特許第6957983号(P6957983)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6957983
(24)【登録日】2021年10月11日
(45)【発行日】2021年11月2日
(54)【発明の名称】精米設備
(51)【国際特許分類】
   B02B 7/00 20060101AFI20211021BHJP
   B02B 7/02 20060101ALI20211021BHJP
【FI】
   B02B7/00 B
   B02B7/00 N
   B02B7/00 P
   B02B7/02 101Z
   B02B7/00 105
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-105773(P2017-105773)
(22)【出願日】2017年5月29日
(65)【公開番号】特開2018-199110(P2018-199110A)
(43)【公開日】2018年12月20日
【審査請求日】2019年12月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】川端 英臣
(72)【発明者】
【氏名】岩井 通和
(72)【発明者】
【氏名】越智 輝久
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 佑介
【審査官】 小島 洋志
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−172030(JP,A)
【文献】 特開2008−092934(JP,A)
【文献】 特許第5471950(JP,B2)
【文献】 特許第5621963(JP,B2)
【文献】 特開平10−028883(JP,A)
【文献】 特開2007−260680(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2013−0085096(KR,A)
【文献】 特開平05−228382(JP,A)
【文献】 特開2005−334731(JP,A)
【文献】 特開平05−285403(JP,A)
【文献】 特開平11−300280(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B02B 7/00
B02B 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外壁で覆われる箱体形状の小屋(1)の左右一側には玄米用投入ホッパ(2)を設け、玄米用投入ホッパ(2)から上方に延びる囲い板(11)により玄米収容室(T)を形成し、
小屋(1)内の左右中央部には、石抜機(3)を配置し、小屋(1)内の左右他側には精米機(5)と小米選別機(6)を配置し、
外壁は、着脱自在な前壁(33)と側壁(34)と後壁(44)を備え、
小屋(1)は、前壁(33)と側壁(34)と後壁(44)を取り付けているときには、略密閉空間とし、
前壁(33)は玄米収容室(T)の前方を覆う第1前壁(33a)と、精米機(5)の前方を覆う第2前壁(33b)を設け、
側壁(34)は、玄米用投入ホッパ(2)の側方の第1側壁(34a)と、精米機(5)の側方の第2側壁(34b)を備え、第1側壁(34a)には貫通孔(36)を形成し、
小屋(1)の底部にフォークリフトの爪を挿入可能な脚部(35)を設け、
精米運転時には、第2前壁(33b)を取り外して精白米用の収容容器(37)を小屋(1)の前側に載置すると共に、第2側壁(34b)を取り外して小米用の収容容器(38)を載置し、さらに、精米機(5)に接続する糠搬送用パイプ(39)を、第2側壁(34b)を取り外した後に生じる空間(40)から取り出し、その先端部にあるサイクロン(41)を糠収容場所に設置した状態で精米運転し、
第1側壁(34a)を装着した状態で、小屋(1)外に設置する籾摺機(9)の玄米供給パイプ(18)を前記貫通孔(36)に差し込み、その先端を玄米収容室(T)内に位置させることで、籾摺機(9)から排出される玄米を玄米供給パイプ(18)から玄米収容室(T)内に供給する構成としたことを特徴とする精米設備。
【請求項2】
石抜機(3)には、選別された石を一時貯留する石用貯留室(20)と、石用貯留室(20)を開閉する開閉シャッタ(22)と、開閉シャッタ(22)と、開閉シャッタ(22)を開閉操作する開閉用レバー(23)を設け、
開閉用レバー(23)の先端が前記外壁を貫通する構成とし、
石抜機(3)の前方には、各装置用の運転スイッチを備える配電盤(28)を収容する配電盤室(29)を設け、
