(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数の直線分離支持構成要素(130)のうちの複数が、前記連結点(116)のそれぞれで前記1つ以上のサイドパネル(110)の前記第2の縁部(114)に連結されている、請求項1に記載のトロイダル支持構造。
前記複数の直線分離支持構成要素(130)のそれぞれが、前記連結点(116)の1つで前記1つ以上のサイドパネル(110)の前記第2の縁部(114)に回動可能に連結されている、請求項1または2に記載のトロイダル支持構造。
前記トロイダル支持構造を極低温タンクに連結するための複数のコネクタをさらに備え、前記複数のコネクタのそれぞれが、前記複数の直線分離支持構成要素(130)のうちの異なる1つに回動可能に連結されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のトロイダル支持構造。
前記連結点(116)のそれぞれが、前記複数のサイドパネル(110)のうちの1対によって形成された異なる境界面に配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のトロイダル支持構造。
前記1つ以上のフロアパネル(120)に対する前記1つ以上のサイドパネル(110)の方向を維持するために前記1つ以上のサイドパネル(110)および前記1つ以上のフロアパネル(120)に連結された1つ以上の内部支持体(150)をさらに備え、
前記1つ以上の内部支持体(150)が、前記連結点(116)で前記1つ以上のサイドパネル(110)の前記第2の縁部(114)に連結された複数のストラット(152)を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のトロイダル支持構造。
前記複数のストラット(152)のうちの複数が、前記連結点(116)のそれぞれで前記1つ以上のサイドパネル(110)の前記第2の縁部(114)に連結されている、請求項7に記載のトロイダル支持構造。
前記複数のストラット(152)が、前記連結点(116)で前記1つ以上のサイドパネル(110)の前記第2の縁部(114)に回動可能に連結されている、請求項7に記載のトロイダル支持構造。
前記1つ以上のフロアパネル(120)に対する前記1つ以上のサイドパネル(110)の方向を維持するために前記1つ以上のサイドパネル(110)および前記1つ以上のフロアパネル(120)に連結された1つ以上の内部支持体(150)をさらに備え、
前記1つ以上の内部支持体(150)が、1つ以上の内部パネルを備え、
前記1つ以上のサイドパネル(110)の少なくとも1つが、前記1つ以上の内部パネル、前記1つ以上のサイドパネル(110)、および前記1つ以上のフロアパネル(120)によって形成された、前記トロイダル支持構造のエンクロージャへのアクセスのために前記1つ以上のフロアパネル(120)に対して回動可能である、請求項1から9のいずれか一項に記載のトロイダル支持構造。
前記複数の直線分離支持構成要素(130)のそれぞれの直線分離支持構成要素(130)と、前記複数の直線分離支持構成要素(130)の当該の直線分離支持構成要素(130)に関連する、前記トロイダル支持構造の中心軸線から前記連結点(116)のうちの1つに延伸する半径との間の角度が同じである、請求項11に記載のアセンブリ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
トロイダル支持構造およびこれらの構造を備えるアセンブリが提供される。トロイダル支持構造は、管状リングを形成する1つ以上のサイドパネルおよび平面リングを形成する1つ以上のフロアパネルを備える。これらのリングは、この構造のトロイダル形状を形作る。また、この構造は、管状リングの上縁部に連結される複数の直線分離支持構成要素(isolating linear support component)を備える。この構造の設置中、直線分離支持構成要素は、リングとの熱分離を実現し、その機械的歪みを防止しながらベースに対してこの構造を支持するために取付ベースに取り付けられる。このように、トロイダル支持構造は、様々な種類の取付ベース(宇宙船の極低温タンクなど)に取り付けることができる。両方のリングは、装備、ケーブル、およびパイプに支持面および取付面を提供し、また、トロイダル開口部は、外部構成要素が支持構造を通って突出することを可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一部の実施形態では、トロイダル支持構造は、管状リングを形成する1つ以上のサイドパネルを備える。管状リングは、第1の縁部と第2の縁部との間に延伸する。また、トロイダル支持構造は、平面リングを形成する1つ以上のフロアパネルを備える。平面リングは、外縁部と内縁部との間に延伸する。1つ以上のサイドパネルの第1の縁部は、1つ以上のフロアパネルの外縁部に固定される。この特徴により、1つ以上のフロアパネルに対する1つ以上のサイドパネルの方向が保持される。また、トロイダル支持構造は、連結点で1つ以上のサイドパネルの第2の縁部に連結される複数の直線分離支持構成要素を備える。連結点は、第2の縁部に沿って均等に配分される。さらに、連結点は、トロイダル支持構造の中心軸線から均等に離間される。連結点のそれぞれと中心軸線との間隔は、管状リングの半径と呼ぶことができる。
