(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0053】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0054】
本発明の第1実施形態の照明装置1は、
図1に示されるように、壁、天井、床面等の壁面たる被取付面500に取り付けられ、居住空間501側を照らすものである。照明装置1は、他の複数の照明装置1と並設されて一つの照明システムを構成するものである。
【0055】
照明装置1は、
図2に示されるように、1又は複数種類の平面光源2と、取付部材3を備えている。
ここで、以下の説明においては、理解を容易にするため、模様形成部60(60a,60b)の形状が異なる2種類の平面光源2(2a,2b)を組み合わせて照明装置1を構成する場合について説明する。
【0056】
平面光源2aは、
図3に示されるように、面発光パネル10と、化粧部材11を備えている。
面発光パネル10は、面状に広がりをもち、面状光を放射可能な発光パネルである。具体的には、面発光パネル10は、有機ELパネルであり、拡散光を照射可能となっている。面発光パネル10は、
図6に示されるように、一方の主面側に発光面12を有し、他方の主面側に給電部13a,13b(光源側給電部)を備えている。
【0057】
発光面12には、
図6(a)に示されるように、点灯時に、実際に発光する発光領域30と、発光領域30を囲む非発光の額縁領域31が存在する。
【0058】
発光領域30は、点灯時に実際に発光し、光を照射する領域である。
発光領域30は、正面視したときに、面発光パネル10に内蔵される陽極層と、有機発光層を含む有機機能層と、陰極層の重畳部分であって、陽極層と有機機能層と陰極層がこの順に積層した有機EL素子に対応する部分である。すなわち、発光領域30では、点灯する場合には、陽極層と陰極層に電圧を印加することによって有機発光層が発光し、光を照射することが可能となっている。
【0059】
また、発光領域30は、消灯時に陽極層又は陰極層の色が反映されて鏡面となるものである。
本実施形態の面発光パネル10は、陽極層として透明導電層たる透明導電性酸化物層が採用されており、陰極層として金属光沢をもつ金属層又は金属合金層が採用されている。すなわち、本実施形態の発光領域30は、消灯時に陰極層の色が反映されて鏡面となるものである。
【0060】
発光領域30は、正面視したときに四角形状をしており、発光面12の中央に設けられている。本実施形態では、発光領域30は、正方形状の領域である。
額縁領域31は、面発光パネル10の縁に沿って延び、発光領域30を囲むように連続した非発光領域である。すなわち、額縁領域31は、発光領域30の外側に位置しており、四角環状をしている。
【0061】
面発光パネル10は、
図7に示されるように、面発光タイル15と、フレーム部材16と、補強板17を備えている。
面発光タイル15は、四角形状の板状タイルであって、薄板状のタイルである。本実施形態の面発光タイル15は、薄いガラス基板を支持基板とし、その上に上記した有機EL素子が積層された有機ELタイルである。
【0062】
面発光タイル15は、
図8に示されるように、背面に給電部13a,13bと、位置調整部14a,14bを備えている。
給電部13a,13bは、有機EL素子の陽極層及び陰極層のそれぞれと電気的に接続された端子であって、面発光タイル15の背面から突出した端子部である。
位置調整部14a,14bは、補強板17に対する面発光タイル15の位置を調整する部位であり、取付部材3に対する平面光源2aの位置を調整する部位でもある。具体的には、位置調整部14a,14bは、面発光タイル15の背面から突出した突出部である。
【0063】
フレーム部材16は、面発光タイル15の端面を保護する保護フレームであり、樹脂製の弾性部材である。フレーム部材16は、正面視したときに、四角環状のフレームであり、
図7,
図8に示されるように、発光側覆部20a〜20dと、端面側覆部21a〜21dと、背面側覆部22を備えている。
【0064】
発光側覆部20a〜20dは、面発光タイル15の発光面12側を覆う部位であり、面発光パネル10の額縁領域31に属する部位である。
端面側覆部21a〜21dは、発光側覆部20a〜20dの端部と背面側覆部22の端部を接続する接続壁部であって、面発光タイル15の端面を覆う部位である。
背面側覆部22は、
図8に示されるように、面発光タイル15の背面側を覆う部位であり、複数の辺側凸部25a〜25yと、4つの角側係合部26a〜26dを備えている。
【0065】
辺側凸部25a〜25yは、端面側覆部21a〜21dから折れ曲がった部位である。
辺側凸部25a〜25yは、背面視したときに、端面側覆部21a〜21dから中央側に向かって突出した突出片であり、補強板17の辺側凹部41a〜41yと嵌合可能な嵌合部である。
辺側凸部25a〜25yは、面発光パネル10の各辺に沿って間隔を空けて配されており、本実施形態では、同一辺に属する辺側凸部25,25が等間隔に配されている。
角側係合部26a〜26dは、背面側覆部22の各角部に設けられ、補強板17の角側係合部42a〜42dと係合可能な係合部である。角側係合部26a〜26dは、それぞれ直角三角形状をしている。
【0066】
補強板17は、面発光パネル10の背面側を覆う板状部位であり、強磁性体を材料とする強磁性部である。具体的には、補強板17は、強磁性体たる鉄製の板体である。
補強板17は、
図8に示されるように、本体部40と、辺側凹部41a〜41yと、角側係合部42a〜42dを備えている。
【0067】
本体部40は、正面視四角形状の部位であり、位置調整孔43a,43bと給電用挿通孔45a,45bを備えている。
位置調整孔43a,43bは、位置調整部14a,14bと対をなし、面発光タイル15に対する補強板17の位置を調整する部位である。具体的には、位置調整孔43a,43bは、位置調整部14a,14bを挿通可能な挿通孔であり、本体部40の厚み方向に貫通した貫通孔である。
給電用挿通孔45a,45bは、面発光タイル15の給電部13a,13bを挿通可能な挿通孔であり、本体部40を厚み方向に貫通した貫通孔である。
【0068】
辺側凹部41a〜41yは、
図8から読み取れるように、背面視したときに、本体部40の縁から内側に向かって延びる切り欠き部であり、フレーム部材16の辺側凸部25a〜25yと嵌合可能な嵌合部である。
辺側凹部41a〜41yは、面発光パネル10の各辺に沿って間隔を空けて配されており、本実施形態では、同一辺に属する辺側凹部41,41が等間隔に配されている。
角側係合部42a〜42dは、本体部40の角部に設けられ、フレーム部材16の角側係合部26a〜26dと係合可能な係合部である。角側係合部42a〜42dは、それぞれ直角三角形状をしている。
【0069】
化粧部材11は、正面視したときに鏡面光沢をもつ部材である。本実施形態の化粧部材11は、少なくとも正面側の表面が金属又は金属合金で形成されており、金属光沢をもっている。
化粧部材11は、面発光パネル10に対して着脱可能な部材であり、
図3から読み取れるように、本体板部51と、本体板部51の端部から折れ曲がった側面板部52a〜52dを備えている。
本実施形態の化粧部材11は、側面板部52a〜52dの境界部分に切り込みが入っており、各側面板部52a〜52dが弾性変形することによって面発光パネル10を着脱可能となっている。
本体板部51は、面発光パネル10の発光面12側を覆う飾り板であり、
図9のように、特定の模様を構成する模様形成部60aを備えている。
本体板部51は、正多角形状をしており、本実施形態では、正方形状をしている。
本体板部51の厚みは、面発光パネル10の厚みよりも薄い。
なお、化粧部材11の面発光パネル10に対する着脱方法は、特に限定されるものではない。例えば、化粧部材11に係止片を設けて係合することで着脱可能としてもよいし、一時締結要素等によって着脱可能としてもよい。
【0070】
模様形成部60aは、
