(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載のショッピングサイト装置において、前記タイムアップ信号の受信にあたって、前記要求信号で特定されるモバイル通信端末に向け、予め決められた時間長さの映像を特定する映像信号を供給する配信手段を備えることを特徴とするショッピングサイト装置。
請求項2に記載のショッピングサイト装置において、前記配信手段は、前記映像信号の供給にあたって、前記モバイル通信端末から、予め決められた文字列を特定する開始信号を受領することを特徴とするショッピングサイト装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
消費者は、美容フェイスパック(フェイスマスク)の使用後や容器入り即席麺(例えばカップラーメン)の消費後に同じ物の補充(いわゆる買い置き)を希望する。特許文献1に記載のWebページでは少なくとも電子カタログで消費者はアイテムを選択しマウスボタンをクリックしなければならない。消費者は意図的にアイテムの発注処理を実施しなければならない。
【0005】
コピー機やプリンター、ウオーターサーバーといった機器ではトナーやインク、水の残量に応じて自動でトナーやインク、水を発注するものが存在する。利用者が特に意識せずともトナーやインク、水は補充されることができる。しかしながら、美容フェイスパックといった化粧品や容器入り即席麺といった食料品に関し、特殊な機器なしに残量や買い置きが管理されることはできない。一般家庭で人的労力なしに化粧品や食料品(通信機器に直接に繋がらないもの)の残量や買い置きを管理することは難しい。
【0006】
本発明は、通信機器に直接に繋がらないものであっても自動で買い置きを作り出すことができるショッピングサイト装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1側面によれば、特定の要求信号に応じて、予め決められたアイテム、当該アイテムの数量および購入金額を特定するカート情報データを生成するショッピングカート手段と、ログインIDの認証に応じて前記ログインIDに関連する決済情報を含むアカウント情報データを取得し、前記アカウント情報データに前記カート情報データを関連づける購入情報作成手段と、予め決められた時間の計時の完了を特定するタイムアップ信号を受信すると、記憶手段に、前記アカウント情報データおよび前記カート情報データに基づき作成された注文書を保存する発注手段とを備えるショッピングサイト装置は提供される。
【0008】
例えばモバイル通信端末から送信される要求信号に応じて、ショッピングカート手段は自動で予め決められたカート情報データを作成する。購入情報作成手段は、ログインIDの認証に応じて得られたアカウント情報データにカート情報データを関連づける。こうしてアカウント情報データおよびカート情報データに基づき注文書は作成されることができる。発注手段は、予め決められた時間の計時の完了を特定するタイムアップ信号を受信すると、記憶手段に注文書を保存する。アイテムの販売者は、保存された注文書に基づきログインIDの所有者(以下「利用者」という)にアイテムを発送することができる。こうして利用者はアイテムを入手することができる。
【0009】
ここで、美容フェイスパック(フェイスマスク)の使用や容器入り即席麺の消費にあたって予め決められた時間(例えば3分間)の計時は要求される。利用者はタイマーの作動に基づき時間を計測することができる。こうしてアイテムの利用にあたって作動するタイマーからタイムアップ信号は出力されることができる。アイテムの利用にあたって作動するタイマーと注文書とは関連づけられることができる。アイテムの利用(フェイスパックの使用や容器入り即席麺の消費)は販売者から利用者に向けたアイテムの発送に関連づけられることができる。こうしてショッピングサイト装置は自動で買い置きを作り出すことができる。
【0010】
ショッピングサイト装置は、前記タイムアップ信号の受信にあたって、前記要求信号で特定されるモバイル通信端末に向け、予め決められた時間長さの映像を特定する映像信号を供給する配信手段を備えてもよい。予め決められた時間の計時中(フェイスパックの使用中や容器入り即席麺の調理中)、利用者は映像を観賞することができる。映像の終了に応じてタイムアップ信号は生成されることができる。アイテムの利用にあたって要求される退屈な時間は楽しい時間に変換されることができる。
【0011】
前記配信手段は、前記映像信号の供給にあたって、前記モバイル通信端末から、予め決められた文字列を特定する開始信号を受領してもよい。予め決められた時間の計時にあたって配信手段はモバイル通信端末から計時の開始信号を受信することができる。開始信号には特定の文字列が用いられることができる。利用者は計時の開始にあたって文字列(合い言葉)の入力を楽しむことができる。文字列が定期的に変更されれば、利用者の楽しみはさらに増加することができる。
【0012】
本発明の第2側面によれば、モバイル通信端末に組み込まれて、予め決められた時間の計時の完了を特定するタイムアップ信号を出力するタイマーと、前記モバイル通信端末から送信される要求信号に応じて、予め決められたアイテム、当該アイテムの数量および購入金額を特定するカート情報データを生成するショッピングカート手段と、ログインIDの認証に応じて前記ログインIDに関連する決済情報を含むアカウント情報データを取得し、前記タイムアップ信号を受信すると前記決済情報に基づき決済処理を実行する決済手段と、決済処理の完了に応じて、記憶手段に、前記アカウント情報データおよび前記カート情報データに基づき作成された注文書を保存する発注手段とを備えるショッピングサイトシステムが提供される。
【0013】
モバイル通信端末から送信される要求信号に応じて、ショッピングカート手段は自動で予め決められたカート情報データを作成する。決済手段は、タイムアップ信号を受信すると、ログインIDの認証に応じて得られたアカウント情報データに基づき決済処理を実行する。決済処理が完了すると、アカウント情報データおよびカート情報データに基づき注文書は作成されることができる。注文書は記憶手段に保存される。アイテムの販売者は、保存された注文書に基づきログインIDの所有者(以下「利用者」という)にアイテムを発送することができる。こうして利用者はアイテムを入手することができる。
【0014】
ここで、美容フェイスパック(フェイスマスク)の使用や容器入り即席麺の消費にあたって予め決められた時間(例えば3分間)の計時は要求される。利用者はタイマーの作動に基づき時間を計測することができる。こうしてアイテムの利用にあたって作動するタイマーからタイムアップ信号は出力されることができる。アイテムの利用にあたって作動するタイマーと注文書とは関連づけられることができる。アイテムの利用(フェイスパックの使用や容器入り即席麺の消費)は販売者から利用者に向けたアイテムの発送に関連づけられることができる。注文書に基づきアイテムは利用者に向けて発送されることができる。こうしてショッピングサイトシステムは自動で買い置きを作り出すことができる。
【0015】
前記タイマーは、前記時間の計時に先立って、前記モバイル通信端末のディスプレイに、前記注文書の最終確認の入力を受け付ける画像を表示してもよい。時間の計時に先立って利用者には注文書の最終確認の入力が促される。利用者は事前にアイテムの自動発注を認識することができる。本ショッピングサイトシステムではカート情報データおよびアカウント情報データは予め決まることから、計時に先立って注文書の最終確認は実現されることができる。利用者はアイテムの購入に納得した上で時間の計時を楽しむことができる。
【0016】
本発明の第3側面によれば、ショッピングサイトとの間で経路を確立する際に、ログインIDの認証処理の開始を特定する第1開始信号を生成する手順と、予め決められたアイテム、当該アイテムの数量および購入金額を特定する購入情報信号を生成する手順と、予め決められた時間を計時する手順と、前記認証処理の完了後であって前記時間の計時が終了すると、決済処理の開始を特定する第2開始信号を生成する手順と、前記決済処理の完了に応じて、前記購入情報信号に基づき作成された注文書の登録処理の開始を特定する第3開始信号を生成する手順とをプロセッサーに実行させるモバイル通信端末向けプログラムが提供される。
