(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で左方向にスライドされる信号を受けると、スピーカーフォンではなく、受話器で通話することが可能なモードに切り替えられるように制御することを特徴とする、請求項9に記載のアプリケーションの実行中に電話を受信するための方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するためのもので、その目的は、付加機能のためのアプリケーションを実行する途中で着信コールが受信されると、受信情報および電話接続状態情報を表示する電話受信ウィンドウを、アプリケーションの妨げにならないように、アプリケーションが実行される画面の一部の領域に表示することができるようにする、アプリケーションの実行中に電話を受信するための移動通信端末およびその方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、前記電話受信ウィンドウを用いて通話関連機能に対する制御ができるようにして、電話を受けたり切ったりする動作だけでなく、様々な通話機能に対する制御ができるようにする、アプリケーションの実行中に電話を受信するための移動通信端末およびその方法を提供することにある。
【0008】
ところが、本発明の目的は上述した事項に限定されず、上述していない他の目的は以降の記載から当業者に明確に理解できるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のある観点に係るアプリケーションの実行中に電話を受信するための移動通信端末は、ユーザーのキーまたはメニュー操作による情報の入力を受ける入力部と、入力された前記情報に基づいて付加機能のためのアプリケーションを実行させ、着信コール受信の際に前記着信コールに対する電話接続状態情報を示す電話受信ウィンドウが付加機能実行画面の一部の領域に表示されるように制御する制御部と、前記制御部から制御信号を受けて画面に表示するディスプレイ部とを含むことができる。
【0010】
前記制御部は、入力された前記情報に基づいて付加機能のためのアプリケーションを実行させ、着信コール受信の際に付加機能実行画面上に前記電話受信ウィンドウをオーバーレイさせて表示するように制御することができる。例えば、前記電話受信ウィンドウは、アプリケーション実行画面の枠に位置する電話受信バーの形態であってもよい。
【0011】
また、前記制御部は、入力された前記情報に基づいて付加機能のためのアプリケーションを実行させ、着信コール受信の際に付加機能実行画面を分割して前記着信コールに対する電話接続状態情報が表示されるように制御することができる。
【0012】
また、前記制御部は、前記着信コールが受信されると、予め設定された時間の間に電話受信画面に表示した後、設定された時間が経過したか或いは電話を受信した場合、前記電話受信ウィンドウが前記付加機能を実行する画面の一定領域にオーバーレイされるように制御することができる。このとき、前記予め設定された時間は、電話が受信されていることをユーザーが確認することが可能な1秒〜3秒以内に設定することが好ましい。
【0013】
また、前記制御部は、着信コールが受信される場合と電話が接続される場合の電話受信ウィンドウがそれぞれ異なる色で表示されるように制御することができる。
【0014】
また、前記制御部は、前記電話接続状態情報を提供する電話受信ウィンドウの背景画面をユーザーの選択に応じて調節することができるように制御することができる。
【0015】
また、前記制御部は、前記電話接続状態情報を提供する電話受信ウィンドウの透明度を調節することができるように制御することができる。
【0016】
また、前記制御部は、前記電話受信ウィンドウをタッチするか、或いはタッチした状態でスライドする方向による入力信号を受け、それぞれ異なる制御ができるようにする。例えば、前記制御部は、前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で左または右方向にスライドされる信号を受けると、スピーカーフォンではなく、一般モードで通話することができるように切り替えることができる。また、前記制御部は、前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で上または下方向にスライドされる信号を受けると、通話録音機能を活性化させて通話録音可能に制御することができる。
【0017】
一方、前記電話接続状態情報は、前記着信コールに相応する相手の電話番号、相手の名前、写真、職場名、および通話時間の少なくとも一つを含むことができる。
【0018】
