(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記端末保持部は、第1保持部と、前記トップカバーの一部からなる第2保持部とを含み、前記第1保持部および前記第2保持部で、前記観察端末を挟むことで、前記観察端末を前記トップカバー上に位置決めする
ことを特徴とする請求10に記載の内視鏡リプロセッサ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の斜視図である。
図2は、本発明の第1実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の上面図である。
図3は、本発明の第1実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の処理槽31に内視鏡Eを配置した状態を説明するための説明図である。
【0010】
内視鏡リプロセッサ1は、汚染された内視鏡E、及び、内視鏡Eの部品又は付属品等の再生処理を行う装置である。ここでいう再生処理とは、特に限定されるものではなく、水によるすすぎ、有機物等の汚れを落とす洗浄、所定の微生物を無効化する消毒、全ての微生物を排除、もしくは、死滅させる滅菌、又は、これらの組み合わせのいずれであってもよい。また、内視鏡リプロセッサ1を管状の医療機器であるダイレータ、または内視鏡シースなどの再生処理に用いることもできる。
【0011】
なお、以下の説明において、下方向が重力方向を示し、上方向が重力方向とは反対方向を示し、高低が重力方向に沿った高さ関係を示す。
【0012】
本実施形態では、内視鏡リプロセッサ1は、透過部であるカバーパネル13を有するトップカバー11、リプロセッサ本体21及びトップカバー11に設けられた端末保持部111を有する。端末保持部111は、観察波として可視光線を受信する観察端末Dを保持する。
【0013】
トップカバー11は、裏面がリプロセッサ本体21の処理槽31に対向するように配置される。トップカバー11は、ヒンジ11aを中心とした回動によって処理槽31の開閉可能を行う。すなわち、トップカバー11は、一端がヒンジ11aによりリプロセッサ本体21に接続され、他端が一端を中心に回動する。閉状態になると、トップカバー11は、処理槽31を覆う。トップカバー11は、カバー枠12、透過部であるカバーパネル13、ガスフィルタ14、及び、指掛け部15を有する。
【0014】
カバー枠12は、例えば金属又は樹脂等を材質とし、トップカバー11の周縁部に周回するように設けられる。カバー枠12は、裏面に、処理槽31の上縁部に沿って周回するように設けられたパッキン12aを有する。トップカバー11が閉状態になると、パッキン12aは、処理槽31の上縁部に密着する。
【0015】
カバーパネル13は、透光性を有する。カバーパネル13を構成する透過材としては、例えば樹脂またはセラミクス等が挙げられる。樹脂としては、耐薬性および可視光透過性を有するポリカーボネートが挙げられる。カバーパネル13は、カバー枠12の内側に設けられる。カバーパネル13は、特に限定されないが、一端側のドーム状に膨出した部位にカバー排気口13aを有していてもよい。
【0016】
ガスフィルタ14は、樹脂等を材質とした濾材収容容器と、濾材収容容器に収容された濾材とによって構成され、カバー排気口13aに着脱自在に取り付けられる。ガスフィルタ14は、上部にフィルタ排気口14aを有する(
図2)。ガスフィルタ14は、カバー排気口13aから処理槽31内の気体を取り込み、脱臭等のフィルタリングが行われた気体を、フィルタ排気口14aから排出する。
【0017】
指掛け部15は、例えば金属又は樹脂等を材質として構成される。指掛け部15は、ユーザーが手指を掛けることができるように、カバー枠12の他端側に連設される。指掛け部15の内側には、留め具15aが設けられる。
【0018】
リプロセッサ本体21は、ロック部22、表示部23、操作部24、給水ホース接続口25、通信部26、制御部27及び処理槽31を有する。
【0019】
ロック部22は、リプロセッサ本体21の上部の他端側に設けられる。ロック部22は、制御部27の制御の下、留め具15aを係止し、又は、留め具15aの係止を解除する。ロック部22が留め具15aを係止すると、トップカバー11は、閉状態でロックされる。ロック部22をフットパネル28に連結することで、フットパネルによって、留め具15aの係止を解除できるようにしてもよい。
【0020】
表示部23は、リプロセッサ本体21上部の他端側の隅部に設けられる。表示部23は、表示パネルを有し、制御部27の制御の下、ユーザーに各種の通知を行う。
【0021】
操作部24は、指示入力ボタンを有し、内視鏡リプロセッサ1に各種の指示入力が可能である。
【0022】
給水ホース接続口25は、給水チューブWを介して水道栓と接続される。
【0023】
通信部26は、制御部27と接続され、制御部27の制御の下、有線又は無線によって観察端末Dと通信できるように構成される。通信部26は、外部装置とネットワークを介して通信できるように構成してもよい。
