特許第6953669号(P6953669)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6953669
(24)【登録日】2021年10月4日
(45)【発行日】2021年10月27日
(54)【発明の名称】ベローズ拘束装置
(51)【国際特許分類】
   F16L 51/02 20060101AFI20211018BHJP
   F16L 27/12 20060101ALI20211018BHJP
【FI】
   F16L51/02
   F16L27/12 A
   F16L27/12 Z
【請求項の数】17
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2018-530083(P2018-530083)
(86)(22)【出願日】2016年10月31日
(65)【公表番号】特表2019-502068(P2019-502068A)
(43)【公表日】2019年1月24日
(86)【国際出願番号】US2016059682
(87)【国際公開番号】WO2017099903
(87)【国際公開日】20170615
【審査請求日】2019年10月23日
(31)【優先権主張番号】62/263,890
(32)【優先日】2015年12月7日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/082,317
(32)【優先日】2016年3月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510008743
【氏名又は名称】タロン・イノベーションズ・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】フリント、 アーロン
(72)【発明者】
【氏名】トムヘイブ、 ダスティン
【審査官】 岩瀬 昌治
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−077190(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0037764(US,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第2620686(EP,A1)
【文献】 特開2002−139187(JP,A)
【文献】 実開平06−076789(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 51/02
F16L 27/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベローズ拘束装置であって、
第1マウント及び前記第1マウントから延在する第1アームを有する第1ブラケットと、
第2マウント及び前記第2マウントから前記第1アームに隣接するように延在する第2アームを有する第2ブラケットであって、前記第2アームが第1貫通孔と第2貫通孔とを有する、第2ブラケットと、
前記第2アームの前記第1貫通孔を通って延在して前記第1アームに接続される第1締結具であって、前記第1貫通孔の断面積よりも小さい断面積を有して前記第1ブラケットを前記第2ブラケットに対して可動とする第1締結具と、
前記第2アームの前記第2貫通孔を通って延在して前記第1アームに接続される第2締結具であって、前記第2貫通孔の断面積よりも小さい断面積を有して前記第1ブラケットを前記第2ブラケットに対して可動とする第2締結具と、
を備え、
前記第1アームは前記第1マウントの軸線に沿って延在し、前記第2アームは前記第2マウントの軸線に沿って延在するとともに、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは第2アームの長さ方向に沿って配置されている
ベローズ拘束装置。
【請求項2】
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔の断面積は、円形であり、かつ前記第1締結具及び前記第2締結具の断面は円形である、請求項1に記載のベローズ拘束装置。
【請求項3】
前記第1締結具及び前記第2締結具の断面は、楕円形である、請求項1に記載のベローズ拘束装置。
【請求項4】
前記第1アームと前記第2アームの間には空隙が存在する、請求項1に記載のベローズ拘束装置。
【請求項5】
前記第1締結具は、前記第1締結具を前記第1アームに取り付けるための、前記第1アームのネジ部に対応するネジ部を有し、前記第2締結具は、前記第2締結具を前記第1アームに取り付けるための、前記第1アームのネジ部に対応するネジ部を有する、請求項1に記載のベローズ拘束装置。
【請求項6】
前記第1締結具は、前記第1締結具が前記第1貫通孔を通って引き込まれないためのヘッドを有し、前記第2締結具は、前記第2締結具が前記第2貫通孔を通って引き込まれないためのヘッドを有する、請求項1に記載のベローズ拘束装置。
【請求項7】
流体が貫通して流れるように構成された、中空内部流路を有するチューブと、
前記チューブに沿う伸縮継手と、
拘束装置と、
を備えるアセンブリであって、
前記拘束装置は、
前記チューブに取り付けられた雄型マウントと前記伸縮継手に隣接して延在する雄型アームとを有する雄型ブラケットと、
前記チューブに取り付けられた雌型マウントと前記伸縮継手と前記雄型アームに隣接して延在する雌型アームとを有するとともに、第1貫通孔と第2貫通孔とを有する、雌型ブラケットと、
前記雌型アームの前記第1貫通孔を通って延在しかつ前記雄型アームに固定され、前記伸縮継手の伸長、収縮及び角度偏倚を制限するように構成された第1スタンドオフと、
前記雌型アームの前記第2貫通孔を通って延在しかつ前記雄型アームに固定され、前記伸縮継手の伸長、収縮及び角度偏倚を制限するように構成された第2スタンドオフと、
を備え、
前記雄型アームは前記雄型マウントが装着されるチューブの軸線に沿って延在し、前記雌型アームは前記雌型マウントが装着されるチューブの軸線に沿って延在するとともに、
前記第1スタンドオフは、前記第1貫通孔の断面積よりも小さい断面積を有し、第2スタンドオフは、前記第2貫通孔の断面積よりも小さい断面積を有して、前記雌型アームを前記雄型アームに対して可動とし、且つ
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは、前記雌型アームの長さ方向に沿って配置されている
アセンブリ。
【請求項8】
前記中空内部流路は耐食性被覆で覆われている、請求項に記載のアセンブリ。
【請求項9】
前記雄型マウントは、環形状であって、前記伸縮継手の一端に隣接する第1地点で前記チューブを取り囲み、前記雌型マウントは、環形状であって、前記伸縮継手の他端に隣接する第2地点で前記チューブを取り囲む、請求項に記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記雄型アームは、前記伸縮継手の長さに類似した長さを持つ実質的に長方形であり、かつ前記雌型アームは、前記伸縮継手の長さに類似した長さを持つ実質的に長方形である、請求項に記載のアセンブリ。
【請求項11】
前記雄型ブラケットが前記雌型ブラケットから分離されることを防ぐために、前記第1スタンドオフは第1ヘッドを含み、かつ前記第2スタンドオフは第2ヘッドを含む、請求項に記載のアセンブリ。