【0017】
モバイル通信端末向けプログラムがモバイル通信端末で実行されると、ショッピングサイトとモバイル通信端末との間で経路は確立されることができる。経路の確立にあたってモバイル通信端末で第1開始信号が生成されると、第1開始信号の生成に応じてログインIDの認証処理は開始されることができる。ログインIDの認証に応じて経路へのアクセスは制限されることができる。こうして決済処理の環境は整えられることができる。認証処理の完了後に時間の計時が終了すると、第2開始信号の生成に応じて決済処理は開始されることができる。決済処理が完了すると、第3開始信号の生成に応じて注文書の登録処理は開始されることができる。アイテムの販売者は、登録された注文書に基づき利用者にアイテムを発送することができる。こうして利用者はアイテムを入手することができる。
【0018】
ここで、美容フェイスパック(フェイスマスク)の使用や容器入り即席麺の消費にあたって予め決められた時間(例えば3分間)の計時は要求される。モバイル通信端末は計時にあたって利用されることができる。こうしてアイテムの利用(美容フェイスパックの使用や容器入り即席麺の消費)は販売者から利用者に向けたアイテムの発送に関連づけられることができる。モバイル通信端末の操作に応じてショッピングサイトは自動で買い置きを作り出すことができる。
【0019】
モバイル通信端末向けプログラムは、前記購入情報信号の生成にあたって、前記ショッピングサイトのサイトページのデータを取得し、前記サイトページ中で、前記ログインIDに紐付けられた前記アイテムを指定する第1指定信号を生成する手順と、前記アイテムの指定に関連して、前記サイトページ中で、前記アイテムの数量を指定する第2指定信号を生成する手順と、前記アイテムの指定に関連して、前記サイトページ中で、前記アイテムの購入の意思を特定する処理動作を実行する手順とをプロセッサーにさらに実行させてもよい。
【0020】
第1指定信号が生成されると、ショッピングサイトのサイトページで予め決められたアイテムは指定される。第2指定信号が生成されると、ショッピングサイトのサイトページでアイテムの数量は指定される。アイテムの購入の意思を特定する処理動作が実行されると、予め決められたアイテム、アイテムの数量および購入金額を特定する購入情報信号は生成されることができる。利用者は、アイテムの選択、数量の指定、「カートに入れる」ボタンのタップといった操作から解放されることができる。利用者の手間は省かれ利便性は向上することができる。
【0021】
モバイル通信端末向けプログラムは、前記時間の計時に先立って前記モバイル通信端末のディスプレイに前記アイテムの購入に関する確認事項を特定する画像を表示する手順と、前記時間の計時を開始する指示の入力に応じて、前記確認事項の承認を特定する承認信号を前記ショッピングサイトに送信する手順とをプロセッサーにさらに実行させてもよい。
【0022】
時間の計時に先立って利用者にはアイテムの購入に関する確認事項がディスプレイで提示される。利用者は計時に連動するアイテムの購入を認識することができる。計時の開始にあたって利用者が計時開始の指示を入力すると、ショッピングサイトに対してアイテムの購入は承認されることができる。こうして利用者の意に反してアイテムが購入されることは回避されることができる。
【発明の効果】
【0023】
以上のように、本発明によれば、通信機器に直接に繋がらないものであっても自動で買い置きを作り出すことができるショッピングサイト装置は実現されることができる。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
【0026】
図1は本発明の第1実施形態に係るショッピングサイトシステム11の構成を概略的に示す。ショッピングサイトシステム11は、インターネット12に接続されて、スマートフォン端末(モバイル通信端末)13の所有者(以下「利用者」という)の希望に応じて利用者と販売者との間で商取引を実現するショッピングサイト装置14を備える。ショッピングサイト装置14は、個々のログインIDごとにアカウント情報を蓄積するアカウント情報データベース15を格納する第1記憶装置16と、個々の商取引ごとに注文書を蓄積する注文書データベース17を格納する第2記憶装置18とを有する。
【0027】
アカウント情報には、例えば、利用者の氏名、住所(配送先)、決済情報およびログインパスワードが含まれる。決済情報には、例えば、選択されたデフォルトの支払い方法、クレジットカードのカード番号、クレジットカードの有効期限が含まれる。支払い方法は、例えば、クレジットカード払いや銀行振込、代引き、コンビニエンスストア払いから選択されることができる。
【0028】
注文書には、個々の商取引ごとに、購入されたアイテム、アイテムの数量および購入金額が記述される。アイテムは例えば商品名で特定されることができる。個々の注文書には利用者の氏名、住所および決済情報といったアカウント情報(またはログインID)が記述される。
【0029】
ショッピングサイトシステム11は、個々の利用者ごとにアカウント情報を管理するアカウント管理手段19を備える。アカウント管理手段19は、個々の識別番号(ログインID)ごとに、アカウント情報を特定するアカウント情報データを生成する。アカウント情報データはアカウント管理手段19から第1記憶装置16のアカウント情報データベース15に登録される。アカウント情報データは第1記憶装置16に保存される。アカウント管理手段19は、登録されたパスワードに基づきログインIDを認証する。第1記憶装置16および第2記憶装置18は例えばディスクアレイ装置を含む。
【0030】
ショッピングサイト装置14は、スマートフォン端末13から送信される表示要求に応じて、当該スマートフォン端末13に向けてショッピングサイトの表示データを送信するショッピングサイト表示手段21と、スマートフォン端末13から送信される選択信号で指定されるアイテム(商品)、当該アイテムの数量および購入金額を特定するカート情報データを生成するショッピングカート手段22と、利用者の氏名や住所(配送先)、決済情報といったアカウント情報を含むアカウント情報データを取得し、アカウント情報データにカート情報データを関連づける購入情報作成手段23と、アカウント情報データおよびカート情報データに基づき注文書を作成し、第2記憶装置18の注文書データベース17に注文書を登録する発注手段24とを備える。アカウント情報データの取得にあたってアカウント管理手段19はログインIDを認証する。ログインIDの認証に応じて発注手段24は決済処理を実行する。
【0031】
ショッピングサイト装置14は、スマートフォン端末13から送信される開始信号に応じて予め決められた時間を計時し、計時の完了を特定するタイムアップ信号を出力するタイマー25をさらに備える。タイムアップ信号は例えばタイマー25から発注手段24に供給される。タイムアップ信号の供給にあたってタイムアップ信号には予め特定のスマートフォン端末13が紐付けられる。発注手段24は、タイムアップ信号を受信すると、第2記憶装置18の注文書データベース17に、紐付けられたスマートフォン端末13に関する注文書を登録する。こうして注文書は第2記憶装置18に保存される。
【0032】
その他、タイムアップ信号はタイマー25からショッピングカート手段22に供給されてもよい。この場合には、ショッピングカート手段22は、タイムアップ信号を受信すると、紐付けられたスマートフォン端末13に関して予め決められたアイテム、当該アイテムの数量および購入金額に基づき自動でカート情報データを生成する。カート情報データは購入情報作成手段23でアカウント情報データに関連づけられる。発注手段24ではカート情報データおよびアカウント情報データに基づき注文書は作成される。こうしてタイムアップ信号の受信を契機にショッピングカート手段22、購入情報作成手段23および発注手段24が連動することで注文書は第2記憶装置18に保存されることができる。
