【文献】
Samsung,Impact of Bandwidth Parts on SPS Scheduling[online],3GPP TSG RAN WG2 #99bis R2-1711289,2017年09月28日,[検索日2020.12.22], インターネット<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99bis/Docs/R2-1711289.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0020】
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)は、ヨーロッパシステム、GSM(Global system for mobile communication)、及びGPRS(General Packet Radio Service)に基盤したWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)で動作する3世代(3rd Generation,3G)非対称移動通信システムである。UMTSのLTE(Long―Term Evolution)は、UMTSを規格化する3GPPによって議論中にある。
【0021】
3GPP LTEは、高速パケット通信を可能にする技術である。ユーザ及び提供者の費用を減少させ、サービス品質を改善し、カバレッジ(coverage)及びシステム容量を拡張及び改善することを目的とするLTE課題のための多くの方法が提案された。3G LTEは、上位―レベル要求であって、ビット(bit)当たりの費用減少、増加したサービス可用性、周波数帯域の柔軟性、単純な構造、開放型インターフェース、及び端末の適切な電力消耗を要求する。
【0022】
以下で、添付の図面を参照して説明した本発明の各実施例により、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解され得るだろう。以下で説明する各実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された各例である。
【0023】
本明細書は、LTEシステム及びLTE―Aシステムを用いて本発明の各実施例を説明するが、これは例示に過ぎない。したがって、本発明の各実施例は、前記定義に該当するいずれの通信システムにも適用することができる。また、本明細書は、FDD方式を基準にして本発明の実施例に対して説明するが、これは例示であって、本発明の実施例は、H―FDD方式又はTDD方式にも容易に変形して適用することができる。
【0024】
図2aは、E―UTRAN(Evolved―Universal Terrestrial Radio Access Network)構造を示すブロック図である。E―UMTSは、LTEシステムと称することもできる。通信網は、IMS及びパケットデータを通じたVoIP(Voice over IP)などの多様なサービスを提供するために広く配置される。
【0025】
図2aに示したように、E―UMTS網は、E―UTRAN(evolved UMTS terrestrial radio access network)、EPC(Evolved Packet Core)、及び一つ以上の端末を含む。E―UTRANは、一つ以上のeNB(evolved NodeB)20を含むことができ、複数の端末10が一つのセルに位置することができる。一つ以上のE―UTRAN MME(Mobility Management Entity)/SAE(System Architecture Evolution)ゲートウェイ30は、ネットワークの終端に位置し、外部ネットワークに接続することもできる。
【0026】
本明細書において、「下りリンク(downlink)」は、eNB20から端末10への通信を称し、「上りリンク(uplink)」は、端末10からeNB20への通信を称する。端末10は、ユーザによって運搬される通信装備を称し、また、移動局(Mobile Station、MS)、ユーザ端末(User Terminal、UT)、加入者ステーション(Subscriber Station、SS)又は無線デバイスと称することもできる。
【0027】
図2bは、一般的なE―UTRANと一般的なEPCの構造を示すブロック図である。
【0028】
図2bに示したように、eNB20は、ユーザプレーン及びコントロールプレーンのエンドポイント(end point)をUE10に提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、セッション及び移動性管理機能のエンドポイントをUE10に提供する。eNB20及びMME/SAEゲートウェイ30は、S1インターフェースを介して接続することができる。
【0029】
eNB20は、一般にUE10と通信する固定局であって、基地局(BS)又はアクセスポイント(access point)と称することもある。一つのeNB20はセルごとに配置することができる。ユーザトラフィック又は制御トラフィックを送信するためのインターフェースをeNB20間で使用することができる。
【0030】
MMEは、eNB20に対するNASシグナリング、NASシグナリング保安、AS保安制御、3GPP接続ネットワーク間の移動性のためのインター(inter)CNノードシグナリング、(ページング再送信の制御及び実行を含む)遊休モード(idle mode)UE接近性(Reachability)、(遊休モード及び活性モード(active mode)のUEのための)トラッキング領域リスト管理、PDN GW及びサービングGW選択、MME変化が伴うハンドオーバーのためのMME選択、2G又は3G 3GPP接続ネットワークへのハンドオーバーのためのSGSN選択、ローミング、認証、専用ベアラ設定を含むベアラ管理、(ETWS及びCMASを含む)PWSメッセージ送信のためのサポートを含む多様な機能を行う。SAEゲートウェイホストは、パー―ユーザ(Per―user)ベースのパケットフィルタリング(例えば、深層パケット検査を使用)、適法なインターセプション(Lawful Interception)、UE IPアドレス割り当て、下りリンクでの送信(Transport)レベルパケットマーキング、UL及びDLサービスレベル課金、ゲーティング及びレート強化、APN―AMBRに基づいたDLレート強化を含む多様な機能を提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、明確性のために、本明細書で単純に「ゲートウェイ」と称する。しかし、MME/SAEゲートウェイ30は、MME及びSAEゲートウェイの両者を全て含む。
【0031】
複数のノードは、eNB20とゲートウェイ30との間でS1インターフェースを介して接続することができる。各eNB20は、X2インターフェースを介して相互接続することができ、各隣接eNBは、X2インターフェースを有するメッシュネットワーク構造(meshed network structure)を有することができる。
【0032】
図2bに示したように、eNB20は、ゲートウェイ30に対する選択、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)活性化の間、ゲートウェイに向かうルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、ブロードキャストチャネル(BCCH)情報のスケジューリング及び送信、上りリンク及び下りリンクの全てにおける各UE10のための動的リソース割り当て、eNB測定の構成及び準備、無線ベアラ制御、無線承認制御(Radio Admission Control,RAC)、及びLTE_ACTIVE状態での接続移動性制御などの各機能を行うことができる。EPCにおいて、ゲートウェイ30は、ページング発信、LTE_IDLE状態管理、ユーザプレーン暗号化、システム構造エボリューション(System Architecture Evolution,SAE)ベアラ制御、及び非―接続層(Non―Access Stratum、NAS)シグナリングの暗号化及び無欠性保護などの各機能を行うことができる。
