(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6941740
(24)【登録日】2021年9月8日
(45)【発行日】2021年9月29日
(54)【発明の名称】急速排気装置
(51)【国際特許分類】
E05F 15/616 20150101AFI20210916BHJP
E05F 15/63 20150101ALI20210916BHJP
E05F 15/53 20150101ALI20210916BHJP
【FI】
E05F15/616
E05F15/63
E05F15/53
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-539054(P2020-539054)
(86)(22)【出願日】2020年3月26日
(65)【公表番号】特表2021-523311(P2021-523311A)
(43)【公表日】2021年9月2日
(86)【国際出願番号】KR2020004111
(87)【国際公開番号】WO2020209531
(87)【国際公開日】20201015
【審査請求日】2020年7月10日
(31)【優先権主張番号】10-2019-0042152
(32)【優先日】2019年4月10日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520255403
【氏名又は名称】ライン テクニクス カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】LINE TECHNICS CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】イェー テファン
【審査官】
藤脇 昌也
(56)【参考文献】
【文献】
特開昭48−44683(JP,A)
【文献】
特開2015−48630(JP,A)
【文献】
実開昭52−3138(JP,U)
【文献】
韓国特許第1993−3438(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05F 15/00 − 15/79
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁体(102)に備えられる排気口(101)の上部部位にヒンジ固定される排気窓(103)を自動で上げ下げして開閉させる急速排気装置であって、
一側端部が前記排気窓(103)の内側下部部位または中間部位に固定され、他側端部が前記排気窓(103)の内側に向かう方向に上向きに傾斜して設けられる第1ロッド(110)と、
上端部が前記第1ロッド(110)の他側端部にヒンジ固定されて上部に設けられるピストンロッド(120)と、
前記ピストンロッド(120)の下部に結合され、前記ピストンロッド(120)が上部に引き出されるように上向きに設けられており、前記ピストンロッド(120)が引き込まれるようにし、前記ピストンロッド(120)の上端部にヒンジ固定された前記第1ロッド(110)の他側端部を下部に引っ張って前記第1ロッド(110)の他側端部を下部に回動させることで、前記第1ロッド(110)の一側端部に固定された前記排気窓(103)の内側下部部位が押されるようにすることにより、前記排気窓(103)を開放させ、前記ピストンロッド(120)が引き出されるようにし、前記ピストンロッド(120)の上端部にヒンジ固定された前記第1ロッド(110)の他側端部を上部に押し、前記第1ロッド(110)の他側端部を上部に回動させることで、前記第1ロッド(110)の一側端部に固定された前記排気窓(103)の内側下部部位が引っ張られるようにすることにより、前記排気窓(103)を閉塞させるシリンダ(130)と、
一側が前記排気口(101)の下部に位置する壁体(102)の内側に固定され、他側が前記シリンダ(130)の下部にヒンジ固定される第1ブラケット(140)と、を含んでなり、
一側端部が、前記排気窓(103)の内側に固定され、且つ前記排気窓(103)における前記第1ロッド(110)の一側端部の固定部位よりも高く位置しており、他側端部が前記第1ロッド(110)の中間部位に固定される第2ロッド(150)をさらに含むことを特徴とする急速排気装置。
【請求項2】
