【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)ウェブサイトによる公開、最先日:令和2年6月9日、https://president.jp/articles/−/36008(他1件) (2)テレビ放送による公開、最先日:令和2年6月19日、株式会社テレビ東京 ワールドビジネスサテライト(WBS)(コーナータイトル:「コロナクライシス経済回復への道」) (3)テレビ放送による公開、最先日:令和2年6月23日、日本テレビ放送網株式会社 news zero(コーナータイトル:「新しい日常 生命保険の営業も“リモート”」) (4)テレビ放送による公開、最先日:令和2年6月30日、株式会社テレビ東京 Newsモーニングサテライト(コーナータイトル:「“会えない” 営業どう挑む!?保険会社の新スタイル」) (5)ウェブサイトによる公開、最先日:令和2年6月29日、https://eaj.prudential.co.jp/contractor/login.html(他1件) (6)ウェブサイトによる公開、最先日:令和2年7月2日、https://financial.nikkei.com/article/DGXMZO60954830Q0A630C2000000 (7)ウェブサイトによる公開、最先日:令和2年7月2日、https://www.asahi.com/articles/DA3S14533668.html (8)刊行物による公開、最先日:令和2年8月5日、財界,2020年8/26号,第100〜103頁,株式会社財界研究所 (9)ウェブサイトによる公開、最先日:令和2年8月7日、https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/00564/?i_cid=nbpnb_tobira_200810_4 (10)刊行物による公開、最先日:令和2年8月10日、日経ビジネス,2020年8月10日号,第38〜41頁,株式会社日経BP (11)刊行物による公開、最先日:令和2年7月2日、朝日新聞 令和2年7月2日付朝刊,第24頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1表示部は、前記選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが非対面で行われる場合、非対面での前記申込に関する事項を前記保険担当者がチェックするためのチェックリストを前記担当者端末に表示させる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態(以下、「本実施形態」という)について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0013】
本実施形態では、本実施形態に係る保険業務支援システム1を利用して、ライフプランナー(登録商標)等の保険の担当者(以下、単に「担当者」ともいう)が、保険の申込の手続きを行うサービス(以下、「保険サービス」ともいう)を、顧客に対して対面または非対面で提供する例を説明する。なお、本件の申込手続きについて、対面で行われるものを「対面手続き」、非対面で行われるものを「非対面手続き」ともいう。本実施形態では、保険の申込手続きは、いわゆるオンラインでの申込(電子申込)により行われることとする。また、本実施形態では、非対面手続きの場合、担当者は顧客を訪問しないで、Web会議ツール等のコミュニケーションツール(以下、単に「コミュニケーションツール」ともいう)を利用して、保険の申込の受け付けを遠隔で行う例を説明するが、これに限る趣旨ではない。
【0014】
<1.システム構成>
図1を参照して、本実施形態に係る保険業務支援システム1のシステム構成例を説明する。
【0015】
保険業務支援システム1は、保険の申込手続きを対面または非対面で行うためのシステムである。
図1に示すように、保険業務支援システム1は、保険サービスのWebサイトを提供するサーバ装置100と、担当者が使用する担当者端末200と、保険の契約者が使用する契約者端末300aと、被保険者が使用する被保険者端末300bとを含む。なお、保険の契約者と被保険者とは、特に区別の必要が無い場合は、総称して「顧客」ともいう。また、契約者端末300aと被保険者端末300bとは、特に区別の必要が無い場合は、総称して「顧客端末300」ともいう。
【0016】
本実施形態では、保険の契約者と被保険者が別人である例を用いて説明するが、これに限る趣旨ではない。例えば、保険の契約者と被保険者が同一である場合でも、保険業務支援システム1は利用可能である。この場合、契約者端末300aと被保険者端末300bは同じ端末となる。
【0017】
ネットワークNは、無線ネットワークや有線ネットワークにより構成される。ネットワークの一例としては、携帯電話網や、PHS(Personal Handy−phone System)網、無線LAN(Local Area Network)、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、WiMax(登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、有線LAN、電話線、電灯線ネットワーク、IEEE1394等に準拠したネットワークがある。
【0018】
