特許第6957098号(P6957098)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6957098
(24)【登録日】2021年10月8日
(45)【発行日】2021年11月2日
(54)【発明の名称】錠剤定量取出容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/04 20060101AFI20211021BHJP
【FI】
   B65D83/04 B
   B65D83/04 H
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-166741(P2017-166741)
(22)【出願日】2017年8月31日
(65)【公開番号】特開2019-43581(P2019-43581A)
(43)【公開日】2019年3月22日
【審査請求日】2020年3月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100076598
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 一豊
(74)【代理人】
【識別番号】100165607
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 一成
(74)【代理人】
【識別番号】100196690
【弁理士】
【氏名又は名称】森合 透
(72)【発明者】
【氏名】神村 千秋
【審査官】 米村 耕一
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3142100(JP,U)
【文献】 特開2010−013115(JP,A)
【文献】 実公昭42−018465(JP,Y1)
【文献】 特開2015−085978(JP,A)
【文献】 特開2003−252389(JP,A)
【文献】 特開2006−103700(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 83/04
B65D 85/60
A61J 1/00−7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
側壁を構成する筒状部に連設される底壁(23)中央より起立設した支柱(24)を備えた容器本体(2)と、
錠剤(T)を内部に収容した状態で該容器本体(2)の内側に組み込まれ、該容器本体(2)に対して昇降自在な内容器(3)と、
該内容器(3)の上部に設けられる受け部(4)と、
該容器本体(2)の上部を覆うキャップ(5)と、を有する錠剤定量取出容器であって、
該内容器(3)の頂壁(33)から通路部(36)が設けられ、該通路部(36)の内面下部には通路支持部(36a)を形成しており、該内容器(3)の底部(37)は、該支柱(24)を外挿することが可能な支柱筒(37c)を有し、かつ該底部(37)下面と該底壁(23)上面の間に弾性変形可能な弾性部材(39)を備えており、
該受け部(4)の吐出口(40)の内面上端部には吐出口支持部(45)を形成している
ことを特徴とする錠剤定量取出容器。
【請求項2】
前記内容器(3)の底部(37)に、錠剤(T)が前記支柱(24)上端部の受け皿(25)に移動するための整列路(38)を形成している請求項1に記載の錠剤定量取出容器。
【請求項3】
前記整列路(38)の整列路底壁(38b)は、外方から内方に向かって下方へ傾斜している請求項に記載の錠剤定量取出容器。
【請求項4】
該内容器(3)の頂壁(33)内方に断面凹状である凹部を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の錠剤定量取出容器。
【請求項5】
前記受け部(4)の頂板部(41)は、ヒンジ部(42)を支点とした回動により開蓋可能である請求項1〜4のいずれかに記載の錠剤定量取出容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、定量分の錠剤を取り出すための錠剤定量取出容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
菓子やサプリメント等は、取り扱いや数量の管理を容易にするため錠剤に加工されることが多く、錠剤は一般に錠剤容器内に多数収容されており、使用時に所定量を錠剤容器から取り出す必要がある。ここで、錠剤を収容した容器本体の開口部を単に閉鎖する蓋を備えた一般的な錠剤容器では、開口部から蓋を外し、容器本体を傾けるなどして錠剤を手のひら上に吐出させるが、これでは所望数を超えて余分な錠剤が容器本体から吐出される場合がある。必要以上に吐出された錠剤は、容器本体内に戻されるが、一旦、手に触れた錠剤を再び容器本体内へ戻すのは、衛生管理や品質保持の観点からは好ましくはなかった。
【0003】
