特許第6957768号(P6957768)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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6957768メディアコンテンツを提示するための方法、システム、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6957768
(24)【登録日】2021年10月8日
(45)【発行日】2021年11月2日
(54)【発明の名称】メディアコンテンツを提示するための方法、システム、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/436 20110101AFI20211021BHJP
   H04N 21/4788 20110101ALI20211021BHJP
【FI】
   H04N21/436
   H04N21/4788
【請求項の数】21
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2020-548691(P2020-548691)
(86)(22)【出願日】2019年9月17日
(65)【公表番号】特表2021-524682(P2021-524682A)
(43)【公表日】2021年9月13日
(86)【国際出願番号】US2019051487
(87)【国際公開番号】WO2020061027
(87)【国際公開日】20200326
【審査請求日】2021年2月19日
(31)【優先権主張番号】62/733,030
(32)【優先日】2018年9月18日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デシュパンデ,ビニット
(72)【発明者】
【氏名】スブラマニアン,キショール
【審査官】 大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−244072(JP,A)
【文献】 特表2017−511617(JP,A)
【文献】 特表2018−504671(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0087167(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0074794(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0151006(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/10
H04N 7/14 − 7/173
H04N 7/20 − 7/56
H04N 21/00 −21/858
G06F 13/00
H04M 1/00
H04M 1/24 − 1/82
H04M 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアコンテンツを提示するための方法であって、
前記方法は、
表示装置に接続されたストリーミングメディア装置において、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて前記ストリーミングメディア装置と通信可能に結合された携帯電話から、前記表示装置上にメディアコンテンツを提示するためのアプリケーションを起動するための命令を受信することと、
前記命令の受信に応答して、前記表示装置上でビデオプレーヤをレンダリングするために、メディアコンテンツを提示するための前記アプリケーションに関連付けられたメディアコンテンツ共有サービスに要求を送信することと、
前記携帯電話から、前記ビデオプレーヤを用いて前記表示装置上にメディアコンテンツ項目を提示するための命令を受信することと、
前記携帯電話に対して、前記メディアコンテンツ項目の第1の部分に対する要求を送信することとを含み、
前記第1の部分を含む前記メディアコンテンツ項目の複数の部分は、既に前記携帯電話にダウンロードされており、
前記方法は、
前記携帯電話から、前記ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を受信することと、
前記ストリーミングメディア装置のメモリに前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を記憶することと、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに記憶された前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を再生することで、前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を、前記ビデオプレーヤを用いて前記表示装置上に提示させることとを含む、方法。
【請求項2】
前記メディアコンテンツ共有サービスへの要求は、前記携帯電話において実行されるHTTPプロキシサーバを用いて送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、前記アプリケーションを起動するために前記命令を受信する前に、前記携帯電話からHTTPプロキシサーバ識別子情報を受信し、かつ、前記携帯電話において実行される前記HTTPプロキシサーバに接続することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ピアツーピアネットワークプロトコルは、ワイヤレスフィデリティ(Wi−Fi:Wireless Fidelity)ダイレクトプロトコルである、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記メディアコンテンツ項目を提示するための命令は、前記表示装置上に提示されたユーザーインターフェースを介して前記メディアコンテンツ項目の指示の選択によって受信され、
前記ユーザーインターフェースは、前記表示装置上に提示するために利用可能な、既に前記携帯電話にダウンロードされた複数のメディアコンテンツ項目の指示を提示する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、前記ストリーミングメディア装置の前記メモリにおいて利用可能な記憶領域の容量を決定することをさらに含み、
前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分は、前記決定に基づいて前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに記憶されることが禁止される、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記ストリーミングメディア装置上で実行されているオペレーティングシステムに対応する更新ファイルを取得するための命令を前記携帯電話に送信することと、
前記携帯電話から、前記ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて前記更新ファイルを受信することと、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに前記更新ファイルを保存することと、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリから、前記ストリーミングメディア装置の前記オペレーティングシステムを更新させる前記更新ファイルを実行することとをさらに含む、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
メディアコンテンツを提示するためのシステムであって、
メモリと、
ストリーミングメディア装置のハードウェアプロセッサとを備え、
前記ハードウェアプロセッサは、
表示装置に接続された前記ストリーミングメディア装置において、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて前記ストリーミングメディア装置と通信可能に結合された携帯電話から、前記表示装置上にメディアコンテンツを提示するためのアプリケーションを起動するための命令を受信し、
前記命令の受信に応答して、前記表示装置上でビデオプレーヤをレンダリングするために、メディアコンテンツを提示するための前記アプリケーションに関連付けられたメディアコンテンツ共有サービスに要求を送信し、
前記携帯電話から、前記ビデオプレーヤを用いて前記表示装置上にメディアコンテンツ項目を提示するための命令を受信し、
前記携帯電話に対して、前記メディアコンテンツ項目の第1の部分に対する要求を送信するように構成され、
前記第1の部分を含む前記メディアコンテンツ項目の複数の部分は、既に前記携帯電話にダウンロードされており、
前記ハードウェアプロセッサは、
前記携帯電話から、前記ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を受信し、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を記憶し、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに記憶された前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を再生することで、前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を、前記ビデオプレーヤを用いて前記表示装置上に提示させるように構成される、システム。
【請求項9】
前記メディアコンテンツ共有サービスへの要求は、前記携帯電話において実行されるHTTPプロキシサーバを用いて送信される、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記ハードウェアプロセッサは、前記アプリケーションを起動するために前記命令を受信する前に、前記携帯電話からHTTPプロキシサーバ識別子情報を受信し、かつ、前記携帯電話において実行される前記HTTPプロキシサーバに接続するようにさらに構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記ピアツーピアネットワークプロトコルは、ワイヤレスフィデリティ(Wi−Fi:Wireless Fidelity)ダイレクトプロトコルである、請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項12】
前記メディアコンテンツ項目を提示するための命令は、前記表示装置上に提示されたユーザーインターフェースを介して前記メディアコンテンツ項目の指示の選択によって受信され、
前記ユーザーインターフェースは、前記表示装置上に提示するために利用可能な、既に前記携帯電話にダウンロードされた複数のメディアコンテンツ項目の指示を提示する、請求項8〜請求項11のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項13】
前記ハードウェアプロセッサは、前記ストリーミングメディア装置の前記メモリにおいて利用可能な記憶領域の容量を決定するようにさらに構成され、
前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分は、前記決定に基づいて前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに記憶されることが禁止される、請求項8〜請求項12のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項14】
