(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
例示的な実施態様が、ここで詳細に記述され、それらの例示的な実施態様の例が添付の図面において提示される。以降の説明が、添付の図面に関連している場合には、別段の指定がない限り、別々の添付の図面における同じ数字は、同じまたは同様の要素を表す。以降の例示的な実施態様において記述される実施態様は、本出願と整合するすべての実施態様を表すとは限らない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲において詳細に記述される本出願のいくつかの態様と整合するデバイスおよび方法の例にすぎない。
【0012】
本出願において使用される用語は、特定の実施態様を例示するためのものにすぎず、本出願を限定することを意図されてはいない。本出願および添付の特許請求の範囲において使用される単数形の"a"および"the"という用語は、複数形を含むことも意図される(そうではないと文脈において明確に指定されている場合は除く)。本明細書において使用される「および/または」という用語は、1つまたは複数の関連付けられた列挙されたアイテムのありとあらゆる可能な組合せを示し、それらを含むということをさらに理解されたい。
【0013】
「第1の」、「第2の」、「第3の」などの用語が、さまざまなタイプの情報を記述するために本出願において使用される場合があるが、それらの情報は、これらの用語には限定されないということを理解されたい。これらの用語は、同じタイプの情報を区別するために使用されるにすぎない。たとえば、本出願の範囲から逸脱することなく、第1の情報が代替として第2の情報と呼ばれることが可能であり、また同様に、第2の情報が代替として第1の情報と呼ばれることも可能である。文脈に応じて、たとえば本明細書において使用される"if"という言葉は、"while"、"when"、または"in response to determining"として説明されることが可能である。
【0014】
図1は、本出願の例示的な実施態様による、イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するための方法を示す概略フローチャートである。
【0015】
図1を参照すると、イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するための方法は、サーバ、たとえばサービスプロバイダによって展開されているサーバまたはサーバクラスタに適用されることが可能であり、本方法は、下記のステップを含む。
【0016】
ステップ101: 第1のユーザによって送信されたイメージ共有要求が受信された後に、イメージ共有要求内に含まれる属性情報を格納し、属性情報は、第1のイメージロケーション情報と、第1のユーザがイメージを共有したときに第1のユーザによって入力されたテキスト情報とを含む。
【0017】
この実施態様においては、第1のユーザは、ソーシャルアプリにおいて提供される共有機能を使用することによってイメージを共有することが可能である。たとえば、第1のユーザは、ALIPAYのCommunityを使用することによってイメージを共有することが可能であり、または第1のユーザは、代替としてWeChatのMomentsを使用することによってイメージを共有することが可能である。もちろん、ソーシャルアプリに加えて、ユーザは、代替としてコミュニティ機能またはフォーラム機能を提供するアプリを使用することによってイメージを共有することが可能である。本出願においては、実施態様は限定されない。
【0018】
ステップ102: 第1のロケーション情報およびテキスト情報に基づいて、イメージに関連付けられたサービスオブジェクトを探してデータベースを検索する。
【0019】
この実施態様においては、データベースは、地図データベースなどのロケーション情報と、対応するサービスオブジェクトに関する情報とを格納するデータベースであってもよく、サービスオブジェクトは、店、学校、または銀行などのサードパーティサービス組織を含んでもよい。
【0020】
ステップ103: ユーザに関連付けられた第2のユーザへイメージをプッシュし、所定のポリシーに基づいてサービスオブジェクトに関する情報を第2のユーザへ送信する。
【0021】
この実施態様においては、第1のユーザによって送信されたイメージ共有要求を受信した後に、サーバは、第1のユーザに関連付けられた第2のユーザへイメージをプッシュしてもよい。第2のユーザは、ユーザの友達、ユーザをフォローしている人、ユーザとのサービス対話を実行した人などであってもよい。
【0022】
この実施態様においては、サーバは最初に、新たな共有があるという通知を第2のユーザへプッシュしてもよく、その新たな共有を第2のユーザがチェックした場合には、次いでイメージが第2のユーザへ送信されてもよい。この部分の処理および実施に関しては、関連した技術を参照されたい。本出願においては、簡潔のため、ここでは詳細は省略される。
【0023】
この実施態様においては、所定のポリシーは、アクティブな送信であってもよい。たとえば、サーバは、サービスオブジェクトに関する情報およびイメージをともに第2のユーザへ送信することが可能である。あるいは、所定のポリシーは、トリガーされる送信であってもよい。たとえば、第2のユーザによって送信されるイメージに関するサービスオペレーション要求を受信した場合に、サーバは、サービスオブジェクトに関する情報を第2のユーザへ送信することが可能である。
