特許第6951569号(P6951569)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6951569複数のターボ膨張器−圧縮器を使用する高圧膨張工程による天然ガス液化
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6951569
(24)【登録日】2021年9月28日
(45)【発行日】2021年10月20日
(54)【発明の名称】複数のターボ膨張器−圧縮器を使用する高圧膨張工程による天然ガス液化
(51)【国際特許分類】
   F25J 1/00 20060101AFI20211011BHJP
   F25J 1/02 20060101ALI20211011BHJP
【FI】
   F25J1/00 B
   F25J1/02
【請求項の数】41
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2020-522671(P2020-522671)
(86)(22)【出願日】2018年9月27日
(65)【公表番号】特表2021-500524(P2021-500524A)
(43)【公表日】2021年1月7日
(86)【国際出願番号】US2018053144
(87)【国際公開番号】WO2019083676
(87)【国際公開日】20190502
【審査請求日】2020年4月21日
(31)【優先権主張番号】62/576,989
(32)【優先日】2017年10月25日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】517002476
【氏名又は名称】エクソンモービル アップストリーム リサーチ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(72)【発明者】
【氏名】サイツ オー アンガス
(72)【発明者】
【氏名】ユンカー ウィリアム ニック
(72)【発明者】
【氏名】ピエール フリッツ ジュニア
【審査官】 宮部 裕一
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−504838(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2017/0167786(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0204603(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第102200370(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25J 1/00
C10L 3/06
C10L 3/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
天然ガスを含む供給ガスストリームを液化する方法であって、
1200psiaよりも低い圧力で前記供給ガスストリームを与える段階と、
1500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力を有する圧縮冷媒ストリームを与える段階と、
冷却媒体との間接熱交換によって前記圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階と、
前記圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを第1の膨張器内で中間圧力まで膨張させて該圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階であって、該第1の膨張器が、第1の結合圧縮器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する前記生成する段階と、
前記第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを第2の膨張器内で膨張させて該第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階であって、該第2の膨張器が、第2の結合圧縮器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する上記生成する段階と、
1又は2以上の熱交換器を通して前記第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを通過させ、それによって暖かい冷媒ストリームを形成する段階と、
前記1又は2以上の熱交換器を通して前記供給ガスストリームを通過させて前記第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームとの間接熱交換によって該供給ガスストリームの少なくとも一部を冷却し、それによって冷たい供給ガスストリームを形成する段階と、
前記第2の結合圧縮器及び第1の駆動式圧縮器を使用して、前記中間圧力の300psi内の排出圧力まで前記暖かい冷媒ストリームを圧縮し、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、
前記第1の結合圧縮器を使用して前記第1の圧縮冷媒ストリームを圧縮し、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、
前記第2の圧縮冷媒ストリームを圧縮して前記圧縮冷媒ストリームを提供する段階と、を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
往復エンジン、蒸気タービン、ガスタービン、及びモータのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の駆動式圧縮器を駆動する段階を更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記圧縮冷媒ストリームを冷却する段階は、冷却媒体との間接熱交換を通じて該圧縮冷媒ストリームを冷却する段階を含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記圧縮冷媒ストリームを冷却する段階は、周囲条件よりも低い温度を有する冷却媒体との間接熱交換によって該圧縮冷媒ストリームを冷却する段階を含む、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第2の結合圧縮器内で圧縮された後かつ前記第1の駆動式圧縮器内で圧縮される前に冷却媒体との間接熱交換によって前記暖かい冷媒ストリームを冷却する段階を更に含む、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の結合圧縮器内で圧縮される前に前記第1の圧縮冷媒ストリームを冷却する段階を更に含む、
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
圧縮されて前記圧縮冷媒ストリームを提供する前に冷却媒体との間接熱交換を通じて前記第2の圧縮冷媒ストリームを冷却する段階を更に含む、
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記圧縮冷媒ストリームは、3,000psiaの圧力を有する、
請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記中間圧力は、1,500psiaよりも低くかつ1,000psiaよりも高い、
請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の圧縮冷媒ストリームを圧縮する段階は、第2の駆動式圧縮器を使用して達成される、
請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
往復エンジン、蒸気タービン、ガスタービン、及びモータのうちの少なくとも1つを使用して前記第2の駆動式圧縮器を駆動する段階を更に含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の駆動式圧縮器及び前記第2の駆動式圧縮器は、共通駆動機を共有する、
請求項10又は11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の駆動式圧縮器及び前記第2の駆動式圧縮器は、単一圧縮器ケーシング内である、
請求項10ないし12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
過冷却ループを使用して、前記冷たい供給ガスストリームを更に冷却して過冷却供給ガスストリームを形成する段階を更に含む、
請求項1ないし13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
50psiaよりも高いか又はそれに等しくかつ450psiaよりも低いか又はそれに等しい圧力まで前記過冷却供給ガスストリームを膨張させて膨張かつ過冷却された供給ガスストリームを生成する段階を更に含む、
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記過冷却供給ガスストリームは、油圧タービン内で膨張する、
請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
前記過冷却ループは、窒素ガスが冷媒である閉ループ気相冷凍サイクルである、
請求項14ないし16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記過冷却ループは、
前記膨張かつ過冷却されたガスストリームの50%を超えない部分を引き出し、その圧力を減圧弁内で30から300psiaの範囲まで低減して1又は2以上の減圧ガスストリームを生成する段階と、
前記1又は2以上の熱交換器を通して前記1又は2以上の減圧ガスストリームを過冷却冷媒ストリームとして通過させる段階と、を含む、
請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記1又は2以上の減圧ガスストリームは、互いに異なる圧力である、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記1又は2以上の熱交換器を出る前記過冷却冷媒ストリームは、前記供給ガスストリームのものに近似する圧力まで圧縮され、かつ該過冷却冷媒ストリームを該供給ガスストリームと混合する前に冷却媒体との間接熱交換によって冷却される、
請求項18又は19に記載の方法。
【請求項21】
前記膨張かつ過冷却されたガスストリームの少なくとも一部分が更に膨張し、次に、液体天然ガスがそこから引き出され、かつ残りのガス状蒸気がフラッシュガスストリームとしてそこから引き出される分離タンクまで誘導される、
請求項15に記載の方法。
【請求項22】
前記圧縮冷媒ストリームは、前記液体天然ガスのボイルオフガスを含む、
請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記圧縮器のうちの1又は2以上の排出圧力と、
前記膨張器のうちの1又は2以上の入口圧力と、
のうちの1又は2以上を調節し、それによって前記排出圧力と前記入口圧力の間の固定差圧を維持する段階を更に含む、
請求項1ないし22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記固定差圧は、前記圧縮器のうちの1又は2以上の圧縮器速度、前記膨張器のうちの1又は2以上の入口ガイドベーン、該圧縮器のうちの1又は2以上の再循環弁、及び該膨張器のうちの1又は2以上のバイパス弁のうちの1又は2以上を使用する制御アルゴリズムを通して取得される、