【0033】
ここでは、ショッピングサイト装置14はインターネット12に接続されるウエブサーバー31内に構築される。ウエブサーバー31は、アカウント管理手段19、ショッピングサイト表示手段21、ショッピングカート手段22、購入情報作成手段23、発注手段24およびタイマー25として機能する中央演算処理装置(CPU)32と、CPU32に接続されて、アプリケーションの実施にあたって一時的にプログラムやデータを保持するメモリー33と、CPU32に接続されて、プログラムやデータを格納する大容量記憶装置34とを備える。大容量記憶装置34は例えばハードディスク駆動装置(HDD)を含む。大容量記憶装置34には、例えば、ショッピングサイトの表示データ(HTMLデータ)、アカウント情報の管理を担うアカウント管理アプリケーションプログラム、カート情報データの生成を担うショッピングカートアプリケーションプログラム、注文書の作成を担う発注処理アプリケーションプログラム、および、タイマー機能を担うタイマーアプリケーションプログラムが格納される。
【0034】
図2に示されるように、ショッピングサイトの表示データには、商品(アイテム)の静止画像35を特定する画像データと、商品情報36を特定するテキストデータとが含まれる。表示データは例えばHTML言語で記述される。商品情報36には、商品名(ここでは「after3」)36aや商品の種類(ここでは「フェイスパック(マスク)」)36b、価格(ここでは「300円」)36c、使用方法などが含まれることができる。表示データは、インターネット12から取得される表示要求に応じて、要求の発信元に向けて送信される。静止画像35や商品情報36は大容量記憶装置34に格納されればよい。
【0035】
CPU32でショッピングカートアプリケーションプログラムが実行されると、ウエブサーバー31上でショッピングカートアプリケーションは動作する。ショッピングカートアプリケーションは、インターネット12から受信する選択信号に基づき、特定のスマートフォン端末13に紐付けられたアイテム、当該アイテムの数量および購入金額を特定するカート情報データを生成する。こうしてCPU32はショッピングカート手段22として機能する。「カートに入れる」ボタン37のタップ操作に応じてショッピングカートアプリケーションはカート情報データを生成する。
【0036】
図3に示されるように、ショッピングサイトの表示データには、カート情報データを表示する構
図38を特定する構図データが含まれる。構
図38では、埋め込まれる静止画像35および商品情報36でアイテムは特定されることができる。構
図38には、アイテムの数量を特定する画像(またはテキスト)38aや、「商品金額合計(税別)」の金額を特定する画像(またはテキスト)38b、「送料(梱包手数料含む)」の金額を特定する画像(またはテキスト)38c、「消費税」の金額を特定する画像(またはテキスト)38d、「合計(税込)」の金額を特定する画像(またはテキスト)38eが埋め込まれることができる。
【0037】
CPU32でアカウント管理アプリケーションプログラムが実行されると、ウエブサーバー31上でアカウント管理アプリケーションは動作する。アカウント管理アプリケーションは、個々のログインIDごとにインターネット12から受信する入力データに基づきアカウント情報データを作成する。入力データでアカウント情報の各項目「氏名」「住所」「決済情報」「ログインパスワード」は特定されることができる。アカウント管理アプリケーションは、ログインパスワードに基づき、アカウント情報に対して利用者本人以外のアクセスを制限することができる。こうしてCPU32はアカウント管理手段19として機能する。「注文手続きへ進む」ボタン39のタップ操作に応じてアカウント管理アプリケーションは起動することができる。
【0038】
図4に示されるように、ショッピングサイトの表示データには、利用者に決済手続きを促す画像やテキストを特定する画像データやテキストデータが含まれる。表示データには、例えば、ログインIDの入力ボックス41aやログインパスワードの入力ボックス41bが記述される。「ログイン」ボタン41cがタップされると、入力ボックス41a、41bに入力された文字列を特定するテキストデータはアカウント管理アプリケーションに引き渡される。アカウント管理アプリケーションは、ログインIDごとに、予め登録されたログインパスワードにテキストデータを照らし合わせる。テキストデータのログインパスワードが認証されると、利用者は決済手続きを進めることができる。
【0039】
CPU32で発注処理アプリケーションプログラムが実行されると、ウエブサーバー31上で発注処理アプリケーションは動作する。発注処理アプリケーションは、アカウント管理アプリケーションの働きでログインIDが認証されると、ログインIDに関連する決済情報を含むアカウント情報データを取得し、アカウント情報データにカート情報データを関連づける。こうしてCPU32は購入情報作成手段23として機能する。
【0040】
発注処理アプリケーションは、相互に関連づけられたカート情報データおよびアカウント情報データに基づき注文書を作成し、第2記憶装置18の注文書データベース17に登録する。こうしてCPU32は発注手段24として機能する。ここでは、アカウント処理アプリケーションはアカウント情報データベース15および注文書データベース17に基づき個々のログインID(利用者)ごとに購入履歴データを生成することができる。
【0041】
CPU32でタイマーアプリケーションプログラムが実行されると、ウエブサーバー31上でタイマーアプリケーションは動作する。タイマーアプリケーションは、インターネット12から受信する開始信号に応じて予め決められた時間を計時する。ここでは、時間には3分が設定される。「3分」は美容フェイスパック(フェイスマスク)の使用時間(推奨)に相当する。
図5に示されるように、タイマーアプリケーションは、計時に応じて刻々と変化する画像42を特定する画像データを出力する。画像データは、受信した開始信号に紐付けられる特定のスマートフォン端末13に向けて送信される。
【0042】
計時が完了すると、タイマーアプリケーションは、開始信号で特定されるスマートフォン端末13に関連してタイムアップ信号を出力する。タイムアップ信号はショッピングカートアプリケーションに引き渡される。ここでは、「信号」はアプリケーション相互間の情報の伝達に使用され必ずしも物理的な電気信号でなくてもよい。計時にあたってタイマーアプリケーションはウエブサーバー31内の時計やクロック回路から時間情報を取得すればよい。その他、計時にあたってスマートフォン端末13内の時計やクロック回路が利用されてもよい。この場合には、計時の完了はスマートフォン端末13のブラウザーからウエブサーバー31内のタイマーアプリケーションに通知されればよい。
【0043】
ウエブサーバー31には、例えばインターネット12経由で管理者用インターネット端末44が接続される。インターネット端末44は、例えば、CPU45と、CPU45に接続されて、CPU45の動作にあたって一時的にプログラムやデータを保持するメモリー46と、CPU45に接続されて、ブラウザーアプリケーションプログラムを格納する大容量記憶装置47と、CPU45に接続されて、管理者の操作に応じて指示やデータを入力するキーボードやマウスといった入力装置48と、CPU45に接続されて、画面上に画像を表示するディスプレイパネル49とを備える。
【0044】
ブラウザーアプリケーションプログラムが実行されると、インターネット端末44でブラウザーは動作する。ディスプレイパネル49の画面にはブラウザーが表示される。ブラウザーは、ウエブサーバー31から提供されるショッピングサイトの管理者サイトに接続されることができる。接続に応じてブラウザーには管理者サイトが表示される。販売者(の管理者)は、インターネット端末44でブラウザーを操作し、ウエブサーバー31の大容量記憶装置34に商品の静止画像35や商品情報36を登録することができる。商品の静止画像35や商品情報36は、ショッピングサイトによって参照されるデータベースに登録されればよい。