図9に示されるように、正面視したときに、組子状であって、角麻模様をした部位である。模様形成部60aは、額縁領域31を覆う額縁遮蔽部61と、発光領域30の一部を覆う発光遮蔽部62を備えている。
模様形成部60aは、n回回転対称となっており(nは2以上の整数)、本実施形態は、4回回転対称となっている。
【0071】
額縁遮蔽部61は、正面視したときに額縁領域31の全域と重なる部位であり、面発光パネル10側からの光を遮蔽する部位である。すなわち、額縁遮蔽部61は、縦方向延伸部65,66と、横方向延伸部67,68から構成されており、これらの端部同士が接続され、四角環状に連続している。
言い換えると、額縁遮蔽部61は、縦方向延伸部65,66と横方向延伸部67,68が交差する額縁交差部70〜73を備えている。
額縁交差部70〜73は、模様形成部60aの角部を構成する角部交差部であり、四隅にそれぞれ形成されている。
【0072】
発光遮蔽部62は、正面視したときに、面発光パネル10の発光領域30を横断する横断遮蔽部75と、面発光パネル10の発光領域30を縦断する縦断遮蔽部76を備えている。
【0073】
横断遮蔽部75は、
図9に示されるように、面状遮蔽部80,81と、接続遮蔽部82,83と、中央交差部89から構成されている。
面状遮蔽部80,81は、縦方向延伸部65,66の中間部に設けられ、縦方向延伸部65,66から中央交差部89側に半円状に広がった部位である。すなわち、面状遮蔽部80,81は、正面視したときに、終端が曲線状である。本実施形態の面状遮蔽部80,81は、縦方向延伸部65,66の延び方向の中央に設けられている。
ここでいう「中間部」とは、延び方向の中途部分であって、端部以外の部位をいう。以下においても同様とする。
【0074】
接続遮蔽部82,83は、面状遮蔽部80と中央交差部89、中央交差部89と面状遮蔽部80のそれぞれの間を接続する部位であり、横方向Xに直線状に延びている。
【0075】
縦断遮蔽部76は、
図9に示されるように、面状遮蔽部85,86と、接続遮蔽部87,88と、中央交差部89から構成されている。
面状遮蔽部85,86は、横方向延伸部67,68の中間部に設けられ、横方向延伸部67,68から中央交差部89側に半円状に広がった部位である。本実施形態の面状遮蔽部85,86は、横方向延伸部67,68の中央に設けられている。
【0076】
接続遮蔽部87,88は、面状遮蔽部85と中央交差部89、中央交差部89と面状遮蔽部86のぞれぞれの間を接続する部位であり、縦方向Yに直線状に延びている。
【0077】
中央交差部89は、発光遮蔽部62の中央に位置する部位であって、横断遮蔽部75と縦断遮蔽部76の交差する部位である。すなわち、中央交差部89は、接続遮蔽部82,83,87,88が集中した部位である。
【0078】
発光遮蔽部62は、
図10(a)のように、横断遮蔽部75及び縦断遮蔽部76によって4つの第1領域77a〜77dに分割されている。
第1領域77a〜77dは、ともに四角形状の領域であり、具体的には、正方形状をしている。
第1領域77a,77bは、横断遮蔽部75を対称軸として、第1領域77d,77cと線対称の関係となっており、第1領域77a,77dは、縦断遮蔽部76を対称軸として、第1領域77b,77cと線対称の関係となっている。すなわち、発光遮蔽部62は、正面視したときに中央交差部89を回転軸として4回回転対称となっている。
【0079】
第1領域77a(77b〜77d)には、
図10(b)から読み取れるように、第2接続遮蔽部90a〜90d(遮蔽延伸部)が設けられており、第1領域77a〜77dは、第2接続遮蔽部90a(90b〜90d)によって、それぞれ2つの第2領域91a,91bに分割されている。
第2接続遮蔽部90a〜90dは、面状遮蔽部80,81,85,86をそれぞれ接続する部位であり、斜め方向に直線状に接続する部位である。すなわち、第2接続遮蔽部90a〜90dは、正面視したときに、いずれも横方向X成分と縦方向Y成分をもっている。
【0080】
第2領域91a,91bは、ともに直角三角形状の領域であり、第2接続遮蔽部90a(90b〜90d)を対称軸として線対称の関係となっている。
【0081】
第2領域91a,91bには、
図10(c)に示されるように、各頂点から中央側に向かって延びた第3接続遮蔽部95a〜95c(遮蔽延伸部)が設けられている。そして、第3接続遮蔽部95a〜95cは、一つの交差部96で交わっている。
第2領域91a,91bは、各角の二等分線状に延びた第3接続遮蔽部95a〜95cによって、それぞれ3つの第3領域97a,97b,97cに分割されている。
第3領域97a,97b,97cは、いずれも三角形状の領域である。
【0082】
第3領域97a,97b,97cには、複数種類の光透過孔98a,98b,98cを備えている。
光透過孔98a,98b,98cは、面発光パネル10の発光領域30からの光を透過可能な孔であり、本体板部51の厚み方向に貫通した貫通孔であり、それぞれ三角形状をしている。
【0083】
ここで、本実施形態の平面光源2の各部位の位置関係について説明する。
【0084】
面発光パネル10は、
図5に示されるように、面発光タイル15の背面に補強板17が覆っており、給電部13a,13bの一部が給電用挿通孔45a,45bを挿通して露出している。
面発光タイル15は、正面側の一部がフレーム部材16の発光側覆部20a〜20dで覆われており、端面がフレーム部材16の端面側覆部21a〜21dによって覆われている。
面発光タイル15は、背面側の一部がフレーム部材16の背面側覆部22によって覆われており、残部が補強板17によって覆われている。
フレーム部材16は、
図4,
図8から読み取れるように、辺側凸部25a〜25yが補強板17の辺側凹部41a〜41yに挿入されて嵌っており、角側係合部26a〜26dが補強板17の角側係合部42a〜42dと係合している。
【0085】
化粧部材11は、面発光パネル10に対して着脱可能に取り付けられており、
図3に示されるように、本体板部51の模様形成部60aが面発光パネル10の正面側を覆っている。具体的には、模様形成部60aは、
図5から読み取れるように、額縁遮蔽部61の延伸部65〜68がフレーム部材16の発光側覆部20a〜20dを覆っており、発光遮蔽部62が面発光タイル15の点灯時における発光部位を覆っている。言い換えると、模様形成部60aは、額縁遮蔽部61が面発光パネル10の額縁領域31を覆っており、発光遮蔽部62が面発光パネル10の発光領域30を覆っている。
化粧部材11は、
図5から読み取れるように、側面板部52が面発光パネル10の端面を覆っている。すなわち、化粧部材11の側面板部52a〜52dと面発光タイル15との端面の間には、フレーム部材16の端面側覆部21a〜21dが介在している。言い換えると、フレーム部材16の端面側覆部21a〜21dは、化粧部材11の側面板部52a〜52dと面発光タイル15の端面によってそれぞれ挟まれている。
本体板部51は、面発光パネル10の発光面12と近接している。本体板部51は、面発光パネル10の発光面12との最短距離が3mm以下となっていることが好ましい。
【0086】
続いて、平面光源2bについて説明する。平面光源2bは、模様形成部60の形状以外は平面光源2aと同様であるため説明を省略する。また、模様形成部60bにおいて、模様形成部60aと同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
【0087】
平面光源2bの模様形成部60bは、
図11(a)に示されるように、額縁領域31を覆う額縁遮蔽部61と、発光領域30の一部を覆う発光遮蔽部119を備えている。
模様形成部60bの発光遮蔽部119は、面発光パネル10の発光領域30を横断する横断遮蔽部75と、面発光パネル10の発光領域30を縦断する縦断遮蔽部76を備えている。そして、発光遮蔽部62は、
図11(b)に示されるように、横断遮蔽部75及び縦断遮蔽部76によって4つの第1領域130a〜130dに分割されている。