【0024】
第1のユーザによってサーバへイメージ共有要求を送信する対話プロセス、およびサーバによって第2のユーザへイメージ共有をプッシュする対話プロセスなど、本出願のこの実施態様において記述されるユーザおよびサーバの対話プロセスは、ユーザのユーザアカウントを使用して関連したユーザによってログインされたサーバおよびクライアントのすべての対話プロセスであるということは注目に値する。簡潔のため、以降では詳細は省略される。
【0025】
図2は、本出願の例示的な実施態様による、イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するための別の方法を示す概略フローチャートである。
【0026】
図2を参照すると、イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するための方法は、クライアントに適用されることが可能であり、下記のステップを含む。
【0027】
ステップ201: 現在のユーザに関連付けられた第1のユーザによって共有され、かつサーバによってプッシュされたイメージを表示する。
【0028】
ステップ202: 第1のユーザによって共有されたイメージ上で現在のユーザによって実行されたサービスオペレーションが検知された場合に、イメージに関するサービスオペレーション要求を生成する。
【0029】
この実施態様においては、現在のユーザは、第1のユーザによって共有されたイメージをタップまたはダブルタッチなどの方法で選択してもよい。現在のユーザのクライアントはさらに、1つまたは複数のサービスオペレーションオプションを表示することが可能であり、サービスオペレーションオプションは、イメージに関連付けられたサービスオブジェクトに向けられる。特定のサービスオペレーションオプションを選択した場合には、ユーザは、イメージ上で実行されたサービスオペレーションが検知されたと判定することが可能である。
【0030】
ステップ203: サービスオペレーション要求をサーバへ送信し、サーバによって返されるイメージに関連付けられたサービスオブジェクトに関する情報を受信し、対応するオペレーションを実行する。
【0031】
この実施態様においては、サーバによって返されるサービスオブジェクトの名前情報および第2のロケーション情報を受信した後に、現在のユーザのクライアントは、地図アプリを呼び出し、サービスオブジェクトを地図アプリにおいて位置付けることが可能である。もちろん、実際には現在のユーザのクライアントが地図機能を有している場合には、クライアントは、代替として地図ページへジャンプし、サービスオブジェクトを地図ページ上に位置付けることが可能である。
【0032】
この実施態様においては、サーバによって返されるサービスオブジェクトのサービス情報を受信した後に、現在のユーザのクライアントは、サービス情報を表示することが可能であり、それによりユーザは、サービス情報をチェックすることが可能である。サービス情報は、体験サービス、連絡先番号、プロモーション情報、割引情報などの情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0033】
この実施態様においては、サーバによって返されるサービスオブジェクトの支払い情報を受信した後に、現在のユーザのクライアントは、サービスオブジェクトに向けられた支払いページへジャンプすることが可能であり、それによりユーザは、支払いオペレーションを完了する。もちろん、実際には現在のユーザのクライアントが支払い機能を有していない場合には、別の支払いアプリが代替として呼び出されてもよい。本出願においては、実施態様は限定されない。
【0034】
本出願の実施ソリューションに基づいて、ユーザは、別のページへリダイレクトする必要なく、関連付けられたユーザによって共有されたイメージを使用することによって、ロケーション、サービス検索、および支払いなどの対応するサービスオブジェクト上でのオペレーションを実施することが可能であるということが、前述の説明から理解されることが可能である。したがって、オペレーションはシンプルかつ迅速であり、それによりユーザの使用経験を改善する。
【0035】
以降では、イメージ共有の公開、関連付けられたサービスオブジェクトの検索、およびサービスオペレーションの実施という3つのフェーズを使用することによって、本出願の技術的なソリューションを詳細に記述する。
【0037】
この実施態様においては、ALIPAYのCommunityが一例として使用され、ユーザは、Communityにおいて食べ物、風景などのイメージを共有することが可能である。区別しやすくするために、イメージを共有するユーザは、第1のユーザと呼ばれてよい。第1のユーザがALIPAYの"record life"機能を選択した場合には、共有されることを必要とするイメージが付加されてもよい。たとえば、写真を撮るためにカメラが呼び出されてもよく、またはフォトライブラリから写真が選択されてもよい。第1のユーザがイメージを付加した後に、クライアント(ALIPAY)は、現在のイメージ共有の属性情報を取得することが可能である。属性情報は一般に、イメージのロケーション座標(第1のロケーション情報)と、第1のユーザがイメージを共有したときに入力されたテキスト情報とを含むことが可能である。イメージのロケーション座標は一般に、イメージが撮られているときに端末デバイスによって取得され格納される。この例においては、ユーザが送信を選択した場合に、クライアントは、取得された第1のロケーション情報、テキスト情報などをイメージ共有要求に付加して、イメージ共有要求をサーバへ送信してもよい。
