特許第6959418号(P6959418)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6959418位置離脱による通知を提供する装置およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6959418
(24)【登録日】2021年10月11日
(45)【発行日】2021年11月2日
(54)【発明の名称】位置離脱による通知を提供する装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20211021BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20211021BHJP
   G08B 25/04 20060101ALI20211021BHJP
   G08B 21/02 20060101ALI20211021BHJP
【FI】
   H04M11/00 302
   G06F13/00 650B
   G08B25/04 K
   G08B21/02
【請求項の数】14
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2020-169540(P2020-169540)
(22)【出願日】2020年10月7日
(62)【分割の表示】特願2016-173579(P2016-173579)の分割
【原出願日】2016年9月6日
(65)【公開番号】特開2021-22938(P2021-22938A)
(43)【公開日】2021年2月18日
【審査請求日】2020年10月12日
(31)【優先権主張番号】10-2015-0127909
(32)【優先日】2015年9月9日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】キム ジファン
【審査官】 白川 瑞樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−279895(JP,A)
【文献】 特開2003−228797(JP,A)
【文献】 特開2013−232821(JP,A)
【文献】 特開2005−286817(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F13/00
G08B19/00−31/00
H04M3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末から位置範囲情報を受信する受信部と、
前記第1端末の識別子と第2端末の識別子と前記位置範囲情報を関連付けて記憶する記憶部と、
前記第1端末又は前記第2端末の位置情報と前記位置範囲情報に基づいて、前記第1端末又は前記第2端末に通知を行う通知部と、
を備え、前記位置範囲は、第1位置範囲および第2位置範囲を含み、前記位置範囲は、前記第1端末で設定される出発地から目的地までの間の少なくとも1つの経路の位置範囲を含み、
前記第1位置範囲を離れた前記第1端末または前記第2端末は、前記第2位置範囲へ移動していない旨の判定が行われた場合に、その旨を示す前記通知が行われる、装置。
【請求項2】
前記記憶部には、時間範囲情報が更に保存され、前記第1端末の識別子と第2端末の識別子と前記位置範囲情報と前記時間範囲情報が関連付けて記憶されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記位置範囲は、前記第1端末の画面に表示された地図情報に対する前記第1端末のユーザの入力に基づき設定された位置範囲を含むことを特徴とする、請求項1又は2のいずれか一項に記載の装置。
【請求項4】
前記第1端末の画面は、タッチスクリーン画面を含み、
前記地図情報上で設定された位置範囲は、前記タッチスクリーン画面に対する前記第1端末のユーザの操作によって設定される位置範囲を含むことを特徴とする、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記位置範囲は、前記第1端末で選択された運送手段の路線に対する位置範囲を含むことを特徴とする、請求項1〜いずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記時間範囲に該当する時間に前記第1位置範囲を離れた前記第1端末または前記第2端末が前記第2位置範囲に移動するか否かを判定するように制御する制御部を含み、
前記通知部は、
前記第1端末または前記第2端末が前記第2位置範囲に移動しないと判定された場合に、前記第2端末または前記第1端末に前記通知を行うことを特徴とする、請求項2〜のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
第1端末から位置範囲情報を受信することと、
前記第1端末の識別子と第2端末の識別子と前記位置範囲情報を関連付けてデータベースに記憶することと、
前記第1端末又は前記第2端末の位置情報と前記位置範囲情報に基づいて、前記第1端末又は前記第2端末に通知を行うことと、
をコンピュータに実行させ、
前記位置範囲は、第1位置範囲および第2位置範囲を含み、前記位置範囲は、前記第1端末で設定される出発地から目的地までの間の少なくとも1つの経路の位置範囲を含み、
前記第1位置範囲を離れた前記第1端末または前記第2端末は、前記第2位置範囲へ移動していない旨の判定が行われた場合に、その旨を示す前記通知が行われる、プログラム。
【請求項8】
前記データベースは、時間範囲情報を更に含み、前記第1端末の識別子と第2端末の識別子と前記位置範囲情報と時間範囲情報が関連付けて記憶されていることを特徴とする請求項記載のプログラム。
【請求項9】
前記位置範囲は、前記第1端末の画面に表示された地図情報に対する前記第1端末のユーザの入力に基づき設定された位置範囲を含むことを特徴とする、請求項又はに記載のプログラム。
【請求項10】
前記第1端末の画面は、タッチスクリーン画面を含み、
前記地図情報上で設定された位置範囲は、前記タッチスクリーン画面に対する前記第1端末のユーザの操作によって設定される位置範囲を含むことを特徴とする、請求項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記位置範囲は、前記第1端末で選択された運送手段の路線に対する位置範囲を含むことを特徴とする、請求項10いずれか一項に記載のプログラム。
【請求項12】
前記時間範囲に該当する時間に前記第1位置範囲を離れた前記第1端末または前記第2端末が前記第2位置範囲に移動するか否かを判定するように制御する制御部を含み、
前記通知を行うことは、
前記第1端末または前記第2端末が前記第2位置範囲に移動しないと判定された場合に、前記第2端末または前記第1端末に前記通知を行うことを特徴とする、請求項11のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項13】
位置範囲情報を送信することと、
第1端末の識別子と第2端末の識別子と前記位置範囲情報を関連付けて記憶することと、
前記第1端末又は前記第2端末の位置情報と前記位置範囲情報に基づいて、前記第1端末又は前記第2端末に通知を行うことと、
