特許第6951837号(P6951837)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6951837
(24)【登録日】2021年9月29日
(45)【発行日】2021年10月20日
(54)【発明の名称】装置、方法およびソフトジェルカプセル
(51)【国際特許分類】
   A61J 3/07 20060101AFI20211011BHJP
   A61K 9/48 20060101ALI20211011BHJP
【FI】
   A61J3/07 E
   A61J3/07 K
   A61K9/48
【請求項の数】2
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-139205(P2016-139205)
(22)【出願日】2016年7月14日
(62)【分割の表示】特願2013-520242(P2013-520242)の分割
【原出願日】2011年7月18日
(65)【公開番号】特開2016-198542(P2016-198542A)
(43)【公開日】2016年12月1日
【審査請求日】2016年7月14日
【審判番号】不服2019-6068(P2019-6068/J1)
【審判請求日】2019年5月10日
(31)【優先権主張番号】61/344,416
(32)【優先日】2010年7月19日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/137,045
(32)【優先日】2011年7月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513013012
【氏名又は名称】プロキヤプス・エス・アー
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100124855
【弁理士】
【氏名又は名称】坪倉 道明
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100151448
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 孝博
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100185959
【弁理士】
【氏名又は名称】今藤 敏和
(74)【代理人】
【識別番号】100203035
【弁理士】
【氏名又は名称】五味渕 琢也
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100127812
【弁理士】
【氏名又は名称】城山 康文
(72)【発明者】
【氏名】アルタマール,カルロス・サラザール
(72)【発明者】
【氏名】アナヤ,グスタボ
(72)【発明者】
【氏名】テラン,ブラウリオ
(72)【発明者】
【氏名】ナバロ,ニユーマン・アグアス
(72)【発明者】
【氏名】ヘレーラ,ウイルマー
【合議体】
【審判長】 佐々木 一浩
【審判官】 平瀬 知明
【審判官】 莊司 英史
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第4567714(US,A)
【文献】 特開昭61−109566(JP,A)
【文献】 実開昭53−25890(JP,U)
【文献】 特公昭31−10696(JP,B1)
【文献】 特公昭45−33678(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61J 3/07
A61K 9/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペレット、小さいカプセル剤、小さい錠剤、徐放性固体剤形、即放性固体剤形、および、持続放出性固体剤形ら成る群から選択された2種類固体剤形を内部に組み込んだソフトジェルカプセルを製造するための装置であって、
(a)2つのスプレッダボックスと、
(b)2つのキャスティングドラムと、
(c)吸引用の手段を有する一対のロータリダイと、
(d)液体充填材システムであって、該充填材が液体の充填材料である液体充填材システムと、
(e)ゼラチンリボンを加熱しかつ前記充填材を前記ロータリダイに形成されたソフトジェルポケットに供給するためのウェッジと、
