特許第6938386号(P6938386)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシーの特許一覧
特許6938386可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス
<>
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000016
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000017
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000018
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000019
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000020
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000021
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000022
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000023
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000024
  • 特許6938386-可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス 図000025
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6938386
(24)【登録日】2021年9月3日
(45)【発行日】2021年9月22日
(54)【発明の名称】可撓性付属部を可撓性フィルムにシールするためのプロセス
(51)【国際特許分類】
   B31B 70/84 20170101AFI20210909BHJP
   B65D 30/02 20060101ALI20210909BHJP
   B29C 65/20 20060101ALI20210909BHJP
   B31B 160/20 20170101ALN20210909BHJP
【FI】
   B31B70/84
   B65D30/02
   B29C65/20
   B31B160:20
【請求項の数】11
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2017-558026(P2017-558026)
(86)(22)【出願日】2016年10月26日
(65)【公表番号】特表2018-533496(P2018-533496A)
(43)【公表日】2018年11月15日
(86)【国際出願番号】US2016058815
(87)【国際公開番号】WO2017075022
(87)【国際公開日】20170504
【審査請求日】2019年10月18日
(31)【優先権主張番号】14/928,572
(32)【優先日】2015年10月30日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502141050
【氏名又は名称】ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100095360
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 英二
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100187964
【弁理士】
【氏名又は名称】新井 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100104282
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 康仁
(72)【発明者】
【氏名】マルコス・ピニ・フランサ
(72)【発明者】
【氏名】ブルーノ・ルファト・ペレイラ
(72)【発明者】
【氏名】ライムンド・ガースナー
(72)【発明者】
【氏名】リャンカイ・マ
【審査官】 日下部 由泰
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第5976300(US,A)
【文献】 特開2008−127058(JP,A)
【文献】 特開2005−313599(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B31B 70/84
B65D 30/02
B29C 65/20
B31B 160/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
A.壁厚(T)を有するベースであって、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーのみからなるベースを有する付属部を提供するステップと、
B.前記ベースを2つの対向する複層フィルム間に配置するステップであって、各複層フィルムが、オレフィン系ポリマーを含むそれぞれのシール層を有する、ステップと、
C.前記ベース及び対向する複層フィルムを対向するシールバー間に位置付けるステップであって、各シールバーが、
(i)前面、
(ii)前記前面から一定距離(x)後ろの凹面であって、第1の端部及び対向する第2の端部を有する前記凹面、および
(iii)各対向する端部の湾曲面であって、前記前面と前記凹面との間に延在し、各々が距離(x)以上の曲率半径(Rc)を有する前記湾曲面
を含む、ステップと、
D.前記ベースを各複層フィルムに熱シールするステップ
を含むプロセス。
【請求項2】
下の式(1)
x=0.8(T)〜1.1(T) (式1)
を満たすシールバーを提供するステップさらに含む、請求項1に記載のプロセス。
【請求項3】
前記ベースの前記エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、115℃〜125℃の融解温度Tm1を有
前記複層フィルムの前記シール層、Tm1よりも10℃〜40℃低い融点Tm2を有するオレフィン系ポリマーを含む、請求項1に記載のプロセス。
【請求項4】
前記対向するシールバーによって、前記ベースを前記エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの少なくとも軟化点の温度まで加熱するステップと、
前記ベースを圧縮するステップと、
前記加熱及び前記圧縮によってコーキングを形成するステップであって、前記コーキングが、前記シール層から融解した融解ポリオレフィン、前記ベースから融解した融解エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される材料を含む、ステップ
さらに含む、請求項1に記載のプロセス。
【請求項5】
各凹面が長さを有し、
前記プロセスが、
前記加熱されたシールバー間で前記ベースを圧縮するステップと、
前記凹面の長さより長い圧縮されたベースの長さ(CBL)を有する圧縮されたベースを形成するステップ
さらに含む、請求項4に記載のプロセス。
【請求項6】
前記圧縮されたベースが、対向する平坦化されたベース端部を有し、
前記プロセスが、
前記対向する湾曲面によって、前記コーキングを、前記平坦化されたベース端部でピンチングするステップと、
原位置ウィングレットを形成するステップ
さらに含む、請求項5に記載のプロセス。
【請求項7】
前記ベースから前記シールバーを後退させるステップと、
前記ベースが反跳し、楕円形断面形状を形成することを可能にするステップ
さらに含む、請求項1に記載のプロセス。
【請求項8】
前記熱シールが、溶接されたベースを形成し、
前記プロセスが、
E.前記溶接されたベースを前記対向するシールバー間に位置付けるステップと、
F.前記溶接されたベースをコールドシールするステップ
さらに含む、請求項1に記載のプロセス。
【請求項9】
前記熱シールが、溶接されたベースを形成し、
前記プロセスが、前記溶接されたベースをインパルスシールするステップさらに含む、請求項1に記載のプロセス。
【請求項10】
前記ベースと前記複層フィルムとの間に密封シールを形成するステップさらに含む、請求項1に記載のプロセス。
【請求項11】
前記対向する複層フィルムが、互いに重ねられ、共通の外周縁を形成し、
前記プロセスが、
前記複層フィルムを前記共通の外周縁に沿ってシールするステップと
可撓性容器を形成するステップと
をさらに含む、請求項1に記載のプロセス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2つの可撓性フィルム間に可撓性付属部をシールするためのプロセスを対象とする。
【0002】
流動性物質の保管及び運搬のための、剛性の注入口を有する可撓性パウチが知られており、これらはしばしば「注入パウチ」と称される。多くの従来の注入パウチは剛性の注入口を利用し、口のベースはウィングレットを有する。各ウィングレットはベースに対して垂直な構造であり、各ウィングレットは口の環状ベースから離れて(対向する方向に)放射状に延在する。ウィングレットは、環状ベースの表面積を増加させて、口と可撓性包装フィルムとの間の接着を促進するために使用される。
【0003】
しかしながら、ウィングレットはそれらを可撓性フィルム包装に効果的にシールするために特殊な熱シールバーを必要とするため、ウィングレットは問題となる。特殊な熱シールバーは、口ベース及びウィングレットの形状と係合する特有の形状を必要とする。更に、熱シールプロセスは、口がフィルム配向と平行に整合することを確実にするために、口とフィルムとの間に正確かつ係合した整合を必要とする。
【0004】
したがって、可撓性パウチの製作は、(1)特殊な熱シール機器の費用、(2)正確なシールバー−ウィングレット整合のための製作休止時間、(3)正確な口−フィルム整合のために必要とされる製作休止時間、(4)不整合による破損率(漏出)、及び(5)注入パウチ製作の各段階で必要とされる品質管理ステップによる非効率が多く存在する。
【0005】
本技術分野は、注入パウチの製作における代替的なプロセスの必要性を認識する。本技術分野は更に、ウィングレットを有する口の製作欠陥を回避する、改善された注入口の必要性を認識する。
【発明の概要】
【0006】
本開示は、注入パウチ用の改善された付属部及び同時に改善された付属部シールを提供する。本付属部は、付属部自体を製作するために使用される材料の量を低減し、また注入パウチ製作プロセスも単純化する。
