(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御装置は、支持物と係合するように構成された取り付け器具と、ユーザ側セクションと、支持物側セクションと、を備え、前記支持物側セクションは、前記ユーザ側セクションに対して、前記支持物側セクションが前記支持物に近づくに伴って下方に向かうように傾斜する角度で配置される、請求項2に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の一実施形態は、一つには、データ収集システムとともに使用されることに適する制御装置及びユーザインタフェースソフトウェアに関し、そのようなデータ収集システムとして、血管内超音波システム、光コヒーレンス断層撮影装置(OCT)、冠血流予備量比(FFR)システム、血管造影システム、組み合わせシステム(例えば、デュアルOCT及びIVUSシステム又は他の好適なシステム)などがある。これらの制御装置及びユーザインタフェースソフトウェアは、カテーテル検査室の中又は近くで使用されてよく、或いはカテーテル検査室から離れた場所で使用されてもよいが、カテーテル式の処置などのデータ収集処置の間に取得されるデータの表示と統合されるか、その表示を制御するように構成される。そのような処置の1つが、光コヒーレンス断層撮影プルバックである。一例示的カテーテル検査室5を
図1Aに示す。実施形態によっては、データ収集は、そのような検査室5で、台などの支持物20に載せられた患者に挿入されたプローブを使用して行われる。
【0021】
図1Aには、OCT、FFR、IVUS、血管造影などのシステムのようなデータ収集システムを制御することに好適な制御装置10が示されている。ユーザは、マウント可能な制御装置10を通して、データ収集システムと対話したり、対話以外の方法で、蓄積された画像データにアクセスしてこれを表示したりすることが可能である。制御装置は、支持部材15にマウントされてよく、支持部材15は、例えば、台、ベッド、又は他の支持物20に備えられたアクセサリレールである。支持部材15は、支持物20の一部分であってよく、或いは、制御装置は、一実施形態では、支持物20に直接取り付けられてよい。一実施形態では、制御装置10は、図示されているマウント用クランプなどの取り付け器具60を含む。制御装置10は、1つ以上のモニタ23に表示されるグラフィカルユーザインタフェースを表示及びナビゲートする為に使用されてよい。一実施形態では、それらのモニタは、天井懸架装置にマウントされてよい。所与のモニタにグラフィカルユーザインタフェース27が表示されてよい。
【0022】
一実施形態では、制御装置は、グラフィカルユーザインタフェース27の一部としてユーザが使用できるコマンド及びメニューにマッピングされるように構成された機能セットを有する。OCT処置などの別のデータ収集処置が進行している間に患者のX線写真を取得する為に、血管造影システム25が、支持物20に対して相対的に位置決めされてよい。グラフィカルユーザインタフェース27は、そのようなOCT、血管造影、FFR、IVUSなどの、ユーザの関心があるデータを表示することが可能である。制御装置10は、インタフェース27を制御して、インタフェース27がユーザに対して表示するメニュー及び画像表示機能をナビゲートするように構成されている。
【0023】
本発明の一実施形態は、一つには、OCT、FFR、IVUS、血管造影、又は他の、心臓血管又は管腔に関連するデータ収集処置の間に取得されたデータを表現及びナビゲートするように構成されたグラフィカルユーザインタフェースとともに使用されるように構成された制御装置に関する。制御装置とソフトウェアは、一実施形態ではタンデムで動作することにより、所与の光コヒーレンス断層撮影画像データセットに関連付けられた、よく使用される機能への素早いアクセスを最小作動量で提供するように構成されている。制御装置及び入力構成要素の表面は、一実施形態では、滅菌ドレープの下で医療用手袋を装着して使用することを前提としている。これらの表面は、滅菌ドレープの下での入力デバイスの把持及び操作を容易にするリッジ又は他の表面形体を含んでよい。制御装置及びソフトウェアは、所与の画像データ収集システムの複数の構成で使用できるように、汎用のソフトウェアドライバで動作するように設計されている。制御装置は又、モバイルデータ収集システムの遠隔制御を行う為のコンソールとして使用されてもよい。
【0024】
制御装置とGUIの組み合わせにより、ユーザは、マウスをクリックしてドラッグするなどの操作を行わなくても、OCTデータやFFRデータなどのデータを素早くレビューしたり操作したりすることが可能になる。これらの操作及び他の操作は、滅菌ドレープの下では実施しにくいものであるが、制御装置を使用すれば、回避されるか、実施しやすくなる。これは主に、従来のXY動作での移動に加えて時計回り又は反時計回りにねじることが可能なジョイスティックを使用することにより達成される。制御装置は、無線通信装置を含む。従って、一実施形態では、制御装置は、モバイルデータ収集システムに無線接続して、患者又は処置室のそばでの制御をユーザに提供したり、患者又は処置室から離れたりすることが可能である。
