特許第6950270号(P6950270)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6950270
(24)【登録日】2021年9月28日
(45)【発行日】2021年10月13日
(54)【発明の名称】ライトセンサ
(51)【国際特許分類】
   G01J 1/06 20060101AFI20210930BHJP
   G01J 1/02 20060101ALI20210930BHJP
   G01J 1/42 20060101ALI20210930BHJP
【FI】
   G01J1/06 A
   G01J1/02 S
   G01J1/02 U
   G01J1/42 J
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-96275(P2017-96275)
(22)【出願日】2017年5月15日
(65)【公開番号】特開2018-194347(P2018-194347A)
(43)【公開日】2018年12月6日
【審査請求日】2020年4月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【識別番号】110001472
【氏名又は名称】特許業務法人かいせい特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 進
【審査官】 佐藤 仁美
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−142678(JP,A)
【文献】 特開2013−221894(JP,A)
【文献】 特開2001−318149(JP,A)
【文献】 実開平05−006346(JP,U)
【文献】 特開2014−021014(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
・IPC
B60Q 1/00−1/56、
G01J 1/00−1/60、11/00、
G01M 11/00−11/08、
G01N 21/00−21/01、21/17−21/61、
G01S 7/48−7/51、17/00−17/95
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(200)のフロントガラス(210)に固定されるケース(110)と、
前記ケースに収容され、前記フロントガラスを介して受光した光の強度を受光信号として出力すると共に特定の方向から受光した光の強度が互いに異なるように光の指向特性が設定された複数の受光素子(131〜134)を有する受光部(130)と、
前記ケースに収容され、前記複数の受光素子の光の指向特性の情報を有し、前記車両が位置する路面(300)を基準とした前記車両の姿勢の傾きを検出する傾斜検出部(150、220)から前記車両の姿勢の傾きを取得し、前記車両の姿勢が傾いていない状態での光の指向特性を基準特性として、前記傾きの大きさに基づいて前記複数の光の指向特性の中から前記基準特性に一致あるいは最も近い光の指向特性を持つ受光素子を選択し、当該選択した受光素子から前記受光信号を取得する信号取得部(140)と、
を備えているライトセンサ。
【請求項2】
前記傾斜検出部は、前記車両に取り付けられていると共に、取り付けられた箇所での車高を検出することにより前記車両の姿勢の傾きを検出するハイトセンサ(220)であり、
前記信号取得部は、前記受光部が設置される車両(200)のフロントガラス(210)の傾斜角度の情報を取得し、前記ハイトセンサによって検出される前記車両の姿勢の傾きと、前記傾斜角度の情報と、に基づいて前記複数の光の指向特性の中から前記基準特性に一致あるいは最も近い光の指向特性を持つ受光素子を選択する請求項1に記載のライトセンサ。
【請求項3】
前記受光部は、前記複数の受光素子が形成された半導体基板(161)と、前記半導体基板の上方に配置されていると共に前記複数の受光素子の光の指向特性を設定する遮光部(162)と、を有する1つのICチップ(160)として構成されている請求項1または2に記載のライトセンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライトセンサに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の受光素子が形成された半導体基板を有するライトセンサが、例えば特許文献1で提案されている。このライトセンサは、半導体基板の上に遮光手段が設けられている。遮光手段は、各受光素子にそれぞれ対応した複数の導光部を有している。
【0003】
各導光部は、各受光素子に入射する光の角度がそれぞれ異なるように遮光手段に設けられている。これにより、各受光素子は光の入射方向に対する指向特性が設定されている。すなわち、ライトセンサは、特定の方向の受光感度が最も高くなるように光の指向特性が予め設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−21014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の技術では、ライトセンサが取り付けられる車両の積載状態や走行状態等の車両状態によって路面に対する車両の姿勢が傾いてしまうことにより、路面を基準としたライトセンサに対する光の入射角度が変化してしまう。このため、車両の姿勢が傾いていない状態と傾いている状態とでライトセンサにおける光検出の特性差が生じてしまうという問題がある。