【0045】
管理者用インターネット端末44には例えばラベルプリンター51が接続される。ラベルプリンター51は利用者のアカウント情報に基づき配送用のラベルをプリントアウトすることができる。ラベルには、商品を購入した利用者の郵便番号、住所および氏名がプリントされる。ラベルは例えば封筒に貼付されて使用されることができる。ラベルには定型化された宅配便のラベルが用いられてもよい。
【0046】
スマートフォン端末13は、例えば、CPU52と、CPU52に接続されて、ブラウザーアプリケーションプログラム53aや音声認識プログラム53b、データを格納するメモリー54と、CPU52に接続されて、画面上に画像を表示するディスプレイパネル55と、CPU52に接続されて、空気中を伝わる音声から音声信号を生成するマイクロフォン56と、CPU52に接続されて、音声信号に基づき音声を再生するスピーカー57とを備える。ディスプレイパネル55はタッチスクリーンパネルとして構成される。タッチスクリーンパネルは、画面に表示される画像と、画面で検出される接触の座標値とに基づき、CPU52に向けて利用者の指示やデータを入力する。CPU52は通信回路58経由で通信網59に無線で接続されることができる。通信網59は、例えばゲートウエイでインターネット12に接続される携帯電話通信網であればよい。その他、CPU52はWiFi(登録商標)回路61経由でWiFiルーター62に無線で接続されることができる。WiFiルーター62はインターネット12にWiFi回路61を接続する。
【0047】
ブラウザーアプリケーションプログラム53aが実行されると、スマートフォン端末13でブラウザーは動作する。ブラウザーは通信網59およびインターネット12経由でウエブサーバー31に接続される。ブラウザーアプリケーションはウエブサーバー31にショッピングサイトの表示データを要求することができる。ブラウザーは、
図2に示されるように、ディスプレイパネル55の画面にショッピングサイトの画像を表示する。
【0048】
音声認識プログラム53bが実行されると、スマートフォン端末13で音声認識アプリケーションは動作する。音声認識アプリケーションは、マイクロフォン56から供給される音声信号に基づき、音声から特定される文字列のテキストデータを生成する。テキストデータはウエブサーバー31のタイマーアプリケーションに引き渡される。ここでは、タイマーアプリケーションは、予め設定された文字列(合い言葉)にテキストデータの文字列を照らし合わせる。テキストデータの文字列が合い言葉に一致すると、タイマーアプリケーションは計時を開始する。すなわち、音声のテキストデータは予め決められた文字列を特定する開始信号として機能する。
【0049】
スマートフォン端末13のブラウザーでショッピングサイトのURLが指定されると、ブラウザーは通信網59およびインターネット12経由でウエブサーバー31のショッピングサイト表示アプリケーションに接続される。
図6に示されるように、ブラウザーは手順S1でウエブサーバー31にショッピングサイトの表示データを要求する。ショッピングサイト表示アプリケーションは、手順S2で、スマートフォン端末13のブラウザーからの要求に応じて、スマートフォン端末13に向けて静止画像35および商品情報36を含む表示データを送信する。表示データに基づきディスプレイパネル55の画面には、手順S3で、
図2に示されるように、ショッピングサイトの画像が表示される。利用者は、静止画像35および商品情報36に基づきアイテムを確認することができる。気に入ったアイテムであれば、利用者はディスプレイパネル55の画面から特定の操作に基づき購入の意向を入力することができる。入力にあたって利用者はアイテムの数量を指定する(またはデフォルトの数量を確認する)。「カートに入れる」ボタン37がタップされると、手順S4で、選択信号はショッピングカートアプリケーションに引き渡される。ショッピングカートアプリケーションは手順S5で選択信号に基づきカート情報データを生成する。
【0050】
スマートフォン端末13で「カート」アイコン64がタップされると、手順S6で、対応する表示要求はスマートフォン端末13からウエブサーバー31に送信される。ショッピングサイト表示アプリケーションは、手順S7で、スマートフォン端末13のブラウザーからの要求に応じて、スマートフォン端末13に向けて構
図38を特定する構図データを送信する。表示データに基づきディスプレイパネル55の画面には、手順S8で、
図3に示されるように、ショッピングカートの画像が表示される。利用者は、静止画像35および商品情報36に基づき購入対象のアイテムを特定することができる。利用者は、画像(またはテキスト)38aに基づき購入するアイテムの数量を特定することができる。利用者は、画像(またはテキスト)38b、38c、38d、38eに基づき「商品金額合計(税別)」の金額、「送料(梱包手数料含む)」の金額、「消費税」の金額および「合計(税込)」の金額を確認することができる。
【0051】
スマートフォン端末13で「注文手続きに進む」ボタン39がタップされると、手順S9で、対応する表示要求はスマートフォン端末13からウエブサーバー31に送信される。このとき、手順S10で、カート情報データは発注処理アプリケーションに引き渡される。ショッピングサイト表示アプリケーションは、手順S11で、スマートフォン端末13からの要求に応じて、スマートフォン端末13に向けて決済手続きを促す表示データを送信する。表示データに基づき、ディスプレイパネル55の画面には、手順S12で、
図4に示されるように、ログインIDの入力ボックス41aおよびログインパスワードの入力ボックス41bが表示される。利用者は入力ボックス41a、41bに文字列を入力する。文字列の入力にあたって例えばスマートフォン端末13のタッチスクリーンパネルは利用されることができる。「ログイン」ボタン41cがタップされると、入力ボックス41a、41bに入力された文字列を特定するテキストデータは手順S13でスマートフォン端末13からアカウント管理アプリケーションに向けて送信される。テキストデータはアカウント管理アプリケーションに引き渡される。アカウント管理アプリケーションは、ログインIDごとに、予め登録されたログインパスワードにテキストデータを照らし合わせる。手順S14でテキストデータのログインパスワードが認証されると、利用者は決済手続きに進むことができる。発注処理アプリケーションは手順S15でカート情報データにアカウント情報データを関連づけることができる。
【0052】
ログインIDの利用に先立ってウエブサーバー31では第1記憶装置17内に利用者ごとにアカウント情報データは作成される。アカウント情報データの作成にあたってディスプレイパネル55の画面で「会員登録はこちら」ボタン65はタップされる。対応する表示要求はスマートフォン端末13からアカウント管理アプリケーションに送信される。アカウント管理アプリケーションは、スマートフォン端末13からの要求に応じて、スマートフォン端末13に向けてアカウント情報の登録画面を含む表示データを送信する。表示データに基づきディスプレイパネル55の画面には、ログインID(例えばEメールアドレス)の入力ボックス、氏名の入力ボックス、郵便番号の入力ボックス、住所の入力ボックス、連絡先(電話番号やEメールアドレス)の入力ボックス、支払い方法の選択肢、支払い方法でクレジットカード払いが選択された場合にはクレジットカードのカード番号および有効期限、および、ログインパスワードの入力ボックスが表示される。その他、ディスプレイパネル55の画面では利用者の属性情報に関する入力ボックスや選択肢が表示されてもよい。こうしてアカウント管理アプリケーションは利用者ごとにアカウント情報を収集する。ログインIDごとにアカウント情報データは作成される。アカウント情報データは第1記憶装置16のアカウント情報データベース15に登録される。
【0053】