【0038】
この実施態様においては、イメージ共有要求を受信した後に、サーバは、イメージに関する一意のイメージIDを生成し、属性情報とイメージIDとの間におけるマッピング関係を格納することが可能である。
【0039】
第1のユーザWhiteがCommunityにおいてケバブのイメージを共有すると想定すると、そのイメージのロケーション座標が座標1であり、テキスト情報が"kebabs here are really delicious"である。サーバは、対応するイメージに関するイメージID 1を生成し、サーバは、属性情報とイメージIDとの間におけるマッピング関係を下記のテーブルに格納することが可能である。Table 1(表1)は、説明のための一例にすぎないということは、注目に値する。実際には、サーバは、そのようなテーブルを編成しなくてもよい。本出願においては、実施態様は限定されない。
【表1】
【0040】
この実施態様においては、サーバは、イメージのイメージID 1をWhiteのイメージ共有に付加し、Whiteのイメージ共有をWhiteの友達へプッシュすることが可能であり、Whiteの友達は、ALIPAYのCommunityを使用することによって共有をチェックすることが可能である。
【0041】
II. 関連付けられたサービスオブジェクトの検索
【0042】
この実施態様においては、Whiteによって送信されたイメージ共有要求を受信した後に、サーバは、イメージ共有要求内に含まれる第1のロケーション情報およびテキスト情報に基づいて、イメージに関連付けられたサービスオブジェクトを探してデータベースを検索することが可能である。データベースは、このプラットフォームのサービスオブジェクトデータベースであってもよく、またはデータベースは、代替として別のプラットフォームによって提供されるデータベース、たとえば特定の地図データベースであってもよい。本出願においては、実施態様は限定されない。
【0043】
この実施態様においては、GPS測位中にエラーが発生する場合があるので、端末デバイスがイメージを撮る際に端末デバイスによって取得されるロケーション座標(第1のロケーション情報)は、十分に正確ではない場合がある。サーバは、第1のロケーション情報に基づいて複数のマッチする店を識別することが可能である。たとえば、サーバは、"Alibaba Kebabs"および"Cleanness Dry Cleaner"を識別することが可能である。そのようなケースにおいては、サーバは、Whiteによって送信された"kebabs here are really delicious"というテキスト情報を"Alibaba Kebabs"の情報および"Cleanness Dry Cleaner"の情報と個別に照合することが可能である。たとえば、そのテキスト情報は、単語へと分割され、それらの単語は、"Alibaba Kebabs"の情報および"Cleanness Dry Cleaner"の情報と個別に照合される。この例においては、サーバは、テキスト情報における"kebabs"が"Alibaba Kebabs"のサービスにマッチしているということを識別することが可能であり、さらに、イメージに関連付けられた店として"Alibaba Kebabs"を特定することが可能である。もちろん、実際にはテキスト情報は、代替として別の方法でサービスオブジェクトと照合されることが可能である。一般に、最もマッチしているサービスオブジェクトが、イメージに関連付けられたサービスオブジェクトとして判定されることが可能である。
【0044】
この実施態様においては、Whiteによって送信されたイメージ共有要求を受信した後に、サーバは、Whiteによって共有されたイメージに関連付けられた店を検索し、そのイメージのイメージID 1と、見つかった店と、その店の正確なロケーション座標(第2のロケーション情報)との間におけるマッピング関係を格納することが可能である。サーバは、代替として店に関するサービスオペレーション要求を受信した後に店を検索してもよい。本出願においては、実施態様は限定されない。
【0045】
III. サービスオペレーションの実施
【0046】
この実施態様においては、Black(第2のユーザ)がWhiteの友達であると想定されたい。Whiteによって共有され、かつサーバによってプッシュされたイメージを受信した後に、Blackのクライアント(ALIPAY)は、イメージのイメージID 1を格納することが可能である。たとえば、クライアントは、Whiteによって共有されたイメージにイメージID 1を関連付け、イメージID 1およびそのイメージを格納することが可能である。
【0047】