をコンピュータに実行させ、
前記位置範囲は、第1位置範囲および第2位置範囲を含み、前記位置範囲は、前記第1端末で設定される出発地から目的地までの間の少なくとも1つの経路の位置範囲を含み、
前記第1位置範囲を離れた前記第1端末または前記第2端末は、前記第2位置範囲へ移動していない旨の判定が行われた場合に、その旨を示す前記通知が行われることを特徴とするプログラム。
【請求項14】
第1端末から位置範囲情報および時間範囲情報を受信する受信部と、
前記第1端末の識別子と第2端末の識別子と前記位置範囲情報と前記時間範囲情報を関連付けて記憶する記憶部と、
前記第1端末又は前記第2端末の位置情報と前記位置範囲情報に基づいて、前記第1端末又は前記第2端末に通知を行う通知部と、
を備え、前記位置範囲は、第1位置範囲および第2位置範囲を含み、前記位置範囲は、前記第1端末で設定される出発地から目的地までの間の少なくとも1つの経路の位置範囲を含み、
前記時間範囲に該当する時間に前記第1位置範囲を離れた前記第1端末または前記第2端末は、前記第2位置範囲へ移動していない旨の判定が行われた場合に、その旨を示す前記通知が行われる、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
下記の説明は、位置離脱による通知を提供するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
位置離脱の通知を提供するための技術が存在する。例えば、韓国公開特許第10−2005−0027760号は、無線ネットワークの位置基盤サービスを利用した移動端末の位置離脱通報装置およびその方法に関し、位置基盤サービス(LBS)提供部が提供する相手端末の位置情報を周期的に確認し、相手がユーザの設定しておいた一定上の位置から離脱した場合、これをユーザ端末に知らせる構成を開示している。
【0003】
相手に位置情報の提供に対する同意を求める過程において、サーバは、相手にユーザを説明しなければならない。言い換えれば、サーバは、位置情報がどのユーザに提供されるのかを相手に認識させなければならない。
【0004】
さらに、従来技術では、一定の位置のように特定の場所から離脱したことしか感知することができず、多様な条件に応じて設定される多様な位置範囲の離脱は感知することができないという問題がある。例えば、従来技術では、相手が学校を離れたことを感知することはできても、学校から自宅に行く経路範囲を離脱したかは確認することができない。
【0005】
これに加え、従来技術では、ユーザが設定した位置から相手が離れたかということを感知できるだけで、ユーザが設定した位置から離れた場合にこれを他のユーザに知らせることができる方法は存在しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際出願公開第2015/065001号
【特許文献2】米国特許出願公開第2014/0019540号
【特許文献3】米国特許出願公開第2013/0332543号
【特許文献4】米国特許出願公開第2013/0260893号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
メッセージングサービスの人的関係を利用し、第1ユーザによって選択された第2ユーザ(または第2ユーザら)の位置離脱を第1ユーザに通知することにより、ユーザがメッセージングサービスの機能を活用して簡単かつ便利に位置離脱による通知機能を設定することができる、システムおよび方法を提供する。
【0008】
多様な方式によって位置範囲を設定することができるようにサービスすることにより、特定の位置や場所の離脱ではない、多様な条件に応じて設定される多様な位置範囲に対する離脱を感知することができる、システムおよび方法を提供する。
【0009】
設定された位置範囲間の移動を追加でモニタリングし、位置範囲間の移動ではない場合には通知メッセージを提供することにより、正確な通知メッセージを提供することができる、システムおよび方法を提供する。
【0010】
ユーザが設定した位置から離れた場合、これをユーザと人的関係が設定された他のユーザに通知することにより、ユーザの危険を未然に防ぐことができる、システムおよび方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
コンピュータによって実現されるサーバのシステムであって、コンピュータで読み取り可能な命令を格納するメモリ、および前記命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、電子機器のための通信セッションを設定し、前記電子機器間のメッセージを前記通信セッションを介してルーティング(routing)して前記電子機器のユーザ間の人的関係に関する情報を管理するように前記サーバを制御するメッセージングサービス制御部、前記電子機器のうち第1電子機器から時間範囲に関する情報および位置範囲に関する情報を受信するように前記サーバを制御する情報受信制御部、前記人的関係に関する情報に基づいて前記第1電子機器のユーザと人的関係が設定されたユーザに関する情報を前記第1電子機器に送信し、前記人的関係が設定されたユーザのうち前記第1電子機器から選択されたユーザを確認するように前記サーバを制御するユーザ確認制御部、前記時間範囲に関する情報および前記位置範囲に関する情報を、前記第1電子機器のユーザの識別子および前記確認されたユーザの識別子と関連付けてデータベースに格納するように前記サーバを制御する格納制御部、前記データベースに格納された情報に基づいて前記第1電子機器(または前記確認されたユーザの第2電子機器)の位置をモニタリングするように前記サーバを制御する位置モニタリング制御部、および前記データベースに格納された情報に基づいて前記第1電子機器(または前記第2電子機器)が前記時間範囲に該当する時間に前記位置範囲を離れた場合、前記通信セッションを介して前記第2電子機器(または前記第1電子機器)に通知メッセージを送信するように前記サーバを制御するメッセージ送信制御部を備えることを特徴とする、システムを提供する。
【0012】
コンピュータによって実現される方法であって、第1電子機器で駆動するアプリケーションの制御にしたがい、前記第1電子機器で少なくとも1つの他の電子機器とメッセージを送受信するための通信セッションに連結するステップ、前記第1電子機器で前記アプリケーションの制御にしたがい、時間範囲と位置範囲が入力されるためのユーザインタフェースを提供するステップ、前記第1電子機器で前記ユーザインタフェースに入力された情報に基づいて時間範囲に関する情報と位置範囲に関する情報を生成するステップ、前記第1電子機器で前記第1電子機器のユーザとメッセージングサービスで人的関係が設定されたユーザに関する情報を、前記通信セッションを設定したサーバで受信するステップ、前記第1電子機器で前記ユーザのうち前記第1電子機器のユーザの入力によって選択されたユーザを確認するステップ、および前記時間範囲に関する情報、前記位置範囲に関する情報、および前記確認されたユーザに関する情報を前記サーバに送信するステップを含み、前記サーバで前記時間範囲に関する情報および前記位置範囲に関する情報が、前記第1電子機器のユーザの識別子および前記確認されたユーザの識別子と関連付いて前記サーバのデータベースに格納され、前記サーバは、前記データベースに格納された情報に基づいて前記第1電子機器(または前記確認されたユーザの第2電子機器)の位置をモニタリングし、前記第1電子機器(または前記第2電子機器)が前記時間範囲に該当する時間に前記位置範囲を離れた場合、前記通信セッションを介して前記第2電子機器(または前記第1電子機器)に通知メッセージを送信することを特徴とする、コンピュータによって実現される方法を提供する。