【0007】
本開示は、プロセスを提供する。一実施形態において、本プロセスは、(A)壁厚(T)を有するベースを備えた付属部を提供することを含む。ベースは、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーを含む。本プロセスは、(B)ベースを2つの対向する複層フィルム間に配置することを含む。各複層フィルムは、オレフィン系ポリマーを含むそれぞれのシール層を有する。本プロセスは、(C)ベース及び対向する複層フィルムを対向するシールバー間に位置付けることを含む。各シールバーは、(i)前面、(ii)前面から一定距離(x)後ろの凹面であって、第1の端部及び対向する第2の端部を有する凹面を含む。各シールバーは、(iii)各対向する端部において湾曲面を含む。湾曲面は、前面と凹面との間に延在する。各湾曲面は、距離(x)以上の曲率半径(Rc)を有する。本プロセスは、(D)ベースを各複層フィルムに熱シールすることを含む。
【0008】
本開示の利点は、薄壁ベースを可能にする、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから形成された付属部である。
【0009】
本開示の利点は、熱シール中の圧縮に耐えるのに十分な統合性、及び熱シール後に開放状態へと跳ね返るのに十分な弾力性を有するベースを提供する、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから形成された付属部である。
【0010】
本開示の利点は、熱シールのために正確なシールバー−ウィングレット整合を必要としない、注入パウチ製作プロセスである。
【0011】
本開示の利点は、剛性注入口用の従来のウィングレットベースにおいて使用されるポリマー材料の量よりも少ないポリマー材料を利用する、注入パウチ用の付属部である。
【0012】
本開示の利点は、ウィングレットを有する口を利用する注入パウチ製作プロセスと比較して、より少ない時間(より高い効率)及びより少ない破損(より高い生産性)を必要とする、注入パウチ製作プロセスである。
【0013】
本開示の利点は、熱シール中、完全に畳まれた後に開放状態へと跳ね返る弾力性を有する可撓性付属部であり、該付属部は、シール層ポリオレフィンと適合するエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから作製される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の実施形態に従う、付属部の斜視図である。
図2】本開示の実施形態に従う、2つの複層フィルム間に挟まれた付属部の立面図である。
図3】本開示の実施形態に従う、熱シール装置の立面図である。
図4】本開示の実施形態に従う、図3の領域4の拡大立面図である。
図5】本開示の実施形態に従う、対向するシールバー間に位置付けられた付属部及び対向する複層フィルムの立面図である。
図6】本開示の実施形態に従う、熱シールプロセスの立面図である。
図7】本開示の実施形態に従う、熱シールプロセスにおける完全に閉鎖されたシールバーの立面図である。
図8】本開示の実施形態に従う、熱シールプロセスにおけるシールバーの開放時の立面図である。
図9】本開示の実施形態に従う、原位置ウィングレットを有する溶接された構成要素の立面図である。
図10】本開示の実施形態に従う、可撓性容器の斜視図である。
【0015】
定義
本明細書における元素周期表に対する全ての言及は、CRC Press,Inc.,2003によって出版され、著作権所有される元素周期表を指すものとする。また、群に対するいかなる言及も、群を番号付けするためのIUPACシステムを使用する、この元素周期表において反映される群に対するものとする。反対のことが述べられているか、文脈から暗に示されているか、または本技術分野で慣習的ではない限り、全ての部及びパーセントは、重量に基づく。米国特許慣行の目的で、本明細書において言及されるいかなる特許、特許出願、または出版物の内容も、特に合成技術の開示、定義(本明細書に提供されるいかなる定義とも矛盾しない程度まで)、及び本技術分野の一般知識に関して、それらの全体がこれにより参照によって組み込まれる(またはそれらの同等の米国版が参照によって同様に組み込まれる)。
【0016】
本明細書に開示される数値範囲は、下限値及び上限値からの、それらを含む全ての値を含む。明示的な値(例えば、1、または2、または3〜5、または6、または7まで)を含む範囲について、任意の2つの明示的な値の間のあらゆる下位範囲(例えば、1〜2、2〜6、5〜7、3〜7、5〜6など)も含まれる。
【0017】
否定する記載、文脈から黙示的、または本技術分野において慣習的でない限り、全ての部及びパーセントは、重量に基づき、全ての試験方法は、本開示の出願日の時点で現行のものである。
【0018】
本明細書で使用される場合、用語「組成物」は、組成物を含む材料の混合物、ならびに反応生成物及び組成物の材料から形成される分解生成物を指す。
【0019】
用語「含む(comprising)」、「含む(including)」、「有する(having)」、及びそれらの派生語は、任意の追加の構成要素、ステップ、または手順が、本明細書で具体的に開示されているかに関わらず、いかなるそれらの存在も除外することを意図するものではない。曖昧さを避けるために、用語「含む」の使用を通じて主張される全ての組成物は、否定する記載がない限り、ポリマーであるかそうではないかに関わらず、いずれの追加の添加剤、アジュバント、または化合物も含み得る。対照的に、用語「から本質的に成る」は、実施可能性に不可欠でないものを除き、任意の次に続く詳説の範囲から、任意の他の構成要素、ステップ、または手順を除外する。用語「から成る」は、具体的に規定または列挙されていない任意の構成要素、ステップ、または手順を除外する。
【0020】
密度は、ASTM D792に従って測定される。
【0021】
弾性回復は、以下のように測定される。一軸張力における応力−歪み挙動は、21℃、300%分-1の変形率で、Instron(商標)万能試験機を使用して測定される。300%の弾性回復は、ASTM D1708微小引張試験片を使用して、300%の歪みまでの負荷、除荷サイクルから決定される。全ての実験の回復パーセントは、負荷がベースラインに戻った時点での歪みを使用して、除荷サイクル後に計算される。回復パーセントは、以下のように定義される。
【0022】
【数1】
【0023】
式中、Efは、周期的負荷で得られた歪みであり、Esは、負荷が除荷サイクル後にベースラインに戻るときの歪みである。
【0024】
本明細書で使用される場合、「エチレン系ポリマー」は、(重合可能モノマーの総量に基づいて)50モルパーセント超の重合エチレンモノマーを含むポリマーであり、任意で、少なくとも1つのコモノマーを含み得る。
【0025】
メルトフローレート(MFR)は、ASTM D1238、条件280℃/2.16kg(g/10分)に従って測定される。
【0026】
メルトインデックス(MI)は、ASTM D1238、条件190℃/2.16kg(g/10分)に従って測定される。
【0027】
ショアA硬度は、ASTM D2240に従って測定される。
【0028】
本明細書で使用される場合、Tmまたは「融点」(プロットされたDSC曲線の形状に関連して、融解ピーク温度とも称される)は典型的には、米国特許第5,783,638号に説明される、ポリオレフィンの融点または融解ピークを測定するためのDSC(示差走査熱量測定)技術によって測定される。2つ以上のポリオレフィンを含む多くの混成物は、1つ以上の融点または融解ピークを有し、多くの個々のポリオレフィンは1つのみの融点または融解ピークを含むことに留意されたい。
【0029】
本明細書で使用される場合、「オレフィン系ポリマー」は、(重合可能モノマーの総量に基づいて)50モルパーセント超の重合オレフィンモノマーを含むポリマーであり、任意で、少なくとも1つのコモノマーを含み得る。オレフィン系ポリマーの非限定的な例としては、エチレン系ポリマー及びプロピレン系ポリマーが挙げられる。
【0030】
「ポリマー」は、同一の種類または異なる種類であるかに関わらず、モノマーを重合することによって調製された化合物であり、重合形態が、ポリマーを成す複数及び/もしくは反復「単位」または「構造単位」を提供する化合物である。したがって、一般的な用語ポリマーは、通常1種類のみのモノマーから調製されるポリマーを指すのに用いられる、用語ホモポリマー、及び通常少なくとも2種類のモノマーから調製されるポリマーを指すのに用いられる、用語コポリマーを包含する。それはまた、全ての形態のコポリマー、例えば、ランダムコポリマー、ブロックコポリマーなども包含する。用語「エチレン/α−オレフィンポリマー」及び「プロピレン/α−オレフィンポリマー」は、それぞれエチレンまたはプロピレンと、1つ以上の追加の重合可能α−オレフィンモノマーとを重合することによって調製される、上に説明するコポリマーを示す。ポリマーはしばしば、1つ以上の特定のモノマー「から作製される」、特定のモノマーもしくはモノマーの種類「に基づく」、または特定のモノマー含有量「を含む」として称されるものの、この文脈において、用語「モノマー」は、非重合種ではなく、特定のモノマーの重合レムナントを指していることが理解されることが留意される。一般的に、本明細書におけるポリマーは、対応するモノマーの重合形態である「単位」を有するに基づくものと称される。
【0031】
「プロピレン系ポリマー」は、(重合可能モノマーの総量に基づいて)50モルパーセント超の重合プロピレンモノマーを含むポリマーであり、任意で、少なくとも1つのコモノマーを含み得る。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本開示は、プロセスを提供する。一実施形態において、本プロセスは、
【0033】
A.壁厚(T)を有するベースであって、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーを含むベースを有する付属部を提供することと、
【0034】
B.ベースを2つの対向する複層フィルム間に配置することであって、各複層フィルムが、オレフィン系ポリマーを含むそれぞれのシール層を有する、配置することと、
【0035】
C.ベース及び対向する複層フィルムを対向するシールバー間に位置付けることであって、各シールバーが、
(i)前面、
(ii)前面から一定距離(x)後ろの凹面であって、第1の端部及び対向する第2の端部を有する、凹面、ならびに
(iii)各対向する端部の湾曲面であって、前面と凹面との間に延在し、各々が距離(x)以上の曲率半径(Rc)を有する、湾曲面、を含む、位置付けることと、
