(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る決定装置、決定方法及び決定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る決定装置、決定方法及び決定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.決定処理の一例〕
まず、
図1乃至2を用いて、実施形態に係る決定処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る決定処理により決定されるコンテンツの一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る決定処理の一例を示す図である。
図1乃至2では、実施形態に係る決定処理が求人検索サーバ100により実行される例を示す。なお、実施形態では、実施形態に係る決定処理が求人検索サーバ100により実行されることにより、求人に関するコンテンツを決定する場合を示しているが、どのようなカテゴリのコンテンツを決定してもよいものとする。例えば、実施形態に係る決定処理が、トラベル又は旅に関する情報を検索する他のサーバにより実行されることによって、トラベル又は旅に関するコンテンツを決定してもよいものとする。
【0011】
図1では、求人検索サーバ100が、所定のサービスに対応するコンテンツに含まれる所定の領域に配信されるコンテンツを決定する例を示す。例えば、所定のサービスとは、インターネット上のウェブサービスを示す。
図1では、求人検索サーバ100が、ユーザが所定のサービスにログインした場合において、コンテンツを決定する例を示す。
図1では、求人検索サーバ100が、ログインしたユーザにとっておすすめの職業に関するコンテンツを決定する例を示す。
【0012】
なお、実施形態では、ユーザのスコア情報に基づいてコンテンツを決定する。実施形態では、ユーザが所定のサービスにログインした場合に送信されるスコア情報に基づいてコンテンツを決定する場合を示す。ここで、スコア情報は、ユーザを評価する評価基準となる複数の指標に対応する情報を示す。例えば、スコア情報は、ユーザを評価する評価基準となる複数の指標に基づいて生成された基準を含む情報であってもよい。なお、スコア情報は、例えば、数値によって示されてもよいし、ヒートマップにおける色情報によって示されてもよいものとする。例えば、スコア情報は、暖色であるほど評価が高く、寒色であるほど評価が低いといったヒートマップによって示される情報であってもよい。
【0013】
例えば、複数の指標のうち「指標A」に対応するスコア情報を「スコアA」とする。例えば、複数の指標のうち「指標B」に対応するスコア情報を「スコアB」とする。例えば、複数の指標のうち「指標C」に対応するスコア情報を「スコアC」とする。例えば、複数の指標のうち「指標X」に対応するスコア情報を「スコアX」とする。なお、スコア情報は、ユーザの属性や行動履歴に基づいて算出される情報であってもよい。例えば、スコア情報は所定のサービスに蓄積されたユーザの属性や行動履歴に基づいて算出される情報であってもよい。例えば、スコア情報は、ユーザが所定のサービスに対して行った検索履歴や、閲覧履歴や、購買履歴や、オークション利用履歴などに基づいて算出される情報である。例えば、スコア情報は、ユーザが所定のサービスに対して入力した入力情報や登録した登録情報に基づいて算出される情報である。
【0014】
なお、実施形態では、例えば「指標A」が購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標として、ユーザの「指標A」に対応する「スコアA」を算出する。また、実施形態では、例えば「指標B」が決済利用状況を示す指標として、ユーザの「指標B」に対応する「スコアB」を算出する。例えば、実施形態では、決済利用状況として、決済回数、決済金額、又は、支払遅延の有無などの情報から「スコアB」を算出してもよい。また、実施形態では、例えば「指標C」が身元情報の入力状況を示す指標として、ユーザの「指標C」に対応する「スコアC」を算出する。また、実施形態では、例えば「指標D」がサービスの利用情報を示す指標として、ユーザの「指標D」に対応する「スコアD」を算出する。なお、実施形態では、これらの指標に限らず、種々の指標に基づくスコア情報を算出してもよいものとする。
【0015】
なお、実施形態では、複数の指標に対応するスコア情報の組み合わせに基づいて、特定の種別に対するユーザのスコア情報を算出してもよい。具体的には、実施形態では、複数の指標に対応するスコア情報のうち、例えば「スコアA」と「スコアB」とに基づいて、特定の職種に対するスコア情報を算出してもよい。この場合には、スコア情報が特定の職種に対するユーザのマッチング度を示す。例えば、実施形態では、営業職や事務職の職種に対するユーザのスコア情報を示してもよい。例えば、実施形態では、より具体的な職種として、看護師の職種に対するユーザのスコア情報を示してもよい。
【0016】
〔決定システムの構成〕
図1の説明に先立って、
図2を用いて決定システム1の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る決定システムの構成例を示す図である。
図2に示すように、決定システム1では、端末装置10と、求人検索サーバ100と、コンテンツ提供サーバ200とが含まれる。端末装置10と、求人検索サーバ100と、コンテンツ提供サーバ200とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図2に示した決定システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の求人検索サーバ100や、複数台のコンテンツ提供サーバ200が含まれてもよい。
【0017】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
図1乃至2に示す例においては、端末装置10がノート型PCである場合を示す。端末装置10は、ユーザによる操作に応じて、コンテンツ提供サーバ200からコンテンツを受信する。
【0018】
求人検索サーバ100は、ユーザに提供するコンテンツを決定する情報処理装置である。求人検索サーバ100は、ユーザのスコア情報に基づいてユーザに適したコンテンツを決定する。例えば、求人検索サーバ100は、求人のサーチサービスを提供する種々の求人サイトに含まれる情報の中からコンテンツを決定する。
【0019】
コンテンツ提供サーバ200は、ユーザにコンテンツを提供する情報処理装置である。例えば、コンテンツ提供サーバ200は、所定のサービスのコンテンツに含まれる所定の領域に配信されるコンテンツを提供する。例えば、コンテンツ提供サーバ200は、求人検索サーバ100により決定されたコンテンツを提供する。
【0020】
なお、
図2では、求人検索サーバ100とコンテンツ提供サーバ200とは、別装置である場合を示したが、求人検索サーバ100とコンテンツ提供サーバ200とが一体であってもよい。また、求人検索サーバ100とコンテンツ提供サーバ200は、それぞれ同一とみなされる管理者によって管理されていてもよい。