【発明の効果】
【0013】
メッセージングサービスの人的関係を利用し、第1ユーザによって選択された第2ユーザ(または第2ユーザら)の位置離脱を第1ユーザに通知することにより、ユーザがメッセージングサービスの機能を活用して簡単かつ便利に位置離脱による通知機能を設定することができる。
【0014】
多様な方式によって位置範囲を設定することができるようにサービスすることにより、特定の位置や場所の離脱ではない、多様な条件に応じて設定される多様な位置範囲に対する離脱を感知することができる。
【0015】
設定された位置範囲間の移動を追加でモニタリングし、位置範囲間の移動ではない場合には通知メッセージを提供することにより、正確な通知メッセージを提供することができる。
【0016】
ユーザが設定した位置から離れた場合、これをユーザと人的関係が設定された他のユーザに通知することにより、ユーザの危険を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことができる構成要素の例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態における、地図イメージを利用して位置範囲を設定する例を示した図である。
図6】本発明の一実施形態における、出発地と目的地を利用して位置範囲を設定する例を示した図である。
図7】本発明の一実施形態における、運送手段の路線を利用して位置範囲を設定する例を示した図である。
図8】本発明の一実施形態における、複数の位置範囲の例を示した図である。
図9】本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことができる構成要素の例を示した図である。
図10】本発明の一実施形態における、電子機器が実行することができる方法の例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。
【0020】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定型端末や移動型端末であってもよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン(smart phone)、携帯電話、ナビゲーション、コンピュータ、ノート型パンコン、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPCなどがある。一例として、電子機器1(110)は、無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信してもよい。
【0021】
通信方式が制限されることはなく、ネットワーク170が含むことができる通信ネットワーク(一例として、移動通信ネットワーク、有線インターネット、無線インターネット、放送ネットワーク)を活用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうち1つ以上の任意のネットワークを含んでもよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター−バスネットワーク、ツリーまたは階層的(hierarchical)ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうち任意の1つ以上を含んでもよいが、これに制限されることはない。
【0022】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピュータ装置または複数のコンピュータ装置によって実現されてもよい。
【0023】
一例として、サーバ160は、ネットワーク170を介して接続した電子機器1(110)にアプリケーションのインストールのためのファイルを提供してもよい。この場合、電子機器1(110)は、サーバ160から提供されたファイルを利用してアプリケーションをインストールしてもよい。また、電子機器1(110)が含むオペレーティングシステム(Operating System:OS)および少なくとも1つのプログラム(一例として、ブラウザや前記インストールされたアプリケーション)の制御にしたがってサーバ150に接続し、サーバ150が提供するサービスやコンテンツの提供を受けてもよい。例えば、電子機器1(110)がアプリケーションの制御にしたがいネットワーク170を介してサービスリクエストメッセージをサーバ150に送信すれば、サーバ150は、サービスリクエストメッセージに対応するコードを電子機器1(110)に送信してもよく、電子機器1(110)は、アプリケーションの制御にしたがってコードに基づいた画面を構成して表示することによってユーザにコンテンツを提供してもよい。他の例として、サーバ150は、メッセージングサービスのための通信セッションを設定し、設定された通信セッションを介して複数の電子機器110、120、130、140間のメッセージの送受信をルーティングしてもよい。
【0024】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。図2では、1つの電子機器に対する例として電子機器1(110)を、1つのサーバに対する例としてサーバ150の内部構成を説明する。他の電子機器120、130、140やサーバ160も、同一または類似の内部構成を備えてもよい。
【0025】
電子機器1(110)とサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでもよい。メモリ211、221は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含んでよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電気機器1(110)にインストールされ駆動するブラウザや上述したアプリケーションなどのためのコード)が格納されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)を利用してメモリ211、221とは別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からロードされてもよい。このような別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を利用してメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてもよい。
