(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
[第一実施形態]
以下、本発明に係る第一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の情報処理装置であるサーバ装置10を含む情報処理システム1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、サーバ装置10と、サーバ装置10にネットワーク(例えばインターネット等)を介して通信可能に接続される複数の端末装置20とにより構築されている。
【0012】
情報処理システム1は、インターネットを介して他のユーザとメッセージの交換が可能なSNSを提供するものであり、より具体的には、ユーザが所有する車両、及び車両に装着されるパーツの紹介や評価を投稿してユーザ間で共有する車両用SNSを提供する。
このような情報処理システム1では、各ユーザが、端末装置20を操作して、ユーザが所有する車両やパーツに関する投稿情報をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、得られた投稿情報を記憶部12に登録し、他のユーザが閲覧可能に公開し、ユーザ間のコミュニケーションをサポートする。
【0013】
[サーバ装置10の構成]
図2は、本実施形態のサーバ装置10の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態のサーバ装置10は、コンピューターにより構成され、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、等を含んで構成されている。
通信部11は、ネットワークに接続されており、ネットワークを介して端末装置20や、ネットワーク上のその他の装置と通信する。
【0014】
[記憶部12の構成]
記憶部12は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成された情報記録装置であり、各種情報や各種プログラムが記憶されている。
この記憶部12には、ユーザ情報記憶領域(ユーザDB121)と、車両情報記憶領域(車両DB122)と、パーツ情報記憶領域(パーツDB123)と、が設けられている。なお、本実施形態では、サーバ装置10の記憶部12に各種情報記憶領域が設けられる例を示すが、これに限定されない。ユーザDB121、車両DB122、及びパーツDB123が、それぞれ、サーバ装置10とネットワークを介して通信可能に接続された他のデータサーバやクラウドストレージに設けられる構成としてもよい。
【0015】
ユーザDB121は、ユーザ毎のユーザ情報を記憶する。
このユーザ情報は、ユーザID、ユーザ名、ユーザ属性、投稿履歴、所有車両情報、所有車両画像情報等を含む。
ユーザIDは、個々のユーザを識別するための情報であり、ユーザ名は、ユーザの名称(氏名やハンドルネーム等)を示す情報である。
ユーザ属性は、ユーザに関する様々な情報である。例えば、ユーザ属性として、ユーザの性別、年齢(年齢層)、居所(居住地域)等のユーザに関する各種情報が記録されている。また、ユーザ属性として、ユーザが興味を持っている車種、購入予定の車種、過去に所有した車種等が記録されてもよい。
投稿履歴は、ユーザがSNSにおいて投稿した投稿情報の履歴を記録する。
【0016】
所有車両情報は、ユーザが所有する車両に関する情報であり、ユーザが所有する車両を特定する情報等が記録される。車両を特定する情報としては、メーカー名、車種、年式が含まれていてもよく、車種を特定する車両IDが含まれていてもよい。
また、所有車両情報として、車両に装着されたパーツに関する装着パーツ情報を含んでもよい。装着パーツ情報としては、車両に装着されているパーツのメーカー名、製品名、製品番号等が記録されていてもよく、パーツを特定するパーツIDが含まれていてもよい。
所有車両画像情報は、ユーザが所有する車両の画像である。この所有車両画像情報は、ユーザのプロフィール表示時等に表示される画像であり、ユーザが他のユーザに対してアピールしたい画像となる。
【0017】
車両DB122は、車両に関する車両情報を記録する。この車両情報は、例えば、個々の車両毎に設けられる情報であり、車両ID、車両詳細情報、及びサンプル画像情報等を含む。
車両IDは、車両の車種を識別するための識別情報である。
車両詳細情報は、車両のメーカー名、車種、年式など、車両の種別を特定するための各種情報を含む。
また、車両詳細情報には、車両のサイズを示すサイズ情報が含まれる。サイズ情報は、例えば、メーカーから出荷された際の車両の寸法であり、車両の全長、全幅、高さ、車高、車両の特定の一部の長さ(例えばボンネットやフロントガラスの長さや幅、サイドミラーの突出寸法等)が記録される。
【0018】