前記ハードウェアプロセッサは、
前記ストリーミングメディア装置上で実行されているオペレーティングシステムに対応する更新ファイルを取得するための命令を前記携帯電話に送信し、
前記携帯電話から、前記ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて前記更新ファイルを受信し、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに前記更新ファイルを保存し、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリから、前記ストリーミングメディア装置の前記オペレーティングシステムを更新させる前記更新ファイルを実行するようにさらに構成される、請求項8〜請求項13のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項15】
プロセッサによって実行されると、前記プロセッサにメディアコンテンツを提示するための方法を実行させる、コンピュータが実行可能な命令を含むプログラムであって、
前記方法は、
表示装置に接続されたストリーミングメディア装置において、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて前記ストリーミングメディア装置と通信可能に結合された携帯電話から、前記表示装置上にメディアコンテンツを提示するためのアプリケーションを起動するための命令を受信することと、
前記命令の受信に応答して、前記表示装置上でビデオプレーヤをレンダリングするために、メディアコンテンツを提示するための前記アプリケーションに関連付けられたメディアコンテンツ共有サービスに要求を送信することと、
前記携帯電話から、前記ビデオプレーヤを用いて前記表示装置上にメディアコンテンツ項目を提示するための命令を受信することと、
前記携帯電話に対して、前記メディアコンテンツ項目の第1の部分に対する要求を送信することとを含み、
前記第1の部分を含む前記メディアコンテンツ項目の複数の部分は、既に前記携帯電話にダウンロードされており、
前記方法は、
前記携帯電話から、前記ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を受信することと、
前記ストリーミングメディア装置のメモリに前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を記憶することと、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに記憶された前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を再生することで、前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分を、前記ビデオプレーヤを用いて前記表示装置上に提示させることとを含む、プログラム
【請求項16】
前記メディアコンテンツ共有サービスへの要求は、前記携帯電話において実行されるHTTPプロキシサーバを用いて送信される、請求項15に記載のプログラム
【請求項17】
前記方法は、前記アプリケーションを起動するために前記命令を受信する前に、前記携帯電話からHTTPプロキシサーバ識別子情報を受信し、かつ、前記携帯電話において実行される前記HTTPプロキシサーバに接続することをさらに含む、請求項16に記載のプログラム
【請求項18】
前記ピアツーピアネットワークプロトコルは、ワイヤレスフィデリティ(Wi−Fi:Wireless Fidelity)ダイレクトプロトコルである、請求項15〜請求項17のいずれか1項に記載のプログラム
【請求項19】
前記メディアコンテンツ項目を提示するための命令は、前記表示装置上に提示されたユーザーインターフェースを介して前記メディアコンテンツ項目の指示の選択によって受信され、
前記ユーザーインターフェースは、前記表示装置上に提示するために利用可能な、既に前記携帯電話にダウンロードされた複数のメディアコンテンツ項目の指示を提示する、請求項15〜請求項18のいずれか1項に記載のプログラム
【請求項20】
前記方法は、前記ストリーミングメディア装置の前記メモリにおいて利用可能な記憶領域の容量を決定することをさらに含み、
前記メディアコンテンツ項目の前記第1の部分は、前記決定に基づいて前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに記憶されることが禁止される、請求項15〜請求項19のいずれか1項に記載のプログラム
【請求項21】
前記方法は、
前記ストリーミングメディア装置上で実行されているオペレーティングシステムに対応する更新ファイルを取得するための命令を前記携帯電話に送信することと、
前記携帯電話から、前記ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて前記更新ファイルを受信することと、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリに前記更新ファイルを保存することと、
前記ストリーミングメディア装置の前記メモリから、前記ストリーミングメディア装置の前記オペレーティングシステムを更新させる前記更新ファイルを実行することとをさらに含む、請求項15〜請求項2のいずれか1項に記載のプログラム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年9月18日に出願した米国仮特許出願第62/733,030号の利益を主張し、この出願はその全体が参照により本明細書中に組み込まれる。
【0002】
技術分野
開示された主題は、メディアコンテンツを提示するための方法、システム、および媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
多くのユーザーは、スマートフォンなどのモバイル機器上で選択されたビデオ、テレビ番組、映画などのメディアコンテンツを、テレビ装置または他の表示装置で視聴することに関心がある。例えば、ユーザーは、ビデオなどの特定のメディアコンテンツ項目をユーザーの携帯電話上で選択し、選択されたメディアコンテンツ項目をユーザーのテレビで視聴したいと考えるかもしれない。携帯電話およびテレビのいずれもが、ユーザーの自宅のWi−Fiネットワークなどの通信ネットワークに接続されている場合もあるだろう。しかしながら、他の場合には、Wi−Fiアクセスポイントは、テレビに(またはテレビに接続されたストリーミングメディア装置に)アクセス不能であるかもしれず、このことは、選択されたメディアコンテンツ項目をテレビ装置で再生することを困難にし得る。他の場合には、テレビまたはストリーミングメディア装置はネットワーク接続を有するかもしれないが、その接続は信頼できないものであるかもしれない。これは、疎なおよび/または信頼できない通信ネットワークを有することが多い僻地では特に問題となり得る。
【0004】
それ故に、メディアコンテンツを提示するための新たな方法、システム、および媒体を提供することが望まれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
概要
メディアコンテンツを提示するための方法、システム、および媒体が提供される。
【0006】
開示された主題のいくつかの実施形態に従うと、メディアコンテンツを提示するための方法が提供され、方法は、表示装置に接続されたストリーミングメディア装置において、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いてストリーミングメディア装置と通信可能に結合された携帯電話から、表示装置上にメディアコンテンツを提示するためのアプリケーションを起動するための命令を受信することと、命令の受信に応答して、表示装置上でビデオプレーヤをレンダリングするために、メディアコンテンツを提示するためのアプリケーションに関連付けられたメディアコンテンツ共有サービスに要求を送信することと、携帯電話から、ビデオプレーヤを用いて表示装置上にメディアコンテンツ項目を提示するための命令を受信することと、携帯電話に対して、メディアコンテンツ項目の第1の部分に対する要求を送信することとを含み、第1の部分を含むメディアコンテンツ項目の複数の部分は、既に携帯電話にダウンロードされており、方法は、携帯電話から、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いてメディアコンテンツ項目の第1の部分を受信することと、ストリーミングメディア装置のメモリにメディアコンテンツ項目の第1の部分を記憶することと、ストリーミングメディア装置のメモリに記憶されたメディアコンテンツ項目の第1の部分を再生することで、メディアコンテンツ項目の第1の部分を、ビデオプレーヤを用いて表示装置上に提示させることとを含む。
【0007】
このように、コンテンツを提示することにより、貧弱なあるいは存在しないネットワーク接続に起因する問題が低減され得る。例えば、メディアコンテンツ項目は、既に長期間に亘ってダウンロードされたか、または、異なる場所で異なる接続を介してダウンロードされ、その後、コンテンツプロバイダまたはコンテンツ共有サービスからのコンテンツ(音楽またはビデオなど)のストリーミングに典型的に必要とされる帯域幅および接続要件を満たすことなく、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置(これは、スタンドアローンの装置であってもよいし、テレビに埋め込まれたものであってもよい)に提示されてもよい。したがって、コンテンツへのアクセスは、高速および/または信頼性の高いネットワーク接続を必要とすることなく改善され得る。
【0008】
いくつかの実施形態では、メディアコンテンツ共有サービスへの要求は、携帯電話から送信される。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、命令を受信したことに応答して、表示装置上でビデオプレーヤをレンダリングするために、携帯電話がメディアコンテンツ共有サービスに要求を送信させるよう、携帯電話に要求を送信してもよい。
【0009】
いくつかの実施形態では、メディアコンテンツ共有サービスへの要求は、携帯電話において実行されるHTTPプロキシサーバを用いて送信される。
【0010】
いくつかの実施形態では、方法は、アプリケーションを起動するために命令を受信する前に、携帯電話からHTTPプロキシサーバ識別子情報を受信し、かつ、携帯電話において実行されるHTTPプロキシサーバに接続することをさらに含む。
【0011】
いくつかの実施形態では、ピアツーピアネットワークプロトコルは、ワイヤレスフィデリティ(Wi−Fi:Wireless Fidelity)ダイレクトプロトコルである。
【0012】
いくつかの実施形態では、メディアコンテンツ項目を提示するための命令は、表示装置上に提示されたユーザーインターフェースを介してメディアコンテンツ項目の指示の選択によって受信され、ユーザーインターフェースは、表示装置上に提示するために利用可能な、既に携帯電話にダウンロードされた複数のメディアコンテンツ項目の指示を提示する。
【0013】
いくつかの実施形態では、方法は、ストリーミングメディア装置のメモリにおいて利用可能な記憶領域の容量を決定することをさらに含み、メディアコンテンツ項目の第1の部分は、決定に基づいてストリーミングメディア装置のメモリに記憶されることが禁止される。
