(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載の方法において、前記第1のユーザ装置によって、前記第1のユーザ装置と関連付けられているインターネットプロトコル(IP)アドレスを示す第3の情報を前記サーバに送信するステップをさらに含む、方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
様々な実施形態によれば、アプリケーション要求を用いて装置をペアリングしてタスクを完了するための機構(方法、システム、及び媒体を含み得る)を開示する。
【0011】
一部の実施形態では、本明細書にて説明される機構は、第1のユーザ装置上で実行されているアプリケーションによって要求されたタスク又はアクションを、ユーザが、第2のユーザ装置を用いて完了することを、可能とし得る。例えば、一部の実施形態では、タスク又はアクションは次のことを含み得る:第2のユーザ装置と関連付けられているカメラを用いて画像又は動画を撮ること;第2のユーザ装置と関連付けられているタッチスクリーンを介して入力を受信すること;第2のユーザ装置と関連付けられているマイクロフォンから音声データを受信すること;及び/又は他の任意の適切なタスク又はアクションを行うこと。一部の実施形態では、機構は、第1のユーザ装置に、第2のユーザ装置によってなされるべきタスク又はアクションを指示するアプリケーションタスク要求を、データベースサーバへと、送らせることができる。機構は、第2のユーザ装置に次のことを行わせることができる:データベースサーバに対してクエリを発して、係属中のアプリケーションタスク要求を識別して、また、係属中アプリケーションタスク要求の識別に応答してタスク又はアクションを完了して、また、タスク又はアクションを行う最中に収集された任意のデータをデータベースサーバへとアップロードすること。機構は、第1のユーザ装置に対して次のことを行わせることができる:周期的に(例えば、10ミリ秒毎、100ミリ秒毎、及び/又は他の任意の適切な頻度で)データベースサーバにクエリを発して、第2のユーザ装置によってタスクが完了されたかを決定し、また、タスクが完了されていた場合には第2のユーザ装置によって収集されたデータを検索すること。
【0012】
一部の実施形態では、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置の相当が、タスク又はアクションを要求するアプリケーションを実行していることができることに留意されたい。一部のこのような実施形態では、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置のユーザと関連付けられているユーザアカウントを用いて、第1のユーザ装置か第2のユーザ装置のどちらでも、アプリケーションを認証できる。一部の実施形態では、ユーザアカウントと関連付けられているユーザ名又は他の任意の適切なユーザ識別情報をデータベースサーバにて用いて、第1のユーザ装置から受信されたアプリケーションタスク要求を格納して、第2のユーザ装置についての係属中アプリケーションタスク要求を識別して、アプリケーションタスク要求との関連で第2のユーザ装置によって収集されたデータを格納することができる。
【0013】
図1に転じるに、開示の主題の幾つかの実施形態による、装置をペアリングしてタスクを完了するためのハードウェアについての例が、示されている。例示のように、ハードウェア100は、データベースサーバ102、通信ネットワーク104、ユーザ装置106−110、及びネットワークルータ112,114を含むことができる。
【0014】
データベースサーバ102は、アプリケーションと関連付けられている情報及び/又はデータを格納するのに適している任意のサーバであることができる(例えば、モバイル機器上で実行されているアプリケーション、ラップトップコンピュータ若しくはデスクトップコンピュータ上で実行されているアプリケーション、並びに/又は、他の任意の適切なアプリケーション)。例えば、一部の実施形態では、データベースサーバ102は、ユーザ装置106からタスク要求を受信し、また、ユーザ装置108及び/又は110から係属中タスク要求についてのクエリを受信するようなサーバたり得る。別の例を挙げれば、一部の実施形態では、データベースサーバ102は、完了タスクと関連付けられている次のようなデータを受信及び格納することができる:例えば、
図4との関連で説明されるような写真、署名、及び/又は他の任意の適切なデータ。
【0015】
通信ネットワーク104は、一部の実施形態では、他の任意の適切な1つ以上の有線及び/又は無線ネットワークの組み合わせたり得る。例えば、通信ネットワーク104は次の任意のものを1つ以上含むことができる:インターネット、モバイルデータネットワーク、人工衛星ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、広域エリアネットワーク、電話ネットワーク、ケーブルテレビネットワーク、WiFi(登録商標)ネットワーク、WiMax(登録商標)ネットワーク、及び/又は他の任意の適切な通信ネットワーク。