決済手続きが完了すると、発注処理アプリケーションは手順S16でカート情報データおよびアカウント情報データに基づき注文書を作成する。注文書は、手順S17で、第2記憶装置18の注文書データベース17に登録される。手順S18で、注文書の作成は管理者用インターネット端末44に通知される。通知に応じて販売者(の管理者)はディスプレイパネル49の画面で注文書を確認することができる(手順S19)。こうして購入されたアイテムの発送処理は進められていくことができる。アイテムの発送にあたって販売者は紐付けられたアカウント情報に基づきラベルプリンター51から配送用のラベルをプリントアウトすることができる。
【0054】
図7(A)に示されるように、美容フェイスパック(フェイスマスク)の利用にあたって利用者はパッケージを開封しパッケージからフェイスマスクを取り出す。
図7(B)に示されるように、美容液(美容成分を含んだ水)にひたひたに浸されたフェイスマスクは利用者の顔に適用される。ひたひたの美容液の働きでフェイスマスクは利用者の顔面に張り付く。ここでは、
図7(C)に示されるように、3分にわたってフェイスマスクの適用は維持される。適用時間が3分を超えても、さらなる効果の増幅は見込まれない。
図7(D)に示されるように、3分が経過すると、フェイスマスクは顔から外される。その後、利用者は顔に付着する美容液を水で洗い流すことができる。洗顔後、肌そのものの潤いは確保されることができる。顔面の水分が拭き取られると、利用者はそのまま顔にメイクアップを施すことができる。
【0055】
アイテム(ここでは美容フェイスパック)の利用にあたって予め決められた時間(ここでは3分間)の計時は要求される(推奨される)。消費者は、例えばできる限り短時間に美観の達成を望むことから、最短時間の区切りとして3分間の計時に強い利用価値を見出す。利用時間が3分を切ってしまうと、利用者は美観の達成に疑念を感じるかもしれない。とはいえ、利用時間が3分を超えてしまうと、利用者は無駄な時間の浪費に憤りを覚えるかもしれない。ここでは、利用者は、3分間の計時にあたってショッピングサイトシステム11に組み込まれたタイマーアプリケーションを利用することができる。
【0056】
タイマーアプリケーションの利用にあたってスマートフォン端末13でブラウザーは立ち上げられる。ブラウザーでタイマーアプリケーションのURLが指定されると、ブラウザーは通信網59およびインターネット12経由でウエブサーバー31のタイマーアプリケーションに接続される。
図8に示されるように、URLの指定は手順T1で要求信号の送信に相当する。タイマーアプリケーションは、スマートフォン端末13からの要求に応じて、手順T2で、承認手続きを促す表示データを送信する。表示データに基づき、ディスプレイパネル55の画面には、
図9に示されるように、手順T3で、購入の最終確認の入力を受け付ける画像66が表示される。画像66には、例えば、予め決められたアイテムを特定する文字列66a、当該アイテムの数量を特定する文字列66bおよび購入金額を特定する文字列66cが記述される。したがって、購入の最終確認は注文書の最終確認に相当する。
【0057】
画像には、ログインIDの入力ボックス67aおよびログインパスワードの入力ボックス67bが含まれる。利用者は入力ボックス67a、67bに文字列を入力する。文字列の入力にあたって例えばスマートフォン端末13のタッチスクリーンパネルは利用されることができる。「喜んで」ボタン67cがタップされると、入力ボックス67a、67bに入力された文字列を特定するテキストデータは手順T4でスマートフォン端末13からアカウント管理アプリケーションに向けて送信される。テキストデータはアカウント管理アプリケーションに引き渡される。アカウント管理アプリケーションは、ログインIDごとに、予め登録されたログインパスワードにテキストデータを照らし合わせる。手順T5でテキストデータのログインパスワードが認証されると、ログインIDに関連する決済情報を含むアカウント情報データは手順T6で発注処理アプリケーションに引き渡される。
【0058】
こうしてログインIDが認証されると、ショッピングカートアプリケーションは、手順T7で、予め決められたアイテム(ここでは美容フェイスパック)、当該アイテムの数量および購入金額を特定するカート情報データを生成する。カート情報データは手順T8で発注処理アプリケーションに引き渡される。カート情報データはアカウント情報データに関連づけられる。発注処理アプリケーションは、手順T9でアカウント情報データおよびカート情報データに基づき注文書を作成する。
【0059】
手順T5でログインIDが認証されると、スマートフォン端末13のブラウザーは手順T10でウエブサーバー31にタイマー25の画像データを要求する。タイマーアプリケーションは、手順T11で、スマートフォン端末13のブラウザーからの要求に応じて、スマートフォン端末13に向けて画像42を特定する画像データを送信する。画像データに基づき、ディスプレイパネル55の画面には、手順T12で、
図5に示されるように、タイマー25の画像が表示される。
【0060】
ここでは、計時の開始にあたって利用者にはスマートフォン端末13に向かって音声の入力が要求される。利用者はマイクロフォン56に向かって予め決められた言葉を発声する。音声認識アプリケーションは、マイクロフォン56から入力される音声信号に基づき、音声から特定される文字列のテキストデータを生成する。テキストデータは、手順T13で、ウエブサーバー31のタイマーアプリケーションに引き渡される。こうして手順T14でタイマーアプリケーションは3分の計時を開始する。テキストデータは、予め決められた文字列を特定する開始信号として機能する。テキストデータの文字列が予め決められた文字列(合い言葉)から相違する場合には、タイマーアプリケーションはスマートフォン端末13に向けて再入力を促す画像や音声を送信することができる。
【0061】
フェイスマスクの適用にあたって利用者の手には美容液が付着する。したがって、音声の入力で計時が開始されれば、利用者はフェイスマスクの適用後にスマートフォン端末13に触れずに済む。スマートフォン端末13に対して美容液の付着は防止されることができる。ただし、計時は、タッチスクリーンパネルのタップ操作に基づき開始されてもよい。
【0062】
計時が開始されると、タイマーアプリケーションは手順T15でスマートフォン端末13に向けて計時を表現する画像の表示データを送信する。スマートフォン端末13のディスプレイパネル55には手順T16で計時を表現する画像が表示される。利用者は画像に基づき3分の経過を確認することができる。計時の表示は計時の終了まで継続されればよい。
【0063】
計時が完了すると、タイマーアプリケーションは手順T17で予め決められた時間の計時の完了を特定するタイムアップ信号を生成する。発注処理アプリケーションは、タイムアップ信号を受信すると、手順T18で第2記憶装置18の注文書データベース17に注文書を登録する。手順T19で、注文書の作成は管理者用インターネット端末44に通知される。通知に応じて販売者(の管理者)はディスプレイパネル49の画面で注文書を確認することができる(手順T20)。こうして購入されたアイテムの発送処理は進められていくことができる。アイテムの発送にあたって販売者は紐付けられたアカウント情報に基づきラベルプリンター51から配送用のラベルをプリントアウトすることができる。
【0064】
本実施形態に係るショッピングサイト装置14は、特定の要求信号に応じて、予め決められたアイテム、当該アイテムの数量および購入金額を特定するカート情報データを生成するショッピングカート手段22と、ログインIDの認証に応じてログインIDに関連する決済情報を含むアカウント情報データを取得し、アカウント情報データにカート情報データを関連づける購入情報作成手段23と、予め決められた時間の計時の完了を特定するタイムアップ信号を受信すると、第2記憶装置18に、アカウント情報データおよびカート情報データに基づき作成された注文書を保存する発注手段24とを備える。
【0065】