【0024】
制御部27は、内視鏡リプロセッサ1内の各部を制御する。制御部27は、プロセッサ及びメモリを有し、メモリに記憶された各種プログラムを実行可能である。制御部27の機能は、メモリに記憶されたプログラムを読み込んで実行することによって実現される。
【0025】
制御部27は、通信部26を介して観察端末Dと接続する。観察端末Dから異常を示す判定結果が入力されたとき、制御部27は、ユーザーに異常を通知する。異常通知は、表示部23による警告表示であってもよいし、図示しないスピーカによる警告音の出力であってもよい。また、観察端末Dから異常を示す判定結果が入力されたとき、制御部27は、再生処理を停止するように制御してもよい。
【0026】
図3に示すように、処理槽31は、リプロセッサ本体21の上部に設けられる。
図3に示すように、トップカバー11を開状態にすると、処理槽31は外部に露出する。処理槽31は、再生処理を行う内視鏡Eを収容し、洗浄液、消毒液、濯ぎ液等の液体を貯留することができるように、凹形状を有する。処理槽31には、送気送水コネクタ32、保持網33、洗浄ケース34、水位計35、薬液ノズル36、給水循環ノズル37、循環口38、及び、排液口39を有する。
【0027】
処理槽31において、洗浄チューブTは、リプロセッサ本体21と内視鏡Eを接続する。洗浄チューブTは、内視鏡Eと接続される内視鏡側コネクタT1と、リプロセッサ本体21と接続されるプロセッサ側コネクタT2を有する。リプロセッサ側コネクタT2には、通液状態において液体が噴出する噴出口T3を有する。
【0028】
内視鏡Eは、例えば、内視鏡操作部E1と、内視鏡操作部E1から先端側に延出した細長形状を有する挿入部E2と、内視鏡操作部E1から延出するユニバーサルコードE3と、ユニバーサルコードE3の先端側に延設されたスコープコネクタE4を有する。内視鏡操作部E1及びスコープコネクタE4には、内視鏡側コネクタT1が接続される。
【0029】
送気送水コネクタ32は、処理槽31の壁部に設けられる。送気送水コネクタ32には、リプロセッサ側コネクタT2が接続される。
図3では、送気送水コネクタ32は、8つ表されるが、8つに限定されない。送気送水コネクタ32は、管路を介して循環口38と接続される。制御部27が循環ポンプを駆動すると、送気送水コネクタ32は、循環口38から取り込んだ液体を内視鏡Eに送水する。また、制御部27がエアコンプレッサを駆動すると、送気送水コネクタ32は、大気から取り込んだ空気を内視鏡Eに送気する。
【0030】
保持網33は、例えば金属又は樹脂を材質とし、処理槽31の底部に取り付けられる。保持網33は、消毒水位の高さを示すマークを有する指標ピン33aと、内視鏡操作部E1を配置するための操作部受け部33bと、スコープコネクタE4を配置するためのスコープコネクタ受け部33cと、挿入部E2及びユニバーサルコードE3を掛けるためのフック33dとを有する。ユーザーは、内視鏡操作部E1を操作部受け部33bに配置し、スコープコネクタE4をスコープコネクタ受け部33cに配置し、挿入部E2及びユニバーサルコードE3をフック33dの内側を通るように巻き回す。ユーザーは、消毒水位を超えないように、指標ピン33aのマークよりも下方になるように、内視鏡Eを保持網33に保持させる。
【0031】
洗浄ケース34は、保持網33の中央部に取り付けられる。洗浄ケース34には、内視鏡Eから取り外された、送気送水ボタン、吸引ボタン、又は、キャップ等の付属品が収容される。洗浄ケース34の下部は、リプロセッサ本体21の底部に設けられた底部コネクタと接続される。洗浄ケース34は、制御部27の制御の下、底部コネクタから送気又は送水される。付属品は、特に限定されず、例えば、使用時に内視鏡Eに装着されて再生処理時に内視鏡Eから取り外される吸引ボタン、送気送水ボタン、または内視鏡Eの先端部を覆う先端カバーなどが挙げられる。
【0032】
水位計35は、洗浄槽内の液体の水位を計測し、計測結果を制御部27に出力する。
【0033】
薬液ノズル36は、処理槽31内の周縁部において一段高い位置に設けられたテラス部に設けられる。薬液ノズル36は、リプロセッサ本体21内の薬液タンクと接続し、制御部27の薬液ポンプの駆動によって薬液タンク内の薬液を処理槽31に吐出する。
【0034】
給水循環ノズル37は、テラス部に設けられる。給水循環ノズル37は、管路を介して循環口38と接続される。制御部27が循環ポンプを駆動すると、給水循環ノズル37は、循環口38から取り込んだ液体を処理槽31に吐出する。また、給水循環ノズル37は、制御部27の制御の下、給水ホース接続口25を介し、給水チューブWから供給された水を処理槽31に吐出する。
【0035】
循環口38及び排液口39の各々は、処理槽31の底部に設けられ、メッシュフィルタが装着される(
図2)。循環口38は、処理槽31の液体を取り込む。排液口39は、外部排液手段と接続され、処理槽31の液体を外部に排出する。また、排液口39は、制御部27の制御の下、薬液タンクと接続可能である。排液口39を薬液タンクに接続すると、処理槽31において使用された薬液は、薬液タンクに回収される。