【0005】
一部の実施形態では、複数の直線分離支持構成要素は、連結点のそれぞれで第2の縁部に連結される。この特徴は、1つ以上のサイドパネル、結果として、トロイダル支持構造全体に外周支持を提供するために使用することができる。言い換えれば、この特徴は、直線分離支持構成要素が、トロイダル支持構造の設置中に取付ベースに取り付けられた場合に、トロイダル支持構造が取付ベースに対して回転することを防止することができる。
【0006】
一部の実施形態では、トロイダル支持構造が設置され、直線分離支持構成要素が、取付ベースに取り付けられたとき、各直線分離支持構成要素と、この直線分離支持構成要素に関連する連結点に延伸する半径との間の角度は同じであってもよい。一部の実施形態では、すべての半径が、管状リングに対して垂直であってもよい。
【0007】
一部の実施形態では、各直線分離支持構成要素は、連結点の1つで第2の縁部に回動可能に連結される。回動可能な連結は、取付ベースへのトロイダル支持構造の設置中、第2の縁部に対して直線分離支持構成要素を回動させることを可能にする。また、回動可能な連結は、異なる種類の取付ベース(例えば、異なるサイズを有する取付ベース)にトロイダル支持構造を設置することを可能にする。さらに、回動可能な連結は、トロイダル支持構造の機能中、連結点における応力集中および/または直線分離支持構成要素と第2の縁部との間でのトルク伝達を低減することを可能にすることができる。
【0008】
一部の実施形態では、トロイダル支持構造は、トロイダル支持構造を取付ベースに連結するための複数のコネクタをさらに備える。具体的には、コネクタは、取付ベースに直接接合されてもよく、また、取付ベースにボルトで取り付けられても、溶接されても、他の方法で取り付けられてもよい。コネクタは、第2の縁部に連結される端部とは反対側の、直線分離支持構成要素の端部に取り付けられる。一部の実施形態では、各コネクタは、異なる直線分離支持構成要素に回動可能に連結されてもよい。回動可能な連結は、取付ベースへのトロイダル支持構造の設置中、直線分離支持構成要素に対してコネクタを回動させることを可能にする。さらに、回動可能な連結は、トロイダル支持構造の機能中、直線分離支持構成要素とコネクタとの間での応力集中および/またはトルク伝達を低減することを可能にすることができる。
【0009】
一部の実施形態では、各直線分離支持構成要素の長さは同じである。この特徴は、トロイダル支持構造の設置後に第2の縁部が取付ベースと平行になることを可能にする。さらに、直線分離支持構成要素が、取付ベースの熱変動に起因して膨張または収縮するとき、第2の縁部は、取付ベースと平行であり続けることができる。
【0010】
一部の実施形態では、1つ以上のサイドパネルは、垂直縁部に沿って互いに連結されて管状リングとなる複数のサイドパネルを備える。連結点のそれぞれは、異なる垂直縁部に配置されてもよい。
【0011】
一部の実施形態では、複数のサイドパネルのそれぞれは、平面構造であってもよい。このように、管状リングは、多角形角筒であってもよい。さらに、平面リングの内縁部は、多角形状を有してもよい。平面リングの外縁部は、多角形状を有してもよい。あるいは、管状リングは、円筒であってもよい。例えば、単一のサイドパネルを、管状リングを形成するために使用することができる。別の例では、複数の湾曲したサイドパネルを使用して、これらのパネルが、同じ半径を有し、縁部のない円筒形の管状リングを形成するようにしてもよい。
【0012】
一部の実施形態では、1つ以上のサイドパネルは、格子状の補剛材(grid stiffeners)を備える。格子状の補剛材は、過度の重量を伴うことなくパネルの剛性を高める。1つ以上のサイドパネルは、開口部を有してもよい。1つ以上のフロアパネルは、ハニカムサンドイッチ構造を有してもよく、また、開口部を含んでもよい。
【0013】
一部の実施形態では、トロイダル支持構造は、1つ以上の内部支持体をさらに備える。1つ以上の内部支持体は、1つ以上のサイドパネルおよび1つ以上のフロアパネルに連結され、1つ以上のフロアパネルに対する1つ以上のサイドパネルの方向を維持することができる。より具体的には、1つ以上のサイドパネルと1つ以上のフロアパネルとの間の角度を、第2の縁部に沿って維持することができる。一部の実施形態では、この角度は、約90°であってもよい。
【0014】
1つ以上の内部支持体は、1つ以上のサイドパネルの第2の縁部に連結される複数のストラットを備えてもよい。また、この複数のストラットは、直線分離支持構成要素と共に連結点に連結されてもよい。一部の実施形態では、複数のストラットは、各連結点で第2の縁部に連結される。さらに、複数のストラットは、連結点で第2の縁部に回動可能に連結されてもよい。
