【文献】
赤羽喜治、ほか1名,ブロックチェーン 仕組みと理論,第1版,株式会社リックテレコム,2016年10月28日,p.62−64
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
(a03)前記ユーザ端末のリンク解除要請信号を参照して前記モノのインターネット機器から獲得した前記モノのインターネット機器の識別情報を利用した前記ユーザ端末での前記モノのインターネット機器と前記ユーザ電子財布のリンク解除許容信号に対応して前記ユーザ電子財布から前記モノのインターネット機器のリンク解除要請トランザクション−前記リンク解除要請トランザクションは前記ユーザ電子財布の識別情報、前記モノのインターネット機器の識別情報、及び前記モノのインターネット機器の識別情報を前記ユーザ電子財布の認証書を利用して署名したモノのインターネット機器識別情報署名値を含む−が獲得されると、前記決済支援サーバが、前記モノのインターネット機器の前記リンク解除要請トランザクションに含まれた前記モノのインターネット機器の識別情報に対応する前記モノのインターネット機器を検証する段階、及び
(a04)検証の結果、前記モノのインターネット機器が有効であれば、前記決済支援サーバが、前記モノのインターネット機器に対する支払主体としてリンクされた前記ユーザ電子財布をリンク解除し、リンク解除情報を前記ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対するリンク解除情報ブロックチェーントランザクションIDを管理し、前記リンク解除情報を前記モノのインターネット機器と前記電子財布のうち少なくとも一つに伝送するか前記他装置をもって前記モノのインターネット機器と前記電子財布のうち少なくとも一つに伝送するように支援する段階、
をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のモノのインターネット機器に対する決済遂行方法。
(a1)前記ユーザ電子財布が、前記ユーザ端末のリンク解除要請信号を参照して前記モノのインターネット機器から前記モノのインターネット機器の識別情報を獲得し、前記モノのインターネット機器と前記ユーザ電子財布のリンク解除に対する確認要請信号を前記ユーザ端末の画面を通じてディスプレイする段階、
(a2)前記ユーザ端末から前記モノのインターネット機器と前記ユーザ電子財布のリンク解除許容信号が獲得されると、前記ユーザ電子財布が、前記決済支援サーバに前記モノのインターネット機器のリンク解除要請トランザクション−前記リンク解除要請トランザクションは前記ユーザ電子財布の識別情報、前記モノのインターネット機器の識別情報、及び前記モノのインターネット機器の識別情報を前記ユーザ電子財布の認証書を利用して署名したモノのインターネット機器識別情報署名値を含む−を伝送するか前記他装置をもって前記決済支援サーバに伝送するように支援することで、前記決済支援サーバをもって前記モノのインターネット機器の前記リンク解除要請トランザクションに含まれた前記モノのインターネット機器の識別情報に対応する前記モノのインターネット機器を検証して前記モノのインターネット機器が有効であれば、前記モノのインターネット機器に対する支払主体としてリンクされた前記ユーザ電子財布をリンク解除し、リンク解除情報を前記ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対するリンク解除情報ブロックチェーントランザクションIDを管理するようにし、前記リンク解除情報を前記モノのインターネット機器と前記電子財布のうち少なくとも一つに伝送するように支援する段階、
をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のモノのインターネット機器に対する決済遂行方法。
モノのインターネット機器に対する決済を遂行するサービス提供端末において、決済支援サーバが前記モノのインターネット機器の認証書、サービス提供端末の認証書、及びユーザ電子財布の認証書をブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応される各々のブロックチェーントランザクションIDを管理し、前記モノのインターネット機器に対する支払主体として前記ユーザ電子財布をリンクしたリンク情報を管理する状態で、前記モノのインターネット機器から支払主体情報−前記支払主体情報は少なくとも前記モノのインターネット機器の識別情報を含む−を獲得する通信部と、
(i)前記獲得された前記支払主体情報を参照して費用請求トランザクション−前記費用請求トランザクションは前記サービス提供端末の識別情報、前記モノのインターネット機器の識別情報、費用請求内訳、及び前記費用請求内訳を前記サービス提供端末の認証書を利用して署名した費用請求署名値を含む−を前記決済支援サーバに伝送するか前記サービス提供端末に連動される他装置をもって前記決済支援サーバに伝送するように支援することで、前記決済支援サーバをもって(1)前記費用請求トランザクションが有効であるか否かを確認して有効であれば、前記リンク情報を参照して前記費用請求トランザクションに含まれた前記モノのインターネット機器の識別情報に対応する前記ユーザ電子財布の識別情報を前記ブロックチェーンデータベースから獲得するように支援して、(2)前記ブロックチェーンデータベースから獲得された前記ユーザ電子財布の識別情報に対応する前記ユーザ電子財布の支払手段を利用して前記費用請求内訳に対する支払がなされるようにし、前記費用請求内訳に対応する費用支払内訳を含む費用支払結果を前記ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対する費用支払結果ブロックチェーントランザクションIDを管理するようにし、前記費用支払結果を前記サービス提供端末、前記モノのインターネット機器、及び前記ユーザ電子財布のうち少なくとも一つに伝送するように支援するプロセスと、(ii)前記決済支援サーバから前記費用支払結果が獲得されると、前記モノのインターネット機器に前記費用支払結果を伝送するか前記他装置をもって前記モノのインターネット機器に伝送するように支援するプロセスを遂行するプロセッサ、
を含むことを特徴とするモノのインターネット機器に対する決済を遂行するサービス提供端末。
モノのインターネット機器に対する決済を遂行するユーザ電子財布において、決済支援サーバが前記モノのインターネット機器の認証書、サービス提供端末の認証書、及びユーザ電子財布の認証書をブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応される各々のブロックチェーントランザクションIDを管理する状態で、ユーザ端末のリンク要請信号に対応して前記モノのインターネット機器から前記モノのインターネット機器の識別情報を獲得する通信部、及び
(i)(i−1)前記モノのインターネット機器と前記ユーザ電子財布のリンクに対する許容可否に対する確認要請信号を前記ユーザ端末の画面を通じてディスプレイするように支援し、(i−2)前記ユーザ端末から前記モノのインターネット機器と前記ユーザ電子財布のリンクに対する許容信号が獲得されると、前記モノのインターネット機器のリンク要請トランザクション−前記モノのインターネット機器のリンク要請トランザクションは前記ユーザ電子財布の識別情報、前記モノのインターネット機器の識別情報、及び前記モノのインターネット機器の識別情報を前記ユーザ電子財布の認証書を利用して署名したモノのインターネット機器識別情報署名値を含む−を前記決済支援サーバに伝送するか前記ユーザ電子財布に連動された他装置をもって前記決済支援サーバに伝送するように支援することで、前記決済支援サーバをもって前記モノのインターネット機器のリンク要請トランザクションに含まれた前記モノのインターネット機器の識別情報に対応する前記モノのインターネット機器を検証するように支援して、前記モノのインターネット機器が有効であれば、前記モノのインターネット機器に対する支払主体として前記ユーザ電子財布をリンクするように支援し、リンク情報を前記ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対するリンク情報ブロックチェーントランザクションIDを管理するように支援して、前記リンク情報を前記モノのインターネット機器と前記電子財布のうち少なくとも一つに伝送するように支援するプロセス、及び(ii)(ii−1)前記決済支援サーバから前記ユーザ電子財布の識別情報に対応する費用請求内訳に対する支払確認要請トランザクション−前記支払確認要請トランザクションは前記サービス提供端末から獲得される前記サービス提供端末の識別情報、前記モノのインターネット機器の識別情報、前記費用請求内訳、及び前記費用請求内訳を前記サービス提供端末の認証書を利用して署名した費用請求署名値を含む前記モノのインターネット機器に対する費用請求トランザクションに対応して、前記決済支援サーバが前記リンク情報を参照して前記費用請求トランザクションに含まれた前記モノのインターネット機器の識別情報に対応する前記ユーザ電子財布の識別情報を前記ブロックチェーンデータベースから獲得して生成することで、前記費用請求内訳、前記ユーザ電子財布の識別情報、及び検証手段値を含む−が獲得されると、前記費用請求内訳に対する確認要請信号を前記ユーザ端末の画面を通じてディスプレイするように支援し、(ii−2)前記費用請求内訳に対する前記ユーザの確認信号が前記ユーザ端末から獲得されると前記ユーザ電子財布の識別情報、及び前記検証手段値を前記ユーザ電子財布の認証書を利用して署名した検証手段署名値を含む支払確認トランザクションを前記決済支援サーバに伝送するか前記他装置をもって前記決済支援サーバに伝送するように支援することで、前記決済支援サーバをもって前記支払確認トランザクションが有効であるか否かを確認するようにし、前記支払確認トランザクションが有効であれば、支払手段に対応するファンドソースサーバに前記費用請求内訳に対する支払を要請するように支援して前記費用請求内訳に対する支払がなされるようにするか、前記モノのインターネット機器に対応して登録された前払金を利用して前記費用請求内訳に対する支払がなされるようにするプロセスを遂行するプロセッサ、を含むことを特徴とするモノのインターネット機器に対する決済を遂行するユーザ電子財布。
【発明を実施するための形態】
【0022】
後述する本発明に対する詳細な説明は、本発明が実施され得る特定の実施例を例示として示す添付の図面を参照する。これら実施例は当業者が本発明を実施することができるように充分詳細に説明される。本発明の多様な実施例は互いに異なるが、相互排他的である必要はないことを理解されたい。例えば、ここに記載されている特定の形状、構造及び特性は一実施例に関連して本発明の精神及び範囲を逸脱せずに他の実施例で具現され得る。また、各々の開示された実施例内の個別構成要素の位置または配置は本発明の精神及び範囲を逸脱せずに変更され得ることを理解されたい。従って、後述する詳細な説明は限定的な意味で捉えようとするものではなく、本発明の範囲は、適切に説明されると、その請求項が主張することと均等なすべての範囲と、併せて添付された請求項によってのみ限定される。図面で類似する参照符号はいくつかの側面にかけて同一か類似する機能を指称する。また、本発明に対する詳細な説明で第1、第2などは任意の値またはデータなどを区分するためのものであり、その順番または順序を意味するものではない。
【0023】
以下、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施することができるようにするために、本発明の好ましい実施例に関して添付された図面を参照して詳細に説明することにする。
【0024】
図1は本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用を決済するシステムを概略的に示したものであり、システムはサービス提供端末110、モノのインターネット機器120、ユーザ電子財布130、決済支援サーバ200、及びファンドソースサーバ400を含み得る。
【0025】
まず、サービス提供端末110はオンラインまたはオフラインを通じてユーザに提供されたサービス、製品賃貸、製品使用、または製品購買に対する費用を請求する主体として、サービス提供者の端末またはサーバなどのコンピューティング装置を含み得る。また、サービス提供端末110は銀行、製品販売者、設備に対応される端末サーバが挙げられる。この際、設備は駐車場、料金徴収所、映画館などを含み得るが、これに限定されず、ユーザが費用を支払い使用または利用することができるすべての設備を含み得る。
【0026】
そして、モノのインターネット(IoT;Internet of Things)機器120は各種品物にセンサと通信機能を内蔵してインターネットに連結する技術であるモノのインターネットが適用された機器であり、サービス提供者から各種サービスや製品を提供されてこれに対する費用を支払う主体の場合もある。一例として、モノのインターネット機器120は自動車、セットトップボックス、AMR(automatic meter reading)、AMI(advanced metering infrastructure)、スマート家電機器、ユーザ端末などを含み得るが、これに限定されず、モノのインターネットが可能なすべての機器を含み得る。
【0027】
また、モノのインターネット機器120はサービス提供者が提供するサービスや製品に対応する機器の場合もある。一例として、モノのインターネット機器120は賃貸自動車、賃貸ハウスに設置された機器、ホテルルームに設置された機器などを含み得るが、これに限定されず、特定のユーザが使用することができる特定の空間または特定の製品に対応して設置されて特定のユーザの使用に対する費用を請求するか費用支払主体を確認することができるようにすべてのモノのインターネット機器を含み得る。
【0028】
次に、ユーザ電子財布130はユーザの支払手段に対する情報を格納するものとして、クレジットカード、商品券、メンバーシップカード、クーポン、ポイントなどの多様なファンドソースに対する情報を格納して支払決済や関連情報確認に利用することができるようにする。
【0029】
そして、ユーザ電子財布130はユーザ端末に含まれ得る。この際、ユーザ端末は費用支払に対する情報を受信して、受信された情報に対するユーザ確認を遂行するモバイルデバイスとして、モバイルコンピュータ、PDA/EDA、携帯電話、スマートフォン、タブレットなどを含み得るが、これに限定されず、有・無線通信機能を有する携帯用ゲーム機、デジタルカメラパーソナルナビゲーションなどのすべてのモバイルデバイスを含み得る。また、ユーザ端末は情報の送受信を支援する通信部と情報を処理するプロセッサを含み得る。そして、ユーザ端末は決済支援サーバで提供するユーザインターフェースであるアプリ(APP;application)を含み得る。
【0030】
次に、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器120と関連した費用決済と関連した各々の機能を遂行する多数のサーバで構成され得る。また、決済支援サーバ200はブロックチェーンデータベース300の各々のノードに対応されるサーバか、ブロックチェーンデータベース300の各々のノードを管理するサーバの場合もある。これに加えて、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器120の費用決済と関連して異なる装置とのトランザクションを管理するトランザクションサーバの場合もある。
