特許第6929120号(P6929120)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6929120
(24)【登録日】2021年8月12日
(45)【発行日】2021年9月1日
(54)【発明の名称】放送受信機及びリスト作成方法
(51)【国際特許分類】
   H04B 1/16 20060101AFI20210823BHJP
   H04H 20/28 20080101ALI20210823BHJP
   H04H 60/44 20080101ALI20210823BHJP
   H04H 60/43 20080101ALI20210823BHJP
   H04H 60/27 20080101ALI20210823BHJP
   H04N 21/482 20110101ALI20210823BHJP
【FI】
   H04B1/16 C
   H04H20/28
   H04H60/44
   H04H60/43
   H04H60/27
   H04N21/482
【請求項の数】13
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-89117(P2017-89117)
(22)【出願日】2017年4月28日
(65)【公開番号】特開2018-191031(P2018-191031A)
(43)【公開日】2018年11月29日
【審査請求日】2020年2月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001487
【氏名又は名称】フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078880
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 修平
(72)【発明者】
【氏名】大野 宣浩
(72)【発明者】
【氏名】清水 剛志
【審査官】 鴨川 学
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−151619(JP,A)
【文献】 特開平05−199136(JP,A)
【文献】 特開2011−254172(JP,A)
【文献】 特開2010−011147(JP,A)
【文献】 特開2013−175968(JP,A)
【文献】 特開2011−223417(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 1/16
H04H 20/28
H04H 60/44
H04H 60/43
H04H 60/27
H04N 21/482
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルデータが多重化された所定のフォーマットの放送信号を受信する受信部と、
前記受信部にて受信された放送信号から、放送局に対応するコードを復号する復号部と、
前記復号部にて復号されたコードを前記放送信号の放送周波数と関連付けて放送情報として格納する格納部と、
前記格納部に格納された放送情報を用いてリストを作成する作成部と、
前記作成部によって作成されたリストを表示装置の表示画面に表示する表示制御部と、
を備え、
前記作成部は、
前記格納部に格納された放送情報について、前記コードが異なっていても前記放送周波数が同一であれば、同一放送局の放送情報であると判定し、
前記同一放送局の放送情報であると判定された二以上の放送情報のうち、一つの放送情報を前記リストに登録し、他の放送情報を前記リストに登録しない、
放送受信機。
【請求項2】
前記作成部は、
所定のパラメータに基づく優先順位に従って前記一つの放送情報を前記リストに登録する、
請求項1に記載の放送受信機。
【請求項3】
前記放送情報をプリセットメモリに記憶させる記憶部
を更に備え、
前記パラメータは、
前記プリセットメモリに記憶されているか否かを示すパラメータであり、
前記作成部は、
前記プリセットメモリに記憶されている放送情報を前記リストに優先的に登録する、
請求項2に記載の放送受信機。
【請求項4】
前記パラメータは、
前記放送受信機による前記放送周波数の受信可能性を示すパラメータであり、
前記作成部は、
前記受信可能性が高い値の放送情報を前記リストに優先的に登録する、
請求項2又は請求項3に記載の放送受信機。
【請求項5】
前記復号部は、
前記受信部にて受信された放送信号から、前記放送局の名称を表示するための表示情報を復号し、
前記格納部は、
前記表示情報も前記放送周波数と関連付けて放送情報として格納し、
前記作成部は、
前記表示情報を含むリストを作成し、
前記表示制御部は、
前記放送局の名称を前記表示画面にリスト表示する、
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の放送受信機。
【請求項6】
前記作成部は、
前記格納部に格納された放送情報について、前記放送周波数が同一であっても、前記コードに含まれる国コードが異なる場合には、異なる放送局の放送情報であると判定し、
前記異なる放送局の放送情報であると判定された各放送情報を前記リストに登録する、
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の放送受信機。
【請求項7】
前記放送信号は、
RDS(Radio Data System)方式の信号フォーマットにより伝送される放送信号である、
請求項1から請求項6の何れか一項に記載の放送受信機。
