(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記目標のデカルト軌道生成のユニットおよび前記制御デバイスが、前記オンボード制御装置内のソフトウェアで実現されることを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
請求項1に記載のデバイスであって、支持−運動機構の機能障害を有する人の所定の前進動作モードが、以下のモード:「水平面を歩く」、「階段を上がる」、「階段を下りる」、「傾斜面を歩いて上がる」、「傾斜面を歩いて下りる」、「障害物を横切る」、「座って休む」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「「座った休息」姿勢から真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」から座って休む」から選択されるという点で特徴付けられる、デバイス。
【背景技術】
【0002】
下肢の限定された可動域に起因する独立動作の可能性を持たない、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの運動のための外骨格の
目標の動作軌道を規定する既知の方法があり、ここでは外骨格駆動装置に対する制御シグナルが、ユーザーの脚に対する電動外骨格の締め付け構成要素に取り付けられた力センサーの読み取り値に応じて生成される(特許文献1)。
【0003】
この方法は、下肢が完全に運動性がないユーザーにとっては使用不可能であり、例えば、足に筋力を生じさせることができないせいで対麻痺のユーザーにとって、および下肢の運動が制限されているユーザーにとっては、支持−運動機構の機能障害のない人の歩行パターンに類似した
目標の歩行パターンの設定を確実にすることは不可能である。
【0004】
支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの矢状面における運動のための外骨格の
目標の動作軌道を規定する方法に関して、提案された発明に最も近いのは、外骨格を用いて、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの所定の前進動作モードでの矢状面の運動のためにデカルト座標系における外骨格の
目標の動作軌道を規定する方法であり、この外骨格は、ユーザーの胴体に取り付けるためのクランプを備えたハウジングと、左右のフットレストとを備え、これらのフットレストの各々は、旋回性可能に接続されている、対応する大腿骨および脛のセクション、ならびに、ユーザーの脚に接続するための対応するクランプを備え、かつ矢状面で回転するように構成されたフットステップを備え、ここで対応する大腿骨セクションの上端部が、外骨格ハウジングの左端部および右端部にそれぞれ旋回性可能に接続されており、ここで、股関節および膝の旋回性関節は、隣接セクションの相対的な角度回転のセンサーを装備され、かつ電動で構成され、同様に、隣接セクションの相対的な角度回転のセンサーに接続されたオンボード制御装置を備え、かつ電動の関節駆動装置の入力を制御し、ここで、モーションキャプチャシステムを使用するこの方法によれば、キャプチャされたモーションパラメーターデータを収集および伝達するための連続的に接続された測定デバイス、キャプチャされたモーションパラメーターデータ処置ユニットおよびキャプチャされたモーションパラメーター記憶ユニットを備え、その出力は、モーションキャプチャシステムの出力に接続されて、動作の過程における事前に選択された人体ポイントのデカルト座標の測定を確実にする(非特許文献1)。
【0005】
この方法では、ユーザーの動作方式は、モーションパラメーター(歩幅、脚上げ高および歩行リズム)の変更を許容しない外骨格交差角度の時間関数のセットとして形成される。
【0006】
提案された方法を達成するための技術的結果は、
目標の動作軌道の時間依存パラメーターの算出であり、これによって支持−運動機構の機能障害のない人の運動方式に近い運動方式で、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの運動のための矢状面のデカルト座標系における外骨格の
目標の動作軌道、ならびにステップパラメーター(歩幅、脚上げ高および歩行リズム)の変化を正確に定義することが可能になる。
【0007】
所定の前進動作モードにおける支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための公知の歩行補助デバイスがあり、これは、ユーザーの対応する身体部分に接続された外骨格の様々な部分に接続された1つまたはいくつかの実行機構を備えた外骨格を備え、ここでこのデバイスによって以下が提供される:
目標の連続動作を示す入力データの受信と;上記命令の実行のための実行メカニズムの相対的な動き、および各命令のための駆動装置の相対的な動きに応じた外骨格の1つ以上のセクションの動きの実行に必要な1つ以上の連続命令の実行を提供するプログラムされたデータ移動の獲得(特許文献2)。
【0008】
このデバイスでは、駆動装置に送信され、外骨格の動作を規定する入力シグナルが段階的に高次にされるため、外骨格内の歩行の滑らかさに影響し、かつ自然な歩行パターンに近くさせる外骨格駆動装置への制御入力を形成できず、これによって、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスの人間工学的特性に悪影響を及ぼしている。
【0009】
デバイスに関して本発明に最も近いのは、下肢の外骨格を備える、所定の前進動作モードで支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスであり、ここでは、外骨格は、骨盤セクション、左右のフットレストを備え、その各々は、大腿骨セクションと脛セクションとフットステップとからなり、ここで隣接セクションは、矢状面内で回転する可能性を提供する対応する旋回性関節を用いて接続され、現在の角度および角速度測定ユニットに組み込まれた相対角度回転のセンサーを備え、ここで股関節および膝の旋回性関節は、電動で構成され、対応する駆動装置、例えば電気駆動装置、ならびに隣接セクションの相対角度回転のセンサーおよび電動関節駆動装置の制御入力に接続されたオンボード制御装置を備えており、ここでフットステップは、フットレスト反応測定ユニットに組み込まれ、スットステップの踵部およびつま先キャップに装着されたフットレスト反応センサーを装備され、さらに、歩行支持デバイスは、左右のハンドレストおよび制御デバイスを備え、これは、
目標の外骨格角および角速度算出のユニット、外部モーメント評価ユニット、および対応する駆動装置の制御入力に接続された外骨格駆動装置への制御シグナルの算出と発生のユニットを備え、ここで
目標の外骨格角度の入力および角速度算出のユニットは、制御デバイスの第一の入力に接続され、その第三の入力は、現在の角度および角速度測定ユニットの出力に接続される(特許文献3)。
【0010】
この装置は以下のような欠点を有する:
−外骨格駆動装置への駆動シグナルは、罹患していない四肢から取り出された筋電図センサーのシグナルであるため、このデバイスおよびその制御方法は、対麻痺を含む筋肉活動がない(完全麻痺)ユーザーには使用不能である。
−これらのセンサーからのシグナルは、旋回性の角度に関して比例関係はもたらさない。
−駆動装置に送信され、外骨格の動きを規定する入力シグナルは、段階的であり、そのため、外骨格内の歩行の滑らかさに影響する。
−外骨格駆動装置へ制御シグナルを発生するとき、筋電シグナルの値に対するユーザーの筋肉疲労の影響は考慮されないので、外骨格運動の精度に影響する。
−外骨格駆動装置へのシグナルを発生するとき、外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニットで使用される、装着されたユーザー外骨格の数学的モデルは、ユーザーの胴体(その重量は体重の約半分である)の振動に起因して生じるモーメントの影響を考慮していない。
【0011】
上記の要因は、装置の機能的能力を制限し、自然に近い歩行パターンを提供する外骨格駆動装置に制御の影響を及ぼさず、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスの人間工学的特性に悪影響を与える。
【0012】
この歩行補助デバイスの制御方法に関して本発明に最も近いのは、下肢の外骨格を備える、所定の前進動作モードにおいて、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスの制御方法であり、この下肢の外骨格は、骨盤セクション、左右のフットレストを備え、それぞれが大腿骨セクションと脛セクションとフットステップで構成されており、ここで隣接セクションは、矢状面での回転可能性を提供する対応する旋回性関節を使用して接続され、現在の角度および角速度測定ユニットに組み込まれた相対角度回転のセンサーを装備され、ここで股関節および膝の旋回性関節は、電動で構成され、対応する駆動装置、例えば電気駆動装置、ならびに隣接セクションの相対角度回転のセンサーおよび電動式の関節駆動装置制御入力に接続されたオンボード制御装置を備えており、ここで、フットステップには、フットレスト反応測定ユニットに組み込まれ、フットステップの踵部およびつま先キャップに装着されたフットレスト反応センサーが装備されており、さらに歩行補助デバイスは、左右のハンドレストおよび制御デバイスを備え、これが