【0015】
一部の実施形態では、1つ以上の内部支持体は、1つ以上の内部パネルを備える。少なくとも1つのサイドパネルは、トロイダル支持構造のエンクロージャへのアクセスのために、1つ以上のフロアパネルに対して、または1つ以上のサイドパネルに対して回動可能であってもよい。エンクロージャは、1つ以上の内部パネル、1つ以上のサイドパネル、および1つ以上のフロアパネルによって形作られる。一部の実施形態では、1つ以上の内部パネルは、トロイドリングを形成する。
【0016】
トロイダル支持構造および取付ベースを備えるアセンブリも提供される。トロイダル支持構造は、1つ以上のサイドパネル、1つ以上のフロアパネル、および複数の直線分離支持構成要素を備える。1つ以上のサイドパネルは、第1の縁部と第2の縁部との間に延伸する管状リングを形成する。1つ以上のフロアパネルは、外縁部と内縁部との間に延伸する平面リングを形成する。1つ以上のサイドパネルの第1の縁部は、1つ以上のフロアパネルの外縁部に固定される。複数の直線分離支持構成要素は、連結点で1つ以上のサイドパネルの第2の縁部に連結される。連結点は、第2の縁部に沿って均等に配分され、トロイダル支持構造の中心軸線から半径だけ均等に離間される。複数の直線分離支持構成要素は、取付ベースに連結される。
【0017】
一部の実施形態では、複数の直線分離支持構成要素のそれぞれの直線分離支持構成要素と、複数の直線分離支持構成要素の当該の直線分離支持構成要素に関連する、連結点の1つに延伸する半径との間の角度は同じである。
【0018】
取付ベースは、ドーム形状を有する極低温タンクであってもよい。トロイダル支持構造は、取付ベースの一部分が少なくとも部分的に管状リングから突出するように取付ベースを囲む。一部の実施形態では、取付ベースの一部分は、少なくとも部分的に平面リングから突出する。
【0019】
一部の実施形態では、アセンブリは、1つ以上のフロアパネルによって支持される配線または配管の少なくとも一方をさらに備える。アセンブリは、スラスタおよびカメラからなる群から選択される装備構成要素をさらに備え、装備構成要素は、管状リングの外部で1つ以上のサイドパネルに取り付けられる。
【0020】
これらのおよび他の実施形態は、図面を参照しながら以下でさらに説明される。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下の説明では、提示した概念の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細について述べる。提示した概念は、これらの具体的な詳細の一部または全部がなくても実施することができる。他の場合には、説明される概念を不必要に不明瞭にしないために、周知の過程の動作については詳細に説明していない。一部の概念は、具体的な実施形態に関連して説明するが、これらの実施形態は限定することを意図されていないことを理解されたい。
【0023】
[前書き]
ほとんどの従来の支持構造(例えば、棚)は、一般的に、一方向に沿って延伸する平面構造であり、一般的に、平面状の取付ベース(例えば、壁)によって支持されるか、またはこれに取り付けられる。しかしながら、支持構造の特定の用途は、これらの構造を特定の空間(例えば、円筒形の外側境界と球形の内側境界との間の)に適合させることを要求する場合がある。さらに、これらの構造は、かなりの荷重を支持しながら振動(例えば、最大で10gの短期間加速度)に耐える必要がある場合がある。一部の実施形態では、この構造は、高い温度変動を生じやすい構成要素の周囲で機能する場合がある。1つの具体的な用途は、宇宙船内の、円筒形の外側シェルとその球形の極低温タンクとの間の領域で様々な装備構成要素、配管、および配線を支持することである。極低温タンクは、この構造用の取付ベースとして使用することもできる。その領域の利用可能な空間は、トロイドである。このトロイドの断面は、斜辺を円の一部分を描く曲線で置き換えた、直角三角形の形状を有する場合がある。平面状の棚は、この利用可能な空間の最も広い部分に(例えば、底部に沿って)配置することができるが、平面状の棚は、装備を取り付けるのに適した表面を提供しない。さらに、この空間において平面状の棚を支持することは困難であり得る。支持ストラットは、異なる長さを有し、平面状の棚の外側部および内縁部の両方まで延伸する必要がある。より長いストラットは、平面状の棚の位置ずれおよびさらにはこれの変形の原因となるより大きなレベルの熱変形を温度変動中に受ける。
【0024】
トロイダル支持構造およびこれらのトロイダル支持構造を備えるアセンブリが提供される。これらのトロイダル支持構造は、上で説明した平面状の棚に関連する様々な問題に対処する。トロイダル支持構造は、任意の利用可能なトロイダル形状の空間に適合するように構成することができ、最小の支持しか必要とし得ない。トロイダル支持構造の設計は、支持に関係なく構造の剛性を確立する。
【0025】