【0036】
内視鏡リプロセッサ1で使用される薬液は、例えば、過酢酸溶液である。過酢酸溶液は、内視鏡リプロセッサ1内において、給水チューブWから供給された水によって原液を希釈し、所定濃度に調製される。薬液は、薬液タンクに貯留され、内視鏡Eを消毒する際に、薬液ノズル36から処理槽31に吐出される。内視鏡Eの消毒に使用された後、薬液は、次回の再生処理に使用できるように、薬液タンクに回収される。薬液は、使用された日数及び回数に応じ濃度が低下する。なお、薬液の調製は、内視鏡リプロセッサ1において、行われてもよい。
【0037】
端末保持部111は、例えば金属又は樹脂等を材質とし、トップカバー11における裏面側とは反対の表面側に設けられる(
図2)。端末保持部111は、カバーパネル13を介して処理槽31内を観察可能な位置に観察端末Dを保持できるように構成される。すなわち、端末保持部111は、トップカバー11の外表面に配置される。
【0038】
図4は、本発明の第1実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の観察端末Dの前面図である。
図5は、本発明の第1実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の観察端末Dの後面図である。
【0039】
図4及び
図5に示すように、観察端末Dは、例えば、タブレット型の携帯情報端末である。観察端末Dは、カメラD1、D2、制御部D3、通信部D4、表示部D5及び外部接続コネクタD6を有する。
【0040】
カメラD1は、観察端末Dの前面に設けられる。カメラD2は、観察端末Dの後面に設けられる。カメラD1、D2は、CMOS又はCCD等によって構成された撮像素子を有し、外部を撮像し、撮像画像を制御部D3に出力する。カメラD1、D2は、広角レンズを有してもよい。前記広角レンズは観察端末Dに固定されたものであってもよいし、観察端末Dに着脱可能なものであってもよい。
【0041】
すなわち、受信部であるカメラD1は、処理槽31内で反射し、カバーパネル13を透過した可視光を受信する。
【0042】
制御部D3は、プロセッサ及びメモリを有し、観察端末D内の各部の動作を制御する。 制御部D3は、撮像画像または動画に基づいて、使用状態情報を検出する。使用状態情報は、例えば、内視鏡Eの配置状態、内視鏡Eとリプロセッサ本体21の接続状態、内視鏡Eの防水状態、メッシュフィルタの装着状態、管路の通液状態、ポンプ駆動状態、及び、薬液濃度状態である。なお、使用状態情報は、これらの全てでもよいし、一部でもよいし、他の使用状態を示す使用状態情報であってもよい。
【0043】
また、制御部D3は、検出結果に基づいて、使用状態情報が正常又は異常のいずれであるかを判定し、判定結果を出力する。
【0044】
通信部D4は、通信部26と通信を行い、判定結果を制御部27に出力する。
【0045】
表示部D5は、制御部D3の制御の下、表示パネルに各種情報を表示可能である。表示部D5は、判定結果を表示してもよい。表示部D5は、表示パネルにタッチパネルが重畳され、タッチ操作によって各種指示入力が可能である。
【0046】
外部接続コネクタD6は、外部装置と電気的に接続する。
【0047】
すなわち、内視鏡リプロセッサ1は、光を透過する透光性を有する部材から成り、リプロセッサ外表から処理槽31内までを透過可能に配置されるトップカバー11と、リプロセッサ外表に配置され、カバーパネル13を通して処理槽31内を観察可能な位置に、光を受信するカメラD1、D2を含む観察端末Dを保持する少なくとも一つの端末保持部111とを有する。観察端末Dは、光を受信するカメラD1を有し、光によって処理槽31内を観察する。
【0048】
(使用状態情報の検出及び判定)
続いて、使用状態情報の検出及び判定について、説明をする。
【0049】
ユーザーは、内視鏡Eを保持網33に保持させ、洗浄チューブTによって内視鏡Eとリプロセッサ本体21を接続し、トップカバー11を閉状態にする。
【0050】
観察端末Dでは、カメラD1が、処理槽31内を撮像し、撮像画像を制御部D3に出力する。
【0051】
制御部D3は、使用状態情報を検出する。
【0052】
例えば、制御部D3は、撮像画像に基づいて、内視鏡操作部E1、挿入部E2、ユニバーサルコードE3及びスコープコネクタE4の各々の位置により、内視鏡Eの配置状態の検出を行う。
【0053】
例えば、制御部D3は、撮像画像に基づいて、洗浄チューブTの種類、内視鏡側コネクタT1の内視鏡Eへの装着状態、リプロセッサ側コネクタT2の送気送水コネクタ32への装着状態、使用しない洗浄チューブTの除去、洗浄チューブTの折れ曲がり等、内視鏡Eとリプロセッサ本体21の接続状態の検出及び判定を行う。
【0054】
例えば、制御部D3は、撮像画像に基づいて、スコープコネクタE4に防水キャップが装着されているか否か等、内視鏡Eの防水状態の検出を行う。