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
サイクル効率を最大にしながら推力耐荷一体性を保護する限界として膨張器推力耐荷温度を使用する段階を更に含む、
請求項23または24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
天然ガス液化システムであって、
冷却媒体との間接熱交換によって圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成するように構成された第1の熱交換器であって、該圧縮冷媒ストリームが、少なくとも1,500psiaの圧力で該第1の熱交換器に提供される前記第1の熱交換器と、
前記圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを中間圧力まで膨張して該圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成するように構成された第1の膨張器と、
前記第1の膨張器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する第1の結合圧縮器と、
前記第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを膨張させて該第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成するように構成された第2の膨張器と、
前記第2の膨張器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する第2の結合圧縮器と、
前記第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム及び供給ガスストリームがそれを通過して間接熱交換を通してそこで熱を交換することを許容し、それによって暖かい冷媒ストリーム及び冷たい供給ガスストリームを形成するように配置された1又は2以上の熱交換器であって、該供給ガスストリームが、天然ガスを含み、かつ1,200psiaよりも低い圧力で該1又は2以上の熱交換器に供給される前記1又は2以上の熱交換器と、
前記第2の結合圧縮器と共に前記中間圧力の300psia内の排出圧力まで前記暖かい冷媒ストリームを圧縮し、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成するように構成された第1の駆動式圧縮器と、を含み、
前記第1の圧縮冷媒ストリームは、前記第1の結合圧縮器を使用して更に圧縮され、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成し、
前記第2の圧縮冷媒ストリームは、圧縮されて前記圧縮冷媒ストリームを提供する、
ことを特徴とする天然ガス液化システム。
【請求項27】
前記第1の駆動式圧縮器を駆動するように構成され、往復エンジン、蒸気タービン、ガスタービン、及びモータのうちの少なくとも1つを含む駆動要素を更に含む、
請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
冷却媒体との間接熱交換を通じて前記圧縮冷媒ストリームを冷却するように構成された第1の冷却器を更に含む、
請求項26又は27に記載のシステム。
【請求項29】
前記冷却媒体は、周囲条件よりも低い温度を有する、
請求項28に記載のシステム。
【請求項30】
前記第2の結合圧縮器内で圧縮された後かつ前記第1の駆動式圧縮器内で圧縮される前に冷却媒体との間接熱交換によって前記暖かい冷媒ストリームを冷却するように構成された第2の冷却器と、
前記第1の結合圧縮器で圧縮される前に前記第1の圧縮冷媒ストリームを冷却するように構成された第3の冷却器と、
圧縮される前に冷却媒体との間接熱交換を通じて前記第2の圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって前記圧縮冷媒ストリームを提供するように構成された第4の冷却器と、を更に含む、
請求項26ないし29のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項31】
前記圧縮冷媒ストリームは、3,000psiaの圧力を有する、
請求項26ないし30のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項32】
前記中間圧力は、1,500psiaよりも低くかつ1,000psiaよりも高い、
請求項26ないし31のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項33】
前記第2の圧縮冷媒ストリームを圧縮するように構成された第2の駆動式圧縮器を更に含む、
請求項26ないし32のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項34】
前記第2の駆動式圧縮器を駆動するように構成され、往復エンジン、蒸気タービン、ガスタービン、及びモータのうちの少なくとも1つを含む駆動要素を更に含む、
請求項33に記載のシステム。
【請求項35】
前記第1の駆動式圧縮器及び前記第2の駆動式圧縮器は、共通駆動機を共有する、
請求項33又は34に記載のシステム。
【請求項36】
前記第1の駆動式圧縮器及び前記第2の駆動式圧縮器は、単一圧縮器ケーシング内である、
請求項33ないし35のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項37】
前記冷たい供給ガスストリームを更に冷却して過冷却供給ガスストリームを形成するように構成された過冷却ループを更に含む、
請求項26ないし33のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項38】
50psiaよりも高いか又はそれに等しくかつ450psiaよりも低いか又はそれに等しい圧力まで前記過冷却供給ガスストリームを膨張させ、それによって膨張かつ過冷却された供給ガスストリームを生成するように構成された油圧タービンを更に含む、
請求項37に記載のシステム。
【請求項39】
前記過冷却ループは、窒素ガスが冷媒である閉ループ気相冷凍サイクルである、
請求項37又は38に記載のシステム。
【請求項40】
天然ガスを含む供給ガスストリームを液化する方法であって、
1,200psiaよりも低い圧力で前記供給ガスストリームを与える段階と、
1,500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力を有する圧縮冷媒ストリームを与える段階と、
第1の冷却媒体との間接熱交換によって前記圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階と、
前記圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを第1の膨張器内で中間圧力まで膨張させて該圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階であって、該第1の膨張器が、第1の結合圧縮器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する前記生成する段階と、
前記第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを第2の膨張器内で膨張させて該第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階であって、該第2の膨張器が、第2の結合圧縮器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する上記生成する段階と、
1又は2以上の熱交換器を通して前記第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを通過させ、それによって暖かい冷媒ストリームを形成する段階と、
前記1又は2以上の熱交換器を通して前記供給ガスストリームを通過させて前記第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームとの間接熱交換によって該供給ガスストリームの少なくとも一部を冷却し、それによって冷たい供給ガスストリームを形成する段階と、
過冷却ループを使用して、前記冷たい供給ガスストリームを更に冷却して液体部分を有する過冷却供給ガスストリームを形成する段階と、
前記第2の結合圧縮器及び第1の駆動式圧縮器を使用して、前記中間圧力の300psia内の排出圧力まで前記暖かい冷媒ストリームを圧縮し、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、
前記第2の結合圧縮器内で圧縮された後かつ前記第1の駆動式圧縮器内で圧縮される前に第2の冷却媒体との間接熱交換によって前記暖かい冷媒ストリームを冷却する段階と、
第3の冷却媒体との熱交換を通じて前記第1の圧縮冷媒ストリームを冷却する段階と、
前記第1の結合圧縮器を使用して前記第1の圧縮冷媒ストリームを圧縮し、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、
第4の冷却媒体との熱交換を通じて前記第2の圧縮冷媒ストリームを冷却する段階と、
前記第2の圧縮冷媒ストリームを圧縮して前記圧縮冷媒ストリームを提供する段階と、を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項41】
前記第1の冷却媒体、前記第2の冷却媒体、前記第3の冷却媒体、及び前記第4の冷却媒体のうちの少なくとも1つが、空気又は水を含む、
請求項40に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
この出願は、本明細書にその全体が組み込まれている「複数のターボ膨張器−圧縮器を使用する高圧膨張工程による天然ガス液化」という名称の2017年10月25日出願の米国仮特許出願第62/576,989号の優先権利益を主張するものである。
【0002】
本発明の開示は、一般的に液化天然ガス(LNG)生成に関する。より具体的には、本発明の開示は、高圧でのLNG生成に関する。
【背景技術】
【0003】
この節は、本発明の開示に関連付けることができる当業技術の様々な態様を導入することを意図している。この議論は、本発明の開示の特定の態様のより良い理解を容易にするフレームワークを提供することを意図している。従って、この節は、必ずしも従来技術の承認としてではなく、この観点から読むべきであることを理解しなければならない。
【0004】
その清浄な燃焼品質及び利便性により、天然ガスは、近年広く使用されるようになった。天然ガスの多くのソースは、ガスのためのいずれの市場からも遠く離れた遠隔地域に位置付けられている。生成された天然ガスを市場に搬送するのにパイプラインが時には利用可能である。パイプライン搬送が実現可能でない時に、生成天然ガスは、市場に搬送するために液化天然ガス(LNG)に加工されることが多い。
【0005】