目標の外骨格の角度および角速度算出のユニット、外部モーメント評価ユニットならびに対応する駆動装置の制御入力に接続された外骨格駆動装置に対する制御シグナルの算出および精製のユニットを備え、ここで
目標の外骨格の角および角速度算出のユニットとの出力は、制御デバイスの第一の入力に接続され、その第三の入力は、現在の角度および角速度測定ユニットの出力に接続され、ここで、この方法によれば、股関節および膝関節の現在の角度および角速度、ならびにフットレストの反応力が測定される(特許文献4)。
【0013】
支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのために上記の歩行補助デバイスを制御するために用いられるこの方法は、機能能力の制限を決定し、デバイスの高い人間工学的特性を提供することができないので、支持−運動機構の機能を完全に失ったユーザーの歩行を補助するのに適用することは不可能であり、上記機能を部分的に失ったユーザーが使用する場合、自然に近い歩行パターンをユーザーに提供することは不可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスおよびこのデバイスの制御のための方法の観点で本発明を達成するための技術的課題は、歩幅、脚上げ高および歩行のリズムのようなパラメーター、ならびにこの軌道に対する外骨格動作の正確性の増大という
目標の軌道にそった動きの間の遠隔制御を用いた、筋肉および設定の動作活動の完全または部分的な喪失、設定の可能性および変化を伴うユーザーの正確な(支持−運動機構の機能障害のない人の歩行パターンに近い)歩行パターンを制御する可能性を与えることを通じた、機能的能力の向上およびデバイスの人間工学的特徴の改善である。
【0017】
本発明がこのデバイス実行に関して達成を意図する他の技術的課題は、以下である:
−完全および部分的な対麻痺の両方で歩行補助のためのデバイス使用の可能性の提供;
−デバイスの様々な動作モードの可能性を提供するための様々な歩行パラメーター(長さ、足上げ高およびステップのリズム)の選択の可能性を有するユーザーの正しい歩行パターンの復元の可能性の提供−平坦面、傾斜面、段差のある面での動きだけでなく、障害物を横後る、その場で歩く。
−デカルト座標で規定された股関節および足首旋回の
目標の軌道に沿って円滑で滑らかな動作の可能性の提供。
【課題を解決するための手段】
【0018】
支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの矢状面における移動のための外骨格動作の
目標の軌道を規定する方法に関して上記の技術的結果を達成するために、これによれば、キャプチャされたモーションパラメーターデータを収集および転送するための連続的に接続された測定デバイスユニット、キャプチャされたモーションパラメーターデータ処理ユニット、およびキャプチャされたモーションパラメーター記憶ユニットを備えるモーションキャプチャシステムを用い、その出力は、モーションキャプチャシステムの出力に接続され、その動作の過程において、所定のヒト身体ポイントのデカルト座標を測定することを確実にし、支持−運動機構の機能障害のない人を用いて、予め選択された身体ポイントのデカルト座標を測定し、股関節軸と足首関節軸との間の交点が、正面平面内にあり、矢状面が事前に選択された身体ポイントとして使用され、そのデカルト座標が測定される。ここで、上記デカルト座標は、所定の前進動作モードごとに上記の人の動作中の上記矢状面のデカルト座標系の軸に沿った軌道の形で時間に応じて計測され、測定された各軌道のデータ配列の形でキャプチャされたモーションパラメーター記憶ユニットを記憶し、ここで矢状面の上記座標系の縦軸は垂直に向けられ、一方、横軸は外骨格の動作の経過に沿っており、さらに、キャプチャされたモーションパラメーター処理のユニットでは、その入力は、モーションキャプチャシステムの出力に接続され、キャプチャされたモーションパラメーター処理が、上記に基づいて実行され、算出され、これはテーブルセット関数、デカルト座標のデータ配列、事前に微分可能な選択の各々についてのパラメーターおよび/または補間係数であり、上記の軌道、少なくとも2回微分された分析関数、例えば、スプライン、例としては3次スプラインを補間し、ここで算出されたパラメーターおよび/または補間係数は、パラメーターおよび/または補間の記憶ユニットを処理するキャプチャされたモーションパラメーターのユニットの出力に接続されて記憶される。
【0019】
ここでは、事前に支持−運動機構の機能障害のない人の動作モードで事前に定められたとおり、以下のモード:「水平面を歩く」、「階段を上がる」、「階段を下りる」、「傾斜面を歩いて上がる」、「傾斜面を歩いて下りる」、「障害物を横切る」、「座って休む」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「「座った休息」姿勢から真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」から座って休む」を用いる。
【0020】
支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための公知の歩行補助デバイスに関して上記の技術的成果を達成するために、骨盤セクション、および各々が大腿骨セクションと脛セクションとフットステップとからなる左右のフットレストを備える下肢の外骨格を備える。ここでは、隣接セクションは、矢状面内での回転可能性を確実にする、対応する旋回性関節を用いて接続され、現在の角度および角速度測定ユニットに組み込まれた相対角度回転の対応するセンサーを備え、ここで股関節および膝旋回性関節は、電動に構成され、対応する駆動装置、例えば、電気駆動装置、同様に、隣接セクションの相対的な角度回転のセンサーに接続されたオンボード制御装置および電動の関節駆動装置の制御入力を備えている。
【0021】
このフットステップは、フットレスト反応ユニットに組み込まれ、フットステップの踵部および爪先キャップに装着されたフットレスト反応センサーを備え、さらに、歩行補助デバイスは、左右のハンドレストおよび制御デバイスを備え、これは、
目標の外骨格角度および角速度算出のユニット、外部モーメント評価ユニット、ならびに外骨格駆動装置への制御シグナルの算出および生成のユニットを備え、ここで、
目標の外骨格角および角速度算出のユニットの入力が、制御デバイスの第一の入力に接続され、第三の入力は、現在の角度および角速度測定ユニットの出力に接続されており、これは、外骨格のオンボード制御装置中に、大腿骨の長さに対する脛の長さの比、脛の長さおよび外骨格セクションを装着されたユーザーの身体部分の
慣性特性、歩幅、脚上げ高および歩行リズムなどのモーションパラメーターの動作モード選択および調節を、補助専門家が入力する能力を与えるように構成された補助専門家の外部コンピューターを補填され、制御パネルは、歩幅、脚上げ高および歩行リズムなどのモーションパラメーターの動作モード選択および調節の可能性を、ユーザーに与えるように構成され、電気駆動装置中の電流測定のユニットは、それぞれ、第一、第二、第三、第四の電気駆動装置の第一、第二、第三、第四の電流センサーと、それを入力して、それを、所定の前進動作モードのためのデカルト座標系における
目標の動作軌道の時間依存パラメーターおよび/または補間係数で記憶するように構成された、デカルト座標系での
目標の軌道生成のユニットとを備え、その第一の入力が、制御デバイスの第一の出力に接続されるが、第二の入力は、フットレスト反応測定ユニットの出力に対して接続され、第一の出力は、制御デバイスの第一の入力に接続され、そして第二の出力は、デカルト座標系の目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システムの入力に接続されるように構成され、その出力はおける
目標の軌道生成のユニットの第三の入力に接続されるように構成され、その第四の入力は、補助専門家の外部コンピューターの出力に接続されるように構成され、ここで上記制御デバイスが、デカルト座標系の軌道に沿った
目標の運動加速発生のユニットを補充され、その第一の入力は、制御デバイス、
目標の角加速度計算機の第一の入力に接続され、その第一の入力は、軌道にそった動作の
目標の加速発生ユニットの出力に接続され、そして第二の入力は、
目標の角度および角速度発生ユニット、外骨格駆動装置に対する角加速度の算出のユニットの出力に接続され、ここで、外骨格駆動装置に対する角加速度の算出のユニットの第一の出力は、