前記ピストンロッド(120)と前記第1ロッド(110)の他側端部をヒンジ固定させるヒンジ固定部から外側に延びて形成される回動ピン(115)と、
前記排気口(101)の一側に固定され、前記シリンダ(130)による前記ピストンロッド(120)の引き込み及び引き出しによる前記第1ロッド(110)の回動軌跡と一致するように形成され、前記回動ピン(115)が挿入されて前記回動ピン(115)が案内されるようにする円弧状からなる第1長孔(161)が形成される回動ピン案内板(160)と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の急速排気装置。
【請求項3】
前記第1長孔(161)に挿入された前記回動ピン(115)の挿入部位には、ローラが備えられることを特徴とする請求項2に記載の急速排気装置 。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、排気のために、排気窓を迅速に自動で開閉させる急速排気装置に関する。
【背景技術】
【0002】
排気窓は、各種装備などが収容される装備室などの排気を目的として、内部の空気を外部へ排出させるためのものであって、装備室などの壁体には、空気の排出のための排気口が備えられており、前記排気口を開閉させるための開閉ドアが備えられる。
【0003】
大部分の排気窓は、壁体の上部に備えられ、外側の上部に開放される構造を有する。排気窓が壁体の上部に備えられるため、作業者が一々開放させることが容易ではないだけでなく、安全事故の危険がある。
【0004】
かかる問題を解決するために、排気窓を自動で開閉させるための排気窓の開閉装置の一例として、韓国公開特許第10−2004−0095066号(発明の名称:工場用換気窓の自動開閉装置)が開示されている。
【0005】
前記開閉装置は、嵌殺し窓枠2の所定の位置に換気窓1を設け、この際、換気窓1の後方上部に蝶番3を取り付けて嵌殺し窓枠2に回転自在に付着する。嵌殺し窓枠2の前方には回転金具4を設けて空圧シリンダ5の上部回転アーム6を軸設し、空圧シリンダ5の下部ピストンロッド7も、換気窓1の中間枠1aに設けられた回転金具4aに回転自在に連結する。空圧シリンダ5の一側の上部には、空圧が供給される供給部5a及び空圧が排出される排出部5bを形成してそれぞれのホースライン8a、8bを連結し、前記ホースライン8a、8bは、地上において手が届く位置に設けられた空圧ソレノイドバルブ9とそれぞれ連結し、空圧ソレノイドバルブ9の下方には、エアコンプレッサ(不図示)の空圧ライン8を連結し、バルブ5上には操作レバー10を設けていることを特徴とる。
【0006】
前記開閉装置は、嵌殺し窓枠2にヒンジ固定された空圧シリンダ5から、ピストンロッド7の引き出しによりピストンロッド7にヒンジ固定されている換気窓1が開く構造からなっている。しかし、前記開閉装置は、初期駆動時には空圧シリンダ5に過負荷がかかり、作動が円滑ではない欠点があり、空圧シリンダ5と換気窓1とが成す角度が大きい際にのみ(すなわち、換気窓1の中間枠1aに設けられた回転金具4aが長い際にのみ)換気窓1の開閉が円滑に行われるため、嵌殺し窓枠2にヒンジ固定された空圧シリンダ5の一側が、嵌殺し窓枠2から多く突出しなければならない。したがって、換気窓1を開閉するための作動空間が大きくなり、設置空間に制約があるという欠点がある。尚、換気窓1の中間枠1aに設けられた回転金具4aが短いため、空圧シリンダ5により引き出されるピストンロッド7による換気窓1の開閉角度が小さくなるという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、初期駆動時にシリンダに過負荷が発生しないようにし、円滑に作動できるようにするとともに、設置空間を少なく占める急速排気装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するための本発明の急速排気装置は、壁体(102)に備えられる排気口(101)の上部部位にヒンジ固定される排気窓(103)を自動で上げ下げして開閉させる急速排気装置であって、一側端部が前記排気窓(103)の内側下部部位または中間部位に固定され、他側端部が前記排気窓(103)の内側に向かう方向に上向きに傾斜して設けられる第1ロッド(110)と、上端部が前記第1ロッド(110