スマートフォン端末13から送信される要求信号に応じて、ショッピングカート手段22は自動で予め決められたカート情報データを作成する。購入情報作成手段23は、ログインIDの認証に応じて得られたアカウント情報データにカート情報データを関連づける。こうしてアカウント情報データおよびカート情報データに基づき注文書は作成されることができる。発注手段24は、予め決められた時間の計時の完了を特定するタイムアップ信号を受信すると、第2記憶装置18に注文書を保存する。アイテムの販売者は、保存された注文書に基づき利用者にアイテムを発送することができる。こうして利用者はアイテムを入手することができる。
【0066】
ここで、美容フェイスパック(フェイスマスク)の使用にあたって予め決められた時間(ここでは3分間)の計時は要求される。利用者はタイマー25の作動に基づき時間を計測する。こうしてアイテムの利用にあたって作動するタイマー25からタイムアップ信号は出力される。アイテムの利用にあたって作動するタイマー25と注文書とは関連づけられる。フェイスマスクの使用は販売者から利用者に向けたアイテムの発送に関連づけられることができる。こうしてショッピングサイト装置14は自動で買い置きを作り出すことができる。
【0067】
図10は本発明の第2実施形態に係るショッピングサイトシステム11の構成を概略的に示す。第2実施形態に係るショッピングサイト装置14aは、スマートフォン端末13に向けて、予め決められた時間長さの映像を特定する映像信号を供給する配信手段71をさらに備える。映像の時間長さはフェイスマスクの適用時間(ここでは3分)に合わせ込まれる。
図11に示されるように、手順T10まで
図8と同様に処理手順は進行する。手順T10でタイマー25の画像データが要求されると、タイマーアプリケーションは、手順T21で、スマートフォン端末13のブラウザーからの要求に応じて、スマートフォン端末13に向けて画像72を特定する画像データを送信する。画像データには映像の表示にあたって用いられる構図が書き込まれる。画像データに基づき、ディスプレイパネル55の画面には、手順T22で、
図12に示されるように、画像は表示される。画像では映像信号に基づき待機中の映像73が構図に埋め込まれる。
【0068】
ここでは、前述と同様に、計時の開始にあたって利用者にはスマートフォン端末13に向かって音声の入力が要求される。利用者はマイクロフォン56に向かって予め決められた言葉を発声する。音声認識アプリケーションは、マイクロフォン56から入力される音声信号に基づき、音声から特定される文字列のテキストデータを生成する。テキストデータは、手順T23で、ウエブサーバー31のタイマーアプリケーションに引き渡される。こうして手順T24でタイマーアプリケーションは映像信号の配信を開始する。テキストデータは、予め決められた文字列を特定する開始信号として機能する。テキストデータの文字列が予め決められた文字列(合い言葉)から相違する場合には、タイマーアプリケーションはスマートフォン端末13に向けて再入力を促す画像や音声を送信することができる。
【0069】
映像信号に基づき、ディスプレイパネル55の画面には、手順T25で、
図12に示されるように、映像(例えば音声付きの動画)73が表示される。映像には例えばショートコントやミュージックビデオ
、映画の予告編などが用いられることができる。フェイスマスクの使用中、利用者はディスプレイパネル55の画面で映像73を鑑賞することができる。フェイスマスクの使用にあたって要求される退屈な時間は楽しい時間に変換されることができる。タイマーアプリケーションは配信手段71として機能する。利用者は映像の終了に基づき3分の経過を確認することができる。
【0070】
映像73が終了すると、タイマーアプリケーションは手順T26で予め決められた時間の計時の完了を特定するタイムアップ信号を生成する。発注処理アプリケーションは、タイムアップ信号を受信すると、手順T27で第2記憶装置18の注文書データベース17に注文書を登録する。手順T28で、注文書の作成は管理者用インターネット端末44に通知される。通知に応じて販売者(の管理者)はディスプレイパネル49の画面で注文書を確認することができる(手順T29)。こうして購入されたアイテムの発送処理は進められていくことができる。アイテムの発送にあたって販売者は紐付けられたアカウント情報に基づきラベルプリンター51から配送用のラベルをプリントアウトすることができる。
【0071】
本実施形態では、予め決められた時間の計時にあたってタイマーアプリケーションはスマートフォン端末13から計時の開始信号を受信する。このとき、開始信号には特定の文字列が用いられる。利用者は計時の開始にあたって文字列(合い言葉)の入力を楽しむことができる。文字列が定期的に変更されれば、利用者の楽しみはさらに増加することができる。
【0072】
図13は本発明の第3実施形態に係るショッピングサイトシステム11の構成を概略的に示す。第3実施形態では、前述のブラウザーアプリケーションプログラム53aに代えて、スマートフォン端末13のメモリー54にモバイル通信端末向けプログラム74が組み込まれる。モバイル通信端末向けプログラム74が実行されると、スマートフォン端末13でモバイルアプリ(スマートフォン端末向けアプリケーション)は動作する。モバイルアプリとショッピングサイトとの間に経路は確立される。経路の確立にあたってアカウント管理アプリケーションでログインIDの認証が実施される。ログインIDには、モバイルアプリとショッピングサイトとの間で事前に取り決められたIDやパスワードが用いられることができる。モバイルアプリは、起動に応じて、ログインIDに関連する決済情報を取得する。
【0073】
アイテム(ここでは美容フェイスパック)の利用にあたって利用者はモバイルアプリを起動する。起動にあたって例えばディスプレイパネル55の画面で利用者はモバイルアプリに対応するアイコンをタップする。
図14に示されるように、モバイルアプリは、立ち上がると、手順V1で、ショッピングサイトのショッピングカートアプリケーションとの間で経路を確立する。経路の確立にあたって、モバイルアプリは、手順V2で、ログインIDの認証処理の開始を特定する第1開始信号を生成する。第1開始信号はアカウント管理アプリケーションに引き渡される。アカウント管理アプリケーションは手順V3で第1開始信号の受信に応じてログインIDの認証処理を開始する。
【0074】
ショッピングサイトとモバイルアプリとの間で経路が確立されると、ショッピングカートアプリケーションは、手順V4で、予め決められたアイテム「美容フェイスパックafter3」、当該アイテムの数量「1個」および購入金額「462円」を特定する購入情報信号(前述の「カート情報データ」に相当)を生成する。購入情報信号は発注処理アプリケーションに引き渡される。
【0075】
モバイルアプリは、手順V5で、ディスプレイパネル55の画面に、
図15に示されるように、美容フェイスパックの購入に関する確認事項を特定する画像75を表示する。画像75には、例えば、予め決められたアイテムを特定する文字列75a、当該アイテムの数量を特定する文字列75bおよび購入金額を特定する文字列75cが記述される。こうして時間の計時に先立って利用者には美容フェイスパックの購入に関する確認事項がディスプレイパネル55で提示される。利用者は計時に連動する美容フェイスパックの購入を認識することができる。利用者には、計時の開始にあたってスマートフォン端末13に向かって音声の入力が要求される。
【0076】
利用者はマイクロフォン56に向かって予め決められた言葉を発声する。音声認識アプリケーションは、マイクロフォン56から入力される音声信号に基づき、音声から特定される文字列のテキストデータを生成する。テキストデータは手順V6でモバイルアプリに引き渡される。こうして手順V7でモバイルアプリは3分の計時を開始する。テキストデータは、予め決められた時間の計時を開始する指示に相当する。テキストデータの文字列が予め決められた文字列(合い言葉)から相違する場合には、モバイルアプリは、ディスプレイパネル55の画面に再入力を促す画像を表示することができ、あるいは、スピーカー57から再入力を促す音声を出力することができる。
【0077】
計時にあたって、モバイルアプリは、