【請求項12】
前記第1スタンドオフは円形断面を有し、かつ前記第2スタンドオフは円形断面を有する、請求項に記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記第1スタンドオフは楕円断面を有し、かつ前記第2スタンドオフは楕円断面を有する、請求項に記載のアセンブリ。
【請求項14】
前記雄型ブラケットと前記雌型ブラケットは、前記伸縮継手が自由状態にあるとき、前記雄型アームと前記雌型アームの間に空隙が存在するように構成されている、請求項に記載のアセンブリ。
【請求項15】
前記雄型アームは、前記第1スタンドオフのネジ部を収納するための、少なくとも1つのネジ穴を含み、前記第1スタンドオフが前記少なくとも1つのネジ穴から取り外し可能である、請求項に記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記チューブは油圧流体を搬送する、請求項に記載のアセンブリ。
【請求項17】
油圧流体流路に沿う連結部であって、
流体導管と、
前記流体導管の圧縮、伸長及び角度偏倚を可能とするように構成された、前記流体導管に沿うベローズと、
前記流体導管の圧縮、伸長及び角度偏倚を制限するように構成された、前記ベローズに隣接するベローズ拘束装置と、
を備える連結部であって、
前記ベローズ拘束装置は、
第1支持体であって、前記第1支持体を前記ベローズの第1端部に接続する第1ベローズ取付具と、前記ベローズに隣接する前記流体導管に沿って延在する第1伸長部とを有
する第1支持体と、
第2ベローズ取付具と、第2伸長部と、第1開口部と第2開口部とを有する第2支持体であって、前記第2ベローズ取付具が前記第2支持体を前記ベローズの第2側部に接続し、前記第2伸長部が前記ベローズに隣接し、かつ前記第1伸長部に隣接する前記流体導管に沿って延在する、第2支持体と、
第1シャフトと第1ヘッドとを有する第1スタンドオフであって、前記第1シャフトは前記第2伸長部の前記第1開口部を介して延在し、かつ前記第1開口部の断面積よりも小さい断面積を有する前記第1シャフトにより前記第1伸長部に接続される、第1スタンドオフと、
第2シャフトと第2ヘッドとを有する第2スタンドオフであって、前記第2シャフトは前記第2伸長部の前記第2開口部を介して延在し、かつ前記第2開口部の断面積よりも小さい断面積を有する前記第シャフトにより前記第1伸長部に接続される、第2スタンドオフと、
を備え
前記第1開口部と前記第2開口部とは夫々前記第2支持体の長手方向に沿って配置されている、連結部。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2015年12月7日出願の「油圧システムベローズ拘束装置」と題する米国仮特許出願第62/263,890号の優先権を主張し、その開示はその全体が参照により組み込まれる。本出願はまた、2016年3月28日出願の「ベローズ拘束装置」と題する米国特許出願第15/082,317号の優先権を主張し、その開示はその全体が参照により組み込まれる。
【0002】
本開示は油圧システムに使用されるベローズに関し、より具体的には油圧流体導管に沿って、ベローズと共に使用されるベローズ拘束装置に関する。
【背景技術】
【0003】
油圧導管に沿う伸縮継手としても知られるベローズは、剛体の油圧導管の損傷なしに油圧導管を伸長、圧縮及び偏倚させるために有用である。過度な伸長、過度な圧縮及び過度な偏倚による損傷を防止するために、ベローズの周りにベローズ拘束装置が設置されることがある。ベローズ拘束装置は通常ベローズを囲む円筒チューブとベローズの両側の平行ロッドを含んで、ベローズの過度の動きを防止する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらのベローズ拘束装置は大きな空間を占め、既にあるベローズに設置することは不可能な場合がある。むしろ、新規に構築するベローズ用に設計してそれに組み込むことが必要とされることがある。さらにこれらのベローズ拘束装置は、一旦ベローズを囲んで配置されると容易には調整できない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ベローズ拘束装置は、第1マウント及び第1マウントから延在する第1アームを有する第1ブラケットと、第2マウント及び第2マウントから第1アームに隣接するように延在する第2アームを有する第2ブラケットであってこの第2アームが少なくとも1つの貫通孔を有する第2ブラケットと、第1アームに接続するために第2アームの少なくとも1つの貫通孔を通って延在する第1締結具と、を含むことができる。第1締結具は、少なくとも1つの貫通孔の断面積よりも小さい断面積を有して第1ブラケットを第2ブラケットに対して可動とさせることができる。
【0006】
拘束装置付きの伸縮継手は、流体が貫通して流れるように構成された中空内部流路を有するチューブ;チューブに沿った伸縮継手;チューブに取り付けられた雄型マウントと伸縮継手に隣接して延在する雄型アームとを有する雄型ブラケット;チューブに取り付けられた雌型マウントと伸縮継手及び雄型アームに隣接して延在する雌型アームとを有し、雌型アームもまた少なくとも1つの貫通孔を有する雌型ブラケット;及び、雌型アームの少なくとも1つの貫通孔を通って延在し、かつ雄型アームに固定され、伸縮継手の伸長、収縮及び角度偏倚を制限するように構成されたた第1スタンドオフ、を備える。
【0007】
油圧流体流路に沿う連結部は、流体導管;流体導管の圧縮、伸長及び角度偏倚を可能とするように構成された流体導管に沿うベローズ;及び、流体導管の圧縮、伸長及び角度偏倚を制限するように構成された、ベローズに隣接するベローズ拘束装置、を備えることができる。ベローズ拘束装置は、第1支持体であって、第1支持体をベローズの第1端部に接続する第1ベローズ取付具及びベローズに隣接する流体導管に沿って延在する第1伸長部を有する第1支持体;第2ベローズ取付具、第2伸長部、第1開口部及び第2開口部を有する第2支持体であって、第2ベローズ取付具が第2支持体をベローズの第2側部に接続し、第2伸長部がベローズに隣接し、かつ第1伸長部に隣接する流体導管に沿って延在する、第2支持体;第1シャフトと第1ヘッドとを有する第1スタンドオフであって、第1シャフトは第2伸長部の第1開口部を介して延在し、かつ第1開口部の断面積よりも小さい断面積を有する第1シャフトにより第1伸長部に接続される、第1スタンドオフ;及び、第2シャフトと第2ヘッドとを有する第2スタンドオフであって、第2シャフトは第2伸長部の第2開口部を介して延在し、かつ第2開口部の断面積よりも小さい断面積を有する第1シャフトにより第1伸長部に接続される、第2スタンドオフ、を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】油圧システムの一部の斜視図である。
図2A】自由状態におけるベローズ拘束装置の斜視図である。
図2B図2Aのベローズ拘束装置の部分断面平面図である。
図2C図2Aのベローズ拘束装置の部分断面斜視図である。
図3A】伸長状態におけるベローズ拘束装置の側立面図である。
図3B】圧縮状態におけるベローズ拘束装置の側立面図である。
図3C】第1偏倚状態におけるベローズ拘束装置の側立面図である。
図3D】第2偏倚状態におけるベローズ拘束装置の部分断面平面図である。