【請求項8】
コンピュータによって実行されるリスト作成方法であって、
デジタルデータが多重化された所定のフォーマットの放送信号を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信された放送信号から、放送局に対応するコードを復号する復号ステップと、
前記復号ステップにて復号されたコードを前記放送信号の放送周波数と関連付けて放送情報として所定の記憶媒体に格納する格納ステップと、
前記記憶媒体に格納された放送情報を用いてリストを作成する作成ステップと、
前記作成ステップにて作成されたリストを表示装置の表示画面に表示する表示制御ステップと、
を含み、
前記作成ステップにて、
前記記憶媒体に格納された放送情報について、前記コードが異なっていても前記放送周波数が同一であれば、同一放送局の放送情報であると判定し、
前記同一放送局の放送情報であると判定された二以上の放送情報のうち、一つの放送情報を前記リストに登録し、他の放送情報を前記リストに登録しない、
リスト作成方法。
【請求項9】
前記作成ステップにて、
所定のパラメータに基づく優先順位に従って前記一つの放送情報を前記リストに登録する、
請求項8に記載のリスト作成方法。
【請求項10】
前記放送情報をプリセットメモリに記憶させる記憶ステップ
を更に含み、
前記パラメータは、
前記プリセットメモリに記憶されているか否かを示すパラメータであり、
前記作成ステップにて、
前記プリセットメモリに記憶されている放送情報を前記リストに優先的に登録する、
請求項9に記載のリスト作成方法。
【請求項11】
前記パラメータは、
前記コンピュータによる前記放送周波数の受信可能性を示すパラメータであり、
前記作成ステップにて、
前記受信可能性が高い値の放送情報を前記リストに優先的に登録する、
請求項9又は請求項10に記載のリスト作成方法。
【請求項12】
前記復号ステップにて、
前記受信ステップにて受信された放送信号から、前記放送局の名称を表示するための表示情報を復号し、
前記格納ステップにて、
前記表示情報も前記放送周波数と関連付けて放送情報として前記記憶媒体に格納し、
前記作成ステップにて、
前記表示情報を含むリストを作成し、
前記表示制御ステップにて、
前記放送局の名称を前記表示画面にリスト表示する、
請求項8から請求項11の何れか一項に記載のリスト作成方法。
【請求項13】
前記作成ステップにて、
前記記憶媒体に格納された放送情報について、前記放送周波数が同一であっても、前記コードに含まれる国コードが異なる場合には、異なる放送局の放送情報であると判定し、
前記異なる放送局の放送情報であると判定された各放送情報を前記リストに登録する、
請求項8から請求項12の何れか一項に記載のリスト作成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送受信機及びリスト作成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
放送番組に関連するデータをオーディオ放送信号に多重して伝送するラジオ放送が規格化され、実用化されている。その一つに、例えばヨーロッパ放送連合で規格化されたRDS(Radio Data System:IEC 62106 Edition 2.0, 2009-07)が知られている。RDS方式では、アナログFM放送信号にデジタルデータが多重されている。
【0003】
RDS方式の多重データ(以下、「RDSデータ」と記す。)には、PI(Programme Identification)コード、PS(Programme Service Name)等が含まれる。PIコードは、放送局を識別するためのコードである。PSは、最大8文字の文字列を表示するためのデータである。PSによる表示情報は、典型的には、放送局の名称である。
【0004】
例えば特許文献1に、RDSデータを受信する放送受信機の具体的構成が記載されている。特許文献1に記載の放送受信機は、RDSデータを受信すると、受信したRDSデータから受信可能な放送局に関する周波数情報を抽出し、抽出された周波数情報に基づいて受信可能な放送局のリストを表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2016−111700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
RDSでは、周波数が同一であっても、例えばある時間帯だけ系列局のサービスを放送するため、PIコードが一時的に変更されて放送が行われることがある。これに関し、RDS対応の放送受信機は、PIコードを用いて放送局を識別する。そのため、放送受信機は、PIコード変更前とPIコード変更後のRDSデータを別の放送局のデータとして管理する。この結果、PIコード変更前とPIコード変更後の2つの放送局(すなわち同一の放送局名)が重複してリストに表示される。この種の重複表示が増えるほど、ユーザが視聴したい放送局をリストの中から適切に指定することが難しくなってしまう。