【0033】
EPCは、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity,MME)、サービング―ゲートウェイ(serving―gateway,S―GW)、及びパケットデータネットワーク―ゲートウェイ(Packet Data Network―Gateway,PDN―GW)を含む。MMEは、主に各端末の移動性を管理する目的で用いられる接続及び可用性に対する情報を有する。S―GWは、E―UTRANを終端点として有するゲートウェイで、PDN―GWは、パケットデータネットワーク(PDN)を終端点として有するゲートウェイである。
【0034】
図3は、3GPP無線接続網規格に基づく端末とE―UTRANとの間の無線インターフェースプロトコルのコントロールプレーン及びユーザプレーンの構造を示す図である。コントロールプレーンは、端末(User Equipment;UE)とネットワークがコールを管理するために用いる各制御メッセージが送信される通路を意味する。ユーザプレーンは、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路を意味する。
【0035】
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。前記送信チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間でデータが移動する。送信側と受信側の物理層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、時間と周波数を無線リソースとして活用する。具体的に、物理チャネルは、下りリンクでOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、上りリンクでSC―FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
【0036】
第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2層のRLC層は、信頼性のあるデータ送信をサポートする。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックで具現することもできる。第2層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースでIPバージョン4(IP version 4,IPv4)パケットやIPバージョン6(IPv6)パケットのようなIP(internet protocol)パケットを効率的に送信するために不要な制御情報を減少させるヘッダ圧縮(Header Compression)機能を行う。
【0037】
第3層の最下部に位置した無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、コントロールプレーンのみで定義される。RRC層は、各無線ベアラ(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re―configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。このために、端末とネットワークのRRC層は、互いにRRCメッセージを交換する。
【0038】
eNBの一つのセルは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzなどの各帯域のうち一つで動作するように設定することができ、帯域で下りリンク又は上りリンク送信サービスを提供するように設定することができる。異なる各セルは、異なる各帯域を提供するように設定することもできる。
【0039】
E―UTRANから端末への送信のための下りリンク送信チャネル(Downlink transport Channel)は、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、各ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、及びユーザトラフィック又は各制御メッセージを送信するための下りリンク共有チャネル(Shared Channel,SCH)を含む。下りリンクマルチキャスト又はブロードキャストサービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、下りリンクSCHを介して送信することもでき、又は別途の下りリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信することもできる。
【0040】
端末からネットワークにデータを送信する上りリンク送信チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その他にユーザトラフィックや制御メッセージを送信する上りリンクSCH(Shared Channel)とがある。送信チャネルの上位にあり、送信チャネルにマップされる論理チャネルとしては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、及びMTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
【0041】
図4aは、NG無線アクセスネットワーク(NG-RAN)アーキテクチャーのネットワーク構造を示すブロック図であり、
図4bは、NG-RANと5Gコアネットワーク(5GC)との間の機能的分割アーキテクチャーを説明するブロック図である。
【0042】
NG-RANノードは、端末に向けてNRユーザプレーン及びコントロールプレーンプロトコルの終端を提供するgNBであるか、又は端末に向けてE−UTRAユーザプレーン及びコントロールプレーンプロトコルの終端を提供するnG−eNBである。
【0043】
gNBとng−eNBは、Xnインターフェースを介して互いに接続する。また、gNB及びng−eNBは、NGインターフェースを介して5GCに、より具体的には、NG−Cインターフェースを介してAMF (Access and Mobility Management Function)に、及びNG−Uインターフェースを介してUPF(User Plane Function)に、接続する。
【0044】
Xnインターフェースは、Xnユーザプレーン(Xn−U)及びXnコントロールプレーン(Xn−C)を含む。Xnユーザプレーン(Xn−U)インターフェースは、2個のNG−RANノードの間に定義される。送信ネットワーク層は、IP送信上に構築され、GTP−Uは、ユーザプレーンPDUを送信するために、UDP/IP上端において用いられる。Xn−Uは、ユーザプレーンPDUの無保証(non−guaranteed)伝達を提供して、以下の機能を支援する。i)データフォーワーディング及びii)フロー制御。Xnコントロールプレーンインターフェース(Xn−C)は、2個のNG−RANノードの間に定義される。送信ネットワーク層は、IP上端のSCTP上に構築される。アプリケーション層シグナリングプロトコルは、XnAP(Xn Application Protocol)とも呼ばれる。SCTP層は、アプリケーション層メッセージの保証された伝達を提供する。送信IP層において、ポイント−ツ−ポイント(point−to−point)送信は、シグナリングPDUの伝達に用いられる。Xn−Cインターフェースは、i)Xnインターフェース管理、ii)コンテキスト送信及びRANページングを含むUE移動性管理、及びiii)二重連結性(Dual connectivity)機能を支援する。
【0045】
NGインターフェースには、NGユーザプレーン(NG−U)及びNGコントロールプレーン(NG−C)が含まれる。NGユーザプレーンインターフェース(NG−U)は、NG−RANノードとUPFとの間に定義される。送信ネットワーク層は、IP送信上に構築され、GTP−Uは、NG−RANノードとUPFとの間でユーザプレーンPDUを伝達するために、UDP/IP上端において用いられる。NG−Uは、NG−RANノードとUPFとの間のユーザプレーンPDUの無保証伝達を提供する。