(f)各側方吐出装置が、前記2種類固体剤形のうちの1種類の固体剤形を有する1つのホッパと、該種類固体剤形を移送するための、その一端から他端までが連続的に設けられている複数のチャネルガイドと、前記ロータリダイに形成されたソフトジェルポケット内に前記種類固体剤形を吐出するための把持爪と、を含む2つの側方吐出装置であって、前記各側方吐出装置の前記把持爪は、該側方吐出装置の前記複数のチャネルガイドの各々の途中に設置され、且つ、該複数のチャネルガイドのうちの対応するチャネルガイドを通り過ぎる前記種類の固体剤形の固定用量を把持するための容積容量を有する、2つの側方吐出装置と、
を具備する装置。
【請求項2】
2種類固体剤形を内部に組み込んだソフトジェルカプセルを製造するための方法であって、
(a)ゲル形成組成物を成形してフィルムを作製するステップと、
(b)真空手段を有する一対のロータリダイに前記フィルムを通してポケットを形成するステップと、
(c)各々が前記2種類の固体剤形のうちのいずれか1種類の固体剤形に対応して設けられた複数の把持爪を使用する側方吐出供給システムを用いて、前記2種類固体剤形を前記ポケット内に供給するステップであって、前記複数の把持爪に含まれる各把持爪は、その一端から他端までが連続的に設けられている複数のチャネルガイドのうちの前記把持爪に対応するチャネルガイドの途中に設置され、且つ、対応するチャネルガイドを通り過ぎる前記2種類固体剤形のうちの1種類の固体剤形の固定用量を把持するための容積容量を有する、ステップと、
(d)ウェッジセグメントを介して前記ポケットに液状形態の医薬調剤を充填するステップと、
(e)前記ポケットを封止することによって前記カプセルを形成するステップと、
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軟ゼラチンカプセル内に他の固体剤形またはより小さいカプセルを内包する
軟ゼラチンカプセルを製造するための方法および装置に関する。本発明のカプセルは今や
、特に2つの薬剤が互いに配合禁忌である場合に、薬剤および栄養補助食品のような種々
の液体製品を容易に摂取可能な形で提供するための手段としてよく確立されている。
【0002】
本発明はさらに、1つ以上のより小さいカプセルを内包するソフトジェル(すなわち軟
ゼラチンカプセル)に関し、かつその製造のための方法および装置に関する。本発明はま
た、複数の有効成分等を包含する軟質タイプのゼラチンカプセルに関し、さらに詳しくは
、複数の医薬または栄養補助食品を互いに分離された内容物として包含することのできる
新規のゼラチンカプセル、ならびにその製造方法および製造装置に関する。
【0003】
本発明はまた、一般的に、計測量の配合禁忌の医薬を包含するカプセル内カプセルを形
成するための方法および装置に関し、さらに詳しくは、カプセルを形成するための方法お
よび装置に関する。本発明の方法および装置は、互いに配合禁忌である例えば医薬、ビタ
ミン、補助食品等のような複数の医薬品を含有する他の固体剤形を有するソフトジェルカ
プセルの形成に関連して特に有用である。
【0004】
本発明はさらに、封入機に関し、さらに詳しくは、他のより小さいカプセルまたは他の
固体剤形を内部に有する軟ゼラチンカプセルを作成するソフト封入機に関する。
【0005】
本発明は、2つの有効成分が互いに配合禁忌であるが、それらを同一剤形として、すな
わちカプセル内カプセルまたはカプセル内の別の固体剤形として投与することが望ましい
製剤を作成するのに特に有用である。
【背景技術】
【0006】
封入の技術は、特に種々の医薬品を含有する単位剤形の製造に、長年知られてきた。通
常、そのような医薬用カプセルはゼラチンまたはその多少の修飾で構成され、それらは基
本的に2つの異なる形態に、すなわちいわゆる硬ゼラチンカプセルおよび軟ゼラチンカプ
セルに作製される。
【0007】
また、従来の軟ゼラチンカプセルは、薬剤および同様の製品、特に液体、ペースト、液
体中に分散した固体、または乾燥固体の投与の好適な形態であることも知られている。軟
ゼラチンカプセルはまた、ゼラチンが内容物の周囲を完全にシールするので、空気および
光から完全に保護する必要のある物質に特に有利である。重要な例としてビタミンの封入
があり、その結果、ビタミンの高度の安定性が達成される。
【0008】
硬ゼラチンカプセルも当業界で公知であり、一般的に、一方を他方に嵌合して完全なカ
プセルを形成する2つの別個の部品、すなわち「キャップ」および「ボディ」から形成さ
れる。キャップおよびボディは、キャップまたはボディの内容積に対応する形状のマンド
レルの端部をゼラチン溶液に浸漬し、次いで溶液からマンドレルを引き上げ、このように
して堆積したゼラチンの層を乾燥させることから成る同一方法によって製造され、次いで
それは手袋の指のように取り出される。そのように形成された硬シェルカプセルには漏れ
の問題があり、かつ空気および光からの適切な保護をもたらさない。
【0009】
