(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1表示処理部は、前記検索結果として複数の前記画像データを並べて表示可能であり、当該画像データのうち前記個人撮影画像データに前記操作画像を合成表示可能である、
請求項2に記載の画像検索装置。
前記第1表示処理部は、前記画像データが撮影された位置を示す位置情報と前記第2種別のユーザーアカウントに対応する所在地とに基づいて、当該画像データが前記個人撮影画像データであるか否かを判定する、
請求項2又は請求項3に記載の画像検索装置。
前記第2表示処理部は、前記個人撮影画像データにおける前記操作画像以外の部分が操作された場合に、前記個人撮影画像データに対応する前記第1種別のユーザーアカウントに対応する予め定められた特定ページを表示可能である、
請求項2〜請求項5のいずれかに記載の画像検索装置。
前記第1表示処理部は、ユーザー入力に応じて、前記個人撮影画像データの表示態様を、前記操作画像が合成表示される第1表示態様と前記操作画像が合成表示されない第2表示態様との間で切り替え可能である、
請求項2〜請求項6のいずれかに記載の画像検索装置。
前記第1表示処理部は、前記検索処理部により抽出された一又は複数の前記画像データを、前記第2種別のユーザーアカウントに対応する施設ごとに纏めた状態で表示可能である、
請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像検索装置。
前記第1表示処理部は、前記第2種別のユーザーアカウントに紐付く画像データと、前記第2種別のユーザーアカウントに対応する施設で撮影された前記個人撮影画像データとを纏めた状態で表示可能である、
請求項9に記載の画像検索装置。
前記第1表示処理部は、前記施設ごとに纏められた複数の画像データのうち、前記第2種別のユーザーアカウントに紐付く画像データを前記個人撮影画像データよりも優先的に表示可能である、
請求項9又は請求項10に記載の画像検索装置。
前記第1表示処理部は、前記検索処理部により抽出された一又は複数の前記画像データを、前記第2種別のユーザーアカウントに対応する施設ごとに纏めた状態で、入力される位置情報が示す地点から前記施設までの距離に応じた順番で表示可能である、
請求項9〜請求項11のいずれかに記載の画像検索装置。
前記第1表示処理部は、前記検索処理部により抽出された一又は複数の前記画像データを、同一施設に関連する前記画像データの纏まりを視認可能な表示態様で表示可能である、
請求項9〜請求項12のいずれかに記載の画像検索装置。
前記第2表示処理部は、同一施設に関連する前記画像データの纏まりの中に、前記第2種別のユーザーアカウントに紐付く画像データが含まれる場合には、前記纏まりの中の前記個人撮影画像データが操作されたとしても、前記第2種別のユーザーアカウントに対応する前記特定ページを表示しない、
請求項9〜請求項13のいずれかに記載の画像検索装置。
前記第2表示処理部は、前記検索結果として表示された一又は複数の前記画像データのうち、前記第2種別のユーザーアカウントに紐付く画像データが操作された場合に、前記第2種別のユーザーアカウントに対応する前記特定ページを表示可能である、
請求項1〜請求項14のいずれかに記載の画像検索装置。
前記第2種別のユーザーアカウントに対応する前記特定ページには、前記第2種別のユーザーアカウントに対応する施設に電話を発信するための操作キー、前記施設に電子メールを送信するための操作キー、前記施設への道順案内を開始するための操作キー、及び前記施設を予約するための操作キーの少なくとも1つが含まれる、
請求項1〜請求項15のいずれかに記載の画像検索装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0012】
[画像検索システム1]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る画像検索システム1は、画像検索装置2と一又は複数のユーザー端末3とを含む。画像検索装置2及びユーザー端末3は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
【0013】
画像検索装置2は、ユーザー自身が撮影した画像データを不特定のユーザーに公開することが可能な画像共有サービスを提供するサーバーである。画像検索装置2は、複数のユーザーによりアップロード(投稿)された多数の画像データの中から、検索条件に合致する画像データを検索する画像検索機能を備える。
【0014】
ところで、美味しいカルボナーラを食べたいユーザー(仮に、ユーザーXと称す)が、画像共有サービスにおける画像検索機能を利用して、美味しそうなカルボナーラを提供している飲食店を探すことが考えられる。この場合、「カルボナーラ」を検索キーワードとして検索を行ったユーザーXが、検索結果として表示されたカルボナーラの画像データの中から、或る飲食店(仮に、飲食店Xと称す)で別のユーザー(仮に、ユーザーYと称す)が撮影したカルボナーラの画像データを見て、飲食店Xに行きたいと思うことがある。しかしながら、前記画像共有サービスでは、ユーザーXがその画像データを操作しても、ユーザーYのプロフィールページが表示されるだけである。よって、飲食店Xに興味を持ったユーザーXを、飲食店Xのプロフィールページに効果的に誘導することができない。これに対して、本実施形態に係る画像検索装置2によれば、検索結果として表示される画像データを見たユーザーを、飲食店などの企業アカウントのプロフィールページに効果的に誘導することが可能である。
【0015】
[画像検索装置2]
図1に示されるように、画像検索装置2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバーである。なお、画像検索装置2は、1台のコンピューターに限らず、複数台のコンピューターが協働して動作するコンピューターシステムであってもよい。また、画像検索装置2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。
【0016】
通信I/F24は、画像検索装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介してユーザー端末3などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インタフェースである。
【0017】
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインタフェースである。
【0018】
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、ユーザーアカウント情報D1、画像情報D2、企業プロフィール情報D3などのデータが記憶される。ここに、
図2はユーザーアカウント情報D1の一例を示す図であり、
図3は画像情報D2の一例を示す図であり、
図3は企業プロフィール情報D3の一例を示す図である。
【0019】
図2に示されるように、ユーザーアカウント情報D1には、前記画像共有サービスに登録されているユーザーごとに、「ユーザーID」、「パスワード」、「アカウント種別」などの情報が含まれる。「ユーザーID」は、前記ユーザーを識別するための識別情報である。「パスワード」は、前記ユーザーを認証するための認証情報である。「アカウント種別」は、前記ユーザーのアカウント種別(具体的には、個人アカウント又は企業アカウント)である。前記個人アカウントは、一般ユーザーのユーザーアカウントである。前記個人アカウントは、本発明の「第1種別のユーザーアカウント」の一例である。前記企業アカウントは、飲食店、宿泊施設、オンラインショップなどの企業のユーザーアカウントである。前記企業アカウントは、本発明の「第2種別のユーザーアカウント」の一例である。ユーザーアカウント情報D1は、後述のアップロード処理(