【0031】
具体的に、決済支援サーバ200は典型的にコンピューティング装置(例えば、コンピュータプロセッサ、メモリ、ストレージ、入力装置及び出力装置、その他既存のコンピューティング装置の構成要素を含み得る装置;ルータ、スイッチなどのような電子通信装置;ネットワークアタッチストレージ(NAS)及びストレージエリアネットワーク(SAN)のような電子情報ストレージシステム)とコンピュータソフトウェア(即ち、コンピューティング装置をもって特定の方式で機能するようにするインストラクション)の組み合わせを利用して所望のシステム性能を達成するものが挙げられる。
【0032】
そして、ブロックチェーンデータベース300はモノのインターネット機器の費用決済と関連した情報をブロックチェーン技術を利用して偽・変造が不可能になるように格納するものとして、第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースを含み得る。この際、第1ブロックチェーンデータベースはプライベートブロックチェーンデータベースの場合があり、第2ブロックチェーンデータベースはプライベートブロックチェーンデータベースかパブリックブロックチェーンデータベースの場合もある。
【0033】
このようなコンピューティング装置の通信部210は連動される他コンピューティング装置と要請と応答を送受信し得るところ、一例示として、このような要請と応答は同一のTCPセッションによってなされ得るが、これに限定されず、例えばUDPデータグラムとして送受信されることもある。
【0034】
また、コンピューティング装置のプロセッサ220はMPU(Micro Processing Unit)またはCPU(Central Processing Unit)、キャッシュメモリ(Cache Memory)、データバス(Data Bus)などのハードウェア構成を含み得る。また、運営体制、特定の目的を遂行するアプリケーションのソフトウェア構成をさらに含み得る。
【0035】
次に、ファンドソースサーバ400は通信部とプロセッサを含み得て、モノのインターネット機器120の費用決済に対応してユーザ電子財布130のファンドソース使用、即ち、ファンドソースによる費用支払に対するサービスを提供し得る。そして、ファンドソースサーバ400はカード会社サーバ、銀行サーバ、ポイント決済サーバ、商品券決済サーバを含み得るが、これに限定されず、ユーザ電子財布130に登録されたファンドソースを利用して費用支払を遂行するすべてのサーバを含み得て、ファンドソースサーバ400はファンドソースに対応する多数のサーバで構成され得る。
【0036】
具体的に、ファンドソースサーバ400は典型的にコンピューティング装置(例えば、コンピュータプロセッサ、メモリ、ストレージ、入力装置及び出力装置、その他既存のコンピューティング装置の構成要素を含み得る装置;ルータ、スイッチなどのような電子通信装置;ネットワークアタッチストレージ(NAS)及びストレージエリアネットワーク(SAN)のような電子情報ストレージシステム)とコンピュータソフトウェア(即ち、コンピューティング装置をもって特定の方式で機能するようにするインストラクション)の組み合わせを利用して所望のシステム性能を達成するものが挙げられる。
【0037】
また、決済支援サーバ200とサービス提供端末110との間のデータ通信を遂行するゲートウェイ111をさらに含み得る。
【0038】
このように構成されたシステムを通じて本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用を決済する方法を説明すれば次のとおりである。
【0039】
まず、
図2を参照して本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用支払主体としてユーザ電子財布をリンクする過程を説明する。
【0040】
ユーザがモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてユーザ電子財布130をリンクするためにユーザ端末131を通じてリンク要請信号を入力すると(S11)、ユーザ電子財布130はユーザによってリンク要請されたモノのインターネット機器120にモノのインターネット機器の識別情報を要請するかユーザ電子財布に連動された他装置をもってモノのインターネット機器120に要請するように支援する(S12)。この際、ユーザ電子財布130でモノのインターネット機器120に伝送される要請信号にはユーザ電子財布の識別情報を含み得る。そして、ユーザ電子財布の識別情報はユーザ電子財布の識別のためにユーザ電子財布別に与えられる固有情報として、ユーザ電子財布のトークンID、及びユーザ電子財布の認証書のうち少なくとも一つを含み得る。また、ユーザ電子財布の識別情報はユーザID、ユーザ端末ID、ユーザ端末のIPアドレス、ユーザ端末のMACアドレス、及び電話番号のうち少なくとも一つ以上を含み得る。そして、ユーザ電子財布の認証書はPKI certificate、PKI digital identity、及びプライベートキーとパブリックキーからなるキーペアにおけるパブリックキーのうち少なくとも一つを含み得て、ユーザ電子財布の認証書はブロックチェーンデータベース300に既登録されている場合もある。
【0041】
すると、モノのインターネット機器120は受信される識別情報要請信号に対応してモノのインターネット機器の識別情報をユーザ電子財布130に伝送するかモノのインターネット機器に連動された他装置をもって伝送するように支援する(S13)。この際、モノのインターネット機器120は受信される識別情報要請信号に含まれたユーザ電子財布の識別情報から識別情報を要請したユーザ電子財布を確認し、識別情報を通じて確認されたユーザ電子財布130にモノのインターネット機器の識別情報を伝送し得る。そして、モノのインターネット機器の識別情報はモノのインターネット機器の識別のためにモノのインターネット機器120別に与えられる固有情報として、モノのインターネット機器のトークンID、及びモノのインターネット機器の認証書のうち少なくとも一つを含み得る。また、モノのインターネット機器の識別情報はモノのインターネット機器のID、モノのインターネット機器のIPアドレス、及び、モノのインターネット機器のMACアドレスのうち少なくとも一つ以上を含み得る。そして、モノのインターネット機器の認証書はPKI certificate、PKI digital identity、及びプライベートキーとパブリックキーからなるキーペアにおけるパブリックキーのうち少なくとも一つを含み得て、モノのインターネット機器の認証書はブロックチェーンデータベース300に既登録されている場合もある。また、モノのインターネット機器の認証書はモノのインターネット機器の生産時にモノのインターネット機器に登録されるか、ユーザなどによって認証書が生成されてモノのインターネット機器に登録され得る。
【0042】
そして、ユーザ電子財布130はユーザ端末131の画面を通じてモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてユーザ電子財布130を登録するリンクに対するリンク確認要請信号がディスプレイされるようにするかユーザ電子財布に連動された他装置をもってユーザ端末131の画面にディスプレイされるように支援する(S14)。
【0043】
この際、ユーザはモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてユーザ電子財布130を登録するリンクを許容する場合、確認情報を入力することでリンクを許容するようになる(S15)。この際、確認情報は認証書などに接近するためのパス情報として、パスワード、PINコード、ユーザの指紋情報、及びユーザの生体情報のうち少なくとも一つを含み得る。これとは異なり認証書などに対する接近制御のための確認情報の入力を省略する場合もある。
【0044】
すると、ユーザ端末131は入力された確認情報が既設定された確認情報と一致するか否かを確認し、入力された確認情報が既設定された確認情報と一致する場合、リンク許容信号をユーザ電子財布130に伝送する(S16)。
【0045】
そして、ユーザ電子財布130はユーザ電子財布の識別情報、モノのインターネット機器の識別情報、及びモノのインターネット機器の識別情報をユーザ電子財布の認証書を利用して署名したモノのインターネット機器識別情報署名値を含むモノのインターネット機器のリンク要請トランザクションを決済支援サーバ200に伝送するかユーザ電子財布に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S17)。
【0046】
一方、上記でユーザ電子財布130とユーザ端末131を分離して説明したが、ユーザ電子財布130はユーザ端末131に含まれる場合もある。一例として、ユーザ電子財布130はユーザ端末131に設置されたモバイル電子財布の場合もあり、上記の動作をユーザ端末131が遂行し得る。この際、ユーザ電子財布の認証書はユーザ端末に格納されたユーザの認証書の場合もある。
【0047】
ユーザ電子財布130からモノのインターネット機器120のリンク要請トランザクションが伝送されると、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器のリンク要請トランザクションに含まれたモノのインターネット機器120の識別情報に対応するモノのインターネット機器120に対する検証を遂行する。
【0048】
一例として、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器のリンク要請トランザクションに含まれたモノのインターネット機器の識別情報に対応するモノのインターネット機器120に少なくともモノのインターネット機器の識別情報及び検証手段値を含むモノのインターネット機器検証トランザクションを伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってモノのインターネット機器120に伝送するように支援する(S18)。この際、検証手段値はナンス(nonce)、OTP、タイムスタンプなどを含み得る。そして、モノのインターネット機器120はモノのインターネット機器検証トランザクションに含まれた検証手段値をモノのインターネット機器の認証書を利用して署名した署名値とモノのインターネット機器の識別情報を含む応答信号を決済支援サーバ200に伝送するかモノのインターネット機器に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S19)。
【0049】
すると、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器120から獲得される応答信号からモノのインターネット機器の識別情報を確認し、モノのインターネット機器の識別情報に対応してブロックチェーンデータベース300に登録されたモノのインターネット機器の認証書を獲得し、ブロックチェーンデータベース300から獲得されたモノのインターネット機器の認証書を利用してモノのインターネット機器から獲得された応答信号の署名値から検証手段値を確認する。そして、決済支援サーバ200は応答信号の署名値から確認した検証手段値がモノのインターネット機器検証トランザクションを通じてモノのインターネット機器120に伝送した検証手段値と一致するか否かを確認して、一致する場合、モノのインターネット機器120が有効なものと判断する。
【0050】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がモノのインターネット機器120の認証書を獲得する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0051】
決済支援サーバ200はモノのインターネット機器の認証書を第1ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応する第1ブロックチェーントランザクションIDを管理し、モノのインターネット機器の認証書にハッシュ関数を適用して生成した第7特定ハッシュ値と第7特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算した第7代表ハッシュ値または第7代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応される第4ブロックチェーントランザクションIDを管理している状態で、モノのインターネット機器120から獲得される応答信号のモノのインターネット機器の識別情報に対応する第1トランザクションIDを利用して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたモノのインターネット機器の認証書を獲得するか、応答信号のモノのインターネット機器の識別情報に対応する第4ブロックチェーントランザクションIDを利用して第2ブロックチェーンデータベースからデータメッセージを獲得し、データメッセージに含まれた第7代表ハッシュ値または第7代表ハッシュ値を加工した値と関連して第1ブロックチェーンデータベースに格納されているマークルツリー情報及びリーフノード情報を第1ブロックチェーンデータベースで検索して、検索されたマークルツリー情報及びリーフノード情報を参照して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたモノのインターネット機器の認証書を獲得し得る。
【0052】
また、決済支援サーバ200はユーザ電子財布130から獲得されるリンク要請トランザクションが有効であるか否かを確認し得る。この際、決済支援サーバ130はリンク要請トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応してブロックチェーンデータベース300に登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得し、ブロックチェーンデータベース300から獲得されたユーザ電子財布の認証書を利用してリンク要請トランザクションのモノのインターネット機器識別情報署名値からモノのインターネット機器の識別情報を確認する。そして、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器識別情報署名値から確認したモノのインターネット機器の識別情報がリンク要請トランザクションのモノのインターネット機器の識別情報と一致するか否かを確認して、一致する場合、リンク要請トランザクションが有効なものと判断する。
【0053】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がユーザ電子財布の認証書を獲得する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0054】
