【文献】
Huawei, HiSilicon,Multi-beam Paging for NR[online],3GPP TSG RAN WG1 #89,3GPP,2017年05月06日,R1-1706975,検索日[2021.03.16],Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1706975.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザー装置の識別情報は第1部分の識別情報及び第2部分の識別情報を含み、各ユーザー装置の第2部分の識別情報は1つのP−RNTIに対応し、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報の対応するP−RNTI及び前記第1情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報が占めるビット数は、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が占めるビット数よりも少ないことを特徴とする請求項2に記載の方法。
前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDSCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられることを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の方法。
前記ユーザー装置の識別情報は第1部分の識別情報及び第2部分の識別情報を含み、前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報は1つのP−RNTIに対応し、前記ユーザー装置の第2部分の識別情報の対応するP−RNTI及び前記第1情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられることを特徴とする請求項6に記載の方法。
前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報が占めるビット数は、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が占めるビット数よりも少ないことを特徴とする請求項7に記載の方法。
前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDSCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられることを特徴とする請求項6−8のいずれか1項に記載の方法。
【発明の概要】
【0004】
本願の実施例は、シグナリングのオーバーヘッドを低減させる情報の伝送方法及び関連製品を提供する。
【0005】
第1態様では、本願の実施例は情報の伝送方法を提供し、
ユーザー装置は物理ダウンリンク制御チャネル(NR−PDCCH)を監視して、前記NR−PDCCHで伝送された第1情報を得るステップであって、前記第1情報が、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられるステップと、
前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものである場合、前記ユーザー装置は物理ダウンリンク共有チャネル(NR−PDSCH)を監視して、前記NR−PDSCHで伝送された第2情報を得るステップであって、前記第2情報が、ユーザー装置の第1部分の識別情報を含むステップとを含む。
【0006】
第2態様では、本願の実施例は情報の伝送方法を提供し、
ネットワーク装置は、ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断する第1情報を、物理ダウンリンク制御チャネル(NR−PDCCH)で伝送するステップと、
前記ネットワーク装置は、ユーザー装置の第1部分の識別情報を含む第2情報を、物理ダウンリンク共有チャネル(NR−PDSCH)で伝送するステップとを含む。
【0007】
第3態様では、本発明の実施例は、処理ユニット及び通信ユニットを備えるユーザー装置を提供し、
前記処理ユニットは、前記通信ユニットによって物理ダウンリンク制御チャネル(NR−PDCCH)を監視して、前記NR−PDCCHで伝送された第1情報を得るように構成され、前記第1情報が、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断することに用いられ、
前記処理ユニットは、前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものである場合、前記通信ユニットによって物理ダウンリンク共有チャネル(NR−PDSCH)を監視して、前記NR−PDSCHで伝送された第2情報を得るようにさらに構成され、前記第2情報がユーザー装置の第1部分の識別情報を含む。
【0008】
第4態様では、本発明の実施例は、処理ユニット及び通信ユニットを備えるネットワーク装置を提供し、
前記処理ユニットは、ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断する第1情報を、通信ユニットによって物理ダウンリンク制御チャネル(NR−PDCCH)で伝送するように構成され、
前記処理ユニットは、ユーザー装置の第1部分の識別情報を含む第2情報を、通信ユニットによって物理ダウンリンク共有チャネル(NR−PDSCH)で伝送するようにさらに構成される。
【0009】
第5態様では、本発明の実施例は、1つ又は複数のプロセッサ、1つ又は複数のメモリ、1つ又は複数の送受信機、及び1つ又は複数のプログラムを備えるユーザー装置を提供し、
前記1つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、且つ前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、
前記プログラムは第1態様に記載の方法におけるステップを実行する命令を含む。
【0010】
第6態様では、本発明の実施例は、1つ又は複数のプロセッサ、1つ又は複数のメモリ、1つ又は複数の送受信機、及び1つ又は複数のプログラムを備えるネットワーク装置を提供し、
前記1つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、且つ前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、
前記プログラムは第2態様に記載の方法におけるステップを実行する命令を含む。
【0011】
第7態様では、本発明の実施例は、コンピュータに第1態様に記載の方法を実行させる電子データ交換用のコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0012】
第8態様では、本発明の実施例は、コンピュータに第2態様に記載の方法を実行させる電子データ交換用のコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0013】
第9態様では、本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶される非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を備え、前記コンピュータプログラムが、コンピュータに第1態様に記載の方法を実行させるように動作することができるコンピュータプログラム製品を提供する。