【0014】
いくつかの実施形態では、方法は、ストリーミングメディア装置上で実行されているオペレーティングシステムに対応する更新ファイルを取得するための命令を携帯電話に送信することと、携帯電話から、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて更新ファイルを受信することと、ストリーミングメディア装置のメモリに更新ファイルを保存することと、ストリーミングメディア装置のメモリから、ストリーミングメディア装置のオペレーティングシステムを更新させる更新ファイルを実行することとをさらに含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、既に携帯電話にダウンロードされたメディアコンテンツ項目の部分は、メディアコンテンツ共有サービスに関連付けられたメディアコンテンツ項目の部分である。メディアコンテンツ項目の部分は、以前に、既にメディアコンテンツ共有サービスからダウンロードされたものであってもよく、または、コンテンツがメディアコンテンツ共有サービスからストリーミングされる携帯電話で実行される現在のストリーミング操作の一部として、携帯電話にダウンロードされかつ少なくとも一時的に保存されたものであってもよい。メディアコンテンツ項目をダウンロードして一時的に保存すること(すなわち、ストリーミング中に携帯電話でメディアコンテンツ項目をバッファリングすること)は、Wi−Fiアクセスポイントがストリーミングメディア装置にアクセスできない場合に、コンテンツへのアクセスを容易にするのに役立つことが理解されるだろう。前の期間(すなわち、1時間前、前日、1週間前など)にメディアコンテンツ項目をダウンロードすることは、ストリーミングメディア装置にネットワーク接続が利用可能であるが、その接続が信頼できないまたは遅い場合に、コンテンツへのアクセスを容易にするのに役立ち得る。いずれのシナリオにおいても、既にダウンロードされたコンテンツを使用することは、メディアコンテンツの現在の提示における待ち時間を削減し得る。
【0016】
いくつかの実施形態では、方法は、メディアコンテンツの第1の部分の要求を送信する前に、第1の部分を含むメディアコンテンツ項目の複数の部分のうちの少なくとも一部を携帯電話にダウンロードすることをさらに含む。任意に、ダウンロードは、任意の適切なソースから、任意に、メディアコンテンツ共有(またはストリーミング)サービスから、メディアコンテンツ項目の部分をダウンロードすることを含む。ダウンロードは、別個のダウンロード操作中の以前の時点であってもよく(この場合、メディアコンテンツ項目のすべてが携帯電話にダウンロードされて保存されてもよい)、または、現在のストリーミング操作の一部としてであってもよい(この場合、ダウンロードはバッファリングプロセスの一部であってもよく、メディアコンテンツの一部のみが一度に携帯電話にダウンロードされて保存されてもよい)。したがって、メディアコンテンツ項目の第1の部分は、既にダウンロードされたコンテンツ、すなわち、(携帯電話上または携帯電話において生成されたコンテンツと比較して)携帯電話からストリーミングメディア装置に送信される前に携帯電話にダウンロードされたコンテンツである。
【0017】
開示された主題のいくつかの実施形態に従うと、メディアコンテンツを提示するためのシステムが提供され、システムは、メモリと、ストリーミングメディア装置のハードウェアプロセッサとを備え、ハードウェアプロセッサは、表示装置に接続されたストリーミングメディア装置において、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いてストリーミングメディア装置と通信可能に結合された携帯電話から、表示装置上にメディアコンテンツを提示するためのアプリケーションを起動するための命令を受信し、命令の受信に応答して、表示装置上でビデオプレーヤをレンダリングするために、メディアコンテンツを提示するためのアプリケーションに関連付けられたメディアコンテンツ共有サービスに(任意にモバイル機器を介して)要求を送信し、携帯電話から、ビデオプレーヤを用いて表示装置上にメディアコンテンツ項目を提示するための命令を受信し、携帯電話に対して、メディアコンテンツ項目の第1の部分に対する要求を送信するように構成され、第1の部分を含むメディアコンテンツ項目の複数の部分は、既に携帯電話にダウンロードされており、ハードウェアプロセッサは、携帯電話から、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いてメディアコンテンツ項目の第1の部分を受信し、ストリーミングメディア装置のメモリにメディアコンテンツ項目の第1の部分を記憶し、ストリーミングメディア装置のメモリに記憶されたメディアコンテンツ項目の第1の部分を再生することで、メディアコンテンツ項目の第1の部分を、ビデオプレーヤを用いて表示装置上に提示させるように構成される。
【0018】
開示された主題のいくつかの実施形態に従うと、プロセッサによって実行されると、プロセッサにメディアコンテンツを提示するための方法を実行させる、コンピュータが実行可能な命令を含むコンピュータプログラム製品または非一時的なコンピュータ可読媒体が提供され、方法は、表示装置に接続されたストリーミングメディア装置において、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いてストリーミングメディア装置と通信可能に結合された携帯電話から、表示装置上にメディアコンテンツを提示するためのアプリケーションを起動するための命令を受信することと、命令の受信に応答して、表示装置上でビデオプレーヤをレンダリングするために、メディアコンテンツを提示するためのアプリケーションに関連付けられたメディアコンテンツ共有サービスに要求を送信することと、携帯電話から、ビデオプレーヤを用いて表示装置上にメディアコンテンツ項目を提示するための命令を受信することと、携帯電話に対して、メディアコンテンツ項目の第1の部分に対する要求を送信することとを含み、第1の部分を含むメディアコンテンツ項目の複数の部分は、既に携帯電話にダウンロードされており、方法は、携帯電話から、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いてメディアコンテンツ項目の第1の部分を受信することと、ストリーミングメディア装置のメモリにメディアコンテンツ項目の第1の部分を記憶することと、ストリーミングメディア装置のメモリに記憶されたメディアコンテンツ項目の第1の部分を再生することで、メディアコンテンツ項目の第1の部分を、ビデオプレーヤを用いて表示装置上に提示させることとを含む。命令は、また、プロセッサに、本明細書に記載された方法の任意の実施形態を実行させることもできる。
【0019】
開示された主題のいくつかの実施形態に従うと、メディアコンテンツを提示するためのシステムが提供され、システムは、表示装置に接続されたストリーミングメディア装置において、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いてストリーミングメディア装置と通信可能に結合された携帯電話から、表示装置上にメディアコンテンツを提示するためのアプリケーションを起動するための命令を受信するための手段と、命令の受信に応答して、表示装置上でビデオプレーヤをレンダリングするために、メディアコンテンツを提示するためのアプリケーションに関連付けられたメディアコンテンツ共有サービスに要求を送信するための手段と、携帯電話から、ビデオプレーヤを用いて表示装置上にメディアコンテンツ項目を提示するための命令を受信するための手段と、携帯電話に対して、メディアコンテンツ項目の第1の部分に対する要求を送信するための手段とを備え、第1の部分を含むメディアコンテンツ項目の複数の部分は、既に携帯電話にダウンロードされており、システムは、携帯電話から、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いてメディアコンテンツ項目の第1の部分を受信するための手段と、ストリーミングメディア装置のメモリにメディアコンテンツ項目の第1の部分を記憶するための手段と、ストリーミングメディア装置のメモリに記憶されたメディアコンテンツ項目の第1の部分を再生することで、メディアコンテンツ項目の第1の部分を、ビデオプレーヤを用いて表示装置上に提示させるための手段とを備える。システムは、また、本明細書に記載された方法の任意の実施形態を実行するための手段を含んでいてもよい。
【0020】
開示される主題のさまざまな目的、特徴、および利点は、以下の図面に関連して考慮されると、開示された主題の以下の詳細な説明を参照して、より完全に認識することができる。図中、同様の参照番号は同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】開示された主題のいくつかの実施形態に従って、メディアコンテンツをストリーミングメディア装置に転送し、ストリーミングメディア装置を用いてメディアコンテンツを提示するための情報フロー図の一例を示す図である。
図2】開示された主題のいくつかの実施形態に従って、メディアコンテンツをストリーミングメディア装置に転送し、ストリーミングメディア装置を用いてメディアコンテンツを提示するためのプロセスの一例を示す図である。
図3A】モバイル機器とストリーミングメディア装置をペアリングし、モバイル機器からストリーミングメディア装置にメディアコンテンツを転送するためのユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図3B】モバイル機器とストリーミングメディア装置をペアリングし、モバイル機器からストリーミングメディア装置にメディアコンテンツを転送するためのユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図3C】モバイル機器とストリーミングメディア装置をペアリングし、モバイル機器からストリーミングメディア装置にメディアコンテンツを転送するためのユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図3D】モバイル機器とストリーミングメディア装置をペアリングし、モバイル機器からストリーミングメディア装置にメディアコンテンツを転送するためのユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図4】開示された主題のいくつかの実施形態に従って、提示のために利用可能なメディアコンテンツを示す、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上に提示され得るユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図5】開示された主題のいくつかの実施形態に従って、メディアコンテンツを提示するために本明細書に記載されたメカニズムを実施するのに適した例示的なシステムの概略図である。
図6】開示された主題のいくつかの実施形態に従って、図5のサーバおよび/またはユーザー装置で使用され得るハードウェアの詳細な一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
詳細な説明
さまざまな実施形態に従うと、メディアコンテンツを提示するためのメカニズム(方法、システム、および媒体を含み得る)が提供される。
