特許第6953353号(P6953353)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6953353
(24)【登録日】2021年10月1日
(45)【発行日】2021年10月27日
(54)【発明の名称】機械式駐車装置
(51)【国際特許分類】
   E04H 6/00 20060101AFI20211018BHJP
   G08G 1/14 20060101ALI20211018BHJP
【FI】
   E04H6/00 A
   G08G1/14 A
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-91785(P2018-91785)
(22)【出願日】2018年5月10日
(65)【公開番号】特開2019-196654(P2019-196654A)
(43)【公開日】2019年11月14日
【審査請求日】2020年5月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000227043
【氏名又は名称】日精株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100208672
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 愼一
(72)【発明者】
【氏名】赤石 仁
【審査官】 伊藤 昭治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2017−031682(JP,A)
【文献】 特開2016−216999(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/00 − 6/44
G08G 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗込室の入り口近傍に配置した操作盤と、主に通常車両を対象にして前記操作盤における通常のボタン操作に対応した処理を行う通常構成の通常構成処理部と、主に自動運転車両を対象にして前記乗込室までの移動処理を行う自動運転車両制御部を備えた機械式駐車装置において、
前記乗込室は、前記入り口に連続され、前記通常車両を誘導させる通常車両進入路と、前記通常車両進入路と区分される前記自動運転車両を誘導させる自動運転車両進入路と、を含んで構成される出入口部を備え
前記自動運転車両制御部は、前記自動運転車両進入路へと乗り込まれた前記自動運転車両を検出したときにその前記自動運転車両への自動運転による駐車処理の許可を求める許可申請信号を発生する許可申請信号発生部と、前記自動運転車両からの許可信号を検出する許可信号判定部と、前記通常車両進入路との間での混雑状況を判断して自動運転による駐車処理のタイミングを判定するタイミング判定部と、を備え、
前記タイミング判定部によるタイミング信号を受けたとき前記自動運転車両の自動運転による前記乗込室までの移動処理を行い、その完了信号を出入口扉閉操作信号として通常構成処理部に与える自動運転移動処理部を有する、
機械式駐車装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動運転車両および通常車両を対象として格納する機械式駐車装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の機械式駐車装置として、特許第5551410号公報(特許文献1)が知られており、特許文献1には、自走機能付車両は、車両側通信装置と運転制御器とを有する車両側制御装置を備えており、駐車装置は機械式駐車装置であり、前記駐車装置の停車スペースの前側には乗り捨てスペースである姿勢制御装置としてのターンテーブルが備えられ、前記姿勢制御装置の近傍には姿勢制御装置上に進入して停車する車両の前後と位置と向きと大きさを検出するための車両計測装置が備えられていると共に、受入側制御装置が備えてあり、前記受入側制御装置は、前記車両側通信装置と無線通信する外部通信装置と、 前記車両計測装置による車両の検出結果に基づき車両の前後と位置と向きと大きさを演算し、姿勢制御装置に転向指令を与えて車両の前後の向きを停車スペースの方向に向ける転向を行うと共に、前後の向きが調整された姿勢制御装置上の車両を駐車装置の停車スペースに移動させるための軌道を演算し、演算した軌道に沿って姿勢制御装置上の車両を前記停車スペースに入庫させる入庫指令を外部通信装置を介して車両側制御装置の運転制御器に与える演算制御器とを有し、外部から姿勢制御装置上に進入して停車する車両は車両計測装置により検出され、且つ受入側制御装置の演算制御器により車両の前後と位置と向きと大きさが演算され、演算制御器は無線通信により車両側制御装置の運転制御器から車両の駐車の承認を得ると共に車両を自動走行可能な状態に保持する指令を車両側制御装置に発し、更に、前記演算制御器により演算した車両の前後と向きに基づいて姿勢制御装置に転向指令を与えて車両の前後の向きを停車スペースの方向に向け、更に、受入側制御装置から車両側制御装置に入庫指令を与え、演算制御器で演算した軌道に沿うように運転制御器により車両を自動走行させて姿勢制御装置上の車両を停車スペースに入庫することを特徴とする自走機能付車両の乗り捨て駐車装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5551410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の機械式駐車装置は、自動運転車両のみを対象にした構成の場合には問題がないとしても、通常車両と自動運転車両が混在されて利用される場合、円滑な格納処理を行うことができない。
