特許第6954558号(P6954558)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6954558
(24)【登録日】2021年10月4日
(45)【発行日】2021年10月27日
(54)【発明の名称】コンピュータシステム、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20211018BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20211018BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20211018BHJP
   G06Q 10/06 20120101ALI20211018BHJP
   G08B 25/10 20060101ALI20211018BHJP
   G08B 25/04 20060101ALI20211018BHJP
   G08B 21/10 20060101ALI20211018BHJP
【FI】
   G06F13/00 540F
   H04M1/00 R
   H04M11/00 302
   G06Q10/06
   G08B25/10 D
   G08B25/04 K
   G08B21/10
【請求項の数】6
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-79044(P2017-79044)
(22)【出願日】2017年4月12日
(65)【公開番号】特開2018-180896(P2018-180896A)
(43)【公開日】2018年11月15日
【審査請求日】2020年3月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
【審査官】 今川 悟
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−216210(JP,A)
【文献】 特開2004−157846(JP,A)
【文献】 特開2001−216371(JP,A)
【文献】 特開2006−313507(JP,A)
【文献】 特開2016−038830(JP,A)
【文献】 特開2001−125975(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0365914(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第103503021(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
H04M 1/00
H04M 11/00
G06Q 10/06
G08B 25/10
G08B 25/04
G08B 21/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムにおいて、
前記コンピュータ端末に設けられ、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行したときに電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザまたはチャットアプリケーションソフトのチャット画面を表示する表示部と、
前記メールブラウザ内またはチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込んでメールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けるとともにウインドウにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示手段とを備え
前記ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容が、申請者からの申請内容と、申請内容を承認する承認ボタンと、申請内容を否認する否認ボタンとを含み、
承認ボタンまたは否認ボタンが押されて、ワークフローシステムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映されたワークフローシステムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して申請者のコンピュータ端末に送信することを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項2】
コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムにおいて、
前記コンピュータ端末に設けられ、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行したときに電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザまたはチャットアプリケーションソフトのチャット画面を表示する表示部と、
前記メールブラウザ内またはチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込んでメールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けるとともにウインドウにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示手段とを備え
前記ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容が、顧客名と、案件名と、顧客に対するアプローチの指示ボタンとを含み、
指示ボタンが押されて、顧客関係管理システムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映された顧客関係管理システムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して案件内容についての登録者のコンピュータ端末に送信することを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項3】
コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムにおいて、
前記コンピュータ端末に設けられ、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行したときに電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザまたはチャットアプリケーションソフトのチャット画面を表示する表示部と、
前記メールブラウザ内またはチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込んでメールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けるとともにウインドウにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示手段とを備え
前記ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容が、管理者からのお知らせ内容と、お知らせ内容を確認した意思を示す確認ボタンとを含み、
確認ボタンが押されて、掲示板サイトシステムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映された掲示板サイトシステムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して管理者のコンピュータ端末に送信することを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項4】
コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムのプログラムにおいて、