【0036】
D.ベースを各複層フィルムに熱シールすることと、を含む。
【0037】
A.付属部
本プロセスは、付属部10を提供することを含む。付属部10は、図1に示されるようにベース12及び頂部14を有する。付属部10は、1つ以上のポリマー材料(すなわち、混成物)から作製されてもよい。ベース12は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーを含有するか、またはそれから別の様式で形成される。ベース12は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーと1つ以上の追加のポリマーとから成るポリマー混成物から作製されてもよい。エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーと混成するための好適な材料の非限定的な例としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン酢酸ビニル(EVA)、エチレンメチルアクリレート(EMA)、エチレンアクリル酸コポリマー(EAA)、プロピレンホモポリマー、プロピレンコポリマー、プロピレンインパクトコポリマーが挙げられる。
【0038】
代替的に、ベース12は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーのみから作製される。頂部14は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー、他のポリマー、またはこれらの混合物から作製されてもよい。頂部14は、クロージャでの付着に好適な構造(例えば、ねじ山など)を含み得る。
【0039】
ベース12は、楕円形断面形状を有する。一実施形態において、(シールする前の)ベース12の断面形状は、円形または実質的に円形である。
【0040】
一実施形態において、ベース12は、カヌー形ベース及び/またはウィングレットタイプのベースなどの剛性の種類のベースを除外する。
【0041】
一実施形態において、ベースは、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーのみから成るか、またはそれのみから別の様式で形成される。
【0042】
一実施形態において、付属部10全体(ベース12及び頂部14)は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーのみから成るか、またはそれのみから別の様式で形成される。
【0043】
一実施形態において、ベースは、図2に示されるような厚さTを有する壁15を有する。壁厚Tは、0.2mm、または0.3mm、または0.4mm、または0.5mm、または0.6mm、または0.7mm、または0.8mm、または0.9mm、または1.0mmから、1.2mm、または1.5mm、または1.7mm、または1.9mm、または2.0mmまでである。更なる実施形態において、Tは、0.5mm、または0.7mm、または0.8mmから、1.0mm、または1.2mm、または1.5mmまでであり、壁15は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーのみから成る。
【0044】
ベース12は、(完全または部分的に)エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから形成される。用語「エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー」は、重合形態にあるエチレン及び1つ以上の共重合可能α−オレフィンコモノマーを含み、2つ以上の重合モノマー単位の複数のブロックまたは区分が、化学的または物理的特性において異なることを特徴とする。用語「エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー」は、2つのブロック(ジブロック)及び3つ以上のブロック(マルチブロック)を有するブロックコポリマーを含む。用語「インターポリマー」及び「コポリマー」は、本明細書において互換的に使用される。コポリマー中の「エチレン」または「コモノマー」の量を指すとき、これはそれらの重合単位を意味することが理解される。
いくつかの実施形態において、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、以下の式によって表すことができる。
【0045】
【数2】
【0046】
式中、nは、少なくとも1、好ましくは1よりも大きい整数(2、3、4、5、10、15、20、30、40、50、60、70、80、90、100、またはそれ以上など)であり、「A」は、硬質ブロックまたは区分を表し、「B」は、軟質ブロックまたは区分を表す。好ましくは、A及びBは、実質的に分岐鎖または実質的に星形の様式に対して、実質的に直鎖様式または直鎖様式で、連結または共有結合される。他の実施形態において、Aブロック及びBブロックは、ポリマー鎖に沿ってランダムに分布する。換言すると、ブロックコポリマーは、通常以下のような構造は有しない。
AAA−AA−BBB−BB
【0047】
更なる他の実施形態において、ブロックコポリマーは、通常異なるコモノマーを含む第3の種類のブロックは有しない。更なる他の実施形態において、ブロックA及びブロックBの各々は、ブロック中で実質的にランダムに分布するモノマーまたはコモノマーを有する。換言すると、ブロックAまたはブロックBのいずれも、異なる組成物の2つ以上の下位区分(または下位ブロック)(残りのブロックとは実質的に異なる組成物を有する先端区分など)は含まない。
【0048】
好ましくは、エチレンは、ブロックコポリマー全体の大部分のモル分率を構成し、すなわち、エチレンは、ポリマー全体の少なくとも50モルパーセントを構成する。より好ましくは、エチレンは、少なくとも60モルパーセント、少なくとも70モルパーセント、または少なくとも80モルパーセントを構成し、ポリマー全体の実質的残部が、好ましくは3個以上の炭素原子を有するα−オレフィンである少なくとも1つの他のコモノマーを含む。いくつかの実施形態において、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、50モル%〜90モル%のエチレン、または60モル%〜85モル%、または65モル%〜80モル%のエチレンを含み得る。多くのエチレン/オクテンマルチブロックコポリマーについて、組成物は、ポリマー全体の80モルパーセント超のエチレン含有量、及びポリマー全体の10〜15または15〜20モルパーセントのオクテン含有量を含む。
【0049】
エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、様々な量の「硬質」区分及び「軟質」区分を含む。「硬質」区分は、エチレンが、ポリマーの重量に基づいて、最大100重量パーセントまでで、90重量パーセント超、または95重量パーセント、または95重量パーセント超、または98重量パーセント超の量で存在する重合単位のブロックである。換言すると、硬質区分中のコモノマー含有量(エチレン以外のモノマーの含有量)は、ポリマーの重量に基づいて、10重量パーセント未満、または5重量パーセント、または5重量パーセント未満、または2重量パーセント未満であり、ゼロと同等に低くあってもよい。いくつかの実施形態において、硬質区分は、全てまたは実質的に全てのエチレンに由来する単位を含む。「軟質」区分は、コモノマー含有量(エチレン以外のモノマーの含有量)が、ポリマーの重量に基づいて、5重量パーセント超、または8重量パーセント超、10重量パーセント超、または15重量パーセント超である重合単位のブロックである。いくつかの実施形態において、軟質区分中のコモノマー含有量は、20重量パーセント超、25重量パーセント超、30重量パーセント超、35重量パーセント超、40重量パーセント超、45重量パーセント超、50重量パーセント超、または60重量パーセント超であってもよく、最大100重量パーセントまでであってもよい。
【0050】
軟質区分は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー中に、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの総重量の1重量パーセント〜99重量パーセント、またはエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの総重量の5重量パーセント〜95重量パーセント、10重量パーセント〜90重量パーセント、15重量パーセント〜85重量パーセント、20重量パーセント〜80重量パーセント、25重量パーセント〜75重量パーセント、30重量パーセント〜70重量パーセント、35重量パーセント〜65重量パーセント、40重量パーセント〜60重量パーセント、もしくは45重量パーセント〜55重量パーセントで存在し得る。逆に、硬質区分は、類似した範囲で存在し得る。軟質区分重量パーセンテージ及び硬質区分重量パーセンテージは、DSCまたはNMRから得たデータに基づいて計算することができる。そのような方法及び計算は、例えば、Colin L.P.Shan、Lonnie Hazlittらの名において2006年3月15日に出願され、Dow Global Technologies Inc.に付与される、「Ethylene/α−Olefin Block Inter−polymers」と題する米国特許第7,608,668号に開示され、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。具体的には、硬質区分及び軟質区分重量パーセンテージならびにコモノマー含有量は、US7,608,668の57欄〜63欄に説明されるように決定することができる。
【0051】
エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、ペンデントまたはグラフト様式ではなく、好ましくは直鎖様式で接合(または共有結合)された、2つ以上の化学的に異なる領域または区分(「ブロック」と称される)を含むポリマーであり、すなわち、ポリマーは、重合エチレン官能基に関して端々接合された化学物的に分化した単位を含むものである。一実施形態において、ブロックは、組み込まれるコモノマーの量もしくは種類、密度、結晶化度の量、そのような組成物のポリマーに起因し得る結晶子サイズ、立体規則性の種類もしくは程度(アイソタクティックもしくはシンジオタクチック)、位置規則性もしくは位置不規則性、(長鎖分岐もしくは超分岐を含む)分岐の量、均一性、または任意の他の化学的もしくは物理的特性において異なる。連続モノマー付加、流動触媒、またはアニオン重合技術によって製作されるインターポリマーを含む、先行技術のブロックインターポリマーと比較して、本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、一実施形態において、シャトリング剤とそれらの調製において使用される複数の触媒との組み合わせの効果のため、ポリマー多分散性(PDIもしくはMw/MnもしくはMWD)、多分散ブロック長分布、及び/または多分散ブロック数分布の両方の特有の分布を特徴とする。