【0014】
第10態様では、本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶される非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を備え、前記コンピュータプログラムが、コンピュータに第2態様に記載の方法を実行させるように動作することができるコンピュータプログラム製品を提供する。
【0015】
それで分かるように、本技術案では、ネットワーク装置はPDSCHでユーザー装置の一部の識別情報のみを送信し、PDSCHで完全なユーザー装置の識別情報を送信する従来技術に比べて、本技術案は、NR−PDSCHの搬送する必要があるbit数を減少させることができ、さらにシグナリングのオーバーヘッドを低減させる。また、ネットワーク装置がPDCCHで伝送された第1情報は、このPDCCHが自身へのものであるかどうかをユーザー装置が判断するために用いられ、このPDCCHが自身へのものであるかどうかを示さない従来技術に比べて、本技術案は、ユーザー装置に自身へのものではないPDSCHを伝送させないことができ、情報伝送の特性をさらに向上させる。
【0016】
本願のこれらの態様又は他の態様は、以下の実施例の説明により明瞭になる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
当業者が本願の技術手段をより良好に理解するために、以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術案を明瞭で完全に説明し、勿論、説明される実施例は本願の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。当業者が本願における実施例に基づいて創造的な努力を必要とせずに想到し得る他の実施例は、全て本願の保護範囲に属する。
【0020】
本願の明細書及び特許請求の範囲及び前記図面にける用語「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」等は異なる対象を区別するために用いられ、特定の順序を説明するために使用されない。また、用語「含む」及び「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含物をカバーすることを意図し、たとえば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品又は装置は示されるステップ又はユニットに限定されず、示されていないステップ又はユニット、又はこれらの過程、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0021】
本明細書に記載の「実施例」は、実施例と組み合わせて説明した特定の特徴、構造又は特性が本願の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。明細書の異なる位置での該フレーズの出現は、必ずしも同じ実施例を指しているわけではなく、他の実施例と相互に排他的な独立又は代替的な実施例でもない。当業者は、本明細書に説明した実施例が他の実施例と組み合わせることができることを明示的および暗黙的に理解する。
【0022】
下面、図面を参照しながら本願の実施例を説明する。
【0023】
図1に示すように、
図1は本願の実施例に開示されているネットワークアーキテクチャの概略図である。
図1に示されるネットワークアーキテクチャは、ユーザー装置110及びネットワーク装置120を備える。現在、ネットワーク装置120はPDCCHで1つの情報を送信して、この情報でP−RNTIが搬送されると、PDSCHでページングメッセージが搬送されることを表し、このP−RNTIが固定値である。ネットワーク装置120は、次にPDSCHでページングメッセージを送信し、ページングメッセージは完全なユーザー装置の識別情報を搬送し、該ユーザー装置の識別情報は、PDSCHで搬送されるページングメッセージがどの装置に属するかを判断するために用いられる。次にユーザー装置110がPDCCHを監視してP−RNTIが搬送されることを発見すると、PDSCHにおいてユーザー装置110用のページングメッセージがあるかどうかに関わらず、ユーザー装置110はPDSCHを監視する。NRにおいて、ページングメッセージを送信するためにbeamを使用する必要があるので、各ページングメッセージを異なるbeam方向で繰り返して送信する必要があり、従って、大きさが同じのページングメッセージを複数回繰り返して送信しなければならず、シグナリングのオーバーヘッドが大きい。
【0024】
上記問題を解決するために、本技術案では、ネットワーク装置120は、第1情報をNR−PDCCHで送信し、前記第1情報が、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられ、ユーザー装置の第1部分の識別情報を含む第2情報をNR−PDSCHで送信する。次に、ユーザー装置110は、NR−PDCCHを監視して第1情報を得て、NR−PDCCHがユーザー装置110用である場合、NR−PDSCHを監視して第2情報を得る。
【0025】
それで分かるように、本技術案では、ネットワーク装置はNR−PDSCHでユーザー装置の一部の識別情報のみを送信し、NR−PDSCHで完全なユーザー装置の識別情報を送信する従来技術に比べて、本技術案は、NR−PDSCHの搬送する必要があるbit数を減少させることができ、さらにシグナリングのオーバーヘッドを低減させる。また、ネットワーク装置がNR−PDCCHで伝送した第1情報は、ユーザー装置がこのNR−PDCCHが自身へのものであるかどうかを判断するために用いられ、このPDCCHが自身へのものであるかどうかを示さない従来技術に比べて、本技術案は、ユーザー装置に自身へのものではないNR−PDSCHを伝送させないことができ、情報伝送の特性をさらに向上させる。
【0026】
ユーザー装置(UE:User Equipment)は、無線接続機能を有する手持ち装置、車載装置等のユーザーに音声及び/又はデータ接続を提供する装置である。一般的なユーザー装置は、たとえば、携帯電話、タブレットPC、ノートパソコン、パームトップパソコン、モバイルインターネットデバイス(MID:mobile internet device)、及び、スマートウォッチ、スマートブレスレット、歩数計等のウェアラブルデバイスを含む。
【0027】
ネットワーク装置は、ネットワーク側のノード装置であり、たとえば、ネットワーク装置はセルラーネットワークのアクセスネットワーク側の無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)装置であってもよく、いわゆるRAN装置は、ユーザー装置を無線ネットワークにアクセスする装置であり、進化型ノードB(eNB:evolved Node B)、無線ネットワーク制御装置(RNC:radio network controller)、ノードB(NB:Node B)、基地局制御装置(BSC:Base Station Controller)、基地送受信局(BTS:Base Transceiver Station)、ホーム基地局(たとえば、HNB:Home evolved NodeB、又はHome Node B)、ベースバンドユニット(BBU:BaseBand Unit)、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)を含むがこれに限定されない。また、ネットワーク装置は、アクセス制御装置(AC:access controller)、ゲートウェイ、又はWIFIアクセスポイント(AP:Access Point)などの無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)におけるノード装置とすることができる。
