(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記(C)成分の含有量が、食器洗い機用洗浄剤組成物の総質量に対し、酸換算で8質量%以上である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の食器洗い機用洗浄剤組成物。
【発明を実施するための形態】
【0009】
≪食器洗い機用洗浄剤組成物≫
本発明の食器洗い機用洗浄剤組成物は、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を含む。
【0010】
<(A)成分>
(A)成分はアニオン界面活性剤である。(A)成分としては、スルホン酸塩タイプ、硫酸エステル塩タイプ、カルボン酸塩タイプ、リン酸エステルタイプが挙げられる。
スルホン酸塩タイプとしては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩、アルキルスルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸等が挙げられる。
硫酸エステル塩タイプとしては、アルキル硫酸エステル塩、アルケニル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。
カルボン酸塩タイプとしては、アルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、スルホコハク酸塩、アミノ酸系アニオン界面活性剤等が挙げられる。
(A)成分は、炭素数8〜18のアルキル基又は炭素数8〜18のアルケニル基を有することが好ましく、炭素数8〜18のアルキル基が好ましい。当該アルキル基又は当該アルケニル基は、直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよい。
なかでも、油再汚染抑制および茶渋洗浄力の点、低泡性が確保しやすいことからスルホン酸塩タイプが好ましく、中でもアルカンスルホン酸塩およびジアルキルスルホコハク酸塩が好ましく、アルカンスルホン酸塩がより好ましい。
アニオン界面活性剤を構成する塩としては、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の金属塩等があげられる。
アルカンスルホン酸塩の具体例としては、テトラデカンスルホン酸ナトリウム、ヘキサデカンスルホン酸ナトリウム、及びオクタデカンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
これらの中でも、炭素数14以上、17以下の2級アルカンスルホン酸ナトリウムの混合物が好ましい。
市販品としては、クラリアントジャパン社製 HOSTAPUR SAS30A、バイエル社製MERSOLATE H−95、花王株式会社製ラムテルPS等が挙げられる。
【0011】
(A)成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
(A)成分の含有量は、食器洗い機用洗浄剤組成物の総質量に対して、0.01〜5質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましく、0.1〜3質量%がさらに好ましい。
(A)成分の含有量が上記上限値以下であると、泡立ちを抑制しやすい。
(A)成分の含有量が上記下限値以上であると、油汚れに対する洗浄力を向上しやすい。
【0012】
<(B)成分>
(B)成分は下記式(b−1)で表される化合物である。
R
1−N((CH
2)
nNH
2)
2 ・・・(b−1)
(式(b−1)中、R
1は炭素数8〜18の直鎖のアルキル基、炭素数8〜18の分岐鎖のアルキル基、炭素数8〜18の直鎖のアルケニル基、又は炭素数8〜18の分岐鎖のアルケニル基であり;nは2〜6の整数である。)
【0013】
(B)成分としては、例えば、N−(3−アミノプロピル)−N−デシルプロパン−1,3−ジアミン、N−(3−アミノプロピル)−N−ドデシルプロパン−1,3−ジアミン、N−(3−アミノエチル)−N−ドデシルプロパン−1,3−ジアミン、N−(3−アミノプロピル)−N−テトラデシルプロパン−1,3−ジアミン等が挙げられる。油汚れに対する洗浄力、除菌力の面からN−(3−アミノプロピル)−N−ドデシルプロパン−1,3−ジアミンが好ましい。
【0014】
(B)成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
(B)成分の含有量は、食器洗い機用洗浄剤組成物の総質量に対して0.001〜1質量%が好ましく、0.01〜0.5質量%がより好ましく、0.01〜0.1質量%がさらに好ましい。