【0023】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されたメカニズムは、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上にメディアコンテンツを提示させるために使用できる。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、任意の適切な方法で(例えば、HDMI(登録商標)接続を介して、および/または任意の他の適切な方法で)表示装置に接続された記憶装置またはドングルなどの任意の適切な装置であり得る。いくつかの実施形態では、表示装置上に提示されるメディアコンテンツは、ビデオ、テレビ番組、映画、写真、スライドショー、文書、オーディオコンテンツ、および/または任意の他の適切な種類のメディアコンテンツのような、任意の適切な種類のメディアコンテンツであり得る。
【0024】
いくつかの実施形態では、メディアコンテンツは、ストリーミングメディア装置とペアリングするモバイル機器(例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、および/または任意の他の適切な種類のモバイル機器)を介して、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上に提示され得る。例えば、いくつかの実施形態では、モバイル機器とストリーミングメディア装置は、任意の適切なピアツーピアネットワーク接続(例えば、Wi−Fi Direct、Wi−Fi Aware、および/または任意の他の適切な種類のピアツーピアネットワーク接続)を用いてペアリングされ得る。そのようないくつかの実施形態では、メディアコンテンツは、ピアツーピアネットワーク接続を介して、モバイル機器からストリーミングメディア装置に転送され得る。例えば、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツは、モバイル機器に記憶されているメディアコンテンツであり得、接続された表示装置上で提示するためにストリーミングメディア装置に転送され得る。さらなる特定の例として、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツは、モバイル機器上に記憶されたユーザーが生成したメディアコンテンツおよび/またはモバイル機器上で生成されたメディアコンテンツ、例えば、モバイル機器上でキャプチャされた写真および/またはビデオ、モバイル機器上で生成された文書、および/または任意の他の適切なメディアコンテンツであり得る。別のより特定の例として、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツは、メディアコンテンツ共有および/またはストリーミングサービスなどの任意の適切なソースから、別のユーザー装置から、および/または任意の他の適切なソースから、モバイル機器にダウンロードされたメディアコンテンツであり得る。いくつかの実施形態では、モバイル機器に記憶されたメディアコンテンツおよび/または既にモバイル機器にダウンロードされたメディアコンテンツを転送することにより、本明細書に記載されたメカニズムは、ストリーミングメディア装置のためのWi−Fiアクセスポイントを要することなく、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上でメディアコンテンツをユーザーに対して提示可能とする。特に、いくつかの実施形態では、当該メカニズムは、後で表示装置上で提示するために、ユーザーに対して(例えば、セルラーネットワーク、Wi−Fiネットワークおよび/または任意の他の適切な方法を利用して)モバイル機器にメディアコンテンツをダウンロードし、ダウンロードされたメディアコンテンツをストリーミングメディア装置に転送することを許容し得る。
【0025】
いくつかの実施形態では、(例えば、保護または暗号化されたコンテンツを提示するための鍵および/または許可を要求するため、サーバからメディアコンテンツをストリーミングするため、および/または任意の他の適切な目的のため)ストリーミングメディア装置によって利用される任意のインターネット接続は、モバイル機器によって提供され得る。例えば、いくつかの実施形態では、モバイル機器は、サーバ(例えば、メディアコンテンツ共有および/またはストリーミングサービスに関連付けられたサーバ)に接続するためのホットスポットとしてストリーミングメディア装置によって使用され得るHTTPプロキシサーバを実行するように構成され得る。いくつかのそのような実施形態では、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバを介したネットワークへのアクセスは、Wi−Fiアクセスポイントにアクセスすることなく、ストリーミングメディア装置が、モバイル機器に記憶されたメディアコンテンツをレンダリングするための任意の適切な情報またはメディアコンテンツを要求および/または受信することを許容し得る。例えば、ストリーミングメディア装置は、特定のメディアコンテンツストリーミングまたは共有サービスからダウンロードまたはストリーミングされたメディアコンテンツに対する許可またはアクセス資格情報、および/またはメディアコンテンツ項目を再生するための関連したコーデックに関する情報を、要求しおよび/または受信してもよい。これにより、コンテンツに対するアクセスを改善し得る。
【0026】
図1には、開示された主題のいくつかの実施形態に従って、モバイル機器からストリーミングメディア装置にメディアコンテンツを転送するための情報フロー図の例100が示されている。図示されているように、いくつかの実施形態では、プロセス100のブロックは、モバイル機器上、表示装置に接続されたストリーミングメディア装置上、および/またはサーバ上で実行され得る。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、任意の適切な方法で(例えば、HDMI接続を介して、および/または任意の他の適切な方法で)任意の適切な表示装置(例えば、テレビ、プロジェクタ、および/または任意の他の適切な種類の表示装置)に接続されたデバイスであり得ることに注意する必要がある。
【0027】
102において、モバイル機器は、ストリーミングメディア装置への接続を初期化し得る。例えば、いくつかの実施形態では、モバイル機器は、モバイル機器とストリーミングメディア装置とを通信可能に連結するピアツーピア接続(例えば、Wi−Fi Direct接続、Wi−Fi Aware接続、および/または任意の他の適切な種類の接続)などの通信チャネルを初期化し得る。より特定の例として、いくつかの実施形態では、モバイル機器は、ストリーミングメディア装置とのWi−Fi DirectまたはWi−Fi Aware接続を初期化するための任意の適切なAPI(複数可)を使用してストリーミングメディア装置とのWi−Fi DirectまたはWi−Fi Aware接続を初期化し、かつ、Wi−Fi DirectまたはWi−Fi Aware接続に関連付けられたSSID(Service Set Identifier)およびパスフレーズを取得し得る。いくつかの実施形態では、モバイル機器は、次に、ストリーミングメディア装置によって検出され得るSSIDを送信し得る(例えば、ビーコンを使用してモバイル機器によって送信される、および/または任意の他の適切な方法で送信される)。
【0028】
別の例として、いくつかの実施形態では、モバイル機器は、モバイル機器上で実行可能なHTTPプロキシサーバを初期化し得る。さらなる特定の例として、いくつかのこのような実施形態では、モバイル機器は、モバイル機器に関連付けられたIPアドレスなどの任意の適切な情報、および/または任意の他の適切な情報を示すことができるマルチキャストDNS(mDNS:multicast DNS)メッセージを送信し得る。いくつかのそのような実施形態では、以下でより詳細に説明するように、ストリーミングメディア装置は、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバを介してインターネットにアクセスし得る。
【0029】
いくつかの実施形態では、モバイル機器は、任意の適切な情報に基づいて、ストリーミングメディア装置への接続を初期化し得ることに注意する必要がある。例えば、いくつかの実施形態では、モバイル機器は、ストリーミングメディア装置への接続がモバイル機器上で提示されたユーザーインターフェースを介して初期化されるべきであるという指示を受信することに応答して、接続を初期化し得る。図3Aおよび図3Bには、開示された主題のいくつかの実施形態に従って、ストリーミングメディア装置への接続を初期化するためのユーザーインターフェースの例300および320が示されている。図3Aに示すように、ユーザーインターフェース300は、選択可能な入力302を含み得、これが選択されると、近くのストリーミングメディア装置に接続された近くの表示装置を識別するデバイス検出プロセスを開始し得る。いくつかの実施形態では、ユーザーインターフェース320は、モバイル機器が、それぞれが1つ以上の近くのストリーミングメディア装置に接続された1つ以上の近くの表示装置を検出することに応答して提示され得る。例えば、図3Bに示すように、ユーザーインターフェース320は、検出された表示装置(例えば、「居間のテレビ」、「寝室のテレビ」、および/または任意の他の適切な検出された装置)を示し得る。いくつかのこのような実施形態では、検出された装置の指示(indication)322は、選択可能な入力であり得、これが選択されると、示された表示装置に接続されたストリーミングメディア装置によって検出され得る任意の適切な情報(例えば、SSIDおよび/またはパスフレーズ、mDNSメッセージ、および/または上述したような任意の他の適切な情報)の送信をモバイル機器に開始させ得る。
【0030】
図1に戻り、104において、ストリーミングメディア装置は、初期化された接続を介して、モバイル機器および/またはインターネットに接続し得る。例えば、いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、モバイル機器によって送信されたSSIDおよび/またはパスフレーズを用いて、モバイル機器とのWi−Fi Direct接続またはWi−Fi Aware接続を確立し得る。別の例として、いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、mDNSメッセージに含まれる情報を用いて、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバを用いてインターネットに接続し得る。
【0031】
106において、モバイル機器は、モバイル機器と、ストリーミングメディア装置および/またはストリーミングメディア装置に接続された表示装置とがペアリングされたことを示す任意の適切な指示を提示し得る。例えば、いくつかの実施形態では、モバイル機器は、「居間のテレビと接続されました」および/または他の任意の適切なメッセージを示すユーザーインターフェース(図示せず)を提示し得る。いくつかの実施形態では、その指示は、モバイル機器とストリーミングメディア装置とがモバイル機器とストリーミングメディア装置との間の通信チャネルを正常に確立したこと、ストリーミングメディア装置がモバイル機器を介して(例えば、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバを介して、および/または他の任意の適切な方法で)現在インターネットにアクセス可能であること、および/または他の任意の適切な情報を示す情報を含み得る。