目標の角加速度算出のユニットの出力に接続され、そして第二の出力は、
目標の角度および角速度算出のユニット、外骨格の現在のデカルト座標算出ベクトルの算出のユニットの出力に接続され、その入力は、制御デバイスの第三の入力に接続され、そしてこの出力は、角運動評価ユニットを収容する、デカルト座標系における軌道に沿った動きの
目標の加速度生成のユニットの第二の入力に接続され、その出力は、外骨格の現在のデカルト座標の算出のユニットの出力に接続され、その出力は、外部動作評価ユニットの第四の出力に接続され、第五の入力が、制御デバイスの第二の入力を通じて、フットレスト反応算出のユニットの出力に接続され、ここで外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニットの第一の入力が、外部モーメント評価ユニットの出力に接続され、その第一の入力は、外骨格駆動装置に対する角加速度の算出のユニットの出力に接続され、第二の入力は、外骨格駆動角加速度算出のユニットの第三の入力と、および外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニットの第二の入力にも接続された制御デバイスの第三の入力に接続され、その第三の入力は、外骨格駆動装置角加速度算出ユニットの出力に接続され、第四の入力は、外部モーメント評価ユニットの第三の入力にも接続された制御デバイスの第四の入力へ接続され、および制御デバイスの出力に対する出力は、運動電流測定ユニットの電気駆動装置の電流センサーを装備された駆動装置の制御入力に接続され、ここで前記制御デバイスの第四の入力は、電気駆動装置電流測定ユニットの出力に接続されている。
【0022】
骨盤セクション、大腿および脛のセクションおよびフットステップから各々がなる、左右のフットレストを備える、下肢の外骨格を備える、ユーザーのための歩行補助デバイスの公知の制御方法での外骨格の基礎における所定の前進動作モードでの、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスの制御方法に関して、上記の技術的成果を達成するために、ここで、この隣接セクションは、矢状面での回転可能性を提供する対応する旋回性関節を使用して接続され、現在の角度および角速度測定ユニットに組み込まれた相対角度回転の対応するセンサーを装備され、ここで股関節および膝関節の旋回性関節は、電動で構成され、対応する駆動装置、例えば電気駆動装置と、隣接セクションの相対角度回転のセンサーと接続されたオンボード制御装置と電動関節駆動装置の制御入力とを装備されており、ここで、フットステップは、フットレスト反応測定ユニットに組み込まれ、フットステップの踵部およびつま先キャップに装着されたフットレスト反応センサーを装備され、さらに歩行補助デバイスは、
目標の外骨格角および角速度算出のユニットを備える左右のハンドレストおよび制御デバイス、外部モーメント評価ユニット、ならびに対応する制御デバイスの制御ユニットに接続された外骨格駆動装置に対する制御シグナルの算出および生成のユニットを備え、ここで、
目標の外骨格角および角速度測定ユニットの入力が、制御デバイスの第一の入力に接続され、その第三の入力が、現在の角度および角速度測定ユニットの出力に接続される。
【0023】
ここで、本発明の方法によれば、股関節および膝関節における現在の角度および角速度ならびにフットレスト反力が測定され、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスは、脛長対大腿骨長の比、脛の長さおよび外骨格セクションが取り付けられたユーザーの身体部分の
慣性特性、歩幅、脚上げ高および歩行リズムなどのモーションパラメーターなどの動作モードの選択および調整をオンボード制御装置に入力する能力を補助専門家に提供するように構成された、補助専門家の外部コンピューターで補助され、制御パネルは、歩幅、脚上げ高および歩行リズムの選択の可能性をユーザーに提供するように構成され、電動機の電流測定ユニットは、それぞれ第一、第二、第三、および第四の電気駆動装置の第一、第二、第三、第四の電流センサーを備え、デカルト座標系における
目標の軌道生成のユニットは、それをその中に入力して、所定の前進動作モードのデカルト座標系における
目標の動作軌道の時間依存パラメーターおよび/または補間係数を記憶するように構成され、その第一の入力は、制御パネルの出力に接続され、そして第二の入力は、フットレスト反応測定ユニットの出力に対して接続され、第一の出力は、制御デバイスの第一の入力に接続され、そして第二の出力は、デカルト座標系における目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システムの入力に接続されるように構成され、デカルト座標系における
目標の軌道生成の第三の入力に接続されるように構成され、その第四の出力は、補助専門家の外部コンピューターの出力に接続されるように構成される。
【0024】
ここで、制御デバイスは、デカルト座標系の軌道に沿った
目標の運動加速発生のユニットを補充され、その第一の入力は、制御デバイス、
目標の角速度計算機の第一の入力に接続され、その第一の入力は、軌道に沿った
目標の動作加速の算出のユニットの出力に接続され、そして第二の出力は、
目標の角度のユニットおよび角速度発生ユニット、外骨格駆動装置に対する角加速度算出のユニットの出力に接続される。
【0025】
ここで外骨格駆動装置に対する角加速度算出のユニットの第一の出力は、
目標の角速度算出のユニットの出力に接続され、そして第二の出力は、
目標の角度および角速度発生のユニット、現在の外骨格デカルト座標算出ベクトル算出のユニットに接続され、その入力は、制御デバイスの第三の入力に接続され、そしてその出力は、角モーション評価ユニットを収容する、デカルト座標系の軌道に沿った
目標のモーション加速度生成のユニット第二の入力に接続され、この入力は、外骨格の現在のデカルト座標算出のユニットの出力に接続され、そしてこの出力は、外部モーメント評価ユニットの第四の入力へ接続され、その第五の入力は、制御デバイスの第二の入力を通じて、フットレスト反作測定ユニットの出力に接続され、ここで外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニットの第一の入力は、外部モーメント評価ユニットの出力に接続され、その第一の入力は、外骨格駆動装置への加速度算出のユニットに接続され、そして第二の入力は、制御デバイスの第三の入力に接続され、これはまた、外骨格駆動装置への角加速度の算出のユニットの第三の入力へ、および外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニットの第二の入力へも接続され、その第三の入力は、外骨格駆動装置への加速度算出のユニットの出力に接続され、第四の入力は、制御デバイスの第四の入力へ接続され、これはまた外部モーメント評価ユニットの第三の入力にも接続され、および制御デバイスの出力に対する出力は、運動電流測定ユニットの電気モーターの電流センサーを装備された駆動装置の制御入力に接続され、ここで制御デバイスの第四の入力は、電気駆動装置電流測定ユニットの出力に接続されている。
【0026】
ここで、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスの提唱された制御方法によれば、脛長対大腿骨長の比、脛の長さが測定され、ユーザーの身体部分測定の
慣性特性が、それに装着された外骨格セクションを用いて、および補助専門家の外部コンピューターを介して、直接または間接的に行われ、オンボード制御装置のデカルト座標系における
目標の軌道生成のユニットの第四の入力を、オンボード制御装置のデカルト座標系内での
目標の軌道生成のユニットに入力して、それを通じて、デカルト座標系における
目標の動作軌道パラメーターの決定システムに、脛の長さ、脛の長さ対大腿骨長の比、および外骨格を着用したユーザーの身体部分の
慣性特性などの測定されたユーザーのパラメーターを入力し、
目標の動作軌道決定のシステムから得られるユーザーデータの大腿骨長に対する脛の長さの規定の比によって、デカルト座標系の決定を行い、これを、各々所定の前進モードでのユーザーの動きの間の支持−運動機構の機能障害のない人で得られる補間関数の補間のパラメーター(係数)の配列形態で、デカルト座標系における
目標の軌道生成のユニットに入力し、モードは、補助専門家の外部コンピューターまたは所定の前進モードのシリーズから制御パネルを使用して設定し、補間関数の数値を、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの脛の長さと、支持−運動機構の機能障害を有さない脛の長さとの間の比に等しい係数で乗算して算出して、見積もり、
目標のステップパラメーターは、対応する係数により、デカルト座標系に示されるユーザーに対応する補間軌道のスケーリングによって、これらの関数時間軸のスケーリングによって、同様に脚運びの時間(歩行リズム)を変化させるため、補助専門家の制御パネルまたは外部コンピューターから設定する。