図5参照)又は画像検索処理(
図6参照)の際に、必要に応じて制御部21により参照される。
【0020】
画像情報D2には、画像検索装置2にアップロード(投稿)された画像データごとに、「画像ID」、「ユーザーID」、「タグ情報」、「位置情報」などの情報が含まれる。「画像ID」は、前記画像データを識別するための識別情報である。「ユーザーID」は、前記画像データをアップロードしたユーザーを識別するための識別情報である。「タグ情報」は、前記画像データに紐付けられているハッシュタグを示す情報である。前記ハッシュタグは、前記画像データがアップロードされる際に必要に応じてユーザーによって指定される任意の文字列である。1つの画像データに対して複数のハッシュタグが紐付けられてもよい。なお、他の実施形態では、AI(人工知能)による画像認識結果に基づいて前記ハッシュタグが自動的に設定されてもよい。「位置情報」は、前記画像データが撮影された場所を示す情報であって、例えば、地名、施設名などである。「位置情報」は、前記画像データがアップロードされる際にユーザーによって指定又は選択される。なお、他の実施形態では、前記画像データに含まれるExif(Exchangeable image file format)情報に基づいて自動的に設定されてもよい。また、前記画像データがユーザー端末3から画像検索装置2にアップロードされる際のユーザー端末3の現在位置に基づいて自動的に設定されてもよい。
【0021】
企業プロフィール情報D3には、前記企業アカウントごとに、「ユーザーID」、「施設名」、「電話番号」、「メールアドレス」、「所在地」、「予約ページ」などの情報が含まれる。「ユーザーID」は、前記企業アカウントを識別するための識別情報である。「施設名」は、前記企業アカウントに対応する施設(例えば、飲食店、宿泊施設など)の名称である。「電話番号」は、前記施設の電話番号である。「メールアドレス」は、前記施設のメールアドレスである。「所在地」は、前記施設の所在地である。「予約ページ」は、前記施設のオンライン予約(Web予約)を受け付けるためのウェブページのアドレス(例えば、前記ウェブページのURL)である。前記ウェブページは、画像検索装置2とは異なるサーバー(例えば、飲食店に関する情報を提供するグルメ情報提供サイトのサーバー)によって提供されるものであってもよい。企業プロフィール情報D3における「施設名」、「電話番号」、「メールアドレス」、「所在地」、「予約ページ」などの情報は、前記画像共有サービスにおける前記企業アカウントの登録時に、必要に応じてユーザーによって設定される。
【0022】
なお、他の実施形態として、ユーザーアカウント情報D1、画像情報D2、企業プロフィール情報D3などの情報の一部又は全部が、画像検索装置2から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバーに記憶されていることも考えられる。そして、画像検索装置2の制御部21は、前記サーバーから各種の情報を取得して、後述の画像検索処理(
図6参照)などの各処理を実行してもよい。
【0023】
また、記憶部22には、検索条件を入力するための検索ページ(不図示)のデータも記憶される。また、記憶部22には、後述の検索結果ページP1(
図7、
図9参照)、表示設定ページP2(
図8参照)、プロフィールページP3(
図10参照)などのデータも記憶される。
【0024】
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の画像検索処理(
図6参照)を実行させるための画像検索プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記画像検索プログラムは、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、画像検索装置2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
【0025】
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより画像検索装置2を制御する。
【0026】
具体的に、制御部21は、
図1に示されるように、検索処理部211、第1表示処理部212、第2表示処理部213などの各種の処理部を含む。制御部21は、前記CPUで前記画像検索プログラムに従った各種の処理を実行することによって、これらの処理部として機能する。なお、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)のような電子回路で構成されていてもよい。なお、前記画像検索プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0027】
検索処理部211は、ユーザーアカウントと紐付けられた複数の画像データの中から検索条件に合致する画像データを抽出する。前記画像データは、例えば、ユーザー端末3から画像検索装置2にアップロードされて、記憶部22に保存されている画像データである。ユーザー端末3から画像検索装置2にアップロードされた画像データは、
図3に示される画像情報D2により、ユーザーアカウントと紐付けられている。例えば、
図3に示される「画像A」は、ユーザーIDが「ユーザーC」であるユーザーアカウントと紐付けられている。また、「画像C」は、ユーザーIDが「ユーザーD」であるユーザーアカウントと紐付けられている。前記検索条件は、例えば、ユーザー端末3におけるユーザー操作に応じて設定される。ユーザー端末3のユーザーは、前記検索条件として、任意の文字列からなる検索キーワードを入力することができる。検索処理部211は、画像情報D2を参照して、記憶部22に保存されている複数の画像データの中から、前記検索キーワードに合致するハッシュタグに紐付けられている画像データを抽出することができる。
【0028】
第1表示処理部212は、検索処理部211により抽出された一又は複数の前記画像データを検索結果として表示する。例えば、第1表示処理部212は、
図7に示されるような検索結果ページP1のデータを生成し、当該データを通信I/F24及び通信網N1を通じてユーザー端末3に送信する。その結果、ユーザー端末3の操作表示部33に検索結果ページP1が表示される。
図7は、検索条件として「カルボナーラ」の文字列が入力された場合の検索結果ページP1を示している。この例では、「カルボナーラ」のハッシュタグが付された画像データが52,658件抽出されており、ユーザーは、検索結果ページP1に対してスクロール操作を行うことによって、これらの52,658件の画像データを自由に閲覧することができる。
【0029】
第1表示処理部212により前記検索結果として表示される画像データには、第1種別のユーザーアカウント(例えば、個人アカウント)に紐付く画像データと、第2種別のユーザーアカウント(例えば、企業アカウント)に紐付く画像データとが含まれる。以下では、第1種別のユーザーアカウントが個人アカウントであり、第2種別のユーザーアカウントが企業アカウントである場合について説明する。個人アカウントに紐付く画像データは、一般ユーザーによりアップロードされた画像データである。企業アカウントに紐付く画像データは、飲食店などの施設によりアップロードされた画像データである。
【0030】
第1表示処理部212は、