前記電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザ内またはチャットアプリケーションソフトのチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むリソース特定情報読み込みステップと、
前記コンピュータ端末に設けられた表示部に、メールブラウザまたはチャット画面を表示するとともに、メールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けてウインドウに申請者からの申請内容と、申請内容を承認する承認ボタンと、申請内容を否認する否認ボタンとを含むユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示ステップと
承認ボタンまたは否認ボタンが押されて、ワークフローシステムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映されたワークフローシステムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して申請者のコンピュータ端末に送信する送信ステップとをコンピュータ端末に実行させることを特徴とするコンピュータシステムのプログラム。
【請求項5】
コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムのプログラムにおいて、
前記電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザ内またはチャットアプリケーションソフトのチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むリソース特定情報読み込みステップと、
前記コンピュータ端末に設けられた表示部に、メールブラウザまたはチャット画面を表示するとともに、メールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けてウインドウに顧客名と、案件名と、顧客に対するアプローチの指示ボタンとを含むユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示ステップと
指示ボタンが押されて、顧客関係管理システムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映された顧客関係管理システムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して案件内容についての登録者のコンピュータ端末に送信する送信ステップとをコンピュータ端末に実行させることを特徴とするコンピュータシステムのプログラム。
【請求項6】
コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムのプログラムにおいて、
前記電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザ内またはチャットアプリケーションソフトのチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むリソース特定情報読み込みステップと、
前記コンピュータ端末に設けられた表示部に、メールブラウザまたはチャット画面を表示するとともに、メールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けてウインドウに管理者からのお知らせ内容と、お知らせ内容を確認した意思を示す確認ボタンとを含むユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示ステップと
確認ボタンが押されて、掲示板サイトシステムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映された掲示板サイトシステムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して管理者のコンピュータ端末に送信する送信ステップとをコンピュータ端末に実行させることを特徴とするコンピュータシステムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムおよびそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、センターサーバの制御プログラムが、利用者の携帯電話のメールアドレスに、安否確認用ユニフォーム・リソース・ロケータ(以下、URL)リンクを記載した安否確認メールを送信し、携帯電話が、受信した安否確認メールのテキストおよびURLリンクを表示する安否確認システムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−338277号公報(特に段落0028、図2参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の安否確認システムは、携帯電話が、受信したメールデータに含まれているURL情報をURLリンク形式で表示する構成であったため、ユーザはURLリンクをクリックして専用のアプリケーションソフトを起動させるとともに、別画面でURLのリソース内容を表示させなくてはリソース内容を確認することができず、煩わしいという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、受信したデータ内にユニフォーム・リソース・ロケータ(以下、URL)が含まれている場合、ユーザが別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザがすぐにリソース内容を確認できるコンピュータシステムおよびそのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータ端末に設けられ、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行したときに電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザまたはチャットアプリケーションソフトのチャット画面を表示する表示部と、前記メールブラウザ内またはチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込んでメールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けるとともにウインドウにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示手段とを備え、前記ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容が、申請者からの申請内容と、申請内容を承認する承認ボタンと、申請内容を否認する否認ボタンとを含み、承認ボタンまたは否認ボタンが押されて、ワークフローシステムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映されたワークフローシステムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して申請者のコンピュータ端末に送信することにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータ端末に設けられ、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行したときに電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザまたはチャットアプリケーションソフトのチャット画面を表示する表示部と、前記メールブラウザ内またはチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込んでメールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けるとともにウインドウにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示手段とを備え、前記ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容が、顧客名と、案件名と、顧客に対するアプローチの指示ボタンとを含み、指示ボタンが押されて、顧客関係管理システムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映された顧客関係管理システムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して案件内容についての登録者のコンピュータ端末に送信することにより、前述した課題を解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータ端末に設けられ、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行したときに電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザまたはチャットアプリケーションソフトのチャット画面を表示する表示部と、前記メールブラウザ内またはチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込んでメールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けるとともにウインドウにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示手段とを備え、前記ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容が、管理者からのお知らせ内容と、お知らせ内容を確認した意思を示す確認ボタンとを含み、確認ボタンが押されて、掲示板サイトシステムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映された掲示板サイトシステムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して管理者のコンピュータ端末に送信することにより、前述した課題を解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムのプログラムにおいて、前記電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザ内またはチャットアプリケーションソフトのチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むリソース特定情報読み込みステップと、前記コンピュータ端末に設けられた表示部に、メールブラウザまたはチャット画面を表示するとともに、メールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けてウインドウに申請者からの申請内容と、申請内容を承認する承認ボタンと、申請内容を否認する否認ボタンとを含むユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示ステップと、承認ボタンまたは否認ボタンが押されて、ワークフローシステムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映されたワークフローシステムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して申請者のコンピュータ端末に送信する送信ステップとをコンピュータ端末に実行させることにより、前述した課題を解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムのプログラムにおいて、前記電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザ内またはチャットアプリケーションソフトのチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むリソース特定情報読み込みステップと、前記コンピュータ端末に設けられた表示部に、メールブラウザまたはチャット画面を表示するとともに、メールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けてウインドウに顧客名と、案件名と、顧客に対するアプローチの指示ボタンとを含むユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示ステップと、指示ボタンが押されて、顧客関係管理システムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映された顧客関係管理システムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して案件内容についての登録者のコンピュータ端末に送信する送信ステップとをコンピュータ端末に実行させることにより、前述した課題を解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、コンピュータ端末とサーバとを通信自在にネットワーク接続し、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行するコンピュータシステムのプログラムにおいて、前記電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザ内またはチャットアプリケーションソフトのチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むリソース特定情報読み込みステップと、前記コンピュータ端末に設けられた表示部に、メールブラウザまたはチャット画面を表示するとともに、メールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けてウインドウに管理者からのお知らせ内容と、お知らせ内容を確認した意思を示す確認ボタンとを含むユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示ステップと、確認ボタンが押されて、掲示板サイトシステムにその旨が反映されると、ボットが、その反映されたことを検知して、反映された掲示板サイトシステムのユニフォーム・リソース・ロケータを含む内容を、サーバを介して管理者のコンピュータ端末に送信する送信ステップとをコンピュータ端末に実行させることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明のコンピュータシステムは、コンピュータ端末と、サーバとを備えていることにより、コンピュータ端末がネットワーク接続されてサーバと通信することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0013】
本請求項1に係る発明のコンピュータシステムによれば、受信したデータ内にユニフォーム・リソース・ロケータ(以下、URL)が含まれている場合、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容が表示されるため、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザはすぐにリソース内容を確認することができる。
さらに、リソース内容が入力フォームである場合、そのメールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウに表示された入力フォームに直接入力自在となるため、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウに直接入力して送信することができる。