【0025】
データ収集システムの1つ以上の機能、例えば、その表示機能又は画像データナビゲーション機能を制御することに好適な制御装置の一例示的実施形態を
図1Bに示す。制御装置は、外殻などのハウジングを含み、これは連続的なハウジングであってよく、或いは、複数のハウジング構成要素から形成されてもよい。例えば、ハウジングは、上部ハウジング12及び下部ハウジング14を含んでよい。制御装置10は、1つ以上の入力デバイスの向きに角度を付けることによって使いやすさ及び使い心地が向上するように、1つ以上の入力デバイスをユーザに提示するように成形されてよい。制御装置10は、側面から見た場合、ホッケー用スティック、肘、又はL字の形状の構成を有してよい。上述の事柄にかかわらず、制御装置は、ジョイスティックなどの各種入力デバイス、及びボタンやスイッチなどの入力を人間工学的角度で提示するように構成された、様々な表面形状及び角度付きセクションを有してよい。ジョイスティックが前方に付勢されていることにより、処置中の操作がしやすくなり、人間工学的性能が向上する。
【0026】
図1Bに示されるように、各入力デバイスは、制御装置の別々のセクションに沿って配置される。制御装置の1つのセクションに、ボタン又はスイッチA1〜A6を含む例示的制御装置が配列されて示されている。別の入力デバイスが、回転可能なノブを有するXYZジョイスティックなどの操作可能な細長部材50を含んでよい。細長部材50は、カバー又はグリップ53を含んでよい。カバー53の面上又は面内にボタン55が配置されてよい。この部材50はねじることができ、ボタンは、インタフェース27との対話時にはマウスボタンを操作するように構成されてよい。
【0027】
一方、上部ハウジング12などのハウジングは、1つ以上の穴又はキャビティを画定してよい。これらの穴のサイズ及び並び方は、ユーザがスイッチやジョイスティック(例えば、細長部材50)にさわれることが可能になるように決定されてよい。制御装置は、制御装置又は制御装置ドックを台、ベッド、台車付き担架などの支持物、又は他の好適な支持物に取り付けることに適した取り付け器具60を含む。一実施形態では、細長部材50は、前方傾斜付勢を含むジョイスティックである。ジョイスティックの前方傾斜付勢により、トラックボールやXYジョイスティックなどの既存デバイスに比べて人間工学的性能が大幅に向上している。
【0028】
一実施形態では、前方傾斜付勢は、制御装置の、ジョイスティックなどのポインティングデバイスのような構成要素が、床に対して角度が付いて傾斜した面又は構造物、又は床の上に配置された支持構造物の表面、又は前述のもののいずれかに平行な面の上に配置された形体を指している。例えば、一実施形態では、前方傾斜付勢を有する、ジョイスティックのポストのような細長部材を有するポインティングデバイスが、デバイスの使用者の手が床に向かって曲がると緊張が減り、これに対して、手が上方に曲がると、その分だけ、後方付勢に関連付けられる手首の不快さ及び緊張のレベルが高まるように配置されている。このことは、制御装置の操作者にとって有利である。それは、制御装置の操作時に操作者の手が自然な位置でリラックスする為に、操作の人間工学的性能が高まる為である。ボタンA1〜A6を含むパネルは、逆傾斜付勢を有してよく、これは、ボタンA1〜A6が不明瞭にならないように、ユーザに対して目立たせる為である。
【0029】
制御装置は、ボタンやジョイスティックなどのユーザ入力デバイスをユーザに対して提示するように構成された、様々な形状と方向付けされたセクションとを有してよい。図示されたように、制御装置は、ユーザ側セクション30及び支持物側セクション40を含んでよい。一実施形態では、これらのセクションは、はっきりした開始点又は終了点がなく、肘に似た形状の湾曲部又は接合部で一体となる。これら2つのセクションの互いに対する位置決めの角度Zは、実施形態に応じて鈍角又は鋭角であってよい。Zの範囲は、一実施形態では、約45度から約180度である。ユーザ側セクションは、手で操作しやすいように、ある角度でユーザに対して傾斜している。この角度は、制御装置が支持部材15などにより支持物に取り付けられる際に維持される。
【0030】
一実施形態では、支持物側セクション40は、ある角度で支持物に対して傾斜しているが、入力デバイスにはさわれるように位置決めされている。一実施形態では、制御装置の一方の端部に取り付け器具60があり、制御装置の他方の端部に第1の入力デバイスがあり、第1の入力デバイスと制御装置の他方の端部との間に第2の入力デバイスが配置されている。一実施形態では、第2の入力デバイスは、制御装置の2つのセクションの間の湾曲部に近接して配置されている。取り付け器具60は、一実施形態では、
図1Cに示される支持物20又は支持部材15に取り付けられてよい。
【0031】
