特許第6937859号(P6937859)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6937859-乾湿分離式床清掃ブラシ 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6937859
(24)【登録日】2021年9月2日
(45)【発行日】2021年9月22日
(54)【発明の名称】乾湿分離式床清掃ブラシ
(51)【国際特許分類】
   A47L 11/24 20060101AFI20210909BHJP
   A47L 11/28 20060101ALI20210909BHJP
【FI】
   A47L11/24
   A47L11/28
【請求項の数】8
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-55351(P2020-55351)
(22)【出願日】2020年3月26日
【審査請求日】2020年3月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】520105681
【氏名又は名称】深▲せん▼市極摩科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shenzhen Geemo Technology Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】王 暁峰
(72)【発明者】
【氏名】劉 上流
(72)【発明者】
【氏名】馬 超亮
【審査官】 大内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3186168(JP,U)
【文献】 特表2019−523051(JP,A)
【文献】 特表2018−531662(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0256025(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/28
A47L 11/00〜11/40
B08B 1/00〜13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーシングと、
硬質ローラーブラシと、
軟質ローラーブラシと、を備える乾湿分離式床清掃ブラシであって、
前記ケーシング内に仕切板が設けられ、前記ケーシングの内部は前記仕切板によって互いに連通されていない第1の収納室および第2の収納室に仕切られ、
前記硬質ローラーブラシの一部が前記第1の収納室内に収納されて前記ケーシングと可動的に接続され、
前記硬質ローラーブラシの一部が前記ケーシングから突出し、前記軟質ローラーブラシの一部が前記第2の収納室内に収納されて前記ケーシングと可動的に接続され、
前記軟質ローラーブラシの一部が前記ケーシングから突出し、
前記第2の収納室内には、隣接して汚れ除去室と汚水室とが設けられ、
前記汚水室には、汚れ入口が設けられて、前記汚れ除去室が前記汚れ入口を介して前記汚水室と連通し、
前記軟質ローラーブラシの一部が前記汚れ除去室内に収納されて前記ケーシングと可動的に接続され、
前記汚れ除去室内に、前記軟質ローラーブラシの外形に合ったワイパープレートが設けられ、
前記軟質ローラーブラシが回転して動作することで、前記ワイパープレートが前記軟質ローラーブラシから水を拭き取り、拭き取られた前記軟質ローラーブラシ上の水が前記汚れ入口から前記汚水室内に入り貯蔵されることを特徴とする乾湿分離式床清掃ブラシ。
【請求項2】
前記仕切板に第1の円弧部が設けられ、前記第1の円弧部は前記硬質ローラーブラシと前記軟質ローラーブラシとの間に位置し、前記軟質ローラーブラシを被覆することを特徴とする請求項1に記載の乾湿分離式床清掃ブラシ。
【請求項3】
前記第1の収納室に塵埃吸引室が設けられ、前記硬質ローラーブラシの一部が前記塵埃吸引室内に収納されて前記ケーシングと可動的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の乾湿分離式床清掃ブラシ。