LNGプラントの設計では、最も重要な考察事項の1つは、天然ガス供給ストリームをLNGに変換するための工程である。現在の最も一般的な液化工程は、何らかの形態の冷凍システムを使用するものである。天然ガスを液化するのに多くの冷凍サイクルが使用されてきたが、今日のLNGプラントで最も一般的に使用される3つのタイプは、(1)液化温度までガスの温度を下げるように段階的に配置された熱交換器内で複数の単一成分冷媒を使用する「カスケードサイクル」、(2)特別に設計された交換器内で多成分冷媒を使用する「多成分冷媒サイクル」、及び(3)供給ガス圧力から低圧まで対応する温度低下と共にガスを膨張させる「膨張器サイクル」である。ほとんどの天然ガス液化サイクルは、これらの3つの基本タイプの変形又は組合せを使用している。
【0006】
液化工程に使用される冷媒は、多成分冷凍サイクル内でメタン、エタン、プロパン、ブタン、及び窒素のような成分の混合物を含む場合がある。冷媒はまた、「カスケードサイクル」内ではプロパン、エチレン、又は窒素のような純粋な物質である場合がある。組成の精密制御と共にかなりの容積のこれらの冷媒が必要である。更に、そのような冷媒は、輸入して貯蔵しなければならない場合があり、これは、特に遠隔地でのLNG生成に対して物流要件を課す。これに代えて、冷媒の成分の一部は、典型的に液化工程に統合された蒸留工程によって調製することができる。
【0007】
供給ガス冷却を提供し、それによって冷媒取り扱いの運搬上の問題を排除又は低減するためのガス膨張器の使用は、一部の事例では冷媒ベースの冷却に勝る利点を有すると見られている。膨張器システムは、冷媒ガスが膨張タービンを通して膨張することが許され、それによって仕事を行ってガスの温度を下げることができるという原理で作動する。次に、低温ガスは、供給ガスと熱交換されて必要な冷凍を提供する。ガス膨張器内の冷却膨張から得られるパワーは、冷凍サイクルに使用される主圧縮パワーの一部を供給するのに使用することができる。LNGを作るための典型的な膨張器サイクルは、典型的に約(1,000psia)よりも低い供給ガス圧力で作動する。供給ガスを完全に液化するのに補足冷却が典型的に必要であり、これは、2次冷却及び/又は過冷却ループのような追加の冷媒システムによって提供することができる。例えば、米国特許第6,412,302号明細書及び米国特許第5,916,260号明細書は、過冷却ループでの冷媒としての窒素の使用を説明する膨張器サイクルを提示している。
【0008】
しかし、過去に提案された膨張器サイクルは、冷媒システムに基づく現在の天然ガス液化サイクルよりも全て熱力学的に効率が悪かった。従って、膨張器サイクルは、今日までいずれの設置済みコスト優位性も提供しておらず、冷媒を伴う液化サイクルは、依然として天然ガス液化のための好ましいオプションである。
【0009】
膨張器サイクルは、1次冷却(暖かい)段に関して高い再循環ガスストリーム流量及び高い非効率性をもたらすので、ガス膨張器は、典型的には、供給ガスをそれが例えば閉サイクル内で外部冷媒を使用して−20℃よりも十分に低い温度まで予冷された後に更に冷却するのに使用されてきた。すなわち、ほとんどの提案された膨張器サイクルでの共通ファクタは、ガスが膨張器に入る前にガスを予冷する第2の外部冷凍サイクルに対する要件である。そのような複合外部冷凍サイクル及び膨張器サイクルは、「混成サイクル」と呼ばれる場合がある。そのような冷媒ベースの予冷は、膨張器の使用での非効率性の主な原因を排除するが、それは、膨張器サイクルの利益、すなわち、外部冷媒の排除を有意に低減する。
【0010】
米国特許出願US2009/0217701号明細書は、今日使用されている冷媒ベースのサイクルのものに少なくとも同等に外部冷媒に対する必要性を排除して効率を改善するために1次冷却ループ内で高圧を使用するという概念を導入した。米国特許出願US2009/0217701に開示された高圧膨張器工程(HPXP)は、他の膨張器サイクルからは区別される方式で高圧膨張器を使用する膨張器サイクルである。供給ガスストリームの一部分は、抽出して供給ガスストリームをその臨界温度よりも低く冷却するために開ループ又は閉ループ冷凍サイクルのいずれかで冷媒として使用することができる。これに代えて、LNGボイル−オフガスの一部分は、抽出して供給ガスストリームをその臨界温度よりも低く冷却するために閉ループ冷凍サイクルで冷媒として使用することができる。この冷凍サイクルは、1次冷却ループと呼ばれる。1次冷却ループには、供給ガスを更に冷却するように作用する過冷却ループが続く。1次冷却ループ内では、冷媒は、1,500psiaよりも高い圧力まで、又はより好ましくは約3,000psiaの圧力まで圧縮される。次に、冷媒は、供給ガスを液化するのに必要な冷たい冷媒を提供する前に、ほぼ等エントロピー的に膨張して周囲冷却媒体(空気又は水)に対して冷却される。
【0011】
図1は、公知のHPXP液化システム100の例を概略的に示し、かつ米国特許出願第US2009/0217701に開示された1又は2以上のシステム及び工程に類似している。図1では、膨張器ループ102(すなわち、膨張器サイクル)及び過冷却ループ104が使用される。供給ガスストリーム106は、約1,200psia未満、又は約1,100psia未満、又は約1,000psia未満、又は約900psia未満、又は約800psia未満、又は約700psia未満、又は約600psiaよりも低い圧力でHPXP液化工程に入る。典型的には、供給ガスストリーム106の圧力は、約800psiaであることになる。供給ガスストリーム106は、一般的に、当業技術で公知である工程及び機器を使用して処理されて汚染物質が除去された天然ガスを含む。
【0012】
膨張器ループ102では、圧縮ユニット108が、冷媒ストリーム109(これは、処理されたガスストリームである場合がある)を約1,500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力まで圧縮し、こうして圧縮冷媒ストリーム110を提供する。これに代えて、冷媒ストリーム109は、約1,600psiaよりも高いか又はそれに等しく、又は約1,700psiaよりも高いか又はそれに等しく、又は約1,800psiaよりも高いか又はそれに等しく、又は約1,900psiaよりも高いか又はそれに等しく、又は約2,000psiaよりも高いか又はそれに等しく、又は約2,500psiaよりも高いか又はそれに等しく、又は約3,000psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力まで圧縮することができ、こうして圧縮冷媒ストリーム110を提供する。圧縮ユニット108を出た後に、圧縮冷媒ストリーム110は、冷却器112に渡され、そこでそれは、圧縮かつ冷却された冷媒ストリーム114を提供するために適切な冷却媒体との間接熱交換によって冷却される。冷却器112は、冷却媒体として水又は空気を提供するタイプのものである場合があるが、あらゆるタイプの冷却器を使用することができる。圧縮かつ冷却された冷媒ストリーム114の温度は、周囲条件及び使用する冷却媒体に依存し、かつ典型的に約35°F〜約105°Fである。次に、圧縮かつ冷却された冷媒ストリーム114は、膨張器116に渡され、そこでそれは、膨張して結果的に冷却され、膨張冷媒ストリーム118を形成する。膨張器116は、抽出されて圧縮のために使用することができる仕事を生成するガス膨張器のような仕事−膨張デバイスである。膨張冷媒ストリーム118は、第1の熱交換器120に渡され、かつ第1の熱交換器120に対する冷凍負荷の少なくとも一部を提供する。第1の熱交換器120を出ると、膨張冷媒ストリーム118は、加圧のために圧縮ユニット122に供給されて冷媒ストリーム109を形成する。
【0013】
供給ガスストリーム106は、第1の熱交換器120を通って流れ、そこでそれは、少なくとも部分的に膨張冷媒ストリーム118との間接熱交換によって冷却される。第1の熱交換器120を出た後に、供給ガスストリーム106は、第2の熱交換器124に渡される。第2の熱交換器124の主な機能は、供給ガスストリームを過冷却することである。すなわち、第2の熱交換器124では、供給ガスストリーム106は、過冷却ループ104(以下に説明する)によって過冷却されて過冷却ガスストリーム126を生成する。次に、過冷却ガスストリーム126は、膨張器128内で低圧まで膨張し、液体分率及び残りの蒸気分率を形成する。膨張器128は、以下に限定されないが、弁、制御弁、ジュールトンプソン弁、ベンチュリデバイス、液体膨張器、及び油圧タービンなどを含むあらゆる減圧デバイスとすることができる。この時点で低圧であって部分的に液化された過冷却ガスストリーム126は、サージタンク130に渡され、そこで液化分率132は、沸点圧力に対応する温度を有するLNGストリーム134として工程から引き抜かれる。残りの蒸気分率(フラッシュ蒸気)ストリーム136は、圧縮器ユニットを駆動する燃料として使用することができる。
【0014】
過冷却ループ104では、膨張過冷却冷媒ストリーム138(好ましくは窒素を含む)は、膨張器140から排出され、第2及び第1の熱交換器124、120を通して引き込まれる。次に、膨張過冷却冷媒ストリーム138は、圧縮ユニット142に送られ、そこでそれは、より高い圧力まで再圧縮されて暖かくなる。圧縮ユニット142を出た後に、再圧縮過冷却冷媒ストリーム144は、冷却器112と同じタイプのものとすることができるがあらゆるタイプの冷却器を使用することができる冷却器146内で冷却される。冷却後に、再圧縮過冷却冷媒ストリームは、第1の熱交換器120に渡され、そこでそれは、膨張冷媒ストリーム118及び膨張過冷却冷媒ストリーム138との間接熱交換によって更に冷却される。第1の熱交換器120を出た後に、再圧縮かつ冷却された過冷却冷媒ストリームは、膨張器140を通して膨張して冷却ストリームを提供し、これは、次に、第2の熱交換器124を通過し、最終的に膨張してLNGを生成する供給ガスストリームの部分を過冷却する。
【0015】
図2は、公知の原理による別の液化システム200の概略図である。液化システム200は、HPXP液化システム100に類似であり、簡略化の目的で同様に描かれた又は付番した構成要素は、更に説明しない場合がある。液化システム200は、1次冷却ループ202及び過冷却ループ204を含む。液化システム200では、過冷却ループ204は、膨張かつ過冷却されたガスストリーム248の一部分249が再循環されて過冷却冷媒ストリームとして使用される開冷凍ループである。具体的には、膨張かつ過冷却されたガスストリームの一部分249は、圧縮器242内で圧縮され、冷却器246内で冷却され、かつ供給ガスストリーム206の中に再挿入される前に、上述のように第2の熱交換器124及び第1の熱交換器120を通して誘導される。
【0016】
米国特許出願US2010/0107684号明細書は、圧縮冷媒を周囲条件よりも低い温度まで更に冷却するために外部冷却を追加することは、ある一定の状況では外部冷却に関連付けられた追加の機器を正当化する有意な利点を提供するという発見を通じたHPXPの性能の改善を開示している。上述の特許出願に説明されたHPXPの実施形態は、単一混合冷媒工程のような代替混合外部冷媒LNG生成工程と同等の性能を有する。しかし、HPXPの効率、並びに全体的なトレーン容量を更に改善する特定の必要性が残っている。供給ガス圧力が1,200psia未満の場合のHPXPの効率を改善する特定の必要性も残っている。
【0017】
米国特許出願第2010/0186445号明細書は、HPXPに対する4,500psiaまでの供給圧縮の組み込みを開示している。HPXPの1次冷却ループ内でガスを液化する前に供給ガスを圧縮することは、全体工程効率を増大するという利点を有する。所与の生産速度に対して、これはまた、1次冷却ループ内の冷媒の必要な流量を有意に低減する利点を有し、これは、浮遊式LNG用途に対して特に魅力的な小型機器の使用を可能にする。更に、供給圧縮は、1次冷却及び過冷却ループに行く固定量のパワーに関して30%よりも多くHPXPトレーンのLNG生成を増大する手段を提供する。生産速度のこの柔軟性は、選択した冷媒ループ駆動機を望ましい生産速度に適合させる際に地上ベースの用途よりも多くの制限がある浮遊式LNG用途に対してここでもまた特に魅力的である。