【0021】
以下、
図2を用いて、決定処理の一例を説明する。端末装置10は、ユーザが所定のサービスにログインするためのユーザ情報をコンテンツ提供サーバ200に送信する(ステップS101)。例えば、端末装置10は、識別情報をコンテンツ提供サーバ200に送信する。コンテンツ提供サーバ200は、取得したユーザ情報に対応したスコア情報を求人検索サーバ100に送信する(ステップS102)。求人検索サーバ100は、取得したスコア情報に基づいて、提供するコンテンツを決定する(ステップS103)。求人検索サーバ100は、結果情報をコンテンツ提供サーバ200に送信する(ステップS104)。コンテンツ提供サーバ200は、受信した結果情報に基づいて、コンテンツを端末装置10に提供する。例えば、コンテンツ提供サーバ200は、所定のサービスと共に、所定のサービスのコンテンツに含まれる所定の領域に配信されるコンテンツを、端末装置10に提供する。
【0022】
〔コンテンツの一例〕
図1の説明に戻る。
図1では、実施形態に係る決定処理により端末装置10に提供されるコンテンツの一例を示す。
図1では、コンテンツC10が、実施形態に係る決定処理により提供されるサービスを示す。また、
図1では、コンテンツC10に含まれる所定の領域に、実施形態に係る決定処理により決定された広告AD1が配信される場合を示す。
【0023】
また、
図1では、広告AD1に対する操作に基づいて、コンテンツC20が提供される場合を示す。
図1では、コンテンツC20において、実施形態に係る決定処理による結果情報が提供される例を示す。具体的には、
図1では、コンテンツC20に含まれる所定の領域に、求人W1乃至W4が提供される例を示す。また、
図1では、コンテンツC20に含まれる所定の領域SC1に、看護師の職種に対するユーザのスコア情報が提供される例を示す。
【0024】
なお、
図1では、コンテンツC10に含まれる所定の領域に配信された広告AD1に対する操作に基づいて、コンテンツC20が提供される場合を示した。ここで、実施形態では、コンテンツC20が、実施形態に係る決定処理により端末装置10に提供されるコンテンツであってもよい。例えば、実施形態に係る決定処理により端末装置10に提供されるコンテンツが、
図1に示す求人W1乃至W4を含む、求人に関するコンテンツであってもよい。なお、実施形態では、実施形態に係る決定処理により端末装置10に提供されるコンテンツがどのようなものであってもよいものとする。
【0025】
〔2.端末装置の構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。
図2に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
【0026】
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、コンテンツ提供サーバ200との間で情報の送受信を行う。
【0027】
(入力部12)
入力部12は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0028】
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。また、出力部13は、コンテンツ提供サーバ200から提供されたコンテンツを出力する。
【0029】
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、コンテンツ提供サーバ200から提供されたコンテンツに対する操作を受け付けるアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0030】
図3に示すように、制御部14は、送信部141と、受信部142と、表示部143と、受付部144とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
【0031】
(送信部141)
送信部141は、ユーザの操作に応じて、ユーザ情報をコンテンツ提供サーバ200に送信する。例えば、送信部141は、所定のサービスにログインするためのログイン情報などの識別情報をコンテンツ提供サーバ200に送信する。なお、送信部141は、ユーザ情報に基づくスコア情報をコンテンツ提供サーバ200に送信してもよい。
【0032】
(受信部142)
受信部142は、コンテンツ提供サーバ200から提供されたコンテンツを受信する。
図1に示す例では、受信部142が、コンテンツC10を受信する場合を示す。また、受信部142は、コンテンツに含まれる所定の領域に配信されるコンテンツを受信する。
図1に示す例では、受信部142が、広告AD1を受信する場合を示す。
【0033】
(表示部143)
表示部143は、受信部142により受信されたコンテンツを表示させる。
図1に示す例では、表示部143が、コンテンツC10を表示させる場合を示す。また、
図1に示す例では、表示部143が、コンテンツC10に含まれる所定の領域に、広告AD1を表示させる場合を示す。
【0034】
(受付部144)
受付部144は、表示部143により表示されたコンテンツに対する操作を受け付ける。
図1に示す例では、受付部144が、広告AD1に対する操作を受け付ける場合を示す。
【0035】
〔3.求人検索サーバの構成〕
次に、
図4を用いて、実施形態に係る求人検索サーバ100の構成について説明する。
図4は、実施形態に係る求人検索サーバ100の構成例を示す図である。
図4に示すように、求人検索サーバ100は、通信部110と、求人情報記憶部120と、制御部130とを有する。なお、求人検索サーバ100は、求人検索サーバ100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0036】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、コンテンツ提供サーバ200との間で情報の送受信を行う。
【0037】
(求人情報記憶部120)
求人情報記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。求人情報記憶部120は、求人に関する情報を記憶する。例えば、求人情報記憶部120は、広告主により入稿された求人に関する情報を記憶する。例えば、求人情報記憶部120は、種々の求人サイトに含まれる求人に関する情報を記憶する。ここで、
図5に、実施形態に係る求人情報記憶部120の一例を示す。
図5に示すように、求人情報記憶部120は、「求人ID」、「条件#」、「職種」、「求人」、「勤務地」、「雇用」、「年収」といった項目を有する。
【0038】
「求人ID」は、求人に関するコンテンツを識別するための識別情報を示す。「条件#」は、求人IDに対応するコンテンツをユーザに提供するための条件に関する情報を示す。
