【文献】
ZTE,NB-PSS and NB-SSS design for NB-IoT[online], 3GPP TSG-RAN WG1#84 R1-161221,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84/Docs/R1-161221.zip>,2016年02月24日,pp. 1-9
【文献】
Nokia Networks, Alcatel-Lucent, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Synchronization signal design for NB-IoT[online], 3GPP TSG-RAN WG1#84 R1-161104,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84/Docs/R1-161104.zip>,2016年02月24日,pp. 1-7
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0020】
添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明される概念が実践されてもよい唯一の構成を表すことは意図されていない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与える目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実践されてもよいことが、当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
【0021】
以下で、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法を参照して提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面において示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装されてもよい。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0022】
例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装されることがある。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理ユニット(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアがある。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行してもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
【0023】
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装されることがある。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令もしくはコードとして符号化されることがある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではない例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、または、コンピュータによってアクセス可能な命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用可能な任意の他の媒体を備えることができる。
【0024】
図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102と、UE104と、Evolved Packet Core(EPC)160とを含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含むことがある。マクロセルは基地局を含む。スモールセルは、フェムトセル、ピコセル、およびマイクロセルを含む。
【0025】
(Evolved Universal Mobile Telecommunications System(UMTS) Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)と総称される)基地局102は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通じてEPC160とインターフェースする。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータの転送、無線チャネルの暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバー、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器の追跡、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信という機能のうちの、1つまたは複数を実行してもよい。基地局102は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)上で互いに直接的または(たとえば、EPC160を介して)間接的に通信してもよい。バックホールリンク134は、有線またはワイヤレスであってもよい。
【0026】
基地局102は、UE104とワイヤレスに通信することがある。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供することがある。重複する地理的カバレッジエリア110が存在することがある。たとえば、スモールセル102'は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレッジエリア110と重複するカバレッジエリア110'を有することがある。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られていることがある。異種ネットワークは、限定加入者グループ(CSG)として知られる限定グループにサービスを提供することがあるHome Evolved Node B(eNB)(HeNB)を含むこともある。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク送信を含むことがある。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用することがある。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを介することがある。基地局102/UE104は、各方向における送信に使用される合計YxMHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりYMHz(たとえば、5、10、15、20、100MHz)までの帯域幅のスペクトルを使用することがある。キャリアは、互いに隣接することも、隣接しないこともある。キャリアの割振りは、ダウンリンクおよびアップリンクに対して非対称であってもよい(たとえば、ダウンリンクの場合、アップリンクの場合よりも多いかまたは少ないキャリアが割り振られることがある)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含むことがある。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
【0027】
いくつかのUE104は、デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク192を使用して、互いに通信することがある。D2D通信リンク192は、DL/UL WWANスペクトルを使用することがある。D2D通信リンク192は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)などの、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用することがある。D2D通信は、たとえば、FlashLinQ、WiMedia、Bluetooth(登録商標、ZigBee、IEEE 802.11規格に基づくWi-Fi、LTE、またはNRなどの、様々なワイヤレスD2D通信システムを通じたものであってもよい。
【0028】
ワイヤレス通信システムは、5GHzの免許不要周波数スペクトルにおいて通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含むことがある。免許不要周波数スペクトルにおいて通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信するより前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行してもよい。
【0029】
スモールセル102'は、免許周波数スペクトルおよび/または免許不要周波数スペクトルにおいて動作することがある。免許不要周波数スペクトルにおいて動作しているとき、スモールセル102'は、NRを利用し、Wi-Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHzの免許不要周波数スペクトルを使用することがある。免許不要周波数スペクトルにおいてNRを利用するスモールセル102'は、アクセスネットワークへのカバレッジを拡大し、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増やしてもよい。
【0030】
gNodeB(gNB)180は、UE104と通信するときにミリメートル波(mmW)周波数および/または準mmW周波数(near mmW frequency)で動作することがある。gNB180がmmW周波数または準mmW周波数で動作するとき、gNB180はmmW基地局と呼ばれることがある。極高周波数(EHF)は、電磁スペクトルにおいてRFの一部である。EHFは、30GHz〜300GHzの範囲および1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長を有する。この帯域における電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。準mmWは、100ミリメートルの波長を有し、3GHzの周波数まで及ぶことがある。超高周波数(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれ、3GHzから30GHzの間に及ぶ。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、極めて高い経路損失および短い範囲を有する。mmW基地局180は、極めて高い経路損失および短距離を補償するために、UE104に対してビームフォーミング184を利用することがある。
【0031】
EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM-SC)170と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172とを含んでもよい。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信していることがある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME162はベアラと接続管理とを提供する。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を通じて転送され、サービングゲートウェイ166自体はPDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172およびBM-SC170は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含んでもよい。BM-SC170は、MBMSユーザサービスのプロビジョニングおよび配信のための機能を提供することがある。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働くことがあり、公衆陸上移動網(PLMN)内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用されることがあり、MBMS送信をスケジューリングするために使用されることがある。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用されることがあり、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関係の課金情報を収集することを担うことがある。
【0032】
基地局は、gNB、Node B、evolved Node B(eNB)、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。基地局102は、UE104にEPC160へのアクセスポイントを提供する。UE104の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、電気メーター、ガスポンプ、トースター、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE104の一部は、IoTデバイス(たとえば、パーキングメーター、ガスポンプ、トースター、車両など)と呼ばれることがある。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。
【0033】
図1を再び参照すると、いくつかの態様では、基地局102、180、および/またはUE104は、たとえば
図4〜
図25のいずれかに関連して説明されるように、狭帯域通信のための1つまたは複数の狭帯域TDDフレーム構造(198)をサポートするように構成されてもよい。
【0034】
図2Aは、LTEにおけるDLフレーム構造の例を示す
図200である。
図2Bは、LTEにおけるDLフレーム構造内のチャネルの例を示す
図230である。
図2Cは、LTEにおけるULフレーム構造の例を示す
図250である。
図2Dは、LTEにおけるULフレーム構造内のチャネルの例を示す
図280である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有することがある。LTEでは、フレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレームに分割されることがある。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含むことがある。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用されることがあり、各タイムスロットは、1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)同時のリソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは複数のリソース要素(RE)に分割される。LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計で84個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域に7つの連続するシンボル(DLの場合はOFDMシンボル、ULの場合はSC-FDMAシンボル)を含む。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計で72個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域に6個の連続するシンボルを含む。各REによって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。
【0035】
図2Aに示されるように、REのうちのいくつかは、UEにおけるチャネル推定のためのDL基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有基準信号(CRS)と、UE固有基準信号(UE-RS)と、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを含むことがある。
図2Aは、(それぞれ、R
0、R
1、R
2、およびR
3として示された)アンテナポート0、1、2、および3のためのCRSと、(R
5として示された)アンテナポート5のためのUE-RSと、(Rとして示された)アンテナポート15のためのCSI-RSとを示す。
図2Bは、フレームのDLサブフレーム内の様々なチャネルの例を示す。物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)はスロット0のシンボル0内にあり、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が1つのシンボルを占有するか、2つのシンボルを占有するか、または3つのシンボルを占有するかを示す制御フォーマットインジケータ(CFI)を搬送する(
図2Bは、3つのシンボルを占有するPDCCHを示す)。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは9つのREグループ(REG)を含み、各REGはOFDMシンボルに4つの連続するREを含む。UEは、DCIも搬送するUE固有の拡張PDCCH(ePDCCH)で構成されることがある。ePDCCHは、2つ、4つ、または8つのRBペアを有することがある(
図2Bは2つのRBペアを示し、各サブセットは1つのRBペアを含む)。物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ)(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)もスロット0のシンボル0内にあり、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に基づいてHARQ肯定応答(ACK)/否定応答(NACK)フィードバックを示すHARQインジケータ(HI)を搬送する。1次同期チャネル(PSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル6内にあり、サブフレームタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用されるPSSを搬送する。2次同期チャネル(SSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル5内にあり、物理レイヤセル識別情報グループ番号を決定するためにUEによって使用されるSSSを搬送する。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEは物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは上述のDL-RSの位置を決定することができる。物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、フレームのサブフレーム0のスロット1のシンボル0、1、2、3内にあり、マスター情報ブロック(MIB)を搬送する。MIBは、DLシステム帯域幅の中のRBの数と、PHICH構成と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
【0036】
図2Cに示されるように、REのうちのいくつかは、eNBにおけるチャネル推定のための復調基準信号(DM-RS)を搬送する。UEは、サブフレームの最終シンボルにおいてサウンディング基準信号(SRS)をさらに送信することがある。SRSはコム構造を有することがあり、UEはコムのうちの1つの上でSRSを送信することがある。SRSは、eNBによって、UL上での周波数依存スケジューリングを可能にするために、チャネル品質推定のために使用されることがある。
図2Dは、フレームのULサブフレーム内の様々なチャネルの例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のサブフレーム内にあってもよい。PRACHは、サブフレーム内に6つの連続するRBペアを含むことがある。PRACHにより、UEが初期システムアクセスを実行し、UL同期を実現することが可能になる。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、ULシステム帯域幅の端に位置することがある。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなどのアップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、パワーヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用されることがある。
【0037】
図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信しているeNB310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットがコントローラ/プロセッサ375に提供されることがある。コントローラ/プロセッサ375はレイヤ3およびレイヤ2の機能を実装する。レイヤ3は無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、ならびにUE測定報告のための測定構成と関連付けられるRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバーサポート機能と関連付けられるPDCPレイヤ機能と、上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送、ARQを介した誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えと関連付けられるRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けと関連付けられるMACレイヤ機能とを提供する。
【0038】
送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能と関連付けられるレイヤ1機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含むことがある。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングされ変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割されることがある。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されることがある。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用されることがある。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出されることがある。各空間ストリームは、次いで、別個のトランスミッタ318TXを介して異なるアンテナ320に提供されることがある。各トランスミッタ318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調することがある。
【0039】
UE350において、各レシーバ354RXは、レシーバのそれぞれのアンテナ352を通じて信号を受信する。各レシーバ354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に提供する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能と関連付けられるレイヤ1機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられたあらゆる空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行してもよい。複数の空間ストリームがUE350に宛てられる場合、複数の空間ストリームは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームへと合成されることがある。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMAシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号の各サブキャリアに対して別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルおよび基準信号は、eNB310によって送信される、可能性が最も高い信号のコンスタレーションポイントを判定することによって復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって算出されたチャネル推定値に基づくことがある。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB310によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に提供される。
【0040】
コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360に関連付けられ得る。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ359はまた、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用してHARQ動作をサポートする誤り検出を担う。
【0041】
eNB310によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)収集、RRC接続、および測定報告と関連付けられるRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と関連付けられるPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを通じた誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えと関連付けられるRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを通じた誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けと関連付けられるMACレイヤ機能とを提供する。
【0042】
eNB310によって送信された基準信号またはフィードバックから、チャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するために、ならびに空間処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用されることがある。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個のトランスミッタ354TXを介して異なるアンテナ352に提供されることがある。各トランスミッタ354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調することがある。
【0043】
UL送信は、UE350におけるレシーバ機能に関して説明された方式と同様の方式で、eNB310において処理される。各レシーバ318RXは、レシーバのそれぞれのアンテナ320を通じて信号を受信する。各レシーバ318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に提供する。
【0044】
コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376と関連付けられ得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に提供されることがある。コントローラ/プロセッサ375はまた、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用してHARQ動作をサポートする誤り検出を担う。
【0045】
狭帯域通信は、LTE通信に使用される周波数帯域幅と比較して周波数帯域幅が制限されている通信を伴う。狭帯域通信の一例はNB-IoT通信であり、NB-IoT通信は、システム帯域幅としての単一のRB、たとえば、180kHzに制限される。狭帯域通信の別の例は、システム帯域幅の6個のRB、たとえば1.08MHzに制限されている、eMTCである。
【0046】
NB-IoT通信およびeMTCは、デバイスの複雑さを下げ、複数年の電池寿命を可能にし、建物の奥深くなどの難しい位置に届くためのより深いカバレッジを提供することがある。しかしながら、狭帯域通信によって提供されるカバレッジは、難しい位置(たとえば、建物の地下に位置するスマートガスメーター)に届くことを含むことがあるので、1つまたは複数の送信がレシーバデバイスによって適切に復号されない確率が高まる。その結果、狭帯域通信は、レシーバデバイスによって送信を適切に復号させる確率を高めるために、所定の回数の反復的な送信を含むことがある。TDDフレーム構造が狭帯域通信システムによって使用されることがあり、それは、一部のTDDフレーム構造が、FDDフレーム構造と比較して、反復的な送信のために使用されてもよいより多数の連続的なアップリンクサブフレームおよび/またはダウンリンクサブフレームを含むことがあるからである。狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造の使用をサポートする必要がある。
【0047】
本開示は、
図5A〜
図5Dを参照して以下で説明されるように、狭帯域通信のための1つまたは複数の狭帯域TDDフレーム構造をサポートするための機構を提供する。
【0048】
図4は、本開示のいくつかの態様による、狭帯域通信のために使用されることがある狭帯域TDDフレーム構造400を示す図である。態様では、狭帯域通信のために使用される狭帯域TDDフレーム構造400は、表410に列挙される狭帯域TDDフレーム構造のグループ(たとえば、構成0〜構成n)から決定されてもよい。いくつかの態様では、基地局は、ネットワークから受信されたより高次のレイヤのシグナリング(たとえば、RRCメッセージング)に基づいて、狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい。いくつかの他の態様では、基地局は、チャネル条件に基づいて狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい。
【0049】
一態様では、狭帯域TDDフレーム構造400は、各々5msの長さの2つの半分のフレームへと分割される、10msの無線フレームを含んでもよい。半分のフレームはさらに、各々1msの長さの5つのサブフレームへと分割されてもよい。狭帯域TDDフレーム構造400は、表410に列挙される狭帯域構成のうちのいずれであってもよい。
【0050】
切替え周期は、(たとえば、基地局からのダウンリンク送信について)ダウンリンクサブフレームを監視することと、アップリンクサブフレームを使用して送信を送信することとを切り替えるために、またはその逆を行うために、UEが使用する時間を指す。決定された狭帯域TDDフレーム構造400に応じて、切替え周期は、5ms、10ms、または10ms以上(たとえば、20ms)であってもよい。切替え周期が5msである狭帯域TDDフレーム構造412では、狭帯域TDDフレーム構造400の両方の半分のフレームに、特別サブフレーム(SSF)が配置されることがある。切替え周期が10msである狭帯域TDDフレーム構造414では、特別サブフレームが、第1の半分のフレームに配置されるが、第2の半分のフレームには配置されないことがある。切替え周期が10msより長い狭帯域TDDフレーム構造416では、切替えを実行するためにフレーム全体より多くのものが使用され得るので、特別サブフレームは必要ではないことがある。特別サブフレームを含む狭帯域TDDフレーム構造412、414(たとえば、構成0、1、2、3、4、5、および6)では、サブフレーム0および5、ならびに特別サブフレームの中のダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)が、ダウンリンク送信のために確保されてもよい。加えて、かつ/または代わりに、特別サブフレームを含む狭帯域TDDフレーム構造412、414では、特別サブフレームの中のアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)および特別サブフレームの直後のサブフレームが、アップリンク送信のために確保されてもよい。
【0051】
インバンドモードおよび/またはガードバンドモードで動作するとき、狭帯域TDDフレーム構造400は、いくつかのLTE TDDフレーム構造(たとえば、構成0、1、2、3、4、5、6)を再使用してもよい。スタンドアロンモードで動作するとき、狭帯域TDDフレーム構造400の中のいくつかのサブフレームは、フレキシブルサブフレーム(たとえば、構成mおよびn)としてマークされることがあり、基地局から受信される現在のグラントに応じて、UEによってダウンリンクサブフレームまたはアップリンクサブフレームのいずれかとして使用されることがある。
【0052】
いくつかの態様では、
図4の表410に列挙される狭帯域TDD構成のサブセットが、狭帯域通信をサポートするために使用されることがある。たとえば、構成0は狭帯域通信に適していないことがあり、それは、構成0が2つのダウンリンクサブフレームしか有しないので、UEへの反復的な送信をサポートしないことがあるからである。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用する狭帯域通信は、インバンドモードおよび/またはガードバンドモードでしかサポートされない(たとえば、スタンドアロンモードではサポートされない)ことがある。いくつかの他の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用する狭帯域通信は、インバンドモード、ガードバンドモード、およびスタンドアロンモードをサポートすることがある。
【0053】
複数の狭帯域ダウンリンクキャリアおよび複数の狭帯域アップリンクキャリアが、基地局とUEとの間の狭帯域通信を強化するために使用されることがある。キャリアの中でもとりわけ、狭帯域アンカーキャリアが、マルチキャリア対応UEのために同期、システム情報、ページング、データ、および制御を提供するために使用されることがある。狭帯域アンカーキャリアが使用されると、オーバーヘッド狭帯域システム情報が減ることがある。たとえば、あるセルのための同期およびページングは、すべての狭帯域キャリア上で提供されなくてもよい。同期および/またはページングを提供しない狭帯域キャリアは、狭帯域ノンアンカーキャリアと呼ばれることがある。干渉を軽減するアンカーキャリアを選択するための基地局間の協調、およびノンアンカーキャリアの送信電力制御のための基地局間の協調が、さらなるネットワーク性能の利点をもたらすことがある。
【0054】
決定された狭帯域TDDフレーム構造400を示す情報は、狭帯域PSS(NPSS)、狭帯域SSS(NSSS)、狭帯域PBCH(NPBCH)、および/またはSIBを使用して(たとえば、狭帯域アンカーキャリアを使用して)、基地局からUEに送信されることがある。
【0055】
インバンドモードおよびガードバンドモードでは、(たとえば、狭帯域TDDフレーム構造を使用する)狭帯域通信のために使用される狭帯域アンカーキャリアは、基地局からUEへのダウンリンク送信のためのRBペアの中に配置されることがある。いくつかの態様では、UEは任意の所与の時間に1つのRBを監視してもよい。一例では、SIBおよび/またはNPBCHは、RBペアの第1のRBにおいてUEに到達することがあり、NPSSおよび/またはNSSSは、ペアの第2のRBにおいてUEに到達することがある。別の例では、SIBは、RBペアの第1のRBにおいてUEに到達することがあり、NPSS、NSSS、および/またはNPBCHは、ペアの第2のRBにおいてUEに到達することがある。1つのRBの位置は、ペアの中の他方のRBの位置に基づいて、または異なるRBペアの中の異なるRBの位置に基づいて、UEによって決定されてもよい(たとえば、暗黙的に導出されてもよい)。
【0056】
加えて、UEはRBペアを使用してアップリンク送信を送信してもよい。いくつかの態様では、UEは、基地局から受信されたシグナリング(たとえば、より高次のレイヤのシグナリング)に基づいて、アップリンク送信のためにRBペアのうちのいずれを使用すべきかを決定してもよい。いくつかの他の態様では、UEは、送信されるアップリンクチャネルのタイプに基づいて、アップリンク送信のためにどのRBペアを使用すべきかを決定してもよい(たとえば、PRACHおよびACK/NACKが一方のRBを使用し、PUSCHが他方のRBを使用する)。いくつかの他の態様では、UEは、カバレッジレベルおよび/またはチャネル条件に基づいて、アップリンク送信のためにどのRBペアを使用すべきかを決定してもよい。
【0057】
図5Aは、本開示のいくつかの態様による、狭帯域通信のために使用されることがあるデータフロー500を示す図である。たとえば、データフロー500は、基地局504および/またはUE506によって実行されてもよい。基地局504は、たとえば、基地局102、180、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302'に相当することがある。UE506は、たとえば、UE104、350、1150、1350、1550、1750、1950、2350に相当することがある。加えて、基地局504およびUE506は、狭帯域通信509(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使用して通信するように構成されることがある。たとえば、UE506は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであってもよい。
図5Aでは、任意選択の動作は点線で示されている。
【0058】
図5Aを参照すると、基地局504はスタンドアロンモードで動作することがあり(501)、基地局は、LTE通信に利用可能な帯域幅(たとえば、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHz、100MHzなど)と異なる、狭帯域通信509のためのスタンドアロンモード帯域幅(たとえば、1.08MHzまたは180kHz)を使用することがある。
【0059】
いくつかの態様では、基地局504は、狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(503)。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造は、LTE通信に利用可能なLTE TDDフレーム構造と異なるTDDフレーム構造であってもよい。たとえば、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造が、
図4の表410からの構成mまたはnのいずれかであることを決定してもよい。表410からの構成mまたはnは、LTE通信に利用可能ではないことがある。
【0060】
いくつかの他の態様では、基地局504は、
図4の表410からの構成のサブセットから狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(503)。たとえば、基地局504は、構成1、2、3、4、5、m、および/またはnから狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(503)。いくつかの態様では、構成0および6は狭帯域TDDフレーム構造のために使用されないことがあり、それは、構成0および6が他の構成と比較して少数のダウンリンクサブフレームを有するので、反復的な送信をサポートしないことがあるからである。
【0061】
基地局504がダウンリンク送信を反復するとき、基地局504は、ダウンリンク送信がダウンリンクサブフレームの各々において反復され得るように、少なくとも最小限の数のダウンリンクサブフレーム(たとえば、少なくとも3つのダウンリンクサブフレーム)を伴う狭帯域TDDフレーム構造を選んでもよい。
【0062】
いくつかの他の態様では、基地局504は、ダウンリンクサブフレーム上での送信からアップリンクサブフレームの監視へと切り替えるために、またはその逆を行うために、基地局504および/またはUE506によって使用される切替え周期に基づいて、狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(503)。たとえば、基地局504および/またはUE506によって使用される切替え周期がLTE TDDフレーム構造における切替え周期より長いとき(たとえば、構成0、1、2、3、4、5、および6)、構成mおよびnの切替え周期がともに10msより長い(たとえば、20ms)ので、基地局504は構成mとnのいずれを選択してもよい。
【0063】
第1の例では、基地局504によって決定される狭帯域TDDフレーム構造は構成nであることがある(たとえば、
図4参照)。構成nは、ダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、または特別サブフレームとして基地局504によって動的に各々構成されることがある、複数のフレキシブルサブフレームを含むことがある。構成nは、UE506が適切に送信を復号する確率を高めるために、(たとえば、チャネル条件に基づいて)ダウンリンク送信またはアップリンク送信を有するための柔軟性を基地局504に提供することがある。
【0064】
第2の例では、基地局504によって決定される狭帯域TDDフレーム構造は、構成3、4、5、m、またはnのうちの1つであることがある(たとえば、
図4参照)。構成3、4、5、m、およびnと関連付けられる狭帯域TDDフレーム構造は各々、少なくとも3つのダウンリンクサブフレームを含む(たとえば、構成nの中のフレキシブルサブフレームは、TDDフレーム構造が3つ以上のダウンリンクサブフレームを有するように、基地局504によって動的に構成されることがある)。
図5B〜
図5Dを参照して以下で説明されるように、少なくとも3つのダウンリンクサブフレームを伴う狭帯域TDDフレーム構造を使用することで、基地局504は、同じ無線フレームの異なるサブフレームにおいてNPSS、NSSS、およびNPBCHを送信することが可能になることがある。いくつかの態様では、NPSS、NSSS、およびNPBCHの反復は、同じサブフレームの中の複数のシンボルにわたってNPSS、NSSS、およびNPBCHを反復することによって実施されてもよい。構成4、5、m、またはn(たとえば、4つのダウンリンクサブフレームを伴う、または4つのダウンリンクサブフレームを用いて構成可能な構成)が、狭帯域TDDフレーム構造として使用されることが決定される場合、NSSS505を送信するために使用されるサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、SIB507も送信されてもよい。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成5であると基地局504が決定すると仮定すると、基地局504は、サブフレーム5においてNSSS505を送信し、サブフレーム7においてSIB507を送信してもよい。
【0065】
いくつかの態様では、基地局504は、ダウンリンク送信を反復するために少なくとも3つの連続するダウンリンクサブフレームを使用してもよい。狭帯域TDDフレーム構造が、3つ未満の連続するダウンリンクサブフレームを有する反復的なダウンリンク送信のために使用される場合(たとえば、
図4の構成0、1、および2)、反復的な送信が送信される時間長は、少なくとも3つの連続するダウンリンクサブフレームを伴う狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信される同じ数の反復の時間長と比較して、延長されることがある。たとえば、時間長は、送信を反復するために使用されるダウンリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームの間に位置する、アップリンクサブフレームおよび/または使用されないフレキシブルサブフレームの存在により、増大することがある。したがって、3つ未満の連続的なダウンリンクサブフレームを伴う狭帯域TDDフレーム構造を使用する反復的な送信にわたってチャネル条件が変化し得る確率は、少なくとも3つの連続するダウンリンクサブフレームを伴う狭帯域TDDフレーム構造を使用する反復的な送信と比較して、増大することがある。したがって、UE506は、3つ未満の連続するダウンリンクサブフレームを伴う狭帯域TDDフレーム構造において受信される反復的な送信を合成する可能性がより低いことがある。
【0066】
図5B〜
図5Dは、本開示のいくつかの態様による、狭帯域通信のために使用されることがあるデータフロー510を示す。たとえば、データフロー500は、基地局504および/またはUE506(たとえば、
図5Aの基地局504およびUE506)によって実行されてもよい。基地局504は、基地局102、180、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302'に相当することがある。UE506は、UE104、350、1150、1350、1550、1750、1950、2350に相当することがある。加えて、基地局504およびUE506は、狭帯域通信509(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使用して通信するように構成されることがある。たとえば、UE506は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであってもよい。
図5B〜
図5Dでは、任意選択の動作は点線で示されている。
【0067】
図5Bを参照すると、基地局504は、インバンドモード、ガードバンドモード、またはスタンドアロンモードで動作することがある(513)。いくつかの態様では、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造のグループ(たとえば、
図4の表410に列挙される構成)から狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造(
図5D参照)を決定してもよい(515)。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループの中の各々の狭帯域TDDフレーム構造は、以下で説明されるように、少なくとも1つの共通ダウンリンクサブフレームを含むことがある。
【0068】
NPSS
いくつかの態様では、基地局504は、NPSS521を送信する際に使用する共通サブフレームを複数の共通サブフレームから決定してもよい(517)。たとえば、決定された狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、またはmのうちの1つであるとき、NPSS521はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmの各々の中の共通ダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、決定された狭帯域TDDフレーム構造が表410に列挙される構成のサブセット(たとえば、構成1、2、3、4、5、または6のうちの1つ)から決定されるとき、NPSS521は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されてもよく、それは、サブフレーム0、5、および9が、構成1、2、3、4、5、および6の各々における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。加えて、かつ/または代わりに、NPSS521を送信するために使用されるサブフレームは、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存する(be a function of)ことがある。一例では、この依存性は、狭帯域TDDフレーム構造における第1のダウンリンクサブフレームがNPSS521を送信するために使用されてもよい、というものであってよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNPSSと関連付けられる周期(たとえば、20msごとに1回)は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNPSS(たとえば、10msごとに1回)と比較して、より短いことがあり、またはより長いことがある。NPSS送信の周期の短縮(たとえば、NPSSのより頻繁な送信)は、たとえば、NPSSキャリアおよびNPBCHキャリアが異なり、NPSSキャリアがFDDの場合ほど電力向上できない場合に、有用であることがある。そのような状況では、UE506は、カバレッジの拡大を達成するために、さらなるNPSS平均化を使用してもよい。NPBCH、NPSS、NSSS、SIBなどの送信を同じキャリアに収められるようにするには、NPSS送信の周期の延長(たとえば、NPSSのより稀な送信)が有用であることがある。
【0069】
いくつかの他の態様では、基地局504は、NPSS521と関連付けられるシーケンス(たとえば、Zadoff Chuシーケンス)を決定することがある(519)。いくつかの他の態様では、NPSSシーケンス521は、TDDモードまたは決定された狭帯域TDDフレーム構造のうちの少なくとも1つと関連付けられることがある。いくつかの他の態様では、NPSS521は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNPSSと同じシーケンスのセットを有することがある。FDD NPSSシーケンスは、ルートインデックスが5で長さが11のZadoff Chuシーケンスを備えることがあり、より良いタイミング特性をもたらすために、同じシーケンスが一部のシンボル上で符号反転されることがある。いくつかの他の態様では、NPSS521は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNPSSとは異なるシーケンスのセットを有することがある。いくつかの他の態様では、NPSS521は、FDDフレーム構造において送信されるNPSSとは異なるZadoff Chuシーケンスを初期化のために有することがある。いくつかの他の態様では、決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNPSS521は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNPSSとは異なるカバーコードを有することがある。狭帯域TDDのための異なるNPSSシーケンスの使用は、UEにおける処理に複雑さをもたらす可能性があるが、一部の帯域がTDDまたはFDDしかサポートしないことをUEが認識している場合、UE506は、そのような複雑さを減らすために、1つの対応するシーケンスだけにNPSS探索を制限してもよい。