トロイダル支持構造は、管状リングを形成する1つ以上のサイドパネルを備える。さらに、トロイダル支持構造は、平面リングを形成する1つ以上のフロアパネルを備える。これらのリングは、その縁部(例えば、管状リングの底(第1の)縁部および平面リングの外縁部)に沿って互いに連結される。管状リングの上(第2の)縁部は、取付ベース(極低温タンクなど)に対して両方のリングを支持するために使用される直線分離支持構成要素に連結される。直線分離支持構成要素はすべて、管状リングの同じ縁部に連結され、同じ長さを有してもよい。このように、取付ベースの熱変動は、リングの方向に干渉しない。リングは、依然として、直線分離支持構成要素の熱膨張/熱収縮に起因して取付ベースに対し上下に移動する場合がある。しかしながら、この移動は、取付ベースおよび平面リングに対して垂直な方向であり得る。さらに、直線分離支持構成要素の熱伝導が最小であるため、取付ベースの熱変動は、トロイダル支持構造のリングの著しい熱変動を生じない。
【0026】
トロイダル支持構造の両方のリングは、装備、ケーブル、パイプ、および他の同様の構成要素に支持面および取付面を提供する。さらに、これらの表面は、熱管理(動作中の電子構成要素からの熱放散など)を行うために、取り付けられた構成要素を熱結合するためにも使用することができる。一部の実施形態では、一方または両方のリングの両面を支持に使用することができ、これにより、トロイダル支持構造の利用可能な表面の全体が増加する。さらに、トロイダル支持構造は、内部リングを形成する1つ以上の内部パネルを含んでもよい。内部リングは、さらには、管状リングおよび平面リングと共にエンクロージャを形成してもよい。エンクロージャは、内部に取り付けられた様々な構成要素を環境から保護するために使用することができる。エンクロージャへのアクセスは、例えば、リングの1つの回動可能部分によって行われてもよい。
【0027】
一部の実施形態では、トロイダル支持構造の中央開口部は、他の構成要素(取付ベースの一部分など)を突出させるために使用することができる。支持構造のトロイダル設計は、この構造を他の構成要素を覆うように取り付けることを可能にする。トロイダル支持構造のリングは、これらの突出する構成要素に適合するように特に設計されてもよい。例えば、内部パネルは、球形物体の周囲に適合するように(管状リングの第2の縁部と平面リングの内縁部とを結ぶ直線に関して)内側に湾曲していてもよい。
【0028】
支持構造のトロイダル設計は、例えば従来の平面状の棚よりも高い剛性を有する。改善された剛性は、より高い荷重を支持する能力、より高い加速度(例えば、振動)に耐える能力、および改善された安定性を生じる能力につながる。一部の実施形態では、1つ以上の側面、1つ以上のフロアパネル、および1つ以上の内部支持体(例えば、内部パネルまたはストラット)は、閉じた形状を形成してもよい。閉じた形状は、例えば従来の平面設計よりも高い曲げ剛性およびねじり剛性を有する。内部パネルは、内部支持体と総称され得る内部ストラットに加えて、またはこれの代わりに使用してもよいことに留意されたい。
【0029】
トロイダル設計は、従来の平面状の棚と比較してトロイダル支持構造の質量をより小さくすることもできる。トロイダル形状のはるかに高い剛性に起因して、より軽い材料を、例えばサイドパネルおよび/またはフロアパネルに使用することができる。例えば、フロアパネルは、ハニカムサンドイッチ構造を有してもよい。
【0030】
サイドパネルおよび一部の実施形態では内部パネルは、平面パネルまたは湾曲パネルであってもよい。例えば、内部パネルが平面状の場合、管状リングは、多角形角筒の形状を有する。1つ以上の内部パネルが湾曲している場合、これらのパネルの曲率は、周囲の内部の半径に対応してもよい。曲率は、表面の連続性を確保し、鋭い縁部を回避するように特に選択されてもよい。一部の実施形態では、管状リングは、丸い円筒形状を有する。
【0031】
本明細書で説明されるトロイダル支持構造は、宇宙船および他の用途に使用することができる。この説明の焦点は、宇宙船であり、具体的には、宇宙船の極低温タンクの周囲にトロイダル支持構造を取り付けることであるが、当業者ならば、他の用途も範囲内にあることを理解するであろう。トロイダル支持構造は、任意の円筒形内部に適合させるために使用することができ、様々な丸い物体は、トロイダル支持構造の中央開口部を通って突出することができる。
【0032】
[トロイダル支持構造の例]
図1Aは、一部の実施形態による、トロイダル支持構造100の概略斜視図である。トロイダル支持構造100は、
図4を参照して以下でさらに説明するように、宇宙船内の装備、配管、および配線を支持するために使用されてもよい。トロイダル支持構造100は、宇宙船の動作中に一般的な最大で10gの短期間加速度および最大で3gの長期間加速度に耐え、かつこれらの加速度の最中に他の構成要素を機械的に支持するように設計されている。機械的支持に加えて、トロイダル支持構造100は、支持される構成要素と構造の構成要素の熱分離を実現し、これにより、極端な温度で機能する取付ベースの使用を可能にする。例えば、宇宙船の極低温タンクを、取付ベースとして使用することができる。具体的には、トロイダル支持構造100は、一部の動作中に約+25℃〜−182℃の温度変動を受け得る極低温タンクから吊り下げてもよい。当業者であれば、トロイダル支持構造100を他の用途にも使用することができることを理解するであろう。