また、チャットアプリケーションソフトを実行した場合、I/Oの結果を待たずに処理を進めるチャット用サーバを介してチャット上でデータが送られるため、発信元のデータ発信時から殆どタイムラグ無しでURLのリソース内容を表示することができる。
さらに、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容である申請内容が表示されるとともに、承認ボタンおよび否認ボタンがクリック自在に表示されるため、URLを受け取ったユーザがワークフロー専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザはすぐに申請内容を確認して承認ボタンまたは否認ボタンを押して承認または否認することができる。
また、申請者のコンピュータ端末の画面のウインドウに反映されたワークフローシステムの内容が表示されるため、申請者は、ワークフロー専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、申請後のワークフローの状況を確認することができる。
【0014】
本請求項2に係る発明のコンピュータシステムによれば、受信したデータ内にユニフォーム・リソース・ロケータ(以下、URL)が含まれている場合、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容が表示されるため、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザはすぐにリソース内容を確認することができる。
さらに、リソース内容が入力フォームである場合、そのメールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウに表示された入力フォームに直接入力自在となるため、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウに直接入力して送信することができる。
また、チャットアプリケーションソフトを実行した場合、I/Oの結果を待たずに処理を進めるチャット用サーバを介してチャット上でデータが送られるため、発信元のデータ発信時から殆どタイムラグ無しでURLのリソース内容を表示することができる。
さらに、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容である顧客関係管理情報が表示されるとともに、指示ボタンがクリック自在に表示されるため、URLを受け取ったユーザ(上司)が顧客関係管理専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザ(上司)はすぐに顧客関係管理情報の内容を確認して指示ボタンを選択して押して別のユーザ(部下、案件内容についての登録者)に指示することができる。
また、別のユーザ(部下、案件内容についての登録者)のコンピュータ端末の画面のウインドウに反映された顧客関係管理システムの内容が表示されるため、登録者である別のユーザ(部下、案件内容についての登録者)は、顧客関係管理専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、登録後の顧客関係管理システムにおけるユーザ(上司)からの指示を確認することができる。
【0015】
本請求項3に係る発明のコンピュータシステムによれば、受信したデータ内にユニフォーム・リソース・ロケータ(以下、URL)が含まれている場合、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容が表示されるため、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザはすぐにリソース内容を確認することができる。
さらに、リソース内容が入力フォームである場合、そのメールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウに表示された入力フォームに直接入力自在となるため、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウに直接入力して送信することができる。
また、チャットアプリケーションソフトを実行した場合、I/Oの結果を待たずに処理を進めるチャット用サーバを介してチャット上でデータが送られるため、発信元のデータ発信時から殆どタイムラグ無しでURLのリソース内容を表示することができる。
さらに、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容であるお知らせ内容が表示されるとともに、確認ボタンがクリック自在に表示されるため、URLを受け取ったユーザが掲示板サイト専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザはすぐにお知らせ内容を確認して確認ボタンを押して確認した旨を送信することができる。
また、例えば、管理者である総務部のコンピュータ端末の画面のウインドウに反映された掲示板サイトシステムの内容が表示されるため、管理者である総務部は掲示板サイト専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、登録後の掲示板サイトシステムにおける全社員のお知らせ内容確認状況を確認することができる。
【0016】
本請求項4に係る発明のコンピュータシステムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、受信したデータ内にURLが含まれている場合、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容が表示されるため、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザはすぐにリソース内容を確認することができる。
さらに、リソース内容が入力フォームである場合、そのメールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウに表示された入力フォームに直接入力自在となるため、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウに直接入力して送信することができる。
また、チャットアプリケーションソフトを実行した場合、I/Oの結果を待たずに処理を進めるチャット用サーバを介してチャット上でデータが送られるため、発信元のデータ発信時から殆どタイムラグ無しでURLのリソース内容を表示することができる。
さらに、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容である申請内容が表示されるとともに、承認ボタンおよび否認ボタンがクリック自在に表示されるため、URLを受け取ったユーザがワークフロー専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザはすぐに申請内容を確認して承認ボタンまたは否認ボタンを押して承認または否認することができる。
また、申請者のコンピュータ端末の画面のウインドウに反映されたワークフローシステムの内容が表示されるため、申請者は、ワークフロー専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、申請後のワークフローの状況を確認することができる。
【0017】
本請求項5に係る発明のコンピュータシステムのプログラムによれば、請求項2に係る発明が奏する効果と同様、受信したデータ内にURLが含まれている場合、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容が表示されるため、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザはすぐにリソース内容を確認することができる。