【0070】
NSSS
図5Cを参照すると、基地局504は、決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してNSSS529を送信してもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNSSS529の周期は、1つおきの無線フレームのサブフレーム9において送信される、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNSSSの周期と比較して、同じであってもよい。
【0071】
代わりに、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNSSS529の周期は、1つおきの無線フレームのサブフレーム9において送信される、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNSSSの周期と比較して、延長されてもよい。したがって、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNSSS529の周期は、2つより多くの無線フレームであってもよい。NSSS529を送信する周期を延ばすことは、NPSS521/NSSS529およびNPBCH/SIBに対して別個のキャリアがある場合には有益であることがあり、それは、そうされなければNSSSサブフレームが使用可能ではないことがあるからである。また、NRSはNSSSキャリア上に存在しないことがあるので、追加のNSSS測定が必要であることがある。
【0072】
いくつかの態様では、NSSS529は、NPSS521を送信するために使用されるRBとは異なるRB(たとえば、キャリア)を使用して送信されてもよい。NPSS521の周期が短縮される(たとえば、NPSS521がすべての無線フレームにおいては送信されない)状況、または延長される(たとえば、NPSS521がそれぞれの無線フレームにおいて送信される、またはそれぞれの無線フレームで一度より多く送信される)状況では、NSSS529は、NPSS521を含まない無線フレームにおいて送信されることがある。PSS/SSSおよびPBCH/SIBのために別々のキャリアがあれば、周期を延長することには意味があることがあり、それは、そうされなければSSSサブフレームが使用可能ではないことがあるからである。また、NRSはそのキャリア上にもはや存在しないので、測定のためにさらなるSSSを必要とすることがある。
【0073】
加えて、かつ/または代わりに、NSSS529およびNPSS521は、NSSS529またはNPSS521の一方が偶数番号のサブフレームにおいて送信され、NSSS529またはNPSS521の他方が奇数番号のサブフレームにおいて送信されるように、多重化されてもよい。
【0074】
いくつかの態様では、基地局504は、NSSS529を送信するために上で説明された複数の共通サブフレームからある共通サブフレームを決定してもよい(517)。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NSSS529はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NSSS529は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、構成1、2、3、4、5、および6の各々における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。一例では、NSSSは特別サブフレームで送信されることがあり、これにより、NSSSの長さが、狭帯域TDD構成の場合と狭帯域FDD構成の場合とで異なるようになることがある。
【0075】
一態様では、基地局504は、NSSS529の周期、NSSS529の時間的な位置、またはNSSS529の周波数的な位置のうちの少なくとも1つを、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存して(as a function of)決定してもよい(523)。
【0076】
いくつかの態様では、UE506は、NSSS探索527を実行する間、狭帯域FDDフレーム構造と狭帯域TDDフレーム構造とを区別することが可能であってもよい。たとえば、狭帯域FDDフレーム構造が使用されるとき、基地局504は、奇数番号の無線フレームの中のサブフレーム5においてNPSS521を送信し、偶数番号の無線フレームの中のサブフレーム9においてNSSS529を送信してもよい。いくつかの他の態様では、基地局504は、奇数番号の無線フレームの中のサブフレーム0においてNPSS521を送信し、偶数番号の無線フレームの中のサブフレーム5においてNSSS529を送信してもよい。いくつかの他の態様では、基地局504は、偶数番号の無線フレームの中のサブフレーム5においてNPSS521を送信し、奇数番号の無線フレームの中のサブフレーム0においてNSSS529を送信してもよい。NPSS521およびNSSS529を送信するために使用されるサブフレーム番号と偶数/奇数無線フレームに基づいて、UE506は、基地局504によって狭帯域FDDフレーム構造が使用されるか、または狭帯域TDDフレーム構造が使用されるかを、(たとえば、基地局504からのシグナリングを伴わずに暗黙的に)決定することが可能であってもよい。加えて、かつ/または代わりに、UE506は、NSSS529に基づいて、セル識別情報(ID)およびタイミング情報を決定する(531)ことが可能であってもよい。たとえば、UE506は、セルIDおよび無線フレーム境界(たとえば、20msフレームの境界)を決定するためにNSSSを使用してもよい。
【0077】
図5Cを参照すると、基地局504は、NPSS521とNSSS529との間の所定の距離(たとえば、サブフレーム距離および/または無線フレーム境界)を決定し(525)、その所定の距離を使用して情報をUE506に伝えてもよい。たとえば、所定の距離は、基地局504によって使用されるTDDモード(たとえば、インバンドモード、ガードバンドモード、および/またはスタンドアロンモード)、FDDモード、決定された狭帯域TDDフレーム構造、TDDモードと関連付けられる帯域幅、または、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられ、NSSS529シーケンスを示すために使用される、theta_fすなわちθ
fのマッピングのうちの少なくとも1つと関連付けられる情報を伝えるように構成されてもよい。狭帯域FDDフレーム構造を使用する狭帯域通信では、θ
fのマッピングがNSSSシーケンスを示すために使用されてもよい。たとえば、θ
fは、
【数1】
として定義されてもよい。
狭帯域TDDフレーム構造を使用する狭帯域通信では、θ
fのマッピングは、n
fの値が異なることを除き、狭帯域FDDフレーム構造のために使用されるものと同じであってもよい。NPSS521とNSSS529との間の距離は、θ
fのマッピングを使用してNSSSシーケンスを決定するためにUE506が使用することがある、n
fの値を伝えるために使用されることがある。
【0078】
NPBCH
図5Dを参照すると、基地局504がインバンドモードで動作するとき、基地局504は、上で説明された共通サブフレームのいずれにおいてNPBCH535を送信するかを決定してもよい(533)。一態様では、基地局504は、NPSS521および/またはNSSS529を送信するために使用される狭帯域キャリアとは異なる狭帯域キャリアにおいてNPBCH535を送信してもよい。
【0079】
たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NPBCH535はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NPBCH535は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、グループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。代わりに、基地局504は、(たとえば、NSSS529を収容するために)NSSS529を含まない無線フレームにおいてNPBCH535を送信してもよい。
【0080】
いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用するNPBCH送信の周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用するNPBCH送信の周期と比較して短縮されてもよい。
【0081】
いくつかの状況では、UE506は、基地局504が狭帯域FDDフレーム構造を使用しているか、または狭帯域TDDフレーム構造を使用しているかを、NPBCH復号プロセスの前に知らないことがある。そのような状況では、UE506は、NPBCH復号プロセスの間に、基地局504が狭帯域FDDフレーム構造を使用しているか、または狭帯域TDDフレーム構造を使用しているかについて、仮定を行うことがある。UE506がフレーム構造のタイプを仮定するような状況を避けるために、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造が使用されていることをUE506に示すための情報をNPBCH535に含めてもよい。たとえば、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造が使用されていることを示すために、巡回冗長検査(CRC)マスキングをNPBCH535に含めてもよい。加えて、かつ/または代わりに、NPBCH535におけるCRCマスキングは、狭帯域TDDフレーム構造がどの構成(たとえば、
図4の表410参照)を使用するかをUE506に示してもよい。さらに、CRCマスキングを含めることは、レガシーUE(たとえば、TDDフレーム構造を使用する狭帯域通信のために構成されていないUE)がNPBCH535を復号しようと試みるのを防ぐことがある。
【0082】
いくつかの他の態様では、基地局504によって送信されるNPBCH535の周期、NPBCH535の時間的な位置、またはNPBCH535の周波数的な位置は、決定された狭帯域TDDフレーム構造に関連することがある。
【0083】
加えて、NPBCH535は、狭帯域TDDフレーム構造が使用されているかどうかをUE506に示すことがある第1のビット、狭帯域FDDフレーム構造が使用されているかどうかをUE506に示すことがある第2のビット、基地局504によって送信されるSIB537と関連付けられるRB位置もしくはサブフレーム位置を示す情報、またはSIB537を復号するために使用される情報を含んでもよい。別の態様では、NPBCH535は、狭帯域TDDフレーム構造が使用されているか、または狭帯域FDDフレーム構造が使用されているかをUE506に示すことがある、単一のビットを含んでもよい。
【0084】
SIB
いくつかの態様では、基地局504は、NPSS521、NSSS529、および/もしくはNPBCH535のうちの1つまたは複数を送信するために使用されるRBと同じRBならびに/または異なるRBを使用して、SIB537(たとえば、SIB-1)を送信してもよい。狭帯域通信509のために使用される帯域幅、展開のタイプ(たとえば、インバンドモード、ガードバンドモード、スタンドアロンモード)、および/またはNPBCH535と関連付けられる周波数の位置は、どのRBがSIB537を搬送するために使用されるかを推測するためにUE506によって使用されてもよい。
【0085】
いくつかの態様では、基地局504は、上で説明された共通のサブフレームのうちの1つを使用して、SIB537を送信してもよい。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つであるとき、SIB537はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、SIB537は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、構成1、2、3、4、5、および6の各々における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。代わりに、基地局504は、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存するダウンリンクサブフレームにおいてSIB537を送信してもよい(たとえば、第1のダウンリンクサブフレームにおいてSIB537を送信してもよい)。
【0086】
NRS
いくつかの態様では、基地局504は、狭帯域通信509のために決定される狭帯域TDDフレーム構造を使用して、狭帯域基準信号(NRS)541を送信してもよい。たとえば、基地局504は、SIB537および/またはNPBCH535を送信するためにも使用されるサブフレームを使用してNRSを送信してもよい。加えて、NRS541は、NPSS521および/またはNSSS529を送信するために使用される狭帯域キャリアとは異なる狭帯域キャリアを使用して送信されてもよい。
【0087】
いくつかの他の態様では、基地局504は、上で説明された共通のサブフレームのうちの1つを使用して、NRS541を送信してもよい。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NRS541はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。さらに、NRS541はサブフレーム1またはサブフレーム6で送信されることがあり、それは、サブフレーム1および6が特別サブフレーム(たとえば、ダウンリンクリソースを含む)または構成0、1、2、3、4、5、6、およびmの各々におけるダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NRS541は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、グループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。代わりに、基地局504は、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存しないダウンリンクサブフレームにおいてNRS541を送信してもよい。たとえば、基地局504によって送信されるNPBCH535(たとえば、ブロードキャストシグナリング)は、NRS541を送信するために使用されるダウンリンクサブフレームが決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存しないときに、NRS541を含むダウンリンクサブフレームをUE506に示すために使用されることがある。いくつかの態様では、ビットマップ539はNPBCH535に含まれることがある。
【0088】
一態様では、NRS541は、決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の特別サブフレームのDwPTS部分(たとえば、
図4参照)において、かつダウンリンクサブフレームにおいて送信されてもよい。一態様では、特別サブフレームのDwPTS部分およびダウンリンクサブフレームの中の同じシンボルが、NRS541を送信するために使用されることがある。NRS541が特別サブフレームのDwPTSにおいて送信されるとき、特別サブフレームのUpPTS部分がパンクチャリングされてもよい。
【0089】
いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNRS541の密度は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNRSの密度より高くてもよい。言い換えると、時間-周波数グリッドにおけるNRS541の占有率(たとえば、密度)は、狭帯域FDDフレーム構造よりも狭帯域TDDフレーム構造において高くてもよい。したがって、狭帯域TDDフレーム構造においてより高いパイロット密度が使用されることがあり、それは、狭帯域FDDフレーム構造とは異なり、狭帯域TDDフレーム構造では、チャネルの変動および/またはノイズの変動を平均化する際に用いるダウンリンクサブフレームの数がより少ないことがあるからである。いくつかの他の態様では、NRS541は、基地局504がCRSを送信するために使用するのと同じサブフレームにおいて送信されることがある。
【0090】
図6は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート600である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、504、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')によって実行されることがある。
図6では、任意選択の動作は点線で示されている。
【0091】
602において、基地局は、狭帯域通信のための帯域幅を決定してもよい。一態様では、狭帯域通信のための帯域幅は、基地局および/またはUEのいずれかによって何が送信されているかに応じて、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、または特別サブフレームとして構成されることがある、少なくとも1つのフレキシブルサブフレームを含んでもよい。たとえば、
図5Aを参照すると、基地局504はスタンドアロンモードで動作してもよく(501)、スタンドアロンモードと関連付けられる帯域幅(たとえば、基地局504が狭帯域通信509のために使用することを決定する帯域幅)は、LTE通信に利用可能な帯域幅とは異なることがある。
【0092】
604において、基地局は、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい。いくつかの構成では、狭帯域TDDフレーム構造は、2つ以上の連続するダウンリンクサブフレーム、または、ダウンリンクサブフレームもしくはアップリンクサブフレームのいずれかとして構成可能である1つまたは複数のフレキシブルサブフレームを含んでもよい。いくつかの他の構成では、ダウンリンクサブフレームを監視することと、アップリンクサブフレームを使用して送信を送信することとを切り替えるために、第1の時間長がUEによって使用されるとき、狭帯域TDDフレーム構造の両方の半分のフレームに、特別サブフレームが配置されてもよい。いくつかの他の構成では、ダウンリンクサブフレームを監視することと、アップリンクサブフレームを使用して送信を送信することとを切り替えるために、第1の時間長より長い第2の時間長がUEによって使用されるとき、特別サブフレームは、狭帯域TDDフレーム構造の第1の半分のフレームには配置されてもよいが、狭帯域TDDフレーム構造の第2の半分のフレームには配置されないことがある。いくつかの他の構成では、ダウンリンクサブフレームを監視することと、アップリンクサブフレームを使用して送信を送信することとを切り替えるために、第2の時間長より長い第3の時間長がUEによって使用されるとき、狭帯域TDDフレーム構造の中に特別サブフレームは存在しない。いくつかの他の構成では、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造は、異なるRATによって重複する周波数領域において活動的に使用されている別のTDDフレーム構造とは異なることがある。たとえば、
図5Aを参照すると、基地局504は、狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(503)。一態様では、基地局504によって決定される狭帯域TDDフレーム構造は、LTE通信に利用可能なLTE TDDフレーム構造と異なるTDDフレーム構造を含んでもよい。たとえば、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造が、
図4の表410からの構成mまたはnのいずれかであることを決定してもよい。基地局504がダウンリンク送信を反復するとき、基地局504は、ダウンリンク送信がダウンリンクサブフレームの各々において反復され得るように、少なくとも最小限の数のダウンリンクサブフレーム
(たとえば、少なくとも3つのダウンリンクサブフレーム)を伴う狭帯域TDDフレーム構造を選んでもよい。
図5B〜
図5Dを参照して上で説明されたように、少なくとも3つのダウンリンクサブフレームを伴う狭帯域TDDフレーム構造を使用することで、基地局504は、同じ無線フレームの異なるサブフレームにおいてNPSS、NSSS、およびNPBCHを送信することが可能になることがある。いくつかの態様では、NPSS、NSSS、およびNPBCHの反復は、同じサブフレームの中の複数のシンボルにわたってNPSS、NSSS、およびNPBCHを反復することによって実施されてもよい。加えて、かつ/または代わりに、基地局504は、ダウンリンクサブフレーム上での送信からアップリンクサブフレームの監視へと切り替えるために、またはその逆を行うために、基地局504および/またはUE506によって使用される切替え周期に基づいて、狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(503)。たとえば、基地局504および/またはUE506によって使用される切替え周期がLTE TDDフレーム構造における切替え周期より長いとき(たとえば、構成0、1、2、3、4、5、および6)、構成mおよびnの切替え周期がともに10msより長い(たとえば、20ms)ので、基地局504は構成mとnのいずれを選択してもよい。いくつかの構成では、狭帯域TDDフレーム構造(たとえば、
図4に示される構成mまたはn)は、2つ以上の連続するダウンリンクサブフレーム、または、ダウンリンクサブフレームもしくはアップリンクサブフレームのいずれかとして構成可能である1つまたは複数のフレキシブルサブフレームを含んでもよい。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造は、少なくとも3つの連続するダウンリンクサブフレーム(たとえば、
図4に示される構成3、4、5、およびm)を含んでもよい。いくつかの他の構成では、ダウンリンクサブフレームを監視することと、アップリンクサブフレームを使用して送信を送信することとを切り替えるために、第1の時間長がUE506によって使用されるとき、狭帯域TDDフレーム構造の両方の半分のフレームに、特別サブフレームが配置されてもよい(たとえば、
図4に示される構成0、1、2、および6)。いくつかの他の構成では、ダウンリンクサブフレームを監視することと、アップリンクサブフレームを使用して送信を送信することとを切り替えるために、第1の時間長より長い第2の時間長がUE506によって使用されるとき、特別サブフレームは、狭帯域TDDフレーム構造の第1の半分のフレームには配置されてもよいが、狭帯域TDDフレーム構造の第2の半分のフレームには配置されないことがある(たとえば、
図4に示される構成3、4、および5)。いくつかの他の構成では、ダウンリンクサブフレームを監視することと、アップリンクサブフレームを使用して送信を送信することとを切り替えるために、第2の時間長より長い第3の時間長がUE506によって使用されるとき、狭帯域TDDフレーム構造の中に特別サブフレームは存在しない(たとえば、
図4に示される構成m)。いくつかの他の構成では、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造(たとえば、
図4に示される構成mまたはn)は、異なるRATによって重複する周波数領域において活動的に使用されている別のTDDフレーム構造(たとえば、
図4に示される構成0、1、2、3、4、5、および6)とは異なることがある。
【0093】
606において、基地局は、狭帯域TDDフレーム構造の第1のサブフレームにおいてSIBを送信してもよい。たとえば、
図5Aを参照すると、構成4、5、m、またはnのうちの1つ(たとえば、4つのダウンリンクサブフレームを伴う構成、または4つのダウンリンクサブフレームを用いて構成可能な構成)が、狭帯域TDDフレーム構造として使用されることが決定される場合、
図5B〜
図5Dに関して上で論じられたように、NSSS505を送信するために使用されるサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、SIB507も送信されてもよい。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成5を含むと基地局504が決定すると仮定すると、基地局504は、サブフレーム5においてNSSS505を送信し、サブフレーム7においてSIB507を送信してもよく、またはその逆を行ってもよい。
【0094】
608において、基地局は、狭帯域TDDフレーム構造の第2のサブフレームにおいてSSSを送信してもよい。一態様では、第2のサブフレームは第1のサブフレームとは異なることがある。たとえば、
図5Aを参照すると、構成4、5、m、またはnのうちの1つ(たとえば、4つのダウンリンクサブフレームを伴う構成、または4つのダウンリンクサブフレームを用いて構成可能な構成)が、狭帯域TDDフレーム構造として使用されることが決定される場合、
図5B〜
