(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
音声出力部と、音声ガイダンス用の第1の音声データが記憶される記憶部と、前記音声出力部から前記第1の音声データに基づく第1の音声を出力できるように制御する制御部とを備え、音声ガイダンスを可能とした画像形成装置において、
外部と通信接続を行う通信部を備え、
前記外部から送信された音声ガイダンス用とは異なる第2の音声データを受信したとき、前記第2の音声データに基づく第2の音声を前記音声出力部から出力し、
前記記憶部は、更に前記第2の音声データが記憶可能であって、
前記制御部は、前記第2の音声データに基づき少なくとも緊急性または重要性のいずれかを含む判定を行い、その判定結果に基づき前記第2の音声データの重み付けを行い、
前記第2の音声データの重み付け情報と予め定めておいた前記第1の音声データの重み付け情報とを比較し、
前記第1の音声データの方が前記第2の音声データよりも重要であると判断した場合は、前記第1の音声を優先して先に出力し、前記第2の音声データの方が前記第1の音声データよりも重要であると判断した場合は、前記第2の音声を優先して先に出力することを特徴とする画像形成装置。
前記音声出力部を備える画像形成装置が隣接して複数存在する場合は、特定された画像形成装置から前記第2の音声が出力されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の第1実施形態に係る複合機(画像形成装置)の構成を示すブロック図、
図2は前記複合機の識別情報を示す表である。
【0015】
第1実施形態は、
図1に示すように、音声ガイダンス機能を備える複合機(画像形成装置)1において、外部機器20と通信接続を行なう通信部6を備え、外部機器20から送信された館内放送データ(第2の音声データ)を受信したとき、館内放送(第2の音声)を当該複合機1の備える音声出力部5から出力(再生)するようにしたことを特徴とする。
【0016】
第1実施形態に係る複合機1は、
図1に示すように、主に操作パネル2、画像形成部4、音声出力部5、通信部6、記憶部8及び制御部9を備えて構成されている。
【0017】
操作パネル2は、操作画面を表示したりタッチ操作が可能な表示部21を備えている。
画像形成部4は、入力された画像データに基づき出力する画像を形成する。
音声出力部5は、音声を出力するスピーカ等である。ここでは、音声出力部5より音声ガイダンス(第1の音声)が出力される。
通信部6は、外部と通信接続が可能に構成されている。ここでは、通信部6は、外部機器20として館内放送を行なう放送装置と接続されている。
【0018】
記憶部8は、図示しないCPUによる演算および処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを有する。そして、装置外部から端末コンピュータなどによって装置に入力された画像データやスキャナ部により読み取られた原稿の画像データなどを記憶する。
【0019】
さらに、第1実施形態では、記憶部8は、音声ガイダンス(第1の音声)の音声データ(第1の音声データ)が記憶される音声ガイダンス記憶領域81と、外部機器20から送信される館内放送データ(第2の音声データ)が記憶される館内放送記憶領域82と、複合機を識別する識別情報記憶領域83とを備えている。
【0020】
識別情報記憶領域83には、
図2に示すように、装置構成を識別情報として、当該複合機1が高速機であるか標準機であるかを識別する識別情報1,2が記憶されている。
【0021】
制御部9は、装置全体の動きを制御するとともに複合機1の動作を制御する。
そして、制御部9には、第2の音声を出力する音声出力部5を特定する音声出力部特定部91が具備されている。
【0022】
音声出力部特定部91は、複合機1が周辺に複数存在する場合に、どの複合機1の音声出力部5から第2の音声を出力するかを特定する。例えば、複数の複合機1のうちジョブ処理が実行されていない複合機1から第2の音声を出力させたり、複数の複合機1のうち高速機と標準機が存在する場合に標準機から第2の音声を出力させたりしてもよい。
【0023】
次に、第1実施形態の複合機1において、館内放送データを受信して複合機1から出力する処理について、フローチャートに沿って説明する。
図3は第1実施形態に係る複合機により受信した館内放送を出力する処理工程を示すフローチャートである。
【0024】
図3に示すように、複合機1において、館内放送データを受信すると(ステップS101)、制御部9において、周辺に複数の複合機1が存在するか否かが判定される(ステップS103)。
【0025】
ステップS103において、周辺に複数の複合機1が存在すると判定された場合は、音声出力部特定部91により館内放送を出力する複合機1を特定する(ステップS105)。
【0026】
ステップS105では、複合機1の識別情報により、それぞれの複合機1が高速機であるか標準機であるかが判定され、標準機の複合機1がある場合は、標準機の複合機1の音声出力部5が特定される。また、複数の標準機の複合機1がある場合や、高速機の複合機1だけの場合は、ジョブ処理が実行されていない複合機1の音声出力部5が特定される。
そして、特定された複合機1の音声出力部5から館内放送が出力される(ステップS107)。
【0027】