【0018】
HPXPの利点は、高圧(1,500〜3,500psia)から供給ガスを液化するのに望ましい冷媒温度を達成するために必要な低圧まで冷媒ガスを膨張させることができるターボ膨張器の使用を通して可能にされる。HPXPのほとんどの用途に対して、冷媒に必要な圧力低下は、1,000psiよりも有意に大きい。この理由のために、冷媒の膨張は、直列で作動する少なくとも2つの膨張器を含むトレーン内で行うことができる。そのような構成では、各膨張器は、膨張器から回収された機械的パワーが冷媒をその最大圧力まで部分的に再圧縮して戻すのに使用されるように圧縮器に機械的に結合される。膨張器に機械的に結合された圧縮器は、ターボ膨張器−圧縮器(TEC)としてここでは公知である。図3は、液化システム300を示しており、これは、公知の態様により、その1次冷却ループ302内でターボ膨張器−圧縮器(TEC)の構成を使用する。圧縮冷媒ストリーム308は、周囲冷却媒体(空気又は水)に対して冷却器310内で冷却され、圧縮かつ冷却された冷媒ストリーム312を生成する。例えば3,000psiaの圧力である場合がある圧縮かつ冷却された冷媒ストリームは、例えば1,300psiaの中間圧力まで第1の膨張器314内で膨張し、圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム316を生成する。第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、第2の膨張器318内で更に膨張して第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム316を更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム320を生成する。例えば500psiaの圧力である場合がある第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム320は、1又は2以上の熱交換器322に誘導され、そこでそれは、供給ガスストリーム306と熱を交換して暖かい冷媒ストリーム324及び液化ガスストリーム326を生成する。液化ガスストリーム326は、上述の過冷却ループ104(図1)と類似の方式で機能する過冷却ループ304を使用して過冷却熱交換器328内で更に冷却される。例えば500psiaの圧力である場合がある暖かい冷媒ストリーム324は、第1の圧縮器330により(例えば、700psiaの圧力まで)、続いて第2の圧縮器332により(例えば、900psiaの圧力まで)圧縮され、次に、周囲冷却媒体(空気又は水)である場合がある冷却媒体に対して冷却器334内で冷却されて第1の圧縮冷媒ストリーム336を生成する。第1の圧縮器330は、第1の機械的カプリング338を使用して第2の膨張器318に結合されて低圧TECを形成する。第2の圧縮器332は、第2の機械的カプリング340を使用して第1の膨張器314に結合されて高圧TECを形成する。第1の圧縮冷媒ストリーム336は、1又は2以上の圧縮器342、344内で更に圧縮されて圧縮冷媒ストリーム308を生成する。冷却器343は、1又は2以上の圧縮器342、344の間に配置することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0019】
【特許文献1】米国特許第6,412,302号明細書
【特許文献2】米国特許第5,916,260号明細書
【特許文献3】米国特許出願US2009/0217701号明細書
【特許文献4】米国特許出願US2010/0107684号明細書
【特許文献5】米国特許出願第2010/0186445号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
液化システム300では、低圧TECの作動条件は、市販のターボ膨張器−圧縮器の作動経験内である。しかし、高圧TECの入口圧力(3,000psia)、第1の膨張器圧力低下(3,000psia−1,300psia=1,700psia)、及び高圧TECの膨張器出口側と圧縮器入口側の間の推力差(1,300psia−700psia=600psia)は、産業作動経験の外側である。高い入口圧力及び高い膨張器圧力低下は、これらのステップアウト条件を考慮に入れる高圧TECの適正設計で対処することができると考えられる。しかし、より高い推力を管理するには、有意なTEC設計変更が必要になる場合がある。これらの変更は、コスト及び複雑性を追加し、効率を1〜3%低減する場合がある。この理由のために、推力を管理するための有意な設計変更に対する必要性を排除するためにHPXPのTECに対して新しい構成を開発する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明の開示の態様は、1,200psiaよりも低い圧力で提供される天然ガス供給ガスストリームを含む供給ガスストリームを液化する方法を提供する。圧縮冷媒ストリームには、1,500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力が与えられる。圧縮冷媒ストリームは、冷却媒体との間接熱交換によって冷却され、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。圧縮かつ冷却された冷媒ストリームは、中間圧力まで第1の膨張器内で膨張して圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第1の膨張器は、第1の結合圧縮器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、第2の膨張器内で膨張して第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第2の膨張器は、第2の結合圧縮器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、1又は2以上の熱交換器を通過し、それによって暖かい冷媒ストリームを形成する。供給ガスストリームは、1又は2以上の熱交換器を通過し、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームとの間接熱交換によって供給ガスストリームの少なくとも一部を冷却し、それによって冷たい供給ガスストリームを形成する。第2の結合圧縮器及び第1の駆動式圧縮器を使用して、暖かい冷媒ストリームは、中間圧力の300psia内の排出圧力まで圧縮され、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する。第1の圧縮冷媒ストリームは、第1の結合圧縮器を使用して圧縮され、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する。第2の圧縮冷媒ストリームは、圧縮されて圧縮冷媒ストリームを提供する。
【0022】
本発明の開示の態様は、天然ガス液化システムも提供する。第1の熱交換器は、冷却媒体との間接熱交換によって圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成し、圧縮冷媒ストリームは、少なくとも1,500psiaの圧力で第1の熱交換器に提供される。第1の膨張器は、圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを中間圧力まで膨張させて圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第1の結合圧縮器は、第1の膨張器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。第2の膨張器は、第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを膨張させて第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第2の結合圧縮器は、第2の膨張器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。1又は2以上の熱交換器は、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム及び供給ガスストリームがそれを通過して間接熱交換を通じてそこで熱を交換し、それによって暖かい冷媒ストリーム及び冷たい供給ガスストリームを形成することを許容するように配置される。供給ガスストリームは、天然ガスを含み、かつ1,200psiaよりも低い圧力で1又は2以上の熱交換器に供給される。第1の駆動式圧縮器及び第2の結合圧縮器は、中間圧力の300psia内の排出圧力まで暖かい冷媒ストリームを圧縮し、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する。第1の圧縮冷媒ストリームは、第1の結合圧縮器を使用して更に圧縮され、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する。第2の圧縮冷媒ストリームは、圧縮されて圧縮冷媒ストリームを提供する。
【0023】
本発明の開示の態様は、天然ガスを含む供給ガスストリームを液化する方法も提供する。供給ガスストリームは、1,200psiaよりも低い圧力で提供される。圧縮冷媒ストリームには、1,500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力が与えられる。圧縮冷媒ストリームは、第1の冷却媒体との間接熱交換によって冷却され、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。圧縮かつ冷却された冷媒ストリームは、第1の膨張器内で中間圧力まで膨張して圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第1の膨張器は、第1の結合圧縮器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、第2の膨張器内で膨張して第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第2の膨張器は、第2の結合圧縮器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、1又は2以上の熱交換器を通過し、それによって暖かい冷媒ストリームを形成する。供給ガスストリームは、1又は2以上の熱交換器を通過し、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームとの間接熱交換によって供給ガスストリームの少なくとも一部を冷却し、それによって冷たい供給ガスストリームを形成する。過冷却ループを使用して、冷たい供給ガスストリームは、更に冷却されて液体部分を有する過冷却供給ガスストリームを形成する。第2の結合圧縮器及び第1の駆動式圧縮器を使用して、暖かい冷媒ストリームは、中間圧力の300psia内の排出圧力まで圧縮され、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する。暖かい冷媒ストリームは、第2の結合圧縮器内で圧縮された後かつ第1の駆動式圧縮器内で圧縮される前に第2の冷却媒体との間接熱交換によって冷却される。第1の圧縮冷媒ストリームは、第3の冷却媒体との熱交換を通じて冷却される。第1の圧縮冷媒ストリームは、第1の結合圧縮器を使用して圧縮され、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する。第2の圧縮冷媒ストリームは、第4の冷却媒体との熱交換を通じて冷却される。第2の圧縮冷媒ストリームは、圧縮されて圧縮冷媒ストリームを提供する。