図5Dを参照して上で論じられたように、NSSS505を送信するために使用されるサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、SIB507も送信されてもよい。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成5を含むと基地局504が決定すると仮定すると、基地局504は、サブフレーム5においてNSSS505を送信し、サブフレーム7においてSIB507を送信してもよく、またはその逆を行ってもよい。
【0095】
610において、基地局は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して、UEと通信してもよい。たとえば、
図5Aを参照すると、基地局504およびUE506は、狭帯域通信509(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使用して通信するように構成されることがある。
【0096】
図7は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート700である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、504、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')によって実行されることがある。
図7では、任意選択の動作は点線で示されている。
【0097】
702において、基地局は、狭帯域通信のためのTDDモードを決定してもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、インバンドモード、ガードバンドモード、またはスタンドアロンモードで動作することがある(513)。
【0098】
704において、基地局は、狭帯域TDDフレーム構造のグループからの狭帯域通信のためのTDDフレーム構造を決定してもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループの中の各狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームが、ダウンリンクサブフレームとして構成されてもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用するPSSと関連付けられる第1の周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用する第2のPSSの送信と関連付けられる第2の周期と比較して、延長されることがある。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造のグループ(たとえば、
図4の表410に列挙される構成)から狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(515)。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループの中の各々の狭帯域TDDフレーム構造は、少なくとも1つの共通ダウンリンクサブフレームを含むことがある。基地局504は、NPSS521を送信する際に共通サブフレームのいずれを使用するかを決定してもよい(515)。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NPSS521はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmの各々の中の共通ダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NPSS521は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されてもよく、それは、サブフレーム0、5、および9が、グループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。加えて、または代わりに、NPSS521を送信するために使用されるサブフレームは、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存することがある。一例では、この依存性は、狭帯域TDDフレーム構造における第1のダウンリンクサブフレームがNPSS521を送信するために使用されてもよい、というものであってよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造におけるNPSS送信と関連付けられる周期(たとえば、20msごとに1回)は、狭帯域FDDフレーム構造におけるNPSS送信と比較して、短縮されることがある。
【0099】
706において、基地局は、PSSを送信する際に使用するために、複数の共通サブフレームのうちの1つを決定してもよい。一態様では、複数の共通サブフレームのうちの1つは、狭帯域通信のために選択される狭帯域TDDフレーム構造に依存するものとして決定されてもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、NPSS521を送信する際に共通サブフレームのいずれを使用するかを決定してもよい(515)。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NPSS521はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。いくつかの他の態様では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NPSS521は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、グループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。加えて、または代わりに、NPSS521を送信するために使用されるサブフレームは、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存することがある。一例では、この依存性は、狭帯域TDDフレーム構造における第1のダウンリンクサブフレームがNPSS521を送信するために使用されてもよい、というものであってよい。いくつかの他の態様では、狭帯域TDDフレーム構造におけるNPSS送信と関連付けられる周期(たとえば、20msごとに1回)は、狭帯域FDDフレーム構造におけるNPSS送信と比較して、短縮されることがある。
【0100】
708において、基地局は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームを使用して、PSSを送信してもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用してPSSを送信することに関連付けられる第1の周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用した第2のPSSの送信と関連付けられる第2の周期と比較して、短縮または延長されてもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、NPSS521を送信する際に共通サブフレームのいずれを使用するかを決定してもよい(515)。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NPSS521はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NPSS521は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、グループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。加えて、または代わりに、NPSS521を送信するために使用されるサブフレームは、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存することがある。一例では、この依存性は、狭帯域TDDフレーム構造における第1のダウンリンクサブフレームがNPSS521を送信するために使用されてもよい、というものであってよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造におけるNPSS送信と関連付けられる周期性(たとえば、20msごとに1回)は、狭帯域FDDフレーム構造におけるNPSS送信と比較して、短縮されることがある。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造におけるNPSS送信と関連付けられる周期(たとえば、20msごとに1回)は、狭帯域FDDフレーム構造におけるNPSS送信と比較して、短縮されることがある。
【0101】
図8は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート800である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、504、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')によって実行されることがある。
【0102】
802において、基地局は、狭帯域通信のためのTDDモードを決定してもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、インバンドモード、ガードバンドモード、またはスタンドアロンモードで動作することがある(513)。
【0103】
804において、基地局は、狭帯域TDDフレーム構造のグループからの狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造のグループ(たとえば、
図4の表410に列挙される構成)から狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(515)。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループの中の各々の狭帯域TDDフレーム構造は、少なくとも1つの共通ダウンリンクサブフレームを含むことがある。基地局504は、NPSS521を送信する際に共通サブフレームのいずれを使用するかを決定してもよい(515)。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NPSS521はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NPSS521は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、構成1、2、3、4、5、および6の各々における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。加えて、または代わりに、NPSS521を送信するために使用されるサブフレームは、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存することがある。一例では、この依存性は、狭帯域TDDフレーム構造における第1のダウンリンクサブフレームがNPSS521を送信するために使用されてもよい、というものであってよい。
【0104】
806において、基地局は、狭帯域通信のために選択された狭帯域TDDフレーム構造を使用して、PSSを送信してもよい。一態様では、PSSシーケンスのセットは、TDDモードまたは決定された狭帯域TDDフレーム構造のうちの少なくとも1つと関連付けられることがある。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスのセットは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスの第2のセットと同じであってもよい。さらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスのセットは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスの第2のセットと異なってもよい。いくつかの他の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスのセットは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスの第2のセットとは異なる、初期化のためのZadoff Chuシーケンスを有することがある。いくつかの他の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスのセットは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスの第2のセットとは異なるカバーコードを有することがある。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、NPSS521と関連付けられるシーケンスを決定してもよい(519)。一態様では、NPSS521のシーケンスは、TDDモードまたは決定された狭帯域TDDフレーム構造のうちの少なくとも1つと関連付けられることがある。いくつかの態様では、決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNPSS521は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNPSSと同じシーケンスを有することがある。いくつかの他の態様では、決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNPSS521は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNPSSとは異なるシーケンスを有することがある。いくつかの他の態様では、決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNPSS521は、FDDフレーム構造において送信されるNPSSとは異なる、初期化のためのZadoff Chuシーケンスを有することがある。いくつかの他の態様では、決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNPSS521は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNPSSとは異なるカバーコードを有することがある。
【0105】
図9は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート900である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、504、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')によって実行されることがある。
図9では、任意選択の動作は点線を伴う。
【0106】
902において、基地局は、FDDモードまたはTDDモードを備える狭帯域通信フレーム構造と、狭帯域TDDフレーム構造のグループからの狭帯域通信のための特定のTDDフレーム構造とを決定してもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループの中の各狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームが、ダウンリンクサブフレームとして構成されてもよい。別の態様では、SSSは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループは、狭帯域通信に利用可能なすべての狭帯域TDDフレーム構造のサブセットを含んでもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造のグループ(たとえば、
図4の表410に列挙される構成)から狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(515)。狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NSSS529はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NSSS529は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、グループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。
【0107】
904において、基地局は、SSSシーケンスと、PSSを送信することとSSSを送信することとの間の所定の距離とを決定してもよい。一態様では、SSSシーケンスまたは所定の距離のうちの少なくとも1つは、狭帯域通信と関連付けられる情報をUEに伝えるように構成されてもよい。別の態様では、この情報は、TDDモード、FDDモード、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造、TDDモードと関連付けられる帯域幅、または、SSSもしくはPSSのうちの1つまたは複数を送信するために使用される第2のキャリアに対する、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)もしくはシステム情報ブロック(SIB)を送信するために使用される第1のキャリアの周波数オフセットのうちの、少なくとも1つを含んでもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、NPSS521とNSSS529との間の所定の距離(たとえば、サブフレーム距離)を決定し、その所定の距離を使用して情報をUE506に伝えてもよい。たとえば、所定の距離は、基地局504によって使用されるTDDモード(たとえば、インバンドモード、ガードバンドモード、および/またはスタンドアロンモード)、FDDモード、決定された狭帯域TDDフレーム構造、TDDモードと関連付けられる帯域幅、または、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられ、NSSS529シーケンスを示すために使用される、θ
fのマッピングのうちの少なくとも1つと関連付けられる情報を伝えるように構成されてもよい。狭帯域FDDフレーム構造を使用する狭帯域通信では、NSSSシーケンスを示すために使用されるθ
fのマッピングは、
【数2】
として定義されてもよい。狭帯域TDDフレーム構造を使用する狭帯域通信では、θ
fのマッピングは、n
fの値が異なることを除き、狭帯域FDDフレーム構造のために使用されるものと同じであってもよい。NPSS521とNSSS529との間の距離は、θ
fのマッピングを使用してNSSSシーケンスを決定するためにUE506が使用することがあるn
fの値を伝えるために使用されることがある。
【0108】
906において、基地局は、狭帯域TDDフレーム構造に少なくとも一部基づいて、SSSと関連付けられる周期、サブフレーム番号、および送信シーケンスを決定してもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、NSSS529は、NPSS521を送信するために使用されるRBとは異なるRB(たとえば、キャリア)を使用して送信されてもよい。NPSS521の周期が短縮される(たとえば、NPSS521がすべての無線フレームにおいては送信されない)構成では、NSSS529は、NPSS521を含まない無線フレームにおいて送信されることがある。一態様では、NSSS529は、NPSS521を送信するために使用されるのと同じサブフレーム番号においては送信されてよいが、NPSS521を含まない無線フレームにおいては送信されなくてもよい。たとえば、NPSS521が偶数番号の無線フレームの中のサブフレーム5において送信されると仮定すると、NSSS529は、奇数番号の無線フレームの中のサブフレーム5において送信されてもよい。代わりに、基地局504は、奇数番号の無線フレームの中のサブフレーム0においてNPSS521を送信し、偶数番号の無線フレームの中のサブフレーム5においてNSSS529を送信してもよい。別の構成では、基地局504は、偶数番号の無線フレームの中のサブフレーム5においてNPSS521を送信し、奇数番号の無線フレームの中のサブフレーム0においてNSSS529を送信してもよい。
【0109】
908において、基地局は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して、PSSを送信してもよい。ある態様では、PSSは、SSSとは異なる狭帯域キャリア上で送信されてもよい。別の態様では、PSSは特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、PSSはすべてのフレームにおいては送信されなくてもよい。さらなる態様では、SSSは、PSSが送信されない少なくとも1つのフレームにおいて、特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらに別の態様では、PSSは特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。またさらなる態様では、SSSは特定のサブフレーム以外のサブフレームを使用して送信されてもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、NSSS529は、NPSS521を送信するために使用されるRBとは異なるRB(たとえば、キャリア)を使用して送信されてもよい。NPSS521の周期が短縮される(たとえば、NPSS521がすべての無線フレームにおいては送信されない)構成では、NSSS529は、NPSS521を含まない無線フレームにおいて送信されることがある。一態様では、NSSS529は、NPSS521を送信するために使用されるのと同じサブフレーム番号においては送信されてよいが、NPSS521を含まない無線フレームにおいては送信されなくてよい。たとえば、NPSS521が偶数番号の無線フレームの中のサブフレーム5において送信されると仮定すると、NSSS529は、奇数番号の無線フレームの中のサブフレーム5において送信されてもよい。代わりに、基地局504は、奇数番号の無線フレームの中のサブフレーム0においてNPSS521を送信し、偶数番号の無線フレームの中のサブフレーム5においてNSSS529を送信してもよい。別の構成では、基地局504は、偶数番号の無線フレームの中のサブフレーム5においてNPSS521を送信し、奇数番号の無線フレームの中のサブフレーム0においてNSSS529を送信してもよい。
【0110】
910において、基地局は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して、SSSを送信してもよい。一態様では、SSSは、フレーム内の同じサブフレームにおいて、2フレーム以上の周期で送信されてもよい。ある態様では、SSSは、多くても1つおきのフレームにおいて同じサブフレームを使用して送信されてもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用してSSSを送信することに関連付けられる周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用する第2のSSSの送信と関連付けられる周期と比較して、延長または短縮されてもよい。さらなる態様では、SSSを送信することに関連付けられる周期、SSSを送信することに関連付けられる時間的な位置、またはSSSを送信することに関連付けられる周波数的な位置のうちの少なくとも1つは、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造に関する。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してNSSS529を送信してもよい。一態様では、NSSS529は、1つおきの無線フレームの中の同じサブフレームにおいて送信されてもよい。言い換えると、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNSSS529の周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNSSSの周期と比較して短縮されてもよい。基地局504は、NSSS529の周期、NSSS529の時間的な位置、またはNSSS529の周波数的な位置のうちの少なくとも1つを、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存して決定してもよい(523)。
【0111】
図10は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1000である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、504、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')によって実行されることがある。
【0112】
1002において、基地局は、FDDフレーム構造またはTDDフレーム構造を備える狭帯域通信フレーム構造と、狭帯域TDDフレーム構造構成のグループからの狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造構成とを決定してもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、FDDフレーム構造、または、狭帯域TDDフレーム構造のグループ(たとえば、