図7に示される検索結果ページP1のように、前記検索結果として表示された一又は複数の前記画像データのうち、個人アカウントに紐付く画像データであって、企業アカウントに対応する施設(例えば、飲食店、宿泊施設など)で撮影された画像データ(以下、個人撮影画像データと称す)に、予め定められた操作画像F1を合成表示してもよい。特に、
図7に示されるように、第1表示処理部212は、前記検索結果として複数の前記画像データを並べて検索結果ページP1に同時に表示することが可能であり、当該検索結果ページP1に表示される複数の前記画像データのうち前記個人撮影画像データに操作画像F1を合成して表示することが可能である。
【0031】
第1表示処理部212は、ユーザー入力に応じて、前記個人撮影画像データの表示態様を、操作画像F1が合成表示される第1表示態様と操作画像F1が合成表示されない第2表示態様との間で切り替えてもよい。例えば、第1表示処理部212は、
図8に示される表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW1の操作に応じて、前記個人撮影画像データの表示態様を前記第1表示態様と前記第2表示態様との間で切り替えてもよい。なお、
図8に示される表示設定ページP2は、例えば、検索結果ページP1に含まれる表示設定キーK11が操作された場合に表示される。これにより、ユーザーは、必要に応じて操作画像F1を非表示にして、検索結果ページP1における画像データの視認性を向上させることが可能である。
【0032】
第1表示処理部212は、
図7に示される検索結果ページP1のように、企業アカウントに紐付く画像データG2,G9,G10に、企業アカウント識別画像B1を合成表示してもよい。これにより、ユーザーは、検索結果ページP1に表示されている複数の画像データG1〜G12のうち、個人アカウントに紐付く画像データG1,G3〜G8,G11,G12と企業アカウントに紐付く画像データG2,G9,G10とを容易に判別することができる。
【0033】
第1表示処理部212は、ユーザー入力に応じて、企業アカウントに紐付く画像データの表示態様を、企業アカウント識別画像B1が合成表示される第1表示態様と企業アカウント識別画像B1が合成表示されない第2表示態様との間で切り替えてもよい。例えば、第1表示処理部212は、
図8に示される表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW1の操作に応じて、企業アカウントに紐付く画像データの表示態様を前記第1表示態様と前記第2表示態様との間で切り替えてもよい。これにより、ユーザーは、必要に応じて企業アカウント識別画像B1を非表示にして、検索結果ページP1における画像データの視認性を向上させることが可能である。
【0034】
第1表示処理部212は、企業アカウント識別画像B1に対して予め定められた操作(例えば、タップ操作、クリック操作、長押し操作など)が行われたことに応じて、企業アカウント識別画像B1が合成表示されている画像データに対応するユーザーアカウント(すなわち、企業アカウント)に関する情報(例えば、施設名、所在地など)を表示してもよい。例えば、第1表示処理部212は、企業アカウントに紐付く画像データに合成表示されている企業アカウント識別画像B1に対する長押し操作が検出されている間、前記企業アカウントに対応する施設の施設名及び所在地をポップアップ表示してもよい。これにより、ユーザーは、前記企業アカウントに対応する施設の施設名及び所在地を容易に確認することができる。
【0035】
第1表示処理部212は、企業アカウントに対応する施設に関連する画像データ(すなわち、前記企業アカウントに紐付く画像データ、及び、個人アカウントに紐付く画像データのうち前記施設で撮影された画像データ)を、他の画像データよりも優先的に表示してもよい。例えば、第1表示処理部212は、
図8に示される表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW2がオン状態に設定されている場合に、検索結果ページP1において、企業アカウントに対応する施設に関連する画像データ(すなわち、企業アカウント識別画像B1又は操作画像F1が合成表示されている画像データ)のみを表示してもよい。もしくは、第1表示処理部212は、検索結果ページP1において、企業アカウントに対応する施設に関連する画像データを、他の画像データ(すなわち、企業アカウント識別画像B1も操作画像F1も合成表示されていない画像データ)よりも上位に(すなわち、検索結果ページP1において、より先頭に近い位置に)表示してもよい。これにより、ユーザーは、所望の施設をより容易に見つけることが可能となる。
【0036】
第1表示処理部212は、特定のジャンル(例えば、飲食店のジャンル)の企業アカウントに対応する施設に関連する画像データを、他の画像データよりも優先的に表示してもよい。例えば、第1表示処理部212は、
図8に示される表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW3がオン状態に設定されている場合に、検索結果ページP1において、飲食店のジャンルの企業アカウントに対応する施設に関連する画像データのみを表示してもよい。もしくは、第1表示処理部212は、検索結果ページP1において、飲食店のジャンルの企業アカウントに対応する施設に関連する画像データを、他の画像データよりも上位に(すなわち、検索結果ページP1において、より先頭に近い位置に)表示してもよい。これにより、ユーザーは、所望の施設をより容易に見つけることが可能となる。
【0037】
第1表示処理部212は、検索処理部211により抽出された一又は複数の前記画像データを、企業アカウントに対応する施設ごとに纏めた状態で表示してもよい。例えば、第1表示処理部212は、
図8に示される表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW4がオン状態に設定されている場合に、企業アカウントに対応する施設ごとに、企業アカウントに紐付く画像データと、前記企業アカウントに対応する施設で撮影された個人アカウントに紐付く画像データとを纏めた状態で表示してもよい。例えば、
図9に示される検索結果ページP1において、画像データGa1及び画像データGa2は、飲食店Cの企業アカウントに紐付く画像データ(例えば、
図3に示される画像B)であり、画像データGa3〜Ga6は、個人アカウントに紐付く画像データのうち飲食店Cに関連付けられている画像データ(例えば、
図3に示される画像D)である。また、画像データGb1は、飲食店Fの企業アカウントに紐付く画像データであり、画像データGb2〜Gb5は、個人アカウントに紐付く画像データのうち飲食店Fに関連付けられている画像データである。また、画像データGc1は、飲食店Hの企業アカウントに紐付く画像データである。これにより、ユーザーは、企業アカウントに紐付く画像データであるか個人アカウントに紐付く画像データであるかに関わらず、同一施設に関連する複数の画像データをまとめて確認することができる。よって、所望の施設をより容易に見つけることが可能となる。
【0038】
なお、同一施設に関連する画像データの枚数が予め定められた上限枚数を超える場合に、第1表示処理部212は、前記施設に関連する画像データのうち前記上限枚数分の画像データだけを検索結果ページP1に初期表示するとともに、残りの画像データを表示するための展開操作キーを検索結果ページP1に表示してもよい。そして、第1表示処理部212は、前記展開操作キーが操作された場合に、検索結果ページP1に前記残りの画像データを表示するようにしてもよい。この場合、第1表示処理部212は、前記施設に関連する画像データのうち、企業アカウントに紐付く画像データを、検索結果ページP1に優先的に初期表示するようにしてもよい。
