特許第6938067号(P6938067)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6938067ロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6938067
(24)【登録日】2021年9月3日
(45)【発行日】2021年9月22日
(54)【発明の名称】ロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材
(51)【国際特許分類】
   A47K 10/36 20060101AFI20210909BHJP
【FI】
   A47K10/36 G
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2021-62780(P2021-62780)
(22)【出願日】2021年4月1日
【審査請求日】2021年4月14日
(31)【優先権主張番号】特願2020-87171(P2020-87171)
(32)【優先日】2020年5月19日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596179070
【氏名又は名称】関 則雄
(74)【代理人】
【識別番号】100083633
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏
(72)【発明者】
【氏名】関 則雄
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 昭二
【審査官】 七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−027574(JP,A)
【文献】 特開2017−046833(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3137534(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 10/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の基台(12)の先端に切刃部(11)を設け、前記基台(12)の後端に押え突起部(13)を設けると共に前記基台(12)の上面中間に凸部(14)を設け、且つ、その凸部(14)の左右両側に軸部(15)を突出させて構成した刃部材(1)と、板状の上カバー(21)の前部下方に支持板(22)を配置し、前記上カバー(21)の一方の側面に側板(23)を配置すると共に他方の側面に切欠部(24a)を有した側板(24)を配置させ、且つ、前記切欠部(24a)が、前記側板(24)の前方から後方下部に向かって湾曲する形状に形成され、前記上カバー(21)の後部両側の下方へ延出させると共にその下部に軸部(25a)を有した連結杆(25)を配置して構成した刃部材収納ケース(2)と、から少なくとも構成したことを特徴とするロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材。
【請求項2】
板状の基台(12)の先端に、複数の突出片(12a)が介在されて切刃部(11)を設け、前記基台(12)の後端に押え突起部(13)を設けると共に前記基台(12)の上面中間に凸部(14)を設け、且つ、その凸部(14)の左右両側に挿入穴(15a)が穿設された軸部(15)を設けて構成した刃部材(1)と、上段部(21a)と下段部(21b)を有した板状の上カバー(21)の前部下方に支持板(22)を配置し、前記上カバー(21)の一方の側面に側板(23)を配置すると共に他方の側面後部に突起片状の側板(24)を配置させ、前記上カバー(21)の後部両側の下方へ延出させると共にその下部に軸部(25a)を有した連結杆(25)を配置させて構成した刃部材収納ケース(2)と、から少なくとも構成したことを特徴とするロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材。
【請求項3】
前記刃部材収納ケース(2)の上カバー(21)の下面中間に、前記刃部材(1)の押え突起部(13)が食い込むための受部(26)を設けた請求項1記載のロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材。
【請求項4】