図4の表410に列挙される構成)からの狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造構成を含むTDDフレーム構造のいずれかを使用することを決定してもよい(515)。
【0113】
1004において、基地局は、狭帯域通信フレーム構造またはTDDフレーム構造構成に基づいて、BCHまたはSIB1のうちの少なくとも1つを送信するための、1つまたは複数の狭帯域キャリアおよび1つまたは複数の狭帯域キャリア内のサブフレームを決定してもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、SIB(たとえば、SIB1)および/またはBCHを送信するための、1つまたは複数の狭帯域キャリアおよび1つまたは複数の狭帯域キャリア内のサブフレームを決定してもよい。基地局504は、NPSS521、NSSS529、および/もしくはNPBCH535のうちの1つまたは複数を送信するために使用されるRBと同じRB(たとえば、キャリア)または異なるRBを使用して、SIB537を送信してもよい。狭帯域通信509のために使用される帯域幅、展開のタイプ(たとえば、インバンドモード、ガードバンドモード、スタンドアロンモード)、および/またはNPBCH535と関連付けられる周波数の位置は、どのRBがSIB537をUE506に搬送するために使用されるかを推測するためにUE506によって使用されてもよい。
【0114】
1006において、基地局は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して、PSSと、SSSと、BCHまたはSIB1のうちの少なくとも1つとを送信してもよい。一態様では、BCHおよび/またはSIBを送信するために使用されるキャリアは、PSSまたはSSSのうちの1つまたは複数を送信するために使用されるキャリアと異なってもよい。別の態様では、BCHを送信するために使用される狭帯域キャリアは、PSSまたはSSSのうちの1つまたは複数を送信するために使用される狭帯域キャリアと異なってもよい。別の態様では、BCHは、1つおきの無線フレームにおいて1つまたは複数のサブフレームを使用して送信されてもよい。いくつかの他の態様では、SSSは、1つおきのフレームにおいて特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。いくつかの他の態様では、BCHは、SSSが送信されない各フレームにおいて特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。いくつかの他の態様では、BCHを送信することに関連付けられる周期は、FDDフレーム構造またはTDDフレーム構造のいずれが狭帯域通信のために使用されているかを示すために使用されてもよい。いくつかの他の態様では、BCHを送信することに関連付けられる周期、BCHを送信することに関連付けられる時間的な位置、またはBCHを送信することに関連付けられる周波数的な位置のうちの少なくとも1つが、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造、PSSもしくはSSSを含む第2のキャリア、またはPSSもしくはSSS上で送信される情報のうちの1つまたは複数に関連することがある。いくつかの他の態様では、BCHを送信するために使用される第1のキャリアは、PSSまたはSSSのうちの1つまたは複数を送信するために使用される第2のキャリアに関して、固定された周波数オフセットを伴って配置されてもよい。いくつかの他の態様では、BCHは、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造構成、狭帯域通信がFDDフレーム構造を使用するかTDDフレーム構造を使用するか、または、SIB1と関連付けられるキャリア位置もしくはサブフレーム位置のうちの少なくとも1つを示す情報を含む。いくつかの他の態様では、この情報は、ペイロードの中に追加のビットを含めること、追加のビットに基づいて異な
るCRCマスクを使用すること、または追加のビットに基づいて異なるスクランブリングコードを使用することのうちの少なくとも1つによって、BCHに含められてもよい。いくつかの他の態様では、第1のキャリアは、第1のキャリアがPSSおよびSSSを送信するために使用される第2のキャリアと異なるとき、BCHとSIB1の両方を送信するために使用されることがある。いくつかの他の態様では、SIB1は、BCHを送信するために使用される第1のキャリアとは異なるキャリアを使用して送信されてもよい。いくつかの他の態様では、PSSキャリア位置に対する狭帯域キャリアの位置、またはSIB1を送信するために使用されるサブフレームのうちの少なくとも1つが、狭帯域通信のために決定される狭帯域フレーム構造と関連付けられてもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してNPBCH535を送信してもよい。一態様では、基地局504は、NPSS521および/またはNSSS529を送信するために使用されるRBとは異なるRBにおいてNPBCH535を送信してもよい。UE506は、基地局504が狭帯域FDDフレーム構造を使用しているか、または狭帯域TDDフレーム構造を使用しているかを、NPBCH復号プロセスの前に知らないことがある。そのような状況では、UE506は、NPBCH復号プロセスの間に、基地局504が狭帯域FDDフレーム構造を使用しているか、または狭帯域TDDフレーム構造を使用しているかについて、仮定を行うことがある。UE506がフレーム構造のタイプを仮定するような状況を避けるために、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造が使用されていることをUE506に示すための情報をNPBCH535に含めてもよい。たとえば、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造が使用されていることを示すために、CRCマスキングをNPBCH535に含めてもよい。加えて、CRCマスキングを含めることは、レガシーUE(たとえば、TDDフレーム構造を使用する狭帯域通信のために構成されていないUE)がNPBCH535を復号しようと試みるのを防ぐことがある。いくつかの態様では、基地局504によって送信されるNPBCH535の周期、NPBCH535の時間的な位置、またはNPBCH535の周波数的な位置は、決定された狭帯域TDDフレーム構造に関連することがある。加えて、NPBCH535は、狭帯域TDDフレーム構造が使用されているかどうかをUE506に示すことがある第1のビット、狭帯域FDDフレーム構造が使用されているかどうかをUE506に示すことがある第2のビット、基地局504によって送信されるSIB537と関連付けられるRB位置もしくはサブフレーム位置を示す情報、またはSIB537を復号するために使用される情報を含んでもよい。
【0115】
図11は、例示的な装置1102における異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー
図1100である。装置は、UE1150(たとえば、UE104、350、506、1350、1550、1750、1950、2350)と狭帯域通信(たとえば、NB-IoT通信またはeMTC)している基地局(たとえば、基地局102、180、310、504、装置1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')であってもよい。装置は、受信構成要素1104、決定構成要素1106、および送信構成要素1108を含んでもよい。
【0116】
決定構成要素1106は、狭帯域通信のための帯域幅を決定するように構成されてもよい。一態様では、狭帯域通信のための帯域幅は、LTE通信に利用可能な帯域幅と異なることがある。決定構成要素1106は、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するように構成されてもよい。ある態様では、狭帯域TDDフレーム構造は、LTE通信に利用可能なLTE TDDフレーム構造と異なってもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造におけるダウンリンクサブフレームからアップリンクサブフレームへの切替え周期は、LTE TDDフレーム構造における切替え周期より長くてもよい。さらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造は、少なくとも3つの連続するダウンリンクサブフレームを有する。決定構成要素1106は、狭帯域通信のための帯域幅と関連付けられる情報および/または狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を含む信号1101を、送信構成要素1108に送信するように構成されてもよい。
【0117】
送信構成要素1108は、狭帯域TDDフレーム構造の第1のフレームにおいてSIB1103をUE1150に送信するように構成されてもよい。送信構成要素1108は、狭帯域TDDフレーム構造の第2のサブフレームにおいてSSS1103を送信するように構成されてもよい。一態様では、第2のサブフレームは第1のサブフレームとは異なることがある。送信構成要素1108は、狭帯域通信のための帯域幅と関連付けられる情報1103および/または狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造の情報1103のうちの1つまたは複数と関連付けられる情報をUE1150に送信するように構成されてもよい。
【0118】
受信構成要素1104および/または送信構成要素1108は、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造を使用して、UE1150と通信する(1103、1105)ように構成されてもよい。たとえば、受信構成要素1104は、UE1150から狭帯域アップリンク送信1105を受信するように構成されてもよい。送信構成要素1108は、1つまたは複数の狭帯域ダウンリンク送信1103をUE1150に送信するように構成されてもよい。
【0119】
装置は、
図6の上述のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含んでもよい。したがって、上述の
図6のフローチャートにおける各ブロックは構成要素によって実行されてもよく、装置はそれらの構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0120】
図12は、処理システム1214を利用する装置1102'のハードウェア実装形態の例を示す
図1200である。処理システム1214は、バス1224によって全般に表されるバスアーキテクチャで実装されてもよい。バス1224は、処理システム1214の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含んでもよい。バス1224は、プロセッサ1204によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1104、1106、1108と、コンピュータ可読媒体/メモリ1206とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス1224はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぐことがあるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
【0121】
処理システム1214は、トランシーバ1210に結合されてもよい。トランシーバ1210は、1つまたは複数のアンテナ1220に結合される。トランシーバ1210は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1210は、1つまたは複数のアンテナ1220から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1214、特に受信構成要素1104に与える。加えて、トランシーバ1210は、処理システム1214、特に送信構成要素1108から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1220に印加されるべき信号を生成する。処理システム1214は、コンピュータ可読媒体/メモリ1206に結合されたプロセッサ1204を含む。プロセッサ1204は、コンピュータ可読媒体/メモリ1206に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1204によって実行されると、任意の特定の装置に対して、上で説明された様々な機能を処理システム1214に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1206はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1204によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム1214は、構成要素1104、1106、1108のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1204内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1206の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1204に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム1214は、eNB310の構成要素であってもよく、メモリ376、ならびに/または、TXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0122】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1102/1102'は、狭帯域通信のための帯域幅を決定するための手段を含んでもよい。一態様では、狭帯域通信のための帯域幅は、LTE通信に利用可能な帯域幅と異なることがある。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1102/1102'は、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するための手段を含んでもよい。ある態様では、狭帯域TDDフレーム構造は、LTE通信に利用可能なLTE TDDフレーム構造と異なってもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造におけるダウンリンクサブフレームからアップリンクサブフレームへの切替え周期は、LTE TDDフレーム構造における切替え周期より長くてもよい。さらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造は、少なくとも3つの連続するダウンリンクサブフレームを有する。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1102/1102'は、狭帯域TDDフレーム構造の第1のフレーム構造においてSIBを送信するための手段を含んでもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1102/1102'は、狭帯域TDDフレーム構造の第2のフレームにおいてSSSを送信するための手段を含んでもよい。一態様では、第2のサブフレームは第1のサブフレームとは異なることがある。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1102/1102'は、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造を使用してUEと通信するための手段を含んでもよい。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置1102および/または装置1102'の処理システム1214の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように、処理システム1214は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含んでもよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であってもよい。
【0123】
図13は、例示的な装置1302における異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー
図1300である。装置は、UE1350(たとえば、UE104、350、506、1150、1550、1750、1950、2350)と狭帯域通信(たとえば、NB-IoT通信またはeMTC)している基地局(たとえば、基地局102、180、310、504、装置1102/1102'、1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')であってもよい。装置は、受信構成要素1304、決定構成要素1306、および送信構成要素1308を含んでもよい。
【0124】
決定構成要素1306は、狭帯域通信のためのTDDモードを決定するように構成されてもよい。決定構成要素1306はまた、狭帯域TDDフレーム構造のグループから狭帯域通信のためのTDDフレーム構造を決定するように構成されてもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループの中の各狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームが、ダウンリンクサブフレームとして構成されてもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用するPSSと関連付けられる第1の周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用する第2のPSSの送信と関連付けられる第2の周期と比較して、延長されることがある。決定構成要素1306は、PSSを送信する際に使用するために、複数の共通サブフレームのうちの1つを決定するように構成されてもよい。一態様では、複数の共通サブフレームのうちの1つは、狭帯域通信のために選択される狭帯域TDDフレーム構造に依存するものとして決定されてもよい。決定構成要素1306は、狭帯域通信のためのTDDモード、狭帯域通信のためのTDDフレーム構造、および/または複数の共通サブフレームのうちの1つのうちの、1つまたは複数と関連付けられる情報を含む信号1301を、送信構成要素1308に送信するように構成されてもよい。
【0125】
送信構成要素1308は、狭帯域通信のためのTDDモード、狭帯域通信のためのTDDフレーム構造、および/または複数の共通サブフレームのうちの1つのうちの、1つまたは複数と関連付けられる情報1303を、UE1350に送信するように構成されてもよい。送信構成要素1308はまた、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームを使用して、PSS1303(たとえば、NPSS)を送信するように構成されてもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用してPSS1303を送信することに関連付けられる第1の周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用する第2のPSS1303の送信と関連付けられる第2の周期と比較して、延長されてもよい。
【0126】
受信構成要素1304および/または送信構成要素1308は、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造を使用して、UE1350と通信する(1303、1305)ように構成されてもよい。たとえば、受信構成要素1304は、UE1350から狭帯域アップリンク送信1305を受信するように構成されてもよい。送信構成要素1308は、1つまたは複数の狭帯域ダウンリンク送信1303をUE1350に送信するように構成されてもよい。
【0127】
装置は、
図7の上述のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含んでもよい。したがって、上述の
図7のフローチャートにおける各ブロックは構成要素によって実行されてもよく、装置はそれらの構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0128】
図14は、処理システム1414を利用する装置1302'のハードウェア実装形態の例を示す
図1400である。処理システム1414は、バス1424によって全般に表されるバスアーキテクチャで実装されてもよい。バス1424は、処理システム1414の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含んでもよい。バス1424は、プロセッサ1404によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1304、1306、1308と、コンピュータ可読媒体/メモリ1406とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス1424はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぐことがあるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
【0129】
処理システム1414は、トランシーバ1410に結合されてもよい。トランシーバ1410は、1つまたは複数のアンテナ1420に結合される。トランシーバ1410は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1410は、1つまたは複数のアンテナ1420から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1414、特に受信構成要素1304に与える。加えて、トランシーバ1410は、処理システム1414から、特に送信構成要素1308から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1420に印加されるべき信号を生成する。処理システム1414は、コンピュータ可読媒体/メモリ1406に結合されたプロセッサ1404を含む。プロセッサ1404は、コンピュータ可読媒体/メモリ1406に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1404によって実行されると、任意の特定の装置に対して、上で説明された様々な機能を処理システム1414に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1406はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1404によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム1414は、構成要素1304、1306、1308のうちの少なくとも1つをさらに含む。構成要素は、プロセッサ1404の中で実行するソフトウェア構成要素であるか、コンピュータ可読媒体/メモリ1406の中に常駐する/記憶されるか、プロセッサ1404に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム1414は、基地局310の構成要素であることがあり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含むことがある。
【0130】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1302/1302'は、狭帯域通信のためのTDDモードを決定するための手段を含んでもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1302/1302'は、狭帯域TDDフレーム構造のグループから狭帯域通信のためのTDDフレーム構造を決定するための手段を含んでもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループの中の各狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームが、ダウンリンクサブフレームとして構成されてもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用するPSSと関連付けられる第1の周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用する第2のPSSの送信と関連付けられる第2の周期と比較して、延長されることがある。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1302/1302'は、PSSを送信する際に使用するために複数の共通サブフレームのうちの1つを決定するための手段を含んでもよい。一構成では、複数の共通サブフレームのうちの1つは、狭帯域通信のために選択される狭帯域TDDフレーム構造に依存するものとして決定されてもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1302/1302'は、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造において少なくとも1つの共通サブフレームを使用してPSSを送信するための手段を含んでもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用してPSSを送信することに関連付けられる第1の周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用する第2のPSSの送信と関連付けられる第2の周期と比較して、延長されてもよい。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置1302および/または装置1302'の処理システム1414の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように、処理システム1414は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含んでもよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であってもよい。