【0028】
以下、
図1に示されるネットワークアーキテクチャを組み合わせて本願の実施例に係る情報の伝送方法を詳細に説明する。
【0029】
図2に示すように、
図2は本願の実施例に係る情報の伝送方法のプロセス概略図であり、以下のステップを含む。
【0030】
S201において、ネットワーク装置は、ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断する第1情報を物理ダウンリンク制御チャネル(NR−PDCCH)で伝送する。
【0031】
S202において、前記ネットワーク装置は、ユーザー装置の第1部分の識別情報を含む第2情報を、物理ダウンリンク共有チャネル(NR−PDSCH)で伝送する。
【0032】
S203において、ユーザー装置は前記NR−PDCCHを監視して、前記NR−PDCCHで伝送された第1情報を得る。
【0033】
S204において、前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものである場合、前記ユーザー装置はNR−PDSCHを監視して、前記NR−PDSCHで伝送された第2情報を得る。
【0034】
一例では、前記第1情報は、ユーザー装置の第2部分の識別情報を含み、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0035】
具体的には、前記ユーザー装置の識別情報は第1部分の識別情報及び第2部分の識別情報を含み、前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報にマッチングする場合、前記ユーザー装置は前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであると判断し、前記ユーザー装置の第2部分の識別情が前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報にマッチングしない場合、前記ユーザー装置は前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものではないと判断する。
【0036】
なお、NR−PDSCHで伝送された前記ユーザー装置の第1部分の識別情報が前記ユーザー装置の第1部分の識別情報の長さと同じであり、且つNR−PDSCHで伝送された前記ユーザー装置の第1部分の識別情報が前記ユーザー装置の第1部分の識別情報とその完全な識別情報での位置は同じである。たとえば、S−TMSIを例として、S−TMSIは長さが40bitの二進数であり、NR−PDSCHで伝送された前記ユーザー装置の第1部分の識別情報がユーザー装置1の第1部分の識別情報であり、ユーザー装置1の完全な識別情報がS−TMSI−1であり、前記ユーザー装置の完全な識別情報がS−TMSI−2であると仮定する。ユーザー装置1の第1部分の識別情報がS−TMSI−1の最後の20bitの識別情報である場合、前記ユーザー装置の第1部分の識別情報はS−TMSI−2の最後の20bitの識別情報である。同様、NR−PDSCHで伝送された前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が前記ユーザー装置の第2部分の識別情報の長さと同じであり、且つNR−PDSCHで伝送された前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が前記ユーザー装置の第2部分の識別情報とその完全な識別情報での位置は同じである。
【0037】
例を挙げて、S−TMSIを例として、前記ユーザー装置の完全な識別情報がS−TMSI−2であり、S−TMSI−2に含まれる第1部分の識別情報がS−TMSI−2の最後の20bitの識別情報であり、たとえばAとし、S−TMSI−2に含まれる第2部分の識別情報がS−TMSI−2の最初の20bitの識別情報であり、たとえばBとすると仮定する。前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報が特定のユーザー装置の完全な識別情報の最初の20bitの識別情報であり、たとえばBもとする場合、現在のNR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであることを表す。また、前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報が特定のユーザー装置の完全な識別情報の最初の20bitの識別情報であり、たとえばBと異なるCとする場合、現在のNR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものではないことを表す。
【0038】
それで分かるように、ネットワーク装置はPDCCHでユーザー装置の第2部分の識別情報を直接送信し、ユーザー装置は直接的に自分の第2部分の識別情報を使用してPDCCHで送信されたユーザー装置の第2部分の識別情報に比べ、このようにして、該PDCCHがユーザー装置自身へのものであるかどうかを正確に判断することができる。
【0039】
一例では、前記ユーザー装置の識別情報は第1部分の識別情報及び第2部分の識別情報を含み、第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報は1つのP−RNTIに対応し、前記ユーザー装置の第2部分の識別情報の対応するP−RNTI及び前記第1情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0040】
具体的には、ユーザー装置の第2部分の識別情報の対応するP−RNTIが前記第1情報の対応するP−RNTIにマッチングする場合、前記ユーザー装置は前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであると判断し、ユーザー装置の第2部分の識別情報の対応するP−RNTIが前記第1情報の対応するP−RNTIにマッチングしない場合、前記ユーザー装置は前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものではないと判断する。
【0041】
例を挙げて、S−TMSIを例として、前記ユーザー装置の完全な識別情報がS−TMSI−2であり、S−TMSI−2に含まれる第2部分の識別情報がS−TMSI−2の最初の20bitの識別情報であり、S−TMSI−2の最初の20bitの識別情報の対応するP−RNTIがP−RNTI−2であると仮定し、第1情報の対応するP−RNTIもP−RNTI−2である(つまり、前記ユーザー装置は前記P−RNTI−2を用いて前記第1情報のロックを解除できる)場合、現在のNR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであることを表す。また、第1情報の対応するP−RNTIがP−RNTI−2と異なるP−RNTI−3である(つまり、前記ユーザー装置は前記P−RNTI−2を用いて前記第1情報のロックを解除できない)場合、現在のNR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものではないことを表す。
