【課題を解決するための手段】
【0009】
発明の概要
本発明の第1の態様は、容器であって、1つ以上の内容物を収容するための空洞を有する本体と、本体の周囲に編成されるフランジと、内容物を空洞内に密閉するためのフランジに貼付されるカバーと、第1のフランジ部分から第2のフランジ部分に本体を横断して延在する屈曲部を含む破断可能部分であって、本体を屈曲部の一方の側の第1の本体部分と、屈曲部の他方の側の第2の本体部分とに二分する破断可能部と、を含み、破断可能部分は、ユーザが所定レベルを超える力を屈曲部の両側の第1及び第2の本体部分のそれぞれに印加する場合に、それに沿って本体が破断するように適合される破断経路を画成し、破断経路は開始破断点及び一対の終端を有し、1つの前記終端は、本体が各終端に向かう破断経路に沿って反対方向に破断点から破断するように適合されるように、第1及び第2のフランジ部分のそれぞれにあり、破断可能部分は破断経路に沿って互いに離間する複数の破断導体を含み、各破断導体は、破断導体が破断経路に沿った破断の伝播を案内することを支援するように、破断可能部分の剛性の局所的変化によって画成される、容器を提供する。
【0010】
「破断経路」とは、それに沿って容器の本体が破断する画成された経路である。言い換えれば、破断経路は、容器が開封される場合に破断が通る経路である。「破断可能部分」とは、破断する容器の本体の部分である。
【0011】
「所定レベル」とは、破断可能部分が破断経路に沿って破断するように適合されるよりも上の力の量である。所定レベル以下の力が印加された場合、破断可能部分は破断せず、容器は未開封状態のままである。一方、所定レベルを超える力が印加されると、破断可能部分は開始破断点において破断し、次いで、破断経路全体が破断し、容器が開封状態になるまで破断経路に沿って破断する。第1及び第2の本体部分のそれぞれへの力の印加は、第2の本体部分をしっかりと保持し、次いで第1の本体部分の前面を押圧するユーザによって提供されてもよい。第2の本体部分をしっかりと保持し、第1の本体部分を押圧することによって生じる力が所定レベルを超えると、破断可能部分は破断経路に沿って破断する。破断経路に沿って破断することにより容器を開封することは、ユーザの片手又は両手の動作により実行されてもよい。
【0012】
破断導体は所望の経路に沿って伝播するよう破断を支援する。破断導体は、従って、所定位置の導体なしには不可能であるかもしれない容器が破断経路に沿って破断することを可能にしてもよい。破断導体は、破断が破断経路から逸脱することを防いでもよい。破断導体は同様の容器の破断の堅実性を増加させてもよいが、一方で、先行技術の幾つかの容器は所望の破断経路に沿って堅実性の低い破断を行うであろう。破断導体は、従って、消費者を美的に喜ばせる破断を容器の本体に作成することを支援する。
【0013】
破断導体における破断可能部分の剛性の変化とは、容器の本体が形成される材料の剛性の変化を指してもよい。代替として、破断導体における破断可能部分の剛性の変化とは、破断導体が存在しない破断可能部分の同じ長さとは異なる破断導体における破断可能部分の所定の長さの剛性を指してもよい。
【0014】
好ましい実施形態によれば、各破断導体は屈曲部の深さの局所的変化を含む。屈曲部の深さは、屈曲部の一方の側の本体部分の表面レベルより上又は下の屈曲部上の点の最大距離である。屈曲部が表面レベルから空洞内に突出する実施形態において、屈曲部の深さは表面レベルより下の最大距離である。一方、屈曲部が表面レベルから空洞の外側に延在する実施形態において、屈曲部の深さは表面レベルから空洞の外側の最大距離である。表面レベルより上又は下の最大距離における屈曲部の点は破断経路上にあるのが好ましい。破断導体における屈曲部の深さの変化は、従って、破断導体が存在しない断面における屈曲部の深さと、破断導体が存在する断面における屈曲部の深さとの間の差である。幾つかの実施形態において、破断導体における屈曲部の深さは、破断導体が存在しない屈曲部の深さと比較して増加する。他の実施形態において、破断導体における屈曲部の深さは、破断導体が存在しない屈曲部の深さと比較して減少する。
