【文献】
Huawei, HiSilicon,A New Protocol Layer for QoS Flow to DRB Mapping,3GPP TSG-RAN WG2 adhoc_2017_01_NR R2-1700088,フランス,3GPP,2017年01月07日,Section 3
【文献】
Samsung,NR QOS model for UL and DL,3GPP TSG-RAN WG3#94 R3-162744,フランス,3GPP,2016年11月05日,Section 2
【文献】
ZTE, ZTE Microelectronics,Discussion on the UP architecture for the new QoS framework,3GPP TSG-RAN WG2 adhoc_2017_01_NR R2-1700159,フランス,3GPP,2017年01月07日,Section 2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のデバイスがユーザ機器であり、前記第2のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、第1のデバイスによって、QoSフローからDRBへのマッピングを前記QoSフローから別のDRBへのマッピングに変更することを決定する前記ステップが、
前記第1のデバイスによって、前記第2のデバイスによって送信される無線リソース制御RRC構成を受信するステップであって、前記RRC構成が前記QoSフローから前記別のDRBへの前記マッピングを示す、ステップと、
前記第1のデバイスによって、前記RRC構成に基づいて、前記QoSフローから前記DRBへの前記マッピングを前記QoSフローから前記別のDRBへの前記マッピングに変更することを決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
前記第1のデバイスがユーザ機器であり、前記第2のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、第1のデバイスによって、QoSフローからDRBへのマッピングを前記QoSフローから別のDRBへのマッピングに変更することを決定する前記ステップが、
前記第1のデバイスによって、前記第2のデバイスによって送信されるユーザプレーンデータパケットを受信するステップであって、前記ユーザプレーンデータパケットが指示情報を搬送し、前記指示情報が前記QoSフローから前記別のDRBへの前記マッピングを示す、ステップと、
前記第1のデバイスによって、前記指示情報に基づいて、前記QoSフローから前記DRBへの前記マッピングを前記QoSフローから前記別のDRBへの前記マッピングに変更することを決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
最初に、前記第2のデバイスによって、前記DRBにおいて、受信された前記QoSフローの前記データパケットを送達するステップと、前記エンドマーカを受信した後、前記別のDRBにおいて、受信された前記QoSフローの前記データパケットを送達するステップをさらに含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
前記第1のデバイスがユーザ機器であり、前記第2のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、QoSフローからDRBへのマッピングを前記QoSフローから別のDRBへのマッピングに変更することを決定するように構成される前記ユニットが、
前記第2のデバイスによって送信される無線リソース制御(RRC)構成を受信するように構成されるサブユニットであって、前記RRC構成が前記QoSフローから前記別のDRBへの前記マッピングを示す、サブユニットと、
前記RRC構成に基づいて、前記QoSフローから前記DRBへの前記マッピングを前記QoSフローから前記別のDRBへの前記マッピングに変更することを決定するように構成されるサブユニットと
を備える、請求項11に記載の第1のデバイス。
前記第1のデバイスがユーザ機器であり、前記第2のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、QoSフローからDRBへのマッピングを前記QoSフローから別のDRBへのマッピングに変更することを決定するように構成される前記ユニットが、
前記第2のデバイスによって送信されるユーザプレーンデータパケットを受信するように構成されるサブユニットであって、前記ユーザプレーンデータパケットが指示情報を搬送し、前記指示情報が前記QoSフローから前記別のDRBへの前記マッピングを示す、サブユニットと、
前記指示情報に基づいて、前記QoSフローから前記DRBへの前記マッピングを前記QoSフローから前記別のDRBへの前記マッピングに変更することを決定するように構成されるサブユニットと
を備える、請求項11に記載の第1のデバイス。
最初に、前記DRBにおいて、受信された前記QoSフローの前記データパケットを送達し、前記エンドマーカが受信された後、前記別のDRBにおいて、受信された前記QoSフローの前記データパケットを送達するように構成されるユニットをさらに備える、請求項16から18のいずれか一項に記載の第2のデバイス。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本出願は、信頼性のあるQoSサービスをユーザに提供し、ユーザサービスの継続性を保証するために、QoSフロー処理方法およびデバイス、ならびに通信システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本出願の実施形態の第1の態様によれば、QoSフロー処理方法が提供され、方法は、第2のアクセスネットワークデバイスによって実行され、方法は、
第2のアクセスネットワークデバイスによって、サービス転送要求のために使用されるメッセージを受信するステップであって、サービス転送要求のために使用されるメッセージが、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信され、QoSフローの構成情報を含み、構成情報が、以下、すなわち、第1の指示情報であって、第1の指示情報がQoSフローのQoSルール反映特性を示す、第1の指示情報、第2の指示情報であって、第2の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性を取得する第1の方式を示す、第2の指示情報、第3の指示情報であって、第3の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがユーザ機器UEにQoSフローのQoSルール反映特性を通知する第2の方式を示す、第3の指示情報、第4の指示情報であって、第4の指示情報が、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのデータ無線ベアラDRBへの、UEがQoSフローを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するときに使用される第1のマッピング関係を示す、第4の指示情報、第5の指示情報であって、第5の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがUEについての第1のマッピング関係を構成する方式がユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式であることを示す、第5の指示情報、第6の指示情報であって、第6の指示情報が、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の、UEについて第1のアクセスネットワークデバイスによって設定される優先順位を示す、第6の指示情報、第7の指示情報であって、第7の指示情報が、UEが、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式において第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係を解放することを示す、第7の指示情報、および、第8の指示情報であって、第8の指示情報が第1のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を示す、第8の指示情報のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
第2のアクセスネットワークデバイスによって、構成情報に基づいて、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップと、
第2のアクセスネットワークデバイスによって、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであって、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージが、サービス転送を示すために使用され、第1のアクセスネットワークデバイスによってUEに送信されるメッセージであり、サービス転送を示すために使用されるメッセージが、サービス転送を示すために使用されるメッセージに基づいて少なくとも1つのサービスのQoSフローを送信のために第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにマッピングするようにUEに命令する、ステップと
を含む。
【0009】
上記で提供されるQoSフロー処理方法において、第2のアクセスネットワークデバイスが構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成することができ、第2のアクセスネットワークデバイスがUEのQoSフローを受け入れるように、第2のアクセスネットワークデバイスが、サービス転送要求のために使用される、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信されるメッセージを受信し、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、第1のアクセスネットワークデバイス内のQoSフローの構成情報を含む。したがって、サービス転送プロセスにおいて、信頼性のあるQoSサービスがユーザに提供されることができ、ユーザサービスの継続性が保証されることができる。
【0010】
可能な設計において、構成情報は、第1の指示情報を含み、第2のアクセスネットワークデバイスによって、構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップは、具体的には、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するために、第2のアクセスネットワークデバイスによって、QoSフローがマッピングされる第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにおいて第1の指示情報を含むダウンリンクデータパケットを送信するステップを含んでもよい。
【0011】
可能な設計において、構成情報は、第3の指示情報を含み、第2の方式は、指示情報をダウンリンクデータパケット内に含むことによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知することであり、第2のアクセスネットワークデバイスによって、構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップは、具体的には、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するために、第2のアクセスネットワークデバイスによって、第3の指示情報において示される第2の方式においてQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知するステップを含んでもよい。
【0012】
可能な設計において、構成情報は、第2の指示情報をさらに含み、第1の方式は、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御シグナリングを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得すること、または、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することであって、第2の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することを示し、第2のアクセスネットワークデバイスによって、構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップは、具体的には、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するために、第2のアクセスネットワークデバイスによって、第3の指示情報において示される第2の方式においてQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知するステップを含んでもよい。
【0013】
可能な設計において、構成情報は、第7の指示情報を含み、ユーザプレーン構成方式は、ダウンリンクデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することであり、第2のアクセスネットワークデバイスによって、構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップは、具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスによって、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてUEについての第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係におけるQoSフローについて、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップを含んでもよい。
【0014】
任意選択で、第2のアクセスネットワークデバイスによって、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてUEについての第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係におけるQoSフローについて、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップは、具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスによって、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてUEについての第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係におけるQoSフローについて、ユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式において、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップであって、制御プレーン構成方式が、無線リソース制御RRCシグナリングを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである、ステップを含んでもよい。
【0015】
可能な設計において、構成情報は、第4の指示情報を含み、第2のアクセスネットワークデバイスによって、構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップは、具体的には、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を取得するために、第2のアクセスネットワークデバイスによって、第4の指示情報に基づいて第1のマッピング関係を更新するステップを含んでもよい。
【0016】
可能な設計において、構成情報は、第5の指示情報をさらに含み、第2のアクセスネットワークデバイスによって、構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップは、具体的には、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を取得するために、第2のアクセスネットワークデバイスによって、第4の指示情報と第5の指示情報とに基づいて第1のマッピング関係を更新するステップを含んでもよい。
【0017】
可能な設計において、構成情報は、第6の指示情報を含み、第2のアクセスネットワークデバイスによって、構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップは、具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスによって、第6の指示情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップを含んでもよい。
【0018】
可能な設計において、構成情報は、第6の指示情報を含み、方法は、第2のアクセスネットワークデバイスによって、第6の指示情報に基づいてUEにおいてユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の優先順位を更新するステップをさらに含む。さらに、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージは、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の更新された優先順位をさらに含む。
【0019】
可能な設計において、構成情報は、第8の指示情報を含み、第2のアクセスネットワークデバイスによって、構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップは、第2のアクセスネットワークデバイスによって、第8の指示情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を設定するステップと、第2のアクセスネットワークデバイスによって、ユーザプレーン構成方式においてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するステップとを含み、ユーザプレーン構成方式は、ダウンリンクデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである。さらに、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージは、第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性の指示情報をさらに含む。
【0020】
可能な設計において、第2のアクセスネットワークデバイスによって、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信した後、方法は、第2のアクセスネットワークデバイスによって、QoSフローがマッピングされる第1のアクセスネットワークデバイスのDRBに関する第1のアクセスネットワークデバイスによって送信されるパケットデータ収束プロトコルシーケンス番号PDCP SN状態報告を受信するステップであって、PDCP SN状態報告は、第1の指示情報を含む、ステップをさらに含んでもよい。
【0021】
可能な設計において、第2のアクセスネットワークデバイスによって、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信した後、方法は、第2のアクセスネットワークデバイスによって、転送される必要がある、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信されるダウンリンクデータパケットを受信するステップであって、転送される必要があるダウンリンクデータパケットのカプセル化ヘッダが第1の指示情報を含む、ステップをさらに含んでもよい。
【0022】
本出願の実施形態の第2の態様によれば、QoSフロー処理方法が提供され、方法は、第1のアクセスネットワークデバイスによって実行され、方法は、