【0026】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に格納されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてもよい。
【0027】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器1(110)とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、他の電子機器(一例として、電子機器2(120))または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器1(110)のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に格納されたプログラムコードに基づいて生成したリクエスト(一例として、コンテンツに対するストリーミングサービスリクエスト)が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてもよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器1(110)の通信モジュール213を通じて電子機器1(110)に受信されてもよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信したサーバ150の制御信号や命令などは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてもよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器1(110)がさらに含むことのできる格納媒体に格納されてもよい。
【0028】
入力/出力インタフェース214、224は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってもよい。例えば、入力装置は、キーボードまたはマウスなどの装置を、また出力装置はアプリケーションの通信セッションを表示するためのディスプレイのような装置を含んでもよい。他の例として、入力/出力インタフェース214、224は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。より具体的な例として、電子機器1(110)のプロセッサ212は、メモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器2(120)が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてもよい。
【0029】
また、他の実施形態において、電子機器1(110)およびサーバ150は、図2の構成要素よりもさらに多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器1(110)は、上述した入力/出力装置215のうち少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ(transceiver)、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0030】
図3は、本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことができる構成要素の例を示した図であり、図4は、本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。図3に示すように、サーバ150のプロセッサ222は、メッセージングサービス制御部310、情報受信制御部320、ユーザ確認制御部330、格納制御部340、位置モニタリング制御部350、およびメッセージ送信制御部360を備えてもよい。このようなプロセッサ222の構成要素は、図4の方法が含むステップ410〜470を実行するようにサーバ150を制御してもよく、このような制御のためにメモリ221が含むオペレーティングシステムのコードと少なくとも1つのプログラムのコードを実行するように実現されてもよい。
【0031】
ステップ410で、プロセッサ222は、図4の方法を実行するためのプログラムコードが格納されたアプリケーションのファイルにおいて、格納されたプログラムコード(一例として、コンピュータで読み取り可能な命令に対応するコード)をメモリ221にロードしてもよい。例えば、アプリケーションのファイルを通じてアプリケーションがサーバ150にインストール(install)されてもよく、サーバ150にインストールされたアプリケーションが駆動する場合、プロセッサ222は、ファイルに格納されたプログラムコードをメモリ221にロードしてもよい。このとき、プロセッサ222が含むメッセージングサービス制御部310、情報受信制御部320、ユーザ確認制御部330、格納制御部340、位置モニタリング制御部350、およびメッセージ送信制御部360それぞれは、メモリ221にロードされたプログラムコードの対応する部分を実行し、以後にステップ420〜470を実行するように実現されてもよい。以下で、プロセッサ222の構成要素がサーバ150を制御するということは、プロセッサ222がサーバ150の他の構成要素を制御するものと理解してもよい。例えば、プロセッサ222は、サーバ150が含む通信モジュール223を制御することによってサーバ150が他のサーバ160や電子機器とデータを送受信するようにサーバ150を制御してもよい。
【0032】
ステップ420で、メッセージングサービス制御部310は、電子機器のための通信セッションを設定し、電子機器間のメッセージを通信セッションを介してルーティングして電子機器のユーザ間の人的関係に関する情報を管理するようにサーバ150を制御してもよい。例えば、通信セッションは、メッセージングサービスのチャットルームに対応してもよく、人的関係は、メッセージングサービスでの友達関係に対応してもよい。この場合、メッセージングサービス制御部310は、メッセージングサービスにおける友達関係の管理、チャットルームの生成、および生成されたチャットルームでのメッセージ送受信の管理などを処理するようにサーバ150を制御してもよい。
【0033】
ステップ430で、情報受信制御部320は、電子機器のうち第1電子機器から時間範囲に関する情報および位置範囲に関する情報を受信するようにサーバ150を制御してもよい。例えば、第1電子機器では、メッセージングサービスと関連するアプリケーションを通じて時間範囲と位置範囲を設定することができるユーザインタフェースが提供されてもよい。ユーザがユーザインタフェースを利用しながら多様な方法によって時間範囲と位置範囲を設定すれば、第1電子機器は、アプリケーションの制御にしたがい、設定された時間範囲に関する情報と位置範囲に関する情報とをサーバ150に送信してもよい。このとき、情報受信制御部320は、第1電子機器から送信された情報を受信するようにサーバ150を制御してもよい。
【0034】
