(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6952956
(24)【登録日】2021年10月1日
(45)【発行日】2021年10月27日
(54)【発明の名称】蓄熱ソックス状物
(51)【国際特許分類】
A41B 11/00 20060101AFI20211018BHJP
A41D 13/06 20060101ALI20211018BHJP
【FI】
A41B11/00 Z
A41B11/00 J
A41D13/06
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-159485(P2017-159485)
(22)【出願日】2017年8月22日
(65)【公開番号】特開2019-39087(P2019-39087A)
(43)【公開日】2019年3月14日
【審査請求日】2020年7月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】503161729
【氏名又は名称】株式会社エスティー
(74)【代理人】
【識別番号】100150153
【弁理士】
【氏名又は名称】堀家 和博
(74)【代理人】
【識別番号】100081891
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 茂雄
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 重範
【審査官】
津田 健嗣
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭59−069904(JP,U)
【文献】
特開平01−314715(JP,A)
【文献】
特開平06−041801(JP,A)
【文献】
特開2007−146323(JP,A)
【文献】
特開2004−167943(JP,A)
【文献】
特開2012−062606(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3024127(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3027908(JP,U)
【文献】
特開昭60−238383(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41B 11/00
A41B 9/00
A41D 13/06
A41D 31/06
A41D 19/00
A43B 7/34
A61F 7/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の足を覆うソックス状物であって、
当該ソックス状物において足の甲側を覆う甲側部(1a)には、ケイ素含有粉末(2)が固着され、且つ、当該ソックス状物において足の足裏側を覆う足裏側部(1b)には、前記ケイ素含有粉末(2)が固着されておらず、
前記ケイ素含有粉末(2)は、当該ソックス状物の甲側部(1a)における内面側に、この内面側に付着したシート状物(3)で覆われることで、固着され、
前記シート状物(3)は、当該ソックス状物の甲側部(1a)における内面側に対して、前記ケイ素含有粉末(2)を散布した熱可塑性樹脂製フィルムと、編地又は織地である布帛が、この順に被さって付着され、
前記シート状物(3)は、複数の貫通孔(3a)を有し、
前記貫通孔(3a)それぞれより、前記ケイ素含有粉末(2)は小さく、
前記貫通孔(3a)内に配置された前記ケイ素含有粉末(2)が、少なくとも1つ存在し、
当該ソックス状物は、袋、及び、鋲を有していないことを特徴とするソックス状物。
【請求項2】
前記シート状物(3)は、当該ソックス状物の甲側部(1a)の内面側を、この内面側における前記使用者の足の足首側から足指側までに亘って覆い、
当該ソックス状物は、前記足裏側部(1b)に吊込み接着され、且つ、ゴム材又は合成樹脂材で形成された本底を有していないことを特徴とする請求項1に記載のソックス状物。
【請求項3】
前記シート状物(3)は、当該ソックス状物の甲側部(1a)の内面側における前記使用者の足の足首側と足指側の間の部分を、少なくとも覆い、
当該ソックス状物は、前記足裏側部(1b)に吊込み接着され、且つ、ゴム材又は合成樹脂材で形成された本底を有していないことを特徴とする請求項1に記載のソックス状物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の足を覆うソックス状物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、二重くつ下が知られている(特許文献1参照)。
この二重くつ下は、口ゴム部で連らなる筒形編地から内筒体と外筒体とを形成し、重なり合う前記両筒体をつま先部で縫合一体化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−55605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された二重くつ下は、当該特許文献1の