一方、ステップS103において、周辺に複数の複合機1が存在しないと判定された場合は、その複合機1の音声出力部5から館内放送が出力される(ステップS109)。
このようにして、複合機1の音声出力部5から館内放送を出力することができる。
【0028】
以上のように構成したので、第1実施形態によれば、音声ガイダンスを可能とした複合機1において、外部機器20と通信接続を行なう通信部6を備え、外部機器20から送信された館内放送データを受信したとき、館内放送データに基づく館内放送の音声を音声出力部5から出力するように構成することで、別途音声出力装置を設けることなく、簡単な構成で館内放送の音声を出力することができる。
【0029】
また、第1実施形態では、複合機1が設置されている周辺に別の複合機1が存在する場合は、複合機1の識別情報により、それぞれの複合機1が高速機であるか標準機であるかが判定して、標準機の複合機1がある場合は、標準機の複合機1の音声出力部5から館内放送を流すようにしたので、標準機は高速機よりも音が小さいので館内放送を聞きやすくできる。
【0030】
また、複数の標準機の複合機1がある場合や、高速機の複合機1だけの場合は、ジョブ処理が実行されていない複合機1の音声出力部5から館内放送を流すようにしたので、ジョブ処理により館内放送が聞き難くなることなく館内放送を聞くことができる。
【0031】
なお、館内放送の出力は、受信した館内放送データに基づき、直接音声出力部5から出力するようにしてもよく、また、館内放送データを一旦記憶部8の館内放送記憶領域82に記憶して、記憶部8から館内放送データを呼び出して音声出力部5から出力するようにしてもよい。
【0032】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図面を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同一の機能を有する構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0033】
図4は第2実施形態の複合機の識別情報を示す表、
図5は前記複合機により受信した館内放送を出力する処理工程を示すフローチャートである。
【0034】
第2実施形態は、第1実施形態では複合機1の識別情報を装置構成としたことに換えて、複合機1の識別情報を設置場所として、複合機1の設置場所に応じて館内放送の出力を制限するようにしたことを特徴とするものである。
【0035】
複合機1の識別情報は、
図4に示すように、複合機1の設置場所を識別情報として、設定場所が特に特定されない一般領域(例えば、普通のオフィス内等)であるか予め設定された特定領域(例えば、会議室等)であるかを識別する識別情報11,12が記憶されている。
【0036】
次に、第2実施形態の複合機1において、館内放送データを受信して複合機1から出力する処理について、フローチャートに沿って説明する。
【0037】
図5に示すように、複合機1において、館内放送データを受信すると(ステップS201)、制御部9において、複合機1が特定領域に設置されているか否かが判定される(ステップS203)。
【0038】
ステップS203において、複合機1が特定領域に設置されていると判定された場合は、音声出力部特定部91により館内放送を出力する複合機1として特定されずに、館内放送が流されない(ステップS205)。
【0039】
一方、ステップS203において、複合機1が特定領域に設置されていないと判定された場合は、複合機1の音声出力部5から館内放送が出力される(ステップS207)。
このようにして、館内放送を出力する複合機1を特定することができる。
【0040】
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、音声ガイダンスを可能とした複合機1において、複合機1の設置場所を識別情報として、設定場所が特に特定されない一般領域(例えば、普通のオフィス内等)であるか予め設定された特定領域(例えば、会議室等)であるかを識別情報とすることで、複合機1の設置された場所に応じて館内放送を流すか否かを設定することができる。
【0041】
なお、第2実施形態では、複合機1が設置される場所を、特定領域であるか一般領域であるかを識別情報としているが、これ以外にも複数の設置場所に対応して、きめ細かく館内放送を出力する複合機を設定するようにしてもよい。
【0042】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図面を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同一の機能を有する構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0043】
図6は第3実施形態に係る複合機の構成を示すブロック図、
図7は前記複合機に送信される館内放送の重み付けを示す表、
図8は前記複合機により受信した館内放送を出力する処理工程を示すフローチャートである。
【0044】
第3実施形態に係る複合機301は、
図6に示すように、第1実施形態に係る複合機1の構成に加えて、記憶部308には、重み付け情報を記憶する重み付け記憶領域84を備え、制御部309には、音声出力順序設定部92を備えて、受信された館内放送データに基づき緊急性および重要性の判定を行ない、その判定結果に基づき館内放送データの重み付けを行ない、その重み付けの情報に基づき音声出力部5から出力する音声データの出力順序を設定することを特徴とするものである。