図4】ベローズ拘束装置の雄型ブラケットの断面立面図である。
図5】ベローズ拘束装置の雌型ブラケットの断面立面図である。
図6】ベローズ拘束装置のスタンドオフの立面斜視図である。
図7】ベローズ拘束装置に利用されるスタンドオフの別の実施形態の、第1偏倚状態における側立面図である。
図8】ベローズ拘束装置に利用されるスタンドオフの第3の実施形態の、第1偏倚状態における側立面図である。
図9】ベローズ拘束装置の第4の実施形態の、自由状態における斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
上記の図は本開示の実施形態を説明するが、議論に記載するように他の実施形態も考えられる。すべての場合においてこの開示では本発明を限定ではなく代表として提示する。当業者により他の数多くの修正及び実施形態が考案可能であり、それらは本発明の原理の範囲と精神に含まれることを理解されたい。図面は縮尺通りではない場合があり、また本発明の適用及び実施形態には図面に具体的に示されていない特徴及び構成要素が含まれ得る。
【0010】
本明細書において、ベローズと共に使用されるベローズ拘束装置が開示される。これは、ベローズの対向する両端から互いに向かって延在し、ベローズの伸長、圧縮及び角度偏倚を制限する雄型ブラケットと雌型ブラケットを含む。ベローズは、油圧システムなどにおける流体を搬送するチューブ又は別の流体導管に沿って存在することができる。雄型ブラケットはベローズの近くでチューブに取り付けられたマウントと、ベローズに隣接して延在するアームとを有する。雌型ブラケットもまた、ベローズの反対の端でチューブに取り付けられたマウントと、ベローズに隣接して延在するアームとを有し、このアームは雄型ブラケットのアームにも隣接するようになっている。ベローズ拘束装置には、雌型ブラケットのアームの対応する貫通孔を通って、対応する接続点において雄型ブラケットのアームに接続される、少なくとも1つのスタンドオフが含まれる。スタンドオフと貫通孔は、スタンドオフが雌型ブラケットのアーム(貫通孔の側面)に接触してベローズのそれ以上の動きを防止するまでは、ベローズの特定の量の伸長、圧縮、角度偏倚を許容するような寸法となっている。
【0011】
開示されるベローズ拘束装置には多くの利点がある。ベローズ拘束装置は、ベローズ及びチューブが耐食性被膜で覆われている場合でも使用可能である。被覆を使用すれば、ベローズは被覆にクラックが生じない特定の量でしか、伸長、圧縮、偏倚することができない。したがって、ベローズの動きを制限することによりベローズ拘束装置が被覆への損傷を防止する。ベローズ拘束装置は、過度の伸長、過度の圧縮及び過度の偏倚によってベローズが受ける損傷を防止することにより、ベローズの寿命を延ばさせる。ベローズ拘束装置は、ベローズを特定の量に抑制するように構成可能である。例えば、1つのベローズ拘束装置では、全方向に5%の動きを許容するように設計可能であり、別のベローズ拘束装置では、10%の角度偏倚と7%の伸長、圧縮を許容するように設計可能である。ベローズ拘束装置は単純なものであり、(雄型ブラケットのマウントと雌型ブラケットのマウントの)2つのみの取付ポイントを必要とし、構成要素点数も限られている。上記のように、ベローズ拘束装置は、スタンドオフを、より大きい又はより小さい直径、楕円、長方形、三角形又は別の形状などの非円形断面、あるいはより長いまたより短い長さ、を有する別のスタンドオフと入れ替えることによって、より大きな又はより小さな拘束となるように容易に調節可能である。さらに、雌型ブラケットは、貫通孔寸法の異なるアームを有する別の雌型ブラケットに取り替えることによって、貫通孔内でのスタンドオフの動きをより大きく又はより小さく許容するようにできる。別の利点は、本ベローズ拘束装置は従来技術のベローズ拘束装置よりも寸法が小さいことである。従来技術のベローズ拘束装置は、ベローズを囲む円筒チューブと、ベローズの両側で平行に動くロッドを有してベローズの大きな動きを防止するのに対し、本開示のベローズ拘束装置は、雄型ブラケットのアームと雌型ブラケットのアームがベローズの片側に延在するだけでベローズの全方向への動きを拘束する。そして最後に、本ベローズ拘束装置は既存のベローズにも組み込み可能であって、ベローズ又は全体システムの他の構成要素の修正も交換も必要としない。これらの利点のそれぞれは、他の利点と共に以下の開示で理解されるであろう。
【0012】
図1は、油圧システムの一部の斜視図である。油圧システム10には、壁12、チューブ14(流体導管とも称す)、ベローズ16(伸縮継手とも称す)、ベローズ拘束装置18及び継手20が含まれる。油圧システム10は、半導体工業のシステムなどの任意のタイプのシステムにおける2つの構成要素を接続する流路に沿って配置可能である。油圧流体は流路を介して流れる流体の記述に使用されるが、本開示のベローズ16及びベローズ拘束装置18は、油圧流体だけでなく、任意の流体に使用可能である。油圧流体はチューブ14の一端から入り、チューブ14(及びベローズ16と継手20を)貫通して、チューブ14の別の端から流出する。油圧システムの10の構成要素は、ステンレススチール、複合材料、プラスチック、それらの組合せ、又は他の材料を含む様々な材料で構築可能である。さらに、油圧システム10は、複数の弾性シールを含んで流路が流体的に密閉され、油圧流体がチューブ14又はチューブ14に接続された構成要素から漏れ出ることができないようになっている。油圧システム10の構成要素は、1つの連続的な一体構造部品であっても、あるいは結合された複数部品であってもよい。油圧システム10の各構成要素は、十分に小さくて、油圧システム10全体又は油圧システム10の各個別部品として容易な設置ができる助けとなりつつも、十分な強度と剛性を提供する大きさであることができる。さらに、油圧システム10の寸法、形状及び構築する材料を決定する際、油圧システム10を通って流れる油圧流体は高温度、又は冷却された温度である可能性があるので、熱膨張及び熱収縮を考慮に入れなければならない。
【0013】
油圧システム10の壁12は、チューブ14、ベローズ16及びベローズ拘束装置18に隣接する構成要素であり、ベローズ16が所望以上に伸長、圧縮及び/又は偏倚を許される場合には、チューブ14が接触する可能性がある。後で議論するように、そのような接触はチューブ14に損傷を与える可能性があるため、チューブ14と壁12の接触を防止するようにベローズ拘束装置18を構成することができる。ただし、ベローズ拘束装置18はある程度のチューブ14の動きを許容して、いずれかの構成要素の最小の動きが油圧システム10に損傷を与えることのない程度の剛性とすることが可能である。
【0014】
チューブ14は油圧システム10の2つの構成要素間をつなぎ、油圧流体用の流体的に密閉された流路を形成する。チューブ14は様々な寸法と構成を有して油圧流体を油圧システム10内で効果的かつ効率的に搬送することができる。そして構築及び設置を容易にするために複数の部品が結合されたものであってよい。チューブ14は様々な材料で構築可能であるが、ステンレススチールなどの変色や錆に耐性のある材料で構築される。チューブ14は、油圧システム10の他の構成要素と共に、耐食性被覆又は他の被覆で覆うことができる。チューブ14には継手20があり、チューブ14の方向の変更及び/又は複数流路への流路分割をするように構成されている。チューブ14は流路に沿って複数の継手20を持つことができるし、あるいは、方向を変えるのに個別の構成要素を必要としない、ゴムや弾性材料などの材料で構築することもできる。