第1領域130a〜130dには第1領域77a〜77dとは異なり、第2接続遮蔽部90a〜90d等が設けられていない。すなわち、模様形成部60bの発光遮蔽部119は、模様形成部60aの発光遮蔽部62とは異なり、横断遮蔽部75及び縦断遮蔽部76のみが設けられている。
また、第1領域130a〜130dには、四角形状の4つの光透過孔121が設けられている。
【0088】
ここで、照明装置1を構成する平面光源2には、上記したように2種類の模様形成部60(60a,60b)がある。
模様形成部60a,60bの発光遮蔽部62,119の遮蔽率は、5%以上75%以下であることが好ましい。すなわち、模様形成部60a,60bの発光遮蔽部62,119は、正面視したときに、面発光パネル10の発光領域30の5%以上75%以下の範囲で重なっていることが好ましい。
この範囲であれば、発光遮蔽部62がある程度面積をもつので、機械的強度を十分に確保しつつ、化粧部材11/面発光パネル10間に閉じ込められた光起因蓄熱に伴って、面発光パネル10の温度が上昇することによる不具合を防止できる。
なお、ここでいう「遮蔽率」とは、発光領域の総面積に対する光遮蔽率をいう。すなわち、模様形成部60の遮蔽率は、正面視したときの面発光パネル10の発光領域30の総面積に対する模様形成部60が面発光パネル10の発光領域30を覆う面積を表す。
【0089】
また、模様形成部60bの発光遮蔽部119の遮蔽率は、模様形成部60aの発光遮蔽部62の遮蔽率よりも小さい。
模様形成部60aの発光遮蔽部62の遮蔽率と模様形成部60bの発光遮蔽部119の遮蔽率の差は、照明装置1を構成するにあたって濃淡をより大きく表現する観点から、10%以上70%以下であることが好ましく、20%以上60%以下であることがより好ましい。
【0090】
取付部材3は、壁等の被取付面500に対して固定可能な部材であり、複数の平面光源2aを被取付面500に対して取り付ける部材である。
取付部材3は、
図12に示されるように、固定ユニット110a〜110cを複数備えている。固定ユニット110a〜110cは、横方向Xに延び、縦方向Yに並ぶ帯状の部分であり、本体壁部100と、凸条部101,102と、給電基板104を備えている。
【0091】
本体壁部100は、正面視四角形状の壁部であり、横方向Xに延びた長板状の部位である。
凸条部101,102は、本体壁部100から正面側に突出した凸部であって、横方向Xに延びている。凸条部101,102は、縦方向Yに幅をもっており、それぞれ磁力発生部が内蔵されている。
磁力発生部は、磁力を発生して平面光源2の補強板17を引き付ける部位である。
磁力発生部は、永久磁石から構成されている。
【0092】
凸条部101,102は、縦方向に間隔を空けて配されており、本体壁部100とともに凹溝106を構成している。
凹溝106は、正面視したときに、凸条部101,102に挟まれた部分であり、凸条部101,102に対して窪んだ部位である。
凹溝106は、平面光源2aの位置調整部14a,14bを挿入可能な有底溝であり、位置調整部14a,14bの移動方向及び姿勢を規制する部位である。
【0093】
凹溝106は、
図12に示されるように、底部に取付穴107を備えている。
取付穴107は、締結要素505を挿入して被取付面500に対して取り付けるための穴である。取付穴107は、凹溝106の底部を構成する本体壁部100を厚み方向に貫通した貫通孔であり、横方向Xに延びた長穴でもある。
ここでいう「締結要素」とは、ねじ、釘、鋲などの上位概念であり、一時締結要素を含む概念である。以下においても同様とする。
本実施形態の締結要素505は、一時締結要素であり、具体的には、頭部506と軸部507を有するねじである。
【0094】
給電基板104は、凸条部101と連続して面一となっており、横方向Xに複数の給電部105a,105b(取付側給電部)を備えている。
給電部105a,105bは、外部電源又は隣接する他の給電部105a,105bと電気的に接続され、平面光源2aへ給電する部位である。給電部105a,105bは、平面光源2aの給電部13a,13bと接触することによって、平面光源2aに給電可能となっている。
【0095】
続いて、本実施形態の照明装置1の各構成部位の位置関係について説明する。
【0096】
照明装置1は、
図13のように、複数種類の平面光源2a,2bが混在しており、取付部材3によって縦横に格子状に並設されている。照明装置1は、取付部材3によって平面光源2aと平面光源2bが縦横交互に並べられている。
具体的には、照明装置1は、各平面光源2が取付部材3の磁力発生部によって補強板17が引き寄せられ、各段の固定ユニット110a〜110cに固定されている。すなわち、照明装置1は、1段目の固定ユニット110aによって、平面光源2a、平面光源2b、平面光源2aの順に横方向Xに並設されており、2段目の固定ユニット110bによって、平面光源2b、平面光源2a、平面光源2bの順に横方向Xに並設されており、3段目の固定ユニット110cによって、平面光源2a、平面光源2b、平面光源2aの順に横方向Xに並設されている。
【0097】
取付部材3は、取付穴107にねじ等の締結要素505の軸部507が挿入されて、被取付面500に対して固定されている。取付部材3の凹溝106には、面発光パネル10の背面の一部を構成する補強板17の位置調整孔43a,43bを通して位置調整部14a,14bが挿入されている。給電部105は、給電用挿通孔45を通過して面発光タイル15の給電部13と接続されている。
【0098】
横方向Xに隣接する平面光源2aと平面光源2bに注目すると、平面光源2aの縦方向延伸部65と平面光源2bの縦方向延伸部66は、
図13のように、横方向Xに重なって一つの帯状に連続した帯状模様部120を形成している。平面光源2aの横断遮蔽部75と平面光源2bの横断遮蔽部75は、横方向Xに直線状に並んでおり、一つの線状に延びた線状模様部を形成している。平面光源2aの面状遮蔽部81は、平面光源2bの面状遮蔽部80と、縦方向延伸部65,66を介して、略円形状の円形模様部122を形成している。
【0099】
縦方向Yに隣接する平面光源2aと平面光源2bに注目すると、平面光源2aの横方向延伸部67と平面光源2bの横方向延伸部68は、
図13のように、縦方向Yに重なって一つの帯状に連続した帯状模様部125を形成している。平面光源2aの縦断遮蔽部76と平面光源2bの縦断遮蔽部76は、縦方向Yに直線状に並んでおり、一つの線状に延びた線状模様部を形成している。平面光源2aの面状遮蔽部85は、平面光源2bの面状遮蔽部86と、横方向延伸部67,68を介して、略円形状の円形模様部127を形成している。円形模様部122,127は、それぞれ縦横等間隔に並んでおり、全体として格子点状に分布している。
【0100】
続いて、本実施形態の照明装置1を点灯時及び消灯時の状態について説明する。
【0101】
まず、照明装置1を点灯させた状態について説明する。
【0102】
平面光源2a,2bは、
図14(a)のように、模様形成部60によって発光領域30からの照射光の一部が遮蔽され、模様形成部60の形状に沿った模様が反映される。すなわち、発光領域30からの光が各光透過孔98a〜98cを透過し、居住空間501側に照射され、各光透過孔98a〜98cが形成された部分のみが発光する。
また、照明装置1全体をみると、上記したように平面光源2aの光透過孔98a〜98cと平面光源2bの光透過孔121は、総開口面積が異なるので、遮蔽率が異なり、面発光パネル10の発光領域30から照射される光の光透過率が異なる。すなわち、平面光源2aは、平面光源2bに比べて遮蔽率が高いので、平面光源2bよりも暗くなる。そのため、
図15(a)のように、平面光源2aと平面光源2bの間で濃淡が形成される。すなわち、照明装置1は、遠方からみて、複数(本実施形態では9つ)の平面光源2(2a,2b)によって、一つの濃淡模様を形成している。
【0103】
続いて、照明装置1を消灯させた状態について説明する。
【0104】
面発光パネル10は、