【0046】
NGコントロールプレーンインターフェース(NG−C)は、NG−RANノードとAMFとの間に定義される。送信ネットワーク層は、IP送信上に構築される。信号メッセージの安定した送信のために、SCTPがIP上端に追加される。アプリケーション層シグナリングプロトコルは、NGAP(NG Application Protocol)とも呼ばれる。SCTP層は、アプリケーション層メッセージの保証された伝達を提供する。上述した送信時に、IP層ポイント−ツ−ポイント送信を用いてシグナリングPDUを伝達する。
【0047】
NG−Cは、i)NGインターフェース管理、ii)UEコンテキスト管理、iii)UE移動性管理、iv)設定伝達、及びv)警告メッセージ送信の機能を提供する。
【0048】
gNB及びng−eNBは、i)無線リソース管理のための機能、即ち、無線ベアラ制御、無線許容制御、接続移動性制御、上りリンク及び下りリンク(スケジューリング)の両方におけるUEへのリソースの動的割り当て、ii)IPヘッダ圧縮、データの暗号化及び無欠性保護、iii)端末が提供する情報からAMFへのルーティングが決定できない時、端末アタッチにおけるAMFの選択、iv)UPFへのユーザプレーンデータのルーティング、v)AMFへのコントロールプレーン情報のルーティング、vi)接続設定及びリリース、vii)(AMF由来の)ページングメッセージのスケジューリング及び送信、viii)(AMF又はO&M由来の)システム放送情報のスケジューリング及び送信、ix)移動性及びスケジューリングのための測定及び測定報告設定、x)上りリンクにおける送信レベルパケットマーキング、xi)セッション管理、xii)ネットワークスライシング支援、及びxiii)QoSフロー管理及びデータ無線ベアラへのマッピングなどの機能を担当する。アクセス及び移動性管理機能(Access and Mobility Management Function,AMF)は、i)NASシグナリング終了、ii)NAS信号保安、iii)AS保安制御、iv)3GPPアクセスネットワーク間の移動性のためのインターCNノードシグナリング、v)遊休モードUE到達可能性(ページング再送信の制御及び実行含み)、vi)登録領域管理、vii)システム内及びシステム間の移動性支援、viii)アクセス認証、ix)移動性管理制御(加入及び政策)、x)ネットワークスライシング支援、及びxi)SMF選択の主な機能を担当する。
【0049】
ユーザプレーン機能(User Plane Function,UPF)は、i)RAT内/RAT間の移動性のためのアンカーポイント(該当する場合)、ii)データネットワークへの相互接続の外部PDUセッションポイント、iii)パケット検査及び政策規則執行のユーザプレーン部分、iv)トラフィック使用報告、v)データネットワークへのトラフィックフローのルーティングを支援する上りリンク分類器、vi)ユーザプレーンへのQoS処理、例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行、及びvii)上りリンクトラフィック検証(SDF対QoSフローマッピング)の主な機能を担当する。
【0050】
セッション管理機能(Session Management Function,SMF)は、i)セッション管理、ii)UE IPアドレス割り当て及び管理、iii)UP機能の選択及び制御、iv)トラフィックを適宜な対象へルーティングするためのUPFにおけるトラフィック調整設定、v)政策執行の制御部分及びQoS制御、vi)下りリンクデータ通報の主な機能を担当する。
【0051】
図5は、3GPP(3rd generation partnership project)無線アクセスネットワーク標準に基づくUEとNG−RANとの間の無線インターフェースプロトコルのコントロールプレーン及びユーザプレーンを示す図である。
【0052】
ユーザプレーンプロトコルスタックは、Phy、MAC、RLC、PDCP及び5G QoSモデルを支援するために新たに導入されたSDAP(Service Data Adaptation Protocol)を含む。
【0053】
SDAPエンティティの主なサービス及び機能は、i)QoSフローとデータ無線ベアラ間のマッピング、ii)DL及びULパケットの両方におけるQoSフローID(QFI)表示である。SDAPの単一プロトコルエンティティは、各々のPDUセッションごとに設定される。
【0054】
QoSフローに対して上位層からSDAP SDUを受信するとき、送信SDAPエンティティは、QoSフローに対して格納されたQoSフローに対するDRBマッピングの規則がない場合、SDAP SDUをデフォルトDRBにマッピングすることができる。QoSフローに対して格納されたQoSフローに対するDRBマッピングの規則がある場合、SDAPエンティティは格納されたQoSフローに対するDRBマッピングの規則に従って、SDB SDUをDRBにマッピングすることができる。また、SDAPエンティティは、SDAP PDUを構成して、下位層に伝達することができる。
【0055】
図6は、本発明の実施例による通信装置のブロック図である。
【0056】
図6に示された装置は、上述したメカニズムを実行するように構成された端末(UE)及び/又は基地局(eNB又はgNB)であるが、この装置は、同一動作を行ういずれの装置であってもよい。
【0057】
図6に示されたように、通信装置1100及び通信装置1200のうち、いずれか一方は端末(UE)であり、他方は基地局であってもよい。代案として、通信装置1100及び通信装置1200のうちいずれか一方はUEであり、他方は他のUEであってもよい。代案として、通信装置1100及び通信装置1200のうちいずれか一方はネットワークノードであり、他方は他のネットワークノードであってもよい。本発明において、ネットワークノードは基地局(BS)であってもよい。幾つかのシナリオにおいて、ネットワークノードは、核心網装置(例えば、移動性管理機能を有するネットワーク装置、セッション管理機能を有するネットワークノードなど)であってもよい。
【0058】
本発明の幾つかのシナリオにおいて、通信装置1100,1200のうち1つ、又は通信装置1100,1200の各々は、外部装置へ/から無線信号送信/受信するように構成された無線通信装置であるか、外部装置へ/から無線信号を送信/受信する無線通信モジュールを備えてもよい。無線通信モジュールは、送受信器(transceiver)であってもよい。無線通信装置は、UEやBSに限定されず、無線通信装置は、車両通信システムや装置、ウェアラブル装置、ラップトップ、スマートホンなどのように、本発明の1つ又は2つ以上の実施を行うように構成された適宜な任意の移動演算装置であってもよい。本発明において、UE又はBSと呼ばれる通信装置は、車両通信システムや装置、ウェアラブル装置、ラップトップ、スマートホンなどのような任意の無線通信装置に取り替えられてもよい。
【0059】
本発明において、通信装置1100,1200は、プロセッサ1111,1211及びメモリ1112,1212を含む。通信装置1100は、送受信器1113,1213をさらに含むか、機能的に送受信器1113,1213に接続するように構成されてもよい。
【0060】
プロセッサ1111及び/又は1211は、本発明に記載の機能、手順及び/又は方法を行う。1つ以上のプロトコルは、プロセッサ1111及び/又は1211によって行われることができる。例えば、プロセッサ1111及び/又は1211は、1つ以上の層(例えば、機能的な層)を実行することができる。プロセッサ1111及び/又は1211は、本発明に記載の機能、手順及び/又は方法に従って、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit:PDU)及び/又はサービスデータユニット(Service data Unit:SDU)を生成することができる。プロセッサ1111及び/又は1211は、本発明に記載の機能、手順及び/又は方法に従って、メッセージ又は情報を発生させることができる。プロセッサ1111及び/又は1211は、本発明に記載の機能、手順及び/又は方法に従って、PDU、SDU、メッセージ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成して、自身に接続された送受信器1113及び/又は1213に提供することができる。プロセッサ1111及び/又は1211は、本発明に記載の機能、手順及び/又は方法に従って、自身に接続された送受信器1113及び/又は1213から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信して、PDU、SDU、メッセージ又は情報を取得することができる。
