【実施例1】
【0022】
以下、
図1乃至
図7に基づいて、本発明の第1実施例である袋詰め補助装置10を説明する。
【0023】
まず、本発明の第1実施例である袋詰め補助装置10は、本発明の第1実施例である袋詰め補助装置10の左側面図である
図1に示すように、包装袋Bを膨らませる送風ユニット100と、多数の包装袋Bを順次袋詰め可能に多数平積み保持するスタッキング台200とを備え、これにより、包装袋Bに対する被包装物の袋詰め作業を順次袋詰め可能に補助するものである。
【0024】
そこで、本実施例の袋詰め補助装置10を構成する送風ユニット100とスタッキング台200のそれぞれの具体的な装置構成について、以下に詳説する。
【0025】
<1.送風ユニット100>
図2Aおよび
図2Bに基づいて、送風ユニット100の装置構成について説明する。
図2Aは、
図1に示す送風ユニットの左側面図であり、
図2Bは、
図1に示す送風ユニットの平面図である。
【0026】
送風ユニット100は、
図2Aおよび
図2Bに示すように、テーブル等の載置面Fに載置されるベースフレーム110と、包装袋Bに向けて送風する送風機120と、ベースフレーム110の姿勢を固定する傾斜固定手段130とを備えている。
【0027】
<1.1.ベースフレーム>
ベースフレーム110は、載置面(袋詰め作業エリア)Fに設置する底板111と、送風機120が取り付けられるベース板112と、底板111とベース板112とを連結する回動部材(軸支部材)113と、後述する傾斜固定手段130のガイドバー131に懸架自在なフック114とを有している。
【0028】
底板111は、
図2Bに示すように、矩形状の平板であり、送風ユニット100全体を支持する。
また、この底板111には、傾斜固定手段130の左右方向の位置決めを行う半球状のガイド111aが4カ所に載置されている。
さらに、この底板111には、T字状のバーガイド111bが載置されている。
バーガイド111bは、左右方向に延びる基部111b1と、この基部111b1から前方に向かって延びる突出部111b2とから形成されている。
【0029】
ベース板112は、矩形状の平板であり、底板111よりも左右方向に幅狭になっている。
また、ベース板112の長手方向は、送風ユニット100の長手方向と一致し、ベース板112の短手方向は送風ユニット100の短手方向と一致している。
そして、ベース板112の前後方向の中央付近にはネジ孔112aが形成されている。
また、ベース板112のネジ孔112aの前方には、貫通孔112bが形成されている。
この貫通孔112bは、バーガイド111bの突出部111b2に形成されたネジ孔と平面視で同心に形成されている。
【0030】
回動部材113は、底板111の前端とベース板112の前端とを回動自在に連結してベース板112を床板111に対して袋詰め方向に向かって傾斜自在に軸支する部材である。
すなわち、ベース板112は、底板111に対して上下方向に回動自在になっている。
【0031】
フック114は、
図2Aに示すように、ベース板112の後端を側面視で逆V字状となるように折り曲げて形成されている。
このフック114をガイドバー131に引っかけることにより、ベースフレーム110の底板112に対するベース板111の傾きを固定することができる。
【0032】
<1.2.送風機>
送風機120は、ベースフレーム110のベース板112に固定されるハウジング121と、包装袋Bを膨らませる送風ファン122と、この送風ファン122をハウジング121に固定する止めネジ123とを有している。
さらに送風機120は、スタッキング台200に載置された最上位の包装袋Bに向けて被包装物を誘導するシューターを着脱自在とするシューター接続部材124と、ハウジング121をベースフレーム110のベース板112に固定するハウジング固定手段125と、スタッキング台200およびこのスタッキング台200に平積みされた最上位の包装袋Bのリップ部Bpと当接する押さえ板126と、スタッキング台200に平積みされた最上位の包装袋Bの表面を押さえる袋形状保持部材127とを有している。
【0033】
ハウジング121は、一枚の板を曲げ加工した部材であり、
図2Bに示すように、ベース板112の左端側および右端側にそれぞれ載置されている。
ハウジング121は、