サーバ装置100は、保険の申込手続きを行う際に担当者が利用するWebサイト(以下、「担当者サイト」ともいう)や保険の申込手続きを行う際に顧客が利用するWebサイト(以下、「顧客サイト」ともいう)を提供可能な情報処理装置である。サーバ装置100は、Webサーバの機能の他に、アプリケーションサーバやデータベースサーバ等のサーバ機能を備えてもよい。サーバ装置100は、所定のプログラムを実行することにより、これらのサーバ機能を実現する。
【0019】
担当者端末200は、担当者サイトの表示やサーバ装置100との通信が可能な汎用のスマートフォンやラップトップ端末等の端末装置である。担当者端末200は、所定のプログラムを実行することにより、サーバ装置100と連携して表示する画面に関する情報を送受信したり、画面や音声を出力したり、担当者からの操作や音声の入力を受け付けたりする。
【0020】
顧客端末300は、顧客サイトの表示やサーバ装置100との通信が可能な汎用のスマートフォンやラップトップ端末等の端末装置である。顧客端末300は、所定のプログラムを実行することにより、サーバ装置100と連携して表示する画面に関する情報を送受信したり、画面や音声を出力したり、顧客からの操作や音声の入力を受け付けたりする。
【0021】
<2.概要>
図2を参照して、保険業務支援システム1の概要の一例を説明する。
【0022】
図2に示すように、保険業務支援システム1では、保険の申込の受け付けを、顧客と担当者が対面でも非対面でも行うことができる。保険業務支援システム1は、対面手続きの場合と非対面手続きの場合とで、担当者サイトの表示態様や動作等が異なる。このため、保険業務支援システム1では、保険の申込を受け付ける際に、保険の申込手続きを顧客と対面で行うか非対面で行うか、顧客が選択し、担当者が入力する。
【0023】
保険業務支援システム1では、保険の申込の受け付けを対面で行う場合、保険の申込の内容の入力、意向・適合性確認の入力、および申込に関する告知(以下、単に「告知」ともいう)の入力を担当者サイトで行う。以下、これらの入力を総称して「申込入力」ともいう。保険業務支援システム1では、さらにこれらの申込入力に対する顧客のチェックや署名の入力(以下、「顧客チェック・署名入力」ともいう)も担当者サイトで行う。このため、保険業務支援システム1は、保険の申込の受け付けを対面で行うことを担当者が選択した場合、担当者端末200の担当者サイトに、保険の申込入力をするためのフォーム(以下、「申込入力フォーム」ともいう)、または申込の内容等を顧客がチェック入力するためのフォーム(以下、「顧客チェックフォーム」ともいう)や署名入力をするためのフォーム(以下、「署名フォーム」ともいう)を表示させる。
【0024】
保険業務支援システム1では、保険の申込の受け付けを非対面で行う場合、担当者端末200に表示された担当者サイトから顧客は入力操作できない。このため、保険業務支援システム1では、担当者が顧客に代わって入力できるところは担当者サイトから担当者が入力を行う。他方、保険業務支援システム1では、顧客に代わって担当者が入力できないところ、例えば、顧客チェック・署名入力は、顧客端末300の顧客サイトで行う。このため、保険業務支援システム1では、保険の申込の受け付けを非対面で行うことを顧客が選択した場合、担当者サイトで申込入力フォームを表示させ、顧客サイトで顧客チェックフォームおよび署名フォームを表示させる。
【0025】
上記構成によれば、保険業務支援システム1は、保険の申込の受け付けを対面で行うか、または非対面で行うかの選択の結果に基づいて、署名フォームの表示を担当者サイトで表示させるか顧客サイトで表示させるか変更することができる。このため、上記構成によれば、保険業務支援システム1は、対面および非対面のいずれにおいても保険の申込の受け付けを支援することができる。
【0026】
<3.サーバ装置の機能構成>
図3を参照して、本実施形態に係るサーバ装置100の機能構成を説明する。
図3に示すように、サーバ装置100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備える。
【0027】
制御部110は、第1受付部111と、第2受付部112と、第1表示部113と、を備える。また、制御部110は、例えば、生成部114と、第2表示部115と、第3受付部116と、を備えてもよい。
【0028】
第1受付部111は、保険担当者の担当者端末200から、保険の申込の受け付けを、顧客と対面で行うか非対面で行うかの選択を受け付ける。第1受付部111は、例えば、担当者サイトの後述する選択画面A1で当該選択を受け付ける。
【0029】
第2受付部112は、担当者端末200から、保険の申込の内容または保険の申込に関する告知の入力を受け付ける。第2受付部112は、例えば、担当者端末200から、申込入力画面A2a、A2b対する保険の申込の内容または保険の申込に関する告知の入力を受信する。第2受付部112は、受信したこれらの入力を受け付ける。
【0030】
第2受付部112は、例えば、担当者端末200から、後述の非対面自己チェックリストの入力を受け付けてもよい。
【0031】
第1表示部113は、担当者端末200に、担当者サイトを表示させる。第1表示部113は、例えば、担当者端末200のWebブラウザから担当者サイト内のコンテンツ(Webページを含む)を要求された場合、要求されたコンテンツを担当者端末200に送信する。
【0032】
担当者サイトは、後述する、選択画面A1(
図4参照)、申込入力画面A2(
図5参照)、第1署名画面A3(
図6〜8参照)、第2署名画面A4(
図6〜8参照)、案内画面A5(
図9参照)、担当者チェック画面A6(
図12参照)、管理職チェック画面A7(
図13参照)等のWebページ群を含む。
【0033】
