(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0016】
[1.概要]
工事業界では、建業法対応に対応するため、注文金額または工期の変更の都度、変更注文書を複数回発行する必要があるため、従来、工事業界では、注文変更の都度、追加発注データを登録し、変更分のみの注文書を発行していた。そのため、従来は、1つの注文に対して、複数行のデータを管理することになるため、集計しないと最終的な発注金額の確認ができなかった。
【0017】
そこで、本実施形態においては、登録したデータを修正して、差分の注文書を発行する事ができるようにし、注文データを一元管理できるようにとしている。
【0018】
[2.構成]
本実施形態に係る注文データ管理装置100の構成の一例について、
図1を参照して説明する。
図1は、注文データ管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0019】
注文データ管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、注文データ管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0020】
注文データ管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。注文データ管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0021】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、注文データ管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、注文データ管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0022】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、注文データテーブル106aを備えている。
【0023】
注文データテーブル106aは、工事の注文金額、当該注文金額の修正前の修正前金額、および、注文書番号を含む注文データ(発注データ)を記憶する。ここで、修正前金額は、前回の注文書発行時の注文金額(前回金額)であってもよい。また、注文データテーブル106aは、更に、工期、および、当該工期の修正前の修正前工期を含む注文データを記憶していてもよい。ここで、修正前工期は、前回の注文書発行時の工期(前回工期)であってもよい。また、注文データテーブル106aは、更に、手配番号を含む注文データを記憶していてもよい。また、注文データテーブル106aは、更に、PDF等のデータ形式の注文書(発注書)を記憶していてもよい。
【0024】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0025】
制御部102は、注文データ管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、注文データ取得部102aと、新規注文書発行部102bと、データ更新部102cと、差額算出部102dと、修正注文書発行部102eとを備えている。
【0026】
注文データ取得部102aは、新規の工事の注文金額が入力された場合、当該注文金額を含む注文データを取得し、当該注文データを注文データテーブル106aに登録する。ここで、注文データ取得部102aは、新規の工事の工期および注文金額が入力された場合、当該工期および当該注文金額を含む注文データを取得し、当該注文データを注文データテーブル106aに登録してもよい。また、注文データ取得部102aは、新規の工事の手配番号および注文金額が入力された場合、当該手配番号および当該注文金額を含む注文データを取得し、当該注文データを注文データテーブル106aに登録してもよい。
【0027】
新規注文書発行部102bは、注文書番号を採番し、当該注文書番号を注文データテーブル106aに登録し、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる注文金額と注文書番号とを明示した注文書を発行させる。ここで、新規注文書発行部102bは、注文書番号を採番し、当該注文書番号を注文データテーブル106aに登録し、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる注文金額と工期と注文書番号とを明示した新規の注文書を発行させてもよい。また、新規注文書発行部102bは、新規の注文書を出力装置114を介して発行させてもよい。また、新規注文書発行部102bは、更に、データ形式の注文書を注文データテーブル106aに格納してもよい。
【0028】
データ更新部102cは、修正金額を含む注文金額修正指示が入力された場合、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる注文金額を修正金額で更新し、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる修正前金額を前回の注文書発行時の注文金額で更新し、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる注文書番号を削除する。ここで、データ更新部102cは、修正工期を含む工期修正指示が入力された場合、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる工期を修正工期で更新し、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる注文書番号を削除してもよい。
【0029】
差額算出部102dは、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる注文金額から当該注文データに含まれる修正前金額を引いた差額を算出する。
【0030】
修正注文書発行部102eは、新たな注文書番号を採番し、当該注文書番号を注文データテーブル106aに登録し、差額と注文データテーブル106aに記憶された注文書番号とを明示した注文書(追加注文書)を発行させる。ここで、修正注文書発行部102eは、更に、注文書(変更)との表題を明示した注文書を発行させてもよい。また、修正注文書発行部102eは、新たな注文書番号を採番し、当該注文書番号を注文データテーブル106aに登録し、注文データテーブル106aに記憶された工期および注文書番号を明示した注文書を発行させてもよい。また、修正注文書発行部102eは、注文書を出力装置114を介して発行させてもよい。また、修正注文書発行部102eは、更に、データ形式の注文書を注文データテーブル106aに格納してもよい。また、修正注文書発行部102eは、注文書発行指示が入力された場合、注文書を発行してもよい。
【0031】
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、
図2から
図12を参照して説明する。
【0032】
[振替処理]
ここで、
図2を参照して、本実施形態における振替処理の一例について説明する。
図2は、本実施形態における注文データ管理装置100の処理の一例を示すフロー図である。
【0033】
図2に示すように、注文データ取得部102aは、注文金額等を含む新規の工事の発注がユーザにより入力装置112を介して入力された場合、注文金額を含む発注データを取得し、当該発注データを注文データテーブル106aに登録する(ステップSA−1)。
【0034】