【0052】
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、連続プロセスで製作され、1.7〜3.5、または1.8〜3、または1.8〜2.5、または1.8〜2.2の多分散指数(Mw/Mn)を持つ。バッチまたはセミバッチプロセスで製作されるとき、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、1.0〜3.5、または1.3〜3、または1.4〜2.5、または1.4〜2のMw/Mnを持つ。
【0053】
更に、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、ポアソン分布ではなくシュルツ・フローリー分布に適合する、PDI(またはMw/Mn)を持つ。本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、多分散ブロック分布及びブロックサイズの多分散分布の両方を有する。これは、改善された、かつ鑑別可能な物理的特性を有するポリマー製品の形成をもたらす。多分散ブロック分布の理論的利益は、Potemkin,Physical Review E(1998)57(6),pp.6902−6912、及びDobrynin,J.Chem.Phvs.(1997)107(21),pp9234−9238において先にモデル化され、述べられている。
【0054】
一実施形態において、本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、高可能性のブロック長の分布を持つ。
【0055】
更なる実施形態において、本開示のエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー、特に連続溶液重合反応器で作製されるものは、高可能性のブロック長の分布を持つ。本開示の一実施形態において、エチレンマルチブロックインターポリマーは、以下を有するものとして定義される。
【0056】
(A)約1.7〜約3.5のMw/Mn、摂氏度での少なくとも1つの融点Tm、及びグラム/立方センチメートルでの密度dを有し、ここで、Tm及びdの数値は、以下の関係に対応する。
【0057】
【数3】
【0058】
または
(B)約1.7〜約3.5のMw/Mnを有し、かつJ/gでの融解熱ΔH、及び最高DSCピークと最高結晶化分析分別(「CRYSTAF」)ピークとの間の温度差として定義される摂氏度でのデルタ量ΔTを特徴とし、ここで、ΔT及びΔHの数値は、以下の関係を有する。
ゼロ超〜最大130J/gのΔHについては、
【0059】
【数4】
【0060】
130J/g超のΔHについては、
【0061】
【数5】
【0062】
ここで、CRYSTAFピークは、累積ポリマーの少なくとも5パーセントを使用して決定され、ポリマーの5パーセント未満が識別可能なCRYSTAFピークを有する場合、CRYSTAF温度は30℃である、または
(C)エチレン/α−オレフィンインターポリマーの圧縮成形フィルムで測定される、300パーセントの歪み及び1回のサイクルでの、パーセントでの弾性回復Reを有し、かつグラム/立方センチメートルでの密度dを有し、ここで、Re及びdの数値は、エチレン/α−オレフィンインターポリマーが架橋相を実質的に含まないときに、以下の関係を満たす。
【0063】
【数6】
【0064】
または
(D)TREFを使用して分別されるときに40℃〜130℃の間で溶出する分子量分画を有し、分画が、同一の温度間で溶出する同等のランダムエチレンインターポリマー分画のモルコモノマー含有量よりも、少なくとも5パーセント高いモルコモノマー含有量を有するという点を特徴とし、ここで、該同等のランダムエチレンインターポリマーは、同一のコモノマーを有し、エチレン/α−オレフィンインターポリマーのメルトインデックス、密度、及び(ポリマー全体に基づく)モルコモノマー含有量の10パーセント以内の、メルトインデックス、密度、及びモルコモノマー含有量を有する、または
(E)25℃での貯蔵弾性率G’(25℃)及び100℃での貯蔵弾性率G’(100℃)を有し、ここで、G’(25℃)対G’(100℃)の比率は、約1:1〜約9:1の範囲内である。
【0065】
エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーはまた、以下も有する。
【0066】
(F)TREFを使用して分別されるときに40℃〜130℃の間で溶出する分子分画を有し、分画が、少なくとも0.5〜最大約1までのブロック指数、及び約1.3よりも大きい分子量分布Mw/Mnを有するという点を特徴とする、または
【0067】
(G)ゼロ超〜最大約1.0までの平均ブロック指数、及び約1.3よりも大きい分子量分布Mw/Mnを有する。
【0068】
本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの調製における使用に好適なモノマーとしては、エチレン及びエチレン以外の1つ以上の追加の重合可能モノマーが挙げられる。好適なコモノマーの例としては、3〜30個の炭素原子、または4〜20個の炭素原子、または4〜10個の炭素原子、または4〜8個の炭素原子の直鎖または分岐鎖のα−オレフィン(プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−l−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン及び1−エイコセンなど)、3〜30個または4〜20個の炭素原子のシクロ−オレフィン(シクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、テトラシクロドデセン、及び2−メチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレンなど)、ジオレフィン及びポリオレフィン(ブタジエン、イソプレン、4−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ペンタジエン、1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,3−ヘキサジエン、1,3−オクタジエン、1,4−オクタジエン、1,5−オクタジエン、1,6−オクタジエン、1,7−オクタジエン、エチリデンノルボルネン、ビニルノルボルネン、ジシクロペンタジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン、4−エチリデン−8−メチル−1,7−ノナジエン、及び5,9−ジメチル−1,4,8−デカトリエンなど)、ならびに3−フェニルプロペン、4−フェニルプロペン、1,2−ジフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、及び3,3,3−トリフルオロ−1−プロペンが挙げられる。
【0069】
エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、米国特許第7,858,706号に説明されるものなどの鎖シャトリングプロセスを介して製作することができ、これは、参照によって本明細書に組み込まれる。具体的には、好適な鎖シャトリング剤及び関連する情報は、16欄39行目から19欄44行目までに列記される。好適な触媒は、19欄45行目から46欄19行目に説明され、好適な共触媒は、46欄20行目から51欄28行目までに説明される。本プロセスは、本文書を通して説明されるが、特に、51欄29行目から54欄56行目までに説明される。本プロセスはまた、例えば、以下、米国特許第7,608,668号、同第7,893,166号、及び同第7,947,793号にも説明される。
【0070】
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、硬質区分及び軟質区分を有し、以下を有するものとして定義される。
【0071】
1.7〜3.5のMw/Mn、摂氏度での少なくとも1つの融点Tm、及びグラム/立方センチメートルでの密度dを有し、ここで、Tm及びdの数値は、以下の関係に対応する。
【0072】
【数7】
【0073】
式中、dは、0.86g/cc、または0.87g/cc、または0.88g/ccから0.89g/ccまでであり、
また
Tmは、80℃、または85℃、または90℃から、95、または99℃、または100℃、または105℃から、110℃、または115℃、または120℃、または125℃までである。
【0074】
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーであり、下の特性(i)〜(ix)のうちの1つ、いくつか、任意の組み合わせ、または全てを有する。
【0075】
(i)80℃、または85℃、または90℃から、95℃、または99℃、または100℃、または105℃から、110℃、または115℃、または120℃、または125℃までの融解温度(Tm)、
【0076】
(ii)0.86g/cc、または0.87g/cc、または0.88g/ccから0.89g/ccまでの密度、
【0077】
(iii)50〜85重量%の軟質区分及び40〜15重量%の硬質区分、
【0078】
(iv)軟質区分中、10モル%、または13モル%、または14モル%、または15モル%から、16モル%、または17モル%、または18モル%、または19モル%、または20モル%までのオクテン、
【0079】
(v)硬質区分中、0.5モル%、または1.0モル%、または2.0モル%、または3.0モル%から、4.0モル%、または5モル%、または6モル%、または7モル%、または9モル%までのオクテン、
【0080】
(vi)1g/10分、または2g/10分、または5g/10分、または7g/10分から、10g/10分、または15g/10分から、20g/10分までのメルトインデックス(MI)、
【0081】
(vii)65、または70、または71、または72から、73、または74、または75、または77、または79、または80までのショアA硬度、