【0042】
それで分かるように、ネットワーク装置とユーザー装置は、ユーザー装置の第2部分の識別情報とP−RNTIとのマッピング関係を予め設定し、ネットワーク装置は第1情報を送信するときに、ユーザー装置の第2部分の識別情報をユーザー装置に送信する必要がなく、それにより、PDCCHの搬送する必要があるbit数を減少させて、さらにシグナリングのオーバーヘッドを低減させる。
【0043】
さらに、任意の2つのユーザー装置の第2部分の識別情報の対応するP−RNTIが異なり、たとえば、ユーザー装置iの第2部分の識別情報がP−RNTI−1に対応し、ユーザー装置jの第2部分の識別情報がP−RNTI−2に対応し、P−RNTI−1がP−RNTI−2と異なり、ユーザー装置iとユーザー装置jは任意の2つのユーザー装置である。又は、少なくとも2つのユーザー装置の第2部分の識別情報が同一のP−RNTIに対応する。たとえば、ユーザー装置1の第2部分の識別情報がP−RNTI−1に対応し、ユーザー装置2の第2部分の識別情報もP−RNTI−1に対応する等である。
【0044】
さらに、ユーザー装置iの第2部分の識別情報の対応するP−RNTI−iは前記ユーザー装置iの第2部分の識別情報のうちの一部の識別情報であり、前記ユーザー装置iは任意の1つのユーザー装置である。たとえば、S−TMSIを例として、ユーザー装置iの完全な識別情報がS−TMSI−iであり、ユーザー装置iの第2部分の識別情報がS−TMSI−iの最初の20bitの識別情報である場合、ユーザー装置iの第2部分の識別情報の対応するP−RNTI−iがこのS−TMSI−iの最初の20bitの識別情報のうちの最初のいくつかのbit(たとえば、最初の6つのbitなど)の識別情報であってもよく、あるいは最後のいくつかのbit(たとえば、最後の6つのbitなど)の識別情報であってもよく、さらに中間のいくつかのbit(たとえば、中間の6つのbitなど)の識別情報であってもよい。本発明はこれを限定しない。
【0045】
さらに、ユーザー装置iの第2部分の識別情報の対応するP−RNTI−iは前記ユーザー装置iの第2部分の識別情報のうちの一部の識別情報+デフォルト値であり、前記ユーザー装置iは任意の1つのユーザー装置である。たとえば、S−TMSIを例として、ユーザー装置iの完全な識別情報がS−TMSI−iであり、ユーザー装置iの第2部分の識別情報がS−TMSI−iの最初の20bitの識別情報である場合、ユーザー装置iの第2部分の識別情報の対応するP−RNTI−iはこのS−TMSI−iの最初の20bitの識別情報のうちの最初のいくつかのbit(たとえば、最初の6つのbitなど)の識別情報+デフォルト値(たとえば、1など)であってもよく、あるいは最後のいくつかのbit(たとえば、最後の6つのbitなど)の識別情報+デフォルト値(たとえば、1など)であってもよく、さらに中間のいくつかのbit(たとえば、中間の6つのbitなど)の識別情報+デフォルト値(たとえば、1など)であってもよい。本発明はこれを限定しない。
【0046】
一例では、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が同一のユーザー装置に属する場合、前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と前記ユーザー装置の第2部分の識別情報との組み合わせは完全なユーザー装置の識別情報である。たとえば、S−TMSIを例として、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報はいずれもユーザー装置1に属し、ユーザー装置1の完全な識別情報がS−TMSI−1であると仮定し、ユーザー装置1の第1部分の識別情報がS−TMSI−1の最後の20bitの識別情報であり、ユーザー装置1の第2部分の識別情報がS−TMSI−1の最初の20bitの識別情報であり、よって、ユーザー装置1の第1部分の識別情報+前記ユーザー装置1の第2部分の識別情報=S−TMSI−1である。
【0047】
一例では、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が同一のユーザー装置に属する場合、前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と前記ユーザー装置の第2部分の識別情報との組み合わせは完全なユーザーの識別情報の一部である。たとえば、S−TMSIを例として、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報はいずれもユーザー装置1に属し、ユーザー装置1の完全な識別情報がS−TMSI−1であると仮定し、ユーザー装置1の第1部分の識別情報がS−TMSI−1の最後の15bitの識別情報であり、ユーザー装置1の第2部分の識別情報がS−TMSI−1の最初の20bitの識別情報であり、よって、ユーザー装置1の第1部分の識別情報+前記ユーザー装置1の第2部分の識別情報がS−TMSI−1と等しくない。
【0048】
さらに、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報が占めるビット数は、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が占めるビット数よりも少ない。つまり、ネットワーク装置がPDSCHで送信したユーザー装置の識別情報のbitがより少なく、シグナリングのオーバーヘッドをさらに低減させる。
【0049】
なお、本願に記載の前記第2情報に含まれるユーザー装置の第1部分の識別情報と本願に記載の前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報は同一のユーザー装置に属する識別情報であってもよく、たとえば、S−TMSIを例として、本願に記載の前記第2情報に含まれるユーザー装置の第1部分の識別情報がユーザー装置1のS−TMSIの最後の20bitの識別情報であり、本願に記載の前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報がユーザー装置1のS−TMSIの最初の20bitの識別情報である。また、本願に記載のユーザー装置の第1部分の識別情報と本願に記載のユーザー装置の第2部分の識別情報は同一のユーザー装置に属する識別情報でなくてもよく、たとえば、S−TMSIを例として、本願に記載の前記第2情報に含まれるユーザー装置の第1部分の識別情報がユーザー装置1のS−TMSIの最後の20bitの識別情報であり、本願に記載の前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報がユーザー装置2のS−TMSIの最初の20bitの識別情報である。
【0050】
一例では、前記第2情報に含まれる前記ユーザーの第1部分の識別情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDSCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0051】