(B)成分の含有量が上記上限値以下であると、油汚れに対する洗浄力を向上しやすい。
(B)成分の含有量が上記下限値以上であると、除菌力を向上しやすい。
【0015】
<(C)成分>
(C)成分はキレート剤である。
(C)成分としては、特に限定されず、これまで食器洗い機用洗浄剤に用いられる一般的なキレート剤のいずれも用いることができる。
除菌力がより高まることから、(C)成分として低分子キレート剤が好適に挙げられる。低分子キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、β−アラニン二酢酸、エチレンジアミン二コハク酸、L−アスパラギン酸−N,N−二酢酸、ジヒドロキシエチルエチレンジアミン二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、クエン酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、L−グルタミン酸二酢酸、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸、セリン二酢酸、アスパラギン二酢酸、メチルグリシン二酢酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、トリポリリン酸、又はこれらの塩などが挙げられる。低分子キレート剤を構成する塩としては、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。
なかでも、低分子キレート剤は、除菌力が高まりやすいことから、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、β−アラニン二酢酸、エチレンジアミン二コハク酸、L−アスパラギン酸−N,N−二酢酸、ジヒドロキシエチルエチレンジアミン二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、クエン酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、L−グルタミン酸二酢酸、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸、セリン二酢酸、アスパラギン二酢酸、メチルグリシン二酢酸、及びこれらの塩からなる群より選ばれる1種以上のキレート剤を用いるのが好ましい。
さらにクエン酸、L−グルタミン酸二酢酸、メチルグリシン二酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン四酢酸又はこれらの塩が好ましく、クエン酸、エチレンジアミン四酢酸又はその塩が特に好ましい。
【0016】
(C)成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
(C)成分の含有量は、食器洗い機用洗浄剤組成物の総質量に対して、酸換算として8質量%以上が好ましく、酸換算として10〜25質量%がより好ましく、酸換算として10〜18質量%がさらに好ましく、酸換算として12〜18質量%が特に好ましい。
(C)成分の含有量が上記範囲内であると、除菌力、油汚れに対する洗浄力を向上しやすい。
【0017】
<(D)成分>
(D)成分は、アミン型界面活性剤(d1)(ただし、(B)成分を除く)(以下、「(d1)成分」ともいう)、両性界面活性剤(d2)(以下、「(d2)成分」ともいう)、アミンオキシド型界面活性剤(d3)(以下、「(d3)成分」ともいう)、及び四級アンモニウム塩型界面活性剤(d4)(以下、「(d4)成分」ともいう)からなる群から選択される少なくとも1種である。
【0018】
[(d1)成分]
(d1)成分は、界面活性剤として機能する第1級アミン、第2級アミン、又は第3級アミンである(ただし、(B)成分に該当するものは含まない)。
(d1)成分としては、下記式(d−1)で表される化合物が好ましい。
R
2R
3R
4N ・・・(d−1)
(式(d−1)中、R
2、R
3、及びR
4はN上の置換基であり、R
2は水素、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、炭素数8〜21のアルキル基、又は炭素数8〜21のアルケニル基であり;R
3は水素、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、又は炭素数1〜4のアミノアルキル基であり;R
4は炭素数8〜21のアルキル基、炭素数8〜21のアルケニル基、炭素数1〜4のアミノアルキル基、又はR
5−X−(CH
2)
m−で表される基であり;R