【0039】
第1表示処理部212は、前記施設ごとに纏められた複数の画像データのうち、企業アカウントに紐付く画像データを前記個人撮影画像データよりも優先的に表示してもよい。例えば、第1表示処理部212は、
図9に示される検索結果ページP1のように、飲食店Cに関連する画像データGa1〜Ga6のうち、企業アカウントに紐付く画像データGa1及び画像データGa2を、前記個人撮影画像データである画像データGa3〜Ga6よりも上位に(すなわち、検索結果ページP1において、より先頭に近い位置に)表示してもよい。同様に、第1表示処理部212は、飲食店Fに関連する画像データGb1〜Gb5のうち、企業アカウントに紐付く画像データGb1を、前記個人撮影画像データである画像データGb2〜Gb5よりも上位に(すなわち、検索結果ページP1において、より先頭に近い位置に)表示してもよい。これにより、ユーザーは、施設ごとに纏められた複数の画像データの中から企業アカウントに紐付く画像データを容易に見つけて確認することができる。
【0040】
第1表示処理部212は、検索処理部211により抽出された一又は複数の前記画像データを、企業アカウントに対応する施設ごとに纏めた状態で、入力される位置情報が示す地点から前記施設までの距離に応じた順番で表示してもよい。例えば、第1表示処理部212は、
図8に示される表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW6がオン状態に設定されている場合に、検索処理部211により抽出された一又は複数の前記画像データを、企業アカウントに対応する施設ごとに纏めた状態で、ユーザーにより指定される地点から前記施設までの距離が近い順に表示してもよい。これにより、検索結果ページP1において、前記位置情報が示す地点から近い施設から順番に、前記施設に関連する画像データが表示される。よって、ユーザーは、前記位置情報が示す地点から近い施設の中から所望の施設を容易に見つけることが可能となる。なお、前記位置情報は、ユーザー端末3の現在位置を示すものであってもよいし、ユーザーによって指定される任意の地点を示すものであってもよい。
【0041】
第1表示処理部212は、検索処理部211により抽出された一又は複数の前記画像データを、同一施設に関連する前記画像データの纏まりを視認可能な表示態様で表示してもよい。例えば、第1表示処理部212は、
図8に示される表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW5がオン状態に設定されている場合に、同一施設に関連する複数の画像データを枠線で囲むことによって、同一施設に関連する前記画像データの纏まりを視認可能にしてもよい。例えば、
図9に示される検索結果ページP1では、飲食店Cに関連する画像データGa1〜Ga6が枠線L1で囲まれており、飲食店Fに関連する画像データGb1〜Gb5が枠線L2で囲まれている。これにより、ユーザーは、同一施設に関連する画像データを容易に判別することが可能となる。なお、他の実施形態では、第1表示処理部212は、画像データ各々の輪郭線の色又は背景色を施設ごとに異ならせることによって、同一施設に関連する前記画像データの纏まりを視認可能にしてもよい。
【0042】
第2表示処理部213は、前記検索結果として表示された一又は複数の前記画像データのうち、前記個人撮影画像データが操作された場合に、前記個人撮影画像データが撮影された施設に対応する企業アカウントのプロフィールページP3(
図10参照)を表示する。具体的に、第2表示処理部213は、前記個人撮影画像データにおける操作画像F1の部分が操作(例えば、タップ操作、クリック操作、長押し操作など)された場合に、前記企業アカウントに対応するプロフィールページP3を表示する。プロフィールページP3は、ユーザーアカウントごとに設けられるページである。プロフィールページP3には、対応するユーザーアカウントのユーザーID、前記ユーザーアカウントに紐付く画像データ(すなわち、前記ユーザーアカウントに対応するユーザーがアップロードした画像データ)などが表示される。プロフィールページP3は、本発明の「特定ページ」の一例である。
【0043】
なお、第2表示処理部213は、前記検索結果として表示された一又は複数の前記画像データのうち、企業アカウントに紐付く画像データが操作された場合に、前記企業アカウントに対応するプロフィールページP3を表示してもよい。
【0044】
また、第2表示処理部213は、前記個人撮影画像データにおける操作画像F1以外の部分が操作された場合に、前記個人撮影画像データに対応する個人アカウントのプロフィールページP3を表示してもよい。
【0045】
なお、第2表示処理部213は、
図9に示される検索結果ページP1のように、同一施設に関連する前記画像データの纏まりの中に、企業アカウントに紐付く画像データ(例えば、
図9に示される画像データGa1,Ga2)が含まれる場合には、前記纏まりの中の前記個人撮影画像データ(例えば、
図9に示される画像データGa3〜Ga6)が操作されたとしても、前記企業アカウントに対応するプロフィールページP3を表示しないようにしてもよい。そして、第2表示処理部213は、前記企業アカウントに紐付く画像データ(例えば、
図9に示される画像データGa1,Ga2)が操作された場合にのみ、前記企業アカウントに対応するプロフィールページP3を表示してもよい。これにより、前記企業アカウントに紐付く画像データ(一般に、前記個人撮影画像データよりも高品質で訴求効果の高い画像データ)を確実にユーザーの目に触れさせることが可能となる。この場合、第2表示処理部213は、操作画像F1を非表示にしてもよい。
【0046】
[ユーザー端末3]
図3に示されるように、ユーザー端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、通信I/F34、GPS(Global Positioning System)センサー35、及びカメラ36などを備える。ユーザー端末3は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
【0047】
通信I/F34は、ユーザー端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して画像検索装置2などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インタフェースである。
【0048】
操作表示部33は、メッセージ又はウェブページなどの各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、ハードキー、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインタフェースである。
【0049】
記憶部32は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、画像共有プログラム等の制御プログラムが記憶される。前記画像共有プログラムは、画像検索装置2に画像データをアップロード(投稿)したり、画像検索装置2にアップロードされている画像データを閲覧したりするための処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。なお、他の実施形態では、画像検索装置2に画像データをアップロード(投稿)したり、画像検索装置2にアップロードされている画像データを閲覧したりするための処理を制御部31に実行させるための制御プログラムとして、前記画像共有プログラムの代わりにブラウザープログラムが用いられてもよい。前記ブラウザープログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルに従って画像検索装置2等の外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。