【0015】
ベローズ16及びベローズ拘束装置18はチューブ14に沿っている。チューブ14は通常ステンレススチールなどの剛体材料で構築されるので、ベローズ16が必要に応じて損傷なしでチューブ14の伸長、圧縮及び偏倚を可能とする。ベローズ16は、ベローズ16を通る流路がチューブ14を通る流路と整合するように、チューブ14の2つの部分の間に流路を形成する。ベローズ16は、液圧成形などの、様々な方法で構築可能である。また様々な材料で構築可能である。ただし、ベローズ16は、伸長、圧縮及び偏倚が損傷なしに可能な材料で構築されるべきである。さらに、チューブ14の内側の流路は、耐食性被覆又は他の被覆で覆うことができる。ベローズ16は、チューブ14が伸長、圧縮及び偏倚することを許容しつつ、油圧流体が流路を通って効果的に流れることができるような寸法及び形状となることができる。当業者であれば、ベローズ16の構成及び機能に関して精通している。
【0016】
ベローズ拘束装置18は、ベローズ16に隣接してチューブ14に沿いにある。ベローズ拘束装置18は、ベローズ16を拘束して、過伸長、過圧縮及び過偏倚により発生し得るベローズ16への損傷、又は壁12などの他の構成要素との接触から発生し得るチューブ14への損傷を防止する。ベローズ拘束装置18はまた、チューブ14が他の構成要素と接続された状態を確実に維持するようにする。それは、チューブ14の過度の動きがチューブ14を構成要素から外れさせ、油圧流体の流路からの漏れの結果となるからである。ベローズ拘束装置18はステンレススチールなどの種々の材料から構築可能であり、それは剛性があって、損傷なしにベローズ16の過度の動きを防止する十分な強度を有する材料であるべきである。ベローズ16及びベローズ拘束装置18は、チューブ14に沿う任意の場所にあってよい。設計の考察に依存して、ベローズ16及びベローズ拘束装置18はチューブ14の全長であってもよいし、あるいはチューブ14より短くてもよい。
【0017】
図2Aは自由状態(非伸長、非圧縮、非偏倚状態)におけるベローズ拘束装置の斜視図であり、図2Bは、図2Aのベローズ拘束装置の部分断面平面図であり、図2Cは、図2Aのベローズ拘束装置の部分断面斜視図である。図2A図2B図2Cは、チューブ14の一部を、ベローズ16、及びチューブ14に沿ったベローズ拘束装置18とともに示す。
【0018】
ベローズ拘束装置18は、雄型ブラケット22(第1ブラケット又は第1支持体とも称す)、雌型ブラケット24(第2ブラケット又は第2支持体とも称す)、第1スタンドオフ26(第1締結具とも称す)、及び第2スタンドオフ28(第2締結具とも称す)を含む。雄型ブラケット22は、雄型マウント30(第1マウント又は第1ベローズ取付具とも称す)と雄型アーム32(第1アーム又は第1伸長部とも称す)を含み、雄型アーム32は、第1コネクタ34(ネジ部又は孔とも称す)と第2コネクタ36(ネジ部又は孔とも称す)を有する。雌型ブラケット24は、雌型マウント40(第2マウント又は第2ベローズ取付具とも称す)と雌型アーム42(第2アーム又は第2伸長部とも称す)を含み、雌型アーム42は、第1貫通孔44(第1開口部とも称す)と第2貫通孔46(第2開口部とも称す)を有する。
【0019】
図4に断面立面図で示されている雄型ブラケット22は、雄型マウント30によってベローズ16の一端付近でチューブ14に接続される。雄型アーム32は、雄型マウント30から半径方向外側にあり、ベローズ16に隣接し、かつ半径方向外側に延在する。雄型ブラケット22は、ステンレススチールなどの種々の材料から構築することができ、かつ損傷や故障とならないようにベローズ16の過度な動きを防止する、剛直かつ十分な強度を有する材料であるべきである。雄型ブラケット22の構成要素は、連続的な一体構造品であってもよいし、又は雄型マウント30と雄型アーム32が相互に結合された個別部品であってもよい。
【0020】
雄型マウント30は、ベローズ16の端部近くでチューブ14を囲む、環形状の部材である。雄型マウント30はチューブ14に結合され、ネジ、ボルト、雄型マウント30の内側とチューブ14の外側のネジ、溶接、ろう付け、接着剤又は他の手段を含む様々な手段によって結合可能である。チューブ14への雄型マウント30の取り付けは、永久的であってもよいし、取り外し可能であって、雄型マウント30を図9に示すような異なる構成の別の雄型マウントと交換できるようにしてもよい。雄型マウント30とチューブ14との間の接続は、雄型マウント30がチューブ14の周りを自由に回転することを防止するように構成することが可能であり、あるいは、雄型マウント30がチューブ14の周りを回転できるように構成することが可能である。雄型マウント30はまた、チューブ14と連続的で一体構造品となっていてもよい。さらに、雄型マウント30は、雄型ブラケット22をチューブ14に接続し、雄型ブラケット22が、ベローズ16と雄型マウント30に隣接するチューブ14の一端に対して動かないようするための、開示した実施形態とは異なる寸法、形状及び構成であってもよい。
【0021】
雄型アーム32は、一端が雄型マウント30に接続されかつその半径方向外側にあり、かつもう一端がベローズ16に隣接してかつその半径方向外側にある、伸長部である。雄型アーム32は、雄型マウント30に接続して、(雌型アーム42が図2A図2B図2Cに示されているように)雄型マウント30に沿う接線に対して垂直に延在することができる。又は雌型アーム42(図2A図2B図2Cに示すように)に隣接するために半径方向にオフセットすることができる。雄型アーム32は、図に示すように長方形断面形状であってよい。あるいは、必要な強度の大きさ及び雄型アーム32が取ることができるスペースを含む設計上の考察によって、別の断面形状を取ることができる。雄型アーム32は、様々な手段を介して雄型マウント30に結合可能であるか、あるいは雄型アーム32は雄型マウント30と連続した一体構造であってもよい。雄型マウント30の雄型アーム32への接続は、損傷や故障なしで、ベローズ16の過度の伸長、圧縮及び角度偏倚を防ぐために十分な剛性と強度を備えなければならない。雄型アーム32はベローズ16から半径方向に十分に遠く、雄型アーム32はベローズ16から十分離れて離間しており、ベローズ16が伸長、圧縮及び角度偏倚をしたときに、雄型アーム32がベローズ16に接触することを防ぐようになっている。雄型アーム32はベローズ16の全長に亘って、あるいはベローズ16の全長よりも短い長さで延在することができる。ただし、雄型アーム32は、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28への接続に十分な面積を提供するだけの長さであるべきである。
【0022】