5は炭素数8〜21の直鎖のアルキル基、炭素数8〜21の直鎖のアルケニル基、炭素数8〜21の分岐鎖のアルキル基、又は炭素数8〜21の分岐鎖のアルケニル基であり;Xは−O−、−C(O)NR
6−、又は−NH−であり;R
6は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基であり;mは1〜5の整数である。)
式(d−1)で表される化合物は、炭素数8〜21のアルキル基又はアルケニル基を分子内に少なくとも1つ以上、好ましくは1〜2個含むことが好ましい。
【0019】
なかでも、下記式(d−1−1)で表される化合物が好ましい。
【0021】
(式(d−1−1)中、R
7は炭素数13〜21の直鎖のアルキル基、炭素数13〜21の分岐鎖のアルキル基、炭素数13〜21の直鎖のアルケニル基、又は炭素数13〜21の分岐鎖のアルケニル基であり;R
8は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基であり;R
9は、炭素数1〜4のアルキレン基であり;R
10及びR
11は、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基である。)
【0022】
式(d−1−1)中、R
7は、炭素数13〜21の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基が好ましい。R
7におけるアルキル基及びアルケニル基の炭素数は、それぞれ13〜21であり、抑泡効果がより高まることから、好ましくは15〜21であり、より好ましくは15〜19である。
R
8におけるヒドロキシアルキル基中のヒドロキシ基の数は、1つでも2つ以上でもよい。なかでも、R
8としては、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、水素原子、メチル基がより好ましく、水素原子が特に好ましい。
R
9におけるアルキレン基の炭素数は、1〜4であり、好ましくは1〜3であり、より好ましくは2又は3であり、特に好ましくは3である。R
10及びR
11におけるアルキル基の炭素数は、それぞれ1〜4であり、好ましくは1〜3であり、より好ましくは1又は2であり、特に好ましくは1である。なかでも、R
10及びR
11は、それぞれ炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、互いに同一であることが好ましい。
式(d−1−1)で表される化合物の具体例としては、抑泡効果がより得られやすいことから、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジメチルアミノプロピルアミドが好ましく、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジメチルアミノプロピルアミドがさらに好ましく、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドが特に好ましい。
【0023】
式(d−1−1)で表される化合物以外の(d1)成分としては、例えば、ヤシアルキルアミン、牛脂アルキルアミン、オレイルアミン、オクチルアミン、ドデシルアミン、オクタデシルアミン、ジ硬化牛脂アルキルアミン、ヤシアルキルジメチルアミン、牛脂アルキルジメチルアミン、ドデシルジメチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、オクタデシルジメチルアミン、ベヘニルジメチルアミン、ジオレイルメチルアミン、ジデシルメチルアミン、N−ヤシアルキルー1,3−ジアミノプロパン、N−牛脂アルキル−1,3−ジアミノプロパン、N−硬化牛脂アルキル−1,3−ジアミノプロパン、3,3’−ジアミノ−N−メチルジプロピルアミン等が挙げられる。
【0024】
[(d2)成分]
(d2)成分は、両性界面活性剤である。
なかでも、下記式(d−2)で表される化合物が好ましい。
R
12−(A)
p−N
+(−R
13)(−R
14)−R
15−R
16 ・・・(d−2)
(式(d−2)中、R
12は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり;R
13及びR
14はそれぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり;Aは−C=O(−NH−X)−であり;Xは炭素数1〜4のアルキレン基であり;pは0又は1の数であり;R
15は炭素数1〜2のアルキレン基であり;R
16は−CO
2−又は−SO
3−である。)