【0006】
本発明は上記点に鑑み、路面を基準とした車両の姿勢の傾きによる光検出の特性差を抑制することができるライトセンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ライトセンサは、車両(200)のフロントガラス(210)に固定されるケース(110)を備えている。
【0008】
ライトセンサは、ケースに収容され、フロントガラスを介して受光した光の強度を受光信号として出力すると共に特定の方向から受光した光の強度が互いに異なるように光の指向特性が設定された複数の受光素子(131〜134)を有する受光部(130)を備えている。
【0009】
また、ライトセンサは、ケースに収容され、複数の受光素子の光の指向特性の情報を有し、車両が位置する路面(300)を基準とした車両の姿勢の傾きを検出する傾斜検出部(150、220)から車両の姿勢の傾きを取得し、車両の姿勢が傾いていない状態での光の指向特性を基準特性として、傾きの大きさに基づいて複数の光の指向特性の中から基準特性に一致あるいは最も近い光の指向特性を持つ受光素子を選択し、当該選択した受光素子から受光信号を取得する信号取得部(140)を備えている。
【0010】
これによると、車両の姿勢の傾きの大きさに基づいて複数の受光素子の中から最適な光の指向特性を持つ受光素子が選択されるので、得られる受光信号の指向特性と基準特性との差を小さくすることができる。したがって、路面を基準とした車両の姿勢の傾きによる光検出の特性差を抑制することができる。
【0011】
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1実施形態に係るライトセンサの概略図である。
図2】ライトセンサの断面図である。
図3図1に対してフロントガラスの傾斜角度が小さくなった場合のライトセンサの概略図である。
図4図3に示されたライトセンサの概略図である。
図5】第2実施形態に係るライトセンサの概略図である。
図6】第2実施形態において、フロントガラスの傾斜角度が小さくなった場合のライトセンサの概略図である。
図7】第3実施形態に係るライトセンサの概略図である。
図8図7に示された半導体チップの一部断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
【0014】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係るライトセンサは、車両のヘッドライト及びテールライトを自動点消灯させるオートライトシステム、フロントガラスに画像を表示するヘッドアップディスプレイの制御、あるいは車両への日射量に基づくエアコン制御等に適用されるものである。
【0015】
図1に示されるように、ライトセンサ100は、車両200のフロントガラス210の車室側に固定される。また、図2に示されるように、ライトセンサ100は、ケース110、回路基板120、受光部130、及び信号取得部140を備えている。
【0016】
ケース110は、受光部130、信号取得部140、及び回路基板120等を収容するための筐体である。ケース110は、金属材料または樹脂材料等で形成されている。また、ケース110は、光を導入する導光部111を有し、導光部111がフロントガラス210側に位置するようにフロントガラス210に固定されている。
【0017】
回路基板120は、受光部130、信号取得部140、及び図示しない電子部品が実装されている。回路基板120は、ケース110内に固定されている。
【0018】
受光部130は、車両200の外部からフロントガラス210を介して車室に入射する光を検出する検出部である。受光部130は、ケース110に収容されている。また、受光部130は、複数の受光素子131〜134を有している。各受光素子131〜134は、例えばフォトダイオードとして構成され、フロントガラス210を介して受光した光の強度を受光信号として出力する。
【0019】
さらに、各受光素子131〜134は、特定の方向から受光した光の強度が互いに異なるように光の指向特性が設定されている。例えば、図2では、受光素子131は、車両200の上方から入射する光の強度が最も高くなるように光の指向特性が設定されている。一方、受光素子132は、車両200の前方から入射する光の強度が最も高くなるように光の指向特性が設定されている。
【0020】
受光素子133、134は、上記の受光素子131、132とは異なる方向の光の指向特性に設定されている。図2では4個の受光素子131〜134が示されているが、図示しない他の素子も含まれている。光の指向特性の設定方法としては遮光板等の手段を採用することができる。
【0021】
信号取得部140は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備え、ROM等に記憶されたプログラムに従って信号処理を行う制御回路部である。また、信号取得部140は、各受光素子131〜134の光の指向特性の情報を記憶している。信号取得部140は、例えばICチップとして構成され、ケース110に収容されている。