図12と同様に、予め決められた時間長さの映像を特定する映像信号に基づきディスプレイパネル55の画面に映像73を表示する。美容フェイスパックの使用中、利用者はディスプレイパネル55の画面で映像73を鑑賞することができる。美容フェイスパックの使用にあたって要求される退屈な時間は楽しい時間に変換されることができる。
【0078】
時間の計時を開始する指示が入力されると、確認事項の承認を特定する承認信号はモバイルアプリからアカウント管理アプリケーションに引き渡される。アカウント管理アプリケーションは、承認信号の受信に応じて、手順V8で、モバイルアプリにスマートフォン端末13に紐付けられた決済情報を提供する。このように計時の開始にあたって利用者が計時開始の指示を入力すると、ショッピングサイトに対して美容フェイスパックの購入は承認されることができる。こうして利用者の意に反して美容フェイスパックが購入されることは回避されることができる。しかも、時間の計時を開始する指示は確認事項の承認信号として機能することから、個別に操作が要求される場合に比べて利用者の手間は省かれ利便性は向上することができる。
【0079】
映像73が終了すると、利用者は3分の経過を認識することができる。こうして時間の計時が終了すると、モバイルアプリは手順V9で決済処理の開始を特定する第2開始信号を生成する。モバイルアプリは手順V10で第2開始信号の生成に応じて決済情報に基づき決済処理を実行する。ここでは、モバイル通信端末向けプログラム74の実行に応じてCPU52は決済手段として機能する。第2開始信号は前述のタイムアップ信号に相当する。決済処理が完了すると、モバイルアプリは、手順V11で、購入情報信号に基づき作成された注文書の登録処理の開始を特定する第3開始信号を生成する。第3開始信号は発注処理アプリケーションに引き渡される。その他、モバイルアプリに代えて、ウエブサーバー31内のアカウント管理アプリケーションが決済手段として機能してもよい。
【0080】
発注処理アプリケーションは、第3開始信号を受信すると、手順V12で第2記憶装置18の注文書データベース17に購入情報信号に基づき作成された注文書を登録する。注文書の作成にあたって発注処理アプリケーションはアカウント管理アプリケーションまたはモバイルアプリからアカウント情報を取得することができる。アカウント情報は第3開始信号に添付されてもよい。手順V13で、注文書の作成は管理者用インターネット端末44に通知される。通知に応じて販売者(の管理者)はディスプレイパネル49の画面で注文書を確認することができる(手順V14)。こうして購入されたアイテムの発送処理は進められていくことができる。アイテムの発送にあたって販売者は紐付けられたアカウント情報に基づきラベルプリンター51から配送用のラベルをプリントアウトすることができる。
【0081】
本実施形態に係るショッピングサイトシステム11では、モバイル通信端末向けプログラム74の実行に応じてスマートフォン端末13内にタイマーは確立されることができる。すなわち、スマートフォン端末13にタイマーは組み込まれる。タイマーは、予め決められた時間の計時の完了を特定する第2開始信号(タイムアップ信号)を出力する。モバイルアプリは計時の完了に応じて決済情報に基づき決済処理を実行する。ここでは、第2開始信号は物理的に導線を流通する電気信号で形成される必要はなくモバイルアプリ内のソフトウエア処理として記述されればよい。決済処理が完了すると、発注手段24は第2記憶装置18の注文書データベース17に注文書を登録する。こうして注文書は第2記憶装置18に保存される。アイテムの販売者は、保存された注文書に基づき利用者にアイテムを発送することができる。こうして利用者はアイテムを入手することができる。
【0082】
ここでは、スマートフォン端末13から送信される要求信号に応じて、ショッピングカート手段22は予め決められたカート情報データ(購入情報信号)を作成する。要求信号は経路の確立に応じて生成されることができる。発注手段24は、ログインIDの認証に応じて得られたアカウント情報データにカート情報データを関連づける。こうしてアカウント情報データおよびカート情報データに基づき注文書は作成されることができる。
【0083】
アイテム(ここでは美容フェイスパック)の利用にあたって予め決められた時間(ここでは3分間)の計時は要求される(推奨される)。利用者は、スマートフォン端末13に組み込まれたタイマーの作動に基づき時間を計測する。こうしてアイテムの利用にあたって作動するタイマーからタイムアップ信号は出力される。アイテムの利用にあたって作動するタイマーと注文書とは関連づけられる。フェイスマスクの使用は販売者から利用者に向けたアイテムの発送に関連づけられることができる。注文書に基づきアイテムは利用者に向けて発送されることができる。こうしてショッピングサイトシステムは自動で買い置きを作り出すことができる。
【0084】
本実施形態では、モバイルアプリは、時間の計時に先立って、ディスプレイパネル55の画面に、注文書の最終確認の入力を受け付ける画像75を表示する。時間の計時に先立って利用者には注文書の最終確認の入力が促される。利用者は事前にフェイスマスクの自動発注を認識することができる。本ショッピングサイトシステム11ではカート情報データおよびアカウント情報データは予め決まることから、計時に先立って注文書の最終確認は実現されることができる。利用者はフェイスマスクの購入に納得した上で時間の計時を楽しむことができる。
【0085】
本実施形態に係るスマートフォン端末13では、モバイルアプリは、ショッピングサイトとの間で経路を確立する際に、ログインIDの認証処理の開始を特定する第1開始信号を生成する手順と、予め決められたアイテム、当該アイテムの数量および購入金額を特定する購入情報信号を生成する手順と、予め決められた時間を計時する手順と、認証処理の完了後であって時間の計時が終了すると、決済処理の開始を特定する第2開始信号を生成する手順と、決済処理の完了に応じて、購入情報信号に基づき作成された注文書の登録処理の開始を特定する第3開始信号を生成する手順とをプロセッサーに実行させる。
【0086】
モバイル通信端末向けプログラム74がスマートフォン端末13で実行されると、ショッピングサイトとスマートフォン端末13との間で経路は確立される。経路の確立にあたってスマートフォン端末13で第1開始信号が生成されると、第1開始信号の生成に応じてログインIDの認証処理は開始される。ログインIDの認証に応じて経路へのアクセスは制限される。こうして決済処理の環境は整えられることができる。認証処理の完了後に時間の計時が終了すると、第2開始信号の生成に応じて決済処理は開始される。決済処理が完了すると、第3開始信号の生成に応じて注文書の登録処理は開始される。アイテムの販売者は、登録された注文書に基づき利用者にアイテムを発送することができる。こうして利用者はアイテムを入手することができる。
【0087】
美容フェイスパック(フェイスマスク)の使用にあたって予め決められた時間(ここでは3分間)の計時は要求される。スマートフォン端末13は計時にあたって利用されることができる。こうして美容フェイスパックの使用は販売者から利用者に向けた美容フェイスパックの発送に関連づけられる。スマートフォン端末13の操作に応じてショッピングサイトシステム11は自動で買い置きを作り出すことができる。
【0088】
図16は本発明の第4実施形態に係るショッピングサイトシステム11の構成を概略的に示す。第4実施形態では、前述のモバイル通信端末向けプログラム74に代えて、スマートフォン端末13のメモリー54にモバイル通信端末向けプログラム76が組み込まれる。モバイル通信端末向けプログラム76が実行されると、スマートフォン端末13でモバイルアプリ(スマートフォン端末向けアプリケーション)は動作する。モバイルアプリとショッピングサイトとの間に経路は確立される。経路の確立にあたってアカウント管理アプリケーションでログインIDの認証が実施される。ログインIDには、モバイルアプリとショッピングサイトとの間で事前に取り決められたIDやパスワードが用いられることができる。モバイルアプリは、起動に応じて、ログインIDに関連する決済情報を取得する。