(d2)成分としては、例えば、オクタン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、デカン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、オクチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、デシルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、オレイルジメチルアミノ酢酸ベタイン、オクタン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、デカン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ステアリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、オレイン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、オクチルヒドロキシスルホベタイン、デシルヒドロキシスルホベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチルヒドロキシスルホベタイン、ステアリルヒドロキシスルホベタイン、オレイルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。
【0025】
[(d3)成分]
(d3)成分は、アミンオキシド型界面活性剤である。
なかでも、下記式(d−3)で表される化合物が好ましい。
【0027】
(式(d−3)中、R
17は、炭素数8〜18の直鎖のアルキル基、炭素数8〜18の分岐鎖のアルキル基、炭素数8〜18の直鎖のアルケニル基、又は炭素数8〜18の分岐鎖のアルケニル基であり;R
19、及びR
20は、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基、又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり;R
18は炭素数1〜4のアルキレン基であり;Bは−CONH−、−NHCO−、−COO−、−OCO−又は−O−であり;rは0又は1の数であり;Z
−は対イオンである。)
(d3)成分としては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド、ヤシアルキルジメチルアミンオキシド、n−ドデシルジメチルアミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド;ラウリルジエチルアミンオキシド等のアルキルジエチルアミンオキシド;ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド等のアルカノイルアミドアルキルジメチルアミンオキシド等が挙げられる。
【0028】
[(d4)成分]
(d4)成分は四級アンモニウム塩型界面活性剤である。
(d4)成分としては、例えばテトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、テトラプロピルアンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩等のテトラ短鎖(炭素数1〜4のアルキル)アンモニウム塩;オクチルトリメチルアンモニウム塩、デシルトリメチルアンモニウム塩、ドデシルトリメチルアンモニウム塩、テトラデシルトリメチルアンモニウム塩、ラウリルトリメチルアンモニウム塩、セチルトリメチルアンモニウム塩、パルミチルトリメチルアンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、オクチルジメチルエチルアンモニウム塩、デシルジメチルエチルアンモニウム塩、ドデシルジメチルエチルアンモニウム塩、テトラデシルジメチルエチルアンモニウム塩、ラウリルジメチルエチルアンモニウム塩、セチルジメチルエチルアンモニウム塩、ステアリルジメチルエチルアンモニウム塩、オクチルジエチルメチルアンモニウム塩、デシルジエチルメチルアンモニウム塩、ドデシルジエチルメチルアンモニウム塩、テトラデシルジエチルメチルアンモニウム塩、セチルジエチルメチルアンモニウム塩、ステアリルジエチルメチルアンモニウム塩等の長鎖(炭素数8〜18のアルキル)トリ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)アンモニウム塩;ジオクチルジメチルアンモニウム塩、ジデシルジメチルアンモニウム塩、ジドデシルジメチルアンモニウム塩、ジテトラデシルジメチルアンモニウム塩、ジセチルジメチルアンモニウム塩、ジステアリルジメチルアンモニウム塩、ジオクチルメチルエチルアンモニウム塩、