【0022】
また、図1に示されるように、信号取得部140は、車両200が位置する路面300を基準とした車両200の姿勢の傾きを検出するハイトセンサ220から車両200の姿勢の傾きを取得する。ハイトセンサ220は、車両200に取り付けられていると共に、取り付けられた箇所での車高を検出することにより車両200の姿勢の傾きを検出する傾斜検出部である。ハイトセンサ220は、車高センサである。
【0023】
さらに、信号取得部140は、受光部130が設置される車両200のフロントガラス210の傾斜角度の情報を車両200に搭載されたECU230から取得する。このECU230は、車両200の車種等に関する情報を保持している。フロントガラス210の傾斜角度は、路面300とフロントガラス210との成す角度である。
【0024】
そして、信号取得部140は、車両200の姿勢が傾いていない状態での光の指向特性を基準特性として、少なくとも車両200の姿勢の傾きの大きさに基づいて、複数の光の指向特性の中から基準特性に一致あるいは最も近い光の指向特性を持つ受光素子131〜134を選択する。基準特性は、例えば車両200の電源オン時の光検出特性、あるいは予め信号取得部140に記憶された光の指向特性等でも良い。本実施形態では、信号取得部140は、ハイトセンサ220によって検出される車両200の姿勢の傾きと、傾斜角度の情報と、の両方の情報に基づいて複数の光の指向特性の中から基準特性に一致あるいは最も近い光の指向特性を持つ受光素子131〜134を選択する。
【0025】
つまり、信号取得部140は、ハイトセンサ220の情報と傾斜角度の情報によって、フロントガラス210の正規の傾斜角度に対して変化した角度を算出することができる。信号取得部140は、当該変化した角度を元に、受光素子131〜134を選択する。また、信号取得部140は、当該選択した受光素子131〜134から受光信号を取得する。信号取得部140は、取得した受光信号をオートライト制御やエアコン制御を行うECUに出力する。
【0026】
実際の車両200では、車両200の前方部及び後方部の傾きの影響が大きい。例えば、車両200の後方部に多くの荷物が積載されている場合、車両200の後方部が路面300側に沈み、車両200の前方部は後方部よりも浮いた状態になる。したがって、図3に示されるように、フロントガラス210の傾斜角度が図1に示された傾斜角度よりも小さくなる。
【0027】
この場合、図4に示されるように、信号取得部140は、ハイトセンサ220によって検出される現在の車両200の姿勢の傾きと、傾斜角度の情報と、の両方の情報に基づいて、複数の光の指向特性の中から基準特性に一致あるいは最も近い光の指向特性を持つ受光素子133、134を選択する。これにより、車両200の上方から受光素子133に入射する光の強度が最も高くなる一方、車両200の前方から受光素子134に入射する光の強度が最も高くなる。
【0028】
したがって、車両200の後方部が沈んだ状態になっても、信号取得部140によって受光素子131、132から受光素子133、134に切り替えられるので、図3に示されるように、信号取得部140は受光素子133、134から受光信号を取得する。よって、ライトセンサ100が取り付けられる車両200の積載状態や走行状態等の車両状態によって路面300に対する車両の姿勢が傾いてしまったとしても、車両200の上方及び前方から光を受光し続けることができる。つまり、ライトセンサ100は光検出の基準特性を維持することができる。
【0029】
なお、車両200の前方が沈む場合や、車両200の右側、左側の姿勢が変化する場合等の様々な車両状態に応じて、信号取得部140は随時最適な受光素子131〜134を選択する。これにより、ライトセンサ100によって検出したい方向の光を常に検出することができる。もちろん、路面300に対して車両200の姿勢が傾いていない場合、信号取得部140は受光素子131、132を選択することで車両200の上方及び前方から光を受光し続けることができる。
【0030】
以上説明したように、本実施形態では、車両200の姿勢の傾きの大きさに基づいて、複数の受光素子131〜134の中から最適な光の指向特性を持つ受光素子131〜134が選択される。このため、得られる受光信号の指向特性と基準特性との差が小さくなり、車両状態によるライトセンサ100の特性差を小さくすることができる。したがって、路面300を基準とした車両200の姿勢の傾きによる光検出の特性差を抑制することができ、常に一定のセンサ特性を確保することができる。
【0031】
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、ハイトセンサ220が特許請求の範囲の「傾斜検出部」に対応する。
【0032】
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図5に示されるように、ライトセンサ100は、車両200の姿勢の傾きを検出する傾斜センサ150を備えている。傾斜センサ150は、ケース110に収容されると共に、傾斜センサ150は回路基板120に実装されている。また、本実施形態では、ライトセンサ100はハイトセンサ220やECU230から信号を受け取らない構成になっている。
