と、走行路に配置され可視光又は赤外線を発する発光部と、発光制御部を備え、
前記走行停止制御装置の動力源制御部は、前記照度測定部が測定した照度が所定の基準照度よりも低い時は、前記電力取得部と前記駆動モータの間を電気的な接続状態とし、前記照度測定部が測定した照度が該基準照度よりも高い時は、該電力取得部と該駆動モータの間を電気的な切断状態とし、
前記速度制御装置は、前記発光制御部に制御されて、前記発光部が発光状態と非発光状態を所定の時間間隔で繰り返し、
前記走行路の、前記速度制御装置の発光部が配置された位置に、前記模型車両を置いたとき、該発光部が発光状態の時は、前記走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が前記基準照度よりも高く、該発光部が非発光状態の時は、該走行停止制御装置の照度測定部で測定される照度が前記基準照度よりも低く、
前記発光部は前記走行路を前記模型車両が走行する方向に長さを有する、模型車両の走行制御システムである。
【0028】
この第9の発明は、模型車両を駆動する電力を走行路に敷設され通電されるレールから取得することを除いて、上述の第4の発明と構成が共通するので、第4の発明と同様の効果が得られる。
したがって、この第9の発明によれば、レール給電方式の模型車両の走行制御システムにおいても、簡易な構成で、模型車両の走行速度を制御することができる。