【0033】
一部の実施形態では、トロイダル支持構造100は、管状リング111を形成する1つ以上のサイドパネル110を備える。管状リング111は、第1の縁部112と第2の縁部114との間に延伸する。管状リング111は、1つ以上のサイドパネル110が中心軸線102と平行になるように円筒形状を有してもよい。この例では、第1の縁部112および第2の縁部114は、同じ形状およびサイズを有する。管状リング111の円筒形状は、1つ以上のサイドパネル110の数および形状に応じて丸い円筒形状または多角形の円筒形状であってもよい。例えば、
図1Aは、管状リング111が多角形の円筒形状を有する例を示している。この管状リング111は、複数(
図1Aでは16個)の平面状のサイドパネル110によって形成される。この例では、第1の縁部112および第2の縁部114の両方が多角形である。
【0034】
一方、
図2Aは、管状リング111が丸い円筒形状を有し、かつ完全な円筒に成形された1つの連続したサイドパネル110によって形成された例を示している。この例では、第1の縁部112および第2の縁部114の両方が円形である。丸い円筒形状は、同じ半径を有する複数の湾曲したサイドパネル110によって形成されてもよいことに留意されたい。
【0035】
一部の実施形態では、管状リング111は、錐台形状(例えば、部分円錐または部分角錐)を有してもよい。これらの実施形態では、すべてのサイドパネル110が、中心軸線102に対して同じ角度を有してもよい。さらに、第1の縁部112が、第2の縁部114と異なるサイズを有しても、縁部112、114の両方の形状は同じであってもよい。例えば、第1の縁部112のサイズは、第2の縁部114より大きくてもよい。あるいは、第1の縁部112のサイズは、第2の縁部114より小さくてもよい。
【0036】
一部の実施形態では、1つ以上のサイドパネル110は、格子状の補剛材115、より具体的には、直交格子状の補剛材(orthogrid stiffeners)またはアイソグリッド状の補剛材(isogrid stiffeners)(例えば、三角構成のアイソグリッド状の補剛材)を備える。格子状の補剛材115は、材料、したがって質量を抑えながら剛性を高める。
【0037】
一部の実施形態では、1つ以上のサイドパネル110は、開口部118を備える。開口部118は、電線および/または配管を引き回し、他の構成要素を取り付けるために使用することができる。さらに、開口部118は、トロイダル支持構造100の内部および周囲の空間の換気のために使用することができる。
【0038】
また、トロイダル支持構造100は、平面リング121を形成する1つ以上のフロアパネル120を備える。平面リング121は、外縁部122と内縁部124との間に延伸する。1つ以上のサイドパネル110の第1の縁部112は、1つ以上のフロアパネル120の外縁部122に固定されている。このように、第1の縁部112および外縁部122は、同じ形状およびサイズを有してもよい。例えば、第1の縁部112および外縁部122の両方は、
図1Aに示すように多角形であっても、
図2Aに示すように円形であってもよい。
【0039】
1つ以上のフロアパネル120は、金属、プラスチック、複合材などの様々な材料から形成されてもよい。一部の実施形態では、1つ以上のフロアパネル120は、軽量でさらに高強度を有するハニカムサンドイッチ構造を有する。1つ以上のフロアパネル120は、これらのパネルの周囲の空間にアクセスするための開口部125を有してもよい。
【0040】
また、トロイダル支持構造100は、複数の直線分離支持構成要素130を備える。直線分離支持構成要素130は、連結点116で1つ以上のサイドパネル110の第2の縁部114に連結されてもよい。これらの連結点116は、第2の縁部114に沿って、より具体的には、第2の縁部114の外周に沿って均等に配分されてもよい。言い換えれば、連結点116は、互いに均等に離間されてもよい。さらに、連結点116のそれぞれは、トロイダル支持構造100の中心軸線102から均等に離間されてもよい。連結点116と中心軸線102との間隔は、半径117によって規定されてもよい。この間隔は、円形または多角形であり得る、第2の縁部114のあらゆる形状の例に当てはまることに留意されたい。
【0041】