図2Aに示すように、ベースフレーム110のベース板112と当接する平坦な底部121aと、この底部121aの後端から立ち上がって送風ファン122を内包する右側面視D字状の送風ファン収容部121bと、この送風ファン収容部121bの前方下端から前方に伸びる平坦な水平部121cと、この水平部121cの前端から斜め後方に上昇する傾斜部121dと、この傾斜部121dの後端から下方に伸びる右側面視L字状のハウジング変形部121eとから形成されている。
【0034】
送風ファン収容部121bの前方側の立ち下がり部分121b1には、止めネジ123により送風ファン122が固定されている。
ハウジング変形部121eが押し下げられると、ハウジング121は自身の弾性により変形し、ハウジング121の傾斜部121dが下がり、押さえ板126との間隔dが大きくなる。
【0035】
送風ファン122は、ハウジング121の送風ファン収容部121bに挿入されており、右側に送風のON/OFFを制御する電源スイッチ122aと、送風ファン122に給電する電源コード122bとを有している。
また送風ファン122は、前方に送風口(不図示)を有しており、スタッキング台200に保持された最上位の包装袋Bの開口部に向けて送風する。
【0036】
シューター接続部材124は、ハウジング121と送風ファン122との間に挿入され、シューター側の面ファスナーと係合自在な面ファスナー124aと、この面ファスナー124aが載置される基材124bとを有している。
面ファスナー124aの左右方向の幅は、
図2Bに示すように、送風ユニット100のハウジング121間の距離Dhとほぼ等しくなっている。
【0037】
ハウジング固定手段125は、ベースフレーム110のベース板112およびハウジング121の水平部121cに挿通される固定ネジ125aと、ハウジング121の水平部121cに載置され固定ネジ125aと螺合する固定ナット125bとを有している。
したがって、固定ネジ125aを固定ナット125bに螺合させると、ハウジング固定手段125がベースフレーム110のベース板112とハウジング121とを挟圧し、ハウジング121がベースフレーム110のベース板112に固定される。
また、ハウジング121の水平部121cが固定されるが、水平部121cから斜め後方に上昇する傾斜部121dは上下方向に変形自在であるため、傾斜部121dは板バネのように機能する。
【0038】
押さえ板126は、スタッキング台200を押さえる金属製の台押さえ板126aと、包装袋Bのリップ部Bpを押さえる樹脂製の袋押さえ板126bとを有している。
台押さえ板126aは、その後端がハウジング121の送風ファン収容部121bの前方側に取り付けられている。
袋押さえ板126bは、その後端がハウジング121の送風ファン収容部121bの前方側かつ台押さえ板126aよりも上方に取り付けられている。
また、袋押さえ板126bの先端の左右方向の幅は、
図2Bに示すように、台押さえ板126aの先端の左右方向の幅より幅狭となっている。
【0039】
袋形状保持部材127は、ハウジング121の送風ファン収容部121bに取り付けられており、ハウジング121に対して上下方向に回動自在である。
また、平面視において、左側に配置された袋形状保持部材127と右側に配置された袋形状保持部材127とは、
図2Bに示すように、それぞれ押さえ板126よりも外側に配置されている。
【0040】
<1.3.傾斜固定手段>
傾斜固定手段130は、ベースフレーム110の底板111に対するベースフレーム110のベース板112の傾きを固定し、
図2Aに示すように、送風ユニット100に設けられている。
傾斜固定手段130は、底板111のガイド111aに沿って前後方向に移動自在なガイドバー131と、このガイドバー131の平面視における位置を固定するガイドバー固定ネジ132と、ベースフレーム110のベース板112とガイドバー131とを結合させる結合ボルト(結合部材)133とを有している。
【0041】
ガイドバー131は、1本の棒材を曲げて作られる、平面視でU字状の部材であり、ベースフレーム110の底板111に載置される。
このガイドバー131は、
図2Aに示すように、底板111に載置され水平方向に伸びる水平部131aと、この水平部131aの後端から斜め上方に傾斜する傾斜部131bと、この傾斜部131bの上端に接続され上方に向かって伸びる背面視U字状の連結部131cとから形成されている。
水平部131aの左右方向の間隔は、