【0082】
(viii)ASTM D1708に従って測定される、21℃、300%分-1の変形率での、50%、または60%から、70%、または80%、または90%までの弾性回復(Re)、ならびに
【0083】
(ix)ブロックの多分散分布及びブロックサイズの多分散分布。
【0084】
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーである。
【0085】
本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、本明細書に開示される2つ以上の実施形態を含み得る。
【0086】
一実施形態において、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーは、米国ミシガン州ミッドランドのThe Dow Chemical Companyより入手可能であるINFUSE(商標)の商品名で販売される。更なる実施形態において、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーは、INFUSE(商標)9817である。
【0087】
一実施形態において、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーは、INFUSE(商標)9500である。
【0088】
一実施形態において、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーは、INFUSE(商標)9507である。
【0089】
B.複層フィルム
本プロセスは、付属部ベースを2つの対向する複層フィルム間に配置することを含む。ベース12は、図2に示されるように、2つの対向する複層フィルム、複層フィルム16と複層フィルム18との間に配置されるか、または別の様式で位置付けられる。各複層フィルムは、オレフィン系ポリマーを含有するそれぞれのシール層を有する。
【0090】
一実施形態において、各複層フィルムは、可撓性であり、少なくとも2つまたは少なくとも3つの層を有する。可撓性複層フィルムは、弾力性、可撓性、変形可能、かつ柔軟である。各複層フィルムの構造及び組成物は、同一であっても、異なってもよい。例えば、2つの対向する複層フィルムの各々は、各ウェブが特有の構造及び/もしくは特有の組成物、仕上がり、または印刷を有する、別個のウェブから作製されてもよい。代替的に、各複層フィルムは、同一の構造及び同一の組成物であってもよい。
【0091】
一実施形態において、各複層フィルム16、18は、同一の構造及び同一の組成物を有する可撓性複層フィルムである。
【0092】
各可撓性複層フィルム16、18は、(i)共押出複層構造、もしくは(ii)積層物、または(i)及び(ii)の組み合わせであってもよい。一実施形態において、各可撓性複層フィルム16、18は、少なくとも3つの層、つまり、シール層、外部層、及びその間の結合層を有する。結合層は、シール層を外部層に接合する。可撓性複層フィルムは、シール層と外部層との間に配設された1つ以上の任意の内部層を含んでもよい。
【0093】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、少なくとも2つ、または3つ、または4つ、または5つ、または6つ、または7つから、8つ、または9つ、または10、または11、またはそれ以上の層を有する、共押出フィルムである。例えば、フィルムを構築するために使用されるいくつかの方法は、キャスト共押出法またはブロー共押出法によるもの、接着積層、押出積層、熱積層、及び蒸着などのコーティングである。これらの方法の組み合わせもまた、可能である。フィルム層は、ポリマー材料に加えて、包装産業において一般的に使用される安定剤、スリップ添加剤、粘着防止添加剤、加工助剤、清澄剤、核剤、顔料または着色剤、ならびに充填剤及び補強剤などの添加剤を含んでもよい。好適な感覚受容特性及びまたは光学特性を有する添加剤及びポリマー材料を選択することが特に有用である。
【0094】
シール層は、フィルムを互いにシールすることができ、付属部をシールすることができる材料である。シール層用の好適なポリマー材料の非限定的な例としては、オレフィン系ポリマー(直鎖もしくは分岐鎖の任意のエチレン/C−C10α−オレフィンコポリマーを含む)、プロピレン系ポリマー(プラストマー及びエラストマー、ランダムプロピレンコポリマー、プロピレンホモポリマー、ならびにプロピレンインパクトコポリマーを含む)、エチレン系ポリマー(プラストマー及びエラストマー、高密度ポリエチレン(「HDPE」)、低密度ポリエチレン(「LDPE」)、直鎖低密度ポリエチレン(「LLDPE」)、中密度ポリエチレン(「MDPE」)、エチレン−アクリル酸もしくはエチレン−メタクリル酸、及びそれらの亜鉛塩、ナトリウム塩、リチウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩とのイオノマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー)、ならびにこれらの混成物が挙げられる。
【0095】
外部層用の好適なポリマー材料の非限定的な例としては、積層用の二軸または単軸配向フィルム及び共押出フィルムを作製するのに使用されるものが挙げられる。いくつかの非限定的なポリマー材料の例は、二軸配向ポリエチレンテレフタレート(OPET)、単軸配向ナイロン(MON)、二軸配向ナイロン(BON)、及び二軸配向ポリプロピレン(BOPP)である。構造的利益のためのフィルム層の構築において有用な他のポリマー材料は、ポリプロピレン(プロピレンホモポリマー、ランダムプロピレンコポリマー、プロピレンインパクトコポリマー、及び熱可塑性ポリプロピレン(TPO)など、プロピレン系ポリマー(例えば、VERSIFY(商標)またはVISTAMAX(商標))など)、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6,66、ナイロン6,12、ナイロン12など)、ポリエチレンノルボルネン、環状オレフィンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリエステル、コポリエステル(PETGなど)、セルロースエステル、ポリエチレン及びDOWLEX(商標)などのエチレンオクテンコポリマー系のHDPEなどの、またはLLDPEなどのエチレンのコポリマー、これらの混成物、ならびにこれらの複層の組み合わせである。
【0096】
結合層用の好適なポリマー材料の非限定的な例としては、エチレン酢酸ビニル(「EVA」)などの官能化エチレン系ポリマー;任意のポリエチレン、エチレンコポリマー(例えば、TDDCより販売されるDOWLEX(商標)LLDPEもしくはELITE(商標)エンハンストポリエチレン)、もしくはポリプロピレンなどのポリオレフィンにグラフトされた無水マレイン酸を有するポリマー;及びエチレンメチルアクリレート(「EMA」)などのエチレンアクリレートコポリマー;グリシジル含有エチレンコポリマー;ともにThe Dow Chemical Companyより入手可能である、INTUNE(商標)(PP−OBC)及びINFUSE(商標)(PE−OBC)などのプロピレン及びエチレン系オレフィンブロックコポリマー(OBC);ならびにこれらの混成物が挙げられる。
【0097】
可撓性複層フィルムは、構造的統合性に寄与するか、または特定の特性を提供し得る追加の層を含んでもよい。追加の層は、直接的手段によって、または隣接するポリマー層に対する適切な結合層を使用することによって追加されてもよい。剛性または乳白度などの追加の機械的性能を提供し得るポリマー、及び気体バリア特性または化学物質耐性を提供し得るポリマーが、この構造に追加されてもよい。
【0098】
任意のバリア層用の好適な材料の非限定的な例としては、塩化ビニリデンと、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、または塩化ビニルとのコポリマー(例えば、The Dow Chemical Companyより入手可能なSARAN(商標)樹脂)、ビニルエチレンビニルアルコール(EVOH)、金属箔(アルミニウム箔など)が挙げられる。代替的に、積層物複層フィルムにおいて使用されるとき、BON、OPET、またはOPPなどのフィルム上の蒸着アルミニウムまたは酸化シリコンなどの修正ポリマーフィルムが、バリア特性を得るために使用されてもよい。
【0099】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、LLDPE(商品名DOWLEX(商標)(The Dow Chemical Company)で販売)、シングルサイトLLDPE(m−LLDPE)、または実質的に直鎖もしくは直鎖のプラストマーもしくはエラストマー、例えば、商品名AFFINITY(商標)プラストマーもしくはELITE(商標)エンハンストポリエチレン(The Dow Chemical Company)で販売されるポリマー、例えば、エチレン酢酸ビニル(EVA)、エチレンエチルアクリレート(EEA)、プロピレン系プラストマーもしくはエラストマー、例えば、VERSIFY(商標)(The Dow Chemical Company)、グラフトオレフィン系ポリマー(MAH−グラフト)、及びこれらの混成物から選択されるシール層を含む。任意の結合層は、エチレン系オレフィンブロックコポリマーPE−OBC(INFUSE(商標)として販売)またはプロピレン系オレフィンブロックコポリマーPP−OBC(INTUNE(商標)として販売)のいずれかから選択される。外部層は、25℃から、30℃、または40℃、またはシール層におけるポリマーの融点よりも高い融点Tmを有する50重量%超の樹脂を含み、外部層ポリマーは、AFFINITY(商標)プラストマー、LLDPE(DOWLEX(商標))、VERSIFY(商標)プロピレン系ポリマー、もしくはVISTAMAX、ELITE(商標)エンハンストポリエチレン、MDPE、HDPE、またはプロピレンホモポリマー、プロピレンインパクトコポリマー、もしくはTPOなどのプロピレン系ポリマーなどの樹脂から選択される。
【0100】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは共押出される。