【0089】
アイテム(ここでは美容フェイスパック)の利用にあたって利用者はモバイルアプリを起動する。起動にあたって例えばディスプレイパネル55の画面で利用者はモバイルアプリに対応するアイコンをタップする。
図17に示されるように、モバイルアプリは、立ち上がると、手順W1で、ショッピングサイトのショッピングカートアプリケーションとの間で経路を確立する。経路の確立にあたって、モバイルアプリは、手順W2で、ログインIDの認証処理の開始を特定する第1開始信号を生成する。第1開始信号はアカウント管理アプリケーションに引き渡される。アカウント管理アプリケーションは手順W3で第1開始信号の受信に応じてログインIDの認証処理を開始する。
【0090】
モバイルアプリは、手順W4で、ディスプレイパネル55の画面に、
図15に示されるように、美容フェイスパックの購入に関する確認事項を特定する画像75を表示する。画像75には、例えば、予め決められたアイテムを特定する文字列75a、当該アイテムの数量を特定する文字列75bおよび購入金額を特定する文字列75cが記述される。こうして時間の計時に先立って利用者には美容フェイスパックの購入に関する確認事項がディスプレイパネル55で提示される。利用者は計時に連動する美容フェイスパックの購入を認識することができる。利用者には、計時の開始にあたってスマートフォン端末13に向かって音声の入力が要求される。
【0091】
利用者はマイクロフォン56に向かって予め決められた言葉を発声する。音声認識アプリケーションは、マイクロフォン56から入力される音声信号に基づき、音声から特定される文字列のテキストデータを生成する。テキストデータは手順W5でモバイルアプリに引き渡される。こうして手順W6でモバイルアプリは3分の計時を開始する。テキストデータは、予め決められた時間の計時を開始する指示に相当する。テキストデータの文字列が予め決められた文字列(合い言葉)から相違する場合には、モバイルアプリは、ディスプレイパネル55の画面に再入力を促す画像を表示することができ、あるいは、スピーカー57から再入力を促す音声を出力することができる。
【0092】
計時にあたって、モバイルアプリは、
図12と同様に、予め決められた時間長さの映像を特定する映像信号に基づきディスプレイパネル55の画面に映像73を表示する。美容フェイスパックの使用中、利用者はディスプレイパネル55の画面で映像73を鑑賞することができる。美容フェイスパックの使用にあたって要求される退屈な時間は楽しい時間に変換されることができる。
【0093】
時間の計時を開始する指示が入力されると、確認事項の承認を特定する承認信号はモバイルアプリからアカウント管理アプリケーションに引き渡される。アカウント管理アプリケーションは、承認信号の受信に応じて、手順W7で、発注処理アプリケーションにアカウント情報データを引き渡す。このように計時の開始にあたって利用者が計時開始の指示を入力すると、ショッピングサイトに対して美容フェイスパックの購入は承認されることができる。こうして利用者の意に反して美容フェイスパックが購入されることは回避されることができる。しかも、時間の計時を開始する指示は確認事項の承認信号として機能することから、個別に操作が要求される場合に比べて利用者の手間は省かれ利便性は向上することができる。
【0094】
映像の表示が開始されると、モバイルアプリは手順W8でウエブサーバー31にショッピングサイトのサイトページのデータを要求する。要求は例えばHTMLで記述される。要求には例えばサイトページのURLが書き込まれればよい。ショッピングサイト表示アプリケーションは、手順W9で、モバイルアプリの要求に応じて、サイトページのデータを送信する。こうしてモバイルアプリはショッピングサイトのサイトページのデータを取得する。
【0095】
モバイルアプリは、手順W10で、ディスプレイパネル55の画面にサイトページを表示することなく、サイトページ中で予め決められたアイテムを指定する。アイテムは例えば予めログインIDに紐付けられればよい。アイテムの指定はサイトページのデータ内に書き込まれる。同様に、モバイルアプリは、手順W11で、ディスプレイパネル55の画面にサイトページを表示することなく、アイテムの指定に関連してサイトページ中でアイテムの数量を指定する。ここでは、デフォルトの個数「1」が確認されればよい。数量の指定はサイトページのデータ内に書き込まれる。
【0096】
モバイルアプリは、手順W12で、ディスプレイパネル55の画面にサイトページを表示することなく、アイテムの指定に関連して、購入の意思を特定する処理動作を実行する。この処理動作は、「カートに入れる」ボタン37のタップに相当する。この処理動作に応じて、モバイルアプリでは、アイテムを指定する第1指定信号およびアイテムの数量を指定する第2指定信号は生成される。第1指定信号および第2指定信号はショッピングカートアプリケーションに引き渡される。
【0097】
ショッピングカートアプリケーションは、第1指定信号および第2指定信号の受信に応じて、手順W13で、予め決められたアイテム、アイテムの数量および購入金額を特定するカート情報データ(購入情報信号)を生成する。カート情報データは発注処理アプリケーションに引き渡される。
【0098】
映像73が終了すると、利用者は3分の経過を認識することができる。こうして時間の計時が終了すると、モバイルアプリは手順W14で決済処理の開始を特定する第2開始信号を生成する。ここでは、第2開始信号はアカウント管理アプリケーションに引き渡される。アカウント管理アプリケーションは手順W15で第2開始信号の受信に応じて決済処理を実行する。アカウント管理アプリケーションの処理動作に基づきCPU32は決済手段として機能する。第2開始信号は前述のタイムアップ信号に相当する。決済処理が完了すると、アカウント管理アプリケーションは、手順W16で、購入情報信号に基づき作成された注文書の登録処理の開始を特定する第3開始信号を生成する。第3開始信号は発注処理アプリケーションに引き渡される。
【0099】
発注処理アプリケーションは、第3開始信号を受信すると、手順W17で第2記憶装置18の注文書データベース17に購入情報信号に基づき作成された注文書を登録する。注文書の作成にあたって発注処理アプリケーションは既に受信したアカウント情報データおよびカート情報データを利用する。手順W18で、注文書の作成は管理者用インターネット端末44に通知される。通知に応じて販売者(の管理者)はディスプレイパネル49の画面で注文書を確認することができる(手順W19)。こうして購入されたアイテムの発送処理は進められていくことができる。アイテムの発送にあたって販売者は紐付けられたアカウント情報に基づきラベルプリンター51から配送用のラベルをプリントアウトすることができる。
【0100】
第4実施形態に係るショッピングサイトシステム11では、第1指定信号が生成されると、ショッピングサイトのサイトページで予め決められたアイテムは指定される。第2指定信号が生成されると、ショッピングサイトのサイトページでアイテムの数量は指定される。アイテムの購入の意思を特定する処理動作が実行されると、予め決められたアイテム、アイテムの数量および購入金額を特定するカート情報データ(購入情報信号)は生成される。利用者は、アイテムの選択、数量の指定、「カートに入れる」ボタンのタップといった操作から解放されることができる。利用者の手間は省かれ利便性は向上することができる。
【解決手段】ショッピングサイト装置14は、特定の要求信号に応じて、予め決められたアイテム、当該アイテムの数量および購入金額を特定するカート情報データを生成するショッピングカート手段22と、ログインIDの認証に応じてログインIDに関連する決済情報を含むアカウント情報データを取得し、アカウント情報データにカート情報データを関連づける購入情報作成手段23と、予め決められた時間の計時の完了を特定するタイムアップ信号を受信すると、記憶手段18に、アカウント情報データおよびカート情報データに基づき作成された注文書を保存する発注手段24とを備える。