直線分離支持構成要素130は、トロイダル支持構造100を様々な取付ベース(その一例は極低温タンクである)に取り付けるために使用される。具体的には、被分離直線支持体(isolated linear support)130は、トロイダル支持構造100に実質的な機械的および熱的な影響を与えることなく、これらの取付ベースが大きな温度変化(例えば、100〜300℃の変化)を受けることを可能にする。温度変化は、一般的に、トロイダル支持構造100に使用される様々な材料の熱膨張係数に起因する寸法変化の原因となる。このように、取付ベースおよびさらには被分離直線支持体130は、温度変化中に寸法変化を受け得る。しかしながら、被分離直線支持体130の連結点116の箇所、被分離直線支持体130の設計および方向、ならびに他の特性は、取付ベースおよび被分離直線支持体130の寸法変化が、トロイダル支持構造100の他の構成要素(1つ以上のサイドパネル110および1つ以上のフロアパネル120など)のさらなる機械的応力または機械的歪みの原因とならないように特に選択される。
【0042】
一部の実施形態では、複数の直線分離支持構成要素130は、各連結点116で第2の縁部114に連結されてもよい。具体的には、
図1Aおよび
図2Aは、各連結点116に連結された2つの直線分離支持構成要素130を示している。このように、トロイダル支持構造100が設置されるとき(例えば、トロイダル支持構造100が、
図3を参照して以下でさらに説明するようにアセンブリの一部のとき)、2つの直線分離支持構成要素130のそれぞれと第2の縁部114との間の角度131は、90°未満(45°〜60°など)であってもよい。この特徴は、1つ以上のサイドパネル110に外周支持を提供し、トロイダル支持構造100が中心軸線102の周りを回転するのを防止するために使用することができる。さらに、トロイダル支持構造100が設置されるとき、各連結点116に連結された2つの直線分離支持構成要素130間の角度133は、約15°〜90°、より具体的には30°〜45°であってもよい。
【0043】
設置後、各直線分離支持構成要素130と半径117((対応する連結点116に延伸する))との間の角度132は同じであってもよい。
図1Bは、2つの連結点116aおよび116bを示す、トロイダル支持構造100の一部分を示している。2つの直線分離支持構成要素130aおよび130bは、連結点116aに連結されており、2つの他の直線分離支持構成要素130cおよび130dは、連結点116bに連結されている。半径117aは、連結点116aに延伸し、半径117bは、連結点116bに延伸している。この図において、角度132a(直線分離支持構成要素130aと半径117aとの間の)は、角度132b(直線分離支持構成要素130bと半径117aとの間の)と同じであり、角度132c(直線分離支持構成要素130cと半径117bとの間の)および角度132d(直線分離支持構成要素130dと半径117bとの間の)とも同じである。言い換えれば、4つの角度132a〜132dのすべては、トロイダル支持構造100を設置し、直線分離支持構成要素130a〜130dの方向を固定した後、同じであってもよい。この特徴は、直線分離支持構成要素130a〜130dの同じ膨張または収縮が、第2の縁部114の傾斜または連結点116aおよび116bにおける応力の原因とならないよう保証するために使用することができる。
【0044】
一部の実施形態では、各直線分離支持構成要素130は、連結点116の1つで第2の縁部114に回動可能に連結される。回動可能な連結は、マウントに対して直線分離支持構成要素130を個々に位置合わせするなどして、トロイダル支持構造100の設置を助けることができる。さらに、一部の実施形態では、回動可能な連結は、直線分離支持構成要素130と1つ以上のサイドパネル110との間でのトルクの伝達を回避し、直線分離支持構成要素130および1つ以上のサイドパネル110の曲がりを防止することを可能にする。
【0045】
さらに、一部の実施形態では、各直線分離支持構成要素130の長さは、他の直線分離支持構成要素130と同じである。この特徴は、第2の縁部114が取付ベースに対して平行に維持されることを保証するために使用することができる。
【0046】
一部の実施形態では、トロイダル支持構造100は、トロイダル支持構造100を取付ベース(極低温タンクなど)に連結するための複数のコネクタ140をさらに備える。具体的には、各直線分離支持構成要素130は、1つ以上のサイドパネル110の第2の縁部114に連結される端部とは反対側の、直線分離支持構成要素130の端部に取り付けられる1つのコネクタ140を含んでもよい。一部の実施形態では、1つのコネクタ140を、複数の直線分離支持構成要素130に連結してよい。一部の実施形態では、コネクタ140は、対応する直線分離支持構成要素130に回動可能に連結されてもよい。
【0047】
複数のサイドパネル110が、管状リング111を形成する場合、これらのサイドパネル110は、垂直縁部113に沿って相互連結されてもよい。連結点116は、これらの垂直縁部113の端部、より具体的には、垂直縁部113と第2の縁部114との交差点に配置されてもよい。この手法は、各連結点116が2つの互いに隣接するサイドパネル110を支持することを可能にする。このように、各連結点116は、1対の互いに隣接するサイドパネル110によって形成される異なる境界面に配置されてもよい。