【0055】
例えば、制御部D3は、撮像画像に基づいて、メッシュフィルタの装着、及び、メッシュフィルタの目詰まりがあるか否か等、循環口38及び排液口39におけるメッシュフィルタの装着状態を検出する。
【0056】
図6は、本発明の第1実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の管路の通液状態の検出例を説明するための説明図である。
【0057】
例えば、制御部27がリプロセッサ本体21を駆動し、送気送水コネクタ32に送液を行うと、噴出口T3から液体の一部が噴出する(
図6の1点鎖線)。カメラD1は、噴出口T3から噴出した液体を撮像し、撮像画像を制御部D3に出力する。制御部D3は、撮像画像に基づいて、噴出した液体がトップカバー11の裏面に当たっているか否かにより、管路の通液状態を検出する。
【0058】
例えば、制御部27は、リプロセッサ本体21を駆動し、循環口38から取り込んだ液体を給水循環ノズル37から吐出させる。カメラD1は、給水循環ノズル37を撮像し、撮像画像を制御部D3に出力する。制御部D3は、撮像画像に基づいて、給水循環ノズル37から液体が吐出しているか否かにより、ポンプの駆動状態を検出する。
【0059】
図7及び
図8は、本発明の第1実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の薬液濃度状態の検出例を説明するための説明図である。
【0060】
例えば、
図7に示すように、ユーザーは、トップカバー11を開け、薬液ノズル36のキャップ36aを取り外し、薬液ノズル36内の液体に試験紙Sを所定時間浸漬させる。所定時間浸漬させた後、ユーザーは、除液によって余分な液体を除去した試験紙SをカメラD1に撮像させる。カメラD1は、試験紙Sを撮像し、撮像画像を制御部D3に出力する。制御部D3は、撮像画像に基づいて、試験紙Sの変色度合いにより、薬液濃度状態を検出する。
【0061】
この際に、観察端末Dがユーザーに対して試験紙Sの浸漬時間、除液時間などの試験方法をサポートするようにしてもよい。サポート方法としては、例えば観察端末Dの表示部D5に浸漬時間または除液時間を表示する方法、表示部D5に浸漬時間または除液時間の開始から終了までのカウントタイマーを表示する方法、観察端末Dが浸漬時間または除液時間を音声で伝える方法、観察端末Dが浸漬時間または除液時間の開始から終了までのカウントを音声で行う方法などが挙げられる。
【0062】
なお、ユーザーは、国際公開2013/011724号に記載された技術によって試験紙Sに薬液を付着させてもよい。また、
図8に示すように、ユーザーは、ガスフィルタ14を取り外し、フィルタ排気口14aから試験紙Sを処理槽31の薬液内に浸漬させてもよい。また、ユーザーは、薬液タンクの開口から試験紙Sを挿入して薬液に浸漬させてもよい。また、図示していないが、ユーザーはドレーン口から容器に薬液を採取し、試験紙Sを容器に挿入することで濃度測定を行ってもよい。
【0063】
制御部D3は、検出結果と予めメモリに記憶された基準情報と比較し、検出結果が正常な範囲内であるか、正常な範囲を超えた異常であるかを判定し、通信部D4、26を介して判定結果を制御部27に出力する。
【0064】
制御部27は、異常を示す判定結果が入力されたとき、表示部23に警告表示を行い、ユーザーに異常を通知する。
【0065】
実施形態によれば、内視鏡リプロセッサ1は、より簡単に、適切な使用状態によって使用されているか否かを判定する観察端末Dを設けることができる。
【0066】
(第1実施形態の変形例1)
端末保持部211は、例えば、断面略U字形状が長さ方向に連続する形状を有してもよい。
【0067】
図9は、本発明の第1実施形態の変形例1に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部211の斜視図である。
図10は、本発明の第1実施形態の変形例1に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部211の配置を説明するための説明図である。本変形例では、他の実施形態及び変形例と同じ構成については、説明を省略する。以下の他の実施形態及び変形例についても、同様に、同じ構成については、説明を省略する。
【0068】
端末保持部211は、例えば樹脂、セラミクス又は金属等を材質として構成される。前記端末保持部のうち、少なくとも観察端末Dとトップカバー11とに挟まれた部位を可視光透過性およびトップカバー11と同じ屈折率を有する材料で形成した場合、ユーザーが観察端末Dの表示部をトップカバー11越しに観察し易くなるという利点がある。
【0069】
端末保持部211は、トップカバー11の外表面において、他端から一端へ向かう方向が、観察端末Dの挿入方向となるように設けられる。端末保持部211は、保持板212a、212b、挿入開口213、突当て板214を有する。
【0070】