第1のアクセスネットワークデバイスによって、サービス転送要求のために使用されるメッセージを第2のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであって、サービス転送要求のために使用されるメッセージがQoSフローの構成情報を含み、構成情報が、以下、すなわち、第1の指示情報であって、第1の指示情報がQoSフローのQoSルール反映特性を示す、第1の指示情報、第2の指示情報であって、第2の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性を取得する第1の方式を示す、第2の指示情報、第3の指示情報であって、第3の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがユーザ機器UEにQoSフローのQoSルール反映特性を通知する第2の方式を示す、第3の指示情報、第4の指示情報であって、第4の指示情報が、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのデータ無線ベアラDRBへの、UEがQoSフローを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するときに使用される第1のマッピング関係を示す、第4の指示情報、第5の指示情報であって、第5の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがUEについての第1のマッピング関係を構成する方式がユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式であることを示す、第5の指示情報、第6の指示情報であって、第6の指示情報が、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の、UEについて第1のアクセスネットワークデバイスによって設定される優先順位を示す、第6の指示情報、第7の指示情報であって、第7の指示情報が、UEが、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式において第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係を解放することを示す、第7の指示情報、および、第8の指示情報であって、第8の指示情報が第1のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を示す、第8の指示情報のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
第1のアクセスネットワークデバイスによって、サービス転送要求に応答するために使用される、第2のアクセスネットワークデバイスによって送信されるメッセージを受信するステップと、
第1のアクセスネットワークデバイスによって、サービス転送を示すために使用されるメッセージをUEに送信するステップであって、サービス転送を示すために使用されるメッセージが、指示メッセージに基づいて、少なくとも1つのサービスのQoSフローを送信のために第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにマッピングするようにUEに命令する、ステップと
を含む。
【0023】
上記で提供されるQoSフロー処理方法は、第2のアクセスネットワークデバイスが構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成することができ、UEのQoSフローを受け入れることができるように、第1のアクセスネットワークデバイスが、サービス転送要求のために使用されるメッセージを第2のアクセスネットワークデバイスに送信し、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、第1のアクセスネットワークデバイス内のQoSフローの構成情報を含む。したがって、サービス転送プロセスにおいて、信頼性のあるQoSサービスがユーザに提供されることができ、ユーザサービスの継続性が保証されることができる。
【0024】
可能な設計において、第1の方式は、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御シグナリングを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得すること、または、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することである。
【0025】
可能な設計において、第2の方式は、指示情報をダウンリンクデータパケット内に含むことによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知することである。
【0026】
可能な設計において、ユーザプレーン構成方式は、ダウンリンクデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することであり、制御プレーン構成方式は、無線リソース制御RRCシグナリングを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである。
【0027】
可能な設計において、第1のアクセスネットワークデバイスによって、第2のアクセスネットワークデバイスによって送信される応答メッセージを受信した後、方法は、第1のアクセスネットワークデバイスによって第2のアクセスネットワークデバイスに、QoSフローがマッピングされる第1のアクセスネットワークデバイスのDRBのパケットデータ収束プロトコルシーケンス番号PDCP SN状態報告を送信するステップをさらに含んでもよく、PDCP SN状態報告は、第1の指示情報を含む。
【0028】
可能な設計において、第1のアクセスネットワークデバイスによって、第2のアクセスネットワークデバイスによって送信される応答メッセージを受信した後、方法は、第1のアクセスネットワークデバイスによって、転送される必要があるダウンリンクデータパケットを第2のアクセスネットワークデバイスに送信するステップをさらに含んでもよく、転送される必要があるダウンリンクデータパケットのカプセル化ヘッダが第1の指示情報を含む。
【0029】
第3の態様によれば、第1の態様におけるQoSフロー処理方法を実施するために、本出願の実施形態は、QoSフロー処理デバイスを提供する。QoSフロー処理デバイスは、QoSフロー処理方法を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアによって、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0030】
第3の態様の可能な実装形態において、QoSフロー処理デバイスは、第1の態様における任意のQoSフロー処理方法を実施するように構成される複数の機能モジュールまたはユニットを含む。
【0031】
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、アクセスネットワークデバイスを提供し、アクセスネットワークデバイスの構造は、プロセッサとトランシーバとを含んでもよい。プロセッサは、第1の態様における任意のQoSフロー処理方法における対応する機能を実行する際にアクセスネットワークデバイスをサポートするように構成される。トランシーバは、アクセスネットワークデバイスと別のネットワークデバイスとの間の通信をサポートするように構成され、例えば、対応する無線周波数モジュールまたはベースバンドモジュールであってもよい。アクセスネットワークデバイスは、メモリをさらに含んでもよい。メモリは、プロセッサに結合されるように構成され、QoSフロー処理方法を実行するためにアクセスネットワークデバイスによって必要とされるプログラム命令とデータとを記憶する。
【0032】
第5の態様によれば、本出願の実施形態は、前述のアクセスネットワークデバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成されるコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータ記憶媒体は、第1の態様を実行するために設計されたプログラムを含む。
【0033】
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、命令は、コンピュータが前述の方法において第2のアクセスネットワークデバイスによって実行される機能を実行することを可能にする。
【0034】
第7の態様によれば、第2の態様におけるQoSフロー処理方法を実施するために、本出願の実施形態は、QoSフロー処理デバイスを提供する。QoSフロー処理デバイスは、QoSフロー処理方法を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアによって、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0035】
第7の態様の可能な実装形態において、QoSフロー処理デバイスは、第2の態様における任意のQoSフロー処理方法を実施するように構成される複数の機能モジュールまたはユニットを含む。
【0036】
第8の態様によれば、本出願の実施形態は、アクセスネットワークデバイスを提供し、アクセスネットワークデバイスの構造は、プロセッサとトランシーバとを含んでもよい。プロセッサは、第2の態様における任意のQoSフロー処理方法における対応する機能を実行する際にデバイスをサポートするように構成される。トランシーバは、アクセスネットワークデバイスと別のネットワークデバイスとの間の通信をサポートするように構成され、例えば、対応する無線周波数モジュールまたはベースバンドモジュールであってもよい。アクセスネットワークデバイスは、メモリをさらに含んでもよい。メモリは、プロセッサに結合されるように構成され、QoSフロー処理方法を実行するためにアクセスネットワークデバイスによって必要とされるプログラム命令とデータとを記憶する。
【0037】
第9の態様によれば、本出願の実施形態は、
第1のアクセスネットワークデバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成されるコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータ記憶媒体は、第2の態様を実行するために設計されたプログラムを含む。
【0038】
第10の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、命令は、コンピュータが前述の方法において第1のアクセスネットワークデバイスによって実行される機能を実行することを可能にする。
【0039】
第11の態様によれば、本出願の実施形態は、第3の態様において提供されるQoSフロー処理デバイスの第2のアクセスネットワークデバイスと、第7の態様において提供されるQoSフロー処理デバイスの第1のアクセスネットワークデバイスと、UEとを含む通信システムを提供する。
【0040】
第12の態様によれば、本出願の実施形態は、第4の態様において提供されるアクセスネットワークデバイスと、第8の態様において提供されるアクセスネットワークデバイスと、UEとを含む通信システムを提供する。
【0041】
本出願の実施形態において提供されるQoSフロー処理方法およびデバイス、ならびに通信システムにおいて、第2のアクセスネットワークデバイスが、構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成することができ、UEのQoSフローを受け入れることができるように、第1のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送要求のために使用されるメッセージを第2のアクセスネットワークデバイスに送信し、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、第1のアクセスネットワークデバイスにおけるQoSフローの構成情報を含む。したがって、サービス転送プロセスにおいて、信頼性のあるQoSサービスがユーザに提供されることができ、ユーザサービスの継続性が保証されることができる。
【0042】
第13の態様によれば、本出願の実施形態は、端末または端末のプロセッサに適用され、
プロトコルデータユニットセッションPDU sessionの確立を開始するステップと、
PDU session確立のプロセス中、データ無線ベアラDRBのものであり、無線アクセスネットワークデバイスによって送信される構成情報を取得するステップであって、DRBの構成情報が、DRBのID情報と、PDU sessionのID情報と、DRBがデフォルトのDRBであるかどうかを示す指示情報と、DRBのプロトコル層構成情報とを含む、ステップと
を含む通信処理方法を提供する。
【0043】
第13の態様に基づいて、第13の態様の第1の可能な実装形態において、方法は、
対応するDRBがアップリンクのサービス品質QoSフローに対して構成されていないとき、デフォルトのDRBにおけるアップリンクのQoSフローにおいてデータを送信するステップであって、アップリンクのQoSフローがPDU sessionに属する、ステップをさらに含む。
【0044】
第13の態様または第13の態様の第1の可能な実装形態に基づいて、第13の態様の第2の可能な実装形態において、DRBの構成情報は、無線アクセスネットワークデバイスによって送信されるDRB追加または削除シグナリング要素内に含まれる。
【0045】
第14の態様によれば、本出願の実施形態は、無線アクセスネットワークデバイスまたは無線アクセスネットワークデバイスのプロセッサに適用され、
端末に関するプロトコルデータユニットセッションPDU sessionを確立するステップと、
PDU session確立のプロセス中、データ無線ベアラDRBの構成情報を端末に送信するステップであって、DRBの構成情報が、DRBのID情報と、PDU sessionのID情報と、DRBがデフォルトのDRBであるかどうかを示す指示情報と、DRBのプロトコル層構成情報とを含む、ステップと
を含む通信処理方法を提供する。
【0046】
第14の態様に基づいて、第14の態様の第1の可能な実装形態において、DRBの構成情報は、無線アクセスネットワークデバイスによって送信されるDRB追加または削除シグナリング要素内に含まれる。
【0047】
第15の態様によれば、本出願の実施形態は、通信処理デバイスを提供し、デバイスは、端末または端末のプロセッサであり、
プロトコルデータユニットセッションPDU sessionの確立を開始するように構成されるユニットと、
PDU session確立のプロセス中、無線アクセスネットワークデバイスによって送信される専用の無線リソース構成情報を取得するように構成されるユニットであって、専用の無線リソース構成情報がデータ無線ベアラDRBの構成情報を含み、DRBの構成情報が、DRBのID情報と、PDU sessionのID情報と、DRBがデフォルトのDRBであるかどうかを示す指示情報と、DRBのプロトコル層構成情報とを含む、ユニットと
を含む。
【0048】
第15の態様に基づいて、第15の態様の第1の可能な実装形態において、デバイスは、
対応するDRBがアップリンクのサービス品質QoSフローに対して構成されていないとき、デフォルトのDRBにおけるアップリンクのQoSフローにおいてデータを送信するように構成されるユニットであって、アップリンクのQoSフローがPDU sessionに属する、ユニットをさらに含む。
【0049】
第15の態様または第15の態様の第1の可能な実装形態に基づいて、第15の態様の第2の可能な実装形態において、DRBの構成情報は、無線アクセスネットワークデバイスによって送信されるDRB追加または削除シグナリング要素内に含まれる。
【0050】
第16の態様によれば、本出願の実施形態は、通信処理デバイスを提供し、デバイスは、無線アクセスネットワークデバイスまたは無線アクセスネットワークデバイスのプロセッサであり、
端末に関するプロトコルデータユニットセッションPDU sessionを確立するように構成されるユニットと、
PDU session確立のプロセス中、データ無線ベアラDRBの構成情報を端末に送信するように構成されるユニットであって、DRBの構成情報が、DRBのID情報と、PDU sessionのID情報と、DRBがデフォルトのDRBであるかどうかを示す指示情報と、DRBのプロトコル層構成情報とを含む、ユニットと
を含む。
【0051】
第16の態様に基づいて、第16の態様の第1の可能な実装形態において、DRBの構成情報は、無線アクセスネットワークデバイスによって送信されるDRB追加または削除シグナリング要素内に含まれる。
【0052】
第17の態様によれば、本出願の実施形態は、メモリを含むコンピュータ記憶媒体を提供し、メモリは、コードを記憶し、コードが呼び出されると、第13の態様もしくは第13の態様の任意の可能な実装形態における方法、または第14の態様もしくは第14の態様の任意の可能な実装形態における方法が実施される。
【発明を実施するための形態】
【0054】
本出願の実施形態において提供される技術的解決策は、モバイルネットワークに適用可能である。
図1は、本出願の一実施形態に係るQoSフロー処理方法の適用シナリオの概略図である。
図1に示すように、本出願のこの実施形態において提供されるQoSフロー処理方法は、新しい無線アクセスネットワーク(new RAN)に適用されてもよい。new RANは、次世代アクセスネットワークデバイスgNB(5G基地局)と、拡張LTE(
enhanced Long Term Evolution、eLTE)アクセスネットワークデバイス(evolved NodeB、eNB)とを含む。
【0055】
図2は、本出願の一実施形態に係るモバイルネットワークにおけるQoSフロー
処理の概略図である。
図2に示すように、NASサービスベアラがQoSフローに対応し、ASサービスベアラが無線インターフェースおよび地上トンネルのDRBに対応する。トンネルは、プロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)セッション(session)に基づいて確立される。言い換えれば、同じPDU sessionに属するQoSは、同じトンネルを使用する。PDU sessionは、プロトコルデータユニット接続サービスを提供するためのユーザ機器(user equipment、UE)とデータネットワーク(data network、DN)との間のリンクである。各PDU sessionは、一意のIDを有し、PDU sessionの一意のIDは、以下、すなわち、PDU session識別子、アクセスポイント名(access point name、APN)、ユーザプレーンコアネットワークデバイスのID、ユーザプレーンコアネットワークデバイスのアドレス(例えば、IPアドレス)、および、ユーザプレーンコアネットワークデバイスによってUEに割り振られるIPアドレスのうちの1つであってもよい。QoSフローは、1つのPDU sessionにおいて同じQoS要件を有するデータフローを指し、同じQoS要件を有する複数のIPフローであってもよい。
【0056】
本出願の実施形態において提供される技術的解決策に関与するネットワーク要素は、主に以下を含む。
【0058】
制御プレーンとユーザプレーンとを含む基地局は、サービス確立、モビリティ、およびユーザデータスケジューリングのような機能を提供し、eLTE eNBとgNBとを含む。
【0059】
(2)コアネットワークネットワーク要素
【0060】
コアネットワーク制御プレーン、すなわち、次世代制御プレーン(next generation control plane、NG-CP)は、ネットワーク要素リポジトリ機能(NG-CP間の発見および通信を実施するためのネットワーク要素登録および発見機能)と、(UEレベルのアクセスおよびモビリティ管理を処理するための)アクセスおよびモビリティ管理機能と、セッション管理機能(UEのIPアドレス割り振り、ユーザプレーンエンティティの選択および制御をサポートし、QoS関連のルール、セッション関連の課金および有効性チェックをさらに含む)と、ポリシー制御機能(別の機能のために、動的ポリシー、例えば、QoS、課金、アクセス制御、およびルーティングを提供する)と、ネットワーク機能露出機能(なんらかのオープン能力情報を第三者に提供する)とを含む。
【0061】
コアネットワークユーザプレーン、すなわち、次世代ユーザプレーン(next generation user plane、NG-UP)またはユーザプレーンゲートウェイ(user plane gateway、UPGW)は、PDU sessionに相互接続された外部ノードと、パケットルーティングおよび転送と、送信処理(QoS強制)と、システム内/システム間スイッチングアンカーと、パケット検査および有効性チェックのような任意選択の機能とを含む。
【0062】
(3)データ送信および受信、ならびに測定のような機能を実行するユーザ機器UE。
【0063】
(4)アプリケーションレベルのサービス要件を提供するアプリケーションサーバ。
【0064】
(5)DNとも呼ばれ、3GPPネットワークの外部のデータネットワーク、例えば、UEのためのデータサービスを提供するインターネットネットワークのようなネットワークであるパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)。
【0065】
以下は、具体的な実施形態を参照して本出願の技術的解決策を詳細に説明する。以下の具体的な実施形態は、相互に組み合わされてもよく、同じまたは同様の概念またはプロセスは、いくつかの実施形態において繰り返し説明されなくてもよい。
【0066】
図3は、本出願の一実施形態に係るQoSフロー処理方法の概略フローチャートである。
図3に示すように、この実施形態において提供されるQoSフロー処理方法は、以下のステップを含む。
【0067】
S301.第1のアクセスネットワークデバイスが、サービス転送要求のために使用されるメッセージを第2のアクセスネットワークデバイスに送信する。
【0068】
S302.第2のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送要求のために使用されるメッセージに基づいてUEのQoSフローを処理する。
【0069】
S303.第2のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信する。
【0070】
S304.第1のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送を示すために使用されるメッセージをUEに送信する。
【0071】
S305.UEは、サービス転送を示すために使用されるメッセージに基づいて第2のアクセスネットワークデバイスにアクセスし、QoSフロー送信を実行する。
【0072】