本発明の他の観点に係るアプリケーションの実行中に電話を受信するための方法は、ユーザーのキーまたはメニュー操作による情報の入力を受けて付加機能のためのアプリケーションを実行する段階(S1)と、前記アプリケーションの実行中に着信コールが受信されると、前記アプリケーションを実行する画面の一部の領域に電話接続状態情報を提供する電話受信ウィンドウを表示する段階(S2)とを含むことができる。
【0019】
前記表示する段階(S2)は、着信コールが受信されると、予め設定された時間の間に電話受信画面を表示する段階をさらに含むことができる。このとき、前記予め設定された時間は、電話が受信されていることをユーザーが確認することが可能な1秒〜3秒以内に設定することが好ましい。
【0020】
また、前記表示する段階(S2)は、付加機能実行画面上に前記着信コールに対する電話接続状態情報をオーバーレイさせて表示するように制御することができる。例えば、前記電話受信ウィンドウは、アプリケーション実行画面の枠に位置する電話受信バーの形態で提供することができる。
【0021】
また、前記表示する段階(S2)は、付加機能実行画面を分割し、前記着信コールに対する電話接続状態情報が分割された画面に表示されるように制御することができる。
【0022】
一方、前記電話受信ウィンドウは、着信コールが受信される場合と電話が接続される場合の電話受信ウィンドウがそれぞれ異なる色で表示できる。
【0023】
また、前記電話受信ウィンドウの背景画面をユーザーの選択に応じて調節することができるようにする。
【0024】
また、前記表示する段階(S2)は、前記電話受信ウィンドウをタッチするか、タッチした状態でスライドする方向による入力信号を受け、それぞれ異なる制御が可能である。例えば、前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で左方向にスライドされる信号を受けると、スピーカーフォンではなく、受話器で通話することが可能なモードに切り替えられるように制御することができる。また、前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で上方向または下方向にスライドされる信号を受けると、通話録音モードで動作するように制御することができる。
【0025】
一方、前記電話接続状態情報は、前記着信コールに相応する相手の電話番号、相手の名前、写真、職場名、および通話時間の少なくとも一つを含むことができる。
【発明の効果】
【0026】
これにより、本発明は、付加機能のためのアプリケーションを実行する途中で着信コールが受信されると、受信情報および電話接続状態情報を表示する電話受信ウィンドウを、アプリケーションが実行される画面上の一部の領域に表示するようにすることにより、電話の受信によって実行中のアプリケーションの使用を妨げることなく、付加機能を持続的に利用することができるという効果がある。したがって、電話を受信しながらも、実行中アプリケーションがゲームプログラムであれば、ゲームが実行される画面をタッチ、スライド、ドラッグなどで操作して継続してゲームを行うことができ、実行中のアプリケーションがポータルサイトであれば、検索結果画面をタッチ、スライド、ドラッグなどで操作して検索情報を確認することができる。
【0027】
また、本発明は、電話受信ウィンドウに簡単なタッチおよびスライド信号を入力して通話関連機能に対する制御を容易に行うことができるようにして、画面の切り替えなしでも通話関連機能の制御を行うことができるという利点がある。
【0028】
また、本発明は、付加機能のためのアプリケーションを実行する途中で着信コールが受信されると、予め設定された時間の間に電話受信画面に切り替えた後、予め設定された時間が経過したか或いは電話通話接続がなされた場合、アプリケーション実行画面に切り替えられながら、アプリケーションが実行される画面上の一部の領域に電話接続状態情報を表示することができるようにすることにより、着信コールの受信状況を迅速に把握することができるという効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施例に係るアプリケーションの実行中に電話を受信するための移動通信端末およびその方法について説明する。本発明に係る動作および作用を理解するために必要な部分を中心に詳細に説明する。明細書全体にわたって、各図面に提示された同じ参照符号は同じ構成要素を示す。また、本発明を説明するにあたり、関連した公知の機能或いは構成についての具体的な説明が本発明の要旨を無駄に曖昧にするおそれがあると判断される場合、それに対する詳細な説明は省略する。
【0031】