【0007】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リスト上における同一放送局の重複表示を軽減するのに好適な放送受信機及びリスト作成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る放送受信機は、デジタルデータが多重化された所定のフォーマットの放送信号を受信する受信部と、受信部にて受信された放送信号から、放送局に対応するコードを復号する復号部と、復号部にて復号されたコードを放送信号の放送周波数と関連付けて放送情報として格納する格納部と、格納部に格納された放送情報を用いてリストを作成する作成部と、作成部によって作成されたリストを表示装置の表示画面に表示する表示制御部とを備える。作成部は、格納部に格納された放送情報について、コードが異なっていても放送周波数が同一であれば、同一放送局の放送情報であると判定し、同一放送局の放送情報であると判定された二以上の放送情報のうち、一つの放送情報をリストに登録し、他の放送情報をリストに登録しない。
【0009】
また、本発明の一実施形態において、作成部は、所定のパラメータに基づく優先順位に従って一つの放送情報をリストに登録する構成としてもよい。
【0010】
また、本発明の一実施形態に係る放送受信機は、放送情報をプリセットメモリに記憶させる記憶部を更に備える構成としてもよい。上記のパラメータは、例えばプリセットメモリに記憶されているか否かを示すパラメータである。この場合、作成部は、プリセットメモリに記憶されている放送情報をリストに優先的に登録する。
【0011】
また、本発明の一実施形態において、上記のパラメータは、例えば放送受信機による放送周波数の受信可能性を示すパラメータである、この場合、作成部は、受信可能性が高い値の放送情報をリストに優先的に登録する。
【0012】
また、本発明の一実施形態において、復号部は、受信部にて受信された放送信号から、放送局の名称を表示するための表示情報を復号する構成としてもよい。この場合、格納部は、表示情報も放送周波数と関連付けて放送情報として格納し、作成部は、表示情報を含むリストを作成し、表示制御部は、放送局の名称を表示画面にリスト表示してもよい。
【0013】
また、本発明の一実施形態において、作成部は、格納部に格納された放送情報について、放送周波数が同一であっても、放送局に対応するコードに含まれる国コードが異なる場合には、異なる放送局の放送情報であると判定し、異なる放送局の放送情報であると判定された各放送情報をリストに登録する構成としてもよい。
【0014】
また、本発明の一実施形態において、放送信号は、例えばRDS方式の信号フォーマットにより伝送される放送信号である。
【0015】
また、本発明の一実施形態に係るリスト作成方法は、コンピュータによって実行される方法であり、デジタルデータが多重化された所定のフォーマットの放送信号を受信する受信ステップと、受信ステップにて受信された放送信号から、放送局に対応するコードを復号する復号ステップと、復号ステップにて復号されたコードを放送信号の放送周波数と関連付けて放送情報として所定の記憶媒体に格納する格納ステップと、記憶媒体に格納された放送情報を用いてリストを作成する作成ステップと、作成ステップにて作成されたリストを表示装置の表示画面に表示する表示制御ステップとを含む。コンピュータは、作成ステップにて、記憶媒体に格納された放送情報について、コードが異なっていても放送周波数が同一であれば、同一放送局の放送情報であると判定し、同一放送局の放送情報であると判定された二以上の放送情報のうち、一つの放送情報をリストに登録し、他の放送情報をリストに登録しない。
【発明の効果】
【0016】
本発明の一実施形態によれば、リスト上における同一放送局の重複表示を軽減するのに好適な放送受信機及びリスト作成方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態に係る放送受信機の構成を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係るRDS局DB(図2(a))及び非RDS局DB(図2(b))を示す図である。
図3】本発明の一実施形態において実行されるリスト作成処理のフローチャートである。
図4図3の処理ステップS12のサブルーチンである。
図5図3の処理ステップS11にて登録候補として検索されたレコードの一覧(図5(a))及び処理ステップS12の実行の結果得られる作成途中のステーションリスト(図5(b))を示す図である。
図6図3の処理ステップS13にて登録候補として検索されたレコードの一覧(図6(a))及び処理ステップS14の実行の結果得られる作成途中のステーションリスト(図6(b))を示す図である。
図7図3の処理ステップS15にて登録候補として検索されたレコードの一覧(図7(a))及び処理ステップS16の実行の結果得られる作成途中のステーションリスト(図7(b))を示す図である。
図8図3の処理ステップS17にて登録候補として検索されたレコードの一覧(図8(a))及び処理ステップS18の実行の結果得られる完成版のステーションリスト(図8(b))を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、本発明の一実施形態として、RDSデータの受信に適した放送受信機を例に取り説明するが、別の多重放送方式の受信に適した放送受信機も本発明の範疇である。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る放送受信機1(コンピュータ)の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る放送受信機1は、例えば道路を走行する車両に搭載された車載器であり、図1に示されるように、アンテナ102、チューナ104、ラジオ信号処理回路106、オーディオ信号処理回路108、パワーアンプ110、スピーカ112、RDS復調器114、PLL(Phase Locked Loop)回路116、マイクロコンピュータ118、入力インタフェース120及びディスプレイ122を備えている。