具体的には、前記ユーザー装置の第1部分の識別情報が前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報にマッチングする場合、前記ユーザー装置は前記NR−PDSCHが前記ユーザー装置へのものであると判断し、前記ユーザー装置の第1部分の識別情報が前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報にマッチングしない場合、前記ユーザー装置は前記NR−PDSCHが前記ユーザー装置へのものではないと判断する。
【0052】
例を挙げて、S−TMSIを例として、NR−PDSCHで伝送された前記ユーザー装置の第1部分の識別情報がユーザー装置1の第1部分の識別情報であり、ユーザー装置1の完全な識別情報がS−TMSI−1であり、前記ユーザー装置の完全な識別情報がS−TMSI−2であると仮定し、ユーザー装置1の第1部分の識別情報がS−TMSI−1の最後の20bitの識別情報であり、たとえばAとし、ユーザー装置の第1部分の識別情報がS−TMSI−2の最後の20bitの識別情報であり、たとえば、Aもとする場合、現在のNR−PDSCHが前記ユーザー装置へのものであることを表す。また、ユーザー装置の第1部分の識別情報がS−TMSI−2の最後の20bitの識別情報であり、たとえば、Aと異なるCとする場合、現在のNR−PDSCHが前記ユーザー装置へのものではないことを表す。
【0053】
一例では、前記第2情報が、前記NR−PDSCHで伝送されるRRCシグナリングに搬送される。
【0054】
一例では、第1情報は、ネットワーク装置のNR−PDCCHで伝送されたダウンリンク制御シグナリングとすることができる。たとえば、DCIである。
【0055】
また、前記第1情報は、NR−PDSCHのパラメータを含む指示情報をさらに含み、前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものである場合、前記指示情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDSCHのパラメータに基づきNR−PDSCHで伝送された第2情報を受信するように指示するために用いられる。
【0056】
第2情報はページングメッセージとすることができ、又は、第2情報はページングメッセージを含む。
【0057】
それで分かるように、本技術案では、ネットワーク装置はNR−PDSCHでユーザー装置の一部の識別情報のみを送信し、NR−PDSCHで完全なユーザー装置の識別情報を送信する従来技術に比べて、本技術案は、NR−PDSCHの搬送する必要があるbit数を減少させることができ、さらにシグナリングのオーバーヘッドを低減させる。また、ネットワーク装置がNR−PDCCHで伝送した第1情報は、ユーザー装置がこのNR−PDCCHが自身へのものであるかどうかを判断するために用いられ、このNR−PDCCHが自身へのものであるかどうかを示さない従来技術に比べて、本技術案は、ユーザー装置に自身へのものではないNR−PDSCHを伝送させないことができ、情報伝送の特性をさらに向上させる。
【0058】
図3に示すように、
図3は本発明の実施例に係るユーザー装置300を示し、1つ又は複数のプロセッサ、1つ又は複数のメモリ、1つ又は複数の送受信機、及び1つ又は複数のプログラムを備える。
【0059】
前記1つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、且つ前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、
前記プログラムは以下のステップを実行するための命令を含む。
【0060】
物理ダウンリンク制御チャネル(NR−PDCCH)を監視して、前記NR−PDCCHで伝送された第1情報を得、前記第1情報が、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0061】
前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものである場合、物理ダウンリンク共有チャネル(NR−PDSCH)を監視して、前記NR−PDSCHで伝送された第2情報を得、前記第2情報が、ユーザー装置の第1部分の識別情報を含む。
【0062】
一例では、前記第1情報は、ユーザー装置の第2部分の識別情報を含み、前記第1情報に含まれる前記ユーザーの第2部分の識別情報が、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0063】
一例では、前記ユーザー装置の識別情報は第1部分の識別情報及び第2部分の識別情報を含み、前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報は1つのP−RNTIに対応し、前記ユーザー装置の第2部分の識別情報の対応するP−RNTI及び前記第1情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0064】
一例では、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が同一のユーザー装置に属する場合、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報との組み合わせは完全なユーザー装置の識別情報であり、或いは、前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と前記ユーザー装置の第2部分の識別情報との組み合わせは完全なユーザー装置の識別情報の一部である。
【0065】
一例では、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報が占めるビット数は、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が占めるビット数よりも少ない。
【0066】
一例では、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDSCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0067】
一例では、前記第2情報が、前記NR−PDSCHで伝送されるRRCシグナリングに搬送される。
【0068】
それで分かるように、本技術案では、ネットワーク装置はNR−PDSCHでユーザー装置の一部の識別情報のみを送信し、NR−PDSCHで完全なユーザー装置の識別情報を送信する従来技術に比べて、本技術案は、NR−PDSCHの搬送する必要があるbit数を減少させることができ、さらにシグナリングのオーバーヘッドを低減させる。また、ネットワーク装置がNR−PDCCHで伝送した第1情報は、ユーザー装置がこのNR−PDCCHが自身へのものであるかどうかを判断するために用いられ、このNR−PDCCHが自身へのものであるかどうかを示さない従来技術に比べて、本技術案は、ユーザー装置に自身へのものではないNR−PDSCHを伝送させないことができ、情報伝送の特性をさらに向上させる。
【0069】
図4に示すように、
図4は本発明の実施例に係るネットワーク装置400を示し、1つ又は複数のプロセッサ、1つ又は複数のメモリ、1つ又は複数の送受信機、及び1つ又は複数のプログラムを備える。
【0070】