第1表示部113は、例えば、担当者サイトにおける上記画面を表示するための表示情報を生成してもよい。第1表示部113は、生成した表示情報を担当者端末200に送信して、担当者端末200に上記画面を表示させる。
【0034】
第1表示部113は、例えば、担当者端末200から担当者サイトへのアクセスを要求された際に、担当者サイトのログイン画面(不図示)を表示させるための表示情報を生成する。第1表示部113は、生成した表示情報を担当者端末200に送信して、担当者端末200にログイン画面を表示させる。
【0035】
第1表示部113は、担当者端末200に、署名フォームを表示させる。また、第1表示部113は、第1受付部が受け付けた選択の結果に基づいて、署名フォームの表示を変更する。ここで「署名フォーム」とは、第2受付部112が受け付けた申込の内容または告知に対して顧客が署名をするためのフォームである。なお、第1表示部113は、申込の内容に対する署名であれば契約者および被保険者の署名フォームを表示させ、他方、告知に対する署名であれば被保険者の署名フォームを表示させる。
【0036】
上記構成によれば、第1表示部113は、保険の申込の受け付けを対面で行うか、または非対面で行うかの選択の結果に基づいて、署名フォームの表示を変更することができる。このため、上記構成によれば、第1表示部113は、署名フォームに関して対面および非対面のいずれにおいても柔軟に対応して保険の申込の受け付けを支援することができる。
【0037】
第1表示部113は、例えば、第1受付部111が受け付けた選択の結果に基づいて、署名フォームを含む第1署名画面A3a〜A3c(以下、総称して「第1署名画面A3」ともいう)または署名フォームを含む第2署名画面A4a〜A4c(以下、総称して「第2署名画面A4」ともいう)を表示するための表示情報を生成する。ここで「第1署名画面」は、第2受付部112が受け付けた保険の申込の内容に対して顧客が署名をするための画面である。また、ここで「第2署名画面」は、第2受付部112が受け付けた告知に対して顧客が署名をするための画面である。第1表示部113は、生成した表示情報を担当者端末200に送信して、担当者端末200に第1署名画面A3または第2署名画面A4を表示させる。
【0038】
第1表示部113は、例えば、第1受付部111が受け付けた選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが非対面で行われる場合、担当者端末200での署名フォームへの入力を不可としてもよい。またこの場合、第1表示部113は、顧客サイトで顧客に署名入力させるために、アクセス情報を表示する。ここでいう「アクセス情報」とは、顧客サイトへアクセスするための情報であり、例えば、顧客サイトのURLである。
【0039】
上記構成によれば、第1表示部113は、保険の申込の受け付けが非対面で行われる場合、担当者端末200での署名フォームへの入力を不可とすることで、誤ってまたは不正に署名フォームに担当者が署名入力することを抑止することができる。
【0040】
上記構成によれば、第1表示部113は、顧客サイトへアクセスするためのアクセス情報を表示させることができる。このため、上記構成によれば、第1表示部113は、例えばコミュニケーションツールを利用して保険の申込を受け付けていた場合、担当者端末200に表示されたアクセス情報を、コミュニケーションツールを介して顧客に視認させることができる。このため、上記構成によれば、第1表示部113は、顧客に対して、署名入力するための顧客サイトへのアクセスを支援することができる。
【0041】
第1表示部113は、例えば、第1受付部111が受け付けた選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが対面で行われる場合、担当者端末200での署名フォームへの入力を可能としてもよい。
【0042】
第1表示部113は、例えば、第1受付部111が受け付けた選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが非対面で行われる場合、契約者ログイン情報および被保険者ログイン情報のそれぞれについて個別に、担当者端末200への表示と非表示を切り替え可能としてもよい。
【0043】
「契約者ログイン情報」とは、顧客サイトへログインするための契約者の情報である。契約者ログイン情報は、例えば、契約者のアカウントのID(顧客ID)とパスワードとが含まれる。また、ここで「被保険者ログイン情報」とは、顧客サイトへログインするための被保険者の情報である。被保険者ログイン情報は、例えば、被保険者のアカウントのIDとパスワードとが含まれる。
【0044】
上記構成によれば、第1表示部113は、同一の画面(例えば、後述の案内画面A5)において契約者ログイン情報のみ表示させたり、被保険者ログイン情報のみ表示させたりすることができる。このため、上記構成によれば、例えばコミュニケーションツールを利用して担当者と契約者と被保険者との三者でビデオ通話して保険の申込手続きを行う場合、まずは契約者のみが視認している状態で被保険者ログイン情報を非表示にして契約者ログイン情報のみを担当者端末200に表示させる。第1表示部113は、次に被保険者のみが視認している状態で契約者ログイン情報を非表示にして被保険者ログイン情報のみを担当者端末200に表示させることができる。このため、上記構成によれば、非対面での保険の申込の受け付けについて、セキュリティを向上させることができる。
【0045】