)の他側端部にヒンジ固定されて上部に設けられるピストンロッド(120)と、前記ピストンロッド(120)の下部に結合され、前記ピストンロッド(120)が上部に引き出されるように上向きに設けられており、前記ピストンロッド(120)が引き込まれるようにし、前記ピストンロッド(120)の上端部にヒンジ固定された前記第1ロッド(110)の他側端部を下部に引っ張って前記第1ロッド(110)の他側端部を下部に回動させることで、前記第1ロッド(110)の一側端部に固定された前記排気窓(103)の内側下部部位が押されるようにすることにより、前記排気窓(103)を開放させ、前記ピストンロッド(120)が引き出されるようにし、前記ピストンロッド(120)の上端部にヒンジ固定された前記第1ロッド(110)の他側端部を上部に押し、前記第1ロッド(110)の他側端部を上部に回動させることで、前記第1ロッド(110)の一側端部に固定された前記排気窓(103)の内側下部部位が引っ張られるようにすることにより、前記排気窓(103)を閉塞させるシリンダ(130)と、一側が前記排気口(101)の下部に位置する壁体(102)の内側に固定され、他側が前記シリンダ(130)の下部にヒンジ固定される第1ブラケット(140)と、を含んでなることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の急速排気装置は、一側端部が、前記排気窓(103)の内側に固定され、且つ前記排気窓(103)における前記第1ロッド(110)の一側端部の固定部位よりも高く位置しており、他側端部が前記第1ロッド(110)の中間部位に固定される第2ロッド(150)をさらに含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の急速排気装置は、前記ピストンロッド(120)と前記第1ロッド(110)の他側端部をヒンジ固定させるヒンジ固定部から外側に延びて形成される回動ピン(115)と、前記排気口(101)の一側に固定され、前記シリンダ(130)による前記ピストンロッド(120)の引き込み及び引き出しによる前記第1ロッド(110)の回動軌跡と一致するように形成され、前記回動ピン(115)が挿入されて前記回動ピン(115)が案内されるようにする円弧状からなる第1長孔(161)が形成される回動ピン案内板(160)と、をさらに含むことを特徴とする。
【0011】
尚、前記第1長孔(161)に挿入された前記回動ピン(115)の挿入部位には、ローラが備えられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
上記のような構成からなる本発明の急速排気装置は、上向きに傾斜して設けられる第1ロッド(110)を、シリンダ(130)によるピストンロッド(120)の引き込みにより下部に引っ張ることで開閉が行われるため、従来の開閉装置と異なり、初期駆動時にもシリンダ(130)に過負荷がかからず、開閉作動が円滑である利点がある。また、第1ロッド(110)の傾斜角度を調節することによって、排気窓の開閉角度調節が可能で、排気量調節が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図2】本発明に係る急速排気装置が設けられた排気窓の概略的な構造を示した図である。
【
図3】本発明に係る急速排気装置の作動状態を示した側面図である。
【
図4】本発明に係る急速排気装置の作動状態を示した側面図である。
【
図5】本発明に係る急速排気装置を示した斜視図である。
【
図6】本発明に係る他の形態の急速排気装置を示した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の急速排気装置を詳細に説明する。
【0015】
図2は本発明に係る急速排気装置が設けられた排気窓の概略的な構造を示した図であり、
図3は本発明に係る急速排気装置の作動状態を示した側面図であり、
図4は本発明に係る急速排気装置の作動状態を示した側面図であり、
図5は本発明に係る急速排気装置を示した斜視図であり、
図6は本発明に係る他の形態の急速排気装置を示した側面図である。
【0016】