【0015】
1つ以上の破断導体は、屈曲部の深さの局所的変化で構成されてもよい。代替として、破断導体のうちの少なくとも1つは屈曲部の深さの局所的変化を含む。好ましくは、屈曲部の深さの局所的変化は、破断経路の約0.5mm〜約5mmの距離に及ぶ。屈曲部の深さの局所的変化は、破断経路の約1mm〜約4mmの距離に及んでいてもよい。屈曲部の深さの局所的変化は、破断経路の約2mm〜約3mmの距離に及んでいてもよい。好ましくは、屈曲部の深さの変化は、屈曲部の全深さの約15%〜約90%である。より好ましくは、屈曲部の深さの変化は、屈曲部の全深さの約30%〜約70%である。最も好ましくは、屈曲部の深さの変化は、屈曲部の全深さの約40%〜約60%である。代替として、屈曲部の深さの変化は、屈曲部の全深さの90%を超える。他の実施形態において、屈曲部の深さの変化は、屈曲部の全深さの15%未満であってもよい。
【0016】
好ましくは、破断導体が存在しない破断経路上の位置において、屈曲部の深さは略一定である。破断導体が存在しない領域における屈曲部の深さは、約0.1mm〜約10mmであってもよい。代替として、破断導体が存在しない領域における屈曲部の深さは、約0.3mm〜約5mmであるのが好ましい。より好ましくは、破断導体が存在しない領域における屈曲部の深さは、約0.5〜約3mmである。破断導体が存在しない領域における屈曲部の深さは、約2mm〜約3mmであるのが最も好ましい。破断導体が存在しない領域における屈曲部の深さは、本体が形成される材料の特性及び/又は本体の材料の厚さによって必要に応じて変更されてもよい。
【0017】
代替として又は追加として、各破断導体は、屈曲部の断面形状の局所的変化を含む。屈曲部の断面形状は、屈曲部と垂直に取られた断面に沿った屈曲部における本体の形状である。好ましくは、屈曲部の断面形状の局所的変化は、破断経路の0.5mm〜5mmの距離に及ぶ。屈曲部の断面形状の局所的変化は、第1の屈曲部分上で凹状であることと、第2の屈曲部分上で凹状であることとの間の移行点を含んでいてもよい。第1の屈曲部分は破断経路の一方の側の屈曲部にあってもよく、第2の屈曲部分は破断経路の他方の側の屈曲部にあってもよい。
【0018】
代替として又は追加として、各破断導体は屈曲部の方向の局所的変化を含む。
【0019】
別の実施形態によれば、本体は結晶化可能材料から形成され、各破断導体は屈曲部における材料の結晶化の局所的変化を含む。代替として、少なくとも1つの破断導体は屈曲部における本体材料の結晶化の局所的変化を含む。1つ以上の破断導体は、屈曲部における本体材料の結晶化の局所的変化で構成されてもよい。材料の結晶化の変化は、加熱又は超音波励起によって生じてもよい。代替として、他の任意の方法が材料の結晶化を生じるよう用いられてもよい。好ましくは、結晶化可能材料はポリマー材料である。例えば、結晶化可能材料は、ポリエチレンテレフタレート(PET)又はアモルファスポリウレタンテレフタレート(APET)であってもよい。
【0020】
屈曲部における深さの局所的変化、又は屈曲部における本体材料の結晶化の局所的変化を含むか若しくはそれらからなる破断導体は、破断導体が存在しない破断経路の他の区間と比較して破断導体における破断経路の増加した剛性の原因となる。増加した剛性とは、破断経路が破断導体においてより容易に破断することを意味する。増加した剛性とは、追加として又は代替として、破断導体における本体の増加した脆弱性を意味してもよい。本体が破断する場合、破断は破断点から各終端に向かって破断経路に沿って伝播する。破断は、増加した剛性により、破断経路に沿って各破断導体に向かって引き寄せられ、次いで、それを通過してもよい。破断導体が正しく位置決めされている場合、破断は破断経路に沿って破断する可能性が高くてもよい。
【0021】
可能性のある代替の実施形態において、破断導体は、屈曲部における深さの局所的変化又は屈曲部における本体材料の結晶化の局所的変化以外の手段を含む。
【0022】