【0005】
本発明の目的は、通常車両および自動運転車両の運転手の安全を確保しながら、不要な渋滞を避けて効率的な入庫処理を行うことができるようにした機械式駐車装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係る機械式駐車装置は、乗込室の入り口近傍に配置した操作盤と、主に通常車両を対象にして前記操作盤における通常のボタン操作に対応した処理を行う通常構成の通常構成処理部と、主に自動運転車両を対象にして前記乗込室までの移動処理を行う自動運転車両制御部を備えた機械式駐車装置において、前記通常車両を誘導させる通常車両進入路と、前記自動運転車両を誘導させる自動運転車両進入路の間を区分した出入口部を形成し、前記出入口部の奥に前記通常車両および前記自動運転車両に共通の前記乗込室を形成したことを特徴とする。
【0007】
第1態様に係る機械式駐車装置によれば、通常車両進入路と自動運転車両進入路によって通常車両と自動運転車両を区別して誘導し、自動運転車両は自動運転による駐車処理の許可を求めてから運転手が下車して機械式駐車装置側での自動運転に委ねるため、通常車両および自動運転車両を円滑に共通の乗込室へ移動することができ、結果として短時間に駐車車両の入庫を行うことができる。
【0008】
第2態様に係る機械式駐車装置は、第1態様に係る機械式駐車装置において、前記自動運転車両制御部は、前記自動運転車両進入路へと乗り込まれた前記自動運転車両を検出したときにその前記自動運転車両への自動運転による駐車処理の許可を求める許可申請信号を発生する許可申請信号発生部と、前記自動運転車両からの許可信号を検出する許可信号判定部と、前記通常車両進入路との間での混雑状況を判断して自動運転による駐車処理のタイミングを判定するタイミング判定部と、前記タイミング判定部によるタイミング信号を受けたとき前記自動運転車両の自動運転による前記乗込室までの移動処理を行い、その完了信号を出入口扉閉操作信号として通常構成処理部に与える自動運転移動処理部を有して構成したことを特徴とする。
【0009】
第2態様に係る機械式駐車装置によれば、通常車両進入路と自動運転車両進入路によって通常車両と自動運転車両を区別して誘導した後、自動運転車両では自動運転による駐車処理の許可を求めてから、タイミング判定部で通常車両進入路4との間での混雑状況を判断して自動運転による駐車処理のタイミングを判定し、自動運転車両における自動運転による乗込室までの移動処理を行うことができるので、通常車両および自動運転車両の運転手の安全を確保しながら、不要な渋滞を避けて効率的な入庫処理を行うことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明による機械式駐車装置によれば、通常車両進入路と自動運転車両進入路によって通常車両と自動運転車両を区別して誘導し、自動運転車両は自動運転による駐車処理の許可を求めてから運転手が下車して機械式駐車装置側での自動運転に委ねるため、通常車両および自動運転車両を円滑に共通の乗込室へ移動することができ、結果として短時間に駐車車両の入庫を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施例による機械式駐車装置の概略構成を示す平面図である。
図2図1に示した機械式駐車装置の制御系を示すブロック構成図である。
図3図2に示した自動運転車両と自動運転車両制御部との間での通信状態を示す平面図である。
図4図2に示した制御系による格納処理動作を示すフローチャートである。
図5】本発明の他の実施例による機械式駐車装置の要部を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施例による自動運転機能付き車両用機械式駐車装置を示す概略構成図である。
【0014】
機械式駐車装置は、出入口部1と、乗込室2を有しており、乗込室2の入り口近傍の壁面などには操作盤3が配置されている。出入口部1には、駐車車両のうち通常車両を誘導させる通常車両進入路4と、駐車車両のうち自動運転車両を誘導させる自動運転車両進入路5が壁などの仕切り6によって区分されている。
【0015】