S301の前に、第1のアクセスネットワークデバイスがUEにサービスを提供し、第1のアクセスネットワークデバイスが、UEによって報告される測定信号のような情報に基づいて、UEが第2のアクセスネットワークデバイスにハンドオーバされることを必要とすると決定すると、第1のアクセスネットワークデバイスが、サービス転送要求のために使用されるメッセージを第2のアクセスネットワークデバイスに送信することが理解されてもよい。UEのサービスの継続性を保証するために、第2のアクセスネットワークデバイスがQoSフローの構成情報に基づいてUEのQoSフローを処理するように、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、UEのQoSフローのQoSパラメータと必要なQoS構成情報とを含む必要がある。
【0073】
言い換えれば、サービス転送要求のために使用され、第1のアクセスネットワークデバイスによって第2のアクセスネットワークデバイスに送信されるメッセージは、QoSフローの構成情報を含み、第2のアクセスネットワークデバイスは、UEのQoSフローを受け入れるために、構成情報に基づいて、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成する。
【0074】
おそらく、第1のアクセスネットワークデバイスにおけるいくつかのQoSフローは、QoSルール反映特性を有する。第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御プレーンシグナリングを使用することによって、QoSフローのQoSルール反映特性を受信してもよい。第1のアクセスネットワークデバイスは、代替的には、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のユーザデータパケットを使用することによって、QoSフローのQoSルール反映特性を取得してもよい。例えば、QoSフローのデータパケットがQoSルール反映特性を有することを示すために、コアネットワークと第1のアクセスネットワークデバイスとの間のダウンリンクユーザデータパケットのカプセル化ヘッダ内に指示情報が含まれる。アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のユーザデータパケットのカプセル化ヘッダ内に、QoSフローのID(Identity、ID)も含まれてもよく、QoSフローIDは、QoSフローのQoSパラメータを示してもよく、QoSフローをさらに識別してもよい。コアネットワークはまた、非アクセス層メッセージを使用することによって、UEのQoSフローがQoSルール反映特性を有することをUEに通知してもよい。QoSパラメータは、以下、すなわち、サービスフローによって必要とされるパケット遅延バジェット、パケット損失率、優先順位、レートなどのうちの1つ以上を含む。
【0075】
無線インターフェース側では、第1のアクセスネットワークデバイスは、QoSフローがQoSルール反映特性を有することをユーザプレーン方式においてUEに通知してもよい。任意選択の方式において、第1のアクセスネットワークデバイスは、QoSフローのデータパケットがQoSルール反映特性を有することを示すために、ダウンリンクデータパケットのパケットヘッダ内に指示情報を含んでもよい。指示情報は、PDCP層、RLC層、MAC層、PDAP層などのうちのいずれか1つのプロトコルヘッダ内に配置されてもよい。PDAP層は、PDCP層の上のプロトコル層である。PDAPプロトコルスタックエンティティは、PDU sessionに基づいて構成される。具体的には、1つのPDU sessionに対して1つのPDAPプロトコルエンティティが確立される。
【0076】
別の任意選択の方法において、第1のアクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによって、QoSフローのデータパケットがQoSルール反映特性を有することをUEに通知してもよい。ユーザプレーン制御データユニットは、PDAPプロトコル層、PDCPプロトコル層、RLCプロトコル層、MACプロトコル層などのうちのいずれか1つの制御PDUを含む。例えば、QoSルール反映特性を有するデータパケットのQoSフローIDおよびPDCPシーケンス番号(sequence number、SN)を示すために、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)制御PDUが使用される。
【0077】
さらに、第1のアクセスネットワークデバイスは、UEについてのQoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係をさらに構成する。
【0078】
第1のカテゴリの任意選択の構成方式において、第1のアクセスネットワークデバイスは、制御プレーン方式においてUEについてのQoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよく、例えば、無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングを使用することによって、UEについてのQoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよい。アップリンクデータの送信中、UEは、NAS TFTを使用することによって取得されるQoSフローと、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ASによって構成されるマッピング関係とに基づいて、対応するDRBにおいてアップリンクデータパケットを送信する。
【0079】
第2のカテゴリの任意選択の構成方式において、第1のアクセスネットワークデバイスは、代替的には、ユーザプレーン方式においてUEについてのQoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよい。任意選択の方式において、QoSルール反映特性を有するQoSフローについて、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係は、ダウンリンクデータパケット内に指示情報を含むことによってUEに対して構成される。例えば、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスのDRB1においてQoSフロー1のダウンリンクデータパケットを送信し、QoSフロー1が反映特性を有することをUEに示す。UEは、DRB1におけるQoSフロー1のデータパケットを受信し、アップリンクTFTを取得するためにダウンリンクデータパケットのパケットヘッダの5タプルにおける反転を実行し、ここで、TFTに対応するQoSのインデックス値がQoSフロー1であり、UEは、アップリンクのQoSフロー1のデータパケットをDRB1にマッピングする。UEは、この方式において、QoSフロー1からDRB1へのマッピング関係、すなわち、アップリンクのQoSフローからDRBへのマッピング関係を取得し、マッピング関係を記憶してもよい。
【0080】
さらに、ユーザプレーン方式においてQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することは、第1のアクセスネットワークデバイスによって、RRCシグナリングを使用することによって第1のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性をUEに通知することをさらに含み、DRBの反映特性は、ユーザプレーン方式においてQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することが可能であることを意味する。第1のアクセスネットワークデバイスは、各DRBの反映特性を構成し、第1のアクセスネットワークデバイスはまた、sessionのレベルに基づいて第1のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を構成してもよく、sessionがDRB反映特性で構成される場合、sessionに対応するすべてのDRBは、反映特性を有する。UEは、DRB2においてQoSフロー2のダウンリンクデータパケットを受信する。データパケットがQoSルール反映特性を有し、DRB2が反映特性を有する場合、UEは、アップリンクのQoSフロー2のデータパケットをDRB2にマッピングする。DRB2が反映特性を有さない場合、UEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係は、ユーザプレーン方式において構成することができない。さらに、第1のアクセスネットワークデバイスは、RRCシグナリングを使用することによって、DRBの反映特性、またはsessionに対応するDRBの反映特性を構成または変更してもよい。
【0081】
ユーザプレーン方式においてQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成する別の任意選択の方式は、第1のアクセスネットワークデバイスによって、ダウンリンクデータパケットのパケットヘッダにおいてQoSフローIDを示し、ユーザプレーン指示方式において、QoSフローIDによって示されるアップリンクのQoSフローを、対応するダウンリンクデータパケットが受信されるDRBにマッピングするようにUEに命令することである。ユーザプレーン指示方式は、指示情報がユーザプレーンデータパケット内に含まれることを意味し、指示情報は、独立した指示であってもよい。なお、ユーザプレーン方式においてQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成する方式は、QoSルール反映特性を有さないQoSフローにも適用可能である。例えば、UEは、DRB2においてQoSフロー2のダウンリンクデータパケットを受信し、データパケットがQoSルール反映特性を有さないが、DRB2が反映特性を有する場合、UEは、アップリンクのQoSフロー2のデータパケットをDRB2にマッピングする。QoSフロー2のデータパケットのためのTFTテンプレートは、ダウンリンクデータパケットの反映特性を使用することによって取得されない。
【0082】
ユーザプレーン方式においてQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成する別の方式は、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである。ユーザプレーン制御データユニットは、PDAPプロトコル層、PDCPプロトコル層、RLCプロトコル層、MACプロトコル層などのうちのいずれか1つの制御PDUを含む。例えば、QoSフローIDグループを示すためにPDCP制御PDUが使用される。UEは、PDCP制御PDUを受信し、QoSフローIDグループによって示されるアップリンクのQoSフローをDRBにマッピングする。なお、QoSフローからDRBへのマッピング関係を構成するユーザプレーン方式は、QoSルール反映特性を有さないQoSフローにも適用可能である。
【0083】
なお、アップリンクのQoSフローからDRBへのマッピング関係は、構成方式の上記の2つのカテゴリにおいて構成されることができ、構成方式の2つのカテゴリ間で優先順位が設定されてもよい。構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位設定は、以下のいくつかの場合、すなわち、第1のカテゴリの構成方式の優先順位が第2のカテゴリの構成方式の優先順位よりも高く、すなわち、QoSフローからDRBへの、制御プレーン方式において構成されるマッピング関係が優先されるか、または、第2のカテゴリの構成方式の優先順位が第1のカテゴリの構成方式の優先順位よりも高く、すなわち、QoSフローからDRBへの、ユーザプレーン方式において構成されるマッピング関係が優先されるか、または、UEによって受信される最新のマッピング関係に対応する構成方式が最も高い優先順位を有し、すなわち、UEによって受信される最新のマッピング関係が優先されるかを含んでもよいことが理解されてもよい。UEにおいて、同じカテゴリの構成方式について、UEに記憶された古いマッピング関係が、新しく構成されたマッピング関係で更新される。例えば、RRCを使用することによって構成された元のマッピング関係が、RRCを使用することによって構成された新しいマッピング関係を使用することによって更新されてもよい。
【0084】
おそらく、構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位は、プロトコル標準において指定されてもよく、または、アクセスネットワークデバイス間で交渉されてもよい。次いで、構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位設定は、すべてのアクセスネットワークデバイスについて同じである。構成方式の上記の2つのカテゴリ間の優先順位は、アクセスネットワークデバイス自体によって設定されてもよい。言い換えれば、アクセスネットワークデバイスは、UEについて、QoSフローからDRBへのマッピング関係を構成する構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位設定を設定してもよい。
【0085】
なお、UEについて、アップリンクのQoSフローに対応するDRBが第1のアクセスネットワークデバイスにおいて構成されないことも可能である。次いで、UEは、第1のアクセスネットワークデバイスのデフォルトのベアラ(default DRB)においてQoSフローのデータパケットを送信する。
【0086】
UEのサービスの継続性を保証するために、サービス転送要求のために使用される、第1のアクセスネットワークデバイスによって第2のアクセスネットワークデバイスに送信されるメッセージは、UEのQoSフローの構成情報を含む必要がある。構成情報は、以下、すなわち、
第1の指示情報であって、第1の指示情報がQoSフローのQoSルール反映特性を示す、第1の指示情報と、第2の指示情報であって、第2の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性を取得する第1の方式を示す、第2の指示情報と、第3の指示情報であって、第3の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性をユーザ機器UEに通知する第2の方式を示す、第3の指示情報と、第4の指示情報であって、第4の指示情報が、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのデータ無線ベアラDRBへの、UEがQoSフローを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するときに使用される第1のマッピング関係を示す、第4の指示情報と、第5の指示情報であって、第5の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがUEについての第1のマッピング関係を構成する方式がユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式であることを示す、第5の指示情報と、第6の指示情報であって、第6の指示情報が、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の、UEについて第1のアクセスネットワークデバイスによって設定される優先順位を示す、第6の指示情報と、第7の指示情報であって、第7の指示情報が、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式において第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係をUEが解放することを示す、第7の指示情報と、第8の指示情報であって、第8の指示情報が第1のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を示す、第8の指示情報とのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0087】
なお、UEについて、アップリンクのQoSフローに対応するDRBが第1のアクセスネットワークデバイスにおいて構成されないことも可能である。次いで、UEは、第1のアクセスネットワークデバイスのデフォルトベアラ(default DRB)においてQoSフローのデータパケットを送信する。さらに、構成情報は、第1のアクセスネットワークデバイスにおけるデフォルトベアラ(default DRB)のID(例えば、default DRB ID)と、default DRBに対応するsession情報と、専用DRBのsession情報とを含んでもよい。session情報は、sessionのIDを含む。
【0088】
例えば、構成情報は、「QoSフローのQoSルール反映特性の指示(すなわち、第1の指示情報)」を含み、第2のアクセスネットワークデバイスは、QoSフローがマッピングされる第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにおいてダウンリンクデータパケットを送信してもよく、データパケットのパケットヘッダ内にQoSフローのQoSルール反映特性の指示を含んでもよい。例えば、QoSフローIDを含むことによって、データパケットがQoSフローのQoSルール反映特性を有することが暗黙的に示されてもよく、または、専用の指示情報を使用することによって、データパケットがQoSフローのQoSルール反映特性を有することが示されてもよい。QoSフローのQoSルール反映特性の指示を含むダウンリンクデータパケットを受信した後、UEは、指示情報によって示されるアップリンクのQoSフローを、対応するダウンリンクデータパケットが受信されるDRBにマッピングしてもよい。すなわち、第2のアクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン方式において、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよい。
【0089】
例えば、構成情報は、「第1のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知する方式を示す指示(すなわち、第3の指示情報)」を含み、第2のアクセスネットワークデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスの通知方式を参照して、第2のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知する方式を決定してもよい。すなわち、第2のアクセスネットワークデバイスは、第3の指示情報において示される方式において、QoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知してもよい。QoSフローのQoSルール反映特性の通知メッセージを受信した後、UEは、アップリンクのQoSフローを、対応するダウンリンクデータパケットが受信されるDRBにマッピングする。すなわち、第2のアクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン方式において、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよい。
【0090】
さらに、構成情報は、「第1のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性を取得する方式を示す指示(すなわち、第2の指示情報)」をさらに含み、制御シグナリングを使用することによって取得されるQoSルール反映特性を有するQoSフローについて、第2のアクセスネットワークデバイスは、データパケットがQoSフローのQoSルール反映特性を有することを示すために、ダウンリンクデータパケット内に独立した指示情報を含まなくてもよい。言い換えれば、構成情報は、第2の指示情報をさらに含み、第2の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することを示す。次いで、第2のアクセスネットワークデバイスは、第3の指示情報において示される方式において、QoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知してもよい。QoSフローのQoSルール反映特性の通知メッセージを受信した後、UEは、アップリンクのQoSフローを、対応するダウンリンクデータパケットが受信されるDRBにマッピングする。すなわち、第2のアクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン方式において、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよい。
【0091】
例えば、構成情報は、「QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてUEに対して第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係の無効化指示(すなわち、第7の指示情報)」を含む。無効化指示は、UEのサービス転送中、第1のアクセスネットワークデバイスのDRBが解放された場合、UEが、QoSフローからDRBへの、ユーザプレーン構成方式において構成されるマッピング関係を解放することを意味する。次いで、第2のアクセスネットワークデバイスは、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、第1のアクセスネットワークデバイス側において解放されたマッピング関係におけるQoSフローについて、第2のアクセスネットワークデバイス側においてQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を再構成する必要がある。具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式において、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係(以下、第2のマッピング関係と呼ばれる)を構成してもよい。