【0024】
以上は、以下の詳細説明をよりよく理解することができるように本発明の開示の特徴を広く概説したものである。追加の特徴も本明細書で以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の開示のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、及び以下に簡単に説明する添付図面から明らかになるであろう。
【0026】
図1】公知の原理によるLNG生成のためのシステムの概略図である。
図2】公知の原理によるLNG生成のためのシステムの概略図である。
図3】公知の原理によるLNG生成のためのシステムの概略図である。
図4】開示する態様によるLNG生成のためのシステムの概略図である。
図5】開示する態様によるLNG生成のためのシステムの概略図である。
図6】本発明の開示の態様による方法のフローチャートである。
図7】本発明の開示の態様による方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図は単に例であり、本発明の開示の範囲に対する制限をそれによって意図しないことに注意しなければならない。更に、図は、一般的に縮尺通りに描かれておらず、むしろ本発明の開示の様々な態様を例示する際の利便性及び明確化の目的で描かれている。
【0028】
本発明の開示の原理の理解を容易にするために、図面に示す特徴をここで参照し、特定の言語をそれを説明するのに以下で使用する。これよって本発明の開示の範囲の制限を意図しないことはそれにも関わらず理解されるであろう。本発明の開示が関係する当業者に通常は想起されるように、本明細書に説明する本発明の開示の原理のあらゆる変更及び更に別の修正、及びあらゆる更に別の用途が考えられている。明確にするために、本発明の開示に関連しない一部の特徴は、図面に示されない場合がある。
【0029】
最初に、参照しやすくするために、この出願に使用するある一定の用語及びこの関連に使用する時のそれらの意味を列挙する。本明細書に使用する用語が以下で定義されない限り、それには関連の技術の個人が少なくとも1つの文献又は交付済み特許に反映された時にその用語を与えた最も広い定義が与えられるべきである。更に、本発明の技術は、同じか又は類似の目的に機能する全ての均等物、同義語、新しい展開、及び用語又は技術が本発明の特許請求の範囲であると考えられるので、以下に示す用語の使用方法によって制限されない。
【0030】
当業者が認めるように、異なる個人は、様々な名称で同じ特徴又は構成要素を指す場合がある。本明細書は、名称のみが異なる構成要素又は特徴間で区別するように意図していない。図は、必ずしも縮尺通りではない。本明細書のある一定の特徴及び構成要素は、縮尺で誇張される又は概略形態で示される場合があり、従来の要素の一部の詳細は、明確化及び簡潔さのために示されない場合がある。本明細書に説明する図を参照する時に、同じ参照番号が簡素化のために複数の図で参照される場合がある。以下の説明及び特許請求の範囲では、用語「including」及び「comprising」は、無制限様式で使用され、すなわち、「含むがそれに限定されない」を意味するように解釈しなければならない。
【0031】
冠詞「the」、「a」、及び「an」は、必ずしも1つのみを意味するとは限らず、むしろ任意的に複数のそのような要素を含むように包含的かつ無制限である。
【0032】
本明細書に使用される時に、用語「近似的に」、「約」、「実質的に」、及び類似の用語は、本発明の開示の主題が関係する当業者による共通かつ受け入れられた使用方法と調和して広い意味を有するように意図している。本発明の開示を精査する当業者は、これらの用語が、これらの特徴の範囲を提供された正確な数値範囲に制限することなく説明かつ特許請求するある一定の特徴の説明を可能にするように意図していることを理解しなければならない。従って、これらの用語は、説明する主題の実質的でない又は重要でない修正又は代替形態が開示の範囲にあると考えられることを示すと解釈しなければならない。開示する態様により、これらの用語は、特定の数又は量の2%内、又は5%内、又は10%内を意味するように意図している。
【0033】
本明細書に使用される時に、用語「圧縮ユニット」及び「圧縮器」は、いずれか1つのタイプ又は類似又は異なるタイプの組合せの圧縮器を意味し、物質又は物質の混合物を圧縮するための当業技術で公知の補助機器を含むことができる。圧縮ユニット又は圧縮器は、1又は2以上の圧縮段を利用することができる。例示的圧縮ユニット又は圧縮器は、以下に限定されないが、例えば、往復及び回転式圧縮器のような容積式タイプ、及び例えば遠心及び軸流圧縮器のような動的タイプを含むことができる。
【0034】
本明細書に使用される時に、用語「冷却媒体」は、それとの間接熱交換を使用して流体を冷却する機能を果たす固体、液体、又は気体状態を問わずあらゆるタイプの媒体を意味する。冷却媒体は、必要な冷却及び利用可能なタイプの冷却媒体に応じて周囲温度、周囲温度よりも低い、又は周囲温度よりも高いとすることができる。非限定例として、冷却媒体は、水又は空気とすることができる。
【0035】
「例示的」は、「実施例、事例、又は例証として機能を果たす」を意味するように本明細書では専ら使用される。「例示的」として本明細書に説明する実施形態又は態様は、他の実施形態よりも好ましい又は有利であると解釈すべきではない。
【0036】
用語「気体」は、「蒸気」と互換的に使用され、液体又は固体状態と区別するように気体状態の物質又は物質の混合物として定義される。同様に、用語「液体」は、気体又は固体状態と区別するように液体状態の物質又は物質の混合物を意味する。
【0037】
本明細書に使用される時に、「熱交換区域」は、熱伝達を容易にするのに業技術で公知の機器の類似又は異なるタイプのうちのいずれか1つのタイプ又は組合せを意味する。従って、「熱交換区域」は、単品の機器に収容することができ、又はそれは複数の機器部品に収容された区域を含むことができる。反対に、複数の熱交換区域は、単品の機器に収容することができる。
【0038】
「炭化水素」は、主として水素及び炭素の元素を含む有機化合物であるが、窒素、硫黄、酸素、金属、又はあらゆる数の他の元素も少量で存在する可能性がある。本明細書に使用される時に、炭化水素は、一般的に、天然ガス、オイル、又は化学処理施設に見られる成分を指す。
【0039】
本明細書に使用される時に、用語「ループ」及び「サイクル」は、互換的に使用される。
【0040】
本明細書に使用される時に、「天然ガス」は、LNGを製造するのに適するガス状原料を意味し、ここで原料は、主成分としてメタン(CH4)を含有するメタン豊富なガスである。天然ガスは、原油井(付随ガス)から又はガス井(非付随ガス)から得られるガスを含むことができる。
【0041】
本発明の開示の態様は、天然ガス及び他のメタン豊富なガスストリームを液化するための工程を提供し、液化天然ガス(LNG)及び/又は他の液化メタン豊富なガスを生成する。開示する態様により、1次冷却ループのターボ膨張器−圧縮器及びガスタービン(又はモータ)駆動式圧縮器は、TEC推力差を有意に低減するように配置される。具体的には、1次冷却ループ内のターボ機械は、TECの圧縮器吸引圧力と高圧TECの膨張器排出圧力の間の圧力の絶対差が300psi未満であるように構成される。この構成は、推力差をより容易に管理することができるレベルまで低減する。
【0042】
本発明の開示の態様により、供給ガスストリーム、特にメタンが豊富なものを液化するための方法及びシステムを提供する。本方法及びシステムは、(a)1,200psiaよりも低い圧力で供給ガスストリームを与える段階と、(b)1,500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力を有する圧縮冷媒ストリームを与える段階と、(c)冷却流体との間接熱交換によって圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階と、(d)圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを第1の膨張器内で中間圧力まで更に膨張させて圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階と、(e)第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを第2の膨張器内で膨張させて第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階と、(f)第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを熱交換区域に渡し、それによって暖かい冷媒ストリームを形成する段階と、(g)熱交換区域を通して供給ガスストリームを通過させて第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームとの間接熱交換によって供給ガスストリームの少なくとも一部を冷却し、それによって冷却ガスストリームを形成する段階と、(h)中間圧力の300psi内の排出圧力まで暖かい冷媒ストリームを圧縮し、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、(i)冷却媒体との間接熱交換によって第1の圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって第1の圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階と、(j)第1の膨張器に機械的に結合された圧縮器を使用して第1の圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを圧縮し、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、(k)第2の圧縮冷媒ストリームを圧縮して圧縮冷媒ストリームを提供する段階とを含む。
【0043】
第1の圧縮冷媒ストリームは、第2の膨張器に機械的に結合された圧縮器内で暖かい冷媒ストリームを圧縮し、次に、往復エンジン、蒸気タービン、又はガスタービン及び/又はモータによって駆動される第1の圧縮器内で暖かい冷媒ストリームを更に圧縮することによって形成することができる。暖かい冷媒ストリームは、第2の膨張器に機械的に結合された圧縮器内で圧縮された後かつ第1の圧縮器内で圧縮される前に冷却媒体との間接熱交換によって冷却することができる。
【0044】
本発明の開示の態様によるTEC構成は、公知のTEC配置のTEC配置と比較して高圧TECの高い推力差を低減する又は排除するという利点を有する。約200psiaよりも小さい圧力差は、従来の推力平衡機構にいずれの有意な変化もなしに管理可能であるはずである。HPXPの効率は、本発明の開示のTEC構成を使用して1〜3%だけ高めることができる。場合によっては、本発明の開示のTEC構成は、高圧及び低圧TECが施設レイアウト内でガスタービン(又はモータ駆動式)駆動式圧縮器から離れて位置付けられる場合があるで、余分な配管及び制御を必要とする。これに加えて、ガスタービン又はモータ駆動式圧縮器本体の数が増加する場合がある。効率を改善して第1の圧縮器への体積流量を低減するために、第1及び第2の圧縮段の間に中間冷却器を追加することが望ましい場合もある。それにも関わらず、そのような追加のコストよりもHPXP工程に対する効率改善が上回る可能性が高い。