さらに、リソース内容が入力フォームである場合、そのメールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウに表示された入力フォームに直接入力自在となるため、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウに直接入力して送信することができる。
また、チャットアプリケーションソフトを実行した場合、I/Oの結果を待たずに処理を進めるチャット用サーバを介してチャット上でデータが送られるため、発信元のデータ発信時から殆どタイムラグ無しでURLのリソース内容を表示することができる。
さらに、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容である顧客関係管理情報が表示されるとともに、指示ボタンがクリック自在に表示されるため、URLを受け取ったユーザ(上司)が顧客関係管理専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザ(上司)はすぐに顧客関係管理情報の内容を確認して指示ボタンを選択して押して別のユーザ(部下、案件内容についての登録者)に指示することができる。
また、別のユーザ(部下、案件内容についての登録者)のコンピュータ端末の画面のウインドウに反映された顧客関係管理システムの内容が表示されるため、登録者である別のユーザ(部下、案件内容についての登録者)は、顧客関係管理専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、登録後の顧客関係管理システムにおけるユーザ(上司)からの指示を確認することができる。
【0018】
本請求項6に係る発明のコンピュータシステムのプログラムによれば、請求項に係る発明が奏する効果と同様、受信したデータ内にURLが含まれている場合、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容が表示されるため、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザはすぐにリソース内容を確認することができる。
さらに、リソース内容が入力フォームである場合、そのメールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウに表示された入力フォームに直接入力自在となるため、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウに直接入力して送信することができる。
また、チャットアプリケーションソフトを実行した場合、I/Oの結果を待たずに処理を進めるチャット用サーバを介してチャット上でデータが送られるため、発信元のデータ発信時から殆どタイムラグ無しでURLのリソース内容を表示することができる。
さらに、メールブラウザ内またはチャット画面内のウインドウにURLのリソース内容であるお知らせ内容が表示されるとともに、確認ボタンがクリック自在に表示されるため、URLを受け取ったユーザが掲示板サイト専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザはすぐにお知らせ内容を確認して確認ボタンを押して確認した旨を送信することができる。
また、例えば、管理者である総務部のコンピュータ端末の画面のウインドウに反映された掲示板サイトシステムの内容が表示されるため、管理者である総務部は掲示板サイト専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、登録後の掲示板サイトシステムにおける全社員のお知らせ内容確認状況を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の第1実施例であるコンピュータシステムを示す概念図。
図2】本発明の第1実施例であるコンピュータシステムを示すチャート図。
図3】本発明の第1実施例のチャット画面を示す図。
図4】本発明の第2実施例のチャット画面を示す図。
図5】本発明の第3実施例のメールブラウザを示す図。
図6】本発明の第4実施例のチャット画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明のコンピュータシステムは、コンピュータ端末に設けられ、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行したときに電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザまたはチャットアプリケーションソフトのチャット画面を表示する表示部と、メールブラウザ内またはチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込んでメールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けるとともにウインドウにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示手段とを備えていることにより、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザがすぐにリソース内容を確認できるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明のコンピュータシステムのプログラムは、電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザ内またはチャットアプリケーションソフトのチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むリソース特定情報読み込みステップと、コンピュータ端末に設けられた表示部に、メールブラウザまたはチャット画面を表示するとともに、メールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウを設けてウインドウにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示ステップとをコンピュータ端末に実行させることにより、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザがすぐにリソース内容を確認できるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0021】
例えば、コンピュータ端末は、パーソナルコンピュータ端末、タブレット端末、携帯電話端末、スマートフォン端末など、ネットワーク接続されてサーバと通信自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、電子メールアプリケーションソフトは、メール用サーバを介して複数のコンピュータ端末間で送受信するものであれば送受信するものであれば如何なるものであっても構わない。
同様に、チャットアプリケーションソフトは、I/Oの結果を待たずに処理を進めるチャット用サーバを介して複数のコンピュータ端末(チャットボット含む)間、またはコンピュータ端末とチャットボットとの間で送受信するものであれば如何なるものであっても構わない。
【実施例1】
【0022】
以下に、本発明の第1実施例であるコンピュータシステム100について、図1乃至図3に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例であるコンピュータシステム100を示す概念図であり、図2は、本発明の第1実施例であるコンピュータシステム100を示すチャート図であり、図3は、本発明の第1実施例のチャット画面CTを示す図である。
【0023】
本発明の第1実施例であるコンピュータシステム100は、図1に示すように、コンピュータ端末の一例であるスマートフォン端末110Aやパーソナルコンピュータ端末110Bと、通信用アプリケーションソフトの一例であるチャットアプリケーションソフト実行時に通信するチャット用サーバ120と、チャットボット130と、URL元の情報を有した情報提供サーバ140とを備えている。