サンプル画像情報は、車両IDにて特定される車両に関する複数の画像が記録されている。これらの画像は、ユーザにより投稿され、車種や年式が判明している車両の画像であってもよく、メーカーや販売店等によって別途撮像された画像であってもよい。車両を撮像する際の撮像方向は特に限定されず、様々な方向から撮像した画像が複数記録されていることがより好ましい。
【0019】
また、車両情報に、車両に対して装着可能なパーツを示すパーツ対応情報が含まれていてもよい。パーツ特定情報としては、例えば、パーツIDが記録されていてもよく、装着可能なパーツの種別と、装着可能なパーツの寸法とが関連付けられて記録されていてもよい。また、パーツを装着するために必要な他のパーツが記録されていてもよい。例えば、特定のサイズのタイヤを装着するために、特定のサイズのホイールが必要である場合、タイヤを特定する情報に対して、ホイールを特定する情報が関連付けられて記録されていてもよい。
【0020】
パーツDB123は、車両に装着するパーツに関するパーツ情報を記録する。パーツ情報は、パーツを識別するためのパーツID、パーツ詳細情報、パーツ画像情報等を含む。
パーツ詳細情報は、パーツのメーカー名、パーツ名、パーツの種別、パーツサイズ情報等が含まれる。メーカー名、及びパーツ名は、パーツを製造するメーカーの名称、パーツの製品名である。パーツの種別は、例えばタイヤ、ホイール等のパーツを機能毎に分類した際の種別である。
パーツサイズ情報は、パーツの寸法を示し、例えばタイヤであれば、タイヤ幅、扁平率、リム径、タイヤ外径等である。
パーツ画像情報は、パーツの画像である。パーツ画像情報は、車両の全体画像ではなく、パーツに着目したパーツの拡大画像であり、例えばユーザからの投稿情報や、メーカーや店舗からの提供情報が記録される。
【0021】
[制御部13の機能構成]
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記録回路により構成される。制御部13は、記憶部12等に記録されている情報処理プログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。そして、制御部13は、記憶部12に記録された情報処理プログラムを読み込み実行することで、
図2に示すように、ユーザ登録部131、投稿制御部132、車両特定部133、判定対象特定部134、サイズ比算出部135、及びパーツ判定部136として機能する。
【0022】
ユーザ登録部131は、端末装置20からユーザ情報を取得し、ユーザDB121に登録する。
投稿制御部132は、端末装置20から投稿情報を取得し、車両用SNSのシステム上で、他のユーザが閲覧可能となるように、投稿情報を公開する。
ユーザ情報や投稿情報は、所有車両画像情報が含まれる場合があり、ユーザ登録部131及び投稿制御部132は、車両画像取得部として機能する。
【0023】
車両特定部133は、車両画像情報と、車両DB122とに基づいて、車両画像情報の車両のメーカー名、車種、及び年式を特定する。なお、ここでは、車両のメーカー名、車種(車名)、及び年式を特定する例を示すが、少なくとも車種が特定されればよい。
【0024】
判定対象特定部134は、車両に装着可能なパーツを判定するパーツ判定処理を実施する際の、判定対象となるパーツ(対象パーツ)を特定する。
サイズ比算出部135は、所有車両画像情報に基づいて、対象パーツと、車両とのサイズ比を算出する。
パーツ判定部136は、所有車両画像情報の車両に対して装着可能なパーツを判定し、判定結果を端末装置20に返す。
なお、各機能構成の詳細な説明については後述する。
【0025】
[端末装置20の構成]
端末装置20は、ユーザが保有するコンピューターであり、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピューター等のコンピューターにより構成されている。端末装置20の具体的な構成の図示は省略するが、端末装置20は、一般的なコンピューターが有する基本的な構成を有する。すなわち、端末装置20は、ユーザの操作を受け付ける入力操作部、画像情報を表示させるディスプレイ、各種情報を記録する記録装置、各種情報を演算処理する演算回路(CPU等)を備えている。
【0026】
[情報処理方法]
次に、上述したような情報処理システム1における情報処理方法について、サーバ装置10の処理を中心に説明する。
[ユーザ情報登録処理]
図3は、本実施形態の情報処理方法におけるユーザ情報登録処理を示すフローチャートである。
本実施形態の情報処理システム1を利用するためには、ユーザは、端末装置20を操作してサーバ装置10にアクセスし、情報処理システム1を利用する旨のユーザ登録処理を行う。
【0027】
具体的には、ユーザ登録部131は、端末装置20からユーザ情報の登録を要求する登録要求情報を取得すると(ステップS1)、端末装置20に登録案内コンテンツを送信して、端末装置20のディスプレイ上に表示させる(ステップS2)。
【0028】
ここで、本実施形態における登録案内コンテンツについて説明する。
図4は、登録案内コンテンツ30の一例を示す図である。