【0032】
108において、モバイル機器は、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上で提示するために、ストリーミングメディア装置に転送するために利用可能なメディアコンテンツの指示を提示し得る。いくつかの実施形態では、利用可能なメディアコンテンツは、任意の適切な種類のメディアコンテンツを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツは、モバイル機器に記憶されている、ユーザーが生成したメディアコンテンツを含み得る。より特定の例として、いくつかの実施形態では、ユーザーが生成したメディアコンテンツは、モバイル機器に関連付けられたカメラによって撮像された写真、モバイル機器に記憶された文書(例えば、テキスト文書、スライドショー、および/または任意の他の適切な種類(複数可)の文書)、モバイル機器に関連付けられたカメラによってキャプチャされたビデオ、モバイル機器によって生成されたアニメーションまたは他のグラフィック、および/または任意の他の適切な種類のコンテンツを含み得る。別の例として、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツは、既にモバイル機器にダウンロードされたメディアコンテンツを含み得る。より特定の例として、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツは、任意の適切なソースから(例えば、他のユーザー装置、メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスから、および/または任意の他の適切なソースから)モバイル機器にダウンロードした、ビデオコンテンツ(例えば、ビデオ、映画、テレビ番組、および/または任意の他の適切な種類のビデオコンテンツ)および/またはオーディオコンテンツ(例えば、音楽、オーディオブック、ラジオ番組、ポッドキャスト、および/または任意の他の適切な種類のオーディオコンテンツ)を含み得る。
【0033】
いくつかの実施形態では、モバイル機器は、任意の適切な方法で利用可能なコンテンツの指示を提示し得る。例えば、いくつかの実施形態では、モバイル機器は、モバイル機器上で利用可能なメディアコンテンツ項目の数(例えば、ストリーミングメディア装置に転送するために利用可能な項目の数、および/または任意の他の適切な方法で利用可能な項目の数)の指示を提示し得る。図3Cには、開示された主題のいくつかの実施形態に従って、ストリーミングメディア装置への転送のために利用可能なメディアコンテンツを提示するためのユーザーインターフェースの例350が示されている。図示されているように、いくつかの実施形態では、ユーザーインターフェース350は、選択可能な第1の入力352を含み得、これが選択されると、モバイル機器に記憶されたすべてのメディアコンテンツ項目および/またはモバイル機器の特定のフォルダ内に格納されたすべてのメディアコンテンツ項目が、ストリーミングメディア装置に転送される。いくつかの実施形態では、選択可能な第1の入力352は、ストリーミングメディア装置に転送するために利用可能なメディアコンテンツ項目の総数の指示を含み得る。付加的にまたは代替的に、いくつかの実施形態では、ユーザーインターフェース350は、選択可能な第2の入力354を含み得、これが選択されると、ユーザーインターフェース350のユーザーがストリーミングメディア装置への転送に利用可能なメディアコンテンツ項目のサブセットを選択可能となる。
【0034】
いくつかの実施形態では、利用可能なコンテンツの指示は、現在モバイル機器に保存されているメディアコンテンツではなく、ストリーミングメディア装置によるメディアコンテンツ共有および/またはストリーミングサービスからのストリーミングに利用可能なメディアコンテンツに対応し得ることに注意する必要がある。いくつかのそのような実施形態では、利用可能なコンテンツの指示は、任意の適切な方法で提示され得る。例えば、いくつかの実施形態では、利用可能なコンテンツの指示は、メディアコンテンツ共有および/またはストリーミングサービスを介して、ストリーミングメディア装置によってストリーミングメディア装置に接続された表示装置にストリーミングするために利用可能なメディアコンテンツ項目の指示であり得る。より特定の例として、いくつかの実施形態では、利用可能なメディアコンテンツの指示は、利用可能なメディアコンテンツを提供するメディアコンテンツ共有および/またはストリーミングサービスに関連付けられたアプリケーション内に提示され得る。利用可能なメディアコンテンツの指示が、メディアコンテンツ共有および/またはストリーミングサービスからストリーミングされるべきメディアコンテンツに対応する例においては、ブロック112に関連して以下でさらに詳細に説明するように、メディアコンテンツは、例えば、サービスからコンテンツを受信するために、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバを介してストリーミングメディア装置がインターネットに接続することによって、モバイル機器を介してストリーミングメディア装置にストリーミングされ得ることに注意する必要がある。言い換えると、ストリーミングされるべきメディアコンテンツ項目の一部は、ストリーミング動作中のバッファリングプロセスの一部として、一時的に携帯電話上にダウンロードされて記憶される。
【0035】
いくつかの実施形態では、選択可能な入力354の選択は、図3Dのユーザーインターフェース370を提示させ得る。いくつかの実施形態では、ユーザーインターフェース370は、図3Dに示されるように、それぞれが利用可能なメディアコンテンツ項目を表すサムネイル画像(サムネイル372など)のグループなど、利用可能なメディアコンテンツ項目の任意の適切な指示を含み得る。いくつかの実施形態では、各サムネイルを選択し得、ユーザーが特定のサムネイルを選択することに応じて、選択の指示(例えば、チェックマーク374)を提示し得る。いくつかの実施形態では、利用可能なメディアコンテンツ項目の指示は、メディアコンテンツ項目に関連付けられた画像、メディアコンテンツ項目の名前、メディアコンテンツ項目に関連付けられた日付(例えば、作成日、メディアコンテンツ項目がダウンロードされた日付、および/または他の任意の適切な日付)、エピソード情報、メディアコンテンツ項目のサイズ、および/または他の任意の適切な情報などの任意の適切な情報を含み得る。利用可能なメディアコンテンツ項目の指示は、図3Dにおいてはサムネイル画像として示されているが、いくつかの実施形態では、指示は、メディアコンテンツ項目のファイル名のリスト、および/または任意の他の適切な方法など、任意の適切な方法で提示され得ることに注意する必要がある。
【0036】
図1に戻り、110において、モバイル機器は、選択されたメディアコンテンツ項目をストリーミングメディア装置に転送させ得る。例えば、図3Dを参照すると、モバイル機器は、サムネイル372およびサムネイル376に対応するメディアコンテンツ項目をストリーミングメディア装置に転送させ得る。いくつかの実施形態では、モバイル機器は、任意の適切な方法で、任意の適切な技術(複数可)を用いて、選択されたメディアコンテンツ項目をストリーミングメディア装置に転送させ得る。例えば、いくつかの実施形態では、ブロック102および104に関連して上述したように、選択されたメディアコンテンツ項目に対応するファイルは、モバイル機器とストリーミングメディア装置との間に確立されたピアツーピアネットワーク接続(例えば、Wi−Fi Direct接続、Wi−Fi Aware接続、および/または任意の他の適切なピアツーピアネットワーク接続)を介して転送させ得る。
【0037】
いくつかの実施形態では、モバイル機器は、特定のメディアコンテンツ項目を、自動的に同期させかつストリーミングメディア装置に送信するように構成され得ること注意する必要がある。例えば、いくつかの実施形態では、モバイル機器は、ストリーミングメディア装置がモバイル機器によって検出されたことを検出したことに応じて、ユーザーが生成したビデオ、特定のメディアコンテンツストリーミングサービスに関連付けられた、ダウンロードされたメディアコンテンツ項目、および/または任意の他の適切な種類のメディアコンテンツ項目を、ストリーミングメディア装置に自動的に送信するように構成され得る。いくつかのそのような実施形態では、モバイル機器は、選択されたメディアコンテンツ項目を送信するのではなく、110において、ストリーミングメディア装置に、既に送信されたものではないメディアコンテンツ項目を送信し得る。
【0038】
112において、ストリーミングメディア装置は、ピアツーピアネットワークプロトコルを用いて、選択されたコンテンツを受信し得る。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、受信したコンテンツを任意の適切な方法で保存し得る。例えば、いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置において後で提示するために、受信したコンテンツをストリーミングメディア装置のメモリに記憶し得る。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、選択されたコンテンツが受信されたことを示す任意の適切な指示を提示し得る。例えば、いくつかの実施形態では、図4のユーザーインターフェース400に示されるように、ストリーミングメディア装置は、受信されたメディアコンテンツ項目を示すユーザーインターフェースを表示装置上に提示させ得る。図4に示すように、ユーザーインターフェース400は、受信されたメディアコンテンツ項目402の指示を含み得、その各々は、ブロック110においてモバイル機器から転送されたメディアコンテンツ項目に対応し得る。いくつかの実施形態では、受信したメディアコンテンツ項目の指示は、メディアコンテンツ項目に関連付けられたサムネイル画像、メディアコンテンツ項目の名前、メディアコンテンツ項目の作成者の名前、および/または他の任意の適切な情報など、任意の適切な情報またはコンテンツを含み得る。いくつかの実施形態では、ブロック114および118に関連して以下に説明するように、受信したメディアコンテンツ項目の各指示は、選択可能な入力であり得、それが選択されると、表示装置上で対応するメディアコンテンツ項目の提示を開始させ得る。
【0039】
ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上で提示されるメディアコンテンツが、メディアコンテンツ共有および/またはストリーミングサービスからストリーミングされるべきである場合、ストリーミングメディア装置は、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバを介して、サービスからストリーミングされるメディアコンテンツ項目を受信し得ることに注意する必要がある。すなわち、Wi−Fiアクセスポイントを介してサービスと通信するのではなく、ストリーミングメディア装置は、メディアコンテンツ項目を要求および/または受信するために、HTTPプロキシサーバを介してサービスと通信し得る。そのようないくつかの実施形態では、112において、ストリーミングメディア装置は、モバイル機器から(すなわち、HTTPプロキシサーバを介して)メディアコンテンツに対応するデータを受信し得、メディアコンテンツ項目がストリーミングメディア装置に接続された表示装置上に提示されている間、受信したデータをバッファまたはストリーミングメディア装置上の他の一時的な場所に記憶し得る。