好ましい実施形態において、本体を形成する壁の厚さは全体にわたって略一定である。言い換えれば、本体が形成される材料の厚さは全体にわたって一定である。本体の厚さは、屈曲部の長さ及び幅にわたって略一定であることが好ましい。本体の厚さは、破断経路全体に沿って略一定であることが好ましい。これは、破断経路に、本体材料の厚さの薄化に起因するミシン目又は脆弱領域がないことを意味する。本体の厚さの非常に僅かな差異は製造プロセスに起因する可能性があるが、これらは意図的なものではない。本体の略一定の厚さは、障壁特性が改善され、堅牢であり、材料のミシン目又は薄化によって生じる脆弱線を有する容器と比較して偶発的に開封され難い容器を提供してもよい。
【0023】
破断導体は、破断導体が存在する破断可能部分の累積距離が、破断導体が存在しない破断可能部分の距離よりも小さくなるように、破断経路に沿って離間されるのが好ましい。破断経路に沿った破断導体の数は、破断経路の全長に依存してもよい。より多くの破断導体が短い破断経路よりも長い破断経路上で用いられることが好ましい。破断導体の数は、破断経路の形状に依存してもよい。多数のうねり、曲線、又は角度を有する破断経路上の破断導体の数は、より少ないうねり、曲線、又は角度を有する破断経路よりも少ないことが好ましい。破断導体の数及び位置は、開封される場合の破断の堅実性を最適化するよう容器の形状及び大きさに応じて選択されてもよい。
【0024】
一実施形態において、破断導体は破断経路の細長い直線区間に沿って離間されて、破断経路の細長い直線部分に沿った破断の伝播を案内することを支援する。破断経路の細長い直線部分は、フランジと略平行であってもよい。フランジと平行な細長い直線部分に沿った破断経路に沿って堅実な破断を作成することは、先行技術において困難又は不可能であった。直線状の細長い経路に沿って導体を離間することは、逸脱の低減した可能性を有する破断経路に沿って直線で破断を維持することを支援する変化した剛性の局所領域を提供する。
【0025】
別の実施形態によれば、破断導体は、破断経路の湾曲区間上の移行点において位置決めされて、破断経路の湾曲区間に沿った破断の伝播を案内することを支援する。破断経路の曲線区間上の移行点は変曲点であってもよい。変曲点は、曲線が凹から凸に、又はその逆に変化する曲線上の点である。代替として又は追加として、破断経路の湾曲区間上の移行点は、曲線の形状が破断経路上の隣接点よりも多かれ少なかれ急勾配で変化する点であってもよい。移行点は、破断経路が直線から曲線に移行する破断上の点であってもよい。先行技術において、破断経路の所望の形状、又は破断経路に沿って堅実に破断する三次元の1つ以上の曲線に従う破断経路、の湾曲区間を作成することは困難又は不可能であり得る。
【0026】
更なる実施形態によれば、破断導体は、破断経路の角度区間上の移行点において位置決めされて、破断経路の角度区間に沿った破断の伝播を案内することを支援する。1つ以上の破断導体は、破断経路の1つの略直線区間から破断経路の別の略直線区間への角度をなす移行部の角に位置決めされてもよい。
【0027】
湾曲又は角度区間の移行点において破断導体を位置決めすることは、接線において逸脱する破断なく、所望の曲線又は角度を中心とする破断の伝播を案内することを支援してもよい。
【0028】
破断可能部分の剛性の局所的変化は、また、破断経路の剛性の局所的変化も意味する。破断導体における破断可能部分の剛性の局所的変化とは、破断導体における剛性が、破断導体が存在しない破断可能部分上の点における剛性と異なることを意味する。好ましい実施形態において、破断導体における破断可能部分の剛性の局所的変化は、破断可能部分の剛性の増加である。ここにおいて、破断導体における破断可能部分の剛性は、破断導体が存在しない破断可能部分の一部と比較して、剛性の局所的増加を含む。代替として、破断導体における破断可能部分の剛性の局所的変化は、破断可能部分の剛性の低下である。破断導体が低下した剛性を有する状況において、破断導体が存在しない破断可能部分の区間は、破断導体が存在する区間と比較して増加した剛性を有する。
【0029】