【0101】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、LLDPE(商品名DOWLEX(商標)(The Dow Chemical Company)で販売)、シングルサイトLLDPE(m−LLDPE)、または実質的に直鎖もしくは直鎖のオレフィンプラストマーもしくはエラストマー、例えば、商品名AFFINITY(商標)もしくはELITE(商標)(The Dow Chemical Company)で販売されるポリマー、プロピレン系プラストマーもしくはエラストマー、例えば、VERSIFY(商標)(The Dow Chemical Company)、グラフトオレフィン系ポリマー(MAH−グラフト)、及びこれらの混成物から選択されるシール層を含む。可撓性複層フィルムはまた、ポリアミドである外部層も含む。
【0102】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、共押出フィルムまたは積層フィルムであり、シール層は、直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーなどのエチレン系ポリマー、または55℃〜115℃のTm、及び0.865〜0.925g/cm、もしくは0.875〜0.910g/cm、もしくは0.888〜0.900g/cmの密度を有する、エチレンと、1−ブテン、1−ヘキセン、もしくは1−オクテンなどのアルファ−オレフィンモノマーとの、シングルサイト触媒された直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーから成る。外部層は、HDPE、LLDPE、OPET、OPP(配向ポリプロピレン)、BOPP、ポリアミド、及びこれらの組み合わせから選択される材料から成る。
【0103】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、少なくとも5つの層を有する共押出フィルムまたは積層フィルムであり、共押出フィルムは、直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーなどのエチレン系ポリマー、またはエチレンと、1−ブテン、1−ヘキセン、もしくは1−オクテンなどのアルファ−オレフィンコモノマーとの、シングルサイト触媒された直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーから成るシール層を有し、エチレン系ポリマーは、55℃〜115℃のTm、及び0.865〜0.925g/cm、もしくは0.875〜0.910g/cm、もしくは0.888〜0.900g/cmの密度を有し、最外層は、HDPE、LLDPE、OPET、OPP(配向ポリプロピレン)、BOPP、ポリアミド、及びこれらの組み合わせから選択される材料から成る。
【0104】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、少なくとも7つの層を有する共押出フィルムまたは積層フィルムである。シール層は、直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーなどのエチレン系ポリマー、またはエチレンと、1−ブテン、1−ヘキセン、もしくは1−オクテンなどのアルファ−オレフィンコモノマーとの、シングルサイト触媒された直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーから成り、エチレン系ポリマーは、55℃〜115℃のTm、及び0.865〜0.925g/cm、または0.875〜0.910g/cm、または0.888〜0.900g/cmの密度を有する。外部層は、HDPE、LLDPE、OPET、OPP(配向ポリプロピレン)、BOPP、ポリアミド、及びこれらの組み合わせから選択される材料から成る。
【0105】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、エチレン系ポリマーを含有する少なくとも2つの層を有する共押出された(もしくは積層された)5層のフィルム、または共押出された(もしくは積層された)7層のフィルムである。エチレン系ポリマーは、各層が同一であっても、異なってもよい。
【0106】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、HDPE、LLDPE、OPET、OPP(配向ポリプロピレン)、BOPP、及びポリアミドから選択される材料を含有する少なくとも1つの層を有する共押出された(もしくは積層された)5層の、または共押出された(もしくは積層された)7層のフィルムである。
【0107】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、OPETもしくはOPPを含有する少なくとも1つの層を有する共押出された(もしくは積層された)5層の、または共押出された(もしくは積層された)7層のフィルムである。
【0108】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、ポリアミドを含有する少なくとも1つの層を有する共押出された(もしくは積層された)5層の、または共押出された(もしくは積層された)7層のフィルムである。
【0109】
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、エチレン系ポリマー、つまり直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマー、または90℃〜106℃のTmを有する、エチレンと、1−ブテン、1−ヘキセン、もしくは1−オクテンなどのアルファ−オレフィンモノマーとの、シングルサイト触媒された直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーから成るシール層を有する7層の共押出(または積層)フィルムである。外部層は、170℃〜270℃のTmを有するポリアミドである。フィルムは、40℃〜200℃のΔTmを有する。フィルムは、シール層内のエチレン系ポリマーとは異なる、第2のエチレン系ポリマーから成る内部層(第1の内部層)を有する。フィルムは、外部層内のポリアミドと同一またはそれとは異なるポリアミドから成る内部層(第2の内部層)を有する。7層のフィルムは、100マイクロメートル〜250マイクロメートルの厚さを有する。
【0110】
C.シールバー
本プロセスは、ベース及び対向する複層フィルムを、対向する加熱されたシールバー間に位置付けることを含む。図2は、複層フィルム16と複層フィルム18との間に位置するベース12を示す。複層フィルム16は、シール層16a及び最外層16bを有する。同様に、複層フィルム18は、シール層18a及び最外層18bを有する。図2は2つの層を有する各複層フィルム16、18を示すが、各複層フィルムが2つ、または3つ、または4つ、または5つ、または6つから、7つ、または8つ、または9つ、または10、または11、またはそれ以上の層を有し得ることが理解される。ベース12は、複層フィルム16と複層フィルム18との間に位置するか、または別の様式で「挟まれる」。フィルム−ベース−フィルムサンドイッチは、フィルム−ベース−フィルムサンドイッチが対向するシールバー、つまりシールバー20とシールバー22との間に位置付けられる熱シール装置19(図3)内に位置する。シールバー20は、シールバー22に対向する。熱シール装置19は、熱シール手順を実行するために、(i)シールバーの加熱、(ii)シールバー20、22を互いから接離可能にさせるのに好適な構造及び機構を含む。
【0111】
図4は、図3の領域4の拡大図である。図4において、各シールバー20、22は、それぞれの前面24a、24b、それぞれの凹面26a、26b、ならびにそれぞれの湾曲面28、30(シールバー20用)及び湾曲面32、34(シールバー22用)を含む。湾曲面28は、凹面26aの第1の端部と前面24aの第1の端部との間に延在する(シールバー20用)。湾曲面30は、凹面26aの第2の端部と前面24aの第2の端部との間に延在する。
【0112】
同様に、湾曲面32は、凹面26bの第1の端部と前面24bの第1の端部との間に延在する(シールバー22)。湾曲面34は、凹面26bの第2の端部と前面24bの第2の端部との間に延在する。
【0113】
各凹面は、それぞれの前面の後ろに置かれるか、または別の様式で位置する。図4は、熱シールバー22の前面24bから一定距離(x)後ろの凹面26bを示す。図4はシールバー22についての距離(x)のみを示すが、シールバー20が前面24aと凹面26aとの間に同様の距離(x)を有することが理解される。
【0114】
距離(x)及びベースの壁厚Tは、相互に関連する。式1は、距離(x)とベースの壁厚Tとの関係を説明する。
【0115】
【数8】
【0116】
各湾曲面28、30、32、34は、曲率半径を有する。「曲率半径」つまり「Rc」は、シールバーの湾曲面に嵌合する虚円の半径である。換言すると、シールバーの湾曲面は虚円によって取り囲まれる局部断面であり、虚円は半径を有する。虚円の半径が曲率半径である。
【0117】
図4は、湾曲面32の曲率半径36を示す。図4は湾曲面32の曲率半径のみを示すが、その他の湾曲面28、30、及び34が同様の曲率半径を有することが理解される。Rcは、距離(x)以上の値(ミリメートル、mm)を有する。一実施形態において、Rcは、距離(x)、(すなわち1(x))、または1.1(x)から、1.2(x)、または1.3(x)から、1.5(x)、または1.7(x)、または1.9(x)、または2.0(x)までの値を有する。
【0118】
各湾曲面28、30、32、34のRcは、同一であっても、異なってもよい。一実施形態において、各湾曲面のRcは同一である。
【0119】
一実施形態において、各湾曲面のRcは同一であり、Rcの値は距離(x)(mm)に等しい。
【0120】
図5に示されるように、本プロセスは、ベース12及び対向する複層フィルム16、18を、対向するシールバー20、22の間に位置付けることを含む。シールバー20及び22は加熱され、本プロセスは、ベース12が複層フィルム16と複層フィルム18との間に挟まれた状態で、ベースを複層フィルムにシールすることを含む。
【0121】
シールバー20、22は、複層フィルム16、18及びベース12に衝突するか、または別の様式でそれらを圧縮もしくは平坦化するように閉鎖される(図6の対向する矢印Aで示されるように)。対向するシールバー20、22によって与えられる圧縮力及び熱は同時に、(i)ベース12を平坦化するか、または別の様式で変形させ、(ii)各複層フィルム16、18のシール層をベース12の外部表面に対して圧縮し、(iii)シール層中のエチレン系ポリマーを融解し、(iv)ベース12中に存在するエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーのうちの少なくともいくらかを軟化及び/または融解させ、(v)(a)ベースのエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー、(b)シール層のエチレン系ポリマー、または(c)(a)及び(b)の組み合わせから成る流動性コーキング37を形成し、(vi)上部部分/下部部分38a、38bをフィルム16、18のそれぞれのシール層に溶接する。