【0050】
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりユーザー端末3を制御する。
【0051】
GPSセンサー35は、GPS衛星からの信号に基づいて、ユーザー端末3の現在位置を示す、緯度情報及び経度情報を含んだGPS情報を取得する。
【0052】
カメラ36は、レンズ及び撮像素子等を有し、撮像素子に入射される光に応じた画像データを出力する。カメラ36から出力される画像データは、JPEG形式などの画像データに変換されて、記憶部32に記録される。当該画像データには、撮影時にGPSセンサー35により取得されるGPS情報(経度・緯度・高度)が、メタデータとして埋め込まれてもよい。
【0053】
[アップロード処理]
以下、
図5を参照しつつ、画像検索装置2の制御部21によって実行されるアップロード処理について説明する。なお、制御部21は、ユーザー端末3からのアクセス(アップロード要求)が発生した場合に、ユーザー端末3ごとに対応する当該アップロード処理を個別に実行する。即ち、制御部21は、複数のユーザー端末3に対応する前記アップロード処理を時分割によって略並行して実行することがある。また、当該アップロード処理は、ユーザー端末3の所定の操作によって途中で終了されることがある。
【0054】
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部21は、ログイン処理を実行する。具体的に、制御部21は、通信網N1を通じてユーザー端末3からユーザーID及びパスワードを受信する。そして、制御部21は、ユーザー端末3から受信したユーザーID及びパスワードの組み合わせが、ユーザーアカウント情報D1(
図2参照)に登録されているか否かを判断する。前記組み合わせがユーザーアカウント情報D1に登録されている場合には処理がステップS12に移行する。一方、前記組み合わせがユーザーアカウント情報D1に登録されていない場合には、前記アップロード処理は終了する。
【0055】
<ステップS12>
ステップS12において、制御部21は、通信網N1を通じてユーザー端末3から画像データ、タグ情報、及び位置情報を受信する。なお、前記タグ情報及び前記位置情報は、省略されることがある。
【0056】
<ステップS13>
ステップS13において、制御部21は、前記ステップS12で受信した画像データを記憶部22に保存する。
【0057】
<ステップS14>
ステップS14において、制御部21は、前記ステップS11で受信したユーザーID、前記ステップS12で受信した画像データ、タグ情報、及び位置情報に基づいて、画像情報D2(
図3参照)を更新する。これにより、前記ステップS13で記憶部22に保存された画像データに、ユーザーID、タグ情報、及び位置情報が紐付けられる。そして、前記アップロード処理は終了される。
【0058】
前記アップロード処理の結果、ユーザー端末3からアップロード(投稿)された画像データは、個人アカウント又は企業アカウントのいずれか一方の種別のユーザーアカウントに紐付けられた状態で記憶部22に保存されることとなる。
【0059】
[画像検索処理]
以下、
図6を参照しつつ、画像検索装置2の制御部21によって実行される画像検索処理について説明する。なお、制御部21は、ユーザー端末3からのアクセス(画像検索要求)が発生した場合に、ユーザー端末3ごとに対応する当該画像検索処理を個別に実行する。即ち、制御部21は、複数のユーザー端末3に対応する前記画像検索処理を時分割によって略並行して実行することがある。また、当該画像検索処理は、ユーザー端末3の所定の操作によって途中で終了されることがある。
【0060】
なお、本発明は、前記画像検索処理に含まれる一又は複数のステップを実行する画像検索方法の発明として捉えることができ、ここで説明する前記画像検索処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。なお、前記画像検索処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21によって前記画像検索処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーによって前記画像検索処理における各ステップが分散して実行される画像検索方法も他の実施形態として考えられる。
【0061】
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部21は、画像データを検索するための検索条件を、通信網N1を通じてユーザー端末3から受信する。例えば、制御部21は、検索条件を入力するための検索条件入力ページ(不図示)をユーザー端末3の操作表示部33に表示させる。そして、制御部21は、前記検索条件入力ページを介してユーザー端末3のユーザーにより入力される検索条件を、通信網N1を通じてユーザー端末3から受信する。前記検索条件には、ユーザーにより入力される任意の文字列からなる検索キーワードが含まれる。
【0062】
<ステップS22>
ステップS22において、制御部21は、記憶部22に保存されている複数の画像データ(すなわち、複数のユーザー端末3からアップロードされた複数の画像データ)の中から、前記ステップS21で取得された検索条件に合致する画像データを抽出する。具体的に、制御部21は、前記ステップS21で取得された検索キーワードと画像情報D2に含まれるタグ情報(
図3参照)とを比較して、前記検索キーワードに合致するハッシュタグが紐付けられている画像データを抽出する。当該ステップS22の処理は、制御部21の検索処理部211により実行される。当該ステップS22は、本発明の「検索ステップ」の一例である。
【0063】
なお、他の実施形態では、制御部21は、記憶部22に保存されている複数の画像データの中から、前記検索キーワードが示す文字列を含む位置情報が紐付けられている画像データを抽出してもよい。また、制御部21は、記憶部22に保存されている複数の画像データの中から、前記検索キーワードが示す文字列を含むユーザーIDが紐付けられている画像データを抽出してもよい。
【0064】
<ステップS23>
ステップS23において、制御部21は、前記ステップS22で抽出された画像データのうち、企業アカウントに紐付く画像データに対して企業アカウント識別画像B1を合成する。また、制御部21は、前記ステップS22で抽出された画像データのうち、前記個人撮影画像データ(すなわち、企業アカウントに対応する施設で一般ユーザーによって撮影された画像データ)に対して操作画像F1を合成する。なお、前記個人撮影画像データは、具体的には、個人アカウントに紐付く画像データのうち、画像情報D2に含まれている位置情報が、いずれかの企業アカウントに対応する施設を示している画像データである。例えば、前記画像データに対応する画像情報D2に含まれている位置情報と、企業プロフィール情報D3に含まれている前記企業アカウントの所在地とが一致する場合に、当該画像データが前記個人撮影画像データであると判断され、当該画像データに前記操作画像F1が合成される。このように、制御部21は、画像情報D2及び企業プロフィール情報D3に基づいて、前記画像データが前記個人撮影画像データであるか否かを判定し、操作画像F1の合成表示の要否を判定することが可能である。