前記切刃部(11)が、前記上カバー(21)の先端よりも突出し、且つ、前記刃部材(1)の後部に錘(18)を設けた請求項1記載のロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材。
【請求項5】
前記受部(26)が、柔軟材である請求項3記載のロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材。
【請求項6】
前記支持板(22)の他端部にロールペーパー用のガイド部(221)を設け、該ガイド部(221)と前記側板(23)に穴(221a), (23a)を穿設し、且つ、その穴(221a), (23a)から前記軸部(15)の挿入穴(15a)に頭付きピン(17)を挿入した請求項2記載のロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材。
【請求項7】
前記刃部材(1)に一端を固着させると共に他端を前記刃部材収納ケース(2)に配置した板バネ(16)が備えられた請求項2記載のロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材。
【請求項8】
前記刃部材収納ケース(2)の上段部(21a)の幅を下段部(21b)よりも小さくし、前記上段部(21a)が前記下段部(21b)の中央先端部に設けられ、且つ、前記上カバー(21)と前記基台(12)の両側から指を入れてロールペーパーの先端を摘み易くなる逃げ部(12b)が形成された請求項2記載のロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロールペーパーの装着や切断する際、ペーパーホルダー本体や蓋などに触れずにそれらの操作が行えると共にロールペーパーの先端を見つけ易くして引出すことが簡単に行えるロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材に関する。
【背景技術】
【0002】
一般にロールペーパーホルダーに装着したロールペーパーが任意の長さに切断された後、次にロールペーパーを使用する場合、ロールペーパーが切断された先端は蓋体の下に隠れているため、ロール側を手で回転させてロールペーパーの先端を少し出し、その先端を見つけて引出すことが多く行われている。しかしながら、ロールペーパーを切刃部で切断する際に、蓋体によってロールペーパーの上方からロール側に対して押圧力が加わるため、そのロールペーパーの先端はロール側に密着した状態になり易くなり、その状態でロール側を手で回転させてもその先端は共回りし、且つ、ロールペーパーの先端が目視では判別しにくくなる。この結果、ロール側を手で勢い良く数回転させないと、ロールペーパーの先端がロール側から剥離しにくくなり、ロールペーパーの引出しが出来ないことも生じていた。特にロールペーパーが1枚巻きの薄い場合の引出しは、その先端がロール側に貼付いて指先で摘んでスムーズに引出すことが出来ないことも多くあった。
尚、この時、次に使用する人のために、ロールペーパーの先端部を三角形状に折り畳んで蓋体から突出させて見つけ易いように配慮した場合も多々見受けられる。しかし、接触を嫌う昨今では、この行為は間接接触になるので、敬遠されているのが現状である。
【0003】
このため、ロールペーパーの先端が簡単に引出されて誰にでも指先で摘むことが出来るものとして、特開2006−141921号などが提案されている。この構造は、ロールペーパー用のペーパーホルダーの蓋体に横長な貫通穴を設け、ロールペーパーの先端を貫通穴から蓋体の表面に出し、蓋体先端の切刃部によって切断するものであった。
【0004】
しかしながら、特開2006−141921号は、ロールペーパーの先端を指先で摘んで引出すと、ロールペーパーが貫通穴に引掛り易く、且つ、引出す際の抵抗が大きいので、スムーズな引出しが行えず、実用化されていないのが現状である。