ステップ440で、ユーザ確認制御部330は、人的関係に関する情報に基づき、第1電子機器のユーザと人的関係が設定されたユーザに関する情報を第1電子機器に送信し、人的関係が設定されたユーザのうち第1電子機器から選択されたユーザを確認するようにサーバ150を制御してもよい。選択されたユーザは、メッセージングサービスを通じて自分と人的関係が設定された第1電子機器のユーザと共にサービスの提供が受けられるということを容易に把握することができ、別のサービスに加入する必要なくサービスの提供を受けることができるようになる。
【0035】
ステップ450で、格納制御部340は、時間範囲に関する情報および位置範囲に関する情報を、第1電子機器のユーザの識別子および確認されたユーザの識別子と関連付けてデータベースに格納するようにサーバ150を制御してもよい。データベースは、サーバ150に含まれるように実現されてもよいし、サーバ150とは別のシステムに実現され、サーバ150とは別のシステム間の通信によってサーバ150がデータベースにアクセスしてもよい。サーバ150は、このようなデータベースに格納された情報を利用することにより、時間範囲と位置範囲を設定した第1電子機器のユーザ、そして第1電子機器のユーザによって選択された第2電子機器のユーザを把握してもよい。
【0036】
ステップ460で、位置モニタリング制御部350は、データベースに格納された情報に基づいて第1電子機器(または確認されたユーザの第2電子機器)の位置をモニタリングするようにサーバ150を制御してもよい。
【0037】
ステップ470で、メッセージ送信制御部360は、データベースに格納された情報に基づいて第1電子機器(または第2電子機器)が時間範囲に該当する時間に位置範囲を離れた場合、通信セッションを介して第2電子機器(または第1電子機器)に通知メッセージを送信するようにサーバ150を制御してもよい。
【0038】
例えば、位置モニタリング制御部350は、第1電子機器の位置をモニタリングしてもよく、第1電子機器が時間範囲に該当する時間に位置範囲を離れたか否かを判断してもよい。このとき、メッセージ送信制御部360は、第1電子機器が位置範囲から離れたと判断した場合、通信セッションを介して第2電子機器に通知メッセージを送信してもよい。一例として、第1電子機器のユーザに拉致のような危険な状況が発生して第1電子機器が通常の位置範囲から離れた場合、予め設定した第1電子機器のユーザの友達に自動で通知メッセージが送信されてもよい。
【0039】
他の例として、位置モニタリング制御部350は、第2電子機器の位置をモニタリングしてもよく、第2電子機器が時間範囲に該当する時間に位置範囲を離れたか否かを判断してもよい。このとき、メッセージ送信制御部360は、第2電子機器が位置範囲から離れたと判断した場合、通信セッションを介して第1電子機器に通知メッセージを送信してもよい。一例として、第1電子機器のユーザは、第1電子機器のユーザが指定した第2電子機器のユーザが、第1電子機器のユーザが設定した時間範囲に位置範囲から離れたか否かを知ることができるようになる。
【0040】
このように、本発明の実施形態によると、メッセージングサービスの人的関係を利用し、第1ユーザによって選択された第2ユーザ(または第2ユーザら)の位置離脱を第1ユーザに通知することにより、ユーザがメッセージングサービスの機能を活用して簡単かつ便利に位置離脱による通知機能を設定することができる。さらに、ユーザが設定した位置から離れた場合、これをユーザと人的関係が設定された他のユーザに通知することにより、ユーザの危険を未然に防ぐことができる。
【0041】
以下では、位置範囲を設定する多様な方法について説明する。
【0042】
一実施形態として、第1電子機器は、第1電子機器で駆動するアプリケーションの制御にしたがい、位置範囲を設定するためのユーザインタフェースを第1電子機器のユーザに提供してもよい。このとき、第1電子機器は、地図イメージを画面に表示してもよく、第1電子機器のユーザは、提供されたユーザインタフェースを利用して地図イメージ上に所望の範囲を設定してもよい。この場合、位置範囲は、第1電子機器の画面に表示された地図イメージに対する第1電子機器のユーザの入力にしたがい、地図イメージ上に設定された範囲を含んでもよい。より具体的な例として、ユーザインタフェースは、地図イメージに位置範囲の境界を引くための描画ツールを含んでもよい。他の例として、第1電子機器の画面は、タッチスクリーン画面を含んでもよく、地図イメージ上に設定された範囲は、タッチスクリーン画面に対するユーザのタッチジェスチャによって設定される範囲を含んでもよい。ユーザが地図イメージ上にタッチ&ドラッグイベントによって円を描いたとすると、この円を境界とした位置範囲に関する情報が生成されてもよい。このように、ユーザは、地図イメージ上で自分が望む多様な範囲を設定することができる。
【0043】
図5は、本発明の一実施形態における、地図イメージを利用して位置範囲を設定する例を示した図である。図5の画面500は、ユーザが第1電子機器のタッチスクリーン画面に表示された地図イメージにタッチ&ドラッグジェスチャによって線を引いた様子を示している。ここで、引かれた線によって1つの範囲が設定されれば、該当の範囲を境界とする地図イメージ上の範囲が位置範囲として設定されてもよい。例えば、第1電子機器は、アプリケーションの制御にしたがい、ユーザに設定された位置の地図イメージをタッチスクリーン画面に表示してもよい。また、第1電子機器は、タッチスクリーンに入力される座標に基づいて地図イメージ上に線を表示してもよく、線によって1つの範囲が設定されたか否かを判断し、設定された1つの範囲と地図イメージ上の対応する位置(一例として、GPS座標)を利用して位置範囲を設定してもよい。
【0044】
サーバ150は、第1電子機器(または第2電子機器)の位置をモニタリングし、第1電子機器(または第2電子機器)が設定された位置範囲を離れた場合、第2電子機器(または第1電子機器)に通知メッセージを送信してもよい。
【0045】
位置範囲を設定するための他の実施形態として、位置範囲は、第1電子機器で設定される出発地から目的地までの間の少なくとも1つの経路に対する位置範囲を含んでもよい。このために、第1電子機器は、出発地と目的地を設定するためのユーザインタフェースを提供し、ユーザインタフェースで設定された出発地から目的地までの間の少なくとも1つの経路に対する位置範囲に関する情報を生成してもよい。
【0046】
図6は、本発明の一実施形態における、出発地と目的地を利用して位置範囲を設定する例を示した図である。図6の画面600は、第1電子機器の画面例であって、ユーザによって設定された出発地から目的地までの経路の1つを示している。ここで、第1電子機器は、表示された経路に基づいて位置範囲に関する情報を生成してもよい。例えば、画面600に表示された点線範囲610は、出発地から目的地までの経路を含むように第1電子機器によって設定された範囲であって、第1電子機器は、設定された範囲と地図イメージ上の対応する位置を利用して位置範囲を設定してもよい。より具体的な例として、第1電子機器は、経路上の座標から一定の距離以内の座標がすべて含まれるように位置範囲を設定してもよい。例えば、第2電子機器のユーザがタクシーなどの車両を利用して出発地から目的地まで移動する場合、サーバ150は、第2電子機器が出発地から目的地までの経路に沿って移動しているか否かをモニタリングしてもよい。第2電子機器が位置範囲を離れた場合、サーバ150は、第2電子機器が出発地から目的地までの経路から離脱したと把握してもよく、第1電子機器に通知メッセージを送信してもよい。