図2Aは、制御装置10と、その様々な参照セグメントJ、K、L、並びに参照ゾーンZ1、Z2、Z3とを示す。セグメントJとセグメントKとの間の角度はA度である。セグメントKとセグメントLとの間の角度はB度である。Aの範囲は、約110度から約180度であってよい。Bの範囲は、約45度から約180度であってよい。セグメントK及びLは、一実施形態では、セクション30又は40にわたる中心線又は別の線に沿って描かれてよい。セグメントJは、一実施形態では、支持物20に平行な面内に位置決めされてよい。
【0032】
細長部材50は、外側カバー又はグリップ53を有するノブを含んでよい。外側カバー53は、ゴムやプラスチックなどの柔軟な変形可能物質であってよく、リッジ、バンプ、又はくぼみなどのグリップ構造56を含んでよい。細長部材50は、一実施形態では、ゾーンZ3内に配置される。1つ以上のボタンなどの別の入力デバイスが、一実施形態では、ゾーンZ2に配置される。ゾーンZ1は、滅菌ドレープを使用して実現可能であるような滅菌ゾーンを表す。
図2Cは、制御装置10の別の実施形態を示す。ゾーンZ1及びZ2は、取り付け器具60の取り付け部と支持物20との角度、及び制御装置10の形状に基づいて、ユーザに提示される人間工学的入力ゾーンを形成するように並べられてよい。
【0033】
図3A〜3Eは、制御装置の別の実施形態の様々な斜視図を示す。各図面には、様々なサブシステム、構成要素、穴、キャビティ、及び留め具が示されている。これらは、例示的実施形態として与えられている。
図3Aに示されるように、上部ハウジング12及び下部ハウジング14は、様々な留め具Fを使用して分離されたり接合されたりしてよい。接合時には、ハウジング12、14は、一実施形態ではクランプである取り付け器具60に接続される。取り付け器具60は、支持物20又は支持部材15に接続される取り付けゾーン62を含む。取り付け器具60を制御装置に係合及び固定する為に、取り付けプレート70及び留め具70aが使用されてよい。ハウジング12のくぼみ領域35内にインタフェースプレート73が配置されてもよい。
【0034】
インタフェースプレート73を固定する為に、ハウジング12の裏側にバックプレート74が取り付けられてよい。このインタフェースプレート73は、
図1Bに示されたようなボタンの為の穴を画定してよい。上部ハウジング12と下部ハウジング14との間にジョイスティックモジュール77が挟まれてもよい。2つのハウジング12、14の間には、プログラマブルプロセッサ又は他の回路を含んでよい電子回路及びコネクタモジュール79が配置されてもよい。
図3Bに示されるように、一実施形態では、ジョイスティックモジュール77及びカバー53からなる細長部材50を受ける為の穴75が上部ハウジング12によって画定される。上部ハウジング及び下部ハウジングを固定する為に、様々な留め具Fが使用されてよい。
【0035】
図3Cは、制御装置の一実施形態を示しており、細長部材の回転可能な性質が様々な矢印によって示されている。細長部材のノブ又は上部部分には、上部ボタン55も示されている。取り付け器具60は、固定された構成、又は閉じた構成で示されている。ユーザによって押されるように構成された、クランプ60のリッジ領域83も示されている。
図4A〜4Dは、取り付け器具60の様々な状態を示す。具体的には、
図4Aは開いた状態を示し、
図4Bは閉じた状態を示す。
図4Cは、閉じた状態、或いは固定された状態の斜視図を示す。
図4Dは、取り付け器具60の開いた状態と固定された状態との間の遷移状態を示しており、器具60は、摺動部材86を使用して支持部材15と部分的に係合している。この遷移状態を、
図5Cでは別の図で示す。
図4Bの固定された状態を、
図5Bでは別の図で示す。
図5Aは、開いた状態に相当する
図4Aの取り付け器具60を別の図で示したものである。
図5D〜5Pも、取り付け器具60を更に別の図で示したものである。
【0036】
図6は、
図1Aに示されたようなカテーテル検査室で実施されるOCT処置のようなデータ収集処置から取得されるデータを表示することに適したシステムを示す。サーバなどのコンピューティング装置100が、データ収集システム125の一部であってよく、或いは、そのようなシステム125からデータを受け取ってよい。システム125は、ネットワーク120に接続されてよい。一実施形態では、コンピューティング装置は、血管の断面図のような画像データを含む記憶装置を含む。コンピューティング装置100は、インタフェース123のようなグラフィカルユーザインタフェースを表示する為の1つ以上のソフトウェアモジュール105を含む機械可読媒体又は他の記憶装置を含む。インタフェースは、複数のパネル、メニュー、又は他の表示可能領域を含んでよい。これらのパネル又は領域は、1つ以上のモニタ23に表示されてよい。コンピューティング装置は、ネットワーク120を使用して、画像データなどのデータをモニタ23と交換してよく、ネットワーク120は、1つ以上の、有線、光、無線などのデータ交換接続を含んでよい。
【0037】