【0045】
図4は、開示する態様による液化システム400を示している。液化システムは、1次冷却ループ402及び過冷却ループ404を含む。圧縮冷媒ストリーム408は、1又は2以上の冷却媒体を使用して圧縮かつ冷却された冷媒ストリーム412を生成することができる1又は2以上の冷却器410を有する第1の熱交換器内で冷却される。圧縮かつ冷却された冷媒ストリーム412は、第1の膨張器414内で中間圧力まで膨張し、それによって更に冷却されて第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム416を生成する。第1の膨張器414は、第1の機械的カプリング444を使用して第1の結合圧縮器438に結合され、高圧ターボ膨張器/圧縮器(TEC)を互いに形成する。第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、第2の膨張器418内で更に膨張して第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム416を更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム420を生成する。第2の膨張器414は、第2の機械的カプリング446を使用して第2の結合圧縮器429に結合され、低圧TECを互いに形成する。第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム420は、1又は2以上の熱交換器を含む主熱交換区域422に誘導され、ここで第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、供給ガスストリーム406と熱交換して暖かい冷媒ストリーム424及び液化ガスストリーム426を生成する。液化ガスストリーム426は、以下で更に説明する過冷却ループ404を使用して過冷却熱交換器428内で更に冷却される。暖かい冷媒ストリーム424は、第2の冷却器430内で冷却媒体との間接熱交換を通じて冷却されて第2の結合圧縮器429によって圧縮され、第1の駆動式圧縮器431によって更に圧縮されて第1の圧縮冷媒ストリーム432を生成する。第1の駆動式圧縮器は、ガスタービン431aによって駆動される場合があり、又はこれに代えて往復エンジン、蒸気タービン、又はモータによって駆動される場合がある。第1の圧縮冷媒ストリーム432は、第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム416の中間圧力の300psia内、又は250psia内、又は200psia内、又は150psia内、又は100psia内である排出圧力を有する。第1の圧縮冷媒ストリームは、冷却媒体との間接熱交換を通じて第3の冷却器434内で冷却され、第1の圧縮かつ冷却された冷媒ストリーム436を形成し、これは、次に、第1の結合圧縮器438内で圧縮されて第2の圧縮冷媒ストリーム440を形成する。第2の圧縮冷媒ストリームは、冷却媒体との間接熱交換を通じて第4の冷却器441内で冷却され、次に、第2の駆動式圧縮器442で更に圧縮されて圧縮冷媒ストリーム408を生成することができる。第2の駆動式圧縮器442は、ガスタービン442aによって駆動される場合があり、又はこれに代えて往復エンジン、蒸気タービン、又はモータによって駆動される場合がある。第2の駆動式圧縮器442は、第1の駆動式圧縮器431と共通駆動機を共有することができる。第1及び第2の駆動式圧縮器431、442は、単一圧縮器ケーシング内に配置される場合さえもある。
【0046】
過冷却ループ404では、膨張過冷却冷媒ストリーム448(好ましくは窒素を含む)は、過冷却膨張器450から排出されて主熱交換区域422内で過冷却熱交換器428及び熱交換器を通して引き抜かれる。次に、膨張過冷却冷媒ストリーム448は、それが高圧まで再圧縮されて暖められる過冷却圧縮ユニット452に送られ、それによって再圧縮過冷却冷媒ストリーム454を形成する。圧縮ユニット442を出た後に、再圧縮過冷却冷媒ストリーム454は、冷却器410及び/又は434と同じタイプのものとすることができるがあらゆるタイプの冷却器を使用することができる冷却器456を含む第5の熱交換器内で冷却される。冷却した後に、再圧縮過冷却冷媒ストリーム454は、主熱交換区域422内で熱交換器を通過し、そこでそれは、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム420及び膨張過冷却冷媒ストリーム448との間接熱交換によって更に冷却される。熱交換区域422を出た後に、再圧縮かつ冷却された過冷却冷媒ストリームは、過冷却膨張器450を通して膨張して膨張過冷却冷媒ストリーム448を提供し、これは、次に、過冷却熱交換器428を通過して供給ガスストリームを過冷却し、それによって過冷却供給ガスストリーム458を生成する。次に、過冷却供給ガスストリーム458は、膨張器460内でより低圧まで膨張し、液体分率及び残りの蒸気分率を有する膨張かつ過冷却されたガスストリーム461を形成する。態様では、膨張かつ過冷却されたガスストリーム461は、50psiaよりも高いか又はそれに等しくかつ450psiaよりも低いか又はそれに等しい圧力を有することができる。膨張器460は、以下に限定されないが、弁、制御弁、ジュールトンプソン弁、ベンチュリデバイス、液体膨張器、及び油圧タービンなどを含むあらゆる減圧デバイスとすることができる。この時点でより低圧であって部分的に液化された膨張かつ過冷却されたガスストリーム461は、液化分率464がLNGストリーム466として工程から引き抜かれるサージタンク462に渡される。LNGストリーム466は、沸点圧力に対応する温度を有する。残りの蒸気分率(フラッシュ蒸気)ストリーム468は、圧縮器ユニットを駆動する燃料として使用することができる。
【0047】
本明細書に開示する圧縮器及び/又は膨張器のうちの1又は2以上の排出圧力は、制御システム01によって制御することができる。そのような制御システムは、測定推力耐荷限界内で温度のようなある一定のパラメータを最大にすることによってサイクル効率を最適化するための制御論理部を含むことができる。制御論理部はまた、例えば、駆動式圧縮器速度、駆動式圧縮器再循環弁、第1の結合圧縮器再循環弁、第2の結合圧縮器再循環弁、第1の膨張器バイパス弁、第2の膨張器バイパス弁、第1の膨張器絞り弁、第2の膨張器絞り弁、第1の膨張器入口ガイドベーン、第2の膨張器入口ガイドベーン、又は駆動式圧縮器の吸引圧力に基づく上述のもののあらゆる組合せ、駆動式圧縮器の排出圧力、第1の結合圧縮器の排出圧力、第2の結合圧縮器の排出圧力、第1の膨張器の排出圧力、第2の膨張器の排出圧力、及び/又は第2の膨張器の吸引圧力、又はそのあらゆる組合せのうちの1又は2以上を制御することができる。制御システムは、(a)圧縮器のうちの1又は2以上の排出圧力、及び(b)膨張器のうちの1又は2以上の入口圧力のうちの1又は2以上を調節し、それによって排出圧力と入口圧力の間の固定差圧を維持することができる。固定差圧は、圧縮器のうちの1又は2以上の圧縮器速度、膨張器のうちの1又は2以上の入口ガイドベーン、圧縮器のうちの1又は2以上の再循環弁、及び膨張器のうちの1又は2以上のバイパス弁のうちの1又は2以上を使用して制御アルゴリズムを通して得ることができる。更に、サイクル効率は、測定推力耐荷限界内で温度のようなある一定のパラメータを最大にすることによって最適化することができる。図での明瞭性の目的で、制御システム401からの様々な弁、圧縮器、及び膨張器への必要な接続は示されていない。
【0048】
図5は、本発明の開示の別の態様による液化システム500を示す概略図である。液化システム500は、液化システム400(図4)と類似しており、同様に描かれた又は付番された構成要素は、簡略化の目的でそれ以上説明されない場合がある。液化システム500は、1次冷却ループ402と実質的に同一の1次冷却ループ502、及び過冷却ループ504を含む。過冷却ループ504は、膨張かつ過冷却された供給ガスストリーム561の一部分570が再循環されて過冷却冷媒ストリームとして使用される開冷凍ループである。具体的には、膨張かつ過冷却されたガスストリーム561の一部分570は、圧縮器572内で圧縮される前に主熱交換区域522内で過冷却熱交換器526及び1又は2以上の熱交換器を通して誘導され、冷却媒体との間接熱交換を通じて冷却器574内で冷却され、かつ供給ガスストリーム506の中に再挿入される。供給ガスストリーム506は、熱交換区域522内で熱交換器を通過し、そこでそれは、膨張かつ過冷却されたガスストリーム561の一部分及び1次冷却ループ502の第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム520との間接熱交換によって冷却される。膨張器560内で膨張した後に、過冷却冷媒ストリームとして使用されない過冷却供給ガスストリーム561の部分575は、以下に限定されないが、弁、制御弁、ジュールトンプソン弁、ベンチュリデバイス、液体膨張器、及び油圧タービンなどを含むあらゆる減圧デバイスとすることができる膨張器576内で更に膨張して冷却される。この時点でより低圧であって部分的に液化された過冷却ガスストリームは、液化分率582がLNGストリーム584として工程から引き抜かれるサージタンク580に渡される。LNGストリーム584は、沸点圧力に対応する温度を有する。残りの蒸気分率(フラッシュ蒸気)ストリーム586は、圧縮器ユニットを駆動するための燃料として使用することができる。液化システム500はまた、制御システム401(図4)と類似の機能を有する制御システム501を含む。
【0049】
図5の過冷却冷媒ストリームは、図示のように1つのストリームとすることができ、又は様々な圧力での複数のストリームを含むことができ、例えば、膨張過冷却冷媒ストリームのその50%を超えない部分は、迂回され、1又は2以上の減圧弁を通過してその圧力が約30から300psiaの範囲まで低減され、それによって1又は2以上の減圧ガスストリームを生成することができる。次に、減圧ガスストリームは、過冷却冷媒として第1の熱交換器ゾーンを通過することができる。複数のストリームを有することは、過冷却工程の効率を改善する。これに代えて、この過冷却ループは、閉冷凍ループであるように構成することができる。
【0050】
図5に示す本発明の開示の態様は、1次冷媒ストリームが、好ましい態様では主として又はほぼ全てがメタンである場合がある供給ガスストリームの一部を含むことができることを明らかにしている。実際に、図4の1次冷却ループ内の冷媒を少なくとも85%のメタン、又は少なくとも90%のメタン、又は少なくとも95%のメタン、又は95%よりも多いメタンで構成することは有利である場合がある。これは、メタンが本発明の開示の工程の様々な部分で容易に利用可能であるからであり、メタンの使用は、冷媒を遠隔LNG処理場所に搬送する必要性を排除することができる。非限定例として、図4の1次冷却ループ402内の冷媒は、上述のように、組成を満足するのに供給ガスのメタンが十分に高い場合に供給ガスストリーム406から直接取ることができる。これに代えて、LNG貯蔵タンク469からのボイル−オフガスストリーム469aの一部又は全てを使用して1次冷却ループ402に対して冷媒を供給することができる。更に、供給ガスストリームの窒素が十分に低い場合に、エンドフラッシュガスストリーム468(これは、従って、窒素が低いと考えられる)の一部又は全てを使用して1次冷却ループ402に対して冷媒を供給することができる。最後に、供給ガスストリーム406、ボイル−オフガスストリーム469a、及びエンドフラッシュガスストリーム468のあらゆる組合せを使用して、1次冷却ループ402内の冷媒を提供する又は時々補充することさえ可能である。