【0027】
ここで、各々の特定の座標およびそれらの組合せの両方についてスケーリングが、現在の外骨格デカルト座標ベクトル算出のユニットにおいて行われ、現在の外骨格デカルト座標のベクトルが、股関節および膝関節の角度および角速度の得られた測定値に基づいて、時間に応じて、外骨格の股関節および膝関節の旋回のデカルト座標系での
目標の軌道の
目標の軌道生成のユニットで、デカルト座標系で記録された補間関数の数値の記憶された時間依存パラメーター(係数)の値の配列に基づく算出によって、算出され;
目標の角度および角速度のベクトルは、
目標の軌道のベクトルおよびそれらの一次導関数の以前に計算された値に基づいて、デカルト座標系における軌道に沿った
目標の運動加速発生のユニットで算出され、デカルト座標系における軌道に沿った動きの
目標の加速のベクトルは、デカルト座標系における位置および速度ベクトルの以前に算出された値、ならびに
目標の軌道のベクトル、およびその一次および二次導関数のベクトルに基づいて、
目標の角度および角速度発生ユニットで算出され、
目標の角加速度のベクトルは、デカルト座標系における軌道に沿った動作の
目標の加速度のベクトル、ならびに
目標の角度および角速度のベクトルに基づいて、
目標の外骨格駆動装置角度加速発生ユニットで算出され、外骨格駆動装置に対する
目標の角加速度のベクトルは、
目標の角加速度の以前に算出されたベクトル、
目標の角および角速度のベクトル、旋回性関節における現在の角度および角速度のベクトルに基づいて、外部モーメント評価ユニットにおいて、算出され、外部モーメントのベクトルは、駆動装置に対する
目標の角加速度の以前に算出されたベクトル、旋回性関節の現在の角および角加速度値のベクトル、フットレスト反応のベクトル、外骨格駆動装置電流の測定ベクトルに基づき、かつ外骨格を装着したユーザーの身体部分の
慣性特性を考慮して算出され、外骨格の駆動装置への制御シグナルのベクトルは、現在の角度値の以前に算出されたベクトル、外部のモーメントベクトルならびに旋回性関節における現在の角度および角速度値の測定されたベクトル、外骨格の駆動装置電流のベクトルに基づいて外骨格の駆動装置に対する制御シグナルの生成ユニットに算出され、生成される。
【0028】
ここで、支持−運動機構の機能障害を有する人の所定の前進動作モードとしては、以下のモード:「水平面を歩く」、「階段を上がる」、「階段を下りる」、「傾斜面を歩いて上がる」、「傾斜面を歩いて下りる」、「障害物を横切る」、「座って休む」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「「座った休息」姿勢から真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」から座って休む」が用いられる。
【0029】
ここで、デカルト座標系および制御デバイスにおける
目標の動作軌道生成のユニットは、外骨格のオンボード制御装置内のソフトウェアで実施される。
【発明を実施するための形態】
【0031】
支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの所定の前進動作モードでの矢状面内の運動のためのデカルト座標系における
目標の外骨格動作軌道を規定する方法は、骨盤セクション2および、左フットレスト3、右フットレスト4(その各々が、大腿骨セクション5(6)および脛セクション7(8)および足ステップ9(10)からなる)を備える外骨格1で行われる。
【0032】
ここで、隣接セクション2−5、5−7、7−9、2−6、6−8および8−10は、矢状面においてそれらの回転可能性を確実にする、対応する旋回性関節11、12、13、14、15および16を使用して接続され、現在の角度および角速度測定ユニット70に組み込まれた相対角度回転の対応するセンサー17、18、20、21を備えており、ここで股関節11および14ならびに膝関節12および15の旋回性関節は、電動で構成されて、対応する駆動装置23、24および25、26、例えば電気駆動装置、ならびに隣接セクションの相対的な角度回転のセンサー17、18、20、21ならびに電動の関節駆動装置23、24および25、26の制御入力に接続されたオンボード制御装置85を備える。
【0033】
ここで、この方法によれば、モーションキャプチャシステム77は、キャプチャされたモーションパラメーターデータを収集して転送するために連続的に接続された測定装置ユニット78、キャプチャされたモーションパラメーターデータ処理ユニット79、キャプチャされたモーションパラメーター記憶ユニット80を備え、その出力は、モーションキャプチャシステム77の出力に接続されており、モーションの処理において所定の人体ポイントのデカルト座標の測定を確実にし、ここでモーションキャプチャシステム77は、デカルト座標系中の目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム43の範囲内で使用され、支持−運動機構の機能障害のない人を用いて、事前に選択された身体ポイントのデカルト座標、および正面にある、股関節軸と足首関節軸との間の交点を測定し、矢状面は、事前選択された身体ポイントとして使用し、そのデカルト座標を測定する。
【0034】
ここで、上記デカルト座標は、所定の前進動作モード毎に、上記の人の動作中の上記矢状面のデカルト座標系の軸に沿った軌道の形で時間に応じて計測され、測定された各軌道のデータ配列の形態で、キャプチャされたモーションパラメーター記憶ユニット80に記憶し、ここで矢状面の上記座標の縦座標の軸は垂直に向けられ、一方で横座標の軸は、外骨格の動作の過程に沿っている。
【0035】
更に、デカルト座標系における目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム43に組み込まれたキャプチャされたモーションパラメーター処理ユニット81において、その入力はモーションキャプチャシステム77の出力に接続され、キャプチャされたモーションのパラメーターおよび/または補間係数の処理は、デカルト座標のテーブルセット時間関数の上記の配列に基づいて行われ、算出され、選択されたそれぞれのパラメーターおよび/または補間係数は、事前に微分可能であり、少なくとも2回微分された、上記の軌道、解析関数、例えば、立方体スプラインを含むスプラインを補間する。
【0036】
ここで、算出されたパラメーターおよび/または補間係数は、外骨格の記憶ユニット76に記憶され、デカルト座標系における
目標の動作軌道パラメーターおよび/または補間係数は、キャプチャされたモーションパラメーター処理ユニット81の出力に接続され、デカルト座標系の目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム43に組み込まれる。
【0037】
ここで、上記の測定では、これらの測定の結果として得られたデータの処理およびこれらのデータ処理の結果の記録を、大腿骨長に対する脛の長さの様々な比率を有する人の群に対して行い、ここで、この群における各人の上記比および脛の長さに対するデータを記憶する。
【0038】
キャプチャされたモーションパラメーター処理ユニット81および外骨格の記憶ユニット76、デカルト座標系における
目標の動作軌道パラメーターおよび/または補間係数は、好ましくは、デカルト座標における
目標の動作軌道システム決定の制御装置87のソフトウェアで実現すべきである。
【0039】
ここでは、支持−運動機構の機能障害のない人の所定の前進動作モードとしては以下のモード:「水平面を歩く」、「階段を上がる」、「階段を下りる」、「傾斜面を歩いて上がる」、「傾斜面を歩いて下りる」、「障害物を横切る」、「座って休む」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「「座った休息」姿勢から真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」から座って休む」が用いられる。
【0040】
下肢の外骨格1を含む、所定の前進動作モードで、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスは、骨盤セクション2と、左のフットレスト3および右フットレスト4とを備え、それぞれが大腿5(6)および脛7(8)のセクションおよびフットステップ9(10)からなる。ここで、隣接セクション2−5、5−7、7−9、2−6、6−8および8−10は、対応する旋回性関節11、12、13、14、15および16を使用して接続され、矢状面でのそれらの回転可能性を確実にし、現在の角度および角速度測定ユニット70に統合された相対角度回転の対応するセンサー17、18、20、21を備えている。
【0041】