図5の例では、「条件#」に条件#11や条件#12といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、条件のデータが記憶される。例えば、「条件#」には、スコアAが所定の閾値以上であり、かつ、スコアBが所定の閾値未満であることを条件とする条件式が記憶される。「職種」は、求人の職種を示す。
図5では、求人ID「W11」により示される求人の職種が、看護師であることを示す。
【0039】
「求人」は、求人の求人内容を示す。
図5では、求人ID「W11」により示される求人の求人内容が、「小児科クリニック」であることを示す。「勤務地」は、求人の勤務先が位置する所在地など(例えば、市区町村等や公的機関により指定された住所)の位置情報を示す。
図5の例では、「勤務地」に埼玉県AAA1市BBB1や東京都AAA2区BBB2といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、位置情報のデータが記憶される。「雇用」は、求人の雇用形態(例えば、正社員や派遣社員、パートやアルバイトなど)を示す。「年収」は、求人の年収を示す。
【0040】
(制御部130)
図4の説明に戻って、制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、求人検索サーバ100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0041】
図4に示すように、制御部130は、取得部131と、判定部132と、決定部133と、送信部134とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0042】
(取得部131)
取得部131は、ユーザを評価する評価基準である複数の指標に対応するスコア情報を取得する。取得部131は、各指標に対応するユーザのスコア情報を取得する。例えば、取得部131は、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコア情報を取得する。例えば、取得部131は、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報を取得する。例えば、取得部131は、決済回数、決済金額、支払遅延の有無などの情報を含む決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコア情報を取得する。例えば、取得部131は、サービスの利用状況を示す指標に対応するスコア情報を取得する。また、例えば、取得部131は、過去又は現在の健康に関する健康状況を示す指標に対応するスコア情報を取得してもよい。また、例えば、取得部131は、コンテンツを提供する提供元との相性を示す指標に対応するスコア情報を取得してもよい。
【0043】
なお、取得部131は、ユーザを評価する評価基準である複数の指標に基づいて生成された基準に関する情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、同一の基準点から各指標のスコア情報に延伸する軸によって表される図形に基づいて生成された基準に関する情報を取得してもよい。また、取得部131は、コンテンツ提供サーバ200から送信されたスコア情報を取得する。なお、取得部131は、スコア情報が外部サーバから送信された場合には、外部サーバからスコア情報を取得してもよい。
【0044】
(判定部132)
判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報の各々が、対応する各指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定する。例えば、判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報のうち、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定する。例えば、判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報のうち、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定する。例えば、判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報のうち、身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定する。例えば、判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報のうち、サービスの利用状況を示す指標に対応するスコア情報が、所定の閾値を満たすか否かを判定する。
【0045】
また、例えば、判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報のうち、過去又は現在の健康に関する健康状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定してもよい。また、例えば、判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報のうち、コンテンツを提供する提供元との相性を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定してもよい。
【0046】
また、例えば、判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報のうち、求人の職種に応じた特定の指標に対応するスコア情報が、当該職種に応じて当該特定の指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定してもよい。例えば、判定部132は、求人の職種が営業職である場合には、営業職の職種に応じた特定の指標に対応するスコア情報が、求人の職種が営業職である場合に応じて当該特定の指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定してもよい。例えば、判定部132は、求人の職種が事務職である場合には、事務職の職種に応じた特定の指標に対応するスコア情報が、求人の職種が事務職である場合に応じて当該特定の指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定してもよい。
【0047】
また、例えば、判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報のうち、コンテンツを提供する提供元のニーズに応じた特定の指標に対応するスコア情報が、当該提供元のニーズに応じて当該特定の指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定してもよい。例えば、判定部132は、提供元のニーズがソーシャル活動の多彩なユーザである場合には、ユーザのソーシャル活動が多彩である場合に応じた特定の指標に対応するスコア情報が、ユーザのソーシャル活動が多彩である場合に応じて当該特定の指標に定められた所定の閾値を満たすか否かを判定してもよい。