登録案内コンテンツ30は、
図4に示すように、例えば、ユーザ名入力部31、ユーザ属性入力部32、及び車両画像入力部33、車両詳細入力部34、及び登録申請部35を備えている。
ユーザ名入力部31及びユーザ属性入力部32は、ユーザの端末装置20の操作により、ユーザ名やユーザ属性を入力する入力欄である。
【0029】
車両画像入力部33は、ユーザの端末装置20の操作によりユーザが所有する車両の画像を入力する入力欄であり、例えば、画像選択部331、画像撮像部332、及び画像表示部333を備える。
登録案内コンテンツ30には、画像選択部331が選択されることで、端末装置20の記憶部に記憶された画像を選択させる画像選択ウィンドウを表示させるスクリプトが組み込まれている。
また、登録案内コンテンツ30には、画像撮像部332が選択されることで、端末装置20に組み込まれたカメラを起動させるスクリプトが組み込まれている。
更に、登録案内コンテンツ30には、ユーザにより画像選択部331が選択され、画像選択ウィンドウで所定の画像が選択された場合、又は、画像撮像部332が選択され、車両の画像が撮像された場合に、その画像を所有車両画像としてサーバ装置10に送信するスクリプトが組み込まれている。
画像表示部333は、ユーザにより選択または撮像された画像が表示される領域である。
【0030】
車両詳細入力部34は、車両のメーカー名、車種、年式を入力する部分である。
なお、図示は省略するが、車両詳細入力部34には、車両に装着されているパーツや、車両のカスタマイズ歴等、SNSにおいてユーザが他のユーザにアピールしたい内容を入力する入力部が設けられていてもよい。
登録申請部35は、ユーザ情報の登録を申請するためのアイコンである。
【0031】
ステップS2の後、サーバ装置10は、端末装置20から所有車両画像情報を受信すると(ステップS3)、車両特定部133は、受信した所有車両画像情報と、車両DB122とに基づいて、ユーザの車両のメーカー名、車種、及び年式を特定する車種特定処理を実施する(ステップS4)。
車両特定部133による車種特定では、AIを用いた画像認識技術を用いることができる。例えば、本実施形態では、車両DB122に記録される各車両情報には、複数のサンプル画像情報と、そのサンプル画像情報の車両の車両詳細情報(メーカー名、車種、及び年式等)が記録されている。サーバ装置10は、各車両情報を学習用の教師情報として、所有車両画像を入力、メーカー名、車種、及び年式を出力とした、画像認識モデルを予め生成しておく。そして、端末装置20においてユーザ操作によって画像選択部331または画像撮像部332が選択され、所有車両画像がサーバ装置10に送信されると、車両特定部133は、その所有車両画像を画像認識モデルに入力し、車両のメーカー名、車種、及び年式を特定する。
なお、車種の特定方法としては、上記に限定されず、例えば、車両特定部133は、所有車両画像情報から、車両の特徴ベクトルを検出し、特徴ベクトルが最も類似するサンプル画像情報を車両DB122から検索することで、メーカー名、車種、及び年式を特定してもよい。
【0032】
ステップS4の後、車両特定部133は、特定されたメーカー名、車種、及び年式を端末装置20に送信し、登録案内コンテンツ30の車両詳細入力部34に表示させる(ステップS5)。つまり、本実施形態では、ユーザが所有車両画像を入力することで、自動で所有車両のメーカー名、車種、及び年式が車両詳細入力部34に入力されるので、ユーザの入力の手間を軽減することが可能となる。
なお、ステップS5の車種特定により、車種が特定できない場合は、例えば「車両が認識できません」等の警告メッセージを表示させて、ユーザに、車両画像の再入力を促してもよい。
また、ここでは、車両画像入力部33に画像が入力されることで、車両詳細入力部34に自動で情報が入力される例を示すが、ユーザ操作により、車両詳細入力部34に、直接情報を入力することも可能であり、ユーザ操作により自動入力された車両詳細入力部34の情報を修正することも可能である。
さらに、登録案内コンテンツ30において、所有車両画像の入力、及び車両詳細入力部34は必須項目でなくてもよく、ユーザが所有車両画像を選択しない場合や、車両詳細入力部34に入力しない場合は、ステップS3からステップS5の処理が省略される。
【0033】
この後、ユーザ操作によって、登録案内コンテンツ30の登録申請部35が選択されると、端末装置20は、ユーザ名、ユーザ属性、所有車両画像、及び車両詳細情報を含む登録申請情報をサーバ装置10に送信する。
サーバ装置10は、端末装置20から登録申請情報を受信すると(ステップS6)、その登録申請情報に基づいて、ユーザ情報を生成してユーザDB121に記録する(ステップS7)。
【0034】