図14(b)に示されるように発光領域30において陰極層の色が反映され鏡面となり、化粧部材11の模様形成部60も鏡面光沢をもつものであるので、遠方からみて、化粧部材11の模様形成部60とともに一つの鏡面を構成する。
また、照明装置1は、
図15(b)に示されるように各平面光源2a,2bが鏡面をそれぞれ形成し、遠方からみて、照明装置1全体として一つの大面積の鏡面となる。そのため、居住空間501が照明装置1に映し出され、居住空間501を大きく見せることができる。
【0105】
本実施形態の平面光源2a,2bによれば、面発光パネル10の正面が模様形成部60で覆われており、発光領域30からの光を部分的に遮るように発光遮蔽部62が形成されているので、点灯時に模様形成部60の模様が発光領域30からの光で強調され、意匠性に優れた平面光源となる。
【0106】
本実施形態の平面光源2a,2bによれば、消灯時に面発光パネル10の発光領域30と化粧部材11の模様形成部60が一つの鏡面を構成するため、鏡として機能することができる。
【0107】
本実施形態の平面光源2a,2bによれば、化粧部材11の発光遮蔽部62の一部又は全部が額縁遮蔽部61の各延伸部65〜68を繋ぐ桟とし、化粧部材11が面発光パネル10の補強部材として機能するため、機械的強度が補強されるとともに、点灯時における反り等の発生を抑制できる。
【0108】
本実施形態の平面光源2a,2bによれば、厚み方向における発光領域30の投影面上を模様形成部60の発光遮蔽部62が覆うため、発光領域30が発光遮蔽部62によって保護されており、点灯時の発光部分が破損しにくい。
【0109】
本実施形態の平面光源2a,2bによれば、面発光タイル15の周端面と、化粧部材11の側面板部52a〜52dとの間に弾性を有するフレーム部材16の一部が挟まれているため、面発光タイル15と化粧部材11との間の熱膨張係数の違いによる歪みを緩和することができる。
【0110】
本実施形態の照明装置1によれば、平面光源2a,2bの第1領域77a〜77d,130a〜130dがそれぞれ4回回転対称となっており、化粧部材11が面発光パネル10に対して着脱可能となっているため、面発光パネル10に対する化粧部材11の取付位置を変更することで、どの方向で取付部材3に取り付けても同様の光を照射することができる。
また別の観点から視ると、本実施形態の照明装置1によれば、化粧部材11が面発光パネル10から着脱可能であり、化粧部材11の模様形成部60が4回回転対称であるため、面発光パネル10の取付部材3への取付方向にかかわらず、一種類の化粧部材11で併用できる。すなわち、面発光パネル10に対する化粧部材11の取付位置を90度ずつ変えることで、化粧部材11が複数種類の模様に対応でき、製品種類を少なくでき、管理を簡略化できる。
【0111】
本実施形態の照明装置1によれば、各平面光源2の模様形成部60が連なって一つの模様を形成するため、点灯時に大面積の一つの模様を表示することができる。
また、本実施形態の照明装置1によれば、各平面光源2の模様形成部60に三角形状をした光透過孔98a,98b,98cが多数設けられており、全体として面状に散りばめられているため、ステンドグラス状の模様を表示することができる。
【0112】
本実施形態の照明装置1によれば、消灯時に各平面光源2が連なって一つの鏡面を構成するため、大面積の鏡として使用でき、居住空間501を映し出すことによって、居住空間501を広く見せることができる。
【0113】
続いて、本発明の第2実施形態の照明装置200について説明する。なお、第1実施形態の照明装置1と同様の構成については、同様の符番を付して説明を省略する。
【0114】
第2実施形態の照明装置200は、第1実施形態の照明装置1と取付部材の形状が異なる。照明装置200は、
図16に示されるように、一つの取付部材203によって一つの平面光源2を支持するものである。また、取付部材203は2つの姿勢で平面光源2を固定可能となっている。
【0115】
取付部材203は、
図17に示されるように、平面光源2の背面側を収容可能な部材であり、本体壁部210と、側面壁部211a〜211dと、凸条部101,102と、給電部105a,105bと、落下防止部材216を備えている。
本体壁部210は、正面視、面発光パネル10の発光面12の相似形状をした部位であり、本実施形態では正方形状の部位である。
側面壁部211a〜211dは、本体壁部210の各辺から立設された壁部である。
本体壁部210の縦辺(縦方向Yに延びた辺)から立ち上がった側面壁部211b,211dは、第2取付穴217,218をそれぞれ備えている。
【0116】
第2取付穴217,218は、締結要素505の軸部507を挿入して取付部材203を被取付面500に対して横姿勢で取り付ける場合の挿入孔であり、側面壁部211b,211dを厚み方向に貫通した貫通孔である。
第2取付穴217,218は、縦姿勢において、縦方向Yに間隔を空けて配されている。
【0117】
落下防止部材216は、平面光源2の取付部材203からの落下を防止する部材である。
落下防止部材216は、
図17に示されるように、紐状の部材であり、本体壁部210に固定される取付側固定部225と、面発光パネル10の背面に固定可能なパネル側固定部226と、取付側固定部225とパネル側固定部226を繋ぐ接続部227を備えている。
落下防止部材216は、一方の端部である取付側固定部225が本体壁部210によって片持ち状に支持されており、パネル側固定部226は自由端となっている。
【0118】
続いて、照明装置200を被取付面500に対して取り付けた場合の各部材の位置関係について説明する。
【0119】
まず、照明装置200を被取付面500に対して縦姿勢で取り付けた場合について説明する。
照明装置200は、
図18から読み取れるように、取付部材203によって平面光源2が被取付面500に対して縦姿勢で固定されている。すなわち、照明装置200は、平面光源2の発光面12が被取付面500と平行となっている。
具体的には、取付部材203は、取付穴107にねじ等の締結要素505の軸部507が挿入されて、被取付面500に対して固定されている。
横方向の平面光源2の両端面は、側面壁部211a,211cに覆われており、縦方向の平面光源2の両端面は、側面壁部211b,211dに覆われている。すなわち、平面光源2の端面によって側面壁部211b,211dの第2取付穴217,218は塞がれている。
平面光源2の正面は、側面壁部211a〜211dと面一となっている。
落下防止部材216は、取付部材203の本体壁部210と、面発光パネル10の背面との間に介在しており、自由端側のパネル側固定部226が面発光パネル10の背面に固定されている。
【0120】
平面光源2は、背面側が取付部材203に収容されており、給電部13a,13bが取付部材203の給電部105a,105bと接触して電気的に接続されている。
補強板17の背面(面発光タイル15と反対側の面)は、取付部材3の凸条部101,102と給電基板104のそれぞれと面接触している。
取付部材3の凸条部101,102は、発光面12を正面視したときに平面光源2を横切るように延びている。
凸条部101,102の間の凹溝106には、
図37のように締結要素505が挿入されており、取付部材3の本体壁部210と補強板17の背面との間には、空間209が形成されている。平面光源2は、縦方向Yの一方側端部が凸条部101,102及び給電基板104によって支持されており、他方側端部が自由端となっている。すなわち、平面光源2は、縦方向Yの他方側端部が本体壁部210との間で空間209を構成し片持ち状に支持された被押圧部112を構成している。
被押圧部112は、発光面12を正面視したときに、給電部105a,105bと凸条部101,102を挟んで対向する位置に配されている。
【0121】
続いて、取付部材3を被取付面500に縦姿勢で固定した状態で取付部材3から平面光源2を取り外す際の操作方法について説明する。
【0122】