図3は、Blackのクライアントによって表示されることが可能であるCommunityページを示す。Blackは、イメージに気づいた後に、どこでWhiteがケバブを得ているかを知りたがっていると想定されたい。この例においては、Blackは、Whiteへメッセージを送信するためにチャットページへリダイレクトする必要はなく、またはCommunityにおけるCommentを使用することによってWhiteに尋ねる必要もない。Blackはイメージをタップすることが可能であり、クライアントは、Blackのために1つまたは複数のサービスオペレーションオプションを表示することが可能であり、それによりBlackは選択を行うことが可能である。
【0048】
一例においては、
図4を参照すると、Blackがイメージをタップした後に、クライアントは、
図4において示されるサービスオペレーションオプションを表示することが可能である。Blackがオペレーションオプションを選択した場合には、クライアントは、イメージのイメージID 1をサーバへ送信することが可能である。サーバはさらに、イメージID 1に対応する店を識別することが可能である。
【0049】
この実施態様においては、"identify the shop at the location of the image address"が、サービスオブジェクトの識別要求に相当する。サーバは、マッチする店を見つけた後に、その店の名前および正確なロケーション座標をBlackのクライアントに返すことが可能である。Blackのクライアントは、名前および正確なロケーション座標を受信した後に、Amapアプリを呼び出してAmapアプリにおいてその店を位置特定し、さらに
図5において示されるページを表示することが可能である。Blackは、
図5において示されるページを使用することによって、その店へのルートなどの情報を検索することが可能である。
【0050】
もちろん、実際にはサーバは、マッチする店を見つけた後に、代替としてその店の名前のみをBlackのクライアントに返してもよく、それによりBlackのクライアントは、その店の名前を表示することが可能である。
【0051】
別の例においては、
図6を参照すると、Blackがイメージをタップした後に、クライアントは、
図6において示されるサービスオペレーションオプションを表示してもよい。"Payment to the shop"が、サービスオブジェクトに向けられた支払い要求に相当する。サーバは、マッチする店を見つけた後に、その店の支払い情報をBlackのクライアントに返してもよい。Blackのクライアントは、支払い情報を受信した後に、店に向けられた支払いページへジャンプしてもよく、たとえばBlackのクライアントは、
図7において示されるページを表示してもよい。Blackは、
図7において示されるページを使用することによって、店に支払いを行うことが可能である。
【0052】
別の例においては、Blackがイメージをタップした後に、クライアントは、代替としてサービスオブジェクトに向けられた検索要求を表示してもよく、たとえばクライアントは、"check information about the shop"というサービスオペレーションオプション(図示せず)を表示してもよい。マッチする店を見つけた後に、サーバは、店のサービス情報をBlackのクライアントへ返してもよく、それによりBlackのクライアントは、そのサービス情報を表示する。サービス情報は、体験サービス、連絡先番号、プロモーション情報、割引情報などの情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0053】
別の例においては、Blackがイメージをタップした後に、クライアントは、代替として複数のサービスオペレーションオプションを同時に表示してもよく、Blackは、Blackのニーズに基づいて選択を行ってよい。
【0054】
別の例においては、サーバは、マッチする店に関する情報、およびWhiteによって共有されたイメージの両方をBlackへ送信してもよい。Blackのクライアントは、イメージおよび店に関する情報を受信した後に、Whiteによって共有されたイメージを表示す間に、Blackの手動による要求を必要とせずに、所定の表示ルールに基づいて、マッチする店を表示してもよい。
【0055】
前述の実施ソリューションに基づいて、Whiteがイメージおよびテキスト情報を付加した後に、Whiteのクライアントは、第1のイメージロケーション情報およびテキスト情報をサーバへ送信してもよく、サーバは、対応する店を検索し、その店をクライアントへ返してもよい。そのようなものとして、共有されるロケーションをWhiteが選択したときに、クライアントは、サーバによって見つけられた店を第1位にランク付けしてもよく、またはWhiteによって共有されたロケーションにその店を自動的に付加してもよく、それによりWhiteは、複数のロケーションを繰り返し検索する必要がなく、それにより位置特定の精度を改善し、ユーザの使用経験を改善する。
【0056】
イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するための方法の前述の実施態様に対応して、本出願はさらに、イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するためのデバイスの実施態様を提供する。
【0057】
