(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6929554
(24)【登録日】2021年8月13日
(45)【発行日】2021年9月1日
(54)【発明の名称】ボックス構造
(51)【国際特許分類】
G03B 17/56 20210101AFI20210823BHJP
G03B 15/06 20210101ALI20210823BHJP
G03B 15/02 20210101ALI20210823BHJP
【FI】
G03B17/56 Z
G03B15/06
G03B15/02 Z
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-167790(P2018-167790)
(22)【出願日】2018年9月7日
(65)【公開番号】特開2020-42087(P2020-42087A)
(43)【公開日】2020年3月19日
【審査請求日】2020年5月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】518320764
【氏名又は名称】リベラ有限会社
(74)【代理人】
【識別番号】100181250
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 信介
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 光雄
【審査官】
登丸 久寿
(56)【参考文献】
【文献】
特開2004−145023(JP,A)
【文献】
特開昭63−228136(JP,A)
【文献】
特開昭63−226629(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3074934(JP,U)
【文献】
特開2011−242734(JP,A)
【文献】
中国実用新案第202615090(CN,U)
【文献】
特開平07−327770(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第105173306(CN,A)
【文献】
登録実用新案第3166241(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 17/56
G03B 15/02
G03B 15/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1枚のシート材を折り曲げて構成される、前面及び上面がないボックス構造であって、
前記1枚のシート材の一部で形成される底部と、
前記1枚のシート材を、前記底部の一辺で、前記底部に対し鉛直方向の角度が外側に90度より大きな角度となるように折り曲げて形成される中間成形面と、
前記中間成形面の正面視左側の一部を前記底部の左側端縁の延長線に沿って、前記底部に対し鉛直方向の角度が外側に90度より大きな角度となるように折り曲げて形成される左側面部と、
前記中間成形面の正面視右側の一部を前記底部の右側端縁の延長線に沿って、前記底部に対し鉛直方向の角度が外側に90度より大きな角度となるように折り曲げて形成される右側面部と、
前記中間成形面に前記左側面部と前記右側面部を形成した残りの面として形成される背面部と、
前記左側面部の前記底部側の底端部と前記右側面部の前記底部側の底端部とを連結する連結部と、
を備えたことを特徴とするボックス構造。
【請求項2】
請求項1に記載のボックス構造において、
前記連結部は、
前記左側面部の前記底部側に形成された面を、前記底部と前記背面部の折り曲げ辺の延長線に沿って折り曲げ、かつ、先端部がかぎ状に形成された左結合部と、
前記右側面部の前記底部側に形成された面を、前記底部と前記背面部の折り曲げ辺の延長線に沿って折り曲げ、かつ、先端部が前記左結合部のかぎ状部分に係合するように形成された右結合部と、
を備えていることを特徴とするボックス構造。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のボックス構造において、
前記1枚のシート材は、段ボール板であることを特徴とするボックス構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内面側に影ができにくい組立式のボックス構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、使用時には被写体を均一に照明するための光拡散用の箱体状に簡単に形成でき、不使用時にはパネル状に簡単に折りたたむことができる取り扱いが容易で保管時に嵩張らない構造の写真撮影用均一照明ユニットがある。
【0003】