このため、ロールペーパーを装着する際やロールペーパーを切断する際に、ペーパーホルダー本体や蓋などに触れずにそれらの操作が行えるロールペーパーホルダーやホルダーカバー等の開発が要望されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−141921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はロールペーパーの装着や切断する際に、ペーパーホルダー本体や蓋などに触れずにそれらの操作が行えると共にロールペーパーの切断が確実にでき、且つ、ロールペーパーの先端を見つけ易くして引出すことが簡単に行えるロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記現状に鑑みて成されたものであり、つまり、板状の基台の先端に切刃部を設け、該基台の後端に押え突起部を設けると共に基台の上面中間に凸部を設け、且つ、その凸部の左右両側に軸部を設け、且つ、その凸部の左右両側に軸部を突出させて構成した刃部材と、板状の上カバーの前部下方に支持板を配置し、上カバーの一方の側面に側板を配置すると共に他方の側面に切欠部を有した側板を配置させ、且つ、切欠部が、側板の前方から後方下部に向かって湾曲する形状に形成され、上カバーの後部両側の下方へ延出させると共にその下部に軸部を有した連結杆を配置して構成した刃部材収納ケースと、から少なくとも構成する。
また前記刃部材収納ケースの上カバーの下面中間に、刃部材の押え突起部が食い込まれるための受部を設けておくと良く、前記切刃部を、上カバーの先端よりも突出させ、且つ、刃部材の後部に錘を設けるのが好ましく、また前記受部として、柔軟材を用いると良い。
【0008】
又、別発明の実施形態として、板状の基台の先端に、複数の突出片が介在されて切刃部を設け、前記基台の後端に押え突起部を設けると共に基台の上面中間に凸部を設け、且つ、その凸部の左右両側に軸部を設け、且つ、その凸部の左右両側に挿入穴が穿設された軸部を設けて構成した刃部材と、上段部と下段部を有した板状の上カバーの前部下方に支持板を配置し、上カバーの一方の側面に側板を配置すると共に他方の側面後部に突起片状の側板を配置させ、前記上カバーの後部両側の下方へ延出させると共にその下部に軸部を有した連結杆が配置されて構成した刃部材収納ケースと、から少なくとも構成する。
また支持板の他端部にロールペーパー用のガイド部を設け、該ガイド部と側板に穴を穿設し、且つ、その穴から軸部の挿入穴に頭付きピンを挿入したものとしても良い。更に刃部材に一端を固着させると共に他端を刃部材収納ケースに配置した板バネが備えられたものとするのが好ましく、しかも、上カバーの上段部の幅が下段部よりも小さく、その上段部が下段部の中央先端部に設けられ、且つ、刃部材と基台の両側から指を入れてロールペーパーの先端を摘み易くなる逃げ部が形成されたものとするのが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
請求項1のように板状の基台(12)の先端に切刃部(11)を設け、前記基台(12)の後端に押え突起部(13)を設けると共に基台(12)の上面中間に凸部(14)を設け、且つ、その凸部(14)の左右両側に軸部(15)を突出させて構成した刃部材(1)と、板状の上カバー(21)の前部下方に支持板(22)を配置し、上カバー(21)の一方の側面に側板(23)を配置すると共に他方の側面に切欠部(24a)を有した側板(24)を配置させ、上カバー(21)の後部両側の下方へ延出させると共に下部に軸部(25a)を有した連結杆(25)を配置した刃部材収納ケース(2)と、から少なくとも構成した本発明品を、ホルダー本体(3)に軸支させると共にホルダー本体(3)の上面に載置して使用すれば、ロールペーパーを装着する際や切断する際に、ペーパーホルダー本体や本発明品に触れずにそれらの操作が行えると共に、ロールペーパーの切断が片手で確実にでき、且つ、ロールペーパーの先端を見つけ易くして引出すことが簡単に行える。特に昨今問題になっている新型コロナウイルスの感染が、トイレ使用時に感染し易いと懸念されているが、本発明品を用いれば、ペーパーホルダー本体や本発明品に対して非接触でロールペーパーの装着や切断が行えるので、トイレ等に於ける新型コロナウイルスの感染防止が可能となる。
【0010】
請求項2のように板状の基台(12)の先端に、複数の突出片(12a)が介在されて切刃部(11)を設け、前記基台(12)の後端に押え突起部(13)を設けると共に基台(12)の上面中間に凸部(14)を設け、且つ、その凸部(14)の左右両側に挿入穴(15a)が穿設された軸部(15)を設けて構成した刃部材(1)と、上段部(21a)と下段部(21b)を有した板状の上カバー(21)の前部下方に支持板(22)を配置し、上カバー(21)の一方の側面に側板(23)を配置すると共に他方の側面後部に突起片状の側板(24)を配置させ、上カバー(21)の後部両側の下方へ延出させると共にその下部に軸部(25a)を有した連結杆(25)を配置させて構成した刃部材収納ケース(2)と、から少なくとも構成した本発明品を、ホルダー本体(3)に軸支させると共にホルダー本体(3)の上面に載置して使用すれば、請求項1と同様な効果が得られる。