本明細書に記載のいずれかの制御装置であってよい制御装置127が、ネットワーク120を介して、図示されている他の装置又はシステムと有線、光、又は他の方法で通信してよい。制御装置127は、XYZジョイスティック構成要素130及び1つ以上のボタン137、135を含んでよい。制御装置は、インタフェース123を動作させているコンピューティングシステム100にコマンド信号を送信する為に使用されてよい。インタフェース123は、システム125又は他のデータ源からのデータを表示してよい。インタフェース123は、制御装置127からの制御信号に対する応答として変化する1つ以上のメニュー及び他のセクションを含んでよい。制御装置127は、プロセッサ又は適切なプログラマブルASICを含んでよい。制御信号は、ネットワーク120又は別の接続を介して送信されてよい。
【0038】
コンピューティング装置100は、サーバコンピュータ、クライアントユーザコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップコンピュータ、タブレットPC、デスクトップコンピュータ、制御システム、マイクロプロセッサ、又は、そのコンピュータ装置によって実施されるべきアクションを指定する一組の命令を(順次、又は別の方法で)実行することが可能な任意のコンピューティング装置などであってよい。更に、図示されているのは単一のコンピューティング装置であるが、「コンピューティング装置」という言葉は、一組(又は複数組)の命令を個々に、又は共同で実行して、インタフェース123など、任意の1つ以上のソフトウェア機能又は方法を実施する、コンピューティング装置の任意の集合体を含む意味にも解釈されなければならない。
【0039】
図7A及び7Bは、グラフィカルユーザインタフェース123の一表現を示す。インタフェース123は、複数のパネルを含む。図示されるように、一実施形態では、4つのメインパネル150、155、160、及び165がある。これらは、この実施形態では血管造影データを表示する補助表示パネル150、断面図又はBモード表示パネル155、管腔縦断面パネル160、及びLモード表示パネル165を含む。一実施形態では、インタフェースは更に、複数のツールバーB1、B2、及びB3を含む。パネル150には、血管造影画像の上に重ね合わされた十字形として3つのマーカが表示されている。上部マーカは、パネル160に表示された近位基準フレームに対応する。中間部マーカは、パネル160に表示された最小管腔面積フレーム、又はパネル155に表示されたアクティブOCTフレームに対応する。下部マーカは、パネル160に表示された遠位基準フレームに対応する。
【0040】
図7Aは、パネル160において、OCTプローブのプルバック中に画像化された、血管の管腔縦断面の一部としての最小管腔面積プロットを示す。D矢印及びP矢印は、画像化された血管の近位方向及び遠位方向を示す。セクションL1及びL2を有する線で示される切断面は、パネル155の断面図に表示されており、又、Lモードパネル165にもセクションL1及びL2として表示されている。情報バーB1、測定バーB2、及びメニューバーB3が表示されている。
【0041】
図示されるように、動脈などの血管の距離は、例示的測定距離の119.88mmで示されるように、2つの端点を基準にして測定可能である、更に、平均直径は、血管の測定の為に選択された基準フレームの各端点において示されてよく、例えば、遠位基準フレーム及び近位基準フレームにおける、それぞれの平均直径値39.2mm及び44.2mmのように示される。図示されるように、MLA(最小管腔面積)は約22mm
2である。MLAフレームにおいて、血管平均直径は約2.11mmであり、近位基準フレーム及び遠位基準フレームの平均直径に対する直径狭窄率は25.4%である。
【0042】
図7Cは、
図1Bに示されたボタンA1〜A6のような複数のボタンを含むキーパッドを示す。
図8A及び8Bは、本発明の制御装置実施形態の回転可能な細長部材又はジョイスティック実施形態を表している。
図7Cに示されたボタンに関して、ボタンの操作に対する応答として
図7A及び
図7Bのグラフィカルユーザインタフェースにおいて発生する、対応するイベント又はアクションを以下に明示する。これらは、ボタン操作とインタフェースのイベント/アクションとの例示的なマッピングであり、所与の実施形態に応じて、変更されたり、入れ替えられたり、他の方法で別の様式にプログラミングされたりしてよい。
【表1】
フライスルーは、ユーザが血管の3Dレンダリング内を飛ぶことができる、あたかも内部から見るような可視化モードのことである。セグメンテーションは、特定の血管特徴(例えば、血管管腔、ステントストラット、特定の組織成分など)を他の血管特徴から切り離して表示することである。
【0043】
図8A及び
図8Bに示された、細長部材/ジョイスティックの時計回り及び反時計回りの回転又はねじりに関して、回転又はねじりに対する応答として
図7A及び
