【0055】
[実施例]
1. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する凸状前面と凹状後面とを有してメニスカス形状をなし、表面頂点を通過する光軸を有し、光軸に沿って約100マイクロメートル〜700マイクロメートルの厚みを有する光学部と、
インプラントされたときに光学部を眼に付けるために光学部のまわりに配置されたハプティック部と、を含み、
前面と後面とは非球面を含む、レンズ。
2. 前面は回転対称である、実施例1に記載のレンズ。
3. 前面は円錐項又は双円錐項で表される形状を有する、実施例1に記載のレンズ。
4. 前面は、円錐項又は双円錐項と非球面高次摂動項とで表される形状を有する、実施例3に記載のレンズ。
5. 後面は、円錐項又は双円錐項で表される形状を有する、実施例2に記載のレンズ。
6. 円錐項又は双円錐項は、0よりも大きい円錐定数を有する、実施例5に記載のレンズ。
7. 円錐項又は双円錐項は、少なくとも1の大きさの円錐定数を有する、実施例6に記載のレンズ。
8. 円錐項又は双円錐項は、少なくとも10の大きさの円錐定数を有する、実施例7に記載のレンズ。
9. 後面は、回転非対称であり、且つ光学部の光軸を通過する異なる方向に異なる曲率を有する、実施例2〜4のいずれかに記載のレンズ。
10. 後面は、光学部の光軸の直交方向に異なる曲率を有する、実施例9に記載のレンズ。
11. 後面は、回転非対称であり、且つ双円錐項で表される形状を有する、実施例2〜3のいずれかに記載のレンズ。
12. 双円錐項は、0より大きい円錐定数を有する、実施例11に記載のレンズ。
13. 双円錐項は、少なくとも1の大きさの円錐定数を有する、実施例12に記載のレンズ。
14. 双円錐項は、少なくとも10の大きさの円錐定数を有する、実施例13に記載のレンズ。
15. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する凸状前面と凹状後面とを有してメニスカス形状をなし、表面頂点を通過する光軸を有する光学部と、
インプラントされたときに光学部を眼に付けるために光学部に配置された少なくとも1つのハプティックと、を含み、
前面と後面とは非球面を含み、前面は光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む摂動によりオフセットされた円錐又は双円錐を含む非球面形状を有する、レンズ。
16. 非球面高次関数は2次項a
2r
2を含み、a
2は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例15に記載のレンズ。
17. 非球面高次関数は4次項a
4r
4を含み、a
4は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例15又は16に記載のレンズ。
18. 非球面高次関数は6次項a
6r
6を含み、a
6は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例15〜17のいずれかに記載のレンズ。
19. 非球面高次関数は8次項a
8r
8を含み、a
8は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例15〜18のいずれかに記載のレンズ。
20. 非球面高次関数は少なくとも1つの偶数次項a
2nr
2nを含み、nは整数であり、a
2nは係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例15に記載のレンズ。
21. 複数のハプティックを含む、実施例15〜20のいずれかに記載のレンズ。
22. 光学部は、光軸に沿って約100ミクロン〜700ミクロンの厚みを有する、実施例15〜21のいずれかに記載のレンズ。
23. 前面は、摂動によりオフセットされた双円錐を含む非球面形状を有する、実施例15〜22のいずれかに記載のレンズ。
24. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
非球面を含む前面と、後面とを有し、且つ透明材料を含む光学部を含み、
前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有するヒトの眼に光学部が挿入されるとき、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形され、平均MTF値は、軸上物体について明所視の視感度関数によって重み付けされた約400nm〜700nmの波長に積分された100本/ミリメートルでのMTF値を含む、レンズ。
25. ヒトの眼は水晶体を含み、平均変調伝達関数値は、光学部が水晶体の前方に挿入されるときに与えられる、実施例24に記載のレンズ。
26. ヒトの眼は水晶体を含まず、変調伝達関数値は、光学部が水晶体に代えて挿入されるときに与えられる、実施例24に記載のレンズ。
27. ハプティック部をさらに含む、実施例24〜26のいずれかに記載のレンズ。
28. 光学部は光軸を有し、光軸に沿って約100ミクロン〜700ミクロンの厚みを有する、実施例24〜27のいずれかに記載のレンズ。
29. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
非球面を含む前面と、後面とを有し、且つ透明材料を含む光学部を含み、
前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形され、平均MTF値は、軸上物体について明所視の視感度関数によって重み付けされた約400nm〜700nmの波長に積分された100本/ミリメートルでのMTF値を含む、レンズ。
30. 模型眼はLiou−Brennan模型眼を含む、実施例29に記載のレンズ。
31. 模型眼はBadal模型眼を含む、実施例29に記載のレンズ。
32. 模型眼はアリゾナ模型眼又はインディアナ模型眼を含む、実施例29に記載のレンズ。
33. 変調伝達関数値は、光学部が有水晶体構造の模型眼に挿入されるときに与えられる、実施例29〜32のいずれかに記載のレンズ。