決済支援サーバ200はユーザ電子財布の認証書を第1ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応する第3ブロックチェーントランザクションIDを管理し、ユーザ電子財布の認証書にハッシュ関数を適用して生成した第2特定ハッシュ値と第2特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算した第2代表ハッシュ値または第2代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応される第6ブロックチェーントランザクションIDを管理している状態で、ユーザ電子財布130から獲得されるリンク要請トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応する第3トランザクションIDを利用して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得するか、リンク要請トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応する第6ブロックチェーントランザクションIDを利用して第2ブロックチェーンデータベースからデータメッセージを獲得し、データメッセージに含まれた第2代表ハッシュ値または第2代表ハッシュ値を加工した値と関連して第1ブロックチェーンデータベースに格納されているマークルツリー情報及びリーフノード情報を第1ブロックチェーンデータベースで検索して、検索されたマークルツリー情報及びリーフノード情報を参照して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得し得る。
【0055】
以後、検証の結果、モノのインターネット機器120が有効なものと判断されると、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器120の支払主体としてユーザ電子財布130をリンクし(S20)、リンク情報をブロックチェーンデータベース300に登録して(S21)これに対するリンク情報ブロックチェーントランザクションIDを獲得(S22)して管理し、リンク情報をモノのインターネット機器120とユーザ電子電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってモノのインターネット機器120とユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するように支援する(S23)(S24)。そして、ユーザ電子財布130はリンクされたモノのインターネット機器の識別情報を格納して、ユーザ端末131の画面を通じてリンク情報をディスプレイしてユーザがリンク情報を確認することができるようにし得る(S25)。
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ200がリンク情報を第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースに登録する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0056】
決済支援サーバ200はリンク情報を第1ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第1ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し、第1ブロックチェーンデータベースに登録されたリンク情報の第1ブロックチェーンデータベース上の位置情報を示す第1リンク情報ブロックチェーントランザクションIDを獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第1ブロックチェーンデータベースから獲得するように支援して管理し得る。
そして、第2ブロックチェーンデータベースに所定のハッシュ値を登録するためのトリガリング条件が充たされると、決済支援サーバ200はリンク情報にハッシュ関数を適用して生成した第4特定ハッシュ値及び第4特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算することでマークルルートである第4代表ハッシュ値または第4代表ハッシュ値を加工した値を生成する。
【0057】
また、決済支援サーバ200は生成されたマークルルートである第4代表ハッシュ値または第4代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し、第2ブロックチェーンデータベースに登録された第4代表ハッシュ値または第4代表ハッシュ値を加工した値であるマークルルートの第2ブロックチェーンデータベース上の位置情報を示す第2リンク情報ブロックチェーントランザクションIDを獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースから獲得するように支援し得る。
【0058】
一方、決済支援サーバ200は第4特定ハッシュ値と少なくとも一つの隣接ハッシュ値を所定のデータ構造で格納して管理し得る。ここで、データ構造は多様であり得るが、一例として、マークルツリー(merkle tree)構造になる場合もある。
【0059】
即ち、決済支援サーバ200は第4特定ハッシュ値が特定リーフノードに割り当てられたマークルツリー(merkle tree)を生成するか生成するように支援し得て、トリガリング条件が充たされると、第4特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの他のリーフノードに割り当てられたハッシュ値を演算して生成されるマークルルートである第4代表ハッシュ値または第4代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し得る。
【0060】
もう少し具体的に説明すると、(x1)決済支援サーバ200は、(i)第4特定ハッシュ値と(ii)第4特定ハッシュ値が割り当てられたノードの兄弟ノードに割り当てられたハッシュ値を演算するか決済支援サーバに連動された他装置をもって演算するように支援し、演算値に対するハッシュ値をノードの親ノードに割り当てるか決済支援サーバに連動された他装置をもって親ノードに割り当てるように支援し得る。(x2)万一、親ノードがマークルツリーのルートノードであれば、親ノードに割り当てられたハッシュ値が第4代表ハッシュ値になる。(x3)一方、親ノードがマークルツリーのルートノードでなければ、決済支援サーバ200は、親ノードに割り当てられたハッシュ値を第4特定ハッシュ値にして(x1)ないし(x3)を反復して遂行する。
【0061】
そして、決済支援サーバ200は最終的にマークルツリーのルートノードに割り当てられたハッシュ値を第4代表ハッシュ値として第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援する。この際、第4代表ハッシュ値を加工した値が登録される場合もある。例えば、第4代表ハッシュ値にhex演算が遂行された結果値が登録される場合もある。
【0062】
一方、決済支援サーバ200が第4特定ハッシュ値と少なくとも一つの隣接ハッシュ値を所定の第4−1データ構造で格納し、以後第4−1データ構造と同一の形態の第4−2データ構造を格納して管理する場合、第4−1データ構造と第4−2データ構造はチェーン形態で連結され得る。
【0063】
特に、上述した例のように、第4−1データ構造及び第4−2データ構造がマークルツリーである場合、第4−1データ構造のルート値またはルート値のハッシュ値が第4−2データ構造の1番目のリーフノードに割り当てられ得る。
また、第4−2データ構造を生成する時は第4−1データ構造に対する検証がなされることでデータintegrityがもう少し保証され得る。第4−2データ構造の検証については後述することにする。
【0064】
また、チェーン形態で連結された少なくとも一つのマークルツリーのうち1番目のマークルツリーの場合、1番目のマークルツリーの1番目のリーフノードにはテキスト、数字、または記号からなる所定のメッセージデータのハッシュ値またはこれを加工した値が割り当てられ得る。例えば、マークルツリー生成時に決済支援サーバ200によって最初に付与された入力メッセージのハッシュ値が割り当てられ得る。
【0065】
図3及び
図4は本発明の一実施例によって生成されたマークルツリーの例を示したものである。
【0066】
図3ではリーフノードの個数が4個のマークルツリーが示される。図示されたマークルツリーは1番目のマークルツリーなので(tree_id=0)、1番目のリーフノードであるh0ノードには所定のメッセージデータのハッシュ値(sha256(coinplug_unique_message))が割り当てられたことがわかる。記録データに対する登録要請(即ち、リンク情報と関連したトランザクション登録要請)がある場合、決済支援サーバ200は現在構成中であるマークルツリーの最後のリーフノードの次のリーフノードを生成して第4特定ハッシュ値または第4特定ハッシュ値を加工した値を割り当てるか割り当てるように支援する。例えば、
図3のマークルツリーで2番目のリーフノードであるh1ノードまで値の割り当てが完了した状態で新たなリーフノードを生成しなければならない場合、次のリーフノードであるh2ノードを生成して第4特定ハッシュ値または第4特定ハッシュ値を加工した値(sha256(input2))を割り当て得る。また、決済支援サーバ200は(i)h2ノードに割り当てられた第4特定ハッシュ値と(ii)h2ノードの兄弟ノードであるh3ノードに割り当てられたハッシュ値を演算するか演算するように支援し得る。演算値に対するハッシュ値はh2ノードとh3ノードの親ノード(h23ノード)に割り当てられる。親ノード(h23ノード)がマークルツリーのルートノードではないので、決済支援サーバ200はh23ノードに割り当てられたハッシュ値を第4特定ハッシュ値にして前記過程を反復して遂行し得る。即ち、h23ノードに割り当てられたハッシュ値を第4特定ハッシュ値にし、h23ノードに割り当てられたハッシュ値とh01ノードに割り当てられたハッシュ値を演算してh23ノードとh01ノードの親ノード(h0123ノード)に割り当て得る。この際、h0123ノードがマークルツリーのルートノードなので、決済支援サーバ200は、h0123ノードに割り当てられたハッシュ値を加工した値(hex(h{node_index}))を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し得る。
【0067】
一方、上述したトリガリング条件とは、(i)所定の個数分のリンク情報と関連したトランザクションが生成される条件、(ii)所定の時間が経過する条件、(iii)第1ブロックチェーンデータベースでブロックが生成される条件、(iv)サービス特性に対する条件のうち少なくとも一つを含み得る。
【0068】
一方、例えば、リンク情報と関連したトランザクションがマークルツリーのリーフノード数分が獲得されるとマークルツリーを生成し、マークルツリーのルート値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか他装置をもって登録するように支援し得る。
【0069】
また、決済支援サーバ200は所定の時間単位で、前述のマークルツリーのルート値を生成し得る(前記(ii)条件)。この場合、決済支援サーバ200は所定の時間が経過されると、その時までの入力値を利用してマークルツリーを生成してマークルツリーのルート値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し得る。
【0070】
ところで、この場合には所定の時間が経過しても、マークルツリーの特定ハッシュ値が割り当てられたノードの兄弟ノードに値が割り当てられないこともある。このようにトリガリング条件が充たされても、第4特定ハッシュ値が割り当てられたノードの兄弟ノードにハッシュ値が割り当てられていない場合、決済支援サーバ200は、兄弟ノードに所定のハッシュ値を割り当てるか割り当てるように支援して前述の方式でマークルツリーのルート値が算出されるようにし得る。例えば、決済支援サーバ200は第4特定ハッシュ値を複製して兄弟ノードに割り当てるか割り当てるように支援し得る。
【0071】
そして、サービス特性とは、リンク情報と関連したトランザクションを発行した発行者が提供した費用情報、リンク情報関連トランザクション登録が行われる時間帯情報、リンク情報関連トランザクション登録サービスが行われる地域情報、リンク情報関連トランザクション登録要請をした会社タイプ情報のうち少なくとも一部が挙げられる。但し、ここで記載したものに限定されず、通常認められる差別的サービスが提供され得る多様な条件情報を含む。
【0072】
一方、新たなマークルツリー生成が開始され、リンク情報関連トランザクションがない状態でトリガリング条件が充たされると、決済支援サーバ200は、所定のメッセージデータが1番目のリーフノードと2番目のリーフノードに割り当てられたマークルツリーを生成するか生成するように支援し、マークルツリーのルート値またはこれを加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し得る。この場合には、リーフノード2個分のマークルツリーが生成され得る。
【0073】
また、前述のように決済支援サーバ200が第4特定ハッシュ値と少なくとも一つの隣接ハッシュ値を所定の第4−1データ構造で格納し、以後第4−1データ構造と同一の形態の第4−2データ構造を格納して管理する場合、第4−1データ構造と第4−2データ構造はチェーン形態で連結され得る。特に、第4−1データ構造及び第4−2データ構造がマークルツリーである場合、第4−1データ構造のルート値またはルート値のハッシュ値が第4−2データ構造の1番目のリーフノードに割り当てられ得る。
【0074】
図4は本発明の一実施例によって第4−2データ構造として生成されたマークルツリーを示した図面である。
【0075】
図4を参照すると、
図3のマークルツリー(tree_id=0)のルート値(hex(h0123))が新たなマークルツリーの1番目のリーフノード(h4ノード)に割り当てられたことがわかる(sha256(input4))。本発明はこのようにトランザクション発生時に生成される複数のデータ構造を連結することで中間にデータ変造が発生する場合でも容易にトラッキングが可能であり、データintegrityを向上させる長所を有する。
【0076】
次に、
図5を参照して本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用支払主体としてリンクされたユーザ電子財布をリンク解除する過程を説明する。
【0077】
ユーザがモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてリンクされたユーザ電子財布130をリンク解除するためにユーザ電子財布にリンクされたモノのインターネット機器の識別情報を選択してユーザ端末131を通じてリンク要請信号を入力すると(S51)、ユーザ電子財布130はユーザによってリンク解除要請されたモノのインターネット機器120にモノのインターネット機器の識別情報を要請するかユーザ電子財布に連動された他装置をもってモノのインターネット機器120に要請するように支援する(S52)。この際、ユーザ電子財布130でモノのインターネット機器120に伝送される要請信号にはユーザ電子財布の識別情報を含み得る。そして、ユーザ電子財布の識別情報はユーザ電子財布の識別のためにユーザ電子財布別に与えられる固有情報として、ユーザ電子財布のトークンID、及びユーザ電子財布の認証書のうち少なくとも一つを含み得る。また、ユーザ電子財布の識別情報はユーザID、ユーザ端末ID、ユーザ端末のIPアドレス、ユーザ端末のMACアドレス、及び電話番号のうち少なくとも一つ以上を含み得る。そして、ユーザ電子財布の認証書はPKI certificate、PKI digital identity、及びプライベートキーとパブリックキーからなるキーペアにおけるパブリックキーのうち少なくとも一つを含み得て、ユーザ電子財布の認証書はブロックチェーンデータベース300に既登録されている場合がある。