第1表示部113は、例えば、契約者ログイン情報と被保険者ログイン情報とを担当者端末200に表示させた際に、申込の内容または告知に対する完了入力を不可にしてもよい。そして、第1表示部113は、後述の第3受付部116が顧客の署名入力を受け付けた場合、担当者端末200において申込の内容または告知に対する完了入力を不可から可能に変更する。
【0046】
第1表示部113は、例えば、署名入力を受け付ける前の第1署名画面A3aでは申込の内容に対する完了入力をするための申込終了ボタンa31を操作不能にする、すなわち非活性化(グレーアウト)させてもよい。そして、第1表示部113は、署名入力を受け付けた後の第1署名画面A3cで申込終了ボタンa31を操作可能に変更する、すなわち活性化させる。
【0047】
第1表示部113は、例えば、署名入力を受け付ける前の第1署名画面A4aでは告知に対する完了入力をするための告知完了ボタンa41を操作不能にしてもよい(非活性化させる)。そして、第1表示部113は、署名入力を受け付けた後の第1署名画面A4cで告知完了ボタンa41を操作可能に変更する(活性化させる)。
【0048】
上記構成によれば、第1表示部113は、遠隔にいる顧客側で署名入力がなされないと申込の内容または告知を完了とさせないため、担当者が誤ってまたは不正にこれらの完了入力することを抑止できる。このため、上記構成によれば、第1表示部113は、申込の内容または告知に対する完了入力におけるユーザビリティを向上させることができる。
【0049】
第1表示部113は、例えば、第1受付部111が受け付けた選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが非対面で行われる場合、非対面自己チェックリストを担当者端末200に表示させてもよい。ここで「非対面自己チェックリスト」とは、非対面での申込手続きに関する事項を担当者が自己チェックするためのリストである。第1表示部113は、例えば、担当者端末200からの要求に基づいて、非対面申込チェックリストを含む担当者チェック画面A6を担当者端末200に表示させる。
【0050】
上記構成によれば、担当者は、保険の申込の受け付けが非対面で行われた場合、非対面特有の順守事項について順守できたかどうか自己チェックすることができる。このため、上記構成によれば、第1表示部113は、非対面での保険の申込の受け付けにおいても、保険サービスの品質を一定程度維持することができる。
【0051】
第1表示部113は、例えば、第1受付部111が受け付けた選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが非対面で行われる場合、非対面管理職チェックリストを担当者の管理職が使用する管理職端末(不図示)に表示させてもよい。ここで「非対面管理職チェックリスト」とは、非対面での申込手続きに関する事項を担当者の管理職がチェックするためのリストである。第1表示部113は、例えば、管理職端末からの要求に基づいて、非対面管理職チェックリストを含む管理職チェック画面A7を管理職端末に表示させる。
【0052】
上記構成によれば、管理職は、保険の申込の受け付けが非対面で行われた場合、非対面特有の順守事項等について順守できたかどうかチェックすることができる。このため、上記構成によれば、第1表示部113は、非対面での保険の申込の受け付けにおいても、保険サービスの品質を一定程度維持することができる。
【0053】
生成部114は、契約者ログイン情報と、被保険者ログイン情報と、をそれぞれ生成する。生成部114は、例えば、契約者のアカウントのIDとパスワードを発行し、発行したIDとパスワードを含む契約者ログイン情報を生成する。また、生成部114は、例えば、被保険者のアカウントのIDとパスワードを発行し、発行したIDとパスワードを含む被保険者ログイン情報を生成する。
【0054】
生成部114は、例えば、契約者と被保険者が別々であれば両者のアカウントは別のものとしてログイン情報を生成してもよい。また、契約者と被保険者が同一であれば、両者のアカウントを同じものとしてログイン情報を生成してもよい。さらに、契約者と被保険者が同一であっても、保険の申込の際と告知の際とで、アカウントを別ものとしてログイン情報を生成してもよい。
【0055】
第2表示部115は、顧客端末300に、顧客サイトを表示させる。第2表示部115は、例えば、顧客端末300から顧客サイトへのアクセスを要求された際に、顧客サイトのログイン画面を表示させるための表示情報を生成する。第2表示部115は、生成した表示情報を顧客端末300に送信して、顧客端末300にログイン画面を表示させる。
【0056】
顧客サイトは、後述する、申込内容表示画面B1、意向・適合性確認チェック画面B2、申込内容チェック画面B3、および第3署名画面B4等のWebページ群を含む。
【0057】
第3受付部116は、担当者端末200および顧客端末300から、顧客サイトの署名フォームに対する顧客の署名入力を受け付ける。第3受付部116は、例えば、保険の申込の受け付けが対面で行われた場合、担当者端末200から、第3署名画面B4の署名フォームb41対する署名入力を受信する。また、第3受付部116は、例えば、保険の申込の受け付けが非対面で行われた場合、顧客端末300から、第3署名画面B4の署名フォームb41対する署名入力を受信する。第3受付部116は、これらの受信した署名入力を受け付ける。
【0058】
記憶部120は、顧客情報と、保険情報と、ログイン情報と、を関連付けて記憶する。また、記憶部120は、アクセス情報と、表示情報とを記憶する。記憶部120は、データベースマネジメントシステム(DBMS)を利用して各情報を記憶してもよいし、ファイルシステムを利用して各情報を記憶してもよい。DBMSを利用する場合は、上記情報ごとにテーブルを設けて、当該テーブル間を関連付けて各情報を管理してもよい。