スマートフォン端末110Aやパーソナルコンピュータ端末110Bは、ネットワーク接続されてチャット用サーバ120および情報提供サーバ140と通信自在に設けられている。
【0024】
また、スマートフォン端末110Aの表示部111Aや、パーソナルコンピュータ端末110Bの表示部111Bには、アプリケーション表示画面であるチャット画面CTやメールブラウザMB(メール画面ともいう。図5参照)が表示されるように構成されている。
なお、本実施例では、チャットアプリケーションソフト使用時について説明するが、電子メールアプリケーションソフトを使用する場合は、チャット用サーバ120に換えてメール用サーバを用いて通信するのは言うまでもない。
【0025】
チャットアプリケーションソフトのアドオンプログラムであるリソース内容表示手段が、チャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるURLを読み込む。
そして、リソース内容表示手段が、チャット画面CTの内部に所謂、インラインフレームと呼ばれるウインドウWDを設けるとともにチャット画面CTの内部のウインドウWDにURLのリソース内容を表示させるように構成されている。
これにより、受信したデータ内にURLが含まれている場合、チャット画面CTの内部のウインドウWDにURLのリソース内容が表示される。
その結果、ユーザはすぐにリソース内容を確認することができる。
【0026】
さらに、リソース内容が入力フォームである場合、チャット画面CTの内部のウインドウWDに表示された入力フォームに直接入力自在となる。
その結果、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウWDに直接入力して送信することができる。
また、チャットアプリケーションソフトを実行した場合、I/Oの結果を待たずに処理を進めるチャット用サーバ120を介してチャット上でデータが送られる。
その結果、発信元のデータ発信時から殆どタイムラグ無しでURLのリソース内容を表示することができる。
【0027】
本実施例では、URLのリソース内容が、申請者からの申請内容と、申請内容を承認する「承認」ボタンB1と、申請内容を否認する「否認」ボタンB2とを含んでいることを例として説明する。
例えば、会社内のワークフローシステムにおいて、営業の田中さんが、交通費の申請を行ったとする。
【0028】
すると、常にワークフローシステムにアクセスしているチャットボット130が、新たな申請を検知し、申請内容を読み込む。
そして、チャットボット130が、申請プロセスから判断して承認ルートで次ぎの佐竹さんのパーソナルコンピュータ端末110Bへ、チャット用サーバ120を介して、ワークフローシステムの申請内容をリソースとするURL情報を含むチャットデータを送信する。
【0029】
図2のステップS1に示すように、佐竹さんのパーソナルコンピュータ端末110Bのリソース内容表示手段が、受信したチャットデータにURL情報が含まれているか否かを判定する。
含まれていると判定した場合は、ステップS2へ進み、含まれていないと判定した場合は、ステップS1を繰り返す。
【0030】
ステップS2では、リソース内容表示手段が、URLを読み込んでURL先である情報提供サーバ140へアクセスして、URLのリソース内容の情報を読み込み、ステップS3へ進む。
ステップS3では、リソース内容表示手段が、図3に示すように、チャット画面CTの内部にウインドウWDを設けるとともに、ウインドウWDにURLのリソース内容であるワークフローシステムにおける申請内容および申請プロセスを表示させる。
ウインドウWDの高さおよび幅の寸法は、所定のサイズでもよいし、リソース内容に応じて変化させてもよい。
ウインドウWDが所定のサイズの場合で、リソース内容の画面サイズの方が大きいときは、スクロール自在にしてリソース内容の全体を表示するように構成されている。
【0031】
図3に示すように、本実施例では、リソース内容が、ワークフローシステムの申請プロセス情報を含む申請内容であり、申請者(田中さん)からの申請内容と、この申請内容を承認する「承認」ボタンB1と、申請内容を否認する「否認」ボタンB2とを含んでいる。
これにより、チャット画面CTの内部のウインドウWDにURLのリソース内容である申請内容が表示されるとともに、「承認」ボタンB1および「否認」ボタンB2がクリック自在に表示される。
その結果、URLを受け取ったユーザ(佐竹さん)がワークフロー専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザ(佐竹さん)はすぐに申請内容を確認して「承認」ボタンB1または「否認」ボタンB2を押して承認または否認することができる。
【0032】
なお、本実施例では、チャットアプリケーションソフトを実行し、チャット画面CTにウインドウWDを設けて、ウインドウWDにURLのリソース内容を表示させたが、電子メールアプリケーションソフトを実行し、メールブラウザMB(図5参照)にウインドウWDを設けて、ウインドウWDにURLのリソース内容を表示させてもよい。
さらに、パーソナルコンピュータ端末110Bの表示部111Bに表示させたが、スマートフォン端末110Aの表示部111Aやタブレット端末の表示部に表示させてもよい。
また、リソース内容が入力フォームである場合、チャット画面CTの内部のウインドウWDに表示された入力フォームに直接入力自在となる。
その結果、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウWDに直接入力して送信することができる。
【0033】
また、「承認」ボタンB1または「否認」ボタンB2が押されて、ワークフローシステムにその旨が反映されると、チャットボット130が、その反映されたことを検知して、反映された内容(ワークフローシステムのURLを含む)を、チャット用サーバ120を介して申請者のパーソナルコンピュータ端末110Bに送信する。
これにより、申請者のパーソナルコンピュータ端末110Bのチャット画面CTのウインドウWDに反映されたワークフローシステムの内容が表示される。
その結果、申請者は、ワークフロー専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、申請後のワークフローの状況を確認することができる。
【0034】
このようにして得られた本発明の第1実施例であるコンピュータシステム100は、コンピュータ端末の一例であるスマートフォン端末110Aやパーソナルコンピュータ端末110Bに設けられ、電子メールアプリケーションソフトまたはチャットアプリケーションソフトを実行したときに電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザMBまたはチャットアプリケーションソフトのチャット画面CTを表示する表示部111A、111Bと、メールブラウザ内またはチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込んでメールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウWDを設けるとともにウインドウWDにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示手段とを備えていることにより、受信したデータ内にユニフォーム・リソース・ロケータが含まれている場合であっても、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザはすぐにリソース内容を確認することができ、さらに、リソース内容が入力フォームである場合、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウWDに直接入力して送信することができる。
また、チャットアプリケーションソフトを実行した場合、発信元のデータ発信時から殆どタイムラグ無しでURLのリソース内容を表示することができる。
【0035】