ジデシルメチルエチルアンモニウム塩、ジドデシルメチルエチルアンモニウム塩、ジテトラデシルメチルエチルアンモニウム塩、ジセチルメチルエチルアンモニウム塩、ジステアリルメチルエチルアンモニウム塩等のジ長鎖(炭素数8〜18のアルキル)ジ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)アンモニウム塩;ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム等の長鎖(炭素数8〜18のアルキル)ジ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)ヒドロキシアルキル(炭素数1又は2)アンモニウム塩;[3(トリメトキシシリル)]プロピル(ジメチル)オクタデシルアンモニウム塩等のトリアルコキシシリルアルキル基(炭素数4〜10)を有するジ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)長鎖(炭素数8〜18のアルキル)アンモニウム塩;アミンナイトレート;ベンジルトリメチルアンモニウム塩;ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩等が挙げられる。
これらの中でも長鎖(炭素数8〜18のアルキル)トリ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)アンモニウム塩、ジ長鎖(炭素数8〜18のアルキル)ジ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)アンモニウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、ベンゼトニウム塩等が好ましく、長鎖(炭素数8〜18のアルキル)トリ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)アンモニウム塩、ジ長鎖(炭素数8〜12のアルキル)ジ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)アンモニウム塩がより好ましい。
【0029】
塩としては、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン化物;水酸化物;炭素数1〜5のスルホン酸エステル、硫酸エステル、硝酸エステル等が挙げられる。
【0030】
(D)成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
(D)成分の含有量は、食器洗い機用洗浄剤組成物の総質量に対して、0.01〜5質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましく、0.1〜3質量%がさらに好ましい。
(D)成分の含有量が上記上限値以下であると、油汚れに対する洗浄力を向上しやすい。
(D)成分の含有量が上記下限値以上であると、除菌力を向上しやすい。
【0031】
(D)成分/(B)成分で表される質量比(以下、「D/B比」ともいう)は、0.05〜400であり、4〜55がより好ましい。
D/B比が上記上限値以下であると、除菌力を向上しやすい。
D/B比が上記下限値以上であると、油汚れに対する洗浄力を向上しやすい。
【0032】
(A)成分/[(B)成分+(D)成分]で表される質量比(以下、「A/(B+D)比」ともいう)は、0.01〜20が好ましく、0.1〜5がより好ましく、0.5〜2がさらに好ましい。
A/(B+D)比が上記上限値以下であると、除菌力を向上しやすい。
A/(B+D)比が上記下限値以上であると、油汚れに対する洗浄力を向上しやすい。
【0033】
<任意成分>
本発明の食器洗い機用洗浄剤組成物には、本発明の目的に反しない限り、食器を洗浄するための洗浄剤に通常含まれる如何なる成分も含むことができる。例えば、酸性増粘多糖類、水、有機溶剤、酵素、植物抽出エキス、吸油剤、消泡剤、食器保護剤、増粘剤、着色剤、ノニオン性界面活性剤、ハイドロトロープ剤、酸化防止剤、pH調整剤、着色剤、香料、漂白剤のような通常、食器洗い機用洗浄剤に用いられる物質を使用できる。
【0034】
酸性増粘多糖類とはグルコースの酸化物であるグルクロン酸、ガラクトースの酸化物であるガラクツロン酸、マンノースの酸化物であるマンヌロン酸などの単糖類酸化物が結合した多糖類が挙げられる。酸性増粘多糖類を含有することで組成物の粘度を高めやすくなる。
酸性増粘多糖類としては、キサンタンガム、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン、大豆多糖類、アルギン酸、アラビアガム、カラヤガム、トラガントガム、ヒアルロン酸等が挙げられる。