図38のように平面光源2の被押圧部112の任意の位置を指で押圧すると、空間209内に被押圧部112が沈み、凸条部102を支点として縦方向Yにおいて平面光源2の被押圧部112とは反対側の角部又は辺部が凸条部101の磁力発生部から受ける磁力に逆らって凸条部101及び給電基板104から離反し、浮き上がる。
このとき、平面光源2の給電部13a,13は給電基板104の給電部105a,105bと電気的に遮断される。
平面光源2の角部又は辺部が十分に浮き上がると、平面光源2の角部又は辺部と凸条部101及び給電基板104の間に指を入れて平面光源2を摘み、取付部材3から平面光源2を取り外す。
【0123】
続いて、照明装置200を被取付面500に対して横姿勢で取り付けた場合について説明する。
【0124】
照明装置200は、
図19から読み取れるように、取付部材203によって平面光源2が被取付面500に対して横姿勢で固定されている。すなわち、照明装置200は、平面光源2の発光面12が被取付面500に対して直交する方向にも広がっている。
具体的には、取付部材203は、第2取付穴217,217にねじ等の締結要素505の軸部507が挿入されて、被取付面500に対して固定されている。奥行き方向の平面光源2の両端面は、
図20に示されるように、側面壁部211b,211dに覆われており、横方向の平面光源2の両端面は、側面壁部211a,211cに覆われている。すなわち、平面光源2の端面によって側面壁部211bの第2取付穴217,217及び締結要素505の頭部506は塞がれている。
【0125】
第2実施形態の照明装置200によれば、被取付面500に対する平面光源2の姿勢を変更可能であるため、設置場所の制約が少ない。
【0126】
第2実施形態の照明装置200によれば、横姿勢で設置した場合に締結要素505の抜き方向を発光パネルの端面で塞ぐため、締結要素505が外れにくい。
【0127】
第2実施形態の照明装置200によれば、落下防止部材216を備えているため、平面光源2が取付部材203から外れたとしても地面に落下することを防止できる。
【0128】
続いて、第3実施形態の平面光源250について説明する。なお、第1,2実施形態の照明装置1,200と同様の構成については、同様の符番を付して説明を省略する。
【0129】
第3実施形態の平面光源250は、模様形成部の形状が第1実施形態の平面光源2と異なる。
平面光源250の化粧部材251の模様形成部252は、
図21に示されるように、額縁遮蔽部61と、発光遮蔽部253を備えている。
【0130】
発光遮蔽部253は、正面視したときに、面発光パネル10の発光領域30を横断する横断遮蔽部255と、面発光パネル10の発光領域30を縦断する縦断遮蔽部256を備えている。
【0131】
横断遮蔽部255は、
図21に示されるように、接続遮蔽部257,258と、中央交差部262から構成されている。
接続遮蔽部257,258は、縦方向延伸部65と中央交差部262、中央交差部262と縦方向延伸部66のそれぞれの間を接続する部位であり、横方向Xに直線状に延びている。
【0132】
縦断遮蔽部256は、
図21に示されるように、接続遮蔽部260,261と、中央交差部262から構成されている。
接続遮蔽部260,261は、横方向延伸部67と中央交差部262、中央交差部262と横方向延伸部67のぞれぞれの間を接続する部位であり、縦方向Yに直線状に延びている。
中央交差部262は、発光遮蔽部253の中央に位置し、横断遮蔽部255と縦断遮蔽部256の交差する部位であり、接続遮蔽部257,258,260,261が集中する部位である。
【0133】
発光遮蔽部253は、
図22(a)のように、横断遮蔽部255及び縦断遮蔽部256によって4つの第1領域265a〜265dに分割されている。
第1領域265a〜265dは、ともに四角形状の領域であり、具体的には正方形状の領域である。
第1領域265a及び第1領域265bは、横断遮蔽部255を対称軸として、第1領域265d及び第1領域265cと線対称の関係となっており、第1領域265a及び第1領域265dは、縦断遮蔽部256を対称軸として、第1領域265b及び第1領域265cと線対称の関係となっている。
【0134】
第1領域265a〜265dには、
図22(b)から読み取れるように、第2接続遮蔽部266a〜266dが設けられており、第1領域265a〜265dは、第2接続遮蔽部266a〜266dによって4つの第2領域268a〜268dに分割されている。
第2接続遮蔽部266a〜266dは、正面視「X」字状の部位であり、遮蔽部270〜273と、交差部275を備えている。
【0135】
遮蔽部270は、額縁交差部70〜73と交差部275を繋ぐ部位であり、遮蔽部271は、交差部275と中央交差部262を繋ぐ部位である。遮蔽部270,271は、いずれも斜め方向に直線状に延びており、直線状に並んでいる。すなわち、遮蔽部270,271は、正面視したときに、横方向X成分と、縦方向Y成分をもっている。
遮蔽部272は、縦方向延伸部65,66の中間部と交差部275を繋ぐ部位であり、遮蔽部273は、交差部275と横方向延伸部67,68の中間部を繋ぐ部位である。遮蔽部272,273は、遮蔽部270,271と交差する方向であって、斜め方向に直線状に延びており、直線状に並んでいる。すなわち、遮蔽部272,273は、正面視したときに、横方向成分と縦方向成分をもっている。
交差部275は、遮蔽部270〜273が集中する部位である。
第2領域268a〜268dは、ともに直角三角形状の領域であり、交差部275を回転軸として4回回転対称の関係となっている。
【0136】
第2領域268a〜268dには、
図22(c)に示されるように、直角をなす角部から斜辺に向かって延びる第3接続遮蔽部278が設けられており、第2領域268a〜268dは、第3接続遮蔽部278によって、2つの第3領域280a,280bに分割されている。
第3領域280a,280bは、直角三角形状の領域であり、直角をなす角部から斜辺に向かって延びた第4接続遮蔽部281と第5接続遮蔽部282を備えている。
第4接続遮蔽部281は、直角をなす角部から二等分線状に延びた部位であり、第5接続遮蔽部282は、第4接続遮蔽部281と第3接続遮蔽部278とでなす角部から二等分線状に延びた部位である。
第3領域280a,280bは、第3接続遮蔽部278を対称軸として、線対称の関係となっている。
【0137】
第3領域280a,280bには、
図21,
図22から読み取れるように、複数種類の光透過孔283a,283b,283cを備えている。
光透過孔283a,283b,283cは、面発光パネル10の発光領域30からの光を透過可能な孔であり、本体板部51の厚み方向に貫通した貫通孔であり、それぞれ三角形状をしている。
光透過孔283a,283b,283cは、各第3領域280a,280bに設けられ、第4接続遮蔽部281と第5接続遮蔽部282によって仕切られた孔である。
【0138】
続いて、平面光源250を点灯した状態及び消灯した状態について説明する。
【0139】
平面光源250は、
図23(a)のように、点灯させた状態では、模様形成部252によって発光領域30からの光の一部が遮蔽され、模様形成部252の形状に沿った模様が反映される。すなわち、発光領域30からの光が各光透過孔283a〜283cを透過し、居住空間501側に照射され、各光透過孔283a〜283cが形成された部分のみが発光する。
【0140】
一方、平面光源250は、
図23(b)のように、消灯した状態では、発光領域30の化粧部材251からの露出部分も鏡面となり、化粧部材251の模様形成部252とともに一つの鏡面を構成する。
【0141】
第3実施形態の平面光源250であれば、第1実施形態の平面光源2a,2bに比べて発光遮蔽部253による発光領域30からの照射光の遮蔽率が大きいので、点灯時に第1実施形態の平面光源2a,2bと並設した場合により濃い色を呈することができる。
【0142】
続いて、第4実施形態の平面光源300について説明する。なお、第1〜3実施形態の平面光源2a,2b,250と同様の構成については、同様の符番を付して説明を省略する。