【0045】
第3実施形態では、館内放送データは、例えば、
図7に示す「重み付けテーブル」に基づき、館内放送データの内容に応じて緊急性および重要度が判定されて、その判定結果に基づき重み付けのレベルが特定される。
【0046】
具体的には、
図7に示すように、例えは、重み付けレベルを、0,1,2,3,4の5段階に設定して、館内放送の重み付けを判定する。
館内放送が、ラジオ体操などの放送の場合は、緊急度は「低」、重要度は「低」と判定されて、重み付けレベルは「0」となる。
館内放送が、内線による呼び出しや、緊急性の低い放送の場合は、緊急度は「低」、重要度は「高」と判定されて、重み付けレベルは「1」となる。
音声ガイダンスは、重み付けレベルは「2」となる。
館内放送が、外線・来訪者による呼び出しの場合は、緊急度は「高」、重要度は「低」と判定されて、重み付けレベルは「3」となる。
館内放送が、緊急地震速報、津波警報、避難勧告などの緊急性の高い放送の場合は、緊急度は「高」、重要度は「高」と判定されて、重み付けレベルは「4」となる。
【0047】
上述したように、複合機301に受信され、重み付けレベルが判定された館内放送データは、音声出力順序設定部92により、館内放送データの重み付けレベルに応じて音声出力部5から出力される順番が設定される。
【0048】
次に、第3実施形態の複合機301において、館内放送を受信して複合機301から出力する処理について、フローチャートに沿って説明する。
【0049】
図8に示すように、複合機301において、音声ガイダンスを出力する(ステップS301)。このとき、館内放送の音声データを受信すると(ステップS303)、制御部309において、館内放送データに緊急性および重要性があるか否かが判定される(ステップS305)。
【0050】
ステップS305において、館内放送データに緊急性および重要性があると判定された場合は、音声出力順序設定部92により館内放送を音声ガイダンスより優先して出力するように設定される(ステップS311)。そして、音声ガイダンスを中断して(ステップS313)、館内放送データを出力する(ステップS315)。そして、館内放送が終了した後、中断した音声ガイダンスを出力する(ステップS317)。
【0051】
一方、ステップS305において、館内放送データに緊急性および重要性がないと判定された場合は、音声出力順序設定部92により音声ガイダンスを館内放送より優先して出力するように設定される(ステップS321)。そして、館内放送データを記憶部308に記憶する(ステップS323)。音声ガイダンスは続行して出力される(ステップS325)。そして、音声ガイダンスが終了した後、記憶した館内放送を出力する(ステップS327)。
【0052】
このようにして、音声ガイダンスが出力(再生)されているときに、館内放送を受信した場合は、館内放送の緊急性および重要性に応じて出力状況を換えて出力することができる。
【0053】
以上のように構成したので、第3実施形態によれば、音声ガイダンスを可能とした複合機301において、記憶部308には、重み付け情報を記憶する重み付け記憶領域84を備え、制御部309には、音声出力順序設定部92を備えることで、受信された館内放送データの緊急性および重要性の判定結果に基づき出力する音声データの重み付けを行い、その重み付けの情報に基づいて、優先する音声データから順に出力順序を設定して出力することができる。
【0054】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について図面を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同一の機能を有する構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0055】
図9は第4実施形態に係る複合機の構成を示すブロック図、
図10は前記複合機の表示部に表示される音声データに関する表示画面の実施例1を示す説明図、
図11は前記表示部に表示される音声データに関する表示画面の実施例2を示す説明図、
図12は前記表示部に表示される音声データに関する表示画面の実施例3を示す説明図、
図13は前記表示部に表示される音声データに関する表示画面の実施例4を示す説明図である。
【0056】
第4実施形態の複合機401は、
図9に示すように、第1実施形態の複合機1の構成に加えて、制御部409の構成として表示制御部93を備えて、館内放送データを受信したときに、館内放送データに関する表示画面を表示部21に表示することを特徴とするものである。
【0057】
(実施例1)
実施例1は、
図10に示すように、館内放送データを受信したときに、表示部21に「音声データ受信中。音声データを保存しています。」というメッセージ211を含む表示画面121を表示するものである。
【0058】
(実施例2)
実施例2は、
図11に示すように、館内放送データの保存が終了したときに、表示部21に「音声データを受信しました。音声データが保存されています。」というメッセージ212を含む表示画面122を表示するものである。
【0059】
(実施例3)
実施例3は、