34. 変調伝達関数値は、光学部が無水晶体構造の模型眼に挿入されるときに与えられる、実施例29〜32のいずれかに記載のレンズ。
35. ハプティック部をさらに含む、実施例29〜34のいずれかに記載のレンズ。
36. 光学部は光軸を有し、光軸に沿って約100ミクロン〜700ミクロンの厚みを有する、実施例29〜35のいずれかに記載のレンズ。
37. 開口サイズは6ミリメートルである、実施例29〜36のいずれかに記載のレンズ。
38. 開口サイズは4ミリメートルである、実施例29〜36のいずれかに記載のレンズ。
39. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
非球面を含む前面と、後面と、射出瞳とを有し、且つ透明材料を含む光学部を含み、
前面と後面とは、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の物体のバージェンスについて、光学部の射出瞳の波面にΦ(r)=a+br
2+cr
4+dr
6+er
8によって表される放射パワー(radial power)プロファイルを提供するように成形され、rは前面と後面との表面頂点を通過して延びる光軸からの半径距離であり、a、b、c、d、及びeは係数である、レンズ。
40. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する凸状前面と凹状後面とを有してメニスカス形状をなし、表面頂点を通過する光軸を有する光学部と、
インプラントされたときに光学部を眼に付けるために光学部に配置された少なくとも1つのハプティックと、を含み、
前面と後面とは非球面を含み、後面は光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む摂動によりオフセットされた円錐又は双円錐を含む非球面形状を有する、レンズ。
41. 非球面高次関数は2次項a
2r
2を含み、a
2は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例40に記載のレンズ。
42. 非球面高次関数は4次項a
4r
4を含み、a
4は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例40又は41に記載のレンズ。
43. 非球面高次関数は6次項a
6r
6を含み、a
6は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例40〜42のいずれかに記載のレンズ。
44. 非球面高次関数は8次項a
8r
8を含み、a
8は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例40〜43のいずれかに記載のレンズ。
45. 非球面高次関数は少なくとも1つの偶数次項a
2nr
2nを含み、nは整数であり、a
2nは係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例40に記載のレンズ。
46. 光学部は光軸に沿って約100ミクロン〜700ミクロンの厚みを有する、実施例40〜45のいずれかに記載のレンズ。
47. 後面は、摂動によりオフセットされた双円錐を含む非球面形状を有する、実施例40〜46のいずれかに記載のレンズ。
48. ヒトの左右の眼にインプラントされるように構成されたレンズ対であって、
該レンズ対は、第1レンズと第2レンズとを含み、
第1レンズには、非球面を含む前面と、後面とを有し、且つ透明材料を含む光学部を含み、
第1レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に第1レンズの光学部が挿入されるとき、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形され、第1レンズの平均MTF値は、軸上物体について明所視の視感度関数によって重み付けされた約400nm〜700nmの波長に積分された100本/ミリメートルでのMTF値を含み、
第2レンズには、非球面を含む前面と、後面とを有し、且つ透明材料を含む光学部を含み、
第2レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に第2レンズの光学部が挿入されるとき、−2.5ジオプトリ〜0ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形され、第2レンズの平均MTF値は、軸上物体について明所視の視感度関数によって重み付けされた約400nm〜700nmの波長に積分された100本/ミリメートルでのMTF値を含む、レンズ対。
49. 模型眼はLiou−Brennan模型眼を含む、実施例48に記載のレンズ対。
50. 模型眼はBadal模型眼を含む、実施例48に記載のレンズ対。
51. 模型眼はアリゾナ模型眼又はインディアナ模型眼を含む、実施例48に記載のレンズ対。
52. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する前面と後面とを有し、表面頂点を通過する光軸を有し、且つ光軸に沿って約100マイクロメートル〜400マイクロメートルの厚みを有する光学部と、
インプラントされたときに光学部を眼に付けるために光学部に配置された少なくとも1つのハプティックと、を含み、
前面と後面との少なくとも1つは非球面を含む、レンズ。
53. 前面は凸状である、実施例52に記載のレンズ。
54. 後面は凹状である、実施例52又は53に記載のレンズ。
55. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する前面と後面とを有し、且つ表面頂点を通過する光軸を有する光学部と、
インプラントされたときに光学部を眼に付けるために光学部に配置された少なくとも1つのハプティックと、を含み、
