【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一側面では、デバイスは、被検体から流体が放出されるようにするために配列されている、流体輸送体を含む。流動活性化体は、展開アクチュエータによって展開方向に移動させられ得る。流動活性化体はまた、後退アクチュエータによって後退方向に移動させられ得る。一側面では、流動活性化体は、後退後の開口部からのその距離とは異なる、展開前位の開口部からの距離にあり得る。
【0005】
本発明の別の側面では、機械構成要素のみを含むエフェクタが、展開および後退のために流動活性化体を移動させる。展開移動は、後退移動よりも実質的に高速で起こり得る。
【0006】
本発明の別の側面では、デバイスは、開口部および流動活性化体であって、被検体から流体が放出されるようにするために配列されている流動活性化体を含む流体輸送体、ならびに周囲圧力より低い圧力を提供する真空源を含み得る。デバイスはまた、開口部と真空源との間で流体的に連結される、チャネルを含み得る。本発明の一側面では、流動活性化体は、チャネルに沿った開口部と真空源との間の流体連通が可能になった後、作動させられる。本発明の一側面では、チャネルに沿った開口部と真空源との間の流体連通は、流動活性化体が後退方向に移動させられる前に可能にされる。別の側面では、流動活性化体を作動させるデバイスアクチュエータもまた、チャネルに沿った開口部と真空源との間の流体連通を可能にする。
【0007】
本発明の別の側面では、エフェクタは、流動活性化体の任意の展開移動前に、最初の貯蔵されたポテンシャルエネルギーを有し得る。エフェクタは、貯蔵されたポテンシャルエネルギーを放出して流動活性化体を後退させるように配列され得る。
【0008】
本発明の別の側面では、流動活性化体、後退アクチュエータ、および展開アクチュエータは、互に同心円状に整列させられ得る。加えて、デバイスは、同様に流動活性化体、後退アクチュエータ、および展開アクチュエータと同心円状に整列させられる、スペーサ要素を含み得る。
【0009】
別の側面では、本発明は、本明細書で説明される実施形態のうちの1つ以上、例えば、流体を受け取るためのデバイスを作製する方法を包含する。なおも別の側面では、本発明は、本明細書で説明される実施形態のうちの1つ以上、例えば、流体を受け取るためのデバイスを使用する方法を包含する。
【0010】
本発明の他の利点および新規の特徴は、添付図面と併せて考慮されることによって、本発明の種々の非限定的実施形態の以下の詳細な説明から明白となるであろう。本明細書および参照することにより組み込まれる文書が、相反する、および/または矛盾する開示を含む場合、本明細書が優先するものとする。参照することにより組み込まれる2つ以上の文書が、互に対して相反する、および/または矛盾する開示を含む場合には、より最近の発効日を有する文書が優先するものとする。
【0011】
概略的であり、必ずしも一定の縮尺で描かれることを目的としていない、添付図面を参照して、本発明の1つ以上の側面を組み込む、非限定的実施形態を一例として説明する。図中、図示されるそれぞれの同一またはほぼ同一の構成要素は、典型的には、単一の数字によって表される。明確にするために、全ての構成要素が全ての図で標識されるわけでも、当業者が本発明を理解することを可能にするために図示が必要ではない、示される本発明の各実施形態の全ての構成要素が標識されるわけでもない。
例えば、本発明は、以下を提供する。
(項目1)
被検体から流体を受け取るためのデバイスであって、上記デバイスは、
開口部および流動活性化体を含む流体輸送体であって、上記流動活性化体は、上記被検体から流体が放出されるようにするために配列されている、流体輸送体と、
展開方向に上記流動活性化体を移動させるために構築および配列されている展開アクチュエータと、
後退方向に上記流動活性化体を移動させるために構築および配列されている後退アクチュエータと
を備えている、デバイス。
(項目2)
上記展開アクチュエータは、上記後退アクチュエータに取り付けられている、項目1に記載のデバイス。
(項目3)
上記展開アクチュエータおよび後退アクチュエータは、エフェクタ本体を介して接続されている、項目2に記載のデバイス。
(項目4)
上記展開アクチュエータは、展開および後退方向に可逆的に移動可能である、項目1に記載のデバイス。
(項目5)
上記展開アクチュエータは、上記展開方向への移動前、上記開口部に対面する凹状部分を有し、上記展開方向への移動後、上記開口部に対面する凸状部分を有する、項目1に記載のデバイス。
(項目6)
上記展開アクチュエータは、スナップドームを備えている、項目1に記載のデバイス。
(項目7)
上記展開アクチュエータは、複数のローブを備えている、項目1に記載のデバイス。