今やソフトジェルとしてより一般的に知られる軟ゼラチンカプセルは、長年よく知られ
広く使用されてきた。ソフトジェルは一般的に、主としてゼラチン、可塑剤、および水か
ら作られた外側シェルと、シェル内に包含された充填材とを含む。充填材は、ゼラチンシ
ェルと融和性の多種多様な物質のいずれかから選択することができる。ソフトジェルは、
多くの異なるタイプの製剤およびビタミン製品を含有する経口剤形として、製薬業界で幅
広く使用されている。薬剤およびビタミン用の経口剤形としての使用に加えて、軟ゼラチ
ンカプセルまたはソフトジェルは、直腸用または膣用の座薬として使用するようにも設計
される。他の用途として局所用および点眼用製剤等がある。化粧品業界もソフトジェルを
種々のタイプの香水、油、シャンプー、スキンクリーム等のための特殊パッケージとして
使用する。ソフトジェルは円形、楕円形、長方形、管状、および星形のような他の特殊な
タイプの形状を含め、多種多様なサイズおよび形状で利用可能である。完成したカプセル
またはソフトジェルは、種々の色にすることができる。また、シェルに乳白剤を加えるこ
ともできる。
【0010】
ソフトジェルカプセルを作成するための方法は、ゼラチンシェルおよび充填材を合わせ
てソフトジェルカプセルを形成するステップを含む。それは、相対湿度が約20%のクリ
ーンルームと呼ばれる閉鎖環境で行われる。ゼラチンシェルおよび充填材は封入機内に同
時に集められる。
【0011】
該方法は基本的に次のように実行される。ポンプは温かいゼラチンを、機械の両側に配
置された2つの冷却ドラム上に、各ドラムに着座したスプレッダボックスを介して送出す
る。温かい液体ゼラチンはドラム上を流動し、これにより液体ゼラチンは2つのリボン状
の固体ゲルに変形する。左右のリボンは、リボンを2つのダイロールに供給するローラを
通過する。これらのダイロールはソフトジェルの形状およびサイズを決定し、転回すると
きにリボンからソフトジェルシェルを切り取る。
【0012】
同時に、高感度高精度容積移送式ポンプは、ロータリダイ間に着座する加熱されたウェ
ッジ内に充填材を送出する。このウェッジは、ダイロールがリボンを切断して2つの半体
を一体に封止する直前に、リボンの間のダイキャビティ内に充填材を注入する。形成され
たばかりの温かいソフトジェルはシュートを介して、冷却および乾燥方法が行われるタン
ブル乾燥機にソフトジェルを搬送するコンベアベルト上に静かに摺動する。
【0013】
さらに具体的に詳述すると、典型的なソフト封入機は、別々のドラム上で溶融ゼラチン
を冷却することによって少なくとも2つの可撓性ゼラチンシートまたはリボンを形成し、
次いでシートを協働するダイ上で互いに繋がるように潤滑案内しながら、同時にダイの外
面のキャビティと同期して所望の量の充填材をシート間に吐出して、軟カプセルを製造す
る。封入機は典型的には歯車機構を利用して種々の構成部品および充填機構の相対的回転
を制御して、これらの種々の構成部品の動作を同期させる。しかし、これらの種々の構成
部品の同期は、種々の要素によって、例えば使用する特定のダイ、キャビティの数および
ダイのキャビティの大きさ、ならびにシートを形成するために使用する材料のタイプによ
って変動することがあり得る。種々の構成部品の同期を変化させるには、これらの構成部
品の所望の比率および同期を得るように、機械的歯車を変更する必要がある。しかし、歯
車の変更は時間集約的である。加えて、機械的歯車の使用は、利用可能な機械的歯車に対
する種々の構成部品の同期を制限する有限歯車比をもたらす。したがって、歯車を変更す
る必要なく、種々の構成部品が動作する同期および速度を変更することのできるカプセル
機械を提供することは有利であろう。加えて、種々の構成部品間の同期を無限とすること
ができ、それによって種々の構成部品間のより精密な同期が可能になれば、有利であろう
。また、機械が動作している間に、各々の軟カプセル内に充填材を挿入するタイミングの
調整ができるように、種々の構成部品、例えば充填機を他の構成部品とは独立して調整す
ることができることも有利であろう。また、ソフトジェルカプセルの製造におけるキャス
ティングドラムの使用を排除することも有利であろう。
【0014】
カプセル製造機の運転中に、隣接するダイ間の接触は、カプセル製造機の操作者によっ
て調整することができる。典型的には、操作者は、隣接ダイ間を通過するシートにかかる
圧力または力を調整することができるように、ダイの一方を他方のダイに近づけることが
できる。そのような調整は典型的には、流体アクチュエータ、例えば空気圧シリンダによ
って行われる機械的調整である。操作者は空気圧を調整し、それによってダイが互いにか