【0131】
図15は、例示的な装置1502における異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー
図1500である。装置は、UE1550(たとえば、UE104、350、506、1150、1350、1750、1950、2350)と狭帯域通信(たとえば、NB-IoT通信またはeMTC)している基地局(たとえば、基地局102、180、310、504、装置1102/1102'、1302/1302'、1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')であってもよい。装置は、受信構成要素1504、決定構成要素1506、および送信構成要素1508を含んでもよい。
【0132】
決定構成要素1506は、狭帯域通信のためのTDDモードを決定するように構成されてもよい。決定構成要素1506は、狭帯域TDDフレーム構造のグループから狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するように構成されてもよい。決定構成要素1506は、狭帯域通信のためのTDDモードまたは狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造のうちの1つまたは複数と関連付けられる情報を含む信号1501を送信するように構成されてもよい。
【0133】
送信構成要素1508は、狭帯域通信のために選択される狭帯域TDDフレーム構造を使用してPSS1503を送信するように構成されてもよい。一態様では、PSS1503のシーケンスは、TDDモードまたは決定された狭帯域TDDフレーム構造のうちの少なくとも1つと関連付けられることがある。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信される第2のPSSシーケンスと同じであってもよい。さらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信される第2のPSSシーケンスと異なってもよい。いくつかの他の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信される第2のPSSシーケンスとは異なる、初期化のためのZadoff Chuシーケンスを有することがある。いくつかの他の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信される第2のPSSシーケンスとは異なるカバーコードを有することがある。送信構成要素1508は、狭帯域通信のためのTDDモードまたは狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造のうちの1つまたは複数と関連付けられる情報1503を送信するように構成されてもよい。
【0134】
受信構成要素1504および/または送信構成要素1508は、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造を使用して、UE1550と通信する(1503、1505)ように構成されてもよい。たとえば、受信構成要素1504は、UE1550から狭帯域アップリンク送信1505を受信するように構成されてもよい。送信構成要素1508は、1つまたは複数の狭帯域ダウンリンク送信1503をUE1550に送信するように構成されてもよい。
【0135】
装置は、
図8の上述のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含んでもよい。したがって、
図8の上述のフローチャート中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行されてもよく、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0136】
図16は、処理システム1614を利用する装置1502'のハードウェア実装形態の例を示す
図1600である。処理システム1614は、バス1624によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装されてもよい。バス1624は、処理システム1614の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含んでもよい。バス1624は、プロセッサ1604によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1504、1506、1508と、コンピュータ可読媒体/メモリ1606とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス1624はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぐことがあるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
【0137】
処理システム1614は、トランシーバ1610に結合されてもよい。トランシーバ1610は、1つまたは複数のアンテナ1620に結合される。トランシーバ1610は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1610は、1つまたは複数のアンテナ1620から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1614、特に受信構成要素1504に与える。加えて、トランシーバ1610は、処理システム1614、特に送信構成要素1508から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1620に印加されるべき信号を生成する。処理システム1614は、コンピュータ可読媒体/メモリ1606に結合されたプロセッサ1604を含む。プロセッサ1604は、コンピュータ可読媒体/メモリ1606に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1604によって実行されると、任意の特定の装置に対して、上で説明された様々な機能を処理システム1614に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1606はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1604によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム1614は、構成要素1504、1506、1508のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1604内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1606の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1604に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム1614は、基地局310の構成要素であることがあり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含むことがある。
【0138】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1502/1502'は、狭帯域通信のためのTDDモードを決定するための手段を含んでもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1502/1502'は、狭帯域TDDフレーム構造のグループから狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するための手段を含んでもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1502/1502'は、狭帯域通信のために選択される狭帯域TDDフレーム構造を使用してPSSを送信するための手段を含んでもよい。一態様では、PSSのシーケンスは、TDDモードまたは決定された狭帯域TDDフレーム構造のうちの少なくとも1つと関連付けられることがある。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信される第2のPSSシーケンスと同じであってもよい。さらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信される第2のPSSシーケンスと異なってもよい。いくつかの他の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信される第2のPSSシーケンスとは異なる、初期化のためのZadoff Chuシーケンスを有することがある。いくつかの他の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるPSSシーケンスは、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信される第2のPSSシーケンスとは異なるカバーコードを有することがある。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置1502および/または装置1502'の処理システム1614の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように、処理システム1614は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含んでもよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であってもよい。
【0139】
図17は、例示的な装置1702における異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー
図1700である。装置は、UE1750(たとえば、UE104、350、506、1150、1350、1550、1950、2350)と狭帯域通信(たとえば、NB-IoT通信またはeMTC)している基地局(たとえば、基地局102、180、310、504、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702'、1902/1902'、2302/2302')であってもよい。装置は、受信構成要素1704、決定構成要素1706、および送信構成要素1708を含んでもよい。
【0140】
決定構成要素1706はまた、狭帯域TDDフレーム構造のグループから狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するように構成されてもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループの中の各狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームが、ダウンリンクサブフレームとして構成されてもよい。別の態様では、SSSは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループは、狭帯域通信に利用可能なすべての狭帯域TDDフレーム構造のサブセットを含んでもよい。決定構成要素1706は、SSSシーケンスと、PSSを送信することとSSSを送信することとの間の所定の距離とを決定するように構成されてもよい。一態様では、SSSシーケンスまたは所定の距離のうちの少なくとも1つは、狭帯域通信と関連付けられる情報をユーザ機器に伝えるために使用されてもよい。別の態様では、この情報は、TDDモード、FDDモード、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造、TDDモードと関連付けられる帯域幅、または、SSSもしくはPSSのうちの1つまたは複数を送信するために使用される第2のキャリアに対する、PBCHもしくはSIBを送信するために使用される第1のキャリアの周波数オフセットのうちの、少なくとも1つを含んでもよい。決定構成要素1706は、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造、および/またはPSSを送信することとSSSを送信することとの間の所定の距離のうちの少なくとも1つと関連付けられる情報を含む信号1701を、送信構成要素1708に送信するように構成されてもよい。
【0141】
送信構成要素1708は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してPSS1703を送信するように構成されてもよい。ある態様では、PSS1703は、SSSとは異なる狭帯域キャリア上で送信されてもよい。別の態様では、PSS1703は特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、PSS1703はすべてのフレームにおいては送信されなくてもよい。さらなる態様では、SSS1703は、PSS1703が送信されない少なくとも1つのフレームにおいて、特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらに別の態様では、PSS1703は特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。またさらなる態様では、SSS1703は特定のサブフレーム以外のサブフレームを使用して送信されてもよい。送信構成要素1708は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してSSS1703を送信するように構成されてもよい。一態様では、SSSは、フレーム内の同じサブフレームにおいて、2フレーム以上の周期性で送信されてもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用してSSS1703を送信することに関連付けられる周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用する第2のSSS1703の送信と関連付けられる周期と比較して、短縮されてもよい。さらなる態様では、SSS1703を送信することに関連付けられる周期、SSS1703を送信することに関連付けられる時間的な位置、またはSSS1703を送信することに関連付けられる周波数的な位置のうちの少なくとも1つは、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造に関する。
【0142】
受信構成要素1704および/または送信構成要素1708は、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造を使用して、UE1750と通信する(1703、1705)ように構成されてもよい。たとえば、受信構成要素1704は、UE1750から狭帯域アップリンク送信1705を受信するように構成されてもよい。送信構成要素1708は、1つまたは複数の狭帯域ダウンリンク送信1703をUE1750に送信するように構成されてもよい。
【0143】
装置は、
図9の上述のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含んでもよい。したがって、上述の
図9のフローチャートにおける各ブロックは構成要素によって実行されてもよく、装置はそれらの構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0144】
図18は、処理システム1814を利用する装置1702'のハードウェア実装形態の例を示す
図1800である。処理システム1814は、バス1824によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装されてもよい。バス1824は、処理システム1814の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含んでもよい。バス1824は、プロセッサ1804によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1704、1706、1708と、コンピュータ可読媒体/メモリ1806とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス1824はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぐことがあるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
【0145】
処理システム1814は、トランシーバ1810に結合されてもよい。トランシーバ1810は、1つまたは複数のアンテナ1820に結合される。トランシーバ1810は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1810は、1つまたは複数のアンテナ1820から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1814、特に受信構成要素1704に与える。加えて、トランシーバ1810は、処理システム1814、特に送信構成要素1708から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1820に印加されるべき信号を生成する。処理システム1814は、コンピュータ可読媒体/メモリ1806に結合されたプロセッサ1804を含む。プロセッサ1804は、コンピュータ可読媒体/メモリ1806に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1804によって実行されると、任意の特定の装置に対して、上で説明された様々な機能を処理システム1814に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1806はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1804によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム1814は、構成要素1704、1706、1708のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1804内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1806の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1804に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム1814は、基地局310の構成要素であることがあり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含むことがある。
【0146】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1702/1702'は、狭帯域TDDフレーム構造のグループから狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するための手段を含んでもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループの中の各狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームが、ダウンリンクサブフレームとして構成されてもよい。別の態様では、SSSは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の少なくとも1つの共通サブフレームを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造のグループは、狭帯域通信に利用可能なすべての狭帯域TDDフレーム構造のサブセットを含んでもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1702/1702'は、SSSシーケンスと、PSSを送信することとSSSを送信することとの間の所定の距離とを決定するための手段を含んでもよい。一態様では、SSSシーケンスまたは所定の距離のうちの少なくとも1つは、狭帯域通信と関連付けられる情報をユーザ機器に伝えるために使用されてもよい。別の態様では、この情報は、TDDモード、FDDモード、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造、TDDモードと関連付けられる帯域幅、または、SSSもしくはPSSのうちの1つまたは複数を送信するために使用される第2のキャリアに対する、PBCHもしくはSIBを送信するために使用される第1のキャリアの周波数オフセットのうちの、少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1702/1702'は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してPSSを送信するための手段を含んでもよい。ある態様では、PSSは、SSSとは異なる狭帯域キャリア上で送信されてもよい。別の態様では、PSSは特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、PSSはすべてのフレームにおいては送信されなくてもよい。さらなる態様では、SSSは、PSSが送信されない少なくとも1つのフレームにおいて、特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、SSSは特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらに別の態様では、BCHは特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1702/1702'は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してSSSを送信するための手段を含んでもよい。一態様では、SSSは、フレーム内の同じサブフレームにおいて、2フレーム以上の周期性で送信されてもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用してSSSを送信することに関連付けられる周期は、狭帯域FDDフレーム構造を使用する第2のSSSの送信と関連付けられる周期と比較して、短縮されてもよい。さらなる態様では、SSSを送信することに関連付けられる周期、SSSを送信することに関連付けられる時間的な位置、またはSSSを送信することに関連付けられる周波数的な位置のうちの少なくとも1つは、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造に関する。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置1702および/または装置1702'の処理システム1814の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように、処理システム1814は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含んでもよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であってもよい。
【0147】
図19は、例示的な装置1902における異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー
図1900である。装置は、UE1950(たとえば、UE104、350、506、1150、1350、1550、1750、2350)と狭帯域通信(たとえば、NB-IoT通信またはeMTC)している基地局(たとえば、基地局102、180、310、504、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902'、2302/2302')であってもよい。装置は、受信構成要素1904、決定構成要素1906、および送信構成要素1908を含んでもよい。
【0148】
