(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
発電所ごとに設置され当該発電所が出力する発電電力の量を計測する計量器から前記発電電力の量を示す発電電力量情報を前記発電所ごとに取得する発電電力量情報取得部と、
需要家ごとに設置され当該需要家が使用する使用電力の量を計測する計量器から前記使用電力の量を示す使用電力量情報を前記需要家ごとに取得する使用電力量情報取得部と、
前記発電所ごとの当該発電所の種類と当該発電所の所在地とを示す発電所情報と、前記発電所ごとの電力単価を示す電力単価情報と、前記需要家に供給される電力を出力する前記発電所の種類と当該発電所の所在地とを示す情報を少なくとも含む電力使用契約情報と、前記発電電力量情報取得部が取得する前記発電電力量情報と、前記使用電力量情報取得部が取得する前記使用電力量情報とに基づいて、前記発電電力の量と前記使用電力の量とを前記種類及び所在地毎に照合する照合部と、
前記照合部による照合の結果に基づいて、前記需要家の電力料金を算出する料金算出部と
を備える料金算出装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[実施形態]
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の電力料金算出システム1の構成の一例を示す図である。電力料金算出システム1は、発電所PPから需要家CSに対して電力ネットワークNを介して供給される電力の料金を算出する。
【0013】
[発電所の種類と発電された電力のブランド化]
発電所PPの種類について説明する。発電所PPの種類は、発電方式、所在地などによって種々定められる。一例として、発電所PP01は、発電方式が「LNG(Liquefied Natural Gas)火力」である。この場合、発電所PP01の種類は「発電方式:LNG火力」と規定される。また、発電所PP01は、所在地が「A市」である。この場合、発電所PP01の種類は「所在地:A市」と規定される。
また、一例として、発電所PP08は、発電方式が「水力」である。この場合、発電所PP08の種類は「発電方式:水力」と規定される。また、発電所PP08は、所在地が「F村」である。また、発電所PP08は、F村を流れる「G川」の水流を利用して発電する。この場合、発電所PP08の種類は「所在地:F村G川」と規定される。
なお、ここに示した発電所PPの種類は一例であって、発電所PP相互間で種類を区別できればよく、発電方式、所在地に限られない。
【0014】
ここで「特定の発電方式によって発電された電力」又は「特定の所在地において発電された電力」の使用を要望する需要家CSがある。
例えば、需要家CS01が飲料の製造工場である場合において、飲料の原料である水の水源地の名称をブランド化することにより、飲料の販売力を高められる場合がある。
水源地の場合と同様に、需要家CS01が飲料の製造に使用する電力の供給源、すなわち発電所PPの発電方式や所在地の名称をブランド化することにより、飲料の販売力を高められる場合がある。
具体的には、水源地が「F村G川」であり、かつ発電所PPの発電方式が「水力」、発電所PPの所在地が「F村G川」である場合、需要家CS01は、この飲料が「F村G川」産であることをブランド化することにより、飲料の販売力を高められる場合がある。
この場合、需要家CS01は、供給される電力の供給源が、例えば所在地が「A市」である発電所PP01ではなく、所在地が「F村G川」である発電所PP08であれば、この飲料が「F村G川」産であることをブランド化することができる。
ブランド化される特定電源は、需要家CSが購入する際の競争率が高くなることから、特定電源の電力単価は、ブランド化されない他の電源の電力単価に比べて、高い価格を設定することができる。
なお、以下の説明において「特定の発電方式によって発電された電力」及び「特定の所在地において発電された電力」のことを単に「特定の種類の電力」とも記載する。
【0015】
電力ネットワークNには、複数の発電所PPが発電した電力が混在して供給される。電力ネットワークNから供給される電力について、需要家CS側において発電所PPの種類を選択することができれば、発電所PPの種類による電力のブランド化が可能になる。上述した電力のブランド化、すなわち「特定電源ブランド化」を実施するためには、特定の種類の発電所PPが発電する電力と、需要家CSが使用する電力との需給バランスが成立していることが求められる。
ここで、電源を特定すると当該電源の供給能力よりも需要が上回る場合があり、この場合には、需給バランスが崩れる。そこで、需給バランスが崩れた場合には、特定電源以外の電源から電力を供給することにより(いわゆる電力ミックスを行うことにより)、需給バランスを成立させる。
しかしながら、特定電源と、この特定電源以外の他の電源との間において、電力単価が異なる場合、電力ミックスが行われると電力料金の計算が事実上困難になる。
本実施形態に係る電力料金算出システム1は、特定の種類の発電所PPが発電する電力と、需要家CSが使用する電力とを照合して上述した困難さを回避することにより、電力単価の異なる電力どうしがミックスされた場合においても電力料金を算出することができる。以下、この電力料金算出システム1の構成について説明する。