なお、上記は、ユーザ情報を新規登録する場合の例であるが、ユーザ情報を更新する場合も同様の処理である。ユーザ情報の更新では、ユーザ情報として既に登録されている事項に関しては、登録案内コンテンツ30の初期表示で表示させておいてもよく、更新専用の案内コンテンツを表示させてもよい。例えば、ユーザ情報にユーザ名、ユーザ属性が記録され、所有車両情報、及び所有車両画像情報が記録されていない場合、ユーザ登録部131は、ユーザ名入力部31及びユーザ属性入力部32について、ユーザ情報に記録されている情報を表示させた登録案内コンテンツ30を端末装置20に送信すればよい。
【0035】
[投稿処理]
以上のユーザ情報登録処理によりサーバ装置10にユーザ情報が登録されることで、サーバ装置10は、情報処理システム1における投稿情報や画像情報の投稿を、ユーザに許可する。
本実施形態の情報処理システム1では、ユーザが、端末装置20を操作してサーバ装置10が公開する所定のコンテンツにアクセスする、又は、所定のアプリケーションをインストールし、当該アプリケーションを起動させることで、サーバ装置10は、SNSを利用するための各種コンテンツを端末装置20に送信する。
【0036】
図5は、本実施形態において、サーバ装置10から端末装置20に送信されるメインコンテンツ40の一例である。
図5に示すように、メインコンテンツ40には、投稿表示部41、設定アイコン42、メニューアイコン群43が設けられている。
投稿表示部41は、例えば、車両用SNSを利用する各ユーザが投稿した最新の投稿情報が表示される。また、投稿表示部41の上部には、投稿絞込部411が設けられている。この投稿絞込部411は、投稿表示部41に表示させる投稿情報の絞り込みを行う部分である。例えば、ユーザによって「フォロー」が選択されると、ユーザがフォローしている他のユーザの投稿情報のみが、投稿表示部41に表示される。
【0037】
設定アイコン42は、各種設定事項を行うためのアイコンである。ユーザにより設定アイコン42が選択されることで、例えば、ユーザ情報の更新や、所有車両の新規登録、投稿情報の履歴閲覧等の各種項目が表示され、新規情報の登録や更新、登録情報の確認等を行うことができる。
【0038】
メニューアイコン群43には、例えばホームアイコン431、車種閲覧アイコン432、パーツ閲覧アイコン433、及び投稿アイコン434等が含まれる。
ホームアイコン431は、
図5に示すようなメインコンテンツ40を表示させるためのアイコンである。
【0039】
車種閲覧アイコン432は、各車両の情報を車種別で閲覧するためのアイコンである。車種閲覧アイコン432が選択されることで、ユーザの所有車両や、ユーザ属性において設定された興味がある車両を対象車種とし、対象車種に関する各種情報を表示する車種別紹介コンテンツが表示される。また、車種閲覧アイコン432がユーザに選択されると、車種を選択させる車種選択画面が表示され、車種選択画面で選択された車種を対象車種として、車種別紹介コンテンツが表示されるようにしてもよい。
車種別紹介コンテンツに表示される各種情報は、例えば、対象車種に対する投稿情報であり、車両レビュー情報、愛車紹介等が挙げられる。また、各種情報として、メーカー等が開示する対象車種のスペック等の基本情報が含まれてもよい。
なお、この車種別紹介コンテンツの図示、及び、詳細な説明は省略する。
【0040】
パーツ閲覧アイコン433は、パーツに関する各種情報を閲覧するためのアイコンである。
ユーザ操作によりパーツ閲覧アイコン433が選択されることで、パーツを紹介するパーツ紹介コンテンツが表示される。なお、パーツの装着対象となる車種や、パーツのカテゴリを選択する選択画面が表示され、これらが選択されることで、パーツ紹介コンテンツで紹介されるパーツの各種情報が絞り込まれてもよい。
なお、パーツ紹介コンテンツの図示、及び、詳細な説明は省略する。
【0041】
投稿アイコン434は、ユーザが投稿情報を入力するためのアイコンである。
図6は、投稿選択コンテンツ50の一例である。
投稿アイコン434がユーザにより選択されると、
図6に示すような投稿情報の種類を選択する旨の投稿選択コンテンツ50が表示される。
この投稿選択コンテンツ50には、例えば、車両レビュー部51、パーツレビュー部52等が設けられている。
車両レビュー部51は、ユーザにより選択されることで、ユーザが所有する車両の車両レビューを投稿するための車両レビュー投稿コンテンツ60(
図7参照)を表示させる。
パーツレビュー部52は、ユーザにより選択されることで、ユーザが所有する車両に装着されたパーツのパーツレビューを投稿するためのパーツレビュー投稿コンテンツ70(
図8参照)を表示させる。
【0042】
(車両レビュー投稿処理)
次に、
図6に示すような投稿選択コンテンツ50において、車両レビュー部51が選択された際に実施される車両レビュー投稿処理について説明する。
図9は、車両レビュー投稿処理を示すフローチャートである。
サーバ装置10の投稿制御部132は、投稿選択コンテンツ50において、車両レビュー部51が選択されると、対応する端末装置20に、
図7に示すような車両レビュー投稿コンテンツ60を送信する(ステップS11)。
【0043】