決定構成要素1906はまた、狭帯域TDDフレーム構造のグループからの狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するように構成されてもよい。決定構成要素1906は、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられる情報を含む信号1901を、送信構成要素1908に送信するように構成されてもよい。
【0149】
送信構成要素1908は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してPSS1903、SSS1903、およびBCH1903を送信するように構成されてもよい。一態様では、BCH1903を送信するために使用されるリソースブロックは、PSS1903またはSSS1903のうちの1つまたは複数を送信するために使用されるリソースブロックと異なってもよい。別の態様では、BCH1903は、1つおきの無線フレームにおいて1つまたは複数のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、SSS1903は、1つおきのフレームにおいて特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらに別の態様では、BCH1903は、SSSが送信されない各フレームにおいて特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。またさらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用してBCH1903を送信することに関連付けられる第1の周期は、FDDフレーム構造を使用してBCH1903を送信することに関連付けられる第2の周期と比較して、短縮されてもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を示すために、CRCマスキングがBCH1903に含まれてもよい。別の態様では、BCH1903を送信することに関連付けられる周期、BCHを送信することに関連付けられる時間的な位置、またはBCH1903を送信することに関連付けられる周波数的な位置のうちの少なくとも1つは、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造に関することがある。別の態様では、BCH1903は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を示す第1のビット、狭帯域通信のために決定されたFDDフレーム構造を示す第2のビット、またはSIB1903と関連付けられるリソースブロック位置もしくはサブフレーム位置を示す情報のうちの、少なくとも1つを含んでもよい。送信構成要素1908は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してSIB1903を送信するように構成されてもよい。一態様では、SIB1903は、PSS1903、SSS1903、またはBCH1903のうちの1つまたは複数を送信するために使用されるリソースブロックと同じリソースブロックを使用して送信されてもよい。別の態様では、SIB1903は、PSS1903、SSS1903、またはBCH1903のうちの1つまたは複数を送信するために使用されるリソースブロックとは異なるリソースブロックを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、SIB1903を送信するために使用されるリソースブロックまたはサブフレームのうちの少なくとも1つが、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられてもよい。送信構成要素1908は、NRS1903を含むサブフレームを示す情報を送信するように構成されてもよい。一態様では、情報はビットマップを含んでもよい。送信構成要素1908は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してNRS1903を送信するように構成されてもよい。一態様では、NRS1903は、SIB1903およびBCH1903を送信するためにも使用されるサブフレームを使用して送信されてもよい。別の態様では、NRS1903は、PSS1903またはSSS1903のうちの少なくとも1つを送信するために使用されるリソースブロックとは異なるリソースブロックを使用して送信されてもよい。別の態様では、NRS1903、SIB1903、およびBCH1903を送信するために使用される同じサブフレームは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存しなくてもよい。さらなる態様では、NRS1903、SIB1903、およびBCH1903を送信するために使用される同じサブフレームは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存してもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNRS1903の密度は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNRS1903の密度と比較して高められてもよい。さらに別の態様では、NRS1903は、CRSを送信するために使用されるのと同じサブフレームにおいて送信されることがある。またさらなる態様では、NRS1903は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の特別サブフレームのダウンリンク部分において送信されてもよい。一態様では、特別サブフレームのダウンリンク部分においてNRSを送信するために使用されるシンボルは、狭帯域TDDフレーム構造の中のダウンリンクサブフレームにおいてNRSを送信するために使用されるシンボルと同じであってもよい。別の態様では、特別サブフレームのアップリンク部分はパンクチャリングされてもよい。さらなる態様では、特別サブフレームのダウンリンク部分においてNRS1903を送信するために使用されるシンボルは、狭帯域TDDフレーム構造の中のダウンリンクサブフレームにおいてNRS1903を送信するために使用されるシンボルと異なってもよい。
【0150】
受信構成要素1904および/または送信構成要素1908は、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造を使用して、UE1950と通信する(1903、1905)ように構成されてもよい。たとえば、受信構成要素1904は、UE1950から狭帯域アップリンク送信1905を受信するように構成されてもよい。送信構成要素1908は、1つまたは複数の狭帯域ダウンリンク送信1903をUE1950に送信するように構成されてもよい。
【0151】
装置は、
図10および
図25の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含んでもよい。したがって、
図10および
図25の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行されてもよく、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0152】
図20は、処理システム2014を利用する装置1902'のハードウェア実装形態の例を示す
図2000である。処理システム2014は、バス2024によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装されてもよい。バス2024は、処理システム2014の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含んでもよい。バス2024は、プロセッサ2004によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1904、1906、1908と、コンピュータ可読媒体/メモリ2006とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス2024はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぐことがあるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
【0153】
処理システム2014は、トランシーバ2010に結合されてもよい。トランシーバ2010は、1つまたは複数のアンテナ2020に結合される。トランシーバ2010は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2010は、1つまたは複数のアンテナ2020から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2014、特に受信構成要素1904に与える。加えて、トランシーバ2010は、処理システム2014、特に送信構成要素1908から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2020に印加されるべき信号を生成する。処理システム2014は、コンピュータ可読媒体/メモリ2006に結合されたプロセッサ2004を含む。プロセッサ2004は、コンピュータ可読媒体/メモリ2006に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2004によって実行されると、任意の特定の装置に対して、上で説明された様々な機能を処理システム2014に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2006はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2004によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム2014は、構成要素1904、1906、1908のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ2004内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2006の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ2004に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム2014は、基地局310の構成要素であることがあり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含むことがある。
【0154】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1902/1902'は、狭帯域TDDフレーム構造のグループから狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するための手段を含んでもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1902/1902'は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して、PSS、SSS、およびBCHを送信するための手段を含んでもよい。一態様では、BCHを送信するために使用されるリソースブロックは、PSSまたはSSSのうちの1つまたは複数を送信するために使用されるリソースブロックと異なってもよい。別の態様では、BCHは、1つおきの無線フレームにおいて1つまたは複数のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、SSSは、1つおきのフレームにおいて特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。さらに別の態様では、BCHは、SSSが送信されない各フレームにおいて特定のサブフレームを使用して送信されてもよい。またさらなる態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用してBCHを送信することに関連付けられる第1の周期は、FDDフレーム構造を使用してBCHを送信することに関連付けられる第2の周期と比較して、短縮されてもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を示すために、CRCマスキングがBCHに含まれてもよい。別の態様では、BCHを送信することに関連付けられる周期、BCHを送信することに関連付けられる時間的な位置、またはBCHを送信することに関連付けられる周波数的な位置のうちの少なくとも1つは、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造に関することがある。別の態様では、BCHは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を示す第1のビット、狭帯域通信のために決定されたFDDフレーム構造を示す第2のビット、またはSIBと関連付けられるリソースブロック位置もしくはサブフレーム位置を示す情報のうちの、少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1902/1902'は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してシステム情報ブロックを送信するための手段を含んでもよい。一態様では、SIBは、PSS、SSS、またはBCHのうちの1つまたは複数を送信するために使用されるリソースブロックと同じリソースブロックを使用して送信されてもよい。別の態様では、SIBは、PSS、SSS、またはBCHのうちの1つまたは複数を送信するために使用されるリソースブロックとは異なるリソースブロックを使用して送信されてもよい。さらなる態様では、SIBを送信するために使用されるリソースブロックまたはサブフレームのうちの少なくとも1つが、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられてもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1902/1902'は、NRSを含むサブフレームを示す情報を送信するための手段を含んでもよい。一態様では、情報はビットマップを含んでもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置1902/1902'は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用してNRSを送信するための手段を含んでもよい。一態様では、NRSは、SIBおよびBCHを送信するためにも使用されるサブフレームを使用して送信されてもよい。別の態様では、NRSは、PSSまたはSSSのうちの少なくとも1つを送信するために使用されるリソースブロックとは異なるリソースブロックを使用して送信されてもよい。別の態様では、NRS、SIB、およびBCHを送信するために使用される同じサブフレームは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存しなくてもよい。さらなる態様では、NRS、SIB、およびBCHを送信するために使用される同じサブフレームは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存してもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNRSの密度は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNRSの密度と比較して高められてもよい。さらに別の態様では、NRSは、CRSを送信するために使用されるのと同じサブフレームにおいて送信される。またさらなる態様では、NRSは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の特別サブフレームのダウンリンク部分において送信されてもよい。一態様では、特別サブフレームのダウンリンク部分においてNRSを送信するために使用されるシンボルは、狭帯域TDDフレーム構造の中のダウンリンクサブフレームにおいてNRSを送信するために使用される
シンボルと同じであってもよい。別の態様では、特別サブフレームのアップリンク部分はパンクチャリングされてもよい。さらなる態様では、特別サブフレームのダウンリンク部分においてNRSを送信するために使用されるシンボルは、狭帯域TDDフレーム構造の中のダウンリンクサブフレームにおいてNRSを送信するために使用されるシンボルと異なってもよい。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置1902および/または装置1902'の処理システム2014の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように、処理システム2014は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含んでもよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であってもよい。
【0155】
図21は、本開示のいくつかの態様による、狭帯域通信のために使用されることがあるデータフロー2100を示す図である。たとえば、データフロー2100は、基地局2104および/またはUE2106によって実行されてもよい。基地局2104は、たとえば、基地局102、180、504、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302'に相当することがある。UE2106は、たとえば、UE104、350、506、1150、1350、1550、1750、1950、2350に相当することがある。加えて、基地局2104およびUE2106は、狭帯域通信2109(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使用して通信するように構成されることがある。たとえば、UE2106は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであってもよい。
【0156】
一態様では、基地局2104は、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(2101)。狭帯域TDDフレーム構造は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、および/またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を含むことがある。たとえば、基地局2104は、狭帯域TDDフレーム構造が、
図4の表410からの構成0、1、2、3、4、5、6、l、またはoのうちの1つであることを決定してもよい(2101)。
【0157】
別の態様では、基地局2104は、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップ2103をUE2106に送信してもよい。ビットマップ2103は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、および/または決定された狭帯域TDDフレーム構造の中のフレキシブルサブフレームのセットを示してもよい。
【0158】
一態様では、基地局2104がインバンドモードで動作しているとき、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、および/またはフレキシブルサブフレームのセットを示す単一のビットマップ2103が、UE2106に送信されてもよい。代わりに、基地局2104がスタンドアロンモードで動作しているとき、ダウンリンクサブフレームのセットを示す第1のビットマップ2103、アップリンクサブフレームのセットを示す第2のビットマップ2103、特別サブフレームのセットを示す第3のビットマップ2103、および/またはフレキシブルサブフレームのセットを示す第4のビットマップ2103は、別々にUE2106へ送信されてもよい。
【0159】
いくつかの態様では、決定された狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップ2103の第1の長さは、狭帯域FDDフレーム構造と関連付けられる異なるビットマップの第2の長さより長くてもよい。たとえば、狭帯域FDDフレーム構造においてダウンリンクサブフレームおよび/またはアップリンクサブフレームのうちの1つまたは複数を示すために、長さN(たとえば、N=60)の単一のビットマップが使用されてもよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造における利用可能なダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、特別サブフレーム、および/またはフレキシブルサブフレームを示すために使用されるビットマップ2103の長さNは、狭帯域FDDフレーム構造を示すために使用されるビットマップより大きい(たとえば、N=80)ことがある。狭帯域TDDフレーム構造ビットマップの長さは、狭帯域FDDフレーム構造ビットマップより大きいことがあり、それは、狭帯域FDDフレーム構造(たとえば、アップリンクサブフレームおよび/またはダウンリンクサブフレーム)を使用した場合と比較して、狭帯域TDDフレーム構造を使用した割振りに利用可能なサブフレームのタイプ(たとえば、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特別サブフレーム、および/またはフレキシブルサブフレーム)がより多いことがあるからである。
【0160】
基地局2104がNPDCCHおよび/またはNPDSCHのために1つまたは複数のフレキシブルサブフレームを割り振るとき、UE2106は、割り振られたフレキシブルサブフレーム上で送信されるNRSならびにNPDCCHおよび/またはNPDSCHを復号してもよい。基地局2104がNPUCCHおよび/またはNPUSCHのために1つまたは複数のフレキシブルサブフレームを割り振るとき、UE2106は、NPUCCHおよび/またはNPUSCHを送信するために、割り振られたフレキシブルサブフレームを使用することがある。フレキシブルサブフレームが、NPDCCH、NPDSCH、NPUCCH、またはNPUSCHのために割り振られないとき、UE2106はフレキシブルサブフレームを無視してもよい。たとえば、UE2106は、NPDCCH、NPDSCH、NPUCCH、またはNPUSCHのためにフレキシブルサブフレームが割り振られないとき、フレキシブルサブフレーム上でNRS検出を実行しなくてもよい。
【0161】
図22は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2200である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、504、2104、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')によって実行されることがある。
図22では、任意選択の動作は点線で示されている。
【0162】
2202において、基地局は、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を含むことがある。一態様では、フレキシブルサブフレームは、ダウンリンクサブフレームまたはアップリンクサブフレームのいずれかとして基地局によって構成可能であってもよい。たとえば、
図21を参照すると、基地局2104は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、および/またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を含む、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(2101)。たとえば、基地局2104は、狭帯域TDDフレーム構造が、
図4の表410からの構成0、1、2、3、4、5、6、l、またはoのいずれかであることを決定してもよい(2101)。
【0163】
2204において、基地局は、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信してもよい。一態様では、ビットマップは、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を示すことがある。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップの第1の長さは、狭帯域FDDフレーム構造と関連付けられる異なるビットマップの第2の長さより長くてもよい。たとえば、
図21を参照すると、基地局2104は、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップ2103をUE2106に送信してもよい。ビットマップ2103は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、および/または決定された狭帯域TDDフレーム構造の中のフレキシブルサブフレームのセットを示してもよい。
【0164】
2206において、基地局は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を示す単一のビットマップを送信することによって、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信してもよい。たとえば、