(項目8)
上記展開アクチュエータは、作動させられると、上記展開アクチュエータへの少なくとも0.1Nまたは少なくとも0.3Nの力の適用に応じて、展開方向に移動する、項目1に記載のデバイス。
(項目9)
上記展開アクチュエータは、ポリマーまたは金属を含む、項目1に記載のデバイス。
(項目10)
上記展開アクチュエータは、4cm以下の最大直径を有する、項目1に記載のデバイス。
(項目11)
上記展開アクチュエータは、作動させられると、少なくとも1cm/秒または少なくとも10cm/秒の平均速度で展開方向に移動する、項目1に記載のデバイス。
(項目12)
上記展開アクチュエータは、作動させられると、約0.002秒未満の期間で展開前位置から展開後位置まで移動する、項目1に記載のデバイス。
(項目13)
上記展開アクチュエータは、作動させられると、少なくとも100,000メートル/秒
2のピーク加速度で展開前位置から展開後位置まで移動する、項目1に記載のデバイス。
(項目14)
上記展開アクチュエータは、作動させられると、展開方向に移動するとき、上記展開アクチュエータのいずれの部分も約5mmより大きく移動しない、項目1に記載のデバイス。
(項目15)
上記流動活性化体は、1本以上の針または極微針を備えている、項目1に記載のデバイス。
(項目16)
上記針または極微針のうちの少なくともいくつかは、中実または中空である、項目15に記載のデバイス。
(項目17)
上記針または極微針のうちの少なくともいくつかは、約5ミリメートル未満の長さを有する、項目15に記載のデバイス。
(項目18)
上記針または極微針のうちの少なくともいくつかは、約1mm以下の上記被検体の皮膚への最大穿通を有する、項目15に記載のデバイス。
(項目19)
上記針または極微針のうちの少なくともいくつかは、少なくとも約500マイクロメートルの上記被検体の皮膚への最小穿通を有する、項目15に記載のデバイス。
(項目20)
上記流動活性化体は、上記展開アクチュエータに固定されている、項目1に記載のデバイス。
(項目21)
上記流動活性化体は、変換構造または膜を介して上記展開アクチュエータに固定されている、項目20に記載のデバイス。
(項目22)
上記展開アクチュエータを展開方向に移動させることが可能なデバイスアクチュエータをさらに備えている、項目1に記載のデバイス。
(項目23)
上記デバイスアクチュエータは、ボタンまたはスライダを備えている、項目22に記載のデバイス。
(項目24)
上記デバイスアクチュエータは、少なくとも、ユーザによって操作可能な第1の部分と、展開方向に上記展開アクチュエータを移動させるために配列されている第2の部分とを備えている、項目22に記載のデバイス。
(項目25)
上記デバイスアクチュエータの少なくとも一部分は、展開方向に上記展開アクチュエータを移動させるために、上記展開アクチュエータの上で横方向に摺動することが可能である、項目22に記載のデバイス。
(項目26)
上記デバイスアクチュエータの少なくとも一部分は、展開方向に上記展開アクチュエータを移動させるために、上記展開アクチュエータの中へ下向きに押し進められることが可能である、項目22に記載のデバイス。
(項目27)
上記後退アクチュエータを後退方向に移動させることが可能なデバイスアクチュエータをさらに備えている、項目1に記載のデバイス。
(項目28)
上記後退アクチュエータは、バネを備えている、項目1に記載のデバイス。
(項目29)
上記バネは、展開前、比較的高いエネルギー状態にあり、展開後、比較的低いエネルギー状態にある、項目28に記載のデバイス。
(項目30)
上記後退アクチュエータは、コイルバネまたは板バネを備えている、項目1に記載のデバイス。
(項目31)
上記後退アクチュエータは、多足板バネを備えている、項目1に記載のデバイス。
(項目32)
上記後退アクチュエータは、弾性部材を備えている、項目1に記載のデバイス。
(項目33)
上記後退アクチュエータは、後退方向に上記開口部から離れるほうに上記展開アクチュエータを移動させる、項目1に記載のデバイス。
(項目34)
上記展開アクチュエータのいずれの部分も、上記後退アクチュエータが後退方向に移動するときに、10mmより大きく移動しない、項目1に記載のデバイス。
(項目35)
上記後退アクチュエータは、後退後に定位置で係止される、項目1に記載のデバイス。
(項目36)
上記展開アクチュエータは、後退方向に上記後退アクチュエータを移動させることによって作動させられる、項目1に記載のデバイス。
(項目37)
基部およびカバーを含む筐体をさらに備え、上記基部およびカバーは、上記展開および後退アクチュエータを封入し、上記筐体の一部分は、上記開口部を画定する、項目1に記載のデバイス。
(項目38)