【0061】
メモリ1112及び/又は1212は、ネットワークノードのプロセッサに接続されて様々な種類のPDU、SDU、メッセージ、情報及び/又は命令を格納する。メモリ1112及び/又は1212は、プロセッサ1111及び/又は1211の内部又は外部にそれぞれ配列され、有/無線接続のような様々な技術によってプロセッサ1111及び/又は1211にそれぞれ接続されることができる。
【0062】
送受信器1113及び/又は1213は、プロセッサ1111及び/又は1211にそれぞれ接続され、外部装置へ/から信号を送信及び/又は受信するようにプロセッサ1111及び/又は1211によってそれぞれ制御されることができる。プロセッサ1111及び/又は1211は、通信を開始して、有線インターフェース又は無線インターフェースを通じて送信又は受信される様々な種類の情報又はデータを含む信号を送信又は受信するように、送受信器1113及び/又は1213をそれぞれ制御することができる。
【0063】
UE又はBSのような無線通信装置において、アンテナは、ラジオ信号(即ち、無線信号)の送受信を容易にする。無線通信装置において、送受信器1113及び/又は1213は、ラジオ周波数(RF)信号のような無線信号を送信及び/又は受信する。無線通信装置(例えば、BS又はUE)である通信装置に対して送受信器1113及び/又は1213はRFユニットとも呼ばれる。幾つかの実施において、送受信器1113及び/又は1213は、これに接続されたプロセッサ1111及び/又は1211から提供されるベースバンド信号を伝達して、ラジオ周波数を有するラジオ信号に変換する。無線通信装置において、送受信器1113又は1213は、本発明に記載の機能、手順及び/又は方法に従って、PDU、SDU、メッセージ又は情報を含むラジオ信号をラジオインターフェース(例えば、時間/周波数リソース)を通じて送信又は受信することができる。幾つかの実施において、送受信器1113及び/又は1213は、他の通信装置からラジオ周波数を有するラジオ信号を受信する場合、このラジオ信号を伝達して、ベースバンド信号に変換し、プロセッサ1111及び/又は1211によって処理させる。ラジオ周波数は、搬送波周波数(carrier frequency)とも呼ばれる。UEにおいて、処理された信号は、様々な技術によって端末のスピーカを通じて出力される可聴又は可読情報への変換などで処理されることができる。
【0064】
本発明の幾つかのシナリオにおいて、本発明に記載の機能、手順及び/又は方法は、プロセシングチップによって行われることができる。プロセシングチップは、システムオンチップ(System on Chip:SoC)であってもよい。プロセシングチップは、プロセッサ1111又は1211及びメモリ1112又は1212を含み、通信装置1100又は1200に実装、設置又は接続されることができる。プロセシングチップは、ここに記述された方法及び/又は過程のうちいずれか1つを実行又は制御して、及び/又はその方法及び/又は過程がプロセシングチップが実装、設置又は接続される通信装置によって行われるように構成できる。プロセシングチップのメモリ1112又は1212は、プロセッサによって実行するとき、本発明において論議される機能、方法又は過程のうち一部又は全部をプロセッサに行わせる命令を含むソフトウェアコードを格納するように構成できる。プロセシングチップのメモリ1112又は1212は、プロセシングチップのプロセッサが生成した情報又はデータ、又はプロセシングチップのプロセッサが復旧又は取得した情報を格納したりバッファリングすることができる。この情報又はデータの送信又は受信を伴う1つ以上の過程は、プロセシングチップのプロセッサ1111又は1121によって、又はプロセシングチップのプロセッサ1111又は1121の制御下に行われることができる。例えば、プロセシングチップに機能的に接続又はカップリングされた送受信器1113又は1213は、プロセシングチップのプロセッサ1111又は1121の制御下、情報又はデータを含む信号を送信又は受信することができる。
【0065】
無線通信装置(例えば、BS又はUE)である通信装置に対して、上述した通信装置は、単一アンテナ又は多重アンテナを含むか備えることができる。アンテナは、他の無線通信装置へ/から無線信号を送信及び/又は受信するように構成できる。
【0066】
UEである通信装置に対して、上述した通信装置は、電力管理モジュール、アンテナ、バッテリー、ディスプレイ、キーパッド、グローバル位置システム(Global Positioning System:PS)チップ、センサ、メモリ装置、加入者識別モジュール(Subscriber Identification Module:SIM)カード(これは、選択的)、スピーカ及び/又はマイクをさらに含むか備えることができる。UEは、単一アンテナ又は多重アンテナを含むか備えることができる。ユーザは、様々な種類の情報(例えば、電話番号のような命令情報)をキーパッドのボタンを押したり、マイクを用いたボイス活性化(voice activation)のような様々な技術を用いて入力することができる。UEのプロセッサは、ユーザの情報を受信して処理し、電話番号のダイアリングのような適宜な機能を行う。幾つかのシナリオにおいて、上述した機能を行うために、データ(例えば、動作データ)をSIMカードやメモリ装置から読み込むことができる(retrieve)。幾つかのシナリオにおいて、UEのプロセッサは、カーナビゲーション、マップサービスなどのようにUEの位置に関連する機能を行うために、GPSチップからGPS情報を受信して処理することができる。幾つかのシナリオにおいて、プロセッサは、ユーザの参照及び便宜性のために、これらの様々な種類の情報及びデータをディスプレイ上にディプレイすることができる。幾つかの実施において、センサは、UEのプロセッサに接続されることができる。センサは、速度、加速度、光、振動、近接性、位置、イメージなどを含むが、これに限定されない様々な種類の情報が検出できるように構成された1つ以上のセンシング装置を含むことができる。UEのプロセッサは、このセンサから取得したセンサ情報を受信して処理することができ、衝突回避、自律走行などのような様々な種類の機能を行うことができる。様々な構成要素(例えば、カメラ、汎用直列バス(universal Serial Bus:USB)ポートなど)がUEにさらに含まれてもよい。例えば、カメラがUEのプロセッサにさらに接続されてもよく、自律走行、車両安全サービスなどのような様々なサービスのために用いられてもよい。幾つかのシナリオにおいて、一部の構成要素、例えば、キーパッド、GPSチップ、センサ、スピーカ及び/又はマイクは、UEにおいて具現されなくてもよい。
【0067】
図7は、従来のBWP(Bandwidth Part)動作の一例を示す図である。
【0068】
帯域幅適応技術(Bandwidth Adaptation(BA))において、UEの送受信帯域幅は、セルの帯域幅と同一である必要がなく、以下のように調整できる:幅の変更を(例えば、省電力のために、低活性期間には低減するように)指示してもよい;(例えば、スケジューリング柔軟性を増加させるために)周波数ドメインにおいて位置を移動させてもよい;及び(例えば、互いに異なるサービスを許容するために)サブキャリアスペーシング(subcarrier spacing)の変更を指示してもよい。1つのセルの総セル帯域幅のサブセットを帯域幅部分(Bandwidth Part:BW)といい、UEにBWを設定して、設定されたBWPのうちいずれのBWが現在に活性化されているかをUEに知らせることでBAを具現する。