【請求項4】
前記第1の収納室に、集塵路および集塵室がさらに設けられ、
前記集塵路を介して前記塵埃吸引室が前記集塵室と連通し、
前記硬質ローラーブラシの回転により、外部の塵埃が前記塵埃吸引室内に吸い込まれ、吸い込まれた外部の塵埃が前記集塵路を介して前記集塵室内に貯蔵されることを特徴とする請求項3に記載の乾湿分離式床清掃ブラシ。
【請求項5】
記ワイパープレートが前記汚れ除去室内に収納されて前記ケーシングと固定的に接続され、前記ワイパープレートが前記軟質ローラーブラシと当接しその一部が前記軟質ローラーブラシ内に入り込むことを特徴とする請求項に記載の乾湿分離式床清掃ブラシ。
【請求項6】
前記ワイパープレートの前記汚れ入口に近接する一端に第2の円弧部が設けられ、前記第2の円弧部が内側に凹むことを特徴とする請求項に記載の乾湿分離式床清掃ブラシ。
【請求項7】
前記第2の収納室に清浄水室がさらに設けられ、前記乾湿分離式床清掃ブラシは一方向水出口バルブがさらに設けられ、前記一方向水出口バルブが前記清浄水室と連通し、前記清浄水室内に貯蔵された水が前記一方向水出口バルブから前記軟質ローラーブラシ上に流入することを特徴とする請求項1に記載の乾湿分離式床清掃ブラシ。
【請求項8】
前記ケーシングには、水入口管がさらに設けられ、前記水入口管の一端が前記清浄水室と連通し、前記水入口管の他端が前記ケーシングと面一であることを特徴とする請求項に記載の乾湿分離式床清掃ブラシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃ロボットの技術分野に関し、特に乾湿分離式床清掃ブラシに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、掃除ロボットおよび掃除機の一部には、掃除、塵埃吸引およびモップの3つの掃除機能を有するものがあるが、このうち、モップ機能については掃除ロボットおよび掃除機に高い要件が必要である。掃除ロボットまたは掃除機がモップ動作を行う場合、掃除ロボットまたは掃除機はまず水タンク内の清浄水を床に吐出し、そして掃除ロボットまたは掃除機の底部にある雑巾で床上の水を拭いて床を掃除する。このような掃除方式は以下の欠点がある。すなわち:
1.掃除ロボットおよび掃除機の底部にある雑巾が自動的に掃除できず、掃除効果が低い、
2.掃除ロボットおよび掃除機は汚水を収集できず、掃除効果が低い、
3.ある掃除ロボットおよび掃除機内に汚水を収集するためのタンクが設けられるが、汚水と塵埃が一緒に貯蔵されるので、汚水を収集するタンクの詰まりが発生しやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の問題を解決するために、本発明は、掃除ロボットおよび掃除機に適切に用いられる乾湿分離式床清掃ブラシを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、以下の技術手段によって実現される。
【0005】
本発明は、ケーシングと、硬質ローラーブラシと、軟質ローラーブラシとを備え、前記ケーシング内に仕切板が設けられ、前記仕切板によって前記ケーシングの内部が互いに連通されていない第1の収納室および第2の収納室に仕切られ、前記硬質ローラーブラシの一部が前記第1の収納室内に収納されて前記ケーシングと可動的に接続され、前記硬質ローラーブラシの一部が前記ケーシングから突出し、前記軟質ローラーブラシの一部が前記第2の収納室内に収納され前記ケーシングと可動的に接続され、前記軟質ローラーブラシの一部が前記ケーシングから突出する乾湿分離式床清掃ブラシを提供する。
【0006】
さらに、前記仕切板に第1の円弧部が設けられ、前記第1の円弧部は前記硬質ローラーブラシと前記軟質ローラーブラシとの間に位置し、前記軟質ローラーブラシを被覆する。
【0007】
さらに、前記第1の収納室に塵埃吸引室が設けられ、前記硬質ローラーブラシの一部が前記塵埃吸引室内に収納されて前記ケーシングと可動的に接続される。
【0008】
さらに、前記第1の収納室に、集塵路および集塵室がさらに設けられ、前記集塵路を介して前記塵埃吸引室が前記集塵室と連通し、前記硬質ローラーブラシの回転により、外部の塵埃が前記塵埃吸引室内に吸い込まれ、吸い込まれた外部の塵埃が前記集塵路を介して前記集塵室内に貯蔵される。