図7Bのグラフィカルユーザインタフェース又は他のグラフィカルユーザインタフェース実施形態において発生する、対応するイベント又はアクションを以下に明示する。具体的には、ジョイスティックを使用して実施される様々な動き又は他のアクションが左側に示され、グラフィカルユーザインタフェース上に描かれるような、ソフトウェアにおいて達成される、関連付けられた結果又は機能が右側に示された表である。更に、様々な動き又はボタン操作と、結果としてソフトウェアによって得られる機能又は結果を、大まかに診断技術別に分類することも可能であり、これらを、光コヒーレンス断層撮影及びFFRに関して以下に概説する。これらは、動きとインタフェースのイベント/アクションとの例示的なマッピングであり、所与の実施形態に応じて、変更されたり、入れ替えられたり、他の方法で別の様式にプログラミングされたりしてよい。以下にリストされる動きとGUIイベント/アクションとのマッピングに関しては、ボタン55も含まれる。
ポインティングデバイスの動き/操作と、関連付けられる機能又は結果(OCT)
【表2】
ポインティングデバイスの動き/操作と、関連付けられる機能又は結果(FFR)
【表3】
【0044】
図9は、真ん中が、特定位置での管腔の断面に対応する初期フレームNを示す。所与の実施形態においてジョイスティックなどの回転可能な細長部材を回転させると、ユーザインタフェースは、回転方向に基づいて次にフレームに移動する。このようにして、ユーザは、回転可能な部材を回転させて、フレーム又はフレーム群単位で一方向にインクリメントし、その後、逆方向に回転を戻して、フレーム単位でデクリメントして開始フレームに戻るか開始フレームを過ぎることが可能である。初期フレームNの左側の画像は、iフレームだけデクリメントしたものを示す。初期フレームNの右側の画像は、jフレームだけインクリメントしたものを示す。
【0045】
本発明の態様、実施形態、特徴、及び実施例は、あらゆる点において例示的であると見なされるべきであり、本発明を限定することを意図されておらず、本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ定義される。当業者であれば、特許請求対象である本発明の趣旨及び範囲から逸脱しない範囲での他の実施形態、変更、及び使用方法は明らかであろう。
【0046】
本出願における見出し及びセクションの使い方は、本発明を限定するものではなく、各セクションは、本発明のあらゆる態様、実施形態、又は特徴に当てはまるものであってよい。
【0047】
本出願全体を通して、特定の構成要素を有するか、包含するか、含むものとして構成が記載されている場合、或いは、特定のプロセスステップを有するか、包含するか、含むものとしてプロセスが記載されている場合、本教示の構成も、本質的に記載の構成要素からなるか、記載の構成要素からなり、本教示のプロセスも、本質的に記載のプロセスステップからなるか、記載のプロセスステップからなると考えられる。
【0048】
本出願では、要素又は構成要素が、記載の要素又は構成要素のリストに含まれるか、且つ/又は、そのリストから選択されるものとして記述される場合、当然のことながら、その要素又は構成要素は、記載の要素又は構成要素のいずれかであってよく、記載の要素又は構成要素のうちの2つ以上からなる群から選択されてよい。更に、当然のことながら、本明細書に記載の構成、装置、又は方法の各要素及び/又は各特徴は、本明細書において明示的であれ暗黙的であれ、本教示の趣旨及び範囲から逸脱しない限り、様々な様式で組み合わされてよい。
【0049】
「含む(include)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(have)」、「有する(has)」、「有する(having)」という語句の使用は、特に断らない限り、一般的にはオープンエンド且つ非限定的であると理解されたい。
【0050】
特に断らない限り、本明細書での単数形の使用は複数形を包含し、複数形の使用は単数形を包含する。更に、文脈上明らかに他の意味に解すべき場合を除き、単数形「a」、「an」、及び「the」は複数形を包含する。更に、「約(about)」という語句が量的値の前に使用される場合、特に断らない限り、本教示は又、その特定の量的値自体を包含する。
【0051】
当然のことながら、ステップの順序、或いは、特定のアクションを実施する順序は、本教示が動作可能なままである限り、重要ではない。更に、2つ以上のステップまたはアクションが同時に実施されてよい。
【0052】
値の範囲又は並びが与えられた場合、その、値の範囲又は並びの上限と下限の間にある各中間値は、個別のものとして考えられ、各値が本明細書において具体的に列挙されているかのように本発明に包含される。更に、所与の範囲の上限から下限までのより小さい範囲が本発明において考えられ、本発明に包含される。例示的な値又は範囲の並びは、所与の範囲の上限から下限までの他の値又は範囲を否定するものではない。
【0053】