【0020】
なお、図1では、本実施形態の説明に必要な主たる構成要素を図示しており、放送受信機として一般的な構成要素である筐体など、一部の構成要素については、その図示を適宜省略している。
【0021】
放送受信機1は車載器に限らない。放送受信機1は、例えば、スマートフォン、フィーチャフォン、PHS(Personal Handy phone System)、タブレット端末、ノートPC、PDA(Personal Digital Assistant)、PND(Portable Navigation Device)、携帯ゲーム機等の携帯型端末であってもよい。
【0022】
放送受信機1は、放送電波をアンテナ102で受信してチューナ104に出力する。チューナ104は、マイクロコンピュータ118によるPLL回路116を介した制御により、受信電波から選択局のRF(Radio Frequency)信号を抽出する。抽出されたRF信号は、フィルタリング等の信号処理に適した中間周波数に周波数変換される。チューナ104は、周波数変換によって得たIF(Intermediate Frequency)信号をラジオ信号処理回路106に出力する。
【0023】
このように、アンテナ102、チューナ104、PLL回路116及びマイクロコンピュータ118は、放送電波(放送信号)を受信する受信部として動作する。
【0024】
選択局は、例えば入力インタフェース120に対するユーザ操作により指定される。選択局の指定情報は、マイクロコンピュータ118の内蔵メモリに記憶される。マイクロコンピュータ118は、例えば放送受信機1の電源投入直後、内蔵メモリの記憶情報に従ってPLL回路116を介したチューナ104の選局動作を制御する。
【0025】
なお、入力インタフェース120には、ハードウェア又はソフトウェア若しくはこれらを組み合わせた種々のUI(User Interface)が想定される。本実施形態では、入力インタフェース120には、放送受信機1本体のフロントパネルに実装されたメカニカルスイッチキー、メンブレンキー、タッチパネル環境下で提供されるGUI(Graphical User Interface)、操作キーが実装されたリモートコントローラ等が含まれる。
【0026】
ラジオ信号処理回路106は、AD変換回路、IF検波(IF-Detection)回路、ノイズキャンセラ(Noise Canceller)、弱電界処理(Multiplex)回路を有している。ラジオ信号処理回路106に入力されたIF信号は、AD変換回路にてAD変換されて、IF検波回路でオーディオ信号に検波後、ノイズキャンセラによってノイズが除去される。オーディオ信号は、弱電界処理回路により、ミュート、ハイカット、セパレーション制御等の選択局の受信状態に応じた処理が施されてオーディオ信号処理回路108に出力される。
【0027】
オーディオ信号処理回路108に入力されたオーディオ信号は、DA変換等の所定のオーディオ信号処理後、パワーアンプ110によるボリュームに応じた利得調整を経て、スピーカ112から音声として出力再生される。
【0028】
ラジオ信号処理回路106には、例えばSメータが内蔵されている。Sメータは、アナログオーディオ信号復調時の検波電圧の値を所定のサンプリング周期で測定してマイクロコンピュータ118に出力する。上記検波電圧値は、受信電波に比例した直流電圧(受信した放送電波の電界強度)である。
【0029】
ラジオ信号処理回路106で検波された信号は、RDS復調器114にも出力される。検波信号は、RDS復調器114による復調処理後、マイクロコンピュータ118内のRDS復号器1182(復号部)でRDSデータに復号される。
【0030】
マイクロコンピュータ118は、データ用メモリ118aを有している。マイクロコンピュータ118は、デコードによって得たRDSデータをデータ用メモリ118aに格納する。RDSデータには、PS(放送局の名称)、RT(Radio Text)、AF(Alternative Frequencies)リスト、PIコード、PTY(Programme Type)、TP(Traffic Programme)等が含まれる。
【0031】
マイクロコンピュータ118は、DB(Database)用メモリ118bを有している。DB用メモリ118bには、RDS局DB及び非RDS局DBが格納されている。図2(a)、図2(b)のそれぞれに、RDS局DB、非RDS局DBの一例を示す。
【0032】
マイクロコンピュータ118は、入力インタフェース120に対するユーザの操作に従い又は定期的(例えば5分間隔)にシーク処理を実行する。シーク処理では、各周波数チャンネルが順次選択され、RDS局DB、非RDS局DBの各DBに必要な情報(以下、「放送情報」と記す。)の取得が試行される。
【0033】
RDS局DBは、RDSデータを放送するRDS局に関するデータベースである。図2(a)に示されるように、RDS局DBは、一部のRDSデータ(PIコード及びPS)、最新順、有局カウンタ、登録有無及びRDSデータを放送する放送周波数(単位:MHz)の各種情報を関連付けたレコード(RDS局の放送情報のレコード)を持つ。なお、図2においては、説明の便宜上、各レコードにレコード番号を付す。
【0034】