【0016】
ユーザ装置106,108,及び/又は110は、次のことをなすことについて適切な任意のユーザ装置であることができる:アプリケーションの実行、タスク要求の送信、要求されたタスクを行うこと、及び/又は他の任意の適切な機能をなすこと。一部の実施形態では、ユーザ装置106,108,及び/又は110は、モバイル機器(例えば、携帯電話、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、及び/又は他の任意の適切なモバイル機器)及び/又は非モバイル機器(例えば、デスクトップコンピュータ、スマートテレビジョン、及び/又は他の任意の適切な非モバイル機器)。一部の実施形態では、ユーザ装置106,108,及び/又は110は、互いにローカルな位置に存しているか、互いにリモートな位置に存していることができる。例えば、
図1に示すように、一部の実施形態では、ユーザ装置106,108は、互いにローカルな位置に存していて、ネットワークルータ112を介して通信ネットワーク104へと接続されていることができる。別の例としては、
図1に示すように、一部の実施形態では、ユーザ装置110は、ネットワークルータ114を介して通信ネットワーク104へと接続されていることができる。
【0017】
図面の過度な複雑化を回避するために
図1においては1つのサーバ102のみが示されているも、一部の実施形態では任意の個数のサーバを用いることができる。
【0018】
データベースサーバ102及びユーザ装置106,108,110は、一部の実施形態では、任意の適切なハードウェアを用いて実装されることができる。例えば、一部の実施形態では、装置102,106,108,110は、任意の適切な汎用コンピュータ又は特殊用途コンピュータを用いて実装されることができる。例えば、データベースサーバは、特殊用途コンピュータを用いて実装されていることができる。それらのような任意の汎用コンピュータ又は特殊用途コンピュータは、任意の適切なハードウェアを含み得る。例えば、
図2の例示的ハードウェア200に示されているように、そのようなハードウェアは次のものを含み得る:ハードウェアプロセッサ202、メモリ及び/又は記憶部204、入力装置コントローラ206、入力装置208、ディスプレイ/音声ドライバ210、ディスプレイ及び音声出力回路類212、通信インターフェース214、アンテナ216、及びバス218。
【0019】
ハードウェアプロセッサ202は、一部の実施形態では、次のような任意の適切なハードウェアプロセッサを含み得る:マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、専用ロジック、及び/又は汎用コンピュータ又は特殊用途コンピュータの機能を制御するために適切な任意の他の回路類等。
【0020】
メモリ及び/又は記憶部204は、一部の実施形態では、次のものを格納するに際して適切な任意のメモリ及び/又は記憶部たり得る:プログラム、データ、メディアコンテンツ、及び/又は他の任意の適切な情報。例えば、メモリ及び/又は記憶部204は、次のものを含み得る:RAM、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク記憶部、光学媒体、及び/又は他の任意の適切なメモリ。
【0021】
入力装置コントローラ206は、一部の実施形態では、入力装置208等の装置を制御しかつそれからの入力を受信するために適切な任意の回路類たり得る。例えば、入力装置コントローラ206は、次のようなものからの入力を受信するための回路類たり得る:タッチスクリーン等の入力装置208からの入力、1つ以上のボタンからの入力、音声認識回路からの入力、マイクロフォンからの入力、カメラからの入力、光学センサからの入力、加速度計からの入力、温度センサからの入力、近接場センサからの入力、及び/又は他の任意のタイプの入力装置。
【0022】
ディスプレイ/音声ドライバ210は、一部の実施形態では、1つ以上のディスプレイ/音声回路類を制御しかつそれへと出力を送出するために適切な任意の回路類たり得る。例えば、ディスプレイ/音声ドライバ210は、LCDディスプレイ、スピーカ、LED、又は他の任意のタイプの出力装置を駆動するための回路類たり得る。
【0023】
通信インターフェース214は、
図1に示してあるように、ネットワーク104等の1つ以上の通信ネットワークと相互作用する任意の適切な回路類たり得る。例えば、インターフェース214は、ネットワークインタフェースカード回路、無線通信回路、及び/又は他の任意の適切なタイプ通信ネットワーク回路を含み得る。
【0024】
アンテナ216は、一部の実施形態では、通信ネットワークと無線的に通信するために適した任意の1つ以上のアンテナたり得る。一部の実施形態では、不要な場合はアンテナ216を省略し得る。