図9に示すように、保持板212a、212bは、観察端末Dの厚みに応じた間隔を空け、略平行状に設けられる。保持板212a、212bの長さ及び幅は、観察端末Dを安定して保持できるように、観察端末Dのサイズに応じて決定される。保持板212aは、カバーパネル13の表面に取り付けられる。
【0071】
図10に示すように、挿入開口213は、保持板212a、212bの他端側に設けられる。挿入開口213には、カメラD1がカバーパネル13を介して処理槽31に対向するように、観察端末Dが挿入される。
【0072】
突当て板214は、保持板212a、212bの一端側において、保持板212a、212bの間に連設される。突当て板214は、挿入開口213から挿入された観察端末Dが突当てされる。突当て板214に突き当たると、観察端末Dは、処理槽31内を撮像できるように、位置決めされる。すなわち、端末保持部211は、他端側に挿入開口213を有し、一端側に挿入された観察端末Dを位置決めする突当て板214を有する。
【0073】
保持板212a、212b及び突当て板214は、受け台を構成する。
【0074】
保持板212a、212b及び突当て板214に囲まれた領域は、保持溝を構成する。
【0075】
これにより、内視鏡リプロセッサ1は、より簡単に、端末保持部211によって観察端末Dを保持することができる。
【0076】
(第1実施形態の変形例2)
第1実施形態の変形例1では、保持板212bがカバーパネル13に固定されるが、保持板212bとカバーパネル13の間に着脱部321を設けてもよい。
【0077】
図11は、本発明の第1実施形態の変形例2に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部311の上方斜視図である。
図12は、本発明の第1実施形態の変形例2に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部311の下方斜視図である。
【0078】
着脱部321は、カバーパネル13に着脱自在に取り付けられる。着脱部321は、板本体322、ダイアル323、吸盤324を有する。
【0079】
板本体322は、例えば樹脂又は金属等を材質として構成される。板本体322は、保持板212aのカバーパネル13側に連設される。板本体322は、長さ方向の両端部の各々に、保持板212aの両端部よりも長さ方向へ突出した突出部322aを有する。
【0080】
ダイアル323は、例えば樹脂又は金属等を材質として構成され、突出部322aの表面に設けられる。ダイアル323は、板本体322を貫通するように設けられたネジ部材によって吸盤324の中央部と連結される。ダイアル323は、外周部を把持したユーザーの手指によって、正逆方向へ回転し、ネジ部材を進退させる。
【0081】
吸盤324は、例えば弾力性を有する樹脂等を材質として構成され、突出部322aの裏面に設けられる。吸盤324は、裏面に凹湾曲形状の吸着面を有し、負圧によってカバーパネル13に着脱自在に取り付けられる。
【0082】
ユーザーが正方向へダイアル323を回転すると、ネジ部材が吸盤324の中央部を表面方向へ引き、吸盤324は、カバーパネル13との吸着力を強める。ユーザーが正方向とは反対の逆方向へダイアル323を回転すると、ネジ部材が吸盤324の中央部を裏面方向へ押し戻し、吸盤324は、カバーパネル13との吸着力を弱める。
【0083】
なお、端末保持部311は、トップカバー11に限定されず、内視鏡リプロセッサ1の他の部位に着脱自在に取り付けられてもよい。
【0084】
すなわち、端末保持部311は、観察端末Dを保持する受け台と、受け台を着脱可能に配置する着脱部321と、を含む。
【0085】
これにより、内視鏡リプロセッサ1は、より簡単に、端末保持部311を内視鏡リプロセッサ1の外表面に着脱自在に取り付けることができる。
【0086】
(第1実施形態の変形例3)
観察端末の表示部が前記トップカバーと対面する様に前記観察端末を前記端末保持部で保持した場合、端末保持部は表示部と重ならない位置で観察端末を保持することが好ましい。
【0087】
この様な構成にすることで、ユーザーが観察端末の表示部をトップカバー越しに観察し易くなる。
【0088】
第1実施形態の変形例1及び2では、端末保持部211、311が断面略U字形状が長さ方向に連続した形状を有するが、端末保持部411は、断面略L字形状が長さ方向に連続した形状を有してもよい。言い換えると、カバーパネル13またはリプロセッサ本体21が
図9における保持板212aの役割を担ってもよい。
図13は、本発明の第1実施形態の変形例3に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部411の側面図である。
【0089】
端末保持部411は、例えば樹脂、セラミクス又は金属等を材質として構成される。端末保持部411は、保持板412、挿入開口413、突当て板414を有する。
【0090】
保持板412は、観察端末Dの厚みに応じた間隔を空け、カバーパネル13と略平行状に設けられる。保持板412の長さ及び幅は、観察端末Dを安定して保持できるように、観察端末Dのサイズに応じて決定される。