【0016】
[電力料金算出システム1の構成]
電力料金算出システム1は、発電所側計量器MPと、需要家側計量器MCと、料金算出装置10と、出力装置20とを備える。
【0017】
発電所側計量器MPは、例えば電力量計を備えており、発電所PPが出力する発電電力の量を計測する。ここでいう「発電電力の量」には、発電電力を時間軸で積算した量、すなわち電力量と、単位時間当たりの発電電力量、すなわち電力とのいずれの意味も含まれる。本実施形態では「発電電力の量」が「電力」ではなく「電力量」である場合を一例にして説明する。
発電所側計量器MPは計量した発電電力の量を示す発電電力量情報GEを、料金算出装置10に供給する。
発電所側計量器MPは、発電所PP毎に設置される。この一例の場合、発電所PP01から発電所PPnまで、nか所の発電所PPがある。nは自然数である。この場合、発電所PP01から発電所PPnまでに対応して、発電所側計量器MP01から発電所側計量器MPnまで、n台の発電所側計量器MPが設置される。
なお、以下の説明において、発電所PP01から発電所PPnまでを個別に区別しない場合には、発電所PPと総称する。また、発電所側計量器MP01から発電所側計量器MPnまでを個別に区別しない場合には、発電所側計量器MPと総称する。
【0018】
需要家側計量器MCは、例えば電力量計を備えており、需要家CSが使用する使用電力の量を計測する。ここでいう「使用電力の量」には、使用電力を時間軸で積算した量、すなわち電力量と、単位時間当たりの使用電力量、すなわち電力とのいずれの意味も含まれる。本実施形態では「使用電力の量」が「電力」ではなく「電力量」である場合を一例にして説明する。
需要家側計量器MCは計量した使用電力の量を示す使用電力量情報UEを、料金算出装置10に供給する。
需要家側計量器MCは、需要家CS毎に設置される。この一例の場合、需要家CS01から需要家CSmまで、mか所の需要家CSがある。mは自然数である。この場合、需要家CS01から需要家CSmまでに対応して、需要家側計量器MC01から需要家側計量器MCmまで、m台の需要家側計量器MCが設置される。
なお、以下の説明において、需要家側計量器MC01から需要家側計量器MCmまでを個別に区別しない場合には、需要家側計量器MCと総称する。
【0019】
料金算出装置10は、発電所側計量器MPが供給する発電電力量情報GEと、需要家側計量器MCが供給する使用電力量情報UEとに基づいて電力料金を算出する。料金算出装置10は、算出した電力料金を請求情報BIとして出力装置20に供給する。
出力装置20は、料金算出装置10から供給される請求情報BIを需要家CSに対して出力する。ここで、出力には、印字、画面による表示、情報記憶媒体を介した請求情報BIの供給、ネットワークを介した請求情報BIの供給が含まれる。
【0020】
[料金算出装置の構成]
料金算出装置10の機能構成について、
図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態の料金算出装置10の機能構成の一例を示す図である。料金算出装置10は、発電電力量情報取得部110と、使用電力量情報取得部120と、照合部130と、料金算出部140と、発電余力算出部150とをその機能部として備える。また、料金算出装置10は、発電所情報記憶部160と、契約情報記憶部170と、電力単価情報記憶部180とを備える。
【0021】
発電電力量情報取得部110は、発電所側計量器MPから発電電力量情報GEを取得する。発電電力量情報取得部110が取得する発電電力量情報GEの一例について
図3を参照して説明する。
【0022】
図3は、本実施形態の発電電力量情報取得部110が取得する発電電力量情報GEの一例を示す図である。発電電力量情報取得部110は、発電電力量情報GE01を取得する(
図3(A))。この発電電力量情報GE01は、発電所側計量器MP01が計量した発電所PP01の発電電力の量を示す情報である。
また、発電電力量情報取得部110は、発電電力量情報GE02を取得する(
図3(B))。この発電電力量情報GE02は、発電所側計量器MP02が計量した発電所PP02の発電電力の量を示す情報である。
上述と同様にして、発電電力量情報取得部110は、各発電所側計量器MPから発電電力量情報GEをそれぞれ取得する。
すなわち、発電電力量情報取得部110は、発電所PPが出力する発電電力の量を計測する発電所側計量器MPから、発電電力の量を示す発電電力量情報GEを取得する。
【0023】
この発電電力量情報GEについて、より具体的に説明する。発電所側計量器MPは、発電所IDと、計量した時刻(タイムスタンプ)と、計量した電力量とを対応付けて発電電力量情報GEとして料金算出装置10に供給する。ここで発電所IDとは、発電所PP毎に固有に割り当てられた識別情報である。発電電力量情報取得部110は、取得した発電電力量情報GEから発電所IDを抽出することにより、発電電力量情報GEがいずれの発電所PPの発電電力量を示す情報であるかを識別する。例えば、発電電力量情報取得部110は、取得した発電電力量情報GEの発電所IDが「PP01」である場合には、この発電電力量情報GEが発電所PP01の発電電力量を示す情報であると識別する。
【0024】