第1コネクタ34と第2コネクタ36が、雄型アーム32に沿って互いに離間し、かつ雄型アーム32の幅全体を貫通して延在するネジ穴として示されている。第1コネクタ34と第2コネクタ36は、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28のそれぞれを雄型アーム32に取り付け可能とする。第1コネクタ34と第2コネクタ36は第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28を雄型アーム32に固定する任意のタイプの接続であってよい。ただし、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28を雄型アーム32から容易に取り外すことが可能な接続が、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28を、寸法と構成が異なるスタンドオフに交換可能とするためには有利であろう。第1コネクタ34と第2コネクタ36は、雄型アーム32沿いに、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28がそれぞれ延在する、第1貫通孔44と第2貫通孔46に対応する位置にあるべきである。
【0023】
図5の断面立面図で示されている雌型ブラケット24は、雄型ブラケット22とは反対のベローズ16の一端付近でチューブ14に接続される。雌型ブラケット24は雌型マウント40によってチューブ14に接続される。雌型アーム42は、雄型マウント30から半径方向外側にあり、ベローズ16に隣接し、かつ半径方向外側に、雄型アーム32に隣接して延在する。雌型ブラケット24の構築に使用される材料、雌型ブラケット24を形成する部品点数(すなわち雄型ブラケット22が連続した一体構造品であっても結合された複数の部品であっても)、及び雌型マウント40をチューブ14に接続する手段など、雌型ブラケット24は多くの点で雄型ブラケット22と同様である。
【0024】
ただし、雌型ブラケット24はいくつかの点では雄型ブラケット22とは異なっている。雌型ブラケット24は、雄型ブラケット22とは反対側のベローズ16の端部でチューブ14に接続される。また、雌型アーム42はベローズ16に沿って雄型アーム32に隣接する。したがって、雄型アーム32が(図2A図2B図2Cに示すように)雄型マウント3230からオフセットしていない場合には、雌型アーム42が雌型マウント40から半径方向にオフセットする。異なる実施形態では、雄型アーム32が雄型マウント30から半径方向にオフセットしている場合には、雌型アーム42が雌型マウント40に沿う接線に対して垂直に延在する(すなわち、雄型アーム32は、図2A図2B図2Cの雌型アーム42の位置となり、この逆もある)。雄型アーム32と雌型アーム42は、相互に隣接するが接触はせず、両者の間に空隙(図2Bに示す)を形成してベローズ16が全方向に角度偏倚ができるように構成されなければならない。これについては図3Dに関連して後で詳述する。
【0025】
雌型アーム42には、雌型アーム42を貫通して延在する第1貫通孔44と第2貫通孔46がある。そのそれぞれは、雌型アーム42の長さに沿って、それぞれが第1コネクタ34と第2コネクタ36に対応する位置に配置される。第1貫通孔44と第2貫通孔46は、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28を、雌型アーム42を貫通して延在させ、それぞれ第1コネクタ34と第2コネクタ36の位置で雄型アーム32に接続させる。開示した実施形態では、第1貫通孔44と第2貫通孔46は、雌型アーム42の側面に垂直に雌型アーム42を貫通して延在するが、第1貫通孔44と第2貫通孔46は、異なる角度で雌型アーム42を貫通して延在することもできる。さらに、第1貫通孔44と第2貫通孔46は、ベローズ16の所望の伸長、圧縮、角度偏倚の量に応じて、様々な寸法、形状及び構成とすることができる。
【0026】
第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28は、その内の1つを図6に透視立面図で示すが、ヘッド48とシャフト50を有している。第1スタンドオフ26は第1貫通孔44を貫通して延在し、第2スタンドオフ28は第2貫通孔46を貫通して延在し、それぞれ第1コネクタ34と第2コネクタ36において、雄型アーム32に接続する。
【0027】
ヘッド48はシャフト50及び対応する貫通孔よりも大きな断面積を有し、図2A図2B図2Cに示すように対応する貫通孔の内部には位置しない。ヘッド48は対応のスタンドオフが貫通孔を通って引き込まれることを防止し、それによって、雄型アーム32が雌型アーム42から分離されないようにする。さらに、ヘッド48には刻み目が入っていて、例えばスクリュードライバなどの工具が、スタンドオフ26及び第2スタンドオフ28を雄型アーム32からより簡単に取り外せるようになっていてもよい。ヘッド48はまた、第1スタンドオフ26か第2スタンドオフ28のいずれかのヘッド48が雌型アーム42の側面に接触するとハードストップとなって、ベローズ16の過偏倚を抑制する助けとなり得る(これは図3Dに関連して詳細を後述する)。
【0028】
シャフト50は、両方のヘッド48及び対応する貫通孔よりも小さい断面積となっている。シャフト50は様々な締結具を介して雄型アーム32に接続可能である。開示した実施形態では、第1スタンドオフ26のシャフト50と第1コネクタ34、及び第2スタンドオフ28のシャフト50と第2コネクタ36との間はネジ止めとなっている。シャフト50の長さ及び断面積は、雄型アーム32を雌型アーム42に対して相対移動可能として、ベローズ16が、設計された大きさだけ伸長、圧縮及び変更可能となるような、寸法となっている必要がある。
【0029】
第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28のそれぞれのシャフト50は円形断面、又は楕円、長方形若しくは三角形などの他の断面を持つことができる。そうして、雌型アーム42に対する雄型アーム32の特定の大きさの動きを可能とする。第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28のそれぞれのシャフト50は、シャフト50の長さに沿って断面が変化して、第1貫通孔44と第1スタンドオフ26のシャフト50と、第2貫通孔46と第2スタンドオフ26のシャフト50との間の接触に依存して、ベローズ16の異なる大きさの動きを可能としてもよい。さらには、第1貫通孔44と第2貫通孔46は円形断面又は別の断面を有して、第1スタンドオフ26及び第2スタンドオフ28のそれぞれのシャフト50と共に、異なる断面を有する貫通孔に比べて、ベローズ16の異なる所望の大きさの動きが可能となるように機能することもできる。第1スタンドオフ26及び第2スタンドオフ28のそれぞれのシャフト50は、雌型アーム42の幅よりも大きな長さを有し、雄型アーム32を雌型アーム42に対して移動可能として、ベローズ16を全方向に偏倚可能としなければならない。雄型アーム32と雌型アーム44の長さと幅における、第1コネクタ34、第2コネクタ36、第1スタンドオフ26、第2スタンドオフ28、第1貫通孔44及び第2貫通孔46の位置は、調節可能であって、ベローズ16の角度偏倚の増減を可能にできる。
【0030】