上記筐体は、上記開口部から上記筐体の中への流体の流動を引き起こすために配列されている真空源を画定する、項目37に記載のデバイス。
(項目39)
上記真空源と上記開口部との間に流体連結を作成するチャネルをさらに備え、上記真空源によって引き起こされる流動は、少なくとも部分的に上記チャネルを通る、項目38に記載のデバイス。
(項目40)
上記チャネルへの流体連結を有する貯蔵チャンバをさらに備え、上記チャネルの中の流体は、上記貯蔵チャンバに進入する、項目39に記載のデバイス。
(項目41)
上記真空源と上記開口部との間の流動を制御するために配列されているシールをさらに備えている、項目38に記載のデバイス。
(項目42)
デバイスアクチュエータが、上記シールに作用して上記真空源と上記開口部との間の流動を可能にするために配列されている、項目41に記載のデバイス。
(項目43)
上記デバイスは、流体の受け取りを示す指標を含む、項目1に記載のデバイス。
(項目44)
被検体から流体を受け取るためのデバイスであって、上記デバイスは、
流体を受け取るように配列されている開口部と、
展開前、上記開口部から第1の距離にあり、展開後、上記開口部から第2の距離にある流動活性化体であって、上記第1の距離は、上記第2の距離とは異なる、流動活性化体と
を備えている、デバイス。
(項目45)
上記第1の距離は、上記第2の距離よりも小さい、項目44に記載のデバイス。
(項目46)
上記流動活性化体は、1本以上の針を含む、項目44に記載のデバイス。
(項目47)
展開方向および後退方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されているエフェクタをさらに備えている、項目44に記載のデバイス。
(項目48)
上記エフェクタは、一緒に取り付けられている展開アクチュエータおよび後退アクチュエータを含み、上記展開アクチュエータは、上記展開方向に上記流動活性化体を少なくとも上記第1の距離移動させるために配列され、上記後退アクチュエータは、上記後退方向に上記流動活性化体を少なくとも上記第2の距離移動させるために配列されている、項目47に記載のデバイス。
(項目49)
上記展開アクチュエータは、上記後退アクチュエータが上記後退方向に上記流動活性化体を移動させるよりも高い速度で、上記展開方向に上記流動活性化体を移動させる、項目48に記載のデバイス。
(項目50)
基部およびカバーを含む筐体をさらに備え、上記基部およびカバーは、上記流動活性化体を封入し、上記筐体の一部分は、上記開口部を画定する、項目44に記載のデバイス。
(項目51)
上記筐体は、上記開口部から上記筐体の中への流体の流動を引き起こすために配列されている真空源を画定する、項目50に記載のデバイス。
(項目52)
上記真空源と上記開口部との間に流体連結を有するチャネルをさらに備え、上記真空源によって引き起こされる流動は、少なくとも部分的に上記チャネルを通る、項目51に記載のデバイス。
(項目53)
上記チャネルへの流体連結を有する貯蔵チャンバをさらに備え、上記チャネルの中の流体は、上記貯蔵チャンバに進入する、項目52に記載のデバイス。
(項目54)
上記真空源と上記開口部との間の流動を制御するために配列されているシールをさらに備えている、項目51に記載のデバイス。
(項目55)
展開方向および後退方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されているエフェクタをさらに備え、上記エフェクタは、上記真空源と上記開口部との間の流動を可能にするように配列されている、項目50に記載のデバイス。
(項目56)
上記展開方向に上記流動活性化体を少なくとも上記第1の距離移動させるために配列されているバネ要素を含む展開アクチュエータと、上記後退方向に上記流動活性化体を少なくとも上記第2の距離移動させるために配列されているバネ要素を含む後退アクチュエータとをさらに備えている、項目44に記載のデバイス。
(項目57)
上記デバイスは、流体の受け取りを示す指標を含む、項目44に記載のデバイス。
(項目58)
被検体から流体を受け取るためのデバイスであって、上記デバイスは、
開口部および流動活性化体を含む流体輸送体であって、上記流動活性化体は、上記被検体から流体が放出されるようにするための展開のために移動可能であり、上記被検体から離れるほうへの後退のために移動可能である、流体輸送体と、
機械構成要素のみを含み、電子制御がないエフェクタであって、上記エフェクタは、展開および後退のために上記流動活性化体を移動させ、上記流動活性化体の展開移動は、上記流動活性化体の後退移動よりも実質的に高速で起きる、エフェクタと
を備えている、デバイス。
(項目59)