【0051】
本発明の開示の態様は、天然ガスを液化するために2つのTEC、すなわち、高圧TEC及び低圧TECを高圧冷媒ストリームに直列に配置することができる方法を示している。天然ガスを液化するために高圧冷媒ストリームに直列に3又は4以上のTECを使用することは開示する態様の範囲である。
【0052】
図4及び図5に開示する冷却器は、空気又は水を含むあらゆるタイプの冷却媒体を使用することができる。明瞭化のために、様々な開示する冷却媒体は、「第1の冷却媒体」、「第2の冷却媒体」などとして表示することができ、本明細書に使用する冷却媒体のうちの1又は2以上は、これらがどのように表示れるかに関わらず、類似又は同一の組成を有することは理解される。
【0053】
図6は、天然ガスを含む供給ガスストリームを液化する方法600のフローチャートである。ブロック602では、供給ガスストリームは、1,200psiaよりも低い圧力で与えられる。ブロック604では、圧縮冷媒ストリームには、1,500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力が与えられる。ブロック606では、圧縮冷媒ストリームは、冷却媒体との間接熱交換によって冷却され、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。ブロック608では、圧縮かつ冷却された冷媒ストリームは、圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却するように中間圧力まで第1の膨張器内で膨張し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第1の膨張器は、第1の結合圧縮器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。ブロック610では、第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、第2の膨張器内で膨張して第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第2の膨張器は、第2の結合圧縮器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。ブロック612では、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、1又は2以上の熱交換器を通過し、それによって暖かい冷媒ストリームを形成する。ブロック614では、供給ガスストリームは、1又は2以上の熱交換器を通過し、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームとの間接熱交換によって供給ガスストリームの少なくとも一部を冷却し、それによって冷たい供給ガスストリームを形成する。ブロック616では、第2の結合圧縮器及び第1の駆動式圧縮器を使用して、暖かい冷媒ストリームは、中間圧力の300psia内の排出圧力まで圧縮され、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する。ブロック618では、第1の圧縮冷媒ストリームは、第1の結合圧縮器を使用して圧縮され、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する。ブロック620では、第2の圧縮冷媒ストリームは、圧縮されて圧縮冷媒ストリームを提供する。
【0054】
図7は、天然ガスを含む供給ガスストリームを液化する方法700のフローチャートである。ブロック702では、供給ガスストリームは、1,200psiaよりも低い圧力で与えられる。ブロック704では、圧縮冷媒ストリームには、1,500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力が与えられる。ブロック706では、圧縮冷媒ストリームは、第1の冷却媒体との間接熱交換によって冷却され、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。ブロック708では、圧縮かつ冷却された冷媒ストリームは、中間圧力まで第1の膨張器内で膨張して圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第1の膨張器は、第1の結合圧縮器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。ブロック710では、第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、第2の膨張器内で膨張して第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する。第2の膨張器は、第2の結合圧縮器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する。ブロック712では、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームは、1又は2以上の熱交換器を通過し、それによって暖かい冷媒ストリームを形成する。ブロック714では、供給ガスストリームは、1又は2以上の熱交換器を通過し、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームとの間接熱交換によって供給ガスストリームの少なくとも一部を冷却し、それによって冷たい供給ガスストリームを形成する。ブロック716では、冷たい供給ガスストリームは、過冷却ループを使用して更に冷却されて液体部分を有する過冷却供給ガスストリームを形成する。ブロック718では、第2の結合圧縮器及び第1の駆動式圧縮器を使用して、暖かい冷媒ストリームは、中間圧力の300psia内の排出圧力まで圧縮され、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する。ブロック720では、暖かい冷媒ストリームは、第2の結合圧縮器内で圧縮された後かつ第1の駆動式圧縮器内で圧縮される前に第2の冷却媒体との間接熱交換によって冷却される。ブロック722では、第1の圧縮冷媒ストリームは、第3の冷却媒体との熱交換を通じて冷却される。ブロック724では、第1の圧縮冷媒ストリームは、第1の結合圧縮器を使用して圧縮され、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する。ブロック726では、第2の圧縮冷媒ストリームは、第4の冷却媒体との熱交換を通じて冷却される。ブロック728では、第2の圧縮冷媒ストリームは、圧縮されて圧縮冷媒ストリームを提供する。
【0055】
図6及び7に示す段階は、例示的な目的で提供されるに過ぎず、特定の段階は、本発明の開示の方法を行うのに必要でない場合がある。更に、図6〜7は、行うことができる全ての段階を示さない場合がある。特許請求の範囲及び特許請求の範囲だけが、本発明に開示するシステム及び手法を定めるものである。
【0056】
本明細書に開示する態様は、公知の技術に勝るいくつかの利点を有する。例えば、上述の技術は、酸性天然ガスを処理するシステムのサイズ及びコストを大幅に低減することができる。
【0057】
本発明の開示の態様は、以下の付番段落に示す方法及びシステムのあらゆる組合せを含むことができる。これは、あらゆる数の変形を上記説明から想定することができるので、全ての可能な態様の完全なリストとして解釈されないものとする。
1.1,200psiaよりも低い圧力で供給ガスストリームを与える段階と、1,500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力を有する圧縮冷媒ストリームを与える段階と、冷却媒体との間接熱交換によって圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階と、圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを第1の膨張器内で中間圧力まで膨張させて圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階であって、第1の膨張器が第1の結合圧縮器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する上記生成する段階と、第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを第2の膨張器内で膨張させて第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階であって、第2の膨張器が第2の結合圧縮器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する上記生成する段階と、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを1又は2以上の熱交換器に渡し、それによって暖かい冷媒ストリームを形成する段階と、1又は2以上の熱交換器を通して供給ガスストリームを通過させ、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームとの間接熱交換によって供給ガスストリームの少なくとも一部を冷却し、それによって冷たい供給ガスストリームを形成する段階と、第2の結合圧縮器及び第1の駆動式圧縮器を使用して中間圧力の300psi内の排出圧力まで暖かい冷媒ストリームを圧縮し、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、第1の結合圧縮器を使用して第1の圧縮冷媒ストリームを圧縮し、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、第2の圧縮冷媒ストリームを圧縮して圧縮冷媒ストリームを提供する段階とを含む天然ガスを含む供給ガスストリームを液化する方法。
2.往復エンジン、蒸気タービン、ガスタービン、及びモータのうちの少なくとも1つを使用して第1の駆動式圧縮器を駆動する段階を更に含む段落1の方法。
3.圧縮冷媒ストリームを冷却する段階が、冷却媒体との間接熱交換を通じて圧縮冷媒ストリームを冷却する段階を含む段落1又は段落2の方法。
4.圧縮冷媒ストリームを冷却する段階が、周囲条件よりも低い温度を有する冷却媒体との間接熱交換によって圧縮冷媒ストリームを冷却する段階を含む段落1〜3のいずれか1つの方法。
5.第2の結合圧縮器内で圧縮された後かつ第1の駆動式圧縮器内で圧縮される前に冷却媒体との間接熱交換によって暖かい冷媒ストリームを冷却する段階を更に含む段落1〜4のいずれか1つの方法。
6.第1の結合圧縮器内で圧縮される前に第1の圧縮冷媒ストリームを冷却する段階を更に含む段落1〜5のいずれか1つの方法。
7.圧縮されて圧縮冷媒ストリームを提供する前に冷却媒体との間接熱交換を通じて第2の圧縮冷媒ストリームを冷却する段階を更に含む段落1〜6のいずれか1つの方法。
8.圧縮冷媒ストリームが、約3,000psiaの圧力を有する段落1〜7のいずれか1つの方法。
9.中間圧力が、1,500psiaよりも低くかつ1,000psiaよりも高い段落1〜8のいずれか1つの方法。