【0048】
判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報の組み合わせに基づいて、コンテンツを配信するか否かを判定する。例えば、判定部132は、取得部131により取得された複数の指標のうち、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコア情報と、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報と、身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコア情報と、サービスの利用状況を示す指標に対応するスコア情報との組み合わせに基づいて判定する。また、判定部132は、取得部131により取得されたスコア情報の各々が所定の閾値以上であるユーザを判定する。そして、判定部132は、スコア情報の各々が所定の閾値以上であるユーザのみにコンテンツを配信すると判定してもよい。例えば、看護師の求人に関するコンテンツを配信する場合には、判定部132は、看護師の求人に対応するスコア情報に基づいて、所定の条件を満たすユーザのみに対して、看護師の求人に関するコンテンツを配信すると判定してもよい。このように、判定部132は、求人の広告主に対して適切な送客を行うことを可能とする。
【0049】
また、判定部132は、各指標に定められた所定の閾値を満たすか否かの組み合わせに基づいて、コンテンツを提供するか否かを判定する。例えば、判定部132は、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上であり、かつ、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値未満であるか否かを判定する。例えば、判定部132は、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上であり、かつ、身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上であるか否かを判定する。例えば、判定部132は、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値未満であり、かつ、身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上であるか否かを判定する。
【0050】
(決定部133)
決定部133は、判定部132による判定結果に基づいてコンテンツを決定する。例えば、決定部133は、取得部131によって取得された各指標に対応するスコア情報の組み合わせに基づいてコンテンツを決定する。例えば、決定部133は、取得部131により取得された複数の指標のうち、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコア情報と、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報と、身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコア情報と、サービスの利用状況を示す指標に対応するスコア情報との組み合わせに基づいてコンテンツを決定する。
【0051】
また、決定部133は、取得部131によって取得された各指標に対応するスコア情報の各々が、対応する各指標に定められた所定の閾値を満たすか否かの組み合わせに基づいてコンテンツを決定する。例えば、決定部133は、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上である場合には、コンテンツを決定する。例えば、決定部133は、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上である場合には、高収入のユーザに対応したコンテンツを決定する。
【0052】
また、決定部133は、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上であり、かつ、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値未満である場合には、高収入ではないユーザに対応したコンテンツを決定する。また、決定部133は、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上であり、かつ、身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上である場合には、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコア情報に応じたコンテンツを決定する。
【0053】
また、決定部133は、決済利用状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値未満であり、かつ、身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコア情報が、当該指標に定められた所定の閾値以上である場合には、コンテンツと共に、コンテンツを提供する提供元に対するユーザに関する追加情報を決定する。この場合には、決定部133は、コンテンツと共に、コンテンツを提供する提供元に対するユーザの優先度を決定する。なお、決定部133は、過去又は現在の健康に関する健康状況を示す指標に対応するスコア情報との組み合わせに基づいてコンテンツを決定してもよい。また、決定部133は、コンテンツを提供する提供元との相性を示す指標に対応するスコア情報との組み合わせに基づいてコンテンツを決定してもよい。
【0054】
また、決定部133は、求人の職種に応じて定められた所定の閾値に基づいて、当該職種に対応したコンテンツを決定する。例えば、決定部133は、求人の職種に応じた特定の指標に対応するスコア情報が、当該職種に応じて当該特定の指標に定められた所定の閾値以上である場合には、当該職種に対応した求人のコンテンツを決定する。例えば、決定部133は、求人の職種が営業職である場合には、指標Aに対応する所定の閾値を80に決定し、求人の職種が事務職である場合には、指標Aに対応する所定の閾値を70に決定する。
【0055】
また、決定部133は、コンテンツを提供する提供元のニーズに応じて定められた所定の閾値に基づいて、コンテンツを決定する。例えば、決定部133は、提供元がコンテンツを入稿した際の操作に基づいて提供元のニーズを決定する。例えば、決定部133は、提供元のニーズが、ソーシャル活動の多彩なユーザであることを決定する。この場合には、決定部133は、提供元のニーズがソーシャル活動の多彩なユーザである場合に紐付いて対象となる特定の指標を決定する。そして、決定部133は、特定の指標に対応するスコア情報が、ソーシャル活動の多彩なユーザである場合に応じて当該特定の指標に定められた所定の閾値以上である場合には、コンテンツを決定する。