ここで、車両レビュー投稿コンテンツ60について説明する。
図7は、車両レビュー投稿コンテンツ60の一例を示す図である。
車両レビュー投稿コンテンツ60は、
図7に示すように、例えば、対象車両入力部61、車両画像入力部62、レビュー入力部63、及び投稿アイコン64を備える。また、車両レビュー投稿コンテンツ60にメニューアイコン群43が設けられてもよい。
対象車両入力部61は、レビュー対象の車両のメーカー名、車種、及び年式等の車両を特定するための情報を入力する入力欄である。なお、デフォルトとして、ユーザが所有する車両が入力されていてもよい。
【0044】
車両画像入力部62は、車両画像情報を入力する入力部である。車両画像入力部62は、登録案内コンテンツ30の車両画像入力部33と同様であり、画像選択部621、画像撮像部622、及び画像表示部623を備える。
レビュー入力部63は、車両の評価等を入力する入力欄である。
投稿アイコン64は、車両レビューを投稿する際に選択するアイコンである。
【0045】
なお、ユーザによる車両レビュー投稿コンテンツ60の各入力欄の入力時に、車両画像入力部62に所有車両画像情報が入力された際、ステップS3からステップS5の処理が実施されてもよい。
つまり、車両レビュー投稿コンテンツ60において、車両画像入力部62に所有車両画像情報が入力されることで、サーバ装置10が入力された所有車両画像情報に基づいて、メーカー名、車種、年式を判定し、端末装置20に送信する。この場合、車両レビュー投稿コンテンツ60の対象車両入力部61に、自動で、メーカー名、車種、年式を入力することができ、ユーザの入力作業の手間を省略できる。
【0046】
そして、端末装置20において、ユーザの入力操作により、車両レビュー投稿コンテンツ60の各入力欄に情報が入力されて投稿アイコン64が選択されると、端末装置20からサーバ装置10に車両レビュー投稿情報が送信される。
この車両レビュー投稿情報には、ユーザID、レビュー対象車両のメーカー名、車種、年式、車両画像情報、レビュー記事内容等の情報が含まれる。
【0047】
サーバ装置10の投稿制御部132は、端末装置20から、車両レビュー投稿情報を受信すると(ステップS12)、ユーザDB121から、ユーザIDに対応したユーザ情報を特定し、そのユーザ情報の投稿履歴に、車両レビュー投稿情報を記録する(ステップS13)。
また、投稿制御部132は、車両DB122から、受信した車両レビュー投稿情報のメーカー名、車種、年式に対応した車両情報を特定し、車両レビュー投稿情報に含まれる所有車両画像情報を、サンプル画像情報として追加する(ステップS14)。
【0048】
そして、投稿制御部132は、車両レビュー投稿情報に基づいて、各種コンテンツを更新する(ステップS15)。例えば、
図5に示すようなメインコンテンツ40の投稿表示部41に表示させる投稿情報や、車種別紹介コンテンツに表示される投稿情報に、ステップS12で受信した車両レビュー投稿情報が表示されるよう、これらのコンテンツを更新する。
【0049】
(パーツレビュー投稿処理)
次に、
図6に示すような投稿選択コンテンツ50において、車両レビュー部51が選択された際に実施される車両レビュー投稿処理について説明する。
図10は、車両レビュー投稿処理を示すフローチャートである。
サーバ装置10の投稿制御部132は、投稿選択コンテンツ50において、パーツレビュー部52が選択されると、対応する端末装置20に、
図8に示すようなパーツレビュー投稿コンテンツ70を送信する(ステップS21)。
【0050】
ここで、パーツレビュー投稿コンテンツ70について説明する。
図8は、パーツレビュー投稿コンテンツ70の一例を示す図である。
パーツレビュー投稿コンテンツ70は、
図8に示すように、例えば、対象車両入力部71、対象パーツ入力部72、パーツ画像入力部73、レビュー入力部74、及び投稿アイコン75を備える。また、車両レビュー投稿コンテンツ60と同様、メニューアイコン群43が設けられていてもよい。
【0051】
対象車両入力部71は、車両選択部711と、車両表示部712とを備える。ユーザ操作により、車両選択部711が選択されることで、ユーザ情報の所有車両情報に記録されている車両の一覧が表示され、そのうち、いずれか1つがユーザにより選択されることで、選択された車両が車両表示部712に表示される。
パーツ画像入力部73は、パーツの画像を入力する入力欄である。
レビュー入力部74は、パーツに対するレビューを入力する入力欄である。
投稿アイコン75は、パーツレビューを投稿する際に選択するアイコンである。
【0052】
対象パーツ入力部72は、パーツ選択部721を含み、ユーザ操作によってパーツ選択部721が選択されることで、パーツの種別を選択するパーツ選択コンテンツが表示される。
図11は、パーツ選択コンテンツ80の一例を示す図である。
パーツ選択コンテンツ80は、パーツの種別を階層的に表示して選択するコンテンツである。例えば、ユーザ操作によって、パーツ選択部721が選択されると、