図21を参照すると、基地局2104がインバンドモードで動作しているとき、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、および/またはフレキシブルサブフレームのセットを示す単一のビットマップ2103が、UE2106に送信されてもよい。
【0165】
2208において、基地局は、ダウンリンクサブフレームのセットを示す第1の情報を送信することによって、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信してもよい。たとえば、
図21を参照すると、基地局2104がスタンドアロンモードで動作しているとき、ダウンリンクサブフレームのセットを示す第1のビットマップ2103は、UE2106へ別々に送信されてもよい。
【0166】
2210において、基地局は、アップリンクサブフレームのセットを示す第2の情報を送信することによって、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信してもよい。たとえば、
図21を参照すると、基地局2104がスタンドアロンモードで動作しているとき、アップリンクサブフレームのセットを示す第2のビットマップ2103は、UE2106へ別々に送信されてもよい。
【0167】
2212において、基地局は、特別サブフレームのセットを示す第3の情報を送信することによって、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信してもよい。たとえば、
図21を参照すると、基地局2104がスタンドアロンモードで動作しているとき、特別サブフレームのセットを示す第3のビットマップ2103は、UE2106へ別々に送信されてもよい。
【0168】
2214において、基地局は、フレキシブルサブフレームのセットを示す第4の情報を送信することによって、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信してもよい。たとえば、
図21を参照すると、基地局2104がスタンドアロンモードで動作しているとき、フレキシブルサブフレームのセットを示す第4のビットマップ2103は、UE2106へ別々に送信されてもよい。
【0169】
図23は、例示的な装置2302における異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー
図2300である。装置は、UE2350(たとえば、UE104、350、506、1150、1350、1550、1950、2104)と狭帯域通信(たとえば、NB-IoT通信またはeMTC)している基地局(たとえば、基地局102、180、310、504、2104、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302')であってもよい。装置は、受信構成要素2304、決定構成要素2306、および送信構成要素2308を含んでもよい。
【0170】
決定構成要素2306は、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するように構成されてもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を含むことがある。一態様では、フレキシブルサブフレームは、ダウンリンクサブフレームまたはアップリンクサブフレームのいずれかとして基地局によって構成可能であってもよい。決定構成要素2306は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を伴う狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられる情報を含む信号2301を、送信構成要素2308に送信してもよい。
【0171】
送信構成要素2308は、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップ2303をUE2350に送信してもよい。一態様では、ビットマップは、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を示すことがある。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップの第1の長さは、狭帯域FDDフレーム構造と関連付けられる異なるビットマップの第2の長さより長くてもよい。いくつかの態様では、送信構成要素2308は、ダウンリンクサブフレームのセットを示す第1の情報を送信することによって、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップ2303をUE2350に送信するように構成されてもよい。いくつかの他の態様では、送信構成要素2308は、アップリンクサブフレームのセットを示す第2の情報を送信することによって、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップ2303をUE2350に送信するように構成されてもよい。いくつかの他の態様では、送信構成要素2308は、特別サブフレームのセットを示す第3の情報を送信することによって、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップ2303をUE2350に送信するように構成されてもよい。いくつかの他の態様では、送信構成要素2308は、フレキシブルサブフレームのセットを示す第4の情報を送信することによって、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップ2303をUE2350に送信するように構成されてもよい。
【0172】
受信構成要素2304および/または送信構成要素2308は、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造を使用して、UE1750と通信する(2303、2305)ように構成されてもよい。たとえば、受信構成要素2304は、UE2350から狭帯域アップリンク送信2305を受信するように構成されてもよい。送信構成要素2308は、1つまたは複数の狭帯域ダウンリンク送信2303をUE2350に送信するように構成されてもよい。
【0173】
装置は、
図22の上述のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含んでもよい。したがって、
図22の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行されることがあり、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
【0174】
図24は、処理システム2414を利用する装置2302'のハードウェア実装形態の例を示す
図2400である。処理システム2414は、バス2424によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装されてもよい。バス2424は、処理システム2414の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含んでもよい。バス2424は、プロセッサ2404によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素2304、2306、2308と、コンピュータ可読媒体/メモリ2406とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス2424はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぐことがあるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
【0175】
処理システム2414は、トランシーバ2410に結合されてもよい。トランシーバ2410は、1つまたは複数のアンテナ2420に結合される。トランシーバ2410は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2410は、1つまたは複数のアンテナ2420から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2414、特に受信構成要素2304に与える。加えて、トランシーバ2410は、処理システム2414、特に送信構成要素2308から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2420に印加されるべき信号を生成する。処理システム2414は、コンピュータ可読媒体/メモリ2406に結合されたプロセッサ2404を含む。プロセッサ2404は、コンピュータ可読媒体/メモリ2406に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2404によって実行されると、任意の特定の装置に対して上で説明された様々な機能を処理システム2414に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2406はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2404によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム2414は、構成要素2304、2306、2308のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ2404内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2406の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ2404に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。処理システム2414は、基地局310の構成要素であることがあり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含むことがある。
【0176】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置2302/2302'は、狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定するための手段を含んでもよい。一態様では、狭帯域TDDフレーム構造は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を含むことがある。一態様では、フレキシブルサブフレームは、ダウンリンクサブフレームまたはアップリンクサブフレームのいずれかとして基地局によって構成可能であってもよい。いくつかの他の態様では、ワイヤレス通信のための装置2302/2302'は、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信するための手段を含んでもよい。一態様では、ビットマップは、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を示すことがある。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップの第1の長さは、狭帯域FDDフレーム構造と関連付けられる異なるビットマップの第2の長さより長くてもよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信するための手段は、ダウンリンクサブフレームのセット、アップリンクサブフレームのセット、特別サブフレームのセット、またはフレキシブルサブフレームのセットのうちの1つまたは複数を示す単一のビットマップを送信するように構成されてもよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信するための手段は、ダウンリンクサブフレームのセットを示す第1の情報を送信するように構成されてもよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信するための手段は、アップリンクサブフレームのセットを示す第2の情報を送信するように構成されてもよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信するための手段は、特別サブフレームのセットを示す第3の情報を送信するように構成されてもよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造と関連付けられるビットマップをUEに送信するための
手段は、フレキシブルサブフレームのセットを示す第4の情報を送信するように構成されてもよい。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置2302および/または装置2302'の処理システム2414の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってもよい。上で説明されたように、処理システム2414は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含んでもよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であってもよい。
【0177】
図25は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2500である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、504、eNB310、装置1102/1102'、1302/1302'、1502/1502'、1702/1702'、1902/1902'、2302/2302')によって実行されることがある。
図25では、任意選択の動作は点線で示されている。
【0178】
2502において、基地局は、狭帯域TDDフレーム構造のグループからの狭帯域通信のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、狭帯域TDDフレーム構造のグループ(たとえば、
図4の表410に列挙される構成)から狭帯域通信509のための狭帯域TDDフレーム構造を決定してもよい(515)。
【0179】
2504において、基地局は、NRSがその上で送信されるべきダウンリンクサブフレームおよび特別サブフレームのセットに少なくとも一部基づいて、狭帯域キャリアのセットと狭帯域キャリアのセット上のサブフレームの最小限のセットとを決定してもよい。いくつかの態様では、NRSを送信するために使用されるサブフレームの最小限のセットは、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造に依存しなくてもよい。いくつかの他の態様では、サブフレームの最小限のセットは、狭帯域通信のためのすべてのサポートされるTDDフレーム構造の中のダウンリンクサブフレームまたは特別サブフレームであるサブフレームに制約されてもよい。いくつかの他の態様では、NRSを送信するために使用されるサブフレームの最小限のセットは、狭帯域通信のために決定される狭帯域TDDフレーム構造に依存してもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、NRS541がその上で送信されるべき、狭帯域キャリアのセットおよびサブフレームの最小限のセット(たとえば、上で説明された共通サブフレーム)を決定してもよい。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NRS541はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。さらに、NRS541はサブフレーム1またはサブフレーム6で送信されることがあり、それは、サブフレーム1および6が特別サブフレーム(たとえば、ダウンリンクリソースを含む)または構成0、1、2、3、4、5、6、およびmの各々におけるダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NRS541は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、構成1、2、3、4、5、および6の各々における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。代わりに、基地局504は、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存しないダウンリンクサブフレームにおいてNRS541を送信して
もよい。たとえば、基地局504によって送信されるNPBCH535は、NRS541を送信するために使用されるダウンリンクサブフレームが決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存しないときに、NRS541を含むダウンリンクサブフレームをUE506に示すために使用されることがある。いくつかの態様では、ビットマップ539はNPBCH535に含まれることがある。
【0180】
2506において、基地局は、NRSを送信するために使用される追加のサブフレームを示す情報を送信してもよい。一態様では、情報はブロードキャストシグナリングを含んでもよい。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存しないダウンリンクサブフレームにおいてNRS541を送信してもよい。たとえば、基地局504によって送信されるNPBCH535(たとえば、ブロードキャストシグナリング)は、NRS541を送信するために使用されるダウンリンクサブフレームが決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存しないときに、NRS541を含むダウンリンクサブフレームをUE506に示すために使用されることがある。
【0181】
2508において、基地局は、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造を使用して、NRSを送信してもよい。一態様では、NRSは、SIBおよびBCHを送信するためにも使用されるサブフレームを使用して送信されてもよい。別の態様では、NRSは、PSSまたはSSSのうちの少なくとも1つを送信するために使用されるリソースブロックとは異なるリソースブロックを使用して送信されてもよい。別の態様では、NRS、SIB、およびBCHを送信するために使用される同じサブフレームは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存しなくてもよい。さらなる態様では、NRS、SIB、およびBCHを送信するために使用される同じサブフレームは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造に依存してもよい。別の態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNRSの密度は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNRSの密度と比較して高められてもよい。さらに別の態様では、NRSは、CRSを送信するために使用されるシンボルおよびリソース要素において送信される。またさらなる態様では、NRSは、狭帯域通信のために決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の特別サブフレームのダウンリンク部分において送信されてもよい。一態様では、特別サブフレームのダウンリンク部分においてNRSを送信するために使用されるシンボルは、狭帯域TDDフレーム構造の中のダウンリンクサブフレームにおいてNRSを送信するために使用されるシンボルと同じであってもよい。別の態様では、特別サブフレームのアップリンク部分に存在するあらゆるNRSシンボルがパンクチャリングされてもよい。さらなる態様では、特別サブフレームのダウンリンク部分においてNRSを送信するために使用されるシンボルは、狭帯域TDDフレーム構造の中のダウンリンクサブフレームにおいてNRSを送信するために使用されるシンボルと異なってもよい。いくつかの態様では、NRSを送信するために使用されるシンボルは、特別サブフレーム構成の中のダウンリンクシンボルの数に基づいて決定される。たとえば、
図5B〜
図5Dを参照すると、基地局504は、狭帯域通信509のために決定される狭帯域TDDフレーム構造を使用して、NRS541を送信してもよい。たとえば、基地局504は、
SIB537および/またはNPBCH535を送信するためにも使用されるサブフレームを使用してNRSを送信してもよい。加えて、NRS541は、NPSS521および/またはNSSS529を送信するために使用されるRBとは異なるRBを使用して送信されてもよい。いくつかの態様では、基地局504は、上で説明された共通のサブフレームのうちの1つを使用して、NRS541を送信してもよい。たとえば、狭帯域TDDフレーム構造が構成0、1、2、3、4、5、6、およびmのうちの1つから決定されるとき、NRS541はサブフレーム0またはサブフレーム5のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0および5がグループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。さらに、NRS541はサブフレーム1またはサブフレーム6で送信されることがあり、それは、サブフレーム1および6がグループの中の各構成における特別サブフレーム(たとえば、ダウンリンクリソースを含む)またはダウンリンクサブフレームであるからである。別の例では、狭帯域TDDフレーム構造が構成1、2、3、4、5、および6のうちの1つから決定されるとき、NRS541は、サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム9のうちの1つで送信されることがあり、それは、サブフレーム0、5、および9が、グループの中の各構成における共通ダウンリンクサブフレームであるからである。NRS541は、決定された狭帯域TDDフレーム構造の中の特別サブフレームのDwPTS部分(たとえば、
図4参照)において、かつダウンリンクサブフレームにおいて送信されてもよい。一態様では、特別サブフレームのDwPTS部分およびダウンリンクサブフレームの中の同じシンボルが、NRS541を送信するために使用されることがある。NRS541が特別サブフレームのDwPTSにおいて送信されるとき、特別サブフレームのUpPTS部分がパンクチャリングされてもよい。いくつかの態様では、狭帯域TDDフレーム構造を使用して送信されるNRS541の密度は、狭帯域FDDフレーム構造を使用して送信されるNRSの密度より高くてもよい。他の構成では、NRS541は、基地局504がCRSを送信するために使用するシンボルおよびリソース要素において送信されることがある。
【0182】
開示されたプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層が再構成されることがあることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わされてもよく、または省略されてもよい。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0183】
上述の説明は、本明細書で説明された様々な態様を当業者が実践できるようにするために提供される。これらの態様の様々な変更が、当業者には容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、他の態様に適用されることがある。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示される態様に限定されるものではなく、クレーム文言と一致するすべての範囲を与えられるべきであり、単数形での要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。「例示的」という語は、本明細書では「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」であるものとして説明されるいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。別段特に述べられない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含んでもよい。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってもよく、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバーを含んでもよい。当業者に知られているか、または後に知られることになる、本開示全体を通じて説明された様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物が、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。さらに、本明細書で開示されたものは、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」などの単語
は、「手段」という単語の代用ではないことがある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。