図2Bに示すように、バーガイド111bの基部111b1の左右方向の幅より僅かに大きくなっている。
連結部131cには、左右方向に架橋する帯状の架橋部分131c1があり、この架橋部分c1には、ガイドバー固定ネジ132を挿通自在な貫通孔131c2が形成されている。
【0042】
ガイドバー固定ネジ132は、ベースフレーム110のバーガイド111bの基部111b1の左端面および右端面と対向する位置に1つずつ螺着されている。
したがって、ガイドバー131は、バーガイド111bの基部111b1の左端面または右端面とガイドバー固定ネジ132のネジ軸132aとにより、左右方向の位置が規制されている。
また、ガイドバー固定ネジ132を底板111のネジ孔111cに螺合させると、ガイドバー固定ネジ132が上下動自在となるため、ガイドバー131の水平部131aは、ガイドバー固定ネジ132と底板111とにより上下方向から挟持自在となっている。
【0043】
結合ボルト133は、送風ユニット100のバーガイド111bの突出部111b2に形成されたネジ孔およびベース板112に形成されたネジ孔112aに螺合自在となっている。
したがって、結合ボルト133は、ガイドバー131とベースフレーム110のベース板112とを結合自在であると共に、ベースフレーム110の床板111とベース板112とを結合自在である。
【0044】
<2.スタッキング台>
次に、スタッキング台200について、
図1、
図3Aおよび
図3Bに基づいて説明する。
図3Aは
図1に示すスタッキング台の平面図であり、
図3Bは
図3AのIIIB−IIIB断面図である。
【0045】
スタッキング台200は、送風ユニット100のハウジング121に対して着脱自在である、平面視で矩形状の部材であり、
図3Aおよび
図3Bに示すように、包装袋Bが平積みされるスタッキング台本体210と、送風ユニット100のベースフレーム110に対するスタッキング台200の左右方向の位置を定める係合突起220と、包装袋Bに向けて突出する半球状の袋変形用突起230と、ベースフレーム110に対するスタッキング台200の前後方向の位置を定めるL字部材240と、後述する袋係止具Lの係止孔Loを係止するネジ(係止用突起)250とを備えている。
【0046】
スタッキング台本体210は、平坦部211と、立ち上がり部212とから形成されている。
立ち上がり部212は、平坦部211の左右端から、互いに遠ざかる方向に斜め上方に延びている。
スタッキング台本体210がこのような形状となっているため、包装袋Bをスタッキング台本体210に載置すると、包装袋Bを長手方向(前後方向)から見ると、包装袋Bの形状はV字状になり、包装袋Bを膨らました際に開口の高さを稼ぐことができる。
【0047】
係合突起220は、
図3Bに示すように、側面視においてL字状の部材であり、スタッキング台本体210の平坦部211の下面に配置されている。
また、この係合突起220の外法Dは、送風ユニット100のハウジング121間の距離Dh(
図2B参照)より僅かに小さくなっている。
【0048】
袋変形用突起230は、スタッキング台本体210の平坦部211の上面に2つ配置されている。
2つの袋変形用突起230は、前後方向の位置が揃っている。
【0049】
L字部材240は、スタッキング台本体210の後方下面に取り付けられ、L字部材240の後端は、スタッキング台本体210の後端と揃っている。
【0050】
ネジ250は、スタッキング台本体210の後方側およびL字部材240の垂下部241に螺合されており、ネジ頭251とスタッキング台本体210およびL字部材240とは離間している。
【0051】
<3.包装袋の構造および袋束体>
次に、
図4A乃至
図5Cに基づいて、スタッキング台200に平積みされる包装袋Bにおよび袋係止具Lによる包装袋Bの集積体である袋束体BGについて説明する。
【0052】
<3.1.包装袋の構造>
まず、
図4および
図4Bに基づいて、包装袋の構造について説明する。
図4Aは
図1の袋詰め補助装置で用いる包装袋の平面図であり、
図4Bは
図4AのIVB−IVB断面図である。
【0053】
包装袋Bは、平面視で矩形状の袋であり、
図4Bに示すように、表面Bfと裏面Bbとから形成されている。
また、この包装袋Bは、後方側の一辺以外は封止されており、開口部Boが1つ形成されている。
【0054】