つシートに対して加える力を変更することができる。この調整機能は、操作者が、高品質
の軟カプセルが製造されることを確実にするべく、圧力をカスタマイズすることを可能に
する。しかし、2つのダイ間の圧力または力が受入れ可能な軟カプセルを製造するのに要
求されるより高い場合、ダイは早期損傷および/または摩耗を起こし易い。したがって、
ダイに過度の摩耗または早期摩耗を誘発することなく高品質カプセルが製造されるように
、ダイに加えられる圧力を監視/記録することは有利であろう。
【0015】
材料充填機構は、軟カプセル内に封入される充填材を供給するために使用される。充填
材が液体、例えば薬液またはペイントボールカプセル用の染料である場合、充填機構は、
ダイの上の筐体内に配設された複数の容積移送式プランジャ型ポンプを含む。プランジャ
型ポンプは、プランジャ型ポンプに1行程で液体充填材を充填させ、かつその後に他の行
程で液体充填材を排出させるように、往復運動で直線的に移動するヨーク上に配置される
。対向するポンプ間の弁装置は、ポンプの排出および充填を制御するために利用される。
弁装置は、ヨークの直線運動に略垂直な方向に前後に直線運動する摺動部材を含む。ダイ
を通過するときの液体充填材のシートへの排出は、液体充填材の注入のタイミングがダイ
のキャビティと同期することを確実にするように、ダイの動作と協調する。典型的には、
この同期は、行程のタイミングをダイの回転に連係させる機械的歯車の使用を介して実行
されてきた。したがって、同期を調整するために、時間のかかる機械的歯車の変更が要求
される。さらにタイミングは、利用可能な歯車によって決定される有限数の歯車比に限定
される。
【0016】
弁機構の摺動部材は潤滑を必要とする。典型的には、潤滑は、それ自体の別個の駆動体
を持つ潤滑ポンプによって達成される。しかし、潤滑ポンプを作動させるために別個の駆
動体を使用することは、カプセル機械にさらに複雑さおよび構成部品を増加させる。した
がって、摺動部材および/またはヨークの運動を利用して潤滑ポンプを駆動すると、有利
であろう。
【0017】
ポンプは典型的には、摺動部材を潤滑するために使用される潤滑油が充填された筐体内
に収容される。しかし、ポンプはそれらのシールの周囲で漏出し、漏出する充填材で潤滑
油を汚染することがあり得る。油の汚染は、時間がかかりかつおそらく困難である浄化を
必要とし、潤滑油を設計どおりに機能させず、それによって摺動面の摩耗を増加させ、か
つ摺動面の寿命を低減させることがあり得る。したがって、ポンプから漏出する充填材を
捕捉し、液体充填材がポンプ筐体内の潤滑油を汚染するのを阻止または防止することは有
利であろう。
【0018】
ポンプは典型的には、同じくポンプ筐体内に位置する駆動機構によって駆動される。駆
動機構はポンプ筐体内に位置するので、ポンプから漏出する液体充填材は潤滑油だけでな
く駆動機構をも汚染することが可能である。ある充填材から別の充填材に切り替える際に
、ポンプおよびポンプ筐体内の全ての構成部品は、全ての汚染物質を除去するように徹底
的にクリーニングすることが要求される。駆動機構をポンプ筐体内に配置することは、充
填材を交換するときにクリーニングしなければならない追加の構成部品をもたらす。した
がって、駆動機構をポンプ筐体から分離して、充填材を交換するときにクリーニングを必
要とする構成部品を低減することは、有利であろう。
【0019】
封入機によって製造された軟カプセルは、軟カプセルをさらに乾燥させてそれらを最終
的な形態にするために、封入機から乾燥機に移送される。軟カプセルは、封入機の前面に
沿って延びるコンベアによって、封入機から乾燥機に移送される。コンベアは、封入機の
運転中に充填材によって汚染されることがあり得る。封入機で製造される製品を切り替え
ることを希望する場合、コンベアを封入機から取り外して、それに付いた汚染物質を除去
すべくクリーニングしなければならない。コンベアは、コンベアに取り付けられたモータ
によって駆動される。クリーニングのためにコンベアを取り外す必要がある場合、モータ
もコンベアと共に取り外さなければならず、それはコンベアを取り外して移送する難しさ
を増大させ、かつモータを封入機から切り離すのにさらに時間を要する。本発明は、典型
的な封入機の上述した不利点を克服する封入機を提供する。
【0020】
出願人は、以下に簡単に論じる次の刊行物を承知している。米国特許第1,970,3
96号明細書は、軟ゼラチンカプセルを自動方法で製造するための方法および機械を特徴
とする。該方法は、重力送りスプレッダボックスを使用して2つのゼラチンシートまたは
フィルムを形成し、液体ゼラチンを2つの別個のウェブ上で冷却し、次いで2つのシート