上記エフェクタは、展開アクチュエータと後退アクチュエータとを含み、上記展開アクチュエータは、展開方向に上記流動活性化体を移動させるために配列され、後退アクチュエータは、後退方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されている、項目58に記載のデバイス。
(項目60)
上記展開アクチュエータは、上記展開方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されているバネ要素を含み、後退アクチュエータは、上記後退方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されているバネ要素を含む、項目59に記載のデバイス。
(項目61)
上記展開アクチュエータおよび上記後退アクチュエータは、一緒に取り付けられている、項目59に記載のデバイス。
(項目62)
上記流動活性化体は、1本以上の針を含む、項目58に記載のデバイス。
(項目63)
基部およびカバーを含む筐体をさらに備え、上記基部およびカバーは、上記流動活性化体および上記エフェクタを封入し、上記筐体の一部分は、上記開口部を画定する、項目58に記載のデバイス。
(項目64)
上記筐体は、上記開口部から上記筐体の中への流体の流動を引き起こすために配列されている真空源を画定する、項目63に記載のデバイス。
(項目65)
上記真空源と上記開口部との間に流体連結を有するチャネルをさらに備え、上記真空源によって引き起こされる流動は、少なくとも部分的に上記チャネルを通る、項目64に記載のデバイス。
(項目66)
上記チャネルへの流体連結を有する貯蔵チャンバをさらに備え、上記チャネルの中の流体は、上記貯蔵チャンバに進入する、項目65に記載のデバイス。
(項目67)
上記真空源と上記開口部との間の流動を制御するために配列されているシールをさらに備えている、項目64に記載のデバイス。
(項目68)
デバイスアクチュエータが、上記真空源と上記開口部との間の流動を可能にするために配列されている、項目67に記載のデバイス。
(項目69)
上記デバイスアクチュエータは、穿刺部材を含み、上記穿刺部材は、上記シールを穿刺して上記真空源と上記開口部との間の流動を可能にするように配列されている、項目68に記載のデバイス。
(項目70)
上記デバイスは、流体の受け取りを示す指標を含む、項目58に記載のデバイス。
(項目71)
被検体から流体を受け取るためのデバイスであって、上記デバイスは、
開口部および流動活性化体を含む流体輸送体であって、上記流動活性化体は、上記被検体から流体が放出されるようにするために配列されている、流体輸送体と、
周囲圧力より低い圧力を提供する真空源と、
上記開口部と上記真空源との間に流体連結を作成するチャネルと
を備え、
上記流動活性化体は、上記チャネルに沿った上記開口部と上記真空源との間の流体連通が可能になった後、作動させられる、デバイス。
(項目72)
上記流動活性化体は、上記流体連通が可能になった後、後退させられる、項目71に記載のデバイス。
(項目73)
上記流動活性化体は、上記流体連通が可能になった後、展開される、項目71に記載のデバイス。
(項目74)
上記真空源は、上記被検体からの体液の導入前、大気圧より約300mmHg以上低い圧力を有する、項目71に記載のデバイス。
(項目75)
上記真空源は、約10mlより小さい容積を有する、項目71に記載のデバイス。
(項目76)
展開方向および後退方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されているエフェクタをさらに備えている、項目71に記載のデバイス。
(項目77)
上記エフェクタは、一緒に取り付けられている展開アクチュエータおよび後退アクチュエータを含み、上記展開アクチュエータは、上記展開方向に上記流動活性化体を移動させるために配列され、上記後退アクチュエータは、上記後退方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されている、項目76に記載のデバイス。
(項目78)
上記展開アクチュエータは、上記後退アクチュエータが上記後退方向に上記流動活性化体を移動させるよりも高い速度で、上記展開方向に上記流動活性化体を移動させる、項目77に記載のデバイス。
(項目79)
基部およびカバーを含む筐体をさらに備え、上記基部およびカバーは、上記流動活性化体および上記エフェクタを封入し、上記筐体の一部分は、上記開口部を画定する、項目76に記載のデバイス。
(項目80)
上記真空源は、上記筐体によって画定され、上記開口部から上記筐体の中への流体の流動を引き起こすように配列されている、項目79に記載のデバイス。
(項目81)