【0009】
さらに、前記第2の収納室に汚れ除去室が設けられ、前記軟質ローラーブラシの一部が前記汚れ除去室内に収納されて前記ケーシングと可動的に接続される。
【0010】
さらに、前記ケーシング内に、前記軟質ローラーブラシの外形に合ったワイパープレートが設けられ、前記ワイパープレートが前記汚れ除去室内に収納されて前記ケーシングと固定的に接続され、前記ワイパープレートが前記軟質ローラーブラシと当接しその一部が前記軟質ローラーブラシ内に入り込む。
【0011】
さらに、前記第2の収納室内に、汚水室および汚れ入口がさらに設けられ、前記汚れ除去室が前記汚れ入口を介して前記汚水室と連通し、前記軟質ローラーブラシが回転して動作する場合、前記ワイパープレートが前記軟質ローラーブラシから水を拭き取り、拭き取られた前記軟質ローラーブラシ上の水が前記汚れ入口から前記汚水室内に入り貯蔵される。
【0012】
さらに、前記ワイパープレートの前記汚れ入口に近接する一端に第2の円弧部が設けられ、前記第2の円弧部が内側に凹む。
【0013】
さらに、前記第2の収納室に清浄水室がさらに設けられ、前記乾湿分離式床清掃ブラシは一方向水出口バルブがさらに設けられ、前記一方向水出口バルブが前記清浄水室と連通し、前記清浄水室内に貯蔵された水が前記一方向水出口バルブから前記軟質ローラーブラシ上に流入する。
【0014】
さらに、前記ケーシングには、水入口管がさらに設けられ、前記水入口管の一端が前記清浄水室と連通し、前記水入口管の他端が前記ケーシングと面一である。
【発明の効果】
【0015】
本発明は以下のような有益な効果を有する。
【0016】
1.本発明によって提供される乾湿分離式床清掃ブラシには、汚水を貯蔵する汚水室と、塵埃や小さなごみを貯蔵する集塵室とが設けられ、ケーシング内に仕切板がさらに設けられることにより、集塵室と汚水室が独立して連通することなく、塵埃や小さなごみによる汚れ入口の詰まりを防止する。
【0017】
2.本発明によって提供される乾湿分離式床清掃ブラシには、ワイパープレートが設けられ、ワイパープレートによって軟質ローラーブラシ上の水を拭き取り、これにより軟質ローラーブラシが洗浄され、軟質ローラーブラシモップの掃除効果がさらに良くなる。
【0018】
3.本発明によって提供される乾湿分離式床清掃ブラシは、掃除、塵埃吸引およびモップの3つの掃除機能を有し、外部の掃除機または掃除ロボットは、本発明の乾湿分離式床清掃ブラシを使用すれば掃除、塵埃吸引およびモップの3つの掃除機能を有するので、従来の掃除機および掃除ロボットにおけるダストボックス取り外し方式に比べると、本乾湿分離式床清掃ブラシは、掃除機または掃除ロボットから全体として取り外され、掃除とメンテナンスにより便利である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は本発明の乾湿分離式床清掃ブラシの断面図である。
図2図2は本発明の乾湿分離式床清掃ブラシの斜視図である。
図3図3は本発明の乾湿分離式床清掃ブラシが外部掃除ロボットに取り付けられた場合の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の技術手段をより明確かつ完全に説明するために、本発明を添付の図面を参照して以下に詳しく説明する。
【0021】
図1図3を参照すると、本発明は、乾湿分離式床清掃ブラシを提供し、前記乾湿分離式床清掃ブラシは、ケーシング10と、硬質ローラーブラシ20と、軟質ローラーブラシ30とを備え、前記ケーシング10内に仕切板11が設けられ、前記仕切板11によって前記ケーシング10の内部が、互いに連通されていない第1の収納室12および第2の収納室13に仕切られ、前記硬質ローラーブラシ20の一部が前記第1の収納室12内に収納され前記ケーシング10と可動的に接続され、前記硬質ローラーブラシ20の一部が前記ケーシング10から突出し、前記軟質ローラーブラシ30の一部が前記第2の収納室13内に収納され前記ケーシング10と可動的に接続され、前記軟質ローラーブラシ30の一部が前記ケーシング10から突出する。