本出願におけるイメージに基づいてサービスオペレーションを実施するためのデバイスの実施態様は、端末デバイス上に搭載されたクライアントに、またはサーバに個別に適用されてもよい。装置実施態様は、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組合せによって実施されることが可能である。ソフトウェア実施態様が、一例として使用される。論理デバイスとして、本デバイスは、不揮発性メモリ内の対応するコンピュータプログラム命令を、本デバイスが配置された端末デバイスまたはサーバのプロセッサによってメモリ内へ読み込むことによって形成される。ハードウェアの視点から、
図8は、本出願におけるイメージに基づいてサービスオペレーションを実施するためのデバイスが配置された端末デバイスまたはサーバのハードウェアを示す構造図である。この実施態様におけるデバイスが配置された端末デバイスまたはサーバは通常、
図8において示されるプロセッサ、メモリ、ネットワークインターフェース、および不揮発性メモリに加えて、端末デバイスまたはサーバの実際の機能に基づいてその他のハードウェアを含むことが可能である。簡潔のため、ここでは詳細は省略される。
【0058】
図9は、本出願の例示的な実施態様による、イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するためのデバイスを示すブロック図である。
【0059】
図9を参照すると、イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するためのデバイス900は、
図8において示される前述のサーバに適用されてもよく、共有/受信ユニット901、オブジェクト検索ユニット902、イメージプッシングユニット903、およびオブジェクト送信ユニット904を含む。
【0060】
共有/受信ユニット901は、第1のユーザによって送信されたイメージ共有要求を受信した後に、イメージ共有要求内に含まれる属性情報を格納するように構成され、属性情報は、第1のイメージロケーション情報と、第1のユーザがイメージを共有したときに第1のユーザによって入力されたテキスト情報とを含む。
【0061】
オブジェクト検索ユニット902は、第1のロケーション情報およびテキスト情報に基づいて、イメージに関連付けられたサービスオブジェクトを探してデータベースを検索するように構成される。
【0062】
イメージプッシングユニット903は、ユーザに関連付けられた第2のユーザへイメージをプッシュするように構成される。
【0063】
オブジェクト送信ユニット904は、所定のポリシーに基づいてサービスオブジェクトに関する情報を第2のユーザへ送信するように構成される。
【0064】
オプションで、オブジェクト送信ユニット904は、第2のユーザによって送信されるイメージに関するサービスオペレーション要求が受信された場合に、サービスオブジェクトに関する情報を第2のユーザへ送信するように構成される。
【0065】
オプションで、オブジェクト送信ユニット904は、サービスオペレーション要求がサービスオブジェクトの識別要求である場合に、サービスオブジェクトの名前情報を第2のユーザへ送信するように構成される。
【0066】
オプションで、オブジェクト送信ユニット904は、サービスオペレーション要求がサービスオブジェクトの識別要求である場合に、データベース内のサービスオブジェクトの第2のロケーション情報を第2のユーザへ送信するように構成され、それにより第2のユーザのクライアントは、地図アプリを呼び出し、サービスオブジェクトを地図アプリにおいて位置付ける。
【0067】
オプションで、オブジェクト送信ユニット904は、サービスオペレーション要求がサービスオブジェクトのサービス検索要求である場合に、サービスオブジェクトのサービス情報を第2のユーザへ送信するように構成され、それにより第2のユーザは、サービス情報をチェックすることが可能である。
【0068】
オプションで、サービス情報は、体験サービス、連絡先番号、プロモーション情報、および割引情報という情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0069】
オプションで、オブジェクト送信ユニット904は、サービスオペレーション要求が支払い要求である場合に、サービスオブジェクトの支払い情報を第2のユーザへ送信するように構成され、それにより第2のユーザのクライアントは、サービスオブジェクトに向けられた支払いページへジャンプする。
【0070】
オプションで、オブジェクト送信ユニット904は、サービスオブジェクトに関する情報およびイメージをともに第2のユーザへ送信するように構成される。
【0071】
オプションで、オブジェクト検索ユニット902は、第1のロケーション情報にマッチするサービスオブジェクトを探してデータベースを検索することと、複数のサービスオブジェクトが見つかった場合に、テキスト情報をそれぞれの見つかったサービスオブジェクトに関する情報と照合することと、照合結果が所定の要件を満たしているサービスオブジェクトが、イメージに関連付けられたサービスオブジェクトであると判定することとを行うように構成される。
【0072】
図10は、本出願の例示的な実施態様による、イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するための別のデバイスを示すブロック図である。
【0073】