さらに、ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容が、申請者からの申請内容と、申請内容を承認する「承認」ボタンB1と、申請内容を否認する「否認」ボタンB2とを含んでいることにより、URLを受け取ったユーザがワークフロー専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザはすぐに申請内容を確認して「承認」ボタンB1または「否認」ボタンB2を押して承認または否認することができる。
【0036】
また、本発明の第1実施例であるコンピュータシステム100のプログラムは、電子メールアプリケーションソフトのメールブラウザ内またはチャットアプリケーションソフトのチャット画面内に表示されようとするインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むリソース特定情報読み込みステップと、コンピュータ端末の一例であるスマートフォン端末110Aやパーソナルコンピュータ端末110Bに設けられた表示部111A、111Bに、メールブラウザMBまたはチャット画面CTを表示するとともに、メールブラウザ内またはチャット画面内にウインドウWDを設けてウインドウWDにユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を表示させるリソース内容表示ステップとをコンピュータ端末に実行させることにより、受信したデータ内にユニフォーム・リソース・ロケータが含まれている場合であっても、ユーザが従来のように別ウインドウを開いてURLのリソース内容を表示させる必要がなく、ユーザはすぐにリソース内容を確認することができ、さらに、リソース内容が入力フォームである場合、ユーザは従来のようにURLをクリックして他のアプリケーションソフトを立ち上げるとともに入力フォームを他のアプリケーションのウインドウで開く必要がなく、既に表示されているウインドウWDに直接入力して送信することができる。
また、チャットアプリケーションソフトを実行した場合、発信元のデータ発信時から殆どタイムラグ無しでURLのリソース内容を表示することができるなど、その効果は甚大である。
【実施例2】
【0037】
続いて、本発明の第2実施例であるコンピュータシステム100について、図4に基づいて説明する。
ここで、図4は、本発明の第2実施例のチャット画面CTを示す図である。
第2実施例のコンピュータシステム100は、第1実施例のコンピュータシステム100のURLのリソース内容を顧客関係情報(CRM)に変更したものであり、多くの要素について第1実施例のコンピュータシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
【0038】
本実施例では、URLのリソース内容が、顧客名と、案件名と、顧客に対するアプローチの指示ボタンとを含んでいることを例として説明する。
例えば、会社内の顧客関係管理システムにおいて、営業の田中さんが、新規顧客を登録したとする。
すると、常に顧客関係管理システムにアクセスしているチャットボット130が、新たな登録を検知し、登録内容を読み込む。
そして、チャットボット130が、登録内容から判断して社内関係者(営業グループのメンバーなど)のパーソナルコンピュータ端末110Bへ、チャット用サーバ120を介して、顧客関係管理システムの登録内容をリソースとするURL情報を含むチャットデータを送信する。
【0039】
すると、社内関係者のパーソナルコンピュータ端末110Bのリソース内容表示手段が、受信したチャットデータにURL情報が含まれていると判定し、URLを読み込んでURL先である情報提供サーバ140へアクセスして、URLのリソース内容の情報を読み込む。
そして、図4に示すように、リソース内容表示手段が、チャット画面CTの内部にウインドウWDを設けるとともに、ウインドウWDにURLのリソース内容である顧客関係管理システムにおける登録内容を表示させる。
本実施例では、リソース内容が、顧客名と、案件名と、顧客に対するアプローチの指示ボタンとを含んでいる。
具体的に、指示ボタンは、一例として、「客先訪問指示」ボタンB3、「見積書作成」ボタンB4、「製品説明会ご招待」ボタンB5である。
なお、リソース内容が、入力自在なコメント欄および送信ボタン(図示せず)を含んでいる。
【0040】
これにより、チャット画面CTの内部のウインドウWDにURLのリソース内容である顧客関係管理情報が表示されるとともに、指示ボタンとしての「客先訪問指示」ボタンB3、「見積書作成」ボタンB4、「製品説明会ご招待」ボタンB5がクリック自在に表示される。
その結果、URLを受け取ったユーザ(上司)が顧客関係管理専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザ(上司)はすぐに顧客関係管理情報の内容を確認して指示ボタンとしての「客先訪問指示」ボタンB3、「見積書作成」ボタンB4、「製品説明会ご招待」ボタンB5を選択して押して別のユーザ(営業の田中さん)に指示することができる。
【0041】
なお、指示ボタンとしての「客先訪問指示」ボタンB3、「見積書作成」ボタンB4、「製品説明会ご招待」ボタンB5が押されて、顧客関係管理システムにその旨が反映されると、チャットボット130が、その反映されたことを検知して、反映された内容(顧客関係管理システムのURLを含む)を、チャット用サーバ120を介して営業の田中さんのパーソナルコンピュータ端末110Bに送信する。
これにより、営業の田中さんのパーソナルコンピュータ端末110Bのチャット画面CTのウインドウWDに反映された顧客関係管理システムの内容が表示される。
その結果、登録者である営業の田中さんは、顧客関係管理専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、登録後の顧客関係管理システムにおける上司からの指示を確認することができる。
【0042】
本実施例では、チャットアプリケーションソフトを実行し、チャット画面CTにウインドウWDを設けて、ウインドウWDにURLのリソース内容を表示させたが、電子メールアプリケーションソフトを実行し、メールブラウザMB(図5参照)にウインドウWDを設けて、ウインドウWDにURLのリソース内容を表示させてもよい。
さらに、パーソナルコンピュータ端末110Bの表示部111Bに表示させたが、スマートフォン端末110Aの表示部111Aやタブレット端末の表示部に表示させてもよい。
【0043】
このようにして得られた本発明の第2実施例であるコンピュータシステム100は、URLのリソース内容が、顧客名と、案件名と、顧客に対するアプローチの指示ボタンの一例としての「客先訪問指示」ボタンB3、「見積書作成」ボタンB4、「製品説明会ご招待」ボタンB5とを含んでいることにより、URLを受け取ったユーザ(上司)が顧客関係管理専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザ(上司)はすぐに顧客関係管理情報の内容を確認して指示ボタンとしての「客先訪問指示」ボタンB3、「見積書作成」ボタンB4、「製品説明会ご招待」ボタンB5を選択して押して別のユーザ(営業の田中さん)に指示することができるなど、その効果は甚大である。
【実施例3】
【0044】
続いて、本発明の第3実施例であるコンピュータシステム100について、図5に基づいて説明する。
ここで、図5は、本発明の第3実施例のメールブラウザMBを示す図である。
第3実施例のコンピュータシステム100は、第1実施例のコンピュータシステム100のURLのリソース内容を安否確認情報に変更したものであり、多くの要素について第1実施例のコンピュータシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
【0045】
本実施例では、URLのリソース内容が、氏名、現在位置、安否を入力する安否確認入力フォームと、「送信」ボタンB6とを含んでいることを例として説明する。
例えば、会社内の安否確認システムが、気象庁から地震速報を受信したとする。