この写真撮影用均一照明ユニットは、被写体への照明光を拡散させるための一対の光拡散板、各光拡散板を保持するための保持フレーム、各保持フレームの上面側フレームに回動自在に軸支された上面側リンク、各保持フレームの背面側フレームに回動自在に軸支された背面側リンクなどで構成される。不使用時には、上面側リンク及び背面側リンクの中央部がそれぞれ内側に向けて折り曲げられ、各光拡散板の保持フレームが略重なった状態に近接されてコンパクトな形状に折りたたむことができる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−174885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記従来の写真撮影用均一照明ユニットでは、一対の光拡散板保持フレーム、上面側リンク及び背面側リンクなど複数の部材で構成され、しかも上面側リンクと背面側リンクは回転可能となるように保持フレームに軸支されているなど、構造が複雑である。また、対向した位置に配置されている一対の光拡散板で形成される光拡散用箱体の中央に被写体を置き、光拡散板に照明光を反射させて被写体に均一に照射し、光拡散用箱体の前方から被写体を撮影するようになっているが、照明光の照射角度が適切でない場合には、被写体の影ができるという問題もある。
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、構造が簡単で、かつ、照明により内側面に被写体などの影が発生しにくいボックス構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0008】
[適用例1]
本発明に係るボックス構造(1)は、
1枚のシート材(5)を折り曲げて構成される、前面及び上面がないボックス構造(1)であって、
前記1枚のシート材(5)の一部で形成される底部(10)と、
前記1枚のシート材(5)を前記底部(10)の一辺で、前記底部(10)に対し鉛直方向の角度が外側に90度より大きな角度となるように折り曲げて形成される中間成形面(20,30,40)と、
前記中間成形面(20,30,40)の正面視左側の一部を前記底部(10)の左側端縁の延長線に沿って、前記底部(10)に対し鉛直方向の角度が外側に90度より大きな角度となるように折り曲げて形成される左側面部(30)と、
前記中間成形面(20,30,40)の正面視右側の一部を前記底部(10)の右側端縁の延長線に沿って、前記底部(10)に対し鉛直方向の角度が外側に90度より大きな角度となるように折り曲げて形成される右側面部(40)と、
前記中間成形面(20,30,40)に前記
左側面部(30)と前記
右側面部(40)を形成した残りの面として形成される背面部(20)と、
前記左側面部(30)の前記底部(10)側の底端部と前記右側面部(40)の前記底部(10)側の底端部とを連結する連結部(50)と、
を備えたことを要旨とする。
【0009】
このようなボックス構造(1)は、背面部(20)、左側面部(30)及び右側面部(40)がそれぞれ底部(10)に対して鉛直方向の角度が90度より大きな角度となっている。
【0010】
したがって、底部(10)上に被写体(3)などを載置し光を照射した場合、照射される光が底部(10)、背面部(20)、左側面部(30)及び右側面部(40)のいずれの面からも被写体(3)に対して下方から反射されるため、被写体(3)の影が発生しにくくなる。
【0011】
また、1枚のシート材(5)を折り曲げて、底部(10)、背面部(20)、左側面部(30)及び右側面部(40)を形成し、左右側面部(30,40)の底端部を連結部(50)で連結することにより、非常に簡易にボックス形状を組み立てることができるとともに、連結部(50)の連結を解除することにより、1枚のシート材(5)を折り畳んだ状態で収納することができる。なお、正面視とは、開口している前面側から
【0012】
[適用例2]
適用例2に記載のボックス構造(1)は、
適用例1に記載のボックス構造(1)において、
前記連結部(50)は、
前記左側面部(30)の
前記底部(10)側に形成された面を、前記底部(10)と前記背面部(20)の折り曲げ辺の延長線に沿って折り曲げ、かつ、先端部がかぎ状に形成された左結合部(51)と、
前記右側面部(40)の
前記底部(10)側に形成された面を、前記底部(10)と前記背面部(20)の折り曲げ辺の延長線に沿って折り曲げ、かつ、先端部が前記左結合部(51)のかぎ状部分に係合するように形成された右結合部(52)と、
を備えていることを要旨とする。
【0013】
このようなボックス構造(1)では、連結部(50)も1枚のシート材(5)を折り曲げ、先端部のかぎ状部分を係合させれば、ボックス形状を組み立てることができる。また、すべての部材が1枚のシート材(5)で形成されているため、1枚のシート材(5)を折り畳んだ状態で収納することができる。
【0014】
[適用例3]
適用例3に記載のボックス構造(1)は、
適用例1又は適用例2に記載のボックス構造(1)において、
前記1枚のシート材(5)は、段ボール板であることを要旨とする。
【0015】
このようなボックス構造(1)は、シート材(5)が段ボール板であるため、所定の強度を保ちつつ軽量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】ボックス構造を平面上に展開したときの平面図である。