【0047】
位置範囲を設定するためのさらに他の実施形態として、位置範囲は、第1電子機器で選択された運送手段の路線に対する位置範囲を含んでもよい。例えば、第1電子機器は、運送手段別の路線を選択することのできるユーザインタフェースをユーザに提供してもよい。また、第1電子機器は、ユーザインタフェースで選択された運送手段の路線に対して位置範囲に関する情報を生成してもよい。
【0048】
図7は、本発明の一実施形態における、運送手段の路線を利用して位置範囲を設定する例を示した図である。図7の画面700は、第1電子機器のユーザによって選択された運送手段1の路線710を簡略化して表示した例を示している。実際には、路線710は、地図イメージ上に表示されてもよい。さらに、バスの場合には停留所情報が、地下鉄の場合には駅情報が共に表示されてもよい。ここで、第1電子機器は、選択された路線710の全体または路線710の特定区間に対して位置範囲を設定してもよい。図7の画面700において、点線範囲は、路線710の特定区間(一例として、A駅からB駅までの区間)に対して設定された位置範囲を示してもよい。より具体的に、第1電子機器は、設定された範囲を境界とする地図イメージ上の位置を利用して位置範囲を設定してもよい。
【0049】
1人のユーザに対する移動経路をすべて位置範囲として設定するには困難がある。以下では、複数の位置範囲に対し、電子機器が1つの位置範囲から他の位置範囲に移動する場合には、位置範囲を離れたとしても通知メッセージを送信せず、1つの位置範囲から離れて他の位置範囲に移動しないと判断された場合には、通知メッセージを送信するという実施形態について説明する。
【0050】
例えば、位置範囲は、第1位置範囲および第2位置範囲を含んでもよい。このとき、位置モニタリング制御部350は、時間範囲に該当する時間に第1位置範囲を離れた第1電子機器(または前記第2電子機器)が第2位置範囲に移動するか否かを決めるようにサーバ150を制御してもよい。また、メッセージ送信制御部360は、第1電子機器(または第2電子機器)が第2位置範囲に移動しないと決まった場合、第2電子機器(または第1電子機器)に通知メッセージを送信するようにサーバ150を制御してもよい。
【0051】
図8は、本発明の一実施形態における、複数の位置範囲の例を示した図である。図8は、地図イメージ800上に設定された第1位置範囲810および第2位置範囲820の例を簡略化して示している。ここで、第1位置範囲810内に位置した電子機器830が第1位置範囲810を離れたと仮定しよう。このとき、サーバ150は、電子機器830が第1位置範囲810を離れて第2位置範囲820に移動するか否かを決めてもよい。例えば、サーバ150は、電子機器830の移動経路を分析して以後の経路を予測してもよく、予測経路に基づいて電子機器830が第2位置範囲820に移動しているか否かを決めてもよい。
【0052】
ここで、サーバ150は、電子機器830が第2位置範囲820に移動していると決まった場合には、第1位置範囲810を離脱したことによる通知メッセージを送信しなくてもよい。これとは反対に、サーバ150は、電子機器830が第2位置範囲820に移動していないと決まった場合には、第1位置範囲810を離脱したことによる通知メッセージを予め設定した他の電子機器(図示せず)に送信してもよい。
【0053】
図9は、本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことができる構成要素の例を示した図であり、図10は、本発明の一実施形態における、電子機器が実行することができる方法の例を示したフローチャートである。本実施形態に係る電子機器1(110)は、図3および図4を参照しながら説明した第1電子機器に対応してもよい。
【0054】
図9に示すように、電子機器1(110)のプロセッサ212は、通信セッション連結制御部910、ユーザインタフェース提供制御部920、範囲情報生成部930、ユーザ情報受信制御部940、ユーザ確認部950、および情報送信制御部960を備えてもよい。このようなプロセッサ212の構成要素は、図10の方法が含むステップ1010〜1070を実行するように電子機器1(110)を制御してもよく、このような制御のために電子機器1(110)のメモリ211が含むオペレーティングシステムと少なくとも1つのプログラムコードを実行するように実現されてもよい。ここで、少なくとも1つのプログラムコードは、電子機器1(110)にインストールおよび駆動されて電子機器1(110)にサーバ(一例として、サーバ150)のサービスを提供するアプリケーションのコードを含んでもよい。このようなアプリケーションは、電子機器1(110)にインストールおよび駆動されたアプリケーションと同じであってもよい。
【0055】
ステップ1010で、プロセッサ212は、図10の方法を実行するためのプログラムコードが格納されたアプリケーションのファイルにおいて、格納されたプログラムコード(一例として、コンピュータで読み取り可能な命令に対応するコード)をメモリ211にロードしてもよい。例えば、アプリケーションのファイルを通じてアプリケーションが電子機器1(110)にインストール(install)されてもよく、電子機器1(110)にインストールされたアプリケーションが駆動する場合、プロセッサ212は、ファイルに格納されたプログラムコードをメモリ211にロードしてもよい。このとき、プロセッサ212が備える通信セッション連結制御部910、ユーザインタフェース提供制御部920、範囲情報生成部930、ユーザ情報受信制御部940、ユーザ確認部950、および情報送信制御部960それぞれは、メモリ211にロードされたプログラムコードの対応する部分を実行し、以後にステップ1020〜1070を実行するように実現されてもよい。以下では、プロセッサ212の構成要素が電子機器1(110)を制御するということは、プロセッサ212が電子機器1(110)の他の構成要素を制御するものと理解されてもよい。例えば、プロセッサ212は、電子機器1(110)が含む通信モジュール213を制御して電子機器1(110)がサーバ150や電子機器とデータを送受信するように電子機器1(110)を制御してもよい。
【0056】
ステップ1020で、通信セッション連結制御部910は、電子機器1(110)で駆動するアプリケーションの制御にしたがい、少なくとも1つの他の電子機器とメッセージを送受信するための通信セッションに連結するように電子機器1(110)を制御してもよい。
【0057】
ステップ1030で、ユーザインタフェース提供制御部920は、アプリケーションの制御にしたがい、時間範囲と位置範囲が入力されるためのユーザインタフェースを提供するように電子機器1(110)を制御してもよい。
【0058】
ステップ1040で、範囲情報生成部930は、ユーザインタフェースに入力された情報に基づいて時間範囲に関する情報と位置範囲に関する情報を生成してもよい。