【0059】
「顧客情報」とは、顧客に関する情報である。顧客情報は、例えば、顧客を識別するための顧客ID、顧客の氏名を示す顧客名、顧客の性別、若しくは顧客の連絡先を示すメールアドレス、住所または電話番号等を含む。
【0060】
「保険情報」とは、申込を受け付けた保険であり被保険者ごとの保険に関する情報である。保険情報は、例えば、保険商品を識別するための保険商品ID、保険商品の名称を示す保険商品名、担当者を識別するための担当者ID、被保険者の顧客IDを示す被保険者ID、契約者の顧客IDを示す契約者ID等を含む。
【0061】
ログイン情報は、契約者ログイン情報と、被保険者ログイン情報と、を含む。
【0062】
通信部130は、ネットワークNを介して、担当者端末200や顧客端末300等に表示情報を含む各種情報を送受信する。通信部130は、例えば、ネットワークNを介して、担当者端末200が担当者サイトへの入力を受信したり、担当者サイトを表示させるための表示情報を担当者端末200に送信したりする。
【0063】
<4.画面例>
図4〜13を参照して、保険業務支援システム1の画面例を説明する。
【0064】
図4は、担当者と顧客とが保険の申込手続きを対面で行うか非対面で行うかの選択をするための選択画面A1の一例を示す図である。
図4に示すように、選択画面A1は、選択エリアa11と、選択完了ボタンa12と、を含む。
【0065】
選択エリアa11は、保険の申込手続きを担当者と対面で行っているか非対面で行っているかを選択するための対面非対面選択ボタンa111と、顧客端末300とする端末を持っているか否かを選択するための端末所持選択ボタンa112と、を含む。対面非対面選択ボタンa111および端末所持選択ボタンa112は共に、顧客に排他的に選択される。対面非対面選択ボタンa111および端末所持選択ボタンa112は共に、非対面で保険の申込手続きが行われる場合には、担当者が顧客に代わって入力する。対面非対面選択ボタンa111は、対面で保険の申込手続きが行われる場合には、顧客が入力する。対面非対面選択ボタンa11で「対面」が選択されると、端末所持選択ボタンa112は入力不可(非活性化)となる。
【0066】
第1受付部111は、対面非対面選択ボタンa111および端末所持選択ボタンa112に対して担当者または顧客が選択し、選択した状態で選択完了ボタンa12が指定(押下)されると、第1受付部111は、この選択を受け付ける。また、第1受付部111は、例えば、対面非対面選択ボタンa111で「非対面」が選択され端末所持選択ボタンa112で「いいえ」が選択されて選択完了ボタンが指定された場合、この選択を受け付けずにエラーを返してもよい。
【0067】
図5は、保険の申込の内容や告知を入力するための申込入力画面A2の一例を示す図である。
図5(a)に示すように、申込入力画面A2aは、保険の申込の内容を入力するための画面である。また、
図5(b)に示すように、申込入力画面A2bは、告知を入力するための画面である。
【0068】
図6は、保険の申込の受け付けを対面で行う場合の顧客が署名をするための署名画面の一例を示す図である。
図6(a)に示すように、第1署名画面A3aは、保険の申込の受け付けを対面で行う場合に、保険の申込の内容と意向性・適合性確認に対する署名をするための画面である。第1署名画面A3aは、署名フォームa3a1と、申込終了ボタンa31と、を含む。署名フォームa3a1を担当者等が指定すると、第1表示部113は、
図6(b)の署名入力画面D1を担当者端末200にポップアップ表示させる。
【0069】
図6(b)に示すように、署名入力画面D1は、署名欄キャンバスd11と、サイン完了ボタンd12と、を含む。署名欄キャンバスd11は、スタイラスペンや指操作等で顧客が署名入力するための画面部品である。署名欄キャンバスd12に顧客が署名入力をしてサイン完了ボタンd11が指定されると、第3受付部116が顧客の署名入力を受け付ける。第3受付部116が顧客の署名入力を受け付けると、第1表示部113は、署名入力画面D1を閉じて、表示元の画面(第1署名画面A3aまたは第2署名画面A4a等)に遷移させる。第1表示部113は、この際、表示元の画面の署名フォームに、顧客の署名欄キャンバスd12への署名入力を反映させる。
【0070】
図6(c)に示すように、第2署名画面A4aは、保険の申込の受け付けを対面で行う場合に、告知に対する署名をするための画面である。第2署名画面A4aは、被保険者の署名フォームa4a1と、告知完了ボタンa41と、を含む。署名フォームa4a1を担当者等が指定すると、第1表示部113は、
図6(b)の署名入力画面D1を担当者端末200にポップアップ表示させる。第2署名画面A4aでは、告知完了ボタンa41は非活性化されている。
【0071】
図7は、保険の申込の受け付けを非対面で行う場合の顧客が署名をするための署名画面の一例を示す図である。
図7(a)に示すように、第1署名画面A3bは、保険の申込の受け付けを非対面で行う場合に、保険の申込の内容に対する署名をするための画面である。第1署名画面A3bは、署名フォームa3b1と、非対面署名開始ボタンa3b2と、申込終了ボタンa31と、を含む。署名フォームa3b1は、テキストメッセージ「申込内容確認ウェブサイトにて署名をしてください。」を表示し入力不可となっている。非対面署名開始ボタンa3b2を指定すると、第3受付部116が非対面での署名を実施する旨を受け付けて、第1表示部113は、