図1、2、6、7等に開示されたように、足底側には内面パイルが設けられているものの、足の甲側には、このような内面パイルが設けられていないため、毛細血管が多い足の甲側の血流が悪くなって足冷えの虞がある。
そもそも、特許文献1の二重くつ下は、内筒体と外筒体を有した全面二重地であるため、筒形編地が分厚くなり、当該二重くつ下を着用した状態では靴を履き辛くなる。
【0005】
本発明は、このような点に鑑み、ソックス状物の甲側部にはケイ素含有粉末を固着し、足裏側部にはケイ素含有粉末を固着しないことで、「足冷えの抑制」と「靴の履き易さ」の両立などを実現できるソックス状物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るソックス状物1は、使用者の足を覆うソックス状物であって、当該ソックス状物において足の甲側を覆う甲側部1aには、ケイ素含有粉末2が固着され、且つ、当該ソックス状物において足の足裏側を覆う足裏側部1bには、前記ケイ素含有粉末2が固着されておらず、前記ケイ素含有粉末2は、当該ソックス状物の甲側部1aにおける内面側に、この内面側に付着したシート状物3で覆われることで、固着され、前記シート状物3は、当該ソックス状物の甲側部1aにおける内面側に対して、前記ケイ素含有粉末2を散布した熱可塑性樹脂製フィルムと、編地又は織地である布帛が、この順に被さって付着され
、前記シート状物3は、複数の貫通孔3aを有し、前記貫通孔3aそれぞれより、前記ケイ素含有粉末2は小さく、前記貫通孔3a内に配置された前記ケイ素含有粉末2が、少なくとも1つ存在し、当該ソックス状物は、袋、及び、鋲を有していないことを第1の特徴とする。
【0007】
本発明に係るソックス状物1の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、前記シート状物3は、当該ソックス状物の甲側部1aの内面側を、この内面側における前記使用者の足の足首側から足指側までに亘って覆
い、当該ソックス状物は、前記足裏側部1bに吊込み接着され、且つ、ゴム材又は合成樹脂材で形成された本底を有していない点にある。
【0008】
本発明に係るソックス状物1の第3の特徴は、上記第1の特徴に加えて、前記シート状物3は、当該ソックス状物の甲側部1aの内面側における前記使用者の足の足首側と足指側の間の部分を、少なくとも覆
い、当該ソックス状物は、前記足裏側部1bに吊込み接着され、且つ、ゴム材又は合成樹脂材で形成された本底を有していない点にある。
【0009】
これらの特徴により、ソックス状物1の甲側部1aにケイ素含有粉末2を固着することによって、特許文献1とは異なり、後述の表1〜3、
図4に示したように、ソックス状物1の甲側部1aにおける内面側の温度が上がり易い(昇温性が高い)ため、毛細血管が多い足の甲側の血流を促進し、使用者の足を冷え難くする(「足冷えの抑制」)。
これと同時に、ソックス状物1の足裏側部1bにケイ素含有粉末2を固着しないことによって、ケイ素含有粉末2を固着しない分だけ、甲側部1aより足裏側部1bの方がソックス状物1の生地が薄くなり、当該ソックス状物1を着用した状態でも、靴を履き難さが低減される(「靴の履き易さ」)。
つまり、「足冷えの抑制」と「靴の履き易さ」の両立が可能となる。
尚、ソックス状物1は、足を冷やさないように熱を蓄えることから、「蓄熱ソックス状物」であると言える。
【0010】
又、ケイ素含有粉末2を、甲側部1aにおける内面側に、この内面側をシート状物3で覆うことで固着させることによって、当該ソックス状物1を洗濯しても、ケイ素含有粉末2が落ち難くなる(「洗濯耐久性の向上」)。
【0011】
更に、ケイ素含有粉末2を、溶岩粉末とすることによって、溶岩粉末が多孔質(ポーラス)であるため、ソックス状物1に消臭性も付与できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るソックス状物によると、ソックス状物の甲側部にはケイ素含有粉末を固着し、足裏側部にはケイ素含有粉末を固着しないことによって、「足冷えの抑制」と「靴の履き易さ」の両立などを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明に係るソックス状物を示し、(a)はソックス状物の外面側を示す図面代用側面写真であり、(b)はソックス状物を裏返した内面側を示す図面代用側面写真である。
【
図2】ソックス状物のシート状物を示す図面代用拡大写真である。
【
図3】ケイ素含有粉末を示す図面代用拡大写真であって、(a)はシート状物で固着されたケイ素含有粉末を示し、(b)はケイ素含有粉末を更に拡大した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<ソックス状物1の全体構成>