股関節11、14ならびに膝12および15の旋回性関節は、電動化されて構成され、対応する駆動装置23、24および25、26、例えば電気駆動装置、ならびに隣接セクションの相対角度回転のセンサー17、18、20、21ならびに電動関節駆動装置23、24および25、26の制御入力と接続されたオンボード制御装置85を装備され、ここでフットステップ9および10は、フットレスト反応測定ユニット31に一体化され、フットステップ9(10)の踵部27(29)およびつま先キャップ28(30)に取り付けられた第一27、第二28、第三29、および第四30のフットレスト反応センサーを装備される。
【0042】
さらに、歩行補助デバイスは、左33および右34のハンドレスト、ならびに制御デバイス35を備え、これは、外骨格1の
目標の角度および角速度算出のユニット36、外部モーメント評価ユニット40、および対応する駆動装置の制御入力に接続された、外骨格1駆動装置発生ユニット52への制御シグナルを備え、ここで外骨格1の
目標の角度および角速度算出のユニット36の入力37が、制御デバイス35の第一の入力38に接続され、第三の入力39は、現在の角度および角速度測定ユニット70の出力に接続されている。
【0043】
さらに、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスは、外骨格1のオンボード制御装置85に、脛長対大腿骨長の比率、脛の長さ、およびそれらに取り付けられた外骨格セクションを有するユーザーの身体部分の質量−慣性特性、歩幅、脚立ち上がりの高さおよび歩行リズムなどの動作モードの選択および調節の入力の可能性を補助専門家に提供するように構成された補助専門家の外部コンピューター86と、歩幅、脚立ち上がりの高さおよび歩行リズムなどのモーションパラメーターの動作モード選択および調節の可能性をユーザーに提供するように構成された制御パネル32と、電気軌道装置電流測定ユニット65とを備え、これは、第一23、第二24、第三25および第四26の電気駆動装置のそれぞれ第一66、第二67、第三68、第四69の電流センサーを備える、
【0044】
さらに、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスは、それに、所定の前進動作モードの
目標のデカルト軌道の時間依存パラメーターおよび/または補間係数を、入力して、それに記憶するように構成された
目標のデカルト軌道生成のユニット41を備え、その第一の入力42は、制御パネル32の出力に接続され、第二の入力53は、フットレスト反応測定ユニット31の出力に接続され、第一の出力83は、制御デバイス35の第一の入力38に接続され、そして第二の出力19は、目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム43の入力に接続する能力を有するように構成され、その出力は、
目標のデカルト軌道生成のユニット41の第三の入力22に接続する能力を有するように構成され、その第四の入力84は、補助専門家の外部コンピューター86の第一の出力88に接続する能力を有するように構成され、その第二の出力89は、外部運動評価ユニット40の第6の入力90に接続する可能性を有するように構成されている。
【0045】
ここで、制御デバイス35は、デカルト座標系における軌道に沿って
目標の運動加速度生成ユニット44を含み、その第一の入力45は、制御デバイス35の第一の入力38、
目標の角加速度算出のユニット46に接続され、その第一の入力47は、
目標の軌道加速度生成ユニット44の出力に接続され、そして第二の入力54は、
目標の外骨格の角および角加速度の算出ユニット36、外骨格1駆動装置に対する
目標の外骨格駆動装置角加速度算出ユニット48の出力に接続され、その第一の入力49は、
目標の角加速度算出ユニット46の出力に接続され、そして第二の入力50は、
目標の外骨格角および角速度算出のユニット36の出力、外骨格1の現在のデカルト座標入力算出ユニット51のベクトルに接続され、その入力は、制御デバイス35の入力39に接続され、そしてその出力は、デカルト座標系の軌道に沿って
目標の運動加速度生成ユニット44の第二の入力55へ接続される。
【0046】
さらに、歩行補助デバイスは、ユーザーの胴体の
回転運動評価ユニット71を備え、その入力72は、現在の外骨格デカルト座標ベクトル算出ユニット51の出力に接続され、その出力は、外部モーメント評価ユニット40の第四の73入力に接続され、その第五の入力74は、制御デバイス35の第二の入力75を通じて、フットレスト反応測定ユニット31の出力に接続されている。
【0047】
ここで、外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニット52の第一の入力56は、外部モーメント評価ユニット40の出力に接続され、第一の入力57は、外骨格駆動装置角加速度算出ユニット48の出力に接続され、そして第二の入力58は、制御デバイス35の第三の入力39へ接続され、これはまた外骨格駆動装置角加速度算出ユニット48の第三の入力59および外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニット52の第二の入力60にも接続され、その第三の入力61は、外骨格駆動装置角加速度算出ユニット48の出力に接続されて、その第四の入力62は、制御デバイス35の第四の入力63に接続され、これも外部モーメント評価ユニット40の第三の入力64に接続され、そしてその出力は、電気駆動装置電流測定ユニット65の電気モーターの電流のセンサー66、67、68、69を装備された駆動装置23、24、25、26の制御入力に接続された、制御デバイス35の出力に接続され、ここで制御デバイス35の第四の入力63は、電気駆動装置電流測定ユニット65の出力に接続されている。
【0048】
ここで、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための上記の歩行補助デバイスの現行の制御方法によれば、脛長対大腿骨長の比、脛の長さおよび外骨格セクションが取り付けられたユーザーの身体部分の
慣性特性が測定されて、補助専門家の外部コンピューター86を通じて、オンボード制御装置85のデカルト座標系における
目標の軌道生成ユニット41の第四の入力84が、オンボード制御装置85のデカルト座標系における
目標の軌道生成のユニット41へ入力され、それを通じてデカルト座標系における目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム43に、脛の長さ、脛の長さ対大腿骨長の比、および外骨格を着用したユーザーの身体部分の
慣性特性などの測定されたユーザーのパラメーターを入力し、大腿骨長に対する脛の長さの入力ユーザー比に従って、データ抽出を、デカルト座標系の目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム43から行い、これを、各々所定の前進モードでのユーザーの移動の間の支持−運動機構の機能障害のない人で得られる補間関数の補間のパラメーター(係数)の配列の形態で、デカルト座標系における
目標の軌道生成ユニット41に入力し、制御パネル32の補助専門家の外部コンピューター86から、ユーザー動作モードを設定し、補間関数の数値を、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの脛の長さと、支持−運動機構の機能障害を有さない人の脛の長さとの間の比に等しい係数で乗算して算出して、見積もり、
目標のステップパラメーターは、対応する係数によって、同様に脚運びの時間(歩行リズム)を変化させるため、デカルト座標系に示されるユーザーに対応する補間軌道のスケーリングによって、これらの関数時間軸のスケーリングによって、補助専門家の制御パネルまたは外部コンピューターから設定し、ここで、各々の特定の座標およびそれらの組合せの両方についてスケーリングが行われ、現在の外骨格デカルト座標のベクトルが、股関節および膝関節の角度および角速度の得られた測定値に基づいて算出され、外骨格の股関節および膝関節の旋回の
目標の動作軌道が、時間に応じて、デカルト座標系で記録された補間関数の数値の記憶されたおよび時間依存のパラメーター(係数)値の配列に基づく算出によって、生成され;
目標の角度および角速度のベクトルは、
目標の軌道のベクトルおよびそれらの一次導関数の以前に計算された値に基づいて算出され;デカルト座標系における軌道に沿った動作の
目標の加速のベクトルは、デカルト座標系における位置および速度ベクトルの以前に算出された値、ならびに
目標の軌道のベクトル、およびその一次および二次導関数のベクトルに基づいて算出され;
目標の角加速度のベクトルは、デカルト座標系における軌道に沿った動作の
目標の加速度のベクトル、ならびに
目標の角度および角速度のベクトルに基づいて、算出され;
目標の外骨格駆動装置角加速度のベクトルは、
目標の角加速度の以前に算出されたベクトル、
目標の角および角速度のベクトル、現在の旋回性関節の角度および角速度値のベクトルに基づいて算出され;外部モーメントのベクトルは、駆動装置に対する