【0078】
すると、モノのインターネット機器120は受信される識別情報要請信号に対応してモノのインターネット機器の識別情報をユーザ電子財布130に伝送するかモノのインターネット機器に連動された他装置をもって伝送するように支援する(S53)。この際、モノのインターネット機器120は受信される識別情報要請信号に含まれたユーザ電子財布の識別情報から識別情報を要請したユーザ電子財布を確認し、識別情報を通じて確認されたユーザ電子財布130にモノのインターネット機器の識別情報を伝送し得る。そして、モノのインターネット機器の識別情報はモノのインターネット機器の識別のためにモノのインターネット機器120別に与えられる固有情報として、モノのインターネット機器のトークンID、及びモノのインターネット機器の認証書のうち少なくとも一つを含み得る。また、モノのインターネット機器の識別情報はモノのインターネット機器のID、モノのインターネット機器のIPアドレス、及び、モノのインターネット機器のMACアドレスのうち少なくとも一つ以上を含み得る。そして、モノのインターネット機器の認証書はPKI certificate、PKI digital identity、及びプライベートキーとパブリックキーからなるキーペアにおけるパブリックキーのうち少なくとも一つを含み得て、モノのインターネット機器の認証書はブロックチェーンデータベース300に既登録されている場合がある。また、モノのインターネット機器の認証書はモノのインターネット機器の生産時にモノのインターネット機器に登録されるか、ユーザなどによって認証書が生成されてモノのインターネット機器に登録され得る。
【0079】
そして、ユーザ電子財布130はユーザ端末131の画面を通じてモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてリンクされたユーザ電子財布130をリンク解除するためのリンク解除確認要請信号がディスプレイされるようにするかユーザ電子財布に連動された他装置をもってユーザ端末131の画面にディスプレイされるように支援する(S54)。
【0080】
この際、ユーザはモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてリンクされたユーザ電子財布130のリンク解除を許容する場合、確認情報を入力することでリンク解除を許容するようになる(S55)。この際、確認情報は認証書などに接近するためのパス情報として、パスワード、PINコード、ユーザの指紋情報、及びユーザの生体情報のうち少なくとも一つを含み得る。これとは異なり認証書などに対する接近制御のための確認情報の入力を省略する場合もある。
【0081】
すると、ユーザ端末131は入力された確認情報が既設定された確認情報と一致するか否かを確認し、入力された確認情報が既設定された確認情報と一致する場合、リンク解除許容信号をユーザ電子財布130に伝送する(S56)。
【0082】
そして、ユーザ電子財布130はユーザ電子財布の識別情報、モノのインターネット機器の識別情報、及びモノのインターネット機器の識別情報をユーザ電子財布の認証書を利用して署名したモノのインターネット機器識別情報署名値を含むモノのインターネット機器のリンク解除要請トランザクションを決済支援サーバ200に伝送するかユーザ電子財布に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S57)。
【0083】
一方、上記でユーザ電子財布130とユーザ端末131を分離して説明したが、ユーザ電子財布130はユーザ端末131に含まれる場合もある。一例として、ユーザ電子財布130はユーザ端末131に設置されたモバイル電子財布の場合もあり、上記の動作をユーザ端末131が遂行し得る。この際、ユーザ電子財布の認証書はユーザ端末に格納されたユーザの認証書の場合もある。
ユーザ電子財布130からモノのインターネット機器120のリンク解除要請トランザクションが伝送されると、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器のリンク解除要請トランザクションに含まれたモノのインターネット機器120の識別情報に対応するモノのインターネット機器120に対する検証を遂行する。
【0084】
一例として、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器のリンク解除要請トランザクションに含まれたモノのインターネット機器の識別情報に対応するモノのインターネット機器120に少なくともモノのインターネット機器の識別情報及び検証手段値を含むモノのインターネット機器検証トランザクションを伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってモノのインターネット機器120に伝送するように支援する(S58)。この際、検証手段値はノンス(nonce)、OTP、タイムスタンプなどを含み得る。そして、モノのインターネット機器120はモノのインターネット機器検証トランザクションに含まれた検証手段値をモノのインターネット機器の認証書を利用して署名した署名値とモノのインターネット機器の識別情報を含む応答信号を決済支援サーバ200に伝送するかモノのインターネット機器に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S59)。
【0085】
すると、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器120から獲得される応答信号からモノのインターネット機器の識別情報を確認し、モノのインターネット機器の識別情報に対応してブロックチェーンデータベース300に登録されたモノのインターネット機器の認証書を獲得し、ブロックチェーンデータベース300から獲得されたモノのインターネット機器の認証書を利用してモノのインターネット機器から獲得された応答信号の署名値から検証手段値を確認する。そして、決済支援サーバ200は応答信号の署名値から確認した検証手段値がモノのインターネット機器検証トランザクションを通じてモノのインターネット機器120に伝送した検証手段値と一致するか否かを確認して、一致する場合、モノのインターネット機器120が有効なものと判断する。
【0086】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がモノのインターネット機器120の認証書を獲得する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0087】
決済支援サーバ200はモノのインターネット機器の認証書を第1ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応する第1ブロックチェーントランザクションIDを管理し、モノのインターネット機器の認証書にハッシュ関数を適用して生成した第7特定ハッシュ値と第7特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算した第7代表ハッシュ値または第7代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応される第4ブロックチェーントランザクションIDを管理している状態で、モノのインターネット機器120から獲得される応答信号のモノのインターネット機器の識別情報に対応する第1トランザクションIDを利用して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたモノのインターネット機器の認証書を獲得するか、応答信号のモノのインターネット機器の識別情報に対応する第4ブロックチェーントランザクションIDを利用して第2ブロックチェーンデータベースからデータメッセージを獲得し、データメッセージに含まれた第7代表ハッシュ値または第7代表ハッシュ値を加工した値と関連して第1ブロックチェーンデータベースに格納されているマークルツリー情報及びリーフノード情報を第1ブロックチェーンデータベースで検索して、検索されたマークルツリー情報及びリーフノード情報を参照して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたモノのインターネット機器の認証書を獲得し得る。
【0088】
また、決済支援サーバ200はユーザ電子財布130から獲得されるリンク解除要請トランザクションが有効であるか否かを確認し得る。この際、決済支援サーバ130はリンク解除要請トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応してブロックチェーンデータベース300に登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得し、ブロックチェーンデータベース300から獲得されたユーザ電子財布の認証書を利用してリンク解除要請トランザクションのモノのインターネット機器識別情報署名値からモノのインターネット機器の識別情報を確認する。そして、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器識別情報署名値から確認したモノのインターネット機器の識別情報がリンク解除要請トランザクションのモノのインターネット機器の識別情報と一致するか否かを確認して、一致する場合、リンク解除要請トランザクションが有効なものと判断する。
【0089】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がユーザ電子財布の認証書を獲得する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0090】
決済支援サーバ200はユーザ電子財布の認証書を第1ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応する第3ブロックチェーントランザクションIDを管理し、ユーザ電子財布の認証書にハッシュ関数を適用して生成した第2特定ハッシュ値と第2特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算した第2代表ハッシュ値または第2代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応される第6ブロックチェーントランザクションIDを管理している状態で、ユーザ電子財布130から獲得されるリンク解除要請トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応する第3トランザクションIDを利用して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得するか、リンク解除要請トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応する第6ブロックチェーントランザクションIDを利用して第2ブロックチェーンデータベースからデータメッセージを獲得し、データメッセージに含まれた第2代表ハッシュ値または第2代表ハッシュ値を加工した値と関連して第1ブロックチェーンデータベースに格納されているマークルツリー情報及びリーフノード情報を第1ブロックチェーンデータベースで検索して、検索されたマークルツリー情報及びリーフノード情報を参照して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得し得る。
【0091】
以後、検証の結果、モノのインターネット機器120が有効なものと判断されると、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器120の支払主体として登録されたユーザ電子財布130をリンク解除し(S60)、リンク解除情報をブロックチェーンデータベース300に登録して(S61)これに対するリンク解除情報ブロックチェーントランザクションIDを獲得(S62)して管理し、リンク解除情報をモノのインターネット機器120とユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってモノのインターネット機器120とユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するように支援する(S63)(S64)。そして、ユーザ電子財布130はユーザ端末131の画面を通じてリンク解除情報をディスプレイしてユーザがリンク解除情報を確認することができるようにし得る(S65)。
【0092】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ200がリンク解除情報を第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースに登録する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0093】
決済支援サーバ200はリンク解除情報を第1ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第1ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し、第1ブロックチェーンデータベースに登録されたリンク解除情報の第1ブロックチェーンデータベース上の位置情報を示す第1リンク解除情報ブロックチェーントランザクションIDを獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第1ブロックチェーンデータベースから獲得するように支援して管理し得る。
【0094】
そして、第2ブロックチェーンデータベースに所定のハッシュ値を登録するためのトリガリング条件が充たされると、決済支援サーバ200はリンク解除情報にハッシュ関数を適用して生成した第5特定ハッシュ値及び第5特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算することでマークルルートである第5代表ハッシュ値または第5代表ハッシュ値を加工した値を生成する。
【0095】
また、決済支援サーバ200は生成されたマークルルートである第5代表ハッシュ値または第5代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し、第2ブロックチェーンデータベースに登録された第5代表ハッシュ値または第5代表ハッシュ値を加工した値であるマークルルートの第2ブロックチェーンデータベース上の位置情報を示す第2リンク解除情報ブロックチェーントランザクションIDを獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースから獲得するように支援し得る。
【0096】
一方、決済支援サーバ200は第5特定ハッシュ値と少なくとも一つの隣接ハッシュ値を所定のデータ構造で格納して管理し得る。ここで、データ構造は多様であり得るが、一例として、マークルツリー(merkle tree)構造になる場合もある。
【0097】