「最新順」は、当該放送周波数がシーク処理で最後にシークされた時刻の順に従って決定される値である。新しくシークされた(シークされた時刻が現在時刻に近い)放送周波数ほど若い番号の値(例えば1)が割り当てられる。若い番号の値を持つ放送周波数ほど受信可能性が高いことを意味する。すなわち、「最新順」は、放送周波数の受信可能性を示すパラメータである。
【0035】
「有局カウンタ」は、シーク処理で検出されたときに1インクリメントされ、シーク処理で検出されなかったときに1デクリメントされる値である。有局カウンタの最大値は例えば3であり、最小値は例えばゼロである。カウント値の大きい放送周波数ほど受信可能性が高いことを意味する。一例として、有局カウンタが3となる放送周波数は、直近で実行された3回のシーク処理の何れにおいても検出されている。すなわち、有局カウンタも、放送周波数の受信可能性を示すパラメータである。
【0036】
マイクロコンピュータ118は、プリセットメモリ118cを有している。マイクロコンピュータ118は、入力インタフェース120に対するユーザの操作によって指定された放送局(具体的には、RDS局及び後述の非RDS局の放送情報)をプリセットメモリ118cに登録することができる。なお、プリセットメモリ118cへの放送情報の登録とは、放送情報をプリセットメモリ118cに書き込む(記憶させる)ことを意味する。
【0037】
このように、マイクロコンピュータ118は、放送情報をプリセットメモリ118cに記憶させる記憶部として動作する。
【0038】
「登録有無」は、当該放送情報がプリセットメモリ118cに登録されているか否かを示すパラメータである。図2中、登録有無のフィールドが○となっている放送情報は、プリセットメモリ118cに登録されている。登録有無のフィールドが空欄となっている放送情報は、プリセットメモリ118cに登録されていない。
【0039】
非RDS局DBは、RDSデータを放送しないFM局に関するデータベースである。この種のFM局には、一般に、デジタルデータが多重化されていない。そのため、非RDS局DBは、図2(b)に示されるように、有局カウンタ、登録有無及びFM局の放送周波数だけを関連付けたレコード(非RDS局の放送情報のレコード)を持つ。
【0040】
このように、DB用メモリ118bは、放送情報を格納する格納部として動作する。
【0041】
マイクロコンピュータ118は、RDS局DB及び非RDS局DBを用いてステーションリスト(Station List)を作成する。マイクロコンピュータ118は、作成したステーションリストをリスト用メモリ118dに格納する。
【0042】
ステーションリストは、各放送局について、PIコード、PS及び放送周波数の各種情報を関連付けてリスト化したデータである。マイクロコンピュータ118は、ステーションリスト(より詳細には、表示情報であるPS)をディスプレイ122の表示画面に表示させる。
【0043】
このように、マイクロコンピュータ118は、RDS局DB及び非RDS局DBを用いてステーションリストを作成する作成部として動作する。また、マイクロコンピュータ118は、ステーションリスト内のPSをディスプレイ122の表示画面に表示させる表示制御部として動作する。
【0044】
ユーザは、ディスプレイ122の表示画面上に表示されたステーションリストの中から所望のPS(希望局)を選択することができる。ステーションリストから希望局が選択操作されると、マイクロコンピュータ118は、選択された希望局に関連付けられて記憶された放送周波数を選局し、選択された希望局の音声サービスをスピーカ112より出力再生させる。
【0045】
RDS局DBを用いてステーションリストを単純に作成(すなわち有局カウンタがゼロ以外のものをリスト化)する場合を考える。図2(a)に示されるように、レコード番号2、3、8のレコードは、放送周波数が同一(100.4MHz)ではあるが、PIコードが異なるため、別々のレコードとして登録されている。そのため、各レコードのPSを単純に用いると、ステーションリストには、これら3つのレコードのPSが重複して表示されてしまう。なお、レコードの登録とは、レコードを構成する放送情報をDB用メモリ118bに書き込む(記憶させる)ことを意味する。
【0046】
そこで、本実施形態に係る放送受信機1では、この種の重複表示を軽減すべく、次に説明されるリスト作成(更新)処理が実行される。
【0047】
[リスト作成処理]
図3は、マイクロコンピュータ118によって実行されるリスト作成処理のフローチャートである。マイクロコンピュータ118は、入力インタフェース120に対するユーザの操作に従い又は定期的にリスト作成処理を実行する。なお、マイクロコンピュータ118は、リスト作成処理の実行開始に当たり、リスト用メモリ118dに格納されているステーションリストを削除又は別のメモリで一時的に(例えばリスト作成処理が完了するまでの期間だけ一時的なバックアップとして)保持する。
【0048】
図3のS11(登録候補の検索)]
本処理ステップS11では、ステーションリストへの登録候補がRDS局DB内の「最新順」の順序で検索される。本処理ステップS11では、RDS局DB内において登録有無のフィールドが○となっているレコード(すなわち、プリセットメモリ118cに登録されているRDS局)が登録候補として検索される。なお、ステーションリストへの登録とは、リストを構成する放送情報自体又はそのリンク(DB用メモリ118bのアドレス)をリスト用メモリ118dに書き込む(記憶させる)ことを意味する。
【0049】
図5(a)に、本処理ステップS11にて登録候補として検索されたレコードの一覧を示す。本実施形態では、図5(a)に示されるように、レコード番号1、3、8のレコードが登録候補として検索される。