【0122】
ベース12が平坦化されるにつれて、複層フィルム16、18及びベース12は、閉鎖シールバー20、22間の体積を充填する。図7において、シールバー20、22は完全閉鎖状態にあり、ベース壁15の頂部側38aがベース壁の対向する底部側38bに接触するようにベース12は完全に圧縮される。完全に圧縮されると、平坦化されたベース12は、凹面の長さ(つまり「RSL」)である長さCより長い、圧縮されたベースの長さ(つまり「CBL」)である長さB(図7)を有する。
【0123】
一実施形態において、CBLは、RSLの長さより0.2mm、または0.5mm、または0.7mm、または1.0mmから、1.2mm、または1.5mmまで長くある。
【0124】
一実施形態において、CBLは、RSLの長さ(ミリメートル)より、1.02、または1.03、または1.04から、1.05、または1.06、または1.07、または1.08、または1.09、または1.10、または1.20、または1.30、または1.40、または1.50倍長くある。
【0125】
図7において、平坦化されたベース端部40a、40bは、凹面の長さ(RSL)である距離Cを超えて、それぞれの距離D及びE分延在する。シールバー20、22が完全に閉鎖された状態で、湾曲部28、30、32、34はベースの中心に向かって内方へ突出し、湾曲部はフィルム上及び平坦化されたベース端部40a、40b上に追加の力を与える。フィルム及び平坦化されたベース端部へのこの追加の力は、ベースの中心からコーキング37を押しやる。
【0126】
シールバー20、22が完全に閉鎖される場合、式(1)(x=0.8〜1.1(T))は、凹部の幅Fが1.6(x)〜2.2(x)であることを示す。しかしながら、各複層フィルムの厚さは、全体の材料の体積を幅Fにおける凹部の体積より大きくする。したがって、湾曲面からの突出する力がコーキング37を外方へ押しだす。湾曲面28、30、32、34は、シールバーが閉鎖状態(すなわち、幅F)にあるときに全ての間隙を完全に充填し、凹部の体積を完全に充填するように、コーキング37をピンチングしてコーキング37を移動させる。突出する湾曲面によるピンチングは、融解された柔軟なベース端部40a、40b及び複層フィルムのシール層を変形させ、コーキング37を原位置ウィングレット44及び46へと成形する(図8)。
【0127】
熱シールステップは、図6及び7に示されるように、各複層フィルム16、18を、ベース12のそれぞれの上部部分38a及び下部部分38bに接合するか、または別の様式で溶接することを含む。
【0128】
一実施形態において、本プロセスは、
【0129】
(i)ベースには、115℃〜125℃の融解温度Tm1を有する、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーまたはエチレン/C−Cα−オレフィンコポリマーを選択することと、
【0130】
(ii)シール層には、融解温度Tm2が、Tm1よりも10℃〜40℃低くあるように、Tm2を有するオレフィン系ポリマーを選択することと、を含む。
【0131】
一実施形態において、Tm2は、Tm1よりも10℃、または15℃、または20℃から、25℃、または30℃、または35℃、または40℃まで低くある。
【0132】
一実施形態において、各シール層は、ベース12中のエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーのTm1よりも10℃〜40℃低いTm2を有する、エチレン/C−Cα−オレフィンコポリマーから形成される。フラットシールバー20、22は、シール層のエチレン系ポリマーの融解温度(Tm2)超、かつベース12の融解温度Tm1以下の温度まで(またはエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの少なくとも軟化温度まで)加熱される。対向するシールバー20、22によって与えられる圧縮力及び熱は同時に、(i)ベース12を平坦化するか、または別の様式で変形させ、(ii)各複層フィルム16、18のシール層をベース12の外部表面に対して圧縮し、(iii)平坦化されたベース端部40a、40bを(湾曲面28、30、32、34によって)ピンチングしてコーキング37ならびに原位置ウィングレット44及び46を形成し、(iv)上部部分/下部部分38a、38bをフィルム16、18のそれぞれのシール層に溶接する。
【0133】
閉鎖されたシールバー20、22の圧縮力及び加熱は、湾曲面28、30、32、34によって与えられるピンチング力とともに、流動性コーキング37を、ベース12の外部表面から離れて移動させるか、または別の様式で流動させ、複層フィルム16、18とベース12との間の任意の介在間隙を充填する。
【0134】
一実施形態において、シールステップは、以下のシール条件のうちの1つ、いくつか、または全てを伴う。
【0135】
(i)130℃、または140℃、または150℃、または160℃、または170℃から、180℃、または190℃、または200℃までの温度、
【0136】
(ii)10ニュートン(N)/cm、または20N/cm、または30N/cmから、40N/cmまで、50N/cmまでの圧力(またはシール力)、及び
【0137】
(iii)0.1秒、または0.5秒、または0.75秒、または1.0秒、または2.0秒、または3.0秒、または4.0秒、または5.0秒から、6.0秒、または7.0秒、または8.0秒、または9.0秒、または10秒までの期間(シール時間もしくは滞留時間)の、(i)及び/または(ii)の適用。
【0138】
本プロセスは、閉鎖されたシールバー20、22を開放し、それによって、ベース12及び複層フィルム16、18から圧縮力(及びピンチング力)を除去し、熱を除去することを含む。図8において、矢印Oは、シールバー20、22の開放及びベース12からの圧縮力の除去を示す。閉鎖されたシールバー20、22が開放されるとき、ベース12中のエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーによって提供される弾性は、ベース12が、図7の圧縮及び平坦化された構成から反跳するか、または別の様式で跳ね返り、図8に示されるような開放状態へと戻ることを可能にする。ベース12の反跳運動は、図8の矢印Gによって示される。反跳によって、ベース壁15の対向する内部部分は互いから離れて移動し、上部ベース部分38aはもはや下部ベース部分38bには接触していない。ベース12の内部は、それ自体にはシールされない。図8〜9に示されるようなシールステップ後、反跳によって、ベース12は楕円形断面形状へと回復し、開放する。
【0139】
一実施形態において、平坦化後のベース12は、図9に示されるような円形または楕円形のいずれかの断面Hを有し得る。出願者は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成り、0.2mm〜2.0mmの壁15の厚さを有するベース12が、完全に畳まれている間にひび割れ、亀裂、または破損などの損傷なく、ベース12が圧縮力に耐えることを可能にし、更に有利に、シールバー20、22の開放時に開放構成へと跳ね返るか、または別の様式で反跳するのに十分な弾性を有することを見出した。
【0140】
シールバー20、22を開放することで、図9に示されるような溶接されたベース42を形成する。溶接されたベース42は、上部部分38aでベース12に溶接された複層フィルム16、下部部分38bでベース12に溶接された複層フィルム18、シール層が互いに直接接触する場所で互いに溶接された複層フィルム16、18を含む。溶接されたベース42はまた、原位置ウィングレット44及び46を含む。冷却時に、コーキング37は凝固し、原位置ウィングレット44、46を形成する。原位置ウィングレット44、46は、フィルムとベースとの間の任意の間隙を完全に充填し、ベース12と複層フィルム16、18との間に密封シールを形成する。本明細書で使用される場合、「原位置ウィングレット」は、ベース12の延伸部である構造であり、原位置ウィングレットは、(ベースの)エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成る流動性コーキング(コーキング37)のポリマー凝固である。コーキング37はベース12及び複層フィルム16、18が加熱下で平坦化されるときに作り出され、かつコーキング37は突出する湾曲面28、30、32、34によってピンチングされ、成形される。コーキング37は、湾曲面28、30、32、34のピンチングに供したときに凝固する。原位置ウィングレットは、(i)(ベース12の)エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー、または(ii)エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーと(シール層の)オレフィン系ポリマー(エチレン/C−Cα−オレフィンコポリマー)との混成物から成るか、またはそれから別の様式で形成される。このようにして、湾曲部28、30、32、及び34は、シールプロセス中、ウィングレット44、46を原位置で形成する。
【0141】
一実施形態において、本プロセスは、それぞれの長さI及びJを有するウィングレット44及びウィングレット46を形成することを含む。長さI及びJは、図9に示されるように、0.5mm、または1.0mm、または2.0mm、または3.0mm、または4.0mm、または5.0mmまでであり得る。
【0142】
凹面(26a、26b)の端部にほとんどまたは全く曲率が存在しないことは、凹面の長さ(距離C)が圧縮されたベースの長さ(距離B)より短いため、平坦化されたベース端部での過度な限局性の圧力をもたらす。全く曲率がない状態では、凹面の鋭い端部が非常に高い圧力を適用し、平坦化されたベース端部を「ギロチン効果」でクリップする。湾曲面についてあまりにも大きいRc(xの倍数)は、ベース材料の融解及び流動エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの空きスペースを残し、シールの体積における間隙(すなわち、シールバーが完全に閉鎖されるときの体積、距離F)をもたらし、漏出の原因となる。出願者は、Rc=1x−2xであるとき、凹面の長さはバランスの保たれたピンチングを提供し、有利に原位置ウィングレットへと融解エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーを変形させ、成形することを見出した。