特に、本発明では、各種付加機能のためのアプリケーションを実行する途中で着信コールが受信されると、(1)アプリケーションが実行される画面上に電話接続状態情報を表示する電話受信ウィンドウをオーバーレイさせて表示するか、或いは(2)アプリケーションが実行される画面上に画面を分割して、その分割された一つの画面に実行されるアプリケーションを表示し、もう一つの画面に電話接続状態情報を表示するようにする新規方案を提案する。
【0032】
また、本発明では、アプリケーション実行画面に表示された電話受信ウィンドウを用いて通話機能を制御することができるようにする新規方案を提案する。
【0033】
図1は本発明の一実施例に係るアプリケーションの実行中に電話を受信するための移動通信端末を示すブロック図である。
【0034】
ここで、移動通信端末は、移動通信網を利用して移動通信サービスの提供を受けることが可能な装置であって、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistants)などを包括する概念でありうる。
【0035】
図1を参照すると、本発明に係るアプリケーションの実行中に電話を受信するための移動通信端末は、送受信部110、入力部120、ディスプレイ部130、オーディオ出力部140、メモリ部150、および制御部160を含んで構成できる。
【0036】
送受信部110は、相手の移動通信端末に着信コールを送信したり、相手の移動通信端末から着信コールを受信したりすることができ、コール接続に応じて音声を送受信することができる。
【0037】
入力部120は、ユーザーのキーまたはメニュー操作による情報の入力を受けることができる。例えば、前記入力部120は、タッチスクリーンを用いてディスプレイ部を直接タッチすることにより、入力を行うことができる。ユーザーは、入力部120を介して付加機能のための各種アプリケーションの実行有無を入力することができ、前記アプリケーションの実行中に着信コールが受信されるときに着信コールに関連した情報を表示するための着信コール受信機能などを設定することができる。また、通話接続状態で通話関連機能を制御するための入力を行うことができる。
【0038】
このとき、付加機能は、例えば、ナビゲーション機能、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)機能、ゲーム機能、インターネット検索などを含むことができる。このような付加機能は、移動通信端末の製造時にインストールされるか、使用中にダウンロードしてインストールされる機能であってもよい。
【0039】
ディスプレイ部130は、制御部160からの信号を受け、実行されるアプリケーションに関連するビデオデータを表示することができる。特に、前記ディスプレイ部130は、アプリケーションを実行する途中で着信コールが受信されると、前記制御部160の制御信号に基づいて、アプリケーションが実行される画面上の一部の領域に電話接続状態情報を提供する電話受信ウィンドウを表示することができる。例えば、予め設定された時間の間に電話受信画面を表示し、予め設定された時間が経過した後、アプリケーションが実行される画面上の一部の領域に、電話接続状態情報を提供する電話受信ウィンドウをオーバーレイして表示することができる。別の例として、予め設定される時間の間に電話受信画面を表示しながら、予め設定された時間が経過した後、アプリケーションが実行される画面を分割して、その分割された一つの画面にアプリケーションを表示し、もう一つの画面に電話接続状態情報を表示することができる。一方、前記電話受信ウィンドウは透明度を調節することができる。例えば、電話受信ウィンドウは、調節バーによって、電話受信ウィンドウとその内容を透明或いは不透明に調節することができる。このとき、前記調節バーは、電話受信ウィンドウのタッチ入力信号によって表示されるようにすることができる。また、前記電話受信ウィンドウの設定画面に調節バーが表示されるようにして、ユーザーによる調節を可能にする。
【0040】
オーディオ出力部140は、付加機能のための各種アプリケーションを実行する場合、その実行される各種アプリケーションから提供する音声またはオーディオを出力することができる。
【0041】
メモリ部150は、付加機能のためのアプリケーションを格納することができ、電話番号リストやイメージ、映像などを格納することができる。
【0042】
制御部160は、移動通信端末の動作を制御し、付加機能のための各種アプリケーションを実行して各種アプリケーションからオーディオまたはビデオデータの提供を受け、提供されたビデオまたはオーディオデータをディスプレイ部130とオーディオ出力部140などへ出力するように制御することができる。
【0043】