容器の本体は、力がユーザによって正しく印加される場合に、本体が破断経路に沿って破断することを可能にする材料から形成されるべきである。弾力性がありすぎるか又は変形しやすいか又は極めて高い弾性を有する材料は適切ではない可能性がある。本体はポリマーから形成されてもよい。本体は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アモルファスポリウレタンテレフタレート(APET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリ乳酸(PLA)、バイオ材料、ミネラル充填材料、薄金属成形材料、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、又はラミネートを含む材料から形成されるのが好ましい。
【0030】
本体は、シート熱成形、射出成形、圧縮成形、又は3Dプリンティングのうちの少なくとも1つによって形成されてもよい。先行技術において、破断経路に沿って堅実に破断する破断可能容器を3Dプリンティングを用いて作成することは困難又は不可能であった。破断経路に沿った破断導体の追加は、3Dプリンティングによって形成される容器のより堅実な破断を可能にしてもよい。
【0031】
カバーはフランジに接着及び封止されることが好ましい。カバーは、加熱、超音波圧接、圧感接着剤、又は熱作動接着剤を含む任意の適切な手段によりフランジに接着及び封止されてもよい。
【0032】
第1及び第2の本体部分は屈曲部で交差する。屈曲部は交差部に隣接する第1及び第2の本体部分の領域を含む。第1及び第2の本体部分間の交差部は、破断経路の少なくとも一部を提供する。好ましくは、第1及び第2の本体部分間の交差部が破断経路である。破断導体が存在しない屈曲部の区間において、第1及び第2の本体部分のそれぞれは直線又は曲線として交差部に近づいてもよい。例えば、第1及び第2の本体部分の両方が直線として交差部に近づいた場合、交差部を中心とするこの領域の断面はV字型に似たものになる。代替として、第1及び第2の本体部分の両方が曲線として交差部に近づいた場合、交差部を中心とする領域の断面は、U字型に似ていてもよいか、又は両側が点まで着実に下方に湾曲することを示してもよいか、又はU字型の半分を作成する一方の側と、U字型の外側曲線に接触するよう着実に下向きに湾曲する他方の側とを有していてもよい。
【0033】
好ましい実施形態によれば、第1及び第2の本体部分間の交差部は約20°〜約170°の角度を形成し、より好ましくは、角度は約45°〜約105°である。第1及び第2の本体部分間の交差部は、第1の本体部分上の第1の屈曲部分と第2の本体部分上の第2の屈曲部分との間の交差部によって形成される。第1及び第2の屈曲部分間に形成される角度は、約20°〜約170°であるのが好ましい。より好ましくは、角度は約45°〜約120°である。約70°〜約100°の角度は、容器の本体が開封される場合に堅実な破断を作成することを支援してもよい。より好ましくは、第1及び第2の屈曲部分間に形成される角度は、約75°〜約90°であるのが好ましい。1つの材料から形成される本体を破断するための最も好ましい角度は、別の材料から形成される本体を破断するための最も好ましい角度と同じでなくてもよい。更に、本体を形成するために用いられる材料の厚さも、最も好ましい角度に影響を及ぼす可能性がある。屈曲部の深さと全体的な大きさは、加えて、他よりも大きな利点を提供するある特定の角度に通じてもよい。
【0034】
一実施形態によれば、第1及び第2のフランジ部分は、第1及び第2のフランジ部分に隣接するフランジの区間と比較して増加したフランジ幅を有する。フランジ幅は、フランジにおける第1及び第2の本体部分間の交差部が増加した幅を提供するように、空洞に向かって内側に向けられる屈曲部により、第1及び第2のフランジ部分において増加されてもよい。
【0035】