また、発電電力量情報取得部110は、所定の時間間隔によって発電電力量情報GEを取得する。この一例では、発電電力量情報取得部110は、30分間隔で発電電力量情報GEを取得する。
図3(A)に示す具体例では、発電電力量情報取得部110は、発電所ID「PP01」、タイムスタンプ「2016:09:01:15:00」、発電電力量「5000kWh」を取得する。ここで、発電所ID「PP01」は、この発電電力量情報GEが発電所PP01についての情報であることを示す。タイムスタンプ「2016:09:01:15:00」は、計量された日時が、2016年9月1日15時00分であることを示す。発電電力量「5000kWh」は、計量された発電電力量が5000kWhであることを示す。
【0025】
この一例において、発電所側計量器MPは、計量した発電電力量を計量周期毎に0kWhに初期化する。具体的には、発電所側計量器MPが、30分間隔で発電電力量を計量する場合には、30分間の発電電力の積算値を「発電電力量」として計量し、発電電力量情報GEを生成する。発電所側計量器MPは、発電電力量情報GEを生成すると、積算値を0kWhに初期化して、次の30分間の計量を行う。
なお、発電所側計量器MPは、発電電力量情報GEを生成した場合に積算値を初期化することにより積算値を計量するのではなく、前回計測値と今回計測値との差分を積算値として計量してもよい。
【0026】
図3(A)に示す一例では、発電所PP01について、2016年9月1日14時30分から15時00分までの30分間の発電電力の積算値が、発電電力量「5000kWh」である。同日15時00分から15時30分までの30分間の発電電力の積算値が、発電電力量「4500kWh」である。同日15時30分から16時00分までの30分間の発電電力の積算値が、発電電力量「4800kWh」である。
【0027】
図3(B)に示す一例では、発電所PP02について、2016年9月1日14時30分から15時00分までの30分間の発電電力の積算値が、発電電力量「10000kWh」である。同日15時00分から15時30分までの30分間の発電電力の積算値が、発電電力量「9800kWh」である。同日15時30分から16時00分までの30分間の発電電力の積算値が、発電電力量「9900kWh」である。
【0028】
図2に戻り、発電所情報記憶部160には、発電所情報PIが記憶されている。発電所情報PIの一例について、
図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態の発電所情報記憶部160に記憶される発電所情報PIの一例を示す図である。発電所情報記憶部160には、発電所IDと、発電所種類とが対応付けられて、発電所情報PIとして記憶されている。この発電所種類には、発電所PPの発電方式と、発電所PPの所在地とが含まれる。具体的には、発電所情報記憶部160には、発電所PP01について、発電所ID「PP01」と、発電方式「LNG火力」と、所在地「A市」とが対応付けられて記憶されている。
同様に、発電所情報記憶部160には、発電所PP02について発電所ID「PP02」と発電方式「原油火力」と所在地「A市」とが、発電所PP03について発電所ID「PP03」と発電方式「都市ガス火力」と所在地「B市」とがそれぞれ対応付けられて記憶されている。
発電所情報記憶部160には、他の発電所PPについても上述と同様にして発電所情報PIが記憶されている。例えば、発電所情報記憶部160には、発電所PP07について、発電所ID「PP07」と発電方式「水力」と所在地「F村」とが、発電所PP08について、発電所ID「PP08」と発電方式「水力」と所在地「F村G川」とがそれぞれ対応付けられて記憶されている。
【0029】
図2に戻り、使用電力量情報取得部120は、需要家側計量器MCから使用電力量情報UEを取得する。使用電力量情報取得部120が取得する使用電力量情報UEの一例について
図5を参照して説明する。
【0030】
図5は、本実施形態の使用電力量情報取得部120が取得する使用電力量情報UEの一例を示す図である。使用電力量情報取得部120は、使用電力量情報UE01を取得する(
図5(A))。この使用電力量情報UE01は、需要家側計量器MC01が計量した需要家CS01の使用電力の量を示す情報である。
また、使用電力量情報取得部120は、使用電力量情報UE02を取得する(
図5(B))。この使用電力量情報UE02は、需要家側計量器MC02が計量した需要家CS02の使用電力の量を示す情報である。
上述と同様にして、使用電力量情報取得部120は、各需要家側計量器MCから使用電力量情報UEをそれぞれ取得する。
すなわち、使用電力量情報取得部120は、需要家CSが使用する使用電力の量を計測する需要家側計量器MCから、使用電力の量を示す使用電力量情報UEを取得する。
【0031】
この使用電力量情報UEについて、より具体的に説明する。需要家側計量器MCは、需要家IDと、計量した時刻(タイムスタンプ)と、計量した電力量とを対応付けて使用電力量情報UEとして料金算出装置10に供給する。ここで需要家IDとは、需要家CS毎に固有に割り当てられた識別情報である。使用電力量情報取得部120は、取得した使用電力量情報UEから需要家IDを抽出することにより、使用電力量情報UEがいずれの需要家CSの使用電力量を示す情報であるかを識別する。例えば、使用電力量情報取得部120は、取得した使用電力量情報UEの需要家IDが「CS01」である場合には、この使用電力量情報UEが需要家CS01の使用電力量を示す情報であると識別する。