【0033】
信号取得部140は、例えば車両200の電源がオンされたときの傾斜角度を傾斜センサ150から取得し、この傾斜角度を基準角度とする。もちろん、他の状況での傾斜角度を傾斜センサ150から取得しても良い。なお、車両200の走行時では、信号取得部140は、車速センサから信号を取得することにより基準角度を補正しても良い。これにより、基準角度がより正確になる。
【0034】
そして、信号取得部140は、傾斜センサ150から車両200の姿勢の傾きを随時取得する。また、信号取得部140は、傾斜センサ150によって検出された車両200の姿勢の傾きに基づいて、複数の光の指向特性の中から基準特性に一致あるいは最も近い光の指向特性を持つ受光素子131〜134を選択する。
【0035】
例えば、路面300に対して車両200の姿勢が傾いていない場合、図5に示されるように、信号取得部140は受光素子131、132を選択することで車両200の上方及び前方から光を受光する。一方、車両200の後方部が沈んでいる場合、図6に示されるように、信号取得部140は受光素子133、134を選択することで車両200の上方及び前方から光を受光する。
【0036】
以上のように、車両200の姿勢を検出するものとして、傾斜センサ150を採用することができる。この場合、ハイトセンサ220の信号や、フロントガラス210の傾斜角度の情報が不要であり、傾斜センサ150の情報のみで受光素子131〜134の選択が可能であるので、ライトセンサ100の構成の簡略化、信号取得部140の演算の簡略化が可能になる。
【0037】
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、傾斜センサ150が特許請求の範囲の「傾斜検出部」に対応する。
【0038】
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。図7に示されるように、ライトセンサ100は、1つのICチップ160を備えている。図8に示されるように、ICチップ160は、半導体基板161及び遮光部162を有している。
【0039】
半導体基板161は、例えば、複数の受光素子131〜134がフォトダイオードとして形成されたn型シリコン基板である。具体的には、半導体基板161の表層部に複数のp型領域163が形成されており、各p型領域163が各受光素子131〜134の各受光部分に対応している。各受光部分が半導体基板161の一面164に露出している。なお、図8では、3つのp型領域163が示されているが、他のp型領域163も形成されている。
【0040】
また、半導体基板161の裏面には図示しないカソード電極が形成されていると共に、各p型領域163には図示しないアノード電極が設けられている。このような構成により、各受光素子131〜134は、光の強度を電圧値の強度信号として出力する。
【0041】
遮光部162は、半導体基板161の上方に配置されている。遮光部162は、絶縁層165と金属層166とが半導体基板161の一面164に複数交互に積層されて構成されている。絶縁層165は、例えばBPSG等の層間絶縁膜である。金属層166は、例えばアルミニウム等の金属膜として形成されている。金属層166は遮光及び配線として機能する。
【0042】
また、遮光部162は、光を通すことで半導体基板161の一面164に光を導く複数の開口部167を有している。開口部167は、半導体基板161の一面164を基準として各受光素子131〜134に対する入射角に沿った穴であり、各受光素子131〜134の光の指向特性を設定している。
【0043】
ICチップ160は上記各実施形態で示された受光部130に対応する。また、ICチップ160は、信号取得部140が形成されていても良い。以上のように、受光部130を1つのICチップ160として構成することもできる。なお、信号取得部140はICチップ160とは別体として構成されていても良い。
【0044】
(他の実施形態)
上記各実施形態で示されたライトセンサ100の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、受光部130が設置される車両200のフロントガラス210の傾斜角度の情報は、車両200に搭載されたECU230ではなく、信号取得部140に予め記憶されていても良い。
【0045】
また、第3実施形態では、絶縁層165と金属層166とが複数交互に積層されていたが、絶縁層165及び金属層166はそれぞれ一層でも良い。また、光の指向特性を設定するための遮光手段は遮光部162に限られず、例えば、半導体基板161の一面164に形成された遮光膜でも良い。すなわち、遮光膜の一部に光が透過する部分が設けられていれば良い。
【符号の説明】
【0046】
110 ケース
130 受光部
131〜134 受光素子
140 信号取得部
150 傾斜センサ(傾斜検出部)
200 車両
210 フロントガラス
220 ハイトセンサ(傾斜検出部)
300 路面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8