本発明は多様な形態で実施されてよく、例えば、プロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、又は汎用コンピュータ)とともに使用されるコンピュータプログラムロジック、プログラマブルロジックデバイス(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のPLD)とともに使用されるプログラマブルロジック、離散コンポーネント、集積回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC))、又は、これらの任意の組み合わせを含む他の任意の手段などの形態で実施されてよく、これらに限定されない。本発明の一実施形態では、制御信号の生成又はユーザインタフェースコマンドの開始に使用されるデータの処理の一部又は全てが、一組のコンピュータプログラム命令として実装され、これらの命令は、コンピュータ実行可能形式に変換され、その形式でコンピュータ可読媒体に記憶され、オペレーティングシステムの制御下でマイクロプロセッサによって実行される。一実施形態では、制御装置からの出力制御信号が、プロセッサが理解できる命令に変換され、これらの命令は、ジョイスティックの位置に対して応答すること、グラフィカルユーザインタフェース、制御つまみ、及びグラフィック信号処理を制御すること、他のデータ収集モダリティからの断面情報及び画像を表示すること、OCT、血管造影、及び他のデータをグラフィカルユーザインタフェースの一部として表示すること、並びに上述された他の特徴及び実施形態に適する。
【0054】
本明細書にここまで記載されてきた機能性の全て又は一部を実装するコンピュータプログラムロジックは、様々な形式で埋め込まれてよく、例えば、ソースコード形式、コンピュータ実行可能形式、又は各種中間形式(例えば、アセンブラ、コンパイラ、リンカ、又はロケータによって生成される形式)で埋め込まれてよく、これらに限定されない。ソースコードは、様々なオペレーティングシステム又はオペレーティング環境とともに使用される様々なプログラミング言語(例えば、オブジェクトコード、アセンブリ言語、又は、フォートラン、C、C++、JAVA(登録商標)、又はHTMLなどの高級言語)のいずれかで実装された一連のコンピュータプログラム命令を含んでよい。ソースコードは、様々なデータ構造体及び通信メッセージを定義及び使用してよい。ソースコードは、(例えば、インタプリタを経た)コンピュータ実行可能形式であってよく、或いは、ソースコードは、(例えば、トランスレータ、アセンブラ、又はコンパイラを経て)コンピュータ実行可能形式に変換されてよい。
【0055】
コンピュータプログラムは、任意の形式(例えば、ソースコード形式、コンピュータ実行可能形式、又は中間形式)で有形の記憶媒体に永続的又は一時的に固定されてよく、そのような記憶媒体として、例えば、半導体メモリデバイス(例えば、RAM、ROM、PROM、EEPROM、又はフラッシュプログラマブルRAM)、磁気メモリデバイス(例えば、ディスケット又は固定ディスク)、光メモリデバイス(例えば、CD−ROM)、PCカード(例えば、PCMCIAカード)、又は他のメモリデバイスがある。コンピュータプログラムは、任意の形式で、様々な通信技術のいずれかを使用してコンピュータに送信可能な信号に固定されてよく、そのような通信技術として、アナログ技術、デジタル技術、光技術、無線技術、ネットワーキング技術、及びインターネットワーキング技術があり、これらに限定されない。コンピュータプログラムは、印刷文書又は電子文書付きのリムーバブル記憶媒体(例えば、シュリンク包装されたソフトウェア)のような任意の形式で流通されてよく、或いは、コンピュータシステム(の、例えば、システムROM又は固定ディスク)にあらかじめロードされてよく、或いは、ネットワーク経由で流通されてよい。
【0056】
プログラマブルロジックは、有形の記憶媒体に永続的又は一時的に固定されてよく、そのような記憶媒体として、例えば、半導体メモリデバイス(例えば、RAM、ROM、PROM、EEPROM、又はフラッシュプログラマブルRAM)、磁気メモリデバイス(例えば、ディスケット又は固定ディスク)、光メモリデバイス(例えば、CD−ROM)、又は他のメモリデバイスがある。プログラマブルロジックは、様々な通信技術のいずれかを使用してコンピュータに送信可能な信号に固定されてよく、そのような通信技術として、アナログ技術、デジタル技術、光技術、無線技術(例えば、Bluetooth(登録商標))、ネットワーキング技術、及びインターネットワーキング技術があり、これらに限定されない。プログラマブルロジックは、印刷文書又は電子文書付きのリムーバブル記憶媒体(例えば、シュリンク包装されたソフトウェア)として流通されてよく、或いは、コンピュータシステム(の、例えば、システムROM又は固定ディスク)にあらかじめロードされてよく、或いは、サーバ又は電子掲示板から通信システム(例えば、インターネット又はワールドワイドウェブ)経由で流通されてよい。
【0057】
以下では、好適な処理モジュールの様々な実施例について詳述する。本明細書では、モジュールは、特定のデータ処理タスク又はデータ送信タスクを実施することに適したソフトウェア、ハードウェア、又はファームウェアを意味する。典型的には、好ましい一実施形態では、モジュールは、命令、又は様々な種類のデータを受信、送信、ルーティング、及び処理することに適したソフトウェアルーチン、プログラム、又は他のメモリ常駐アプリケーションを意味し、そのようなデータとして、例えば、OCT走査データ、ユーザインタフェースデータ、制御信号、血管造影データ、ユーザアクション、頻度、干渉計信号データ、及び他の関心対象情報がある。