【0022】
本実施形態では、前記ケーシング10内に仕切板11が設けられ、前記仕切板11によって前記ケーシング10の内部が互いに連通されていない前記第1の収納室12および前記第2の収納室13に仕切られ、前記第1の収納室12は塵埃吸引および掃除の動作のために使用され、前記第2の収納室13はモップ動作のために使用され、前記仕切板11によって前記乾湿分離式床清掃ブラシは乾湿分離式掃除動作を実行できるので、前記乾湿分離式床清掃ブラシを使用する掃除機または掃除ロボットは乾湿分離式掃除動作を実現できる。
【0023】
さらに、前記仕切板11には第1の円弧部111が設けられ、前記第1の円弧部111は前記硬質ローラーブラシ20と前記軟質ローラーブラシ30との間に位置し、前記軟質ローラーブラシ30を被覆する。
【0024】
本実施形態では、前記第1の円弧部111は曲がって前記軟質ローラーブラシ30を被覆し、前記第1の円弧部111の曲がりラジアンが塵埃および小さいごみの通過を促進するように設計される。
【0025】
さらに、前記第1の収納室12には塵埃吸引室121が設けられ、前記硬質ローラーブラシ20の一部が前記塵埃吸引室121内に収納され前記ケーシング10と可動的に接続される。
【0026】
本実施形態では、前記硬質ローラーブラシ20は前記ケーシング10に対して回転でき、作動の場合、前記硬質ローラーブラシ20は時計回りに回転して外部の塵埃および小さいごみを前記塵埃吸引室121内に吸引させる。
【0027】
さらに、前記第1の収納室12には集塵路122および集塵室123がさらに設けられ、前記塵埃吸引室121は前記集塵路122を介して前記集塵室123と連通し、前記硬質ローラーブラシ20の回転によって外部の塵埃が前記塵埃吸引室121内に吸引され、吸引された外部の塵埃は前記集塵路122を介して前記集塵室123内に入って貯蔵される。
【0028】
本実施形態では、前記第2の収納室13は前記塵埃吸引室121と前記集塵室123との間に位置し、作動の場合、前記硬質ローラーブラシ20は時計回りに回転して外部の塵埃および小さいごみを前記塵埃吸引室121内に吸引させ、吸引された外部の塵埃および小さいごみは前記塵埃吸引室121に入った後、前記硬質ローラーブラシ20の時計回り回転によって発生した推力により、外部の塵埃および小さいごみは前記集塵路122を介して前記集塵室123内に入って貯蔵されるので、前記乾湿分離式床清掃ブラシは掃除および塵埃吸引の2つの掃除機能を有するようになる。
【0029】
さらに、前記第2の収納室13には汚れ除去室131が設けられ、前記軟質ローラーブラシ30の一部が前記汚れ除去室131内に収納され前記ケーシング10と可動的に接続される。
【0030】
本実施形態では、前記軟質ローラーブラシ30は前記ケーシング10に対して回転でき、作動の場合、前記軟質ローラーブラシ30は回転して外部の床を拭いてモップ作業を行い、それによって床を掃除するので、前記乾湿分離式床清掃ブラシはモップの掃除機能を有するようになり、前記乾湿分離式床清掃ブラシは掃除、塵埃吸引およびモップの3つの掃除機能を有し、外部の掃除機または掃除ロボットは本乾湿分離式床清掃ブラシを使用すれば掃除、塵埃吸引およびモップの3つの掃除機能を有するようになるので、従来の掃除機および掃除ロボットにおけるダストボックス取り外し方式に比べると、前記乾湿分離式床清掃ブラシは掃除機または掃除ロボットから全体として取り外され、掃除およびメンテナンスにより便利である。
【0031】
さらに、前記ケーシング10内に前記軟質ローラーブラシ30の外形に合ったワイパープレート14が設けられ、前記ワイパープレート14は前記汚れ除去室131内に収納され前記ケーシング10と固定的に接続され、前記ワイパープレート14は前記軟質ローラーブラシ30と当接しその一部が前記軟質ローラーブラシ30内に入り込む。
【0032】
本実施形態では、前記ワイパープレート14は前記軟質ローラーブラシ30と当接しその一部が前記軟質ローラーブラシ30内に入り込むので、前記軟質ローラーブラシ30が回転してモップ作業を行う場合、前記ワイパープレート14は前記軟質ローラーブラシ30上の水を拭き取り、前記軟質ローラーブラシ30を洗浄でき、軟質ローラーブラシ30モップの掃除効果がさらに良くなる。