【0069】
PCellにおいてBAができるように、gNBはUEにUL及びDL BWPを設定する。CAの場合、SCellにおいてBAができるように、gNBはUEに少なくともDL BWPを設定する(ULにはBWPがないこともある)。PCellに対して、初期BWPは、初期接続のために用いられるBWPである。SCellに対して、初期BWPとは、SCell活性化においてUEが最初に動作するときに用いるように設定されたBWPである。
【0070】
ペアリングされたスペクトルにおいて、DL及びULはBWPを独立的に切り替えることができる。ペアリングされていないスペクトルにおいては、DL及びULはBWPを同時に切り替えることができる。設定されたBWP間の切り替えは、DCIや非活性化タイマーによって発生し得る。サービングセルに非活性化タイマーを設定する場合、セルに関連する非活性化タイマーが満了される時、活性BWPがネットワークで設定した既存(デフォルト)BWPに切り替えられる。
【0071】
BAを設定するとき、合理的なUEバッテリー消耗のために、各UL搬送波のためのただ1つのUL BWPと1つのDL BWP、又はただ1つのDL/UL BWPペアのみがいずれかの一時点に活性サービングセルで活性化されることができ、UEに構成されたその他のBWPは、いずれも非活性化される。UEは、非活性BWPではPDCCHをモニタリングせず、PUCCH、PRACH及びUL−SCHにおける送信も行わない。
【0072】
BAが設定される場合、UEは上述した1つの活性BWPでPDCCHをモニタリングすればよい。即ち、UEは、セルのDL周波数全体においてPDCCHをモニタリングする必要がない。(上述したDRX非活性タイマーとは独立的な)BWP非活性タイマーは、活性BWPから基本BWPへの切り替えのために用いられる:PDCCHのデコーディングが成功であれば、タイマーは再開され、タイマーが満了すると、基本BWPへの切り替えが発生する。
【0073】
今までの合議によれば、DL/UL BWPは、以下のように定義できる:
【0074】
− 初期活性DL/UL BWP:これはRRC接続中又はRRC接続設定後、UEにBWPが明示的に(再)設定されるまで有効である。UEがRRC接続設定を完了した後に限って、最初のRRC接続再設定(RRC Connection reconfiguration)を受信することができるため、BWP切り替えは、RRC接続設定のためのRA過程中には起こらないと理解できる。
【0075】
− 基本DL/UL BWP:Pcellにおいて、基本DL BWP(又はDL/UL BWPペア)は、UEに設定/再設定されることができる。基本DL BWPが設定されない場合、初期活性DL BWPが基本DL BWPとなる。Scellにおいて、基本DL BWP(又はDL/UL BWPペア)は、タイマー満了時に用いられる基本DL BWP(又はDL/UL BWPペア)と共に、タイマーベース活性DL BWP(又はDL/UL BWPペア)の切り替えのためのタイマーをUEに設定することができる。Scellのための基本DL BWPは、上述した最初活性DL BWPとは異なってもよい。
【0076】
− 基本DL/UL BWPではない活性DL/UL BWP:単一又は多重DL BWPとUL BWP(又はDL/UL BWPペア)は、シグナリングによって半−静的にUEに設定されることができる。UEは、設定されたBWPセットのうち少なくとも1つのDL BWPと1つのUL BWPが与えられた時点に活性化されると期待する。関連ニューマロロジー(numerology)を用いる活性DL/UL BWP内で受信/送信を行うとUEは仮定する。
【0077】
− DL/UL BWPペア:ペアリングされていないスペクトルにおいて、UEに対するUE−固有のサービングセルのそれぞれに対して、DL/UL BWPペアのDL BWPとUL BWPは同一の中心周波数を共有するものの、互いに異なる帯域幅を有してもよいというRel−15の制限下、UEにDL BWPとUL BWPをペアとして共に設定する。ペアリングされるスペクトルにおいて、UEに対するUE−固有のサービングセルのそれぞれに対して、Rel−15ではDL BWPとUL BWPは別々に、また独立的に設定される。今まで、ペアリングされたDL/UL BWPは、セル−共通に設定されるか、又はUE−特定に設定されるかについて何ら論議されていない。上述した合議に基づけば、ペアリングされていないスペクトルに対しては、UE−特定の方式でDL BWPとUL BWPがペアとして共に設定できるようにみえる。
【0078】
DL BWPとUL BWPの活性化/非活性化は、専用RRCシグナリング、DCI又はタイマーによって行われる。タイマーに基づいた切り替えは、基本DL BWPに対するフォールバックメカニズムを支援するためである。この場合、基本DL BWPではないDL BWPに切り替えられる場合、UEはタイマーを開始して、UEの活性DL BWPにあるPDSCHをスケジューリングするDCIを成功裏にデコードした場合、タイマーを初期値として再開する。また、UEはBWP非活性タイマーが満了する場合、自身の活性DL BWPを基本DL BWPに切り替える。活性DL/UL BWPがペアリングされた場合、UEは切り替え条件が満たされる場合、基本DL/UL BWPに切り替える。
【0079】
より広い帯域幅動作において、準−持続的スケジューリング(SPS)は、端末に構成されてもよい。今までの合議によれば、DL BWP(Bandwidth Part)は、下りリンク制御情報(DCI)を介した下りリンク(DL)又は上りリンク(UL)スケジューリングによるか、又は該当DL BWPに関連するBWP非活動タイマー(BWP inactivity timer)満了によって切り替えられる。現在のSPS手順に従うと、上位層であるRRC(Radio Resource Control)によって設定されたSPSが活性化される場合、端末は、別途の明示的なDL/ULスケジューリング割り当てなく、周期的にDL dataを受信したり、UL dataを送信するとき、設定されたSPSリソースを用いることができる。MACエンティティがUL送信SPSリソースをスキップするように設定された場合、MAC SDUのないMAC PDUを有する周期的BSR(Buffer Status Reporting)又はフェーディングBSRを有するMAC CEのみを含む場合、端末は、設定されたSPSリソースを用いない。この条件下、上りリンクリソース又は下りリンクリソースを用いて、送信又は受信するMAC PDUがない場合、設定されたDL/UL SPSリソースも実際に用いられない。
【0080】
一方、今までの合議によれば、端末は、その活性化されたDL BWP(又はその活性化されたDL−UL BWPペア)内のPDSCHのスケジューリングのためのDCIを成功裏にデコードするときに限って、その活性化DL BWPに関連するBWP非活性化タイマーを初期値として再開する。端末は、DCIを介したDL/ULスケジューリング情報の明示的な受信なく、設定されたDL/UL SPSリソースを用いてMAC PDUを受信又は送信することができるものの、BWP非活性タイマーは再開しない。
【0081】
図7を参照すると、基本(default)BWPではないBWP1が活性化状態になる場合、該BWP1と連係されたBWP非活性タイマーが開始される。BWP1においてSPSリソース構成が活性化される場合、端末は該設定されたSPSリソースを用いてデータを送信又は受信する。問題は、A地点である。現在の規格によれば、BWP非活性タイマーが満了すると、BWP1は基本BWPへ切り替えられなければならない。しかし、SPSを用いて受信すべき下りリンクデータがある場合、基地局が基本BWPに切り替えられる時点が分からないため、下りリンクデータの損失が不可避的である。
【0082】
よって、BWP非活性化タイマーの動作は、SPS動作を考慮して再定義される必要がある。
【0083】
図8は、本発明の実施例による無線通信システムにおいて端末によってBWP動作を処理する方法に関する概念図である。