包装袋Bの表面Bfは、
図4Aおよび
図4Bに示すように、裏面Bbよりも前後方向に短くなっている。
したがって、包装袋Bには表面Bfに対して突出するリップ部Bpが形成されている。
また、表面Bfの後方側には、左右方向に2つの通し孔Bhが形成されている。
【0055】
<3.2.袋束体>
次に、
図5A乃至
図5Cに基づいて、袋束体BGについて説明する。
図5Aは
図1の袋詰め補助装置で用いる袋係止具の平面図であり、
図5Bは
図4Aの包装袋を
図5Aの袋係止具で集積させた状態の平面図であり、
図5Cは
図5BのVC−VC断面図である。
【0056】
図5Aに示すように、袋係止具Lは、1枚の樹脂板から形成され、包装袋Bの通し孔Bhに挿入する挿入部分Liと、この挿入部分Liから挿入された包装袋Bの挿入部Li側への抜け止めとなる挿入部分Liの後端側に設けられた返し部分Lbと、包装袋Bの後方への抜け止めとなる返し部分Lbの後端側に設けられた頭部分Lhとから形成されている。
頭部分Lhの平面視中央付近には、厚み方向に折り曲げ自在なフラップLfが形成されており、このフラップLfを厚み方向に折り曲げることで、係止孔Loが形成される。
【0057】
スタッキング台200に包装袋Bを保持させるには、
図5Bおよび
図5Cに示すような袋束体BGを形成した上で、袋係止具Lの係止孔Loにスタッキング台200のネジ250のネジ頭251を挿入して、スタッキング台200に袋係止具Lを係止させればよい。
【0058】
袋束体BGは、
図5Cに示すように、包装袋Bの裏面Bb側から通し孔Bhに袋係止具Lの挿入部分Liを挿入することで形成される。
<4.袋詰め補助装置の使用方法>
【0059】
次に、
図1、
図6および
図7に基づいて、上述のように構成された袋詰め補助装置10の使用方法について説明する。
図6はベース板を載置面に対して傾斜させた状態の袋詰め補助装置の左側面図であり、
図7はベース板を載置面に対して直立させた状態の袋詰め補助装置の左側面図である。
【0060】
図1、
図6、
図7に示すように、袋詰め補助装置10は、3つの姿勢で袋詰め可能となっている。
すなわち、袋詰め補助装置10は、ベース板112を載置面Fに対してほぼ水平にした状態(水平状態;
図1参照)、ベース板112を載置面Fに対して傾斜させた状態(傾斜状態;
図6)、ベース板112を載置面Fに対して直立させた状態(直立状態;
図7)の3つの状態で袋詰め可能となっている。
袋詰め補助装置10の使用者は、被包装物の形状や特性に応じて最適な姿勢を選択して、被包装物を袋詰めする。
【0061】
<4.1.水平状態>
図1のような水平状態において、送風ユニット100のベースフレーム110の床板111とベース板112とは、結合ボルト133をベース板112の貫通孔112bから床板111のバーガイド111bの突出部112b2に形成されたネジ孔に螺合させて、一体になっている。
床板111とベース板112とを結合ボルト133により結合させることでベース板112が床板111に対して回動しなくなり、ベース板112を載置面Fと水平状態にして袋詰め作業を行う場合にベース板112が床板111に対して跳ね上がることを防ぐことができる。
【0062】
<4.2.傾斜状態>
水平状態にある袋詰め補助装置10に対して、結合ボルト133と床板111との螺合を解除して、ベース板112が床板111に対して回動自在とする。
この状態で、ベース板112が床板111に対して上方に回動させつつ、ガイドバー固定ネジ132を緩めてガイドバー131を前後に進退自在として、送風ユニット100のフック114をガイドバー131の連結部131cに係止可能な位置まで、ベース板112のバーガイド111bの突出部111b2とガイドバー固定ネジ132のネジ軸132aとを前後方向のガイドとして、前進させる。
この状態で、フック114をガイドバー131の連結部131cに係止して、ガイドバー固定ネジ132によりガイドバー131を固定すると、
図6に示す傾斜状態が形成される。
【0063】
<4.3.直立状態>
また、水平状態にある袋詰め補助装置10に対して、結合ボルト133と床板111との螺合を解除して、ベース板112が床板111に対して回動自在する。
この状態で、ベース板112が床板111に対して上方に回動させつつ、ガイドバー固定ネジ132を緩めてガイドバー131を前後に進退自在として、ガイドバー131の連結部131cが前方に位置するようにガイドバー131の向きを入れ替える。