【0092】
さらに、第2のアクセスネットワークデバイスは、制御プレーン構成方式においてUEについての第2のマッピング関係を構成(すなわち、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成)してもよく、次いで、第2のアクセスネットワークデバイスは、第2のマッピング関係を、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージ内に含む。サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを受信した後、第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスによって構成された第2のマッピング関係をUEに通知する。第2のアクセスネットワークデバイスに正常にアクセスした後、UEは、第2のアクセスネットワークデバイスによって構成された第2のマッピング関係に基づいて、第2のアクセスネットワークデバイスの、QoSフローに対応するDRBにおいて、QoSフローのアップリンクデータパケットを送信する。
【0093】
第2のアクセスネットワークデバイスは、代替的には、ユーザプレーン構成方式においてUEについての第2のマッピング関係を構成してもよい。
【0094】
1つの可能性において、第2のアクセスネットワークデバイスは、ダウンリンクデータパケット内に指示情報を含むことによって、UEについての第2のマッピング関係を構成する。例えば、第2のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスのDRB1において送信されているアップリンクのQoSフロー1のデータパケットを有効にし、次いで、第2のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスのDRB1において、QoSルール反映特性を有するダウンリンクQoSフロー1のデータパケットを送信する。DRB1においてこのデータパケットを受信した後、UEは、QoSルール反映特性を使用することによってアップリンクQoSルールを取得し、アップリンクのQoSフロー1のデータパケットがDRB1において送信されることを学習し、アップリンクQoSルールは、アップリンクTFTと対応するQoSパラメータとを含み、QoSパラメータは、QoSフロー1を使用することによってインデックス付けされる。別の例では、第2のアクセスネットワークデバイスは、QoSフローIDによって識別されるアップリンクのQoSフローを対応するダウンリンクデータパケットが受信されるDRBにマッピングするようにUEに命令するために、ダウンリンクデータパケットのパケットヘッダ内にQoSフローIDを含む。なお、この方式は、QoSルール反映特性を有さないQoSフローにも適用可能である。
【0095】
別の可能性において、第2のアクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEに通知する。例えば、QoSフローIDグループを示すためにPDCP制御PDUが使用される。UEは、PDCP制御PDUを受信し、QoSフローIDグループによって示されるアップリンクのQoSフローをDRBにマッピングする。
【0096】
例えば、構成情報は、「QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのデータ無線ベアラDRBへの、UEが第1のアクセスネットワークデバイスにQoSフローを送信するときに使用される第1のマッピング関係(すなわち、第4の指示情報)」を含み、次いで、第2のアクセスネットワークデバイスは、予め設定されたアルゴリズムに基づいて、第1のマッピング関係を更新するかどうかを決定してもよい。
【0097】
第1のマッピング関係が更新されるとき、1つの可能性において、QoSフローからDRBへのマッピング関係を構成する構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位は、プロトコル標準において指定されてもよく、またはアクセスネットワークデバイス間で交渉されてもよい。次いで、構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位設定は、すべてのアクセスネットワークデバイスについて同じである。さらに、構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位設定が第1のアクセスネットワークデバイスと第2のアクセスネットワークデバイスとについて同じである場合、第2のアクセスネットワークデバイスは、適切な構成方式においてQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を更新してもよく、例えば、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの第2のマッピング関係を取得するために同じレベルのまたはより高いレベルの構成方式を選択してもよい。
【0098】
さらに、構成情報は、「第1のアクセスネットワークデバイスがUEについての第1のマッピング関係を構成する構成方式(すなわち、第5の指示情報)」をさらに含み、第2のアクセスネットワークデバイスは、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの第2のマッピング関係を取得するために、QoSフローからDRBのマッピング関係を更新するために、2つの構成方式間の優先順位を参照して、第4の指示情報と第5の指示情報とに基づいて適切な構成方式を選択してもよい。
【0099】
第2のアクセスネットワークデバイスは、代替的には、デフォルトの高優先度構成方式において、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよい。1つの可能性において、プロトコル標準における仕様を通して、またはアクセスネットワークデバイス間の交渉を通して、QoSフローからターゲットアクセスネットワークデバイスのDRBへの、サービス転送プロセスにおいてターゲットアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係の優先順位が最も高いことが指定される。さらに、第2のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージ内にUEのために構成された第2のマッピング関係を含む。サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを受信した後、第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスによって構成された第2のマッピング関係をUEに通知する。UEは、第2のマッピング関係の構成方式を最も高い優先順位に設定し、QoSフローからDRBへのマッピング関係を更新する。第2のアクセスネットワークデバイスに正常にアクセスした後、UEは、第2のマッピング関係に基づいて、QoSフローに対応する第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにおいてQoSフローのアップリンクデータパケットを送信する。
【0100】
例えば、構成情報は、「第1のアクセスネットワークデバイスにおけるユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の優先順位(すなわち、第6の指示情報)」を含む。上記で説明したように、QoSフローからDRBへのマッピング関係を構成する構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位は、アクセスネットワークデバイス自体によって設定されてもよく、そのとき、構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位設定は、すべてのアクセスネットワークデバイスについて異なってもよい。言い換えれば、アクセスネットワークデバイスは、UEに関する構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位を設定してもよい。次いで、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の優先順位設定が第1のアクセスネットワークデバイスと第2のアクセスネットワークデバイスとで異なる場合、第2のアクセスネットワークデバイスは、アルゴリズムの実装に従って、UEに関する構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位を更新するかどうかを決定してもよい。
【0101】
任意選択で、第2のアクセスネットワークデバイスは、代替的には、構成方式の2つのカテゴリ間の優先順位設定を更新し、UEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を更新してもよい。さらに、第2のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージに、UEのために構成された第2のマッピング関係と、構成方式の2つのカテゴリ間の第2のアクセスネットワークデバイスによって設定された優先順位とを含む。サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを受信した後、第1のアクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン構成方式
と制御プレーン構成方式
との間の、第2のアクセスネットワークデバイスによって設定される優先順位と、構成された第2のマッピング関係とをUEに通知する。情報を受信した後、UEは、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の優先順位設定を更新し、第2のアクセスネットワークデバイスに正常にアクセスした後、UEは、第2のマッピング関係に基づいて、QoSフローに対応する第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにおいてQoSフローのアップリンクデータパケットを送信する。
【0102】
例えば、構成情報は、「第1のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性の指示(すなわち、第8の指示情報)」を含み、第2のアクセスネットワークデバイスは、第8の指示情報を参照して、第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を設定してもよい。この場合、第2のアクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン構成方式において、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよい。第2のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージ内に、第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性の指示情報をさらに含む。サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを受信した後、第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性について第2のアクセスネットワークデバイスによって設定された指示情報と、ユーザプレーン方式においてUEについての第2のアクセスネットワークデバイスによって構成された第2のマッピング関係とをUEに通知する。情報を受信した後、UEは、第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性と、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン方式において構成されたマッピング関係とを参照し、QoSフローに対応する第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにおいてQoSフローのアップリンクデータパケットを送信する。なお、一般に、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン方式においてUEについての第2のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係は、第2のアクセスネットワークデバイスのDRBが反映特性を有するときにのみ効果を生じさせることができる。
【0103】
なお、UEが第2のアクセスネットワークデバイスに正常にアクセスした後、対応するDRBが構成されていないアップリンクのQoSフローがある場合、UEは、第2のアクセスネットワークデバイスのデフォルトベアラ(default DRB)においてQoSフローのデータパケットを送信する。代替的には、UEは、QoSフローのためのDRBを構成するように第2のアクセスネットワークデバイスに要求するために、第2のアクセスネットワークデバイスへのRRC要求を開始してもよい。おそらく、第2のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスのdefault DRB IDを、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージ内にさらに含み、default DRBのsession情報内にさらに含んでもよく、session情報は、sessionのIDを含む。
【0104】
この実施形態において提供されるQoSフロー処理方法において、第2のアクセスネットワークデバイスが構成情報に基づいてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成し、UEのQoSフローを受け入れることができるように、第1のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送要求のために使用されるメッセージを第2のアクセスネットワークデバイスに送信し、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、第1のアクセスネットワークデバイスにおけるQoSフローの構成情報を含む。したがって、サービス転送プロセスにおいて、信頼性のあるQoSサービスがユーザに提供されることができ、ユーザサービスの継続性が保証されることができる。
【0105】
図4は、本出願の一実施形態に係るQoSフロー処理方法の概略フローチャートである。
図4に示すように、この実施形態において提供されるQoSフロー処理方法は、以下のステップを含む。
【0106】
S401.第1のアクセスネットワークデバイスがサービス転送要求のために使用されるメッセージを第2のアクセスネットワークデバイスに送信する。
【0107】
S402.第2のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送要求のために使用されるメッセージに基づいてUEのQoSフローを処理する。
【0108】
S403.第2のアクセスネットワークデバイスは、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信する。
【0109】
S404.第1のアクセスネットワークデバイスは、無線の第2のアクセスネットワークデバイスに、QoSフローがマッピングされる第1のアクセスネットワークデバイスのDRBに関するPDCP SN状態報告を送信する。
【0110】
S405.第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスに、転送される必要があるダウンリンクデータパケットを送信する。
【0111】
S406.第1のアクセスネットワークデバイスは、UEに、サービス転送を示すために使用されるメッセージを送信する。
【0112】
S407.UEは、サービス転送を示すために使用されるメッセージに基づいて第2のアクセスネットワークデバイスにアクセスし、QoSフロー送信を実行する。
【0113】
なお、QoSフローがマッピングされる第1のアクセスネットワークデバイスのDRBに関するPDCP SN状態報告は、第1のアクセスネットワークデバイスによる、正常に送信されたデータパケットに続くデータパケットの送信の状態、例えば、送信成功または送信失敗を示す。送信成功は、正常な受信に関するUEからの確認応答が取得されことを意味する。一方、正常に送信されたデータパケットに先行するすべてのデータパケットは、正常に送信されたかまたはタイムアウトしたとみなされ、送信される必要はない。
【0114】
図3に示す実施形態に基づいて、任意選択の実装形態において、第1のアクセスネットワークデバイスは、代替的には、データ転送(data forwarding)プロセスを使用することによって、QoSフローのQoSルール反映特性を第2のアクセスネットワークデバイスに通知してもよい。
【0115】
例えば、データ転送プロセスにおいて、第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスに、転送される必要があるダウンリンクデータパケットを転送する。具体的には、第1のアクセスネットワークデバイスは、転送トンネルを確立することによって、ダウンリンクデータパケットを第2のアクセスネットワークデバイスに転送する。QoSフローのQoSルール反映特性の指示が、データパケットのカプセル化ヘッダ内に、例えば、データ転送トンネルのGTP-Uヘッダ内に含まれる。
【0116】
任意選択で、指示は、独立した指示情報であってもよく、または、他の情報を使用することによって実施される暗黙的な指示であってもよい。例えば、QoSフローIDが、データパケットのカプセル化ヘッダ内に含まれる。次いで、QoSフローIDは、QoSフローのQoSルール反映特性を暗黙的に示すために使用されてもよい。
【0117】
さらに、転送される必要があるダウンリンクデータパケットは、PDCP SNが割り振られているが、その受信がUEによって確認応答されていないデータパケットと、PDCP SNが割り振られていないコアネットワークからの新しいデータパケットとを含む。ダウンリンク転送データパケットの様々な部分に対して様々な指示解決策が使用されてもよい。
【0118】
一実装形態の解決策において、PDCP SNが割り振られたデータパケットについて、データパケットがQoSルール反映特性を有することを暗黙的に示すために、データパケットのカプセル化ヘッダ内にQoSフローIDが含まれる。PDCP SNが割り振られていないデータパケットについて、データパケットがQoSルール反映特性を有することを示すために、データパケットのカプセル化ヘッダ内に独立した指示情報が含まれる。
【0119】
別の実装形態の解決策において、
PDCP SNが割り振られたデータパケットについて、転送されるべきデータパケットがQoSルール反映特性を有することを示すために、PDCP SN状態報告内に指示情報が含まれてもよい。
【0120】
この実施形態において提供されるQoSフロー処理方法において、ターゲットアクセスネットワークデバイスが、QoSフローのQoSルール反映特性に基づいてUEについてのQoSフローからターゲットアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成し、UEのQoSフローを受け入れることができるように、データ転送(data forwarding)プロセスを使用することによって、または、QoSフローがマッピングされるソースアクセスネットワークデバイスのDRBのPDCP SN状態報告メッセージ内に指示情報を含むことによって、ターゲットアクセスネットワークデバイスが、QoSフローのQoSルール反映特性を通知される。したがって、サービス転送プロセスにおいて、信頼性のあるQoSサービスがユーザに提供されることができ、ユーザサービスの継続性が保証されることができる。
【0121】
なお、本出願のこの実施形態において提供されるQoSフロー処理方法は、マルチ接続性シナリオにさらに適用されてもよい。UEのQoSフローは、マスターアクセスネットワークデバイスからセカンダリアクセスネットワークデバイスに、またはセカンダリアクセスネットワークデバイスからマスターアクセスネットワークデバイスに移行される。それらの実装形態の原理およびプロセスは、同様であり、本明細書では再び説明しない。
【0122】
この実施形態において、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、第1のアクセスネットワークデバイスから第2のアクセスネットワークデバイスにサービスを転送することを要求するために使用される。サービス転送要求のために使用されるメッセージは、セカンダリアクセスネットワークデバイス追加要求メッセージ、セカンダリアクセスネットワークデバイス変更要求メッセージ、およびセカンダリアクセスネットワークデバイス解放要求メッセージのような、ハンドオーバシナリオにおけるハンドオーバ要求メッセージおよびマルチ接続性シナリオにおけるメッセージに対応する。
【0123】
この実施形態において、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージは、サービス転送要求のために使用され、第1のアクセスネットワークデバイスから第2のアクセスネットワークデバイスにサービスを転送するように要求するために使用されるメッセージに応答するために使用される。サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージは、セカンダリアクセスネットワークデバイス追加要求確認応答メッセージ、セカンダリアクセスネットワークデバイス変更要求確認応答メッセージ、およびセカンダリアクセスネットワークデバイス解放要求確認応答メッセージのような、ハンドオーバシナリオにおけるハンドオーバ要求確認応答メッセージおよびマルチ接続性シナリオにおけるメッセージに対応する。