前面と後面との少なくとも1つは、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む摂動を含む非球面を含み、前面と後面との少なくとも1つは、双円錐を含む非球面形状を有する、レンズ。
56. 前面は凸状である、実施例55に記載のレンズ。
57. 後面は凹状である、実施例55又は56に記載のレンズ。
58. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する前面と後面とを有し、表面頂点を通過する光軸を有し、且つ光軸に沿って約100マイクロメートル〜700マイクロメートルの厚みを有する光学部と、
インプラントされたときに光学部を眼に付けるために光学部のまわりに配置されたハプティック部と、を含み、
前面と後面とは非球面を含む、レンズ。
59. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する前面と後面とを有し、且つ表面頂点を通過する光軸を有する光学部と、
インプラントされたときに光学部を眼に付けるために光学部に配置された少なくとも1つのハプティックと、を含み、
前面と後面との少なくとも1つは、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む摂動によりオフセットされた円錐又は双円錐を含む非球面を含む、レンズ。
60. 透明材料はコラマー(Collamer)を含む、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜59のいずれかに記載のレンズ。
61. 透明材料はシリコン、アクリル、又はヒドロゲルを含む、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜59のいずれかに記載のレンズ。
62. 透明材料は疎水性材料又は親水性材料を含む、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜59のいずれかに記載のレンズ。
63. 光学部は光軸に沿って100マイクロメートル〜400マイクロメートルの厚みを有する、実施例1〜23、実施例28、実施例36のいずれか、実施例39〜47のいずれか、又は実施例55〜59のいずれかに記載のレンズ。
64. 光学部は光軸に沿って100マイクロメートル〜300マイクロメートルの厚みを有する、実施例63に記載のレンズ。
65. 光学部は光軸に沿って100マイクロメートル〜200マイクロメートルの厚みを有する、実施例64に記載のレンズ。
66. 光学部は光軸に沿って200マイクロメートル〜300マイクロメートルの厚みを有する、実施例64に記載のレンズ。
67. 光学部は光軸に沿って300マイクロメートル〜400マイクロメートルの厚みを有する、実施例63に記載のレンズ。
68. 光学部の前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形され、平均MTF値は、軸上物体について明所視の視感度関数によって重み付けされた約400nm〜700nmの波長に積分された100本/ミリメートルでのMTF値を含む、実施例1〜28のいずれか、実施例39〜47のいずれか、又は実施例52〜59のいずれかに記載のレンズ。
69. 模型眼はLiou−Brennan模型眼を含む、実施例68に記載のレンズ。
70. 模型眼はBadal模型眼を含む、実施例68に記載のレンズ。
71. 模型眼はアリゾナ模型眼又はインディアナ模型眼を含む、実施例68に記載のレンズ。
72. 光学部の前面と後面とは、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも95%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形される、実施例24〜38のいずれか又は実施例68〜71のいずれかに記載のレンズ。
73. 光学部の前面と後面とは、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形される、実施例72に記載のレンズ。
74. 前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜73のいずれかに記載のレンズ。
75. 前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも95%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例74に記載のレンズ。
76. 前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例75に記載のレンズ。
77. 前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも99%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例76に記載のレンズ。
78. 前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも100%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例77に記載のレンズ。
79. 前面は0mm〜1mmの曲率半径を有する、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜78のいずれかに記載のレンズ。
80. 前面は1×10
−6mm〜1×10
−3mmの曲率半径を有する、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜78のいずれかに記載のレンズ。
81. 前面は5×10
−6mm〜5×10
−4mmの曲率半径を有する、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜78のいずれかに記載のレンズ。
82. 前面は−1×10
6〜−100の円錐定数を有する、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜81のいずれかに記載のレンズ。