そして、結合ボルト133をガイドバー131の連結部131cの貫通孔132c2から挿入して、ベース板112のネジ孔112aに螺合できる位置までガイドバー131を前進させる。
この状態で、結合ボルト133をガイドバー131の連結部131cの貫通孔132c2から挿入して、ベース板112のネジ孔112aに螺合させつつ、ガイドバー固定ネジ132によりガイドバー131を固定すると、
図7に示す直立状態が形成される。
【0064】
<4.4.まとめ>
したがって、本発明の第1実施例である袋詰め補助装置10によれば、底板111とベース板112とが回動自在になっていることにより、スタッキング台200が、送風ファン122に対して所定の配置間隔で送風機120のハウジング121に取り付けられて底板111に対して多種多様な被包装物に応じた袋詰め角度に傾斜自在となっている。
したがって、スタッキング台200を袋詰め作業エリアである載置面Fに対して傾けたとしても、送風ユニット100からの送風により包装袋Bが膨らむため、スタッキング台200を載置面Fに対して様々な角度に傾斜させたとしても、被包装物を確実に包装袋Bに袋詰め可能となり、多種多様な被包装物を包装袋Bに挿入自在とすることができる。
【0065】
また、ベースフレーム110の底板111に対するベースフレーム110のベース板112の傾きを固定する傾斜固定手段130が、送風ユニット100に取り付けられていることにより、載置面Fと当接する底板111に対するベース板112の傾きが、傾斜固定手段130により固定されるため、載置面Fに対するスタッキング台200の傾斜角を容易に維持することができる。
【0066】
また、傾斜固定手段130が、底板111に着脱自在に固定される水平部131aとこの水平部131aから斜め上方に延びる傾斜部132bとを有するガイドバー131と、このガイドバー131とベースフレーム110のベース板112とを結合させる結合部材である結合ボルト133とを有し、ベースフレーム110が、ガイドバー131に懸架自在なフック114を有していることにより、ベースフレーム110のフック114を傾斜固定手段130に懸架させてベース板112を載置面Fに対して傾斜させる第1の傾斜状態である傾斜状態と、傾斜固定手段130とベースフレーム110のベース板112とを結合させてベース板112を載置面Fに対して傾斜させる第2の傾斜状態である直立状態とが形成されるため、単一の傾斜固定手段で複数の傾斜状態を形成することができる。
【0067】
<5.変形例>
以上、本発明の第1実施例である袋詰め補助装置10について説明したが、本発明の袋詰め補助装置は、上述した実施例の袋詰め補助装置10に限定されるものではない。
【0068】
例えば、上述した袋詰め補助装置10において、底板111は、載置面に直接載置されていたが、底板111の底面に足を取り付け、足が載置面と当接してもよい。
【0069】
例えば、上述した袋詰め補助装置10の袋形状保持部材127の先端に、ゴムキャップのような包装袋Bとの間の滑りを抑制する部材を取り付けてもよい。
【0070】
例えば、上述した袋詰め補助装置10において、送風機120のハウジング121は一枚の板を曲げ加工した部材であったが、複数枚の板材に分割して形成してもよい。
【0071】
例えば、上述した袋詰め補助装置10において、床板111とベース板112との間に床板111とベース板112とが当接することを防ぐゴムのような弾性体からなるスペーサーを設けてもよい。
【実施例4】
【0081】
続いて、本発明の第4実施例である袋詰め補助装置10Cについて、
図10乃至
図11Cに基づいて説明する。
図10は本発明の第4実施例である袋詰め補助装置の左側面図であり、
図11A乃至
図11Cは本発明の第4実施例である袋詰め補助装置の使用方法を示す図である。
なお、第4実施例の袋詰め補助装置10Cは、第1実施例の袋詰め補助装置10のスタッキング台200に平積み保持された最上位の包装袋Bに向けて葉物野菜などの被包装物を誘導するシューター500を載置したものであり、上述の水平状態または傾斜状態で使用することを想定した袋詰め補助装置である。
そして、第4実施例の袋詰め補助装置10Cの多くの要素も、第1実施例の袋詰め補助装置10と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