図10を参照すると、イメージに基づいてサービスオペレーションを実施するためのデバイス1000は、
図8において示される端末デバイスに適用されてもよく、イメージ表示ユニット1001、要求生成ユニット1002、およびオペレーション実行ユニット1003を含む。
【0074】
イメージ表示ユニット1001は、現在のユーザに関連付けられた第1のユーザによって共有され、かつサーバによってプッシュされたイメージを表示するように構成される。
【0075】
要求生成ユニット1002は、第1のユーザによって共有されたイメージ上で現在のユーザによって実行されたサービスオペレーションが検知された場合に、イメージに関するサービスオペレーション要求を生成するように構成される。
【0076】
オペレーション実行ユニット1003は、サービスオペレーション要求をサーバへ送信し、サーバによって返されるイメージに関連付けられたサービスオブジェクトに関する情報を受信し、対応するオペレーションを実行するように構成される。
【0077】
サービスオブジェクトは、第1のイメージロケーション情報およびテキスト情報に基づいてサーバによってデータベースを検索することによって見つかり、テキスト情報は、第1のユーザがイメージを共有するときに第1のユーザによって入力される。
【0078】
オプションで、要求生成ユニット1002は、第1のユーザによって共有されたイメージ上で現在のユーザによって実行された所定のオペレーションが検知されたときに、1つまたは複数のサービスオペレーションオプションを表示し、現在のユーザがサービスオペレーションオプションを選択した場合に、第1のユーザによって共有されたイメージ上で実行されたサービスオペレーションが検知されたと判定するように構成される。
【0079】
オプションで、オペレーション実行ユニット1003は、サービスオペレーション要求がサービスオブジェクトの識別要求である場合に、サーバによって返されるサービスオブジェクトの第2のロケーション情報を受信し、地図アプリを呼び出し、第2のロケーション情報に基づいてサービスオブジェクトを地図アプリにおいて位置付けるように構成される。
【0080】
オプションで、オペレーション実行ユニット1003は、サービスオペレーション要求がサービスオブジェクトのサービス検索要求である場合に、サーバによって返されるサービスオブジェクトのサービス情報を受信し、サービス情報を表示するように構成される。
【0081】
オプションで、サービス情報は、体験サービス、連絡先番号、プロモーション情報、および割引情報という情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0082】
オプションで、オペレーション実行ユニット1003は、サービスオペレーション要求が支払い要求である場合に、サーバによって返されるサービスオブジェクトの支払い情報を受信し、支払い情報に基づいて、サービスオブジェクトに向けられた支払いページへジャンプするように構成される。
【0083】
デバイスにおけるそれぞれのユニットの機能および役割の実施プロセスに関しては、前述の方法における対応するステップの実施プロセスに対して参照が行われることが可能である。簡潔のため、ここでは詳細は省略される。
【0084】
装置実施態様は、基本的に方法実施態様に対応しているので、関連した部分に関しては、方法実施態様における関連した説明に対して参照が行われることが可能である。前述された装置実施態様は、一例にすぎない。別々の部分として記述されるユニットどうしは、物理的に別々であってもよく、または物理的に別々でなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的なユニットであってもよく、または物理的なユニットでなくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。モジュールまたはユニットのうちのいくつかまたはすべては、本出願におけるソリューションの目的を達成するために実際のニーズに基づいて選択されることが可能である。当技術分野における標準的な技術者なら、創造的な取り組みを伴わずに本明細書の実施態様を理解および実施することが可能である。
【0085】
前述の実施態様において示されるシステム、デバイス、モジュール、またはユニットは、コンピュータチップまたはエンティティを使用することによって実施されることが可能であり、または特定の機能を有する製品を使用することによって実施されることが可能である。典型的な実施デバイスは、コンピュータであり、コンピュータは、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セルラー電話、カメラ付き携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、メディアプレーヤ、ナビゲーションデバイス、Eメール送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、またはこれらのデバイスの任意の組合せであることが可能である。
【0086】
前述の説明は、本出願の実施態様の例にすぎず、本出願を限定することを意図しているものではない。本出願の趣旨および原理から逸脱することなく行われたいかなる修正、均等な置換、または改良も、本出願の保護範囲内に収まるものとする。