【0058】
本明細書に記載のコンピュータ及びコンピュータシステムは、データの取得、処理、記憶、及び/又は伝達に使用されるソフトウェアアプリケーションを記憶する為に作用的に関連付けられた機械可読媒体、例えば、メモリのようなコンピュータ可読媒体を含んでよい。当然のことながら、そのようなメモリは、その作用的に関連付けられたコンピュータまたはコンピュータシステムに対して内部にあってよく、外部にあってよく、離れていてよく、近くにあってよい。
【0059】
「機械可読媒体」という用語は、機械によって実行されて、本開示の方法のうちの任意の1つ以上を機械に実施させる一組の命令を記憶、エンコード、又は搬送することが可能な任意の媒体を包含する。機械可読媒体を、一例示的実施形態では単一媒体であるように示したが、「機械可読媒体」という用語は、一組以上の命令を記憶する単一媒体又は複数媒体(例えば、データベース、1つ以上の集中型又は分散型のデータベース、及び/又は関連付けられたキャッシュ及びサーバ)を包含するものとして理解されたい。
【0060】
メモリは、ソフトウェア又は他の命令を記憶する任意の手段を包含してもよく、そのような手段として、例えば、ハードディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、DVD(デジタル多用途ディスク)、CD(コンパクトディスク)、メモリスティック、フラッシュメモリ、ROM(読み出し専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)、PROM(プログラマブルROM)、EEPROM(拡張消去可能PROM)、及び/又は他の同様なコンピュータ可読媒体があり、これらに限定されない。
【0061】
一般に、本明細書に記載の、本発明の実施形態に関連して適用されるコンピュータ可読メモリ媒体は、プログラマブル装置によって実行される命令を記憶することが可能な任意のメモリ媒体を包含してよい。本明細書に記載の方法ステップは、適用可能な場合には、1つ以上のコンピュータ可読メモリ媒体に記憶された命令として実施又は実行されてよい。
【0062】
当然のことながら、本発明についての図面及び説明は簡略化されており、これは、本発明を明確に理解することに関連する要素を示し、他の要素を明確さの為に省略する為である。しかしながら、当業者であれば理解されるように、これらの要素及び他の要素が必要な場合がある。しかしながら、そのような要素が当該技術分野において周知であること、並びに、それらが本発明のよりよい理解を推進するわけではないことから、そのような要素についての説明は、本明細書では行わない。当然のことながら、図面は、図解を目的として与えられており、組立図として与えられているわけではない。省略された細部及び修正又は代替実施形態は、当業者の視野の範囲内にある。
【0063】
当然のことながら、本発明の態様によっては、ある要素又は構造物を与える為に、或いは、所与の1つ以上の機能を実施する為に、単一の構成要素が複数の構成要素に置き換えられてよく、複数の構成要素が単一の構成要素に置き換えられてよい。そのような置き換えは、本発明の特定の実施形態を実施するように作用しない場合を除き、本発明の範囲内であると見なされる。
【0064】
本明細書において提示された実施例は、本発明の、可能性がある具体的な実装を例示することを意図されている。当然のことながら、各実施例は、当業者に対して本発明の例示を行うことが主目的として意図されている。本発明の趣旨から逸脱しない限り、各図、又は本明細書に記載の操作に対して変形形態があってよい。例えば、場合によっては、方法ステップまたは操作は、異なる順序で実施又は実行されてよく、或いは、操作の追加、削除、又は変更があってよい。
【0065】
更に、本発明の具体的な実施形態が本明細書において記載されてきたのは、本発明の説明が目的であって、本発明の限定が目的ではないが、当業者であれば理解されるように、要素、ステップ、構造、及び/又は部品の細部、材料、及び配列の様々な変更が、特許請求の範囲に記載されている本発明から逸脱しない限り、本発明の原理及び範囲に収まるように行われてよい。
【0066】
〔付記1〕
データ収集システムの制御装置であって、
ハウジングであって、
ユーザ側セクションと、
穴を画定する支持物側セクションと、を備える前記ハウジングと、
前記ユーザ側セクションに隣接する第1の入力デバイスと、
第2の入力デバイスであって、
第3の入力デバイスを備えるノブと、
前記穴を貫通して延び、一部分が前記ノブ内に配置されている回転可能なシャフトと、を備える前記第2の入力デバイスと、
支持物と係合するように構成された取り付け器具とを備え、
前記ユーザ側セクション及び前記支持物側セクションは、互いに対して、前記支持物側セクションが前記支持物に近づくに伴って下方に向かうように傾斜する角度で配置されており、