【
図2】撮影ボックス1の概略の構成を示す外観図である。
【
図3】第2実施形態におけるボックス構造を平面上に展開したときの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0018】
[第1実施形態]
(ボックス構造の構成)
図1及び
図2に基づき、ボックス構造1の構成について説明する。
図1は、ボックス構造1を形成するための段ボール板5を裁断したときの平面図であり、
図2は、撮影ボックス1の概略の構成を示す外観図である。
【0019】
ボックス構造1は、
図1に示す1枚の段ボール板5を折り曲げて構成されるボックス構造1であって、底部10、背面部20、左側面部30、右側面部40及び連結部50を備えている。また、
図2に示すように前面及び上面は備えておらず、開放面になっている。
【0020】
底部10は、被写体3などを載置する部分であり、
図1に示すように1枚の段ボール材5の下部に形成される等脚台形状の板状部分である。等脚台形状の底部10の下底10aと左脚10b及び右脚10cのなす角R1,R2がそれぞれ鋭角になっている。
【0021】
背面部20は、1枚の段ボール材5を底部10の一辺で、底部10に対し鉛直方向の角度が90度より大きな角度(95度〜120度程度が望ましい)となるように外側に折り曲げて形成される板状部分である。具体的には、
図1に示すように、底部10の上底10dを上底20aとし(換言すれば、上底10dと上底20aとを共通の折り曲げ線とし)、左脚20b、右脚20c、下底20dとする等脚台形形状となっており、下底20dと左脚20b及び右脚20cのなす角R3,R4がそれぞれ鋭角になっている。
【0022】
左側面部30は、1枚の段ボール5を背面部20の正面視左辺で、底部10に対し鉛直方向の角度が90度より大きな角度(95度〜120度程度が望ましい)となるように外側に折り曲げて形成される部分である。
図1に示すように、左側面部30は、背面部20の左脚20bと共通の折り曲げ線となる辺30c、辺30cに対向する辺で端面となる端辺30b、背面部20の下底20dを延長した端辺30d及び左結合部51と共通の折り曲げ線となる辺30aとから構成される略長方形状の板状部分である。なお、端辺30bと端辺30dとが成す角部はR形状に形成されている。
【0023】
右側面部40は、1枚の段ボール5を背面部20の正面視右辺で、底部10に対し鉛直方向の角度が90度(95度〜120度程度が望ましい)より大きな角度となるように外側に折り曲げて形成される部分である。
図1に示すように、右側面部40は、背面部20の右脚20cと共通の折り曲げ線となる辺40b、辺40bに対向する辺で端面となる端辺40c、背面部20の下底20dを延長した端辺40d及び右結合部52と共通の折り曲げ線となる辺40aとから構成される略長方形状の板状部分である。なお、端辺30cと端辺40dとが成す角部はR形状に形成されている。
【0024】
連結部50は、左側面部30の底端部と右側面部40の底端部とを連結する部分であり、左側面部30と一体化された左結合部51と右側面部と一体化された右結合部52とから成る。
【0025】
左結合部51は、全体として略台形状の板状部分であり、1枚の段ボール板5を左側面部30の辺30aと共通の折り曲げ線となる下底51d、左脚51b、右脚51c及び上底51aで構成されている。また、左脚51bと上底51aとで成す角部にかぎ状の突起部51eが形成されている。さらに、左結合部51の右脚51cと底部10の左脚10bとは切り離されている。
【0026】
右結合部51は、全体として略台形状の板状部分であり、1枚の段ボール板5を右側面部40の辺40aと共通の折り曲げ線となる下底52d、左脚52b、右脚52c及び上底52aで構成されている。また、左脚52bと上底52aとで成す角部にかぎ状の突起部52eが形成されている。さらに、右結合部52の左脚52bと底部10の右脚10cとは切り離されている。
【0027】
ここで、左結合部51の右脚51cと底部10の左脚10bとは切り離されているものの、ほぼ接触している状態であるが、右結合部52の左脚52bと底部10の右脚10cとは、離隔している。このようにすることで、背面部20、左側面部30及び右側面部40が底面10に対して垂直方向に90度より大きい角度(95度〜120度程度)で傾斜することができるようになっている。
【0028】
なお、底部10、背面部20、左側面部30、右側面部40、左結合部51及び右結合部52の各辺や脚の寸法は、被写体などボックス構造1の底部10上に載置される物の大きさなどによって決定すればよい。
【0029】
(ボックス構造の組立手順)
次に、
図1及び
図2に基づき、ボックス構造1の組立手順について説明する。ボックス構造1は、下記(1)〜(6)に従って組み立てる。
【0030】
(1)
図1に示すように、先ず、底部10と背面部20との間の共通の折り曲げ線である上底10dと上底20a(
図1中破線で示す)が谷折りとなるように、底部10を折り曲げる。
(2)左側面部30と左結合部51との間の共通の折り曲げ線である辺30aと下底51d(