特に、制御部160は、アプリケーションを実行する途中で着信コールを受信すると、実行中のアプリケーションに影響が及ばないように電話接続状態情報を提供することができる。したがって、電話を受信しながらも、実行中のアプリケーションがゲームプログラムであれば、ゲームが実行される画面をタッチ、スライド、ドラッグなどで操作して継続してゲームを実行することができ、
図4に示すように、ポータルサイトで検索する場合は、検索結果画面をタッチ、スライド、ドラッグなどで操作して検索情報を確認することができる。ここで、電話接続状態情報は、相手の電話番号、相手の名前、写真、職場名、通話時間などを含む電話受信ウィンドウの形態で提供できる。
【0044】
好ましくは、前記制御部160は、アプリケーションを実行する途中で着信コールが受信されると、アプリケーションが実行される画面上の一部の領域に電話接続状態情報を表示するように制御することができる。例えば、前記制御部140は、アプリケーションが実行される画面上の一部の領域に電話接続状態情報を提供する電話受信ウィンドウ(番号の挿入)をオーバーレイさせて表示することができる。別の例として、前記制御部140は、アプリケーションが実行される画面を分割して、1つの画面にはアプリケーションを表示し、もう一つの画面には電話接続状態情報を表示するように制御することができる。
【0045】
また、前記制御部140は、アプリケーションケーションを実行する途中で着信コールが受信されると、予め設定された時間の間に電話受信画面を表示し、予め設定された時間が経過した後、アプリケーションが実行される画面上の一部の領域に電話受信ウィンドウを表示するように制御することができる。
【0046】
一方、前記制御部140は、前記電話受信ウィンドウをタッチするか、或いはタッチした状態でスライドする方向による入力信号を受け、入力信号による通話機能制御が可能である。例えば、前記電話受信ウィンドウをタッチする信号によって、電話を接続させるか或いは電話接続を終了するように制御することができる。また、前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で左または右方向にスライドされる信号を受けると、スピーカーフォンモードまたは一般モードに切り替えるように制御することができる。また、前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で上または下方向にスライドされる信号を受けると、通話録音機能を活性化させて通話録音可能に制御することができる。一方、前記電話受信ウィンドウは、棒状の電話受信バーとして画面の枠の部分に位置することができ、前記電話受信バーをスライドすることにより通話機能を制御することができる。
【0047】
図2は本発明の一実施例に係るアプリケーションの実行中に電話を受信するための方法を示すフローチャートである。
【0048】
本発明は、大きくは、ユーザーのキーまたはメニュー操作による情報の入力を受け、付加機能のためのアプリケーションを実行する段階(S1)と、前記アプリケーションを実行する途中で着信コールが受信されると、前記アプリケーションを実行する画面の一部の領域に電話接続状態情報を提供する電話受信ウィンドウを表示する段階(S2)とを含んでなることができる。
【0049】
以下、図面を参照して、前記S2段階についてより詳細に説明する。
【0050】
図2を参照すると、本発明に係る移動通信端末は、付加機能のためのアプリケーションを実行する(S210)と、移動通信端末は、アプリケーションを実行する画面をディスプレイ部に表示する。
【0051】
次に、制御部は、着信コールが受信されるか否かを確認する(S220)。
【0052】
着信コールが受信されると、電話受信ウィンドウをアプリケーション画面の一部の領域に表示するが、前記電話受信ウィンドウを、電話受信中のことを示す第1色で表示するか、或いは前記第1色が点滅するように表示することができる(S230)。このとき、前記電話受信ウィンドウは、背景画面として予め設定されたイメージまたは映像を表示するか、或いは予め設定されたイメージまたは映像なしにアプリケーション実行画面が見えるように透明に表示するか、或いは着信コールに相応するイメージまたは映像を表示することができる。
【0053】
一方、前記第1色および第2色は、着信コールが受信中である場合と、通話が接続された場合とを区別するために、互いに異なる色が使用される。例えば、電話受信ウィンドウの枠を互いに異なる色で表示するか、或いは電話受信ウィンドウの一部の領域を互いに異なる色で表示することにより、着信コール受信状態と電話接続状態を区分するようにすることができる。
【0054】
また、前記電話受信ウィンドウは様々な形態で提供できる。例えば、電話受信ウィンドウの形態がアプリケーション実行画面にオーバーレイされるように表示することができる。他の例として、アプリケーション実行画面の枠の部分に位置する電話受信バーをオーバーレイして表示することができる。別の例として、アプリケーション実行画面を分割し、分割された画面に電話受信ウィンドウを表示することができる。