【0025】
バス218は、一部の実施形態では、2つ以上のコンポーネント202,204,206,210,214間での通信のために適した任意の機構たり得る。
【0026】
一部の実施形態によれば、ハードウェア200には、他の任意の適切なコンポーネントを含めることができる。
【0027】
図3に転じるに、同図では、開示の主題の幾つかの実施形態による例示的プロセス300が示されており、該プロセスは、タスク要求を生成することとタスク要求に対応するデータを検索することとに関する。一部の実施形態では、プロセス300のブロックはユーザ装置106等の第1のユーザ装置によってなされ得るのであり、このことは
図1との関係で示されておりまた説明されている。
【0028】
プロセス300は302にて開始できる。一部の実施形態では、プロセス300は次のような事象に応答して開始されることができる:第1のユーザ装置上の特定のアプリケーションをユーザが開いたと決定したことに応答して;第1のユーザ装置上の特定の選択可能入力又はインターフェースコントロールが選択されたと決定したことに応答して;及び/又は他の任意の適切なアクションに応答して。より具体的な例を挙げるに、一部の実施形態では、プロセス300は、次の事象に応答して開始され得る:第1のユーザ装置のユーザが、第1のユーザ装置上で実行されているアプリケーション又はウェブブラウザを介して画像をアップロードするためのユーザインターフェースコントロールを、選択した決定したこと。一部の実施形態では、進行するためには、ユーザからの許可を要するタイプのユーザインターフェースが提示されてもよい、ということに諸兄は留意されたい。追加的に又は代替的には、一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、
図4のプロセス400を実行するために第2のユーザ装置上で対応するアプリケーションを開くための命令を提示し得る(後述)。
【0029】
プロセス300について論じるに、S304にてユーザ識別子を検索できる。例えば、一部の実施形態では、プロセス300は、第1のユーザ装置のメモリ204からユーザ識別子を検索できるのであり、これは
図2との関係で示されており上述されている。一部の実施形態では、ユーザ識別子は、次のような任意の適切な識別子たり得る:第1のユーザ装置のユーザと関連付けられているユーザ名;第1のユーザ装置上で実行されている特定のアプリケーションと関連付けられている、第1のユーザ装置に以前格納されていたユーザ名;及び/又は他の任意の適切なユーザ識別子。一部の実施形態では、ユーザ識別子は、ユーザ名以外の一意的識別子たり得ることに留意されたいのであり、次のような他の任意の適切なユーザ識別性データを含み得る:個人識別番号(PIN、personal identification number);生体データ;及び/又は他の任意の適切なタイプのユーザ識別子。
【0030】
プロセス300は、S306にて、第1のユーザ装置と関連付けられているインターネットプロトコル(IP)アドレスを検索できる。一部の実施形態では、検索されたIPアドレスは、第1のユーザ装置が接続されている、
図1との関連で示されて説明されているネットワークルータ112のような、ネットワークルータのIPアドレスに対応し得る。
【0031】
S308にて、プロセス300は、S304で検索されたユーザ識別子とS306で検索されたIPアドレスとを用いてアプリケーション要求を生成できる。一部の実施形態では、アプリケーション要求は次のような任意の適切なタスク又はアクションを行うことについての要求を含み得る:第2のユーザ装置(例えば、ユーザ装置108及び/又はユーザ装置110)のカメラを用いて写真を撮ること;第2のユーザ装置のタッチスクリーンを用いてユーザの署名を受信すること;及び/又は他の任意の適切なタスク若しくはアクション。一部の実施形態では、アプリケーション要求は、次のような任意の適切な情報を含み得る:要求に対応する識別子;現在の日付及び/又は時刻;IPアドレス;ユーザ識別子;パスコード;要求タイプ;要求ステータス;及び/又は他の任意の適切な情報。一部の実施形態では、プロセス300は、パスコードの生成に際して、特定のアプリケーション要求に対応する一意的な及び/又はランダム化されたアルファニューメリック型ストリングとなるようにパスコードを生成できる。一部の実施形態では、要求タイプは、アプリケーション要求に関連付けられているアプリケーション又はタスクのタイプに対応する値となるように設定されることができる。例えば、装置のカメラを用いて画像を撮像することについてのタスクに対応するアプリケーション要求は第1の特定の要求タイプ(例えば、「1」、「C」、「P」、「写真(Photo)」、及び/又は他の任意の適切な要求タイプ等)を有していることができ、タッチスクリーンからのデータをキャプチャすることについてのタスクに対応するアプリケーション要求は異なる要求タイプ(例えば、「2」、「T」、「タッチ(Touch)」、及び/又は他の任意の適切な要求タイプ等)を有していることができる。一部の実施形態では、プロセス300は、S308にて、要求ステータスを0に設定することができる。一部の実施形態では、アプリケーション要求は、タスク又はアクションを行うために用い得る第2のユーザ装置(例えば、特定の携帯電話、特定のタブレットコンピュータ、及び/又は他の任意の適切な第2のユーザ装置等)を指示する情報を追加的に含み得ることに留意されたい。