目標の角加速度の以前に算出されたベクトル、旋回性関節の現在の角および角加速度値のベクトル、測定された外骨格駆動装置電流のベクトルに基づいて、外骨格を装着したユーザーの身体部分の
慣性特性を考慮して算出され、そして外骨格駆動制御シグナルのベクトルは、現在の旋回性関節の角度および角速度値の以前に算出されたベクトル、外骨格の駆動装置電流のベクトルおよびフットレスト反応のベクトルに基づいて算出され生成される。
【0049】
ここで、支持−運動機構の機能障害を有する人の所定の前進動作モードとしては、以下のモード:「水平面を歩く」、「階段を上がる」、「階段を下りる」、「傾斜面を歩いて上がる」、「傾斜面を歩いて下りる」、「障害物を横切る」、「座って休む」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「「座った休息」姿勢から真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」から座って休む」が用いられる。
【0050】
ここで、デカルト座標系における
目標の動作軌道生成のユニット41および制御デバイス35は、外骨格1のオンボード制御装置85内のソフトウェアで実現される。
【0051】
支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスの使用原理の説明
支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーのための歩行補助デバイスの動作は、従来、以下の3つの段階によって特徴付けられ得る:
−同じ所定の前進動作モードのための、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの同じデカルト座標系における運動の
目標の軌道である、所定の前進動作モードのための、支持−運動機構の機能障害のない人のデカルト座標における歩行(歩行パターン)を明確に特徴付けるデータ配列が形成される準備;
−支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの必要とされる幾何学的および質量−慣性特性の測定が行われ、測定データの入力が、外骨格オンボード制御装置へ行われ、ならびに外骨格動作モードおよび歩行パラメーター(歩幅、脚上げ高、歩行リズム)が設定される、測定および調整の段階;
−制御シグナルの算出および外骨格駆動装置への制御シグナルの生成が行われる、外骨格駆動装置への制御効果生成の段階。
【0052】
(準備段階)
支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの所定の前進における矢状面内の動きのための外骨格の
目標の動作軌道を規定するための提案された方法によって、モーションキャプチャを支持−運動機構の機能障害を伴わない人で行い(
図5、
図6)、デカルト座標へのキャプチャされたモーションの記憶を行い、支持−運動機構の機能障害のない人の同じ所定の前進動作モードにおける矢状面内のデカルト座標系の
目標の動作軌道のパラメーターおよび/または補間係数を算出して、使用する。さらに、支持−運動機構の機能障害を有さないこの人は、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーと同じ、脛の長さ対大腿骨長の比を有するべきである。さらに、その人の脛の長さを記録すべきである。
【0053】
目標の外骨格動作軌道を規定する方法の実施のために、デカルト座標の目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム43を使用し、これには以下の技術的手段を含む:
モーションキャプチャシステム77であって、キャプチャされたモーションパラメーターデータを収集して転送するために連続して接続された測定デバイスユニット78と、キャプチャされたモーションパラメーターデータ処理ユニット79と、キャプチャされたモーションパラメーター記憶ユニット80とを備え、その出力はモーションキャプチャシステム77の出力に接続され、かつキャプチャされたモーションパラメーター処理ユニット81に連続的に接続され、その入力は、
目標の外骨格動作軌道パラメーターおよび/または補間関数係数のためのモーションキャプチャシステム77および記憶ユニット76の出力に接続され、ここで支持−運動機構の機能障害のない人の脛の長さ対大腿骨長の比も記録される。
【0054】
したがって、ユニット76において、脛の長さ対大腿骨長の様々な比を有する人の群について(この群の各人の上記の比および脛の長さに対するデータを記憶する)、ならびに種々の所定の前進動作モード(平坦面、傾斜面および段差のある面の上を歩くこと、ならびに低くなって休息から立ち上がるというモード)に対応する軌道について、
目標の軌道の算出されたパラメーターおよび/または補間係数の蓄積および記憶が実行される。
【0055】
デカルト座標系における外骨格の
目標の動作軌道パラメーターおよび/または補間係数のキャプチャモーションパラメーター処理ユニット81および記憶ユニット76は、デカルト座標決定制御装置87内の
目標の動作軌道において実施されることが好ましい。
【0056】
ここで、支持−運動機構の機能障害がない人の所定の前進動作モードは、以下のモード:「水平面を歩く」、「階段を上がる」、「階段を下りる」、「傾斜面を歩いて上がる」、「傾斜面を歩いて下りる」、「障害物を横切る」、「座って休む」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「「座った休息」姿勢から真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」、「真っ直ぐ伸ばした脚で垂直に立つ」から座って休む」で用いられる。
【0057】
(測定および調整段階)
測定および調整測定、ならびに支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの人体計測および
慣性特性パラメーターを外骨格オンボード制御装置の入力の段階。これらの測定は、外部コンピューター86を使用して外骨格1のオンボード制御装置85に入力する補助専門家によって行われる。
【0058】
したがって、補助専門家によって測定された脛の長さおよび脛の長さ/大腿骨長の比によれば、デカルト座標での
目標の動作軌道生成のユニット41の第四の入力84を通じて、上記ユニット41の第二の出力19、およびデカルト座標系における目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム43の入力が入力され、上記システム43の出力を通じて、全ての所定の前進の人の動作のモードで入力比に対応する
目標の軌道のパラメーターおよび/または補間係数のアレイの抽出を行う。
【0059】
その後、デカルト座標系で提示される軌道スケーリングを、支持−運動機構の機能障害を伴わない人および支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの脛の長さの係数によって実施し、そのユーザーの
目標の軌道の補間係数を算出する。得られた係数は、支持−運動機構の機能障害を伴うユーザーの所定の前進動作モードにおける移動のための矢状面における外骨格移動の
目標の軌道を明確に決定し、さらにそれは外骨格の動作の過程における基準として使用される。
【0060】
歩行パラメーター(歩幅、足上げの高さ、歩行リズム)の設定後、デカルト座標系で提示された、ユーザーに対応する補間された軌道のスケーリングを、対応する係数によって、全て脚移動時間(歩行リズム)の変更について、これらの機能の時間軸をスケーリングすることによって、行い、ここではスケーリングは、各々の特定の座標およびそれらの組み合わせの両方に対して行う。参照およびスケーリングされた軌道を
図7〜9に示す。
【0061】
(外骨格駆動装置への制御効果生成の段階)
文献資料[V.V.Beletskiy.二足歩行(Biped walking).ダイナミクスおよび制御のモデルタスク(Model tasks of dynamics and control.)モスクワ(Moscow):ナウカ(Nauka)、1984年.268頁.219〜220頁]から、矢状面における動作中にユーザーの下半身部分に一体化して取り付けられた外骨格の動的モデルは、ユーザーの胴体の動作を考慮した方程式(数1)によって記述し得ることが公知である。
【0062】
【数1】
式中、D−[7×7]マトリクスは、その中に人が組み込まれている外骨格の慣性を記述し、H−[7×1]とは、コリオリのベクトルと遠心力、G−[7×1]とは重力のベクトル、−[7×1]とは、支持脚のフットレスト反応のベクトル、W−[7×4]とは、特定のマトリクス、τ
e−[4×1]とは、駆動装置によって生成された制御モーメントのベクトル、τ
h−[6×1]とは、外部衝撃モーメントのベクトル。
【0064】
数2は、一般化座標、速度および加速度のベクトルを記述する。ベクトルθ[7×1]は、股関節のデカルト座標x