図9に示す、顧客サイトでの署名入力を顧客に案内するための案内画面A5に遷移させる。第1署名画面A3bでは、申込終了ボタンa31は操作不能(非活性化)となっている。
【0072】
図7(b)に示すように、第2署名画面A4bは、保険の申込の受け付けを非対面で行う場合に、告知に対する署名をするための画面である。第2署名画面A4bは、署名フォームa4b1と、非対面署名開始ボタンa4b2と、告知完了ボタンa41と、を含む。署名フォームa4b1は入力不可となっている。非対面署名開始ボタンa4b2を指定すると、第3受付部116が非対面での署名を実施する旨を受け付けて、第1表示部113は、
図9に示す案内画面A5に遷移させる。第2署名画面A4bでは、告知完了ボタンa41は操作不能(非活性化)となっている。
【0073】
図8は、顧客の署名入力が反映された署名画面の一例を示す図である。
図8(a)に示すように、第1署名画面A3cは、第1署名画面A3a・A3bに対して保険の申込の内容に対する署名入力が完了した状態の画面である。第1署名画面A3cは、署名入力画面D1で入力された署名入力が反映された署名フォームa3c1と、署名入力が反映されたことにより活性化された申込終了ボタンa31と、を含む。申込終了ボタンa31が指定されると、第3受付部116は、第2受付部112が受け付けた申込入力のうち保険の申込の内容の入力および意向・適合性確認の入力を確定させる。
【0074】
図8(b)に示すように、第2署名画面A4cは、第2署名画面A4a・A4bに対して告知に対する署名入力が完了した状態の画面である。第2署名画面A4cは、署名入力画面D1で入力された署名入力が反映された署名フォームa4c1と、署名入力が反映されたことにより活性化された告知完了ボタンa41と、を含む。告知完了ボタンa41が担当者により指定されると、第3受付部116は、第2受付部112が受け付けた申込入力のうち告知の入力を確定させる。
【0075】
図9は、顧客サイトでの署名入力を顧客に案内するための画面の一例を示す図である。
図9(a)では、契約者・被保険者の両方のログイン情報が非表示の状態の案内画面A5を示す。
図9(b)では、契約者・被保険者の両方のログイン情報が表示の状態の案内画面A5を示す。
図9に示すように、案内画面A5は、アクセス表示エリアa51と、契約者ログイン表示エリアa52と、被保険者ログイン表示エリアa53と、を含む。
【0076】
アクセス表示エリアa51は、アクセス情報(顧客サイトへのURL(テキスト・QRコード(登録商標))を含む。
【0077】
契約者ログイン表示エリアa52は、契約者ログイン表示バーa521と、契約者ログイン情報エリアa522と、を含む。契約者ログイン表示バーa521を担当者が指定すると、契約者ログイン情報エリアa522の表示と非表示を切り替えることができる。契約者ログイン情報エリアa522は、契約者ログイン情報を表示する。
【0078】
被保険者ログイン表示エリアa53は、被保険者ログイン表示バーa531と、被保険者ログイン情報エリアa532と、を含む。被保険者ログイン表示バーa531を担当者が指定すると、被保険者ログイン情報エリアa532の表示と非表示を切り替えることができる。被保険者ログイン情報エリアa532は、被保険者ログイン情報を表示する。したがって、第1表示部113は、契約者ログイン表示バーa521と被保険者ログイン表示バーa531との指定によって、契約者ログイン情報および被保険者ログイン情報のそれぞれについて個別に、担当者端末200への表示と非表示を切り替え可能とする。言い換えると、第1表示部113は、契約者ログイン情報および被保険者ログイン情報の両方を同時に表示/非表示としなくてもよく、どちらか一方だけを表示することができる。
【0079】
図10は、顧客がアクセス情報およびログイン情報を用いて顧客サイトにログインした場合、顧客端末300に表示する画面の一例を説明する図である。
図10(a)は、保険の申込の内容を顧客がチェックするための申込内容表示画面B1の一例を示す図である。申込内容表示画面B1が含む入力フォームは、顧客チェックフォームの一態様である。第2表示部115は、顧客がアクセス情報およびログイン情報を用いて顧客サイトにログインすると、
図10(a)に示すように、申込内容表示画面B1を顧客端末300に表示させる。
図10(b)は、保険に対する意向・適合性を顧客がチェックするための意向・適合性チェック画面B2の一例を示す図である。意向・適合性チェック画面B2が含む入力フォームは、顧客チェックフォームの一態様である。第2表示部115は、申込内容表示画面B1から遷移させて、
図10(b)に示すように、意向・適合性チェック画面B2を表示させる。
【0080】
図11は、顧客がアクセス情報およびログイン情報を用いて顧客サイトにログインした場合、顧客端末300に表示する画面の一例を説明する図である。
図11(a)は、保険の申込の手続きを顧客がチェックするための申込内容チェック画面B3の一例を示す図である。申込内容チェック画面B3が含む入力フォームは、顧客チェックフォームの一態様である。第2表示部115は、意向・適合性チェック画面B2から遷移させて、
図11(a)に示すように、申込内容チェック画面B3を顧客端末300に表示させる。
図11(b)は、顧客が署名をするための署名画面B4の一例を示す図である。申込の内容のチェックと、意向性・適合性のチェックと、が完了すると、第2表示部115は、署名画面B4を表示させる。
図11(b)に示すように、署名画面B4は、署名フォームb41を含む。第2表示部115は、