【0124】
図5は、本出願の一実装形態に係るQoSフロー処理方法の概略フローチャートである。
図5に示すように、この実施形態において提供されるQoSフロー処理方法は、以下のステップを含む。
【0125】
S501.アクセスネットワークデバイスが第1の情報を取得する。
【0126】
S502.アクセスネットワークデバイスは、UEのQoSフローを処理するために、第1の情報に基づいてUEについてのQoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成する。
【0127】
具体的には、アクセスネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御プレーンシグナリングを使用することによって第1の情報を取得してもよく、または、アクセスネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のユーザデータパケットを使用することによって第1の情報を取得してもよい。例えば、任意選択の方式において、第1の指示は、コアネットワークとアクセスネットワークデバイスとの間のダウンリンクユーザデータパケットのカプセル化ヘッダ内に含まれる。
【0128】
1つの可能性において、第1の情報は、UEのQoSフローのQoSルール反映特性を示すために使用される。アクセスネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御プレーンシグナリングを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を受信するか、または、アクセスネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のユーザデータパケットを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得してもよい。例えば、QoSフローのデータパケットがQoSルール反映特性を有することを示すために、コアネットワークとアクセスネットワークデバイスとの間のダウンリンクユーザデータパケットのカプセル化ヘッダ内に指示情報が含まれる。アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のユーザデータパケットのカプセル化ヘッダ内にQoSフローIDも含まれ、QoSフローIDは、QoSフローのQoSパラメータを示し、また、QoSフローを識別してもよい。
【0129】
別の可能性において、アクセスネットワークデバイスは、QoSルール反映特性を有するQoSフローをすでに有し、第1の情報は、UEのQoSフローのQoSルール反映特性を削除するように命令するために使用される。具体的には、コアネットワークは、QoSフローのQoSルール反映特性を非アクティブ化することをアクセスネットワークデバイスに通知してもよい。
【0130】
任意選択の方式において、アクセスネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御プレーンシグナリングを使用することによって、QoSフローのQoSルール反映特性を非アクティブ化するためのコマンドを受信する。
【0131】
別の任意選択の方式において、QoSフローのデータパケットのQoSルール反映特性を非アクティブ化するように命令するために、コアネットワークとアクセスネットワークデバイスとの間のダウンリンクユーザデータパケットのカプセル化ヘッダ内に指示情報が含まれる。
【0132】
さらに、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローのQoSルール反映特性を非アクティブ化するようにUEに命令するために、ダウンリンクデータパケット内にQoSルール反映特性を非アクティブ化するための指示を含んでもよい。UEは、QoSフローのものである、反映特性を使用することによって取得されるQoSルールを削除する。任意選択で、アクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン方式において、QoSフローのQoSルール
反映特性を非アクティブ化するようにUEにさらに命令してもよい。具体的には、アクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによって、QoSフローのQoSルール
反映特性を非アクティブ化するようにUEに命令してもよい。例えば、QoSフローIDグループを示すためにPDCP制御PDUが使用される。UEは、PDCP制御PDUを受信し、UEは、QoSフローIDグループのQoSフローについて、QoSフローのものであり、反映特性を使用することによって取得されるQoSルールを削除する。
【0133】
さらに、コアネットワークは、QoSルール反映特性が非アクティブ化されたことをUEに通知してもよい。コアネットワークは、NASメッセージを使用することによって、QoSフローのQoSルール反映特性が非アクティブ化されたことをUEに通知してもよい。UEは、非アクティブ化コマンドを受信し、反映特性に基づいて生成されるQoSルールを終了する。コアネットワークはまた、QoSフローの新しいQoSルールを構成することによって、QoSフローのQoSルール反映特性が非アクティブ化されたことを暗黙的に通知してもよい。
【0134】
さらに、QoSフローのQoSルール反映特性は、非アクティブ化されており、アクセスネットワークデバイスは、UEについてのQoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成する必要がある。任意選択の方式において、アクセスネットワークデバイスは、RRCシグナリングを使用することによって、UEについてのQoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよい。アップリンクデータを送信するとき、UEは、NASによって取得されるQoSフローと、QoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ASによって構成されるマッピング関係とに基づいて、対応するDRBにおいてアップリンクデータパケットを送信する。
【0135】
QoSフローがQoSルール反映特性を有する場合、アクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーン構成方式において、QoSフローのQoSルール反映特性を使用することによって、UEについてのQoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係をさらに構成してもよい。例えば、アクセスネットワークデバイスは、DRB1においてQoSフロー1のダウンリンクデータパケットを送信し、QoSフロー1が反射特性を有することをUEに示す。UEは、DRB1においてQoSフロー1のデータパケットを受信し、アップリンクTFTを取得するためにダウンリンクデータパケットのパケットヘッダの5タプルにおいて反転を実行し、ここで、TFTに対応するQoSのインデックス値は、QoSフロー1であり、UEは、アップリンクのQoSフロー1のデータパケットをDRB1にマッピングする。UEは、この方式において、QoSフロー1からDRB1へのマッピング関係、すなわち、アップリンクのQoSフローからDRBへのマッピング関係を取得し、マッピング関係を記憶してもよい。
【0136】
なお、QoSフローのQoSルール反映特性は、NAS層がQoSフローのTFTおよびQoSパラメータを取得する手段に過ぎない。UEは、ダウンリンクQoSフロー1のデータパケットが配置されるDRB1を使用することによって、アップリンクのQoSフロー1がDRB1にマッピングされることを学習し、これは、QoSフローからDRBへのマッピング関係の反映特性とみなされてもよい。QoSフローからDRBへのマッピング関係の反映特性は、アクセスネットワークデバイスによって構成されてもよい。具体的には、アクセスネットワークデバイスは、RRCシグナリングを使用することによってUEに通知してもよく、またはダウンリンク・ユーザ・プレーン・データ・パケットを使用することによってUEに通知してもよい。具体的には、QoSフローがQoSフローからDRBへのマッピング関係の反映特性を有することを示す情報が、ダウンリンクデータパケットのパケットヘッダ内に含まれる。
【0137】
なお、加えて、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローのものであり、QoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係のものである反映特性をさらに変更してもよい。例えば、アクセスネットワークデバイスは、RRCシグナリングまたはダウンリンク・ユーザ・プレーン・データ・パケットを使用することによって、QoSフローのものであり、QoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係のものである反映特性を非アクティブ化することをUEに通知してもよい。
【0138】
サービス転送プロセスにおいて、ソースアクセスネットワークデバイスが、サービス転送要求のために使用されるメッセージを使用することによって、UEのQoSフローがQoSフローからソースアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係の反映特性を有するかどうかをターゲットアクセスネットワークデバイスに通知してもよいことに言及する価値がある。ターゲットアクセスネットワークデバイスは、ターゲットアクセスネットワークデバイスのアルゴリズムを使用することによって、QoSフローからターゲットアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係の反射特性を更新または構成し、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを使用することによってソースアクセスネットワークデバイスに通知してもよく、ソースアクセスネットワークデバイスは、サービス転送を示すために使用されるメッセージを使用することによってUEに通知する。ターゲットアクセスネットワークデバイスにアクセスした後、UEは、アップリンクのQoSフローのデータパケットを送信するためのDRBを決定してもよい。対応するDRBが構成されていないアップリンクのQoSフローがある場合、UEは、ターゲットアクセスネットワークデバイスのdefault DRBにおいて、QoSフローからDRBへのマッピング関係が構成されていないQoSフローのデータパケットを送信してもよい。
【0139】
この実施形態において提供されるQoSフロー処理方法において、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローのQoSルール反映特性に基づいて、UEについてのQoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成してもよく、それによって、UEのQoSフローが効果的に送信されることを保証し、より信頼性の高いQoSサービスをユーザに提供し、ユーザサービスの継続性を保証する。
【0140】
1つのサービスフロー(QoSフロー)が1つのDRBにマッピングされ、マッピング関係がアルゴリズムに従ってRANによって決定されてもよく、マッピング関係は、変化してもよい。QoSフローからDRBへのマッピング関係を変更するプロセスにおいて、QoS flowのものであり、ソースDRBにおいて送信されるデータパケットが、QoS flowのものであり、新しいDRBにおいて送信されるデータパケットよりも早く上位プロトコル層に到着する場合があり、順序が狂った送達につながる。本出願の一実施形態は、順序が狂った送達を解決するための解決策をさらに提供する。
【0141】
図6は、無線アクセスネットワークデバイスとUEとの間の無線インターフェースのプロトコルスタックの概略アーキテクチャ図である。
図6に示すように、5G-RANにおいて、ユーザプレーンプロトコル層がPDCPプロトコルスタックの上に導入される。このプロトコル層は、QoS flowからDRBへのルーティング、ユーザプレーンパケットヘッダへのQoS flow IDの追加などのような機能を担当する。プロトコル層は、パケットデータ関連プロトコル(Packet Data Association Protocol、PDAP)として定義されてもよい。プロトコルスタックのエンティティは、PDU sessionに基づいて構成される。具体的には、1つのPDAPプロトコルエンティティが1つのPDU sessionに対して確立される。
【0142】
順序が狂った送信を解決するためにこの実施形態において提供される解決策1において、PDAP層は、エンドマーカ(end marker、EM)指示を送信し、データパケットの送信間に間隔がある。
【0143】
第1のデバイスのPDAPが、第1のサービスフローQoS flow1からDRB1へのマッピングを、QoS flow1からDRB2へのマッピングに変更することを決定する。第1のデバイスは、QoS flow1の送信端であり、第2のデバイスがQoS flow1の受信端である。第1のデバイスのPDAPエンティティは、エンドマーカを送信し、エンドマーカは、QoS flow1のデータパケットを送信することの終了を示す。言い換えれば、第1のデバイスは、DRB1においてQoS flow1のデータパケットをもはや送信しない。エンドマーカは、データパケットまたは制御データユニットの形態において送信されてもよく、QoS flow1のIDが含まれる。さらに、QoS flowのエンドマーカは、複数のデータパケットであってもよい。
【0144】
第2のデバイスのPDAPエンティティがQoS flow1のエンドマーカを受信した場合、第2のデバイスは、QoS flow1のエンドマーカが受信されたことを第1のデバイスに通知する。第1のデバイスが、第2のデバイスによって通知され、第2のデバイスがQoS flow1のエンドマーカを受信したことを示す情報を受信した場合、第1のデバイスは、QoS flow1をDRB2にマッピングし、DRB2においてQoS flow1のデータパケットを送信することを開始する。
【0145】
この方式において、第2のデバイスは、最初に、DRB1においてQoS flow1のデータパケットを受信し、次いで、DRB2においてデータパケットを受信する。第2のデバイスのDRB1のPDCPエンティティがPDCP SDUを上位層に順番に送達し、第2のデバイスのDRB2のPDCPエンティティがPDCP SDUを上位層に順番に送達し、それによって、QoS flow1のデータパケットの順序が狂った送達を回避する。
【0146】
さらに、QoS flow1からDRB1へのマッピングは、QoS flow1からDRB2へのマッピングに変更される。QoS flow1のデータパケットの送信が完了する前にDRB1が解放された場合、パケット損失が発生する場合がある。この実施形態において、第1のデバイスが、第2のデバイスによって通知される、第2のデバイスがQoS flow1のエンドマーカを受信したことを示す情報を受信した場合、第1のデバイスは、QoS flow1をDRB2にマッピングし、DRB2においてQoS flow1のデータパケットを送信することを開始する。第1のデバイスは、DRB1がQoS flow1のデータパケットを送信するためにもはや使用されないことを通知してもよい。DRB1が任意のQoS flowのデータパケットを送信するために使用されない場合、DRB1は、解放されてもよい。
【0147】
第1のデバイスは、UEまたは基地局であってもよく、第2のデイバスは、UEまたは基地局であってもよい。第1のデバイスがUEである場合、第2のデバイスは、QoS flow1からDRB1またはDRB2へのマッピング関係を強制し、QoS flowからDRBへの、QoS flow1のマッピング関係を変更する。
【0148】
順序が狂った送達を解決するためにこの実施形態において提供される解決策2において、PDAP層は、エンドマーカ(end marker)指示を送信し、データパケットの送信間に間隔はない。
【0149】
第1のデバイスのPDAPが、第1のサービスフローQoS flow1からDRB1へのマッピングを、QoS flow1からDRB2へのマッピングに変更することを決定する。第1のデバイスは、QoS flow1の送信端であり、第2のデバイスがQoS flow1の受信端である。第1のデバイスのPDAPエンティティは、エンドマーカを送信し、エンドマーカは、QoS flow1のデータパケットを送信することの終了を示す。言い換えれば、第1のデバイスは、DRB1においてQoS flow1のデータパケットをもはや送信しない。エンドマーカは、データパケットまたは制御データユニットの形態において送信されてもよく、QoS flow1のIDが含まれる。さらに、QoS flowのエンドマーカは、複数のデータパケットであってもよい。第1のデバイスのPDAPエンティティは、DRB2においてQoS flow1のデータパケットを送信することを開始する。
【0150】
第2のデバイスのPDAPエンティティが、DRB1においてQoS flow1のデータパケットを受信し、PDAPエンティティがQoS flow1のエンドマーカを受信した場合、それは、DRB1におけるQoS flow1のデータパケットの送信が終了したことを示す。第2のデバイスのPDAPエンティティは、DRB2においてQoS flow1のデータパケットも受信する。QoS flow1のデータパケットの順番通りの送達を保証するために、PDAPは、最初に、DRB1において受信したQoS flow1のデータパケットを送達し、エンドマーカを受信した後、DRB2において受信したQoS flow1のデータパケットを送達する。
【0151】
この方式において、第2のデバイスは、最初に、DRB1においてQoS flow1のデータパケットを受信し、次いで、DRB2においてデータパケットを受信する。第2のデバイスのDRB1のPDCPエンティティが、PDCP SDUを順番通りに上位層に送達し、第2のデバイスのDRB2のPDCPエンティティが、PDCP SDUを順番通りに上位層に送達する。第2のデバイスのPDAPエンティティは、最初に、上位層プロトコルエンティティに、DRB1において受信したQoS flow1のデータパケットを送達し、エンドマーカを受信した後、DRB2において受信したQoS flow1のデータパケットを送達し、それによって、QoS flow1のデータパケットの順序が狂った送達を回避する。
【0152】
さらに、PDAPプロトコルエンティティは、QoS flowの粒度に基づいて上位層にデータパケットを送達してもよい。具体的には、異なるQoS flowの受信データパケットについて、データパケットは、QoS flowのデータパケットの順序に基づいて上位層に順番通りに送達されることが必要である。例えば、PDAPプロトコルエンティティがQoS flow2のデータパケットをさらに含む場合、PDAPプロトコルエンティティは、QoS flow1のデータパケットの順序付け状態または送達状態に制限される代わりに、QoS flow2のデータパケットの順序に基づいてデータパケットを送達してもよい。
【0153】
さらに、QoS flow1からDRB1へのマッピングは、QoS flow1からDRB2へのマッピングに変更される。QoS flow1のデータパケットの送信が完了する前にDRB1が解放された場合、パケット損失が発生する場合がある。この実施形態において、第1のデバイスが、第2のデバイスによって通知される、第2のデバイスがQoS flow1のエンドマーカを受信したことを示す情報を受信した場合、第1のデバイスは、QoS flow1をDRB2にマッピングし、DRB2においてQoS flow1のデータパケットを送信することを開始する。第1のデバイスは、DRB1がQoS flow1のデータパケットを送信するためにもはや使用されないことを通知してもよい。DRB1が任意のQoS flowのデータパケットを送信するために使用されない場合、DRB1は、解放されてもよい。
【0154】
順序が狂った送達を解決するためにこの実施形態において提供される解決策3において、PDAP層がPDCP層にエンドマーカ(end marker)指示を送信し、データパケットの送信間に間隔はない。
【0155】
図7は、QoS flowからDRBへのマッピング関係の変化を示す概略図である。
図7に示すように、QoS flow1のデータパケットが、最初に、DRB1において送信され、次いで、サービスフローがDRBに再マッピングされた後、DRB2において送信される。送信端のPDCPエンティティ1および送信端のPDCPエンティティ2が、PDCP SNをQoS flow1のデータパケットに別々に割り振る。パケット11、パケット12、パケット52、およびパケット53がQoS flow1のデータパケットである。パケット11およびパケット12は、受信端のPDCPエンティティ1によって受信されるデータパケットであり、パケット52およびパケット53は、受信端のPDCPエンティティ2によって受信されるデータパケットである。パケット51およびパケット54がQoS flow2のデータパケットである。
【0156】