【0056】
(送信部134)
送信部134は、決定部133により決定された結果情報をコンテンツ提供サーバ200に送信する。具体的には、送信部134は、決定部133により決定されたコンテンツに関する情報を送信する。
【0057】
〔4.コンテンツ提供サーバの構成〕
次に、
図6を用いて、実施形態に係るコンテンツ提供サーバ200の構成について説明する。
図6は、実施形態に係るコンテンツ提供サーバ200の構成例を示す図である。
図6に示すように、コンテンツ提供サーバ200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。なお、コンテンツ提供サーバ200は、コンテンツ提供サーバ200の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0058】
(通信部210)
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、求人検索サーバ100と、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
【0059】
(記憶部220)
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図6に示すように、記憶部220は、ユーザ情報記憶部221と、結果情報記憶部222とを有する。
【0060】
ユーザ情報記憶部221は、ユーザ情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部221は、ユーザの識別情報とユーザ情報とを対応付けて記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部221は、ユーザの属性や行動履歴に関する情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部221は、ユーザ情報として、ユーザ情報に基づくスコア情報を記憶する。ここで、
図7に、実施形態に係るユーザ情報記憶部221の一例を示す。
図7に示すように、ユーザ情報記憶部221は、「ユーザID」、「識別情報」、「ユーザ情報1」、「ユーザ情報2」、「ユーザ情報3」といった項目を有する。
【0061】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「識別情報」は、所定のサービスに対するユーザの識別情報を示す。例えば、「識別情報」は、メールアドレスなどのユーザのログイン情報を示す。「ユーザ情報1」は、特定の属性や行動履歴に関するユーザ情報を示す。例えば、「ユーザ情報1」は、所定のサービスに対するユーザの検索履歴や、閲覧履歴や、購買履歴や、オークション利用履歴などのユーザ情報を示す。例えば、「ユーザ情報1」は、ユーザを評価する評価基準である複数の指標のうち、特定の指標(例えば、指標A)に対応するユーザ情報を示す。例えば、「ユーザ情報1」は、特定の指標(例えば、指標A)に対応するスコア情報(例えば、スコアA)を示す。
【0062】
具体的な例を挙げると、「ユーザ情報1」は、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するユーザのスコア情報を示す。「ユーザ情報2」乃至「ユーザ情報3」は、「ユーザ情報1」と同様の情報を示す。例えば、「ユーザ情報2」は、特定の指標(例えば、指標B)に対応するスコア情報(例えば、スコアB)を示す。例えば、「ユーザ情報3」は、特定の指標(例えば、指標C)に対応するスコア情報(例えば、スコアC)を示す。なお、
図7では「ユーザ情報1」に「UUU11」や「UUU12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、ユーザ情報のデータが記憶される。
【0063】
結果情報記憶部222は、ユーザに提供するコンテンツに関する結果情報を記憶する。ここで、
図8に、実施形態に係る結果情報記憶部222の一例を示す。
図8に示すように、結果情報記憶部222は、「結果ID」、「ユーザID」、「職種」、「スコア情報」、「推奨1」、「推奨2」、「推奨3」といった項目を有する。
【0064】
「結果ID」は、結果情報を識別するための識別情報を示す。「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「職種」は、ユーザに提供するコンテンツの職種を示す。例えば、「職種」は、コンテンツのトピックに紐付いて記憶された職種を示す。例えば、ユーザに提供するコンテンツが小児科クリニックに関する場合には、「職種」は、看護師を示してもよい。例えば、ユーザに提供するコンテンツがプログラミングに関する場合には、「職種」は、ITエンジニアを示してもよい。「スコア情報」は、ユーザに提供するコンテンツの職種に対するユーザのスコア情報を示す。例えば、職種が看護師である場合には、「スコア情報」は、看護師の職種に対するユーザのスコア情報を示す。
【0065】
「推奨1」は、ユーザに提供するコンテンツに関する情報を示す。例えば、「推奨1」は、広告主から入稿された広告にかかるコンテンツを示す。例えば、「推奨1」には、画像や動画又はその取得先などが記憶される。なお、
図8では「推奨1」に「求人11」や「求人12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、求人のコンテンツデータ(静止画像や動画像等)が格納される。もしくは、
図8で示される「推奨1」には、求人のコンテンツが所在するURL(Uniform Resource Locator)、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納されてもよい。なお、「推奨2」乃至「推奨3」は、「推奨1」と同様の情報を示す。また、「推奨1」乃至「推奨3」には、ユーザとのマッチング率が高いコンテンツから順にコンテンツデータが格納されてもよい。例えば、「推奨1」には、ユーザとのマッチング率が最も高いコンテンツのコンテンツデータが格納されてもよい。
【0066】
(制御部230)
図6の説明に戻って、制御部230は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ提供サーバ200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0067】
図6に示すように、制御部230は、取得部231と、算出部232と、送信部233と、受信部234と、提供部235とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、
図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0068】
(取得部231)
取得部231は、端末装置10からユーザ情報を取得する。例えば、取得部231は、所定のサービスに対する識別情報や、メールアドレスなどのログイン情報を取得する。また、取得部231は、ユーザの属性や行動履歴に関する情報や、ユーザの属性や行動履歴に基づいて算出された情報を取得してもよい。例えば、取得部231は、ユーザ情報に基づくスコア情報を取得してもよい。