排気窓は、各種装備などが収容される装備室などの排気を目的として、内部の空気を外部へ排出させるためのものであって、本発明の急速排気装置は、装備室などの壁体102に備えられる排気口101の上部部位にヒンジ固定される排気窓103を、自動で上下に上げ下げして開閉させる役割を果たす。通常、排気窓103は、外向きに開く構造となっている。
【0017】
本発明において、排気窓が上下に上げ下げして開閉されることを言及したが、排気窓が左右に開閉されることも可能である。
【0018】
排気口101の一側には急速排気装置が設けられており、急速排気装置と並んで排気ファン104が排気口101に設けられ、急速排気装置の作動により排気窓103が開くと、排気ファン104が作動して装備室などの内部空間の空気を排気させることになる。
【0019】
本発明の急速排気装置は、
図2から
図5に示されたように、第1ロッド110と、ピストンロッド120と、シリンダ130と、第1ブラケット140と、を含んでなる。
【0020】
前記第1ロッド110は、一側端部が前記排気窓103の内側下部部位または中間部位に固定され、他側端部が前記排気窓103の内側に向かう方向に上向きに傾斜して設けられる。
【0021】
前記ピストンロッド120は、上端部が前記第1ロッド110の他側端部にヒンジ固定されて上部に設けられる。
【0022】
前記シリンダ130は、前記ピストンロッド120の下部に結合され、前記ピストンロッド120が上部に引き出されるように上向きに設けられる。前記シリンダ130は、前記ピストンロッド120が引き込まれるようにし、前記ピストンロッド120の上端部にヒンジ固定された前記第1ロッド110の他側端部を下部に引っ張って前記第1ロッド110の他側端部を下部に回動させることで、前記第1ロッド110の一側端部に固定された前記排気窓103の内側下部部位が押されるようにすることにより、前記排気窓103を開放させる。また、前記シリンダ130は、前記ピストンロッド120が引き出されるようにし、前記ピストンロッド120の上端部にヒンジ固定された前記第1ロッド110の他側端部を上部に押し、前記第1ロッド110の他側端部を上部に回動させることで、前記第1ロッド110の一側端部に固定された前記排気窓103の内側下部部位が引っ張られるようにすることにより、前記排気窓103を閉塞する。
【0023】
図2は排気窓103が排気口101を閉塞している状態を示し、
図3は、前記シリンダ130により前記ピストンロッド120が引き込まれるようにし、前記ピストンロッド120の上端部にヒンジ固定された前記第1ロッド110の他側端部を下部に引っ張って前記第1ロッド110の他側端部を下部に回動させることで、排気窓103が開く状態を示し、
図4は、
図3の状態で、前記シリンダ130により前記ピストンロッド120が最大に引き込まれ、排気窓103が最大に開いた状態を示す。
【0024】
前記第1ブラケット140は、一側が、前記排気口101の下部に位置する壁体102の内側に固定され、他側が前記シリンダ130の下部にヒンジ固定される。
【0025】
上記のような構成からなる本発明の急速排気装置は、上向きに傾斜して設けられる第1ロッド110を、シリンダ130によるピストンロッド120の引き込みにより下部に引っ張ることで開閉が行われるため、従来の開閉装置と異なって、初期駆動時にもシリンダ130に過負荷がかからず、開閉作動が円滑である利点がある。
【0026】
また、本発明の急速排気装置は、上向きに傾斜して設けられる第1ロッド110を安定して支持するために、前記第1ロッド110を支持する第2ロッド150がさらに備えられることが好ましい。
図2から
図5には、第2ロッド150が備えられた急速排気装置を示した。
【0027】
前記第2ロッド150は、一側端部が、前記排気窓103の内側に固定され、且つ前記排気窓103における前記第1ロッド110の一側端部の固定部位よりも高く位置しており、他側端部が前記第1ロッド110の中間部位に固定される。
【0028】
前記第2ロッド150が備えられることで、第1ロッド110にかかる力が分散され、前記第1ロッド110を安定して支持することができる。
【0029】
尚、頻繁な使用により、ピストンロッド120と第1ロッド110のヒンジ結合部位に左右遊びが生じ、空圧または油圧により作動するシリンダ130に異常な圧力が発生すると、ピストンロッド120の引き込み及び引き出しによる第1ロッド110の回動作動が正常な軌道で回動されなくなる恐れがある。