QoS flow1をDRB1からDRB2に転送するとき、送信端は、DRB1におけるflow1のデータの送信の終了を示すためにエンドマーカを設定する。エンドマーカは、PDCP SN番号、またはflow1のデータの終了を示す別のIDであってもよい。送信端の新しいプロトコル層PDAPプロトコルエンティティがflow1からDRB1へのマッピングをflow1からDRB2へのマッピングに変更することを決定した場合、送信端のPDAPプロトコルエンティティは、QoS flowからDRBへの、flow1のものであるマッピング関係が変更されたことを示す指示情報を受信端の新しいプロトコル層PDAPプロトコルエンティティに通知する。QoS flowからDRBへのマッピング関係が変更されたことを示す指示情報は、QoS flow1のIDと、QoS flow1がマッピングされた新しいDRB、例えば、DRB2のIDとを含む。
【0157】
送信端の新しいプロトコル層エンティティは、DRB1において送信されたQoS flow1のデータパケットのエンドマーカを下層プロトコルエンティティ、例えば、PDCPエンティティにさらに通知し、層間プリミティブを使用することによってPDCPエンティティに通知してもよい。送信端のPDCPプロトコルエンティティは、例えば、新しいプロトコル層によって通知されるQoS flow1のデータの送信のエンドマーカに基づいて、PDCP層のエンドマーカを設定してもよく、または、送信端のPDCPプロトコルエンティティは、受信端の状態フィードバックに従ってPDCP層のエンドマーカを設定してもよい。送信端は、タイマーをさらに設定し、受信端に通知してもよい。受信端がタイマー満了後にフィードバックを送信しない場合、送信端は、エンドマーカを設定し、エンドマーカを受信端に送信する。受信端は、エンドマーカをユーザプレーンデータパケットのヘッダ内に含むことによって、または制御プロトコルデータユニットを使用することによって、データパケット送信のエンドマーカを通知されてもよい。送信端のPDCPプロトコルエンティティは、例えば、層間プリミティブを使用することによって、エンドマーカを送信端の上位層PDAPプロトコルエンティティに送信する。
【0158】
さらに、送信端のPDAPプロトコルエンティティは、送信端のPDCPエンティティが古いデータパケットを正常に送信したことを示す指示情報を受信した後、新しいDRBにおいてデータを送信することを開始してもよい。古いデータパケットを正常に送信することは、PDCPエンティティがQoS flow1のデータパケットを受信端のPDCPエンティティに正常に送信したこと、またはデータパケットの送信がタイムアウトしたことを意味する。
【0159】
受信端のPDCPエンティティは、QoS flow1のエンドマーカを受信し、エンドマーカを新しいプロトコル層PDAPプロトコルエンティティに送信する。受信端のPDAPプロトコルエンティティは、受信端のPDCPプロトコルエンティティ1からQoS flow1のデータパケットを受信し、受信端のPDCPプロトコルエンティティ2のflow1のデータパケットを受信する。受信端のPDAPプロトコルエンティティは、順序付け機能を実行する。具体的には、PDAPプロトコルエンティティは、最初に、エンドマーカ前にPDCPプロトコルエンティティ1から受信されたQoS flow1のデータパケットを上位層に順番通りに送達し、次いで、PDCPプロトコルエンティティ2から受信されたQoS flow1のデータパケットを上位層に順番通りに送達する。すなわち、パケット11およびパケット12が最初に送達され、次いで、パケット52およびパケット53が送達される。さらに、新しいプロトコル層PDAPプロトコルエンティティは、PDCPプロトコルエンティティ2からQoS flow2のデータパケットを受信し、新しいプロトコル層PDAPプロトコルエンティティは、QoS flow1のデータパケットのシーケンス番号の順序付けによって制限される代わりに、QoS flow2のデータパケットの送達ルールに基づいて、データパケットを上位層に送達してもよい。例えば、QoS flow2は、PDCPプロトコルエンティティ
2においてのみ送信され、
PDAPプロトコルエンティティは、パケット51およびパケット54を上位プロトコル層に送達してもよい。しかしながら、PDAPプロトコルエンティティは、QoS flow1のパケット12の受信を待つ必要があるので、パケット52は、受信端のPDAPプロトコルエンティティのバッファ内にまだある場合がある。言い換えれば、
PDAP層は、PDCP SNの順序付けに基づく上位層エンティティへの順番通りの送達の代わりに、QoS flowの順序に基づいて順番通りの送達を実施してもよい。
【0160】
さらに、PDAPプロトコルエンティティの順序付け機能がPDCP層において実施される場合、PDCP2は、PDCP1がパケット11およびパケット12を送達することを終了した後、パケット52およびパケット53を送達する。同様に、PDCP2におけるflow2のデータパケットの送達は、flow1のデータパケットを順序付けるプロセスによって影響を受けない。
【0161】
なお、前述のプロセスの方法におけるデータパケットは、アップリンクデータパケットであってもよく、またはダウンリンクデータパケットであってもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0162】
本出願の別の実施形態において、PDAPプロトコル層構成方法がさらに提供される。
【0163】
図6に示すように、5G-RANにおいて、ユーザプレーンプロトコル層がPDCPプロトコルスタックの上に導入される。このプロトコル層は、QoS flowからDRBへのルーティング、ユーザプレーンパケットヘッダへのQoS flow IDの追加などのような機能を担当する。プロトコル層は、PDAPとして定義されてもよい。プロトコルスタックのエンティティは、PDU sessionに基づいて構成される。具体的には、1つのPDAPプロトコルエンティティが1つのPDU sessionに対して確立される。PDAPは、sessionに基づいて、DRB1およびDRB2において受信されたデータパケットを送達することをさらに担当する。例えば、UEのPDAPエンティティが、受信されたダウンリンクデータパケットを、sessionに対応するアプリケーション層インスタンスに送達し、無線アクセスネットワークデバイスのPDAPエンティティが、受信されたアップリンクデータパケットをトンネルに送達し、トンネルは、sessionに対応し、コア・ネットワーク・ユーザ・プレーン・ネットワーク要素に接続される。
【0164】
UEは、PDU sessionの確立を開始してもよい。session確立のプロセス中、無線アクセスネットワークデバイスは、UEに関するdefault DRBおよびPDAPエンティティを確立し、専用のDRBを確立してもよい。アップリンクデータを送信する必要があるとき、UEのアクセス層(AS)は、各アップリンクデータパケットに関する非アクセス層(NAS)によって提供されるQoS flow ID情報と、QoS flow IDからDRBへの、AS層によって記憶されるマッピング関係とに基づいて、対応するDRBにおいて各アップリンクデータパケットを送信する。NAS層が特定のアップリンクデータパケットに関するQoS flow ID情報を提供しない場合、UEのAS層は、対応するPDU sessionのdefault DRBにおいてアップリンクデータを送信する。無線アクセスネットワークデバイスは、UEのQoS flowに関するDRBを確立してもよく、QoS flowからDRBへのマッピング関係をUEに通知してもよい。UEは、QoS flowからDRBへのマッピング関係に基づいて、対応するDRBにおいてQoS flowのデータパケットを送信する。
【0165】
無線アクセスネットワークデバイスは、UEに関する専用無線リソース構成情報を構成することによって、DRBの構成情報とPDAPの構成情報とをUEに通知する。無線アクセスネットワークデバイスは、専用無線リソース構成情報を構成することによって、DRBの構成情報とPDAPの構成情報とをさらに追加、修正、または削除してもよい。
【0166】
本出願のこの実施形態は、以下のいくつかの任意選択の無線リソース構成方式を提供する。
【0167】
第1の任意選択の無線リソース構成方式において、無線アクセスネットワークデバイスは、専用無線リソース構成情報をUEに送信する。専用無線リソース構成情報は、DRBの構成情報を含み、DRBの構成情報は、DRBのID情報を含み、以下、すなわち、DRBに対応するPDU sessionのID情報、DRBがdefault DRBであるかどうかを示す指示情報、およびDRBのプロトコル層構成情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。DRBに対応するPDU sessionは、DRB上に含まれるQoS flowが属するPDU sessionである。default DRBのタイプは、DRBがdefault DRBであることを意味する。DRBのプロトコル層構成情報は、以下、すなわち、DRBのPDCP層、DRBのRLC層、およびDRBの論理チャネルのうちの少なくとも1つのパラメータ構成である。
【0168】
さらに、専用無線リソース構成情報は、PDAPプロトコル層の構成情報を含み、PDAPプロトコル層の構成情報は、以下、すなわち、PDAPプロトコルエンティティのID情報、PDAPプロトコルエンティティに対応するPDU sessionのID情報、default DRBのID情報、およびQoS flowとDRBとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。default DRBのID情報は、PDAPプロトコルエンティティに対応するPDU sessionのdefault DRB IDを示すために使用される。
【0169】
UEは、無線アクセスネットワークデバイスによって構成されるDRBの構成情報とPDAPの構成情報とを受信し、PDU sessionとDRBとの間の対応、およびPDU sessionとPDAPとの間の対応を通して、PDAPとDRBとの間の対応を学習してもよい。UEは、DRBの構成情報内の、DRBがdefault DRBであるかどうかを示す指示情報、または、PDAPの構成情報内のdefault DRBのID情報に基づいて、各sessionのdefault DRBを学習してもよい。
【0170】
例えば、DRB1およびDRB2がsession1に対応し、PDAP1がsession1に対応し、次いで、PDAP1がDRB1およびDRB2に対応する。PDAP1は、session1におけるQoS flowをDRB1およびDRB2にマッピングすることを担当し、PDAP1は、DRB1およびDRB2にマッピングされたデータパケットにQoS flow IDを追加することも担当する。
【0171】
例えば、無線リソース構成を実行するためのシグナリング要素は、
DRB add or modify{
DRB id、すなわち、「DRBのID情報」の表現;
DRB Session id、すなわち、「DRBに対応するPDU SessionのID情報」の表現;
Default DRB indicator、すなわち、「DRBがdefault DRBであるかどうかを示す指示情報」の表現;
Other protocol configuration;
}
PDAP add or modify
{
PDAP id、すなわち、「PDAPプロトコルエンティティのID情報」の表現;
Session id、すなわち、「PDAPプロトコルエンティティに対応するPDU sessionのID情報」の表現;
default DRB id、すなわち、「default DRBのID情報」の表現;
Flow to DRB mapping configuration、すなわち、「QoS flowとDRBとの間のマッピング関係」の表現;
}
【0172】
第2の任意選択の無線リソース構成方式において、無線アクセスネットワークデバイスは、専用無線リソース構成情報をUEに送信する。専用無線リソース構成情報は、DRBの構成情報を含み、DRBの構成情報は、DRBのID情報を含み、以下、すなわち、DRBに対応するPDU sessionのID情報、DRBのプロトコル層構成情報、およびPDAPプロトコル層の構成情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。DRBに対応するPDU sessionは、DRB上に含まれるQoS flowが属するPDU sessionである。DRBのプロトコル層構成情報は、DRBのPDCP層、DRBのRLC層、およびDRBの論理チャネルのうちの少なくとも1つのパラメータ構成である。PDAPプロトコル層の構成情報は、PDAPプロトコルエンティティのID情報、およびQoS flowとDRBとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0173】
各sessionに対応するすべてのDRBにおいて、1つのDRBのみの構成情報がPDAPプロトコル層の構成情報を含み、DRBは、default DRBである。
【0174】
UEは、無線アクセスネットワークデバイスによって通知されるDRBの構成情報を受信し、DRBの構成情報内に含まれるDRBに対応するsessionとPDAPプロトコル層の構成情報との間の対応を通して、DRBが
default DRBであることを学習してもよく、PDAPに対応するPDU sessionを学習してもよい。
【0175】
例えば、DRB1およびDRB2がsession1に対応し、DRB1の構成情報がPDAP1の構成情報を含み、次いでDRB1がsession1のdefault DRBであり、PDAP1がsession1に対応する。次いで、PDAP1は、session1内のQoS flowをDRB1およびDRB2にマッピングすることを担当する。PDAP1は、DRB1およびDRB2にマッピングされたデータパケットにQoS flow IDを追加することを担当する。
【0176】
例えば、無線リソース構成を実行するためのシグナリング要素は、
DRB1 add or modify{
DRB id;
Session id;
Other protocol configuration;
PDAP{
PDAP id;
Flow to DRB mapping configuration
;}
}
DRB2 add or modify{
DRB id;
Session id;
}
である。
【0177】
第3の任意選択の無線リソース構成方式において、無線アクセスネットワークデバイスは、専用無線リソース構成情報をUEに送信する。専用無線リソース構成情報は、sessionの構成情報を含み、sessionの構成情報は、以下、すなわち、session ID、DRBの構成情報、およびPDAPプロトコル層の構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0178】
DRBの構成情報は、sessionに対応するDRBの構成情報であり、以下、すなわち、DRBのID情報、DRBがdefault DRBであるかどうかを示す指示情報、およびDRBのプロトコル層構成情報のうちの少なくとも1つを含む。DRBのプロトコル層構成情報は、以下、すなわち、DRBのPDCP層、DRBのRLC層、およびDRBの論理チャネルのうちの少なくとも1つのパラメータ構成である。
【0179】
PDAPプロトコル層の構成情報は、以下、すなわち、PDAPプロトコルエンティティのID情報、default DRBのID情報、および、QoS flowとDRBとの間のマッピング関係とのうちの少なくとも1つを含む。default DRBのID情報は、PDAPプロトコルエンティティに対応するPDU sessionのdefalut DRB IDを示すために使用される。
【0180】
UEは、sessionに対応するDRBの構成情報と、sessionに対応するPDAPプロトコル層の構成情報とを取得するために、sessionのものである、無線アクセスネットワークデバイスによって構成される構成情報を受信する。UEは、DRBがdefault DRBであるかどうかを示すために使用される、DRBの構成情報内の指示情報か、または、PDAPの構成情報内のdefault DRBのID情報に基づいて、各sessionのdefault DRBを学習してもよい。
【0181】
例えば、session1がDRB1およびDRB2に対応し、session1は、PDAP1に対応し、次いで、PDAP1は、DRB1およびDRB2に対応する。次いで、PDAP1は、session1内のQoS flowをDRB1およびDRB2にマッピングすることを担当する。PDAP1は、DRB1およびDRB2にマッピングされたデータパケットにQoS flow IDを追加することも担当する。
【0182】
例えば、無線リソース構成を実行するためのシグナリング要素は、
Session add or modify{
DRB id list;
PDAP configuration;
}
DRB add or modify{
DRB id;
Default DRB, optional
Other protocol configuration;
}
PDAP configuration
{
PDAP id;
Flow to DRB mapping configuration;
default DRB id、すなわち、「default DRBのID情報」の表現;
}
である。
【0183】
第4の任意選択の無線リソース構成方式において、無線アクセスネットワークデバイスは、専用無線リソース構成情報をUEに送信する。専用無線リソース構成情報は、sessionの構成情報を含み、sessionの構成情報は、sessionのID情報およびDRBの構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0184】
DRBの構成情報は、sessionに対応するDRBの構成情報であり、以下、すなわち、DRBのID情報、PDAPプロトコル層の構成情報、およびDRBのプロトコル層構成情報のうちの少なくとも1つを含む。DRBのプロトコル層構成情報は、以下、すなわち、DRBのPDCP層、DRBのRLC層、およびDRBの論理チャネルのうちの少なくとも1つのパラメータ構成である。PDAPプロトコル層の構成情報は、PDAPプロトコルエンティティのID情報、および、QoS flowとDRBとの間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含む。
【0185】
各sessionに対応するすべてのDRBにおいて、1つのDRBのみの構成情報がPDAPプロトコル層の構成情報を含み、DRBは、default DRBである。
【0186】
UEは、sessionに対応するDRBの構成情報と、sessionに対応するPDAPプロトコル層の構成情報とを取得するために、sessionのものである、無線アクセスネットワークデバイスによって構成される構成情報を受信する。例えば、session1がDRB1およびDRB2に対応し、session1は、PDAP1に対応し、次いで、PDAP1は、DRB1およびDRB2に対応する。次いで、PDAP1は、セッション1内のQoS flowをDRB1およびDRB2にマッピングすることを担当する。PDAP1は、DRB1およびDRB2にマッピングされたデータパケットにQoS flow IDを追加することも担当する。DRB1の構成情報がPDAP1の構成情報を含む場合、そのとき、DRB1は、default DRBである。
【0187】
例えば、無線リソース構成を実行するためのシグナリング要素は、
Session add or modify{
DRB id list;
}
DRB add or modify{
DRB id;
PDAP configuration, optional;
Other protocol configuration;
}
PDAP configuration
{
PDAP id;
Flow to DRB mapping configuration;
}
である。
【0188】
この実施形態において提供される無線リソース構成解決策は、プライマリセルまたはセカンダリセルにおいてDRBおよびSRBを構成するために無線アクセスネットワークデバイスによって使用されてもよく、RRCプロセス、ハンドオーバプロセス、および、マルチ接続性サービスのプロセスの追加、解放、または変更のような、複数のシナリオに適用されてもよい。
【0189】
図8は、本出願の一実施形態に係るアクセスネットワークデバイスの概略構造図である。
図8に示すように、アクセスネットワークデバイスは、QoSフロー処理デバイスを含む。QoSフロー処理デバイスは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを使用することによってアクセスネットワークデバイス(例えば、基地局)の一部またはすべてとして実装されてもよい。デバイスは、受信モジュール81と、構成モジュール82と、送信モジュール83とを含んでもよい。
【0190】