図1〜3には、本発明に係るソックス状物(靴下状物)1が示されており、このソックス状物1は、使用者の足を覆うものである。
【0015】
ソックス状物1は、使用者の足における甲側を覆う甲側部1aと、使用者の足における足裏側を覆う足裏側部1bを有している。
ソックス状物1は、その甲側部1aにはケイ素含有粉末2が固着され、且つ、その足裏側部1bにはケイ素含有粉末2が固着されていない。
【0016】
ソックス状物1は、その甲側部1aの内面にシート状物3を有していても良い。
尚、ソックス状物1は、当然、履き口を有しているが、その他の部分、例えば、使用者の足における指を覆う部分(爪先部分や、各指ごとに覆う部分など)や、使用者の踝(くるぶし)から上を覆う部分、ホックなどを有していても良い。
又、ソックス状物1全体としての重さ(後述するケイ素含有粉末2やシート状物3を含んだ重さ)は、特に限定はないが、例えば、10g以上100g以下、好ましくは20g以上70g以下(紳士用42gや、婦人用37gなど)であっても良い。
【0017】
<ケイ素含有粉末2>
図3に示したように、ケイ素含有粉末2は、ケイ素(Si)を含有した粉末であって、このケイ素含有粉末2が、上述したソックス状物1において足の甲側を覆う甲側部1aに固着し、且つ、ソックス状物1において足の足裏側を覆う足裏側部1bには固着していない。
ケイ素含有粉末2は、ケイ素を含有していれば、その含有の仕方に特に限定はないが、例えば、ケイ素は、二酸化ケイ素(SiO
2 、石英)として含有されていたり、セラミック(ケイ素を含有した陶磁器など)、ケイ素化合物(長石、炭素ケイ素結合(C−Si結合)を有した有機ケイ素化合物、シロキサン結合(Si−O結合)を有したシリコーンなど)として含有していても良い。
【0018】
ケイ素含有粉末2は、ケイ素を含有していれば、その他に何れの成分を含有していても良く、例えば、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)などの元素を含有していても良い。
ケイ素含有粉末2は、溶岩粉末(火山岩や深成岩などの火成岩の粉末)、堆積岩、変成岩の粉末などであっても良い。
ケイ素含有粉末2は、ソックス状物1の甲側部1aのみに固着するのであれば、その固着方法は、特に限定はないが、後述するシート状物3に覆われたり、ソックス状物1の甲側部1aを構成する糸(繊維)に付着・練込されることで、固着していても良い。
【0019】
ケイ素含有粉末2の大きさは、特に限定はないが、例えば、粉砕等により、5μm以上100μm以下(30μmなど)であっても良い。
ケイ素含有粉末2の固着量(付着量)も、特に限定はないが、例えば、ソックス状物1全体としての重さ(後述するケイ素含有粉末2やシート状物3を含んだ重さ)に対して、0.1%owf(On Weight of Fabric )以上5.0%owf以下(1.7%owfや1.9%owfなど)であっても良い。具体的なケイ素含有粉末2の重さとしては、1つのソックス状物1に対して、0.1g以上3.0g以下(0.7gなど)であっても良い。
【0020】
<シート状物3>
図1〜3に示したように、シート状物3は、上述したソックス状物1の甲側部1aにおける内面側に付着されるものであって、このシート状物3で、上述したケイ素含有粉末2が覆われる。
シート状物3は、甲側部1aの内面側に付着して、ケイ素含有粉末2を覆うのであれば、何れのものを用いても良いが、例えば、トリコット編地や丸編地(緯編地)等の編地(編物)や、平織等の織地(織物)、不織布などの布帛であったり、ポリウレタン(PU)樹脂等の熱可塑性樹脂製フィルム(PUフィルム等)や、和紙等の紙などを用いても構わない。
【0021】
シート状物3の構成としては、例えば、トリコット編地とPUフィルムを用いる場合には、ソックス状物1の甲側部1aにおける内面側に当てたPUフィルム上にケイ素含有粉末2を散布した後に、これらPUフィルム及びケイ素含有粉末2にトリコット編地を被せて熱融着させることによって、甲側部1aの内面側に付着したシート状物3でケイ素含有粉末2を覆うことで、当該ケイ素含有粉末2を甲側部1aの内面側に固着させても良い。
尚、この場合、シート状物3は、トリコット編地とPUフィルムで構成される。
【0022】
又、トリコット編地の代わりに丸編地を用いたり、PUフィルムの代わりにエチレン酢酸ビニル(EVA)樹脂等のホットメルト樹脂製フィルム(ホットメルトフィルム)であっても良い。
更に、ホットメルトフィルムの代わりに、ホットメルト樹脂製の接着剤をバインダーとして用いても良い。
【0023】
この他、シート状物3の構成として和紙を用いる場合には、和紙に対してケイ素含有粉末2が溶解された液体をドット状にプリント(転写)したり、ケイ素含有粉末2のエマルション液(乳化液)に和紙を含浸させたり、シンター方式の散布(散布したケイ素含有粉末2を和紙に焼結させること)などによって、ケイ素含有粉末2を和紙に固着させた後で、当該和紙をソックス状物1の甲側部1aにおける内面側に付着させても良い。