【0059】
例えば、ユーザインタフェース提供制御部920は、ステップ1030で、地図イメージを電子機器1(110)の画面に表示するように電子機器1(110)を制御してもよい。このとき、範囲情報生成部930は、ステップ1040で、画面に表示された地図イメージに対する電子機器1(110)のユーザの入力にしたがい、地図イメージ上に設定される範囲に関する情報を位置範囲に関する情報として生成してもよい。より具体的な例として、電子機器1(110)の画面は、タッチスクリーン画面を含んでもよい。この場合、範囲情報生成部930は、タッチスクリーン画面に対するユーザのタッチジェスチャによって設定される範囲を認識して地図イメージ上の範囲を設定してもよい。
【0060】
他の例として、ユーザインタフェース提供制御部920は、ステップ1030で、出発地と目的地を設定するためのユーザインタフェースを提供するように電子機器1(110)を制御してもよい。このとき、範囲情報生成部930は、ステップ1040で、ユーザインタフェースで設定された出発地から目的地までの間の少なくとも1つの経路に基づいて位置範囲に関する情報を生成してもよい。
【0061】
さらに他の例として、ユーザインタフェース提供制御部920は、ステップ1030で、運送手段別の路線を選択するためのユーザインタフェースを提供するように電子機器1(110)を制御してもよい。このとき、範囲情報生成部930は、ステップ1040で、ユーザインタフェースで選択された運送手段の路線に対して位置範囲に関する情報を生成してもよい。
【0062】
ステップ1050で、ユーザ情報受信制御部940は、電子機器1(110)のユーザとメッセージングサービスで人的関係が設定されたユーザに関する情報を、通信セッションを設定したサーバで受信するように電子機器1(110)を制御してもよい。
【0063】
ステップ1060で、ユーザ確認部950は、ユーザのうち電子機器1(110)のユーザの入力によって選択されたユーザを確認してもよい。
【0064】
ステップ1070で、情報送信制御部960は、時間範囲に関する情報、位置範囲に関する情報、および確認されたユーザに関する情報をサーバに送信するように電子機器1(110)を制御してもよい。
【0065】
このとき、サーバにおいて、時間範囲に関する情報および位置範囲に関する情報が電子機器1(110)のユーザの識別子および確認されたユーザの識別子と関連付いてサーバのデータベースに格納されてもよい。また、サーバは、データベースに格納された情報に基づいて電子機器1(110)(または確認されたユーザの電子機器(一例として、電子機器2(120))の位置をモニタリングし、電子機器1(110)(または電子機器2(120))が時間範囲に該当する時間に位置範囲を離れた場合、通信セッションを介して電子機器2(120)(または電子機器1(110))に通知メッセージを送信してもよい。
【0066】
他の実施形態において、位置範囲は、第1位置範囲および第2位置範囲のように複数の位置範囲を含んでもよい。この場合、サーバは、時間範囲に該当する時間に第1位置範囲を離れた電子機器1(110)(または電子機器2(120))が第2位置範囲に移動するか否かを決め、電子機器1(110)(または電子機器2(120))が第2位置範囲に移動しないと決まった場合に、電子機器2(120)(または電子機器1(110))に通知メッセージを送信してもよい。
【0067】
図9および図10で省略した内容は、図1図8を参照してもよい。
【0068】
このように、本発明の実施形態によれば、メッセージングサービスの人的関係を利用し、第1ユーザによって選択された第2ユーザ(または第2ユーザら)の位置離脱を第1ユーザに通知することにより、ユーザがメッセージングサービスの機能を活用して簡単かつ便利に位置離脱による通知機能を設定することができ、多様な方式によって位置範囲を設定できるようにサービスすることにより、特定の位置や場所からの離脱ではない、多様な条件に応じて設定される多様な位置範囲に対する離脱を感知することができる。さらに、本発明の実施形態によれば、設定された位置範囲間の移動を追加でモニタリングし、位置範囲間の移動ではない場合に通知メッセージを提供することによって、より正確な通知メッセージを提供することができ、ユーザが設定した位置から離れた場合、これをユーザと人的関係が設定された他のユーザに通知することによってユーザの危険を未然に防ぐことができる。
【0069】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態で説明した装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてもよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)および前記OS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素(processing element)および/または複数種類の処理要素を含んでもよいということが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0070】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望の動作をするように処理装置を構成したり、独立的または集合的に(collectively)処理装置に命令してもよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供するために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ格納媒体または装置、または送信される信号波(signal wave)に永久的または一時的に具現化(embody)されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0071】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア当業者に公知の使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同じである。
【0072】
以上のように、実施形態を限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能である。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、および/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0073】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【0074】
以下、本願により教示される手段を例示的に列挙する。
【0075】
(付記1)
コンピュータによって実現されるサーバのシステムであって、
コンピュータで読み取り可能な命令を格納するメモリ、および
前記命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