このため、錠剤を定量分だけ取り出す先行技術として、例えば特許文献1には、錠剤(ガム)を湾曲された形状を有する支持面を有する内部ボトルに収納し、錠剤を昇降軸の支持栓上に移動させ、それから内部ボトルを上下に昇降させて錠剤を抽出孔から取り出している。しかしながら、特許文献1においては、錠剤を昇降軸の支持栓上に移動させる時に錠剤の大きさや形状によっては、支持栓付近で錠剤が不規則に並んで錠剤を確実に支持栓上に誘導できない課題や、錠剤が支持栓上に載った状態で上昇させた際に錠剤が脱落するなどの課題があり、錠剤をスムーズに取り出すことができないことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2012−532073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、上記した従来技術における課題を解消すべく、簡単な操作で錠剤をスムーズに取り出すことが可能な錠剤定量取出容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の錠剤定量取出容器の主たる構成は、
側壁を構成する筒状部に連設される底壁中央より起立設した支柱を備えた容器本体と、
錠剤を内部に収容した状態で該容器本体の内側に組み込まれ、該容器本体に対して昇降自在な内容器と、
該内容器の上部に設けられる受け部と、
該容器本体の上部を覆うキャップと、を有する錠剤定量取出容器であって、
該内容器の頂壁から通路部が設けられ、該通路部の内面下部には通路支持部を形成しており、該内容器の底部は、該支柱を外挿することが可能な支柱筒を有し、かつ該底部下面と該底壁上面の間に弾性変形可能な弾性部材を備えており、
該受け部の吐出口の内面上端部には吐出口支持部を形成している
ことを特徴とする。
【0007】
上記主たる構成では、錠剤を収容した内容器を押し下げる下降操作を行ったあと、底部と底壁の間の弾性部材によって内容器は上昇するため、このような上下に昇降移動を繰り返すことで、錠剤を取り出すことを達成し得る。
【0008】
また、本発明の他の構成は、内容器の底部に錠剤が支柱上端部の受け皿に移動するための整列路を形成している。
【0009】
内容器の底部に整列路を形成することによって、錠剤が受け皿付近で不規則に並ぶことを防止することが可能となり、錠剤をスムーズに取り出すことができる。
【0010】
また、本発明の他の構成は、整列路の整列路底壁が外方から内方に向かって下方へ傾斜しているものである。
【0011】
整列路底壁が外方から内方に向かって下方へ傾斜させることで、錠剤の受け皿部への移動がスムーズに行える。
【0012】
また、本発明の他の構成は、内容器の頂壁内方に断面凹状である凹部を備えている。
【0013】
頂壁内方に断面凹状である凹部を有することで、吐出された錠剤を凹部の保持することが可能である。
【0014】
また、本発明の他の構成は、受け部の頂板部がヒンジ部を支点とした回動により開蓋可能である。
【0015】
頂板部を開蓋可能とすることによって、通路部内に貯留されている錠剤を取り出すことが可能となった。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明の主たる構成においては、錠剤を収容した内容器を押し下げる下降操作を行ったあと、弾性部材により内容器は上昇するため、内容器をこのような上下に昇降させるという簡単な操作を繰り返すことによって、内部に収容されている錠剤をスムーズに取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態の錠剤定量取出容器の縦断面図である。
図2】(a)内容器の凹部及び受け部の平面図であり、(b)図1のA−A線の横断面図である。
図3】内容器の下降操作時の縦断面図である。
図4】内容器が上昇して通路支持部に錠剤が載置された時の縦断面図である。
図5】再び内容器の下降操作を行い錠剤を上方に送り出した時の縦断面図である。
図6図5のB−B線の縦断面図である。
図7】通路内に一定量の錠剤が貯留された時の縦断面図である。
図8】錠剤が吐出口支持部を通過した時の縦断面図である。
図9】錠剤が受け部に載置した時の縦断面図である。
図10】受け部のヒンジ部を介して頂板部を開蓋し、容器本体を傾けて通路部の錠剤を取り出した時の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本発明の錠剤定量取出容器1は、例えば菓子やサプリメント等などの丸形状の錠剤Tを収容し、使用時には所定量の錠剤を容器から取り出せるようにしたものである。そして錠剤定量取出容器1は、容器本体2と、容器本体2の内部に組み込まれ錠剤Tを収納する内容器3と、定量分の錠剤Tを取り出し易い様に貯留できる受け部4と、容器本体2の上部を覆うように口筒部21でネジ嵌合するキャップ5と、容器本体2にキャップ5を組み付けた際に気密性を高めるパッキン6と、を備える構成となっている。
【0019】