【0143】
第4実施形態の平面光源300は、
図24のように発光遮蔽部の一部の形状が第3実施形態の平面光源250と異なる。
平面光源300の発光遮蔽部301は、第3実施形態の発光遮蔽部253と同様、
図25(a)のように、横断遮蔽部255及び縦断遮蔽部256によって4つの第1領域302a,302b,265c,302dに分割されている。
第1領域302a,302b,302dは、ともに四角形状の領域であり、具体的には正方形状をしている。
第1領域302aは、横断遮蔽部255を対称軸として、第1領域302dと線対称の関係となっており、縦断遮蔽部256を対称軸として、第1領域302bと線対称の関係となっている。
【0144】
第1領域302a(302b,302d)には、
図25(b)から読み取れるように、第2接続遮蔽部303と、第2分岐遮蔽部305,306によって5つの分割領域307a〜307eに分割されている。
第2接続遮蔽部303は、第1領域302a(302b,302d)を斜め方向に横切る部位であり、額縁交差部70(71〜73)と中央交差部262を接続する部位である。
第2接続遮蔽部303は、共通遮蔽部308と、分岐遮蔽部310a,310bから構成されている。
共通遮蔽部308は、額縁交差部70から中央交差部262側に向かって直線状に延びる部位であり、分岐遮蔽部310a,310bは、共通遮蔽部308の端部から分岐して曲線状に延び、中央交差部262で合流する部位である。
第2分岐遮蔽部305は、分岐遮蔽部310aの中間部から縦方向延伸部65(66)に繋がる部位である。第2分岐遮蔽部306は、分岐遮蔽部310bの中間部から横方向延伸部68(67)に繋がる部位である。
【0145】
第1領域302a,302b,302dには、
図25(a)に示されるように、5種類の光透過孔312a〜312eを備えている。
光透過孔312a〜312eは、面発光パネル10の発光領域30からの光を透過可能な孔であり、本体板部51の厚み方向に貫通した貫通孔である。
光透過孔312a〜312eは、各第1領域302a,302b,302dに設けられ、第2接続遮蔽部303と、第2分岐遮蔽部305,306によって仕切られた孔である。すなわち、光透過孔312a〜312eは、分割領域307a〜307eに対応する孔である。
【0146】
続いて、平面光源300を点灯させた状態及び消灯させた状態について説明する。
【0147】
平面光源300は、
図26(a)のように、点灯した状態では、発光遮蔽部301によって発光領域30からの光の一部が遮蔽され、発光遮蔽部301の各遮蔽部の形状に沿った模様が反映される。すなわち、発光領域30からの光が各光透過孔312a〜312eを透過し、居住空間501側に照射され、各光透過孔312a〜312eが形成された部分のみが発光する。
【0148】
平面光源300は、
図26(b)のように、消灯した状態では、発光領域30の化粧部材からの露出部分も鏡面となり、化粧部材の模様形成部とともに一つの鏡面を構成する。
【0149】
第4実施形態の平面光源300によれば、異なる形状の第1領域302a,302b,265c,302dを備えているため、遮蔽率の差によって平面光源300内で濃淡を出すことができる。
【0150】
続いて、第5実施形態の平面光源350について説明する。なお、第1〜4実施形態の平面光源2a,2b,250,300と同様の構成については、同様の符番を付して説明を省略する。
【0151】
第5実施形態の平面光源350は、
図27のように発光遮蔽部の一部の形状が第3実施形態の平面光源250と異なる。
平面光源350の発光遮蔽部351は、第3実施形態の発光遮蔽部253と同様、
図28(a)のように、横断遮蔽部352及び縦断遮蔽部353によって4つの第1領域77a,355b,355c,77dに分割されている。
第1領域355b,355cは、ともに四角形状の領域であり、具体的には正方形状をしている。
第1領域355bは、横断遮蔽部352を対称軸として、第1領域355bと線対称の関係となっている。
【0152】
第1領域355b,355cには、
図28(b)から読み取れるように、第2接続遮蔽部266a〜266dが設けられており、第1領域355b,355cは、第2接続遮蔽部266a〜266dによって4つの第2領域356a〜356dに分割されている。
第2領域356a〜356dには、
図28(c)に示されるように、直角をなす角部から斜辺に向かって延びる第3接続遮蔽部278が設けられており、第2領域356a〜356dは、第3接続遮蔽部278によって、2つの第3領域357a,357bに分割されている。
第3領域357a,357bは、第4接続遮蔽部281と第5接続遮蔽部282を備えていない点で第3実施形態の第3領域280a,280bと異なる。
【0153】
第3領域357a,357bには、
図27,
図28(c)から読み取れるように、2種類の光透過孔358a,358bが設けられている。
光透過孔358a,358bは、面発光パネル10の発光領域30からの光を透過可能な孔であり、本体板部51の厚み方向に貫通した貫通孔であり、それぞれ三角形状をしている。
光透過孔358a,358bは、各第3領域357a,357bに設けられ、第3接続遮蔽部278によって仕切られた孔である。
【0154】
上記した実施形態において、平面光源の異なる実施形態の第1領域を組み合わせた形状であってもよい。
例えば、
図29(a)のように第1実施形態の1つの第1領域77aと第3実施形態の3つの第1領域265a,265b,265dを組み合わせた形状であってもよいし(第6実施形態)、
図29(b)のように第1実施形態の2つの第1領域77a,77dと第3実施形態の2つの第1領域265b,265cを組み合わせた形状であってもよい(第7実施形態)。
【0155】
上記した実施形態では、発光遮蔽部の4つ以上の遮蔽部によって発光領域を分割していたが、本発明はこれに限定されるものではない。3つ以下の遮蔽部によって発光領域を分割してもよい。
例えば、
図30(a)のように一つの遮蔽部400によって発光領域を2つの領域に分割してもよいし(第8実施形態)、
図30(b)のように交差する2つの遮蔽部410,411によって発光領域を4つの領域に分割してもよいし(第9実施形態)、
図30(c)のように交差する3つの遮蔽部420,421,422によって発光領域を5つの領域に分割してもよい(第10実施形態)。
【0156】
上記した第1実施形態では、全ての平面光源2において、発光遮蔽部が発光領域30を分割するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、照明装置を構成する平面光源の内、少なくとも一つの平面光源において発光遮蔽部が発光領域を分割するものであればよい。例えば、照明装置を構成する平面光源の一種として、
図31のように、発光遮蔽部が発光領域を分割せず、扇形の光透過孔をもっていてもよい。
【0157】
上記した実施形態では、面発光パネル10の発光領域30は、消灯時に陰極層の色が反映され、鏡面を構成するものであったが、本発明はこれに限定されるものでない。面発光パネルの発光領域は、消灯時に陽極層の色が反映され、鏡面を構成するものであってもよい。
【0158】
上記した第1実施形態では、一つの取付部材に対して9つの平面光源2が取り付けられるものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。一つの取付部材に対して2以上8以下の平面光源2を取り付けてもよいし、10以上の平面光源2を取付けてもよい。
【0159】
上記した第1実施形態では、2種類の模様形成部をもつ平面光源の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。1種類の模様形成部をもつ平面光源のみで形成されていてもよいし、
図32に示されるように、3種類以上の模様形成部をもつ平面光源を混在させてもよい。この場合、