83. 前面は−3×10
5〜−2×10
5の円錐定数を有する、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜81のいずれかに記載のレンズ。
84. 後面は0mm〜20mmの曲率半径R
yを有する、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜83のいずれかに記載のレンズ。
85. 後面は0mm〜20mmの曲率半径R
xを有する、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜84のいずれかに記載のレンズ。
86. 後面は−20〜20の円錐定数K
yを有する、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜85のいずれかに記載のレンズ。
87. 後面は−25〜0の円錐定数K
xを有する、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜86のいずれかに記載のレンズ。
88. 実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜87のいずれかに記載のレンズをインプラントする方法であって、
眼の組織に開口部を形成するステップと、
眼の天然レンズの前方にレンズを挿入するステップと、を含む方法。
89. 実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜87のいずれかに記載のレンズをインプラントする方法であって、
眼の組織に開口部を形成するステップと、
レンズを水晶体嚢に挿入するステップと、を含む方法。
90. 眼の天然レンズの前方に配置されるように構成された、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜87のいずれかに記載のレンズ。
91. 水晶体嚢に配置されるように構成された、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜87のいずれかに記載のレンズ。
92. 光学部は、光軸に沿って約700ミクロン〜4ミリメートルの厚みを有する、実施例15〜21のいずれか、実施例39〜45のいずれか、実施例55〜57のいずれか、又は実施例59に記載のレンズ。
93. 光学部は光軸を有し、光軸に沿って約700ミクロン〜4ミリメートルの厚みを有する、実施例24、又は実施例29〜32のいずれかに記載のレンズ。
94. 光学部は、光軸に沿って約700ミクロン〜3ミリメートルの厚みを有する、実施例92又は93に記載のレンズ。
95. 光学部は、光軸に沿って約700ミクロン〜2ミリメートルの厚みを有する、実施例94に記載のレンズ。
96. 光学部は、光軸に沿って約700ミクロン〜1ミリメートルの厚みを有する、実施例95に記載のレンズ。
97. 第1レンズ又は第2レンズの変調伝達関数値は、第1レンズ又は第2レンズの光学部が有水晶体構造の模型眼に挿入されるときに与えられる、実施例48〜51のいずれかに記載のレンズ対。
98. 第1レンズ又は第2レンズの変調伝達関数値は、第1レンズ又は第2レンズの光学部が無水晶体構造の模型眼に挿入されるときに与えられる、実施例48〜51のいずれかに記載のレンズ対。
99. 第1レンズ又は第2レンズは、ハプティック部をさらに含む、実施例48〜51のいずれか又は実施例97〜98のいずれかに記載のレンズ対。
100. 第1レンズ又は第2レンズの光学部は光軸を有し、光軸に沿って約100ミクロン〜700ミクロンの厚みを有する、実施例48〜51のいずれか又は実施例97〜99のいずれかに記載のレンズ対。
101. 第1レンズ又は第2レンズの光学部は光軸を有し、光軸に沿って約700ミクロン〜4ミリメートルの厚みを有する、実施例48〜51のいずれかに記載のレンズ対。
102. 第1レンズ又は第2レンズの光学部は、光軸に沿って約700ミクロン〜3ミリメートルの厚みを有する、実施例101に記載のレンズ対。
103. 第1レンズ又は第2レンズの光学部は、光軸に沿って約700ミクロン〜2ミリメートルの厚みを有する、実施例102に記載のレンズ対。
104. 第1レンズ又は第2レンズの光学部は、光軸に沿って約700ミクロン〜1ミリメートルの厚みを有する、実施例103に記載のレンズ対。
105. 開口サイズは6ミリメートルである、実施例48〜51のいずれか又は実施例97〜104のいずれかに記載のレンズ対。
106. 開口サイズは4ミリメートルである、実施例48〜51のいずれか又は実施例97〜104のいずれかに記載のレンズ対。
107. 第1レンズの前面と後面とは、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも95%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形される、実施例48〜51のいずれか又は実施例97〜106のいずれかに記載のレンズ対。
108. 第1レンズの前面と後面とは、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形される、実施例107に記載のレンズ対。
109. 第2レンズの前面と後面とは、−2.5ジオプトリ〜0ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも95%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形される、実施例48〜51のいずれか又は実施例97〜108のいずれかに記載のレンズ対。
110. 第2レンズの前面と後面とは、−2.5ジオプトリ〜0ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、100本/ミリメートルで0.1〜0.4の平均変調伝達関数(MTF)値を与えるように成形される、実施例109に記載のレンズ対。