【0085】
本発明は、BWP動作においてSPSリソースを考慮して、DL BWPに関連するタイマーを再開することを提案する。よって、タイマーを再開するもう1つの条件として、DL SPSリソースがあるとき、又はDL SPSリソースがあり、且つUEがDL SPSリソースでMAC PDUを受信するとき、UEがタイマーを再開することが考えられる。
【0086】
ここで、タイマーは、BWPタイマー又はBWP非活性タイマーとも呼ばれる。該タイマーは、基本/初期DL BWPではない他のDL BWPに関連する。該タイマーは、セルのBWPごとに設定されてもよく、BWPが活性化されると開始することができる。DL BWPに関連するタイマーが動作する間に、UEはDL BWPが活性化されていると仮定する。
【0087】
UEは、RRCメッセージを通じてネットワークからDL/UL SPS設定情報を受信する(S801)。DL/UL SPS設定情報は、DL/UL SPSリソース区間、DL/UL HARQプロセスの数などから少なくとも1つを含む。DL/UL SPS設定情報は、セルごとに又はBWPごとに提供される。
【0088】
下りリンクにおいて、ネットワークは、PDCCH上C−RNTIを通じてUEにリソースを動的に割り当てることができる。UEは、下りリンク受信が可能な時(設定時に、DRXによって制御される活動)、あり得る割り当てを検出するために、常にPDCCHをモニタリングする。CAが設定される場合、同一のC−RNTIが全てのサービングセルに適用される。
【0089】
ネットワークは、1つのUEに現在進行中のPDSCH送信より、他のUEに対する遅延に敏感な送信を優先してもよい。ネットワークは、UEがPDCCH上でINT−RNTIを用いて中止された送信指示(interrupted transmission indication)をモニタリングするように設定することができる。UEが中止された送信指示を受信する場合、この指示に含まれたリソース要素のうち一部がUEに既にスケジューリングされたとしても、該リソース要素にはUEにとって有用な情報が載せられていないと仮定する。
【0090】
また、ネットワークは、準−持続的スケジューリング(Semi−Persistent Scheduling:SPS)を通じてUEに初期HARQ送信のための下りリンクリソースを割り当てることができる。RRCは、設定された下りリンク割り当ての周期を定義して、一方、CS−RNTIで指定されたPDCCH(PDCCH addressed to CS−RNTI)は、設定された下りリンク割り当てをシグナリングして活性化するか、又は非活性化する。即ち、CS−RNTIで指定されたPDCCHは、下りリンク割り当てが非活性化されるまでRRCによって定義された周期に従って暗示的に再使用できることを指示する。
【0091】
上りリンクにおいて、ネットワークは、PDCCH上のC−RNTIを通じてUEに動的にリソースを割り当てる。UEは、下りリンク受信が可能な時(設定時に、DRXによって制御される活動)、上りリンク送信に対して、あり得るグラントを検出するために、常にPDCCHをモニタリングする。CAが設定される場合、同一のC−RNTIが全てのサービングセルに適用される。
【0092】
また、ネットワークは、設定されたグラントを通じてUEに最初HARQ送信のための上りリンクリソースを割り当てることができる。2つ種類の設定された上りリンクグラントが定義される。
【0093】
Type 1を用いて、RRCは、(周期を含む)設定された上りリンクグラントを直接に提供する。また、Type 2を用いて、RRCは、設定された上りリンクグラントの周期を定義して、一方、CS−RNTIで指定されたPDCCHは、設定された上りリンクグラントをシグナリングして活性化又は非活性化する。即ち、CS−RNTIで指定されたPDCCHは、上りリンクグラントが非活性化されるまでRRCによって定義された周期に従って暗示的に再使用できることを指示する。
【0094】
設定された上りリンクグラントが活性であるとき、UEがPDCCH上で自身のC−RNTI/CS−RNTIが検出できない場合、設定された上りリンクグラントに従って上りリンク送信を行うことができる。そうではなく、UEがPDCCH上で自身のC−RNTI/CS−RNTIが検出できた場合、設定された上りリンクグラントは無視して、PDCCH割り当てに従う。繰り返しではない再送信は、PDCCHを通じて明示的に割り当てられる。
【0095】
ここで、SPS設定とは、RRCエンティティがSPS設定を確立した場合、MACエンティティがRRCシグナリングからDL又はUL SPS設定情報を受信することを意味する。SPS動作は、MACエンティティで活性化されない。或いは、SPS設定とは、SPS非活性化を指示するPDCCHが受信された場合、MACエンティティがSPS動作を非活性化することを意味する。RRCエンティティでは、SPS動作が解除されない。この状況下、MACエンティティは「DL又はUL設定」が存在するとみなす。
【0096】
ここで、SPS活性化を指示するPDCCHを受信した場合、MACエンティティは、SPS動作を活性化する。DL SPSリソースに対して、UEはDL SPSリソース上でMAC PDUを受信することができる。UL SPSリソースに対して、UEはUL SPSリソース上でMAC PDUを送信することができる。この状況下、MACは周期的に「DL又はUL設定」が存在するとみなす。
【0097】
UEは、ネットワークからRRCメッセージを通じてBWP設定情報を受信する(S803)。BWP設定情報は、DL/UL搬送波周波数、DL/UL帯域幅、BWP非活性化タイマーなどから少なくとも1つを含む。多重BWPは、セルごとに設定されてもよい。BWP非活性化タイマーは、BWPごとに設定されてもよい。
【0098】
BWP設定に対して、単一又は多重BWPがRRCシグナリングを通じてUEに設定されることができる。ペアリングされていないスペクトルに対して、DL BWPとUL BWPがペアとして共に設定されてもよい。或いは、ペアリングされたスペクトルに対して、DL BWPとUL BWPが別々に設定されてもよい。設定されたBWPセットのうちセルの少なくとも1つのDL BWPと1つのUL BWPは、与えられた時点の間に活性化されることができる。
【0099】
UEは、ネットワークからBWP活性化情報を受信する。BWP活性化情報は、UEがいずれのBWPを活性化するかを指示する。UEがネットワークからBWP活性化情報を受信した場合、UEは指示されたBWPを活性化して、指示されたBWPに関連する該当タイマーを開始する(S805)。タイマーが動作する間に、UEは該当BWPが活性化されるとみなし、BWPへ/からMAC PDUを送信/受信することができる。
【0100】
UEは、活性化されたBWPにおいてSPS−C−RNTI(又は、CS−RNTI)で指定されたPDCCHをモニタリングする(S807)。
【0101】
UEがSPS−C−RNTI(又は、CS−RNTI)で指定されたPDCCHを受信して、PDCCHがSPS活性化を指示する場合、UEは受信されたSPS設定情報を用いてSPSリソースセットを構成する。SPSリソースセットは、時間ドメインにおいて周期的な1つ以上のSPSリソースを含む。ここで、DL SPSリソースは、DL BWP上で設定され、UL SPSリソースは、DL BWPに関連するUL BWP上で設定される。
【0102】
UEは、以下のような時点にタイマーを再開する(S809)。
【0103】
第一、UEは、UL SPSリソースが存在するか、DL SPSリソースが存在するとき点にタイマーを再開する。この場合、SPSリソースが存在するとき点は、SPSリソースのあるTTIの時間値で定義されてもよい。
【0104】
第ニ、UEは、UL SPSリソースが存在して、UL SPSリソース上でMAC PDUを送信するとき点にタイマーを再開する。この場合、MAC SDUを含まないMAC PDUは、タイマーの再開をトリガすることができない。
【0105】