【0032】
また、使用電力量情報取得部120は、所定の時間間隔によって使用電力量情報UEを取得する。この一例では、使用電力量情報取得部120は、30分間隔で使用電力量情報UEを取得する。
図5(A)に示す具体例では、使用電力量情報取得部120は、需要家ID「CS01」、タイムスタンプ「2016:09:01:15:00」、使用電力量「100kWh」を取得する。ここで、需要家ID「CS01」は、この使用電力量情報UEが需要家CS01についての情報であることを示す。タイムスタンプ「2016:09:01:15:00」は、計量された日時が、2016年9月1日15時00分であることを示す。使用電力量「100kWh」は、計量された使用電力量が100kWhであることを示す。
【0033】
この一例において、需要家側計量器MCは、計量した使用電力量を計量周期毎に0kWhに初期化する。具体的には、需要家側計量器MCが、30分間隔で使用電力量を計量する場合には、30分間の使用電力の積算値を「使用電力量」として計量し、使用電力量情報UEを生成する。需要家側計量器MCは、使用電力量情報UEを生成すると、積算値を0kWhに初期化して、次の30分間の計量を行う。
なお、需要家側計量器MCは、使用電力量情報UEを生成した場合に積算値を初期化することにより積算値を計量するのではなく、前回計測値と今回計測値との差分を積算値として計量してもよい。
【0034】
図5(A)に示す一例では、需要家CS01について、2016年9月1日14時30分から15時00分までの30分間の使用電力の積算値が、使用電力量「100kWh」である。同日15時00分から15時30分までの30分間の使用電力の積算値が、使用電力量「120kWh」である。同日15時30分から16時00分までの30分間の使用電力の積算値が、使用電力量「110kWh」である。
【0035】
図5(B)に示す一例では、需要家CS02について、2016年9月1日14時30分から15時00分までの30分間の使用電力の積算値が、使用電力量「10kWh」である。同日15時00分から15時30分までの30分間の使用電力の積算値が、使用電力量「9kWh」である。同日15時30分から16時00分までの30分間の使用電力の積算値が、使用電力量「10kWh」である。
【0036】
図2に戻り、契約情報記憶部170には、電力使用契約情報CIが記憶されている。電力使用契約情報CIの一例について、
図6を参照して説明する。
図6は、本実施形態の契約情報記憶部170に記憶される電力使用契約情報CIの一例を示す図である。契約情報記憶部170には、需要家IDと、発電所種類と、契約電力とが対応付けられて、電力使用契約情報CIとして記憶されている。ここで、契約情報記憶部170には、発電所種類と契約電力とが契約段階ごとに対応付けられて記憶されている。
【0037】
具体的には、契約情報記憶部170には、需要家CS01について、需要家ID「CS01」と、契約段階1の発電所種類「F村G川 水力発電」及び契約電力「50kW」と、契約段階2の発電所種類「F村河川指定なし 水力発電」及び契約電力「100kW」と、契約段階3の発電所種類「地域指定なし 水力発電」及び契約電力「100kW」とが対応付けられて記憶されている。
また、契約情報記憶部170には、需要家CS02について、需要家ID「CS02」と、契約段階1の発電所種類「地域指定なし 水力発電」及び契約電力「100kW」と、契約段階2の発電所種類「発電所種類指定なし」及び契約電力「100kW」とが対応付けられて記憶されている。
また、契約情報記憶部170には、需要家CS03について、需要家ID「CS03」と、契約段階1の発電所種類「地域指定なし CO2排出なし」及び契約電力「20kW」と、契約段階2の発電所種類「発電所種類指定なし」及び契約電力「20kW」とが対応付けられて記憶されている。
【0038】
図2に戻り、照合部130は、電力使用契約情報CIと、発電電力量情報GEと使用電力量情報UEとに基づいて、発電電力の量と使用電力の量とを種類毎に照合する。具体的には、照合部130は、発電電力量情報取得部110から発電電力量情報GEを取得する。照合部130は、使用電力量情報取得部120から使用電力量情報UEを取得する。照合部130は、発電所情報記憶部160から発電所情報PIを取得する。照合部130は、契約情報記憶部170から電力使用契約情報CIを取得する。
照合部130は、発電電力量情報GEと、発電所情報PIとを照合することにより、発電された電力の種類を識別する。照合部130は、使用電力量情報UEと、電力使用契約情報CIとに基づいて、使用された電力の種類を識別する。照合部130は、これらの識別の結果に基づいて、発電された電力の種類と、使用される電力の種類とを照合する。
照合部130は照合した結果を料金算出部140に供給する。
【0039】
料金算出部140は、照合部130による照合結果RCと、電力単価情報記憶部180に記憶されている電力単価情報UPとに基づいて、需要家CSの電力料金を算出する。
【0040】