電子機器のための通信セッションを設定し、前記電子機器間のメッセージを前記通信セッションを介してルーティングして前記電子機器のユーザ間の人的関係に関する情報を管理するように前記サーバを制御するメッセージングサービス制御部、
前記電子機器のうち第1電子機器から時間範囲に関する情報および位置範囲に関する情報を受信するように前記サーバを制御する情報受信制御部、
前記人的関係に関する情報に基づいて前記第1電子機器のユーザと人的関係が設定されたユーザに関する情報を前記第1電子機器に送信し、前記人的関係が設定されたユーザのうち前記第1電子機器から選択されたユーザを確認するように前記サーバを制御するユーザ確認制御部、
前記時間範囲に関する情報および前記位置範囲に関する情報を、前記第1電子機器のユーザの識別子および前記確認されたユーザの識別子と関連付けてデータベースに格納するように前記サーバを制御する格納制御部、
前記データベースに格納された情報に基づいて前記第1電子機器または前記確認されたユーザの第2電子機器の位置をモニタリングするように前記サーバを制御する位置モニタリング制御部、および
前記データベースに格納された情報に基づいて前記第1電子機器または前記第2電子機器が前記時間範囲に該当する時間に前記位置範囲を離れた場合、前記通信セッションを介して前記第2電子機器または前記第1電子機器に通知メッセージを送信するように前記サーバを制御するメッセージ送信制御部
を備えることを特徴とする、システム。
【0076】
(付記2)
前記位置範囲は、前記第1電子機器の画面に表示された地図イメージに対する前記第1電子機器のユーザの入力に応じて前記地図イメージ上に設定された位置範囲を含むことを特徴とする、付記1に記載のシステム。
【0077】
(付記3)
前記第1電子機器の画面は、タッチスクリーン画面を含み、
前記地図イメージ上に設定された位置範囲は、前記タッチスクリーン画面に対する前記ユーザのタッチによって設定される位置範囲を含むことを特徴とする、付記2に記載のシステム。
【0078】
(付記4)
前記位置範囲は、前記第1電子機器で設定される出発地から目的地までの間の少なくとも1つの経路に対する位置範囲を含むことを特徴とする、付記1に記載のシステム。
【0079】
(付記5)
前記位置範囲は、前記第1電子機器で選択された運送手段の路線に対する位置範囲を含むことを特徴とする、付記1に記載のシステム。
【0080】
(付記6)
前記位置範囲は、第1位置範囲および第2位置範囲を含み、
前記位置モニタリング制御部は、
前記時間範囲に該当する時間に前記第1位置範囲を離れた前記第1電子機器または前記第2電子機器が前記第2位置範囲に移動するか否かを判定するように前記サーバを制御し、
前記メッセージ送信制御部は、
前記第1電子機器または前記第2電子機器が前記第2位置範囲に移動しないと判定された場合、前記第2電子機器または前記第1電子機器に前記通知メッセージを送信するように前記サーバを制御することを特徴とする、付記1に記載のシステム。
【0081】
(付記7)
コンピュータによって実現される方法であって、
第1電子機器で駆動するアプリケーションの制御にしたがい、前記第1電子機器で少なくとも1つの他の電子機器とメッセージを送受信するための通信セッションに連結するステップ、
前記第1電子機器で前記アプリケーションの制御にしたがい、時間範囲と位置範囲が入力されるためのユーザインタフェースを提供するステップ、
前記第1電子機器で前記ユーザインタフェースに入力された情報に基づいて時間範囲に関する情報と位置範囲に関する情報を生成するステップ、
前記第1電子機器で前記第1電子機器のユーザとメッセージングサービスで人的関係が設定されたユーザに関する情報を、前記通信セッションを設定したサーバで受信するステップ、
前記第1電子機器で前記ユーザのうち前記第1電子機器のユーザの入力によって選択されたユーザを確認するステップ、および
前記時間範囲に関する情報、前記位置範囲に関する情報、および前記確認されたユーザに関する情報を前記サーバに送信するステップ
を含み、
前記サーバで前記時間範囲に関する情報および前記位置範囲に関する情報が、前記第1電子機器のユーザの識別子および前記確認されたユーザの識別子と関連付いて前記サーバのデータベースに格納され、
前記サーバは、前記データベースに格納された情報に基づいて前記第1電子機器または前記確認されたユーザの第2電子機器の位置をモニタリングし、前記第1電子機器または前記第2電子機器が前記時間範囲に該当する時間に前記位置範囲を離れた場合、前記通信セッションを介して前記第2電子機器または前記第1電子機器に通知メッセージを送信することを特徴とする、コンピュータによって実現される方法。
【0082】
(付記8)
前記ユーザインタフェースを提供するステップは、
地図イメージを前記第1電子機器の画面に表示し、
前記生成するステップは、
前記画面に表示された地図イメージに対する前記第1電子機器のユーザの入力に応じて前記地図イメージ上に設定される範囲に関する情報を前記位置範囲に関する情報として生成することを特徴とする、付記7に記載のコンピュータによって実現される方法。
【0083】
(付記9)
前記第1電子機器の画面は、タッチスクリーン画面を含み、
前記生成するステップは、
前記タッチスクリーン画面に対する前記ユーザのタッチによって設定される範囲を認識して前記地図イメージ上の範囲を設定することを特徴とする、付記8に記載のコンピュータによって実現される方法。
【0084】
(付記10)
前記ユーザインタフェースを提供するステップは、
出発地と目的地を設定するためのユーザインタフェースを提供し、
前記生成するステップは、
前記ユーザインタフェースに設定された前記出発地から前記目的地までの間の少なくとも1つの経路に基づいて位置範囲に関する情報を生成することを特徴とする、付記7に記載のコンピュータによって実現される方法。
【0085】
(付記11)
前記ユーザインタフェースを提供するステップは、
運送手段別路線を選択するためのユーザインタフェースを提供し、
前記生成するステップは、
前記ユーザインタフェースから選択された運送手段の路線に対して位置範囲に関する情報を生成することを特徴とする、付記7に記載のコンピュータによって実現される方法。
【0086】
(付記12)
前記位置範囲は、第1位置範囲および第2位置範囲を含み、
前記サーバは、前記時間範囲に該当する時間に前記第1位置範囲を離れた前記第1電子機器または前記第2電子機器が前記第2位置範囲に移動するか否かを判定し、前記第1電子機器または前記第2電子機器が前記第2位置範囲に移動しないと判定された場合、前記第2電子機器または前記第1電子機器に前記通知メッセージを送信することを特徴とする、付記7に記載のコンピュータによって実現される方法。
【0087】
(付記13)
付記7〜12のいずれか一項に記載の方法をシステムのコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【0088】
(付記14)
付記13に記載のコンピュータプログラムが記録されている記録媒体。
【符号の説明】
【0089】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10