【0050】
図3のS12(リスト登録処理)]
本処理ステップS12では、処理ステップS11(登録候補の検索)にて登録候補として検索されたレコードを用いてステーションリストへの登録処理が実行される。図4に、リスト登録処理のサブルーチンを示す。
【0051】
図4の処理ステップS12a
本処理ステップS12aでは、処理ステップS11(登録候補の検索)にて登録候補として検索された全てのレコードについて処理ステップS12b以降が実行されたか否かが判定される。処理ステップS12b以降が実行されていないレコードが残っていると判定された場合(S12a:NO)、未処理のレコードの中から「最新順」の順序に従って対象レコードが選択され、選択された対象レコードについて処理ステップS12b以降が実行される。
【0052】
本実施形態では、レコード番号3(最新順=2)、レコード番号1(最新順=6)、レコード番号8(最新順=7)の順に、処理ステップS12b以降が実行される。これら3つのレコードについて処理ステップS12b以降の実行が完了すると(S12a:YES)、本サブルーチンが終了して、図3の処理ステップS13以降が実行される。
【0053】
図4の処理ステップS12b
本処理ステップS12bでは、処理ステップS12aにて選択された対象レコードについて有局カウンタがゼロ以外(すなわち1〜3)であるか否か、端的に言うと、受信可能性が高いか否かが判定される。
【0054】
対象レコードの有局カウンタがゼロと判定された場合(S12b:NO)、対象レコードの放送周波数を受信することは難しい。そのため、対象レコードの放送情報がステーションリストに登録されることなく、本フローチャートの処理ステップは、処理ステップS12aに戻る。対象レコードの有局カウンタが1〜3の何れかであると判定された場合(S12b:YES)、本フローチャートの処理ステップは、処理ステップS12cに進む。
【0055】
図4の処理ステップS12c
本処理ステップS12cでは、対象レコードの放送情報と同一放送局の放送情報がステーションリストに既に登録されているか否かが判定される。
【0056】
本処理ステップS12cにて対象レコードの放送情報と同一放送局の放送情報がステーションリストに既に登録されていると判定された場合(S12c:YES)、対象レコードの放送情報がステーションリストに登録されることなく、本フローチャートの処理ステップは、処理ステップS12aに戻る。対象レコードの放送情報と同一放送局の放送情報がステーションリストに登録されていないと判定された場合(S12c:NO)、本フローチャートの処理ステップは、処理ステップS12dに進む。
【0057】
図4の処理ステップS12d
本処理ステップS12dでは、処理ステップS12cにて未登録と判定された対象レコードの放送情報(PIコード、PS、放送周波数)がステーションリストに登録される。対象レコードの放送情報がステーションリストに登録されると、本フローチャートの処理ステップは、処理ステップS12aに戻る。
【0058】
図5(b)に、本処理ステップS12の実行の結果得られる作成途中のステーションリストを例示する。
【0059】
レコード番号3のレコードは、有局カウンタが3である(S12b:YES)。また、レコード番号3について処理ステップS12(リスト登録処理)を実行する時点では、ステーションリストには放送情報が一つも登録されていない(S12c:NO)。そのため、レコード番号3の放送情報は、ステーションリストに登録される(図5(b)のリスト番号0参照)。
【0060】
レコード番号1のレコードは、有局カウンタが2である(S12b:YES)。また、レコード番号1について処理ステップS12(リスト登録処理)を実行する時点では、放送周波数が103.8MHzの放送情報が登録されていない(S12c:NO)。そのため、レコード番号1の放送情報は、ステーションリストに登録される(図5(b)のリスト番号1参照)。
【0061】
レコード番号8のレコードは、有局カウンタが2である(S12b:YES)。一方、レコード番号8について処理ステップS12(リスト登録処理)を実行する時点では、放送周波数が100.4MHzの放送情報(リスト番号0の放送情報)が既に登録されている。
【0062】
具体的には、レコード番号8のPIコードが「C8A1」であるのに対し、リスト番号0(レコード番号3)のPIコードは「C2A1」である。両者は、PIコードが異なっているため、RDS局DBでは別々のレコードとして登録されている。しかし、両者は、放送周波数が同一であるため、実際には同一放送局の放送情報である。
【0063】
そこで、本実施形態では、PIコードが異なっていても放送周波数が同一であれば、同一放送局の放送情報であると見做される。従って、レコード番号8については、同一放送局の放送情報(リスト番号0の放送情報)がステーションリストに既に登録されていると判定され(S12c:YES)、放送情報がステーションリストに登録されない(図5(b)参照)。
【0064】
附言するに、本実施形態では、レコード番号8の放送情報よりも受信可能性が高い値の放送情報(レコード番号1の放送情報)がステーションリストに優先的に登録される。
【0065】
このように、マイクロコンピュータ118は、DB用メモリ118bに格納された放送情報について、PIコードが異なっていても放送周波数が同一であれば、同一放送局の放送情報であると判定し、同一放送局の放送情報であると判定された二以上の放送情報のうち、一つの放送情報をステーションリストに登録し、他の放送情報をステーションリストに登録しない(他の放送情報をステーションリストの登録対象から除外する。)。