具体的には、受信モジュール81は、サービス転送要求のために使用されるメッセージを受信するように構成され、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信され、QoSフローの構成情報を含み、構成情報は、以下、すなわち、第1の指示情報であって、第1の指示情報がQoSフローのQoSルール反映特性を示す、第1の指示情報、第2の指示情報であって、第2の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性を取得する第1の方式を示す、第2の指示情報、第3の指示情報であって、第3の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがユーザ機器UEにQoSフローのQoSルール反映特性を通知する第2の方式を示す、第3の指示情報、第4の指示情報であって、第4の指示情報が、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのデータ無線ベアラDRBへの、UEがQoSフローを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するときに使用される第1のマッピング関係を示す、第4の指示情報、第5の指示情報であって、第5の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがUEについての第1のマッピング関係を構成する方式がユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式であることを示す、第5の指示情報、第6の指示情報であって、第6の指示情報が、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の、UEについて第1のアクセスネットワークデバイスによって設定される優先順位を示す、第6の指示情報、第7の指示情報であって、第7の指示情報が、UEが、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式において第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係を解放することを示す、第7の指示情報、および、第8の指示情報であって、第8の指示情報が第1のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を示す、第8の指示情報のうちの少なくとも1つを含む。構成モジュール82は、構成情報に基づいて、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように構成される。送信モジュール83は、サービス転送要求に応答するために使用される、UEについての構成モジュール82によって構成されるマッピング関係を含むメッセージを、第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成され、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージは、サービス転送を示すために使用される、第1のアクセスネットワークデバイスによってUEに送信されるメッセージであり、サービス転送を示すために使用されるメッセージは、サービス転送を示すために使用されるメッセージに基づいて、少なくとも1つのサービスのQoSフローを送信のために第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにマッピングするようにUEに命令する。
【0191】
おそらく、構成情報は、第1の指示情報を含み、構成モジュール82は、具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスがUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように、QoSフローがマッピングされる第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにおいて第1の指示情報を含むダウンリンクデータパケットを送信するように構成される。
【0192】
おそらく、構成情報は、第3の指示情報を含み、第2の方式は、指示情報をダウンリンクデータパケット内に含むことによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知することである。構成モジュール82は、具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスがUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように、第3の指示情報において示される第2の方式においてQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知するように構成される。
【0193】
おそらく、構成情報は、第2の指示情報をさらに含み、第1の方式は、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御シグナリングを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得すること、または、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することであり、第2の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することを示す。構成モジュール82は、具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスがUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように、第3の指示情報において示される第2の方式においてQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知するように構成される。
【0194】
おそらく、構成情報は、第7の指示情報を含み、ユーザプレーン構成方式は、ダウンリンクデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである。構成モジュール82は、具体的には、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてUEについての第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係におけるQoSフローについて、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの第2のマッピング関係を構成するように構成される。送信モジュール83は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、第2のマッピング関係を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0195】
さらに、構成モジュールは、具体的には、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてUEについての第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係におけるQoSフローについて、ユーザプレーン構成方式においてまたは制御プレーン構成方式において、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの第2のマッピング関係を構成するように構成され、制御プレーン構成方式は、無線リソース制御RRCシグナリングを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである。
【0196】
おそらく、構成情報は、第4の指示情報を含み、構成モジュール82は、具体的には、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの第3のマッピング関係を取得するために、第4の指示情報に基づいて第1のマッピング関係を更新するように構成される。送信モジュール83は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、第3のマッピング関係を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0197】
おそらく、構成情報は、第5の指示情報をさらに含み、構成モジュール82は、具体的には、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの第4のマッピング関係を取得するために、第4の指示情報と第5の指示情報とに基づいて第1のマッピング関係を更新するように構成される。送信モジュール83は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、第4のマッピング関係を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0198】
おそらく、構成情報は、第6の指示情報を含み、構成モジュール82は、具体的には、第6の指示情報に基づいて、UEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの第5のマッピング関係を構成するように構成される。送信モジュール83は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、第5のマッピング関係を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0199】
おそらく、構成モジュール82は、具体的には、第6の指示情報に基づいてUEにおけるユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の優先順位を更新するようにさらに構成される。さらに、送信モジュール83は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の更新された優先順位を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される。
【0200】
おそらく、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージは、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の更新された優先順位と、第5のマッピング関係とのうちの少なくとも1つを含む。
【0201】
おそらく、構成情報は、第8の指示情報を含み、構成モジュール82は、具体的には、第8の指示情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を設定し、ユーザプレーン構成方式においてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように構成される。ユーザプレーン構成方式は、ダウンリンクデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである。さらに、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージは、第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性の指示情報をさらに含む。
【0202】
実際の適用例において、任意選択で、受信モジュール81は、QoSフローがマッピングされる第1のアクセスネットワークデバイスのDRBに関する第1のアクセスネットワークデバイスによって送信されるパケットデータ収束プロトコルシーケンス番号PDCP SN状態報告を受信するようにさらに構成されてもよく、PDCP SN状態報告は、第1の指示情報を含む。
【0203】
実際の適用例において、任意選択で、受信モジュール81は、転送される必要がある、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信されるダウンリンクデータパケットを受信するようにさらに構成されてもよく、転送される必要があるダウンリンクデータパケットのカプセル化ヘッダが第1の指示情報を含む。
【0204】
この実施形態において提供されるQoSフロー処理デバイスは、方法の実施形態における第2のアクセスネットワークデバイスによって実行される機能を実行してもよい。それらの実装形態の原理および技術的効果は、類似しており、詳細について本明細書では再び説明しない。
【0205】
図9は、本出願の一実施形態に係るアクセスネットワークデバイスの概略構造図である。
図9に示すように、アクセスネットワークデバイスは、QoSフロー処理デバイスを含む。QoSフロー処理デバイスは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを使用することによってアクセスネットワークデバイス(例えば、基地局)の一部またはすべてとして実装されてもよい。デバイスは、送信モジュール91と、受信モジュール92とを含んでもよい。
【0206】
具体的には、送信モジュール91は、サービス転送要求のために使用されるメッセージを第2のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成され、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、QoSフローの構成情報を含む。構成情報は、以下、すなわち、第1の指示情報であって、第1の指示情報がQoSフローのQoSルール反映特性を示す、第1の指示情報、第2の指示情報であって、第2の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性を取得する第1の方式を示す、第2の指示情報、第3の指示情報であって、第3の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがユーザ機器UEにQoSフローのQoSルール反映特性を通知する第2の方式を示す、第3の指示情報、第4の指示情報であって、第4の指示情報が、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのデータ無線ベアラDRBへの、UEがQoSフローを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するときに使用される第1のマッピング関係を示す、第4の指示情報、第5の指示情報であって、第5の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがUEについての第1のマッピング関係を構成する方式がユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式であることを示す、第5の指示情報、第6の指示情報であって、第6の指示情報が、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の、UEについて第1のアクセスネットワークデバイスによって設定される優先順位を示す、第6の指示情報、第7の指示情報であって、第7の指示情報が、UEが、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式において第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係を解放することを示す、第7の指示情報、および、第8の指示情報であって、第8の指示情報が第1のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を示す、第8の指示情報のうちの少なくとも1つを含む。受信モジュール92は、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを受信するように構成され、メッセージは、UEについての第2のアクセスネットワークデバイスによって構成される、第2のアクセスネットワークデバイスによって送信されるマッピング関係を含む。送信モジュール91は、サービス転送を示すために使用される、UEについての第2のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係を含むメッセージを、UEに送信するようにさらに構成され、サービス転送を示すために使用されるメッセージは、指示メッセージに基づいて、少なくとも1つのサービスのQoSフローを送信のために第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにマッピングするようにUEに命令する。
【0207】
実際の適用例において、第1の方式は、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御シグナリングを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することであってもよく、または、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することであってもよい。
【0208】
実際の適用例において、第2の方式は、指示情報をダウンリンクデータパケット内に含むことによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知することであってもよく、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知することであってもよい。
【0209】
実際の適用例において、ユーザプレーン構成方式は、ダウンリンクデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することであってもよく、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することであり、制御プレーン構成方式は、無線リソース制御RRCシグナリングを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することであってもよい。
【0210】
実際の適用例において、送信モジュール91は、QoSフローがマッピングされる第1のアクセスネットワークデバイスのDRBに関するパケットデータ収束プロトコルシーケンス番号PDCP SN状態報告を第2のアクセスネットワークデバイスに送信するようにさらに構成されてもよく、PDCP SN状態報告は、第1の指示情報を含む。
【0211】
実際の適用例において、送信モジュール91は、転送される必要があるダウンリンクデータパケットを第2のアクセスネットワークデバイスに送信するようにさらに構成されてもよく、転送される必要があるダウンリンクデータパケットのカプセル化ヘッダが第1の指示情報を含む。
【0212】
この実施形態において提供されるQoSフロー処理デバイスは、方法の実施形態における第1のアクセスネットワークデバイスによって実行される機能を実行してもよい。それらの実装形態の原理および技術的効果は、類似しており、詳細について本明細書では再び説明しない。
【0213】
図10は、本出願の一実施形態に係るアクセスネットワークデバイスの概略構造図である。
図10に示すように、アクセスネットワークデバイスは、トランシーバ101と、メモリ102と、プロセッサ103と、少なくとも1つの通信バス104とを含む。
【0214】
メモリ102は、ソフトウェアプログラムを記憶し、メモリ102は、高速RAMメモリ、または不揮発性メモリNVM、例えば、少なくとも1つの磁気メモリを含んでもよく、メモリ102は、様々な処理機能を実装し、この実施形態における方法のステップを実施するために、様々なプログラムを記憶してもよい。プロセッサ103は、メモリ102に結合され、通信バス104は、要素間の通信接続を実施するように構成される。任意選択で、この実施形態におけるトランシーバ101は、アクセスネットワークデバイスの無線周波数モジュールまたはベースバンドモジュールであってもよい。
【0215】
この実施形態において、プロセッサ103は、QoSフロー処理方法における対応する機能を実装するために、メモリ102内のソフトウェアプログラムを実行する。
【0216】
具体的には、トランシーバ101は、サービス転送要求のために使用されるメッセージを受信するように構成され、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信され、QoSフローの構成情報を含み、構成情報は、以下、すなわち、第1の指示情報であって、第1の指示情報がQoSフローのQoSルール反映特性を示す、第1の指示情報、第2の指示情報であって、第2の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性を取得する第1の方式を示す、第2の指示情報、第3の指示情報であって、第3の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがユーザ機器UEにQoSフローのQoSルール反映特性を通知する第2の方式を示す、第3の指示情報、第4の指示情報であって、第4の指示情報が、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのデータ無線ベアラDRBへの、UEがQoSフローを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するときに使用される第1のマッピング関係を示す、第4の指示情報、第5の指示情報であって、第5の指示情報が、第1のアクセスネットワークデバイスがUEについての第1のマッピング関係を構成する方式がユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式であることを示す、第5の指示情報、第6の指示情報であって、第6の指示情報が、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の、UEについて第1のアクセスネットワークデバイスによって設定される優先順位を示す、第6の指示情報、第7の指示情報であって、第7の指示情報が、UEが、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式において第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係を解放することを示す、第7の指示情報、および、第8の指示情報であって、第8の指示情報が第1のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を示す、第8の指示情報のうちの少なくとも1つを含む。プロセッサ103は、構成情報に基づいて、UEについてのQoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように構成される。トランシーバ101は、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するようにさらに構成され、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージは、サービス転送を示すために使用される、第1のアクセスネットワークデバイスによってUEに送信されるメッセージであり、サービス転送を示すために使用されるメッセージは、サービス転送を示すために使用されるメッセージに基づいて、少なくとも1つのサービスのQoSフローを送信のためにアクセスネットワークデバイスのDRBにマッピングするようにUEに命令する。