上記デバイスの表面上に位置付けられた接着剤をさらに備え、上記デバイスの表面は、上記被検体の皮膚に適用される、項目71に記載のデバイス。
(項目82)
上記チャネルへの流体連結を有する上記貯蔵チャンバをさらに備え、上記チャネルの中の流体は、貯蔵チャンバに進入する、項目71に記載のデバイス。
(項目83)
上記真空源と上記開口部との間の流動を制御するために配列されているシールをさらに備えている、項目71に記載のデバイス。
(項目84)
展開方向および後退方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されているエフェクタをさらに備えている、項目83に記載のデバイス。
(項目85)
デバイスアクチュエータをさらに備え、デバイスアクチュエータの作動は、流体連通が可能になること、および上記流動活性化体の作動が起きるようにする、項目71に記載のデバイス。
(項目86)
上記チャネルに沿った上記開口部と上記真空源との間の流体連通は、上記穿刺部材によって可能にされ、上記穿刺部材は、上記デバイスアクチュエータが作動させられたときに上記穿刺部材が移動することができるように、上記デバイスアクチュエータに機械的に連結されている、項目85に記載のデバイス。
(項目87)
上記デバイスアクチュエータの作動後、流体連通が可能になることおよび上記流動活性化体の作動は、上記デバイスアクチュエータに適用される任意の後続の力とは無関係である、項目85に記載のデバイス。
(項目88)
後退方向に上記流動活性化体を移動させる後退アクチュエータをさらに備えている、項目87に記載のデバイス。
(項目89)
上記後退アクチュエータは、ねじりバネを備えている、項目88に記載のデバイス。
(項目90)
上記流動活性化体は、圧力差によって作動させられる、項目71に記載のデバイス。
(項目91)
上記デバイスは、流体の受け取りを示す指標を含む、項目71に記載のデバイス。
(項目92)
被検体から流体を受け取るためのデバイスであって、上記デバイスは、
周囲圧力より低い圧力を提供する真空源と、
開口部、および上記被検体から流体が放出されるようにするために配列されている流動活性化体を含む流体輸送体であって、上記流動活性化体は、展開方向および後退方向に移動可能である、流体輸送体と、
上記開口部と上記真空源との間に流体連結を作成するチャネルと
を備え、
上記チャネルを通る上記開口部と上記真空源との間の流体連通は、上記流動活性化体が上記後退方向に移動させられる前に可能にされる、デバイス。
(項目93)
上記チャネルを通る上記開口部と上記真空源との間の流体連通は、上記流動活性化体が上記展開方向に移動させられる前に可能にされる、項目92に記載のデバイス。
(項目94)
被検体から流体を受け取るためのデバイスであって、上記デバイスは、
開口部および流動活性化体を含む流体輸送体であって、上記流動活性化体は、上記被検体から流体が放出されるようにするために配列されている、流体輸送体と、
周囲圧力より低い圧力を提供する真空源と、
上記開口部と上記真空源との間に流体連結を作成するチャネルと、
上記流動活性化体を作動させ、上記チャネルを通る上記開口部と上記真空源との間の流体連通を可能にするデバイスアクチュエータと
を備えている、デバイス。
(項目95)
被検体から流体を受け取るためのデバイスであって、上記デバイスは、
流動活性化体を含む流体輸送体であって、上記流動活性化体は、上記被検体から流体が放出されるようにするために配列されている、流体輸送体と、
上記流動活性化体の任意の展開移動前に、最初の貯蔵されたポテンシャルエネルギーを有するエフェクタであって、上記エフェクタは、上記貯蔵されたポテンシャルエネルギーを放出して上記流動活性化体を後退させるように配列されている、エフェクタと
を備えている、デバイス。
(項目96)
被検体から流体を受け取るためのデバイスであって、上記デバイスは、
流動活性化体を含む筐体であって、上記流動活性化体は、上記被検体から流体が放出されるようにするために配列され、上記筐体に対して移動可能である、筐体と、
展開方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されている展開アクチュエータと、
後退方向に上記流動活性化体を移動させるために配列されている後退アクチュエータと、
を備え
上記流動活性化体、上記展開アクチュエータ、および上記後退アクチュエータは、実質的に同心円状に整列させられている、デバイス。
(項目97)
上記展開アクチュエータと上記後退アクチュエータとの間に位置するスペーサ要素をさらに備え、上記スペーサ要素は、上記展開アクチュエータと同心円状に整列させられている、項目96に記載のデバイス。
(項目98)
上記展開アクチュエータは、上記流動活性化体に連結されている、項目96に記載のデバイス。