図7は、本実施形態の電力単価情報記憶部180に記憶される電力単価情報UPの一例を示す図である。電力単価情報記憶部180には、発電所IDと、電力単価と、CO2排出係数とが対応付けられて、電力単価情報UPとして記憶されている。具体的には、発電所PP01について、発電所ID「PP01」と、電力単価「24(円/kWh)」と、CO2排出係数「0.0135」とが対応付けられて記憶されている。また、発電所PP02について、発電所ID「PP02」と、電力単価「20(円/kWh)」と、CO2排出係数「0.0187」とが対応付けられて記憶されている。
これと同様にして電力単価情報記憶部180には、他の発電所PPについても発電所IDと、電力単価と、CO2排出係数とが対応付けられて記憶されている。
【0041】
ここで、発電所PPの発電方式が太陽光、風力、地熱、水力など、化石燃料の燃焼を伴わずに発電される方式の場合、化石燃料の燃焼を伴って発電される方式に比べ、CO2排出係数が低い。ここで、需要家CSは、ある商品やサービスについて、その商品の製造・販売、サービスの提供に使用される電力が特定の発電方式によって発電された電力であることを宣伝する場合がある。この場合、CO2排出係数が低い発電方式の方が、CO2排出係数が高い発電方式に比べて宣伝効果が高い場合がある。この場合、化石燃料の燃焼を伴わない発電方式によって発電された電力の単価が、化石燃料の燃焼を伴う発電方式によって発電された電力の単価より高く設定されていても、需要家CSは、その単価が高い電力を購入する。
また、需要家CSが提供する商品やサービスと、特定の地域や環境(例えば、河川)と関連性が高い場合がある。ここで、需要家CSは、その商品の製造・販売、サービスの提供に使用される電力が、特定の地域において発電された電力であること、又は特定の河川の流れを利用して発電された電力であることを宣伝する場合がある。この場合、需要家CSが提供する商品やサービスと、電力が発電される地域や環境(例えば、河川)との関連性が高いほうが、関連性が低い場合に比べて宣伝効果が高い場合がある。この場合、例えば、特定の河川の流れを利用して発電された電力の単価が、当該特定の河川の流れを利用せずに発電された電力の単価より高く設定されていても、需要家CSは、その単価が高い電力を購入する。
すなわち、電力単価情報UPには、発電所PPの種類毎に、互いに異なる電力単価が設定される。
【0042】
発電余力算出部150は、照合部130が照合を行うことに応じて、発電電力の量と使用電力量の量との相対値を発電余力として種類毎に算出する。
具体的には、発電余力算出部150は、発電所側計量器MPが供給する発電電力量情報GEと、需要家側計量器MCが供給する使用電力量情報UEとに基づいて、発電余力情報PGCを発電電力の種類毎に生成する。発電余力算出部150は、生成した発電余力情報PGCを出力装置20に出力する。ここで、発電余力とは、発電電力の量と使用電力量の量との相対値である。この相対値には、発電電力の量と使用電力量の量との比率、及び発電電力の量と使用電力量の量との差分が含まれる。例えば、相対値が発電電力の量と使用電力量の量との比率である場合、発電余力算出部150は、発電所PP毎に、発電電力の量と使用電力量の量との比率を発電余力として算出する。
すなわち、発電余力算出部150は、発電所PPの発電電力が、需要家CSの使用電力に比べて、どの程度の余力があるのかを、発電余力として算出する。料金算出装置10は、算出した発電余力を示す発電余力情報PGCを生成し、生成した発電余力情報PGCを出力装置20に供給する。
【0043】
[料金算出装置の動作]
次に、料金算出装置10の具体的な動作について
図8を参照して説明する。
図8は、本実施形態の料金算出装置10の動作の一例を示す図である。
(ステップS10)発電電力量情報取得部110は、発電所側計量器MPから発電電力量情報GEを取得する。照合部130は、発電電力量情報取得部110によって取得された発電電力量情報GEを取得する。この一例においては、照合部130は、
図3に示す発電電力量情報GEを取得する。
(ステップS20)照合部130は、発電所情報記憶部160から発電所情報PIを取得する。この一例においては、照合部130は、
図4に示す発電所情報PIを取得する。
(ステップS30)使用電力量情報取得部120は、需要家側計量器MCから使用電力量情報UEを取得する。照合部130は、使用電力量情報取得部120によって取得された使用電力量情報UEを取得する。この一例においては、照合部130は、
図5に示す使用電力量情報UEを取得する。
(ステップS40)照合部130は、契約情報記憶部170から電力使用契約情報CIを取得する。この一例においては、照合部130は、
図6に示す電力使用契約情報CIを取得する。
なお、同図には、ステップS10及びステップS20と、ステップS30及びステップS40とが互いに並列に処理されている一例を示すが、これに限られない。一例として、ステップS10からステップS40までが順次処理されてもよい。
次に、照合部130及び料金算出部140の具体的な動作について、場合を分けて説明する。以下においては、現在の時刻が「2016年9月1日15時00分」であるとして説明する。
【0044】
[電力量の照合(段階的照合)]
(ステップS50)料金算出部140は、照合部130の照合結果RCに基づき、需要家CSごとに契約段階1の料金を算出する。