図32のように、多数の平面光源によって、山柄等の一つの模様や絵柄を形成することが好ましい。
【0160】
上記した実施形態では、補強板と取付部材間の磁力によって取付部材に面発光パネルを取り付けたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、化粧部材を強磁性体で形成し、化粧部材と取付部材との磁力によって取付部材に面発光パネルを取り付けてもよい。
【0161】
上記した実施形態では、補強板を強磁性体で形成し、取付部材に磁力発生部を備えることによって補強板と取付部材間に磁力を発生させたが、本発明はこれに限定されるものではない。取付部材の一部を強磁性体部で形成し、補強板に磁力発生部を設けて補強板と取付部材間に磁力を発生させてもよい。
【0162】
上記した実施形態では、磁力によって取付部材に面発光パネルを取り付けたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、係合関係や接着手段等を利用して取付部材に面発光パネルを取り付けてもよい。
【0163】
上記した実施形態では、発光遮蔽部は、横断遮蔽部75や縦断遮蔽部76などによって額縁遮蔽部の内側の領域が複数の領域に完全に区切られたものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
図33の発光遮蔽部430のように、一部が繋がっていない部分があってもよい。
【0164】
上記した実施形態では、模様形成部が角麻模様を呈していたが、本発明はこれに限定するものではない。模様形成部は、例えば、
図34に示されるような、麻の葉模様、胡麻模様、桜模様、蜀江模様、紗綾形崩し模様、井筒割菱模様、割菱つなぎ模様、三重菱、千本格子模様、桝格子模様、青海波模様、七宝模様、かさね竜胆模様、籠目模様、三つ組手亀甲模様、分銅輪つなぎ模様、積石亀甲模様等の組子模様を呈していてもよい。
【0165】
本発明には、上記した実施形態の他に、例えば、
図35(a)及び
図35(b)に示される平面光源や、
図35(c)及び
図35(d)に示される平面光源、
図36(a)及び
図36(b)に示される平面光源や、
図36(c)及び
図36(d)に示される平面光源なども含まれる。
【0166】
続いて、本発明の第11実施形態の照明装置600について説明する。
【0167】
第11実施形態の照明装置600は、
図39のように、平面光源601と、取付部材602を備えている。
平面光源601は、面発光パネル603と、化粧部材11を備えている。
面発光パネル603は、面発光タイル15と、フレーム部材16と、補強板605を備えている。
補強板605には、凸条部101に係合部610a,610bを備えている。
係合部610a,610bは、補強板605の本体部40から背面側に立ち上がった板状部位であり、厚み方向に深さをもった固定穴611a,611bを備えている。
本実施形態の固定穴611a,611bは、係合部610a,610bを厚み方向に貫通した貫通孔である。
【0168】
取付部材602は、凸条部101に収納穴622があり、当該収納穴622内に係合ユニット620を備えている。
係合ユニット620は、一対の係合部材621a,621bから構成されている。
係合部材621a,621bは、弾性変形可能な弾性体であり、具体的には、コイルばねである。すなわち、係合部材621a,621bは、断面形状が円形の1本の線状体が螺旋状に旋回した部材であり、付勢力が生じる本体部625と、保持部626,627を有している。
【0169】
続いて、照明装置600において取付部材602から平面光源601を取り外す際の各部材の位置関係について説明する。
【0170】
取り付けた状態では、係合部材621a,621bは、凸条部101の収納穴622の内壁に固定されており、互いに対向する位置関係となっている。係合部材621aの保持部626,627は、収納穴622の横方向Xにおける一方の内壁に固定されており、係合部材621bの保持部626,627は、横方向Xにおいて収納穴622の前記一方の内壁に対向する他方の内壁に固定されている。
係合部材621a,621bの本体部625,625は、ともに収納穴622内に位置している。すなわち、係合部材621a,621bの本体部625,625は、互いに近接する側に位置している。
一方の係合部材621aの本体部625の線間に他方の係合部材621bの本体部625が入り込んでいる。
同様に、他方の係合部材621bの本体部625の線間に一方の係合部材621aの本体部625が入り込んでいる。すなわち、本体部625,625は、互いに交互に入り組んでいる。
係合部材621a,621bは、係合部610a(係合部610b)を基準として、係合部610a(係合部610b)の横方向Xの両側から挟んでおり、本体部625,625同士が係合部610a(係合部610b)と係合している。
【0171】
取り外す際には、被押圧部112の任意の位置を押圧して平面光源601を傾け、当該押圧力によって係合部610a(係合部610b)を係合部材621a,621bに対して離反させて係合部材621a,621bから抜く。
このとき、
図40(a)〜
図40(c)のように、係合部610a(係合部610b)に押圧され係合部材621a,621b同士が離反して係合部材621a,621bの間が広がり、係合部610a(係合部610b)と係合部材621a,621bとの係合が解除される。
【0172】
続いて、第12実施形態の照明装置700について説明する。
【0173】
第12実施形態の照明装置700は、
図41のように、主にパン等の食品704のディスプレイ用の照明装置であり、主に棚等の壁面たる被取付面1000に取り付けられて使用されるものである。
照明装置700は、
図42のように、平面光源701と、取付部材702と、固定部材703を備えている。
【0174】
平面光源701は、面発光パネル710と、ケース部材711と、給電基板712を備えている。
面発光パネル710は、
図43のように面発光タイル15を備えており、面発光タイル15の背面には、面発光タイル15へのタイル側給電部715,716が設けられている。
【0175】
ケース部材711は、
図43のように、正面側ケース部720と、背面側ケース部721を備えている。
正面側ケース部720は、面発光パネル710の正面側(発光面12側)の一部を覆う部位である。正面側ケース部720は、中央に発光面12の一部を露出させる取出開口722を備えており、正面視したときに四角環状をしている。
【0176】
正面側ケース部720は、正面視したときに、一辺727にケース間取付部725a,725bを備えており、前記一辺727に対して取出開口722を挟んで対向する対辺728にケース間取付部726a,726bを備えている。
ケース間取付部725a,725bは、一辺727に沿って所定の間隔を空けて配されており、ケース間取付部726a,726bは、対辺728に沿って所定の間隔を空けて配されている。
ケース間取付部725a,725b,726a,726bは、いずれも厚み方向に同一方向に延びた板状片であり、背面側ケース部721に対して取り付け可能となっている。
ケース間取付部725a,725b,726a,726bの延び方向の端部には、ケース間取付部725a,725b,726a,726bに対して交差する方向に突出し、背面側ケース部721と係合可能なケース間係合部730a,730b,731a,731bを有している。
【0177】
背面側ケース部721は、面発光パネル710の背面側(被取付面1000側)の一部を覆う部位であり、本体部740と、ケース側係合部741,742(光源側係合片)と、付勢部材743a,743bを備えている。
本体部740は、中央に開口744をもつ板状部位であり、四角形状をしている。
本体部740は、面発光パネル710のタイル側給電部715,716に接続可能な第1ケース側給電端子745,746を備えている。
本体部740は、一辺に切り欠き部747a,747bが設けられており、前記一辺に対向する対辺に切り欠き部748a,748bが設けられている。