即ち、決済支援サーバ200は第5特定ハッシュ値が特定リーフノードに割り当てられたマークルツリー(merkle tree)を生成するか生成するように支援し得て、トリガリング条件が充たされると、第5特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの他のリーフノードに割り当てられたハッシュ値を演算して生成されるマークルルートである第5代表ハッシュ値または第5代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し得る。
【0098】
もう少し具体的に説明すると、(x1)決済支援サーバ200は、(i)第5特定ハッシュ値と(ii)第5特定ハッシュ値が割り当てられたノードの兄弟ノードに割り当てられたハッシュ値を演算するか決済支援サーバに連動された他装置をもって演算するように支援し、演算値に対するハッシュ値をノードの親ノードに割り当てるか決済支援サーバに連動された他装置をもって親ノードに割り当てるように支援し得る。(x2)万一、親ノードがマークルツリーのルートノードであれば、親ノードに割り当てられたハッシュ値が第5代表ハッシュ値になる。(x3)一方、親ノードがマークルツリーのルートノードでなければ、決済支援サーバ200は、親ノードに割り当てられたハッシュ値を第5特定ハッシュ値にして(x1)ないし(x3)を反復して遂行する。
【0099】
そして、決済支援サーバ200は最終的にマークルツリーのルートノードに割り当てられたハッシュ値を第5代表ハッシュ値として第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援する。この際、第5代表ハッシュ値を加工した値が登録される場合もある。例えば、第5代表ハッシュ値にhex演算が遂行された結果値が登録される場合もある。
【0100】
一方、決済支援サーバ200が第5特定ハッシュ値と少なくとも一つの隣接ハッシュ値を所定の第5−1データ構造で格納し、以後第5−1データ構造と同一の形態の第5−2データ構造を格納して管理する場合、第5−1データ構造と第5−2データ構造はチェーン形態で連結され得る。
【0101】
特に、上述した例のように第5−1データ構造及び第5−2データ構造がマークルツリーである場合、第5−1データ構造のルート値またはルート値のハッシュ値が第5−2データ構造の1番目のリーフノードに割り当てられ得る。
【0102】
また、第5−2データ構造を生成する時は第5−1データ構造に対する検証がなされることでデータintegrityがもう少し保証され得る。
【0103】
また、チェーン形態で連結された少なくとも一つのマークルツリーのうち1番目のマークルツリーの場合、1番目のマークルツリーの1番目のリーフノードにはテキスト、数字、または記号からなる所定のメッセージデータのハッシュ値またはこれを加工した値が割り当てられ得る。例えば、マークルツリー生成時に決済支援サーバ200によって最初に付与された入力メッセージのハッシュ値が割り当てられ得る。
【0104】
そして、リンク解除情報によって生成されたマークルツリーは
図3及び
図4の説明から理解可能なので、具体的な説明は省略することにする。
【0105】
次に、
図2のようにモノのインターネット機器に対する費用支払主体としてユーザ電子財布がリンクされた状態で、本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用を支払う過程を
図6を参照して説明すれば次のとおりである。
【0106】
ユーザがモノのインターネット機器120を利用して使用したサービスや製品購買に対する費用をサービス提供者のサービス提供端末110が請求するために、モノのインターネット機器120にモノのインターネット機器の識別情報を含んで支払主体に対する情報を要請すると(S111)、モノのインターネット機器120は要請信号に含まれたサービス提供端末の識別情報に対応するサービス提供端末110にモノのインターネット機器の識別情報を伝送するかモノのインターネット機器に連動された他装置をもってサービス提供端末110に伝送するように支援する(S112)。この際、サービス提供端末110はユーザにサービスを提供する端末、サーバなどを含むだけでなく、製品などを販売する販売者の端末、サーバなどを含み得る。
【0107】
一方、モノのインターネット機器120を利用した費用支払は、自動車などの給油、自動車関連製品の購買、自動車関連サービスの利用などのようにオフラインにおける製品及びサービスと関連した費用支払の場合もあり、電気使用量、ガス使用量などのようなメータリングを使用するインフラに対する費用支払の場合もあり、機器と機器との間の自動費用支払の場合もあり、スマート機器におけるホームショッピング購買に対する支払の場合もあり、セットトップボックスによって提供されるVODに対する費用支払の場合もある。また、モノのインターネット機器120を利用した費用支払はこれに限定されず、ユーザが利用するモノのインターネット機器120に対して請求されるすべての費用に対する費用支払を含み得る。
【0108】
すると、サービス提供端末110はモノのインターネット機器120から獲得されたモノのインターネット機器の識別情報を利用した費用請求トランザクションを決済支援サーバ200に伝送するかサービス提供端末に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S113)。この際、費用請求トランザクションはサービス提供端末の識別情報、モノのインターネット機器の識別情報、費用請求内訳、及び費用請求内訳を前記サービス提供端末の認証書を利用して署名した費用請求署名値を含み得る。
【0109】
そして、サービス提供端末110から費用請求トランザクションが獲得されると、決済支援サーバ200はサービス提供端末110から獲得された費用請求トランザクションが有効であるか否かを確認する(S114)。
【0110】
一例として、決済支援サーバ200は費用請求トランザクションのサービス提供端末の識別情報に対応してブロックチェーンデータベース300に登録されたサービス提供端末の認証書を獲得し、ブロックチェーンデータベース300から獲得されたサービス提供端末の認証書を利用して費用請求トランザクションの費用請求署名値から費用請求内訳を確認する。そして、決済支援サーバ200は費用請求署名値から確認した費用請求内訳が費用請求トランザクションの費用請求内訳と一致するか否かを確認して、一致する場合、費用請求トランザクションが有効なものと判断する。
【0111】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がサービス提供端末の認証書を獲得する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0112】
決済支援サーバ200はサービス提供端末の認証書を第1ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応する第2ブロックチェーントランザクションIDを管理し、サービス提供端末の認証書にハッシュ関数を適用して生成した第6特定ハッシュ値と第6特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算した第6代表ハッシュ値または第6代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応される第5ブロックチェーントランザクションIDを管理している状態で、サービス提供端末110から獲得された費用請求トランザクションのサービス提供端末の識別情報に対応する第2トランザクションIDを利用して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたサービス提供端末の認証書を獲得するか、費用請求トランザクションのサービス提供端末の識別情報に対応する第5ブロックチェーントランザクションIDを利用して第2ブロックチェーンデータベースからデータメッセージを獲得し、データメッセージに含まれた第6代表ハッシュ値または第6代表ハッシュ値を加工した値と関連して第1ブロックチェーンデータベースに格納されているマークルツリー情報及びリーフノード情報を第1ブロックチェーンデータベースで検索して、検索されたマークルツリー情報及びリーフノード情報を参照して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたサービス提供端末の認証書を獲得し得る。
【0113】
そして、決済支援サーバ200は費用請求トランザクションが有効なものと判断されると、
図2で説明されたリンク情報を利用してモノのインターネット機器120に対する費用支払主体として登録されたユーザ電子財布130の識別情報を獲得する(S115)(S116)。
【0114】
一例として、決済支援サーバ200は費用請求トランザクションのモノのインターネット機器の識別情報に対応されるリンク情報トランザクションIDをブロックチェーンデータベース300にリンク情報を要請するか決済支援サーバに連動された他装置をもってブロックチェーンデータベース300に要請するように支援して(S115)、ブロックチェーンデータベース300からリンク情報を獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもってブロックチェーンデータベース300から獲得するように支援する(S116)。
【0115】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がリンク情報を獲得する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0116】
決済支援サーバ200は
図2の説明のようにリンク情報が登録された状態で、サービス提供端末110から獲得される費用請求トランザクションのモノのインターネット機器の識別情報に対応する第1リンク情報トランザクションIDを利用して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたリンク情報を獲得するか、費用請求トランザクションのモノのインターネット機器の識別情報に対応する第2リンク情報トランザクションIDを利用して第2ブロックチェーンデータベースからデータメッセージを獲得し、データメッセージに含まれた第4代表ハッシュ値または第4代表ハッシュ値を加工した値と関連して第1ブロックチェーンデータベースに格納されているマークルツリー情報及びリーフノード情報を第1ブロックチェーンデータベースで検索して、検索されたマークルツリー情報及びリーフノード情報を参照して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたリンク情報を獲得し得る。
【0117】
以後、決済支援サーバ200はリンク情報を参照して獲得されたモノのインターネット機器120に対する費用支払主体として登録されたユーザ電子財布130の識別情報を利用してユーザ電子財布130に登録されたファンドソースでモノのインターネット機器に対する費用を支払うか決済支援サーバに連動された他装置をもって費用が支払われるようにする(S117)。この際、費用支払は後払式、前払式、期間別反復支払、条件付き支払を含み得るが、これに限定されず、ファンドソースを利用する費用を支払うすべての方式を含み得る。また、費用支払はスマートコントラクトを利用してユーザによって設定された方法によってなされる場合もある。
【0118】
そして、決済支援サーバ200は費用支払結果をブロックチェーンデータベース300に登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって登録するように支援して(S118)これに対する費用支払結果ブロックチェーントランザクションIDを獲得して(S119)管理し、費用支払結果をサービス提供端末110、モノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってサービス提供端末110、モノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するように支援する(S120)(S121)(S122)。そして、サービス提供端末110は費用支払結果をモノのインターネット機器120に伝送するかサービス提供端末に連動された他装置をもってモノのインターネット機器120に伝送するように支援し得る(S123)。また、ユーザ電子財布130は費用支払結果をユーザ端末131の画面を通じてディスプレイしてユーザが費用支払結果を確認することができるようにし得る(S124)。
【0119】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ200が費用支払結果を第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースに登録する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0120】
決済支援サーバ200は費用支払結果を第1ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第1ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し、第1ブロックチェーンデータベースに登録された費用支払結果の第1ブロックチェーンデータベース上の位置情報を示す第1費用支払結果ブロックチェーントランザクションIDを獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第1ブロックチェーンデータベースから獲得するように支援して管理し得る。
【0121】
そして、第2ブロックチェーンデータベースに所定のハッシュ値を登録するためのトリガリング条件が充たされると、決済支援サーバ200は費用支払結果にハッシュ関数を適用して生成した第1特定ハッシュ値及び第1特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算することでマークルルートである第1代表ハッシュ値または第1代表ハッシュ値を加工した値を生成する。
【0122】
また、決済支援サーバ200は生成されたマークルルートである第1代表ハッシュ値または第1代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し、第2ブロックチェーンデータベースに登録された第1代表ハッシュ値または第1代表ハッシュ値を加工した値であるマークルルートの第2ブロックチェーンデータベース上の位置情報を示す第2費用支払結果ブロックチェーントランザクションIDを獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースから獲得するように支援し得る。
【0123】
一方、決済支援サーバ200は第1特定ハッシュ値と少なくとも一つの隣接ハッシュ値を所定のデータ構造で格納して管理し得る。ここで、データ構造は多様であり得るが、一例として、マークルツリー(merkle tree)構造になる場合もある。
【0124】
即ち、決済支援サーバ200は第1特定ハッシュ値が特定リーフノードに割り当てられたマークルツリー(merkle tree)を生成するか生成するように支援し得て、トリガリング条件が充たされると、第1特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの他のリーフノードに割り当てられたハッシュ値を演算して生成されるマークルルートである第1代表ハッシュ値または第1代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し得る。