pel、y
pel、ユーザーの胴体傾斜角Ψ、ならびに支持脚および移動脚の股関節11および14ならびに膝関節12および15の旋回性関節における交角(数3)のベクトルからなる。
【0066】
制御パネル32を使用して、必要な動作モードが一連の所定の前進動作モードから選択される。現在の角度および角速度測定ユニット70に統合されたものを用いて、股関節11および14ならびに膝関節12および15の旋回性関節の相対角度回転角度および角速度のセンサー17、20および18、21が測定され、電気モーターに組み込まれた、電流測定ユニット65を用いて、電気モーター電流測定のセンサー66、67、68、および69−それぞれ、電気駆動装置電気モーター23、24、25、26が測定される。
【0067】
同時に、フットレスト反応測定ユニット31に組み込まれた、力センサー27、28、29、および30を用いて、フットステップ9および10におけるフットレスト反応に対するデータを収集する。
【0068】
さらに、パラメーターおよび/または補間係数の記憶ユニット76からの制御パネル32からのシグナルに対して、デカルト座標系パラメーターおよび/または補間係数での
目標の軌道生成のユニット41の記憶に対する目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム43に、支持−運動機構の機能障害のあるユーザーと脛の長さ対大腿骨長の同じ比を有する、上記の機能障害のない人の所定の前進動作モードの動作軌道、ならびに上記の機能の障害のない人の脛の長さを入力する。
【0069】
補助デバイスは、特定のユーザーの身体計測(脛の長さ/大腿骨長および脛の長さの比、ならびにユーザーの質量次元パラメーター)への調整を必要とする。補助者は、これらのユーザーパラメーターを、補助専門家の外部コンピューター86を使用してユニット41に入力する。次に、ユニット41は、入力ユーザーの人体計測パラメーターに対応する様々な動作モードのための
目標の動作軌道のセットを、ユニット43から受け取る。
【0070】
外骨格の運動開始およびステップパラメーターは、外部86コンピューターを使用する補助者によって、および/または制御パネル32を使用するユーザーによって設定される。
【0071】
現在の外骨格デカルト座標のベクトル算出のユニット51では、現在の外骨格デカルト座標のベクトルが、股関節11および14ならびに膝12および15の旋回性関節における角度および角速度の得られた測定値に基づいて、算出される。
【0072】
単一支持歩行の場合の2つの足首旋回性と骨盤旋回性との間の関係は、[V.V.Beletskiy.二足歩行(Biped walking).ダイナミクスおよび制御のモデルタスク(Model tasks of dynamics and control.)モスクワ(Moscow):ナウカ(Nauka)、1984年.268頁.16頁]の式(数4)の形態である。
【0073】
【数4】
式中、ベクトルY=[x
pel、y
pel、x
1a、y
1a、x
2a、y
2e]’であり、これは、時間関数とみなされる。
【0074】
ユニット41では、外骨格股関節および足首旋回性運動の
目標の軌道が、デカルト座標系で記録された補間関数(数5)、およびそれらの一次導関数(数6)、およびそれらの二次導関数(数7)の数値の記憶された、および時間依存のパラメーター(係数)値の配列に基づいて、算出によって、時間に依存して生成される。
【0078】
目標の角度および角速度発生ユニット36は、
目標の軌道のベクターおよびそれらの一次導関数の以前に算出された値に基づいて、
目標の角度および角速度のベクトルを算出し、関係によって、反比例の利用可能性が推定される(数8)[V.V.Beletskiy.二足歩行(Biped walking).−モスクワ(Moscow):ナウカ(Nauka)、1984年.268頁.16頁]
【0080】
ベクトル(数9)の使用によって、比とともに、
目標の角度(数10)およびそれらの一次導関数(数11)の算出が、以下の式(数12)によって可能になる。
【0085】
軌道に沿った動作のための
目標の加速度を生成するためのユニット44において、デカルト座標系における軌道に沿った動作のための
目標の加速度のベクトルは、デカルト座標系における位置および速度のベクトルの以前に算出された値、
目標の軌道のベクトルならびにそれらの一次導関数および二次導関数に基づいて算出される。
【0086】
軌道に沿った外骨格運動の安定性は、
目標の軌道からの外骨格座標の偏差εが漸近的に0になる減少時間関数(例えば、以下の式(数13))であるような方式で制御を形成することを通じて達成される。
【0088】
二重微分の後にそのYからベクトルを決定すると、本発明者らは、二次導関数(数14)を得て、これによって、股関節および足首旋回性の軌道に沿った滑らかな動きを保証する。ベクトル値λ
1、λ
2は、負の実数の形で設定され、ユーザー−外骨格人間機械系の動的特性によって決定されるセットアップ係数および調整パラメーターである。
【0090】
目標の角加速度算出のユニット46において、
目標の角加速度のベクトルは、デカルト座標系における軌道に沿った運動のための
目標の加速度のベクトル、ならびに
目標の角度および角速度のベクトルに基づいて算出される。
【0091】
ベクトル(数15)を
目標の角加速度(数16)のベクトルの算出のために使用する。そのために、式を微分すること、および、ベクトル(数17)およびベクトル(数18)をそこに挿入することによって、本発明者らは、ベクトルの成分(数19)を算出する。
【0097】
角度あたりの
目標の二次導関数について得られた表現(数20)は、デカルト座標内の
目標の軌道からの外骨格の可能な偏差を考慮して形成される。
【0099】
外骨格駆動装置角加速度算出ユニット48において、駆動装置への
目標の角加速度のベクトルは、
目標の角加速度の事前に算出されたベクトル、
目標の角度および角速度のベクトル、旋回性関節における角度および角速度の現在値のベクトルに基づいて算出され、駆動システムの制御品質の向上を保証する次のレベルのアルゴリズム形成は、駆動システムによって、それらを取り除くための角加速度のベクトル成分(数21)の算出からなり、この駆動システムは、外骨格駆動システム動作中に起こる可能性のある誤差を考慮して形成され、数22:式中、μ
1、μ
2<0であって、これは制御パラメーターのベクターであり、その値は、駆動力学によって決定される。これは、
目標の軌道に沿って滑らかな外骨格動作を提供することを可能にし、動作の実施の精度を増大する。
【0102】
ユニット71では、体の
回転運動の評価が行われる。操作者の身体は、その動きを特に考慮する必要がある最も重い対象物である。制御方法のこの実施形態では、操作者のΨ身体角の動作は、この式(数23)に基づいて評価する[V.V.Beletskiy.二足歩行(Biped walking).ダイナミクスおよび制御のモデルタスク(Model tasks of dynamics and control.)モスクワ(Moscow):ナウカ(Nauka)、1984年.268頁.65頁、V.V.Beletskiy.E.K.Lavrovskiy 二足歩行のモデルタスク(Model task of biped walking.)/固体力学(Solid body mechanics)、No.2、1981 25ページ)式中、
m
t−体重;
J−胴体の慣性モーメント;
r−胴体の質量中心から骨盤までの距離;
M−ユーザーの体重;
L−歩幅;
h−骨盤ポイントの動きの高さ;
T
step−ステップ期間であり、
そこから、この角度の一次導関数および二次導関数を得てもよい。角度の評価Ψおよびその導関数を、主に操作者の体の振動に起因して生じる外部モーメントの評価に使用する。
【0104】
外部モーメント評価ユニット40では、外部モーメントのベクトルが、事前に算出された、駆動装置に対する
目標の角加速度のベクトル、旋回性関節における角度および角速度の現在の値のベクトル、ならびに外骨格駆動装置電流の測定ベクトルに基づいて、算出され、滑らかな外骨格の動作を提供するためには、振動する身体の運動の評価と共に動態の方程式を考慮する必要がある。外骨格駆動装置システムは、水力駆動であっても、空気駆動であっても、または電気駆動であってもよい。
【0105】
電気駆動力学は以下の方程式(数24)によって記述されることが公知である[V.V.Titov、I.V.Shardyko、I.Yu.Dalyaev.Implementation of force−torque control for two−stage manipulator.(2段マニピュレータの力−トルク制御の実現)/Visnik NTUU 「KPI」 Series of machine equipment No.2(機械装置のシリーズ第二号)(68).2013.150頁]。
【0106】
【数24】
式中、τ
mは、モーターモーメントであり、C
m、C
eは、それぞれ、モーターのモーメントおよび電気定数であり、eは、モーター逆起電力であり、R