【0032】
一部の実施形態では、プロセス300は、タイムアウトカウンタを設定することによって、第2のユーザ装置がタスクを完了するのを、第1のユーザ装置が待っている長さが既定の期間を超えないようにできる。そのような一部の実施形態では、S310にて、プロセス300は、タイムアウトカウンタの値Mを0に設定できる。一部の実施形態では、タイムアウトカウンタを省略できる。
【0033】
S312にて、プロセス300は、Nミリ秒間待つことができる。一部の実施形態では、Nは任意の適切な値とすることができる(例えば、1、2、5、100、1000、及び/又は他の任意の適切な値)。
【0034】
S314にて、プロセス300は、(S312にてプロセス300がNミリ秒間待った後)データベースサーバ102に対してクエリを発して更新要求ステータスを決定することができる。例えば、一部の実施形態では、第1のユーザ装置は、ネットワークルータ(例えば、ネットワークルータ112等)及び通信ネットワーク104を介してデータベースサーバ102と接続して、既生成アプリケーション要求に対応する更新要求ステータスを要求できる。一部の実施形態では、
図4との関連で後述にて示されかつ説明されているように、アプリケーション要求を完了した第2のユーザ装置によって要求ステータスが更新されているかもしれないことに留意されたい。
【0035】
S316にて、プロセス300は、更新要求ステータスが1であるか否かを決定できるのであり、1である場合には第2のユーザ装置によってアプリケーション要求が完了済みであることが指し示される。ここにて要求ステータスは次の表記態様で記述されているも、一部の実施形態では、他の任意の適切な値を用いて要求ステータスを指示できることに留意されたい:要求が未完了であることを0で示し、要求が完了済みであることを1で示す表記態様。
【0036】
S316で要求ステータスが1である場合(S316の「はい」の場合)、プロセス300は、S318にて、アプリケーション要求に対応するデータをデータベースサーバ102から検索できる。例えば、アプリケーション要求が第2のユーザ装置に関連付けられているカメラを用いて撮影された画像又は動画についての要求に対応する場合、プロセス300は、撮影された画像又は動画をデータベースサーバ102から検索することができる。別の例として、第2のユーザ装置のタッチスクリーンからデータをキャプチャすることについての要求に対応するアプリケーション要求が絡む場合、プロセス300は、第2のユーザ装置のタッチスクリーン上での入力を示すデータを検索することができる。一部の実施形態では、
図1との関連で上述にて示されておりかつ説明されているように、データは、通信ネットワーク104を介してデータベースサーバ102から第1のユーザ装置へと送信されることができる。そして、プロセス300はS324にて終了できる。
【0037】
S316で要求ステータスが1でない場合(S316の「いいえ」の場合)、プロセス300は、S320へと進むことができ、タイムアウトカウンタの現在値(M)が既定の閾値Tを超過するか否かを決定できる。一部の実施形態では、Tは任意の適切な値を取っていることができる(例えば、0、1、2、5、10、100、及び/又は他の任意の適切な値)。プロセス300がタイムアウトカウンタを用いない場合においては、S320を省略できる。
【0038】
S320にてタイムアウトカウンタの値が既定の閾値を超過しない場合(S320の「いいえ」の場合)、プロセス300は、タイムアウトカウンタの値(M)を1だけインクリメントさせてS312へとループバックすることができ、更新要求ステータスを確認する前にプロセス300はNミリ秒待つことができる。
【0039】
S320にてタイムアウトカウンタの値が既定の閾値を超過する場合(S320の「はい」の場合)、プロセス300はS324にて終了できる。
【0040】
図4に転じるに、開示の主題の幾つかの実施形態による例示的なプロセス400が示されており、該プロセスは、アプリケーション要求を検索してアプリケーション要求に対応するタスクを完了することに関する。一部の実施形態では、プロセス400の種々のステップは、アプリケーション要求を送信するユーザ装置とは異なるユーザ装置上で実施できる。例えば、
図3との関連で上述にて説明されているように、ユーザ装置106等の第1のユーザ装置はアプリケーション要求を送信でき、また、プロセス400の種々のステップは、ユーザ装置108及び/又は110等の第2のユーザ装置によってなされることができる(