【0125】
もう少し具体的に説明すると、(x1)決済支援サーバ200は、(i)第1特定ハッシュ値と(ii)第1特定ハッシュ値が割り当てられたノードの兄弟ノードに割り当てられたハッシュ値を演算するか決済支援サーバに連動された他装置をもって演算するように支援し、演算値に対するハッシュ値をノードの親ノードに割り当てるか決済支援サーバに連動された他装置をもって親ノードに割り当てるように支援し得る。(x2)万一、親ノードがマークルツリーのルートノードであれば、親ノードに割り当てられたハッシュ値が第1代表ハッシュ値になる。(x3)一方、親ノードがマークルツリーのルートノードでなければ、決済支援サーバ200は、親ノードに割り当てられたハッシュ値を第1特定ハッシュ値にして(x1)ないし(x3)を反復して遂行する。
【0126】
そして、決済支援サーバ200は最終的にマークルツリーのルートノードに割り当てられたハッシュ値を第1代表ハッシュ値として第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援する。この際、第1代表ハッシュ値を加工した値が登録される場合もある。例えば、第1代表ハッシュ値にhex演算が遂行された結果値が登録される場合もある。
【0127】
一方、決済支援サーバ200が第1特定ハッシュ値と少なくとも一つの隣接ハッシュ値を所定の第1−1データ構造で格納し、以後第1−1データ構造と同一の形態の第1−2データ構造を格納して管理する場合、第1−1データ構造と第1−2データ構造はチェーン形態で連結され得る。
【0128】
特に、上述した例のように第1−1データ構造及び第1−2データ構造がマークルツリーである場合、第1−1データ構造のルート値またはルート値のハッシュ値が第1−2データ構造の1番目のリーフノードに割り当てられ得る。
【0129】
また、第1−2データ構造を生成する時は第1−1データ構造に対する検証がなされることでデータintegrityがもう少し保証され得る。
【0130】
また、チェーン形態で連結された少なくとも一つのマークルツリーのうち1番目のマークルツリーの場合、1番目のマークルツリーの1番目のリーフノードにはテキスト、数字、または記号からなる所定のメッセージデータのハッシュ値またはこれを加工した値が割り当てられ得る。例えば、マークルツリー生成時に決済支援サーバ200によって最初に付与された入力メッセージのハッシュ値が割り当てられ得る。
【0131】
そして、費用支払結果によって生成されたマークルツリーは
図3及び
図4の説明から理解可能なので、具体的な説明は省略することにする。
【0132】
次に、
図7を参照して本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用を後払決済する過程を詳細に説明すれば次のとおりである。
【0133】
ユーザがモノのインターネット機器120を利用して使用したサービスや製品購買に対する費用をサービス提供者のサービス提供端末110が請求するために、モノのインターネット機器120にモノのインターネット機器の識別情報を含んで支払主体に対する情報を要請すると(S131)、モノのインターネット機器120は要請信号に含まれたサービス提供端末の識別情報に対応するサービス提供端末110にモノのインターネット機器の識別情報を伝送するかモノのインターネット機器に連動された他装置をもってサービス提供端末110に伝送するように支援する(S132)。この際、サービス提供端末110はユーザにサービスを提供する端末、サーバなどを含むだけでなく、製品などを販売する販売者の端末、サーバなどを含み得る。
【0134】
一方、モノのインターネット機器120を利用した費用支払は、自動車などの給油、自動車関連製品の購買、自動車関連サービスの利用などのようにオフラインにおける製品及びサービスと関連した費用支払の場合もあり、電気使用量、ガス使用量などのようなメータリングを使用するインフラに対する費用支払の場合もあり、機器と機器との間の自動費用支払の場合もあり、スマート機器におけるホームショッピング購買に対する支払の場合もあり、セットトップボックスによって提供されるVODに対する費用支払の場合もある。また、モノのインターネット機器120を利用した費用支払はこれに限定されず、ユーザが利用するモノのインターネット機器120に対して請求されるすべての費用に対する費用支払を含み得る。
【0135】
すると、サービス提供端末110はモノのインターネット機器120から獲得されたモノのインターネット機器の識別情報を利用した費用請求トランザクションを決済支援サーバ200に伝送するかサービス提供端末に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S133)。この際、費用請求トランザクションはサービス提供端末の識別情報、モノのインターネット機器の識別情報、費用請求内訳、及び費用請求内訳を前記サービス提供端末の認証書を利用して署名した費用請求署名値を含み得る。
【0136】
そして、サービス提供端末110から費用請求トランザクションが獲得されると、決済支援サーバ200はサービス提供端末110から獲得された費用請求トランザクションが有効であるか否かを確認する(S134)。
【0137】
一例として、決済支援サーバ200は費用請求トランザクションのサービス提供端末の識別情報に対応してブロックチェーンデータベース300に登録されたサービス提供端末の認証書を獲得し、ブロックチェーンデータベース300から獲得されたサービス提供端末の認証書を利用して費用請求トランザクションの費用請求署名値から費用請求内訳を確認する。そして、決済支援サーバ200は費用請求署名値から確認した費用請求内訳が費用請求トランザクションの費用請求内訳と一致するか否かを確認して、一致する場合、費用請求トランザクションが有効なものと判断する。
【0138】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がサービス提供端末の認証書を獲得する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0139】
決済支援サーバ200はサービス提供端末の認証書を第1ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応する第2ブロックチェーントランザクションIDを管理し、サービス提供端末の認証書にハッシュ関数を適用して生成した第6特定ハッシュ値と第6特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算した第6代表ハッシュ値または第6代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応される第5ブロックチェーントランザクションIDを管理している状態で、サービス提供端末110から獲得された費用請求トランザクションのサービス提供端末の識別情報に対応する第2トランザクションIDを利用して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたサービス提供端末の認証書を獲得するか、費用請求トランザクションのサービス提供端末の識別情報に対応する第5ブロックチェーントランザクションIDを利用して第2ブロックチェーンデータベースからデータメッセージを獲得し、データメッセージに含まれた第6代表ハッシュ値または第6代表ハッシュ値を加工した値と関連して第1ブロックチェーンデータベースに格納されているマークルツリー情報及びリーフノード情報を第1ブロックチェーンデータベースで検索して、検索されたマークルツリー情報及びリーフノード情報を参照して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたサービス提供端末の認証書を獲得し得る。
【0140】
そして、決済支援サーバ200は費用請求トランザクションが有効なものと判断されると、
図2で説明されたリンク情報を利用してモノのインターネット機器120に対する費用支払主体として登録されたユーザ電子財布130の識別情報を獲得する(S135)(S136)。
【0141】
一例として、決済支援サーバ200は費用請求トランザクションのモノのインターネット機器の識別情報に対応されるリンク情報トランザクションIDをブロックチェーンデータベース300にリンク情報を要請するか決済支援サーバに連動された他装置をもってブロックチェーンデータベース300に要請するように支援して(S135)、ブロックチェーンデータベース300からリンク情報を獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもってブロックチェーンデータベース300から獲得するように支援する(S136)。
【0142】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がリンク情報を獲得する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0143】
決済支援サーバ200は
図2の説明のようにリンク情報が登録された状態で、サービス提供端末110から獲得される費用請求トランザクションのモノのインターネット機器の識別情報に対応する第1リンク情報トランザクションIDを利用して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたリンク情報を獲得するか、費用請求トランザクションのモノのインターネット機器の識別情報に対応する第2リンク情報トランザクションIDを利用して第2ブロックチェーンデータベースからデータメッセージを獲得し、データメッセージに含まれた第4代表ハッシュ値または第4代表ハッシュ値を加工した値と関連して第1ブロックチェーンデータベースに格納されているマークルツリー情報及びリーフノード情報を第1ブロックチェーンデータベースで検索して、検索されたマークルツリー情報及びリーフノード情報を参照して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたリンク情報を獲得し得る。
【0144】
以後、決済支援サーバ200はリンク情報を参照してモノのインターネット機器120に対する費用支払主体として登録されたユーザ電子財布130の識別情報を利用してユーザ電子財布130に支払確認要請トランザクションを伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってユーザ電子財布に伝送するように支援する(S137)。この際、支払確認要請トランザクションは費用請求内訳、ユーザ電子財布の識別情報、及び検証手段値を含み得る。そして、検証手段値はノンス(nonce)、OTP、タイムスタンプなどを含み得るが、これに限定されず、検証を確認するための任意のすべての値を含み得る。
【0145】
すると、ユーザ電子財布130はユーザ端末131の画面を通じてモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてリンクされたユーザ電子財布130による費用支払に対する確認要請信号がディスプレイされるようにするかユーザ電子財布に連動された他装置をもってユーザ端末131の画面にディスプレイされるように支援する(S138)。
【0146】
この際、ユーザはモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてリンクされたユーザ電子財布130によって費用支払を許容する場合、確認情報を入力することで費用支払を許容するようになる(S139)。この際、確認情報は認証書などに接近するためのパス情報として、パスワード、PINコード、ユーザの指紋情報、及びユーザの生体情報のうち少なくとも一つを含み得る。これとは異なり認証書などに対する接近制御のための確認情報の入力を省略する場合もある。
【0147】
すると、ユーザ端末131は入力された確認情報が既設定された確認情報と一致するか否かを確認し、入力された確認情報が既設定された確認情報と一致する場合、費用支払に対する許容信号をユーザ電子財布130に伝送する(S140)。
【0148】
そして、ユーザ電子財布130はユーザ電子財布の識別情報、及び検証手段値をユーザ電子財布の認証書を利用して署名した検証手段署名値を含む支払確認トランザクションを決済支援サーバ200に伝送するかユーザ電子財布に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S141)。
【0149】
すると、決済支援サーバ200はサービス提供端末110から獲得される支払確認トランザクションが有効であるか否かを確認する(S142)。
【0150】
一例として、決済支援サーバ200は支払確認トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応してブロックチェーンデータベース300に登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得し、ブロックチェーンデータベース300から獲得されたユーザ電子財布の認証書を利用して費用請求トランザクションの検証手段署名値から検証手段値を確認する。そして、決済支援サーバ200は検証手段署名値から確認した検証手段値が支払確認要請トランザクションに含んで伝送した検証手段値と一致するか否かを確認して、一致する場合、支払確認トランザクションが有効なものと判断する。
【0151】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がユーザ電子財布の認証書を獲得する過程をより詳細に説明すれば次のとおりである。
【0152】
決済支援サーバ200はユーザ電子財布の認証書を第1ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応する第3ブロックチェーントランザクションIDを管理し、ユーザ電子財布の認証書にハッシュ関数を適用して生成した第2特定ハッシュ値と第2特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算した第2代表ハッシュ値または第2代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録し、これに対応される第6ブロックチェーントランザクションIDを管理している状態で、ユーザ電子財布130から獲得された支払確認トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応する第3トランザクションIDを利用して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得するか、支払確認トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応する第6ブロックチェーントランザクションIDを利用して第2ブロックチェーンデータベースからデータメッセージを獲得し、データメッセージに含まれた第2代表ハッシュ値または第2代表ハッシュ値を加工した値と関連して第1ブロックチェーンデータベースに格納されているマークルツリー情報及びリーフノード情報を第1ブロックチェーンデータベースで検索して、検索されたマークルツリー情報及びリーフノード情報を参照して第1ブロックチェーンデータベースに登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得し得る。