開示した実施形態には2つのスタンドオフ26、28、2つのコネクタ34、36及び2つの貫通孔44、46が含まれるが、他の実施形態では、各1つのみ、又は各3つ以上を含むことも可能である。雄型アーム32、雌型アーム42、第1スタンドオフ26、第2スタンドオフ28、第1貫通孔44及び第2貫通孔46を含むベローズ拘束装置18の構成要素は、すべてが連携してベローズ16の伸長、圧縮及び角度偏倚の量を抑制するが、二体間の関係において、特定の限定された大きさの、ベローズ16の伸長、圧縮及び角度偏倚を可能とするように構成されてもよい。第1スタンドオフ26、第2スタンドオフ28、第1コネクタ34及び第2コネクタ36は、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28を簡単に取り外して、異なる寸法及び形状のスタンドオフと交換して、ベローズ16に伸長、圧縮及び角度偏倚の増減を可能とすることができる。ベローズ拘束装置18は、単純で調節可能であり、かつ必要な構成要素の数が限られた構成で、ベローズ16の伸長、圧縮及び角度偏倚を制限する。
【0031】
図3Aは伸長状態におけるベローズ拘束装置18の側立面図であり、図3Bは圧縮状態におけるベローズ拘束装置18の側立面図であり、図3Cは第1偏倚状態におけるベローズ拘束装置18の側立面図であり、図3Dは第2偏倚状態におけるベローズ拘束装置18の部分断面平面図である。図3A図3B図3C及び図3Dは、チューブ14の一部を、ベローズ16、並びにチューブ14に沿ったベローズ拘束装置18とともに示す。ベローズ拘束装置18は、雄型ブラケット22、雌型ブラケット24、第1スタンドオフ26(ヘッド48とシャフト50を含む)、第2スタンドオフ28(ヘッド48とシャフト50を含む)、雄型マウント30、雄型アーム32(第1コネクタ34、第2コネクタ36を含む)、雌型マウント40及び雌型アーム42(第1貫通孔44、第2貫通孔46を含む)を含んでいる。図3A図3B図3C及び図3Dは、ベローズ拘束装置18の構成要素の設計によって、ベローズ拘束装置18がベローズ16の特定の量の伸長、圧縮、角度偏倚を許容し、過度の伸長、過度の圧縮、過度の偏倚を防ぐ方法、並びにこれらの構成要素同士の間の相互作用のし方について示す。
【0032】
図3Aでは、ベローズ16は、ベローズ拘束装置18がそれ以上の伸長を防止する点まで伸長した状態にある。伸長状態では、ベローズ16は自由状態のベローズ16の長さより長い。自由状態のときは、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28のそれぞれのシャフト50は、それぞれ第1貫通孔44及び第2貫通孔46のどの側面にも接触していないために、ベローズ16の伸長が許容される。したがって、ベローズ16は、第1貫通孔44と第2貫通孔46の側面にシャフト50が接触するまである量の伸長が可能である。ベローズ16が伸長可能な量は、ベローズ拘束装置18が自由状態のときの第1スタンドオフ26のシャフト50と第1貫通孔44の側面との間の距離(そして、ベローズ拘束装置18が自由状態のときの第2スタンドオフ28のシャフト50と第2貫通孔46の側面との間の距離)と同じである。ベローズ16のより大きい又はより小さい伸長が望まれる場合には、例えば、断面をより大きいかより小さい円にするか、あるいは断面を楕円又は長方形に変えることによって、第1貫通孔44及び第2貫通孔46の断面を調節することができる。さらに、第1貫通孔44の断面は、第2貫通孔46の断面とは異なる寸法又は形状であってよい。ベローズ16の伸長許容量を増減させる別の方法は、第1スタンドオフ26及び第2スタンドオフ28のシャフト50の断面積の寸法を変えるか又は形状を変えることである。また、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28に対する、第1貫通孔44と第2貫通孔46の雌型アーム42上の配置を調整して、伸長量を増減可能である。
【0033】
図3Bでは、ベローズ16は、ベローズ拘束装置18がそれ以上の圧縮を防止する点まで圧縮された状態にある。圧縮状態では、ベローズ16は自由状態のベローズ16の長さより短い。自由状態のときは、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28のそれぞれのシャフト50は、それぞれ第1貫通孔44及び第2貫通孔46のどの側面にも接触していないために、ベローズ16の圧縮が許容される。したがって、ベローズ16は、第1貫通孔44と第2貫通孔46の側面にシャフト50が接触するまである量の圧縮が可能である。ベローズ16が圧縮可能な量は、ベローズ拘束装置18が自由状態のときの第1スタンドオフ26のシャフト50と第1貫通孔44の側面との間の距離(そして、ベローズ拘束装置18が自由状態のときの第2スタンドオフ28のシャフト50と第2貫通孔46の側面との間の距離)と同じである。ベローズ16に、より大きいかより小さい圧縮が望まれる場合には、例えば、断面をより大きいかより小さい円にするか、あるいは断面を楕円又は長方形に変えることによって、第1貫通孔44及び第2貫通孔46の断面を調節することができる。さらに、第1貫通孔44の断面は、第2貫通孔46の断面とは異なる寸法又は形状であってよい。ベローズ16の圧縮許容量を増減させる別の方法は、第1スタンドオフ26及び第2スタンドオフ28のシャフト50の断面積の寸法を変えるか又は形状を変えることである。また、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28に対する、第1貫通孔44と第2貫通孔46の雌型アーム42上の配置を調整して、圧縮量を増減可能である。
【0034】
図3Bでは、ベローズ16は、ベローズ拘束装置18がそれ以上の角度偏倚を防止する点まで偏倚した第1偏倚状態(図3Cにおいて下方向に偏倚)にある。この偏倚状態、すなわちベローズ16が雄型アーム32と雌型アーム42に平行な面内で偏倚(つまり図3Cで上方向に偏倚)している場合、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28のそれぞれのシャフト50は、第1貫通孔44と第2貫通孔46のそれぞれ頂部又は底部付近で接触する。自由状態のときは、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28のそれぞれのシャフト50は、それぞれ第1貫通孔44及び第2貫通孔46のどの側面にも接触していないために、雄型アーム32と雌型アーム42に平行な平面内でのベローズ16の角度偏倚が許容される。したがって、ベローズ16は、第1貫通孔44と第2貫通孔46の側面にシャフト50が接触するまで、ある量の偏倚が可能である。雄型アーム32と雌型アーム42に平行な面内で、ベローズ16に、より大きいかより小さい偏倚が望まれる場合には、断面をより大きいかより小さい円にするか、あるいは断面を楕円又は長方形に変えるなどによって、第1貫通孔44及び第2貫通孔46の断面を調節することができる。さらに、第1貫通孔44の断面は、第2貫通孔46の断面とは異なる寸法又は形状であってよい。雄型アーム32と雌型アーム42に平行な面内で、ベローズ16に許容される偏倚の量を増減する別の方法は、(図7及び図8に関連して説明されるように)第1スタンドオフ26及び第2スタンドオフ28のシャフト50の断面積の寸法を変えるか又は形状を変えることである。
【0035】