図6(b)の署名入力画面D1を顧客端末300にポップアップ表示させる。
【0081】
図12は、非対面での申込に関する事項を担当者が自己チェックするための画面の一例を説明する図である。
図12に示すように、担当者チェック画面A6は、非対面自己チェックリスト表示エリアa61と、チェック完了ボタンa62と、を含む。非対面自己チェックリスト表示エリアa61は、非対面自己チェックリストを表示し、各チェック項目に対する入力部品を表示する。チェック完了ボタンa62が指定されると、第2受付部112は、非対面自己チェックリスト表示エリアa61の各チェック項目の入力結果を受け付ける。
【0082】
図13は、非対面での申込に関する事項を管理職がチェックするための管理職チェック画面A7の一例を説明する図である。
図13に示すように、管理職チェック画面A7は、非対面管理職チェックリスト表示エリアa71と、チェック完了ボタンa72と、を含む。非対面管理職チェックリスト表示エリアa71は、非対面管理職チェックリストを表示し、各チェック項目に対する入力部品を表示する。チェック完了ボタンa72が指定されると、第2受付部112は、非対面管理職チェックリスト表示エリアa71の各チェック項目の入力を受け付ける。
【0083】
<5.動作例>
図14を参照して、本実施形態に係る保険業務支援システム1の動作例を説明する。
図14は、保険の受け付けを対面か非対面かを担当者が申込の内容の完了入力を受け付けるまでの処理の流れを示すフロー図である。なお、以下に示す処理の順番は一例であって、適宜、変更されてもよい。
【0084】
図14に示すように、サーバ装置100の第1受付部111は、保険担当者の担当者端末200から、保険の申込の受け付けを、契約者および被保険者と対面で行うか非対面で行うかの選択を受け付ける(S11)。
【0085】
第2受付部112は、担当者端末200から、保険の申込の内容を受け付ける(S12)。
【0086】
第1受付部111が受け付けた選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが対面で行われる場合(S12の「対面」)、第1表示部113は、担当者端末200での署名フォームへの入力を可能にし、かつ申込の内容に対する完了入力を不可にして、署名フォームを担当者端末200に表示させる(S13)。第2受付部112は、担当者端末200から署名入力を受け付ける(S14)。
【0087】
第1受付部111が受け付けた選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが非対面で行われる場合(S12の「非対面」)、第1表示部113は、担当者端末200での署名フォームへの入力と申込の内容に対する完了入力を不可にして、署名フォームを担当者端末200に表示させる(S15)。
【0088】
第1表示部113は、第1受付部111が受け付けた選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが非対面で行われる場合、アクセス情報、および契約者ログイン情報および被保険者ログイン情報のそれぞれについて個別に、担当者端末200に表示する(S16)。
【0089】
第2表示部115は、契約者端末300aおよび被保険者端末300bに、顧客サイトの署名フォームを表示させる(S17)。第3受付部116は、契約者端末300aおよび被保険者端末300bから、顧客サイトの署名フォームに対する契約者および被保険者の署名入力を受け付ける(S18)。
【0090】
第1表示部113は、担当者端末200での申込の内容に対する完了入力を可能とする(S19)。第2受付部112は、担当者端末200から申込の内容に対する完了入力を受け付ける(S20)。
【0091】
<6.ハードウェア構成>
図15を参照して、上述してきたサーバ装置100をコンピュータ800により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
【0092】
図15に示すように、コンピュータ800は、プロセッサ801と、メモリ803と、記憶装置805と、入力I/F部807と、データI/F部809と、通信I/F部811、及び表示装置813を含む。
【0093】
プロセッサ801は、メモリ803に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ800における様々な処理を制御する。例えば、サーバ装置100の制御部110が備える各機能部等は、メモリ803に一時記憶されたプログラムをプロセッサ801が実行することにより実現可能である。
【0094】
メモリ803は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ803は、プロセッサ801によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0095】
記憶装置805は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置805は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。この他、記憶装置805は、顧客情報やログイン情報を登録するテーブルと、当該テーブルを管理するDBを記憶することも可能である。このようなプログラムやデータは、必要に応じてメモリ803にロードされることにより、プロセッサ801から参照される。
【0096】