【0065】
<ステップS24>
ステップS24において、制御部21は、前記ステップS22で抽出された画像データを含む検索結果ページP1を、ユーザー端末3の操作表示部33に表示させる。具体的に、制御部21は、
図7に示されるような検索結果ページP1のデータを、通信網N1を通じてユーザー端末3に送信する。その結果、ユーザー端末3の操作表示部33に検索結果ページP1が表示される。検索結果ページP1では、前記ステップS22で抽出された画像データが表示される。そして、それらの画像データのうち、企業アカウントに紐付く画像データは、企業アカウント識別画像B1が合成された状態で表示される。また、前記個人撮影画像データは、操作画像F1が合成された状態で表示される。当該ステップS24の処理は、制御部21の第1表示処理部212により実行される。当該ステップS24は、本発明の「第1表示ステップ」の一例である。
【0066】
<ステップS25>
ステップS25において、制御部21は、表示設定が変更されたか否かを判断する。具体的に、制御部21は、検索結果ページP1に含まれる表示設定キーK11が操作された場合に、
図8に示されるような表示設定ページP2をユーザー端末3の操作表示部33に表示させる。そして、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW1〜SW6のいずれかが操作された場合に、表示設定が変更されたと判断する。表示設定が変更されたと判断されると(S25:Yes)、処理がステップS26に移行する。一方、表示設定が変更されていないと判断されると(S25:No)、処理がステップS27に移行する。
【0067】
<ステップS26>
ステップS26において、制御部21は、検索結果ページP1を更新する。具体的に、制御部21は、表示設定ページP2に対するユーザー操作に応じて検索結果ページP1を更新し、更新後の検索結果ページP1をユーザー端末3の操作表示部33に表示させる。当該ステップS26の処理は、制御部21の第1表示処理部212により実行される。
【0068】
例えば、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW1がオン状態からオフ状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1において企業アカウント識別画像B1及び操作画像F1を非表示にする。一方、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW1がオフ状態からオン状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1において企業アカウント識別画像B1及び操作画像F1が表示される。その結果、企業アカウントに紐付く画像データに企業アカウント識別画像B1が合成表示されるとともに、前記個人撮影画像データに操作画像F1が合成表示される。
【0069】
また、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW2がオフ状態からオン状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1において、企業アカウントに対応する施設に関連する画像データ(すなわち、前記企業アカウントに紐付く画像データ、及び、個人アカウントに紐付く画像データのうち前記施設で撮影された画像データ)のみを表示する。その結果、検索結果ページP1には、企業アカウント識別画像B1又は操作画像F1が合成表示されている画像データのみが表示される。一方、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW2がオン状態からオフ状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1において、前記ステップS22で抽出された全ての画像データを表示する。
【0070】
また、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW3がオフ状態からオン状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1において、飲食店のジャンルの企業アカウントに対応する施設に関連する画像データのみを表示する。その結果、検索結果ページP1には、企業アカウント識別画像B1又は操作画像F1が合成表示されている画像データのうち、飲食店に関連する画像データのみが表示される。一方、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW3がオン状態からオフ状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1において、前記ステップS22で抽出された全ての画像データを表示する。
【0071】
また、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW4がオフ状態からオン状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1に表示すべき画像データを、企業アカウントに対応する施設ごとに纏まるように並べ替えて、検索結果ページP1に配置する。その結果、検索結果ページP1には、企業アカウントに対応する施設ごとに纏めた状態で画像データが表示される。一方、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW4がオン状態からオフ状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1に表示すべき画像データを、予め定められた順番(例えば、アップロードされた日時が新しい順番)に並べ替えて、検索結果ページP1に配置する。その結果、検索結果ページP1には、予め定められた順番に並んだ状態で画像データが表示される。
【0072】
また、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW5がオフ状態からオン状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1において、同一施設に関連する画像データを囲むように枠線(例えば、
図9に示される枠線L1、枠線L2など)を表示する。一方、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW5がオン状態からオフ状態に変更された場合、制御部21は、前記枠線を非表示にする。
【0073】
また、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW6がオフ状態からオン状態に変更された場合、制御部21は、例えば、ユーザー端末3の操作表示部33に地点設定ページ(不図示)を表示させて、ユーザーに地点を指定させる。ユーザーは、前記地点設定ページにおいて、ユーザー端末3の現在位置、又は他の任意の地点を指定することができる。前記地点設定ページにおいてユーザー端末3の現在位置が指定された場合、制御部21は、ユーザー端末3のGPSセンサー35によって検出されるGPS情報を、通信網N1を通じてユーザー端末から受信する。前記地点設定ページにおいてユーザーによって地点が指定されると、制御部21は、検索結果ページP1に表示すべき画像データを、前記地点から前記画像データに紐付けられている施設までの距離が近い順に並べ替えて、検索結果ページP1に配置する。なお、前記地点から前記画像データに紐付けられている施設までの距離は、例えば、企業プロフィール情報D3に含まれる所在地の情報に基づいて算出される。一方、表示設定ページP2に含まれるスイッチキーSW6がオン状態からオフ状態に変更された場合、制御部21は、検索結果ページP1に表示すべき画像データを、予め定められた順番(例えば、アップロードされた日時が新しい順番)に並べ替えて、検索結果ページP1に配置する。その結果、検索結果ページP1には、予め定められた順番に並んだ状態で画像データが表示される。