111. 第1レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例48〜51のいずれか又は実施例97〜110のいずれかに記載のレンズ対。
112. 第1レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも95%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例111に記載のレンズ対。
113. 第1レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例112に記載のレンズ対。
114. 第1レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも99%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例113に記載のレンズ対。
115. 第1レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の範囲内の100%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例114に記載のレンズ対。
116. 第2レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、−2.5ジオプトリ〜0ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例48〜51のいずれか又は実施例97〜115のいずれかに記載のレンズ対。
117. 第2レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、−2.5ジオプトリ〜0ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも95%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例116に記載のレンズ対。
118. 第2レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、−2.5ジオプトリ〜0ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例117に記載のレンズ対。
119. 第2レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、−2.5ジオプトリ〜0ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも99%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例118に記載のレンズ対。
120. 第2レンズの前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部が挿入されるときに、−2.5ジオプトリ〜0ジオプトリ(D)の範囲内の100%の物体のバージェンスに、位相反転なく変調伝達関数(MTF)を与えるように成形される、実施例119に記載のレンズ対。
121. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する前面と後面とを有し、且つ表面頂点を通過する光軸を有する光学部を含み、
前面と後面との少なくとも1つは第1部分と第2部分とを有する表面を含み、第1部分は光軸を中心に配置され、且つ延長被写界深度を与えるように構成され、第2部分は第1部分を包囲し、第1部分とは異なる表面プロファイルを有し、且つ第1部分と比較して、遠距離での向上された視力特性メトリック(vision quality metric)を提供するように構成された、レンズ。
122. 第2部分を包囲し、且つ第2部分とは異なる表面プロファイルを有する第3部分をさらに含む、実施例121に記載のレンズ。
123. 第3部分は第1部分に類似する表面プロファイルを有する、実施例122に記載のレンズ。
124. 第2部分は、第3部分と比較して、遠距離での向上された視力特性メトリックを提供するように構成された、実施例121〜123のいずれかに記載のレンズ。
125. 向上された視力特性メトリックは、変調伝達関数、コントラスト感度、それらのから派生する指標、又はそれらの組合せである、実施例121〜124のいずれかに記載のレンズ。
126. 第1部分は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、実施例121〜125のいずれかに記載のレンズ。
127. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する前面と後面とを有し、且つ表面頂点を通過する光軸を有する光学部を含み、
前面と後面との少なくとも1つは第1部分と第2部分とを有する表面を含み、第1部分は光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有し、第2部分は光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされない円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、レンズ。
128. 第1部分は光軸を中心に配置され、第2部分は第1部分を包囲する、実施例127に記載のレンズ。
129. 第2部分を包囲し、且つ光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する第3部分をさらに含む、実施例127又は128に記載のレンズ。
130. 第3部分は、第1部分と実質的に同じである、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を有する、実施例129に記載のレンズ。
131. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する前面と後面とを有し、且つ表面頂点を通過する光軸を有する光学部を含み、
前面と後面との少なくとも1つは第1部分と第2部分とを有する表面を含み、第1部分は光軸を中心に配置され、且つ延長被写界深度を与えるように第2部分よりも高く球面収差を制御し、第2部分は第1部分を包囲する、レンズ。
132. 第2部分を包囲して、且つ延長被写界深度を与えるように第2部分よりも高く球面収差を制御する第3部分をさらに有する、実施例131に記載のレンズ。
133. 第3部分は、第1部分と実質的に同じに球面収差を制御する、実施例132に記載のレンズ。
134. 第1部分は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線からの摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、実施例131〜133のいずれかに記載のレンズ。
135. 第3部分は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線からの摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、実施例122〜126のいずれか又は実施例132〜134のいずれかに記載のレンズ。
136. 非球面高次関数は2次項a
2r
2を含み、a
2は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例126〜130のいずれか又は実施例134〜135のいずれかに記載のレンズ。
137. 非球面高次関数は4次項a
4r
4を含み、a
4は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例126〜130のいずれか又は実施例134〜136のいずれかに記載のレンズ。
138. 非球面高次関数は6次項a
6r
6を含み、a
6は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例126〜130のいずれか又は実施例134〜137のいずれかに記載のレンズ。
139. 非球面高次関数は8次項a
8r
8を含み、a
8は係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例126〜130のいずれか又は実施例134〜138のいずれかに記載のレンズ。
140. 非球面高次関数は少なくとも1つの偶数次項a
2nr
2nを含み、nは整数であり、a
2nは係数であり、rは光軸からの半径距離である、実施例126〜130のいずれか又は実施例134〜139のいずれかに記載のレンズ。
141. 第1部分と第2部分との間で不連続性のない滑らかな移行をおこなう移行部分をさらに含む、実施例121〜140のいずれかに記載のレンズ。
142. 移行部分は、約0.1mm〜1mmの範囲の、内径と外径との距離を有する、実施例141に記載のレンズ。
143. 第1部分は約2.5mm〜4.5mmの範囲の最大断面径を有する、実施例121〜142のいずれかに記載のレンズ。
144. 第1部分は約3.75mmの最大断面径を有する、実施例143に記載のレンズ。
145. 第2部分は、約1mm〜3.5mmの範囲の、内径と外径との距離を有する、実施例121〜144のいずれかに記載のレンズ。
146. 第2部分は、約0.25mm〜1.5mmの範囲の、内径と外径との距離を有する、実施例122〜126のいずれか、実施例129〜130のいずれか、又は実施例132〜133のいずれかに記載のレンズ。
147. 光学部は、光軸に沿って約100ミクロン〜700ミクロンの範囲の厚みを有する、実施例121〜146のいずれかに記載のレンズ。
148. インプラントされたときに光学部を眼に付けるために光学部に配置された少なくとも1つのハプティックをさらに含む、実施例121〜147のいずれかに記載のレンズ。
149. 前面は、第1部分と第2部分とを有する表面を含む、実施例121〜148のいずれかに記載のレンズ。
150. 後面は、双円錐包絡線を有する形状を含む、実施例121〜149のいずれかに記載のレンズ。
151. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含み、それぞれが表面頂点を有する前面と後面とを有し、且つ表面頂点を通過する光軸を有する光学部を含み、
前面と後面との少なくとも1つは第1部分と第2部分とを有する表面を含み、第1部分は光軸を中心に配置されて、延長被写界深度を与えるように構成され、第2部分は第1部分を包囲して、単焦点遠距離焦点調節を行うように構成された、レンズ。
152. 第2部分を包囲して、延長被写界深度を与えるように構成された第3部分をさらに含む、実施例151に記載のレンズ。
153. 第1部分は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、実施例151又は152に記載のレンズ。
154. 第3部分は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、実施例151〜153のいずれかに記載のレンズ。
155. 距離には無限遠から2メートルの間の物体が含まれる、実施例121〜125のいずれかに記載のレンズ。
156. 距離は0Dバージェンスを含む、実施例121〜125のいずれかに記載のレンズ。
157. 第1部分と第2部分とのそれぞれは焦線(caustic)を有し、第2部分の焦線と第1部分の焦線とが滑らかに融合するように、第2部分は円錐定数を有する、実施例121〜156のいずれかに記載のレンズ。
158. 第2部分と第3部分とのそれぞれは焦線を有し、第2部分の焦線と第3部分の焦線とが滑らかに融合するように、第2部分は円錐定数を有する、実施例122〜123のいずれか、実施例129〜130のいずれか、実施例132〜133のいずれか、又は実施例152に記載のレンズ。