m、L
m=モーター抵抗および電機子インダクタンスであり、J
mは、モーターロータの慣性モーメントであり、τ
mextは、モーターシャフトの外部モーメントであり、以下の数25は、モーターシャフトの加速度および角回転速度αであり、τ
fricは、モーターシャフトに対する摩擦力であり、uは、モーター巻線に対するフィード電圧である。
【0108】
反対側では、電気駆動の場合、駆動装置に対して外部のベクトル、ダイナミクス方程式から得られたモーメントは、以下の形態(数26)を有し、式中、数27は、機械的システム(外骨格の中の人)の
慣性特性を考慮した評価を用いて[A.V.Voronov.Anatomical organization and biomechanical characteristics of muscles and joints of a lower extremity.(筋肉および下肢の関節の解剖学的組織および生体力学的特徴)/Moscow, Fizkultura, obrazovanie i nauka(モスクワ、フィズカルツラ、オブラバヴァニエイ・ナウカ)、2003年、第11〜12頁、第19〜20頁;D.A.Winter,Biomechanics and motor control of human movement(生体力学および人体の移動の運動制御),2005.JOHN WILEY & SONS,INC.,P.86,表4.1]、ならびに駆動力学の考察および電気機械式駆動装置で作動する現在のベクトル測定に基づいて見出され得る。結果として以下の式(数28)となる。
【0111】
【数28】
式中、M
dvは、減速ギヤの出力シャフトでモーターによって発生されたモーメントであり、C
m、J
eは、電動モーターのパラメーターマトリクスであり、jは、減算係数マトリクスであり、iは、電流ベクトルであり、T[7×4]は、外骨格交差角のベクトルに対するベクトル変換マトリクスθであり、τ
fricは、モーター出力シャフトに対して駆動される摩擦力モーメントである。
【0112】
外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニット52では、外骨格駆動装置への制御シグナルのベクトルは、以前に算出された現在の角のベクトル、評価された外部モーメントベクトル、および旋回性関節の現在の角度および角速度値の測定ベクトル、ならびに外骨格駆動装置電流ベクトルに基づいて算出および生成される。
【0113】
制御電圧は、電気デバイスの場合、以下(数29)のように算出され、同様に、制御は、他の種類の駆動装置用に組織化される。
【0115】
上記の式は、デカルト座標系における動作の
目標の軌道の生成および外骨格駆動装置への制御シグナルの生成のためのアルゴリズムを開発するために使用され、外骨格オンボード制御装置内のソフトウェアで実施される。
【0116】
したがって、従来技術からの本発明の重要な相違点は以下である:
−支持−運動機構の機能が部分的に失われたユーザーおよび完全に失われたユーザーの両方の歩行の補助が提供される能力が提供され、ここでは、ユーザーの運動が、支持−運動機構の機能障害がない人の外骨格歩行パターンによる設定によって、ユーザーの運動学的特徴に近い運動学的特性(脛の長さ対大腿骨長の比)を用いて行われる;
−歩幅、足上げの高さ、および歩行のリズムなどの歩行パラメーターを制御パネルに用いて、変化する可能性のあるユーザーの正しい歩行パターンの回復の可能性が提供される;
−選択された表面上の動作に対応する
目標の軌道に沿った運動のための外骨格を設定することを通じて、水平面、傾斜面および段差のある面上の様々なユーザー動作モード、ならびに障害物を横切る、およびその場で歩く可能性が提供される。
−負の実際の制御パラメーターを有する、指数関数的な二次元モデルによる
目標の角加速度の設定を通じて、デカルト座標で設定された股関節および足関節の旋回性の
目標の軌道に沿った円滑で滑らかな動きの可能性が提供される。
【0117】
上記の結果によって、機能的能力の向上およびデバイスの人間工学的特性の改善との関係における技術的結果の本発明における達成が確認される。
【0118】
本出願人によって行われた特許検索によって、本発明に対して類似が無く重要な相違点が示された。
【符号の説明】
【0119】
1−下肢の外骨格;
2−骨盤セクション;
3および4−それぞれ左右のフットレスト;
5および6−それぞれ左右の大腿骨セクション;
7および8−それぞれ左右の脛セクション;
9および10−それぞれ左足と右足のステップ;
11−左股関節旋回性関節;
12−左膝旋回性関節;
13−左足首旋回性関節;
14−右股関節旋回性関節;
15−右膝旋回性関節;
16−右足首旋回性関節;
17−左大腿骨セクションの相対角度回転のセンサー;
18−左脛セクションの相対角度回転のセンサー;
19−デカルト座標系における
目標の軌道生成のユニット41の第二の出力;
20−右大腿骨セクションの相対角度回転のセンサー;
21−右脛セクションの相対角度回転のセンサー;
22−デカルト座標系における
目標の軌道生成のユニット41の第三の出力;
23−左股関節の旋回性関節の駆動装置;
24−右股関節の旋回性関節の駆動装置;
25−左膝の旋回性関節の駆動装置;
26−右膝の旋回性関節の駆動装置;
27、28、29および30−第一、第二、第三および第四のそれぞれのフットレスト反力センサー;
31−フットレスト反応測定ユニット;
32−コントロールパネル;
33および34−それぞれ左右のハンドレスト;
35−制御デバイス;
36−
目標の外骨格の角および角速度算出ユニット。
37−
目標の外骨格の角および角速度算出ユニット36の入力;
38−制御デバイス35の第一の入力;
39−制御デバイス35の第三の入力;
40−外部モーメント評価ユニット;
41−デカルト座標系における
目標の軌道生成のユニット;
42−デカルト座標系における
目標の軌道生成のユニット41の第一の入力;
43−デカルト座標系における目標の動作デカルト軌道パラメーター決定システム;
44−デカルト座標の軌道における軌道に沿った
目標の動作加速度生成ユニット;
45−デカルト座標系の軌道に沿った
目標の運動加速度生成ユニット44の第一の入力;
46−
目標の角加速度算出ユニット;
47−
目標の角加速度算出のユニット46の第一の入力;
48−外骨格駆動装置角加速度算出ユニット;
49および50−外骨格駆動装置角加速度算出ユニット48の第一の入力および第二の入力;
51−外骨格の現在のデカルト座標算出のユニットのベクトル;
52−外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニット;
53−デカルト座標系における
目標の軌道生成のユニット41の第二の入力;
54−
目標の角加速度算出のユニット46の第二の入力;
55−デカルト座標系の軌道に沿った
目標の運動加速度生成ユニット44の第二の入力;
56−外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニット52の第一入力;
57および58−外部モーメント評価ユニット40のそれぞれ、第一入力および第二入力;
59−外骨格駆動装置角加速度算出ユニット48の第三の入力;
60、61、62−外骨格駆動装置の制御シグナル発生ユニット52のそれぞれ第二、第三および第四の入力は、;
63−制御デバイス35の第四の入力;
64−外部モーメント評価ユニット40の第三入力;
65−電気駆動装置電流測定ユニット;
66、67、68および69−それぞれ、第一(23)、第二(24)、第三(25)、および第四(26)の電気駆動装置のそれぞれ第一、第二、第三および第四の電流のセンサー69;
70−現在の角度および角速度測定ユニット;
71−ユーザーの胴体の
回転運動評価ユニット;
72−ユーザーの胴体の
回転運動評価ユニット
の入力;
73−外部モーメント評価ユニット40の第四入力;
74−外部モーメント評価ユニット40の第五入力;
75−制御デバイス35の第五入力;
76−デカルト座標系における外骨格の
目標の動作軌道パラメーターおよび/またはの補間係数の記憶ユニット;
77−モーションキャプチャシステム;
78−キャプチャされたモーションパラメーターデータを収集して転送する測定デバイスユニット;
79−キャプチャされたモーションパラメーターデータ処理ユニット;
80−キャプチャされたモーションパラメーター記憶ユニット;
81−キャプチャされたモーションパラメーター処理ユニット;
82−クラッチハンドル;
83−デカルト座標系における
目標の軌道生成のユニット41の第一出力;
84−デカルト座標系における
目標の軌道生成のユニット41の第四出力;
85−オンボード制御装置;
86−補助専門家の外部コンピューター;
87−デカルト座標系決定制御装置における
目標の動作軌道;
88および89−補助者の外部コンピューター86のそれぞれ、第一および第二の出力;
90−外部モーメント評価ユニット40の第6入力。