図11(A)に示すように、「タイヤ」、「ボディパーツ」、「補強パーツ」等の、パーツの種別が表示される。
なお、パーツの種別は階層構造により表示されてもよく、例えば「タイヤ」の大分類種別が選択されることで、「タイヤ」「ホイール」「チェーン」等の小分類種別が表示されてもよい。
【0053】
また、パーツ選択コンテンツ80は、ユーザ操作によって、パーツの種別が選択されることで、その選択された種別を示す種別選択情報をサーバ装置10に送信するスクリプトが組み込まれている。
さらに、パーツ選択コンテンツ80は、サーバ装置10から、種別選択情報に対するパーツ候補を受信することで、
図11(B)に示すように、受信したパーツ候補を表示させる。ここで、ユーザが、表示されたパーツ候補のいずれかを選択することで、パーツレビュー投稿コンテンツ70の対象パーツ入力部72に、選択されたパーツ候補が、レビュー対象パーツとして入力される。
【0054】
図10に戻り、ステップS21の後、サーバ装置10が、端末装置20から種別選択情報を受信すると(ステップS22)、判定対象特定部134は、種別選択情報に含まれるパーツの種別を、判定対象とするパーツの種別として特定する(ステップS23)。
この後、サーバ装置10は、ステップS23で特定されたパーツの種別について、車両に装着可能なパーツ(パーツ候補)を判定するパーツ判定処理を実施する(ステップS30)。
【0055】
図12は、ステップS30のパーツ判定処理を示すフローチャートである。
パーツ判定処理では、サイズ比算出部135は、車両画像情報を読み出す(ステップS31)。パーツレビュー投稿処理におけるパーツ判定処理では、車両画像情報として、所有車両画像情報を用いる。
【0056】
また、サイズ比算出部135は、読み出した車両画像情報から、判定対象のパーツ(対象パーツ)、対象パーツに関連する関連パーツ、及び車両の輪郭線を検出する(ステップS32)。
例えば、判定対象のパーツの種別が「タイヤ」である場合、サイズ比算出部135は、車両画像情報に対して、エッジ検出処理等の画像解析を行い、車両の輪郭線と、対象パーツであるタイヤの輪郭線と、関連パーツであるホイールの輪郭線と、を検出する。
【0057】
さらに、サイズ比算出部135は、車両の輪郭線から、車両の特定部位を設定する(ステップS33)。
図13は、車両における特定部位の検出例を示す図である。
特定部位は、車両画像情報に含まれる車両の撮像範囲によって適宜変更することができる。例えば、
図13(A)に示すように、車両画像情報の画像として、車両の側面全体が含まれる場合、部位P1〜P3を特定部位として設定することができる。部位P1は、フロントバンパーからリアバンパーまでの部位であり、車両の全長に対応する。部位P2は、地面からルーフまでの部位であり、車両の高さに対応する。部位P3は、地面からサイドシルまでの部位であり、車高に対応する。
また、
図13(B)に示すように、所有車両画像情報が、車両の一部のみの場合では、例えば部位P4〜P5を特定部位とすることができる。部位P4は、一方のサイドミラーから他方のサイドミラーまでの部位であり車幅に対応する。また、車両情報の車両詳細情報として、車両の特定の一部の長さが記録される場合、その特定の一部に対応する部位を検出してもよい。例えば、車両詳細情報にフロントガラスのサイズの幅寸法や高さ寸法が記録されている場合、
図13(B)の部位P5を特定部位としてもよい。
ここで、サイズ比算出部135は、車両詳細情報に記録されたサイズ情報に対応した部位を特定部位として検出する。この際、設定する特定部位の数は複数であってもよい。
【0058】
そして、サイズ比算出部135は、車両の特定部位とタイヤとのサイズ比、及び特定部位とホイールとのサイズ比を算出する(ステップS34)。
例えば、
図13(A)において、特定部位を部位P1とする場合、サイズ比算出部135は、所有車両画像情報における部位P1と、フロントタイヤP
t1とのサイズ比、及び、部位P1とリアタイヤP
t2とのサイズ比を算出する。同様にして、サイズ比算出部135は、部位P1と、フロントホイールP
w1とのサイズ比、及び、部位P1とリアホイールP
w2とのサイズ比を算出する。
【0059】
そして、パーツ判定部136は、算出されたサイズ比と、車両情報の車両詳細情報に記録されるサイズ情報とに基づいて、対象パーツのサイズを算出する(ステップS35)。この後、パーツ判定部136は、パーツDB123から、車両に装着可能なパーツを判定する(ステップS36)。
【0060】
この際、本実施形態では、対象パーツに関連する関連パーツのサイズ比が算出されているので、関連パーツのサイズを算出することができる。これにより、対象パーツのサイズをより絞り込むことができる。
対象パーツをタイヤ、関連パーツをホイールとした例を用いて説明する。タイヤと車両とのサイズ比に基づいて、タイヤのサイズを求める場合、タイヤの外径を特定することができ、当該外径を有するタイヤを車両に装着可能なタイヤとして判定することができる。しかしながら、この場合、リム径やタイヤ幅が考慮されていないため、様々なリム径やタイヤ幅が異なるタイヤが、車両に装着可能なタイヤとして判定される。