図1との関連で上述にて示されかつ説明されている)。一部の実施形態では、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置について次の場合があり得ることに留意されたい:両者が同じネットワークルータに接続されている場合(例えば、
図1に図示のようにユーザ装置106及びユーザ装置108がネットワークルータ112に接続されている場合)、又は、両者が異なるネットワークルータに接続されている場合(例えば、
図1に図示のようにユーザ装置106がネットワークルータ112に接続されておりユーザ装置110がネットワークルータ114に接続されている場合)。
【0041】
プロセス400はS402にて開始できる。一部の実施形態では、プロセス400は、第2のユーザ装置にて任意の適切なアクションがとられることに応答して開始され得る。例えば、一部の実施形態では、プロセス400は、第2のユーザ装置上で特定のアプリケーションが開かれたと決定されたことに応答して、及び/又は他の任意の適切なアクションに応答して、開始され得る。
【0042】
プロセス400は、S404にて、ユーザ識別子を検索できる。一部の実施形態では、第2のユーザ装置によってS404にて検索されたユーザ識別子を、第1のユーザ装置によってS304にて検索されたユーザ識別子と同じものとすることができる。例えば、一部の実施形態では、ユーザ識別子は、第2のユーザ装置上で実行されているアプリケーションにて認証されたユーザアカウントと関連付けられているユーザ名に対応し得る。一部の実施形態では、ユーザ識別子は任意のタイプのユーザ識別性情報たり得るのであり、例えばPINコード、生体データ、及び/又は他の任意の適切なユーザ識別子とし得ることに留意されたい。
【0043】
S406にて、プロセス400は、プロセス400を実行しているユーザ装置と関連付けられているIPアドレスを検索できる。例えば、一部の実施形態では、第2のユーザ装置が接続されているネットワークルータにIPアドレスが対応していることができ、例えば、ユーザ装置がユーザ装置108である場合にはネットワークルータ112がそれにあたり、ユーザ装置がユーザ装置110である場合にはネットワークルータ114がそれにあたる。
【0044】
プロセス400は、S408にて、アプリケーションと関連付けられているパスコードを受信できる。一部の実施形態では、パスコードを任意の適切な態様で受信できるのであり、例えば次のものを介して受信できる:第2のユーザ装置と関連付けられているキーボード;第2のユーザ装置と関連付けられているタッチスクリーン;第2のユーザ装置と関連付けられているマイクロフォン;及び/又は任意の他の適切な態様。一部の実施形態では、
図3において上述されたように、パスコードは、S308にてプロセス300によって生成されたパスコードと合致するものとされ得る。一部の実施形態では、プロセス400はパスコードを要さず、そのような場合においてはS408を省略できることに留意されたい。
【0045】
S410にて、プロセス400は、データベースサーバ102に対してクエリを発して、第1のユーザ装置がアプリケーションタスク要求を送信したか否かを決定することができる。一部の実施形態では、プロセス400は、要求をデータベースサーバ102へと送信して、係属中アプリケーションタスク要求を識別することができる。例えば、一部の実施形態では、送信された要求は、S404にて検索されたユーザ識別子、S406にて検索されたIPアドレス、及び/又はS408にて受信されたアプリケーションパスコードを、含み得る。一部の実施形態では、要求中に1つ以上の情報項目の任意の適切な組み合わせを含めることができる。一部の実施形態では、要求を、第2のユーザ装置が接続されているネットワークルータを介して送信できるのであり、通信ネットワーク104からデータベースサーバ102へと続く。
【0046】
一部の実施形態では、データベースサーバ102は、プロセス400から受信された情報に基づいて係属中アプリケーションタスク要求を識別できる。例えば、一部の実施形態では、データベースサーバ102は、同じユーザ識別子(例えば、ユーザ名、及び/又は他の任意の適切なユーザ識別性データ)と関連付けられている係属中アプリケーションタスク要求を、プロセス400から受信された情報に含まれているものと識別できる。別の例を挙げるに、一部の実施形態では、データサーバ102は、同じIPアドレスと関連付けられている係属中アプリケーションタスク要求を、プロセス400から受信された情報に含まれているものとして識別することができる(例えば、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置が互いにローカルに存在している場合)。更に別の例を挙げるに、一部の実施形態では、データサーバ102は、プロセス400から受信された情報に含まれているパスコードと同じパスコードに関連付けられている係属中アプリケーションタスク要求を、識別できる。