【0217】
おそらく、構成情報は、第1の指示情報を含み、プロセッサ103は、具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスがUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように、QoSフローがマッピングされるアクセスネットワークデバイスのDRBにおいて第1の指示情報を含むダウンリンクデータパケットを送信するように構成される。
【0218】
おそらく、構成情報は、第3の指示情報を含み、第2の方式は、指示情報をダウンリンクデータパケット内に含むことによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知することである。プロセッサ103は、具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスがUEについてのQoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように、第3の指示情報において示される第2の方式においてQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知するように構成される。
【0219】
おそらく、構成情報は、第2の指示情報をさらに含み、第1の方式は、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御シグナリングを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得すること、または、第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することであって、第2の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することを示す。プロセッサ103は、具体的には、第2のアクセスネットワークデバイスがUEについてのQoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように、第3の指示情報において示される第2の方式においてQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知するように構成される。
【0220】
おそらく、構成情報は、第7の指示情報を含み、ユーザプレーン構成方式は、ダウンリンクデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである。プロセッサ103は、具体的には、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてUEについての第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係におけるQoSフローについて、QoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへの第2のマッピング関係を構成するように構成される。トランシーバ101は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、第2のマッピング関係を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0221】
さらに、プロセッサ103は、具体的には、QoSフローから第1のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてUEについての第1のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係におけるQoSフローについて、ユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式において、QoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへの第2のマッピング関係を構成するように構成され、制御プレーン構成方式は、無線リソース制御RRCシグナリングを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである。
【0222】
おそらく、構成情報は、第4の指示情報を含み、プロセッサ103は、具体的には、QoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへの第3のマッピング関係を取得するために、第4の指示情報に基づいて第1のマッピング関係を更新するように構成される。トランシーバ101は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、第3のマッピング関係を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0223】
おそらく、構成情報は、第5の指示情報をさらに含み、プロセッサ103は、具体的には、QoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへの第4のマッピング関係を取得するために、第4の指示情報と第5の指示情報とに基づいて第1のマッピング関係を更新するように構成される。トランシーバ101は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、第4のマッピング関係を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0224】
おそらく、構成情報は、第6の指示情報を含み、プロセッサ103は、具体的には、第6の指示情報に基づいて、UEについてのQoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへの第5のマッピング関係を構成するように構成される。トランシーバ101は、サービス転送要求に応答するために使用される、第5のマッピング関係を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信する。
【0225】
おそらく、プロセッサ103は、具体的には、第6の指示情報に基づいてUEにおけるユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の優先順位を更新するようにさらに構成される。さらに、トランシーバ101は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の更新された優先順位を含むメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される。
【0226】
おそらく、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージは、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の更新された優先順位と、第5のマッピング関係とのうちの少なくとも1つを含む。
【0227】
おそらく、構成情報は、第8の指示情報を含み、プロセッサ103は、具体的には、第8の指示情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を設定し、ユーザプレーン構成方式においてUEについてのQoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへのマッピング関係を構成するように構成され、ユーザプレーン構成方式は、ダウンリンクデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成すること、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することである。トランシーバ101は、具体的には、サービス転送要求に応答するために使用される、第2のアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性の指示情報と、QoSフローから第2のアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてUEについての第2のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係とを含むメッセージを、第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0228】
実際の適用例において、トランシーバ101は、QoSフローがマッピングされる第1のアクセスネットワークデバイスのDRBに関する第1のアクセスネットワークデバイスによって送信されるパケットデータ収束プロトコルシーケンス番号PDCP SN状態報告を受信するようにさらに構成されてもよく、PDCP SN状態報告は、第1の指示情報を含む。
【0229】
実際の適用例において、トランシーバ101は、転送される必要がある、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信されるダウンリンクデータパケットを受信するようにさらに構成されてもよく、転送される必要があるダウンリンクデータパケットのカプセル化ヘッダが第1の指示情報を含む。
【0230】
本出願のこの実施形態において提供されるアクセスネットワークデバイスは、方法の実施形態を実行してもよい。それらの実装形態の原理および技術的効果は、類似しており、詳細について本明細書では再び説明しない。
【0231】
図11は、本出願の一実施形態に係るアクセスネットワークデバイスの概略構造図である。
図11に示すように、アクセスネットワークデバイスは、トランシーバ111と、メモリ112と、プロセッサ113と、少なくとも1つの通信バス114とを含む。
【0232】
メモリ112は、ソフトウェアプログラムを記憶し、メモリ112は、高速RAMメモリ、または不揮発性メモリNVM、例えば、少なくとも1つの磁気メモリを含んでもよく、メモリ112は、様々な処理機能を実装し、この実施形態における方法のステップを実施するために、様々なプログラムを記憶してもよい。プロセッサ113は、メモリ112に結合され、通信バス114は、要素間の通信接続を実施するように構成される。任意選択で、この実施形態におけるトランシーバ111は、アクセスネットワークデバイスの無線周波数モジュールまたはベースバンドモジュールであってもよい。
【0233】
この実施形態において、プロセッサ113は、QoSフロー処理方法における対応する機能を実装するために、メモリ112内のソフトウェアプログラムを実行する。
【0234】
具体的には、トランシーバ111は、サービス転送要求のために使用されるメッセージを第2のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成され、サービス転送要求のために使用されるメッセージは、QoSフローの構成情報を含み、構成情報は、以下、すなわち、第1の指示情報であって、第1の指示情報がQoSフローのQoSルール反映特性を示す、第1の指示情報、第2の指示情報であって、第2の指示情報が、アクセスネットワークデバイスがQoSフローのQoSルール反映特性を取得する第1の方式を示す、第2の指示情報、第3の指示情報であって、第3の指示情報が、アクセスネットワークデバイスがユーザ機器UEにQoSフローのQoSルール反映特性を通知する第2の方式を示す、第3の指示情報、第4の指示情報であって、第4の指示情報が、QoSフローからアクセスネットワークデバイスのデータ無線ベアラDRBへの、UEがQoSフローをアクセスネットワークデバイスに送信するときに使用される第1のマッピング関係を示す、第4の指示情報、第5の指示情報であって、第5の指示情報が、アクセスネットワークデバイスがUEについての第1のマッピング関係を構成する方式がユーザプレーン構成方式または制御プレーン構成方式であることを示す、第5の指示情報、第6の指示情報であって、第6の指示情報が、ユーザプレーン構成方式と制御プレーン構成方式との間の、UEについてアクセスネットワークデバイスによって設定される優先順位を示す、第6の指示情報、第7の指示情報であって、第7の指示情報が、UEが、QoSフローからアクセスネットワークデバイスのDRBへの、ユーザプレーン構成方式においてアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係を解放することを示す、第7の指示情報、および、第8の指示情報であって、第8の指示情報がアクセスネットワークデバイスのDRBの反映特性を示す、第8の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、サービス転送要求に応答するために使用されるメッセージを受信するように構成され、メッセージは、UEについての第2のアクセスネットワークデバイスによって構成されて第2のアクセスネットワークデバイスによって送信されるマッピング関係を含み、サービス転送を示すために使用される、UEについての第2のアクセスネットワークデバイスによって構成されるマッピング関係を含むメッセージを、UEに送信するように構成され、サービス転送を示すために使用されるメッセージは、指示メッセージに基づいて、少なくとも1つのサービスのQoSフローを送信のために第2のアクセスネットワークデバイスのDRBにマッピングするようにUEに命令する。
【0235】
実際の適用例において、第1の方式は、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間の制御シグナリングを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することであってもよく、または、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークとの間のダウンリンクユーザデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性を取得することであってもよい。
【0236】
実際の適用例において、第2の方式は、指示情報をダウンリンクデータパケット内に含むことによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知することであってもよく、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってQoSフローのQoSルール反映特性をUEに通知することであってもよい。
【0237】
実際の適用例において、ユーザプレーン構成方式は、ダウンリンクデータパケット内に含まれる指示情報を使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することであってもよく、または、ユーザプレーン制御データユニットを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することであり、制御プレーン構成方式は、無線リソース制御RRCシグナリングを使用することによってUEについてのQoSフローからDRBへのマッピング関係を構成することであってもよい。
【0238】
実際の適用例において、トランシーバ111は、QoSフローがマッピングされるアクセスネットワークデバイスのDRBに関するパケットデータ収束プロトコルシーケンス番号PDCP SN状態報告を第2のアクセスネットワークデバイスに送信するようにさらに構成されてもよく、PDCP SN状態報告は、第1の指示情報を含む。
【0239】
実際の適用例において、トランシーバ111は、転送される必要があるダウンリンクデータパケットを第2のアクセスネットワークデバイスに送信するようにさらに構成されてもよく、転送される必要があるダウンリンクデータパケットのカプセル化ヘッダが第1の指示情報を含む。
【0240】
本出願のこの実施形態において提供されるアクセスネットワークデバイスは、方法の実施形態を実行してもよい。それらの実装形態の原理および技術的効果は、類似しており、詳細について本明細書では再び説明しない。
【0241】
加えて、本出願の一実施形態は、複数の通信システムをさらに提供する。
【0242】
第1の通信システムは、
図8に示す実施形態において提供されるQoSフロー処理デバイスを含むアクセスネットワークデバイスと、
図9に示す実施形態において提供されるQoSフロー処理デバイスを含むアクセスネットワークデバイスと、UEとを含む。
【0243】
第2の通信システムは、
図10に示す実施形態において提供されるアクセスネットワークデバイスと、
図11に示す実施形態において提供されるアクセスネットワークデバイスと、UEとを含む。
【0244】
本出願において開示される内容を参照して説明した方法またはアルゴリズムステップは、ハードウェアによって実装されてもよく、ソフトウェア命令を実行することによってプロセッサによって実装されてもよく、コンピュータプログラム製品を使用することによって実装されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含んでもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、CD-ROMメモリ、または、当該技術分野で周知の任意の他の形態における記憶媒体内に記憶されてもよい。一例として使用される記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体内に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。確かに、記憶媒体は、プロセッサの一部であってもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に配置されてもよい。加えて、ASICは、ユーザ機器内に配置されてもよい。確かに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ機器内の個別の構成要素として存在してもよい。
【0245】
当業者は、前述の例のうちの1つ以上において、本出願において説明される機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用することによって実装されてもよいことに気づくべきである。本出願がソフトウェアによって実装されるとき、これらの機能は、コンピュータ可読媒体内に記憶されてもよく、または、コンピュータ可読媒体内の1つ以上の命令もしくはコードとして送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、通信媒体とを含み、通信媒体は、コンピュータプログラムが1つの場所から別の場所に送信されることを可能にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータがアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。
【0246】
本発明の実施形態において、開示されるシステム、デバイス、および方法は、本発明の範囲から逸脱することなく、他のモードにおいて実装されてもよい。例えば、説明された実施形態は、単なる例である。例えば、モジュールまたはユニットの分割は、単に論理的機能の分割であり、実際の実装形態において他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が、別のシステムに組み合わされるかもしくは統合されてもよく、または、いくつかの特徴が無視されるかもしくは実行されなくてもよい。個別の部分として説明されたユニットは、物理的に分離されてもされなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的ユニットであってもなくてもよく、1つの位置において配置されてもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。モジュールのうちのいくつかまたはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性に従って選択されてもよい。当業者は、創造的な努力なしに本発明の実施形態を理解および実施してもよい。
【0247】
加えて、システム、デバイス、方法、および異なる実施形態を示す概略図は、本発明の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技術または方法と組み合わされるかまたは統合されてもよい。加えて、表示または論じられた相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実装されてもよい。デバイスまたはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態において実装されてもよい。
【0248】
本出願の実施形態における「複数の」は、2つ以上を指すことが理解されてもよい。本出願の実施形態における「第1の」および「第2の」のような記述は、単にオブジェクトを示し、それらを区別するために使用され、順序を示さず、本出願の実施形態がデバイスの数を制限することを表さず、本出願の実施形態に対するいかなる制限も構成しない。