図3Dでは、ベローズ16は、ベローズ拘束装置18がそれ以上の角度偏倚を防止する点まで偏倚した第2偏倚状態(図3Dにおいて下方向に偏倚)にある。この偏倚状態、すなわちベローズ16が雄型アーム32と雌型アーム42に垂直な面内で偏倚(つまり図3Dで上方向に偏倚)している場合、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28の各シャフト50は、それぞれ第1貫通孔44と第2貫通孔46の各側面の端部で接触し、雄型アーム32の端部は雌型マウント40の近くで雌型アーム42の端部に接触し、かつ第2スタンドオフ28のヘッド48が雌型アーム42の側面に接触する。反対方向(すなわち図3Dの下方向)へのベローズ16の偏倚に関しては、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28の各シャフト50は、それぞれ第1貫通孔44と第2貫通孔46の各側面の反対の端部で接触し、雌型アーム42の端部が雄型マウント24の近くで雄型アーム32の端部に接触し、かつ第1スタンドオフ26のヘッド48が雌型アーム42の側面に接触する。自由状態においては(図2Bに示すように)、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28の各シャフト50は第1貫通孔44と第2貫通孔46のいずれの側面とも接触せず、雄型アーム32と雌型アーム42の間には空隙があり、かつ第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28の各ヘッド48は雌型アーム42の表面からは離間しているために、雄型アーム32と雌型アーム42に垂直な面内でのベローズ16の角度偏倚が許容される。したがって、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28が雌型アーム42に接触し、及び/又は雄型アーム32が雌型アーム42に接触するまでは、ベローズ16はある量の偏倚が可能である。ベローズ16に対して、雄型アーム32と雌型アーム42に垂直な面内でより大きいかより小さい偏倚が望まれる場合には、多くの寸法を変更することができる。断面をより大きいかより小さい円にするか、あるいは断面を楕円又は長方形に変えるなどによって、第1貫通孔44及び第2貫通孔46の断面を調節することができる。第1貫通孔44の断面は、第2貫通孔46の断面とは異なる寸法又は形状であってよい。ベローズ16の偏倚許容量を増減させる別の方法は、第1スタンドオフ26及び第2スタンドオフ28のシャフト50の断面積の寸法又は形状を変えるか、雌型アーム42の厚さを増減させるかである。また、シャフト50の長さを増減することで、雄型アーム32と雌型アーム42の間の空隙を増減させ、あるいは、雌型アーム42と、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28の各ヘッド48との間の距離を増減させて、偏倚の増減が可能となる。最後に、雄型アーム32及び/又は雌型アーム42を、雄型マウント30と雌型マウント40に対して、または相互に対して配置することによって、雄型アーム32と雌型アーム42の間の空隙を調節して、偏倚の増減が可能となる。
【0036】
雄型アーム32と雌型アーム42に平行又は垂直な面内ではない、ベローズ16の偏倚に関しては、ベローズ拘束装置18の構成要素同士の間の接触は、図3C図3Dに関して記述したものの組み合わせとなる。そして、これらの方向でのベローズ16の偏倚を増減させる調節は、図3C図3Dに関して記述した調節の組み合わせとなる。
【0037】
図7は、第1偏倚状態における、ベローズ拘束装置18と共に利用されるスタンドオフの別の実施形態の側立面図である。図7のベローズ拘束装置18は、第1スタンドオフ126と第2スタンドオフ128の各シャフト150が、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28の各シャフト50の断面積より大きい断面積((すなわち大きい直径)を有することを除けば、前の図のベローズ拘束装置18と同じである。シャフト150がより大きな断面積を有するために、ベローズ拘束装置18が自由状態にあるとき、シャフト150と第1貫通孔44及び第2貫通孔46のそれぞれの側面との間にある空間は、より小さい。したがって、ベローズ16は、第1貫通孔44と第2貫通孔46のそれぞれの側面にシャフト150が接触するまでに少量の偏倚しか許容されない。図2C図7図8の実施形態のそれぞれで許容される偏倚量の違いは、CLに対する変位量の比較で示される。より大きな直径のシャフト150を有する第1スタンドオフ126と第2スタンドオフ128はまた、他の方向(すなわち、ページの内方向又は外方向)においても、小さい直径のシャフトに比べてより小さい偏向しか許容されない。
【0038】
図8は、第1偏倚状態における、ベローズ拘束装置18と共に利用されるスタンドオフの第3の実施形態の側立面図である。図8のベローズ拘束装置18は、第1スタンドオフ226と第2スタンドオフ228の各シャフト250が、第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28の各シャフト50の断面積より小さい断面積(すなわち小さい直径)を有することを除けば、図7を含む前の図のベローズ拘束装置18と同じである。シャフト250がより小さい断面積を有するために、ベローズ拘束装置18が自由状態にあるとき、シャフト250と第1貫通孔44及び第2貫通孔46のそれぞれの側面との間にある空間はより大きい。したがって、ベローズ16は、第1貫通孔44と第2貫通孔46の側面のそれぞれにシャフト250が接触するまでにより大きな偏倚が許容される。より小さい直径のシャフト250を有する第1スタンドオフ226と第2スタンドオフ228はまた、他の方向(すなわち、ページの内方向又は外方向)においても、大きい直径のシャフトに比べてより大きな偏倚が許容される。
【0039】
ベローズ拘束装置18のスタンドオフの異なる実施形態同士は相互に交換可能である。例えば、各スタンドオフのそれぞれを、図7の第1スタンドオフ126と第2スタンドオフ128、又は図8の第1スタンドオフ226と第2スタンドオフ228などの、より大きいかより小さい断面積を有する別のスタンドオフと取り替えることによって偏倚量の調節が可能である。第1スタンドオフ26、126、226と第2スタンドオフ28、128、228は雄型アーム32にネジ止めを使用して取り付け可能であることから、スタンドオフの取替は迅速かつ容易である。このように、ベローズ16の伸長、圧縮、角度偏倚の量は、油圧システム10に対する設計の考察及び変更に依存して、たとえベローズ拘束装置18がベローズ16に隣接して配置された後でも調節可能である。
【0040】
図9は、ベローズ拘束装置の第4の実施形態の、自由状態における斜視図である。図9において油圧システム10は、(以前の図のベローズ拘束装置18とは対照的に)ベローズ拘束装置318を除いて以前の図の油圧システム10と同じである。図9はチューブ14の一部とベローズ16を示す。ベローズ拘束装置318は、雄型ブラケット322、雌型ブラケット324、第1スタンドオフ326及び第2スタンドオフ328を含む。雄型ブラケット322は、上部雄型マウント330aと下部雄型マウント330bを有する雄型マウント330aと、第1コネクタ334と第2コネクタ336を有する雄型アーム332とを含む。雌型ブラケット324は、上部雌型マウント340aと下部雌型マウント340bを有する雌型マウント340と、第1貫通孔344と第2貫通孔346を有する雌型アーム342とを含む。
【0041】