例えば、外径が632mmとして判定されたタイヤに関し、タイヤ幅(mm)/扁平率(%)/リム径(インチ)が、205/55/16、225/50/16、205/50/17、225/45/17、195/45/18、225/40/18となる6種のタイヤが装着可能となる。この場合、例えば、3社のタイヤメーカーが、各寸法のタイヤをそれぞれ2種ずつ製造している場合、6×3×2=36個の候補が、車両に装着可能なタイヤとして判定される。
これに対して、さらに、ホイール径が16インチとして算出されている場合では、外径が632mmのタイヤに対して、205/55/16、225/50/16の2種に絞り込まれるため、車両に装着可能なタイヤとして、2×3×2=12個の候補に絞り込むことが可能となる。
【0061】
図10に戻り、ステップS30のパーツ判定処理の後、パーツ判定部136は、判定された車両に装着可能な複数のパーツをパーツ候補として端末装置20に送信する(ステップS24)。
これにより、端末装置20に表示されたパーツ選択コンテンツ80に、
図11(B)に示すような、パーツ候補が表示され、ユーザ操作によって、いずれかのパーツ候補が選択されることで、対象パーツ入力部72に選択されたパーツ候補が入力される。
【0062】
この後、端末装置20において、ユーザの入力操作により、パーツレビュー投稿コンテンツ70の各入力欄に情報が入力され、投稿アイコン75が選択されると、端末装置20からサーバ装置10にパーツレビュー投稿情報が送信される。
このパーツレビュー投稿情報には、ユーザID、レビュー対象車両のメーカー名、車種、年式、車両画像情報、レビュー記事内容等の情報が含まれる。
投稿制御部132は、端末装置20からパーツレビュー投稿情報を受信すると(ステップS25)、パーツレビュー投稿情報をユーザ情報の投稿履歴に記録する(ステップS26)。また、投稿制御部132は、車両レビュー投稿情報の受信時と同様に、各種コンテンツを更新する(ステップS27)。
【0063】
[本実施形態の作用効果]
本実施形態のサーバ装置10では、ユーザ登録部131及び投稿制御部132が、車両の画像である車両画像情報を含むユーザ登録情報や車種レビュー投稿情報を取得し、車両特定部133が、車両画像情報の車種を特定する。そして、パーツ判定部136は、車両画像情報と、特定された車両画像情報の車種とに基づいて、車両に装着可能なパーツを判定する。
このため、車両特定部133により特定された車種により、車両に装着可能なパーツが絞り込むことができ、さらに、車両画像情報に基づいて、画像内の車両に対応したパーツがさらに絞り込まれることになる。このため、ユーザの車両に対して装着可能なパーツや、車両に装着されているパーツを容易、かつ、適切に判定することができる。
【0064】
本実施形態では、判定対象特定部134は、端末装置20から種別選択情報に基づいて、判定対象とするパーツの種別を特定し、サイズ比算出部135は、車両の特定部位と、車両に装着されている対象パーツとのサイズ比を算出する。そして、パーツ判定部136は、車両の特定部位とパーツとのサイズ比に基づいて、車両に装着可能なパーツのサイズを算出して、車両に装着可能なパーツを判定する。
つまり、本実施形態では、対象車両と、対象パーツとのサイズ比に基づいて、対象パーツのサイズを算出することができる。よって、算出されたサイズと合致するパーツ候補を、対象車両に対して装着可能なパーツとして判定することができる。
また、サイズ比に基づいたパーツ判定を実施するため、パーツに印字されたパーツ名やバーコード等を読み込む必要がない。このため、車両用SNSにおいて、他のユーザに対して車両を紹介するための画像(例えば、車両全体の画像)を用いてパーツ判定を行うことができ、例えばユーザがパーツ画像を撮像する等の煩雑な手間を省くことができる。
【0065】
この際、本実施形態では、サイズ比算出部135は、車両の特定部位と、対象パーツに関連する関連パーツとのサイズ比をさらに算出する。このため、パーツ判定部は、関連パーツのサイズをさらに算出することができ、関連パーツのサイズと、対象パーツのサイズとに基づいて、対象車両に装着可能なパーツをより適切に判定することができる。
【0066】
特に、本実施形態で例示したように、対象パーツを、車両に対して装着可能なタイヤとした場合、関連パーツであるホイールのサイズを算出することで、対象車両に装着されているタイヤのサイズをより詳細に求めることができる。これにより、車両に対してホイールの交換をすることなく装着可能なタイヤの候補を抽出することができる。
【0067】
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形をも含むものであり、以下にその一部を変形例として示す。
[変形例1]