図12に示すように、館内放送データを受信したときに、表示部21に「音声データ受信中。音声データを保存しています。」というメッセージ211を含む表示画面121に加えて、音声データの再生の指示に関するポップアップ画面123を表示するものである。
【0060】
ポップアップ画面123には、「保存中の音声データをすぐに表示しますか?」というメッセージ213に加えて、「すぐに再生する」と表示されたソフトボタン221と、「再生中のデータの後に再生する」と表示されたソフトボタン222が表示されている。
【0061】
(実施例4)
実施例4は、
図13に示すように、
図12に示すポップアップ画面123の「すぐに再生する」と表示されたソフトボタン221をタッチ操作したときに、表示部21に「受信した音声データを再生中。一時停止中の音声データが保存されています。」というメッセージ214を含む表示画面124を表示するものである。
【0062】
第4実施形態では、実施例1,2のように、音声データの受信に係る表示画面121,122が表示部21に表示されているときは、表示画面121,122にタッチすることで、実施例3のポップアップ画面123が表示され、受信した保存中の音声データ(ここでは、「館内放送データ」とする。)をすぐに再生するか否かを選択できる。
【0063】
館内放送データを保存し終える前に、館内放送データを再生できるようになった場合は、実施例2の表示画面122は表示されない。
【0064】
また、実施例3のポップアップ画面123が表示されている間は、先に再生されていた音声データ(ここでは、「音声ガイダンスデータ」とする。)も一時停止させる。
【0065】
ポップアップ画面123の「すぐに再生する」のソフトボタン221をタッチすると、優先度が低いとされて、蓄えられていた「館内放送データ」が流れる。そして、ポップアップ画面123は消えて、実施例4の表示画面124に切り替わる。
【0066】
この時、「すぐに再生する」のソフトボタン221を押すことで、「館内放送データ」の重み付けレベルを「4(最も大きい値)」に、「音声ガイダンスデータ」の重み付けレベルは「[元の重み付けレベル]−1」に置き換える。
【0067】
また、実施例3のポップアップ画面123において、「再生中のデータの後に再生する」のソフトボタン222をタッチした場合は、ポップアップ画面123が消えて、表示画面121または表示画面122に戻り、「音声ガイダンスデータ」を引き続き再生する。この時は、重み付けレベルの値の変化はない。
【0068】
実施例4の表示画面124をタッチすると、実施例3のポップアップ画面123に戻り、「すぐに再生する」のソフトボタン221をタッチすると、「音声ガイダンスデータ」が再び再生される。この時、「館内放送データ」の重み付けレベルは「3(4[最も大きい値]−1)」に、「音声ガイダンスデータ」の重み付けレベルは「4(最も大きい値)」に置き換える。このように、再生する音声データの再生状態を切替えることで、音声データの重み付けレベルを変更することができる。
【0069】
以上のように構成したので、第4実施形態の複合機401によれば、制御部409の構成として表示制御部93を備えて、館内放送データを受信したときに、館内放送データに関する表示画面を表示部21に表示するようにしたので、ユーザに対して館内放送を受信したことを視覚的に報知することができる。そして、再生する音声データの再生状態を切替えることで、音声データの重み付けレベルを変更することができる。
【0070】
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について図面を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同一の機能を有する構成には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0071】
図14は第5実施形態に係る複合機における音声ガイダンス中の割り込みタイミングの一例を示す説明図である。
【0072】
第5実施形態は、複合機1において、音声ガイダンスが出力されているときに、音声ガイダンスを中断して送信されてきた館内放送を出力する場合は、音声ガイダンスデータが音声ガイダンスの切れ目の判定が可能なときは、音声ガイダンスの出力を再開するときに、中断された音声ガイダンスの切れ目の1つ前の切れ目から出力することを特徴とするものである。
【0073】
具体的には、音声ガイダンスの文章が、例えば、
図14に示すように、元の文章が「ABCD、EFG。HIJK、LMN。」であって、音声ガイダンスが中断されて、館内放送が流されたときの、館内放送の割り込み前に再生された文章が「ABCD、EFG。HI(ここで中断)」となった場合、館内放送の割り込み終了後に再生される文章は「HIJK、LMN。」となるように制御される。
【0074】
以上のように構成したので、第5実施形態によれば、複合機1において、音声ガイダンスが出力されているときに、館内放送が割り込みで流れて、音声ガイダンスの文章の途中で中断されても、音声ガイダンスデータが音声ガイダンスの切れ目の判定が可能なときは、音声ガイダンスの出力を再開するときに、中断された音声ガイダンスの切れ目の1つ前の切れ目から出力することで、音声ガイダンスの内容を正確に知らせることができる。
【0075】
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。