【0069】
(算出部232)
算出部232は、各指標に対応するユーザのスコア情報を算出する。例えば、算出部232は、ユーザ情報記憶部221により記憶された各指標に対応するユーザ情報に基づいて、各指標に対応するスコア情報を算出する。例えば、算出部232は、取得部231により取得された各指標に対応するユーザ情報に基づいて、各指標に対応するスコア情報を算出する。具体的な例を挙げると、算出部232は、ユーザの属性や行動履歴に基づくユーザ情報であって、購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するユーザ情報に基づいて、当該指標に対応するスコア情報を算出する。また、算出部232は、ユーザの特定の職種に対するスコア情報を算出してもよい。例えば、算出部232は、各指標に対応するスコア情報の組み合わせに基づいて、特定の職種に対するスコア情報を算出してもよい。
【0070】
また、算出部232は、ユーザの健康状況を示す指標に対応するスコア情報を算出してもよい。例えば、算出部232は、健康状況を示す指標に対応するユーザ情報に基づいて、ユーザの健康状況を示す指標に対応するスコア情報を算出してもよい。例えば、算出部232は、職場における出勤率や早退率などの勤務状況に基づいて、スコア情報を算出してもよい。また、算出部232は、コンテンツを提供した提供主との相性を示すスコア情報を算出してもよい。例えば、算出部232は、ユーザの属性に基づく職種と、提供主が提供したコンテンツの職種とに基づいて、ユーザと提供主との相性を示すスコア情報を算出してもよい。
【0071】
(送信部233)
送信部233は、ユーザのスコア情報を求人検索サーバ100に送信する。例えば、送信部233は、算出部232により算出されたスコア情報を送信する。また、例えば、ユーザ情報記憶部221により記憶されたスコア情報を送信する。また、例えば、取得部231により取得されたスコア情報を送信してもよい。また、送信部233は、ユーザ情報を求人検索サーバ100に送信してもよい。
【0072】
(受信部234)
受信部234は、ユーザに提供するコンテンツに関する結果情報を受信する。例えば、受信部234は、求人検索サーバ100により送信された結果情報を受信する。
【0073】
(提供部235)
提供部235は、受信部234により受信された結果情報に基づいて、決定されたコンテンツを含む所定のサービスを提供する。例えば、提供部235は、所定のサービスに対応するコンテンツに含まれる所定の領域に配信されるコンテンツを提供する。
図1に示す例では、提供部235が、コンテンツC10を提供する場合を示す。なお、
図1に示す例において、提供部235は、コンテンツC20を提供してもよい。
【0074】
〔5.決定処理のフロー〕
次に、
図9を用いて、実施形態に係る決定システム1による決定処理の手順について説明する。
図9は、実施形態に係る決定システム1による決定処理の手順を示すフローチャートである。
【0075】
図9に示すように、求人検索サーバ100は、ユーザを評価するための基準である各指標に対応するスコア情報を取得する(ステップS201)。続いて、求人検索サーバ100は、取得したスコア情報が各指標に定められた所定の条件を満たすか否かを各指標ごとに判定する(ステップS202)。続いて、求人検索サーバ100は、所定の条件を満たすか否かの組み合わせに応じて提供するコンテンツを決定する(ステップS203)。
【0076】
〔6.変形例〕
上述した実施形態に係る決定システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、決定システム1の他の実施形態について説明する。
【0077】
〔6−1.スコア情報を算出する〕
上記実施形態では、求人検索サーバ100が、コンテンツ提供サーバ200から送信されたスコア情報に基づいてユーザに提供するコンテンツを決定する例を示した。ここで、求人検索サーバ100は、コンテンツ提供サーバ200からユーザ情報を取得することにより、スコア情報を算出してもよい。この場合には、例えば、判定部132が算出部232と同様な処理を行うことによりスコア情報を算出してもよい。そして、求人検索サーバ100は、求人検索サーバ100で算出されたスコア情報に基づいてユーザに提供するコンテンツを決定してもよい。以下、
図10を用いて、決定処理の変形例の一例を説明する。
【0078】
図9のステップS201において、求人検索サーバ100は、ユーザを評価するための基準である各指標に対応するユーザ情報を取得する(ステップS301)。このとき、求人検索サーバ100は、ユーザ情報記憶部221と同様な情報を記憶する記憶部を有してもよい。なお、求人検索サーバ100は、ユーザ情報を取得する毎に記憶部を更新してもよい。例えば、求人検索サーバ100は、「ユーザID」、「識別情報」、「ユーザ情報1」、「ユーザ情報2」、「ユーザ情報3」といった項目を有する記憶部を有してもよい。そして、求人検索サーバ100は、取得したユーザ情報に基づいて各指標に対応するスコア情報を算出する(ステップS302)。なお、求人検索サーバ100は、スコア情報を記憶部に記憶させてもよい。例えば、求人検索サーバ100は、「ユーザ情報1」、「ユーザ情報2」、「ユーザ情報3」といった項目に、各指標に対応するスコア情報を記憶させてもよい。
【0079】
図9のステップS202において、求人検索サーバ100は、算出したスコア情報が各指標に定められた所定の条件を満たすか否かを各指標ごとに判定する(ステップS303)。なお、求人検索サーバ100は、記憶部に記憶されたスコア情報が各指標に定められた所定の条件を満たすか否かを各指標ごとに判定してもよい。
図9のステップS203において、求人検索サーバ100は、所定の条件を満たすか否かの組み合わせに応じて提供するコンテンツを決定する(ステップS304)。
【0080】
〔6−2.トラベルに関するコンテンツを提供する〕
上記実施形態では、求人検索サーバ100により決定されたコンテンツを提供する例を示した。ここで、実施形態では、他のカテゴリに関するコンテンツを管理するサーバにより決定されたコンテンツを提供してもよい。例えば、実施形態では、トラベルに関する情報を管理するトラベル検索サーバ300により決定されたコンテンツを提供してもよい。例えば、実施形態では、値引きやポイントバックなどのトラベル優待プランに関するコンテンツを含むサービスを提供してもよい。以下、
図11を用いて、変形例に係る情報処理について説明する。
【0081】
〔6−2−1.コンテンツの一例〕
図11では、変形例に係る決定処理により端末装置10に提供されるコンテンツの一例を示す。
図11では、トラベル検索サーバ300が、所定のサービスに対応するコンテンツに含まれる所定の領域に配信されるコンテンツを決定する例を示す。
図11では、トラベル検索サーバ300が、ユーザが所定のサービスにログインした場合において、コンテンツを決定する例を示す。