【0045】
具体的には、照合部130は、需要家CS01について、
図6に示す電力使用契約情報CIのうち、契約段階1の照合を行う。この場合、照合部130は、
図6に示す電力使用契約情報CIに基づいて、需要家CS01の契約段階1の発電所種類が「F村G川 水力発電」であることを識別する。次に、照合部130は、
図5に示す使用電力量情報UEに基づいて、需要家CS01の現在の使用電力量が「100kWh」であることを識別する。次に、照合部130は、
図4に示す発電所情報PIに基づいて、「F村G川 水力発電」の発電所PPが「発電所PP08」であることを識別する。次に、照合部130は、
図3に示す発電電力量情報GEに基づいて、発電所PP08の現在の発電電力量が「50kWh」であることを識別する。
ここで、照合部130は、上述の識別の結果に基づいて、需要家CS01の現在の使用電力量「100kWh」に対して、発電所PP08の現在の発電電力量「50kWh」が不足していると判定する。
また、照合部130は、需要家CS01の現在の使用電力量「100kWh」のうち、「50kWh」分が、発電所PP08から供給された電力量であることを示す照合結果RCを出力する。
料金算出部140は、照合部130の照合結果RCに基づいて、需要家CS01の第1段階の電力料金を算出する。より具体的には、料金算出部140は、需要家CS01が発電所PP08から供給された単価「35(円/kWh)」の電力を「50kWh」ぶん使用したと判定し、需要家CS01の第1段階の電力料金として料金「1750円」を算出する。
【0046】
(ステップS60)照合部130は、需要家CS01の契約段階1において、発電電力が不足していると判定した場合(ステップS60;YES)、処理をステップS70に進める。照合部130は、需要家CS01の契約段階1において、発電電力が不足していないと判定した場合(ステップS60;NO)、処理をステップS110に進める。
この一例においては、照合部130は、上述したように、需要家CS01の現在の使用電力量「100kWh」に対して、発電所PP08の現在の発電電力量「50kWh」が不足していると判定している。したがって、照合部130は、ステップS70に処理を進める。
【0047】
(ステップS70)料金算出部140は、照合部130の照合結果RCに基づき、需要家CSごとに契約段階2の料金を算出する。
【0048】
具体的には、照合部130は、需要家CS01について、
図6に示す電力使用契約情報CIのうち、契約段階2の照合を行う。この場合、照合部130は、
図6に示す電力使用契約情報CIに基づいて、需要家CS01の契約段階1の発電所種類が「F村河川指定なし 水力発電」であることを識別する。次に、照合部130は、
図4に示す発電所情報PIに基づいて、「F村河川指定なし 水力発電」に該当する発電所PPを検索し、検索の結果「F村 水力発電」の発電所PPが「発電所PP07」であることを識別する。次に、照合部130は、
図3に示す発電電力量情報GEに基づいて、発電所PP07の現在の発電電力量が「100kWh」であることを識別する。次に、照合部130は、ステップS50において判定した電力の不足分が「50kWh」であることを識別する。
ここで、照合部130は、上述の識別の結果に基づいて、需要家CS01の電力の不足分「50kWh」に対して、発電所PP07の現在の発電電力量「100kWh」で賄えると判定する。
また、照合部130は、需要家CS01の現在の使用電力量「100kWh」のうち、発電所PP08が負担する「50kWh」を差し引いた分、すなわち「50kWh」が、発電所PP07から供給された電力量であることを示す照合結果RCを出力する。
料金算出部140は、照合部130の照合結果RCに基づいて、需要家CS01の第2段階の電力料金を算出する。より具体的には、料金算出部140は、需要家CS01が発電所PP07から供給された単価「32(円/kWh)」の電力を「50kWh」ぶん使用したと判定し、需要家CS01の第2段階の電力料金として料金「1600円」を算出する。
【0049】
(ステップS80)照合部130は、需要家CS01の契約段階2において、発電電力が不足していると判定した場合(ステップS80;YES)、処理をステップS90に進める。照合部130は、需要家CS01の契約段階2において、発電電力が不足していないと判定した場合(ステップS80;NO)、処理をステップS110に進める。
この一例においては、照合部130は、上述したように、需要家CS01の現在の使用電力量「100kWh」に対して、発電所PP08の現在の発電電力量「50kWh」と、発電所PP07の現在の発電電力量「100kWh」によって賄えたと判定している。したがって、照合部130は、ステップS110に処理を進める。
【0050】
すなわち、料金算出部140は、使用電力の量が、電力使用契約情報CIが示す複数の種類のうちの第1種類の発電所PPによる発電電力の量を超える場合に、複数の種類のうちの第1種類とは異なる第2種類の発電所PPによる発電電力の量と、使用電力の量とを照合する。この一例において、「第1種類の発電所PP」とは、「F村G川 水力発電」の発電所PP、すなわち発電所PP08である。また、この一例において、「第2種類の発電所PP」とは、「F村 水力発電」の発電所PP、すなわち発電所PP07である。