別の実施形態によれば、第1及び第2のフランジ部分は、第1及び第2のフランジ部分に隣接するフランジの区間と略同じフランジ幅を有する。屈曲部は、第1及び第2のフランジ部分において前記略同じフランジ幅を提供するために、本体からフランジまで直線的に移行してもよい。屈曲部は、第1及び第2のフランジ部分において前記略同じフランジ幅を提供するために、本体からフランジまで曲線状に移行してもよい。代替として、屈曲部は、直線及び曲線の組み合わせで、第1及び第2のフランジ幅部分において本体からフランジまで移行してもよい。
【0036】
代替として、フランジは、第1及び第2のフランジ部分の両側のフランジの区間と比較して、第1及び第2のフランジ部分において幅が減少されてもよい。別の代替の実施形態において、フランジ幅は、第1及び第2のフランジ部分の第1の側のフランジの区間と比較して第1及び第2のフランジ幅部分において減少させ、第1及び第2のフランジ部分の第2の側のフランジの区間と比較して増加させてもよい。代替として、フランジは、第1及び第2のフランジ部分の第1の側のフランジの区間と第1及び第2のフランジ幅部分において同じ幅であってもよく、第1及び第2のフランジ部分の第2の側のフランジの区間と比較して増加又は減少させてもよい。
【0037】
破断経路は2つ以上の破断点を有していてもよい。2つ以上の破断点がある場合、本体は各破断点において同時に又は略同時に破断し、各破断点から伝播する破断は隣接する破断点に向かって移動する。破断点が破断経路上の他の2つの破断点の間にある場合、その破断点からの破断は、破断経路に沿って他の破断点のそれぞれに向かう各方向に伝播する。破断点が破断経路に沿った一方向における別の破断点及び破断経路に沿った他の方向における終端を有する場合、その破断点からの破断は、他の破断点に向かう一方向及び終端に向かう他の方向に破断経路に沿って伝播する。
【0038】
好ましくは、破断導体が存在しない破断経路上の位置において、屈曲部の深さは略一定である。幾つかの実施形態において、屈曲部の深さは、破断導体が存在する場合でさえ、略一定であることが可能である。
【0039】
第1のフランジ部分と第2のフランジ部分との間で本体を横断して延在する屈曲部は、本体の空洞内に延在してもよい。代替として、第1のフランジ部分と第2のフランジ部分との間で本体を横断して延在する屈曲部は、空洞から離れて本体から外側に延在してもよい。外側に延在する屈曲部とは、屈曲部の両側の第1及び第2の本体部分の領域と比較して、屈曲部が本体空洞の外に延在することを意味する。好ましい実施形態において、屈曲部は空洞内に内側に延在する。内側に延在する屈曲部とは、屈曲部の両側の第1及び第2の本体部分の領域と比較して、屈曲部が本体空洞内に延在することを意味する。
【0040】
破断導体が屈曲部の深さの変化によって形成される状況において、屈曲部が本体空洞内に内側に延在する場合、破断導体も本体空洞内に内側に延在するのが好ましい。破断導体は、破断導体が存在しない屈曲部の区間よりも容器本体内により深く延在してもよい。好ましくは、破断導体は、破断導体が存在しない屈曲部の区間と比較して深さが減少している。
【0041】
屈曲部は、凹み、溝、又はチャネルの形であってもよく、これは、屈曲部が容器の空洞内に延在することを意味する。屈曲部の深さは、破断導体が存在しない区間全体で一定であるのが好ましい。代替として、屈曲部は、破断導体が存在しない区間において、容器の本体上の位置に応じて異なる深さを有していてもよい。
【0042】
屈曲部は、表面の隆起又は細長い上昇の形であってもよく、これは、屈曲部が空洞から離れて容器本体の外側に延在することを意味する。隆起又は細長い上昇の高さは、破断導体が存在しない区間全体で一定であるのが好ましい。代替として、屈曲部は、破断導体が存在しない区間において、容器の本体上の1つの位置から別の位置まで変化する高さを有していてもよい。
【0043】
本発明による容器は、ユーザによって片手で容易に開封されてもよい。容器の大きさ及びその内容物に応じて、ユーザは両手を用いて容器を開封することを選択してもよい。
【0044】
図面の簡単な説明
本発明の好ましい実施形態を、例だけとして、以下の添付図面を参照してここで説明する。