上記実施形態では、パーツレビュー投稿処理において、所有車両画像情報に基づいて、パーツ判定が実施されることで、所有車両画像に対して装着可能なパーツが判定される例を示した。これに対して、パーツレビュー投稿処理以外においても、パーツ判定処理を用いた情報処理を実施してもよい。
【0068】
例えば、サーバ装置10の制御部13は、さらに、端末装置20にパーツの紹介情報を配信するレコメンド部としても機能してもよい。
この場合、レコメンド部は、ユーザが所有する車両に対して装着可能なパーツに関する紹介情報を配信することができる。
具体的には、まず、判定対象特定部134が、判定対象のパーツの種別を特定する。この判定対象のパーツは、ユーザ属性や、過去のユーザの投稿情報、投稿情報の閲覧履歴等に基づいて特定することができる。例えば、直近数か月のユーザの投稿情報の閲覧履歴において、タイヤのパーツレビューの閲覧回数が所定値以上となる場合、判定対象特定部134は、「タイヤ」や「タイヤパーツ」を判定対象のパーツの種別として特定してもよい。
【0069】
この後、上記実施形態のステップS30の処理を実施して、所有車両画像情報に基づいて、所有車両に対して装着可能なパーツ候補(タイヤ)を判定する。
そして、レコメンド部は、これらのパーツ候補を含むレコメンド情報を生成し、端末装置20に送信する。
【0070】
また、パーツ判定処理において、上記実施形態や、上記のレコメンドの配信では、ユーザが所有する車両を対象とし、所有画像情報に基づいて、パーツ判定処理を実施したが、これに限定されない。
例えば、ユーザが所有する車両に対応する車両データのサンプル画像情報を、車両画像情報として、パーツ判定処理を実施してもよい。
つまり、サンプル画像情報の車両の特定部位と、当該サンプル画像情報の対象パーツとに基づいて、車両に対して装着可能なパーツを判定してもよい。この際、複数のサンプル画像情報に基づいて、パーツ判定処理を実施することで、車種さえ一致していれば、どの車両でも装着可能なパーツを抽出することができる。
【0071】
また、ユーザが、車両のパーツを交換したい場合等では、ユーザが、端末装置20からサーバ装置10に、交換対象のパーツの種別を含むパーツ判定要求を送信してもよい。この場合、判定対象特定部は、パーツ判定要求に基づいて、対象パーツの種類を特定する。
そして、サーバ装置10は、ステップS30のパーツ判定処理を実施して、複数のパーツ候補を抽出し、端末装置20に返す。これにより、ユーザは、車両のパーツ交換時に、どのパーツに交換すべきかを容易に判断することができ、パーツ交換時において誤ったパーツを購入してしまう等の不都合も抑制することができる。
【0072】
さらに、ユーザが所有する車種とは異なる、他の車種に対するパーツ判定処理を実施してもよい。
例えば、ユーザが所定の投稿情報を閲覧した際に、その投稿情報に記載された車両のパーツを、ユーザが所有する車両に装着可能か否かを判定してもよい。
【0073】
[変形例2]
上記実施形態では、対象パーツをタイヤとした例を示したが、これに限定されない。
対象パーツとしては、車両画像情報に含まれるパーツであれば、いかなるパーツをも対象とすることができる。
例えば、ウィング等のエアロパーツを対象パーツとしてもよい。また、車内画像が投稿されている場合では、車内パーツを対象とすることもでき、例えばバックミラー、シフトレバー、カーナビ、オーディオ機器等を対象パーツとしてもよい。
【0074】
[変形例3]
上記実施形態では、ホイールを関連パーツとして、ホイールと車両とのサイズ比から、ホイールのサイズを算出し、タイヤのサイズとホイールのサイズから、車両に装着可能なタイヤを判定した。
これに対して、パーツ判定部136は、車両とタイヤとのサイズ比は算出せず、車両とホイールのサイズ比のみを算出し、ホイールのサイズから車両に装着可能なタイヤを判定してもよい。
つまり、車両に対して装着可能なタイヤの外径の範囲は予め設定されており、当該範囲から外れた場合、車両を正常に走行させることができない。したがって、車両特定部133によって車両の車種が特定されることで、当該車種に対して装着可能なパーツはある程度絞り込まれる。すなわち、パーツ判定部136は、車両情報のパーツ対応情報に基づいて、車両に装着可能なタイヤを抽出することができる。
そして、パーツ判定部136は、車両とホイールとのサイズ比からホイールのサイズを算出することで、パーツ対応情報に基づいて抽出されたタイヤから、ホイールのサイズに応じたリム径のタイヤをさらに抽出することができる。これにより、車両に装着可能なタイヤを適切に判定することができる。
また、対象パーツをタイヤとする場合、タイヤと車両の影部分との境界や、タイヤと舗装道路面との境界の検出精度が低下する。つまり、タイヤの輪郭線を適正に判定できない場合がある。これに対して、変形例3では、車両の特定部位とタイヤとのサイズ比を算出する必要がないので、タイヤの輪郭線を検出する必要がない。よって、タイヤの輪郭線の誤検出によるエラーや、パーツ判定精度の低下を抑制でき、精度の高いパーツ判定を実施できる。