そして、新規注文書発行部102bは、注文書番号を採番し、当該注文書番号を注文データテーブル106aに登録し、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる注文金額と注文書番号と「注文書」との表題とを明示した新規の注文書をプリンタ114を介して発行させる(ステップSA−2)。
【0035】
そして、データ更新部102cは、発注データの修正指示がユーザにより入力装置112を介して入力された場合、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる修正指示に対応するデータを更新し、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる注文書番号を削除する(ステップSA−3)。
【0036】
そして、データ更新部102cは、発注データの再修正指示がユーザにより入力装置112を介して入力された場合、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる修正指示に対応するデータを更新する(ステップSA−4)。
【0037】
そして、修正注文書発行部102eは、注文書発行指示がユーザにより入力装置112を介して入力された場合、新たな注文書番号を採番し、当該注文書番号を注文データテーブル106aに登録し、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる更新内容と注文書番号と「注文書(変更)」との表題とを明示した追加注文書をプリンタ114を介して発行させ(ステップSA−5)、処理を終了する。
【0038】
ここで、
図3から
図12を参照して、
図2に示す振替処理の詳細について説明する。
【0039】
まず、
図3および
図4を参照して、
図2のステップSA−1における発注データの新規登録の一例について説明する。
図3および
図4は、本実施形態における発注データの一例を示す図である。
【0040】
本実施形態においては、
図3に示すように、手配番号と納期と注文金額とを含む新規の工事の発注がユーザにより入力装置112を介して入力された場合、注文書番号を採番し、
図4に示すように、手配番号と納期と注文金額と注文書番号とを含む発注データを取得し、当該発注データを注文データテーブル106aに登録してもよい。
【0041】
また、
図5および
図6を参照して、
図2のステップSA−2における新規注文書発行処理の一例について説明する。
図5は、本実施形態における注文データ管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0042】
図5に示すように、制御部102は、注文書発行指示がユーザにより入力装置112を介して入力された場合、注文データテーブル106aに記憶された発注データにおいて注文書番号が空(Null)であるか否かを判定する(ステップSB−1)。
【0043】
そして、制御部102は、注文データテーブル106aに記憶された発注データにおいて注文書番号がNullではないと判定した場合(ステップSB−1:No)、処理を
図10のステップSD−1に移行させる。
【0044】
一方、制御部102は、注文データテーブル106aに記憶された発注データにおいて注文書番号がNullであると判定した場合(ステップSB−1:Yes)、処理をステップSB−2に移行させる。
【0045】
そして、新規注文書発行部102bは、新規の対象データである発注データを注文データテーブル106aから抽出する(ステップSB−2)。
【0046】
そして、新規注文書発行部102bは、注文書番号:H000001を採番し、変数AにH000001を代入する(ステップSB−3)。
【0047】
そして、新規注文書発行部102bは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる注文書番号(Null)に変数Aを代入することにより、注文書番号を更新する(ステップSB−4)。
【0048】
そして、新規注文書発行部102bは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる注文金額と工期と注文書番号と「注文書」との表題とを明示した新規の注文書をプリンタ114を介して印刷させ(ステップSB−5)、処理を終了する。
【0049】
ここで、
図6を参照して、本実施形態における注文書の一例について説明する。
図6は、本実施形態における注文書の一例を示す図である。
【0050】
図6に示すように、本実施形態においては、
図4に示す発注データに基づいて、注文金額:¥108,000と注文書番号:H000001と「注文書」との表題とを明示した新規の注文書を発行してもよい。
【0051】
また、
図7および
図8を参照して、
図2のステップSA−3における発注データ修正処理の一例について説明する。
図7は、本実施形態における注文データ管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0052】
図7に示すように、データ更新部102cは、修正金額を含む注文金額修正指示がユーザにより入力装置112を介して入力された場合、注文データテーブル106aに記憶された発注データにおいて注文書番号が空(Null)であるか否かを判定する(ステップSC−1)。
【0053】
そして、データ更新部102cは、注文データテーブル106aに記憶された発注データにおいて注文書番号がNullではないと判定した場合(ステップSB−1:No)、処理をステップSC−2に移行させる。
【0054】
そして、データ更新部102cは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる修正前金額(前回金額)を前回の注文書発行時の注文金額で更新し、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる修正前工期(前回納期)を前回の注文書発行時の工期で更新する(ステップSC−2)。
【0055】
そして、データ更新部102cは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる注文書番号を削除(クリア)する(ステップSC−3)。
【0056】
そして、データ更新部102cは、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる注文金額を修正金額で更新し(ステップSC−4)、処理を終了する。
【0057】
ここで、
図8を参照して、本実施形態における発注データ修正の一例について説明する。
図8は、本実施形態における発注データの一例を示す図である。
【0058】
図8に示すように、本実施形態においては、注文金額が¥108,000の発注データが注文データテーブル106aに記憶されている際に、修正金額として¥118,800が入力された場合、前回金額:Nullが¥108,000で更新され、前回納期:Nullが5/26で更新され、注文書番号がクリアされ、注文金額:¥108,000が¥118,800で更新される。
【0059】
更に、
図7および
図9を参照して、
図2のステップSA−4における発注データ再修正処理の一例について説明する。
【0060】
図7に示すように、データ更新部102cは、ステップSC−1からステップSC−4の処理が実行された後、再修正金額を含む注文金額再修正指示がユーザにより入力装置112を介して入力された場合、注文データテーブル106aに記憶された発注データにおいて注文書番号が空(Null)であるか否かを判定する(ステップSC−1)。
【0061】