10.第2の圧縮冷媒ストリームを圧縮する段階が、第2の駆動式圧縮器を使用して達成される段落1〜9のいずれか1つの方法。
11.往復エンジン、蒸気タービン、ガスタービン、及びモータのうちの少なくとも1つを使用して第2の駆動式圧縮器を駆動する段階を更に含む段落10の方法。
12.第1の駆動式圧縮器及び第2の駆動式圧縮器が、共通駆動機を共有する段落10又は段落11の方法。
13.第1の駆動式圧縮器及び第2の駆動式圧縮器が、単一圧縮器ケーシング内である段落10〜12のいずれか1つの方法。
14.過冷却ループを使用して冷たい供給ガスストリームを更に冷却して過冷却供給ガスストリームを形成する段階を更に含む段落1〜13のいずれか1つの方法。
15.50psiaよりも高いか又はそれに等しくかつ450psiaよりも低いか又はそれに等しい圧力まで過冷却供給ガスストリームを膨張させて膨張かつ過冷却された供給ガスストリームを生成する段階を更に含む段落14の方法。
16.過冷却供給ガスストリームが油圧タービン内で膨張する段落14又は段落15の方法。
17.過冷却ループが、窒素ガスが冷媒である閉ループ気相冷凍サイクルである段落14〜16のいずれか1つの方法。
18.過冷却ループが、膨張かつ過冷却されたガスストリームの50%を超えない部分を引き抜き、減圧弁内でその圧力を約30から300psiaの範囲まで低減して1又は2以上の減圧ガスストリームを生成する段階と、1又は2以上の熱交換器を通して1又は2以上の減圧ガスストリームを過冷却冷媒ストリームとして通過させる段階とを含む段落14の方法。
19.1又は2以上の減圧ガスストリームが、互いに異なる圧力である段落18の方法。
20.1又は2以上の熱交換器を出る過冷却冷媒ストリームが、供給ガスストリームのものに近似する圧力まで圧縮され、過冷却冷媒ストリームを供給ガスストリームと混合する前に冷却媒体との間接熱交換によって冷却される段落18又は段落19の方法。
21.膨張かつ過冷却されたガスストリームの少なくとも一部分が、更に膨張し、次に、そこから液体天然ガスが引き出されて残りのガス状蒸気がフラッシュガスストリームとして引き出される分離タンクに誘導される段落15の方法。
22.圧縮冷媒ストリームが、液体天然ガスのボイル−オフガスを含む段落21の方法。
23.圧縮器のうちの1又は2以上の排出圧力と膨張器のうちの1又は2以上の入口圧力とのうちの1又は2以上を調節し、それによって排出圧力と入口圧力の間の固定差圧を維持する段階を更に含む段落1〜22のいずれか1つの方法。
24.固定差圧が、圧縮器のうちの1又は2以上の圧縮器速度、膨張器のうちの1又は2以上の入口ガイドベーン、圧縮器のうちの1又は2以上の再循環弁、及び膨張器のうちの1又は2以上のバイパス弁のうちの1又は2以上を使用する制御アルゴリズムを通して取得される段落23の方法。
25.サイクル効率を最大にしながら推力耐荷一体性を保護する限界として膨張器推力耐荷温度を使用する段階を更に含む段落23又は段落24の方法。
26.冷却媒体との間接熱交換によって圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成するように構成され、圧縮冷媒ストリームが少なくとも1,500psiaの圧力で第1の熱交換器に提供される第1の熱交換器と、圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを中間圧力まで膨張して圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成するように構成された第1の膨張器と、第1の膨張器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する第1の結合圧縮器と、第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを膨張させて第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成するように構成された第2の膨張器と、第2の膨張器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する第2の結合圧縮器と、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリーム及び供給ガスストリームがそれを通過して間接熱交換を通じてそこで熱を交換し、それによって暖かい冷媒ストリーム及び冷たい供給ガスストリームを形成することを許容するように配置された1又は2以上の熱交換器であって、供給ガスストリームが、天然ガスを含み、かつ1,200psiaよりも低い圧力で1又は2以上の熱交換器に供給される上記1又は2以上の熱交換器と、第2の結合圧縮器と共に中間圧力の300psia内の排出圧力まで暖かい冷媒ストリームを圧縮し、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成するように構成された第1の駆動式圧縮器とを含み、第1の圧縮冷媒ストリームが、第1の結合圧縮器を使用して更に圧縮され、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成し、第2の圧縮冷媒ストリームが、圧縮されて圧縮冷媒ストリームを提供する天然ガス液化システム。
27.第1の駆動式圧縮器を駆動するように構成された駆動要素を更に含み、駆動要素が往復エンジン、蒸気タービン、ガスタービン、及びモータのうちの少なくとも1つを含む段落26のシステム。
28.冷却媒体との間接熱交換を通じて圧縮冷媒ストリームを冷却するように構成された第1の冷却器を更に含む段落26又は段落27のシステム。
29.冷却媒体が、周囲条件よりも低い温度を有する段落28のシステム。
30.第2の結合圧縮器内で圧縮された後かつ第1の駆動式圧縮器内で圧縮される前に冷却媒体との間接熱交換によって暖かい冷媒ストリームを冷却するように構成された第2の冷却器と、第1の結合圧縮器で圧縮される前に第1の圧縮冷媒ストリームを冷却するように構成された第3の冷却器と、圧縮される前に冷却媒体との間接熱交換を通じて第2の圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって圧縮冷媒ストリームを提供するように構成された第4の冷却器とを更に含む段落26〜29のいずれか1つのシステム。
31.圧縮冷媒ストリームが、約3,000psiaの圧力を有する段落26〜30のいずれか1つのシステム。
32.中間圧力が、1,500psiaよりも低くかつ1,000psiaよりも高い段落26〜31のいずれか1つのシステム。
33.第2の圧縮冷媒ストリームを圧縮するように構成された第2の駆動式圧縮器を更に含む段落26〜32のいずれか1つのシステム。
34.第2の駆動式圧縮器を駆動するように構成された駆動要素を更に含み、駆動要素が、往復エンジン、蒸気タービン、ガスタービン、及びモータのうちの少なくとも1つを含む段落33のシステム。
35.第1の駆動式圧縮器及び第2の駆動式圧縮器が、共通駆動機を共有する段落33又は段落34のシステム。
36.第1の駆動式圧縮器及び第2の駆動式圧縮器が、単一圧縮器ケーシング内である段落32〜34のいずれか1つのシステム。
37.冷たい供給ガスストリームを更に冷却して過冷却供給ガスストリームを形成するように構成された過冷却ループを更に含む段落26〜33のいずれか1つのシステム。
38.50psiaよりも高いか又はそれに等しくかつ450よりも低いか又はそれに等しい圧力まで過冷却供給ガスストリームを膨張させ、それによって膨張かつ過冷却された供給ガスストリームを提供するように構成された油圧タービンを更に含む段落37のシステム。
39.過冷却ループが、窒素ガスが冷媒である閉ループ気相冷凍サイクルである段落37又は段落38のシステム。
40.1,200psiaよりも低い圧力で供給ガスストリームを与える段階と、圧縮冷媒ストリームに1,500psiaよりも高いか又はそれに等しい圧力を与える段階と、第1の冷却媒体との間接熱交換によって圧縮冷媒ストリームを冷却し、それによって圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階と、圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを第1の膨張器内で中間圧力まで膨張させて圧縮かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階であって、第1の膨張器が、第1の結合圧縮器に機械的に結合されて第1のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する上記生成する段階と、第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを第2の膨張器内で膨張させて第1の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを更に冷却し、それによって第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを生成する段階であって、第2の膨張器が、第2の結合圧縮器に機械的に結合されて第2のターボ膨張器−圧縮器を互いに形成する上記生成する段階と、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームを1又は2以上の熱交換器に渡し、それによって暖かい冷媒ストリームを形成する段階と、1又は2以上の熱交換器を通して供給ガスストリームを通過させ、第2の膨張かつ冷却された冷媒ストリームとの間接熱交換によって供給ガスストリームの少なくとも一部を冷却し、それによって冷たい供給ガスストリームを形成する段階と、過冷却ループを使用して冷たい供給ガスストリームを更に冷却して液体部分を有する過冷却供給ガスストリームを形成する段階と、第2の結合圧縮器及び第1の駆動式圧縮器を使用して暖かい冷媒ストリームを中間圧力の300psia内の排出圧力まで圧縮し、それによって第1の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、第2の結合圧縮器内で圧縮された後かつ第1の駆動式圧縮器内で圧縮される前に暖かい冷媒ストリームを第2の冷却媒体との間接熱交換によって冷却する段階と、第1の圧縮冷媒ストリームを第3の冷却媒体との熱交換を通じて冷却する段階と、第1の結合圧縮器を使用して第1の圧縮冷媒ストリームを圧縮し、それによって第2の圧縮冷媒ストリームを形成する段階と、第4の冷却媒体との熱交換を通じて第2の圧縮冷媒ストリームを冷却する段階と、第2の圧縮冷媒ストリームを圧縮して圧縮冷媒ストリームを提供する段階とを含む天然ガスを含む供給ガスストリームを液化する方法。
41.第1の冷却媒体、第2の冷却媒体、第3の冷却媒体、及び第4の冷却媒体のうちの少なくとも1つが、空気又は水を含む段落40の方法。
【0058】
本発明の開示の範囲から逸脱することなく上述の開示に対して多くの変形、修正、及び変更を行うことができることは理解しなければならない。従って、以上の説明は、本発明の開示の範囲を制限するものではない。むしろ、本発明の開示の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によってのみ決定されるものとする。本発明の実施例での構造及び特徴はまた、互いに変更、再配置、置換、削除、複製、結合、又は追加することができるように考えられている。
図1
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図7