図11では、トラベル検索サーバ300が、ログインしたユーザにとっておすすめの観光スポットに関するコンテンツを決定する例を示す。
図11では、コンテンツC30が、実施形態に係る決定処理により提供されるサービスを示す。また、
図11では、コンテンツC30に含まれる所定の領域に、実施形態に係る決定処理により決定された広告AD2が配信される場合を示す。
【0082】
また、
図11では、広告AD2に対する操作に基づいて、コンテンツC40が提供される場合を示す。
図11では、コンテンツC40において、実施形態に係る決定処理による結果情報が提供される例を示す。具体的には、
図11では、コンテンツC40に含まれる所定の領域に、トラベルT1乃至T4が提供される例を示す。また、
図11では、コンテンツC40に含まれる所定の領域SC2に、トラベルの利用状況に関するスコア情報が提供される例を示す。
【0083】
なお、
図11では、コンテンツC30に含まれる所定の領域に配信された広告AD2に対する操作に基づいて、コンテンツC40が提供される場合を示した。ここで、実施形態では、コンテンツC40が、実施形態に係る決定処理により端末装置10に提供されるコンテンツであってもよい。例えば、実施形態に係る決定処理により端末装置10に提供されるコンテンツが、
図11に示すトラベルT1乃至T4を含む、トラベルに関するコンテンツであってもよい。
【0084】
〔6−2−2.トラベル検索サーバの構成〕
図12を用いて、実施形態に係るトラベル検索サーバ300の構成について説明する。
図12は、実施形態に係るトラベル検索サーバ300の構成例を示す図である。
図12に示すように、トラベル検索サーバ300は、通信部310と、トラベル情報記憶部320と、制御部330とを有する。なお、トラベル検索サーバ300は、トラベル検索サーバ300の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0085】
(通信部310)
通信部310は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部310は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、コンテンツ提供サーバ200との間で情報の送受信を行う。
【0086】
(トラベル情報記憶部320)
トラベル情報記憶部320は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。トラベル情報記憶部320は、トラベルに関する情報を記憶する。例えば、トラベル情報記憶部320は、トラベルの移動に掛かる費用や、トラベル先でのホテル又は旅館の宿泊に掛かる費用の値引きや、ポイントバックに関する情報を記憶する。例えば、トラベル情報記憶部320は、広告主により入稿されたトラベルに関する情報を記憶する。例えば、トラベル情報記憶部320は、トラベルのサーチサービスを提供する種々のトラベルサイトに含まれるトラベルに関する情報を記憶する。ここで、
図13に、実施形態に係るトラベル情報記憶部320の一例を示す。
図13に示すように、トラベル情報記憶部320は、「トラベルID」、「条件#」、「優待プラン」、「トラベル先」、「日数」、「費用」といった項目を有する。
【0087】
「トラベルID」は、トラベルに関するコンテンツを識別するための識別情報を示す。「条件#」は、トラベルIDに対応するコンテンツをユーザに提供するための条件に関する情報を示す。
図13の例では、「条件#」に条件#21や条件#22といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、条件のデータが記憶される。例えば、「条件#」には、スコアAが所定の閾値以上であり、かつ、スコアBが所定の閾値未満であることを条件とする条件式が記憶される。「優待プラン」は、トラベルの優待プランに関する情報を示す。具体的には、「優待プラン」は、値引きやポイントバックや特別プランに関する情報を示す。「トラベル先」は、ホテルや旅館の宿泊先が位置する所在地など(例えば、市区町村等や公的機関により指定された住所)の位置情報を示す。
図13の例では、「トラベル先」に福島県AAA4市BBB4や北海道AAA5市BBB5といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、位置情報のデータが記憶される。「日数」は、トラベル先での宿泊日数を示す。「費用」は、トラベルに掛かる費用(例えば、トラベルの移動に掛かる費用と、トラベル先でのホテル又は旅館の宿泊に掛かる費用との合計費用)を示す。
【0088】
(制御部330)
図12の説明に戻って、制御部330は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、トラベル検索サーバ300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部330は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0089】
図12に示すように、制御部330は、取得部331と、判定部332と、決定部333と、送信部334とを有し、取得部131、判定部132、決定部133、送信部134と同様な情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部330の内部構成は、
図12に示した構成に限られず、他の構成であってもよい。
【0090】
〔6−2−3.決定処理のフロー〕
次に、変形例に係る決定システム1による決定処理の手順について説明する。
図9のステップS201において、トラベル検索サーバ300は、ユーザを評価するための基準である各指標に対応するスコア情報を取得する。例えば、トラベル検索サーバ300は、トラベルの繁忙期におけるユーザのトラベルの利用状況を示す指標に対応するスコア情報を取得する。例えば、トラベル検索サーバ300は、事前決済を受け付けるユーザであるか又は現地決済を受け付けるユーザであるか否かを示す指標に対応するスコア情報を取得する。続いて、
図9のステップS202において、トラベル検索サーバ300は、取得したスコア情報が各指標に定められた所定の条件を満たすか否かを各指標ごとに判定する。続いて、
図9のステップS203において、トラベル検索サーバ300は、所定の条件を満たすか否かの組み合わせに応じて提供するコンテンツを決定する。
【0091】
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る求人検索サーバ100は、取得部131と、決定部133を有する。取得部131は、ユーザを評価する評価基準である複数の指標に対応するスコアを取得する。決定部133は、取得部131によって取得された各指標に対応するスコアの組み合わせに応じてユーザに提供するコンテンツを決定する。
【0092】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、ユーザの属性や行動パターンに応じた適切なコンテンツを決定することができる。
