【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的は、請求項1に記載の、個別薬部分を自動調合する装置のための保存容器によ
り、本発明に従って解決される。
【0011】
本発明による保存容器は、受入れ空間を取り囲み、底表面を有する筐体を備え、個別薬
部分は、受入れ空間に保存される。分離デバイスは、少なくとも1つの薬部分を受ける少
なくとも1つの通路を有する底表面上に配置し、少なくとも1つの通路は、受入れ空間に
面する開口及び底表面に面する開口を有し、接触領域は、底表面に面する開口と関連付け
られ、接触領域を越えて、分離デバイスが動く間に薬部分が案内される。
【0012】
保存容器内の分離デバイスは、受入れ空間に保存した薬部分の分離に必要な構成要素の
全てを備えることができる。保存容器、及び保存容器を支える容器取入れ口の正確な構成
に応じて、本発明による保存容器の分離デバイスは、ただ1つの分離デバイス構成要素部
品を備えることもでき、他の部品(例えば駆動及び制御部品)は、容器取入れ口内に配置
する。本出願の範囲内で、分離デバイスという用語は、「完全な」分離デバイス、及び部
分的な分離のみのデバイスを含み、部分的な分離のみの分離デバイスは、分離に必要な全
ての部品を備えていない。
【0013】
本発明による保存容器は、少なくとも1つの凹部を更に備え、この凹部は、接触表面外
側の底表面内に配置され、容器内に存在する汚染粒子を受け入れる。
【0014】
分離の間、薬部分は、受入れ空間に面する開口を介して通路に到達し、更に通路を通っ
て、底表面に面する通路の開口に至り、ここで、薬部分は、接触領域内の底表面に留まる
。個別薬部分が要求されると、底表面に面する開口で通路に配置された、底表面の接触領
域上に留まる薬部分は、分離デバイスにより、筐体の接触領域/底表面内を介して、(分
離デバイスの一部であってもよい)開口の方に導かれ、開口を介して、薬部分は保存容器
を離れる。
【0015】
一方では、汚染粒子は、受入れ空間に個別薬部分を充填する間に生成され、もう一方で
、汚染粒子は、例えば個別薬部分が分離中に底表面の接触領域に衝突した場合、又は個別
薬部分が接触領域に沿って案内される場合といった、分離自体の間に生成される。
【0016】
ブリスタ包装機械の動作中、特に分離中、保存容器は、微振動に絶えずさらされ、微振
動により、汚染粒子が底表面上で絶えず移動することを保証する。汚染粒子の移動を振動
により誘起することで、汚染粒子は、必然的に、底表面内の少なくとも1つの凹部に到達
し、この凹部内で汚染粒子を保持する。したがって、凹部を用いると、動作中必然的に生
成される汚染粒子を「捕捉する」ことが保証される。凹部内に保持する汚染粒子は、もは
や搬出されることも、機構を損なうこともない。したがって、機構が汚染粒子に全体的に
さらされることを効果的に防止する。
【0017】
分離デバイスは、当業者に公知の原理に従って動作し、それに応じて構成することがで
きる。したがって、例えば、分離デバイスが個別薬部分を受け入れる1つの通路のみを有
することが考えられ、これにより、通路は、底表面に面する通路の開口を取り除いた受入
れ部分に移動可能であり、且つ受入れ空間に面する通路の開口を閉鎖した調合位置内に移
動可能であり、底表面に面する開口は、筐体/底表面内の調合開口の方に開口する。
【0018】
確かに、このように構成した分離デバイスは、構造の観点からはかなりの単純さを維持
しているが、個別薬部分の調合の間に必要な速度は、そのような分離デバイスでは達成す
ることができない。したがって、本発明による保存容器の好ましい実施形態の場合、分離
デバイスが複数の通路と共に底表面に配置したロータを備えることを実現し、ロータは、
ロータの底部と底表面との間に間隙が設けられるように配置し、汚染粒子は、この間隙を
通ることができる。ロータ内の複数の通路により、個別薬部分は、常にいくつかの通路内