【0048】
一部の実施形態では、トロイダル支持構造100は、1つ以上のサイドパネル110および1つ以上のフロアパネル120に連結される1つ以上の内部支持体150をさらに備える。1つ以上の内部支持体150は、1つ以上のフロアパネル120に対する1つ以上のサイドパネル110の方向を維持するために使用されてもよい。より具体的には、閉構造のための、1つ以上の内部支持体150、1つ以上のサイドパネル110、および1つ以上のフロアパネル120の組み合わせは、トロイダル支持構造100の剛性および他の機械的特性を向上させる。1つ以上の内部支持体150、1つ以上のサイドパネル110、および/または1つ以上のフロアパネル120が、中心軸線102の周囲の連続構造である必要はないことに留意されたい。例えば、1つ以上の内部支持体150は、複数の個々のストラット152であってもよい。同様に、1つ以上のサイドパネル110および1つ以上のフロアパネル120は、開口部および他の特徴を有してもよい。トロイド断面の連続は、このトロイドの全回転にわたる集合と見なされる。具体的には、1つ以上のサイドパネル110と1つ以上のフロアパネル120との間の角度は、1つ以上のサイドパネル110および1つ以上のフロアパネル120に様々な荷重が加わったときにも、第2の縁部114に沿って内部支持体150により維持することができる。
【0049】
一部の実施形態では、1つ以上の内部支持体150は、例えば
図1Aに示すように複数のストラット152を備える。ストラット152は、非常に軽く、さらには、1つ以上のサイドパネル110および1つ以上のフロアパネル120の表面へのより多くのアクセスを可能にする。ストラット152は、連結点116で第2の縁部114に連結されてもよい。一部の実施形態では、それどころか、ストラット152は、ストラット152と直線分離支持構成要素130との間の荷重の少なくとも一部が、1つ以上のサイドパネル110を介してではなく直接伝達され得るように、直線分離支持構成要素130に直接連結されてもよい。さらに、複数のストラット152、より具体的には、2つのストラット152が、各連結点116に連結されてもよい。一部の実施形態では、連結点116での第2の縁部114とストラットと連結は回動可能であってもよい。
【0050】
一部の実施形態では、1つ以上の内部支持体150は、例えば
図2Bに概略的に示すように、1つ以上のサイドパネル110および1つ以上のフロアパネル120と共にエンクロージャ104を形成する内部パネル154であってもよい。例えば
図2Bに概略的に示すように、複数の内部パネル154または1つの連続した内部パネル154が使用されてもよい。エンクロージャ104は、トロイダル支持構造100によって支持される様々な構成要素を環境から保護するために使用することができる。トロイダル支持構造100が、エンクロージャ104を有する場合、1つ以上のサイドパネル110の一部分、1つ以上のフロアパネル120の一部分、または1つ以上の内部パネル154の一部分のいずれかは、エンクロージャ104にアクセスするために取り外し可能または回動可能であってもよい。
【0051】
[トロイダル支持構造を備えるアセンブリの例]
図3は、一部の実施形態による、トロイダル支持構造100および取付ベース210を備えるアセンブリ200の概略図である。トロイダル支持構造100の様々な態様および特徴は、
図1A〜
図2Bを参照して上で説明した。アセンブリ200では、直線分離支持構成要素130は、取付ベース210に対してトロイダル支持構造100を支持する取付ベース210に連結されている。トロイダル支持構造100の用途に応じて、この支持は、様々な直線方向および回転方向であり得ることに留意されたい。例えば、静的な地上用途は、主に重力と関連し得る。また、他の用途は、衝撃および振動(運動量)を伴い得る。
【0052】
トロイダル支持構造100が、アセンブリ200の一部の場合、その直線分離支持構成要素130は、両方の端部で取り付けられ、トロイダル支持構造100の他の構成要素に対してその方向を維持することができる。様々な方向の例は、例えば
図1Bを参照して上で説明されている。
【0053】
取付ベース210は、例えば
図3に示すようにドーム形状を有する極低温タンクであってもよい。トロイダル支持構造100は、取付ベース210が少なくとも部分的に中央開口部101から突出するように取付ベース210を囲んでもよい。中央開口部101のサイズ(およびさらには形状)は、トロイドの断面形状に応じて、トロイダル支持構造100の異なる高さ位置で変化してもよいことに留意されたい。例えば、第2の縁部114の高さの中央開口部101は、第1の縁部112の高さの中央開口部101よりも大きくて、この結果、球、円錐、角錐、および他の非円筒形物体が中央開口部101内により効率的に適合することが可能になる。実際、中央開口部101は、これを通って突出する物体の周囲に適合するように特に構成されてもよい。