容器本体2は、側壁を構成する筒状部を備え、その筒状部は外筒部20と内筒部22の2重円筒状に形成されている。外筒部20の上部は内側に段部を介して口筒部21が起立し、その外周面には雄ネジ部21aが刻設され、口筒部21の上端に上端部21bが形成されている。内筒部22の内面上方には、後述する内容器3の上方抜けを防止する第1爪部22aが全周突設され、内筒部22の下端部から底壁23を連設し、この底壁23中央には円筒状の支柱24が起立連設しており、支柱24の上端には断面凹状に形成されて成る受け皿25を備えている。
【0020】
内容器3は、内筒部22内部に組み込まれるものであり、円筒状の周壁30の外面下方には第2爪部31が全周突設しており、第1爪部22aに当接して内容器3の引き上げを規制する。第2爪部31が全周突設される時は、第1爪部22aは周方向に間隔をおいて複数箇所としてもよい。なお、第2爪部31については、周方向に間隔をおいて複数箇所設けるような構成としてもよい。周壁30の下端の内周面には周壁側係止部32が設けられ、後述する底部側係止部37aと係止する構成となっている。周壁30上方には円環状の頂壁33が連設され、この頂壁33の内方には断面凹状に形成されて成る凹部34が形成されている。凹部34は、図2(a)に示される様に、後述する受け部4の操作部46に指先が入り込み、ヒンジ部42が回動動作を行える様に更に凹んだ操作部側凹部34a、ヒンジ部側凹部34bを設けている。凹部34には、後述する受け部4の係止片44を通過させる係止溝35が複数設けられている。凹部34の内端からは、段部を介して円筒形状の通路部36が垂下されており、この通路部36の内面下部には、図2(b)に示される様に、通路支持部36aが複数突設されており、通路部36に貯留された錠剤Tの脱落防止のため通路支持部36aは先端が斜め上方を向くよう傾斜している。なお、通路支持部36aの形状は、内容器3に収容された錠剤Tが通路部36に入る際乗り越え可能で、通路部36内に入った錠剤Tを保持できる構造であればどのような形状(凸状や爪状等)でも構わない。
【0021】
周壁30の下端の周壁側係止部32に係止する底部側係止部37aは、底部37の外周でフランジ状の外縁部37bが周設されている内方から起立設している。底部37は外方から内方に向かって下方へ傾斜しており、底部37の内端部から支柱24を外挿することが可能な支柱筒37cが形成されている。底部37には錠剤Tが受け皿25付近で不規則に並ぶことを防止するため整列路38が形成されており、整列路38は、図6に示される様に、底部37から垂下される側壁38aと、底部37と同様に外方から内方に向かって下方へ傾斜している整列路底壁38bを備えており、錠剤Tを確実に一錠ずつ受け皿25に誘導すべく、整列路底壁38bの幅は錠剤Tの平均粒径より僅かに大きい。底部37の下面には弾性部材39が複数設けられており、この弾性部材39は内容器3を押し下げる下降操作時には脚部39aが底壁23上面と接するように弾性変形可能であり(図3参照)、下降操作後は弾性部材39による付勢によって内容器3は上昇する。弾性部材39は底部37と一体に成形されており、下降操作後の内容器3の上昇に弾性部材39による付勢を利用しているため、ポリアセタール(POM)樹脂等の強度を有する樹脂が好ましい。
【0022】
受け部4は、略円形状の吐出口40を中央に有する円環状の頂板部41がヒンジ部42を介して基部43と連設されている。基部43の下面からは複数の係止片44が垂下設され、係止溝35を貫通するようになっており、係止片44の外周に突設されている係止突部44aによるアンダーカット係止によって強固に係止している。頂板部41の吐出口40の内縁部からは垂下片が垂下しており、図2(b)に示される様に、吐出口40の内面上端部からは吐出口支持部45が複数突設しており、吐出口支持部45はその上面と頂板部41上面が面一となるように平らに設けられている。なお、吐出口支持部45の形状は、通路部36内に錠剤Tを貯留でき、吐出口40から錠剤Tが出てくる際乗り越えできる構造であればどのような形状(凸状や爪状等)でも構わない。そして、頂板部41のヒンジ部42と向かい合う反対側には、操作部46が外フランジ状に延設されている。
【0023】
キャップ5は、口筒部21の雄ネジ部21aにネジ嵌合する有頂筒状のオーバーキャップ体であり、円盤状の天壁部51と、天壁部51の端縁から垂下された円筒形状の周壁部53とを備えている。周壁部53は段部52を有し、段部52下面には後述するパッキン6が支持片52aにより保持されている。段部52より下方の周壁部53の内周面には、容器本体2の雄ネジ部21aにネジ嵌合する雌ネジ部54が形成されている。
また、キャップ5の段部52の下面には、ゴムなどの弾性体から成る環状のパッキン6が嵌合されている。このパッキン6が、段部52と上端部21bとの間に挟み込まれることでシール性を発揮し、錠剤定量取出容器1は密封される。
【0024】
次に、このように構成された錠剤定量取出容器1の作用について説明する。
図1に示される本発明の錠剤定量取出容器1の収納時にあっては、内容器3は弾性部材39による付勢によって上昇状態であり、受け皿25には錠剤Tが一粒載置している。