【0091】
挿入開口413は、保持板412の他端側に設けられる。挿入開口413には、カメラD1がカバーパネル13を介して処理槽31に対向するように、観察端末Dが挿入される。
【0092】
突当て板414は、保持板412の一端側とカバーパネル13の間に連設される。突当て板414は、挿入開口413から挿入された観察端末Dが突当てされる。突当て板414に突き当たると、観察端末Dは、処理槽31内を撮像できるように、位置決めされる。
【0093】
保持板412及び突当て板414は、受け台を構成する。
【0094】
保持板412及び突当て板414に囲まれた領域は、保持溝を構成する。
【0095】
突当て板41とカバーパネル13との間などに吸盤などの着脱部が設けられていてもよい。
【0096】
端末保持部411は、断面略矩形形状が長さ方向に連続した形状であり、端末保持部411とカバーパネル13とで断面V字形状を形成していてもよい。言い換えると、保持板412が突当て板414を兼ねていてもよい。
【0097】
(第1実施形態の変形例4)
第1実施形態の変形例3では、端末保持部411が端末コネクタ531を有しないが、端末保持部511は、観察端末Dを接続する端末コネクタ531を有してもよい。
【0098】
図14は、本発明の第1実施形態の変形例4に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部511の斜視図である。
【0099】
端末保持部511は、端末コネクタ531とバッテリー532を有する。
【0100】
端末コネクタ531は、突当て板414の保持溝側に設けられる。端末コネクタ531は、保持した観察端末Dの外部接続コネクタD6と接続できるように構成される。
【0101】
バッテリー532は、端末コネクタ531と接続され、端末コネクタ531に接続された観察端末Dに電力を出力する。
【0102】
なお、端末コネクタ531は、外部電源と接続され、外部電源によって供給された電力を観察端末Dに出力してもよい。
【0103】
すなわち、端末保持部511は、観察端末Dを挿入する挿入開口413と、挿入された観察端末Dの位置決めをする突当て板414と、突当て板414に設けられた端末コネクタ531と、を含む。
【0104】
これにより、内視鏡リプロセッサ1は、端末保持部511によって観察端末Dに電力を供給することができる。
【0105】
また、端末コネクタ531は観察端末Dを外部メモリや、他のスマートデバイスと接続するためのコネクタであってもよい。
【0106】
(第1実施形態の変形例5)
第1実施形態の変形例1〜4では、端末保持部211〜511がカバーパネル13と略平行状に観察端末Dを保持するが、端末保持部611は、観察端末Dの使用目的に応じてカバーパネル13と交差する角度に観察端末Dを保持するように構成してもよい。
【0107】
図15は、本発明の第1実施形態の変形例5に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部611の配置を説明するための説明図である。
【0108】
図15に示すように、端末保持部611は、例えば樹脂又は金属等を材質として構成される。端末保持部611は、トップカバー11の表面において、一端から他端へ向かう方向が、観察端末Dの挿入方向となるように設けられる。端末保持部611は、保持板612a、612b、挿入開口613、突当て板614を有する。
【0109】
保持板612aは、一方の面が、カバーパネル13の表面に設けられる。保持板612aは、他方の面が、一端側から他端側へ向かうに従ってトップカバー11に近づくように傾斜する。保持板612bは、保持板612aから観察端末Dの厚みに応じた間隔を空け、略平行状に配置される。
【0110】
挿入開口613は、保持板612a、612bの一端側に設けられる。挿入開口613には、受信部であるカメラD1がカバーパネル13を介して処理槽31に対向するように、観察端末Dが挿入される。
【0111】
突当て板614は、保持板612a、612bの他端側において、保持板612a、612bの間に連設される。突当て板614は、挿入開口613から挿入された観察端末Dが突当てされる。
【0112】
保持板612a、612b及び突当て板614は、受け台を構成する。
【0113】
保持板612a、612b及び突当て板614に囲まれた領域は、保持溝を構成する。
【0114】
なお、保持板612aの他方の面の傾斜角度は、ユーザーによって調整できるように構成してもよい。
【0115】
これにより、内視鏡リプロセッサ1では、端末保持部611が処理槽31に対して傾斜した状態で観察端末Dを保持し、観察端末Dによって処理槽31のより広い範囲を撮像することができる。
【0116】
(第1実施形態の変形例6)
観察端末Dは、処理槽31の一端側の部位を覆わないように、配置してもよい。
【0117】
端末保持部111は、トップカバー11の中心から外れた部位に設けられる。