図3は、トロイダル支持構造100の境界内で延伸する取付ベース210の部分210aを示しており、一方、部分210bは、この境界の下に延伸している。このように、一部の実施形態では、取付ベース210は、平面リング121を通って突出する。
【0054】
図4は、一部の実施形態による、様々な装備400を支持するトロイダル支持構造100を示している。装備400の一部の例として、配線、配管、カメラ、スラスタが挙げられる。装備は、トロイダル支持構造100の外部または内部で支持されてもよい。具体的には、1つ以上のサイドパネル110は、中心軸線102から離れて面する外面119aおよび中心軸線102に面する内面119bを有する。同様に、1つ以上のフロアパネル120は、直線分離支持構成要素130から離れて面する外面129aおよび直線分離支持構成要素130に面する内面119bを有する。装備400は、これらの表面の1つ以上に取り付けられてもよい。
【0055】
また、
図4は、内部に取り付けられた装備400の保守または交換用のアクセスパネル410を示している。アクセスパネル410は、1つ以上のフロアパネル120(
図4に示すように)、1つ以上のサイドパネル110、および/または1つ以上の内部パネル154内に配置されてもよい。アクセスパネル410は、他のパネルに対して回動可能であってもよい。
【0056】
項1.トロイダル支持構造であって、
第1の縁部と第2の縁部との間に延伸する管状リングを形成する1つ以上のサイドパネルと、
外縁部と内縁部との間に延伸する平面リングを形成する1つ以上のフロアパネルであって、
1つ以上のサイドパネルの第1の縁部が、1つ以上のフロアパネルの外縁部に固定されている1つ以上のフロアパネルと、
連結点で1つ以上のサイドパネルの第2の縁部に連結された複数の直線分離支持構成要素であって、
連結点が、第2の縁部に沿って均等に配分され、かつトロイダル支持構造の中心軸線から半径だけ均等に離間されている複数の直線分離支持構成要素と
を備えるトロイダル支持構造。
【0057】
項2.複数の直線分離支持構成要素のそれぞれの直線分離支持構成要素と、複数の直線分離支持構成要素の当該の直線分離支持構成要素に関連する、連結点の1つに延伸する半径との間の角度が同じである、項1に記載のトロイダル支持構造。
【0058】
項3.複数の直線分離支持構成要素のそれぞれの長さが同じである、項1に記載のトロイダル支持構造。
【0059】
項4.連結点のそれぞれが、複数のサイドパネルのうちの1対によって形成された異なる境界面に配置され、1つ以上のサイドパネルのそれぞれが、平面構造である、項1に記載のトロイダル支持構造。
【0060】
項5.1つ以上のサイドパネルが、格子状の補剛材を備える、項1に記載のトロイダル支持構造。
【0061】
項6.1つ以上のフロアパネルが、ハニカムサンドイッチ構造を有する、項1に記載のトロイダル支持構造。
【0062】
項7.1つ以上のフロアパネルに対する1つ以上のサイドパネルの方向を維持するために1つ以上のサイドパネルおよび1つ以上のフロアパネルに連結された1つ以上の内部支持体をさらに備える、項1に記載のトロイダル支持構造。
【0063】
項8.1つ以上の内部支持体が、1つ以上の内部パネルを備え、1つ以上の内部パネルが、部分的なトロイドリングを形成する、項7に記載のトロイダル支持構造。
【0064】
項9.平面リングの内縁部が、多角形状を有する、項1に記載のトロイダル支持構造。
【0065】
項10.平面リングの外縁部が、多角形状を有する、項1に記載のトロイダル支持構造。
【0066】
[結び]
本明細書に開示されている装置および方法の異なる例は、様々な構成要素、特徴、および機能を含む。本明細書に開示されている装置および方法の様々な例は、本明細書に開示されている装置および方法の他の例のいずれかの構成要素、特徴、および機能のいずれかを任意の組み合わせで含んでもよく、また、このような可能性のすべては、本開示の精神および範囲内にあることを意図されていることを理解されたい。
【0067】
本明細書に述べられている例の多くの修正例は、上述の説明および関連する図面に提示されている教示の恩恵を受ける、本開示に関係する当業者によって想到される。
【0068】
したがって、本開示が、示されている特定の例に限定されるべきでないことならびに修正例および他の例が、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されていることを理解されたい。さらに、上述の説明および関連する図面は、要素および/または機能の特定の例示の組み合わせとの関連で本開示の例について説明しているが、要素および/または機能の異なる組み合わせが、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、代替的な実施態様によって提供され得ることを認識されたい。したがって、添付の特許請求の範囲の挿入句的な参照符号は、例示目的でのみ示されており、特許請求されている主題の範囲を、本開示において提供されている特定の例に限定することを意図されていない。