前壁(33)は、石抜機(3)の前方を覆う第3前壁(33c)と、配電盤(29)の前方を覆う第4前壁(33d)と、第3前壁(33c)と第4前壁(33d)の間にある第5前壁(33e)を設け、第5前壁(33e)は石抜機(39の開閉用レバー(23)が貫通し、開閉用レバー(23)の先端部には開閉用レバー(23)を操作する操作ハンドル(23a)を設けることを特徴とする請求項1記載の精米設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、精米設備に関する。
【背景技術】
【0002】
精米機を搭載した箱型の小屋を屋外に設置する精米設備が特許文献1に記載されている。
【0003】
また、籾摺機と精米機を内部に搭載した建屋を屋外に設置する籾摺精米設備が特許文献2に記載されている。
【0004】
特許文献1及び特許文献2の精米設備は、屋外の特定の所定の箇所に設置することで、不特定多数の利用が玄米や籾を持参して当該精米設備に行って精白米にする。そして、当該精米設備には、通常、管理人は常駐しておらず無人である。そのため、精米機を搭載する機械室内に、利用者が入れないように外壁で覆われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第5471950号公報
【特許文献2】特許第5621963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願発明は、籾摺運転及び精米運転を行うのに適した精米設備を提供することを課題とする。また、精米設備をトラック等の荷台に搭載していろいろな場所に運搬し易くすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
外壁で覆われる箱体形状の小屋(1)内の左右一側には玄米用投入ホッパ(2)を設け、玄米用投入ホッパ(2)から上方に延びる囲い板(11)により玄米収容室(T)を形成し、
小屋(1)内の左右中央部には、石抜機(3)を配置し、小屋(1)内の左右他側には精米機(5)と小米選別機(6)を配置し、
外壁は、着脱自在な前壁(33)と側壁(34)と後壁(44)を備え、
小屋(1)は、前壁(33)と側壁(34)と後壁(44)を取り付けているときには、略密閉空間とし、
前壁(33)は玄米収容室(T)の前方を覆う第1前壁(33a)と、精米機(5)の前方を覆う第2前壁(33b)を設け、
側壁(34)は、玄米用投入ホッパ(2)の側方の第1側壁(34a)と、精米機(5)の側方の第2側壁(34b)を備え、第1側壁(34a)には貫通孔(36)を形成し、
小屋(1)の底部にフォークリフトの爪を挿入可能な脚部(35)を設け、
精米運転時には、第2前壁(33b)を取り外して精白米用の収容容器(37)を小屋(1)の前側に載置すると共に、第2側壁(34b)を取り外して小米用の収容容器(38)を載置し、さらに、精米機(5)に接続する糠搬送用パイプ(39)を、第2側壁(34b)を取り外した後に生じる空間(40)から取り出し、その先端部にあるサイクロン(41)を糠収容場所に設置した状態で精米運転し、
第1側壁(34a)を装着した状態で、小屋(1)外に設置する籾摺機(9)の玄米供給パイプ(18)を前記貫通孔(36)に差し込み、その先端を玄米収容室(T)内に位置させることで、籾摺機(9)から排出される玄米を玄米供給パイプ(18)から玄米収容室(T)内に供給する構成としたことを特徴とする精米設備とする。
【0008】
これにより、籾摺機のタイプに関わらず、籾摺機で籾摺りされた玄米を簡単な構成で玄米収容室に供給できる。
【0009】
【0010】
また、精白米を収容する収容容器を設置し易い。
【0011】
【0012】
また、精米設備をトラックの荷台に搭載して、所望の場所に運搬して精米運転を行うことができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、
石抜機(3)には、選別された石を一時貯留する石用貯留室(20)と、石用貯留室(20)を開閉する開閉シャッタ(22)と、開閉シャッタ(22)と、開閉シャッタ(22)を開閉操作する開閉用レバー(23)を設け、
開閉用レバー(23)の先端を前記外壁を貫通する構成とし、
石抜機(3)の前方には、各装置用の運転スイッチを備える配電盤(28)を収容する配電盤室(29)を設け、
前壁(33)は、石抜機(3)の前方を覆う第3前壁(33c)と、配電盤(29)の前方を覆う第4前壁(33d)と、第3前壁(33c)と第4前壁(33d)の間にある第5前壁(33e)を設け、第5前壁(33e)は石抜機(39の開閉用レバー(23)が貫通し、開閉用レバー(23)の先端部には開閉用レバー(23)を操作する操作ハンドル(23a)を設けることを特徴とする請求項1記載の精米設備とする。
【0014】
これにより、開閉シャッタを操作し易い。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、籾摺運転及び精米運転を行うのに適した精米設備を提供することを課題とする。また、精米設備をトラック等の荷台に搭載していろいろな場所に運搬し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】平面から見た精米設備内部の装置のレイアウトを示す図