を2つの協働するダイ間で互いに繋がるように潤滑案内しながら、同時に適量の医薬また
は他の充填材をダイの外面の半体キャビティと位置合わせしたシート間に送出することを
含む。
【0021】
米国特許第5,761,886号明細書は、独立して移動可能なロータリダイおよび単
一カプセルの形成中にダイの速度を変動させる能力をもたらす、カプセルを形成するため
の装置を開示している。‘886号の装置はまた、独立して制御されるキャスティングド
ラムを利用して「セットアップ」時間を短縮し、かつ品質管理の向上をもたらす。‘88
6号特許は非常に精巧な封入機を開示しているが、封入リボンの形成に依然として重力送
りスプレッダボックスを利用している。
【0022】
スプレッダボックスを使用してフィルムまたはリボンをキャスティングドラム上で形成
することを開示している、封入技術に関係する他の特許として、米国特許第2,288,
327号、第2,774,988号、第5,246,638号、第5,735,105号
、および第6,022,499号が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】装置の全ての要素を示す本発明の完全な装置の正面図である。
図2図1の装置のスプレッダボックスおよびキャスティングドラムを省いた状態の正面図である。
図3】カプセルに他のカプセルを充填するための機構の正面図である。
図4】いかにしてより小さいカプセルがより大きいカプセル内に吐出されるかを示す正面図である。
図5】案内チャネルを介してより大きいカプセル内に供給されるカプセルを有する小カプセルホッパを示す。
図6】2つのカプセルを別のカプセル内に包含する本発明の代表的最終製品を示す。
図7】本発明によって予想される製品の代表例である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0024】
本発明は、特に哺乳類への経口送達用の配合禁忌の医薬の組合せの本質的な欠点を克服
する観点から、これまで先行技術によって満たされなかった長年の切実なニーズに特に応
えるものである。組成物は、経口投与の便利さおよび信頼性を達成しながら、配合禁忌物
質の略同時インビボ送達を達成する、医薬の組合せすなわちカプセル内カプセルである。
組成物は調剤時に貯蔵寿命が長い。
【課題を解決するための手段】
【0025】
本発明の前述および他の利点は、その一態様において、配合禁忌の有効成分の組合せで
ある経口医薬組成物で実現される。組成物は、第2有効成分を含有する第2軟カプセルに
閉囲された第1カプセルに1つの医薬を含む二重軟カプセルを含む。軟カプセルはゼラチ
ン製であることが好ましい。有効成分は受入れ可能なグレードの担体と結合することがで
きる。
【0026】
別の態様では、本発明は、配合禁忌の組成物を哺乳類に同時にインビボ送達する方法で
ある。そのような送達は、第2のより大きい軟カプセル内にあって第1物質と配合禁忌の
第2物質により閉囲された第1カプセル内に第1物質を含有する、二重軟カプセルを哺乳
類に経口投与することによって達成される。別の実施形態では、本発明は、可変組成物の
複数のカプセル剤の使用を含む、配合禁忌の物質の貯蔵寿命の長い組成物を調製するため
の方法を提供する。そのような方法は手動で、または以下でさらに詳述する本発明の装置
によって達成される。
【0027】
本明細書で使用する場合、用語「配合禁忌」とは、所望のレベルまたは濃度で組み合わ
されたときに互いに有害反応する物質を指すことを意図している。
【0028】
本発明はまた、ペレット、小さいカプセル剤、小さい錠剤、徐放性固体剤形、即放性固
体剤形、持続放出性固体剤形、およびゼロ次放出性固体剤形から成る群から選択された他
の固体剤形を内部に組み込んだソフトジェルカプセルを製造するための装置であって、(
a)2つのスプレッダボックスと、(b)2つのキャスティングドラムと、(c)吸引用
の手段を有する一対のロータリダイと、(d)液体充填システムと、(e)ゼラチンリボ
ンを加熱しかつ前記充填材を供給するためのウェッジと、(f)前記固体剤形を有するホ
ッパと、前記固体剤形を移送するためのチャネルガイドと、ロータリダイで形成されたソ
フトジェルポケット内に前記固体剤形を吐出するための把持爪とを含む2つの側方吐出装
置とを備えた前記装置をも提供する。
【0029】
本発明はさらに、固体剤形をソフトジェルカプセル内に吐出かつ供給するための吐出装
置であって、前記固体剤形を有するホッパと、前記固体剤形を移送するためのチャネルガ
イドと、前記固体剤形を吐出するための把持爪とを含む吐出供給装置を提供する。
【0030】