【0093】
また、決定部133は、スコアの各々が、対応する各指標に定められた所定の閾値を満たすか否かの組み合わせに応じて、コンテンツを決定する。
【0094】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、所定の閾値を設定することにより、コンテンツを決定することができる。
【0095】
また、決定部133は、スコアのうち決済利用状況を示す指標に対応するスコアが、指標に定められた所定の閾値以上である場合には、コンテンツを決定する。
【0096】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、所定の指標に基づいてコンテンツを決定することができる。
【0097】
また、決定部133は、スコアのうち購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコアが、指標に定められた所定の閾値以上である場合には、高収入のユーザに対応したコンテンツを決定する。
【0098】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、所定の指標に基づいて、ユーザにとって適切なコンテンツを決定することができる。
【0099】
また、決定部133は、スコアのうち決済利用状況を示す指標に対応するスコアが、指標に定められた所定の閾値以上であり、かつ、スコアのうち購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコアが、指標に定められた所定の閾値未満である場合には、高収入ではないユーザに対応したコンテンツを決定する。
【0100】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、所定の指標に基づいて、ユーザにとって適切なコンテンツを決定することができる。
【0101】
また、決定部133は、スコアのうち決済利用状況を示す指標に対応するスコアが、指標に定められた所定の閾値以上であり、かつ、スコアのうち身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコアが、指標に定められた所定の閾値以上である場合には、スコアのうち購入又は閲覧を含む高額商品への反応状況を示す指標に対応するスコアに応じて、コンテンツを決定する。
【0102】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、所定の指標に基づいて、ユーザにとって適切なコンテンツを決定することができる。
【0103】
また、決定部133は、スコアのうち決済利用状況を示す指標に対応するスコアが、指標に定められた所定の閾値未満であり、かつ、スコアのうち身元情報の入力状況を示す指標に対応するスコアが、指標に定められた所定の閾値以上である場合には、コンテンツと共に、コンテンツを提供する提供元に対するユーザに関する追加情報を決定する。
【0104】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、所定の指標に基づいて、ユーザにとって適切なコンテンツを決定することができる。
【0105】
また、決定部133は、職種に応じて定められた所定の閾値に基づいて、職種に対応したコンテンツを決定する。
【0106】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、ユーザの職種に応じて適切なコンテンツを決定することができる。
【0107】
また、決定部133は、コンテンツを提供する提供元のニーズに応じて定められた所定の閾値に基づいて、コンテンツを決定する。
【0108】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、提供元のニーズに応じて適切なコンテンツを決定することができる。
【0109】
また、決定部133は、コンテンツを提供する提供元との相性を示す企業スコアとの組み合わせに基づいて、コンテンツを決定する。
【0110】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、ユーザと提供元との双方に対して相互信頼のあるコンテンツを決定することができる。
【0111】
また、決定部133は、ユーザの健康を示す健康スコアとの組み合わせに基づいて、コンテンツを決定する。
【0112】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、ユーザと提供元との双方に対して相互信頼のあるコンテンツを決定することができる。
【0113】
また、決定部133は、コンテンツとして、求人広告を決定する。
【0114】
これにより、実施形態に係る求人検索サーバ100は、ユーザの属性や行動パターンに応じた適切な求人広告を決定することができる。
【0115】
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る求人検索サーバ100およびコンテンツ提供サーバ200は、例えば、
図14に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図14は、求人検索サーバ100およびコンテンツ提供サーバ200の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0116】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0117】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0118】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0119】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0120】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る求人検索サーバ100およびコンテンツ提供サーバ200として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130および230の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0121】
〔9.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0122】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0123】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0124】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0125】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。