図2】正面から見た精米設備内部の装置のレイアウトを示す図
図3】精米機側の側面から見た精米設備内部の装置のレイアウトを示す図
図4】正面から見た精米運転時の状態を示す図
図5】籾摺機の内部を示す図
図6】石抜機の内部を示す図
図7】異物選別機の内部を示す図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施の形態の精米設備について以下説明する。
【0018】
外壁で覆われる箱型の小屋1の室内には、玄米を収容する玄米用投入ホッパ2と、玄米に混じる石を除去する石抜機3と、玄米に混じる藁屑等の異物を選別して除去する異物選別機4と、玄米を精米する精米機5と、精米機5から排出された精白米に混じる小米を選別する小米選別機6と、玄米を搬送するバケットコンベア式の昇降機を備える。昇降機は、玄米用投入ホッパ2内の玄米を石抜機3に搬送する第1昇降機7と、石抜機3で石を除去された玄米を精米機5に搬送する第2昇降機8を備えている。
【0019】
精米機5は、米の表面を研ぐ研米式の精米機(図示せず)と、研米式の精米機を通過した米を互いに擦りあわせて精米する摩擦式の精米機(図示せず)とを備えるのが望ましい。
【0020】
玄米用投入ホッパ2の底部には、玄米用投入ホッパ2内の玄米を第1昇降機7に供給するロータリバルブ10を設ける。また、玄米用投入ホッパ2から上方に延びる囲い板11を設け、玄米収容室Tを形成している。
【0021】
籾摺機9とは、籾を籾摺りして玄米にして排出する装置である。本実施の形態では、籾摺機9は小屋1の外側方に配置している。
【0022】
次に、籾摺機9と、小屋1の室内に搭載する各装置の内石抜機3、異物選別機4の構成について説明する。
【0023】
籾摺機9の構成について説明する。
【0024】
籾を投入する籾用投入ホッパ12の下方に、籾を籾摺りする籾摺ロール13を設ける。籾摺ロール13で除去された籾殻を風選する風選室14及び籾殻を吸引して機外に排出する吸引ファン15を設ける。籾摺りされた玄米と玄米に混じる籾を比重選別する揺動選別板16を設ける。揺動選別板16で選別された玄米を排出する玄米搬送用の昇降機17と、玄米搬送用の昇降機17から排出される玄米を小屋1に案内する玄米供給パイプ18を設ける。
【0025】
石抜機3について説明する。
【0026】
玄米と玄米に混じる石を選別する石抜用の揺動選別板19を設ける。石抜用の揺動選別板19の上流側には選別された石を一時的に貯留する石用貯留室20を設ける。石抜用の揺動選別板19の下流側には選別された玄米を排出する玄米排出口21を設ける。石用貯留室20は開閉シャッタ22を設け、開閉シャッタ22を開閉用レバー23の操作により開閉する。開閉シャッタ22が開くと、石用貯留室20内の石は落下して石用貯留箱Hに収容される構成である。
【0027】
異物選別機4は玄米と藁屑等の長尺物を選別する揺動選別網24を設ける。揺動選別網24を通過した玄米が流下する玄米通路25と、玄米通路25を流下した玄米が排出する玄米排出筒26を設ける。揺動選別網24を通過しない藁屑等の異物を排出する異物排出筒27を設ける。
【0028】
次に、図1に基づいて小屋1の室内の配置について説明する。
【0029】
室内の前部の左右一側には玄米用投入ホッパ2を設ける。玄米用投入ホッパ2の左右内側の側方には第1昇降機7を設ける。第1昇降機7の側方には石抜機3を設ける。石抜機3の後方には、異物選別機4を設ける。異物選別機4の後方には、異物選別機4を通過した玄米を搬送する第2昇降機8を設ける。石抜機3、及び異物選別機4の側方には精米機5を配置している。精米機5の前側には、小米選別機6を設けている。
【0030】
すなわち、室内の前部の左右一側には玄米用投入ホッパ2を配置する。石抜機3及び異物選別機4を室内の左右中央部で、かつ、前後の中央部に配置する。第2昇降機8を室内の後部の左右中央部に設ける。室内の左右他側には精米機5と小米選別機6を配置する。石抜機3の前方には、各装置用の運転スイッチを備える配電盤28を収容する配電盤室29を設けている。
【0031】
小屋1の構造について説明する。
【0032】