図1中破線で示す)が谷折りとなるように、左結合部51を折り曲げる。
(3)右側面部40と右結合部52との間の共通の折り曲げ線である辺34aと下底52d(
図1中破線で示す)が谷折りとなるように、右結合部52を折り曲げる。
【0031】
(4)左結合部51を折り曲げた状態で、左側面部30と背面部20との間の共通の折り曲げ線である辺30cと左脚20b(
図1中破線で示す)が谷折りとなるように左側面部30を折り曲げる。このとき、左結合部51が底部10の下側となるようにする。
【0032】
(5)右結合部52を折り曲げた状態で、右側面部40と背面部20との間の共通の折り曲げ線である辺40bと右脚20c(
図1中破線で示す)が谷折りとなるように右側面部40を折り曲げる。このとき、右結合部52が底部10の下側となるようにする。
【0033】
(6)左結合部51の突起部51eと右結合部52の突起部52eを係合させ、撮影用ボックス1を形成する。
このようにして組み立てたボックス構造1の外観図を
図2に示す。
【0034】
(ボックス構造の特徴)
以上に説明したボックス構造1は、背面部20、左側面部30及び右側面部40がそれぞれ底部10に対して鉛直方向の角度が90度より大きな角度となっている。したがって、底部10上に被写体3を載置して光を照射した場合、照射される光が底部10、背面部20、左側面部30及び右側面部40のいずれの面からも被写体3に対して下方から反射されるため、被写体3の影が発生しにくくなる。
【0035】
また、1枚の段ボール板5を折り曲げて底部10、背面部20、左側面部30、右側面部40、左結合部51及び右結合部52を形成し、左右側面部30,40の底端部を左右連結部51,52で連結することにより、非常に簡易にボックス形状を組み立てることができる。
【0036】
また、左右結合部51,52の連結を解除することにより、1枚の段ボール材5を折り畳んだ状態で収納することができる。
さらに、シート材5として段ボールを使用しているため、所定の強度を保ちつつ軽量化が可能となる。
【0037】
[第2実施形態]
次に
図3に基づき、第2実施形態の撮像用ボックス2について説明する。
図3は、第2実施形態におけるボックス構造2を平面上に展開したときの平面図である。
【0038】
第2実施形態におけるボックス構造2は、第1実施形態におけるボックス構造1の結合部50を段ボール5の左結合部51及び右結合部52で形成する代わりに、ゴムなど弾性体で形成している以外は第1実施形態におけるボックス構造1と同じ構成であるため、同じ構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0039】
第2実施形態におけるボックス構造2の結合部50は、左結合部51として、左側面部30の下端先端部の近傍に設けた孔51fとその孔51fに挿通したゴム51g、ゴム51gの先端に取り付けた金属製又は樹脂製のフック51h及び右結合部52として、右側面部40の下端先端部の近傍に設けた孔51iを備えている。
【0040】
そして、第1実施形態におけるボックス構造1の組み立て手順の(6)において、左結合部51の突起部51eと右結合部52の突起部52eを係合させる代わりに、フック51hを孔51iに引っ掛けて、ゴム51gの弾性力によってボックス構造2を形成する。
【0041】
このようなボックス構造2においても第1実施形態におけるボックス構造1と同様に、被写体3の影できにくく、軽量で折り畳んで収納ができるボックス構造とすることができる。
【0042】
[その他の実施形態]
(1)上記実施形態では、ボックス構造1,2を、底部10に被写体3を載置して撮影するために用いたが、床の上に設置して、人がボックス内に入って休息するために使用した場合には、ボックス内に影ができにくいため、ボックス内の人が落ち着けるとともにプライバシーを保つことも可能となる。
【0043】
(2)また、ボックス構造1,2を、机の上に設置して、人がボックス内で学習や事務作業を行うようにしてもよい。この場合も、ボックス内に影ができにくいため、ボックス内の人が落ち着いて学習や事務作業ができるとともに防音効果も得ることができる。
【0044】
(3)上記実施形態では、シート材5として段ボールを用いていたが、段ボール以外の材料でも折り曲げ可能な材料、例えば、樹脂材を用い、折り込みを容易にするための切り込みや凹部を形成したものであってもよい。
【0045】
(4)上記実施形態では、段ボール板5を、
図1及び
図3に示す展開図の形状となるように裁断していたが、底部10に対して背面部20、左側面部30及び右側面部40の垂直方向の角度が90度より大きくなるのであれば、他の形状に裁断してもよい。
【0046】
(5)上記実施形態において、ボックス構造1,2の組み立ての際、谷折りにした部分を山折りにしてもよい。
【符号の説明】
【0047】
1,2… ボックス構造 5… シート材(段ボール板) 10… 底部 20… 背面部 30… 左側面部 40… 右側面部 50… 連結部 51… 左結合部 52… 右結合部。