【0047】
S412にて、プロセス400は、第2のユーザ装置にとって完了すべき係属中アプリケーションタスク要求があるか否かを決定できる。任意の適切な情報に基づいて、例えばデータベースサーバ102から送信されたクエリへの応答に基づいているに基づいて、プロセス400は、係属中アプリケーションタスク要求が存するか否かを決定できる。
【0048】
S412にて係属中アプリケーションタスク要求がないならば(S412において「いいえ」の場合)、プロセス400はS418にて終了できる。
【0049】
S412にて係属中アプリケーションタスク要求があるならば(S412において「はい」の場合)、プロセス400はS414にてタスクを完了できる。一部の実施形態では、プロセス400は、アプリケーションタスク要求と関連付けられているタスクのタイプを決定できるのであり、例えば、S410にて送信されたクエリに応答してデータベースサーバ102から送信された情報に基づいてこれがなされ得る。例えば、一部の実施形態では、該情報は、画像が、プロセス400を実行している第2のユーザ装置と関連付けられているカメラによって撮像されるべきであることを、指し示すことができる。別の例を挙げるに、一部の実施形態では、情報は、プロセス400を実行している第2のユーザ装置のタッチスクリーンからのデータをキャプチャすべきであることを、指し示すことができる。プロセス400は、アプリケーションタスク要求内にて指し示されるアクション又はタスクを、任意の適切なデータを収集することによって、行い得る。第2のユーザ装置と関連付けられている特定のハードウェア(例えば、カメラ、タッチスクリーン、マイクロフォン、及び/又は他の任意の適切なハードウェア)をアクション又はタスクが要している場合、プロセス400は自動的に該ハードウェアの初期化を惹起したり任意の適切な態様でインターフェース化を惹起したりできる。
【0050】
S416にて、プロセス400は、収集されたデータをデータベースサーバ102へと送信することができる。データは任意の適切な態様で送信されることができ、例えば通信ネットワーク104を介して送信され得る。追加的に、一部の実施形態では、プロセス400は、データベースサーバ102へと命令を送信して、アプリケーションタスク要求と関連付けられている要求ステータスを1(又は他の任意の適切な値)に設定して、タスクが第2のユーザ装置によって完了されたことを指し示すことができる。
【0051】
図3及び
図4のプロセスに関して上述した各ステップの少なくとも一部は、任意の順序又は順番にて実行又は遂行できることに留意されたいのであり、図面内において及び図面にて示された順序及び順番に限定されないことに留意されたい。また、
図3及び
図4の一部のステップは、適切であれば、実質的に同時的又は並列的に実行したり行ったりして、レイテンシ及び処理所要時間を減じることができる。追加的に又は代替的に、
図3及び
図4の上述の一部のステップは、省略可能である。
【0052】
一部の実施形態では、本明細書中にて説明した機能及び/又はプロセスを行うための命令を格納するために、任意の適切なコンピュータ可読媒体を用いることができる。例えば、一部の実施形態では、コンピュータ可読媒体を一時的又は非一時的なものとすることができる。例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体には次のような媒体が含まれ得る:非一時的な磁気媒体(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等);非一時的な光学媒体(例えば、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク等);非一時的な半導体媒体(例えば、フラッシュメモリ、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)等);送信中に短命でないか永続性の何らかの兆候を欠いていない任意の適切な媒体;及び/又は任意の適切な有体的媒体。別の例を挙げるに、一時的コンピュータ可読媒体には次のものが含まれ得る:ネットワーク上の・導線上の・導体上の・光ファイバ上の・回路上の信号;送信時において短命で永続性の何らかの兆候を欠いている任意の適切な媒体;及び/又は任意の適切な無体媒体。
【0053】
上述故に、装置をペアリングしてタスクを完了するための方法、システム、及び媒体が提供されているものと言える。
【0054】
本発明は上述の例示的実施形態との関係で説明及び例示されてきているも、同開示は例示的になされているに過ぎないのであり、本発明の精神及び範疇から逸脱せずにして実施に関する幾つもの詳細事項を変えることができるのであり、添付の特許請求の範囲のみによってそれが限定され得るということを了解されたい。開示された実施形態の特徴は様々な態様で組み合わせたり再配列したりすることができる。