UL SPSリソースが存在して、UEがUL SPSリソース上でMAC PDUを送信するとき点は、UL MAC PDUを有するTTIの時間値、又はSPS PUSCHリソース上でUL MAC PDUが送信/コードされる開始時点、又はSPS PUSCHリソース上でUL MAC PDUが送信コードされる終了時点で定義されてもよい。
【0106】
第三、UEは、DL SPSリソースが存在して、DL SPSリソース上でMAC PDUを受信するとき点にタイマーを再開する。
【0107】
DL SPSリソースが存在して、UEがDL SPSリソース上でMAC PDUを受信するとき点は、DL MAC PDUを有するTTIの時間値、又はSPS PUSCHリソース上でDL MAC PDUが送信/コードされる開始時点、又はSPS PUSCHリソース上でDL MAC PDUが送信/コードされる終了時点で定義されてもよい。
【0108】
TTIの時間値は、サブフレーム/スロット/シンボル単位に基づき、これはニューマロロジーによって異なり得る。
【0109】
ここで、MAC PDUは、少なくとも1つのMAC SDU、MAC CE又はMACヘッダを含むことができる。
【0110】
好ましくは、ULデータがUL SPSリソース上送信されないか、DLデータがDL SPSリソース上で受信されないとき、DL BWPに関連するタイマーは再開されない。
【0111】
タイマーが満了するとき、UEは、活性BWPを基本BWP又は初期BWPに切り替える(S811)。これは、UEが該当DL BWPを非活性化して、他のBWP(即ち、基本BWP又は初期BWP)を活性化できることを意味する(S811)。
【0112】
上述した提案方法は、
図6に示されたように、端末(UE)によって行われるが、端末は同一の動作を行ういずれの機器でも関係ない。
【0113】
図6に示されたように、UE1100又は1200は、プロセッサ1111又は1211、メモリ1112又は1212及びRFモジュール(送受信器)1113又は1213を備えてもよい。プロセッサ1111又は1211は、送受信器1113又は1213と電気的に接続され、これを制御する。
【0114】
具体的に、
図6はUEを示すが、UEは、機能的にメモリ1112又は1212と接続され、UEがサービングセルのための活性BWPをDL BWPに切り替える時、DL BWPに関連するタイマーを開始して、送受信器1113又は1213を通じてUL SPSリソースのうち1つでULデータを送信するか、DL SPSリソースのうち1つでDLデータを受信して、送受信器1113又は1213によってUL SPSリソース上でULデータが送信されるか、DL SPSリソース上でDLデータが受信されるとき、DL BWPに関連するタイマーを再開するように構成されるプロセッサ1111又は1211を備える。
【0115】
上述した提案方法は、プロセシングチップによって行われてもよい。SoCの場合、プロセシングチップは、プロセッサ1111又は1211とメモリ1112又は1212とを含むことができ、通信装置1100又は1200に実装、設置又は接続されることができる。
【0116】
プロセシングチップは、UEがサービングセルのための活性BWPをDL BWPに切り替えると、DL BWPに関連するタイマーを開始して、送信器又は受信器を通じてUL SPSリソースのうち1つでULデータを送信するか、DL SPSリソースのうち1つでDLデータを受信して、またUL SPSリソース上でULデータを送信するか、DL SPSリソース上でDLデータを受信する場合、DL BWPに関連するタイマーを再開するように構成できる。
【0117】
プロセシングチップのメモリ1112又は1212は、プロセッサによって行われるとき、プロセッサが本発明で論議された機能、方法又は過程のうち一部又は全部を行うようにする命令語を含むソフトウェアコードを格納するように構成できる。
【0118】
プロセシングチップに機能的に接続されるかカップリングされた送受信器1113又は1213は、プロセシングチップのプロセッサ1111又は1211の制御下に、UL SPSリソースのうち1つでULデータを送信するか、DL SPSリソースのうち1つでDLデータを受信することができる。
【0119】
具体的に、
図6は、UEを示すが、UEは、機能的にメモリに接続され、UEがサービングセルのための活性BWPをDL BWPに切り替えるとき、DL BWPに関連するタイマーを開始して、送信器又は受信器を通じてUL SPSリソースのうち1つでULデータを送信するか、DL SPSリソースのうち1つでDLデータを受信して、また送信器又は受信器135を通じてUL SPSリソース上でULデータが送信されるか、DL SPSリソース上でDLデータが受信されるとき、DL BWPに関連するタイマーを再開するように構成されるプロセッサ110を備える。
【0120】
図9及び
図10は、本発明の実施例による無線通信システムにおいて、BWP動作を処理する方法の一例を示す図である。
【0121】
次は、本発明の実施例によるUEが行う方法の一例を説明する。この例示では、以下の事項が前提となる。第一、1つのセルには1つのBWPのみが活性状態となることを前提とする。第ニ、BWPが活性化状態である間に、活性BWPのタイマーは動作される。第三、DL又はUL SPS構成は活性BWPに構成される。第四、SPS動作は一応非活性化状態で始まる。
【0122】
ここで、タイマーは、BWP非活性タイマーであってもよい。
【0123】
図9は、DL/UL SPSリソースのある時点にBWPのタイマーを再開する場合の一例である。
【0124】
端末が活性化BWPをBWP1に切り替える場合、BWP1に対するタイマーを開始する(S901)。
【0125】
端末がBWP1でSPS活性化指示を受信する場合、端末はBWP1に構成されたSPSリソースを活性化する(S903)。
【0126】
DL/UL SPSリソースがある場合、端末はその設定されたDL/UL SPSリソースにおいてMAC PDUを受信又は送信することができる。
【0127】
この場合、端末は、DL/UL SPSリソースを用いてデータを受信又は送信することとは関係なく、DL/UL SPSリソースを有するTTIにおいてBWP1のタイマーを再開する。
【0128】
即ち、端末は、DL/UL SPSリソースにおいて、MAC PDUを受信又は送信するTTIにおいてBWP1のタイマーを再開することができる(S905)。さらに、端末は、スキップ(skip)されたDL/UL SPSリソースを有するTTIにおいてBWP1のタイマーを再開することができる(S907)。
【0129】
スキップされたDL SPSリソースに対して、ネットワークが設定されたDL SPSリソースをスキップする場合、UEは、設定されたDL SPSリソースにおいてMAC PDUを受信せず、スキップされたUL SPSリソースに対して、MACがskipUplinkTxSPSを有する設定されたUL SPSリソースをスキップするように構成され、ULデータが存在しない時、UEは、設定されたUL SPSリソースにおいてMAC PDUを送信しない。また、NRでは、最初のHARQ送信のための準−持続的上りリンクリソースをUEに周期的に割り当てることができるが、UEが送信するデータを有していない場合、UEはそのリソースを無視する。即ち、NRでは、設定されたグラント(CG)の周期性とは関係なく、CGをスキップすることが必須である。この状況下、MACは「スキップされたDL又はUL SPSリソース」が存在できるとみなす。
【0130】
タイマーが満了する場合、端末は、活性BWPをBWP1から基本BWPに切り替える(S909)。
【0131】
図10は、DL/UL SPSリソースがあり、端末がDL/UL SPSリソースでMAC PDUを受信又は送信するとき、BWPのタイマーを再開する場合の一例である。
【0132】
端末が活性化BWPをBWP1に切り替える場合、BWP1に対するタイマーを開始する(S1001)。
【0133】
端末がBWP1でSPS活性化指示を受信する場合、端末はBWP1に構成されたSPSリソースを活性化する(S1003)。
【0134】
端末がBWP1のDL/UL SPSリソースにおいてMAC PDUを受信するのか、送信されるのかを判断する。
【0135】