159. 第1部分と第2部分とのそれぞれは焦線を有し、第2部分が球面を含む場合よりも第2部分の焦線が第1部分の焦線と滑らかに融合するように、第2部分は円錐定数を有する、実施例121〜156のいずれかに記載のレンズ。
160. 第2部分と第3部分とのそれぞれは焦線を有し、第2部分が球面を含む場合よりも第2部分の焦線が第3部分の焦線と滑らかに融合するように、第2部分は円錐定数を有する、実施例122〜123のいずれか、実施例129〜130のいずれか、実施例132〜133のいずれか、又は実施例152に記載のレンズ。
161. 光学部は、光軸に沿って約700ミクロン〜4ミリメートルの範囲の厚みを有する、実施例121〜146のいずれかに記載のレンズ。
162. 前面は凸状である、実施例121〜161のいずれかに記載のレンズ。
163. 後面は凹状である、実施例121〜161のいずれかに記載のレンズ。
164. 光学部がメニスカス形状であるように、前面は凸状であり、後面は凹状である、実施例121〜163のいずれかに記載のレンズ。
165. 後面は凸状である、実施例121〜162のいずれかに記載のレンズ。
166. 前面は凹状である、実施例121〜161のいずれか又は実施例163に記載のレンズ。
167. 第2部分は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされない円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、実施例121〜126のいずれか、実施例131〜135のいずれか、又は実施例151〜156のいずれかに記載のレンズ。
168. 前面は回転対称である、実施例39、実施例52〜54のいずれか、又は実施例58に記載のレンズ。
169. 前面は円錐項又は双円錐項で表される形状を有する、実施例39、実施例52〜54のいずれか、又は実施例58に記載のレンズ。
170. 前面は円錐項又は双円錐項と非球面高次摂動項とで表される形状を有する、実施例169に記載のレンズ。
171. 後面は円錐項又は双円錐項で表される形状を有する、実施例168に記載のレンズ。
172. 円錐項又は双円錐項は0より大きい円錐定数を有する、実施例171に記載のレンズ。
173. 円錐項又は双円錐項は少なくとも1の大きさの円錐定数を有する、実施例172に記載のレンズ。
174. 円錐項又は双円錐項は少なくとも10の大きさの円錐定数を有する、実施例173に記載のレンズ。
175. 後面は回転非対称であり、光学部の光軸を通過する異なる方向に異なる曲率を有する、実施例168〜170のいずれかに記載のレンズ。
176. 後面は光学部の光軸の直交方向に異なる曲率を有する、実施例175に記載のレンズ。
177. 後面は回転非対称であり、且つ双円錐項で表される形状を有する、実施例168〜169のいずれかに記載のレンズ。
178. 双円錐項は0より大きい円錐定数を有する、実施例177に記載のレンズ。
179. 双円錐項は少なくとも1の大きさの円錐定数を有する、実施例178に記載のレンズ。
180. 双円錐項は少なくとも10の大きさの円錐定数を有する、実施例179に記載のレンズ。
181. 前面と後面との少なくとも1つは、第1部分と第2部分とを有する表面を含み、第1部分は光軸を中心に配置されて、延長被写界深度を与えるように構成され、第2部分は第1部分を包囲し、第1部分とは異なる表面プロファイルを有し、第1部分と比較して、遠距離での向上された視力特性メトリックを提供するように構成される、実施例1〜47のいずれか又は実施例52〜96のいずれかに記載のレンズ。
182. 第2部分を包囲して、第2部分とは異なる表面プロファイルを有する第3部分をさらに含む、実施例181に記載のレンズ。
183. 第3部分は第1部分に類似する表面プロファイルを有する、実施例182に記載のレンズ。
184. 第2部分は、第3部分と比較して、遠距離での向上された視力特性メトリックを提供するように構成される、実施例181〜183のいずれかに記載のレンズ。
185. 向上された視力特性メトリックは、変調伝達関数、コントラスト感度、それらから派生する指標、又はそれらの組合せである、実施例181〜184のいずれかに記載のレンズ。
186. 第1部分は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、実施例181〜185のいずれかに記載のレンズ。
187. 第2部分は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされない円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、実施例181〜186のいずれかに記載のレンズ。
188. 第3部分は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む包絡線の摂動によってオフセットされた円錐、双円錐、又は双非球面包絡線を含む形状を有する、実施例182〜183のいずれかに記載のレンズ。
189. 実施例1〜47のいずれか、実施例52〜87のいずれか、実施例90〜96のいずれか、又は実施例121〜188のいずれかに記載のレンズを形成するステップを含む、ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズを製造する方法。
190. 実施例48〜51のいずれか、又は実施例97〜120のいずれかに記載のレンズ対を形成するステップを含む、ヒトの左右の眼にインプラントされるように構成されたレンズ対を製造する方法。
191. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、該レンズは、
透明材料を含むとともに、それぞれが表面頂点を有する前面と後面と、表面頂点を通過する光軸とを有する光学部と、
インプラントされたときに光学部を眼に付けるために光学部に配置された少なくとも1つのハプティックと、を含み、
前面と後面とは非球面を含み、後面は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む摂動によってオフセットされた双円錐を含む非球面形状を有するとともに、0〜100である比率R