つまり、料金算出部140は、電力使用契約情報CIが示す複数の種類の発電所PPを、電力使用契約情報CIの契約段階に基づいて、段階的に照合する。
【0051】
なお、ステップS90及びステップS100において照合部130及び料金算出部140は、上述したステップS70及びステップS80における動作と同様の動作を行うため、その説明を省略する。
【0052】
(ステップS110)料金算出部140は、各契約段階において算出された料金を合計する。この一例においては、料金算出部140は、需要家CS01について、契約段階1の料金「1750円」と契約段階2の料金「1600円」とを合計して、合計料金「3350円」を算出する。
【0053】
ここで、各契約段階の料金とは、発電所PPの種類毎に算出された料金である。すなわち、料金算出部140は、電力料金を発電所PPの種類毎に算出する。
【0054】
(ステップS120)料金算出部140は、算出した合計料金と、各契約段階の料金とを、請求情報BIとして出力装置20に対して出力する。
照合部130及び料金算出部140は、各需要家CSに対してステップS50からステップS120までの処理を繰り返し実行することにより、需要家CS毎に出力装置20に対して請求情報BIを出力する。
【0055】
[電力量の照合(段階的照合の変形例)]
上述したステップS50からステップS110までの動作は、次のように変形されてもよい。なお、上述したステップS50からステップS110までの動作と同一の動作については、その説明を省略する。
【0056】
(ステップS50−1)料金算出部140は、照合部130の照合結果RCに基づき、需要家CSごとに契約段階1の料金を算出する。
ここで、照合部130は、上述の識別の結果に基づいて、需要家CS01の現在の使用電力量「100kWh」に対して、発電所PP08の現在の発電電力量「50kWh」が不足していると判定する。照合部130の照合結果RCが、契約段階1において発電電力が不足していることを示す場合には、料金算出部140は、契約段階1の電力料金を算出しない。なおこの場合、料金算出部140は、契約段階1の電力料金を「0円」として算出してもよい。つまり、料金算出部140は、ある契約段階において使用電力量に対して発電電力量が不足している場合には、その契約段階に基づく料金計算を行わない。
【0057】
(ステップS60−1)照合部130は、需要家CS01の契約段階1において、発電電力が不足していると判定した場合(ステップS60−1;YES)、処理をステップS70−1に進める。照合部130は、需要家CS01の契約段階1において、発電電力が不足していないと判定した場合(ステップS60−1;NO)、処理をステップS110に進める。
この一例においては、照合部130は、上述したように、需要家CS01の現在の使用電力量「100kWh」に対して、発電所PP08の現在の発電電力量「50kWh」が不足していると判定している。したがって、照合部130は、ステップS70−1に処理を進める。
【0058】
(ステップS70−1)料金算出部140は、照合部130の照合結果RCに基づき、需要家CSごとに契約段階2の料金を算出する。
ここで、照合部130は、上述の識別の結果に基づいて、需要家CS01の電力の不足分「50kWh」に対して、発電所PP07の現在の発電電力量「100kWh」で賄えると判定する。照合部130の照合結果RCが、契約段階2において発電電力が不足していないことを示す場合には、料金算出部140は、契約段階2の電力料金を算出する。
【0059】
上述したステップS70においては、需要家CS01の現在の使用電力量のうち、契約段階1の電力料金算出手順によって差し引かれた残りの使用電力量に対して、第2段階の電力料金を算出する。
一方、この変形例のステップS70−1においては、需要家CS01の現在の使用電力量の全量に対して、第2段階の電力料金を算出する。
具体的には、料金算出部140は、照合部130の照合結果RCに基づいて、需要家CS01の第2段階の電力料金を算出する。より具体的には、需要家CS01の使用電力量が「100kWh」である場合には、料金算出部140は、需要家CS01が発電所PP07から供給された単価「32(円/kWh)」の電力を「100kWh」ぶん使用したと判定し、需要家CS01の第2段階の電力料金として料金「3200円」を算出する。
【0060】
(ステップS80−1)照合部130は、需要家CS01の契約段階2において、発電電力が不足していると判定した場合(ステップS80−1;YES)、処理をステップS90−1に進める。照合部130は、需要家CS01の契約段階2において、発電電力が不足していないと判定した場合(ステップS80−1;NO)、処理をステップS110に進める。
この一例においては、照合部130は、上述したように、需要家CS01の現在の使用電力量「100kWh」に対して、発電所PP07の現在の発電電力量「100kWh」によって賄えたと判定している。したがって、照合部130は、ステップS110に処理を進める。
【0061】
(ステップS110)料金算出部140は、各契約段階において算出された料金を合計する。この一例においては、料金算出部140は、需要家CS01について、契約段階1の料金「0円」と契約段階2の料金「3200円」とを合計して、合計料金「3200円」を算出する。