DL/UL SPSリソースにおいてMAC PDUを受信又は送信する場合、MAC PDUを受信又は送信するTTIにおいて、BWP1のタイマーを再開する(S1005)。DL/UL SPSリソースにおいてMAC PDUの受信又は送信がない場合、端末はBWP1のタイマーを再開しない(S1007)。
【0136】
BWP1においてSPS非活性指示子が受信される場合、端末は該BWP1に設定されたSPSリソースを非活性するが、依然としてBWP1のタイマーは動作する(S1009)。
【0137】
タイマーが満了すると、端末は活性BWPをBWP1から基本BWPに切り替える(S1011)。
【0138】
本発明は、BWP非活性タイマーの再開のための新たな条件に関する。即ち、現在の規格によれば、端末は、活性DL BWPにおけるPDSCHをスケジューリングするために、DCIを成功裏にデコードするときに限ってBWP非活性タイマーを初期値として再開する。即ち、端末は、基本BWPではない活性BWPにおいてDCIなく用いられるSPSリソースを考慮して、BWP非活性タイマーを再開しない。そこで、DL SPSリソースがあるか、DL SPSリソースにおいてMAC PDUを受信したとき、端末がBWP非活性タイマーを再開することを考慮する。DL SPSスキップ(skipping)を考慮する場合、DL SPSリソースにおいてMAC PDUを受信したとき、BWP非活性タイマーを開始した方がより好ましいと考えられる。
【0139】
結果として、我々は端末が活性DL BWPに対するDL SPSリソースにおいてMAC PDUを受信したとき、その活性DL BWPに関連するタイマーを再開することを提案する。
【0140】
図11は、本発明の実施例による無線通信システムにおいて、基地局によってBWP動作を処理する方法に関する概念図である。
【0141】
本実施例は、ネットワーク装置の観点から説明する。ネットワーク装置は、eNBやgNBを意味する。
【0142】
ネットワーク装置は、RRCメッセージを通じてUEにDL/UL SPS設定情報を送信する(S1101)。DL/UL SPS設定情報は、DL/UL SPSリソース区間、DL/UL HARQプロセスの数などから少なくとも1つを含む。DL/UL SPS設定情報は、セルごとに又はBWPごとに提供される。
【0143】
ネットワーク装置は、RRCメッセージを通じてBWP設定情報をUEに送信する(S1103)。BWP設定情報は、DL/UL搬送波周波数、DL/UL帯域幅、BWP非活性化タイマーなどから少なくとも1つを含む。多重BWPは、セルごとに設定される。BWP非活性化タイマーは、BWPごとに設定される。
【0144】
BWP設定に対して、単一又は多重BWPをRRCシグナリングを通じてUEに設定することができる。ペアリングされていないスペクトルに対して、DL BWPとUL BWPはペアとして共に設定されてもよく、又はペアリングされたスペクトルに対して、DL BWPとUL BWPは別々に設定されてもよい。設定されたBWPのうちセルの少なくとも1つのDL BWPと1つのUL BWPは、与えられた時間の間に活性化される。
【0145】
ネットワーク装置は、BWP活性化情報をUEに送信する。BWP活性化情報は、UEがいずれのBWPを活性化するかを指示する。ネットワーク装置がUEにBWP活性化情報を送信すると、UEは指示されたBWPを活性化して、該当タイマーを開始する(S1105)。タイマーが動作する間に、ネットワーク装置は、該当BWPが活性化されるとみなし、ネットワークはBWPへ/からMAC PDUを送信/受信することができる。
【0146】
ネットワーク装置は、活性化されたBWP上でSPS−C−RNTI(又は、CS−RNTI)で指定されたPDCCHを送信して、これがSPS活性化を指示すると、UEは受信されたSPS設定情報を用いてSPSリソースセットを構成する(S1107)。SPSリソースセットは、時間ドメインにおいて周期的な1つ以上のSPSリソースを含む。ここで、DL SPSリソースは、DL BWP上で設定され、UL SPSリソースはDL BWPに関連するUL BWP上で設定される。
【0147】
ネットワーク装置は、設定されたDL SPSリソースに基づくDLデータをUEに送信するか、設定されたUL SPSリソースに基づくULデータをUEから受信する(S1109)。
【0148】
ネットワークは、UL SPSリソースが存在するか、DL SPSリソースが存在するか、UL SPSリソースが存在して、ネットワーク装置がUL SPSリソース上でMAC PDUを受信するか、又はDL SPSリソースが存在して、ネットワーク装置がDL SPSリソース上でMAC PDUを送信するとき点にタイマーを再開する(S1111)。
【0149】
上述した提案方法は、
図6に示されたように、ネットワーク装置によって行われるが、ネットワーク装置は、同一の動作を行ういずれの機器でも関係ない。
【0150】
図6に示されたように、ネットワーク装置は、プロセッサ1111又は1211、メモリ1112又は1212及びRFモジュール(送受信器)1113又は1213を備えてもよい。プロセッサ1111又は1211は、送受信器1113又は1213と電気的に接続され、これを制御する。
【0151】
具体的に、
図6は、ネットワーク装置を示すが、ネットワーク装置は、機能的にRFモジュール(送受信器)1113又は1213に接続され、UEにDL/UL SPS設定情報を送信して、RRCメッセージを介してBWP設定情報をUEに送信して、UEにBWP活性化情報を送信して、SPS−C−RNTIで指定されたPDCCHを送信して、送受信器1113又は1213を介して、設定されたDL SPSリソースによるDLデータを送信するか、設定されたUL SPSリソースによるULデータを受信して、またネットワークが送受信器1113又は1213を介して、設定されたDL SPSリソースによるDLデータを送信するか、設定されたUL SPSリソースによるULデータを受信するとき点にタイマーを再開するように構成される、プロセッサ1111又は1211を備える。
【0152】
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素と特徴が所定の形態で結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されていない形態で実施されてもよい。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、又は、他の実施例の対応する構成又は特徴に置換されてもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新たな請求項として含めたりすることができるということは明らかである。
【0153】
前述した実施例は、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せのような様々な手段によって具現されてもよい。
【0154】
ハードウェアの設定において、本発明の実施例に係る方法は、1つ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現されてもよい。
【0155】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明された機能又は動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で具現されてもよい。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納され、プロセッサによって駆動され得る。前記メモリユニットは、前記プロセッサの内部又は外部に位置して、公知の様々な手段によって前記プロセッサとデータを交換することができる。
【0156】
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲内で他の特定の形態に具体化できるということは、当業者にとって自明である。したがって、前記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。