そして、データ更新部102cは、注文データテーブル106aに記憶された発注データにおいて注文書番号がNullであると判定した場合(ステップSC−1:Yes)、処理をステップSC−5に移行させる。
【0062】
そして、データ更新部102cは、注文データテーブル106aに記憶された注文データに含まれる注文金額を再修正金額で更新し(ステップSC−5)、処理を終了する。
【0063】
ここで、
図9を参照して、本実施形態における発注データ再修正の一例について説明する。
図9は、本実施形態における発注データの一例を示す図である。
【0064】
図9に示すように、本実施形態においては、注文金額が¥118,800の発注データが注文データテーブル106aに記憶されている際に、再修正金額として¥129,600が入力された場合、前回金額、前回納期および注文書番号は更新されず、注文金額:¥118,800が¥129,600で更新される。
【0065】
また、
図10から
図12を参照して、
図2のステップSA−5における修正注文書発行処理の一例について説明する。
図10は、本実施形態における注文データ管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0066】
図10に示すように、修正注文書発行部102eは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる前回金額に前回の注文書発行時の注文金額が登録されているか否かを判定する(ステップSD−1)。
【0067】
そして、修正注文書発行部102eは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる前回金額に前回の注文書発行時の注文金額が登録されていないと判定した場合(ステップSD−1:No)、処理をステップSD−2に移行させる。
【0068】
そして、修正注文書発行部102eは、注文書発行後に工期変更された対象データである発注データを注文データテーブル106aから抽出する(ステップSD−2)。
【0069】
そして、修正注文書発行部102eは、注文書番号:H000002を採番し、変数AにH000002を代入する(ステップSD−3)。
【0070】
そして、修正注文書発行部102eは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる注文書番号(Null)に変数Aを代入することにより、注文書番号を更新する(ステップSD−4)。
【0071】
そして、修正注文書発行部102eは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる工期と注文書番号と「注文書(変更)」との表題とを明示し、注文金額をブランク(空欄)にした追加注文書をプリンタ114を介して印刷させ(ステップSD−5)、処理を終了する。
【0072】
一方、修正注文書発行部102eは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる前回金額に前回の注文書発行時の注文金額が登録されていると判定した場合(ステップSD−1:Yes)、処理をステップSD−6に移行させる。
【0073】
そして、修正注文書発行部102eは、注文書発行後に価格変更された対象データである発注データを注文データテーブル106aから抽出する(ステップSD−6)。
【0074】
そして、差額算出部102dは、修正注文書発行部102eにより抽出された注文データに含まれる注文金額から当該注文データに含まれる前回金額を引いた差額(印字金額)を計算する(ステップSD−7)。
【0075】
そして、修正注文書発行部102eは、注文書番号:H000002を採番し、変数AにH000002を代入する(ステップSD−8)。
【0076】
そして、修正注文書発行部102eは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる注文書番号(Null)に変数Aを代入することにより、注文書番号を更新する(ステップSD−9)。
【0077】
ここで、
図11を参照して、本実施形態における注文書番号更新の一例について説明する。
図11は、本実施形態における発注データの一例を示す図である。
【0078】
図11に示すように、本実施形態においては、
図9に示す注文書番号がブランク(Null)の注文データテーブル106aに記憶された発注データに対して、新たな注文書番号を採番し、当該注文書番号を登録している。
【0079】
図10に戻り、修正注文書発行部102eは、注文データテーブル106aに記憶された発注データに含まれる工期と注文書番号と「注文書(変更)」との表題とを明示し、印字金額を注文金額の欄に明示した追加注文書をプリンタ114を介して印刷させ(ステップSD−10)、処理を終了する。
【0080】
ここで、
図12を参照して、本実施形態における注文書の一例について説明する。
図12は、本実施形態における注文書の一例を示す図である。
【0081】
図12に示すように、本実施形態においては、
図11に示す発注データに基づいて、注文金額から前回金額を引いた差額::¥21,600(=¥129,600−¥108,000)と注文書番号:H000002と「注文書(変更)」との表題とを明示した追加注文書を発行してもよい。
【0082】
このように、本実施形態においては、注文書発行後に単価または単価区分の変更等の価格変更があった場合、タイトルを「注文書(変更)」とし、前回金額との増減額を印字金額とし、その他は通常注文書と同様に印刷した注文書を発行してもよい。また、本実施形態においては、注文書発行後に納期変更等の工期変更があった場合、タイトルを「注文書(変更)」とし、金額をブランクとし、その他は通常注文書と同様に印刷した注文書を発行してもよい。
【0083】
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0084】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0085】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0086】
また、注文データ管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0087】
例えば、注文データ管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて注文データ管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0088】
また、このコンピュータプログラムは、注文データ管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0089】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0090】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0091】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0092】
また、注文データ管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、注文データ管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0093】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。