ベローズ拘束装置318の構成要素は、雄型マウント330と雌型マウント340がそれぞれ上部マウント(上部雄型マウント330aと上部雌型マウント340a)と下部マウント(下部雄型マウント330bと下部雌型マウント340b)に分離されていること以外は、ベローズ18の構成要素と類似している。マウントが複数部品に分離することで、油圧システム10が既に組み立てられている後で、チューブ14及びベローズ16を分解する必要なしに、チューブ14の周囲から各マウントの取り付け及び取り外しが可能となる。上部雄型マウント330aと上部雌型マウント340aは、リベット、クランプ、図9に示すようなボルト352を用いたネジ締結、その他の手段により、下部雄型マウント330bと下部雌型マウント340bにそれぞれ固定することができる。上部雄型マウント330aと下部雄型マウント330bはチューブ14の周りを密着して取り囲み、雄型マウント330(及び雄型ブラケット322)がチューブ14の周りで回転できないように構成可能であり、あるいは、雄型マウント330がチューブ14に関して回転可能であるように構成することができる。同様に、上部雌型マウント340aと下部雌型マウント340bはチューブ14の周りを密着して取り囲み、雌型マウント340(及び雌型ブラケット324)がチューブ14の周りで回転できないように構成可能であり、あるいは、雌型マウント340がチューブ14に関して回転可能であるように構成することができる。ただし、雄型マウント330と雌型マウント340の構成は、それぞれが、チューブ14とベローズ16への損傷なしで、かつ油圧システム10の分解の必要なしで、容易に取り付け及び取り外しが可能であるべきである。上部雄型マウント330a、上部雌型マウント340a、下部雄型マウント330b及び下部雌型マウント340bが締結具454を収納するフランジを有するように示されているが、各上部マウントがそれぞれの下部マウントに接続可能な、その他の構成が利用可能である。
【0042】
本明細書において、ベローズ16と共に使用されるベローズ拘束装置18、318が開示される。これは、ベローズ16の対向する両端から互いに向かって延在し、ベローズ16の伸長、圧縮及び角度偏倚を制限する雄型ブラケット22と雌型ブラケット24を含む。ベローズ16は、油圧システム10におけるような、流体を搬送するチューブ14に沿うことができる。雄型ブラケット22は、ベローズ16付近でチューブ14に取り付けられた雄型マウント30と、ベローズ16に隣接し、かつベローズから半径方向外方向に延在する雄型アーム32とを有する。雌型ブラケット24は、ベローズ16の他端でチューブ14に取り付けられた雌型マウント40と、ベローズ16に隣接し、かつベローズから半径方向外向きに延在して、雄型アーム32にも隣接するようになった雌型アーム42とを有する。ベローズ拘束装置18は、雌型アーム42の対応する貫通孔(第1貫通孔44と第2貫通孔46)を通って延在して、対応する接続ポイント(第1コネクタ34と第2コネクタ36)において雄型アーム32に接続される、少なくとも1つのスタンドオフ(第1スタンドオフ26と第2スタンドオフ28)を含む。スタンドオフと貫通孔は、スタンドオフが雌型アーム42に(第1貫通孔44と第2貫通孔46の側面に)接触してベローズ16のそれ以上の動きを防止するまでに特定の量のベローズ16の伸長、圧縮及び角度偏倚を許容するような寸法となっている。
【0043】
開示されたベローズ拘束装置18、318には沢山の利点がある。ベローズ拘束装置18、318は、ベローズ16とチューブ14が耐食性被覆で覆われていたとしても使用可能である。被覆の使用によって、被覆に亀裂が入る前に、ベローズ16は一定量だけしか伸長、圧縮、及び偏倚をすることができない。したがって、ベローズ拘束装置18、318は被覆への損傷を防止する。ベローズ拘束装置18、318は、過度の伸長、過度の圧縮及び過度の偏倚によってベローズ16が受ける損傷を防止することにより、ベローズ16の寿命を延ばす。ベローズ拘束装置18、318はベローズ16を特定の量に拘束するように構成可能である。例えば、1つのベローズ拘束装置18では、全方向に5%の移動を許容するように設計可能であり、別のベローズ拘束装置18では、10%の角度偏倚と7%の伸長、圧縮を許容するように設計可能である。ベローズ拘束装置18、318は、単純であって、取り付けポイントが2つ(雄型マウント30と雌型マウント40)しか必要でなく、個別構成要素の点数も限られている。上記のように、ベローズ拘束装置18、318は容易に調節可能であって、第1スタンドオフ26及び/又は第2スタンドオフ28を、第1スタンドオフ126又は226と第2スタンドオフ126又は226などの、より大きいかより小さい直径を有するか、楕円、長方形、三角形又は別の形状などの非円形断面を有するか、あるいはより長いかより短い長さを有する、別のスタンドオフと取り替えることにより、より大きな又はより小さな拘束を提供するように調節可能である。さらには、雌型ブラケット24は、異なる寸法の第1貫通孔44及び/又は第2貫通孔46を持つ雌型アーム40を備える別の雌型ブラケット24と取り替えて、第1スタンドオフ26の第1貫通孔44内での、かつ第2スタンドオフ28の第2貫通孔46内でのより大きい又は小さい動きを可能とすることが可能である。別の利点は、本ベローズ拘束装置18は従来技術のベローズ拘束装置よりも寸法が小さいことである。従来技術のベローズ拘束装置がベローズを囲む円筒チューブで、ロッドがベローズの両側で平行に動いてベローズの大きな移動を防止するのに対し、本開示のベローズ拘束装置18は、雄型アーム32と雌型アーム42がベローズ16の片側に延在するだけでベローズ16の全方向への移動を拘束する。ベローズ拘束装置18、318は、既存のベローズ16にベローズ16の修正又は交換を必要とせずに組み込むことが可能である。最後に、ベローズ拘束装置318は、油圧システム10のチューブ14とベローズ16の分解を必要とせずに、取り付け及び取り外しを可能とする構成とすることができる。
【0044】
本明細書で使用されている、「実質的に」、「本質的に」、「一般的に」、「近似的に」などの任意の相対的用語又は程度を表す用語は、本明細書に明示された適用可能な定義又は制限により、かつそれに従って解釈されるべきである。すべての場合において、本明細書で使用される任意の相対的用語又は程度を表す用語は、任意の関連する開示された実施形態、並びに本開示の全体の観点から当業者には理解されるような範囲又は変動を広く包含するように解釈されるべきである。例えば、通常の製造公差変動、付随的なアライメント変動、熱や回転や振動の動作条件により誘起されるアライメント又は形状変動、などを包含することなどである。
【0045】
本発明は例示的実施形態を参照して説明したが、本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変形がなされ得ること、また、要素を等価物で代替し得ることが当業者には理解されるであろう。さらに、本発明の本質的範囲を逸脱することなく、特定の状況又は材料を本発明の教示に適合させるために、多くの変更がなされ得る。したがって本発明は、開示した特定の実施形態に限定されるのではなく、添付の特許請求の範囲内にあるすべての実施形態を含むことが意図される。
図1
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C
図3D
図4
図5
図6
図7
図8
図9