【0074】
<ステップS27>
ステップS27において、制御部21は、検索結果ページP1に含まれているいずれかの画像データが操作されたか否かを判断する。例えば、制御部21は、検索結果ページP1に含まれているいずれかの画像データがタップされた場合に、前記画像データが操作されたと判断する。そして、検索結果ページP1に含まれているいずれかの画像データが操作されたと判断されると(S27:Yes)、処理がステップS28に移行する。一方、検索結果ページP1に含まれているいずれの画像データも操作されていないと判断されると(S27:No)、処理がステップS32に移行する。
【0075】
なお、他の実施形態では、制御部21は、検索結果ページP1に含まれているいずれかの画像データが操作された場合(例えば、タップされた場合)に、操作された画像データを拡大表示させてもよい。そして、拡大表示された画像データがさらに操作された場合(例えば、さらにタップされた場合)に、処理がステップS28に移行してもよい。なお、拡大表示された画像データが前記個人撮影画像データである場合、当該拡大表示された画像データには、操作画像F1が合成表示されてもよいし、合成表示されなくてもよい。また、拡大表示される前の画像データ(前記個人撮影画像データ)には操作画像F1が合成表示されず、拡大表示された後の画像データ(前記個人撮影画像データ)にのみ操作画像F1が合成表示されてもよい。また、拡大表示された画像データが企業アカウントに紐付く画像データである場合、当該拡大表示された画像データには、企業アカウント識別画像B1が合成表示されてもよいし、合成表示されなくてもよい。また、拡大表示される前の画像データ(企業アカウントに紐付く画像データ)には企業アカウント識別画像B1が合成表示されず、拡大表示された後の画像データ(企業アカウントに紐付く画像データ)にのみ企業アカウント識別画像B1が合成表示されてもよい。
【0076】
<ステップS28>
ステップS28において、制御部21は、操作された画像データが個人アカウントに紐付く画像データであるか否かを判断する。具体的に、制御部21は、ユーザーアカウント情報D1及び画像情報D2を参照して、操作された画像データが個人アカウントに紐付く画像データであるか否かを判断する。そして、操作された画像データが個人アカウントに紐付く画像データであると判断されると(S28:Yes)、処理がステップS29に移行する。一方、操作された画像データが個人アカウントに紐付く画像データではないと判断されると(S28:No)、処理がステップS31に移行する。
【0077】
<ステップS29>
ステップS29において、制御部21は、前記画像データが操作された位置(例えば、タップされた位置)が操作画像F1の部分であるか否かを判断する。そして、前記画像データが操作された位置が操作画像F1の部分であると判断されると(S29:Yes)、処理がステップS31に移行する。一方、前記画像データが操作された位置が操作画像F1以外の部分であると判断されると(S29:No)、処理がステップS30に移行する。
【0078】
<ステップS30>
ステップS30において、制御部21は、操作された画像データに対応する個人アカウント(すなわち、前記画像データをアップロードしたユーザーのユーザーアカウント)のプロフィールページP3を、ユーザー端末3の操作表示部33に表示させる。具体的に、制御部21は、前記個人アカウントに対応するプロフィールページP3のデータを、通信網N1を通じてユーザー端末3に送信する。その結果、ユーザー端末3の操作表示部33に前記個人アカウントに対応するプロフィールページP3が表示される。当該プロフィールページP3には、前記個人アカウントのユーザーID、前記個人アカウントに紐付く画像データなどが表示される。そして、処理がステップS32に移行する。当該ステップS30の処理は、制御部21の第2表示処理部213により実行される。
【0079】
<ステップS31>
一方、ステップS31において、制御部21は、操作された画像データに対応する企業アカウントのプロフィールページP3を、ユーザー端末3の操作表示部33に表示させる。例えば、前記画像データが企業アカウントに紐付く画像データである場合(すなわち、前記ステップS28でNoの場合)、制御部21は、前記企業アカウントに対応するプロフィールページP3のデータを、通信網N1を通じてユーザー端末3に送信する。その結果、ユーザー端末3の操作表示部33に前記企業アカウントに対応するプロフィールページP3が表示される。一方、前記画像データが前記個人撮影画像データである場合(すなわち、前記ステップS29でYesの場合)、前記個人撮影画像データが撮影された施設に対応する企業アカウントのプロフィールページP3を、ユーザー端末3の操作表示部33に表示させる。具体的に、制御部21は、画像情報D2に含まれる位置情報に基づいて、前記個人撮影画像データが撮影された施設を特定する。そして、制御部21は、企業プロフィール情報D3に基づいて前記施設に対応する企業アカウントを特定し、特定された企業アカウントに対応するプロフィールページP3のデータを、通信網N1を通じてユーザー端末3に送信する。その結果、ユーザー端末3の操作表示部33に前記企業アカウントに対応するプロフィールページP3が表示される。当該ステップS31の処理は、制御部21の第2表示処理部213により実行される。当該ステップS31は、本発明の「第2表示ステップ」の一例である。
【0080】
図10は、飲食店Cの企業アカウントに対応するプロフィールページP3である。
図10に示されるように、企業アカウントに対応するプロフィールページP3には、予約キーK31、電話キーK32、メールキーK33、及び道順キーK34の少なくとも1つが含まれていてもよい。
【0081】
予約キーK31は、前記企業アカウントに対応する施設を予約するための操作キーである。予約キーK31が操作されると、制御部21は、企業プロフィール情報D3に含まれる予約ページの情報をユーザー端末3に送信する。ユーザー端末3の制御部31は、前記予約ページの情報に基づいて、前記施設を予約するための予約ページを操作表示部33に表示させる。
【0082】
電話キーK32は、前記企業アカウントに対応する施設に電話を発信するための操作キーである。電話キーK32が操作されると、制御部21は、企業プロフィール情報D3に含まれる電話番号の情報をユーザー端末3に送信する。ユーザー端末3の制御部31は、前記電話番号の情報に基づいて、前記施設に電話を発信する。
【0083】
メールキーK33は、前記企業アカウントに対応する施設に電子メールを送信するための操作キーである。メールキーK33が操作されると、制御部21は、企業プロフィール情報D3に含まれるメールアドレスの情報をユーザー端末3に送信する。ユーザー端末3の制御部31は、前記メールアドレスの情報に基づいて、前記施設宛ての電子メールを作成するためのメール作成画面を操作表示部33に表示させる。
【0084】