【0011】
請求項3に示すように刃部材収納ケース(2)の上カバー(21)の下面中間に、刃部材(1)の押え突起部(13)が食い込まれるための受部(26)を設けることにより、ロールペーパーを押えながら切断出来ると共にロールペーパーが切断された後の戻りがないので、片手でもより確実に切断できる。
【0012】
請求項4に示すように切刃部(11)を、上カバー(21)の先端よりも突出させ、且つ、刃部材(1)の後部に錘(18)を設けることにより、ロールペーパーが切断された後、残されている先端部のロールペーパーを摘み出す際に、指が極めて入り易くなるように広く開口部が設けられているので、ロールペーパーの先端が簡単に摘んで引出すことができる。
【0013】
請求項5のように受部(26)として、ブロック状の柔軟材を用いることにより、受部(26)の製作が簡単で、且つ、ロールペーパーを確実に押えることができる。
【0014】
請求項6のように支持板(22)の他端部にロールペーパー用のガイド部(221)を設け、該ガイド部(221)と側板(23)に穴(221a), (23a)を穿設し、且つ、その穴(221a), (23a)から軸部(15)の挿入穴(15a)に頭付きピン(17)を挿入することにより、刃部材(1)の作動がスムーズに行え、ロールペーパーを引出す操作などが容易に行えるものとなる。
【0015】
請求項7に示すように刃部材(1)に一端を固着させると共に他端を前記刃部材収納ケース(2)に配置した板バネ(16)が備えられることにより、押え突起部(13)によるロールペーパーの押さえが自動的に解除され、切刃部(11)が常時略水平状態となる。このため、ロールペーパーの引出しが容易である。
【0016】
請求項8に示すように上カバー(21)の上段部(21a)の幅を下段部(21b)よりも小さくし、その上段部(21a)が下段部(21b)の中央先端部に設けられ、且つ、前記刃部材(1)と前記基台(12)の両側から指を入れてロールペーパーの先端を摘み易くなる逃げ部(12b)が形成されることにより、ロールペーパーの引出しがより一層容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
図2】本実施形態の分解部品を示す斜視図である。
図3】本実施形態の刃部材と刃部材収納ケースの詳細を示す説明図である。
図4】本発明に於いてロールペーパーが装着される方法を示す説明図である。
図5】本発明品でロールペーパーが切断される方法を示す説明図である。
図6】別発明の実施形態を示す斜視図である。
図7図6の分解部品を示す斜視図である。
図8】別発明に於いてロールペーパーが装着される方法を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施形態を図1図2に基づき説明する。(1)は板状の基台(12)の先端に切刃部(11)を設け、基台(12)の後端に押え突起部(13)を設けると共に基台(12)の上面中間に凸部(14)を設け、且つ、その凸部(14)の左右両側から突出する丸棒状の軸部(15)を設けて構成した合成樹脂製の刃部材であり、該刃部材(1)の押え突起部(13)は上方に突出しており、下方にはバランス用の錘(18)が固着されている。前記切刃部(11)が後述する上カバー(21)の先端よりも突出するように、前記支持板(22)の前側を延出させるのが好ましく[図3(b)参照]、後述する切欠部(24a)側の切刃部(11)は2山前後欠損させておくと、ロールペーパーの装着時に、それが入り易くなると共に、切断時に指が触れにくくなる。又、前記切刃部(11)の材料として軟質な合成樹脂、例えば、ウレタン樹脂やゴム状のものを用いると、切断面がきれいで且つより確実な切断ができる。
【0019】