【0055】
一方、前記着信コールが受信されると、予め設定された時間の間に電話受信画面を表示した後、設定された時間が経過したか或いは電話を受信した場合、前記電話受信ウィンドウが前記付加機能を実行する画面の一定の領域に表示されるように切り替えることができる。前述のように電話受信画面を一定の時間表示する場合、ユーザーが「電話がきた」と迅速に認識することができるようにするという利点がある。
【0056】
その後、着信コールの受信に対する制御信号が入力されるかを確認し(S240)、前記制御信号が着信コール接続である場合は、電話受信ウィンドウの色を第2色に変えて表示しながら電話を接続させ(S260)、前記制御信号が着信コール接続でない場合は、受信拒否に対する制御を行う(S261)。
【0057】
すなわち、着信コール接続が選択されると、コールを接続し、コール接続を示すように電話受信ウィンドウの色を第2色に変更して表示することができる(S260)。例えば、移動通信端末は、オーバーレイされて表示される電話受信ウィンドウをユーザーがタッチすると、相手の移動通信端末とのコールを接続する。
【0058】
一方、着信コール接続が選択されない場合は、ユーザーが入力した受信拒否に対する制御を行う(S261)。前記受信拒否に対する制御は、様々な方式が採用できる。例えば、予め設定された内容のショートメッセージを、着信コールを発信した相手の移動通信端末へ送信する。例えば、移動通信端末は、「ただいま電話に出ることができません」というショートメッセージを作成し、これを相手の移動通信端末に送信することができる。このとき、移動通信端末は、着信コールの接続が選択されないため、電話受信ウィンドウが除去されると、該当する着信コールの電話番号に対する電話受信拒否状態を設定することができる。一方、着信コール受信中に電話受信ウィンドウをスライドして制御する場合、受信保留状態となるように制御することができる。
【0059】
次に、通話の接続処理中に通話機能制御のための制御信号が受信されるかを確認する(S270)。前記通話機能制御は、前記電話受信ウィンドウをタッチする信号によって電話を接続させるか或いは電話接続を終了するように制御することができる。また、前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で左または右方向にスライドされる信号を受けると、スピーカーフォンではなく、一般モードで通話することができるように切り替えることができる。また、前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で上または下方向にスライドされる信号を受けると、通話録音機能を活性化させて通話録音可能に制御することができる(S280)。
【0060】
その後、移動通信端末は、コール接続が終了したか否かを確認し(S290)、コール接続が終了した場合、電話受信ウィンドウを除去し(S300)、再びアプリケーション実行画面のみを表示することができる。すなわち、移動通信端末は、相手が電話を切るか電話受信ウィンドウを押して電話を切るなど、コール接続が終了すると、電話受信ウィンドウがアプリケーション画面内で消える。
【0061】
図3は本発明の一実施例に係る電話受信ウィンドウの形態を示す図である。
【0062】
図3に示すように、本発明の一実施例に係る電話受信ウィンドウは、(a)に示すように、着信コールが受信される場合と着信コールが接続される場合、電話受信ウィンドウを互いに異なる色に設定して区別できるようにする。例えば、図示の如く、着信コール受信中には電話受信ウィンドウの枠を赤色で表示し、電話が接続されて通話モードの場合には電話受信ウィンドウの枠を緑色で表示して電話接続中のことを示すことができる。また、着信コール受信中には1種以上の色を交互に点滅させて表示することができる。
【0063】
電話受信ウィンドウは、(b)に示すように、背景画面として予め設定されたイメージまたは映像を表示するか、予め設定されたイメージまたは映像なしに前記経路案内画面が見えるように透明に表示するか、或いは着信コールに相応するイメージまたは映像を表示することができる。
【0064】
電話受信ウィンドウは、(c)に示すように、電話受信ウィンドウの透明度を調節することができる。例えば、電話受信ウィンドウの調節バーによって電話受信ウィンドウとその内容を透明または不透明に調節することができる。
【0065】
以下、本発明のアプリケーションの実行中に電話を受信するための移動通信端末およびその方法について様々な実施例によって詳細に説明する。