【0066】
図3のS13(登録候補の検索)]
本処理ステップS13では、ステーションリストへの登録候補が非RDS局DB内の「最新順」の順序で検索される。本処理ステップS13では、非RDS局DB内において登録有無のフィールドが○となっているレコード(すなわち、プリセットメモリ118cに登録されている非RDS局)が登録候補として検索される。
【0067】
図6(a)に、本処理ステップS13にて登録候補として検索されたレコードの一覧を示す。本実施形態では、図6(a)に示されるように、レコード番号13のレコードが登録候補として検索される。
【0068】
図3のS14(リスト登録処理)]
本処理ステップS14では、処理ステップS13(登録候補の検索)にて登録候補として検索されたレコードの放送情報がステーションリストに登録される。なお、有局カウンタがゼロである場合は、当該レコードをステーションリストに登録しない。
【0069】
図6(b)に、本処理ステップS14の実行の結果得られる作成途中のステーションリストを例示する。レコード番号13のレコードは、有局カウンタが3である。そのため、図6(b)に示されるように、レコード番号13の放送情報は、ステーションリストに登録される。
【0070】
図3のS15(登録候補の検索)]
本処理ステップS15では、ステーションリストへの登録候補がRDS局DB内の「最新順」の順序で検索される。本処理ステップS15では、RDS局DB内において登録有無のフィールドが空欄となっているレコード(すなわち、プリセットメモリ118cに登録されていないRDS局)が登録候補として検索される。
【0071】
図7(a)に、本処理ステップS15にて登録候補として検索されたレコードの一覧を示す。本実施形態では、図7(a)に示されるように、レコード番号0、2、4〜7、9、10のレコードが登録候補として検索される。
【0072】
図3のS16(リスト登録処理)]
本処理ステップS16では、処理ステップS15(登録候補の検索)にて登録候補として検索されたレコードを用いてステーションリストへの登録処理が実行される。なお、ここで実行される登録処理は、処理ステップS12(リスト登録処理)と同じである。重複説明を避ける都合上、本処理ステップS16の具体的説明は省略する。
【0073】
図7(b)に、本処理ステップS16の実行の結果得られる作成途中のステーションリストを例示する。ここでは、図4のサブルーチンを援用して説明を行う。
【0074】
レコード番号0のレコードは、有局カウンタが3である(S12b:YES)。また、レコード番号0について処理ステップS16(リスト登録処理)を実行する時点では、放送周波数が104.5MHzの放送情報が登録されていない(S12c:NO)。そのため、レコード番号0の放送情報は、ステーションリストに登録される(図7(b)のリスト番号3参照)。
【0075】
レコード番号5のレコードは、有局カウンタが3である(S12b:YES)。一方、レコード番号5について処理ステップS16(リスト登録処理)を実行する時点では、放送周波数が103.8MHzの放送情報(リスト番号1の放送情報)が既に登録されている。そのため、レコード番号5については、同一放送局の放送情報がステーションリストに既に登録されていると判定されて(S12c:YES)、放送情報がステーションリストに登録されない(図7(b)参照)。
【0076】
レコード番号5のレコードは、放送周波数が同じ103.8MHzであるリスト番号1(レコード番号1のレコード)よりも有局カウンタの値が大きい。しかし、本実施形態では、有局カウンタの値が大きい放送情報よりも、プリセットメモリ118cに登録されている放送情報を優先させている。そのため、リスト番号1(レコード番号1)の放送情報がステーションリストに登録され、レコード番号5の放送情報がステーションリストに登録されない。なお、別の実施形態では、有局カウンタの値が大きい放送情報がステーションリストに優先的に登録されてもよい。
【0077】
レコード番号7のレコードは、有局カウンタが3である(S12b:YES)。また、レコード番号7について処理ステップS16(リスト登録処理)を実行する時点では、放送周波数が92.6MHzの放送情報が登録されていない(S12c:NO)。そのため、レコード番号7の放送情報は、ステーションリストに登録される(図7(b)のリスト番号4参照)。
【0078】
レコード番号10のレコードは、有局カウンタが3である(S12b:YES)。また、レコード番号10について処理ステップS16(リスト登録処理)を実行する時点では、放送周波数が103.3MHzの放送情報が登録されていない(S12c:NO)。そのため、レコード番号10の放送情報は、ステーションリストに登録される(図7(b)のリスト番号5参照)。
【0079】
レコード番号9のレコードは、有局カウンタが2である(S12b:YES)。また、レコード番号9について処理ステップS16(リスト登録処理)を実行する時点では、放送周波数が106.2MHzの放送情報が登録されていない(S12c:NO)。そのため、レコード番号9の放送情報は、ステーションリストに登録される(図7(b)のリスト番号6参照)。
【0080】
レコード番号2のレコードは、有局カウンタが1である(S12b:YES)。一方、レコード番号2について処理ステップS16(リスト登録処理)を実行する時点では、放送周波数が100.4MHzの放送情報(リスト番号0の放送情報)が既に登録されている。そのため、レコード番号2については、同一放送局の放送情報がステーションリストに既に登録されていると判定されて(S12c:YES)、放送情報がステーションリストに登録されない(図7(b)参照)。