本発明はまた、他の固体剤形を内部に組み込んだソフトジェルカプセルを製造するため
の方法であって、ゲル形成組成物を成形してフィルムを作製するステップと、(b)真空
手段を有する一対のロータリダイに前記フィルムを通してポケットを形成するステップと
、(c)把持爪を使用する側方吐出供給システムを用いて、小さい固体剤形を前記ポケッ
ト内に供給するステップと、(d)ウェッジセグメントを介して前記ポケットに液状形態
の医薬調剤を充填するステップと、(e)ポケットを封止することによって前記カプセル
を形成するステップとを含む方法をも提供する。
【0031】
本発明はまた、別のカプセルを内部に組み込んだソフトジェルカプセルを製造するため
の方法であって、(a)第1ダイロールと第2ダイロールとの間にフィルムシートを供給
するステップと、ここでダイロールの各々が複数列のカプセルポケットを有し、前記カプ
セルポケットが吸引を適用するための少なくとも1つのオリフィスを有しており、(b)
前記フィルムがカプセルポケットに位置する間に吸引を適用するステップと、(c)ホッ
パおよび把持爪を有する側方吐出装置から案内チャネルを介して、ダイロール上に載って
いるフィルムシート上のカプセルポケットを有する位置に、予成形された小さいカプセル
を供給するステップと、(d)ウェッジセグメントを介して前記カプセルポケットに液体
医薬調剤を充填するステップと、(e)フィルムシートをカプセルポケットの周りで切断
して、適切な液体医薬配合剤と共にカプセルを有する前記ソフトジェルカプセルを形成す
るステップとを含む方法をも提供する。
【0032】
本発明はさらに、外側ソフトジェルカプセル内に組み込まれたソフトジェルカプセル、
外側ソフトジェルカプセル内に組み込まれた錠剤、外側ソフトジェルカプセル内に組み込
まれた微粒剤、ならびに外側ソフトジェルカプセル内に組み込まれたソフトジェル、錠剤
、および/または微粒剤の間の任意の組合せを提供する。
【0033】
本発明はまた、次から成る群から選択された別の固体剤形を内部に組み込んだソフトジ
ェルカプセルをも提供する。(a)1つのカプセルはオメガ油を包含し、他の固体剤形は
スタチンを有するカプセル剤であり、(b)1つのカプセルは非ステロイド系抗炎症薬を
包含し、他の固体剤形は抗ヒスタミン剤を含有し、および(c)1つのカプセルはオメガ
油を包含し、他の固体剤形はサリチル酸塩を含有する。
【0034】
本発明の特定の適応、組成のバリエーション、ならびに物理属性および化学属性の他の
利点およびより完全な理解は、添付の図面および付属の特許請求の範囲に関連して取り上
げる以下の発明の詳細な説明を検討することにより、得られるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本発明は、2つ以上の内部成分を持つカプセルを製造するための新規かつ効率的なシス
テムを提供する。内部成分は配合禁忌であり得るが、本発明は、融和性であるが異なる間
隔で放出されるように意図された内部成分を提供するようにも意図される。
【0036】
本発明は、異なる医薬剤形を単回投与配合剤にする高度薬物送達システムを提供する。
本発明は、外側ソフトジェルカプセル内の固体、液体、微粒剤、ゲル、硬シェル、または
ソフトジェルカプセルの形の配合禁忌の医薬有効成分を送達することを可能にする。
【0037】
新規な投与システムは、以前に組み合わされたことのない異なる治療物質を経口剤、座
剤、または座薬として組み合わせることを可能にする。
【0038】
多重薬剤レジメン患者のため、かつ単回投与に組み合わせることのできない有効成分の
配合禁忌ゆえに、本発明は、現在および将来の新しい薬物配合剤の多くの可能性をもたら
し、異なる放出送達を供給する。
【0039】
本発明では、既存の立証された送達システムは信頼性が高く使い易くかつ手ごろな価格
の製造に組み込まれ、結果的に得られる剤形に、物理化学的融和性および/または安定性
の義務に関係なく単一または複数のAPIを送達する独自の特徴をもたらす。
【0040】
多重薬剤レジメン患者にとって、投与精度を向上し、かつ溶出バリアおよびコーティン
グ問題を迂回しながら、錠剤および硬ゼラチンカプセルのIRおよびMRの配合剤を製造
するので、この送達システムは実行可能な代替策である。それは、患者コンプライアンス
を確実にしかつ安全かつ安定な剤形の相乗的臨床効果を可能にすることが高く要求される
、配合製品の調合を可能にする。
【0041】
最も重要な利点の一部は次の通りである。
【0042】
単回投与の迅速放出および持続放出。
【0043】
同一投与の胃または腸放出。
【0044】
投与摂取回数の低減。
【0045】