(2)は、板状の上カバー(21)と、該上カバー(21)の前部下方に配置した略短冊状の支持板(22)と、上カバー(21)の左側の側面に配置した側板(23)と、右側の側面に切欠部(24a)を有した側板(24)と、上カバー(21)の後部両側の下方へ延出させると共に下部に軸部(25a)を有した一対の連結杆(25)と、が少なくともある。また上カバー(21)の下面中間に、押え突起部(13)が係合されるための受部(26)を設けている。前記側板(24)には前方から後方下部に向かって湾曲する切欠部(24a)が形成されており、受部(26)は押え突起部(13)がロールペーパーを食い込ませて固定させるためのものである。前記側板(23),(24)の前部には軸部(15)が挿入される穴(23a),(24b)が穿設されている。また前記受部(26)として、ゴムや弾性を有した発泡樹脂などの柔軟材を用いてブロック状に形成させておくと良い。尚、ホルダー本体(3)としては、ロールペーパーをワンタッチで装着可能なものを用い、刃部材(1)と刃部材収納ケース(2)の材料として、抗菌性の合成樹脂を用いるのが好ましく、これを用いると、感染予防効果がより向上する。
【0020】
図3は本実施形態の刃部材と刃部材収納ケースの詳細を示す図であり、これについて説明する。図3(a)は、切刃部(11)を上カバー(21)の先端よりも突出させて、指が容易に入る充分な空間部を確保したものを示し、図3(b)は、切刃部(11)を余り突出させず、上カバー(21)の先端が、受部(26)の位置まで後方へ引込めて指が入る充分な空間部を確保したものを示す。また図3(c)は、柔軟材でブロック状に形成した受部(26)を示す。これは押え突起部(13)によって食い込まれ、ロールペーパーを固定させるものである。図3(d)は、刃部材(1)の前側に凹部(1a)を設けてロールペーパーがより摘み易くしたものであり、且つ、刃部材(1)の押え突起部(13)をカマボコ状に形成すると共に受部(26)の形状を、カマボコ状の押え突起部(13)より若干大き目なU字状の溝に形成させ、ロールペーパーの食い込みをU字状の溝全体で受け、確実に固定させて、局所に力が片寄らないようにさせるものである。
【0021】
図6図7は別発明の実施形態を示す図であり、これについて説明する。(1)は板状の基台(12)の先端に、複数の突出片(12a)が介在されて切刃部(11)を設け、前記基台(12)の後端に押え突起部(13)を設けると共に基台(12)の上面中間に凸部(14)を設け、且つ、その凸部(14)の左右両端に挿入穴(15a)が穿設された軸部(15)を設けて構成した合成樹脂製の刃部材であり、該刃部材(1)の切刃部(11)と基台(12)の間の両側には、指が入り易いように逃げ部(12b)を設けるのが好ましく、右側の切刃部(11)は2山前後欠損させておくと良い。又、一端を基台(12)に固定すると共に他端を上カバー(21)の下面に当接するように板バネ(16)が備えられ、且つ、前記挿入穴(15a)に挿入して軸の役目を果たす頭付きピン(17)も備えられている。また前記切刃部(11)の材料として軟質な合成樹脂、例えば、ウレタン樹脂やゴム状のものを用いると、切断面がきれいで且つより確実な切断ができる。
【0022】
(2)は、前部が一段高い上段部(21a)と、下段部(21b)と、から成した板状の上カバー(21)と、該上カバー(21)の前部下方に配置した略短冊状の支持板(22)と、上カバー(21)の左側の側面に配置した側板(23)と、上カバー(21)の右側の側面後部に配置した突起片状の側板(24)と、上カバー(21)の後部両側の下方へ延出させると共に下部に軸部(25a)を有した一対の連結杆(25)と、から少なくとも構成されている。
また上カバー(21)の上段部(21a)の幅は下段よりも小さく(狭く)形成されると共に上段部(21a)は、図5図6に示すように下段部(21b)の中央先端部で一体に形成されている。又、支持板(22)の右端には、ロールペーパーをセットし易くするガイド部(221)を設けると共に頭付きピン(17)を挿入する穴(221a)がガイド部(221)に穿設されている。前記側板(23)の前部には、頭付きピン(17)を挿入させるための穴(23a)が穿設されている。尚、前記側板(24)の前方が解放されているので、前記実施形態の切欠部(24a)を設けなくても、該切欠部(24a)と略同一の空間部が確保されている。
【0023】
次に本発明の図3(a)のものを用いて、ロールペーパーが非接触で装着される方法を、図4に基づいて説明する。予め刃部材(1)の軸部(15)を穴(23a),(24b)に挿入して刃部材収納ケース(2)に取付け、且つ、ホルダー本体(3)に刃部材収納ケース(2)の連結杆(25)を取付けておく。更にロールペーパーを装着させておく。先ず、ロールペーパーの先端を(イ)のように引出して持ち上げ、その先端部をホルダー本体(3)の外側、つまり、右側に引出して右側の側板(24)の切欠部(24a)の後部下方、(ロ)の位置から挿入する。そしてロールペーパーの幅全体を刃部材(1)の上方へ配置すると共に、(ハ)の位置にある切刃部(11)の前までロールペーパーの先端部を引出しておく。この結果、ロールペーパーの取付け及びそのセットがトイレットペーパーホルダーと非接触の状態で装着を簡単に行うことができる。この時、片手で装着作業を行うことが可能となる。