図2では、中央部よりも他端側の部位に設けられ、他端側から一端側へ向けて挿入された観察端末Dを保持する。
【0118】
これにより、内視鏡リプロセッサ1は、処理槽31の中央部よりも一端側の部位(
図2の2点鎖線)がユーザーによって視認可能である。ユーザーは、例えば、噴出口T3の液体の噴出、及び、給水循環ノズル37の液体の吐出が適切に行われているかを視認可能である。
【0119】
(第2実施形態)
第1実施形態及びその変形例1〜6では、端末保持部111〜611は、カバーパネル13に対して観察端末Dを回転させることができないが、端末保持部711は、カバーパネル13に対して観察端末Dを回動させることができるように構成してもよい。
【0120】
図16は、本発明の第2実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部711の第1位置を説明するための上面図である。
図17は、本発明の第2実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部711の第1位置を説明するための説明図である。
図18は、本発明の第2実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部711の第2位置を説明するための斜視図である。
図19は、本発明の第2実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の端末保持部711の第2位置を説明するための説明図である。
【0121】
図16及び
図17に示すように、端末保持部711は、例えば樹脂又は金属等を材質として構成される。端末保持部711は、トップカバー11の表面において、一端から他端へ向かう方向が、観察端末Dの挿入方向となるように設けられる。端末保持部711は、保持板712a、712b、挿入開口713、突当て板714、及び、回動部741を有する。
【0122】
保持板712a、712bは、観察端末Dの厚みに応じた間隔を空け、略平行状に設けられる。
【0123】
挿入開口713は、保持板712a、712bの回動部741とは反対側に設けられる。挿入開口713には、観察端末Dが挿入される。
【0124】
突当て板714は、保持板712a、712bの回動部741側において、保持板712a、712bの間に連設される。
【0125】
観察端末Dは、カメラD2が保持板712a側を向き、カメラD1が保持板712b側を向くように、挿入開口713から挿入され、観察端末Dに突当てされる。
【0126】
保持板712a、712b及び突当て板714は、受け台を構成する。
【0127】
保持板712a、712b及び突当て板714に囲まれた領域は、保持溝を構成する。
【0128】
回動部741は、トップカバー11の表面に設けられ、観察端末Dの挿入方向と直交する方向に設けられた回動軸を有し、回動軸を中心に回動可能に突当て板714を支持する。
【0129】
端末保持部711は、回動部741の回動によって第1位置又は第2位置のいずれかの位置に配置される。
【0130】
第1位置は、挿入開口713がトップカバー11の一端側を向いた位置である。第1位置では、カメラD2が処理槽31に対向するように配置される。トップカバー11が閉状態になると、端末保持部711は、第1位置に配置される。
【0131】
図18及び
図19に示すように、第2位置は、挿入開口713がトップカバー11の他端側を向いた位置である。第2位置では、カメラD1がトップカバー11の他端側から突出するように配置される。トップカバー11が開状態になると、端末保持部711は、第2位置にされる。
【0132】
すなわち、端末保持部711は、観察端末Dを保持する受け台と、受け台を回動可能に支持する回動部741と、を含み、回動部741は、トップカバー11が閉状態のときには、第1位置、トップカバー11が開状態のときには、第1位置とは異なる第2位置となるよう受け台を回動させる。
【0133】
これにより、内視鏡リプロセッサ1では、トップカバー11を閉状態にし、端末保持部711を第1位置にして処理槽31内を撮像することができる。
【0134】
また、内視鏡リプロセッサ1では、トップカバー11を開状態にし、端末保持部711を第2位置にし、表示部D5にマニュアル、指示、通知、又は、警告等の各種情報を表示する。ユーザーは、表示部D5に表示された各種情報を参照し、処理槽31内における内視鏡Eの配置又は接続等、再生処理のための作業をすることができる。
【0135】
実施形態によれば、内視鏡リプロセッサ1は、回動部741によって回動可能な端末保持部711を有し、より簡単に、適切な使用状態によって使用されているか否かを判定する観察端末Dを設けることができる。
【0136】
(第3実施形態)
第1実施形態、第1実施形態の変形例、及び、第2実施形態では、内視鏡リプロセッサ1は、光の反射構造を有しないが、光の反射構造を有してもよい。
【0137】