通常車両7が通常車両進入路4から乗り込まれた場合、運転手などが操作盤3を操作して乗込室2の出入口扉を開き、再び運転手が駐車車両7に乗り込んで運転しながら、乗込室2の所定位置に停車させる、その後、運転手が降りて操作盤3を再び操作して乗込室2の出入口扉を閉じると、通常車両7は機械駐車装置によって自動的に所定の格納スペースへと搬送させて格納される。
【0016】
しかし、自動運転車両8が音声や表示に促されて自動運転車両進入路5へと乗り込まれた場合、停止位置で停車すると無線通信が行われて、機械式駐車装置側での自動運転による駐車に許可を与えるかどうかの確認が行われる。運転手が許可を与えた場合、詳細については後述するが自動運転車両8における自動運転が可能な状態にした後、自動運転車両進入路5で降りて自動運転車両8を機械式駐車装置側に引き渡すことになる。
【0017】
図2は、自動運転車両8を含む制御系を示すブロック構成図である。
駐車しようとしている自動運転車両8には、アンテナ9を通して自動運転車両処理部9側との通信を行う車両側送受信部10と、機械式駐車装置側での自動運転による駐車に許可を与える許可信号送信部11と、自動運転車両8に既に搭載されている自動運転制御部12を有している。
【0018】
操作盤3には、主に通常車両7を対象にして通常のボタン操作に対応した処理を行う通常構成の通常構成処理部13と、主に自動運転車両8を対象にした処理を行う自動運転車両制御部14が接続されている。通常構成処理部13は、通常の機械式駐車装置で知られた構成で、乗込室2まで乗り込んだ通常車両7の運転手によって出入口扉を閉操作するためのボタンが操作されたとき出入口扉の閉処理を行う出入口扉閉処理部15と、出入口扉閉処理部15による出入口扉の閉動作完了後に、一連の格納処理を行う格納処理部16などを含んで構成されている。
【0019】
一方、自動運転車両制御部14は、自動運転車両進入路5へと乗り込まれた自動運転車両8をセンサーなどによって検出する自動運転車両検出部17と、自動運転車両検出部17によって自動運転車両8が検出されたときにその機械式駐車装置側での自動運転による駐車処理の許可を求める申請信号を発生する許可申請信号発生部18と、自動運転車両8の車両側送受信部9との間でアンテナ19を通して信号の送受信を行う駐車装置側送受信部20と、許可申請信号発生部18からの許可申請信号を自動運転車両8の車両側送受信部9へと送信した後、車両側送受信部9からの許可信号を検出する許可信号判定部21と、通常車両進入路4を含めて混雑状況を判断して自動運転による駐車処理のタイミングを判定するタイミング判定部22と、タイミング判定部22によるタイミング信号を受けたとき自動運転による乗込室2までの移動処理を行い、その完了信号を出入口扉閉操作信号として出入口扉閉処理部15に与える自動運転移動処理部23を有している。
【0020】
これらの制御系は、記憶部24に格納された格納処理プログラムに基づいて制御部25によって処理が行われる。
【0021】
図3は、自動運転車両8と自動運転車両制御部14との間での通信状態を示す平面図である。
【0022】
詳細な説明については後述するが、機械式駐車装置側の誘導によって自動運転による移動を開始する前に、機械式駐車装置側からの許可申請を行い、自動運転車両8側で許可ボタンが操作されて同意したとき、機械式駐車装置側の誘導によって自動運転による移動が開始される。
【0023】
図4は、上述した制御系による格納処理動作を示すフローチャートである。
【0024】
自動運転車両検出部17はステップS1で、自動運転車両の入庫を監視しており、自動運転車両8の入庫を検出した場合、許可申請信号発生部18はステップS2で、自動運転許可申請信号を発生する。許可申請信号発生部18は、駐車装置側送受信部20を通して自動運転車両8に自動運転許可申請信号を与え、自動運転車両8と自動運転車両処理部14の間で図3に示したように無線通信が開始される。
【0025】
自動運転車両8は車両側送受信部10で自動運転許可申請信号を受信し、運転手が許可するとき自動運転車両8に組み込まれた許可ボタンを操作すると、許可信号送信部11から車両側送受信部10を通して駐車装置側送受信部20へ許可信号が送信される。
【0026】
すると許可信号判定部21はステップS3で、自動運転許可信号を検出したと判定し、またステップS4でアナウンスや表示などによって自動運転車両8の自動運転制御部12を利用可能状態に保持しながら、図1に示すように運転手に自動運転車両8から下りてもらうように促し、自動運転車両8を機械式駐車装置側に委ねてもらう。
【0027】
その後、自動運転移動処理部23はステップS4で、タイミング判定部22によって通常車両進入路4側の入出庫と連携を取りながらふさわしいタイミングで、駐車装置側送受信部20と車両側送受信部10間で通信しながら自動運転制御部12を制御して自動運転車両8を乗込室2内に移動させる。この動作が完了した時点で、自動運転移動処理部23は、出入口扉閉処理部15へ閉信号となる完了信号を与える。これを受けた出入口扉閉処理部15はステップS5で、乗込室2の出入口扉を閉じる。
【0028】