x/R
yの絶対値と、0〜100である比率k
x/k
yの絶対値とを有する、レンズ。
192. 比率R
x/R
yの絶対値は0〜75である、実施例191に記載のレンズ。
193. 比率R
x/R
yの絶対値は0〜50である、実施例192に記載のレンズ。
194. 比率R
x/R
yの絶対値は0〜25である、実施例193に記載のレンズ。
195. 比率R
x/R
yの絶対値は0〜10である、実施例194に記載のレンズ。
196. 比率k
x/k
yの絶対値は0〜75である、実施例191〜195のいずれかに記載のレンズ。
197. 比率k
x/k
yの絶対値は0〜50である、実施例196に記載のレンズ。
198. 比率k
x/k
yの絶対値は0〜25である、実施例197に記載のレンズ。
199. 比率k
x/k
yの絶対値は0〜10である、実施例198に記載のレンズ。
200. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、
該レンズは、透明材料を含むとともに、前面と後面とを有する光学部を含み、
前面又は後面は非球面を含み、前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有するヒトの眼に光学部を挿入するとき、0〜+1.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、少なくとも0.6であるサルバドール画質(Salvador Image Quality、SIQ)メトリックを与えるように成形される、レンズ。
201. 前面と後面とは、0〜+1.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも95%の物体のバージェンスに、少なくとも0.6であるSIQメトリックを与えるように成形される、実施例200に記載のレンズ。
202. 前面と後面とは、0〜+1.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、少なくとも0.6であるSIQメトリックを与えるように成形される、実施例201に記載のレンズ。
203. 前面と後面とは、0〜+2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、少なくとも0.6であるSIQメトリックを与えるように成形される、実施例202に記載のレンズ。
204. ヒトの眼にインプラントされるように構成されたレンズであって、
該レンズは、透明材料を含むとともに、前面と後面とを有する光学部を含み、
前面又は後面は非球面を含み、前面と後面とは、4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有するヒトの眼又は4ミリメートル〜6ミリメートルの開口サイズを有する模型眼に光学部を挿入するとき、0〜+1.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも90%の物体のバージェンスに、平均を超える精神物理学的グレードを与えるように成形される、レンズ。
205. 前面と後面とは、0〜+1.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも95%の物体のバージェンスに、平均を超える精神物理学的グレードを与えるように成形される、実施例204に記載のレンズ。
206. 前面と後面とは、0〜+1.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、平均を超える精神物理学的グレードを与えるように成形される、実施例205に記載のレンズ。
207. 前面と後面とは、0〜+2.5ジオプトリ(D)の範囲内の少なくとも98%の物体のバージェンスに、平均を超える精神物理学的グレードを与えるように成形される、実施例206に記載のレンズ。
208. 開口サイズは6ミリメートルである、実施例200〜207のいずれかに記載のレンズ。
209. 前面と後面とのぞれぞれは表面頂点を有し、光学部は表面頂点を通過する光軸を有し、
前面又は後面は、光軸からの半径距離の非球面高次関数を含む摂動によってオフセットされた双円錐を含む非球面形状を有する、実施例200〜208のいずれかに記載のレンズ。
210. 光学部は射出瞳を含み、
前面と後面とは、0ジオプトリ〜2.5ジオプトリ(D)の物体のバージェンスについて、光学部の射出瞳の波面にΦ(r)=a+br
2+cr
4+dr
6+er
8によって表される放射パワー(radial power)プロファイルを提供するように成形され、rは光軸からの半径距離であり、a、b、c、d、及びeは係数である、実施例191〜199のいずれか又は実施例209に記載のレンズ。
211. 光軸に沿う厚みは約100マイクロメートル〜700マイクロメートルである、実施例191〜199のいずれか又は実施例209〜210のいずれかに記載のレンズ。
212. 光学部がメニスカス形状であるように、前面は凸状であり、後面は凹状である、実施例1〜211のいずれかに記載のレンズ。
213. 比率R
x/R
yの絶対値は0.1〜10である、実施例191に記載のレンズ。
214. 比率R
x/R
yの絶対値は0.2〜10である、実施例213に記載のレンズ。
215. 比率R
x/R
yの絶対値は0.25〜10である、実施例214に記載のレンズ。
216. 比率R
x/R
yの絶対値は0.5〜10である、実施例215に記載のレンズ。
217. 比率k
x/k
yの絶対値は0.1〜10である、実施例191〜195のいずれか又は実施例213〜216のいずれかに記載のレンズ。
218. 比率k
x/k
yの絶対値は0.2〜10である、実施例217のいずれかに記載のレンズ。
219. 比率k
x/k
yの絶対値は0.25〜10である、実施例218のいずれかに記載のレンズ。
220. 比率k
x/k
yの絶対値は0.5〜10である、実施例219のいずれかに記載のレンズ。