すると、会社内の安否確認システムが、全社員のパーソナルコンピュータ端末110Bへ、メールサーバを介して、安否確認システムの安否確認入力フォームをリソースとするURL情報および地震発生日時、震源地、地震規模などの地震情報を含むメールデータを送信する。
【0046】
全社員のパーソナルコンピュータ端末110Bのリソース内容表示手段が、受信したメールデータにURL情報が含まれていると判定し、URLを読み込んでURL先である情報提供サーバ140へアクセスして、URLのリソース内容の情報を読み込む。
そして、図5に示すように、リソース内容表示手段が、メールブラウザMBの内部にウインドウWDを設けるとともに、ウインドウWDにURLのリソース内容である安否確認システムにおける安否確認入力フォームおよび「送信」ボタンB6を表示させる。
本実施例では、リソース内容が、氏名、現在位置、安否を入力する安否確認入力フォームと、「送信」ボタンB6とを含んでいる。
具体的には、一例として、氏名および部署名が入力自在に設けられ、現在位置、被害状況、業務可否が選択自在に設けられ、コメント欄が入力自在に設けられ、「送信」ボタンB6がクリック自在に設けられている。
【0047】
これにより、メールブラウザMBの内部のウインドウWDにURLのリソース内容である安否確認入力フォームが表示されるとともに、「送信」ボタンB6がクリック自在に表示される。
その結果、URLを受け取ったユーザ(全社員)が安否確認専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザ(全社員)はすぐに安否確認入力フォームに入力して「送信」ボタンB6を押して安否確認の返事をすることができる。
【0048】
なお、本実施例では、電子メールアプリケーションソフトを実行し、メールブラウザMBにウインドウWDを設けて、ウインドウWDにURLのリソース内容を表示させたが、チャットアプリケーションソフトを実行し、チャット画面CT(図1など参照)にウインドウWDを設けて、ウインドウWDにURLのリソース内容を表示させてもよい。
さらに、パーソナルコンピュータ端末110Bの表示部111Bに表示させたが、スマートフォン端末110Aの表示部111Aやタブレット端末の表示部に表示させてもよい。
【0049】
このようにして得られた本発明の第3実施例であるコンピュータシステム100は、氏名、現在位置、安否を入力する安否確認入力フォームと、「送信」ボタンB6とを含んでいることにより、URLを受け取ったユーザ(全社員)が安否確認専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザ(全社員)はすぐに安否確認入力フォームに入力して「送信」ボタンB6を押して安否確認の返事をすることができるなど、その効果は甚大である。
【実施例4】
【0050】
続いて、本発明の第4実施例であるコンピュータシステム100について、図6に基づいて説明する。
ここで、図6は、本発明の第4実施例のチャット画面CTを示す図である。
第4実施例のコンピュータシステム100は、第1実施例のコンピュータシステム100のURLのリソース内容を掲示板サイト情報に変更したものであり、多くの要素について第1実施例のコンピュータシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
【0051】
本実施例では、URLのリソース内容が、管理者からのお知らせ内容と、お知らせ内容を確認した意思を示す「確認」ボタンB7とを含んでいることを例として説明する。
例えば、会社内の掲示板サイトシステムにおいて、総務部が、社員旅行についてのお知らせを登録したとする。
すると、常に掲示板サイトシステムにアクセスしているチャットボット130が、新たな登録を検知し、登録内容を読み込む。
そして、チャットボット130が、登録内容から判断して関係者である全社員のパーソナルコンピュータ端末110Bへ、チャット用サーバ120を介して、掲示板サイトシステムの登録内容をリソースとするURL情報を含むチャットデータを送信する。
【0052】
すると、全社員のパーソナルコンピュータ端末110Bのリソース内容表示手段が、受信したチャットデータにURL情報が含まれていると判定し、URLを読み込んでURL先である情報提供サーバ140へアクセスして、URLのリソース内容の情報を読み込む。
そして、図6に示すように、リソース内容表示手段が、チャット画面CTの内部にウインドウWDを設けるとともに、ウインドウWDにURLのリソース内容である掲示板サイトシステムにおける社員旅行についてのお知らせ内容を表示させる。
本実施例では、リソース内容が、管理者からのお知らせ内容と、お知らせ内容を確認した意思を示す「確認」ボタンB7とを含んでいる。
【0053】
これにより、チャット画面CTの内部のウインドウWDにURLのリソース内容であるお知らせ内容が表示されるとともに、「確認」ボタンB7がクリック自在に表示される。
その結果、URLを受け取ったユーザ(全社員)が掲示板サイト専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザ(全社員)はすぐにお知らせ内容を確認して「確認」ボタンB7を押して確認した旨を送信することができる。
【0054】
なお、「確認」ボタンB7が押されて、掲示板サイトシステムにその旨が反映されると、チャットボット130が、その反映されたことを検知して、反映された内容(掲示板サイトシステムのURLを含む)を、チャット用サーバ120を介して管理者である総務部のパーソナルコンピュータ端末110Bに送信する。
これにより、総務部のパーソナルコンピュータ端末110Bのチャット画面CTのウインドウWDに反映された掲示板サイトシステムの内容が表示される。
その結果、管理者である総務部は掲示板サイト専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、登録後の掲示板サイトシステムにおける全社員のお知らせ内容確認状況を確認することができる。
【0055】
本実施例では、チャットアプリケーションソフトを実行し、チャット画面CTにウインドウWDを設けて、ウインドウWDにURLのリソース内容を表示させたが、電子メールアプリケーションソフトを実行し、メールブラウザMB(図5参照)にウインドウWDを設けて、ウインドウWDにURLのリソース内容を表示させてもよい。
さらに、パーソナルコンピュータ端末110Bの表示部111Bに表示させたが、スマートフォン端末110Aの表示部111Aやタブレット端末の表示部に表示させてもよい。
【0056】
このようにして得られた本発明の第4実施例であるコンピュータシステム100は、URLのリソース内容が、管理者からのお知らせ内容と、お知らせ内容を確認した意思を示す「確認」ボタンB7とを含んでいることにより、URLを受け取ったユーザ(全社員)が掲示板サイト専用アプリケーションを別途新しいウインドウで開く必要がなく、ユーザ(全社員)はすぐにお知らせ内容を確認して「確認」ボタンB7を押して確認した旨を送信することができるなど、その効果は甚大である。
【符号の説明】
【0057】
100 ・・・ コンピュータシステム
110A・・・ スマートフォン端末(コンピュータ端末)
110B・・・ パーソナルコンピュータ端末(コンピュータ端末)
111A・・・ (スマートフォン端末の)表示部
111B・・・ (パーソナルコンピュータ端末の)表示部
120 ・・・ チャット用サーバ
130 ・・・ チャットボット
140 ・・・ 情報提供サーバ
CT ・・・ チャット画面
MB ・・・ メールブラウザ
WD ・・・ ウインドウ
B1 ・・・ 「承認」ボタン
B2 ・・・ 「否認」ボタン
B3 ・・・ 「客先訪問指示」ボタン(指示ボタン)
B4 ・・・ 「見積書作成」ボタン(指示ボタン)
B5 ・・・ 「製品説明会ご招待」ボタン(指示ボタン)
B6 ・・・ 「送信」ボタン
B7 ・・・ 「確認」ボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6