その後、通常の格納処理と同じく格納処理部16はステップS6で、出入口扉の閉動作完了後に、格納処理部14によって一連の格納処理を行う。こうして、自動運転車両8の駐車車両としての格納処理が完了となる。
【0029】
図1に示したように駐車車両のうち通常車両7を誘導させる通常車両進入路4と、駐車車両のうち自動運転車両8を誘導させる自動運転車両進入路5が壁などの仕切り6によって区分されているが、タイミング判定部22によって通常車両進入路4および自動運転車両進入路5の状況が判定されて、自動運転車両8を乗込室2内に移動させるタイミングが決定される。このため、通常車両7と自動運転車両8の間でトラブルが発生することなく、全体として円滑な入庫または出庫操作を行うことができる。
【0030】
図5は、本発明の他の実施例による機械式駐車装置の要部を示す平面図である。
【0031】
先の実施例では、通常車両7を誘導させる通常車両進入路4と、自動運転車両8を誘導させる自動運転車両進入路5が比較的接近して形成されている。これに対して本実施例では、機械式駐車装置の建屋による仕切り26によって、通常車両進入路4と自動運転車両進入路5をより明確に区分して機械式駐車装置側に案内するように構成している。
【0032】
本実施例でも、自動運転車両進入路5から進入してきた自動運転車両8は、音声や表示に促されて自動運転車両進入路5へと誘導され、停止位置で停車状態にされると、無線通信が行われて、機械式駐車装置側での自動運転による駐車に許可を与えるかどうかの確認が行われる。運転手が許可を与えた場合、先の実施例の場合と同様に自動運転車両8における自動運転が可能な状態にした後、自動運転車両進入路5で降りて自動運転車両8を機械式駐車装置側に引き渡すことになる。
【0033】
先の実施例の場合と同様に、自動運転車両8の運転手は、停止位置で下りて自動運転車両8を機械式駐車装置側に引き渡すため、その後、タイミング判定部22によって通常車両進入路4へと案内された通常車両7とのタイミングを調整しながら、自動運転車両8は機械式駐車装置側での自動運転によって矢印で示すように乗込室2へと移動される。
【0034】
尚、詳細な図示は省略しているが、通常車両進入路4から進入する通常車両7の運転手に対して、入庫処理を待つ状態または入庫処理を行える状態の区別を明確にするために、案内表示や開閉ゲートの制御によって通知することもできる。
【0035】
以上説明したように本発明は、乗込室2の入り口近傍に配置した操作盤3と、主に通常車両7を対象にして操作盤3における通常のボタン操作に対応した処理を行う通常構成の通常構成処理部13と、主に自動運転車両8を対象にして乗込室2までの移動処理を行う自動運転車両制御部14を備えた機械式駐車装置において、通常車両7を誘導させる通常車両進入路4と、自動運転車両8を誘導させる自動運転車両進入路5の間を区分した出入口部1を形成し、出入口部1の奥に通常車両7および自動運転車両8の共通の乗込室2を形成したことを特徴とする。
【0036】
このような構成によれば、通常車両進入路4と自動運転車両進入路5によって通常車両7と自動運転車両8を区別して誘導し、自動運転車両8は自動運転による駐車処理の許可を求めてから運転手が下車して機械式駐車装置側での自動運転に委ねるため、通常車両7および自動運転車両8を円滑に共通の乗込室2へ移動することができ、結果として短時間に駐車車両の入庫を行うことができる。
【0037】
また本発明は上述の構成に加えて、自動運転車両制御部14は、自動運転車両進入路5へと乗り込まれた自動運転車両8を検出したときにその自動運転車両8への自動運転による駐車処理の許可を求める許可申請信号を発生する許可申請信号発生部18と、自動運転車両8からの許可信号を検出する許可信号判定部21と、通常車両進入路4との間での混雑状況を判断して自動運転による駐車処理のタイミングを判定するタイミング判定部22と、タイミング判定部22によるタイミング信号を受けたとき自動運転車両8の自動運転による乗込室2までの移動処理を行い、その完了信号を出入口扉閉操作信号として通常構成処理部13に与える自動運転移動処理部23を有して構成したことを特徴とする。
【0038】
このような構成によれば、通常車両進入路4と自動運転車両進入路5によって通常車両7と自動運転車両8を区別して誘導した後、自動運転車両8では自動運転による駐車処理の許可を求めてから、タイミング判定部22で通常車両進入路4との間での混雑状況を判断して自動運転による駐車処理のタイミングを判定し、自動運転車両における自動運転による乗込室2までの移動処理を行うことができるので、通常車両7および自動運転車両8の運転手の安全を確保しながら、不要な渋滞を避けて効率的な入庫処理を行うことができる。
【符号の説明】
【0039】
1 出入口部
2 乗込室
3 操作盤
4 通常車両進入路
5 自動運転車両進入路
6 仕切り
7 通常車両
8 自動運転車両
13 通常構成処理部
14 自動運転車両制御部
15 出入口扉閉処理部
18 許可申請信号発生部
21 許可信号判定部
22 タイミング判定部
23 自動運転移動処理部
図1
図2
図3
図4
図5