レジメンの簡素化が誤りを減少させる。
【0046】
偽造が不可能である。
【0047】
医師によって処方されるRxの回数が低減する。
【0048】
維持すべきプレゼンテーションの回数が減少する。
【0049】
本発明はさらに、破裂直後に即放性または放出調節(MR)錠剤、カプセル、ソフトジ
ェル、顆粒剤、および/または微粒剤を放出する即放性(IR)送達システムとして、軟
ゼラチンカプセルを提供する。融和性および/または配合禁忌の医薬有効成分、および/
または同一もしくは異なる有効医薬成分(API)のIRおよびMR剤形の混合物を、単
一のカプセルで同時に服用することができる。これらのカプセルは、必要に応じて経口的
に、膣内に、または直腸内に投与するように設計することができる。
【0050】
図1に示す装置を詳細に参照すると、参照符号1は、クランプにより接続されたカバー
2および医薬フィーダ3を有する医薬ホッパを示す。装置はさらに医薬分配器システム4
、医薬を圧送するためのポンプ5を含み、かつさらにプランジャ6を含む。装置はまた、
嵌合分配器接続部7、医薬配管/ホース8、セグメント連結接続部9、支持セグメント1
0、およびウェッジセグメント11をも含む。
【0051】
装置は、ロータリダイで成形されるソフトジェルによって封入されるように意図された
、より小さいカプセルまたは他の固体剤形を含む側方ホッパ12および13を有する。側
方ホッパ吐出システムは、アクリル系または他の材料のノブファスナ14、およびより小
さいカプセルまたはペレットもしくは微小錠剤等のような他のより小さい固体剤形のため
の案内チャネル/軌道16を有するアクリル基板15を含む。本発明の側方吐出システム
は、チャネル/軌道16を通して送られてきたより小さいカプセルを吐出するための把持
爪17を含む。装置はさらにソフトジェルカプセルを製造する従来の態様を含み、それは
ゼラチンフィルム18、案内ローラ19、緊張器20、回転モールド21、真空システム
22、カプセルが成形された後のカプセル出口23、ヨーク支持アーム24、筐体25、
スプレッダゲル吐出ボックスおよびキャスティングドラム27を含む。
【0052】
図2は、スプレッダゲル吐出ボックスおよびキャスティングドラムを省いた状態で図1
の装置を示す。図2の参照符号は図1における参照符号と同一である。
【0053】
本発明のフィルム成形材料は、ゼラチン、デンプン、カラゲニン、ゴム、または合成物
質、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、他のヒドロキシアルキル
化セルロース等から成る群から選択された少なくとも1つの成分を含む。フィルム成形材
料は典型的には水を基剤とし、摂取可能と考えられる。本明細書で使用する場合、用語「
摂取可能」は、ヒトの消化管または水をシミュレートする条件下で溶解するフィルム成形
材料を示すために使用される。
【0054】
図3は、カプセル内に固定される正確な投与のための容積容量を持つ把持爪17によっ
て制御されるホッパ12およびホッパ13(図示せず−図1および図2参照)から来る固
体剤形またはカプセルの吐出供給を示す。ソフトジェルカプセルがロータリダイ21で成
形されているときに、小さい剤形または小さいカプセルは案内チャネル16を通して供給
され、半体のポケットの内側に沈漬される。ロータリダイが移動するときに、把持爪17
は各カプセルを各ポケット内に放出する。最終カプセルには、液剤注入配管8内の追加的
医薬有効成分も充填される。充填後に、成形されたカプセル23はコンベアベルトに落下
し、次いで乾燥のために移送される。
【0055】
図4はさらに、固体剤形またはカプセルの、他の剤形、例えば小さいカプセル、ペレッ
ト、小錠剤等を内包するソフトジェルカプセルを作成するための回転成形方法への供給を
より詳細に示す。内部カプセルの供給は、カプセルがロータリダイ/モールド21のポケ
ット内に沈漬されるときに、ウェッジセグメント11を使用して同時に液体医薬品が吐出
されてカプセルを充填するように、案内チャネル16を有する独立吐出器によって行われ
る。周知の通り、ゼラチンフィルム18はロータリダイ/モールド21でソフトジェルポ
ケットを成形するために使用される。
【0056】
図5は、別のソフトジェルカプセルの内部に充填される小さい固体剤形または小さいカ
プセルを有する側方ホッパの1つを示す。カプセル13を有するホッパ12は、ホッパか
ら放出され、沈漬され、案内チャネル16を通して案内され、次に接線位置にある回転モ
ールド内のポケットに至る。
【0057】
図6は、本発明の完成したカプセルを示す。1つ以上の小さいカプセルを、何らかの方