【0153】
そして、決済支援サーバ200は支払確認トランザクションが有効なものと確認されると、ユーザ電子財布130のファンドソースに対応するファンドソースサーバ400にモノのインターネット機器120に対する費用を支払うように要請するか決済支援サーバに連動された他装置をもってファンドソースサーバ400に要請するように支援する(S143)。
【0154】
以後、ファンドソースサーバ400からモノのインターネット機器に対する費用支払結果が獲得されると(S144)、決済支援サーバ200は費用支払結果をブロックチェーンデータベース300に登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって登録するように支援して(S145)これに対する費用支払結果ブロックチェーントランザクションIDを獲得して(S146)管理し、費用支払結果をサービス提供端末110、モノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってサービス提供端末110、モノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するように支援する(S147)(S148)(S149)。そして、サービス提供端末110は費用支払結果をモノのインターネット機器120に伝送するかサービス提供端末に連動された他装置をもってモノのインターネット機器120に伝送するように支援し得る(S150)。また、ユーザ電子財布130は費用支払結果をユーザ端末131の画面を通じてディスプレイしてユーザが費用支払結果を確認することができるようにし得る(S151)。
【0155】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ200が費用支払結果を第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースに登録する過程は
図6の説明から容易に理解可能なので、これに対する詳細な説明は省略することにする。
【0156】
上記ではサービス提供端末110からの費用請求トランザクションに対応して、決済支援サーバ200がユーザ電子財布130に支払確認要請トランザクションを伝送することで費用支払に対してユーザが承認することができるようにしたが、これとは異なり費用請求内訳がユーザによって既設定されたスマートコントラクトに符合する場合、決済支援サーバ200がユーザの承認過程なしにブロックチェーンデータベース300から獲得されたユーザ電子財布の識別情報を利用して支払手段に対応するファンドソースサーバ400に費用請求内訳に対する支払を要請するか決済支援サーバに連動された他装置をもってファンドソースサーバ400に要請するように支援して費用請求内訳に対する支払がなされるようにし得る。
【0157】
次に、
図8と
図9を参照して本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用を前払決済する方法を説明すれば次のとおりである。
【0158】
まず、
図8を参照して本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用決済のための前払金を登録する過程を説明すれば次のとおりである。
【0159】
ユーザがモノのインターネット機器120に対する費用支給のための前払金を登録するためにユーザ端末131を通じて前払金登録信号を入力すると(S161)、ユーザ電子財布130はユーザによって前払金登録要請されたモノのインターネット機器120にモノのインターネット機器の識別情報を要請するかユーザ電子財布に連動された他装置をもってモノのインターネット機器120に要請するように支援する(S162)。この際、ユーザ電子財布130でモノのインターネット機器120に伝送される識別情報要請信号にはユーザ電子財布の識別情報を含み得る。
【0160】
すると、モノのインターネット機器120は受信される識別情報要請信号に対応してモノのインターネット機器の識別情報をユーザ電子財布130に伝送するかモノのインターネット機器に連動された他装置をもって伝送するように支援する(S163)。
【0161】
そして、ユーザ電子財布130はユーザ端末131の画面を通じて前払金登録に対する確認要請信号がディスプレイされるようにするかユーザ電子財布に連動された他装置をもってユーザ端末131の画面にディスプレイされるように支援する(S164)。
【0162】
この際、ユーザはモノのインターネット機器120に対する前払金登録を許容する場合、確認情報を入力することで前払金登録を許容するようになる(S165)。
【0163】
すると、ユーザ端末131は入力された確認情報が既設定された確認情報と一致するか否かを確認し、入力された確認情報が既設定された確認情報と一致する場合、前払金登録確認信号をユーザ電子財布130に伝送する(S166)。
【0164】
そして、ユーザ電子財布130はユーザ電子財布の識別情報、モノのインターネット機器の識別情報、前払金登録要請情報、及び前払金登録要請情報をユーザ電子財布の認証書を利用して署名した前払金登録要請署名値を含む前払金登録要請トランザクションを決済支援サーバ200に伝送するかユーザ電子財布に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S167)。
【0165】
すると、決済支援サーバ200はユーザ電子財布130から前払金登録要請トランザクションが有効であるか否かを確認する(S168)。
【0166】
一例として、決済支援サーバ200は前払金登録要請トランザクションのユーザ電子財布の識別情報に対応してブロックチェーンデータベース300に登録されたユーザ電子財布の認証書を獲得し、ブロックチェーンデータベース300から獲得されたユーザ電子財布の認証書を利用して前払金登録要請トランザクションの前払金登録要請署名値から前払金登録要請情報を確認する。そして、決済支援サーバ200は前払金登録要請署名値から確認した前払金登録要請情報が前払金登録要請トランザクションに含まれた前払金登録要請情報と一致するか否かを確認して、一致する場合、前払金登録要請トランザクションが有効なものと判断する。
【0167】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ300がユーザ電子財布の認証書を獲得する過程を
図6の説明から容易に理解可能なので、これに対する詳細な説明は省略することにする。
【0168】
以後、前払金登録要請トランザクションが有効なものと確認されると、決済支援サーバ200はユーザ電子財布130のファンドソースに対応するファンドソースサーバ400にモノのインターネット機器120の前払金に対する費用を支払うように要請するか決済支援サーバに連動された他装置をもってファンドソースサーバ400に要請するように支援する(S169)。
【0169】
以後、ファンドソースサーバ400からモノのインターネット機器の前払金に対する費用支払結果が獲得されると(S170)、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器120に前払金を登録して(S171)、前払金登録結果をブロックチェーンデータベース300に登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって登録するように支援して(S172)これに対する前払金登録結果ブロックチェーントランザクションIDを獲得して(S173)管理し、前払金登録結果をモノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってモノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するように支援する(S174)(S175)。そして、ユーザ電子財布130は前払金登録結果をユーザ端末131の画面を通じてディスプレイしてユーザが前払金登録結果を確認することができるようにし得る(S176)。
【0170】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ200が前払金登録結果を第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースに登録する過程を説明すれば次のとおりである。
【0171】
決済支援サーバ200は前払金登録結果を第1ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第1ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し、第1ブロックチェーンデータベースに登録された前払金登録結果の第1ブロックチェーンデータベース上の位置情報を示す第1前払金登録結果ブロックチェーントランザクションIDを獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第1ブロックチェーンデータベースから獲得するように支援して管理し得る。
【0172】
そして、第2ブロックチェーンデータベースに所定のハッシュ値を登録するためのトリガリング条件が充たされると、決済支援サーバ200は前払金登録結果にハッシュ関数を適用して生成した第3特定ハッシュ値及び第3特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの隣接ハッシュ値を演算することでマークルルートである第3代表ハッシュ値または第3代表ハッシュ値を加工した値を生成する。
【0173】
また、決済支援サーバ200は生成されたマークルルートである第3代表ハッシュ値または第3代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し、第2ブロックチェーンデータベースに登録された第3代表ハッシュ値または第3代表ハッシュ値を加工した値であるマークルルートの第2ブロックチェーンデータベース上の位置情報を示す第2前払金登録結果ブロックチェーントランザクションIDを獲得するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースから獲得するように支援し得る。
【0174】
一方、決済支援サーバ200は第3特定ハッシュ値と少なくとも一つの隣接ハッシュ値を所定のデータ構造で格納して管理し得る。ここで、データ構造は多様であり得るが、一例として、マークルツリー(merkle tree)構造になる場合もある。
【0175】
即ち、決済支援サーバ200は第3特定ハッシュ値が特定リーフノードに割り当てられたマークルツリー(merkle tree)を生成するか生成するように支援し得て、トリガリング条件が充たされると、第3特定ハッシュ値とマッチングされる少なくとも一つの他のリーフノードに割り当てられたハッシュ値を演算して生成されるマークルルートである第3代表ハッシュ値または第3代表ハッシュ値を加工した値を第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援し得る。
【0176】
もう少し具体的に説明すると、(x1)決済支援サーバ200は、(i)第3特定ハッシュ値と(ii)第3特定ハッシュ値が割り当てられたノードの兄弟ノードに割り当てられたハッシュ値を演算するか決済支援サーバに連動された他装置をもって演算するように支援し、演算値に対するハッシュ値をノードの親ノードに割り当てるか決済支援サーバに連動された他装置をもって親ノードに割り当てるように支援し得る。(x2)万一、親ノードがマークルツリーのルートノードであれば、親ノードに割り当てられたハッシュ値が第3代表ハッシュ値になる。(x3)一方、親ノードがマークルツリーのルートノードでなければ、決済支援サーバ200は、親ノードに割り当てられたハッシュ値を第3特定ハッシュ値にして(x1)ないし(x3)を反復して遂行する。
【0177】
そして、決済支援サーバ200は最終的にマークルツリーのルートノードに割り当てられたハッシュ値を第3代表ハッシュ値として第2ブロックチェーンデータベースに登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって第2ブロックチェーンデータベースに登録するように支援する。この際、第3代表ハッシュ値を加工した値が登録される場合もある。例えば、第3代表ハッシュ値にhex演算が遂行された結果値が登録される場合もある。
【0178】
一方、決済支援サーバ200が第3特定ハッシュ値と少なくとも一つの隣接ハッシュ値を所定の第3−1データ構造で格納し、以後第3−1データ構造と同一の形態の第3−2データ構造を格納して管理する場合、第3−1データ構造と第3−2データ構造はチェーン形態で連結され得る。
【0179】
特に、上述した例のように第3−1データ構造及び第3−2データ構造がマークルツリーである場合、第3−1データ構造のルート値またはルート値のハッシュ値が第3−2データ構造の1番目のリーフノードに割り当てられ得る。
【0180】
また、第3−2データ構造を生成する時は第3−1データ構造に対する検証がなされることでデータintegrityがもう少し保証され得る。
【0181】
また、チェーン形態で連結された少なくとも一つのマークルツリーのうち1番目のマークルツリーの場合、1番目のマークルツリーの1番目のリーフノードにはテキスト、数字、または記号からなる所定のメッセージデータのハッシュ値またはこれを加工した値が割り当てられ得る。例えば、マークルツリー生成時決済支援サーバ200によって最初に付与された入力メッセージのハッシュ値が割り当てられ得る。
【0182】
そして、前払金登録結果によって生成されたマークルツリーは
図3及び
図4の説明から理解可能なので、具体的な説明は省略することにする。
【0183】
また、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器120の前払金を登録する場合、ユーザによって設定されたスマートコントラクトに対応して、モノのインターネット機器120に対応して登録された前払金が既設定値以下になると、既設定された前払金がモノのインターネット機器120の前払金として登録されるようにし得る。即ち、上記のような方法によって、決済支援サーバ200はファンドソースサーバ400に既設定された前払金に対するユーザ電子財布の費用支給を要請して、既設された前払金に対する費用支給がなされると、既設定された前払金登録結果をブロックチェーンデータベース300に登録し、既設定された前払金登録結果をモノのインターネット機器120及びユーザ電子財布130に伝送するか決済支援サーバ200に連動された他装置をもって伝送するように支援し得る。
【0184】
次に、
図8での説明のようにモノのインターネット機器120に前払金が登録された状態で、本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用を前払金決済する過程を
図9を参照して説明すれば次のとおりである。
【0185】
ユーザがモノのインターネット機器120を利用して使用したサービスや製品購買に対する費用をサービス提供者のサービス提供端末110が請求するために、モノのインターネット機器120にモノのインターネット機器の識別情報を含んで支払主体に対する情報を要請すると(S181)、モノのインターネット機器120は要請信号に含まれたサービス提供端末の識別情報に対応するサービス提供端末110にモノのインターネット機器の識別情報を伝送するかモノのインターネット機器に連動された他装置をもってサービス提供端末110に伝送するように支援する(S182)。