なかでも、キサンタンガム、ジェランガム、カラギーナンが好ましく、キサンタンガム、ジェランガムがより好ましい。
本発明の食器洗い機用洗浄剤組成物が酸性増粘多糖類を含む場合、酸性増粘多糖類の含有量は、食器洗い機用洗浄剤組成物の総質量に対して、0.05〜1.5質量%が好ましく、0.1〜1質量%がより好ましく、0.2〜1質量%がさらに好ましい。
【0035】
界面活性剤の総量は、食器洗い機用洗浄剤組成物の総質量に対して、0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜6質量%がより好ましく、1.0〜3.5質量%がさらに好ましい。
界面活性剤の総量が上記上限値以下であると、洗浄時の泡立ちを抑制しやすい。
界面活性剤の総量が上記下限値以上であると、油汚れに対する洗浄力を向上しやすい。
【0036】
本発明の食器洗い機用洗浄剤組成物の25℃におけるpHは、食器洗い機に対する腐食性の点から、5以上が好ましい。また、低泡性の点から、11以下が好ましい。より好ましくは6〜10である。
本発明において、食器洗い機用洗浄剤組成物のpHは、食器洗い機用洗浄剤組成物を25℃に調整し、pHメーター等により測定される値を示す。
【0037】
≪食器洗い機用洗浄剤組成物の製造方法≫
本発明の食器洗い機用洗浄剤組成物は、特に限定されず、従来公知の製造方法を用いることができる。
液体状の食器洗い機用洗浄剤組成物の製造方法としては、(A)成分と、(B)成分と、(C)成分と、(D)成分と、必要に応じて任意成分とを混合することにより調製される。
【0038】
≪食器洗い機用洗浄剤組成物の使用方法≫
本発明の食器洗い機用洗浄剤組成物は、食器洗い機の機種や、食器等の汚れの程度に応じて使用すればよい。
食器洗い機用洗浄剤組成物を用いて食器洗い機により洗浄対象物を洗浄する方法としては、洗浄とすすぎの各工程をいずれも有する方法が挙げられる。
洗浄方法としては、たとえば、常温(好ましくは5〜30℃程度)の水道水を食器洗い機庫内に導入して調製される洗浄液を、所定の洗浄温度(洗浄時に循環する洗浄液の温度)まで昇温しながら洗浄対象物を洗浄する工程(以下「洗浄工程」という。)と、洗浄後の洗浄対象物を、常温の水道水ですすぐ工程(以下「すすぎ(1)工程」という。)と、常温の水道水を、好ましくは70〜75℃まで2〜3℃/分で昇温しながら、前記すすぎ(1)工程後の洗浄対象物をさらにすすぐ工程(以下「すすぎ(2)工程」という。)を有する方法が挙げられる。洗浄工程での洗浄時間は、10〜40分間が好ましい。
一般的な標準コースの場合、洗浄工程における洗浄温度が55〜65℃程度、昇温速度が2〜3℃/分程度である。低温コースは、例えば、洗浄温度が35〜45℃程度、昇温速度が1℃/分程度である。本発明の食器洗い機用洗浄剤組成物は、低温洗浄においても油汚れに対する洗浄力に優れ、例えば、洗浄温度が35℃であっても、優れた洗浄力を発揮する。
いずれのコースにおいても、洗浄剤の1回の使用量は、液体状の洗浄剤の場合、水道水約3リットルに対して2〜9gとすることが好ましい。
【実施例】
【0039】
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0040】
表中の配合量の単位は「質量%」であり、いずれの成分も純分換算量を示す。
表中の空欄はその成分が配合されていないことを示す。
「バランス」は、各例の組成物に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように水が配合されていることを意味する。(C)成分の含有量は無水の酸型としての含有量である。
以下に、表中に示した成分について説明する。
【0041】
<(A)成分>
・a−1:第2級アルカンスルホン酸ナトリウム(炭素数14〜17の2級アルカンスルホン酸ナトリウム、クラリアントジャパン社製、商品名「HOSTAPUR SAS 30A」)。
・a−2:ポリオキシエチレン(平均3モル)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名:「サンノールLMT−1430」)。
・a−3:ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名「リパール870P」)。
【0042】
<(B)成分>
・b−1:(N−(3−アミノプロピル)−N−ドデシルプロパン−1,3−ジアミン)(ロンザ社製、商品名「Lonzabac12.100」、式(b−1)中、R
1が炭素数12のアルキル基であり、nが3である化合物。
【0043】
<(C)成分>
・c−1:クエン酸(扶桑化学工業社製、商品名「精製クエン酸(無水)」)。