【0040】
114において、ストリーミングメディア装置は、ストリーミングメディア装置に記憶されたメディアコンテンツ項目(例えば、112においてストリーミングメディア装置によって受信されたメディアコンテンツ項目および/または既にストリーミングメディア装置によって受信されたメディアコンテンツ項目)の選択を受信し得、選択されたメディアコンテンツ項目を提示するための許可を要求し得る。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、任意の適切な方法でメディアコンテンツ項目の選択を受信し得る。例えば、いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、ストリーミングメディア装置に関連付けられた遠隔制御装置を介して、メディアコンテンツ項目の選択を受信し得る。別の例として、いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、モバイル機器を介してメディアコンテンツ項目の選択を受信し得る。
【0041】
いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、選択されたメディアコンテンツ項目を提示するための許可を要求し得る。例えば、選択されたメディアコンテンツ項目が、メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスからモバイル機器によってダウンロードされたメディアコンテンツ項目である場合、ストリーミングメディア装置は、メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスからストリーミングメディア装置に接続された表示装置上に、選択されたメディアコンテンツ項目を提示するための許可を要求し得る。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、任意の適切な情報を使用するとともに任意の適切な技術(複数可)を用いて、許可を要求し得る。例えば、いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、例えば、メディアコンテンツ項目をダウンロードするためにモバイル機器によって使用されたサービスに対応するユーザーアカウントに関連付けられた情報(例えば、ユーザーアカウントに関連付けられたユーザー名、ユーザーアカウントに関連付けられたパスワード、および/または他の任意の適切な情報)、選択されたメディアコンテンツ項目の識別子、モバイル機器の識別子、および/または他の任意の適切な情報などの、任意の適切な情報を含むメッセージを、メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスに関連付けられたサーバに送信し得る。別の例として、いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、サーバに送信された要求に応答して、選択されたメディアコンテンツ項目の復号化に必要な任意の適切な鍵をサーバから受信し得る。メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスに関連付けられたサーバにメッセージが送信される場合、および/または、メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスに関連付けられたサーバからメッセージが受信される場合は、メッセージは、任意の適切な方法で送信および/または受信し得ることに注意する必要がある。いくつかの実施形態では、携帯電話は、ストリーミングメディア装置からの要求を受信し得、かつ、メディアコンテンツ共有/ストリーミングサービスに要求を送信し得る。例えば、いくつかの実施形態では、ブロック102および104に関連して上述したように、メッセージは、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバに関連付けられた通信ネットワークを用いて、ストリーミングメディア装置とサーバとの間で送信され得る。
【0042】
116において、メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスに関連付けられたサーバは、選択されたメディアコンテンツ項目を表示装置に提示させるために、ストリーミングメディア装置に許可を与え得る。いくつかの実施形態では、ブロック114に関連して上述したように、いくつかの実施形態では、サーバは、選択されたメディアコンテンツ項目を復号化するために必要な任意の適切な鍵(複数可)を送信し得る。
【0043】
いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、選択されたメディアコンテンツ項目を提示するための許可を必要としない場合があることに注意する必要がある。例えば、選択されたメディアコンテンツ項目が、ユーザーが生成したメディアコンテンツ(例えば、モバイル機器によって記録されたビデオ、モバイル機器上で作成されたドキュメント、および/または他の適切なユーザーが生成したコンテンツ)、またはメディアコンテンツ共有サービス上で提供されている他のユーザーによって生成されたコンテンツに対応する場合、ストリーミングメディア装置は、選択されたコンテンツを提示するための許可を必要としない場合がある。いくつかのそのような実施形態では、ブロック114および116を省略し得る。
【0044】
118において、ストリーミングメディア装置は、選択されたメディアコンテンツ項目を、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上に提示させ得る。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置は、選択されたメディアコンテンツ項目を任意の適切な方法で提示させる。例えば、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツ項目に関連付けられたビデオコンテンツおよび/またはオーディオコンテンツは、それぞれ、表示装置のディスプレイおよび/または表示装置のスピーカによって提示され得る。いくつかの実施形態では、選択されたメディアコンテンツ項目の再生は、例えば、ストリーミングメディア装置に関連付けられた遠隔制御装置を介して、任意の適切な方法で操作され得る。より特定の例として、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツ項目の再生位置は、変更し得る(例えば、メディアコンテンツ項目の視聴者は、メディアコンテンツ項目を早送りまたは巻き戻し、および/または任意の他の適切な方法で再生位置を変更し得る)。メディアコンテンツ項目の再生位置を操作するためのより詳細な技術は、図2のブロック212に関連して以下に記載される。
【0045】
図2には、開示された主題のいくつかの実施形態に従って、ストリーミングメディア装置によってメディアコンテンツを受信し、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上にメディアコンテンツを提示させるためのプロセスの例200が示されている。いくつかの実施形態では、プロセス200は、ストリーミングメディア装置によって実行され得る。
【0046】
プロセス200は、モバイル機器に接続するために使用される情報、および/またはモバイル機器を介してインターネットに接続するために使用される情報を受信することによって、202において開始し得る。例えば、図1のブロック102および104に関連して上述したように、いくつかの実施形態では、情報は、ストリーミングメディア装置とモバイル機器との間のピアツーピアネットワーク接続(例えば、Wi−Fi Direct接続、Wi−Fi Aware接続、および/または任意の他の適切な種類の接続)を確立するための情報、例えば、SSIDおよび/またはパスフレーズ、および/または任意の他の適切な情報を含み得る。別の例として、図1のブロック102および104に関連して上述したように、いくつかの実施形態では、情報は、モバイル機器のIPアドレスを示すmDNSメッセージなど、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバを介してインターネットに接続するための情報、および/または任意の他の適切な情報を含み得る。いくつかの実施形態では、図1のブロック104に関連して上述したように、ストリーミングメディア装置は、情報を受信することに応答して、モバイル機器への接続および/またはモバイル機器を介したインターネットへの接続を確立し得る。
【0047】
204において、プロセス200は、モバイル機器から、メディアコンテンツを提示するためのアプリケーションを起動するための指示または命令を受信し得る。いくつかの実施形態では、ブロック202に関連して上述したように、指示は、例えば、モバイル機器とストリーミングメディア装置との間で確立されたピアツーピアネットワーク接続を介して、任意の適切な方法で受信し得る。いくつかの実施形態では、メディアコンテンツを提示するためのアプリケーションは、任意の適切なアプリケーションであり得る。例えば、いくつかの実施形態では、アプリケーションは、特定のファイル種類またはメディアコンテンツの種類(例えば、ビデオ、画像、テキスト文書、および/または任意の他の適切な種類のメディアコンテンツ)を閲覧するのに適したデフォルトのビデオプレーヤ、画像ビューア、または文書ビューアであり得る。別の例として、いくつかの実施形態では、アプリケーションは、特定のメディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスに関連付けられ得る。さらなる特定の例として、いくつかの実施形態では、アプリケーションは、ストリーミングメディア装置によって既にダウンロードされたおよび/またはストリーミングされる予定の、メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスによって提供されたメディアコンテンツを閲覧するのに適したアプリケーションであり得る。いくつかの実施形態では、図1のブロック110に関連して上述したように、アプリケーションは、例えば、モバイル機器のユーザーによって、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上で提示するために選択されたメディアコンテンツ項目に基づいて、任意の適切な方法で決定され得る。
【0048】