【0081】
レコード番号6のレコードは、有局カウンタが1である(S12b:YES)。一方、レコード番号6について処理ステップS16(リスト登録処理)を実行する時点では、放送周波数が103.3MHzの放送情報(リスト番号5の放送情報)が既に登録されている。そのため、レコード番号6については、同一放送局の放送情報がステーションリストに既に登録されていると判定されて(S12c:YES)、放送情報がステーションリストに登録されない(図7(b)参照)。
【0082】
レコード番号4のレコードは、有局カウンタがゼロである(S12b:NO)。レコード番号4については、受信できる可能性が低いため、放送情報がステーションリストに登録されない(図7(b)参照)。
【0083】
図3のS17(登録候補の検索)]
本処理ステップS17では、ステーションリストへの登録候補が非RDS局DB内の「最新順」の順序で検索される。本処理ステップS17では、非RDS局DB内において登録有無のフィールドが空欄となっているレコード(すなわち、プリセットメモリ118cに登録されていない非RDS局)が登録候補として検索される。
【0084】
図8(a)に、本処理ステップS17にて登録候補として検索されたレコードの一覧を示す。本実施形態では、図7(a)に示されるように、レコード番号11、12のレコードが登録候補として検索される。
【0085】
図3のS18(リスト登録処理)]
本処理ステップS18では、処理ステップS17(登録候補の検索)にて登録候補として検索されたレコードの放送情報がステーションリストに登録される。本処理ステップS18の実行が完了することにより、ステーションリストが完成する。
【0086】
図8(b)に、本処理ステップS18の実行の結果得られるステーションリスト(完成版)を例示する。レコード番号11、12のレコードは、有局カウンタが何れも3である。そのため、図8(b)に示されるように、レコード番号11、12の放送情報は、ステーションリストに登録される。これにより、ステーションリストが完成する。
【0087】
図8(b)に示されるように、ステーションリストには、放送周波数が同一の放送情報(すなわち同一放送局の放送情報)が登録されていない。そのため、同一放送局の重複表示が無くなる。これにより、ユーザは、視聴したい放送局をステーションリストの中から適切に指定し易くなる。
【0088】
なお、ディスプレイ122の表示画面には、表示情報であるPS(典型的には放送局名)が表示される。図8(b)の例では、「BBC 3CR」が3つ存在し、「Heart」が2つ存在する。ユーザが放送局を指定する際の利便性を向上させるため、例えば同一のPSに枝番(例えば「BBC 3CR−1」、「BBC 3CR−2」等)を付して表示してもよい。
【0089】
ディスプレイ122の表示画面には、PSに限らず、PIコードや放送周波数が表示されてもよい。
【0090】
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施例等又は自明な実施例等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
【0091】
PIコードの一桁目は国コードである。上記の実施形態では、国コードが全て「C」(すなわち、同じ国)のRDS局のデータからステーションリストを作成するケースを例示した。ここで、放送受信機1を搭載する車両が国境付近を走行する場合を考える。この場合、シーク処理を実行することにより、国コードは異なるが、放送周波数が同一のRDS局のデータがシークされて、RDS局DB内に蓄積されることがある。一例として、下記の情報を持つデータがRDS局DB内に蓄積される。
(1)PIコード:C2A1 PS:Classic 周波数:100.4MHz
(2)PIコード:D2A1 PS:Heart 周波数:100.4MHz
【0092】
国コードが異なる場合、放送周波数が同一であっても、異なるサービスが放送されていることがある。この場合、図4の処理ステップS12cでは、例外処理として、NO判定となってもよい。
【0093】
すなわち、ステーションリストに登録されている放送情報の中に、対象レコードの放送情報と放送周波数が同一の放送情報が含まれていても、互いの国コードが異なる場合には、異なる放送局の放送情報であると見做される。従って、図4の処理ステップS12cでは、対象レコードの放送情報と同一放送局の放送情報がステーションリストに登録されていないと判定される。これにより、例えば上記(1)及び(2)の両方がステーションリストに登録される。本例外処理の実行により、放送周波数が同一ではあるが、異なる放送局の放送情報を、ステーションリストに登録することが可能となる。
【符号の説明】
【0094】
1 放送受信機
102 アンテナ
104 チューナ
106 ラジオ信号処理回路
108 オーディオ信号処理回路
110 パワーアンプ
112 スピーカ
114 RDS復調器
116 PLL回路
118 マイクロコンピュータ
118a データ用RAM
118b DB用RAM
118c プリセットメモリ
118d リスト用メモリ
120 入力インタフェース
122 ディスプレイ
1182 RDS復号器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8