前記1つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、且つ前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、
前記プログラムは以下のステップを実行する命令を含む。
【0071】
ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断する第1情報を、物理ダウンリンク制御チャネル(NR−PDCCH)で伝送する。
【0072】
ユーザー装置の第1部分の識別情報を含む第2情報を、物理ダウンリンク共有チャネル(NR−PDSCH)で伝送する。
【0073】
一例では、前記第1情報は、ユーザーの第2部分の識別情報を含み、前記第1情報に含まれる前記ユーザーの第2部分の識別情報が、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0074】
一例では、前記ユーザー装置の識別情報は第1部分の識別情報及び第2部分の識別情報を含み、前記第1情報に含まれるユーザー装置の第2部分の識別情報は1つのP−RNTIに対応し、前記ユーザー装置の第2部分の識別情報の対応するP−RNTI及び前記第1情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0075】
一例では、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が同一のユーザーに属する場合、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報との組み合わせは完全なユーザー装置の識別情報であり、或いは、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報と前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報との組み合わせは完全なユーザー装置の識別情報の一部である。
【0076】
一例では、前記第2情報に含まれる前記ユーザー装置の第1部分の識別情報が占めるビット数は、前記第1情報に含まれる前記ユーザー装置の第2部分の識別情報が占めるビット数よりも少ない。
【0077】
一例では、前記第2情報に含まれる前記ユーザーの第1部分の識別情報は、前記ユーザー装置が前記NR−PDSCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断するために用いられる。
【0078】
一例では、前記第2情報が、前記NR−PDSCHで伝送されるRRCシグナリングに搬送される。
【0079】
それで分かるように、本技術案では、ネットワーク装置はユーザー装置の一部分の識別情報をPDCCHで直接送信又は間接送信し、次にPDSCHでユーザー装置の一部の識別情報のみを送信し、PDSCHで完全なユーザー装置の識別情報を送信する従来技術に比べて、本技術案は、NR−PDSCHの搬送する必要があるbit数を減少させることができ、さらにシグナリングのオーバーヘッドを低減させる。
【0080】
図5に示すように、
図5は本実施例に係るユーザー装置500の構造概略図である。該ユーザー装置500は、処理ユニット501、通信ユニット502、及び記憶ユニット503を備え、
前記処理ユニット501は、前記通信ユニット502によって物理ダウンリンク制御チャネル(NR−PDCCH)を監視して、前記NR−PDCCHで伝送された第1情報を得るように構成され、前記第1情報が、前記ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断することに用いられ、
前記処理ユニット501は、前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものである場合、前記通信ユニット502によって物理ダウンリンク共有チャネル(NR−PDSCH)を監視して、前記NR−PDSCHで伝送された第2情報を得るようにさらに構成され、前記第2情報がユーザー装置の第1部分の識別情報を含む。
【0081】
処理ユニット501は、プロセッサ又は制御装置(たとえば、中央プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application−Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェア部材又はその任意の組み合わせとすることができる。それは、本発明で開示する内容を組み合わせて説明した各種の例示的な論理ブロック図、モジュール及び回路を実現又は実行することができる。前記プロセッサは、1つ又は複数のマイクロプロセッサーの組み合わせ、DSPとマイクロプロセッサーとの組み合わせなどのコンピューティング機能を実現する組み合わせとすることができる)とすることができる。通信ユニット502は、送受信機、トランシーバー回路、無線周波数チップ、通信インタフェース等とすることができ、記憶ユニット503はメモリとすることができる。
【0082】
処理ユニット501がプロセッサであり、通信ユニット502が通信インタフェースであり、記憶ユニット503がメモリである場合、本発明の実施例に係るユーザー装置は
図3に示されるユーザー装置とすることができる。
【0083】
図6に示すように、
図6は本実施例に係るネットワーク装置600の構造概略図である。該ネットワーク装置600は、処理ユニット601、通信ユニット602、及び記憶ユニット603を備える。
【0084】
前記処理ユニット601は、ユーザー装置が前記NR−PDCCHが前記ユーザー装置へのものであるかどうかを判断する第1情報を、通信ユニット602によって物理ダウンリンク制御チャネル(NR−PDCCH)で伝送するように構成される。
【0085】
前記処理ユニット601は、ユーザー装置の第1部分の識別情報を含む第2情報を、通信ユニット602によって物理ダウンリンク共有チャネル(NR−PDSCH)で伝送するようにさらに構成される。
【0086】
処理ユニット601はプロセッサ又は制御装置(たとえば、中央プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application−Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェア部材又は他の任意の組み合わせとすることができる。それは、本発明で開示する内容を組み合わせて説明した各種の例示的な論理ブロック図、モジュール及び回路を実現又は実行することができる。前記プロセッサは、1つ又は複数のマイクロプロセッサーの組み合わせ、DSPとマイクロプロセッサーとの組み合わせなどのコンピューティング機能を実現する組み合わせとすることができる)とすることができる。通信ユニット602は、送受信機、トランシーバー回路、無線周波数チップ、通信インタフェース等とすることができ、記憶ユニット603はメモリとすることができる。
【0087】
処理ユニット601がプロセッサであり、通信ユニット602が通信インタフェースであり、記憶ユニット603がメモリである場合、本発明の実施例に係るネットワーク装置は
図4に示すネットワーク装置とすることができる。
【0088】
本発明の実施例は別のユーザー装置をさらに提供し、