小屋1は、床部30と、床部30から上方に延びる複数の柱31と、複数の柱31で支持される天井部32と、前壁33と、側壁34と、フォークリフト(図示せず)の爪(図示せず)を挿入する脚部35を備える。前壁33は玄米収容室Tの前方を覆う第1前壁33aと、精米機5の前方を覆う第2前壁33bと、石抜機3の前方を覆う第3前壁33cと、配電盤29の前方を覆う第4前壁33dと、第3前壁33cと第4前壁33dの間にある第5前壁33eを設ける。第5前壁33eは石抜機3の開閉用レバー23が貫通し、開閉用レバー23の先端部には開閉用レバー23を操作する操作ハンドル23aを設けている。側壁34は、玄米用投入ホッパ2の側方の第1側壁34aと、精米機5の側方の第2側壁34bとを備える。第1側壁34aには玄米供給パイプ18を貫通するための貫通孔36を形成している。また、第1側壁34aの貫通孔36に対向する位置の囲い板11にも貫通孔11aを形成し、玄米供給パイプ18の先端が第1側壁34aの貫通孔36と、囲い板11の貫通孔11aを貫通することで、玄米収容室T内に位置するように構成している。第1側壁34aの貫通孔36には、非運転時には蓋(図示せず)で覆うことでネズミ等が侵入しないように構成している。本実施の形態では、第1側壁34aと囲い板11それぞれに貫通孔を形成するが、第1側壁34aに対向する側の囲い板11を設けずに第1側壁34aが玄米収容室Tを形成する一部として構成しても良い。
【0033】
第1前壁33aから第5前壁33e及び第1側壁34aと第2側壁34bはそれぞれ着脱自在に構成している。
【0034】
次に、籾摺作業及び精米作業について説明する。
【0035】
オペレータは、小屋1及び籾摺機9をトラックの荷台(図示せず)等で運搬し、作業場所で籾摺機9及び小屋1をフォークリフト(図示せず)で荷台から降ろして所望の場所に設置する。
【0036】
そして、第2前壁33bを取り外して精白米用の収容容器37を小屋1の前側に載置すると共に、第2側壁34bを取り外して小米用の収容容器38を設置する。また、精米機5に接続する糠搬送用パイプ39を、第2側壁34bを取り外した後に生じる空間40から取り出し、その先端部にあるサイクロン41を糠収容場所に設置する。また、籾摺機9の玄米供給パイプ18を貫通孔36及び11aに差し込み、その先端を玄米収容室T内に設ける。
【0037】
収穫した籾を籾摺機9に投入して籾摺処理された玄米は、玄米供給パイプ18を経て玄米収容室T内に供給され、玄米用投入ホッパ2に収容される。玄米用投入ホッパ2内の玄米はロータリバルブ10で第1昇降機7に繰り出され、次いで、第1昇降機7で石抜機3に搬送される。玄米は石抜機3を通過することで、玄米に混じる石を除去され、次いで、異物選別機4を通過することで、玄米に混じる藁屑等の異物が除去される。
【0038】
異物選別機4を通過した玄米は、第2昇降機8で精米機5に搬送される。そして、精米機5で精米運転された精白米は、小米選別機6に供給され、整粒の精白米に混じる小米や砕米が除去される。小米選別機6を通過した精白米は、精白米排出案内板42を流下して精白米用の収容容器37に収容される。小米選別機6で選別された小米や砕米は小米用の収容容器38に収容される。精米運転で発生した糠は糠搬送用パイプ39で糠収容場所Bまで搬送される。ある程度の量を精米運転したら、オペレータは操作ハンドル23aを操作して開閉シャッタ22を開き、石用貯留室20内に一時貯留されている石を石用貯留箱Hに排出する。
【0039】
本実施の形態のその他の構成について説明する。
【0040】
小屋の後壁44を着脱自在に構成することで、小屋1の室内の後部のメンテナンススペースを確保しても良い。
【0041】
なお、図4の第1前壁34aから第5前壁34eには模様が付されているが、これは、便宜上壁の区別を示すものであって、形状を示すものではない。
【0042】
本実施の形態の効果について説明する。
【0043】
本実施の形態によると、籾摺運転から精米運転まで連続して行うことができる。
【0044】
また、トラック等の荷台で運搬し易いので、オペレータはいろいろな場所で籾摺及び精米運転を行うことができる。また、籾摺運転及び精米運転を行わないときには、前壁33及び後壁34を取り付けて小屋1の内部を略密閉にすることができるため小屋1の室内にネズミが侵入することを防止できる。また、トラック等で小屋1を運搬するときに、雨天でも運搬できる。
【0045】
また、前壁33、側壁34、後壁44を着脱可能とすることで、小屋1の室内のメンテナンススペースを確保することができる。
【0046】
また、籾摺機9から供給される玄米供給パイプを貫通孔36に通すだけで良いので籾摺機9の設置が簡単である。また、いろいろなタイプの籾摺機に対応できる。
【0047】
また、運転時は、第2前壁33bと第2側壁34bを取り外すだけで良いので作業場所での小屋1の設置が迅速にできる。
【0048】
また、石用貯留室の開閉シャッタを操作ハンドル23aで操作するとき、前側から操作できるので操作し易い。
【符号の説明】
【0049】
1 小屋
3 石抜機
5 精米機
9 籾摺機
18 玄米供給パイプ
20 石用貯留室
22 開閉シャッタ
23 開閉用レバー
35 脚部
T 玄米収容室
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7