206において、プロセス200は、指示されたアプリケーションに関連付けられたサーバから、指示されたアプリケーションに関連付けられたコンテンツを要求し得る。要求は、命令を受信したことに応答し得、メディアコンテンツ共有サービスに送信され得る。例えば、アプリケーションが特定のメディアコンテンツ共有およびストリーミングサービスに関連付けられたメディアコンテンツを提示するためのアプリケーションである場合、プロセス200は、サービスに関連付けられたサーバから、指示されたアプリケーションに関連付けられたコンテンツを要求し得る。いくつかの実施形態では、コンテンツは、アプリケーションに関連付けられたビデオプレーヤウィンドウをレンダリングするためのデータおよび/または命令、および/または任意の他の適切な種類のコンテンツなどの、任意の適切なコンテンツを含み得る。要求されたコンテンツは、また、メディアコンテンツを提示するための1つ以上の許可の要求を含んでもよい。いくつかの実施形態では、プロセス200は、任意の適切な技術を用いて、アプリケーションに関連付けられたコンテンツをサーバから要求し得る。要求は、ストリーミングメディア装置によってサーバに直接送信されてもよく、そのような要求に関連する帯域幅要件は、メディアコンテンツ項目をダウンロードするための帯域幅要件と比較して小さくでき、従って、そのような要求は、ネットワーク接続が遅いおよび/または信頼できない場合でも、ストリーミングメディア装置から直接送信されてもよい。他の実施形態では、ストリーミングメディア装置は、指示または命令を受信したことに応じて、携帯電話に要求を送信して、ビデオをレンダリングさせるために携帯電話がメディアコンテンツ共有サービスに要求を送信させてもよい。この場合、メディアコンテンツ共有サービスへの要求は、携帯電話を介して送信され、これは、ストリーミングメディア装置に関連付けられたネットワーク接続がない場合にコンテンツへのアクセスを提供するのに役立つだろう。例えば、いくつかの実施形態では、ブロック202に関連して上述したように、プロセス200は、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバに対応する通信ネットワークを介してサーバにメッセージを送信し得る。
【0049】
いくつかの実施形態では、ブロック206を省略し得ることに注意する必要がある。例えば、アプリケーションがストリーミングメディア装置によって既に起動されている場合には、プロセス200は、アプリケーションに関連付けられた、既に受信されたコンテンツにアクセスし得る。
【0050】
208において、プロセス200は、モバイル機器から1つ以上のメディアコンテンツ項目を受信し得る。例えば、図1のブロック110および112に関連して上述したように、いくつかの実施形態では、受信された1つ以上のメディアコンテンツ項目は、もっと早い時期にメディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスからモバイル機器に既にダウンロードされたメディアコンテンツ項目であり得る。別の例として、いくつかの実施形態では、受信された1つ以上のメディアコンテンツ項目は、モバイル機器上に保存されたメディアコンテンツ項目、および/またはモバイル機器上で生成されたメディアコンテンツ項目(例えば、モバイル機器によってキャプチャされたビデオまたは写真、モバイル機器上で作成された文書、および/または任意の他の適切な種類のメディアコンテンツ項目)であり得る。さらに別の例として、いくつかの実施形態では、1つ以上のメディアコンテンツ項目は、メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスから(携帯電話を介して)ストリーミング装置にストリーミングされてストリーミングメディア装置に接続された表示装置上に提示されるべきメディアコンテンツ項目を含み得て、従って、このメディアコンテンツ項目は、ストリーミングプロセスの間に携帯電話のバッファにダウンロードされ、記憶される。いくつかのそのような実施形態では、ストリーミングされるべきメディアコンテンツ項目に対応するデータは、メディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスに関連付けられたサーバから、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバを介してストリーミングメディア装置によって受信され得る。いくつかの実施形態では、ブロック202に関連して上述したように、プロセス200は、ピアツーピアネットワーク接続(例えば、Wi−Fi Direct接続、Wi−Fi Aware接続、および/または任意の他の適切な種類の接続)を介して、1つ以上のメディアコンテンツ項目を受信し得る。
【0051】
いくつかの実施形態では、プロセス200は、受信した1つ以上のメディアコンテンツ項目をストリーミングメディア装置のメモリに記憶させ得る。そのようないくつかの実施形態では、1つ以上のメディアコンテンツ項目は、例えば、モバイル機器とストリーミングメディア装置との間のピアツーピアネットワーク接続が終了した場合、および/またはインターネットにアクセスするためにストリーミングメディア装置によって使用されるモバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバが終了した場合、オフラインモードでストリーミングメディア装置に接続された表示装置上に提示させ得る。付加的にまたは代替的に、いくつかの実施形態では、受信したメディアコンテンツ項目がストリーミングされるべきメディアコンテンツ項目を含む場合には、ストリーミングされるべきメディアコンテンツ項目の一部は、ストリーミングされるべきメディアコンテンツ項目が提示されながら、ストリーミングメディア装置上に一時的に(例えば、バッファ内に、および/または他の任意の適切な場所に)保存し得る。
【0052】
210において、プロセス200は、ストリーミングメディア装置に接続された表示装置上に提示されるべき特定のメディアコンテンツ項目(例えば、ブロック208に関連して上述した1つ以上の受信されたメディアコンテンツ項目のうちの1つ、および/または任意の他の適切な特定のメディアコンテンツ項目)の選択を受信し得る。いくつかの実施形態では、プロセス200は、任意の適切な方法で選択を受信し得る。例えば、いくつかの実施形態では、プロセス200は、図1のブロック114および図4に関連して上述したように、ユーザーインターフェースを介して選択を受信し得る。いくつかの実施形態では、プロセス200は、ストリーミングメディア装置に関連付けられた遠隔制御を介して選択を受信し得る。
【0053】
212において、プロセス200は、選択されたメディアコンテンツ項目の表示装置上への提示を開始し得る。いくつかの実施形態では、プロセス200は、任意の適切な方法で、選択されたメディアコンテンツ項目を表示装置上に提示させ得る。例えば、いくつかの実施形態では、ブロック204に関連して上述したように、メディアコンテンツ項目は、識別されたアプリケーションに関連付けられたビデオプレーヤウィンドウ内に提示させ得る。いくつかの実施形態では、プロセス200は、選択されたメディアコンテンツ項目を、メディアコンテンツ項目の再生を変更し得る任意の適切な方法で提示させ得る。例えば、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツ項目の視聴者は、メディアコンテンツ項目の音量、メディアコンテンツ項目の再生位置を(例えば、メディアコンテンツ項目を早送りまたは巻き戻すことによって、および/または任意の他の適切な方法で)調整し得、および/または任意の他の適切な方法でメディアコンテンツ項目の再生を修正し得る。いくつかの実施形態では、メディアコンテンツ項目の再生は、ストリーミングメディア装置に関連付けられた遠隔制御装置を使用して変更し得る。
【0054】
いくつかの実施形態では、メディアコンテンツ項目の視聴者が再生位置を変更すべきことを示す場合(例えば、メディアコンテンツ項目を巻き戻す、メディアコンテンツ項目を早送りする、および/または任意の他の適切な方法で再生位置を変更する)、プロセス200は、任意の適切な技術または技術の組み合わせを用いて再生位置を変更し得ることに注意する必要がある。例えば、ブロック208において、プロセス200がメディアコンテンツ項目の全体を受信した場合(例えば、メディアコンテンツ項目がモバイル機器に記憶され、ストリーミングメディア装置に完全に転送された場合)には、プロセス200は、要求された再生位置を特定し、要求された再生位置に再生をシフトさせることによって、指示された位置にスキップし得る。別の例として、プロセス200がメディアコンテンツ共有および/またはストリーミングサービスからメディアコンテンツ項目をストリーミングしている場合には、プロセス200は、要求された再生位置に基づいてメディアコンテンツ項目の更新された部分(例えば、ストリーミングメディア装置によって未だ受信されていない将来の再生位置に対応する更新された部分)を送信するようにサービスに要求を送信し得る。より特定の例として、いくつかの実施形態では、プロセス200は、モバイル機器上で実行されるHTTPプロキシサーバを介してサービスに要求を送信し得る。
【0055】
本明細書に記載された実施形態は、一般に、ストリーミングメディア装置のためのWi−Fiアクセスポイントを必要とせずに、ストリーミングメディア装置に接続されたメディア再生装置上でメディアコンテンツを提示することに関連するが、これは単なる例示であることに注意する必要がある。例えば、ストリーミングメディア装置上で実行されるオペレーティングシステムは、オペレーティングシステムを更新する更新ファイルを必要とする場合がある。より特定の例では、モバイル機器とストリーミングメディア装置とが(例えば、ピアツーピア接続を介して)接続されている場合、ストリーミングメディア装置は、適切なネットワーク接続がモバイル機器に利用可能な場合に、ストリーミングメディア装置上で実行されているオペレーティングシステムの最新バージョンへの更新をチェックするための指示をモバイル機器に送信し得る。この例の続きでは、(例えば、インターネット接続を介して)更新サーバへのアクセス権を有する関連モバイル機器に応答して、モバイル機器は、更新ファイルをダウンロードおよび/または他の方法で取得することができ、さらに、ストリーミングメディア装置との接続時に、更新ファイルをストリーミングメディア装置に送信し得る。ストリーミングメディア装置は、更新ファイルをメモリまたは他の適切な記憶装置に記憶し得、ストリーミングメディア装置のオペレーティングシステムを更新させる更新ファイルを実行し得る。
【0056】
図5には、開示された主題のいくつかの実施形態に従って、使用され得るメディアコンテンツを提示するためのハードウェア500の例が示されている。図示されているように、ハードウェア500は、サーバ502、通信ネットワーク504、モバイル機器506、ストリーミングメディア装置508、および/または表示装置510を含み得る。
【0057】
サーバ502は、メディアコンテンツ、情報、データ、プログラム、および/または他の任意の適切なコンテンツを記憶するための任意の適切なサーバ(複数可)であり得る。例えば、いくつかの実施形態では、サーバ502は、メディアコンテンツストリーミングまたは共有サービスに関連付けられ得、ユーザー装置上で閲覧可能な任意の適切なメディアコンテンツ項目(例えば、ビデオ、テレビ番組、映画、オーディオコンテンツ、および/または任意の他の適切な種類のメディアコンテンツ項目)を提供し得る。より特定の例として、いくつかの実施形態では、サーバ502は、選択されたメディアコンテンツ項目を、モバイル機器506などのユーザー装置に送信し得る。別の例として、いくつかの実施形態では、サーバ502は、サーバ502によって提供されるメディアコンテンツ共有またはストリーミングサービスに対応するユーザーアカウントに関連付けられたユーザー資格情報を認証することによる等、任意の適切な情報および/または技術(複数可)を用いて、ストリーミングメディア装置508に接続された表示装置510が特定のメディアコンテンツ項目を提示することを許可し得る。
【0058】