図7に示すように、説明の便宜上、本発明の実施例に関連する部分のみを示し、具体的な技術的詳細が開示されておらず、本発明の実施例の方法部分を参照することができる。該ユーザー装置は、携帯電話、タブレットPC、PDA(パーソナルデジタルアシスタント:Personal Digital Assistant)、POS(販売端末:Point of Sales)、カーコンピューター等の任意のユーザー装置とすることができ、ユーザー装置が携帯電話であることを例とする。
【0089】
図7は本発明の実施例に係るユーザー装置に関連する携帯電話の一部の構造のブロック図である。
図7に示すように、携帯電話は、無線周波数(RF:Radio Frequency)回路910、メモリ920、入力ユニット930、表示ユニット940、センサ950、オーディオ回路960、無線フィデリティ(WiFi:Wireless Fidelity)モジュール970、プロセッサ980、及び電源990等の部材を備える。当業者は、
図7に示される携帯電話構造は、携帯電話の制限を構成せず、図示より多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよい。
【0090】
以下、
図7を参照しながら携帯電話の各構成部材を具体的に説明する。
【0091】
RF回路910は情報を送受信するように構成される。通常、RF回路910は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバー、カプラー、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)、デュプレクサ等を含むがこれに限定されない。また、RF回路910は、無線通信を介してネットワーク及び他の装置と通信することができる。上記無線通信は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM:Global System of Mobile communication)、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、電子メール、ショートメッセージサービス(SMS:Short Messaging Service)等を含むがこれに限定されない任意の1つの通信規格又はプロトコルを使用することができる。
【0092】
メモリ920は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するように構成され、プロセッサ980は、メモリ920に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを運転することにより、携帯電話の各種の機能的アプリケーション及びデータ処理を実行する。メモリ920は主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含むことができ、プログラム記憶領域はオペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラム等を記憶することができ、データ記憶領域は携帯電話の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ920は、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性固体記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含んでもよい。
【0093】
入力ユニット930は、入力された数字又は文字情報を受信し、及び携帯電話のユーザー設定及び機能制御に関連する信号入力を生成するように構成される。具体的には、入力ユニット930は指紋識別モジュール931及び他の入力装置932を備えることができる。指紋識別モジュール931は、その上でのユーザーの指紋データを収集することができる。指紋識別モジュール931以外、入力ユニット930は、他の入力装置932を備えてもよい。具体的には、他の入力装置932は、タッチスクリーン、物理キーボード、ファンクションキー(たとえば、音量調節ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバー等のうちの一種又は複数種を含むがこれに限定されない。
【0094】
表示ユニット940は、ユーザーにより入力された情報又はユーザーに提供された情報及び携帯電話の各種のメニューを表示するように構成される。表示ユニット940は、ディスプレイスクリーン941を含むことができ、あるいは、液晶ディスプレイ(、LCD:Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light−Emitting Diode)等の形式でディスプレイスクリーン941を構成することができる。
図7において、指紋識別モジュール931とディスプレイスクリーン941は2つの別個の部材として携帯電話の入力及び入力機能を実現するが、いくつかの実施例では、指紋識別モジュール931とディスプレイスクリーン941を統合して携帯電話の入力及び再生機能を実現することもできる。
【0095】
携帯電話は、光センサ、運動センサ及び他のセンサなどの少なくとも1種のセンサ950をさらに備えてもよい。具体的には、光センサは、環境光センサ及び近接センサを含むことができ、環境光センサは環境光の明るさに従ってディスプレイスクリーン941の輝度を調節し、近接センサは携帯電話が耳に移動した場合、ディスプレイスクリーン941及び/又はバックライトを閉じることができる。加速計センサは、運動センサの一種として、各方向(一般的には三軸である)での加速度の大きさを検出することができ、静止しているときに重力の大きさ及び方向を検出することができ、携帯電話の姿勢の応用(たとえば、水平及び垂直画面の切り替え、関連するゲーム、磁力計の姿勢校正)、振動識別の関連する機能(たとえば、歩数計、タップ)等を識別するように構成される。携帯電話に構成可能なジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等の他のセンサについては、ここで詳しく説明しない。
【0096】
オーディオ回路960、スピーカ961、マイクロフォン962は、ユーザーと携帯電話との間の音声インタフェースを提供することができる。オーディオ回路960は受信されたオーディオデータの変換された電気信号をスピーカ961に伝送し、スピーカ961により音声信号に変換して再生することができる。一方、マイクロフォン962は収集された音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路960により受信された後オーディオデータに変換し、次にオーディオデータ再生プロセッサ980により処理されて、RF回路910を介して、たとえば、別の携帯電話に送信し、又はオーディオデータをメモリ920に再生して更なる処理を行う。
【0097】
WiFiは短距離無線伝送技術に属し、WiFiモジュール970を介して、携帯電話はユーザーの電子メールの送受信、ウェブページの閲覧及びストリームメディアへのアクセス等を支援することができ、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザーに提供する。
図7がWiFiモジュール970を示しているが、それが携帯電話の不可欠な構成に属しておらず、需要に応じて発明の本質を変更しない範囲内で省略することができることを理解できる。
【0098】