・c−2:メチルグリシン二酢酸(BASF社製、商品名「Torilon M」)。
・c−3:L−グルタミン酸二酢酸塩(アクゾノーベル社製、商品名「GL−47−・S」)。
・c−4:エチレンジアミン四酢酸(東京化成工業社製、試薬)。
【0044】
<(D)成分>
・d1−1:C18ジメチルアミノプロピルアミド(東邦化学社製、商品名「カチナールMPAS」);式(d−1−1)中、R
7が炭素数15の直鎖のアルキル基である分子(C16)と、R
7=炭素数17の直鎖状のアルキル基である分子(C18)と、の質量比でC16:C18=3:7の混合物。R
8が水素原子であり、R
9がプロピレン基((CH
2)
3)であり、R
10がメチル基であり、R
11がメチル基である化合物。
・d1―2:3,3’−ジアミノ−N−メチルジプロピルアミン(東京化成工業株式会社、試薬)、式(d−1)中、R
2がメチル基であり、R
3が3−アミノプロピル基であり、R
4が3−アミノプロピル基である化合物。
・d1−3:N−ヤシアルキルー1,3−ジアミノプロパン(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名「リポミンDA−CD」)、式(d−1)中、R
2が水素原子であり、R
3が3−アミノプロピル基であり、R
4が炭素数12〜16の直鎖のアルキル基である化合物。
・d2−1:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、第一工業製薬社製、商品名「アミーゲンS」)、式(d−2)中、R
12が炭素数11の直鎖のアルキル基であり、R
13及びR
14はメチル基であり、Aは−C=O(−NH−X)−であり、Xはプロピレン基((CH
2)
3)であり、pは1であり、R
15はメチレン基であり、R
16は−CO
2−である化合物。
・d3−1:n−ドデシルジメチルアミンオキシド(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名「カデナックスDM12D−W(C)」)。
・d4−1:塩化ジデシルジメチルアンモニウム(ロンザ社製、商品名「Bardac2280G」)。
・d4−2:塩化ジオクチルジメチルアンモニウム(ロンザ社製、商品名「BardacLF−80」)。
【0045】
<任意成分>
・キサンタンガム(三晶社製、製品名KELZAN T)。
・pH調整剤:硫酸(関東化学社製)、水酸化ナトリウム:48%水酸化ナトリウム(旭硝子株式会社製社製)、粒状水酸化ナトリウム(和光純薬工業社製)、水酸化カリウム:48%水酸化カリウム(旭硝子社製)、粒状水酸化カリウム(和光純薬工業社製)。
【0046】
<食器洗い機用洗浄剤組成物の調製>
表1〜4の組成に従い、溶媒としての水に、(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分、任意成分、及びpH調整剤を溶解することにより、各例の食器洗い機用洗浄剤組成物0.8kgをそれぞれ調製した。
具体的には、1Lビーカー(直径12cm)内に、キサンタンガムと水との合計量として組成物全体の50質量%となるように投入した。HEIDON FBL1200スリーワンモーター(新東科学株式会社製)の撹拌機に直径7.5cm、幅1.5cm、角度45度の4枚羽パドルを装備し、その後、内容物が飛び散らないように回転数400〜900rpmで撹拌し、未溶解分(ダマ)がなくなるまで撹拌を継続して高分子水溶液を得た。次いで(A)成分と(B)成分とpH調整剤(水酸化ナトリウムまたは硫酸)を添加し、混合液Aを得た。
これとは別に、容量1Lビーカー(直径12cm)内に、75℃に調整した水と(D)成分とを添加して混合液Bを得た。
混合液Aに、前記撹拌機の回転数を650rpmで撹拌しながら混合液Bを加えた。添加終了後、5分間撹拌し、混合液Cを得た。この混合液Cを25℃まで冷却した後、(C)成分を添加した。さらに、表に示すpH値となるように、pH調整剤を加えpH7.0に調整した。組成物全体が100質量%となるように残りの水を加え、前記撹拌機の回転数650rpmで1分間撹拌することにより食器洗い機用洗浄剤組成物を得た。
組成物のpH(25℃)は、25℃に調整した組成物を、ガラス電極式pHメーター(HM−30G、東亜ディーケーケー社製)を用いて測定した。測定方法は、JIS Z 8802:1984「pH測定方法」に準拠して行った。
【0047】
<食器洗い機用洗浄剤の評価>
各実施例及び比較例の組成物について、以下に示す評価方法によって各評価を行い、その結果を表に併記した。