図20は、本発明の第3実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ1の斜視図である。
【0138】
リプロセッサ本体21は、端末保持部811、透過部である観察パネル813、光の反射構造であるミラー851、及び、観察端末Fを有する。
【0139】
端末保持部811は、例えば樹脂又は金属を材質として構成される。端末保持部811は、リプロセッサ本体21の外周側部において、前記透過部と隣り合うように配置される。端末保持部811は、観察端末Fを保持する保持台を有する。
【0140】
観察パネル813は、例えば樹脂等を材質とし、透光性を有する。観察パネル813は、処理槽31内を観察できるように、リプロセッサ本体21の外周側部に設けられる。
【0141】
ミラー851は、例えばガラス又は金属等を材質として構成される。ミラー851は、処理槽31の壁部において、観察パネル813と対向する部位に設けられる。
【0142】
観察端末Fは、端末保持部811に保持される。観察端末Fは、カメラF1、制御部F3、及び、通信部F4を有する。
【0143】
カメラF1は、観察パネル813を介してミラー851に対向するように配置される。カメラF1は、ミラー851に映し出された処理槽31内を撮像可能である。制御部F3及び通信部F4の構成は、制御部D3及び通信部D4と同じであるため、説明を省略する。
【0144】
実施形態によれば、内視鏡リプロセッサ1は、観察端末Fがミラー851によって処理槽31内の収容物の背後についても観察することができ、より簡単に、適切な使用状態によって使用されているか否かを判定する観察端末Fを設けることができる。
【0145】
なお、実施形態及び変形例では、観察波が光である例を説明しているが、観察波は、可視光線、不可視光線等を含む電磁波であってもよい。また、観察波は、電磁波だけではなく音波であってもよい。
【0146】
観察端末D、Fは、観察波のうち特定の波長のみを受信するフィルタを有していてもよい。
【0147】
なお、実施形態及び変形例では、観察端末D、Fは、タブレット型の携帯情報端末又はカメラ端末であるが、これに限定されない。観察端末Dは、スマートフォン等の携帯情報端末、又は、Webカメラ等のカメラ端末であってもよい。
【0148】
なお、実施形態及び変形例では、観察端末D、Fと、端末保持部111〜811とが1組設けられるが、これに限定されない。観察端末D、F及び端末保持部111〜811は、複数組設けられてもよい。
【0149】
なお、実施形態及び変形例では、端末保持部111〜811は、タブレット型の携帯情報端末又はカメラ端末を保持できるように構成されるが、端末保持部111〜811の形状は、実施形態及び変形例の例に限定されない。
【0150】
(第4実施形態)
第1〜3実施形態とは異なり、第4実施形態は、端末保持部を有する保持台と内視鏡リプロセッサとが別体となっている。
【0151】
保持台としては、カバーパネル13を閉じた状態または開いた状態で観察端末Dが処理槽31を観察可能となる様に観察端末Dを保持できるものであればよい。保持台の形状として例えば譜面台形状が挙げられる。保持台の形状の他の例として観察端末Dを吊り下げる吊り下げ部位と、前記吊り下げ部位を支持する支持部とからなる形状が挙げられる。
【0152】
内視鏡リプロセッサ1、観察端末D、または保持台は、観察端末Dの視野範囲に、処理槽31が入っているか否かを検知する検知部および前記検知部の検知結果を報知する報知部の少なくとも一方を有していてもよい。
【0153】
内視鏡リプロセッサ1、観察端末D、または保持台は、観察端末Dの視野範囲に処理槽31が入るように、保持台の位置、保持部の高さ、または端末保持部の角度、を算出する算出部および算出部の算出結果を報知する報知部の少なくとも一方を有していてもよい。
【0154】
なお、実施形態及び変形例では、観察端末D、Fが検出結果の判定処理を行うが、判定処理を行う装置は、これに限定されない。判定処理を行う装置は、観察端末D、Fの他、PC端末、サーバ等の情報端末、スマートフォン等の携帯情報端末、ウォッチ型、ペンダント型、ブローチ型、グラス型、ヘッドバンド・ハット型等のウェアラブルデバイス、又は、リプロセッサ本体21のいずれかであってもよい。
【0155】
なお、実施形態及び変形例では、通知処理は、リプロセッサ本体21によって行われるが、これに限定されない。通知処理は、リプロセッサ本体21の他、PC端末、サーバ等の情報端末、スマートフォン、タブレット等の携帯情報端末、ウォッチ型、ペンダント型、ブローチ型、グラス型、もしくはヘッドバンド・ハット型等のウェアラブルデバイス、プロジェクタ、又は、虚像モニタのいずれかによって行われてもよい。
【0156】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【0157】
本出願は、2018年4月17日に日本国に出願された特願2018−079080号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。