いくつかの実施形態では、通信ネットワーク504は、1つ以上の有線および/または無線ネットワークの任意の適切な組み合わせであり得る。例えば、通信ネットワーク504は、インターネット、イントラネット、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ネットワーク、デジタル加入者回線(DSL)ネットワーク、フレームリレーネットワーク、非同期転送モード(ATM)ネットワーク、仮想プライベートネットワーク(VPN)、および/または他の任意の適切な通信ネットワークのうちの任意の1つ以上のものを含み得る。モバイル機器506およびストリーミングメディア装置508は、サーバ502に1つ以上の通信リンクを介して接続され得る通信ネットワーク504に、1つ以上の通信リンクを介して接続され得る。例えば、いくつかの実施形態では、モバイル機器506は、モバイルネットワークまたはセルラーネットワークを介してサーバ502に接続し得る。別の例として、いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置508は、モバイル機器506を介してサーバ502に接続され得る。より特定の例として、いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置508は、ピアツーピアネットワークプロトコル(例えば、Wi−Fi Direct、Wi−Fi Aware、および/または任意の他の適切なプロトコル)を介してモバイル機器506に接続し得、これにより、図1および図2に関連してより詳細に記載されているように、モバイル機器506上で実行されるプロキシサーバを介してサーバ502に接続し得る。通信リンクは、ネットワークリンク、ダイヤルアップリンク、無線リンク、ハードワイヤードリンク、任意の他の適切な通信リンク、またはこのようなリンクの任意の適切な組み合わせなど、モバイル機器506、ストリーミングメディア装置508、およびサーバ502の間でデータを通信するのに適した任意の通信リンクであり得る。
【0059】
いくつかの実施形態では、モバイル機器506は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、および/または任意の他の適切な種類のコンピュータなど、任意の適切な種類のモバイル機器であり得る。
【0060】
いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置508は、メディアコンテンツを記憶するため、および/またはメディアコンテンツを関連する表示装置510上に提示させるための任意の適切な種類の装置であり得る。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置508は、モバイル機器506を介してストリーミングメディア装置508に転送されたメディアコンテンツを記憶し得る、任意の適切な種類の記憶装置を有し得る。いくつかの実施形態では、ストリーミングメディア装置508は、HDMI接続を介して、および/または他の任意の適切な方法など、任意の適切な方法で、表示装置510に接続し得る。いくつかの実施形態では、表示装置510は、テレビ、プロジェクタ、および/または他の任意の適切な種類の表示装置など、任意の適切な種類の表示装置であり得る。
【0061】
サーバ502は、1つの装置として図示されているが、いくつかの実施形態では、サーバ502によって実行される機能は、任意の適切な数の装置を用いて実行し得る。例えば、いくつかの実施形態では、サーバ502によって実行される機能を実装するために複数の装置が用いられ得る。
【0062】
図を過度に複雑化することを避けるために、1つのモバイル機器506、1つのストリーミングメディア装置508、および1つの表示装置510が図5に示されているが、いくつかの実施形態において、任意の適切な数の装置および/または任意の適切な種類のユーザー装置が用いられ得る。
【0063】
いくつかの実施形態では、サーバ502、モバイル機器506、ストリーミングメディア装置508、および/または表示装置510は、任意の適切なハードウェアを用いて実装し得る。例えば、いくつかの実施形態では、装置502および/または506〜510は、任意の適切な汎用コンピュータまたは専用コンピュータを用いて実装し得る。例えば、携帯電話は、専用コンピュータを用いて実装し得る。任意のこのような汎用コンピュータまたは専用コンピュータは、任意の適切なハードウェアを含み得る。例えば、図6の例示的なハードウェア600に例示されるように、このようなハードウェアは、ハードウェアプロセッサ602、メモリおよび/または記憶装置604、入力装置コントローラ606、入力装置608、ディスプレイ/オーディオドライバ610、ディスプレイおよびオーディオ出力回路612、通信インターフェース(複数可)614、アンテナ616、およびバス618を含み得る。
【0064】
いくつかの実施形態では、ハードウェアプロセッサ602は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、1つ以上のデジタル信号プロセッサ、専用ロジック、および/または汎用コンピュータまたは専用コンピュータの機能を制御するための他の適切な回路など、任意の適切なハードウェアプロセッサを含み得る。いくつかの実施形態では、ハードウェアプロセッサ602は、サーバ502のようなサーバのメモリおよび/または記憶装置に記憶されたサーバプログラムによって制御され得る。例えば、いくつかの実施形態では、サーバプログラムは、ハードウェアプロセッサ602に、メディアコンテンツ項目をモバイル機器506に送信させ、表示装置510上でのメディアコンテンツ項目の提示を可能にするためにユーザー資格情報を認証させ、および/または任意の他の適切な機能を実行させる。いくつかの実施形態では、ハードウェアプロセッサ602は、ストリーミングメディア装置508のメモリおよび/または記憶装置604に記憶されたコンピュータプログラムによって制御され得る。例えば、コンピュータプログラムは、ハードウェアプロセッサ602に、モバイル機器506との接続を確立させ、モバイル機器506から転送されたメディアコンテンツを受信して保存させ、表示装置510上で選択されたメディアコンテンツ項目を提示させ、および/または任意の他の適切な機能を実行させ得る。
【0065】
いくつかの実施形態では、メモリおよび/または記憶装置604は、プログラム、データ、および/または任意の他の適切な情報を記憶するための任意の適切なメモリおよび/または記憶装置であり得る。例えば、メモリおよび/または記憶装置604は、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスク記憶装置、光メディア、および/または任意の他の適切なメモリを含み得る。
【0066】
いくつかの実施形態において、入力装置コントローラ606は、入力装置608(複数可)からの入力を制御および受信するための任意の適切な回路であり得る。例えば、入力装置コントローラ606は、タッチスクリーンからの入力、キーボードからの入力、1つ以上のボタンからの入力、音声認識回路からの入力、マイクからの入力、カメラからの入力、光学センサからの入力、加速度センサからの入力、温度センサからの入力、近距離センサからの入力、圧力センサからの入力、エンコーダからの入力、および/または任意の他の種類の入力装置からの入力を受信するための回路であり得る。
【0067】
いくつかの実施形態において、ディスプレイ/オーディオドライバ610は、1つ以上のディスプレイ/オーディオ出力装置612への出力を制御および駆動するための任意の適切な回路であり得る。例えば、ディスプレイ/オーディオドライバ610は、タッチスクリーン、フラットパネルディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ、プロジェクタ、1つ以上のスピーカ、および/または任意の他の適切な表示および/または提示装置を駆動するための回路であり得る。
【0068】
1つ以上の通信インターフェース614は、1つ以上の通信ネットワーク(例えば、コンピュータネットワーク504)とインターフェースするための任意の適切な回路であり得る。例えば、1つ以上のインターフェース614は、ネットワークインターフェースカード回路、無線通信回路、および/または任意の他の適切な種類の通信ネットワーク回路を含み得る。
【0069】
いくつかの実施形態では、アンテナ616は、通信ネットワーク(例えば、通信ネットワーク504)と無線通信するための任意の適切な1つ以上のアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ616は省略し得る。
【0070】
いくつかの実施形態において、バス618は、2つ以上のコンポーネント602、604、606、610、および614の間で通信するための任意の適切な機構であり得る。
【0071】
いくつかの実施形態に従って、他の任意の適切な構成要素をハードウェア600に含め得る。
【0072】
いくつかの実施形態では、上述の図1および図2のプロセスのブロックの少なくともいくつかは、図に関連して示され、説明された順序およびシーケンスに限定されない任意の順序またはシーケンスで実行または実践され得る。また、図1および図2の処理の上記ブロックのいくつかは、待ち時間および処理時間を短縮するために、必要な場合には実質的に同時にまたは並行して実行または実践し得る。付加的にまたは代替的に、上述の図1および図2の処理のブロックの一部を省略し得る。
【0073】
いくつかの実施形態では、本明細書の機能および/またはプロセスを実行するための命令を記憶するために、任意の適切なコンピュータ可読媒体を使用し得る。例えば、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体は、一過性または非一過性であり得る。例えば、非一過性のコンピュータ可読媒体は、非一過性の形態の磁気媒体(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および/または他の任意の適切な磁気媒体)、非一過性の形態の光学媒体(例えば、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、ブルーレイディスク、および/または他の任意の適切な光学媒体)、半導体媒体の非一過性の形態(フラッシュメモリ、EPROM(electrically programmable read-only memory)、(EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、および/または他の任意の適切な半導体媒体など)、伝送中に瞬間的ではなくあるいは伝送中に永続性の任意の様相を欠く任意の適切な媒体、および/または任意の適切な有形の媒体などの媒体を含み得る。別の例として、一過性のコンピュータ可読媒体は、ネットワーク上の信号、ワイヤ、導線、光ファイバ、回路、伝送中に瞬間的でありかつ伝送中に永続性の任意の様相を欠く任意の適切な媒体、および/または任意の適切な無形の媒体を含み得る。
【0074】
このように、メディアコンテンツを提示するための方法、システム、およびメディアが提供される。
【0075】
発明は上記の例示的な実施形態において説明および図示されたが、本開示は一例としてなされているに過ぎないこと、ならびに、以下の請求項によってのみ限定される発明の精神および範囲から逸脱することなく発明の実施形態の詳細に多数の変更が加えられ得ることが理解される。開示される実施形態の特徴は、さまざまな方法で組合わされ、再構成され得る。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4
図5
図6