【0025】
使用時にあってはまず初めに、容器本体2の上部を覆うキャップ5を取り外し、その後、図3に示されるように、頂壁33を押して内容器3を押し下げ、支柱筒37cの下端が底壁23上面に接するまで下降操作を行い、弾性部材39の脚部39aを底壁23上面に接するように弾性変形させる。この下降操作で、通路部36の通路支持部36aは錠剤Tを乗り越し、通路支持部36aは錠剤Tの下方に位置することになる。
【0026】
次に、内容器3の下降操作による押し下げを終了させると、図4に示される様に、弾性部材39による付勢によって内容器3は上昇し、受け皿25上の錠剤Tは、通路部36からの錠剤Tの脱落を防止する通路支持部36aに載置する。通路支持部36aに錠剤Tが載置したことで、受け皿25には錠剤Tが無くなるが、内容器3が上昇していき、整列路38の内方の整列路底壁38bが受け皿25より高くなると、整列路38内方側の錠剤Tが受け皿25に移動して載置する。
【0027】
その後、図5に示される様に、内容器3の下降操作による押し下げを更に行うことによって、通路部36内において錠剤Tを一錠上方に送り出すことができ、そして内容器3を上昇させ錠剤Tを受け皿25に載置させる、昇降操作を数度繰り返すことによって、錠剤Tを一錠ずつ上方に送り出せ、図7に示される様に、通路内36に錠剤Tが貯留される。
【0028】
通路内36に錠剤Tを十分に貯留された状態で、更に下降操作を行い錠剤Tを上方に送り出すと、図8に示される様に、吐出口支持部45を通過した錠剤Tを吐出口40から取り出すことができる。
【0029】
その後、図9に示される様に、内容器3を弾性部材39の付勢により上昇させると、吐出口支持部45を通過した錠剤Tは頂板部41あるいは凹部34に載置された状態となり、また通路部36内の錠剤Tは通路支持部36aと吐出口支持部45によって通路部36に貯留された状態となる。
【0030】
そして、図10に示される様に、内容器3内に送り出すための錠剤Tが無くなった場合あるいは錠剤Tをまとめて複数個取り出したい場合は、受け部4の操作部46を指先で押し上げ、ヒンジ部42を支点として頂板部41を回動させて開蓋し、容器本体2を傾けることで通路部36内に貯留されている錠剤Tを取り出すことが可能である。
【0031】
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば上記実施形態では、弾性部材39を底部37下面から一体に形成しているが、底壁23上面から延設するように容器本体2と一体に形成してもよいし、弾性部材39を別体として内容器3を上昇させるように付勢させてもよい。
また、上記実施形態では、凹部34を設けて吐出口支持部45を通過した錠剤Tを貯留・保持できるようにしているが、受け部4の頂板部41に凹部を設けてもよいし、頂壁33に、受け部4を取り囲む起立壁を形成してもよい。
更に、上記実施形態では、キャップ5を別体としているが、容器本体2にヒンジ部材にて連結する蓋構造としてもよい。
また、上記実施形態において、キャップ5が閉蓋している時、キャップ5によって内容器3を押圧させ、内容器3の下降状態を保持させる構成としてもよい。内容器3が下降状態であるため錠剤Tが通路部36内に収容されている状態となり、キャップ5を開蓋した時、通路部36内の錠剤Tをすぐ取り出すことも可能となる。
また更に、上記実施形態では、容器本体2と内容器3が全体として円筒状の場合を示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、それぞれ楕円筒状、あるいは角筒状の容器であっても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0032】
以上説明したように、本発明は、錠剤を定量分だけ取り出す錠剤定量取出容器における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
【符号の説明】
【0033】
1 ;錠剤定量取出容器
2 ;容器本体
3 ;内容器
4 ;受け部
5 ;キャップ
6 ;パッキン
20 ;外筒部
21 ;口筒部
21a;雄ネジ部
21b;上端部
22 ;内筒部
22a;第1爪部
23 ;底壁
24 ;支柱
25 ;受け皿
30 ;周壁
31 ;第2爪部
32 ;周壁側係止部
33 ;頂壁
34 ;凹部
34a;操作部側凹部
34b;ヒンジ部側凹部
35 ;係止溝
36 ;通路部
36a;通路支持部
37 ;底部
37a;底部側係止部
37b;外縁部
37c;支柱筒
38 ;整列路
38a;側壁
38b;整列路底壁
39 ;弾性部材
39a;脚部
40 ;吐出口
41 ;頂板部
42 ;ヒンジ部
43 ;基部
44 ;係止片
44a;係止突部
45 ;吐出口支持部
46 ;操作部
51 ;天壁部
52 ;段部
52a;支持片
53 ;周壁部
54 ;雌ネジ部
T ;錠剤
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10