プロセッサ980は、携帯電話の制御センターであって、各種のインタフェース及び回線を利用して携帯電話全体の各部分に接続され、メモリ920に記憶されるソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運転又は実行して、且つメモリ920に記憶されるデータを呼び出して、携帯電話の各種の機能及び処理データを実行することにより、携帯電話を全体的に監視する。あるいは、プロセッサ980は1つ又は複数の処理ユニットを含むことができ、好ましくは、プロセッサ980はアプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサを統合することができ、アプリケーションプロセッサは主にオペレーティングシステム、ユーザーインタフェース及びアプリケーションプログラム等を処理し、モデムプロセッサは主に無線通信を処理する。上記モデムプロセッサがプロセッサ980に統合されなくてもよいことを理解できる。
【0099】
携帯電話は、各部材に給電する電源990(たとえば、電池)をさらに備え、好ましく、電源は電源管理システムを介してプロセッサ980に論理的に接続することができ、それにより、電源管理システムによって充電、放電の管理、及び電力管理等の機能を実現することができる。
【0100】
図示されていないが、携帯電話はカメラ、ブルートゥースモジュール等をさらに備えることができ、ここで詳しく説明しない。
【0101】
上記
図2に示される実施例では、各ステップ方法におけるユーザー装置側のプロセスが該携帯電話の構造に基づき実現することができる。
【0102】
上記
図5に示される実施例では、各ユニットの機能は該携帯電話の構造に基づき実現することができる。
【0103】
本発明の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータに上記方法実施例におけるユーザー装置の説明したステップの一部又は全てを実行させる電子データ交換用のコンピュータプログラムを記憶する。
【0104】
本発明の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータに上記方法実施例におけるネットワーク装置の説明したステップの一部又は全てを実行させる電子データ交換用のコンピュータプログラムを記憶する。
【0105】
本発明の実施例はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータプログラムが記憶される非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を備え、前記コンピュータプログラムが、コンピュータに上記方法におけるユーザー装置の説明したステップの一部又は全てを実行させるように動作することができる。該コンピュータプログラム製品は1つのソフトウェアインストールパッケージとすることができる。
【0106】
本発明の実施例はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータプログラムが記憶される非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を備え、前記コンピュータプログラムが、コンピュータに上記方法実施例におけるネットワーク装置の説明したステップの一部又は全てを実行させるように動作することができる。該コンピュータプログラム製品は1つのソフトウェアインストールパッケージとすることができる。
【0107】
本発明の実施例で説明した方法又はアルゴリズムのステップが、ハードウェアの方式で実現されてもよく、プロセッサによってソフトウェア命令を実行する方式で実現されてもよい。ソフトウェア命令は対応するソフトウェアモジュールで構成され、ソフトウェアモジュールが、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable ROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)、レジスタ、ハードディスク、ポータブルハードディスク、読み取り専用のディスク(CD−ROM)又は本分野の知られている任意の他の形式の記憶媒体に記憶されてもよい。例示的な記憶媒体がプロセッサに結合されることにより、プロセッサは、該記憶媒体から情報を読み取ることができると同時に、該記憶媒体に情報を書き込むことができる。勿論、記憶媒体は、プロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに位置することができる。また、該ASICは、アクセスネットワーク装置、ターゲットネットワーク装置又はコアネットワーク装置に位置することができる。勿論、プロセッサ及び記憶媒体は、個別のユニットとしてアクセスネットワーク装置、ターゲットネットワーク装置又はコアネットワーク装置に存在してもよい。
【0108】
当業者は、上記1つ又は複数の例では、本発明の実施例が説明した機能が、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又は他の任意の組み合わせによって全体又は部分的に実現できることを理解すべきである。ソフトウェアで実現する場合、コンピュータプログラム製品の形式で全体又は部分的に実現することができる。前記コンピュータプログラム製品は1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータに前記コンピュータプログラム命令をアップロードし実行すると、本発明の実施例に記載のプロセス又は機能を全体又は部分的に発生させる。前記コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置とすることができる。前記コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、又は1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送され、たとえば、前記コンピュータ命令が1つのウェブサイトサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから有線(たとえば同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者線(DSL:digital subscriber line))又は無線(たとえば赤外線、ワイヤレス、マイクロ波など)の方式で別のウェブサイトサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターへ伝送されてもよい。前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよく、又は1つ又は複数の利用可能な媒体を含むサーバ、データセンターなどのデータ記憶装置であってもよい。前記利用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光学媒体(たとえばデジタルビデオディスク(DVD:digital video disc))、又は半導体媒体(たとえばソリッドステートディスク(SSD:solid state disk))などとすることができる。
【0109】
以上に記載の具体的な実施形態は、本発明の実施例の目的、技術案及び有益な効果をより詳細に説明したが、以上の内容は本発明の実施例の具体的な実施形態に過ぎず、本発明の実施例の保護範囲を限定するものではなく、本発明の実施例の技術案に基づいて行った全ての修正、等価置換、改良等は、いずれも本発明の実施例の保護範囲内に属するべきである。