【実施例1】
【0066】
図4は本発明の実施例1に対するアプリケーション実行画面における着信コール受信状態の画面を示す図である。
図5は本発明の実施例1に対するアプリケーション実行画面における通話接続状態の画面を示す図である。
図6は本発明の実施例1に対するアプリケーション実行画面における通話接続状態で制御する方法を概略的に示す図である。
【0067】
図4〜
図6を参照すると、入力された前記情報に基づいて付加機能のためのアプリケーションを実行させ、着信コール受信の際に付加機能実行画面上の一部の領域に前記着信コールに対する電話接続状態情報を示す電話受信ウィンドウをオーバーレイさせて表示するようにすることができる。
【0068】
すなわち、
図4に示すように、着信コールが受信されると、アプリケーション実行画面の一部の領域に前記電話受信ウィンドウをオーバーレイさせて表示することにより、着信コール受信中であることを表示することができる。このとき、電話受信ウィンドウは、背景画面として予め設定されたイメージまたは映像を表示するか、予め設定されたイメージまたは映像なしにアプリケーション実行画面が見えるように透明に表示するか、或いは着信コールに相応するイメージまたは映像を表示することができる。
【0069】
一方、前記電話受信ウィンドウを介して通話機能を制御することができる。例えば、着信コールが受信されている場合、表示される電話受信ウィンドウをユーザーがタッチすると、相手の移動通信端末との接続がなされる。コールが接続されると、電話受信ウィンドウの色が変更され、通話接続中のことを示す。
【0070】
また、着信コール受信中または通話接続中でも、電話受信ウィンドウを用いて通話機能を制御することができる。例えば、着信コール受信中に電話受信ウィンドウをスライドする場合は、受信拒否メッセージを発信することができる。
【0071】
前述したような制御方法は様々な組み合わせが可能である。すなわち、コール接続制御方法とは異なる制御ルールを適用して着信コールの接続を拒否することができるが、前述したような制御で着信コール接続が行われなければ、受信拒否に対する制御が行われる。例えば、着信コール接続が拒否される場合、予め設定された内容のショートメッセージを、着信コールを発信した相手の移動通信端末へ送信することができる。すなわち、移動通信端末は、「ただいま電話に出ることができません」というショートメッセージを作成し、これを相手の移動通信端末へ送信することができる。
【0072】
一方、通話接続中でも、電話受信ウィンドウをスライドする方式で通話関連の制御を行うことができる。例えば、通話接続状態で前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で左または右方向にスライドされる信号を受けると、スピーカーフォンモードまたは一般モードに切り替えて通話するように制御することができる。また、前記電話受信ウィンドウをタッチした状態で上または下方向にスライドされる信号を受けると、通話録音機能を活性化させて通話録音可能に制御することができる。
【実施例2】
【0073】
図7は本発明の実施例2に対するアプリケーション実行画面における着信コール受信状態の画面を示す図である。
図8は本発明の実施例2に対するアプリケーション実行画面における通話接続状態の画面を示す図である。
図9は本発明の実施例2に対するアプリケーション実行画面における通話接続状態で制御する方法を概略的に示す図である。
図10は本発明の実施例2に対するアプリケーション実行画面における着信コール受信状態情報表示状態の画面を示す図である。
【0074】
図7〜
図10を参照すると、実施例1の電話受信ウィンドウを電話受信バーに変更して適用することができる。
図7に示すように、前記電話受信ウィンドウを棒状の電話受信バーに変更して画面の枠の部分に位置させることができる。前記電話受信バーをスライドすることにより、電話受信ウィンドウに適用される制御方式をそのまま使用することができる。
【0075】
本発明の実施例2に係る電話受信ウィンドウは、アプリケーション実行画面の枠の部分に電話受信バーを表示することができるようにし、前記電話受信バーは、着信コールが受信される場合と着信コールが接続される場合の色を互いに異なる色に設定して区分できるようにする。例えば、図示の如く、着信コール受信中には電話受信バーを赤色で表示し、電話接続がなされて受信中には電話受信バーを緑色で表示して電話接続中のことを示すことができる。また、着信コール受信中には少なくとも1種の色を交互に点滅させて表示することができる。
【0076】