法で、医薬有効成分を含有する液体または溶液に浸漬された別のカプセル内に封入するこ
とができる。
【0058】
結果的に得られる本発明の製品は、次から成る群から選択された別の固体剤形を内部に
組み込んだソフトジェルカプセルを含む。(a)1つのカプセルはオメガ油を包含し、他
の固体剤形はスタチンを有するカプセル剤であり、(b)1つのカプセルは非ステロイド
系抗炎症薬を包含し、他の固体剤形は抗ヒスタミン剤を含有し、および(c)1つのカプ
セルはオメガ油を包含し、他の固体剤形はサリチル酸塩を含有する。
【0059】
典型的には、オメガ油はオメガ−3油であり、スタチンは、メバスタチン、ロバスタチ
ン、プラバスタチン、フルバスタチン、シンバスタチン、ロスバスタチン、セリバスタチ
ン、およびアトルバスタチン、ならびにそれらの誘導体および類似体から成る群から選択
される。
【0060】
酸性非ステロイド系抗炎症薬は、イブプロフェン、ナプロキセン、ベノキサプロフェン
、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、ケトプロフェン、インドプ
ロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェン、ミロ
プロフェン、チオキサプロフェン、スプロフェン、アルミノプロフェン、チアプロフェン
酸、フルプロフェン、ブクロキシ酸、インドメタシン、スリンダク、トルメチン、ゾメピ
ラック、ジクロフェナク、フェンクロフェナク、アルクロフェナク、イブフェナク、イソ
キセパク、フロフェナク、チオピナク、ジドメタシン、アセメタシン、フェンチアザク、
クリダナク、オキスピナク、メフェナム酸、メクロフェナム酸、フルフェナム酸、ニフル
ム酸、およびトルフェナム酸、ジフルニサル、フルフェニサル、およびピロキシカムから
成る群から選択される。
【0061】
抗ヒスタミン剤は、ジフェンヒドラミン、ロラタジン、セチリジン、フェキソフェナジ
ン、ヒドロキシジン、サイプロヘプタジン、クロルフェナミン、クレマスチン、およびデ
スロラタジンから成る群から選択される。
【0062】
サリチル酸塩は典型的にはアセチルサリチル酸である。
【0063】
本発明は、信頼性が高く使い易くかつ手ごろな価格の製造に組み込まれて、結果的に得
られる剤形に、物理化学的融和性および/または安定性の義務に関係なく単一または複数
のAPIを送達する独自の特徴をもたらす、送達システムを提供する。軟ゼラチン送達シ
ステムには親水性または親油性の媒質を充填して、種々のIRおよび/またはMR剤形を
薬液または単液相に浮遊させることができる。
【0064】
本発明の送達システムは、投与精度を向上し、かつ溶出バリアおよびコーティング問題
を迂回しながら、錠剤および硬ゼラチンカプセルのIRおよびMR配合剤を製造する実行
可能な代替策である。本発明の送達システムはまた、マルチビタミン剤、風邪治療薬、栄
養補助食品、および多くの他の市販薬の融和性および安定性の問題をも解決する。本発明
はまた、患者コンプライアンスを確実にしかつ安全かつ安定な剤形の相乗的臨床効果を可
能にすることが高く要求される、配合製品の調合を可能にする。
【0065】
本発明はまた、シェル、充填材、および/または内容物のカラーコーディングによって
識別を容易にし、偽造リスクの最小化を可能にする。
【0066】
2011年7月18日に出願した本出願人の同時係属非仮出願、ならびに仮出願第61
/344,417号および第61/344,416号に基づき本願と同時に出願した本出
願人の同時係属非仮出願の内容全体を、それらがあたかも個別に記載されているかのよう
に、参照により本明細書に組み込まれる。
【0067】
本願に引用する全ての特許、特許出願、および刊行物を、これらの出願および刊行物に
おける全ての引用文献を含めて、あらゆる目的のために、個別の各特許、特許出願、また
は刊行物があたかも個別に記載されているかのように同程度に、それらの内容全体を参照
により本明細書に組み込まれる。
【0068】
現時点で好適な実施形態を含めて、本発明の多くの実施形態を上に開示したが、多くの
他の実施形態および変形が本発明の開示の範囲内および後に続く付属の特許請求の範囲内
で可能である。したがって、提示した好適な実施形態および実施例の詳細は、制限とは解
釈されない。本明細書で使用する用語は単なる説明であって、限定するものではなく、請
求される発明の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変形物、多くの均等物が可
能であることを理解されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7