入力I/F部807は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部807の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部807は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続されても良い。
【0097】
データI/F部809は、コンピュータ800の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部809の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部809は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部809は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800へと接続される。
【0098】
通信I/F部811は、コンピュータ800の外部の装置と有線又は無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部811は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部811は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続される。
【0099】
表示装置813は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置813の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示装置813は、コンピュータ800の外部に設けられても良い。その場合、表示装置813は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ800に接続される。また、入力I/F部807としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置813は、入力I/F部807と一体化して構成することが可能である。
【0100】
なお、上記実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
【0101】
[変形例]
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、以下のような場合も本発明に含まれる。
【0102】
[変形例1]
上記実施形態に係るサーバ装置100における各構成の少なくとも一部は、担当者端末200が備えていてもよい。例えば、サーバ装置100の上記の機能を全て担当者端末200に実装させてもよい。
【0103】
[変形例2]
上記実施形態では、Web技術を利用する例を説明したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、Webアプリケーションプログラムを利用せずに、保険業務支援システム1の専用アプリケーションプログラムを用いてサーバ装置100の上記の機能を実現させてもよい。
【0104】
[変形例3]
上記実施形態では、保険の申込にあたって被保険者が法定代理人等を必要としない例を説明したが、これに限定する趣旨ではない。法定代理人等が保険の申込手続きに必要な場合には、申込の内容および告知に対する署名は、法定代理人等の分も必要となる。
【0105】
第1表示部113は、法定代理人等が保険の申込手続きに必要な場合、例えば、担当者端末200に、第1署名画面A3a・A3bおよび第2署名画面A4a・A4bにおいて法定代理人等が署名をするための署名フォームをさらに表示させてもよい。
【0106】
生成部114は、法定代理人等が保険の申込に必要な場合、例えば、顧客サイトへログインするための法定代理人等の法定代理人等ログイン情報をさらに生成してもよい。
【0107】
第1表示部113は、法定代理人等が保険の申込手続きに必要な場合、例えば、選択の結果に基づいて、保険の申込の受け付けが非対面で行われる場合、契約者ログイン情報、被保険者ログイン情報および法定代理人等ログイン情報のそれぞれについて個別に、担当者端末200への表示と非表示を切り替え可能としてもよい。
【0108】
[変形例4]
上記実施形態では、生成部114が、顧客共通の顧客サイトのURLを示すアクセス情報と、契約者や被保険者ごとのログイン情報とを生成する例を説明したが、これに限定する趣旨ではない。生成部114は、例えば、ログイン情報(ID・パスワード)と顧客サイトにアクセスするためのリンクとを含めたアクセスコード(例えば、QRコード)を顧客(契約者・被保険者)ごとに個別に生成してもよい。顧客端末300でこのアクセスコードを読み取れば、例えば、顧客サイトのログイン画面に顧客IDが入力された状態でアクセスすることができる。さらにアクセスコードにパスワードも含める場合、顧客端末300でこのアクセスコードを読み取れば、例えば、顧客サイトにアクセスして自動的にログインまで行うことができる。
【解決手段】情報処理装置(サーバ装置100)は、保険担当者の担当者端末から、保険の申込の受け付けを、契約者および被保険者と対面で行うか非対面で行うかの選択を受け付ける第1受付部111と、担当者端末から、申込の内容を受け付ける第2受付部112と、担当者端末に、第2受付部が受け付けた申込の内容に対して契約者および被保険者が署名をするための署名フォームを表示させ、選択の結果に基づいて、署名フォームの表示を変更する第1表示部113とを備える。