【0186】
すると、サービス提供端末110はモノのインターネット機器120から獲得されたモノのインターネット機器の識別情報を利用した費用請求トランザクションを決済支援サーバ200に伝送するかサービス提供端末に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S183)。この際、費用請求トランザクションはサービス提供端末の識別情報、モノのインターネット機器の識別情報、費用請求内訳、及び費用請求内訳を前記サービス提供端末の認証書を利用して署名した費用請求署名値を含み得る。
【0187】
そして、サービス提供端末110から費用請求トランザクションが獲得されると、決済支援サーバ200はサービス提供端末110から獲得された費用請求トランザクションが有効であるか否かを確認する(S184)。この際、費用請求トランザクションの有効可否は
図6の説明から容易に理解可能なので、これに対する詳細な説明は省略することにする。
【0188】
そして、決済支援サーバ200は費用請求トランザクションが有効なものと判断されると、
図2で説明されたリンク情報を利用してモノのインターネット機器120に対する費用支払主体として登録されたユーザ電子財布130の識別情報を獲得する(S185)(S186)。
【0189】
この際、ユーザによって既設定されたスマートコントラクトがある場合、スマートコントラクトに対応して費用支払がなされるようにし得る。一例として、スマートコントラクトがユーザ承認を必要とする場合(S187)、ユーザ承認を必要としない場合、自動承認の場合(S197)を含み得る。
【0190】
スマートコントラクトがユーザ承認を必要とする場合(S187)では、決済支援サーバ200はリンク情報を参照してモノのインターネット機器120に対する費用支払主体として登録されたユーザ電子財布130の識別情報を利用してユーザ電子財布130に支払確認要請トランザクションを伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってユーザ電子財布に伝送するように支援する(S188)。この際、支払確認要請トランザクションは費用請求内訳、ユーザ電子財布の識別情報、及び検証手段値を含み得る。
【0191】
すると、ユーザ電子財布130はユーザ端末131の画面を通じてモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてリンクされたユーザ電子財布130による費用支払に対する確認要請信号がディスプレイされるようにするかユーザ電子財布に連動された他装置をもってユーザ端末131の画面にディスプレイされるように支援する(S189)。
【0192】
この際、ユーザはモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてリンクされたユーザ電子財布130によって費用支払を許容する場合、確認情報を入力することで費用支払を許容するようになる(S190)。
【0193】
すると、ユーザ端末131は入力された確認情報が既設定された確認情報と一致するか否かを確認し、入力された確認情報が既設定された確認情報と一致する場合、費用支払に対する許容信号をユーザ電子財布130に伝送する(S191)。
【0194】
そして、ユーザ電子財布130はユーザ電子財布の識別情報、及び検証手段値をユーザ電子財布の認証書を利用して署名した検証手段署名値を含む支払確認トランザクションを決済支援サーバ200に伝送するかユーザ電子財布に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S192)。
【0195】
すると、決済支援サーバ200はサービス提供端末110から獲得される支払確認トランザクションが有効であるか否かを確認する(S193)。この際、支払確認トランザクションの有効可否の確認は
図7の説明から容易に理解可能なので、これに対する詳細な説明は省略することにする。
【0196】
そして、決済支援サーバ200は支払確認トランザクションが有効なものと確認されると、モノのインターネット機器120の前払金からサービス提供端末110によって請求された費用が支払われるようにするか決済支援サーバに連動された他装置をもって支払われるように支援する(S194)。
【0197】
以後、決済支援サーバ200はモノのインターネット機器の前払金を利用した費用支払結果をブロックチェーンデータベース300に登録するか決済支援サーバに連動された他装置をもって登録するように支援して(S195)これに対する費用支払結果ブロックチェーントランザクションIDを獲得して(S196)管理し、費用支払結果をサービス提供端末110、モノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってサービス提供端末110、モノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するように支援する(S201)(S202)(S203)。そして、サービス提供端末110は費用支払結果をモノのインターネット機器120に伝送するかサービス提供端末に連動された他装置をもってモノのインターネット機器120に伝送するように支援し得る(S204)。また、ユーザ電子財布130は費用支払結果をユーザ端末131の画面を通じてディスプレイしてユーザが費用支払結果を確認することができるようにし得る(S205)。
【0198】
この際、ブロックチェーンデータベース300が第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースで構成される場合、決済支援サーバ200が費用支払結果を第1ブロックチェーンデータベースと第2ブロックチェーンデータベースに登録する過程は
図6の説明から容易に理解可能なので、これに対する詳細な説明は省略することにする。
【0199】
上記のようにユーザ承認を必要とする場合とは異なり、ユーザによって既設定されたスマートコントラクトに対応してユーザ承認を必要としない自動承認の場合には(S197)、決済支援サーバ200がユーザの承認過程なしにブロックチェーンデータベース300から獲得されたユーザ電子財布の識別情報を利用してモノのインターネット機器に対応して登録された前払金を利用してサービス提供端末110から請求された費用請求内訳に対する支払がなされるようにするか決済支援サーバ200に連動された他装置をもって費用が支払われるように支援する(S198)。この際、スマートコントラクトによる自動承認の場合は、費用請求内訳が少額支払、反復的な同一金額支払、及び反復的であり既設定された金額以下の支払のうち少なくとも一つを含み得るが、これに限定されず、ユーザが自動承認で設定したすべての支払を含み得る。
【0200】
そして、上記のような方法によって費用支払経過をブロックチェーンデータベース300に登録し、これに対する費用支払結果ブロックチェーントランザクションIDを獲得して(S200)管理し、費用支払結果をサービス提供端末110、モノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するか決済支援サーバに連動された他装置をもってサービス提供端末110、モノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布130のうち少なくとも一つに伝送するように支援する(S201)(S202)(S203)。
【0201】
また、決済支援サーバ200は上記でサービス提供端末110から獲得された費用請求トランザクションが有効なものと確認されると、リンク情報の確認なしに費用請求トランザクションのモノのインターネット機器120の識別情報に対応して登録された前払金を利用して請求された費用が支払われるようにし得る。
【0202】
次に、
図10を参照して本発明の一実施例に係るモノのインターネット機器に対する費用をスマートコントラクトを利用して決済する過程を詳細に説明すれば次のとおりである。
【0203】
ユーザが自動車を賃貸するか、ハウスを賃貸するか、ホテルのルームを利用するためにサービス提供端末110に賃貸または利用のための自動車、ハウス、ホテルルームなどに対応するモノのインターネット機器120に対する使用を申請して(S211)、サービス提供端末110がこれを承認すると(S212)、決済支援サーバ200は
図2のような過程を通じてモノのインターネット機器120に対する費用支払主体としてユーザ電子財布130をリンクする(S213)。
【0204】
以後、サービス提供端末110がユーザのモノのインターネット機器120に対する費用を請求するために、モノのインターネット機器120に支払主体情報を要請して(S214)モノのインターネット機器の識別情報を獲得(S215)した後、決済支援サーバ200に費用請求トランザクションを伝送するかサービス提供端末に連動された他装置をもって決済支援サーバ200に伝送するように支援する(S216)。この際、費用請求トランザクション200はサービス提供端末の識別情報、モノのインターネット機器の識別情報、スマートコントラクト、費用請求内訳、及び費用請求内訳をサービス提供端末の認証書を利用して署名した費用請求署名値を含み得る。そして、スマートコントラクトは費用請求内訳に対する支払条件を含み得る。一例として、スマートコントラクトはサービス提供端末の請求費用、モノのインターネット機器の請求使用費用、モノのインターネット使用と関連した請求保険金、モノのインターネット機器を通じた使用または賃貸と関連した連関サービス提供端末111の請求費用などに対する支払条件を含み得る。また、スマートコントラクトは賃貸自動車の場合、警察サーバを含み得て、これを通じて賃貸自動車の未返却時に自動的に警察に申告されるようにし得る。または、スマートコントラクトは賃貸または使用施設または装置に対する破損などによる修理費用のための条件も含み得る。
【0205】
すると、決済支援サーバ200は
図6のような方法で費用請求トランザクションが有効であるか否かを確認して(S217)、費用請求トランザクションが有効な場合、ブロックチェーンデータベース300からリンク情報を獲得する(S218)(S219)。
【0206】
そして、決済支援サーバ200は費用支給条件、即ち、スマートコントラクトを確認(S220)した後、獲得されたリンク情報を参照してユーザ電子財布130のファンドソースを利用してスマートコントラクトによってサービス提供端末110及びこれと連関したサービスを提供する連関サービス提供端末111に対する費用を支払う(S221)。
【0207】
以後、決済支援サーバ200は費用支払結果をサービス提供端末110、連関サービス提供端末111、モノのインターネット機器120、及びユーザ電子財布のうち少なくとも一つ以上に伝送する(S224)(S225)(S226)(S227)。そして、サービス提供端末110は費用支払経過をモノのインターネット機器120に伝送する(S228)。また、ユーザ電子財布130はユーザ端末131の画面を通じて費用結果を表示することでユーザが費用支払結果を確認することができるようにする(S229)。
【0208】
上記ではユーザが利用するモノのインターネット機器120とサービス提供端末110を別途で説明したが、これとは異なりサービス提供端末110はモノのインターネット機器120に含まれ得て、この場合、ユーザ電子財布はモノのインターネット機器の使用承認信号受信時にモノのインターネット機器の識別情報を獲得し得る。
【0209】
また、上記ではサービス提供端末110が決済支援サーバ200に費用請求トランザクションを伝送したが、これとは異なり、サービス提供端末110がユーザ電子財布130に請求費用内訳と費用支払条件であるスマートコントラクトに対する情報を含む費用請求信号を伝送する場合もある。この際、スマートコントラクトはサービス提供端末110によってブロックチェーンデータベース300に既登録される場合もある。
【0210】
そして、ユーザ電子財布130はサービス提供端末110からの費用請求信号に対応してユーザ電子財布の識別情報、費用請求内訳、及びスマートコントラクトを含む費用支払要請トランザクションを決済支援サーバ200に伝送し得る。
すると、決済支援サーバ200は費用支払要請トランザクションのユーザ電子財布の識別情報と検証手段値を含むユーザ電子財布に対する検証要請信号をユーザ電子財布130に伝送して、ユーザ電子財布130からユーザ電子財布の識別情報と検証手段値をユーザ電子財布の認証書を利用して署名した署名値を含む検証確認信号が獲得されると、
図6で説明した方法のように検証確認信号が有効であるか否かを確認してユーザ電子財布を検証する。
【0211】
そして、ユーザ電子財布130が有効なものと確認されると、決済支援サーバ200は費用支払要請トランザクションのスマートコントラクト情報を利用してブロックチェーンデータベース300からスマートコントラクトを獲得し、獲得されたスマートコントラクトの条件に対応してモノのインターネット機器130またはサービス提供端末110と、連関サービス提供端末131に対する費用が支払われるようにする。
【0212】
また、以上で説明された本発明に係る実施例は多様なコンピュータ構成要素を通じて遂行され得るプログラム命令語の形態で具現されてコンピュータで判読可能な記録媒体に記録され得る。前記コンピュータで判読可能な記録媒体はプログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含み得る。前記コンピュータで判読可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は本発明のために特別に設計されて構成されたものか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知となって使用可能なものでもよい。コンピュータで判読可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピィディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令語を格納して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例には、コンパイラによって作られるものような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードも含まれる。前記ハードウェア装置は本発明に係る処理を遂行するために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されることがあり、その逆も同様である。
【0213】
以上、本発明が具体的な構成要素などのような特定の事項と限定された実施例及び図面によって説明されたが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものであるに過ぎず、本発明が前記実施例に限定されるものではなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であればかかる記載から多様な修正及び変形が行なわれ得る。
【0214】
従って、本発明の思想は前記説明された実施例に極限されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけではなく、本特許請求の範囲と均等または等価的に変形されたすべてのものは本発明の思想の範疇に属するといえる。