【0030】
ピストンロッド120の引き込み及び引き出しによる第1ロッド110の回動を正常な軌道に案内するために、また、第1ロッド110とピストンロッド120のヒンジ結合部位を安定して案内するために、回動ピン115と、円弧状長孔が形成された回動ピン案内板160が備えられる。
【0031】
前記回動ピン115は、前記ピストンロッド120と前記第1ロッド110の他側端部をヒンジ固定させるヒンジ固定部から外側に延びて形成される。
【0032】
前記回動ピン案内板160は、前記排気口101の一側に固定され、前記シリンダ130による前記ピストンロッド120の引き込み及び引き出しによる前記第1ロッド110の回動軌跡と一致するように形成され、前記回動ピン115が挿入されて前記回動ピン115が案内されるようにする円弧状からなる第1長孔161が形成される。
図5は、回動ピン案内板160の第1長孔161に回動ピン115が結合された状態を示す。
【0033】
前記第1長孔161は、排気口の内側上部から外側下部に形成され、下向きに凹んだ円弧状を成す。
【0034】
前記第1長孔161に挿入された前記回動ピン115が前記第1長孔161に沿って移動するため、ピストンロッド120の引き込み及び引き出しによる第1ロッド110の回動及びピストンロッド120の回動が安定して行われることにより、結果として、前記排気窓103の開閉が安定して行われることができる。
【0035】
前記第1長孔161に挿入された前記回動ピン115の挿入部位には、ローラ(不図示)が備えられることが好ましい。
【0036】
前記第1長孔161に挿入された前記回動ピン115の挿入部位にローラが備えられると、前記回動ピン115の挿入部位が第1長孔161内で移動する際に、摩擦が低減され、円滑に移動されることができる。
【0037】
前記回動ピン案内板160は、前記第2ロッド150の他側端部と前記第1ロッド110の中間部位を固定させる固定部位を案内するようにしてもよい。
【0038】
この際、前記第2ロッド150の他側端部と前記第1ロッド110の中間部位を固定させる固定部から外側に延びる延長部(不図示)を形成し、前記回動ピン案内板160には、前記延長部が挿入されて前記延長部が案内されるようにする円弧状の長孔(不図示)が形成される。尚、前記長孔に挿入された前記延長部の挿入部位にはローラ(不図示)が備えられてもよい。
【0039】
また、本発明の急速排気装置は、排気窓103の開閉角度を調節可能にすることが好ましい。
【0040】
そのために、
図6に示したように、前記第1ロッド110の一側端部は、前記排気窓103の内側下部部位または中間部位にヒンジ固定されるようにし、前記第2ロッド150の一側端部が前記排気窓103の内側にヒンジ固定されるようにするとともに、前記第2ロッド150の他側部位には、長さ方向に長く形成される第2長孔151を形成し、前記第2ロッド150の他側端部と前記第1ロッド110の中間部位との固定部152が前記第2長孔151に沿って移動して固定されるようにすることで、排気窓103の開閉角度を調節可能にする。
【0041】
図面において、前記第2ロッド150の他側端部と前記第1ロッド110の中間部位との固定部152を前記第2長孔151に沿って左側に移動させ、前記第2ロッド150と前記第1ロッド110の中間部位を固定させると、排気窓103の開閉角度が小さくなり、反対に、固定部152を前記第2長孔151に沿って右側に移動させ、前記第2ロッド150と前記第1ロッド110の中間部位を固定させると、排気窓103の開閉角度が大きくなることで、排気窓103の開閉角度が調節可能になる。
【0042】
本発明の上記の実施例に限定して技術的思想を解釈してはいけない。適用範囲が多様であることはもちろん、請求範囲で請求する本発明の要旨から逸脱されることなく当業者のレベルで様々な変形実施が可能である。したがって、このような改良および変更は当業者にとって明らかなことであるのであれば、本発明の保護範囲に属することになる。
【符号の説明】
【0043】
101 排気口
102 壁体
103 排気窓
104 排気ファン
110 前記第1ロッド
115 回動ピン
120 ピストンロッド
130 シリンダ
140 第1ブラケット
150 第2ロッド
151 第2長孔
152 固定部
160 回動ピン案内板
161 第1長孔