尚、この状態で使用するまで待ち、使用する際は、ロールペーパーの先端部を使用長さ分だけ引出せば良い。
【0024】
次に別発明のものを用いて、ロールペーパーが非接触で装着される方法を、図8に基づいて説明する。予め刃部材(1)の軸部(15)の挿入穴(15a)と穴(23a),(221a)を合せ、外側から頭付きピン(17)を挿入して刃部材収納ケース(2)に取付け、且つ、ホルダー本体(3)に刃部材収納ケース(2)の連結杆(25)を取付けておく。更にロールペーパーを装着させておく。先ず、ロールペーパーの先端を(イ)のように引出して持ち上げ、その先端部をホルダー本体(3)の外側、つまり、右側に引出して右側のガイド部(221)と側板(24)の間から挿入する。この時、(ロ)の位置からロールペーパーを持上げながら挿入する。そしてロールペーパーの幅全体を刃部材(1)の上方へ配置すると共に、(ハ)の位置にある切刃部(11)の前までロールペーパーの先端部を引出しておく。この結果、ロールペーパーの取付け及びそのセットがトイレットペーパーホルダーと非接触の状態で装着を簡単に行うことができる。この時、片手で装着作業を行うことが可能となる。
尚、この状態で使用するまで待ち、使用する際は、ロールペーパーの先端部を使用長さ分だけ引出せば良い。
【0025】
次にロールペーパーの先端が切断される時の刃部材(1)の作用を図5に基づいて説明する。尚、本発明品は図3(a)のものを用いた場合で説明する。先ず始めにロールペーパーの先端部を使用長さ分引出して、切刃部(11)で切断する。この時の切断状態を詳細に説明すると、ロールペーパーの先端部を下方に押す。すると、刃部材(1)は軸部(15)を支点として、(a)の状態から(b)になって後方が持ち上げられると共に押え突起部(13)が受部(26)に食い込まれるため、ロールペーパーは押え突起部(13)と受部(26)で挟まれて固定する。従って、ロールペーパーの先端が切刃部(11)で確実に切断される。尚、別発明の場合には押え突起部(13)と上カバー(21)の裏面とでロールペーパーを挟み込んで固定させる。
【0026】
ロールペーパーが切断された後、押え突起部(13)と受部(26)が解放されると、ロールペーパーの切断された先端部は(c)のように凸部(14)の上に載せられ、従来の如きその先端が平らな面に密着せず、ふんわりと載せられるので、その先端が誰にでも直ぐに見つけ出すことができると共に、指が入る充分な開口部が設けられているので、ロールペーパーの先端部は指で容易に摘まめ、使用長さ分を引出すことが容易にできる。
【0027】
尚、本発明は、トイレット用のロールペーパーだけでなく、他の用途のロールペーパーの装着や切断が、装着された器具に非接触で行える。
【符号の説明】
【0028】
1 刃部材
11 切刃部
12 基台
12a 突出片
12b 逃げ部
13 押え突起部
14 凸部
15 軸部
16 板バネ
17 頭付きピン
18 錘
2 刃部材収納ケース
21 上カバー
21a 上段部
21b 下段部
22 支持板
221 ガイド部
221a 穴
23 側板
23a 穴
24 側板
24a 切欠部
25 連結杆
25a 軸部
26 受部
【要約】
【課題】本発明はロールペーパーの装着や切断する際に、ペーパーホルダー本体や本発明品に触れずにそれらの操作が行えると共にロールペーパーの切断が確実にでき、且つ、ロールペーパーの先端を見つけ易くして引出すことが簡単に行えるロールペーパーホルダーに取付ける蓋部材を提供することを目的とする。
【解決手段】板状の基台12の先端に切刃部11を設けると共に基台12の後端に押え突起部13を設け、且つ、基台12の上面中間に凸部14を設け、その凸部14の左右両側に軸部15を突出させて構成した刃部材1と、板状の上カバー21の前部下方に支持板22を配置し、上カバー21の一方の側面に側板23を配置すると共に他方の側面に切欠部24aを有した側板24を配置させ、上カバー21の後部両側の下方へ延出させると共に下部に軸部25aを有した連結杆25を配置して構成した刃部材収納ケース2と、から少なくとも構成する。
【選択図】図1
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図8