尚、この場合、シート状物3は、和紙で構成される。
【0024】
シート状物3の目付は、特に限定はないが、例えば、10g/m
2 以上300g/m
2 以下(150g/m
2 など)であっても良い。又、1つのソックス状物1に対するシート状物3の重さも、特に限定はないが、例えば、0.1g以上10.0g以下(1.2gなど)であっても良い。
尚、
図1、2に示すように、シート状物3は、複数の貫通孔3aを有したメッシュ状であっても良い。
又、
図2におけるシート状物3は編地とPUフィルムを使用し、
図3(a)におけるシート状物3は織地とPUフィルムを使用している。
【0025】
<実施例・比較例>
本発明に係るソックス状物1の昇熱性や消臭性について、実施例と比較例を用いて、以下の試験1−1〜1−3、試験2を行う。
尚、これらの試験では、ソックス状物1として、ケイ素含有粉末2(溶岩粉末)を、当該ソックス状物1の甲側部1aにおける内面側に、この内面側に付着したシート状物3(PUフィルムとメッシュ状のトリコット編地)で覆われることで、固着されたものを実施例とし、溶岩粉末などのケイ素含有粉末2が一切固着されておらず、PUフィルムやメッシュ状のトリコット編地などのシート状物3も一切有していないものを比較例とする。
【0026】
<試験1−1〜1−3>
試験1−1〜1−3では、上述した実施例と比較例に、ランプからの光を所定の照射時間だけ照射し、所定の測定間隔ごとにソックス状物の甲側部における内面側の温度を測定した。その測定温度を、試験1−1は表1と
図4に、試験1−2は表2に、試験1−3は表3に示す。
尚、試験1−1では、250Wのハロゲンランプ(ハロゲン電球)を用い、照射時間は15分で測定間隔は0.5分(30秒)とし、試験1−2では、100Wのタングステンランプ(タングステン電球)を用い、照射時間は5分で測定間隔は1分とし、試験1−3では、40Wのタングステンランプ(タングステン電球)を用い、照射時間は5分で測定間隔は1分とした。
【0030】
<試験1−1〜1−3の評価>
上述した表1〜3と
図4より、実施例(本発明に係るソックス状物1)は、ランプの種類やその電力を問わず(多少電力が下がっても)、当該ランプの光から赤外線を吸収することによって、当然にほぼ同じ測定温度となる0.0分(0分)を除いて、何れの測定時間における測定温度も、比較例より高くなっている。
これと同時に、実施例(本発明に係るソックス状物1)は、ソックス状物1の甲側部1aの温度が上がり易い(昇温性が高い)と言え、毛細血管が多い足の甲側の血流を促進し、使用者の足を冷え難くすると共に、赤外線を吸収して足を冷やさないように熱を蓄えるとも言える。
特に、実施例と比較例の温度差は、試験1−1では最高で「9.2℃」、平均して「7.0℃(≒総計215.6℃÷31)」、試験1−2では最高で「8.0℃」、平均して「3.9℃(=総計23.4℃÷6)」、試験1−3では最高で「4.2℃」、平均して「2.1℃(≒総計12.3℃÷6)」となっている。
【0031】
<試験2>
試験2では、上述した実施例と比較例を入れた容器それぞれに、所定のガスを注入し、注入直後のガス濃度と、注入から2時間後のガス濃度を測定した。その測定濃度とガスの減少率を表4に示す。
尚、容器に注入するガスは、アンモニア・酢酸・トリメチルアミンとし、ガスの減少率は、注入から2時間後における(比較例のガス濃度−実施例のガス濃度)÷(比較例のガス濃度)にて求めた。
【0033】
<試験2の評価>
上述した表4より、実施例(本発明に係るソックス状物1)は、何れのガスであっても、比較例における注入から2時間後のガス濃度に対して、「90%以上」の減少率となっており、溶岩粉末であるケイ素含有粉末2が固着していることで、消臭性が発揮されている。
【0034】
<その他>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。ソックス状物1などの各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが出来る。
ソックス状物1は、シート状物3を有さなくとも良く、又、シート状物3を有する場合であっても、貫通孔3aが設けられていなかったり、貫通孔3aが1つであっても(メッシュ状でなくとも)構わない。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明に係るソックス状物1は、ソックス(靴下)だけでなく、使用者の足を覆い且つ当該ソックス状物が甲側部と足裏側部を有するのであれば、タイツ、ストッキング、アンダーストッキング、ハイソックス、足袋、5本指ソックス(5本指靴下)、軍足、その他のソックス類(靴下類)など何れにも利用可能である。
【符号の説明】
【0036】
1 ソックス状物
1a ソックス状物の甲側部
1b ソックス状物の足裏側部
2 ケイ素含有粉末
3 シート状物