また、電話受信バーは、画面枠全体を覆うように形成でき、枠を上または下、左または右にスライドすることにより通話機能を制御するようにすることができる。また、画面枠全体を覆うように形成する場合、色の変化は、一部のみ形成される電話受信バーと同様の方式で行われうる。また、電話受信バーの厚さが調節できるようにして、ユーザーに合う通話機能制御を提供することができる。
【0077】
一方、前記電話受信バーは、電話受信ウィンドウとは異なり、電話接続状態情報を示すことが可能な空間が足りない。したがって、
図10に示すように、着信コールが受信される場合、アプリケーション画面の一部分に電話接続状態情報を表示した後、通話が接続されるか或いは通話が拒否される場合に消えるようにすることができる。
【実施例3】
【0078】
図11は本発明の実施例3に対するアプリケーション実行画面における着信コール受信状態の画面を示す図である。
図12は本発明の実施例3に対するアプリケーション実行画面における通話接続状態の画面を示す図である。
図13は本発明の実施例3に対するアプリケーション実行画面における通話接続状態で制御する方法を概略的に示す図である。
【0079】
図11〜
図13を参照すると、入力された前記情報に基づいて付加機能のためのアプリケーションを実行させ、着信コール受信の際に付加機能の実行画面を分割し、前記着信コールに対する電話接続状態情報が表示されるようにすることができる。
【0080】
すなわち、着信コールが受信されると、画面を分割し、第1分割領域にアプリケーション画面を表示し、第2分割領域に電話接続状態情報、例えば、相手の電話番号または相手の名前などでコール受信中のことを表示することができる。このとき、前記第2分割領域は、背景画面として予め設定されたイメージまたは映像を表示するか、或いは着信コールに相応するイメージまたは映像を表示することができる。また、前記第2分割領域の色を変更させることができ、第2分割領域の枠または第2分割領域の全体が点滅するようにすることができる。
【0081】
一方、前記第2分割領域を介して通話機能を制御することができる。例えば、着信コールが受信されている場合、第2分割領域をユーザーがタッチすると、相手の移動通信端末との接続がなされる。コールが接続されると、「通話接続中です」または通話時間を表示する内容の電話接続状態情報を表示することにより、電話通話中のことを示す。
【0082】
また、着信コール受信中に第2分割領域をスライドする場合には、受信拒否メッセージを発信することができる。例えば、前述したような制御方法は、様々な組み合わせが可能である。すなわち、コール接続制御方法とは異なる制御ルールを適用して着信コールの接続を拒否することができるが、前述したような制御で着信コール接続がなされない場合は、受信拒否に対する制御が行われる。例えば、着信コール接続が拒否される場合、予め設定された内容のショートメッセージを、着信コールを発信した相手の移動通信端末へ送信することができる。すなわち、移動通信端末は、「ただいま電話に出ることができません」というショートメッセージを作成し、これを相手の移動通信端末へ送信することができる。
【0083】
一方、前記第2分割領域も、電話受信ウィンドウのように通話接続中またはコール受信中を示すための色を使用することができる。前記第1分割領域内に電話受信ウィンドウが持っているすべての機能を含めさせることができ、前記電話受信ウィンドウを用いたタッチおよびスライドによる制御も同様に適用することができる。
【0084】
一方、上述した本発明の実施例は、コンピュータで実行できるプログラムによって作成可能であり、コンピュータ可読記録媒体を用いて前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで実現できる。前記コンピュータ可読記録媒体は、磁気記憶媒体(例えば、ROM、フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光学的読取媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)などの記憶媒体を含む。
【0085】
以上で説明した実施例は一例に過ぎない。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱することなく、様々な修正および変形を加えることが可能であろう。したがって、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものである。このような実施例により本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は以下の請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等の範囲内にあるすべての技術思想は本発明の権利範囲に含まれると解釈されるべきである。