切り欠き部747a,747b,748a,748bは、正面視したときに縁から内側に向かって切り欠かれた切り欠きである。
【0178】
ケース側係合部741,742は、ともに「L」字状の係合片であり、本体部740の対向する二辺から立ち上がった立壁部750,751と、立壁部750,751の端部から折れ曲がった係止壁部752,753を備えている。
係止壁部752,753には、第2ケース側給電端子755,756(光源側給電部)を備えている。
第2ケース側給電端子755,756は、図示しない給電配線によって、
図44に示される第1ケース側給電端子745,746と電気的に接続されている。
【0179】
付勢部材743a,743bは、
図45のように、線ばね又は板ばねであって「く」字状に延びており、固定部760,761と、付勢部762を備えている。
【0180】
給電基板712は、直流安定化回路を備える回路基板である。
給電基板712は、
図44のように、平面視「E」字状をしており、板状に延びた第1延伸部770と、第2延伸部771と、第3延伸部772と、第4延伸部773を備えている。
【0181】
給電基板712は、第1延伸部770と第3延伸部772が横方向Xに延び、第1延伸部770と第3延伸部772の端部同士が縦方向Yに延びた第2延伸部771で接続されている。
第4延伸部773は、縦方向Yにおいて、第2延伸部771の中間部から面発光タイル15のタイル側給電部715,716に向かって舌状に張り出している。
第4延伸部773は、その先端部又はその近傍であって正面側(面発光パネル710側)の面に第1基板側給電部775,776を備えている。
また、第1延伸部770及び第3延伸部772は、その長手方向Xの中間部であって背面側(背面側ケース部721側)の面に第2基板側給電部777,778を備えている。
第2基板側給電部777,778は、図示しない給電配線によって、それぞれ第1基板側給電部775,776と電気的に接続されている。
【0182】
取付部材702は、
図42のように横方向Xにおいてレール状に延びた部材であり、取付本体800と、立壁部801,802と、取付側係合片803,804を備えている。
取付本体800は、固定部材703を挿通可能な締結穴810を備えている。
取付本体800と取付側係合片803,804は、立壁部801,802を介して段状に連続している。すなわち、取付本体800と取付側係合片803,804は、立壁部801,802によって段差を持って接続されており、取付側係合片803,804は、取付本体800に対して低い位置(被取付面1000とは離反する位置)にある。
取付側係合片803,804は、給電用の取付側給電部811,812を備えている。
取付側給電部811,812は、図示しない外部電源と電気的に接続された部位であり、取付側係合片803,804に沿って横方向Xに延びている。
【0183】
本実施形態の固定部材703は、ねじ、釘、鋲等の締結要素であり、
図42のように、頭部830と、軸部831を有している。
頭部830の軸方向に対する直交する面での断面積は、締結穴810の開口面積よりも大きく、軸部831の軸方向に対する直交する面での断面積は、締結穴810の開口面積と同じかやや小さい。
【0184】
続いて、被取付面1000に照明装置700を取り付けた状態の位置関係について説明する。
【0185】
取付部材702は、固定部材703によって、棚等の被取付面1000に取り付けられている。具体的には、固定部材703の軸部831が締結穴810を通過し、被取付面1000に挿入されており、頭部830が取付部材702を係止している。
取付部材702の取付側係合片803,804と、被取付面1000の間隔(隙間の幅)は、ケース部材711の係止壁部752,753の厚み以上であって、0.5cm以下であることが好ましい。
この範囲であれば、使用者が指等を隙間に挿入することを防止でき、感電等を防止できる。
固定部材703の軸部831の軸線上に平面光源701の面発光パネル710が位置している。
平面光源701は、
図47のように面発光パネル710の三辺に沿って面発光パネル710を囲むように給電基板712が配されている。すなわち、平面光源701は、正面視したときに、面発光パネル710の外側に給電基板712が配されている。
正面側ケース部720上には、
図48のように、面発光パネル710と給電基板712が載置されている。言い換えると、正面側ケース部720は、面発光パネル710と給電基板712に跨って配されており、面発光パネル710と給電基板712の境界部分を覆っている。
【0186】
付勢部材743a,743bは、
図46,
図48のように、本体部740と取付部材702の取付側係合片803,804との間に配され、付勢部762が固定部760,761に対して厚み方向にずれた位置にある。
付勢部762は、本体部740と取付側係合片803,804に挟まれて弾性変形しており、その復元力によって取付部材702の取付側係合片803,804を係止壁部752,753側に付勢している。
第1ケース側給電端子745,746は、
図44から読み取れるように第2基板側給電部777,778と接触して電気的に接続されており、第2ケース側給電端子755,756は、取付側給電部811,812と接触して電気的に接続されている。
第1基板側給電部775,776は、
図44から読み取れるようにタイル側給電部715,716と接触し電気的に接続されている。
【0187】
続いて、取付部材702を被取付面1000に取り付けた状態で取付部材702から面発光パネル710を外して新品の面発光パネル710に交換する場合について説明する。
【0188】
正面側ケース部720の取付部725,726を弾性変形させて、
図49のようにケース間係合部730a,730b,731a,731bと背面側ケース部721との係合を解除し、正面側ケース部720を外し、面発光パネル710を新品の面発光パネル710に交換する。そして新品の面発光パネル710を覆うように正面側ケース部720を被せて押し込み、ケース間係合部730a,730b,731a,731bを背面側ケース部721に係合させる。
【0189】
第12実施形態の照明装置700によれば、面発光パネル710が取付部材702に対して相対的にスライド移動可能であり、取付部材702の延び方向Xにおいて所望の位置に面発光パネル710を配置できるので、食品704の位置に合わせて発光面12が食品704に対向するように面発光パネル710を配することができる。
【0190】
第12実施形態の照明装置700によれば、取付部材702を被取付面1000に取り付けた状態で面発光パネル710を交換可能であるので、取付部材702から平面光源701全体を取り外さずとも面発光パネル710を交換でき、交換操作が容易である。
【0191】
上記した第11実施形態では、凸条部101,102に磁力発生部を内蔵していたが、本発明はこれに限定されるものではない。凸条部101,102に磁力発生部を内蔵させずに、係合部と係合部材との関係によって固定してもよい。
【0192】
上記した第12実施形態では、係合により、正面側ケース部720が背面側ケース部721に対して着脱可能に固定されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、正面側ケース部720と背面側ケース部721を一時締結要素により着脱可能に固定されていてもよい。
【0193】
上記した第1〜11実施形態では、平面光源が化粧部材を備えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。平面光源は、化粧部材を備えていなくてもよい。
【0194】
上記した実施形態では、平面光源の面発光タイルとして有機ELを使用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。面発光タイルとして、有機発光層の代わりに無機発光層を使用する無機ELやLEDのような点光源を散りばめて面光源を構成するものであってもよい。