道順キーK34は、前記企業アカウントに対応する施設への道順案内を開始するための操作キーである。道順キーK34が操作されると、制御部21は、企業プロフィール情報D3に含まれる所在地の情報をユーザー端末3に送信する。ユーザー端末3の制御部31は、前記所在地の情報に基づいて、ユーザー端末3の現在位置から前記施設の所在地までの道順を示す地図を操作表示部33に表示させ、前記施設への道順案内を開始する。
【0085】
<ステップS32>
ステップS32において、制御部21は、前記画像検索処理を終了すべきか否かを判断する。例えば、制御部21は、予め定められた終了操作が行われた場合に、前記画像検索処理を終了すべきであると判断してもいい。また、制御部21は、プロフィールページP3に含まれる予約キーK31、電話キーK32、メールキーK33、又は道順キーK34が操作された場合に、前記画像検索処理を終了すべきであると判断してもいい。前記画像検索処理を終了すべきであると判断されると(S32:Yes)、前記画像検索処理は終了される。一方、前記画像検索処理を終了すべきはないと判断されると(S32:No)、処理が前記ステップS25に戻る。
【0086】
以上のように、本実施形態に係る画像検索装置2では、検索条件に合致する画像データのうち、企業アカウントに対応する施設で一般ユーザーによって撮影された個人撮影画像データに、操作画像F1が合成表示される。そして、前記個人撮影画像データにおける操作画像F1の部分が操作された場合に、前記施設に対応する企業アカウントのプロフィールページP3が表示される。よって、企業アカウントに対応する施設で一般ユーザーによって撮影された個人撮影画像データを見て前記施設に興味を持ったユーザーは、前記個人撮影画像データにおける操作画像F1の部分を操作するだけで、前記施設に対応する企業アカウントのプロフィールページP3を容易に閲覧することができる。したがって、本実施形態に係る画像検索装置2によれば、検索結果として表示される画像データを見たユーザーを、飲食店などの企業アカウントのプロフィールページP3に効果的に誘導することが可能となる。
【0087】
また、本実施形態に係る画像検索装置2では、検索条件に合致する画像データを、前記画像データに関連する施設ごとに纏めて表示することが可能である。よって、本実施形態に係る画像検索装置2によれば、ユーザーは、企業アカウントに紐付く画像データであるか個人アカウントに紐付く画像データであるかに関わらず、同一施設に関連する複数の画像データをまとめて確認することができるので、所望の施設をより容易に見つけることが可能となる。
【0088】
また、本実施形態では、
図7等に示されるように、操作画像F1が、施設の「施」の文字が〇で囲まれた画像である場合について説明したが、他の実施形態として、操作画像F1が一又は複数の文字のみで構成されてもよい。同様に、他の実施形態として、企業アカウント識別画像B1が一又は複数の文字のみで構成されてもよい。また、操作画像F1又は企業アカウント識別画像B1は、文字を含まないマーク等の画像のみであってもよい。
【0089】
また、本実施形態では、本発明における特定ページの一例として、企業アカウントのプロフィールページP3を例に挙げて説明したが、前記特定ページが、前記企業アカウントに対応する施設の予約に関する情報が表示される予約情報ページであってもよい。具体的に、前記予約情報ページは、前記施設の予約を受け付け可能な前記予約ページであってもよい。例えば、制御部21は、ユーザー端末3に表示させる前記予約情報ページにおいて、予約可能な日又は日時などを検索又は表示することが可能であり、表示された予約可能な日又は日時についての予約要求をユーザー端末3から受け付けることが可能である。また、前記予約情報ページは、前記企業アカウントに対応する企業が管理する外部のサーバーに記憶されるサイト上のWebページであってもよい。なお、前記予約情報ページには、前記施設の予約に関する情報として、メニュー、場所、予算などの各種の情報が表示されてもよい。このように、前記特定ページとして、前記予約情報ページが表示されることにより、前記個人撮影画像データに対応する施設の予約をユーザーに促すことが可能である。
【0090】
さらに、制御部21は、前記個人撮影画像データに対応する施設が前記予約ページから予約可能な施設である場合には、前記特定ページとして前記予約情報ページを表示させ、前記個人撮影画像データに対応する施設が前記予約ページから予約可能な施設でない場合には、前記特定ページとしてプロフィールページP3などの他のWebページを表示させてもよい。例えば、企業プロフィール情報D3では、オンライン予約可能な施設については前記予約ページの情報が登録されており、オンライン予約が可能でない施設については前記予約ページの情報が登録されていないことが考えられる。この場合、制御部21は、前記個人撮影画像データに対応する施設の企業アカウントの企業プロフィール情報D3に前記予約ページの情報が含まれている場合に、当該施設がオンライン予約可能な施設であると判定することが可能である。なお、企業プロフィール情報D3にオンライン予約の可否を示す情報が含まれていてもよい。このように、制御部21は、企業プロフィール情報D3に基づいて、前記個人撮影画像データに対応する施設が前記予約ページから予約可能である施設であるか否かを判定し、当該判定結果に応じて前記特定ページとして表示するWebページの内容を切り替えてもよい。これにより、前記予約ページから予約可能な施設については、ユーザーに当該施設の予約を促すことが可能である。
【0091】
また、制御部21は、前記個人撮影画像データに対応する施設が前記予約ページから予約可能な施設である場合には、操作画像F1として、施設のWeb予約が可能である旨を示す「予」が〇で囲まれた画像などの第1操作画像を表示させ、前記個人撮影画像データに対応する施設が前記予約ページから予約可能な施設でない場合には、操作画像F1として、施設の「施」が〇で囲まれた画像などの第1操作画像を表示させてもよい。即ち、制御部21は、前記個人撮影画像データに対応する施設が前記予約ページから予約可能である施設であるか否かに応じて操作画像F1を切り替え、操作画像F1により前記画像データに対応する施設がオンライン予約可能であるか否かを表示してもよい。これにより、ユーザーは、操作画像F1を見て、施設が予約可能であるか否かを容易に把握することが可能である。
【0092】
なお、前記予約ページから施設の予約が可能である場合に、前記第1操作画像と前記第2操作画像との二つの操作画像F1が表示され、当該操作画像F1の操作に応じて当該操作画像F1に対応する前記予約ページ又は企業プロフィールページP3が表示されてもよい。さらに、画像検索装置2が、前記施設各々における空席の情報を管理する機能を有する場合、制御部21は、現在日時について予約可能な施設、又は指定された予約日時に予約可能な施設に対応する前記個人撮影画像データのみについて、予約可能である旨を示す画像を合成して表示してもよい。
【0093】
ところで、他の実施形態として、制御部21が、前記ステップS22において、記憶部22に保存されている複数の画像データの中から、前記ステップS21で取得された検索条件に合致する画像データを抽出する際、オンライン予約が可能な施設に対応する画像データのみを抽出可能であってもよい。なお、制御部21は、前記ステップS22における抽出手法として、オンライン予約可能な施設のみを抽出するか否かをユーザー操作に応じて切り替え可能であってもよい。さらに、画像検索装置2が、前記施設各々における空席の情報を管理する機能を有する場合、制御部21は、現在日時について予約可能な施設、又は指定された予約日時に予約可能な施設に対応する前記画像データのみを抽出することが可能であってもよい。