に配置され、個別薬部分の調合は、ロータを特定角度だけ回転させて調合位置にすること
によって達成することができ、調合位置において、個別薬部分は、それぞれの通路から筐
体内調合開口を介して調合される。
【0019】
ロータ内通路の構成は、分離デバイスの正確な構造設計によって変わる。しかし、通路
は、ロータの外周に配置し、外側に開口する、即ち、通路は、複数のウェブによってロー
タの外周に形成することが好ましい。そのような場合、筐体は、ロータを受けるための筐
体特定断面を形成するように、ロータに適合させ、この特定断面は、対応する円筒形断面
を有し、円筒形断面の直径は、ロータの外径よりもわずかに大きい。対応して配置される
通路は、より容易に清掃することができる。更に、薬部分の通路へのアクセスは、ロータ
の上側を対応して形成することによって単純化される。
【0020】
更に上記で示したように、汚染粒子は、保存容器の振動により、底表面の少なくとも1
つの凹部に移動する。そのような少なくとも1つの凹部方向への移動を支援又は案内し、
より多量の汚染粒子をより迅速に少なくとも1つの凹部に移動させることを保証するため
に、1つの好ましい実施形態は、少なくとも1つの漏斗形状底表面区分を備え、分離デバ
イスのロータは、漏斗形状区分の中心に配置し、底表面内に形成する少なくとも1つの凹
部は、漏斗形状区分の中心と接触領域との間に配置する。本実施形態に関して、少なくと
も1つの凹部は、このように円形接触領域内に形成し、汚染粒子が保存容器の振動によっ
てのみ移動又は案内されるのではなく、少なくとも1つの凹部の漏斗形状区分の傾斜によ
り、重力に誘引されて移動又は案内される。
【0021】
底表面の広い面積を用いて、できるだけ多くの汚染粒子を受けることができるように、
1つの好ましい実施形態は、ロータ軸に対し同軸の溝として形成した少なくとも1つの凹
部を備える。そうすることで、1つ又は複数の凹部の正確な設計は、分離デバイスの特定
の構成に応じて変わる。例えば、凹部は、円形に形成することができ、即ち、溝として形
成した凹部は、漏斗形状区分の中心全体を囲み、したがって、できる限り多くの汚染粒子
を受けることを確実にする。分離デバイスの他の実施形態の場合、凹部を円形区分として
のみ形成し、凹部を配置せず一定の角度範囲を空いたままにすることが必要である場合が
ある。
【0022】
少なくとも1つの凹部に向けた汚染粒子の移動を更に支援するために、本発明の1つの
好ましい実施形態は、底表面に面するロータの底側に複数の清掃手段を備え、清掃手段は
、汚染粒子を少なくとも1つの凹部に送る。そのような清掃手段は、例えば小さなブラシ
として形成することができ、ブラシは、ロータの回転方向に応じてロータの底側に形成さ
れる。
【0023】
本発明による保存容器がロータを備える分離デバイスを有するという条件で、ロータは
、底表面を貫通するロータ軸上に取り付けることができる。汚染粒子が軸領域に達し、機
械の機能不良を生じさせないように、1つの好ましい実施形態は、円形突出部を底表面上
に備え、円形突出部は、ロータに対して同軸に形成し、少なくとも1つの凹部は、突出部
が取り囲む底表面の外側に配置される。
【0024】
底表面上の汚染粒子を凹部への移動を更に加速させ、底表面自体の上への汚染粒子の沈
殿を防止するために、本発明による保存容器の一実施形態は、底表面を付着防止コーティ
ングでコーティングした少なくとも1つの区分を備える。
【0025】
前述のように、汚染粒子は、とりわけ、動作中に発生させる振動のために少なくとも1
つの凹部に到達する。例えばブリスタ包装機械が能動的にブリスタ活動を行っていないと
きの動作を積極的に支援するために、1つの好ましい実施形態は、振動デバイスを収容す
る保存容器を備え、振動デバイスは、保存容器を有効に振動にさらし、動作中に生じた汚
染粒子を少なくとも1つの凹部に積極的に移動させる。
【0026】
次に、好ましい実施形態により、添付の図面を参照しながら本発明を以下でより詳細に
説明する。