【0033】
さらに、前記第2の収納室13内に汚水室132および汚れ入口133がさらに設けられ、前記汚れ除去室131は前記汚れ入口133を介して前記汚水室132と連通し、前記軟質ローラーブラシ30が回転して動作する場合、前記ワイパープレート14は前記軟質ローラーブラシ30上の水を拭き取り、拭き取られた前記軟質ローラーブラシ30上の水が前記汚れ入口133から前記汚水室132内に流入し貯蔵される。
【0034】
本実施形態において、前記乾湿分離式床清掃ブラシには汚水を貯蔵する前記汚水室132と、塵埃、小さなごみを貯蔵する前記集塵室123とが設けられ、前記ケーシング10内に前記仕切板11がさらに設けられることにより、前記集塵室123および前記汚水室132は互いに独立して連通することなく、塵埃、小さなごみによる前記汚れ入口133の詰まりを防止する。
【0035】
さらに、前記ワイパープレート14の前記汚れ入口133に近接する一端に第2の円弧部141が設けられ、前記第2の円弧部141は内側に凹む。
【0036】
本実施形態では、前記軟質ローラーブラシ30は時計回りに回転して動作する場合、前記ワイパープレート14は前記軟質ローラーブラシ30上の水を拭き取り、前記第2の円弧部141が内側に凹んで前記汚れ入口133を覆わないので、この時前記軟質ローラーブラシ30上から拭き取られた水が慣性により前方に投げ出され、前記軟質ローラーブラシ30から拭き取られた水が前記汚れ入口133から前記汚水室132内に入って貯蔵される。
【0037】
さらに、前記第2の収納室13には清浄水室134がさらに設けられ、前記乾湿分離式床清掃ブラシには一方向水出口バルブ40がさらに設けられ、前記一方向水出口バルブ40は前記清浄水室134と連通し、前記清浄水室134内に貯蔵される水が前記一方向水出口バルブ40から前記軟質ローラーブラシ30上に流入する。
【0038】
本実施形態では、前記清浄水室134は清浄水を貯蔵するために使用され、前記軟質ローラーブラシ30が時計回りに回転して動作する場合、前記清浄水室134内に貯蔵される清浄水が前記一方向水出口バルブ40を介して前記軟質ローラーブラシ30上に流入し、前記清浄水は前記軟質ローラーブラシ30を湿らせ、前記軟質ローラーブラシ30のモップの掃除効果がより良くなり、前記軟質ローラーブラシ30が床を拭くと、清浄水が汚水になり、その後、前記ワイパープレート14によって汚水を前記軟質ローラーブラシ30から拭き取り、拭き取られた汚水が慣性の作用で前方に投げ出され、前記汚れ入口133から前記汚水室132内に入って貯蔵される。
【0039】
さらに、前記ケーシング10には水入口管15がさらに設けられ、前記水入口管15の一端は前記清浄水室134と連通し、前記水入口管15の他端は前記ケーシング10と面一である。
【0040】
本実施形態では、前記水入口管15が前記集塵路122を通って延び、前記水入口管15を通じて前記清浄水室134に清浄水を加えることができる。
【0041】
もちろん、本発明は様々な他の実施形態で実施されてもよく、当業者が本実施形態に基づいて創造的な労働をせずに得られた他の実施形態は、すべて本発明の保護範囲に含まれる。
【要約】
【課題】掃除効果が高くメンテナンスに便利な床清掃ブラシを提供する。
【解決手段】一実施形態による乾湿分離式床清掃ブラシは、ケーシングと、硬質ローラーブラシと、軟質ローラーブラシとを備え、前記ケーシング内に仕切板が設けられ、前記仕切板によって前記ケーシングの内部が互いに連通されていない第1の収納室および第2の収納室に仕切られ、前記硬質ローラーブラシの一部が前記第1の収納室内に収納され前記ケーシングと可動的に接続され、前記硬質ローラーブラシの一部が前記ケーシングから突出し、前記軟質ローラーブラシの一部が前記第2の収納室内に収納され前記ケーシングと可動的に接続され、前記軟質ローラーブラシの一部が前記ケーシングから突出する。ケーシング内に設けられる仕切板により、汚水を貯蔵する汚水室と、塵埃や小さなごみを貯蔵する集塵室とが独立して連通しないため、塵埃や小さなごみによる汚れ入口の詰まりが防止される。
【選択図】図1
図1
図2
図3