【0082】
<1.シューターの構造>
シューター500は、送風機120のハウジング121に設置されたガイド部材128の上を滑動自在なシューター本体510と、このシューター本体510の後端と送風機120のハウジング121とを接続する弾性変形自在な緩衝部材520とを有している。
なお、ガイド部材128の下面には面ファスナーが貼付されているため、ガイド部材128は送風ユニット100の面ファスナー124aに対して着脱自在となっている。
【0083】
シューター本体510は、
図10に示すように、前方に向かうにつれて直径が小さくなる筒状の弾性変形自在な部材である。
緩衝部材520は、後端がシューター本体150と接続され、先端には送風ユニット100の送風ファン収容部121bの下端近傍に形成された係合孔121b2に係合自在な係合突起521が形成されている。
したがって、シューター500の係合突起521を送風ユニット100の係合孔121b2に挿入して係合させることでシューター500が送風ユニット100に固定される。
また、緩衝部材520がハウジング121とガイドバー131との間に位置していることにより、緩衝部材520は送風機120のハウジング121とガイドバー131の傾斜部131bとの間を揺動自在となっている。
【0084】
<2.袋詰め補助装置の使用方法>
次に、
図11A乃至
図11Cに基づいて、第4実施例である袋詰め補助装置10Cの使用方法について説明する。
【0085】
包装袋Bが平積みされたスタッキング台200を送風ユニット100に載置した状態で、送風器120の電源スイッチ122aをONにして、包装袋Bを
図11Aに示すように膨らませる。
【0086】
この状態で、シューター500に被包装物Cを載置すると、
図11Aに示すように、シューター500が、前方に向かって下り傾斜となっていることにより、被包装物Cは、自重によりシューター500のシューター本体510を前方に向かって滑降し、シューター本体510と当接する。
この状態で、袋詰めを行う作業者が手Hにより被包装物Cを下流側(前方側)に押し込むと、
図11Bに示すように、シューター本体510がガイド部材128を前方に向かって滑動し、シューター本体510が包装袋Bの内部に挿入される。
このとき、被包装物Cのシューター500への押し込みにより、シューター本体510が拡径し、被包装物Cが包装袋B側に押し込まれる。
【0087】
さらに、作業者が被包装物Cを下流側(前方側)に押し込むと、
図11Cに示すように、スタッキング台200に係止された袋係止具Lに対して最上位の包装袋Bの通し孔Bhが引っ張られて破れ、包装袋Bがスタッキング台200から脱離する。
包装袋Bがスタッキング台200から離れるまで被包装物Cを前方に向けて押し込むと、
図11Cに示すように、手Hおよび被包装物Cがシューター500から完全に離れている。
この状態に達すると、緩衝部材520の弾性によりシューター本体510が自動的に後方に向かって引き戻される。
【0088】
以上説明した第4実施例の袋詰め補助装置10Cによれば、シューター500が、送風機120のハウジング121に設置されたガイド部材128上を滑動自在なシューター本体510と、このシューター本体510の後端と送風機120のハウジング121とを接続する弾性変形自在な緩衝部材520とを有し、この緩衝部材520が、ガイドバー131と送風機120のハウジング121との間に配置されていることにより、ガイド部材128に対する傾斜固定手段130の傾斜部131bと送風機120のハウジング121とにより、シューター本体510の滑動範囲が制限されるため、シューター本体510を勢いよく滑動させた際の反動により、シューター本体510がハウジング121に対して激しく振動することを防ぐとともにその衝撃を抑制することができる。
【実施例5】
【0089】
続いて、本発明の第5実施例である袋詰め補助装置10Dについて、
図12乃至
図13Bに基づいて説明する。
図12は本発明の第5実施例である袋詰め補助装置の左側面図であり、
図13Aは本発明の第5実施例である袋詰め補助装置に用いるシューターの導入壁が拡開された状態の斜視図であり、
図13Bは
図13Aに示すシューターの導入壁が閉じ合わさった状態の斜視図である。
なお、第5実施例の袋詰め補助装置10Dは、