【0062】
[電力量の照合(リアルタイム照合の概念)]
また、照合部130及び料金算出部140は、所定の時間間隔(例えば、30分間隔)によって上述の各ステップを実行することにより、発電電力量と使用電力量とのリアルタイム照合を行う。
この発電電力量と使用電力量とのリアルタイム照合の概念について、
図9を参照して説明する。
図9は、本実施形態の需要家CSの使用電力の時間変化と、発電所PPの発電電力の時間変化との一例を示す図である。この一例において、ある需要家CS(たとえば需要家CS01)が0時から24時まで使用する使用電力P1は、同図に示す波形W1のように変化する。また、この一例において、ある発電所PP(例えば、発電所PP08)が発電する発電電力P2は、同図に示す波形W2のように変化する。ここで、時刻tが0時から6時までの期間、及び18時から24時までの期間は、発電電力P2が使用電力P1を上回っている。つまり、時刻tが0時から6時までの期間、及び18時から24時までの期間は、供給が需要よりも大きいため、需要家CS01が使用する電力は発電所PP08のみで賄える。一方、時刻tが6時から18時までの期間は、発電電力P2が使用電力P1を下回っている。つまり、時刻tが6時から18時までの期間は、需要が供給よりも大きいため、需要家CS01が使用する電力は発電所PP08のみでは賄えない。この場合、需要家CS01が使用する電力は、発電所PP08以外の発電所PP(例えば、発電所PP07)から供給される。
【0063】
この場合、料金算出装置10は、時刻tが0時から6時までの期間、及び18時から24時までの期間は、需要家CS01に対して、発電所PP08の単価(
図7に示す35円/kWh)によって電力料金を算出する。
また、時刻tが6時から18時までの期間は、需要家CS01に対して、発電所PP08の単価(
図7に示す35円/kWh)と、発電所PP07の単価(
図7に示す32円/kWh)とによって電力料金を算出する。
【0064】
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態の照合部130は、電力使用契約情報CIと、発電電力量情報取得部110が取得する発電電力量情報GEと、使用電力量情報取得部120が取得する使用電力量情報UEとに基づいて、発電電力の量と使用電力の量とを種類毎に照合する。ここで、発電電力量情報取得部110が取得する発電電力量情報GEは、照合部130が照合するタイミングにおける現在の発電電力量を示す。また、使用電力量情報取得部120が取得する使用電力量情報UEは、照合部130が照合するタイミングにおける現在の使用電力量を示す。つまり、本実施形態の照合部130は、リアルタイムに得られる発電電力量と使用電力量とを照合する。
【0065】
また、電力供給者と需要家CSとの間において、発電所PPの種類を限定して電力を供給する契約がなされている。ここで、使用する電力の種類、つまり発電所PPの種類を限定すると、発電所PPの種類を限定しない場合に比べ、需給バランスが崩れやすくなる。特定の種類の発電所PPが電力を供給している状態で需給バランスが崩れると、需要家CSは、当該種類の発電所PP(例えば、発電所PP08)以外の種類の発電所PP(例えば、発電所PP07)から電力の供給を受けざるを得ない場合が生じる。
【0066】
本実施形態の照合部130は、リアルタイムに得られる発電電力量と使用電力量とを照合するため、需給バランスの崩れをリアルタイムに反映した照合結果RCが得られる。したがって、料金算出部140は、照合部130の照合結果RCに基づいて電力料金を算出するため、需給バランスの崩れをリアルタイムに反映した電力料金の算出ができる。
つまり、本実施形態の料金算出装置10によれば、需給バランスの崩れをリアルタイムに反映した電力料金の算出ができる。
本実施形態の料金算出装置10によれば、電源の種類を限定して供給した場合に、電源の種類に応じた料金計算が可能になる。
【0067】
また、本実施形態の料金算出装置10は、電力量の照合において契約段階に基づく段階的照合を行う。つまり、料金算出装置10は、第1段階の契約によって限定された種類の電力(例えば、「F村G川」で発電された電力)が不足する場合、第2段階の契約によって限定された種類の電力(例えば、「F村の何れかの川」で発電された電力)の料金を算出する。これにより、料金算出装置10は、電力の種類を限定したことにより需給バランスが崩れて、需要家CSが他の発電所PPから電力の供給を受けた場合であっても、電力の種類毎に電力料金を算出することができる。
【0068】
また、本実施形態の料金算出装置10は、電力料金を電力の種類毎に算出するため、需要家CSが理解しやすい請求情報BLを生成することができる。
【0069】
以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
【0070】
なお、上述の各装置は内部にコンピュータを有している。そして、上述した各装置の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
【0071】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。