【0143】
D.コールドシール
本プロセスは、溶接されたベース42をコールドシールする任意のステップを含み得る。溶接されたベース42は、シールバー20、22間の適所に残る。シールバー20、22は、溶接されたベース42を閉鎖し、圧縮する。コールドシールプロセスは、シールバー20、22が溶接されたベース上で閉鎖し、それを圧縮する熱シールステップと同様である。コールドシールステップでは、シールバー20、22は、熱シールステップでの温度より低い温度にある。
【0144】
コールドシールは、小さいまたは微細な介在間隙が複層フィルム16、18とベース12との間に存在しないことを確実にする。コールドシールは、コーキングの凝固を促進させて原位置ウィングレットを形成する。コールドシールはまた、溶接されたベースに存在する任意のしわを低減または除去して溶接されたベース42の視覚性も改善する。
【0145】
一実施形態において、(対向するシールバー20、22による)コールドシールステップは、以下のシール条件のうちの1つ、いくつか、または全てを含む。
【0146】
(i)18℃、または20℃、または22℃から、25℃、または30℃までの温度、
【0147】
(ii)10N/cmから、20N/cm、または30N/cmまで、40N/cmまで、50N/cmまでの圧力(またはシール力)、
【0148】
(iii)0.1秒、または0.5秒、または1.0秒、または2.0秒、または3.0秒、または4.0秒、または5.0秒から、6.0秒、または7.0秒、または8.0秒、または9.0秒、または10秒までの期間(シール時間もしくは滞留時間)の、(i)及び/または(ii)の適用。
【0149】
E.他のシール
一実施形態において、本プロセスは、溶接されたベースをインパルスシールすることを含む。インパルス熱シール装置は典型的に2つの加熱要素(1つは頂部バー上、1つは底部バー上)を有し、加熱要素は典型的にシールバーと離型フィルムまたはファブリックとの間に配置されるニクロム(ニッケルクロム合金)から作製される。
【0150】
一実施形態において、ニクロムバンド(6mm、または10mmから、15mm、または20mmまでの幅を有する)は、本明細書に記載のシールバー20、22の正確な寸法を適用するように、凹面を有するシールバー(図4参照)の形状に適合するように成形される。代替的に、ニクロムバンドは別個の加熱区間によって構成られ、1つの区間はシールバーの凹部領域にあり、他の区間はシールバーの前面にある。ニクロムバンドにより、シールバーの加熱に十分な供給に区間ごとに分けられ、シーリングに作用する。ニクロムバンドの加熱は、連続的であっても断続的であってもよい。いずれの実施形態についても、加熱要素は連続的には加熱されず、電流が流れるときのみ熱が発生する。溶接されたベースは、シールバー間のインパルス熱シール装置内に配置される。シールバーは、典型的に10N/cm〜50N/cmの圧力に対して閉鎖され、電流は特定の時間(ホットバーシールと同様の0.1秒〜最大3秒、または10秒などより長い時間)加熱要素を加熱して、熱シールを形成するために必要な温度を作り出す。加熱停止後、シールバーは適所で閉鎖されたままとどまり、それによって、溶接されたベースを冷却する。冷却水をシールバーに通すことが、シールバーの冷却時間を低減するために使用される場合がある。インパルスシールプロセスは、シール及びウィングレットが溶着するか、または別の様式で凝固することを可能にし、その部分を次の製作段階に移動させる前に、溶接されたベースへの任意の潜在的損傷を防止する。溶接されたベースとウィングレットとの凝固の徹底は、密封シールを作製するために有利である。
【0151】
F.可撓性容器
本プロセスは、可撓性容器を形成することを含む。対向する複層フィルム16、18は、互いに重ねられ、図10に示されるように共通の外周縁50を形成する。本プロセスは、複層フィルム16、18を共通の外周縁に沿ってシールし、可撓性容器52を形成することを含む。共通の外周縁50に沿ったシールの形成は、熱シールステップの前、その間、またはその後に発生し得る。本プロセスは、ベース12と複層フィルム16及び18との間の密封シール54、ならびに複層フィルム16、18間の密封シールを形成する。
【0152】
熱シール中に付属部に与えられる熱及び応力は、付属部を作製するために使用され得る材料を限定する。低弾性ポリオレフィン(例えば、LDPE、HDPE)から成る付属部は粉砕し、亀裂が入り、破損し、使用することができない。ポリオレフィンエラストマー(例えば、ENGAGEまたはVERSIFYエラストマー)から成る付属部は変形を呈することができるが、十分には回復しないか、または溶接で閉じられる。架橋エラストマー(例えば、TPV)から成る付属部は完全に回復し得るが、十分にはシールせず、密封シールを形成しない。驚くべきことに、出願者は、本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成る付属部が、回復(反跳)し、それ自体にはシールせず、バーシールを使用して付属部を容器のフィルムにシールすることを見出した。
【0153】
出願者は、シールバー20、22が、熱シールプロセスの第1(ホット)の段階の間、原位置ウィングレットの形成を即時に可能にすることを更に見出した。シールバー20、22の特有の設計は、ベースの内壁間の圧力を低減することによって付属部シールの強さを改善し、過度な温度または時間が使用された場合に付属部が畳まれることを防止する。Rc=1(x)−2(x)を有する湾曲面は、シールプロセスの間、ベース壁上の圧力を低減する。CBLより短いRSLでは、ウィングレットを原位置で形成するシールプロセス中にピンチングが生じる。Rc=1(x)−2(x)を有する湾曲面は、ベースまたはフィルム構造を損傷し得る過度な圧力を防止する。本プロセスは、ベース−フィルム整合でのより高い柔軟性を可能にする。
【0154】
限定ではなく例として、本開示の実施例が提供される。
【実施例】
【0155】
下の表1に示される構造を有する可撓性複層フィルムを、本実施例において使用する。
【0156】
1.複層フィルム
【0157】
【表1】
【0158】
2.付属部
図1に示されるような円柱状のベースを有す付属部は、以下のポリマー、つまり(i)The Dow Chemical Companyより入手可能なInfuse(商標)9817エチレン/オクテンマルチブロックコポリマー、(ii)高密度ポリエチレン、(iii)The Dow Chemical Companyより入手可能なVersify(商標)4301プロピレン/エチレンランダムコポリマーを別個に射出成形することによって調製される。金型はカヌー形ベースの付属部の金型を改造することによって構築され、ベース部分を直管部に置換する。ベースは0.8mmの壁厚W及び12mmの内径を有し、これは、平坦な状態まで圧縮されたときに20.1mmの圧縮されたベースの長さ(CBL)と一致する。ポリマーの特性を下の表2に提供する。
【0159】
【表2】
【0160】
3.熱シールバー
シールバー20、22の設計を有する3セット(組)の熱シールバーは、表3に示される寸法で製作される。
【0161】
【表3】
【0162】
4.加工条件
各付属部は、シール層が互いに向き合った状態で、(表1の)フィルム1の2つの対向するフィルム間に配置する。
【0163】
各付属部−フィルム構成を、下の条件で、1ステップ熱シールプロセスに供する。
【0164】
アルミニウムシールバーをBrugger HSG−Cの熱シール装置上で組み立てる。
【0165】
熱シール装置は初回試験用に130℃に設定する。5つのプロトタイプを、1秒の熱シール時間を使用して各々異なる設定で熱シールする。付属部のシール後、1秒のシール時間(温度は制御しない)に設定された6mmの幅を有する標準手動熱シーラーを使用して、複層フィルムの底部もシールする。可撓性容器(パウチ)は、該容器を空気によって膨張させてねじキャップでふたをして、該容器を水の中に浸漬させて手で圧縮し、漏出のサインとしての泡を探すことによって試験する。漏出があれば不合格として報告する。合格した付属部は、図8〜10に示されるように、フィルムとベースとの間の間隙をコーキングし漏出を防止する原位置ウィングレットを形成する縁においてベース材料の明らかな変形を示した。
【0166】
【表4】
【0167】
5.シール試験
A.DMDA8920及びVERSIFY4301から作製され、表4の熱シール条件に供した付属部は、シールできなかった。DMDA8920及びVERSIFY4301の付属部は、不適切にシールされた縁及び重度の漏出を呈する。
【0168】
B.INFUSE(商標)9817で作製された付属部
【0169】
熱シールバーの各セット、つまりセット1、セット2、及びセット3について、INFUSE(商標)9817から作製された付属部を使用して5回行う。熱シールバーの各セットのINFUSE(商標)9817製付属部のシール合格率を表5に提供する。
【0170】
【表5】
【0171】
A.セット1については、シールされた付属部を5回全て産出する。セット2については、シールされた付属部を1回産出する。セット3については、シールされた付属部を1回も産出しない。
【0172】
特定の理論に拘束されず、セット1の成功率100%は圧縮されたベースの長さ(20.1mm)が凹面の長さ(19mm)より長いためであると考えられる。この構成は、強い原位置ウィングレットの形成について、熱シールバーの湾曲面が平坦化されたベースの縁に低応力のピンチング力を与えることを可能にする。
【0173】
B.シール時間が0.3〜2.5秒で異なる19mmのシールバー(セット1)で第2の試験を行い、その結果を表6に示す。
【0174】
【表6】
【0175】
シール時間(滞留時間)の延長とともに、ベースが全く畳まれていないこと(内壁を互いに溶接すること)が観察される。
【0176】
C.第3の試験では、1秒の滞留時間で、セット1の熱シール温度を150℃まで増加させる。INFUSE(商標)9817製付属部はシール試験に合格する。
【0177】
本開示は、本明細書に包含される実施形態及び例示に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲に入る、実施形態の一部及び様々な実施形態の要素の組み合わせを含む、それらの実施形態の修正された形態を含むことが特に意図される。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10