前記第2の入力デバイスは前方傾斜付勢されている、
制御装置。
〔付記2〕
前記ユーザ側セクションの裏面と前記支持物側セクションの裏面の相互間の角度の範囲は約70度から約170度である、付記1に記載の制御装置。
〔付記3〕
前記第1の入力デバイスは複数のボタンを含む、付記1に記載の制御装置。
〔付記4〕
前記複数のボタンは、グラフィカルユーザインタフェース用コマンドを発生させるようにプログラムされている、付記3に記載の制御装置。
〔付記5〕
前記コマンドは、
オフと3Dと血管造影とフライスルーとの間で表示を切り換えることと、
オフと管腔縦断面との間で表示を切り換えることと、
遠位基準フレームを現在の測定対象であるアクティブフレームにはめ込むことと、
オフと管腔とステントと管腔及びステントとの間でセグメンテーションを切り換えることと、
からなる群から選択される、付記4に記載の制御装置。
〔付記6〕
無線送信機及びプロセッサを更に備える、付記1に記載の制御装置。
〔付記7〕
前記シャフトの回転は、グラフィカルユーザインタフェース用コマンドを発生させるようにプログラムされている、付記6に記載の制御装置
〔付記8〕
前記コマンドは、
現在の測定対象であるアクティブフレームを次の近位フレームまで動かすことと、
現在の測定対象であるアクティブフレームを次の遠位フレームまで動かすことと、
回転モードに入り、切断面を回転させることと、
からなる群から選択される、付記7に記載の制御装置。
〔付記9〕
前記ユーザ側セクションの裏面と前記支持物側セクションの裏面の相互間の前記角度の範囲は約90度超から約160度である、付記2に記載の制御装置。
〔付記10〕
データ収集システムであって、
グラフィカルユーザインタフェースと、
前記グラフィカルユーザインタフェースと通信し、前記グラフィカルユーザインタフェースにコマンドを送信するように構成されたプロセッサと、
光コヒーレンス断層撮影装置からの画像データを2次元形式で第1のパネルに表示するように構成された前記グラフィカルユーザインタフェースと、
光コヒーレンス断層撮影装置からの画像データを3次元形式で第2のパネルに表示するように構成された前記グラフィカルユーザインタフェースと、
血管造影システムからの画像データを第3のパネルに表示するように構成された前記グラフィカルユーザインタフェースと、
制御装置からのコマンドを受信するように構成された受信器と、
受信されたコマンドに対する応答として前記第1のパネル及び前記第2のパネルにおいて1つ以上の画像フレームを変更するように構成された前記グラフィカルユーザインタフェースとを備え、
前記受信されるコマンドは、回転可能な入力デバイスから生成され、
前記制御装置は、前方傾斜付勢を有するジョイスティックを備えるポインティングデバイスである、
システム。
〔付記11〕
前記第1のパネルの画像フレームは、前記第2のパネルの画像フレームと同期している、付記10に記載のシステム。
〔付記12〕
前記第1のパネルは血管の断面画像を表示し、前記第2のパネルは血管の長手方向画像を表示する、付記10に記載のシステム。
〔付記13〕
前記制御装置は、ハウジングであって、
ユーザ側セクションと、
穴を画定する支持物側セクションと、を備える前記ハウジングと、
前記ユーザ側セクションに隣接する第1の入力デバイスと、
第2の入力デバイスであって、
第3の入力デバイスを備えるノブと、
前記穴を貫通して延び、一部分が前記ノブ内に配置されている回転可能なシャフトと、を備える前記第2の入力デバイスと、
支持物と係合するように構成された取り付け器具とを備え、
前記ユーザ側セクション及び前記支持物側セクションは、互いに対して、前記支持物側セクションが前記支持物に近づくに伴って下方に向かうように傾斜する角度で配置されている、
付記10に記載のシステム。
〔付記14〕
前記制御装置は、支持物と係合するように構成された取り付け器具と、ユーザ側セクションと、支持物側セクションと、を備え、前記支持物側セクションは、前記ユーザ側セクションに対して、前記支持物側セクションが前記支持物に近づくに伴って下方に向かうように傾斜する角度で配置される、付記10に記載のシステム。
〔付記15〕
前記ユーザ側セクションの裏面と前記支持物側セクションの裏面の相互間の角度の範囲は約70度から約170度である、付記14に記載のシステム。
〔付記16〕
データ収集システムの制御装置であって、
支持物と係合するように構成された取り付け器具と、
1つ以上の入力デバイスを備えたユーザ側セクションと、
回転可能なノブを備えたジョイスティックを備えた支持物側セクションと、を備え、
前記ユーザ側セクション及び前記支持物側セクションは、互いに対して、前記支持物側セクションが前記支持物に近づくに伴って下方に向かうように傾斜する角度で配置され、前記ジョイスティックは前記支持物に向かう前方傾斜付勢を有する、
制御装置。
〔付記17〕
前記ユーザ側セクションの裏面と前記支持物側セクションの裏面の相互間の角度の範囲は約70度から約170度である、付記16に記載の制御装置。