図12に示すように、第1実施例の袋詰め補助装置10のスタッキング台200に平積み保持された最上位の包装袋Bに向けて被包装物を収容した包装容器を誘導するシューターを誘導するシューター600を載置したものであり、上述の水平状態または傾斜状態で使用することを想定した袋詰め補助装置である。
そして、第5実施例の袋詰め補助装置10Dの多くの要素も、第1実施例の袋詰め補助装置10と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
【0090】
シューター600は、
図13Aおよび
図13Bに示すように、包装容器の挿入姿勢を調整しながら包装容器を滑降させる包装容器誘導部610と、この包装容器誘導部610の下流側に連続して包装容器を包装袋Bの開口部内に導入する開閉式ゲート部620とから形成されている。
【0091】
<1.包装容器誘導部>
包装容器誘導部610は、平板状の底壁部分611と、この底壁部分611の両側部から斜め上方に向かって伸びる側壁部分612と、底壁部分611の後端中央からたち下がっている舌片状の係止部分613とから形成されている。
【0092】
底壁部分611の下面には、送風ユニット100の面ファスナー124aと係合する面ファスナー614が貼付されている。
これにより、シューター600は、送風ユニット100のハウジング121に着脱自在となっている。
したがって、被包装物の形状に応じたシューター600を送風ユニット100のハウジング121に対して装着可能となっている。
【0093】
また、底壁部分611の左右方向の幅は、不図示の包装容器の底部の左右方向の幅よりも大きくなっている。
側壁部分612の間の距離は、上方に向かうにつれ広がっており、側壁部分612の上端間の距離は、包装容器の頂部の左右方向の幅よりも大きくなっている。
底壁部分611、側壁部分612の幅が、包装容器Pに対して設定されていることにより、包装容器がシューター600の包装容器誘導部610を滑降する間に、包装容器の姿勢が、開閉式ゲート部620で受け入れ易い挿入姿勢に調整される。
【0094】
係止部分613の下端には、送風ユニット100の係合孔121b2に係合自在な係合突起613aが形成されている。
シューター600を送風ユニット100に固定するには、シューター600の係合突起613を送風ユニット100の係合孔121b2に挿入すると共に、シューター600の面ファスナー614を送風ユニット100の面ファスナー124に係合させる。
【0095】
<2.開閉式ゲート部>
開閉式ゲート部620は、
図13Aおよび
図13Bに示すように開閉自在となっており、包装容器誘導部610の側壁部分612の前端と連続する左右一対の導入壁621と、この左右一対の導入壁621を係止して閉じ合わせる導入壁係止手段622と、導入壁621の上辺と連接する左右一対の上方フラップ片623とを有している。
【0096】
導入壁621は、包装容器誘導部610の左側の側壁部分612の前端と連続する側面視矩形状の左導入壁621aと、包装容器誘導部610の右側の側壁部分612の前端と連続する側面視矩形状の右導入壁621bとから形成されている。
また、導入壁621の高さは、包装容器誘導部610の側壁部分612の高さとほぼ等しくなっている。
【0097】
さらに、導入壁621には、上下方向に伸びる折り目621cが前後方向に2つ設けられており、この折り目621cにより
図13Bのような状態となるように折り癖が付けられている。
したがって、左右一対の導入壁621に対して包装容器を包装袋Bに挿入する方向に力を加えて
図13Aのような状態に拡開させた状態にすると、自身の折り癖および弾性により、互いに重なり合う方向に(すなわち、
図13Bのような状態に戻るように)弾性変形する。
【0098】
導入壁係止手段622は、左右一対の導入壁621の一方である左導入壁621aに設けられた磁石622aと、左右一対の導入壁621の他方である右導入壁621bに設けられた磁性体(本実施例では、磁石)622bとにより構成されている。
したがって、
図13Bのように、左右一対の導入壁621が重なり合っている状態では磁石622aと磁性体622bとにより、左右一対の導入壁621が磁着されている。
【0099】
上方フラップ片623は、左導入壁621aの上辺と連続する左上方フラップ片623aと、右導入壁621bの上辺と連続する右上方フラップ片623bとから形成され、それぞれ上下方向に拡開自在となっている。