食器洗い機として、自動食器洗い乾燥機(パナソニック社製、機種NP−40SX2)を用いた。各評価において、洗浄処理は、該自動食器洗い乾燥機に設定されている標準コース(節電モード又は通常モード)で運転することにより行った。節電モードとは、通常モードと比較して、洗浄工程での水温が15℃低く設定されている。該標準コース(節電モード)の内容を以下に示す。
・標準コース(節電モード):
該自動食器洗い乾燥機に組成物2〜6g(水道水3Lに対し)を投入した後、約5℃の水道水を庫内に導入して調製される洗浄液を40℃まで2〜3℃/minで昇温しながら20分間洗浄を行い、該洗浄液を排水する。次いで、新たな水道水を導入し、すすぎ(2分間/回)と排水との繰返し3回を行う。排水後、新たな水道水を導入し、70℃まで2〜3℃/minで昇温しながらすすぎ1回(最終すすぎ)20分間を行い、排水後、温風を循環させながら食器等を乾燥する。
・標準コース(通常モード)は、上記標準コース(節電モード)において、洗浄液を55℃まで2〜3℃/minで昇温しながら20分間洗浄を行う他の操作は、上記標準コース(節電モード)と同様である。
【0048】
<油汚れに対する洗浄力の評価>
油汚れとして、牛脂/ラード/バター/サラダ油=3/3/3/1(質量比)の混合油とレトルトカレー(ボンカレーゴールド21辛口)とを用いた。
前記混合油3g及び前記レトルトカレー6gをそれぞれ全体に付着させて汚染したポリプロピレン製弁当箱(縦110mm、横170mm、高さ35mm)を、前記自動食器洗い乾燥機に装填し、組成物6gを投入して標準コース(節電モード)で洗浄処理を施した。
洗浄処理の後、ポリプロピレン製弁当箱の仕上がり具合を観察し、下記の評価基準に基づいて、油汚れに対する洗浄力を評価した。表に記載の評価点は洗浄処理3回の平均値を記載し、その値が3点以上であれば合格とした。
(評価基準)
4点:油汚れが完全に除去されていた。
3点:若干油汚れが残っていたが、洗い直す必要がないレベルであった。
2点:油汚れが残っており、洗い直す必要があるレベルであった。
1点:油汚れがべっとりと残っていた。
【0049】
<除菌力の評価>
評価を行う前に、自動食器洗い乾燥機庫内を塩素系カビ取り剤で洗浄した。
財団法人ベターリビング協会認定基準性能試験方法(1995年11月6日施行:食器洗い機)に準拠し、箸、ガラスコップ、湯飲み、皿(大、中、小)、汁椀などの食器に対してトマトジュース、牛乳、味噌汁、緑茶、米飯、生卵、カレー、市販トンカツソース、ハムエッグなどを付着させて汚垢食器を調製した。
次いで、該汚垢食器を、塩素系カビ取り剤で洗浄した後の自動食器洗い乾燥機に収納し、組成物2〜6gを投入し、標準コース(節電モード)で洗浄処理を施した。洗浄開始後の庫内の洗浄水が約60℃に到達した時点で自動食器洗い乾燥機の扉を開放して庫内に残存した水を採取し、10倍希釈系列希釈液を調製した。
各希釈液1.0mLを滅菌シャーレに分注し、45〜48℃のSCD寒天培地を15〜20mL入れてよく攪拌した。シャーレのフタをして室温で放置し、培地が固まった後、シャーレを倒置し、温度37±1℃で40〜48時間培養した。培養後、30〜300個のコロニーが現れた希釈系列のシャーレのコロニー数を測定し、下記式(I)より生菌数(N)を求めた。
生菌数(cfu/mL)=コロニー数×10M×10 ・・・(I)
式(I)中、「M」は採用したシャーレに分注した希釈系列希釈液の希釈回である。
別途、0.05質量/容量%(w/v%)Tween80水溶液(関東化学株式会社製、「ポリソルベート80」)を滅菌したものを対照洗浄剤として用い、同様に洗浄処理を行い、細菌を抽出して10倍希釈系列希釈液を調製し、コロニー数を測定して生菌数(N)を求めた。
食器洗い機用洗浄剤組成物で処理した場合の生菌数と、対照洗浄剤で処理した場合の生菌数の測定値から、活性値を下記式(II)より算出し、下記の評価基準に基づき評価した。活性値が2以上を合格とした。
活性値=log10N(対照洗浄剤で処理した場合の生菌数)−log10N(食器洗い機用洗浄剤組成物で処理した場合の生菌数) ・・・(II)
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
本発明を適用した実施例1〜30は、油汚れに対する洗浄力、除菌力において優れていた。
D/B比が400超の比較例1は、油汚れに対する洗浄力、除菌力において劣っていた。
D/B比が0.05未満である比較例2は、油汚れに対する洗浄力、除菌力において劣っていた。
(B)成分を含有しない比較例3は、除菌力において劣っていた。
(B)成分の式(b−1)中のR
1が炭素数1のメチル基である((B)成分を含有しない)比較例4は、除菌力において劣っていた。
(C)成分を含有しない比較例5は、除菌力において劣っていた。
(B)成分の代わりに(d4)成分の四級アンモニウム塩型界面活性剤を含有する比較例6は除菌力において劣っていた。